JP2003154815A - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

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JP2003154815A
JP2003154815A JP2001351869A JP2001351869A JP2003154815A JP 2003154815 A JP2003154815 A JP 2003154815A JP 2001351869 A JP2001351869 A JP 2001351869A JP 2001351869 A JP2001351869 A JP 2001351869A JP 2003154815 A JP2003154815 A JP 2003154815A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 偏摩耗の発生を防止しながら、タイヤが走行
時に発生する車外騒音の絶対値を低減する空気入りタイ
ヤを提供する。 【解決手段】 トレッド面にタイヤ周方向に直線状に延
びる3本の主溝1を設け、主溝1間を複数のサブ溝2に
よりタイヤ周方向に間隔を置いて連通することによりブ
ロック列4を形成した空気入りタイヤにおいて、サブ溝
2の全溝面積に占める溝面積比率を5〜30%、接地領
域内に分布するサブ溝2の本数を8〜16本にし、ブロ
ック列4を形成する各ブロック3にタイヤ幅方向に延び
るサイプ6を1〜4本設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気入りタイヤに
関し、更に詳しくは、偏摩耗の発生を防止しながら、タ
イヤが走行時に発生する車外騒音を低減する空気入りタ
イヤに関する。
【0002】
【従来の技術】騒音規制が厳しくなるにつれ、タイヤが
走行時に発生する車外騒音を一層低減することが要請さ
れている。タイヤが発生する車外騒音としては、特にブ
ロックパターンに起因する騒音が大きいとされている。
ブロックパターンによるパターンノイズは、主としてタ
イヤ周方向に配列するブロックが路面に次々と打ち付け
られる衝撃力によって発生する騒音である。従来、この
パターンノイズを低減する方法としては、タイヤ周方向
に配列するブロックのピッチを異ならせ、各ブロックが
発生する衝撃音を分散させてホワイトノイズ化させるこ
とで低騒音化するものが主であった。
【0003】しかし、ホワイトノイズ化による方法は、
音感としては低騒音化されるが、騒音の絶対値を低減さ
せることは十分でなかった。
【0004】また、上記ブロックパターンのタイヤは、
各ブロックが路面に対し接地と離脱を繰り返すときのせ
ん断変形により、タイヤ周方向に対する踏み込み側と蹴
り出し側とで摩耗量が異なるヒールアンドトウ摩耗が発
生し易くなる。更に、ヒールアンドトウ摩耗によりブロ
ックの接地圧の均一性が低下すると、多角形摩耗が発生
し易くなる。このような偏摩耗は制駆動性を低下させる
原因になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、偏摩
耗の発生を防止しながら、タイヤが走行時に発生する車
外騒音の絶対値を低減する空気入りタイヤを提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の空気入りタイヤは、トレッド面にタイヤ周方向に直
線状に延びる3本の主溝を設け、前記主溝間を複数のサ
ブ溝によりタイヤ周方向に間隔を置いて連通することに
よりブロック列を形成した空気入りタイヤにおいて、前
記サブ溝の全溝面積に占める溝面積比率を5〜30%、
接地領域内に分布する前記サブ溝の本数を8〜16本に
し、前記ブロック列を形成する各ブロックにタイヤ幅方
向に延びるサイプを1〜4本設けたことを特徴とする。
【0007】本発明の他の空気入りタイヤは、トレッド
面にタイヤ周方向に直線状に延びる3本の主溝を設け、
前記主溝間を複数のサブ溝によりタイヤ周方向に間隔を
置いて連通することによりブロック列を形成し、前記3
本の主溝の両外側をリブにした空気入りタイヤにおい
