JP2003155110A - 部品供給装置 - Google Patents

部品供給装置

Info

Publication number
JP2003155110A
JP2003155110A JP2001352087A JP2001352087A JP2003155110A JP 2003155110 A JP2003155110 A JP 2003155110A JP 2001352087 A JP2001352087 A JP 2001352087A JP 2001352087 A JP2001352087 A JP 2001352087A JP 2003155110 A JP2003155110 A JP 2003155110A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
parts
supply device
path
storage part
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001352087A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Murakado
博 村角
Yukihiro Umehara
幸浩 梅原
Osamu Kawabe
修 川辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Seiko Co Ltd
Original Assignee
Nitto Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Seiko Co Ltd filed Critical Nitto Seiko Co Ltd
Priority to JP2001352087A priority Critical patent/JP2003155110A/ja
Publication of JP2003155110A publication Critical patent/JP2003155110A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feeding Of Articles To Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】作業機械への部品の供給を正確で安定したもの
と成し得る部品供給装置の提供。 【解決手段】本発明は、ねじ等の部品を複数貯留可能な
ドラムホッパ9と、このドラムホッパ9から供給される
部品を支持可能なよう所定の間隔で平行にかつ所定角度
傾斜して配置され、モータ3の駆動を受けて回転するこ
とにより支持した部品を搬送可能なローラシャフト1
5,15と、このローラシャフト15,15に連設さ
れ、円周面に部品を嵌合支持可能にする螺旋溝17a,
18aが形成されたピッチ調整シャフト17,18とを
備えている。ローラシャフトに支持されて搬送された部
品は、ピッチ調整シャフト17,18の螺旋溝17a,
18aに嵌合支持され、ピッチ調整シャフトが回転する
ことで螺旋溝に沿って搬送される。これにより、ピッチ
調整シャフト上に設けられる部品の離脱位置まで部品同
士の間隔を所定の間隔にして搬送することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ねじ、リベット、
釘等の各種部品を整列搬送して供給する部品供給装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ねじ、リベット、釘等の各種部品
を供給するための装置としては、特開昭52−2907
8号公報に示される供給装置が知られている。この供給
装置は、所定の間隔を置いて平行にかつ所定角度傾斜し
て配置した2本の円柱を相反する方向に回転させ、この
円柱に供給された部品を円柱同士の隙間部分に懸架支持
して整列搬送するように構成されている。同公報に示さ
れる供給装置では、特に各円柱をそれぞれ3分割構造と
し、各部の回転数を異ならせることで、円柱に正しい姿
勢で支持されていない部品の姿勢を正した後、部品同士
の間隔を詰め、これらを密接させて整列搬送することが
できるようになっている。また、円柱の下流側には断面
円弧状を成す切り欠き部が全周に形成されており、円柱
の回転により間隔を詰めて整列搬送されてきた部品は、
この切り欠き部から落下して次段の作業機械へ供給され
るようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】通常、前述のような供
給装置から部品の供給を受ける作業機械には、この作業
機械が行う作業に必要な数の部品を必要に応じて供給す
る必要がある。従って、前述のような円柱による搬送形
式を採る供給装置においては、部品が切り欠き部から落
