JP2003153348A - 家電サーバ装置及び家電制御システム - Google Patents

家電サーバ装置及び家電制御システム

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JP2003153348A
JP2003153348A JP2001347593A JP2001347593A JP2003153348A JP 2003153348 A JP2003153348 A JP 2003153348A JP 2001347593 A JP2001347593 A JP 2001347593A JP 2001347593 A JP2001347593 A JP 2001347593A JP 2003153348 A JP2003153348 A JP 2003153348A
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appliance
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home electric
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JP2001347593A
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English (en)
Inventor
Takeshi Saito
健 斉藤
Keiichi Teramoto
圭一 寺本
Nobuyuki Kadoma
信行 門間
Hiroyuki Aizu
宏幸 会津
Shuichi Hisama
修一 久間
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各家電機器の機能を統一的に管理して、ユー
ザが希望するサービスの提供に必要な機能を有する家電
機器を判断できる家電サーバ装置7を提供する。 【解決手段】 格納部には、複数の所有者がそれぞれ所
有する家電機器と、前記家電機器が有する機能とが、そ
れぞれ、対応づけられた対応データを格納されている。
このため、所定機能を有する複数の家電機器を所有者毎
に統一的に管理できる。また、家電機器判断部25は、
前記対応データを参照して、前記受信した所有者情報か
ら判断された所有者の所有する各家電機器のうち、前記
受信した利用要求のサービスの提供に必要な機能を有す
る家電機器を判断する。このため、ユーザの希望するサ
ービスの提供が可能な家電機器を判断できる。従って、
従来に比べて、ユーザの希望するサービスを、ユーザの
希望する家電機器に対して、容易に提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家電機器にサービ
スを提供する家電サーバ装置、家電制御システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、家電機器をネットワークに接続
し、家電機器を統合的に活用するシステムが登場してい
る。このため、他の情報処理装置等との通信機能を備え
たデジタル家電機器の開発が盛んとなっている。このよ
うなデジタル家電機器を例えば、電灯線ネットワーク
や、ホームゲートウェイ等を介して、公衆ネットワーク
に接続できれば、これらの家電機器を統合的に管理した
り、従来考えられなかったサービスを提供することも可
能となる。
【0003】例えば、このようなデジタル家電機器を用
いれば、省エネルギー等を実現するように、サーバ装置
側から冷暖房機器を統合的に管理したり、建物の安全性
の向上を図るために、防犯機器やガス漏れ検知機器等を
統合的に管理することができる。
【0004】また、サーバ装置側が、教養や娯楽の幅を
広げるコンテンツサービス等を提供した場合、家庭側で
は、デジタル映像や音響機器を介して、これらのサービ
スを受けることが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
家電制御システムでは、以下のような問題点があった。
即ち、ユーザが、自分の所有する所定の家電機器に、あ
るサービスの提供を受けたい場合、そのサービスの提供
には、所定の機能(例えば、映像表示機能等)が必要な
場合がある。従来のシステムでは、家電サーバ装置は各
家電機器が上記所定の機能を有しているのか否かを判断
することができず、このようなサービスを容易に提供す
ることができなかった。
【0006】本発明は、以上のような問題点に鑑みてな
されたものであり、家電サーバ装置が、各家電機器の機
能を統一的に管理して、ユーザが希望するサービスの提
供に必要な機能を有する家電機器を判断でき、ユーザの
所有する所定の家電機器に、容易にサービスの提供がで
きる家電サーバ装置、家電制御システムを提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の問題を解決するた
めに、本発明に係る第1の家電サーバ装置は、ネットワ
ークを介して家電機器にサービスを提供する家電サーバ
装置であって、複数の所有者がそれぞれ所有する家電機
器と、前記家電機器が有する機能とが、それぞれ、対応
づけられた対応データを格納する格納手段と、サービス
の利用要求と、前記サービスの利用を要求する所有者、
又は家電機器毎に与えられ、家電機器を一意に識別する
ことができる家電機器番号を示す情報とを受信する受信
手段と、前記対応データを参照して、前記受信した情報
から判断された所有者の所有する各家電機器のうち、前
記受信した利用要求のサービスの提供に必要な機能を有
する家電機器を判断する家電機器判断手段と、前記家電
機器判断手段により判断された各家電機器のうち、所有
者が選択した各家電機器に対して、サービス利用のソフ
トウェア又は前記家電機器に予め組み込まれたサービス
利用ソフトウェアの起動を指示するコマンドを送信する
送信手段とを有することを特徴とするものである。
【0008】また、第2の発明に係る家電サーバ装置
は、請求項1に記載の家電サーバ装置であって、前記格
納手段には、複数のサービスと、各サービスの提供に必
要な機能と、がそれぞれ対応づけられた第2対応データ
が格納されており、前記家電機器判断手段は、前記第2
対応データを参照して、前記受信した利用要求のサービ
スの提供に必要な機能を判断するサービス機能判断手段
を有することを特徴とするものである。
【0009】また、第3の発明に係る家電サーバ装置
は、請求項1又は2に記載の家電サーバ装置であって、
前記家電サーバ装置は、さらに、前記家電機器判断手段
により判断された各家電機器の一覧データである機器一
覧データを生成する機器一覧データ生成手段を有し、所
有者による各家電機器の選択は、前記機器一覧データに
基づいて、行われることを特徴とするものである。
【0010】また、第4の発明に係る家電サーバ装置
は、請求項1乃至3に記載の家電サーバ装置であって、
前記家電サーバ装置は、さらに、各購入者がそれぞれ購
入したサービスである購入済みサービスと、前記購入済
みサービスの提供に必要な機能を有する家電機器のう
ち、各購入者が選択した家電機器である選択家電機器と
が対応づけられた選択機器対応テーブルを格納する選択
機器格納手段と、前記選択機器対応テーブルに基づい
て、所定の購入者の各購入済みサービスと、選択家電機
器と、がそれぞれ対応づけられたサービス一覧データを
生成するサービス一覧データ生成手段とを有し、前記送
信手段は、前記サービス一覧データを参照して、前記所
定の購入者が選択した購入済みサービスの起動を指示す
る旨を、前記選択した購入済みサービスに対応する選択
家電機器のうち、前記所定の購入者が選択した家電機器
に対して、送信することを特徴とするものである。
【0011】また、第5の発明に係る家電サーバ装置
は、請求項4に記載の家電サーバ装置であって、前記購
入済みサービスが複数の家電機器に同時に提供されるも
のである場合、前記送信手段は、前記サービス一覧デー
タを参照して、前記所定の購入者が選択した購入済みサ
ービスの起動を指示する旨を、前記選択した購入済みサ
ービスに対応する選択家電機器に対して、送信すること
を特徴とするものである。
【0012】また、第6の発明に係る家電サーバ装置
は、請求項1乃至4に記載の家電サーバ装置であって、
前記サービスは、複数の家電機器に同時に提供されるも
のであることを特徴とするものである。
【0013】また、第7の発明に係る家電サーバ装置
は、請求項4乃至6に記載の家電サーバ装置であって、
前記選択機器対応テーブルには、各購入済みのサービ
スにそれぞれ付随する付随情報が含まれており、前記家
電サーバ装置は、購入者の要求に応じて、前記選択機器
対応テーブルに含まれる付随情報を書き換える書き換え
手段を有することを特徴とするものである。
【0014】また、第8の発明に係る家電制御システム
は複数の家電機器と、ネットワークを介して、前記複数
の家電機器に同時にサービスを提供する家電サーバ装置
とを有する家電制御システムであって、前記家電サーバ
装置は、複数の所有者がそれぞれ所有する家電機器と、
前記家電機器が有する機能とが、それぞれ、対応づけら
れた対応データを格納する格納手段と、サービスの利用
要求と、前記サービスの利用を要求する所有者又は家電
機器を一意に識別することができる家電識別番号を示す
情報とを受信する受信手段と、前記対応データを参照し
て、前記受信した情報から判断された所有者の所有する
各家電機器のうち、前記受信した利用要求のサービスの
提供に必要な機能を有する家電機器を判断する家電機器
判断手段と、前記家電機器判断手段により判断された各
家電機器のうち、所有者が選択した各家電機器に対し
て、サービス利用のソフトウェア又は前記家電機器に予
め組み込まれたサービス利用ソフトウェアの起動を指示
するコマンドを送信する送信手段とを有することを特徴
とするものである。
【0015】また、第9の発明に係る家電制御システム
は、請求項8に記載の家電制御システムであって、前記
サービスは、前記複数の家電機器のいずれかに保持され
る所定情報の発見に関するものであり、前記家電サーバ
装置は、前記所定情報を保持させる家電機器を選択する
選択手段を有し、前記送信手段は、前記選択手段により
選択された家電機器に対して、前記所定情報を保持する
旨の指示を示す第1指示情報を送信し、前記選択手段に
より選択される家電機器は、所定のタイミングで変更さ
れ、各家電機器は、それぞれ、前記第1指示情報を受信
する受信手段と、前記所定情報を格納する格納手段と、
前記受信手段により受信された前記第1指示情報に基づ
いて、前記格納手段から読み出された前記所定情報を一
時的に保持する保持手段と、ユーザが前記所定情報の存
在を推定する旨を入力する入力手段と、前記保持手段が
前記所定情報を保持している間に、前記入力手段により
推定する旨が入力された場合、前記所定情報が発見され
た旨を表示する第1表示手段とを有することを特徴とす
るものである。
【0016】また、第10の発明に係る家電制御システ
ムは、請求項8に記載の家電制御システムであって、前
記サービスは、画像データが表示されている間における
所定情報の発見に関するものであり、前記家電サーバ装
置は、前記画像データを表示させる家電機器を選択する
選択手段と、前記送信手段は、前記選択手段により選択
された家電機器に対して、前記画像データの表示を指示
する旨の画像指示情報を送信するとともに、所定情報を
保持する旨の指示を示す所定指示情報を送信し、前記選
択手段により選択される家電機器は、所定のタイミング
で変更され、各家電機器は、それぞれ、前記画像指示情
報を受信するとともに、前記所定指示情報を受信する受
信手段と、前記画像データ及び前記所定情報を格納する
格納手段と、前記受信手段により受信された前記画像指
示情報に基づいて、前記格納手段から読み出された前記
画像データを一時的に表示する第1表示手段と、前記受
信手段により前記所定指示情報を受信した場合、前記格
納手段から読み出された前記所定情報を一時的に保持す
る保持手段と、ユーザが前記所定情報の存在を推定する
旨を入力する入力手段とを有し、前記保持手段が前記所
定情報を保持している間に、前記入力手段により推定す
る旨が入力された場合、前記第1表示手段は、前記所定
情報が発見された旨を表示することを特徴とするもので
ある。
【0017】また、第11の発明に係る家電制御システ
ムは、請求項9に記載の前記所定情報は画像データであ
り、前記第1指示情報に基づいて前記所定情報を表示す
る第2表示手段をさらに有することを特徴とするもので
ある。
【0018】
【発明の実施の形態】実施の形態1. (構成)図1は、本発明の実施の形態1である家電制御
システムの構成を示す図である。
【0019】家電制御システムは、図1に示すように、
建物1内に設置された第1の構内ネットワーク2、第2
の構内ネットワーク4、これらのネットワークと公衆ネ
ットワーク5(例えば、インターネット)との間に接続
されたルータ装置6、公衆ネットワーク5に接続された
家電サーバ装置7、ゲートウェイ装置8を有する。ゲー
トウェイ装置8には、携帯端末装置9との間で、無線通
信を行う基地局10が接続されている。
【0020】第1構内ネットワーク2は、例えば、音響
映像機器が接続されるネットワークであり、例えば、I
EEE1394等のプロトコルを用いた有線ネットワー
クからなる。このネットワークは、有線回線を介して接
続されたテレビ装置11を有する。
【0021】図2は、テレビ装置の構成を示す図であ
る。テレビ装置11は、例えば、有線回線との通信を行
う通信部11a(受信部及び送信部)と、例えば、リモ
コン、本体に設けられたスイッチ等を介してユーザから
の指示を入力する入力部11bと、放送の映像等を受信
する放送受信部(図示せず)と、各種のデータを処理す
るデータ処理部11cと、放送受信部が受信した画像、
ユーザに対する指示の要求を示す画像等を表示する表示
部11dと、各種のデータを格納する格納部11eと、
装置全体の動作を制御する制御部11fと、個々の機器
毎に固有の家電IDを保持する家電ID保持部(図示せ
ず)とを有する。
【0022】この家電IDは、後述する家電サーバ装置
で管理する全ての家電機器毎に固有の識別情報がそれぞ
れ少なくとも1つ割り当てられている。この家電IDは
機器の製造業者や製造型番、あるいは家電種別が異なっ
ても重複がないように管理されている。この家電ID
は、改変できないように例えば、製造時に家電ID保持
部に埋め込まれて保持されている。さらに必要な場合に
は、暗号化等の方法により、家電IDが直接知られるこ
とがないように保持されている。具体的には、例えば、
ICチップ内のレジスタ等として実装することができ
る。本実施例においては、例えば、テレビ装置が持つE
U164アドレスの値が家電IDの値として使われてい
るものとするが、特にこれに限定するものではない。
【0023】データ処理部11cは、家電サーバ装置の
Webページ処理部(HTTPdで実現される)によっ
て提供されるコンテンツ等を取得したり、HTML文書
データやXML文書データを解析するWebページ処理
部11g(Webブラウザで実現される)を有する。
【0024】このテレビ装置11は、例えば、家電サー
バ装置7によって提供されるサービス、サービスの申し
込みサービスを利用できるようになっている。詳細は後
述する。
【0025】第2の構内ネットワーク4は、例えば、電
力系家電機器(白物家電機器)が接続されるネットワー
クであり、例えば、IEEE802.11やBluet
oothの様な無線通信プロトコルを用いた無線ネット
ワークからなる。なお、第2の構内ネットワーク4は、
イーサネット(商標)や電灯線ネットワーク等の有線ネ
ットワークで構成されていてもよい。
【0026】この構内ネットワーク4は、無線回線を介
して接続された電子レンジ装置12、エアコン装置1
3、冷蔵装置14、洗濯装置15、給湯管理装置16を
有する。
【0027】図3は、電子レンジ装置12の構成を示す
図である。電子レンジ装置12は、例えば、無線回線を
介してルータ装置6と通信を行う通信部(受信部及び送
信部)12aと、例えば、リモコン、本体に設けられた
スイッチ等を介してユーザからの指示を入力する入力部
12bと、通信部12a等を介して送られてきたパケッ
トや各種のデータを解析したり、パケットを生成したり
するデータ処理部12cと、マイクロ加熱動作を制御し
て実際の加熱処理を行うマイクロ加熱制御部12dと、
ユーザに対する指示の要求を示す画像等を表示する表示
部12eと、各種のデータを格納する格納部12fと、
装置全体の動作を制御する制御部12gと、個々の機器
毎に固有の家電IDを保持する家電ID保持部(図示せ
ず)とを有する。
【0028】図4は、エアコン装置13の構成を示す図
である。エアコン装置13は、例えば、無線回線を介し
てルータ装置6と通信を行う通信部13a(受信部及び
送信部)と、例えば、リモコン、本体に設けられたスイ
ッチ等を介してユーザからの指示を入力する入力部13
bと、通信部等を介して送られてきたパケットや各種の
データを解析したり、パケットを生成したりするデータ
処理部13cと、室内の温度を測定する温度センサー部
