JP2003155053A - 容器キャップ - Google Patents

容器キャップ

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JP2003155053A
JP2003155053A JP2001354681A JP2001354681A JP2003155053A JP 2003155053 A JP2003155053 A JP 2003155053A JP 2001354681 A JP2001354681 A JP 2001354681A JP 2001354681 A JP2001354681 A JP 2001354681A JP 2003155053 A JP2003155053 A JP 2003155053A
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cap
cylinder
tube
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inner plug
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JP2001354681A
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English (en)
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Takuya Samejima
拓也 鮫島
Akira Sasaki
昌 佐々木
Noboru Suemasa
昇 末政
Naoto Miyanishi
直人 宮西
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Mitsubishi Plastics Inc
Tokyo Light Industry Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Plastics Inc
Tokyo Light Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器口部と内栓とのシール性を十分に得なが
ら打栓圧力を小さくすることができ、また、内栓取り外
し機能を明確に表示することができる容器キャップを提
供する。 【解決手段】 内筒11と外筒12とが短天板13で連
結された嵌合筒14の上方に、外面に螺合部15を有す
る注出筒16を形成した内栓10と、該内栓の前記螺合
部に螺合する側筒部22及び該側筒部の下部から拡径し
た被せ筒23を有する外栓20とを備えた容器キャップ
において、前記外栓の被せ筒が、前記内栓外筒の上部外
周にのみ密接嵌合するようにした。また、内栓取り外し
ベルト19を設けたものでは、被せ筒より下方の外筒下
部外周に内栓取り外しベルトを形成してキャップ外面に
露出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器キャップに関
し、詳しくは、プラスチック容器の口部に打栓されて容
器栓部を密封し、使用時には外栓を着脱することによっ
て内栓の注出筒から内容物を注ぎ出すようにし、使用後
には内栓を容器から簡単に取り外せるようにした容器キ
ャップに関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチック容器の口部を密封する容器
キャップとして、例えば、特開2000−153861
号公報や実開平7−31643号公報等に記載されてい
るように、容器口部に嵌合する嵌合筒の上方に注出筒を
一体形成した内栓と、この内栓に螺合する側筒部の下部
に被せ筒を一体成形した外栓とからなるものが広く用い
られている。このような容器キャップにおいては、容器
口部への打栓性及びシール性等が問題となる。また、容
器のリサイクル時にキャップを分別するため、容器口部
から内栓を簡単に取り外せるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記被せ筒が
内栓外筒の外周面略全体を覆うように形成されているた
め、内栓と外栓とを螺合させた状態で容器口部への打栓
を行うときに、外筒だけでなく被せ筒も拡径変形させる
ための大きな打栓圧力を必要とする。また、容器口部か
ら内栓を取り外す際に使用する内栓取り外しベルトが被
せ筒によって覆われてしまうため、内栓取り外し機能が
明確ではないという問題もある。
【0004】一方、被せ筒が無いものでは、外筒の締め
付け力が得られないため、特に高温充填を行うもので
は、容器口部と内栓との密着性が不十分となることがあ
り、シール性が損なわれたり、共回りが発生しやすくな
るという問題がある。
【0005】そこで本発明は、容器口部と内栓とのシー
ル性を十分に得ながら打栓圧力を小さくすることがで
き、また、内栓取り外し機能を明確に表示することがで
きる容器キャップを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の容器キャップは、内筒と外筒とが短天板で
連結された嵌合筒の上方に、外面に螺合部を有する注出
筒を形成した内栓と、該内栓の前記螺合部に螺合する側
筒部及び該側筒部の下部から拡径した被せ筒を有する外
栓とを備えた容器キャップにおいて、前記外栓の被せ筒