下する度に円柱を回転駆動しているモータを停止し、部
品の搬送を一時停止する制御が行われるのが一般的であ
る。しかし、上記従来の供給装置においては、切り欠き
部に近付いた部品が円柱の回転数の作用により密接した
状態になっているため、切り欠き部から落下した部品に
連なって後続の部品も落下してしまい、作業機械に必要
以上の部品が供給されてしまう不具合が発生する。ま
た、上記供給装置では、円柱の各部の回転数を異ならせ
ることで、搬送中の部品の間隔を一旦広げ、これにより
円柱に正しく支持された部品の上に横倒しになっている
ような部品を円柱に正しく支持しようとしているが、円
柱には様々な姿勢で部品が供給されるため、これだけで
は部品の姿勢を正すことができないのが実状である。ま
た、上述の円柱による搬送形式を採る供給装置に限ら
ず、整列搬送した部品が所定位置に達すると落下するよ
うに構成した供給装置(例えば、特開昭61−7135
号公報に示された従来例を参照)に言えることである
が、こういった装置で頭付き棒状の部品を搬送供給する
場合、落下位置において部品の姿勢が反転してしまう問
題が発生する。すなわち、一般に頭付き棒状の部品は、
円柱または搬送レール等の搬送手段に頭部を支持されて
棒状部を垂下させた、所謂首吊り姿勢で搬送されること
が多いのであるが、この姿勢で落下位置に達すると、部
品の重心が頭部寄りにあるため、搬送手段から離れる過
程で頭部が先行して反転しまうのである。さらに、上記
従来の供給装置においては、供給する部品の形状に合わ
せて円柱の間隔調整、円柱の回転数調整等、各部の調整
を行わなければならず、部品の変更にともなう供給装置
の段取り換えが面倒である等の問題も発生している。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題に鑑
みて創成されたものであり、部品を複数貯留可能な部品
貯留部と、この部品貯留部から供給される部品を整列搬
送するとともに搬送する部品同士の間隔を所定の間隔に
設定する搬送路と、この搬送路を搬送される部品を作業
機械に送出する部品送出部とを備えていることを特徴と
するものである。また、本発明は、部品を複数貯留可能
な部品貯留部と、この部品貯留部から供給される部品を
支持可能なよう所定の間隔で平行にかつ所定角度傾斜し
て配置され、回転駆動源の駆動を受けて回転することに
より支持した部品を搬送可能なローラシャフトと、この
ローラシャフトに連設され、周面部に部品を嵌合支持可
能にする螺旋溝が形成されたピッチ調整シャフトとを備
えていることを特徴とするものでもある。この場合、前
記ピッチ調整シャフトは、回転駆動源の駆動を受けてロ
ーラシャフトとは別個に回転可能に構成されることが望
ましい。さらに、本発明は、部品を複数貯留可能な部品
貯留部と、この部品貯留部から供給される部品を整列搬
送する搬送路とを備えた部品供給装置において、前記搬
送路を搬送される部品の内、搬送路上に正しい姿勢で支
持されていない部品を排除可能なブラシを設けたことを
特徴とするものでもある。この場合、前記ブラシは搬送
路を囲んで設けられ、搬送路上を順次通過するように回
転動作するものであることが望ましく、また、搬送路に
正しい姿勢で支持されている部品の通過のみを許容する
切り抜きが形成されたゲート部材をブラシよりも部品の
搬送方向下流側であって当該ブラシに連接する位置に設
けてもよい。さらに、本発明は、頭付き棒状の部品を複
数貯留可能な部品貯留部と、この部品貯留部から供給さ
れる部品の頭部を支持して整列搬送する搬送路と、この
搬送路を搬送される部品を作業機械に送出する部品送出
部とを備えた部品供給装置において、前記部品送出部
は、搬送路から離脱して落下する部品が進入可能な案内
路を有し、この案内路は搬送路から離脱する時に頭部か
ら倒れ込んで反転しようとする部品を反転前に受け止め
得るよう斜め下方に傾斜して設けられていることを特徴
とするものでもある。また、本発明は、機台に設けられ
部品を複数貯留可能な部品貯留部と、この部品貯留部か
ら供給される部品を整列搬送する搬送路と、この搬送路
を搬送される部品を作業機械に送出する部品送出部とを
備えた部品供給装置において、部品に合わせて前記搬送
路と部品送出部とを支持部材に支持して成る搬送ユニッ
トを設けるとともに、前記機台には搬送ユニットの前記
支持部材を着脱可能に保持するクランプを設けたことを
特徴とするものでもある。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
乃至図11に基づいて説明する。なお、この発明の実施
の形態においては、部品の一例としてねじSを挙げ、こ
れを供給する部品供給装置について説明することとす
る。図1乃至図3において、1は部品供給装置であり、
機台2に取り付けた回転駆動源の一例であるモータ3を