13dと、例えば、コンプレッサー、熱交換機等を有す
る室外機等を駆動することで、部屋の室温を制御する室
温制御部13eと、各種のデータを格納する格納部13
fと、家電サーバ装置から送られるコマンドに応じて室
温制御部13eを制御したりする制御部13gと、個々
の機器毎に固有の家電IDを保持する家電ID保持部
(図示せず)とを有する。
【0029】図5は、冷蔵装置14の構成を示す図であ
る。冷蔵装置14は、例えば、無線回線を介してルータ
装置6と通信を行う通信部14a(受信部及び送信部)
と、本体に設けられたスイッチ等を介してユーザからの
指示を入力する入力部14bと、通信部等を介して送ら
れてきたパケットや各種のデータを解析したり、パケッ
トを生成したりするデータ処理部14cと、ユーザに対
する指示の要求を示す画像等を表示する表示部14d
と、各種のデータを格納する格納部14eと、冷凍室内
の温度を測定する温度センサー部14fと、冷蔵庫内の
温度を制御して実際の食材の貯蔵を行う冷凍温度制御部
14gと、家電サーバ装置から送られる制御コマンドに
応じて冷凍温度制御部14g等を制御したりする制御部
14hと、個々の機器毎に固有の家電IDを保持する家
電ID保持部(図示せず)とを有する。
【0030】洗濯装置15は、例えば、無線回線を介し
てルータ装置と通信を行う通信部(図示せず)と、例え
ば、リモコン、本体に設けられたスイッチ等を介してユ
ーザからの指示を入力する入力部(図示せず)と、通信
部等を介して送られてきたパケットや各種のデータを解
析したり、パケットを生成したりするデータ処理部(図
示せず)と、各種のデータを格納する格納部(図示せ
ず)と、実際の洗濯動作を行い、洗濯動作を制御する洗
濯動作制御部(図示せず)と、個々の機器毎に固有の家
電IDを保持する家電ID保持部(図示せず)とを有す
る。
【0031】給湯管理装置16は、無線回線を介してル
ータ装置と通信を行う通信部(図示せず)と、本体に設
けられたスイッチ等を介してユーザからの指示を入力す
る入力部(図示せず)と、通信部等を介して送られてき
たパケットや各種のデータを解析したり、パケットを生
成したりするデータ処理部(図示せず)と、各種のデー
タを格納する格納部(図示せず)と、風呂場等に供給す
る水の温度を測定する温度センサー部(図示せず)と、
上記水の温度を制御する温度制御部(図示せず)と、家
電サーバ装置から送られるコマンドに応じて温度制御部
等を制御したりする制御部(図示せず)と、個々の機器
毎に固有の家電IDを保持する家電ID保持部(図示せ
ず)とを有する。
【0032】これらの機器が持つ家電IDは、上述のテ
レビ装置のもつ家電IDと同一の属性を持つものである
(もちろん、異なるIDである)。本実施例では、例え
ば、Bluetoothアドレス等のMACアドレス、
あるいは、これを64ビット化したEU164の値を家
電IDの値として用いるものである。
【0033】また、上述の家電機器は、それぞれ、TC
P/IPプロトコルを実装したネットワーク家電機器で
ある。これらの装置には、それぞれ、第1構内ネットワ
ーク2、第2構内ネットワーク4において、固有のIP
アドレスが割り当てられている。そして、このIPアド
レスは、IPv4でもIPv6であってもよいが、構内
ネットワークに接続されている各家電機器と、ルータ装
置と、公衆ネットワークに接続されている家電サーバ装
置とは、同じバージョンのIPアドレスとしている。ま
た、これらのIPアドレスは、グローバルアドレスであ
り、構内ネットワーク、公衆ネットワークに接続されて
いる全ての機器で重複がないように割り当てられてい
る。
【0034】ルータ装置6は、公衆ネットワーク5との
通信を行う通信部6aと、第1の構内ネットワーク2又
は第2の構内ネットワーク4との通信を行う通信部6b
と、一方のネットワークから送られてきたパケットの宛
先IPアドレスから、いずれかのネットワークへ経路指
示して、宛先IPアドレスに対応する装置に上記パケッ
トを送る等の動作を行うルーティング制御部6cとを有
する。
【0035】公衆ネットワーク5は、例えば、CATV
やADSL、イーサネット(商標)等のプロトコルを用
い、上位層のプロトコルとして、TCP/IPプロトコ
ルを用いて通信を行うインターネット等のネットワーク
である。
【0036】(家電サーバ装置の構成)家電サーバ装置
7は、例えば、補助記憶装置を有する情報処理装置から
なり、上述の各ネットワークに接続された機器の動作の
制御やサービスの提供、申し込み受付等の処理を実行す
る。図6は、本実施の形態の家電サーバ装置の構成を示
す図である。
【0037】家電サーバ装置7は、公衆ネットワーク5
と通信を行い、受信部及び送信部からなる通信部20
と、ユーザが持つ各種家電機器の属性情報等のデータを
格納する格納部21と、個々のユーザについての情報を
保持する顧客データベース(D/B)22と、このD/
BにアクセスするD/Bエンジン(図示せず)と、各部
を制御する制御部23等とを有する。
【0038】実際の構成としては、これらのデータベー
スは一体となって構成されていても構わないが、本実施
例では、役割別にデータベースが別個に構成されている
ものとして説明する。以降、これらについて説明する。
【0039】格納部21には、複数の所有者がそれぞれ
所有する家電機器と、各家電機器が有する機能とが、そ
れぞれ、対応づけられた対応データが格納されている。
対応データの一例を図7に示す。例えば、図に示すよう
に、対応テーブルデータとして格納されている。
【0040】この対応テーブルデータにおいては、個々
のユーザ(所有者)を識別するための情報(ユーザ
名)、上記ユーザについての情報(ユーザ情報)、ユー
ザが所有する全ての家電機器の家電機器名、ユーザが所
有する全ての家電機器の家電ID(所有家電の家電I
D)、家電機器の有する機能(機能が複数ある場合に
は、複数の機能)が対応づけられている。
【0041】ユーザ名は、個々のユーザに固有の情報で
あればよい。ユーザ情報は、例えば、各ユーザの住所、
氏名、年齢、職業、電話番号等を示す情報からなる。
【0042】所有家電の家電IDは、上述の各家電機器
の家電ID保持部に保持されている家電IDである。上
述のように家電IDについては、IPアドレス(グロー
バルアドレス)、Bluetooth−ID,IEEE
1394等のMACアドレスをそのまま用いることがで
きる。これらのアドレスは、本来的に個々の機器毎で重
複がないように管理されているため、これらを家電ID
として流用することにより、家電IDの管理負担の低減
に寄与することができる。なお、このように他のアドレ
スを家電IDとして流用する場合であっても、これらの
アドレスと家電IDとは論理的に別の意味を有する独立
した値として管理され、家電サーバ装置が個々の家電機
器を識別するために用いられる。家電IDは、図に示す
ように、テレビ装置はA,電子レンジ装置は、B..の
ように割り当てられている。
【0043】家電機器の有する機能は、その家電機器に
特有の機能の他、一般的な機能も含まれる。この機能の
対応データへの記録は、例えば、図示しない入力部にユ
ーザ名、ユーザ情報、家電IDと対応づけて入力するこ
とにより、格納部の対応データに記録される。なお、図
7には示されていないが、冷蔵装置は、温度測定機能及
び温度制御機能を有する。
【0044】また、格納部21には、複数のサービス
と、各サービスの提供に必要な機能と、がそれぞれ対応
づけられた第2対応データが格納されている。第2対応
データの一例を図8に示す。例えば、図に示すように、
対応テーブルデータとして格納されている。
【0045】この対応テーブルデータにおいては、家電
サーバ装置がネットワーク経由で各種家電機器に提供す
る個々のサービスを識別するための情報(サービス
名)、各サービスの提供に必要な機能(家電機器に必要
な機能)が対応づけられている。
【0046】顧客D/B22には、例えば、図9に示す
ように、個々のユーザを識別するための情報であるユー
ザ名、当該ユーザについての情報であるユーザ情報、こ
のユーザが所有する家電機器の家電ID、家電機器の種
別、型番を示す情報、製造年月日、購入履歴、メンテナ
ンス記録、家電機器までの通信方法を示す情報(アクセ
ス)、当該家電機器のIPアドレス等が対応づけられた
対応テーブルが格納されている。
【0047】この顧客D/B22中では、ユーザ名毎、
又は、同一のユーザ名、住所等のユーザ情報の少なくと
も一部が同一であるユーザ毎に登録された機器の家電I
D等を管理する。この図中では、ユーザ名、住所等の条
件は全て同一であるユーザ毎に上記ユーザが所有する家
電機器についての情報を管理するようにしている。
【0048】顧客D/B22をこのような構成にするこ
とにより、ユーザ名、ユーザ情報を検索キーとして、当
該ユーザが所有する家電機器の一覧を検索することがで
きる。また、顧客D/B22には、家電サーバ装置7か
ら家電機器までのアクセス方法(アクセス)や、家電機
器のIPアドレスが各々家電機器の家電IDに対応づけ
て記録されている。
【0049】なお、顧客D/B22は、図に示す構成に
限定されるものではなく、複数のファイルに分散されて
格納されており、これらをポインタで対応づけすること
で構成するようにしてもよい。
【0050】以降では、ユーザの任意の装置から何らか
の家電機器を利用したネットワークサービスの利用申し
込み(利用要求)を受けた場合の振る舞いについて説明
する。この場合、サービスの利用要求を示す情報とサー
ビスの利用を要求する所有者を示す情報とを受信する。
この所有者を示す情報は、これを要求する要求装置の家
電IDであってもよい。この場合には、家電サーバ装置
において、この家電IDの値から所有者を割り出すこと
が可能である。本実施例では、家電サーバ装置に家電機
器の温度を監視、及び設定させたり、携帯端末装置から
の家電サーバ装置を通じて家電機器の温度設定を行うこ
とができるサービスの利用の申し込みと利用の様子につ
いて説明する。
【0051】家電サーバ装置7は、上記対応データを参
照して、受信した所有者情報から判断された所有者の所
有する各家電機器のうち、前記受信した利用要求のサー
ビスの提供に必要な機能を有する家電機器を判断する家
電機器判断部25を有する。
【0052】この家電機器判断部25は、第2対応デー
タを参照して、受信した利用要求のサービスの提供に必
要な機能を判断するサービス機能判断部25aを有す
る。なお、上記第2対応データは、格納部21に格納さ
れず、家電機器判断部25が保持してもよい。これによ
り、家電機器判断部25は、所有者の所有する各家電機
器のうち、受信した利用要求のサービスの提供に必要な
機能を有する家電機器を判断することができる。
【0053】例えば、家電機器判断部25は、具体的に
は、以下のように判断する。通信部の受信部に、温度設
定サービスの利用要求(利用要求のサービス名)と、前
記サービスの利用を要求する所有者Xを示す所有者情報
(例えば、ユーザ情報、ユーザ名、家電ID等)とが受
信されたとする。この場合、サービス機能判断部25a
は、図8に示す第2対応テーブルデータを参照して、温
度設定サービスの提供に必要な機能は、温度測定機能及
び温度制御機能と判断する。そして、家電機器判断部2
5は上記ユーザ情報やユーザ名,家電ID等から、サー
ビス利用要求者をユーザXと判断する。そして、家電機
器判断部25は、図7に示す対応データを参照して、ユ
ーザXの所有する家電機器(テレビ装置、電子レンジ装
置等)のうち、温度測定機能、温度制御機能がある家電
機器は、冷蔵装置14、エアコン装置13、給湯管理装
置16と判断する。
【0054】また、家電サーバ装置7は、家電機器判断
部25により判断された各家電機器の一覧を示す機器一
覧データを生成する機器一覧データ生成部26と、携帯
端末装置9で機能しているWebブラウザ(例えば、i
モード(商標))やテレビ装置11のWebページ処理
部に対して、Webページを作成して送ったり、携帯端
末装置9等から送られてくるコマンド(HTTPコマン
ド)を解析するWebページ処理部27を有する。
【0055】Webページ処理部27は、機器一覧デー
タ生成部26で生成されたデータをWebページ化し
て、これをユーザに提示し、その中から該当するサービ
スを受けるべき機器をユーザにWebブラウザを通して
選択してもらうように促すことになる。
【0056】また、家電サーバ装置は、格納部21や顧
客D/B22等に格納されているデータの内容を書き換
える書き換え部28を有する。
【0057】通信部の送信部20は、家電機器判断部2
5により判断された各家電機器のうち、所有者が選択し
た各家電機器に対して、サービス利用のソフトウェア
(プログラム)又は前記家電機器に予め組み込まれたサ
ービス利用ソフトウェアの起動を指示するコマンドを送
信する。
【0058】具体的には、例えば、以下のように送信部
は送信する。ユーザXは、上述の家電機器(家電機器判
断部25により判断された冷蔵装置、エアコン装置、給
湯管理装置)のうち、温度設定サービスの提供を受ける
家電機器を、前記Webページを通じて選択する(例え
ば、エアコン装置を選択したとする)。ここで、所有者
Xによる各家電機器の選択は、機器一覧データ(冷蔵装
置、エアコン装置、給湯管理装置の一覧)に基づいて行
うこともできる。そして、温度設定サービス提供のため
に、エアコン装置に該サービスの実現のためのソフトウ
ェアが送信部により、送信され、インストールされる。
また、このソフトウェアが既に組み込まれている場合に
は、上記ソフトウェアの起動を指示するコマンドがエア
コン装置に送られる。このソフトウェアが起動される
と、以降この家電機器は、家電サーバ装置7から所定コ
マンドにより温度監視や温度設定などのサービスが実行
できる環境が整う。
【0059】上述のように、家電機器に既にサービスの
提供を受けるためのプログラムが全部又は一部の家電機
器に格納されている場合には、格納されている家電機器
に対しては、プログラムの供給動作は不要である。この
場合は、家電サーバ装置7の制御部23は、送信部に対
して、家電機器判断部25により判断された所有者の所
有する各家電機器のうち、所有者が選択した各家電機器
(プログラムの供給済みの家電機器)に対して、既に格
納されているプログラムの起動する旨のコマンドを送信
させればよい。この動作により、各家電機器において、
上記サービスの実行が可能な状態となる。
【0060】また、各家電機器に供給するプログラム
は、各家電機器に供給されているOSや画面表示機能の
違いから、パラメータ等が異なる場合があるが、サービ
スの提供を受け、サービスの実行ができるという点に関
しては、同じである。
【0061】(購入済みのサービスの管理に関する構
成)ここで、サービスを購入した所有者(ユーザ)を購
入者といい、購入されたサービスを購入済みのサービス
という。
【0062】家電サーバ装置7は、各購入者がそれぞれ
購入したサービスである購入済みサービスと、購入済み
サービスの提供に必要な機能を有する家電機器のうち、
各購入者が選択した家電機器である選択家電機器と、が
対応づけられた選択機器対応データを生成する選択機器
対応データ生成部30と、生成された選択機器対応デー
タをまとめた選択機器対応テーブルを格納する選択機器
格納部31とを有する。
【0063】また、家電サーバ装置7は、ユーザからの
要求に応じて、選択機器対応テーブルを参照して、所定
の購入者(前記ユーザ)が購入した購入済みサービス
(前記ユーザの購入済みサービス)と、選択家電機器
(前記ユーザの選択家電機器)と、がそれぞれ対応づけ
られたサービス一覧データを生成するサービス一覧デー
タ生成部32と、を有する。
【0064】ここで、サービス一覧データ生成部32
は、購入者から要求があった場合、選択機器格納部に格
納されている選択機器対応テーブルから上記ユーザに関
する購入済みサービス、選択家電機器を取り出し、上記
ユーザについてのサービス一覧データを生成する。
【0065】また、サービス一覧データ生成部32は、
選択機器対応テーブルを参照して、所定の購入者が購入
した各購入済みサービスだけの一覧データを生成するこ
とも可能である。
【0066】なお、サービス一覧データ生成部を設けな
いで、選択機器対応データ生成部30で生成された選択
機器対応データ(購入済みサービスと選択家電機器が対
応づけられたデータ)を選択機器格納部31に格納し、
購入者の要求に応じて、制御部23が上記購入者に対応
する選択機器対応データを選択機器格納部31から読み
出すようにしてもよい。
【0067】購入者Xが購入したサービスと、家電機器
判断部25により判断された家電機器のうち、購入者X
が上述したように既に選択した家電機器(選択家電機
器)と、は選択機器対応データ生成部30へ送られ、選
択機器対応データが生成される。そして、選択機器対応
データは、選択機器対応テーブルとして、選択機器格納
部31に格納される。既に選択機器対応テーブルが格納
されている場合には、生成された選択機器対応データ
は、書き換え部28により、格納されている選択機器対
応テーブルに書き加えられる。選択機器格納部31に格
納されている選択機器対応データの一例を図10に示
す。
【0068】また、サービス一覧データは、購入者が既
