JP2003154152A - 遊技媒体貸出機 - Google Patents

遊技媒体貸出機

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JP2003154152A
JP2003154152A JP2001358639A JP2001358639A JP2003154152A JP 2003154152 A JP2003154152 A JP 2003154152A JP 2001358639 A JP2001358639 A JP 2001358639A JP 2001358639 A JP2001358639 A JP 2001358639A JP 2003154152 A JP2003154152 A JP 2003154152A
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medium lending
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JP2001358639A
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Yoshimi Fujita
芳身 藤田
Tadafumi Nakano
忠文 中野
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Heiwa Corp
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Heiwa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技機の入替等により、媒体貸出機に対する
遊技機の前方突出量が変化する場合に、自らの取付位置
を変更することなく新たに設けた遊技機に対応すること
のできる媒体貸出機を提供する。 【解決手段】 媒体受け部(Ga)を有する遊技機
(G)側方に隣接させた前面パネル(3)と、当該前面
パネル(3)に一端を固定した支持部(7,7´)と、
当該支持部(7,7´)の他端に設けた回動機構(9)
と、当該回動機構(9)により水平方向に回動可能な排
出ノズル(11,11´)と、を含む媒体貸出機(1)
の当該支持部(7,7´)に、当該前面パネル(3)に
対する当該媒体受け部(Ga)の前方突出長さに見合う
分だけ前方方向に延長可能とする延長機構(7a,7
b,7c)を設ける。延長機構(7a,7b,7c)の
働きにより排出ノズル(11,11´)を前方方向に移
動させて、前方突出した遊技機(G)の突出部分を迂回
させる。これにより、媒体貸出機(1)の取付位置を変
更することなく新たに設けた遊技機(G)に対応させる
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遊技機(たとえ
ば、パチンコ機やパチスロ機)の側方に隣接する遊技媒
体(上記例に使用するパチンコ玉や遊技コイン)を貸し
出すための遊技体貸出機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】これまでの遊技機島は、図7及び8に示
すように構成されていた。図7は、遊技機島の代表例で
あるパチンコ機の遊技機島の正面図を、図8は図7に示
す遊技機島のA−A断面図を、それぞれ示している。遊
技機島101は、遊技機103と、これらの遊技機10
3を支持するための島本体105と、を備えている。ま
た、遊技機103の側方には遊技媒体を貸し出すための
遊技媒体貸出機(以下、単に「媒体貸出機」という)1
11が配されていて、遊技媒体の貸出はその前面パネル
に水平方向に回動可能に設けられた排出ノズル111a
を通じて行われるようになっている。つまり、パチンコ
玉の排出は、回動させたノズルの先端を遊技機103前
面の媒体受け部103aの上方領域に臨ませてから行う
ようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、遊技機
の外形寸法、特に最大突起部を含む厚み寸法は遊技機の
機種により異なることが多い。この厚み寸法の違いは、