有し、このモータ3の出力軸3aには、主動プーリ4が
一体に回転するように取り付けられている。
【0006】また、前記機台2上にはブラケットおよび
軸受を介して伝達ドラム5が回転自在に配置されてい
る。この伝達ドラム5は、回転中心にテーパ穴5aが貫
通形成された中空状を成すものであり、この伝達ドラム
5の外周には従動プーリ6が一体に回転するように固定
されている。この従動プーリ6には、前記主動プーリ4
に巻き掛けられる無端ベルトB1が巻き掛けられてお
り、モータ3の駆動による主動プーリ4の回転が従動プ
ーリ6に伝達されるように構成されている。また、従動
プーリ6には、伝達ドラム5のテーパ穴5aの小径側開
口に連通する穴7aが形成されたブラシ保持プレート7
が一体に回転するよう連結されており、このブラシ保持
プレート7には、図4に示すように複数のブラシ8・・
・が穴7aの中心(回転中心)に向かって放射状に配置
されている。
【0007】また、前記伝達ドラム5には、テーパ穴5
aの大径側開口に連通して中空円筒状のドラムホッパ9
が一体に回転可能に連結されている。このドラムホッパ
9は、円周壁面を透明のアクリル板で構成して内部を視
認可能にしてあり、この円周壁面の内周面には、図5に
示すように複数の掬い羽根10・・が回転中心に向かっ
て放射状に取り付けられている。また、ドラムホッパ9
の後部には、蓋部11が一体に連結されており、この蓋
部11によってドラムホッパ9後部開口端が閉鎖され、
ドラムホッパ9内にねじを複数貯留できるように構成さ
れている。この蓋部11は、その上半分が図1一点鎖線
で示したように開閉するように構成されており、ここを
開けてドラムホッパ9内にねじを投入することができ
る。また、この蓋部11には、その中心部にプーリ12
が一体に回転するように固定されている。本実施の形態
では、以上に述べた伝達ドラム6、ブラシ保持プレート
7、ドラムホッパ9および蓋部11によってドラム状の
中空回転体が構成され、この内部に複数のねじを貯留す
ることが可能となっており、これらによって部品貯留部
が構成されている。
【0008】一方、前記機台2上にはクランプ13が設
けられている。このクランプ13は、図6に示すよう
に、機台2に固定された台座13aにクランプ爪13b
を回動可能に軸支するとともに、このクランプ爪13b
を台座13aに螺合したクランプねじ13cで締付け可
能に構成したものであり、台座13aのクランプ爪13
bに対向する面の所定位置には、断面V字様の位置決め
溝13dが前後に渡って所定角度傾斜して形成されてい
る。また、前記台座13aには、後記スライド部材を操
作するためのエアシリンダ13eが取り付けられてい
る。なお、前記クランプねじ13cは作業者が手で容易
に操作できるよう、端部にグリップが付いたものが採用
されている。
【0009】前記クランプ13には支持部材の一例であ
る支持シャフト14がクランプ保持されている。すなわ
ち、支持シャフト14は台座13aの位置決め溝13d
に沿って所定角度傾斜して配置されており、この状態で
クランプねじ13cを締め、台座13aとクランプ爪1
3bとによって挟持してある。この支持シャフト14
は、前記ブラシ保持プレート7の穴7a、伝達ドラム5
のテーパ穴5aを通じてドラムホッパ9内に延びてお
り、その端部にはブラケット14aが取り付けられてい
る。このブラケット14aには、支持シャフト14と同
方向に斜めに延びる2本のローラシャフト15,15が
軸受を介して回転可能に支持されている。このローラシ
ャフト15,15は、その全長に渡って一様な円形横断
面を有する軸状部材で構成されているものであり、ねじ
を首吊り状に支持できるように所定の間隔を置いて平行
に配置されている。これらローラシャフト15,15の
それぞれの後部には、図7に示すように、互いに噛合す
る同一歯数のギヤ15a,15aが連結されており、こ
のギヤ15a,15aの噛合によりローラシャフト1
5,15が同一回転数で同期回転できるよう構成されて
いる。また、一方のローラシャフト15の後端には、プ
ーリ15bが一体に回転するように取り付けられてお
り、このプーリ15bには前記プーリ12に巻き掛けら
れた無端ベルトB2が巻き掛けられている。この構造に
より、ドラムホッパ9が回転すると一方のローラシャフ
ト15に回転が伝達され、この回転がギヤ15a,15
aにより他方のローラシャフト15に伝達されて、ロー
ラシャフト15,15が同期して同一回転数で回転する
ように構成されている。
【0010】また、前記ローラシャフト15,15の前
端部は、前記支持シャフト14の前端部に連結固定され
たシャトルブロック16に案内されており、このローラ
シャフト15,15前端には、前記シャトルブロック1
6に取り付けられたブラケット16aに回転自在に支持