に購入したサービスをユーザのインターフェイスに一覧
表示してサービスの選択を行う際に用いられる。サービ
ス一覧データ生成部32により生成されたサービス一覧
データは、Webページ処理部27に送られ、上記一覧
データを含むサービス一覧ページデータが生成される。
このサービス一覧ページデータが例えば、テレビ装置1
1のWebページ処理部11gを介して、表示部11d
にサービス一覧が表示されることで、購入者が既に購入
したサービスのうち、どのサービスの利用を選択するか
決めることができる。また、購入済みのサービスと対応
する選択家電機器が複数ある場合には、購入者は、どの
選択家電機器にサービスの提供を受けさせるか決めるこ
とができる。
【0069】また、家電サーバ装置7は、各購入済みの
サービスにそれぞれ付随する付随情報を生成する付随情
報生成部33を有する。この付随情報とは、サービスに
関連する情報のことである。例えば、正常動作チェック
サービスでは、各家電機器ごとのチェック頻度を付随情
報としている。また、付随情報として、家電機器が有す
る機能としてもよい。即ち、購入済みサービスに関連す
る情報の全てを購入者の好みに応じて、付随情報とする
ことも可能である。この付随情報は、購入者名や、購入
済みサービスと対応づけられている。この付随情報の入
力、生成動作は後述する。
【0070】そして、付随情報生成部33により生成さ
れた付随情報は、選択機器格納部31に送られ、選択機
器対応データの、購入者、購入済みのサービスと対応づ
けられて記録される。図11に付随情報つき選択機器対
応テーブルを示す。このように、上述したサービス一覧
データに、購入者、購入済みのサービスと対応づけて付
随情報を含めることもできる。後日、購入済みサービス
の提供を受けたいときに、サービス一覧ページに付随情
報が含まれていれば、購入者が選択したいサービスの判
断に役立つ場合がある。また、書き換え部28は、選択
機器格納部31に格納されている選択機器対応データに
含まれる付随情報の内容を書き換えることができる。
【0071】実際の利用のされ方の一例としては、テレ
ビ装置等で表示されるサービス一覧データ(例えば、サ
ービス一覧データを含むWebページ)に基づいて、所
定の購入者Xは、希望する購入済みサービス(例えばリ
モートメンテナンス)を選択する。そして、所定の購入
者Xは、希望する購入済みサービスに対応する選択家電
機器が複数ある場合には、そのうちのいずれか(例え
ば、エアコン装置)を入力部等を用いて選択する。この
選択は、全部の選択家電機器を選択してもよいし、ぞの
うち、いくつかを選択してもよい。これらの選択の旨が
家電サーバ装置7の制御部23へ送られる。制御部23
は、送信部に対して、所定の購入者Xが選択した購入済
みサービスの起動を指示する旨を、選択家電機器のう
ち、所定の購入者Xが選択した家電機器に対して、送信
させる。
【0072】なお、もちろん、これらのサービスはユー
ザが手動で選択するのではなく、自動的に起動するよう
になっていてもよい。
【0073】また、制御部23は、例えば、CPU等で
構成され、格納部21からデータを読み出したり、家電
機器判断部25に所定の判断をさせたり、各部を制御す
る。
【0074】なお、構内ネットワークには、上述の家電
機器以外の家電機器や中継装置(ホームルータやホーム
サーバ)が接続されていてもよい。また、上述の構成で
は、2つの構内ネットワークに対して、1つのルータ装
置6を用いているが、各構内ネットワークそれぞれに対
応した通信部を有する2つのルータ装置を用いても良
い。
【0075】(動作) (家電機器に対する温度設定サービス提供に必要なプロ
グラムの供給)テレビ装置11、エアコン装置13等の
家電機器は、通信部を介して、外部との通信メッセージ
に応じて動作の管理を行えるように構成されている。こ
のため、これらの家電機器と家電サーバ装置7を接続
し、家電サーバ装置7から提供されるサービスを利用す
る動作状態とすれば、家電サーバ装置7が提供するサー
ビスを利用することができる。この実施の形態では、各
ネットワークに接続される家電機器には、TCP/IP
プロトコルが実装されているので、ルータ装置6を介し
てネットワークに接続すれば、家電サーバ装置7と通信
を行うことができる。
【0076】各家電機器の制御部は、予めサービスを提
供する家電サーバ装置7のアドレスを示すURL等の情
報を保持している。又はIPアドレスをそのまま保持し
ておくようにしてもよい。また、家電サーバ装置7が提
供するサービスをユーザが実際に利用するためには家電
機器に上記サービスを実行するためのプログラムを提供
するか、予め家電機器に実装されている上記プログラム
を実行可能な状態にする必要がある。
【0077】家電サーバ装置7に対するサービスの提供
等の要求は、ユーザからの指示を入力する入力機能とユ
ーザに対する指示等を表示する表示機能を有する携帯端
末装置9や、テレビ装置等の機器を用いて行うようにな
っている。
【0078】図12は、家電サーバ装置7に対して、温
度設定サービスの提供の要求、サービス提供のためのプ
ログラムの供給に関する動作を示す図である。テレビ装
置11を用いて、温度設定サービスの提供の要求をする
場合について説明する。なお、この家電制御システムで
は、家電サーバ装置7と各家電機器との間では、同一の
プロトコルを用いてエンドツーエンドの関係で直接通信
することができる。
【0079】ステップS100では、テレビ装置11の
表示部11dに表示される購入フォーム等にユーザXが
ユーザ名、ユーザ情報、温度設定サービスの購入申し込
みの旨を入力部11bにより入力する。
【0080】例えば、温度設定サービスがテレビのコマ
ーシャル等でテレビ装置11の表示部11dにて宣伝さ
れていたとする。ユーザXがこのサービスを受けたいと
考えて、前記コマーシャルに家電サーバ装置7へのリン
クが埋め込まれている等の方法により、家電サーバ装置
7に上記サービスの提供要求をすると、家電サーバ装置
7は、電子商取引のページをテレビ装置11に送る。テ
レビ装置11のWebページ処理部11gを介して、表
示部11dにそのページが表示される。ユーザXは、上
記ページ内の購入の手続きを選択する。すると、Web
ページ処理部11gは、購入手続きのメッセージページ
を生成し、制御部11f、送信部11a等を介して、家
電サーバ装置7へ送る。家電サーバ装置7のWebペー
ジ処理部27は、購入手続きのための購入フォームペー
ジ(入力欄、所定事項の選択入力等が定義されている)
を送信部20等を介してテレビ装置11に送る。なお、
本実施の形態では、電子商取引のシステムの方法につい
ては、特に限定しない。
【0081】この購入フォームページがWebページ処
理部11g等を介して、表示部11dに表示される。テ
レビ装置11の表示部11dに表示される購入フォーム
ページにユーザXがユーザ名、ユーザ情報、温度設定サ
ービスの購入申し込みの旨を入力部11bにより入力す
る。なお、この購入フォームは、例えば、家電IDと同
様に、テレビ装置11に予め格納しておいてもよい。あ
るいは、購入フォームのURLのみテレビ装置11に格
納しておき、ユーザXからの指示に応じてWebページ
処理部11gが上記URLから購入フォームを取得する
ようにしてもよい。
【0082】ステップS110では、ユーザXによる温
度設定サービス購入要求の旨が家電サーバ装置7に送ら
れる。具体的には、以下のとおりである。ユーザXが入
力部11bにより入力したユーザ名、ユーザ情報、温度
設定サービスを示す情報は、制御部11fを介して、W
ebページ処理部11gへ送られる。Webページ処理
部11gは、これらの情報を含む購入要求メッセージペ
ージを生成する。この購入要求メッセージページは、制
御部11f、送信部11a、第1構内ネットワーク2、
ルータ装置6、公衆ネットワーク5を介して、家電サー
バ装置7の受信部へ送られる。
【0083】ステップS120では、家電サーバ装置7
は、購入方法の選択要求を行う。具体的には、以下のと
おりである。家電サーバ装置7の受信部で受信された購
入要求メッセージページは制御部23を介してWebペ
ージ処理部27へ送られる。Webページ処理部27
は、上記ページの内容を解析して、温度設定サービスの
利用要求の旨、ユーザX(所有者X)を示す情報(ユー
ザ名、ユーザ情報)を制御部23に送る。
【0084】制御部23は、温度設定サービスの利用要
求の旨、ユーザを示す情報を図示しないレジスタ等に保
持する。また、制御部23は、Webページ処理部27
に、家電機器へのプログラムの提供方法として、自動ダ
ウンロード、手動インストール、サービスマンにインス
トールをしてもらう、のいずれかを選択するための入力
等が定義されたデータをWebページのデータとして生
成させる。このプログラム提供方法ページデータは、通
信部20、ネットワーク等を介して、テレビ装置11の
受信部を介して、Webページ処理部11gへ送られ
る。
【0085】ステップS130では、ユーザXは、自動
ダウンロード等からプログラムの提供方法を選択する。
具体的には、Webページ処理部11gは、送られてき
たプログラム提供方法ページデータを解析し制御部11
fを介して、表示部11dに上記ページを表示させる。
この画像中では、例えば、自動ダウンロード、手動イン
ストール、サービスマンにインストールをしてもらう、
のうち、いずれかを選択するように指示する旨の表示が
含まれており、この画像に対して、ユーザXが自動ダウ
ンロードを選択する旨の入力を行う。
【0086】すると、ステップS140では、自動ダウ
ンロードの旨が制御部11fを介して、Webページ処
理部11gへ送られ、温度設定サービスのプログラムの
自動ダウンロードを選択する旨のメッセージページデー
タが生成され、通信部11a、ネットワークを介して、
家電サーバ装置7へ送られる。
【0087】ステップS150では、家電サーバ装置7
は、ユーザXの所有する家電機器のうち、温度制御機能
及び温度測定機能(以下、温度制御機能等という)があ
り、かつ、自動ダウンロードが可能な家電機器を選択す
る。
【0088】具体的には、以下のとおりである。家電サ
ーバ装置7のWebページ処理部27は、上記メッセー
ジページデータを解析し、ユーザXは温度設定サービス
のプログラムの提供方法として、自動ダウンロードを選
択した旨が制御部23に知らされ、制御部は、その旨の
情報を保持する。制御部23は、保持していた温度設定
サービスの利用要求の旨、ユーザXを示す情報(ユーザ
名、ユーザ情報等)、ユーザが自動ダウンロードを希望
する旨を家電機器判断部25へ送る。
【0089】家電機器判断部25は、制御部23を介し
て格納部21から第2対応データ(図8)を読み出す。
そして、家電機器判断部25のサービス機能判断部25
aは、第2対応データを参照して、温度設定サービスに
必要な機能は、温度制御機能等と判断する。そして、家
電機器判断部25は、格納部21を介して対応データ
(図7)を読み出して、ユーザ名及びユーザ情報からサ
ービスの利用を要求したのは、ユーザXと判断する。そ
して、家電機器判断部25は、対応データを参照して、
ユーザXが所有する各家電機器の機能と、上記必要な機
能である温度制御機能等と、を比較し、温度制御機能等
を有する家電機器を判断する。
【0090】図7に示すように、本ケースの場合、ユー
ザXが所有する家電機器のうち、温度制御機能等を有す
る家電機器は、エアコン装置13、給湯管理装置16、
冷蔵装置14であるので、家電機器判断部25は、これ
らの家電機器を、温度設定サービスの提供に必要な機能
を有する家電機器と判断する。
【0091】そして、家電機器判断部25は、対応デー
タを参照して、これらの装置に自動ダウンロード機能が
あるか否かを判断する。本ケースの場合、全ての装置に
上記機能があると判断する。
【0092】このため、制御部23は、家電機器判断部
25により判断された家電機器(エアコン装置、給湯管
理装置、冷蔵装置)を示す情報を機器一覧データ生成部
26に送り、ユーザXが温度設定サービスの提供を受け
たい家電機器を選択するための機器一覧データを機器一
覧データ生成部26に生成させる。
【0093】ここで、機器一覧データ生成部26は、制
御部23を介して、顧客D/B22、格納部21から対
応データ等を読み出し、ユーザXの所有する家電機器
(冷蔵装置、エアコン装置、給湯管理装置)の情報を取
得する。
【0094】ここで、機器一覧データ生成部26は、機
器一覧データを生成すると、この機器一覧データは、W
ebページ処理部27へ送られる。Webページ処理部
27は、上記機器一覧データ及びHTML文書データ等
に基づいて、機器一覧ページデータを生成する。ここ
で、各家電機器のうち、サービス提供のために必要なプ
ログラムの供給をする対象の家電機器をユーザXが選択
するための選択入力等が定義されたデータが機器一覧ペ
ージデータに含められる。機器一覧ページデータは通信
部20、ネットワーク等を介して、テレビ装置11へ送
られる(ステップS160)。
【0095】なお、温度制御機能等を有する家電機器が
なかったり、自動ダウンロードの機能がない場合には、
その旨を示すページがWebページ処理部27で生成さ
れる。そして、このページがテレビ装置11に送られ、
他のサービスか又は手動インストールの指示を促す表示
が表示部11dにて行われる。
【0096】ステップS170では、テレビ装置11の
表示部11dに機器一覧ページが表示される。
【0097】機器一覧ページデータは、通信部11a、
制御部11f等を介してWebページ処理部11gへ送
られる。Webページ処理部11gは、機器一覧ページ
データを解析し、制御部11fを介して、表示部11d
に、温度設定サービスの提供が可能な家電機器(エアコ
ン装置、冷蔵装置、給湯管理装置)、これに関する情報
(型番、購入年月日、写真等)を表示させる。そして表
示部11dには、いずれの機器にサービスの提供のため
のプログラムを自動供給させるかを示す旨の表示がされ
る。ユーザXは、入力部11bにより例えば、温度設定
サービスの提供のためのプログラムの自動供給をする家
電機器として、エアコン装置13及び給湯管理装置16
を選択する旨を例えば、リモコン等で入力する。
【0098】エアコン装置等を選択する旨の情報は、制
御部11fを介して、Webページ処理部11gへ送ら
れる。Webページ処理部11gは、エアコン装置等を
選択するメッセージデータを生成し、家電サーバ装置7
へ送信する(ステップS180)。
【0099】このメッセージデータがWebページ処理
部27に供給されると、Webページ処理部27はメッ
セージデータを解析し、エアコン装置等へ温度設定サー
ビス用のプログラムを自動ダウンロードする旨が制御部
23に伝えられる。制御部23は、先ず、エアコン装置
13に対して、所定コマンドを送信してプログラムの受
信を行える状態とした後、温度設定サービスを受けるた
めのプログラムを供給する(S190)。
【0100】このプログラムは、ルータ装置6、通信部
20等を介して、エアコン装置13の制御部13gを介
して、格納部13fに格納され、サービス実行可能状態
となる(S200)。
【0101】そして、サービス実行可能状態になった場
合、プログラム供給終了の旨が制御部13g等を介し
て、家電サーバ装置7宛に送信される(S210)。
【0102】そして、ステップS220からステップS
240では、ステップS190からステップS210の
動作と同じ動作がエアコン装置13の代わりに、給湯管
理装置16に対して行われる。
【0103】なお、その他のサービス、例えば、家電機
器の正常動作(リモートメンテナンス)チェックサービ
スの提供の場合も同様に適用できる。このサービスの場
合には、例えば、図7に示すように、サービスの提供に
必要な機能は、主要回路の電流測定機能、電圧測定機能
である。これらの機能を有する家電機器に対して、上記
サービスの提供が可能となる。そして、家電機器判断部
25は、ユーザXの所有する各家電機器のうち、電流測
定機能等を有する家電機器を判断する。これにより、家
電サーバ装置7は、正常動作チェックサービスの提供を
受けられる家電機器を判断できる。それ以外の動作は、
温度設定サービスの場合と同様にして行える。
【0104】(選択機器対応データの生成動作、選択機
器格納部への格納動作)家電サーバ装置7では、上述の
ようにして、プログラム供給終了通知のメッセージをW
ebページ処理部27が解析して、その旨を制御部23
へ伝える。制御部23は、ユーザXが温度設定サービス
を購入したと判断し、購入者名Xを示す旨、温度設定サ
ービス、購入者Xが選択した家電機器(エアコン装置、
給湯管理装置)、家電IDを対応づけて、書き換え部2
8を介して、選択機器格納部31に格納されている選択
機器対応テーブルに記録させる。
【0105】(付随情報の入力、付随情報生成部の動
作)購入者Xは、付随情報生成の旨の情報及び購入者名
等の情報を例えば、テレビ装置11の入力部11bによ
り入力する。すると、制御部11fを介して、上記情報
が送られたWebページ処理部11gは、上記情報を含
むメッセージデータを生成し、制御部11f等を介し
て、家電サーバ装置7へ送る。上記メッセージデータ