て、前記サブ溝の全溝面積に占める溝面積比率を5〜3
0%、接地領域内に分布する前記サブ溝の本数を8〜1
6本にし、前記リブ上の前記接地領域外にタイヤ周方向
に間隔をおいて複数のラグ溝を設けたことを特徴とす
る。
【0008】このように、いずれのタイヤの場合も、タ
イヤ周方向に直線状に延びる3本の主溝間に、サブ溝に
より区画されたブロック列を形成したタイヤにおいて、
該サブ溝の全溝面積に占める溝面積比率、及び該サブ溝
が接地領域内に分布する本数を特定の範囲にしたため、
タイヤが接地してトレッド面が変形する際に、ブロック
がサブ溝が塞がれるように変形することにより、ブロッ
クの路面に対する滑りが抑制され、接地摩擦振動音と共
に、サブ溝空間によるエアポンピング音の発生を抑制す
ることができるため、騒音の絶対値を低減するようにな
る。
【0009】更に前者のタイヤではブロック列の各ブロ
ックにサイプを設けたことにより、制駆動時にブロック
の進行方向側に作用する剪断力が、サイプにより分散吸
収されるため、ヒールアンドトウ摩耗を防止することが
できる。
【0010】後者のタイヤでは、リブの接地領域外にラ
グ溝を設けたことにより、タイヤ接地時にタイヤ幅方向
外側部にかかる応力をラグ溝の変形により吸収し、接地
領域の圧力分布を均一にするため、多角形摩耗を防止す
ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明において、サブ溝とは主溝
よりも溝幅の小さいものをいうが、サイプとは溝幅が更
に小さい切り溝のことをいう。溝幅としては0.5〜
2.0mm程度である。
【0012】以下、本発明の構成について添付の図面を
参照しながら詳細に説明する。
【0013】図1は本発明の空気入りタイヤのトレッド
面を例示する展開図である。
【0014】図1において、トレッド面には、タイヤ周
方向に直線状に延びる3本の主溝1が設けられ、これら
の主溝1間に複数のサブ溝2がタイヤ周方向に間隔をお
いて連通し、ブロック3が形成されている。すなわち、
タイヤ幅方向の中央部にはタイヤ周方向に延びる2列の
ブロック列4が形成され、両外側の主溝1の外側にはそ
れぞれリブ5が形成されている。
【0015】また、2列のブロック列4は、それぞれブ
ロック3の配列ピッチが変化しており、パターンノイズ
をホワイトノイズ化するようになっている。また、サブ
溝2は、タイヤ周方向に対して斜めにし、ブロック3が
路面に衝突する際の衝撃力を小さくするようにしてい
る。
【0016】各ブロック3には2本のタイヤ幅方向に延
びる平行なサイプ6が設けられ、いずれも一方の端部を
主溝又はサブ溝に開口している。しかも2本の片側オー
プンのサイプ6は、互いに開口端をタイヤ幅方向の反対
側にしている。
【0017】さらに、リブ5には、接地領域の境界8,
8の両外側に、タイヤ周方向に間隔をおいて、複数のラ
グ溝7が形成されている。また、リブ5には、ラグ溝7
のタイヤ幅方向内側から主溝1に連通するサイプ6と、
タイヤ端部に抜ける片側オープンの3本のサイプ6が設
けられている。
【0018】上記トレッドパターンにおいて、ブロック
列の各ブロック3に設けたサイプ6とショルダー側のリ
ブ5に設けたラグ溝7とは、図示の例のように両方とも
同時に設けられていることが好ましいが、サイプ6又は
ラグ溝7のいずれか一方を省略するようにしてもよい。
【0019】本発明の空気入りタイヤは、上記トレッド
パターンにおいて、サブ溝2が全溝面積に占める溝面積
比率が5〜30%、好ましくは5〜25%、さらに好ま
しくは 5〜20%であり、かつ接地領域内にサブ溝2が
常に8〜16本、好ましくは10〜12本存在するよう
にしている。さらに、各ブロック3に設けられたサイプ
は1〜4本、好ましくは2〜3本である。ここで接地領
域とは、タイヤをJATMA最大負荷荷重最高空気圧で
平らな路面に接地したときにトレッド面が接地する領域
のことをいう。
【0020】トレッドパターンが上述のような構成にな
っているため、タイヤが接地してトレッド面が変形する
際に、ブロックがサブ溝が塞がれるように変形すること
により、路面に対する滑りが抑制され、接地摩擦振動音