されたピッチ調整シャフト17,18が回転自在かつ同
軸線上に延びるように連結されている。このピッチ調整
シャフト17,18は、円周面に所定のリードで螺旋溝
17a,18aが形成されたものであり、この螺旋溝1
7a,18aはピッチ調整シャフト17,18それぞれ
で巻き方向が異なるように(一方が右ねじ、他方が左ね
じ)構成されている。また、このピッチ調整シャフト1
7,18には、螺旋溝17a,18aに連接して円弧形
状の切り欠き部17b,18bが形成されており、これ
により、螺旋溝17a,18aに連設する位置において
平面視円形状の空間が形成されるようになっている。こ
の空間はねじの頭部が挿通可能な大きさに設定される。
【0011】ピッチ調整シャフト17,18の前部に
は、図8に示すように、互いに噛合する同一歯数のギヤ
17c,18cが取り付けられている。このギヤ17
c,18cの噛合により、ピッチ調整シャフト17,1
8同士の位相が合わされる。つまり、ピッチ調整シャフ
ト17,18の各螺旋溝17a,18aが正しく対向す
る位相状態でギヤ17c,18cが噛合されており、こ
れによりピッチ調整シャフト17,18の螺旋溝17
a,18aでねじの支持空間が形成されるようになって
いる。また、ピッチ調整シャフト17の前端にはプーリ
17dが一体に回転するように取り付けられている。こ
れに対応して機台2前部には、ピッチ調整シャフト1
7,18をローラシャフト15,15とは別個に回転さ
せるための回転駆動源の一例であるモータ19が配置さ
れており、このモータ19の出力軸19aにはプーリ2
0が一体に取り付けられている。このプーリ20と前記
プーリ17dとには、無端ベルトB3が巻き掛けられて
おり、これによりモータ19の駆動がプーリ17dに伝
達され、これを受けてピッチ調整シャフト17が回転す
るとともに、その回転はギア17a,18aの噛合によ
りピッチ調整シャフト18に伝達され、これによってピ
ッチ調整シャフト17,18が同期して同一回転数で回
転するように構成されている。
【0012】一方、前記シャトルブロック16には、前
記ピッチ調整シャフト17,18の切り欠き部17c,
18cによって形成される空間の直下に開口し、ここか
ら所定角度後方へ傾斜して下面側へ貫通する案内路16
bが形成されるととも、圧縮エア供給装置(図示せず)
から供給される圧縮エアを導くためのエア噴射穴16c
が形成されている。また、このシャトルブロック16に
は、その下面に沿って移動可能なスライド部材21が配
置されており、このスライド部材21には、可撓性のね
じ送り用供給ホースH(以下、供給ホースHという)を
接続するためのホース接手22が取り付けられている。
このスライド部材21は、前記エアシリンダ13eのロ
ッド前方に配置されており、常時は引っ張りばね21a
の付勢により、ホース接手22をねじ案内穴に連通させ
る位置に位置決めされているが、エアシリンダ13eの
ロッドの伸長にともない、これに押されてホース接手2
2がエア噴射穴16cに連通する位置に移動するよう構
成されている。これらシャトルブロック16、スライド
部材21、ホース接手22、エアシリンダ13eによ
り、上記部品送出部が構成されるようになっている。
【0013】前記支持シャフト14は、種々の補助機器
を取り付けることができるものであり、本例において
も、支持シャフト14には案内プレート23、ゲート部
材24、押さえ棒25等が取り付けられている。前記案
内プレート23は、ドラムホッパ9内でローラシャフト
15,15上に傾斜して延びるように配置されており、
ドラムホッパ9の回転により、掬い羽根10・・により
掬い上げられて落下してくるねじをローラシャフト1
5,15上に導けるように構成されている。また、ゲー
ト部材24は前記ブラシ8・・・の前方に配置されるも
ので、図9に示すように、ローラシャフト15,15に
首吊り状に支持された正しい姿勢のねじだけが通過可能
な形状の切り抜き24aが形成された円板で成る。ま
た、前記押さえ棒25は、支持シャフト14とブラケッ
トを介して取り付けられており、ローラシャフト15,
15、ピッチ調整シャフト17,18に支持されるねじ
の上方に位置するように配置されている。
【0014】次に上記構成の部品供給装置によるねじS
の供給動作を説明する。なお、以下の動作説明において
は、ドラムホッパ9側を「上流」、ピッチ調整シャフト
17,18側を「下流」として説明を行う。まず、蓋部
11の上半分を開いてドラムホッパ9内にねじを投入
し、図示しないスタートスイッチを押すと、モータ3が
駆動して主動プーリ4が回転する。この回転は無端ベル
トB1を介して従動プーリ6に伝達され、これにより伝
達ドラム5ないしドラムホッパ9およびブラシ保持プレ
ート7がそれぞれ回転する。また、ドラムホッパ9の回
転にともなって蓋部11も回転するため、プーリ12か
