JP2003154216A - 油清浄装置 - Google Patents

油清浄装置

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JP2003154216A
JP2003154216A JP2001353960A JP2001353960A JP2003154216A JP 2003154216 A JP2003154216 A JP 2003154216A JP 2001353960 A JP2001353960 A JP 2001353960A JP 2001353960 A JP2001353960 A JP 2001353960A JP 2003154216 A JP2003154216 A JP 2003154216A
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JP
Japan
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oil
filter
particle size
cleaning
control valve
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JP2001353960A
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English (en)
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Naohiro Hata
直寛 秦
Hiroshi Ouchi
博史 大内
Osamu Matsuura
修 松浦
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Hitachi Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Hitachi Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】油の清浄度を一定に保ち、なおかつフィルタの
寿命を延ばすこと。 【解決手段】清浄前の油の汚れ具合をコンタミネーショ
ンカウンタ3で測定し、その結果をもとに調整弁6の開
度を決定及び調整する制御装置5を取り付けて油清浄機
のろ過能力を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油清浄装置に係
り、油清浄機における清浄度を維持しながらフィルタ寿
命を長期化した油清浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に、従来の油清浄系統の一例を示
す。
【0003】油タンク2内の油をポンプ4により圧送し
て油清浄機1に内蔵されるフィルタ11を通過させるこ
とにより油中のゴミや水分をろ過し、除去する。
【0004】また、従来、油清浄装置に関するものとし
て、特開平2−227110号,特開平4−19414
号,特開昭64−46003号,特開平2−22384
6号,特開2001−141198号に記載されたもの
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術において
は、油清浄系統の清浄能力は専らフィルタ11の能力に
より決定される。しかし清浄前の油の汚れ具合は環境条
件や使用する油の性状等によって大きく異なり、同じ油
清浄機を用いても油清浄度にバラ付きが生じるという問
題があった。また、非常に汚れている油を清浄すると予
定よりはるかに早くフィルタの寿命が尽きてしまうこと
も問題であった。
【0006】本発明の目的は、油清浄系統の清浄度を良
好に保ちながら、フィルタ(ろ過手段)の寿命を延ばす
ことが可能な油清浄装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、清浄前の油の汚れ具合をコンタミネーションカウン
タ又は水分計測器で測定し、その結果をもとにフィルタ
(ろ過手段)へ送油する流量を制御するようにした。具
体的には特許請求の範囲に記載した構成により上記目的
を達成する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図示した実施例に基づき本
発明を詳細に説明する。
【0009】図1に本実施例の一例を示す。油タンク2
内の油をサンプリングし、コンタミネーションカウンタ
3を用いて油中に含まれるゴミの量を測定する。コンタ
ミネーションカウンタとしては、例えば光遮断式センサ
ー(自動微粒子計測器)が用いられる。測定結果は図2
に示す通り制御装置5に送られ、ゴミの粒径ごとに表示
される。またその結果から一般的に油清浄度の判定基準
として引用されているNAS(National Aerospace Stan
dard)規格に基づき油清浄度を判定し、結果を表示す
る。このように油清浄度の計測結果を表示することによ
り、従来は定期的に行う計測時にしか分からなかった油
清浄度を常にオンラインで確認することが可能となる。