の発生を抑制することができる。また、ブロックの変形
によりサブ溝が塞がれることにより、サブ溝に由来する
エアポンピング音の発生を抑制することができる。さら
に3本の主溝の両外側はリブにする方がよい。これによ
り、最外側の主溝から騒音がタイヤ外側に放出されるこ
とがないため、一層車外騒音の低減効果を増大する。
【0021】また、サブ溝の形状は特に限定されない
が、変極点を持たない曲線又は直線が好ましく、特に直
線が最もよい。
【0022】更に、ブロック列のブロックにサイプを設
けた場合は、制駆動時にブロックの進行方向に大きく作
用する剪断力が、サイプにより分散吸収されるため、ヒ
ールアンドトウ摩耗を防止することができる。
【0023】また、ショルダーのリブにラグ溝を設けた
場合には、タイヤ接地時にタイヤ幅方向外側部にかかる
応力をラグ溝が変形することにより吸収し、接地領域の
圧力分布を均一にするため、多角形摩耗を防止すること
ができる。
【0024】図2は、サブ溝が全溝面積に占める溝面積
比率Sと騒音レベルNとの関係を示すグラフである。
【0025】このグラフは、タイヤサイズを185R1
4 8PR LT、トレッドパターンを図1、接地領域
内に占めるサブ溝本数を10本、タイヤ周方向に対する
サブ溝角度を60°、サブ溝深さの主溝深さに対する比
率を60%、サブ溝幅の最大値と最小値との比(最大値
/最小値)を1.30、各ブロックのサイプ本数を2本
とする点を各試験タイヤに共通にし、サブ溝の全溝面積
に対する比率を、5%,10%,15%,20%,25
%,30%,35%,40%,50%,60%,70%
のそれぞれに異ならせた11種類の空気入りタイヤにつ
いて車外騒音をテストした結果である。
【0026】騒音レベルは下記の測定法で行い、得られ
た結果は、騒音レベルの測定結果の逆数を、図1におい
てサブ溝を設けないリブパターンのタイヤ(サブ溝を設
けない点以外は上記試験タイヤと共通の条件)について
測定した騒音レベルの逆数を100とする指数で表示し
た。数値の大きいものほど騒音レベルが低減されている
ことを示す。
【0027】騒音レベル測定方法:試験タイヤサイズ適
合車両である小型トラックに装着し、JIS D101
5「自動車用惰行試験法」に準じ、惰行騒音を測定し
た。
【0028】図2に示すグラフから、サブ溝が全溝面積
に占める溝面積比率が5〜30%のとき、車外騒音の騒
音レベルが全体として低減することがわかる。
【0029】5%未満であると、面積が小さ過ぎるた
め、サブ溝本数を一定とした場合には、サブ溝の幅が小
さ過ぎることになる。そのため、タイヤが接地しトレッ
ド面が変形する際に、サブ溝が塞がれた後にも更にブロ
ック3に路面からの応力が加わり、ブロック3がそれ以
上変形することができないため、トレッド面と路面との
間でスリップが起こり、騒音が発生するため好ましくな
い。30%を超えると、サブ溝本数を一定とした場合に
は、サブ溝の幅が大きくなり過ぎることになる。そのた
め、タイヤが接地しトレッド面が変形する際に、ブロッ
ク3が変形し終わった後にもサブ溝2と路面とにより形
成される空間が残り、エアポンピング音を発生するため
好ましくない。
【0030】図3は接地領域内に分布するサブ溝本数n
と騒音レベルNとの関係について示すグラフである。
【0031】このグラフは、試験タイヤを図2の試験で
使用したタイヤと、タイヤサイズ、タイヤ周方向に対す
るサブ溝角度、サブ溝深さの主溝深さに対する比率、サ
ブ溝幅の最大値と最小値との比、各ブロックのサイプ本
数を同一にすると共に、サブ溝の全溝面積に対する溝面
積比率を20%にする点を共通にし、接地領域内におけ
るサブ溝の本数を4本、6本、8本、10本、12本、
14本、16本、18本、20本のそれぞれに異ならせ
た9種類の空気入りタイヤについて車外騒音をテストし
た結果である。
【0032】騒音レベルの測定は図2と同じ方法で行
い、騒音レベルも図2の試験と同じ基準で指数表示し
た。
【0033】図3のグラフから、サブ溝の接地領域内に
おける本数が8〜16本の場合に優れた騒音レベルの低
減効果を示すことがわかる。8本より少ない場合は、ト