らプーリ15aへ回転伝達がなされ、ローラシャフト1
5,15が図5に矢印で示した方向に回転する。このね
じの供給初期においてモータ19は駆動せず、よって、
ピッチ調整シャフト17,18は回転せずに停止してい
る。
【0015】ドラムホッパ9の回転にともない、ここに
貯留されているねじは掬い羽根10・・によって掬い上
げられ、順次落下していく。この内、ローラシャフト1
5,15上に落下したねじは、ローラシャフト15,1
5の傾斜と回転とによって順次下流側へ送られる。この
時、案内プレート23上に落下したねじについてもロー
ラシャフト15,15に導くことができ、より多くのね
じをローラシャフト15,15上に載置させることが可
能である。この時点でローラシャフト15,15に載置
されたねじの姿勢は、ローラシャフト15,15同士の
間隔にねじ部を落とし込み、頭部をローラシャフト1
5,15に支持された、所謂首吊り状態のもの、ローラ
シャフト15,15上に横倒しになったままのもの等、
様々であるが、これらのねじがブラシ保持プレート7の
位置まで送られると、ここではブラシ保持プレート7と
一体に回転するブラシ8・・・が絶えずローラシャフト
15,15上を横切るように通過しているため、首吊り
姿勢になっていないねじ(以下、不整列ねじという)
は、ブラシ8・・・によりローラシャフト15,15上
から排除される。このようにローラシャフト15,15
周りにローラシャフト15,15を囲んで設けられたブ
ラシ8・・・をローラシャフト15,15上を順次通過
するように回転移動させることにより、ローラシャフト
15,15上の不整列ねじを掃き出す作用を生じさせ、
これによって、不整列ねじの確実な排除を実現してい
る。また、ブラシ8・・・の下流側にはゲート部材24
が設けてあるため、ローラシャフト15,15上から排
除された不整列ねじが下流側へ飛び出すのを防止し、こ
れを確実にドラムホッパ9に戻すことができる。しか
も、ゲート部材24は首吊り姿勢にないねじの移動をブ
ラシ8・・・の回転移動路上で止め、このねじがブラシ
8・・・により確実に排除されるのを補助する機能も果
たす。このようにブラシ8・・・およびゲート部材24
の作用でローラシャフト15,15上から排除されたね
じについては、伝達ドラム5のテーパ穴5aの作用によ
り効率よくドラムホッパ9内に戻される。また、このテ
ーパ穴5aおよびテーパになっている蓋部11の内周壁
面の作用により、ねじSをドラムホッパ9に集めること
が可能である。一方で、ローラシャフト15,15に首
吊り姿勢に支持されているねじは、ゲート部材24の切
り抜き24aを通って難なく下流側へ移行することがで
きる。こうしてローラシャフト15,15上には首吊り
状態の正しい姿勢に支持されたねじのみが残り、これら
が整列して下流へ送られる。この時、ローラシャフト1
5,15の回転方向はねじを摩擦で浮き上がらせる方向
のものであるが、ゲート部材24から出たねじ上には押
さえ棒25があるため、この押さえ棒25によりねじの
以降の浮き上がりは阻止される。
【0016】ローラシャフト15,15の先端に達した
ねじは、ピッチ調整シャフト17,18が回転していな
いため、螺旋溝17a,18aに嵌合することができ
ず、それ以上進めなくなる。このため、ローラシャフト
15,15上には次々と送られてくるねじが整列してい
くこととなるが、これが所定量に達すると光電センサ
(図示せず)がオンし、これを受けてモータ3の駆動が
停止され、ローラシャフト15,15が停止してねじの
搬送が一時停止される。また、ねじ締め装置等の作業機
械からねじの要求信号が発せられた場合には、モータ1
9が駆動してピッチ調整シャフト17,18を同期回転
させるとともに、モータ3も駆動してローラシャフト1
5,15、ドラムホッパ9等を回転させる。これによ
り、ローラシャフト15,15下流端に達したねじは、
図10(a)および同図(b)に示すように、ピッチ調
整シャフト17,18の螺旋溝17a,18aに嵌合支
持され、当該螺旋溝17a,18aのリード分の間隔を
置いて搬送される。また、ドラムホッパ9およびローラ
シャフト15,15の回転により、ローラシャフト1
5,15上には新たにねじが補給される。このように本
実施の形態においては、ローラシャフト15,15と、
ピッチ調整シャフト17,18とにより、部品を整列搬
送するとともに搬送する部品同士の間隔を所定の間隔に
設定する部品搬送路が構成されている。
【0017】前述のようにピッチ調整シャフト17,1
8を送られたねじは、切り欠き部17c,18c位置に
達すると、ここからシャトルブロック16の案内路16
bへ落下し、ホース接手22に接続された供給ホース内
に供給される。このピッチ調整シャフト17,18から
離脱する時、ねじは図10(a)に示したように、頭部