パチンコ機を例にとると、パチンコ機の遊技盤中央部に
設けられる遊技装置(いわゆる役物)が大型化してその
一部が遊技機裏面に突出したり、また、他の遊技装置の
制御部がパチンコ機裏面に突出したり等することにより
生じたものである。以下、このような遊技機裏面から突
出する部分を、本明細書では突出部分103bと呼ぶこ
とにする。
【0004】他方、パチンコ遊技場は、一般に限られた
敷地内に設けられている。この限られた敷地内にできる
だけ多数のパチンコ機を設置するために、遊技機島の幅
寸法は可及的に小さくなるように設定されている。さら
に、遊技機島は、パチンコ遊技場の壁に沿って設けられ
ることもあるが、通常は遊技客通路間に設けられてい
る。遊技客通路間に設けられた遊技機島は、パチンコ機
が島本体の両側に背中合わせに、すなわち、両パチンコ
機の両突出部分が島本体内で向き合うように構成されて
いる。ここで、遊技機島を最初に設計し設置する際に
は、背中合わせに設けられたパチンコ機の突出部分同士
が干渉しないように、また、両突出部分の間に配される
装置(たとえば、パチンコ機に隣接する媒体貸出機から
排出される紙幣を搬送する装置)と干渉しないように両
パチンコ機の取付位置を設定できるので突出部分同士が
干渉する問題は生じない。
【0005】ところが、最初の設置からしばらくしてパ
チンコ機を入れ替えようとするときに問題が生じる場合
があった。それは、入れ替えようとした新しいパチンコ
機の突出部分が、取り外された古いパチンコ機の突出部
分より奥行き寸法が長いため、背中合わせに設けられた
他のパチンコ機の突出部分と干渉し合ったり、上述した
紙幣搬送装置等に干渉したりするという問題である。こ
のような干渉を避けるためには、干渉が生じない位置ま
でパチンコ機を突出させる必要があった。
【0006】さらに別の問題として、パチンコ機と媒体
貸出機との相対位置の関係がある。すなわち、前述した
ように媒体貸出機は排出ノズルを通じてパチンコ玉を排
出するようになっている。ここで、パチンコ機が前方へ
突出すると、このパチンコ機が干渉して排出ノズルを回
動させることができなくなる。この不都合を避けるため
には、媒体貸出機自体を、パチンコ機の突出に合わせて
突出させる方法が考えられる。しかし、一般に媒体貸出
機は、パチンコ機と違い頻繁に入れ替える必要がないか
ら遊技機島(島本体)にしっかりと固定されている。こ
のため、媒体貸出機の取付位置の変更は必ずしも容易で
ない。さらに、パチンコ機の入れ替えの度に、媒体貸出
機の取付位置をも変更しなければならないとすると、入
替作業そのものを極めて煩雑化させてしまう。このよう
な問題は、パチンコ機だけでなくパチスロ機等の遊技機
についても同じように生じうる。
【0007】本発明が解決しようとする課題は、上記し
た問題に対処することのできる媒体貸出機を提供するこ
とにある。すなわち、遊技機の入替等により、媒体貸出
機に対する遊技機の前方突出量が変化する場合に、自ら
の取付位置を変更することなく新たに設けた遊技機に対
応することのできる媒体貸出機の提供が本発明の目的で
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために発明者は、遊技機島に固定されている媒体貸出機
本体はそのままで、排出ノズルに工夫を加えることによ
り、上記問題の解決を図った。その詳しい内容について
は、次項以下で説明する。なお、何れかの請求項に記載
した発明の説明において行う用語の定義等は、その性質
上可能な範囲で他の請求項に記載した発明の説明にも適
用されるものとする。
【0009】(請求項1に記載した発明の構成)請求項
1に記載した発明に係る媒体貸出機(以下、「請求項1
の媒体貸出機」という)は、媒体受け部を有する遊技機
側方に隣接させた前面パネルと、当該前面パネルに一端
を固定した支持部と、当該支持部の他端に設けた回動機
構と、当該回動機構により水平方向に回動可能な排出ノ
ズルと、を含み、当該支持部には、当該前面パネルに対
する当該媒体受け部の前方突出長さに(少なくとも)見
合う分だけ前方方向に延長可能とする延長機構を設けて
あることを特徴とする。支持部は、これを伸縮可能に構
