JP2003153869A - 心拍動計測装置 - Google Patents
心拍動計測装置Info
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Abstract
ことが出来る心拍動計測装置を提供する。 【解決手段】 本発明に係る心拍動計測装置は、掛け布
団1に加速度センサー2を配備し、該加速度センサー2
の出力端は信号処理装置3に接続されている。信号処理
装置3は、加速度センサー2の出力信号をデジタル信号
に変換するA/D変換回路32と、該A/D変換回路32か
ら得られるデジタル信号に演算処理を施して心拍数を算
出する演算処理回路33とを具え、該演算処理回路33の出
力端が出力装置4に接続されている。
Description
測する装置に関するものである。
が増加しており、この様な寝たきり老人の体調を監視す
る方法として、心電計によって心拍動を計測し、心拍数
の変化に基づいて診断を行なう方法が注目されている。
又、予防医学の意識が高まる現在において、一般の家庭
においても日常的に気軽に心拍動を計測したいというニ
ーズが高まっている。
心電計を用いた心拍動の計測においては、複数の電極を
直接肌に貼り付ける必要があり、各電極から計測器本体
へ伸びるコードによって長時間の拘束状態を強いられる
という欠点があった。そこで本発明の目的は、仰臥位又
は側臥位の人体の心拍動を無拘束で計測することが出来
る心拍動計測装置を提供することである。
置は、人体を覆う寝具に1或いは複数の加速度センサー
を取り付けて、人体の心拍動に伴う寝具の振動を検知す
ることによって、心拍動を計測するものである。尚、人
体を覆う寝具には、掛け布団、毛布、タオルケット等が
含まれる。上記本発明の心拍動計測装置においては、寝
具をかぶった仰臥位又は側臥位の姿勢で、心臓の動き即
ち心拍動が、寝具に伝わり、寝具が振動することにな
る。この寝具の振動に伴って加速度センサーが振動し、
心拍動が加速度の変化として検出される。
(2)は、人体の胸部に対向する位置に配置されている。
これによって、心臓の動きが敏感に加速度センサー(2)
に伝わって、高いS/N比の計測値が得られる。
ンサー(2)の出力端は、信号処理装置(3)に接続され、
該信号処理装置(3)は、加速度センサー(2)の出力信号
をデジタル信号に変換するA/D変換手段と、該A/D
変換手段から得られるデジタル信号に演算処理を施して
心拍数を算出する演算処理手段とを具え、信号処理装置
(3)の出力端は出力装置(4)に接続されている。該具体
的構成においては、信号処理装置(3)によって心拍数が
算出され、該心拍数が出力装置(4)によって出力され
る。
人体を覆う寝具に1或いは複数の加速度センサーが配備
されて、心拍動の計測器が構成されており、従来の如く
電極を肌に直接貼り付ける必要はないので、無拘束の計
測が実現される。
き、図面に沿って具体的に説明する。本発明に係る心拍
動計測装置は、図1に示す如く、掛け布団(1)の内部に
3つの小型の加速度センサー(2)(2)(2)が取り付けら
れている。これらの加速度センサー(2)(2)(2)は、胸
を覆う逆三角形の頂点位置に配置されており、この中の
1つの加速度センサー(2)は、左胸の心臓の位置に対向
している。尚、加速度センサー(2)は、マイクロストー
ン社製であって、重量:4g、寸法:縦20.5mm×
横12.5mm×高さ5mmを有している。
端は信号処理装置(3)に接続されている。信号処理装置
(3)は、加速度センサー(2)の出力信号を増幅する増幅
回路(31)と、加速度センサー(2)の出力信号をデジタル
データの出力信号に変換するA/D変換回路(32)と、デ
ジタル出力信号に後述の演算処理を施して体動回数と心
拍数を算出する演算処理回路(33)とから構成されてい
る。信号処理装置(3)の出力端はディスプレイやプリン
ター等の出力装置(4)に接続されており、体動回数及び
心拍数の出力が可能となっている。又、必要に応じ、各
加速度センサー(2)の出力信号に含まれるノイズ成分を
除去するためのバンドパスフィルターが装備される。
す如く掛け布団(1)を被った仰臥位の姿勢で、心臓の動
き即ち心拍動が掛け布団(1)に伝わって、掛け布団(1)
が上下に振動することになり、この掛け布団(1)の振動
に伴って加速度センサー(2)が振動する。図4は、心臓
の上に配置された加速度センサー(2)の出力信号を表わ
している。図示の如く約1秒に1回の頻度でピークが発
生しており、このピークが心拍動を表わしているので、
本実施例では、所定の閾値を用いた演算処理によってピ
ークの回数をカウントし、心拍動の計測値(心拍数)とす
る。
回路(33)が実行する演算処理手続きを表わしている。該
演算処理手続きは、任意の複数(n個)の加速度センサー
が配備されている心拍動計測装置を前提として、nチャ
ンネルのセンサー出力信号を処理するものである。尚、
A/D変換回路(32)によるデジタル出力信号のサンプリ
ング周波数は1000Hzに設定されている。
グ時刻tにおける各チャンネルのデジタル出力信号D1
(t)〜Dn(t)を取り込んで、各デジタル出力信号の増
分(Di(t)−Di(t−1))が所定の閾値L1よりも大き
いかどうかを判断する。各デジタル出力信号の増分が所
定の閾値L1よりも大きい(イエス)と判断されたとき
は、フラグFlagM(i)を1にセットして、ステップ
S4に移行する。これに対し、各デジタル出力信号の増
分が所定の閾値L1以下の場合は、フラグFlagM
(i)は0とする。尚、ステップS1〜S3の判断にて、