が先行する状態、すなわち頭部から倒れ込んで反転しよ
うとする状態で案内路16bに落下する。この現象は首
下の短いねじ程顕著に現れるのであるが、これに対して
案内路16bは斜め下方に傾斜して設けられているた
め、傾いて落下してくるねじの頭部を反転前に受け止め
ることが可能である。これにより、ねじは頭部を上にし
た正しい姿勢で供給ホースHに移行することができる。
【0018】前記切り欠き部17c,18cの周辺に
は、ここにねじが達して案内路16bに落下したことを
検出するためのセンサ(図示せず)が設けられており、
このセンサの検出信号を受けてモータ19が即座に停止
し、これによりピッチ調整シャフト17,18が停止し
てねじの送りが停止される。また、このセンサの信号を
受けてエアシリンダ13eが作動し、ロッドを伸長させ
る。これにより、スライド部材21が前進移動してホー
ス接手22をエア噴射穴16cに連通させる。この時、
エア噴射穴16cからは外部の圧縮エア供給装置から圧
縮エアが供給されており、よって、エア噴射穴16cに
連通したホース接手22ないし供給ホースHには圧縮エ
アが噴射される。この圧縮エアの圧力により、ねじは供
給ホースをエア圧送されて作業機械に供給される。ま
た、この時案内路16b下端はスライド部材21によっ
て塞がれており、エアが案内路16bを通ってピッチ調
整シャフト17,18側へ吹き出すことがない。このた
め、ピッチ調整シャフト17,18に支持されている後
続のねじにエアが作用し、これらが傾倒してピッチ調整
シャフト17,18に噛み込んでしまうようなことを防
止することができる。
【0019】前述の円弧溝位置から案内路16bにねじ
が落下する段階で、隣り合うねじ同士が密着したり、こ
れらの頭部が重なり合ったりしていると、後続のねじま
で一緒に案内路16bに落下して所謂複数供給の不具合
が発生するが、本部品供給装置においては、ねじが螺旋
溝17a,18aのリード分、所定の間隔をおいて搬送
されるため、上のような現象が発生することもない。つ
まり、本部品供給装置においては、ねじを確実に1本づ
つ案内路16bに落下させてエア圧送することができる
のである。
【0020】また、本部品供給装置においては、ローラ
シャフト15およびピッチ調整シャフト17のそれぞれ
の端部に取り付けられたプーリ15b,17dから無端
ベルトB2,B3を外し、クランプ13のクランプねじ
13cを緩めることで、図11に示すように、支持シャ
フト14、シャトルブロック16、ローラシャフト1
5,15、ピッチ調整シャフト17,18およびこれら
に取り付けられている各部品を一つの搬送ユニットとし
て取り外すことができる。このように、ねじを搬送する
部分を一つの搬送ユニットとして構成し、これをクラン
プによってクランプ保持する構造にすると、例えばねじ
の寸法に応じて搬送ユニットを用意しておき、供給する
ねじが変更された場合には、それに対応する搬送ユニッ
トに交換するだけで部品供給装置の段取り換えが完了す
る。
【0021】なお、前述の案内路16bを下方に傾斜し
て設ける構造については、特開昭61−7135号公
報、特公平5−67540号公報に示されるような、シ
ュートレールにより部品を支持して搬送するタイプの部
品供給装置の部品送出部に採用しても部品の反転を防止
するという上述同様の効果を得ることができる。また、
ブラシおよびゲート部材についても、前述のシュートレ
ールを有する部品供給装置に採用することで、正しい姿
勢でシュートレールに支持されていない部品を確実に排
除できるという効果を得ることができるものである。
【0022】
【発明の効果】本発明に係る部品供給装置によれば、ロ
ーラシャフトとピッチ調整シャフトとから構成される搬
送路により、部品同士の間隔を所定の間隔にして部品を
搬送することができる。このため、搬送路に連設される
部品送出部に部品を1個ずつ確実に供給することがで
き、従来のように一度に複数の部品が作業機械に供給さ
れてしまう不具合の発生を防止することができる等の利
点がある。また、ローラシャフトとピッチ調整シャフト
とは、別個に回転駆動できるため、例えば作業機械への
部品の供給がない時は、ローラシャフトだけを駆動して
ローラシャフト上へ送出待ちの部品を補給しておくこと
等が可能となり、これにより作業機械での部品待ちのな
い安定した部品の供給が可能となる。また、ピッチ調整
シャフトが回転していない時は、これがローラシャフト
を搬送されてくる部品を止めるストッパの役目を果たす
ため、特開昭61−7135号公報に示されているよう
な、供給される部品を後続の部品から切り離すための手
段が必要なくなる。こういった供給される部品を後続の
部品から切り離すための手段を設けると、可動部が多く
なることから当該可動部の境界部分に部品が噛み込み易