成してもよい。伸縮可能に構成することにより、一旦延
長した(伸ばした)ものを縮めることが可能となる。
【0010】(請求項1に記載した発明の作用効果)請
求項1の媒体貸出機によれば、前面パネル(媒体貸出機
本体)の位置を変更することなく延長機構を延長させる
だけで排出ノズルを前方方向に突出させることができ
る。このため、遊技機の入替等により隣接する遊技機の
前面が媒体貸出機の前面パネルより前方突出した場合で
あっても、この前方突出に見合う排出ノズルの前方突出
により当該遊技機の前方突出部分を迂回させることによ
り、突出した遊技機前面に邪魔されることなく媒体受け
部に遊技媒体の排出を行わせることができる。さらに、
支持部を伸縮可能に構成した場合は、延長寸法の微調整
を行うことができるし、必要に応じて排出ノズルを元の
位置に戻すことが可能となる。
【0011】(請求項2に記載した発明の構成)請求項
2に記載した発明に係る媒体貸出機(以下、「請求項2
の媒体貸出機」という)は、請求項1の媒体貸出機を具
体的にしたものであって、前記延長機構には、前記前面
パネルに固定した固定中空体と、当該固定中空体に対し
てスライド可能な可動中空体と、当該固定中空体と当該
可動中空体とを固定するための固定部材と、を備えてあ
ることを特徴とする。固定中空体の「中空体」と、可動
中空体の「中空体」とは、何れも内部を遊技媒体が通過
可能な空間(中空部)を備えていることを意味する。
【0012】(請求項2に記載した発明の作用効果)請
求項2の媒体貸出機によれば、請求項1の媒体貸出機の
作用効果が、固定中空体に対する可動中空体のスライド
により実現する。スライドさせて固定中空体に対する可
動中空体の相対位置を決定したら、すなわち、排出ノズ
ルの前方突出位置を決定したら、固定部材により固定中
空体と可動中空体とを固定して両者間の位置ずれが生じ
ないようにする。
【0013】(請求項3に記載した発明の構成)請求項
2に記載した発明に係る媒体貸出機(以下、「請求項2
の媒体貸出機」という)は、請求項2の媒体貸出機を具
体的にしたものであって、前記延長機構を、ジャバラ構
造体により構成してあることを特徴とする。ジャバラ構
造体としては、たとえば、伸縮可能な襞状のものや細い
鋼線等をコイル状に巻いたもの等がある。
【0014】(請求項3に記載した発明の作用効果)請
求項3の媒体貸出機によれば、請求項1の媒体貸出機の
作用効果が、ジャバラ構造体の延長(伸縮)により実現
する。
【0015】(請求項4に記載した発明の構成)請求項
4に記載した発明に係る媒体貸出機(以下、「請求項4
の媒体貸出機」という)は、媒体受け部を有する遊技機
側方に隣接させた前面パネルと、当該前面パネルに一端
を固定した支持部と、当該支持部の他端に設けた回動機
構と、当該回動機構により水平方向に回動可能な排出ノ
ズルと、を含み、当該排出ノズルの途中には、当該前面
パネルに対して遊技機前面が奥行き方向に突出する場合
に、当該突出する遊技機前面を迂回可能とするための屈
曲部を設けてあることを特徴とする。
【0016】(請求項4に記載した発明の作用効果)請
求項4の媒体貸出機によれば、前面パネル(媒体貸出機
本体)の位置を変更することなく、排出ノズルから遊技
媒体を媒体受け部に当該前面パネルに対して遊技機前面
が前方方向に突出しても、屈曲部の作用により当該突出
部分を迂回可能とすることができる。迂回可能となった
結果、遊技機前面に邪魔されずに媒体受け部に媒体を排
出することができる。
【0017】(請求項5に記載した発明の構成)請求項
5に記載した発明に係る媒体貸出機(以下、「請求項5
の媒体貸出機」という)は、請求項1乃至4の何れかの
媒体貸出機の構成に限定が加わり、取り扱う遊技媒体
が、パチンコ玉又は遊技用コインであることを特徴とす
る。
【0018】(請求項5に記載した発明の作用効果)請
求項5の媒体貸出機によれば、請求項1乃至4の媒体貸
出機作用効果が、パチンコ玉又は遊技用コインにより実
現する。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、各図を参照しながら、本発
明の実施の形態(以下、「本実施形態」という)につい
て説明する。図1は、媒体貸出機の斜視図である。図2