は、家電サーバ装置7のWebページ処理部27で解析
される。Webページ処理部27は、どのサービスにつ
いてどのような情報を付け加えたいのかを入力する欄を
含んだ入力ページデータを生成し、制御部23等を介し
て、テレビ装置11に送る。
【0106】購入者Xは、テレビ装置11の表示部11
dに表示された入力ページを見て、例えば、温度設定サ
ービスは、1日に1回行うという情報を入力する。な
お、複数の選択家電機器がある場合には、選択家電機器
ごとに異なる情報を入力することもできる。
【0107】すると、1日に1回行うという情報は、W
ebページ処理部11gでWebページデータとされ、
テレビ装置11から家電サーバ装置7へ送られる。We
bページ処理部27で上記ページデータが解析され、制
御部23を介して、付随情報生成部33に購入済みサー
ビス(温度設定サービス)、上記情報が送られ、付随情
報生成部33は、購入済みのサービスと対応させて、そ
のサービスに付随する付随情報を生成する。そして、制
御部23は、選択機器格納部31から選択機器対応テー
ブルを読み出して、購入者Xは温度設定サービスを購入
しているか判断する。
【0108】図10に示すように、ユーザXが該サービ
スを購入しているので、制御部23は、生成された上記
付随情報を、温度設定サービスに対応づけて、選択機器
対応テーブルに含めるように書き換え部28に指示し、
書き換え部28は実行する。
【0109】付随情報を書き換える場合は、以下のよう
になる。購入者Xは、付随情報変更、削除、追加の要求
の旨を示す情報及び購入者名等の情報を入力部11bに
より入力する。すると、Webページ処理部11gは、
その旨の情報を含むメッセージデータを生成し、家電サ
ーバ装置7へ送る。家電サーバ装置7は、Webページ
処理部27で解析して、購入者名、サービス名、選択家
電機器、追加あるいは削除したい付随情報の内容等を入
力する欄を含んだ入力ページデータを生成し、テレビ装
置11に送る。
【0110】購入者Xは、表示部11dに表示された入
力ページを見て、例えば、エアコン装置への正常動作チ
ェックサービスを1日に1回行うという付随情報を削除
し、1日に2回という付随情報を追加する旨の入力す
る。
【0111】すると、Webページ処理部11gは、そ
の旨の情報を含んだ付随情報変更ページデータを生成
し、家電サーバ装置7へ送る。
【0112】家電サーバ装置7のWebページ処理部2
7は、付随情報変更ページデータを解析し、制御部23
へ通知する。制御部23は、選択機器格納部31から選
択機器対応テーブルを読み出して、購入者名X、正常動
作チェックサービス、エアコン装置に付随情報があるか
判断する。図11に示すように、購入者名Xの正常動作
チェックのエアコン装置への付随情報(1日に1回)が
あるので、書き換え部28にこの付随情報を削除させ、
送られてきた1日に2回という付随情報に書き換えるよ
うに指示する。
【0113】(温度設定サービスの提供)このサービス
の提供の動作は、プログラムの供給の直後でも、その後
に行われても良い。
【0114】家電サーバ装置7からの温度設定サービス
を受けるためのプログラムが実行可能状態になると、エ
アコン装置13及び給湯管理装置16は、入力部からの
指示入力のほかに、家電サーバ装置7からの指示コマン
ドの受信を監視する状態となる。
【0115】例えば、図13を用いて、購入者Xが携帯
端末装置9を用いて温度設定サービスを要求し、家電サ
ーバ装置7がエアコン装置13へ温度設定サービスを提
供する場合について説明する。
【0116】購入者Xが家電サーバ装置にアクセスし、
サービス一覧要求の旨を携帯端末装置9の所定のボタン
を押して入力すると(S300)、携帯端末装置9のW
ebブラウザは、サービス一覧要求を含む要求ページデ
ータを生成する。この要求ページデータが家電サーバ装
置7に送られる(S310)。
【0117】ステップS320では、家電サーバ装置7
のWebページ処理部27は、購入者Xが購入済みのサ
ービス一覧ページデータを生成する。具体的には、以下
のとおりである。
【0118】上記要求ページデータが家電サーバ装置7
の受信部20、制御部23を介して、Webページ処理
部27に送られる。Webページ処理部27は、上記デ
ータを解析して、購入者Xが購入済みサービスの一覧を
要求している旨が制御部23へ送られる。制御部23
は、選択機器格納部31から選択機器対応テーブルを読
み出し、購入者Xの購入済みサービス、選択家電機器、
付随情報をサービス一覧データ生成部32へ送る。サー
ビス一覧データ生成部32は、購入者Xの購入済みサー
ビス、選択家電機器、付随情報をそれぞれ対応づけたサ
ービス一覧データを生成し、制御部23を介して、We
bページ処理部27へ送る。なお、サービス一覧データ
生成部32は、付随情報を含まないサービス一覧データ
を生成してもよい。
【0119】Webページ処理部27は、購入者Xの購
入済みの各サービス、選択家電機器、付随情報を対応づ
けたサービス一覧データのページが表示できるようなサ
ービス一覧ページデータを生成する。また、Webペー
ジ処理部27は、例えば、選択家電機器、設定温度の選
択入力等が定義されたデータを上記ページデータに含め
る。
【0120】そして、このサービス一覧ページデータ
は、制御部23、送信部20等を介して、携帯端末装置
9に送られる(S340) ステップS350では、携帯端末装置9の表示部9aに
サービス一覧ページが表示される。具体的には、以下の
とおりである。サービス一覧ページデータは、Webブ
ラウザで解析され、表示部9aでサービス一覧ページが
表示される。このページでは、購入者Xによる購入済み
で利用可能なサービスの一覧(正常動作チェックサービ
ス、温度設定サービス)が表示される。また、それぞれ
の購入済みサービスで購入者が選択した選択家電機器も
表示される。そして、それぞれのサービスについての各
選択家電機器に付与された付随情報も表示される。な
お、この付随情報は、必要がなければ表示されなくても
よい。
【0121】ステップS360では、購入者Xは、利用
要求する購入済みサービス等を選択する。具体的には、
以下の動作が行われる。購入者Xは、これらの表示から
いずれの購入済みサービスを選択するか判断し、例え
ば、温度設定サービスを入力部の所定のキーを押して、
選択する。また、表示部9aに、複数の選択家電機器が
表示されている場合には、いずれの選択家電機器に対し
てサービスを行わせるかの表示がされ、例えば、購入者
Xは、入力部の所定のキーを押して、エアコン装置13
を選択する。
【0122】そして、表示部には、設定する温度の入力
を促す表示が含まれており、この表示に対して、購入者
は、例えば、入力部に設けられた2と5のキーを押して
設定温度25度とすることを要求することができる。
【0123】このような購入者による選択入力動作によ
り、温度を25度とする温度設定サービスをエアコン装
置13に対して行う旨のメッセージデータがWebブラ
ウザによって生成され、このメッセージデータが家電サ
ーバ装置7に送信される(ステップS370)。
【0124】このようなメッセージデータを家電サーバ
装置7が受信すると、Webページ処理部27が解析
し、制御部23は、温度を25度とする温度設定サービ
スをエアコン装置13に対して行う(ステップS38
0)。
【0125】ここで、制御部23は、エアコン装置13
へのアクセス方法やアドレス等の情報をD/Bエンジン
を介して、顧客D/B22から取得する。制御部23
は、取得したアクセス方法等によってエアコン装置13
との間で認証処理、鍵の交換処理を実行する(ステップ
S390)。
【0126】これらの処理が成功すると、制御部23
は、Webブラウザからの温度設定要求を暗号化し、デ
ジタル署名を付してエアコン装置13に供給する(ステ
ップS400)。
【0127】エアコン装置の制御部13gは、温度設定
要求の署名の確認をし、正当であれば、温度設定要求を
復号化し(ステップS410)、復号化したコマンド
(温度設定25度)を解釈して実行する(S420)。
【0128】制御部13gは、温度設定要求が成功した
旨を示す情報を生成して家電サーバ装置7宛に送信し
(S430)、家電サーバ装置7がこれを携帯端末装置
9に転送し(S440)、表示部9aによって、温度設
定要求が成功した旨を通知するようにしてもよい(S4
50)。
【0129】なお、本実施の形態では、温度設定サービ
スの提供の場合について説明したが、このサービスに限
定されることなく、他のサービス(例えば、正常動作チ
ェックサービス)の提供も可能である。
【0130】(効果)本実施の形態によれば、格納部2
1には、複数の所有者がそれぞれ所有する家電機器と、
家電機器が有する機能とが、それぞれ、対応づけられた
対応データを格納されている。このため、所定機能を有
する複数の家電機器を所有者毎に統一的に管理できる。
【0131】また、格納部21には、複数のサービス
と、サービスの提供に必要な機能と、がそれぞれ対応づ
けられた第2対応データが格納されている。そして、サ
ービス機能判断部25aは、前記第2対応データを参照
して、前記受信した利用要求のサービスの提供に必要な
機能を判断する。
【0132】また、家電機器判断部25は、対応データ
を参照して、受信した所有者情報等から判断された所有
者の所有する各家電機器のうち、受信した利用要求のサ
ービスの提供に必要な機能を有する家電機器を判断す
る。
【0133】従って、ユーザの希望するサービスの提供
が可能な家電機器を容易に判断できる。
【0134】また、家電機器判断部25により判断され
た各家電機器のうち、所有者が選択した各家電機器に対
して、送信部により、ソフトウェア等が送信されるの
で、所有者の希望する家電機器に対して、サービスの提
供をすることができる。
【0135】従って、従来に比べて、ユーザの希望する
サービスを、ユーザの希望する家電機器に対して、容易
に提供できる。
【0136】また、機器一覧データ生成部26により生
成された機器一覧データが所有者に提示されるので、所
有者は、家電機器判断部25により判断された家電機器
のうち、サービスの提供を受けたい家電機器を迅速に選
択できる。
【0137】また、サービス一覧データが購入者に提示
されるので、購入者は購入済みのサービスを迅速にわか
る。そして、自分の希望する購入済みサービスを迅速に
選択できる。また、購入者は、選択家電機器も迅速にわ
かるので、自分の希望する家電機器にだけ上記購入済み
サービスの提供を受けさせることができる。
【0138】また、付随情報が選択機器対応データに含
まれ、これがサービス一覧データに含まれるので、購入
者が購入済みのサービスの提供を受ける場合、例えば、
1日に何回とか、注意事項などが購入者にわかる。この
ため、購入者は、これらのことを考慮して、受けるサー
ビスを選択できる。
【0139】実施の形態2.サービスの形態によって
は、複数の家電機器を同時に制御しながら行う場合もあ
る。例えば、複数の家電機器を用いたゲーム等である。
このような場合、実施の形態1の構成では、実現でき
ず、サービスの適用範囲が狭くなってしまう。このた
め、実施の形態2では、複数の家電機器を同時に制御で
きるように構成されている。
【0140】(構成)実施の形態2におけるシステム全
体の構成は、図1と同様である。本実施の形態では、複
数の家電機器を同時に制御できるサービスの一例とし
て、画像データが表示されている間における所定情報の
発見ゲームに関するサービスについて説明する。
【0141】(サービスの内容)以下に、サービスの概
要を説明する。複数の家電機器のうち、先ず、いずれか
の家電機器の表示部に、画像データ(アニメのキャラク
ター等)が表示される。そして、各画像データには、所
定情報、例えば、当たり情報が保持されていたり、され
ていなかったりする。この所定情報は、表示部には、表
示されず、家電機器内にかくれていることになる。
【0142】ユーザは、各家電機器の表示部に表示され
た画像を見て、当たり情報が家電機器に保持されている
と思ったら、入力部にその旨を示す入力を行う(例え
ば、特定ボタンを押す)。当たり情報が家電機器に保持
されていないと思ったら、入力部による入力を行わな
い。当たり情報がその家電機器に保持されている場合
に、上記入力が行われたなら、表示部に当たりの旨が表
示される。当たり情報がその家電機器に保持されていな
い場合に、上記入力が行われたなら、表示部にはずれの
旨が表示される。
【0143】そして、はずれた場合には、別の家電機器
又は同一の家電機器の表示部に画像データが表示され
る。そして、上述の動作が繰り返される。このようにし
て、家電サーバ装置7が、複数の家電機器の表示部に当
たり情報を保持したり、しなかったりする画像を表示さ
せることで、家電機器にかくれている所定情報(当たり
情報)をユーザが発見できるか否かというゲームのサー
ビスが提供される。以下、このサービスを当たりキャラ
クター画像発見ゲームサービスという。
【0144】本実施の形態において、図1,図2,図
3,図5に示す構成と同一要素、機能には、同一符号を
付してその説明を省略する。
【0145】本実施の形態において、実施の形態1の家
電制御システムの構成と異なる点は、家電サーバ装置7
の構成が異なる点と、テレビ装置11、電子レンジ装置
12、冷蔵装置14の構成が異なる点にある。
【0146】(家電サーバ装置の構成)実施の形態1と
異なる点は以下の点にある(図14)。
【0147】格納部21には、サービスの提供に必要な
複数種の画像データが格納されている。そして、後述す
るように、いずれかの画像データがユーザにより選択さ
れることになる。なお、画像データは、動画像データ、
静止画像データのいずれでもよい。
【0148】そして、家電サーバ装置7は、ユーザによ
り選択された上記画像データを表示させる家電機器を選
択する選択部40を有する。選択部40により選択され
た家電機器は所定タイミングで変更される。
【0149】即ち、選択部40は、サービス提供の対象
の各家電機器をそれぞれ示す各家電機器情報が格納され
たレジスタ(図示せず)と、このレジスタ内の各家電機
器情報のうち、いずれかを所定のタイミングで取得する
取得部(図示せず)と、順序不同に家電機器情報を変更
して取得するように取得部に指示する取得指示部(図示
せず)と、所定のタイミングを判断するためのカウンタ
(図示せず)とを有する。
【0150】この順序不同に家電機器情報を変更して取
得する方法としては、例えば、以下の方法がある。所定
のタイミング(所定時間)より短いタイミング(例え
ば、所定時間の10分の1の時間)で各家電機器情報
(例えば、X、Y、Z)を(X、Y、Z、X、Y、
Z、...)の順序で取得する第1取得部と、(Z、
Y、X、Z、Y、X、..)の順序で取得する第2取得
部と、のように取得する順序の異なる複数の取得部を用
意する。そして、取得指示部は、所定時間で先ず、第1
取得部で取得された家電機器情報を取得するように指示
し、次の所定時間で、第2取得部で取得された家電機器
情報を取得するように指示し、..第N取得部による取
得の後、また、第1取得部で取得された家電機器情報を
取得するように指示し、..この動作を繰り返す。ま
た、同じ時間に2つ以上の家電機器を選択するようにし
ても良い。また、以上の方法に限定されず、乱数を用い
た公知の方法などを利用して行ってもよい。
【0151】このようにして構成された選択部40は、
画像データを表示させる家電機器を順序不同に変更しな
がら所定タイミングで選択する。
【0152】また、所定情報選択部41は、所定情報を
保持する旨の指示を示す第1所定指示情報と所定情報を
保持しない旨の指示を示す第2所定指示情報とが格納さ
れたレジスタ(図示せず)と、レジスタ内の各所定指示
情報のうち、いずれかを上記所定のタイミングで取得す
る取得部(図示せず)と、順序不同に第1所定指示情報
又は第2所定指示情報を変更して取得するように取得部
に指示する取得指示部(図示せず)と所定のタイミング
を判断するためのカウンタ(図示せず)とを有する。所
定情報選択部41で選択される所定タイミングと、選択
部で選択される所定タイミングは同じである。
【0153】このようにして構成された所定情報選択部
41は、第1所定指示情報又は第2所定指示情報を順序
不同に変更しながら所定タイミングで選択する。
【0154】送信部20は、選択部40により選択され
た家電機器に対して、画像データの表示を指示する旨の
画像指示情報を送信するとともに、第1所定指示情報又
は第2所定指示情報を送信する。この画像指示情報、第
1所定指示情報には、それぞれ、表示時間情報、保持時
間情報も含まれている。
【0155】なお、送信部は、前記サービス一覧データ
を参照して、所定の購入者が選択した購入済みサービス
の起動を指示する旨を、前記選択した購入済みサービス
に対応する選択家電機器に対して、送信する。
【0156】実施の形態1では、前記選択した購入済み
サービスに対応する選択家電機器のうち、購入者が選択
した家電機器に対して選択していた。しかし、本実施の
形態では、サービスは複数の家電機器に同時に提供され
るものなので、サービスの提供は、選択機器対応データ
の選択家電機器を用いて行うこととしている。このた