が、前記内栓外筒の上部外周にのみ密接嵌合するように
形成されていることを特徴としている。
【0007】また、内栓取り外しベルトを有する容器キ
ャップでは、内筒と外筒とが短天板で連結された嵌合筒
の上方に、外面に螺合部を有する注出筒を形成した内栓
と、該内栓の前記螺合部に螺合する側筒部及び該側筒部
の下部から拡径した被せ筒を有する外栓とを備えた容器
キャップにおいて、前記内栓の外筒下部外周に内栓取り
外しベルトを形成するとともに、前記外栓の被せ筒が、
前記内栓外筒の上部外周にのみ密接嵌合するように形成
されていることを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の容器キャップの
一形態例を示す半断面図である。この容器キャップは、
容器口部1に嵌合する内栓10と、この内栓10に螺合
する外栓20とにより形成されている。内栓10は、内
筒11と外筒12とが短天板13で連結された嵌合筒1
4と、該嵌合筒14の上方に内筒11から延出するよう
にして設けられ、外面に螺合部15を有する注出筒16
とを有している。この内栓10は、内筒11と外筒12
との間に容器口部1を嵌合させ、容器口部1の外面と外
筒12の内面とにそれぞれ設けられた係合部1a,12
aを係合させることによって容器口部1に固定される。
また、注出筒16の内部には、プルリング17aを有す
る密封板17が薄肉部17bを介して設けられており、
上部には注ぎ口18が設けられている。さらに、前記外
筒12の下部外周には、内栓取り外しベルト19が設け
られており、この内栓取り外しベルト19を外側に引く
ことにより、容器口部1から内栓10を簡単に取り外せ
るようにしている。
【0009】また、外栓20は、前記螺合部15に螺合
する螺合部21を内面に有する側筒部22と、該側筒部
22の下部から拡径した被せ筒23と、天板24の下面
から前記注ぎ口18内に嵌入するように突出した密封筒
25とを有している。側筒部22と被せ筒23との間の
拡開部26は、その下面が前記短天板13の上面に当接
し、この状態で、被せ筒23の内面が前記外筒12の上
部外周にのみ密接嵌合するように形成されている。この
被せ筒23が嵌合する前記外筒12の上部外面には、下
方が拡径した斜面13aが設けられており、内栓10に
外栓20を螺合させるときに、螺合力の軽減を図りなが
ら、被せ筒23による外筒12の締め付け力が十分に得
られるようにしている。
【0010】さらに、側筒部22には、螺合部21より
下方で側筒部22の縦壁の範囲内に破断可能な連結部2
7が形成されており、該連結部27より下方の側筒部及
び前記被せ筒23の部分がピルファープルーフ筒として
機能するように形成されている。なお、このピルファー
プルーフ筒を開栓時に内栓側に残すための手段は、例え
ば短天板13と拡開部26との間にラチェット機構を設
けたり、注出筒16の下部に外方への突出部を設けると
ともに側筒部22の下部にこの突出部に係合する内方へ
の突出部を設けたりすることなどを採用できる。
【0011】このように、被せ筒23を、係合部12a
より上方の外筒12の上部外周にのみ密接嵌合させるこ
とにより、打栓時に外筒12の係合部12aが容器口部
1の係合部1aを乗り越える拡径変形が被せ筒23によ
って阻害されることがないので、打栓圧力を小さくする
ことができる。一方、被せ筒23によって外筒12の上
部外周を締め付けることにより、容器口部1の上方外周
部との密着性を高めることができるので、高温充填を行
う場合でも確実なシール性を得ることができる。
【0012】また、内栓10の外筒外周に内栓取り外し
ベルト19を設ける場合は、この内栓取り外しベルト1
9を外筒下部外周に設けるとともに、被せ筒23を上方
の外筒12の上部外周、すなわち、内栓取り外しベルト
19より上方の外筒上部外周にのみ密接嵌合させること
により、内栓取り外しベルト19をキャップ外面に露出
させることができるので、内栓取り外しベルト19によ
る内栓取り外し機能を明確に表示することができる。
【0013】さらに、側筒部22の縦壁の範囲内に破断
可能な連結部27を形成して側筒部下方から前記被せ筒
23の部分をピルファープルーフ筒とすることにより、
螺合治具28の先端部を連結部27より下方の側筒部縦
壁にまで係合させることができるので、被せ筒23等に
大きな抵抗が発生しても連結部27に無理な回転力が加
わることがなく、連結部27が破断することを防止でき
る。また、連結部27に生じる隙間が水平方向を向いて
いるので、上方から落下するゴミ等が連結部27に溜ま
ることもない。
【0014】図2は、本発明の容器キャップの他の形態
例を示す半断面図である。なお、以下の説明において、
図1に示した容器キャップの構成要素と同一の構成要素
には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0015】この容器キャップは、被せ筒23の下端を
前記係合部1a,12aの外周部分にまで延長したもの
である。このように、被せ筒23は、内栓外筒12の下
端内面に形成された係合部12aの上端、言い換えれ
ば、容器口部1の外面に形成された係合部1aの下端よ
り上方の内栓外筒12の上部外周を覆うようにしていれ
ば、シール性を確保しながら打栓圧力を低減する効果が
得られる。
【0016】なお、内栓取り外しベルトやピルファープ