は、図1に示す媒体貸出機の部分拡大図である。図3
は、図1に示す媒体貸出機の平面図である。図4は、媒
体貸出機の変形例を示す斜視図である。図5は他の実施
形態における媒体貸出機を示す斜視図である。図6は、
図5に示す媒体貸出機の平面図である。なお、本実施形
態の説明に当たって、従来の技術の説明の欄で既に行っ
たパチンコ機についての説明は重複を避けるために省略
する。さらに、必要に応じてパチンコ機(遊技機)や受
け皿(媒体受け部)を図示するが、説明対象は媒体貸出
機であるから、このパチンコ機等は想像線で示すことと
する。また、本実施形態は、パチンコ玉の排出を行う媒
体貸出機についてのものであるが、遊技用コイン等のパ
チンコ玉以外の媒体にも適用可能であることはいうまで
もない。
【0020】(遊技媒体の概略構成)図1乃至3に基づ
いて、パチンコ玉用の媒体貸出機の概略構造について説
明する。媒体貸出機1は、前面パネル3とこの前面パネ
ル3の背面に取り付けてある貸出機本体5とから概ね構
成してある。貸出機本体5内部には、外部から供給され
るパチンコ玉(遊技媒体)を排出する機構や、遊技者が
投入する硬貨等の真贋を識別したりする機構等を組み込
んである(図示を省略)。他方、前面パネル3には、後
述する排出ノズル11を取り付けてある。媒体貸出機1
は、パチンコ機(遊技機)Gの側方に前面パネルを隣接
させることにより、パチンコ機Gの受け皿(媒体受け
部)Gaの中に排出ノズル11を介してパチンコ玉を排
出できるように構成してある。
【0021】(排出ノズルの構造)図1乃至3を参照し
ながら、排出ノズル11の構造について説明する。排出
ノズル11は、全体として合成樹脂により構成した断面
矩形のノズルであって、先端方向に向かって僅かな先細
り形状に形成したノズル本体11aと、このノズル本体
11aの根元に形成したノズル基部11bと、先端部に
設けた排出位置微調整用の排出ジャバラ11cと、によ
り概ね構成してある。ノズル基部11bは、回動機構9
とともにヒンジ構造の一部をなすように形成してあり、
これにより、排出ノズル11をほぼ水平方向に回動させ
ることができる(図3参照)。この回動機構9は、一端
を前面パネル3に固定した支持部7の他端に固定してあ
る。以上から理解されるように、排出ノズル11は、回
動機構9と支持部7を介して前面パネル3に取り付けら
れている。
【0022】(支持部の構造)引き続き図1乃至3を参
照しながら、支持部7の構造について説明する。上述し
たように支持部7は、前面パネル3に固定した固定中空
体7aと、回動機構9に固定した可動中空体7bと、固
定中空体7aと可動中空体7bとを固定するための固定
ネジ(固定部材)7cと、により構成してあり、貸出機
本体5から供給されるパチンコ玉が、ノズル基部11b
を介してノズル本体11aへ抜けられるような構造に構
成してある。可動中空体7bと固定中空体7aとは、ほ
ぼ同じ形状に形成してあり、前者の方が後者より僅かに
小径に形成してある。このように形成したのは、可動中
空体7bを固定中空体7aにスライド可能に受け入れさ
せて、両者間の相対位置をずらすことにより支持部7を
伸縮可能(延長可能)に構成するためである。固定中空
体7aと可動中空体7bとが重なり合う部分には、スラ
イド方向に延びる孔7hを貫通形成してあり、この孔7
hの中に固定ネジ7cを通して両中空体を固定できるよ
うに構成してある。
【0023】支持部材7の延長可能寸法、すなわち、固
定中空体7aに対する可動中空体7bの可動距離は、各
種パチンコ機のうち最も小さい奥行き寸法と、最も大き
い奥行き寸法との差に等しいものとすることが好まし
い。これは、パチンコ機の入替等により、媒体貸出機の
前面パネルよりパチンコ機前面が前方突出する場合に想
定される突出長さに見合ったものとするためである。以
上説明した固定中空体7aと可動中空体7bとにより、
本実施形態における延長機構を構成してある。
【0024】(本実施形態の作用効果)本実施形態にお
ける媒体貸出機1によれば、排出ノズル11を回動さ
せ、その先端部の排出ジャバラ11cをパチンコ機Gの
受け皿Gaの上部領域に臨ませれば、遊技媒体であるパ