め、送信部は上述のような動作を行う。
【0157】但し、このようなサービスであっても、購
入者が後になって、サービスの提供を受ける家電機器を
変更したい場合には、その旨を入力して、制御部23を
介して、選択機器格納部31の選択機器対応テーブルの
選択家電機器を書き換え部28により書き換えることで
実現できる。
【0158】以上の点以外は、実施の形態1の家電サー
バ装置7の構成と同じである。
【0159】(各家電機器の構成)図15、図16,図
17は、それぞれ、テレビ装置、冷蔵装置、電子レンジ
装置の構成を示す図である。実施の形態2であるテレビ
装置等において、実施の形態1のテレビ装置等とは、以
下の構成、機能が異なる。なお、同一構成要素について
は実施の形態1と同一符号を付している。
【0160】受信部11a,12a,14a(通信部)
は、前記画像指示情報を受信するとともに、第1所定指
示情報又は第2所定指示情報を受信する。
【0161】格納部11e,12f,14eには、前記
画像データ及び前記所定情報が格納されている。
【0162】表示部11d,12e,14dは、受信部
により受信された画像指示情報に基づいて、格納部11
e,12f,14eから読み出された画像データを一時
的に表示する。
【0163】各家電機器は、受信部により第1所定指示
情報を受信した場合、格納部11e,12f,14eか
ら読み出された所定情報(当たり情報)を一時的に保持
する保持部11z,12z,14zを有する。
【0164】入力部11b,12b,14bには、ユー
ザが前記所定情報の存在を推定する旨が入力される。
【0165】そして、保持部11z等が所定情報を保持
している間に、入力部11b等により推定する旨が入力
された場合、表示部11d等は、所定情報が発見された
旨を表示する。
【0166】この場合、制御部11f等は、入力部11
b等により推定する旨の入力がされた場合、保持部11
z等に所定情報があるか否かを判断し、所定情報が保持
されていたら、制御部11f等は、表示部11d等に所
定情報が発見された旨を表示させる。
【0167】一方、保持部11z等が所定情報を保持し
ていない間に、入力部11b等により推定する旨が入力
された場合、表示部11d等は、はずれ情報の旨を表示
する。
【0168】なお、各家電機器は、時間をカウントする
カウンタ(図示せず)を有する。また、所定情報が画像
データであり、第1所定指示情報に基づいて前記所定情
報を表示する表示部をさらに設けても良い。
【0169】以上の点以外は、実施の形態1の各家電機
器の構成、機能と同じである。
【0170】(動作) (当たりキャラクター画像発見ゲームサービスの購入、
家電機器へのプログラムの供給動作)図18は、その動
作を示す図である。なお、図に示す実施の形態1と同一
動作は、その説明を簡略化する。テレビ装置11を用い
て、当たりキャラクター画像発見ゲームサービスの提供
の要求をする場合について説明する。
【0171】ステップS500では、テレビ装置11の
表示部11dに表示される購入フォーム等にユーザXが
ユーザ名、ユーザ情報、当たりキャラクター画像発見ゲ
ームサービスの購入申し込みを入力部11bにより入力
する。
【0172】ステップS510では、ユーザXによる当
たりキャラクター画像発見ゲームサービス購入要求の旨
が家電サーバ装置7に送られる。
【0173】具体的には、ユーザXが入力部11bによ
り入力したユーザ名、ユーザ情報、上記サービスを示す
情報は、Webページ処理部11gへ送られる。Web
ページ処理部11gは、これらの情報を含む購入要求メ
ッセージページを生成する。この購入要求メッセージペ
ージは、家電サーバ装置7の受信部20へ送られる。
【0174】ステップS520では、家電サーバ装置7
は、購入方法の選択要求を行う。具体的には、受信部2
0で受信された購入要求メッセージページは制御部23
を介してWebページ処理部27へ送られる。Webペ
ージ処理部27は、上記ページの内容を解析して、当た
りキャラクター画像発見ゲームサービスの利用要求の
旨、ユーザXを示す情報(ユーザ名、ユーザ情報)を制
御部23に送る。
【0175】制御部23は、上記サービスの利用要求の
旨、ユーザを示す情報を図示しないレジスタ等に保持す
る。また、制御部23は、Webページ処理部27に、
プログラムの提供方法として、自動ダウンロード、手動
インストール、サービスマンにインストールをしてもら
う、のいずれかの選択入力等が定義されたデータをWe
bページのデータとして生成させる。このプログラム提
供方法ページデータは、テレビ装置11のWebページ
処理部11gへ送られ、表示部11dに上記ページが表
示される。
【0176】ステップS530では、ユーザXは、テレ
ビ装置11の表示部11dを見て、自動ダウンロード等
からプログラムの提供方法を入力部11bによる入力操
作により選択する。
【0177】すると、ステップS540では、自動ダウ
ンロードの旨が制御部23を介して、Webページ処理
部11gへ送られ、上記サービスのプログラムの自動ダ
ウンロードを選択する旨のメッセージページデータが生
成され、家電サーバ装置7へ送られる。
【0178】ステップS550では、家電サーバ装置7
は、ユーザXの所有する家電機器のうち、映像表示機能
及びデータ保持機能(以下、映像表示機能等という)が
あり、かつ、自動ダウンロードが可能な家電機器を選択
する。
【0179】家電サーバ装置7のWebページ処理部2
7は、上記メッセージページデータを解析し、ユーザX
は上記サービスのプログラムの提供方法として、自動ダ
ウンロードを選択した旨が制御部23に知らされ、制御
部23は、その旨の情報を保持する。制御部23は、保
持していた上記サービスの利用要求の旨、ユーザを示す
情報、自動ダウンロードを希望する旨を家電機器判断部
25へ送る。
【0180】家電機器判断部25は、制御部23を介し
て格納部21から第2対応データ(図8)を読み出す。
そして、家電機器判断部25のサービス機能判断部25
aは、第2対応データを参照して、当たりキャラクター
画像発見ゲームサービスに必要な機能は、映像表示機能
等と判断する。そして、家電機器判断部25は、格納部
21を介して対応データ(図7)を読み出して、ユーザ
名及びユーザ情報からサービスの利用を要求したのは、
ユーザ(所有者)Xと判断する。そして、家電機器判断
部25は、対応データを参照して、ユーザXが所有する
各家電機器の機能と、上記映像表示機能等と、を比較
し、映像表示機能等を有する家電機器を判断する。
【0181】本ケースの場合、ユーザXが所有する家電
機器のうち、映像表示機能等を有する家電機器は、テレ
ビ装置11、電子レンジ装置12、冷蔵装置14である
ので、家電機器判断部25は、これらの家電機器を、当
たりキャラクター画像発見ゲームサービスの提供に必要
な機能を有する家電機器と判断する。
【0182】そして、家電機器判断部25は、対応デー
タを参照して、これらの装置に自動ダウンロード機能が
あるか否かを判断する。本ケースの場合、全ての装置に
上記機能があると判断する。
【0183】このため、制御部23は、家電機器判断部
25により判断された家電機器(テレビ装置11、電子
レンジ装置12、冷蔵装置14)を示す情報を機器一覧
データ生成部26に送り、機器一覧データを機器一覧デ
ータ生成部26に生成させる。
【0184】機器一覧データ中の家電機器を示す情報と
して、家電機器名、型番、家電ID、写真等とすること
ができる。
【0185】ここで、機器一覧データ生成部26は、機
器一覧データを生成すると、制御部23を介して、この
データがWebページ処理部27へ送られる。Webペ
ージ処理部27は、上記機器一覧データ及びHTML文
書データ等に基づいて、機器一覧ページデータを生成す
る。ここで、各家電機器のうち、サービス提供のために
必要なプログラムの供給をする家電機器を選択する選択
入力等が定義されたデータが機器一覧ページデータに含
められる。機器一覧ページデータは、テレビ装置11へ
送られる(ステップS560)。
【0186】ステップS570では、テレビ装置11の
表示部11dに機器一覧ページが表示される。
【0187】機器一覧ページデータが送られたWebペ
ージ処理部11gは、機器一覧ページデータを解析し、
制御部11fを介して、表示部11dに、上記サービス
の提供が可能な家電機器のうち、いずれの機器にサービ
スの提供のためのプログラムを自動供給させるかを示す
旨の表示をさせる。
【0188】ユーザXは、入力部11bにより例えば、
上記サービスの提供のためのプログラムの自動供給をす
る家電機器として、テレビ装置11、電子レンジ装置1
2、冷蔵装置14を選択する旨を例えば、リモコン等で
入力する(S570)。
【0189】上記選択する旨の情報は、制御部11fを
介して、Webページ処理部11gへ送られる。Web
ページ処理部11gは、上記選択するメッセージデータ
を生成し、家電サーバ装置7へ送信する(ステップS5
80)。
【0190】このメッセージデータがWebページ処理
部27に供給されると、Webページ処理部27はメッ
セージデータを解析し、先ず、テレビ装置11へプログ
ラムを自動ダウンロードする旨が制御部23に伝えられ
る。制御部23はテレビ装置11に対して、所定コマン
ドを送信して(S590)テレビ装置11に対して、プ
ログラムの受信を行える状態とした後、当たりキャラク
ター画像発見ゲームサービスを受けるためのプログラム
を供給する(S600)。
【0191】そして、サービス実行可能状態になった場
合、制御部11fは、表示部11dにプログラム供給終
了の旨を表示させ、ユーザXに終了確認を要求する。ユ
ーザXが終了確認指示を入力すると、その旨が制御部1
1fを介して、Webページ処理部11gへ送られる。
Webページ処理部11gは、終了通知のメッセージを
生成して家電サーバ装置7宛に送信する(S610)。
【0192】そして、S620からS640までの動作
で、ステップS590からS610までの動作と同じ動
作が電子レンジ装置12に対して行われ、S650から
S670までの動作で、ステップS590からS610
までの動作と同じ動作が冷蔵装置14に対して行われ
る。
【0193】(当たりキャラクター画像発見ゲームサー
ビスの提供に必要な画像データの購入に関する動作)図
19は、その動作を示す図である。例えば、特定のアニ
メのキャラクターの画像等をユーザが選んで購入する場
合である。
【0194】ステップS700では、テレビ装置11の
表示部11dに表示される購入フォーム等にユーザXが
ユーザ名、ユーザ情報、キャラクター画像の申し込みを
入力部11bにより入力する。具体的には、テレビ装置
11の表示部11dに表示される購入フォームページ等
にユーザXがユーザ名、ユーザ情報、キャラクター画像
の申し込みを入力部により入力する。
【0195】ステップS710では、ユーザXによるキ
ャラクター画像購入要求の旨が家電サーバ装置7に送ら
れる。具体的には、ユーザXが入力部11bにより入力
したユーザ名、ユーザ情報、キャラクター画像購入要求
を示す情報は、Webページ処理部11gへ送られる。
Webページ処理部11gは、これらの情報を含む購入
要求メッセージページを生成する。この購入要求メッセ
ージページは、制御部11f、送信部11a等を介し
て、家電サーバ装置7の受信部20へ送られる。
【0196】ステップS720では、家電サーバ装置7
は、購入キャラクター画像の選択要求を行う。
【0197】具体的には、受信部20で受信された購入
要求メッセージページは制御部23を介してWebペー
ジ処理部27へ送られる。Webページ処理部27は、
上記ページの内容を解析して、キャラクター画像購入要
求の旨、ユーザを示す情報(ユーザ名、ユーザ情報)を
制御部23に送る。
【0198】制御部23は、キャラクター画像購入要求
の旨、ユーザXを示す情報を図示しないレジスタ等に保
持する。また、制御部23は、格納部21から上記サー
ビスにて提供しえる複数種のキャラクター画像データを
読み出し、Webページ処理部27へ送る。Webペー
ジ処理部27は、すべてのキャラクター画像データを表
示させる旨、すべてのキャラクター画像のうち、いずれ
かの画像を選択入力するための指示等が定義されたデー
タをWebページのデータとして生成する。このWeb
ページデータは、通信部20、公衆ネットワーク5等を
介して、テレビ装置11のWebページ処理部11gへ
送られる。
【0199】ステップS730では、ユーザは、表示部
11dに表示された複数のキャラクター画像のうち、ゲ
ームにて画面に表示させたいキャラクターを選択する。
【0200】具体的には、Webページ処理部11g
は、送られてきたWebページデータを解析し、そのペ
ージを制御部11fを介して、表示部11dに表示させ
る。表示部11dでは、すべてのキャラクター画像が表
示されるとともに、いずれかを選択をするように指示す
る表示がされる。この表示に対して、ユーザXが所定の
キャラクター画像Aを選択する旨を入力部11bの入力
操作により行う。すると、その旨が制御部11fを介し
て、Webページ処理部11gへ送られ、そのメッセー
ジページが生成され、通信部11a、ネットワーク等を
介して、家電サーバ装置7へ送られる(S740)。
【0201】家電サーバ装置7のWebページ処理部2
7は、上記Webメッセージページを解析し、ユーザX
は複数のキャラクター画像のうち、所定のキャラクター
画像Aを選択したことが制御部23に伝えられる。
【0202】制御部23は、当たりキャラクター画像発
見ゲームサービスの提供の場合、ユーザ(購入者)X
は、キャラクター画像Aを使用する旨を示す情報を格納
部21に格納させる(S750)。
【0203】ここで、格納部21には、当たりキャラク
ター画像発見ゲームサービスと、各購入者と、購入者が
選択したキャラクター画像の種類と、が対応づけられた
画像対応テーブルが格納されるようにしてもよい。
【0204】そして、制御部23は、格納部21からキ
ャラクター画像Aに対応する画像データと、所定情報
を、上記サービスの提供を受けられる家電機器(テレビ
装置11、電子レンジ装置12、冷蔵装置14)に送信
する。詳細は後述する。各家電機器は、受信部11a,
12a,14aを介して、上記画像データ、所定情報を
制御部11f,12g,14hを介して格納部11e,
12f,14eに格納する。
【0205】なお、複数のキャラクターを同時に選択し
たり、複数のキャラクターがランダムに画面に登場する
といったバリエーションも可能である。また、本実施の
形態では、図21に示すような選択機器対応テーブルが
選択機器格納部31に格納されているとする。
【0206】(当たりキャラクター画像発見ゲームサー
ビスの提供動作)上記サービスを受けるためのプログラ
ムが実行状態になると、各家電機器は、入力部からの指
示入力のほかに、家電サーバ装置7からの指示コマンド
の受信を監視する状態となる。
【0207】例えば、図20を用いて、購入者Xがテレ
ビ装置11を用いて購入済みの上記当たりキャラクター
画像発見ゲームを選択する場合について、先ず説明す
る。
【0208】購入者Xがサービス一覧要求の旨を、テレ
ビ装置11の入力部11bの所定のボタンを押すことで
入力すると(S800)、テレビ装置11のWebペー
ジ処理部11gは、サービス一覧要求を含む要求ページ
データを生成する。この要求ページデータが家電サーバ
装置7に送られる(S810)。
【0209】ステップS820では、家電サーバ装置7
のWebページ処理部27は、購入者Xの購入済みサー
ビス一覧ページデータを生成する。具体的には、上記要
求ページデータが受信部20、制御部23を介して、W
ebページ処理部27に送られる。Webページ処理部
27は、上記データを解析して、購入者Xが購入サービ
スの一覧を要求している旨が制御部23へ送られる。制
御部23は、選択機器格納部31から選択機器対応デー
タを読み出し、購入者Xの購入しているサービス、選択
家電機器、付随情報を対応づけたサービス一覧データを
サービス一覧データ生成部32に生成させ、このサービ
ス一覧データをWebページ処理部27へ送る。なお、
サービス一覧データ生成部32は、付随情報を含まない
サービス一覧データを生成することができる。Webペ
ージ処理部27は、購入しているサービス、選択家電機
器、付随情報を対応づけたサービス一覧データが表示で
きるようなサービス一覧ページデータを生成する。そし
て、このサービス一覧ページデータは、制御部23、送
信部20、ルータ装置6等を介して、テレビ装置11に
送られる(S840)。
【0210】ステップS850では、テレビ装置11の
表示部11dにサービス一覧ページが表示される。具体
的には、表示部11dには、サービス一覧ページが表示
される。このページでは、購入者Xが購入して利用可能
な購入済みのサービスの一覧(当たりキャラクター画像
発見ゲーム、正常動作チェック、温度設定)が表示され
る。また、それぞれのサービスで購入者が選択した選択
家電機器も表示されてもよい。そして、それぞれのサー
ビスについての各選択家電機器に付与された付随情報も
表示されてもよい。
【0211】なお、サービス一覧データとして、サービ
ス一覧データ生成部32は、2つのサービス一覧データ