油清浄度が規定値、たとえば大粒径ゴミがNAS10級
よりも汚れている場合などには、調整弁6を閉じて、粗
いフィルタ8で多くの油を清浄することにより、細かい
フィルタ7に大粒径のゴミが詰まることによるフィルタ
寿命の短縮を防ぐ。油清浄度が規定値を満たしている場
合は、各粒径のゴミの分布に対応した弁開度をデータベ
ースとの照合により決定し、調整弁6の開度を変更す
る。データベースは、粒径分布や流量等を考慮して実験
的に得られた数値によって構成されている。これにより
細かいフィルタ7と粗いフィルタ8の流量比を変更して
油清浄機1のろ過能力を必要最低限とすることにより、
流れ込む油の汚れが異なる場合でも油清浄度を一定にす
ることが出来る。また、フィルタを選択的に使用するこ
とにより、個々のフィルタ寿命の長期化を図るものであ
る。
【0010】9はヒータであって、油清浄機1に油清浄
機1内の油温度を変更できるようにとりつける。コンタ
ミネーションカウンタ3による油清浄度の測定結果に対
応して、制御装置5にてヒータ9の出力を変更し、油温
度を変化させて油粘度を調整してろ過能力を可変として
いる。
【0011】4はポンプであって、油清浄機1内のフィ
ルタ7および8に送油し、油をろ過させている。コンタ
ミネーションカウンタ3による油清浄度の測定結果に対
応して、制御装置5にてポンプ4の出力を変更し、油清
浄機1内の油流量を変化させてろ過能力を可変とするこ
とにより、油清浄度を一定に保ち、フィルタの寿命を延
ばすことも図ることが出来る。具体的には、油を用いて
いる系統側で要求される油清浄度(範囲)になるように
ポンプの吐出流量を制御する。清浄度が悪い場合には流
量を多くして清浄度を向上し、清浄度が悪い場合には、
流量を少なくして必要以上にフィルタに負荷をかけない
ようにしてフィルタ寿命をのばす。
【0012】図3は本発明の2つめの実施例である。油
タンク2内の油をサンプリングし、コンタミネーション
カウンタ3を用いて油中に含まれるゴミの量を測定す
る。その結果油清浄度が非常に悪い時(油を用いている
側の系統における突発的な油のよごれ、例えば軸受破損
等の際のよごれの時)のみ調整弁6を開とし、装置外に
設けた高精度の油清浄装置10、例えばイオン式集塵装
置などを用いて大小粒径のゴミを短時間で除去すること
により油清浄度を一定に保ち、フィルタの寿命を延ばす
ことを目的としている。
【0013】高精度の油清浄装置10は油中に添加する
防錆剤などを必要以上に除去することによる油劣化を招
く可能性があるため常時使用することが難しく、本発明
のような油清浄度に対応した自動制御が必要になる。
【0014】さらに本発明の実施例として、油中のゴミ
の量ではなく水分の量を計測し、その結果に対応して油
清浄機の能力を変更することにより油中の水分量を一定
としフィルタの寿命の長期化を図ることも考えられる。
油中に水分があると油の劣化を招くことから、油中の水
分を除去するのは油清浄機の重要な役割である。図1の
コンタミネーションカウンタ3を油中水分計測機とし、
細かいフィルタ7,粗いフィルタ8をそれぞれ水分離性
能の高いフィルタ,低いフィルタ(水分吸着タイプのフ
ィルタで吸着面積が異なる)として油中水分計測機の測
定結果を制御装置5のデータベースと照合することによ
り調整弁6の開度を調整し、水分離性能の高いフィル
タ,低いフィルタの流量比を変更して油清浄機1の水分
離性能を変化させることにより油中の水分量を一定とし
フィルタの寿命の長期化を図ることも可能である。具体
的には、水分量が多い時に水分離性能の高いフィルタへ
油を送るようにし、水分量が少ない時には水分離性能の
低いフィルタで油を清浄する。
【0015】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、必要な油清浄度を保ち、かつ使用するフィルタの寿
命を延ばす。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す。
【図2】本発明の他の実施例を示し、機外に設けた高精
度の油清浄装置を用いた構成例を示す。
【図3】本発明の一実施例における、制御装置の弁調整
フローを示す。
【図4】従来の油清浄機を示す。
【符号の説明】
1…油清浄機、2…油タンク、3…コンタミネーション
カウンタ、4…ポンプ、5…制御装置、6…調整弁、7
…細かいフィルタ、8…粗いフィルタ、9…ヒータ、1
0…高精度油清浄装置、11…フィルタ。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01D 29/60 B01D 35/02 E F15B 1/26 F15B 1/06 21/04 B01D 29/36 A (72)発明者 大内 博史 茨城県日立市幸町三丁目2番1号 日立エ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 松浦 修 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所火力・水力事業部内 Fターム(参考) 3H082 AA12 CC02 DB07 DB13 DB26 DB32 DD13 DE03 3H086 AA08 AA09 AA12 AA28 AB03 AE31 AE34 AE35 AE41 AF02 AF07 4D064 AA23 BM04 DD15