チンコ玉を直接、この受け皿Gaの中に排出させること
ができる。この作業は、パチンコ玉を借りようとする遊
技客により、一般に行われる。
【0025】他方、パチンコ機(旧パチンコ機)を入れ
替える必要が生じ、入れ替えようとするパチンコ機(新
パチンコ機)が旧パチンコ機より奥行き寸法が長い場合
には、新パチンコ機を旧パチンコ機が設置されていた場
所より、奥行き寸法が長い分だけ前方に突出させること
になる。すなわち、図1及び3に示す想像線L1の位置
にあった旧パチンコ機が、想像線L2の位置まで突出す
ることになる。ところが、媒体貸出機1は、入れ替えて
いないので、元の位置に残っている。このため、排出ノ
ズル11を回動させようとすると、突出した新パチンコ
機Gの前面に邪魔されて受け部Gaの上部領域に排出蛇
腹11cを臨ませることができない。
【0026】そこで、排出ノズル11の位置を、新パチ
ンコ機Gの突出に見合う分だけ前方移動させる必要が生
じる。排出ノズル11の前方移動は、延長機構を構成す
る固定中空体7aと可動中空体7bとの相対位置を変化
させることにより行う。そのためには、まず固定ネジ7
cを緩めてから、排出ノズル11を持って前方に引く。
これにより、可動中空体7bが固定中空体7aに対して
スライドして、支持部材7の全長が延長される。このス
ライド量を新パチンコ機Gの突出量に合わせて調整した
後に、固定ネジ7cを締めて固定中空体7aに可動中空
体7bを固定する。これで、排出ノズル11を前方移動
させる作業を完了する。排出ノズル11が前方移動した
結果、旧パチンコ機に比べたときの新パチンコ機Gの前
方突出分を迂回することができるので、排出ジャバラ1
1cを新パチンコ機Gの受け皿Gaの上部領域に臨ませ
ることができる。以上のとおり、媒体貸出機1によれ
ば、奥行き寸法の違い等のために媒体貸出機1の前面パ
ネル3よりパチンコ機を前方突出させざるを得ない場合
に、媒体貸出機1を移動させたり再設置させたりするこ
となく、パチンコ玉貸出の態勢を整えることができる。
【0027】上記の構造を備える媒体貸出機1であるか
ら、入れ替えようとするパチンコ機の機種選定に際して
奥行き寸法の制限を選定者に与えることがない。言葉を
変えると、パチンコ機の機種選定のにあたって、選定余
地を広げるという利点を選定者にもたらすことになる。
なお、支持部7の伸縮(延長)は、パチンコ機の入替時
だけでなく、パチンコ機の新規設置に際してこのパチン
コ機の受け皿との相対位置を調整する時に利用してもよ
い。この利用により、一旦設置したパチンコ機や媒体貸
出機の取付位置をずらす必要がなくすことができるから
である。
【0028】(本実施形態の変形例)図4に基づいて本
実施形態の変形例について説明する。本変形例が本実施
形態と異なるのは、延長機構である支持部材の構造だけ
である。このため、この欄では支持部材の説明だけを行
い、他の共通部材については本実施形態で使用した部材
番号と同じ部材番号を付すにとどめ、重複を避けるため
に共通部材についての説明を省略する。すなわち、支持
部材7´は、コイル状に巻いた芯線に襞の付いた樹脂パ
イプを被覆したジャバラ構造体により構成してある。芯
線としては、自由に撓むことのできる鋼線等を用いるこ
とができ、外力を加えて変形させたときに、その形状を
保つような素材を選択する。すなわち、排出ノズル11
を手前に引っ張ったときに伸びて、その伸びた状態を保
てるものである必要がある。さらに、内部を通過するパ
チンコ玉の重量に耐えられる構造でなければならないこ
とは言うまでもない。本変形例の作用効果は、本実施形
態の作用効果とパチンコ機の前方突出を迂回可能という
点で基本的に同じであるが、部品点数が少ないという点
で本実施形態のものより有利である。
【0029】(他の実施形態)図5及び6に基づいて他
の実施形態について説明する。この説明においても特徴
部分の説明にとどめ、本実施形態と共通する部分につい
ての説明を省略する。すなわち、他の実施形態における
排出ノズル11´の特徴は、その途中に屈曲部11´a
を設けてある点にある。屈曲部11´aを設けてあるの
は、パチンコ機Gの突出部分を迂回可能とするためであ
る。これにより、パチンコ機前面に邪魔されずに媒体受