各デジタル出力信号の増分(Di(t)−Di(t−1))を所
定の閾値L1と比較することによって、ローパスフィル
ター処理と同様に基線の揺らぎを排除することが可能で
あるが、これに代えて、各デジタル出力信号の絶対値を
所定の閾値L1′と比較することとしてもよい。
の合計値Mを算出し、ステップS5では、その合計値M
が所定の閾値L2よりも大きいかどうかを判断する。こ
こでイエスと判断されたときはステップS6にて体動回
数のカウントを実行し、ノーと判断されたときは体動回
数のカウントは実行しない。一方、ステップS1〜S3
にて、各デジタル出力信号の増分が所定の閾値L1以下
(ノー)と判断された場合は、ステップS8〜S10へ移
行し、サンプリング時刻tにおける各チャンネルのデジ
タル出力信号D1(t)〜Dn(t)が所定の閾値L3より
も大きいかどうか、即ちデジタル出力信号が心拍R波を
含んでいるかどうかを判断する。各デジタル出力信号が
所定の閾値L3よりも大きい(イエス)と判断されたとき
は、フラグFlagC(i)を1にセットして、ステップ
S11に移行する。これに対し、各デジタル出力信号が
所定の閾値L3以下の場合は、フラグFlagC(i)は
0とする。
(i)の合計値Cを算出し、ステップS12では、その合
計値Cが所定の閾値L4よりも大きいかどうかを判断す
る。ここでイエスと判断されたときは、ステップS13
に移行して、R波を検出した時刻Tを算出した後、ステ
ップS14に移行し、R波を検出した時刻Tとその前に
R波を検出した時刻(T−1)との差からRR間隔を算出
する。続いて、RR間隔を60(秒)で除算して、1秒間
当たりの心拍数Aを算出する。一方、ステップS8〜S
10にて、サンプリング時刻tにおける各チャンネルの
デジタル出力信号D1(t)〜Dn(t)が所定の閾値L3
以下(ノー)と判断されたときは、ステップS16に移行
して、心拍・体動信号の検出なしと判断する。
L4以下と判断されたとき、或いは、ステップS15又
はステップS16の処理後は、ステップS17へ移行し
て、サンプリング時刻tを次のサンプリング時刻(t+
1)に進めて、ステップS1〜S3へ戻り、同様の処理
を繰り返す。
び心拍数が算出され、その結果が図1の出力装置(4)に
よって出力され、更に必要に応じて、それらの出力デー
タが外部の医療施設へ自動的に送信される。
具としての掛け布団(1)に複数の加速度センサー(2)が
配備されており、単に掛け布団(1)をかぶって寝るだけ
で心拍動の計測が可能となるので、人体を拘束すること
なく、心拍動を計測することが出来る。従って、長時間
の計測においても負担が軽く、特に寝たきり老人の体調
監視に好適である。
限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の
変形が可能である。例えば、掛け布団(1)には、心臓に
対向する位置、若しくはその近傍位置に、単一の加速度
センサー(2)を配備して、単一の加速度センサー(2)に
よって心拍動を計測する構成も採用可能である。又、加
速度センサー(2)の出力信号に所定の通過帯域を有する
フィルター処理を施すことによって、心拍動を表わす信
号を抽出することも可能である。
ック図である。
すフローチャートである。
センサーの振動を説明する図である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 人体を覆う寝具に1或いは複数の加速度
センサーを取り付けて、人体の心拍動に伴う寝具の振動
を検知することによって、心拍動を計測することを特徴
とする心拍動計測装置。 - 【請求項2】 前記1或いは複数の加速度センサーは、
人体の胸部に対向する位置に配置されている請求項1に
記載の心拍動計測装置。 - 【請求項3】 前記1或いは複数の加速度センサー(2)
の出力端は、信号処理装置(3)に接続され、該信号処理
装置(3)は、加速度センサー(2)の出力信号をデジタル
信号に変換するA/D変換手段と、該A/D変換手段か
ら得られるデジタル信号に演算処理を施して心拍数を算
出する演算処理手段とを具え、信号処理装置(3)の出力
端は出力装置(4)に接続されている請求項1又は請求項
2に記載の心拍動計測装置。
Priority Applications (1)
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JP2001356392A JP3682254B2 (ja) | 2001-11-21 | 2001-11-21 | 心拍動計測装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014233529A (ja) * | 2013-06-04 | 2014-12-15 | 株式会社村田製作所 | 血圧計 |
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CN104473628A (zh) * | 2014-12-23 | 2015-04-01 | 东南大学 | 一种可穿戴的心音监护装置 |
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2001
- 2001-11-21 JP JP2001356392A patent/JP3682254B2/ja not_active Expired - Fee Related
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