レッド面の変形がサブ溝で十分に吸収されないため、ト
レッド面と路面がスリップし接地摩擦振動音が発生する
ため好ましくない。16本より多い場合は、サブ溝の幅
が小さくなり、サブ溝が塞がれた後にも更に路面からの
応力が加わるため、トレッド面と路面との間で接地摩擦
振動音が発生するため好ましくない。また、サブ溝が多
くなると、ブロック3の剛性が小さくなるため好ましく
ない。
【0034】図4、図5及び図6は、それぞれサブ溝の
溝幅が変化する場合(図4)、サブ溝の溝深さが変化す
る場合(図5)、サブ溝のタイヤ周方向に対する角度が
変化する場合(図6)のそれぞれについて、車外騒音に
与える影響を調べた結果を示す。
【0035】各試験に使用したタイヤは、タイヤサイズ
を185R14 8PR LT、トレッドパターンを図
1、サブ溝の全溝面積に占める溝面積比率を20%、接
地領域内におけるサブ溝の本数を10本、各ブロックの
サイプ本数を2本とする点を共通にし、サブ溝について
はテストのため変化させる場合以外は、タイヤ周方向に
対するサブ溝角度を60度、サブ溝深さの主溝深さに対
する比率を60%、サブ溝幅の最大値と最小値との比
(最大値/最小値)1.30を共通条件とした。
【0036】まず、図4のグラフは、上記共通条件中に
おける、サブ溝の溝幅の最大値と最小値の比W(最大値
/最小値)を、1,1.1,1.2,1.3,1.4の
それぞれに異ならせた5種類の空気入りタイヤについ
て、騒音レベルNを測定したものである。
【0037】図4より、サブ溝の溝幅の最大値と最小値
の比W(最大値/最小値)が1〜1.4である場合に騒
音レベルは良好であり、1に近いほど騒音レベルは低減
されることがわかる。1.4より大きいと、各サブ溝の
溝幅の分布が広くなり、サブ溝に由来するエアポンピン
グ音が発生しやすくなる。
【0038】次に、図5は、上記共通条件中における、
サブ溝深さの主溝深さに対する比率D=60%を、50
%,70%,80%,90%,100%のそれぞれに異
ならせた6種類の空気入りタイヤについて、騒音レベル
Nを測定したものである。
【0039】図5より、サブ溝深さが主溝深さの50〜
100%である場合に騒音レベルは良好であり、さらに
好ましくは60〜100%がよいことがわかる。そして
100%に近いほど騒音レベルが低減される傾向にある
ことがわかる。50%より小さいと、ブロック3に横方
向の応力が加わってもサブ溝を十分に塞ぐことができな
いため、トレッド面と路面との間でスリップしやすくな
ると共に、サブ溝に由来するエアポンピング音が発生し
やすくなる。100%を超えると、主溝1より深い溝に
なるためタイヤ内部に影響を及ぼす可能性がある。
【0040】図6は、上記共通条件中における、サブ溝
のタイヤ周方向に対する角度A=60°を50°,55
°,65°,70°のそれぞれに異ならせた5種類の空
気入りタイヤについて、騒音レベルNを測定したもので
ある。
【0041】図6より、サブ溝の周方向に対する角度A
が50〜70°である場合に騒音レベルは良好であり、
60°付近にピークがあることがわかる。50°より小
さいと、ブロックのタイヤ周方向の剛性が高くなってブ
ロックが変形し難くなり、トレッド面と路面との間でス
リップしやすくなると共に、サブ溝が塞がれ難くなるた
め、サブ溝に由来するエアポンピング音が発生しやすく
なる。70°より大きいと、ブロックのエッジ部が地面
に接地するときに発生するパターンノイズが大きくなる
傾向にある。
【0042】図7は、各ブロックのサイプ本数siと偏
摩耗レベルa(ヒールアンドトウ摩耗)との関係を示す
グラフである。
【0043】このグラフは、タイヤサイズを185R1
4 8PR LT、トレッドパターンを図1、サブ溝の
全溝面積に対する比率を20%,接地領域内に占めるサ
ブ溝本数を10本、タイヤ周方向に対するサブ溝角度を
60°、サブ溝深さの主溝深さに対する比率を60%、
サブ溝幅の最大値と最小値との比(最大値/最小値)を
1.30、各ブロックの2本のサイプの閉口側端部と主
溝との距離を主溝の溝幅の1.2倍と1.4倍、ラグ溝
の本数をサブ溝の本数の1.0倍、ラグ溝の溝幅を主溝
の溝幅の0.4倍にする点を各試験タイヤに共通にし、