け部Gaにパチンコ玉を排出させることができる。本変
形例における屈曲部11´aは、ほぼ直角に屈曲させて
あるが、突出部分を迂回可能である限り屈曲角度や形状
に何ら制限はない。なお、支持部7´は、これを上述し
た変形例と同様に伸縮自在に構成してある。このように
構成したのは、排出ノズル11´の位置を調整可能とす
るためのものであるが、調整不要と考えるのであれば伸
縮自在に構成する必要はない。本変形例によれば、比較
的シンプルな構造ながら、パチンコ機が前方突出したと
しても、媒体貸出機1を移動させることなくそのまま使
用することを可能にする。
【0030】
【発明の効果】本発明に係る媒体貸出機によれば、遊技
機の入替等により、媒体貸出機に対する遊技機の前方突
出量が変化する場合に、自らの取付位置を変更すること
なく新たに設けた遊技機に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】媒体貸出機の斜視図である。
【図2】図1に示す媒体貸出機の部分拡大図である。
【図3】図1に示す媒体貸出機の平面図である。
【図4】媒体貸出機の変形例を示す斜視図である。
【図5】他の実施形態における媒体貸出機を示す斜視図
である。
【図6】図5に示す媒体貸出機の平面図である。
【図7】遊技機島の代表例であるパチンコ機の遊技機島
の正面図である。
【図8】図7に示す遊技機島のA−A断面図である。
【符号の説明】
1 媒体貸出機 3 前面パネル 5 貸出機本体 7,7´ 支持部 7a 固定中空体(延長機構) 7b 可動中空体(延長機構) 7c 固定ネジ(固定部材、延長機構) 7h 孔 9 回動機構 11,11´ 排出ノズル 11´a 屈曲部 11a ノズル本体 11b ノズル基部 11c 排出ジャバラ G パチンコ機(遊技機) Ga 受け皿(媒体受け部)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 媒体受け部を有する遊技機側方に隣接さ
    せた前面パネルと、 当該前面パネルに一端を固定した支持部と、 当該支持部の他端に設けた回動機構と、 当該回動機構により水平方向に回動可能な排出ノズル
    と、を含み、 当該支持部には、当該前面パネルに対する当該媒体受け
    部の前方突出長さに見合う分だけ前方方向に延長可能と
    する延長機構を設けてあることを特徴とする遊技媒体貸
    出機。
  2. 【請求項2】 前記延長機構には、前記前面パネルに固
    定した固定中空体と、当該固定中空体に対してスライド
    可能な可動中空体と、当該固定中空体と当該可動中空体
    とを固定するための固定部材と、を備えてあることを特
    徴とする請求項1に記載した遊技媒体貸出機。
  3. 【請求項3】 前記延長機構を、ジャバラ構造体により
    構成してあることを特徴とする請求項1に記載した遊技
    媒体貸出機。
  4. 【請求項4】 媒体受け部を有する遊技機側方に隣接さ
    せた前面パネルと、当該前面パネルに一端を固定した支
    持部と、 当該支持部の他端に設けた回動機構と、 当該回動機構により水平方向に回動可能な排出ノズル
    と、を含み、 当該排出ノズルの途中には、当該前面パネルに対して遊
    技機前面が前方方向に突出する場合に、当該突出する遊
    技機前面を迂回可能とするための屈曲部を設けてあるこ
    とを特徴とする遊技媒体貸出機。
  5. 【請求項5】 前記遊技媒体が、パチンコ玉又は遊技用
    コインであることを特徴とする請求項1乃至4の何れか
    に記載した遊技媒体貸出機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010088461A (ja) * 2008-10-03 2010-04-22 Silver Denken Kk 台間ユニット
JP2013094617A (ja) * 2011-11-07 2013-05-20 Sophia Co Ltd メダル貸出装置

Cited By (2)

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