を生成してもよい。1つめのサービス一覧データは、図
22に示すような購入者Xの購入済みのサービスのデー
タであり、2つめは、購入者Xの購入しているサービ
ス、選択家電機器、付随情報を対応づけたデータであ
る。先ず、1つめのサービス一覧データを表示させ、必
要に応じて(例えば、購入者が希望したときや、正常動
作チェックのように選択家電機器のうち、どの家電機器
にサービスを受けさせるかの選択が必要なとき)、2つ
めのサービス一覧データを表示させることもできる。
【0212】ステップS860では、購入者Xは、利用
要求するサービス等を選択する。購入者Xは、この表示
からいずれのサービスを選択するか判断し、当たりキャ
ラクター画像発見ゲームを選択する。このサービスの場
合は、複数の家電機器を同時に制御するものであるの
で、原則として、表示される選択家電機器について、サ
ービスが提供される。この場合の表示される選択家電機
器は、サービスの提供がされる家電機器の確認という意
味である。
【0213】但し、選択家電機器のうち、上記サービス
の提供を受けさせる家電機器を選択することは、以下の
ようにして実現できる。購入者が選択家電機器の変更の
旨を入力部11bにより入力すると、家電サーバ装置7
に送られる。家電サーバ装置7の制御部23は、選択機
器格納部31に格納された選択機器対応テーブルの選択
家電機器を書き換え部28に書き換えさせる。これによ
り、既に選択した選択家電機器を変更することも可能で
ある。そして、後述するように、変更された選択家電機
器の情報が選択部40のレジスタに記録されれば、変更
された選択家電機器に対して、サービスの提供が可能と
なる。
【0214】本実施の形態では、選択家電機器そのまま
でサービスの提供を受ける場合について考える。
【0215】このような購入者による選択入力動作によ
り、上記サービスを選択した旨のメッセージデータがW
ebページ処理部11gによって生成され、このメッセ
ージデータが家電サーバ装置7に送信される(ステップ
S870)。
【0216】このようなメッセージデータを家電サーバ
装置7が受信すると、Webページ処理部27が解析
し、制御部23は、エアコン装置13へのアクセス方法
やアドレス等の情報を顧客D/B22から取得する。
【0217】そして、制御部23は、これらの選択家電
機器(テレビ装置11、電子レンジ、冷蔵装置14)に
対して、格納部11e,12f,14eに予め格納され
ているサービス利用のプログラムの起動を指示するコマ
ンドを各家電機器に送る。また、家電サーバ装置7の制
御部23は、選択機器格納部31に格納された選択機器
対応テーブルから、購入者Xの上記サービスに対応する
選択家電機器を読み出し、これを選択部40のレジスタ
に記録する。
【0218】各家電機器で、プログラムの起動コマンド
を受信すると、制御部11f,12g,14hは、格納
部11e,12f,14eからプログラムを読み出し解
読することで、各家電機器は、上記プログラム実行可能
状態となる。
【0219】ここで、『ゲームスタート、キャラクター
画像表示中に当たりがかくれていると思ったなら、入力
部のどれかのボタンを押してください』の画面をテレビ
装置11、電子レンジ装置12、冷蔵装置14の表示部
の画面の所定場所(キャラクター画像の表示場所以外の
場所)に表示させてもよい。
【0220】そして、プログラム実行可能状態となる旨
が制御部11f,12g,14hから、通信部を介し
て、家電サーバ装置7の制御部23へ送られる(S88
0)。
【0221】動作の一例を以下に示す。先ず、選択部4
0により選択された家電機器が電子レンジ装置12であ
り、所定情報選択部41により選択された情報が第2所
定指示情報の場合、制御部23は、送信部20に電子レ
ンジ装置12に対して、画像指示情報、第2所定指示情
報を送信するように指示する(S890)。この際、制
御部23は、画像を表示する時間(例えば、10秒間)
の情報も送信部20に送信させる。
【0222】ステップS900では、電子レンジ装置1
2の制御部12gは、10秒間、キャラクター画像Aの
表示を表示部12eにさせる。この場合の動作は、以下
のようなものである。受信部12aは、上記画像指示情
報を受信する。その旨が制御部12gに伝えられると、
制御部12gは、格納部12fから画像データを読み出
し、10秒間、上記画像データを表示するように表示部
12eに指示すると、表示部12eは実行する。また、
受信部12aが第2所定指示情報を受信した場合、制御
部12gは、保持部12zに対して、所定情報を保持す
るように指示しない。
【0223】この場合に、ユーザXが表示部12eに表
示されるキャラクター画像Aをみて、当たり画像ではな
いかと思ったら、入力部12bには、当たり情報の存在
を推定する旨が入力される(例えば、特定のボタンを押
す等)。すると、その入力の旨が制御部12gへ送られ
る。
【0224】制御部12gは、当たり情報の存在を推定
する旨が入力部により入力されたとき、保持部12zに
は、所定情報が保持されていないと判断し、表示部12
eにはずれの旨の表示をさせる。
【0225】そして、10秒経過したら、制御部12g
は、表示部12eに画像データを表示する動作を終了さ
せる。なお、表示部の表示動作や保持部の保持動作は、
家電サーバ装置7が動作終了コマンドを送り、それを家
電機器の制御部が受け取ることで、行われても良い。
【0226】そして、制御部12gは、画像データの表
示動作を終了した旨を示すデータを通信部等を介して、
家電サーバ装置7へ送ってもよい。
【0227】家電サーバ装置7がその旨を受信した後、
次に、選択部40により選択された家電機器が冷蔵装置
14であり、所定情報選択部41により選択された情報
が第2所定指示情報の場合、制御部23は、送信部に冷
蔵装置14に対して、画像指示情報、第2所定指示情報
を送信するように指示する(S910)。
【0228】ステップS920では、冷蔵装置14の制
御部は、10秒間、キャラクター画像Aの表示を表示部
にさせる。この場合もステップS900と同じ動作が行
われる。この場合に、ユーザXが表示部14dの表示を
みて、当たり画像ではないかと思ったら、入力部14b
には、ユーザが当たり情報の存在を推定する旨が入力さ
れる。すると、その入力の旨が制御部14hへ送られ
る。制御部14hは、上記推定する旨が入力部14bに
より入力されたとき、保持部14zには、所定情報が保
持されていないと判断し、表示部14dにはずれの旨の
表示をさせる。そして、10秒経過したら、制御部14
hは、表示部14dに画像データを表示する動作を終了
させる。そして、制御部14hは、画像データの表示動
作を終了した旨を示すデータを通信部等を介して、家電
サーバ装置7へ送る。
【0229】家電サーバ装置7の制御部23は、次に、
選択部40により選択された家電機器がテレビ装置11
であり、所定情報選択部41により選択された情報が第
1所定指示情報の場合、制御部23は、送信部20にテ
レビ装置11に対して、画像指示情報、第1所定指示情
報を送信するように指示する(S930)。
【0230】この際、制御部23は、画像を表示する時
間(例えば、10秒間)の情報、所定情報を保持する時
間(例えば、10秒間)の情報も送信部20に送信させ
る。
【0231】テレビ装置11は、10秒間、キャラクタ
ー画像Aの表示を表示部11dにさせる(S935)。
この場合の動作は、以下のようなものである。受信部1
1aは、上記画像指示情報を受信する。その旨が制御部
11fに伝えられると、制御部11fは、格納部11e
から画像データを読み出し、10秒間,上記画像データ
を表示するように表示部11dに指示すると、表示部1
1dは実行する。また、受信部11aが第1所定指示情
報を受信した場合、制御部11fは、格納部11eから
所定情報を読み出し、所定情報を10秒間、保持部11
zに保持させる。
【0232】この場合に、ユーザXが表示部11dの表
示をみて、当たり画像ではないかと思ったら、入力部1
1bには、ユーザが当たり情報の存在を推定する旨が入
力される(S940)。すると、その入力の旨が制御部
11fへ送られる。この場合は、制御部11fは、保持
部11zにより所定情報が保持されている間に、入力部
11bにより所定情報の存在の推定の旨が入力された場
合と判断し、所定情報(当たり情報)発見の旨を家電サ
ーバ装置7に送る(S950)。
【0233】家電サーバ装置7の制御部23は、例え
ば、Webページ処理部27に当たり画像発見の旨を示
すメッセージページを生成させる。
【0234】このページは、通信部等を介して、テレビ
装置11のWebページ処理部11gに送られる(S9
60)。テレビ装置11のWebページ処理部11g
は、制御部11fを介して、表示部11dに当たり画像
発見ページを表示させる。例えば、図23のような画面
が表示される(S970)。
【0235】なお、発見までの時間やはずれた回数も上
記画面に含めて表示させてもよい。
【0236】(変形例)本実施の形態では、サービスの
提供に必要な機能として、上述した映像表示機能等につ
いて説明したが、これに限定されるわけではなく、種々
の機能に対しても適用可能である。
【0237】例えば、音声出力機能についても同様に適
用できる。そして、音声データの出力中における所定情
報の発見についてのゲームサービスとして、本実施の形
態の構成、動作が適用できる。
【0238】また、家電サーバ装置7の機能をいずれか
の家電機器(例えば、テレビ装置11)に持たせて、テ
レビ装置11が上述した家電サーバ装置7による選択動
作、送信動作を行ってもよい。
【0239】(他のゲームサービス例)1.以下に、他
のサービスの概要を説明する。このサービスの提供に必
要な機能は、同じく映像表示機能、データ保持機能であ
る。
【0240】ゲームサービスが起動したら、例えば、複
数の家電機器のすべての家電機器の表示部に、『ゲーム
スタート、当たりが保持されていると思ったなら、入力
部のどれかのボタンを押してください』の表示がされ
る。
【0241】そして、各家電機器のいずれかに当たり情
報が保持されたりされなかったりする。この所定情報
は、表示部には、表示されず、家電機器内にかくれてい
ることになる。
【0242】ユーザは、当たり情報が家電機器に保持さ
れていると思ったら、入力部にその旨を示す入力を行
う。当たり情報が家電機器に保持されていないと思った
ら、入力部による入力を行わない。当たり情報がその家
電機器に保持されている場合に、上記入力が行われたな
ら、表示部に当たりの旨が表示される。当たり情報がそ
の家電機器に保持されていない場合に、上記入力が行わ
れたなら、表示部にはずれの旨が表示される。
【0243】そして、はずれた場合には、その後、別の
家電機器又は同一の家電機器に当たり情報が保持された
りされなかったりする。そして、上述の動作が繰り返さ
れる。
【0244】この場合の家電制御システムの構成は、以
下のようになる。
【0245】前記家電サーバ装置7は、前記所定情報を
保持させる家電機器を選択する選択部を有する。
【0246】送信部は、選択部により選択された家電機
器に対して、所定情報を保持する旨の指示を示す第1指
示情報又は所定情報を保持しない旨の指示を示す第2指
示情報を送信する。選択部により選択される家電機器
は、所定のタイミングで変更される。
【0247】各家電機器においては、以下のような構成
である。受信部は、前記第1指示情報又は第2指示情報
を受信する。格納部には、前記所定情報が格納される。
保持部は、前記受信部により受信された前記第1指示情
報に基づいて、前記格納部から読み出された前記所定情
報を一時的に保持する。入力部には、ユーザが前記所定
情報の存在を推定する旨が入力される。前記保持部が前
記所定情報を保持している間に、前記入力部により推定
する旨が入力された場合、表示部(以下、第1表示部)
には、所定情報が発見された旨が表示される。
【0248】なお、所定情報が画像データであり、第1
指示情報に基づいて前記所定情報を表示する第2表示部
をさらに設けても良い。即ち、第1表示部と、第2表示
部とは別々の構成としてもよい。また、第1表示部は、
第1指示情報に基づいて前記所定情報を表示するように
してもよい(第1表示部と第2表示部は同一の表示手段
であるようにしてもよい)。
【0249】2.また、以下のようなゲームサービスも
ある。このサービスの提供に必要な機能は、同じく映像
表示機能、データ保持機能である。複数の家電機器のう
ち、先ず、いずれかの家電機器の表示部に、画像データ
が表示される。そして、各画像データが表示されている
間に、家電機器には、画像データが保持される。そし
て、各画像データが表示されている間にユーザはこの画
像データをつかまえる旨の入力をする。
【0250】画像データが保持されている間に、入力さ
れたなら、表示部に、あなたは画像を捕まえたの旨が表
示される。一方、画像データの保持が終了したときに入
力された又は入力されなかったなら、表示部に、あなた
は画像を捕まえてない旨が表示される。そして、上述の
動作が繰り返される。
【0251】この場合の家電制御システムの構成は、以
下のようになる。
【0252】前記家電サーバ装置7は、画像データを表
示及び保持させる家電機器を選択する選択部を有する。
【0253】送信部は、選択部により選択された家電機
器に対して、画像データを表示及び保持させる旨の指示
を示す指示情報を送信する。選択部により選択される家
電機器は、所定のタイミングで変更される。
【0254】各家電機器においては、以下のような構成
である。
【0255】受信部は、前記指示情報を受信する。格納
部には、前記画像データが格納される。表示部は、前記
受信部により受信された前記指示情報に基づいて、前記
格納部から読み出された前記画像データを一時的に表示
する。保持部は、前記受信部により受信された前記指示
情報に基づいて、前記格納部から読み出された前記画像
データを一時的に保持する。入力部には、ユーザが前記
所定情報の存在を発見した旨が入力される。前記保持部
が前記画像データを保持している間に、前記入力部によ
り発見した旨が入力された場合、表示部には、前記画像
データが捕獲された旨が表示される。
【0256】(効果)実施の形態2によれば、サービス
が複数の家電機器に対して同時に提供されるものでも、
その提供に必要な機能を有する家電機器を統一的に管理
して、そのような家電機器を判断できる。このため、ユ
ーザの希望するサービスを、ユーザの希望する複数の家
電機器に対して、容易に提供できる。また、本実施の形
態では、複数の家電機器を用いた複雑な制御を伴うサー
ビスの提供も行うことができる。このため、従来に比べ
て、サービス提供範囲を拡大することができる。
【0257】実施の形態3.実施の形態1、2では、構
内ネットワーク2,4に接続される家電機器には、各々
TCP/IPプロトコルが実装されており、各々の家電
機器には、各々IPアドレスが割り当てられていた。し
かし、エコーネットでは、各機器には、必ずしもTCP
/IP等のプロトコルを実装する必要はないため、エコ
ーネットのプロトコルとTCP/IP等のプロトコルの
変換を行うゲートウェイ装置56を介して、ネットワー
クに接続するように構成することができる。
【0258】(構成)図24は、実施の形態3である家
電制御システムの構成を示す図である。
【0259】実施の形態3である家電制御システムにお
いて、実施の形態1の家電制御システムと異なる点は、
第2構内ネットワーク54が異なる点と、1つのルータ
装置の代わりに、第1構内ネットワークには、ルータ装
置6が接続され、第2構内ネットワークには、ゲートウ
ェイ装置56が接続されている点にある。それ以外の構
成、機能は実施の形態1と同じである。このルータ装置
6は、実施の形態1のルータ装置と同じ構成、機能を有
する。
【0260】実施の形態3である家電制御システムで
は、図24に示すように、構内ネットワーク4の代わり
に構内ネットワーク54を備えている。この構内ネット
ワーク54では、上述の構内ネットワーク4とは異な
り、家電機器はTCP/IPによる通信により家電サー
バ装置との通信は実現されない。その代わりに、エコー
ネット独自のプロトコルによって通信を行えるようにな
っている。
【0261】エアコン装置13等電力系家電機器(白物
家電機器)間のインターフェイスで使用し得るプロトコ
ルとして、エコーネットが知られている。このエコーネ
ットでは、電波、赤外線等の無線回線を用いて通信を行
うものの他、電灯線等の有線回線を用いて通信を行うも
のが規格化されている。また、このエコーネットでは、
各機器が有する機能をオブジェクトとして定義してお
り、制御手順の統一が図られている。このようなエコー
ネットを用いることにより、家電機器間の連携動作、集
中管理が可能となっている。
【0262】このネットワーク54に接続される各家電
機器には、実施の形態1,2とは異なり、IPアドレス
は必ずしも割り当てられる必要はない。このため、構内
ネットワーク54では、エコーネットプロトコルとTC
P/IPプロトコルとを変換するゲートウェイ装置56
を備えている。
【0263】このゲートウェイ装置56は、公衆ネット
ワーク5と接続するための通信部56aと、構内ネット