各ブロックのサイプ本数si=2本を0本、1本、2
本、3本、4本、5本、6本、7本のそれぞれに異なら
せた8種類の空気入りタイヤについて、偏摩耗レベルa
をテストした結果である。偏摩耗レベルaは下記の測定
法で行い、得られた結果は、偏摩耗レベルの測定結果の
逆数を、図1において各ブロックにサイプを設けないタ
イヤ(ブロックにサイプを設けない点以外は上記試験タ
イヤと共通の条件)について測定した偏摩耗レベルの逆
数を100とする指数で表示した。数値の大きいものほ
ど偏摩耗レベルが低減されていることを示す。
【0044】偏摩耗レベルa(ヒールアンドトウ摩耗)
測定方法:タイヤサイズ185R14LT、リムサイズ
14×5 1/2JJ、空気圧450KPaとし、小型
トラックに装着、定積荷重(車両に記載)にてアスファ
ルト舗装の周回路を速度60km/hでスラローム走行
を主体に4000km走行した後、タイヤ周方向に隣合
うブロックの両端の高さの差を測定する事により摩耗段
差を求めた。
【0045】図7に示すグラフから、各ブロックのサイ
プの本数が1〜4本の場合に、偏摩耗レベルaが低減さ
れていることがわかる。サイプが0本(サイプを設けな
い)の場合には、制動時に各ブロックの進行方向側に剪
断力が集中し、偏摩耗(ヒールアンドトウ摩耗)を発生
するため好ましくない。サイプが4本より多いと、ブロ
ックの剛性が小さくなるため、同様に偏摩耗が発生し、
好ましくない。好ましくはサイプの本数を規定すると共
に、サイプ間隔を主溝の溝幅の1.2倍以上とすると良
い。
【0046】本発明の空気入りタイヤにおいて、ブロッ
ク3に設けられるサイプ6の方向性は、タイヤ幅方向で
あれば特に限定されるものではないが、サイプ6を複数
設ける場合には、互いに略平行に設けることが好まし
い。略平行に設けることにより、サイプ6により形成さ
れた切れ込みの入ったブロックに路面から剪断力が加わ
ったときに、剪断力が各サイプに均等に分散しやすいた
め、偏摩耗を抑制しやすくなる。また、各ブロックに設
けられるサイプの本数は、ブロックの大きさに応じて大
きさが近似するものは同数でよいが、大幅に大きいもの
は増やした方がよい。
【0047】サイプ6を複数本設けた場合には、サイプ
6の形態は片側オープンにすることが好ましい。また、
隣接するサイプ同士は互いに開口側を反対にすることが
好ましい。このようなサイプの配列にすることにより、
ブロックの剛性が低下するのを防止しながら、 サイプに
対して剪断力を分散させ、偏摩耗を抑制しやすくなる。
【0048】また、サイプ6の閉口側端部と主溝との距
離を1.2倍以上とすることが好ましい。1.2倍より
小さいと、ブロック剛性が不十分になり、偏摩耗を防止
し難くなる。
【0049】さらに、互いに隣接するサイプ間距離は主
溝の溝幅の1.2倍以上にすることが好ましい。 1. 2
倍より小さいと、サイプ間のブロック剛性が小さくなる
ため、偏摩耗が発生しやすくなる。
【0050】図8は、ラグ溝7の本数のサブ溝2の本数
に対する比Lと偏摩耗レベルb(多角形摩耗)との関係
を示したグラフである。
【0051】図8の偏摩耗レベルbのテストは、図7の
テストのサイプ本数を2本にした構成において、ラグ溝
の本数のサブ溝の本数に対する比Lを0.6,0.7,
0.8,0.9,1.0,1.1,1.2,1.3,
1.4のそれぞれに異ならせた9種類の空気入りタイヤ
について偏摩耗レベルbをテストした結果である。
【0052】図8の偏摩耗レベルbは下記の測定法で行
い、得られた結果は、偏摩耗レベルの測定結果の逆数
を、図7のテストのサイプ本数を2本にした構成におい
てラグ溝を設けないタイヤ(ラグ溝を設けない点以外は
上記試験タイヤと共通の条件)について測定した偏摩耗
レベルbの逆数を100とする指数で表示した。数値の
大きいものほど偏摩耗レベルが低減されていることを示
す。
【0053】偏摩耗レベルb(多角形摩耗)測定方法:
タイヤサイズ185R14LT、リムサイズ14×5
1/2JJ、空気圧450KPaとし、小型トラックに
装着、定積荷重(車両に記載)にてアスファルト舗装の
周回路を速度60km/hでスラローム走行を主体に4