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】油タンク内に蓄えられた油をフィルタを用
    いて清浄する油清浄装置であって、 ろ過粒度の細かいフィルタと、 ろ過粒度の粗いフィルタと、 前記各フィルタへの油の流入量を調節する調節弁と、 清浄前の油の汚れ具合をゴミ粒径の分布を含めて測定可
    能なコンタミネーションカウンタと、 前記調節弁を前記コンタミネーションカウンタで測定さ
    れたゴミの粒径分布に基づいて制御する制御装置を有す
    る油清浄装置。
  2. 【請求項2】油タンク内に蓄えられた油をろ過手段を用
    いて清浄する油清浄装置であって、 ろ過粒度の細かいろ過手段と、 ろ過粒度の粗いろ過手段と、 前記各ろ過手段への油の流入量を調節する調節弁と、 清浄前の油の汚れ具合をゴミ粒径の分布を含めて測定可
    能なコンタミネーションカウンタと、 前記調節弁を前記コンタミネーションカウンタで測定さ
    れたゴミの粒径分布に基づいて制御する制御装置とを有
    し、 前記制御装置では、前記測定結果が、大粒径のゴミが多
    い程、前記ろ過粒度の粗いろ過手段への流入量を多くな
    るように前記調節手段を制御する油清浄装置。
  3. 【請求項3】油タンク内に蓄えられた油をろ過手段を用
    いて清浄する油清浄装置であって、 ろ過粒度の細かいろ過手段と、 ろ過粒度の粗いろ過手段と、 前記各ろ過手段への油の流入量を調節する調節弁と、 清浄前の油の汚れ具合をゴミ粒径の分布を含めて測定可
    能なコンタミネーションカウンタと、 前記調節弁を前記コンタミネーションカウンタの測定結
    果に基づいて制御する制御装置とを有し、 前記制御装置では、前記測定結果が、大粒径のゴミが所
    定値よりも多い場合、ろ過粒度の細かいろ過手段への油
    の流入量を停止し、ろ過粒度の粗いろ過手段へ油を流入
    させるよう前記調節手段を制御する油清浄装置。
  4. 【請求項4】請求項1から3の何れかにおいて、前記コ
    ンタミネーションカウンタの測定結果を表示する手段を
    有する油清浄装置。
  5. 【請求項5】油タンク内に蓄えられた油を清浄する油清
    浄装置であって、 前記油タンク内の油を吸い込み送油するポンプと、 ろ過粒度の細かいフィルタと、 ろ過粒度の粗いフィルタと、 前記ポンプからの油を分岐して前記各フィルタに送油す
    る配管系と、 前記ろ過粒度の細かいフィルタへの油の流入量を調節す
    る調節弁と、 清浄前の油の汚れ具合をゴミ粒径の分布を含めて測定可
    能なコンタミネーションカウンタと、 前記調節弁を前記コンタミネーションカウンタで測定さ
    れたゴミの粒径分布に基づいて制御する制御装置とを有
    し、 前記制御装置では、前記コンタミネーションカウンタの
    測定結果に基づき前記ポンプの吐出流量を制御する油清
    浄装置。
  6. 【請求項6】油タンク内に蓄えられた油をフィルタを用
    いて清浄する油清浄装置であって、 前記フィルタと並列して設けられた集塵装置であって、
    粒径の大きいゴミ及び小さいゴミ並びに防錆剤を含めて
    除去する集塵装置と、 前記集塵装置への油の流入量を調節する調節弁と、 清浄前の油の汚れ具合を測定するコンタミネーションカ
    ウンタと、 前記コンタミネーションカウンタの測定結果である油清
    浄度が所定値よりも悪い場合に前記調節弁を開き、通常
    は前記調節弁を閉じるように制御する制御装置を有する
    油清浄装置。
  7. 【請求項7】油タンク内に蓄えられた油を水分離性能を
    有するフィルタを用いて清浄する油清浄装置であって、 水分離性能の高いフィルタと、 水分離性能の低いフィルタと、 前記各フィルタへの油の流入量を調節する調節弁と、 清浄前の油の含まれる水分を計測する水分計測機と、 前記調節弁を前記水分計測機の測定結果に基づき制御す
    る制御装置とを有し、 前記制御装置では、前記測定結果が、水分量が多い場
    合、前記水分分離性能の高いフィルタへ油が多く流入す
    るように前記調節弁を制御する油清浄装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN110513360A (zh) * 2019-09-06 2019-11-29 衢州超越环保科技有限公司 一种废旧液压油回收处理设备
JP2021518258A (ja) * 2018-03-19 2021-08-02 アールピーエム インダストリーズ, エルエルシーRpm Industries, Llc 再使用可能オイルフィルタを含むシステム

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