ワーク54と接続するための通信部56bと、プロトコ
ル変換を行うプロトコル変換部56cを有する。このゲ
ートウェイ装置56は、公衆ネットワーク5と構内ネッ
トワーク54の間で例えば、エアコン装置13から家電
サーバ装置7宛のメッセージ等の中継を行うようになっ
ている。
【0264】ネットワークで用いられるエコーネットで
は、データは、パケット単位で送受信される。このエコ
ーネットパケットは、ヘッダ部分とペイロード部分から
構成されている。ヘッダ部分には、宛先の機器を識別す
るための識別情報であるエコーネットアドレスと、送信
元の機器を識別するための識別情報であるエコーネット
アドレスと、が格納されている。
【0265】また、ペイロード部分には、送信元の装置
である旨の情報、プロパティ(コマンドに対応するも
の)等が含まれている。
【0266】本実施の形態では、家電サーバ装置7は、
例えば、エコーネットアドレス又は家電IDでエコーネ
ット内の各家電機器を識別できるとする。
【0267】一方、公衆ネットワークで用いられるTC
P/IPパケットは、ヘッダとペイロードとから構成さ
れている。ヘッダには、宛先の機器のIPアドレス、送
信元の機器のIPアドレス、送信先のポート番号等が格
納されている。また、ペイロードには、所定データ等が
格納される。
【0268】以上のようなエコーネットパケットとTC
P/IPパケットとの変換を行うため、G/W装置56
は、プロトコル変換部56cを有する。
【0269】プロトコル変換部56cは、TCP/IP
パケットとエコーネットパケットの変換を行うための対
応テーブルを保持し、この対応テーブルに基づいてプロ
トコル変換して生成したエコーパケットやインターネッ
トパケットを通信部56a,56bを介して、公衆ネッ
トワーク5又は構内ネットワーク54に送る。
【0270】対応テーブルには、家電サーバ装置7の宛
先アドレス(例えば、IPアドレスとURI)と、家電
サーバ装置宛の送信ポート番号、及び家電サーバ装置7
と通信を行うエアコン装置等の家電機器のエコーネット
アドレスと、が対応づけられ、IPマスカレード処理に
近い処理にてプロトコル変換を行う。詳細は後述する。
【0271】この家電システムでは、このような構成の
G/W装置56により公衆ネットワーク5と構内ネット
ワーク54間のプロトコル変換が可能になっている。こ
れにより、家電サーバ装置73と例えば、エアコン装置
13と、では、1対1の通信ができるようになってい
る。
【0272】ところで、公衆ネットワーク5と構内ネッ
トワーク54相互のパケット変換は可能となっている。
これにより、構内ネットワーク54に接続された家電機
器からは、家電サーバ装置7のURI等を指定して通信
を開始できるようになっている。このため、家電機器か
らエコーネットパケットで、このURI(家電サーバ装
置7)に対して、このコンテンツを送付してくださいと
いった意味のパケットをゲートウェイ装置56に対して
送信する。これをゲートウェイ装置56が家電サーバ装
置7に対して、フォワードすることにより、家電機器と
家電サーバ装置7との間の通信が実現される。
【0273】しかし、家電サーバ装置7からは、G/W
装置56のIPアドレスとポート番号しか指定できない
ので、G/W装置56において、TCP/IPにおける
所定のポート番号と各家電機器のエコーネットアドレス
とが対応づけられていない状態では、家電サーバ装置7
は、通信相手の家電機器を直接指定して通信を開始する
ことはできない。
【0274】このため、家電制御システムでは、遠隔制
御を受ける家電機器側から所定の時間毎に、家電サーバ
装置7に対して、送信を行い、そのリプライに家電サー
バ装置7から家電機器向けのコマンドを載せて転送して
もらうことで、実質的な家電サーバ装置7から家電機器
へのコマンド送信を実現している。このような所定間隔
毎の送信動作をポーリングという。ポーリングを行った
家電機器は、ポーリングに対する家電サーバ装置7から
の応答があれば、受信するが、所定時間内に応答がない
場合には、次のポーリングすべき時刻まで待機する。
【0275】家電サーバ装置7は、家電機器に対する送
信の必要がなければポーリングを無視する(ヌルを返
す)が、家電機器に対する送信の必要があれば、ポーリ
ングに対する応答として、送信を開始する。この家電制
御システムでは、このようなポーリング処理によって、
実質的に家電サーバ装置7側の通信の開始を実現してい
る。
【0276】ここで、家電サーバ装置7の顧客D/B2
2には、ポーリング処理の必要な家電機器とTCP/I
Pプロトコルで直接通信可能な家電機器が混在している
環境下で、サービスの提供を行うために家電機器までの
通信方法を示すアクセスとして、直接通信可能か、ポー
リング必要かの情報が保持されている。ポーリングが必
要なときは、例えば、その旨を示す情報とポーリング間
隔を示す情報が保持される。
【0277】直接通信可能なときは、顧客D/B22に
は、IPアドレスが保持されるが、ポーリング処理が必
要な場合には、エコーネットアドレスや家電IDが保持
されてもよい。なお、ポーリング前には、各家電機器の
エコーネットアドレスや家電IDは不明であるが、ポー
リングがあると、当該ポーリングのTCP/IPパケッ
トのペイロード中で定義されているエコーネットアドレ
スや家電IDが抽出され、顧客D/B22にアドレスと
して格納される構成としても良い。
【0278】(動作)図25は、家電サーバ装置7に対
して、温度設定サービスの提供の要求、サービス提供の
ためのプログラムの供給に関する動作を示す図である。
テレビ装置11を用いて、温度設定サービスの提供の要
求をする場合について説明する。
【0279】図12と同一動作については、同一符号を
付してその説明を省略する。
【0280】上述のように、実施の形態3である家電制
御システムにおいて、家電サーバ装置7にサービスの提
供を申し込む際の動作は、図12に示すステップS10
0からステップS160までの動作と同じである。
【0281】ステップS1000、S1010は、それ
ぞれ、ステップS170、ステップS180の動作が行
われるが、ユーザXは、エアコン装置13及び給湯管理
装置16を選択するのではなく、エアコン装置13のみ
を選択したとする。
【0282】以降の処理について、以下に説明する。
【0283】テレビ装置11からの選択応答を受信した
Webページ処理部27は、解析し、その結果を制御部
23へ送る。制御部23は、顧客D/B22を確認し、
サービスの提供対象であるエアコン装置13に対するア
クセス方法を取得する。これにより、制御部23は、エ
アコン装置13に対するアクセス方法を取得し、エアコ
ン装置13に対する通信がポーリング処理が必要なもの
であることを知り、エアコン装置13からのポーリング
処理を開始させるべく、ユーザXにエアコン装置13の
電源の投入、ネットワークに対する接続を指示するメッ
セージをWebページ処理部27に生成させ、送信部2
0を介して、テレビ装置11宛に送信させる(S102
0)。
【0284】テレビ装置11は、このような電源投入指
示を受信すると、ユーザXにエアコン装置13の電源の
投入等を指示する画像を表示部11dに表示させる(S
1030)。
【0285】ユーザXは、これに応じてエアコン装置1
3の電源を投入し、必要であれば、エアコン装置13を
ネットワークに接続する(S1040)。これに応じ
て、エアコン装置13の電源は立ち上がり(S105
0)、エアコン装置13のエコーネット設定が初期化さ
れ、例えば、エコーネットアドレスが決定される(S1
060)。
【0286】この後、エアコン装置13は、ネットワー
ク上からネットワーク中継機能を有するノードを検索す
る。そして、検出したノード、即ち、ゲートウェイ装置
56に対して、その属性の通知を要求し(S107
0)、これに対する応答がエアコン装置13に供給され
る(S1080)。これにより、ゲートウェイ装置56
がネットワークに対する中継機能を有していることを知
ると、エアコン装置13は、上述のポーリングメッセー
ジを家電サーバ装置7宛に中継することを要求するエコ
ーネットパケットをゲートウェイ装置56に送信する
(S1090)。このパケットは、ゲートウェイ装置5
6によって中継され、TCP/IPパケットとして家電
サーバ装置7宛に送信される(S1100)。
【0287】具体的には、このポーリングのTCP/I
Pパケットは、例えば、HTTPプロトコル中で規定さ
れているPOSTメソッドを用い、送信する家電サーバ
装置7宛のメッセージとして、所定の型が指定されてい
る。ここに、例えば、エアコン装置13の家電IDを含
んだポーリングメッセージをゲートウェイ装置経由で家
電サーバ装置7に送信することにより、受信した家電サ
ーバ装置7が上記パケットがエアコン装置からのコマン
ドであることを知ることができる。
【0288】上述のようなポーリングに応じてWebペ
ージ処理部27、制御部23は、エアコン装置13の認
証、鍵の交換等の処理(S1110)、エアコン装置1
3に対して温度設定サービスのプログラムの供給等の処
理を実行する(S1110からS1160)。この際、
このやりとりは、家電サーバ装置7とゲートウェイ装置
間のHTTPプロトコルと、ゲートウェイ装置とエアコ
ン装置間のエコーネットコマンドとの間のプロトコル変
換が行われ、パケットの中継が行われる(S1120,
S1150)。
【0289】これにより、エアコン装置13が温度設定
サービスを受ける動作を実現するプログラムがエアコン
装置13の格納部13fに格納され、実行可能状態とな
る。
【0290】この状態で、家電サーバ装置7からエアコ
ン装置13宛に温度設定のコマンドが供給されると、エ
アコン装置13が上記コマンドに応じて動作を実行でき
る状態となる。
【0291】(温度設定サービスの提供)図26は、実
施の形態3である温度設定サービスの提供動作を示す図
である。
【0292】先ず、実施の形態3でも、実施の形態1の
S300からS380までの動作が行われるが、その後
の動作が異なる。
【0293】エアコン装置13は、ネットワーク中継機
能を有する中継装置を検索する。検出した中継装置に対
して、属性通知の要求を順に出し、ネットワーク中継機
能を持った中継装置(ゲートウェイ装置56)を検出す
る。そして、エアコン装置13に温度設定サービスのプ
ログラムがインストールされると、エアコン装置13
は、家電サーバ装置7との間のコマンドを実行できる状
態になる。
【0294】この後、制御部23は、顧客D/B22中
の対応テーブルからユーザのエアコン装置13までのア
クセス法、アドレス情報を取得する。
【0295】この場合、エアコン装置13までの通信に
は、ポーリング処理が必要なため、家電サーバ装置7
は、エアコン装置13からのパケット(S1200)が
プロトコル変換されて(S1210)、提供されるまで
(S1220)、待機する。ポーリングパケットが供給
されると、家電サーバ装置7は、このパケットに対する
応答として、エアコン装置13宛の温度設定要求を、ゲ
ートウェイ装置56宛に送信する(S1230)。
【0296】また、家電サーバ装置7は、ポーリング処
理により、送られてくるパケットから、対応テーブルと
関係するゲートウェイ装置56のポート番号を知ること
ができる。家電サーバ装置は必要なコマンド(温度設定
要求コマンド)を、このリプライに載せる形でゲートウ
ェイ装置56に送信する。この温度設定要求は、ゲート
ウェイ装置56で中継されて(S1240)、エアコン
装置13に供給される(S1250)。ゲートウェイ装
置56からエアコン装置13へのコマンドはエコーネッ
トコマンドである。エアコン装置13の制御部13g
は、家電サーバ装置7から供給された温度設定要求を実
行する(S1260)。
【0297】以上のことから、エアコン装置13から家
電サーバ装置7への1回のポーリング処理に対して、家
電サーバ装置7がコマンドを送ることで、エアコン装置
13に温度設定のサービスを提供できる。
【0298】(効果)この家電制御システムでは、上述
のように、家電サーバ装置7からエアコン装置13に対
して制御を行う場合に、エアコン装置13から家電サー
バ装置7に対するポーリング(例えば30秒に1回)を
待って、このポーリングに対する応答として、コマンド
を送信する。
【0299】このため、実施の形態3では、実施の形態
1の効果に加えて、以下の効果を有する。即ち、この家
電制御システムでは、インターネット等の外部のネット
ワークで用いられているプロトコルで通信を行うことが
できないために家電サーバ装置7から通信を開始できな
い家電機器に対しても、コマンドを送り、サービスを提
供することができる。
【0300】また、この家電制御システムでは、遅くと
も、家電機器から家電サーバ装置7に対するポーリング
の周期でのコマンドの発行を行うことができるので、ポ
ーリング周期を適宜設定することにより、容易に応答性
の向上に寄与することができる。
【0301】なお、家電IDが重複して付されているよ
うな場合には、エコーネットアドレス、又は家電ID、
セッション番号で各家電機器を識別できる。
【0302】実施の形態4.宅内のネットワークにおい
ては、ローカルなアドレスを用い、外部のネットワーク
と接続するためのルータ装置がNAT等のアドレス変換
部を備えている場合がある。また、宅内のネットワーク
と外部のネットワークのIPアドレスのバージョンが異
なる場合にもアドレス変換部が必要となる。これらのア
ドレス変換部を介在させた場合、実施の形態1のよう
に、家電サーバ装置7とエアコン装置13に共通のプロ
トコル(TCP/IP)が実装されていたとしても、そ
のままでは、これらの間の通信を直接行うことはできな
い場合がある。
【0303】(構成)図27は、実施の形態4である家
電制御システムの構成を示す図である。
【0304】実施の形態4である家電制御システムで
は、構内ネットワーク2、4は、例えば、TCP/IP
プロトコルによって通信を行うようにしている。このた
め、構内ネットワーク2,4に接続された各家電機器に
は、各々IPアドレスが割り当てられている。
【0305】この家電制御システムでは、図1のルータ
装置6の代わりに、ルータ装置66を設けている。この
ルータ装置66は、例えば、公衆ネットワーク5との通
信を行う通信部66aと、構内ネットワーク2,4と通
信を行う通信部66bと、アドレス変換等の処理を施す
アドレス変換部66cと、を有する。
【0306】このアドレス変換部66cは、外部のネッ
トワークで用いられているアドレス体系(例えば、グロ
ーバルアドレス、IPv4等)と内部のネットワークで
用いられているアドレス体系(例えば、プライベートア
ドレス、IPv6等)との変換を行って、パケットの中
継を行うようにしている。具体的には、アドレス変換動
作は以下のように行われる。例えば、グローバルアドレ
スとプライベートアドレスの変換であれば、NAT等の
処理により行う。あるいは、ネットワークアドレスより
もさらに上位プロトコル(ポート番号)等の対応関係の
変換をも行うIPマスカレードのような処理によりアド
レス変換を行ってもよい。
【0307】例えば、アドレス変換部66cは、家電サ
ーバ装置7のIPアドレス(IPv4)と、家電サーバ
装置7と通信を行う家電機器のIPアドレス(IPv
6)とが対応づけられてたアドレス変換テーブルを用い
てアドレス変換ができる。
【0308】ここで、上述のアドレス変換によって、公
衆ネットワーク5と構内ネットワーク2,4との間で直
接的なアクセスが制限される。従って、この家電制御シ
ステムでは、実施の形態3の場合と同じく、家電サーバ
装置7が家電機器のIPアドレスを直接指定して、通信
を開始することができない。このため、家電制御システ
ムでは、コマンドを受け付ける家電機器が所定の時間間
隔で家電サーバ装置7に対して、ポーリングを行うよう
になっている。
【0309】(動作) (プログラムの供給)図28は、実施の形態4の温度設
定サービスのためのプログラムの供給動作を説明するた
めの図である。
【0310】図12と同じ動作については同一符号を付
してその説明を省略する。
【0311】上述のように、家電制御システムにおい
て、家電サーバ装置7にサービスの提供を申し込む際の
動作は、図12に示すステップS100からステップS
160までの動作と同じである。
【0312】ステップS1300、S1310では、そ
れぞれ、ステップS170、ステップS180の動作が
行われるが、ユーザXは、エアコン装置13及び給湯管
理装置16を選択するのではなく、エアコン装置13の
みを選択したとする。
【0313】そして、ステップS1320からステップ
S1350の動作は、図25に示すS1020からS1
050までの動作と同じ動作が行われる。
【0314】以降の処理について、以下に説明する。
【0315】エアコン装置13の電源が立ち上がると
(S1350)、エアコン装置13は、通信部13aに
よって、ネットワークの設定が初期化され、例えば、エ
アコン装置13には、ネットワーク内の固有のプライベ
ートアドレスが決定される(S1360)。
【0316】この後、エアコン装置13は、ルータ装置
66宛にポーリングパケットを送信する(S137