000km走行した後、ショルダーリブ(主溝の両外側
のリブ)のタイヤ幅方向センター部を通るタイヤの径
を、タイヤ全周にわたり測定し、最大値と最小値を計算
し摩耗段差を求めた。
【0054】図8に示すグラフから、ラグ溝7の本数の
サブ溝2の本数に対する比を0.6〜1.4とした場合
に、偏摩耗レベルb(多角形摩耗)は、ラグ溝を設けな
いタイヤと比較して良好であり、さらに0.8〜1.3
が好ましいことがわかる。0.6より少ないと、ラグ溝
の本数が少ないため、タイヤ接地時にタイヤ幅方向外側
部にかかる応力を吸収し難くなるため、偏摩耗の防止効
果が低減しやすくなる。1.4より大きいと、ラグ溝7
の本数が多くなるため、ショルダーリブ(主溝の両外側
のリブ)の剛性低下を招き、偏摩耗防止効果が低減しや
すくなる。また、ラグ溝による風切り音も大きくなりや
すい。ここで、ラグ溝及びサブ溝の本数とは、トレッド
面上の全てのラグ溝及びサブ溝の本数をいう。
【0055】本発明の空気入りタイヤにおいて、ラグ溝
7の溝幅の主溝1の溝幅に対する比は0.2〜0.6が
好ましい。0.2より小さいとラグ溝のタイヤ幅方向外
側にかかる応力を吸収する効果が小さくなりやすい。
0.6より大きいと、幅が大きいため、ラグ溝により発
生する風切音により低騒音化が妨げられる。
【0056】さらにリブ5にはラグ溝6と共に、タイヤ
幅方向に貫通するサイプ6を設けるとよい。タイヤ接地
時にタイヤ幅方向外側部にかかる応力をラグ溝7及びサ
イプ6の両方の変形により吸収されるため、接地領域の
圧力分布をより均一にすることができる。そのため、多
角形摩耗を防止する効果が高まる。
【0057】
【発明の効果】上述したように本発明の空気入りタイヤ
及び本発明の他の空気入りタイヤによれば、タイヤ周方
向に直線状に延びる3本の主溝間に、サブ溝により区画
されたブロック列を形成したタイヤにおいて、該サブ溝
の全溝面積に占める溝面積比率、及び該サブ溝が接地領
域内に分布する本数を特定の範囲にしたため、タイヤが
接地してトレッド面が変形する際に、ブロックがサブ溝
が塞がれるように変形することにより、ブロックの路面
に対する滑りが抑制され、接地摩擦振動音と共に、サブ
溝空間によるエアポンピング音の発生を抑制することが
できるため、騒音の絶対値を低減するようになる。
【0058】更に、ブロック列の各ブロックにサイプを
設けたタイヤの場合には、制駆動時にブロックの進行方
向側に作用する剪断力がサイプにより分散吸収されるた
め、ヒールアンドトウ摩耗を防止することができる。
【0059】リブの接地領域外にラグ溝を設けたタイヤ
の場合には、タイヤ接地時にタイヤ幅方向外側部にかか
る応力をラグ溝が変形することにより吸収し、接地領域
の圧力分布を均一にするため、多角形摩耗を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気入りタイヤのトレッド面を例示す
る展開図である。
【図2】サブ溝の全溝面積に占める溝面積比率Sと騒音
レベルNとの関係を示すグラフである。
【図3】接地領域内のサブ溝本数nと騒音レベルNとの
関係を示すグラフである。
【図4】サブ溝の溝幅の最大値と最小値の比(最大値/
最小値)Wと騒音レベルNとの関係を示すグラフであ
る。
【図5】サブ溝深さの主溝深さに対する比率Dと騒音レ
ベルNとの関係を示すグラフである。
【図6】サブ溝のタイヤ周方向に対する角度Aと騒音レ
ベルNとの関係を示すグラフである。
【図7】各ブロックのサイプ本数siと偏摩耗レベルa
(ヒールアンドトウ摩耗)との関係を示すグラフであ
る。
【図8】ラグ溝の本数のサブ溝の本数に対する比Lと偏
摩耗レベルb(多角形摩耗)との関係を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
1 主溝 2 サブ溝 3 ブロック 4 ブロック列 5 リブ 6 サイプ 7 ラグ溝 8 接地領域の境界

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレッド面にタイヤ周方向に直線状に延
    びる3本の主溝を設け、前記主溝間を複数のサブ溝によ