くなるが、本部品供給装置では、こういった部品の噛み
込みも発生しない。しかも、構造も極めて合理的でシン
プルになり、メンテナンス時などの作業性も向上する。
さらに、ブラシおよびゲート部材を設けているため、ロ
ーラシャフトに正しい姿勢で支持されていない部品を確
実に排除することができる。また、ピッチ調整シャフト
の切り欠き部から落下したねじを案内する案内路は斜め
下方に傾斜して設けられているため、落下時に反転しよ
うとする頭付き棒状の部品についても、これを正しい姿
勢で供給することができる等の利点がある。また、部品
形状に対応した搬送ユニットを設けておき、これをクラ
ンプに保持するようになっているため、供給部品の変更
にともなう装置の段取り換えを極めて用意に行うことが
できる等の利点がある。以上のように本発明の部品供給
装置は、従来の部品供給装置に見られた不具合を解決
し、正確で安定した部品供給を可能とするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図3におけるX−X線に係る一部切欠断面図で
ある。
【図2】本発明に係る部品供給装置の一実施形態の正面
図である。
【図3】本発明に係る部品供給装置の一実施形態の平面
図である。
【図4】図1のA−A線に係る要部拡大断面図である。
【図5】図1のB−B線に係る要部拡大断面図である。
【図6】図1のC−C線に係る要部拡大断面図である。
【図7】図1のD−D線に係る要部拡大断面図である。
【図8】本発明に係る部品供給装置の一実施形態の要部
拡大左側面図である。
【図9】図1のE−E線に係る要部拡大断面図である。
【図10】本発明に係る部品供給装置の一実施形態の要
部拡大動作説明図であって、(a)は要部拡大断面図、
(b)は要部拡大平面図である。
【図11】本発明に係る部品供給装置の一実施形態にお
ける搬送ユニットの分離状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 部品供給装置 2 機台 3 モータ 4 主動プーリ 5 伝達ドラム 6 従動プーリ 7 ブラシ支持プレート 8 ブラシ 9 ドラムホッパ 10 掬い羽根 11 蓋部 12 プーリ 13 クランプ 14 支持シャフト 15 ローラシャフト 16 シャトルブロック 16b 案内路 17,18 ピッチ調整シャフト 19 モータ 20 プーリ 21 スライド部材 22 ホース接手 23 案内プレート 24 ゲート部材 25 押さえ棒 B1 無端ベルト B2 無端ベルト B3 無端ベルト
フロントページの続き Fターム(参考) 3F080 AA24 BA01 BA02 BA06 BB05 BC01 BC07 BD07 BD12 BD15 BD18 BF05 BF22 CC05 CC09 CC16 CC17 CC22 CC26 CD01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】部品を複数貯留可能な部品貯留部と、この
    部品貯留部から供給される部品を整列搬送するとともに
    搬送する部品同士の間隔を所定の間隔に設定する搬送路
    と、この搬送路を搬送される部品を作業機械に送出する
    部品送出部とを備えていることを特徴とする部品供給装
    置。
  2. 【請求項2】部品を複数貯留可能な部品貯留部と、 この部品貯留部から供給される部品を支持可能なよう所
    定の間隔で平行にかつ所定角度傾斜して配置され、回転
    駆動源の駆動を受けて回転することにより支持した部品
    を搬送可能なローラシャフトと、 このローラシャフトに連設され、周面部に部品を嵌合支
    持可能にする螺旋溝が形成されたピッチ調整シャフトと
    を備えていることを特徴とする部品供給装置。
  3. 【請求項3】ピッチ調整シャフトは、回転駆動源の駆動
    を受けてローラシャフトとは別個に回転可能に構成され
    ることを特徴とする請求項2に記載の部品供給装置。
  4. 【請求項4】部品を複数貯留可能な部品貯留部と、この
    部品貯留部から供給される部品を整列搬送する搬送路と
    を備えた部品供給装置において、 前記搬送路を搬送される部品の内、搬送路上に正しい姿
    勢で支持されていない部品を排除可能なブラシを設けた
    ことを特徴とする部品供給装置。
  5. 【請求項5】ブラシは搬送路を囲んで設けられ、搬送路
    上を順次通過するように回転動作するものであることを
    特徴とする請求項4に記載の部品供給装置。
  6. 【請求項6】搬送路に正しい姿勢で支持されている部品
    の通過のみを許容する切り抜きが形成されたゲート部材
    をブラシよりも部品の搬送方向下流側であって当該ブラ
    シに連接する位置に設けたことを特徴とする請求項4ま
    たは請求項5に記載の部品供給装置。