0)。このポーリングは第3実施の形態と同様の考えの
ものである。このパケットは、ルータ装置66によっ
て、アドレス変換等が施されて中継され(S138
0)、家電サーバ装置7宛に送信される(S139
0)。
【0317】このようなポーリングに応じて、制御部2
3、Webページ処理部27は、エアコン装置13の認
証、鍵の交換等の処理、エアコン装置13に対する温度
設定操作サービスのプログラムの供給等の処理を実行す
る(S1400からS1460)。この際、ルータ装置
66によって、アドレス変換等が行われて、パケットの
中継が行われる(S1410、S1440)。
【0318】これにより、エアコン装置13が温度設定
サービスの提供を受ける動作を実現するプログラムがエ
アコン装置13の格納部13fに格納される。この状態
で、例えば、家電サーバ装置7からエアコン装置13宛
に温度設定コマンドが供給されると、エアコン装置13
がコマンドを実行する。
【0319】(温度設定サービスの提供)図29は、実
施の形態4である温度設定サービスの提供動作を示す図
である。
【0320】先ず、実施の形態1のS300からS38
0までの動作が行われるが、その後の動作が異なる。
【0321】エアコン装置13は、ネットワーク中継機
能を有する中継装置を検索する。検出した中継装置に対
して、属性通知の要求を順に出し、ネットワーク中継機
能を持った中継装置(ルータ装置66)を検出する。
【0322】そして、エアコン装置13に温度設定サー
ビスのプログラムがインストールされると、エアコン装
置13は、コマンドが実行できる状態になる。
【0323】この後、制御部23は、顧客D/B22中
の対応テーブルからユーザのエアコン装置13までのア
クセス法、アドレス情報を取得する。
【0324】この場合、エアコン装置13までの通信に
は、ポーリング処理が必要なため、家電サーバ装置7
は、エアコン装置13からのパケット(S1500)が
アドレス変換されて(S1510)、提供されるまで
(S1520)、待機する。ポーリングパケットが供給
されると、家電サーバ装置7は、このパケットに対する
応答として、エアコン装置13宛の温度設定要求を、ル
ータ装置66宛に送信する(S1530)。
【0325】この温度設定要求は、ルータ装置66で中
継されて(S1540)、エアコン装置13に供給され
る(S1550)。エアコン装置13の制御部13g
は、家電サーバ装置7から供給された温度設定要求を実
行する(S1560)。
【0326】以上のことから、エアコン装置13から家
電サーバ装置7への1回のポーリング処理に対して、家
電サーバ装置7はルータ装置66の特定のポートに対し
てコマンドを送る。ルータ装置66は、ポート番号を参
照してこのパケットは、エアコン装置13に対して送信
すべきデータであると認識して(IPマスカレード処
理)、この宛先アドレスをアドレス変換し、コマンドを
フォワードすることで、エアコン装置13に温度設定の
サービスを提供できる。
【0327】(効果)本実施の形態においては、実施の
形態3と同じ効果を有する。
【0328】
【発明の効果】本発明によれば、格納手段には、複数の
所有者がそれぞれ所有する家電機器と、前記家電機器が
有する機能とが、それぞれ、対応づけられた対応データ
が格納されている。このため、所定機能を有する複数の
家電機器を所有者毎に統一的に管理できる。また、家電
機器判断手段は、前記対応データを参照して、前記受信
した所有者を示す情報等から判断された所有者の所有す
る各家電機器のうち、前記受信した利用要求のサービス
の提供に必要な機能を有する家電機器を判断する。この
ため、ユーザの希望するサービスの提供が可能な家電機
器を判断できる。また、前記家電機器判断手段により判
断された各家電機器のうち、所有者が選択した各家電機
器に対して、送信手段により、ソフトウェア等が送信さ
れるので、所有者の希望する家電機器に対してのみ、サ
ービスの提供をすることができる。
【0329】従って、従来に比べて、ユーザの希望する
サービスを、ユーザの希望する家電機器に対して、容易
に提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の家電制御システムの構成を示す
図である。
【図2】実施の形態1のテレビ装置の構成を示す図であ
る。
【図3】実施の形態1の電子レンジ装置の構成を示す図
である。
【図4】実施の形態1のエアコン装置の構成を示す図で
ある。
【図5】実施の形態1の冷蔵装置の構成を示す図であ
る。
【図6】実施の形態1の家電サーバ装置冷蔵装置の構成
を示す図である。
【図7】実施の形態1の対応データの一例を示す図であ
る。
【図8】実施の形態1の第2対応データの一例を示す図
である。
【図9】実施の形態1の顧客D/Bに格納されている対
応テーブルの一例を示す図である。
【図10】実施の形態1の選択機器対応テーブルの一例
を示す図である。
【図11】実施の形態1の選択機器対応テーブルの一例
を示す図である。
【図12】実施の形態1の家電制御システムにおけるサ
ービスプログラム供給の動作を示すシーケンス図であ
る。
【図13】実施の形態1の家電制御システムにおけるサ
ービス提供の動作を示すシーケンス図である。
【図14】実施の形態2の家電制御システムの構成を示
す図である。
【図15】実施の形態2のテレビ装置の構成を示す図で
ある。
【図16】実施の形態2の冷蔵装置の構成を示す図であ
る。
【図17】実施の形態2の電子レンジ装置の構成を示す
図である。
【図18】実施の形態2の家電制御システムにおけるサ
ービスプログラム供給の動作を示すシーケンス図であ
る。
【図19】実施の形態2の家電制御システムにおけるサ
ービス提供に必要な画像の購入の動作を示すシーケンス
図である。
【図20】実施の形態2の家電制御システムにおけるサ
ービス提供の動作を示すシーケンス図である。
【図21】実施の形態2の選択機器対応テーブルの一例
を示す図である。
【図22】実施の形態2のサービス一覧ページの一例を
示す図である。
【図23】実施の形態2の当たりキャラクター発見の旨
を示す図である。
【図24】実施の形態3の家電制御システムの構成を示
す図である。
【図25】実施の形態3の家電制御システムにおけるサ
ービスプログラム供給の動作を示すシーケンス図であ
る。
【図26】実施の形態3の家電制御システムにおけるサ
ービス提供の動作を示すシーケンス図である。
【図27】実施の形態4の家電制御システムの構成を示
す図である。
【図28】実施の形態4の家電制御システムにおけるサ
ービスプログラム供給の動作を示すシーケンス図であ
る。
【図29】実施の形態4の家電制御システムにおけるサ
ービス提供の動作を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
1 建物、2,4,54 構内ネットワーク、5 公衆
ネットワーク、6,66 ルータ装置、6a,6b,1
1a,12a,13a,14a,20,56a,56
b,66a,66b 通信部、6c ルーティング制御
部、7 家電サーバ装置、8 ゲートウェイ装置、9
携帯端末装置、9a 表示部、10 基地局、11 テ
レビ装置、11b,12b,13b,14b 入力部、
11c,12c,13c14c データ処理部、11
d,12e,14d 表示部、11e,12f,13
f,14e,21 格納部、11f,12g,13g,
14h制御部、11g,27 Webページ処理部、1
2 電子レンジ装置、12dマイクロ加熱制御部、13
エアコン装置、13d,14f 温度センサー部、1
3e 室温制御部、14 冷蔵装置、14g 冷凍温度
制御部、15 洗濯装置、16 給湯管理装置、22
顧客D/B、23 制御部、25 家電機器判断部、2
5a サービス機能判断部、26 機器一覧データ生成
部、28 書き換え部、30 選択機器対応データ生成
部、31 選択機器格納部、32 サービス一覧データ
生成部、33 付随情報生成部、40 選択部、41
所定情報選択部、11z、12z、14z 保持部、5
6 ゲートウェイ装置、56cプロトコル変換部、66
c アドレス変換部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 門間 信行 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 会津 宏幸 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 久間 修一 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 Fターム(参考) 5B089 GA11 JA35 JB10 KC15 KD01 5K048 AA04 BA12 CA08 DA02 DA05 EA11 EB02 EB12 FC01 GC03 HA01 HA02

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して家電機器にサービ
    スを提供する家電サーバ装置であって、 複数の所有者がそれぞれ所有する家電機器と、前記家電
    機器が有する機能とが、それぞれ、対応づけられた対応
    データを格納する格納手段と、 サービスの利用要求と、前記サービスの利用を要求する
    所有者、又は家電機器毎に与えられ、家電機器を一意に
    識別することができる家電機器番号を示す情報とを受信
    する受信手段と、 前記対応データを参照して、前記受信した情報から判断
    された所有者の所有する各家電機器のうち、前記受信し
    た利用要求のサービスの提供に必要な機能を有する家電
    機器を判断する家電機器判断手段と、 前記家電機器判断手段により判断された各家電機器のう
    ち、所有者が選択した各家電機器に対して、サービス利
    用のソフトウェア又は前記家電機器に予め組み込まれた
    サービス利用ソフトウェアの起動を指示するコマンドを
    送信する送信手段とを有することを特徴とする家電サー
    バ装置。
  2. 【請求項2】 前記格納手段には、複数のサービスと、
    各サービスの提供に必要な機能と、がそれぞれ対応づけ
    られた第2対応データが格納されており、 前記家電機器判断手段は、前記第2対応データを参照し
    て、前記受信した利用要求のサービスの提供に必要な機
    能を判断するサービス機能判断手段を有することを特徴
    とする請求項1に記載の家電サーバ装置。
  3. 【請求項3】 前記家電サーバ装置は、さらに、 前記家電機器判断手段により判断された各家電機器の一
    覧データである機器一覧データを生成する機器一覧デー
    タ生成手段を有し、 所有者による各家電機器の選択は、前記機器一覧データ
    に基づいて、行われることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の家電サーバ装置。
  4. 【請求項4】 前記家電サーバ装置は、さらに、 各購入者がそれぞれ購入したサービスである購入済みサ
    ービスと、前記購入済みサービスの提供に必要な機能を
    有する家電機器のうち、各購入者が選択した家電機器で
    ある選択家電機器とが対応づけられた選択機器対応テー
    ブルを格納する選択機器格納手段と、 前記選択機器対応テーブルに基づいて、所定の購入者の
    各購入済みサービスと、選択家電機器と、がそれぞれ対
    応づけられたサービス一覧データを生成するサービス一
    覧データ生成手段とを有し、 前記送信手段は、前記サービス一覧データを参照して、
    前記所定の購入者が選択した購入済みサービスの起動を
    指示する旨を、前記選択した購入済みサービスに対応す
    る選択家電機器のうち、前記所定の購入者が選択した家
    電機器に対して、送信することを特徴とする請求項1乃
    至3のいずれか1項に記載の家電サーバ装置。
  5. 【請求項5】 前記購入済みサービスが複数の家電機器
    に同時に提供されるものである場合、前記送信手段は、
    前記サービス一覧データを参照して、前記所定の購入者
    が選択した購入済みサービスの起動を指示する旨を、前
    記選択した購入済みサービスに対応する選択家電機器に
    対して、送信することを特徴とする請求項4に記載の家
    電サーバ装置。
  6. 【請求項6】 前記サービスは、複数の家電機器に同時
    に提供されるものであることを特徴とする請求項1乃至
    4のいずれか1項に記載の家電サーバ装置。
  7. 【請求項7】 前記選択機器対応テーブルには、各購入
    済みのサービスにそれぞれ付随する付随情報が含まれて
    おり、 前記家電サーバ装置は、 購入者の要求に応じて、前記選択機器対応テーブルに含
    まれる付随情報を書き換える書き換え手段を有すること
    を特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載の家
    電サーバ装置。
  8. 【請求項8】 複数の家電機器と、ネットワークを介し
    て、前記複数の家電機器に同時にサービスを提供する家
    電サーバ装置とを有する家電制御システムであって、 前記家電サーバ装置は、 複数の所有者がそれぞれ所有する家電機器と、前記家電
    機器が有する機能とが、それぞれ、対応づけられた対応
    データを格納する格納手段と、 サービスの利用要求と、前記サービスの利用を要求する
    所有者又は家電機器を一意に識別することができる家電
    識別番号を示す情報とを受信する受信手段と、 前記対応データを参照して、前記受信した情報から判断
    された所有者の所有する各家電機器のうち、前記受信し
    た利用要求のサービスの提供に必要な機能を有する家電
    機器を判断する家電機器判断手段と、 前記家電機器判断手段により判断された各家電機器のう
    ち、所有者が選択した各家電機器に対して、サービス利
    用のソフトウェア又は前記家電機器に予め組み込まれた
    サービス利用ソフトウェアの起動を指示するコマンドを
    送信する送信手段とを有することを特徴とする家電制御
    システム。
  9. 【請求項9】 前記サービスは、前記複数の家電機器の
    いずれかに保持される所定情報の発見に関するものであ
    り、 前記家電サーバ装置は、前記所定情報を保持させる家電
    機器を選択する選択手段を有し、 前記送信手段は、前記選択手段により選択された家電機
    器に対して、前記所定情報を保持する旨の指示を示す第
    1指示情報を送信し、 前記選択手段により選択される家電機器は、所定のタイ
    ミングで変更され、 各家電機器は、それぞれ、 前記第1指示情報を受信する受信手段と、 前記所定情報を格納する格納手段と、 前記受信手段により受信された前記第1指示情報に基づ
    いて、前記格納手段から読み出された前記所定情報を一
    時的に保持する保持手段と、 ユーザが前記所定情報の存在を推定する旨を入力する入
    力手段と、 前記保持手段が前記所定情報を保持している間に、前記
    入力手段により推定する旨が入力された場合、前記所定
    情報が発見された旨を表示する第1表示手段とを有する
    ことを特徴とする請求項8に記載の家電制御システム。
  10. 【請求項10】 前記サービスは、画像データが表示さ
    れている間における所定情報の発見に関するものであ
    り、 前記家電サーバ装置は、前記画像データを表示させる家
    電機器を選択する選択手段と、 前記送信手段は、前記選択手段により選択された家電機
    器に対して、前記画像データの表示を指示する旨の画像
    指示情報を送信するとともに、所定情報を保持する旨の
    指示を示す所定指示情報を送信し、 前記選択手段により選択される家電機器は、所定のタイ
    ミングで変更され、 各家電機器は、それぞれ、 前記画像指示情報を受信するとともに、前記所定指示情
    報を受信する受信手段と、 前記画像データ及び前記所定情報を格納する格納手段
    と、 前記受信手段により受信された前記画像指示情報に基づ
    いて、前記格納手段から読み出された前記画像データを
    一時的に表示する第1表示手段と、 前記受信手段により前記所定指示情報を受信した場合、
    前記格納手段から読み出された前記所定情報を一時的に
    保持する保持手段と、 ユーザが前記所定情報の存在を推定する旨を入力する入
    力手段とを有し、 前記保持手段が前記所定情報を保持している間に、前記
    入力手段により推定する旨が入力された場合、前記第1
    表示手段は、前記所定情報が発見された旨を表示するこ
    とを特徴とする請求項8に記載の家電制御システム。
  11. 【請求項11】前記所定情報は画像データであり、前記
    第1指示情報に基づいて前記所定情報を表示する第2表
    示手段をさらに有することを特徴とする請求項9に記載
    の家電制御システム。
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