ルーフ筒を設けないキャップであっても、被せ筒の形状
による前記効果は損なわれるものではない。また、内栓
取り外しベルトやピルファープルーフ筒の形状や構造
は、従来からの周知の形状、構造を採用することが可能
であるから、これらの詳細な図示及び説明は省略する。
【0017】実験例 図1に示した構造の容器キャップ(A)と、図2に示し
た構造の容器キャップ(B)と、比較品として、図3に
示すように被せ筒23を外筒12の下端まで覆う形状と
した従来構造の容器キャップ(C)と、図4に示すよう
に、被せ筒を持たない従来構造の容器キャップ(D)と
の4種のキャップについて、容器口部における打栓圧力
の測定と、75℃充填試験とを行った。
【0018】打栓圧力の測定は、打栓機に備え付けた圧
力計で測定し、各キャップ100本の平均値を算出し
た。また、75℃充填試験は、75℃の温湯を充填した
ボトル各100本に各キャップを打栓した後、70℃の
雰囲気に1日置いて室温に戻し、1日後に液面を観察し
て充填時よりも液面が下がったものを不良品としてその
本数を数えた。
【0019】その結果、図4のキャップ(D)は、打栓
圧力が22kgfと低かったが、75℃充填試験では1
00本全てが不良品であった。また、図3のキャップ
(C)は、75℃充填試験では不良品は発生しなかった
が、打栓圧力は40kgfであり、実用的範囲を超えて
いた。
【0020】これらに対し、図1のキャップ(A)と図
2のキャップ(B)とは、75℃充填試験において不良
品ゼロであり、耐熱性に優れるものであった。また、打
栓圧力は、キャップ(B)では33kgfと実用範囲に
あり、キャップ(A)は25kgfと小さく、打栓し易
いものであった。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の容器キャ
ップによれば、外栓の被せ筒を内栓の外筒上部外周にの
み密接嵌合するようにしたので、キャップと容器口部と
のシール性を損なうことなく、打栓圧力を小さくするこ
とができる。また、内栓取り外しベルトを設けたもので
は、その機能を明確に表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の容器キャップの一形態例を示す半断
面図である。
【図2】 本発明の容器キャップの他の形態例を示す半
断面図である。
【図3】 実験例で使用した比較品のキャップ(C)の
形状を示す半断面図である。
【図4】 実験例で使用した比較品のキャップ(D)の
形状を示す半断面図である。
【符号の説明】
1…容器口部、10…内栓、11…内筒、12…外筒、
13…短天板、14…嵌合筒、15…螺合部、16…注
出筒、17…密封板、18…注ぎ口、19…内栓取り外
しベルト、20…外栓、21…螺合部、22…側筒部、
23…被せ筒、24…天板、25…密封筒、26…拡開
部、27…連結部、28…螺合治具
フロントページの続き (72)発明者 佐々木 昌 東京都台東区寿1丁目5番9号 東京ライ ト工業株式会社平塚工場内 (72)発明者 末政 昇 東京都台東区寿1丁目5番9号 東京ライ ト工業株式会社平塚工場内 (72)発明者 宮西 直人 東京都台東区寿1丁目5番9号 東京ライ ト工業株式会社平塚工場内 Fターム(参考) 3E084 AA12 AA24 BA03 CA01 CB02 DA01 DB03 DB12 DB17 EA04 EB01 EB02 FA09 FB01 FB02 FC04 GA01 GB01 GB08 KA12 LA03 LA04 LA07 LB02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内筒と外筒とが短天板で連結された嵌合
    筒の上方に、外面に螺合部を有する注出筒を形成した内
    栓と、該内栓の前記螺合部に螺合する側筒部及び該側筒
    部の下部から拡径した被せ筒を有する外栓とを備えた容
    器キャップにおいて、前記外栓の被せ筒が、前記内栓外
    筒の上部外周にのみ密接嵌合するように形成されている
    ことを特徴とする容器キャップ。
  2. 【請求項2】 内筒と外筒とが短天板で連結された嵌合
    筒の上方に、外面に螺合部を有する注出筒を形成した内
    栓と、該内栓の前記螺合部に螺合する側筒部及び該側筒
    部の下部から拡径した被せ筒を有する外栓とを備えた容
    器キャップにおいて、前記内栓の外筒下部外周に内栓取
    り外しベルトを形成するとともに、前記外栓の被せ筒
    が、前記内栓外筒の上部外周にのみ密接嵌合するように
    形成されていることを特徴とする容器キャップ。
JP2001354681A 2001-11-20 2001-11-20 容器キャップ Pending JP2003155053A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005206245A (ja) * 2003-12-26 2005-08-04 Mitsubishi Plastics Ind Ltd 打栓キャップ
JP2012116557A (ja) * 2010-12-03 2012-06-21 Mikasa Sangyo Kk 合成樹脂製キャップ

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