  7. 【請求項7】頭付き棒状の部品を複数貯留可能な部品貯
    留部と、この部品貯留部から供給される部品の頭部を支
    持して整列搬送する搬送路と、この搬送路を搬送される
    部品を作業機械に送出する部品送出部とを備えた部品供
    給装置において、 前記部品送出部は、搬送路から離脱して落下する部品が
    進入可能な案内路を有し、この案内路は搬送路から離脱
    する時に頭部から倒れ込んで反転しようとする部品を反
    転前に受け止め得るよう斜め下方に傾斜して設けられて
    いることを特徴とする部品供給装置。
  8. 【請求項8】機台に設けられ部品を複数貯留可能な部品
    貯留部と、この部品貯留部から供給される部品を整列搬
    送する搬送路と、この搬送路を搬送される部品を作業機
    械に送出する部品送出部とを備えた部品供給装置におい
    て、 部品に合わせて前記搬送路と部品送出部とを支持部材に
    支持して成る搬送ユニットを設けるとともに、前記機台
    には搬送ユニットの前記支持部材を着脱可能に保持する
    クランプを設けたことを特徴とする部品供給装置。
JP2001352087A 2001-11-16 2001-11-16 部品供給装置 Pending JP2003155110A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001352087A JP2003155110A (ja) 2001-11-16 2001-11-16 部品供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001352087A JP2003155110A (ja) 2001-11-16 2001-11-16 部品供給装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003155110A true JP2003155110A (ja) 2003-05-27

Family

ID=19164313

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001352087A Pending JP2003155110A (ja) 2001-11-16 2001-11-16 部品供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003155110A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4082177A (en) Container conveying apparatus
US5211529A (en) Horizontal staging hopper
JP5173360B2 (ja) 部品検査装置における搬送ユニット
JP2004168542A (ja) 部品供給装置
JPH08275724A (ja) 魚を魚処理機へ自動的に移送する装置
JP2019112210A (ja) 供給装置
US4309787A (en) Methods and apparatuses for assembling washer members with fastener members
KR102409319B1 (ko) 볼 스크류용 강구 자동 조립 장치
JP2003276827A (ja) 部品供給装置
JP2003155110A (ja) 部品供給装置
FI75477B (fi) Anordning foer ordning av fiskar i enhetlig huvud-stjaertriktning.
JP2761905B2 (ja) フィード装置
US4732263A (en) Bulk feeder for electronic components
US7942728B2 (en) Transport apparatus for transporting articles hanging on loops
JP2003276825A (ja) 部品供給装置
KR100720123B1 (ko) 튜브용기의 라벨링장치
JP2003276826A (ja) 部品供給装置
JP2008143682A (ja) 輪ゴムの繰出し装置
JP4931661B2 (ja) 物品供給装置
JPH09278165A (ja) 整列装置
JP2561961Y2 (ja) ねじ類の整送装置
US3583547A (en) Machine for feeding and orienting workpieces
JP4208696B2 (ja) 棒材供給機及び棒材加工システム
JP4322026B2 (ja) 部品の定量取出装置
JP4428954B2 (ja) パーツ姿勢安定装置