    りタイヤ周方向に間隔を置いて連通することによりブロ
    ック列を形成した空気入りタイヤにおいて、前記サブ溝
    の全溝面積に占める溝面積比率を5〜30%、接地領域
    内に分布する前記サブ溝の本数を8〜16本にし、前記
    ブロック列を形成する各ブロックにタイヤ幅方向に延び
    るサイプを1〜4本設けた空気入りタイヤ。
  2. 【請求項2】 前記サブ溝の溝幅の最大値と最小値との
    比(最大値/最小値)を1〜1.4にした請求項1に記
    載の空気入りタイヤ。
  3. 【請求項3】 前記サブ溝の溝深さの主溝深さに対する
    比率を50〜100%にした請求項1又は2に記載の空
    気入りタイヤ。
  4. 【請求項4】 前記サブ溝のタイヤ周方向に対する角度
    を50〜70°にした請求項1〜3のいずれかに記載の
    空気入りタイヤ。
  5. 【請求項5】 前記3本の主溝の両外側をリブにした請
    求項1〜4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  6. 【請求項6】 前記サイプを相互に略平行にした請求項
    1〜5のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  7. 【請求項7】 前記サイプを片側オープンにし、互いに
    隣接するサイプ間で互いに反対側を開口させた請求項1
    〜6のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  8. 【請求項8】 前記サイプの閉口側端部と主溝との距離
    を前記主溝の溝幅の1.2倍以上にした請求項7に記載
    の空気入りタイヤ。
  9. 【請求項9】 前記各ブロック内のサイプ間距離を前記
    主溝の溝幅の1.2倍以上にした請求項7又は8に記載
    の空気入りタイヤ。
  10. 【請求項10】 前記リブのショルダー端にタイヤ周方
    向に間隔をおいて複数のラグ溝を設けた請求項5に記載
    の空気入りタイヤ。
  11. 【請求項11】 前記ラグ溝の本数を前記サブ溝の本数
    の0.6〜1.4倍にし、該ラグ溝の溝幅を主溝の溝幅
    の0.2〜0.6倍にした請求項10に記載の空気入り
    タイヤ。
  12. 【請求項12】 前記リブにタイヤ幅方向に貫通するサ
    イプを設けた請求項10又は11に記載の空気入りタイ
    ヤ。
  13. 【請求項13】 トレッド面にタイヤ周方向に直線状に
    延びる3本の主溝を設け、前記主溝間を複数のサブ溝に
    よりタイヤ周方向に間隔を置いて連通することによりブ
    ロック列を形成し、前記3本の主溝の両外側をリブにし
    た空気入りタイヤにおいて、前記サブ溝の全溝面積に占
    める溝面積比率を5〜30%、接地領域内に分布する前
    記サブ溝の本数を8〜16本にし、前記リブ上の前記接
    地領域外にタイヤ周方向に間隔をおいて複数のラグ溝を
    設けた空気入りタイヤ。
  14. 【請求項14】 前記サブ溝の溝幅の最大値と最小値と
    の比(最大値/最小値)を1〜1.4にした請求項13
    に記載の空気入りタイヤ。
  15. 【請求項15】 前記サブ溝の溝深さの主溝深さに対す
    る比率を50〜100%にした請求項13又は14に記
    載の空気入りタイヤ。
  16. 【請求項16】 前記サブ溝のタイヤ周方向に対する角
    度を50〜70°にした請求項13〜15のいずれかに
    記載の空気入りタイヤ。
  17. 【請求項17】 前記ラグ溝の本数を前記サブ溝の本数
    の0.6〜1.4倍にし、該ラグ溝の溝幅を主溝の溝幅
    の0.2〜0.6倍にした請求項13〜16のいずれか
    に記載の空気入りタイヤ。
  18. 【請求項18】 前記リブに、タイヤ幅方向に貫通する
    サイプを設けた請求項13〜17のいずれかに記載の空
    気入りタイヤ。
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