JP2003152030A - 半導体実装装置 - Google Patents

半導体実装装置

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JP2003152030A
JP2003152030A JP2001349244A JP2001349244A JP2003152030A JP 2003152030 A JP2003152030 A JP 2003152030A JP 2001349244 A JP2001349244 A JP 2001349244A JP 2001349244 A JP2001349244 A JP 2001349244A JP 2003152030 A JP2003152030 A JP 2003152030A
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Toshimichi Ouchi
俊通 大内
雅則 ▲高▼橋
Masanori Takahashi
Kenji Niihori
憲二 新堀
Yasushi Shiotani
泰史 塩谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体チップを傷つけることなく、かつ安定
的にボンディングヘッドに移載することのできる半導体
実装装置を提供する。 【解決手段】 半導体チップ10を載置する半導体載置
部15と、この半導体載置部15を下方より上下方向に
移動可能に支持する支持部13との間に弾性部材14を
配する一方、半導体載置部15に半導体チップ10より
も高く形成された柱部材16を設け、この柱部材16を
降下するボンディングヘッド1によって押圧することに
より、柱部材16を介して半導体載置部15を、ボンデ
ィングヘッド1の吸着面と半導体チップ10との距離
を、柱部材16と半導体チップ10との高さの差に保ち
ながら弾性部材14の弾性力に抗して降下させるように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶パネル等に用
いられる回路基板上に半導体チップを実装する半導体実
装装置に関し、特に半導体チップの実装の際、半導体チ
ップをボンディングヘッドにより吸着するようにしたも
のに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体実装装置においては、半導
体載置部の上方に、半導体チップを吸着する吸着面を備
えたボンディングヘッドを昇降自在に配すると共に、実
装の際、ボンディングヘッドを降下させて半導体載置部
に載置された半導体チップを吸着面で吸着保持した後、
このボンディングヘッドにより半導体チップを回路基板
上へ熱圧着するようにしたものがある。
【0003】そして、このような半導体実装装置の一例
としては、回路基板に半導体チップを直接実装するCO
G(chip on glass)実装を行うものがあ
り、このような装置ではヒートツールにより半導体チッ
プを、異方性導電フィルムを介して回路基板に熱圧着す
るようにしている。なお、このよう構成の半導体実装装
置については特開平8−288337号公報に示されて
いる。
【0004】ところで、図6は、このような従来の半導
体実装装置の構成を説明する正面図、図7はその側面図
であり、同図において、3は堅牢に作られた装置筐体、
2は装置筐体3に昇降自在に設けられると共に、先端に
半導体チップであるベアチップを吸着保持する吸着面を
有するボンディングヘッドであるツールヘッド1を備え
たヘッドユニットである。なお、このヘッドユニット2
は不図示のパルスモータにより駆動されて昇降すると共
に、不図示のシリンダーにより駆動されてベアチップの
圧着動作を行うようになっている。
【0005】また、6はベアチップを搭載する半導体載
置部であるベアチップ搭載ステージ、7はこのベアチッ
プ搭載ステージ6の移動をガイドするスライドガイドレ
ール部材、8は回路基板11を搭載すると共に不図示の
アライメント機構を備えたパネルステージ、9はパイレ
ックス(登録商標)ガラスからなる圧着ステージ、5は
圧着ステージ9を通して回路基板11及びベアチップに
それぞれ設けられた不図示のアラインマークを認識する
ことにより、回路基板11とベアチップの位置を確認す
るCCDカメラである。
【0006】次に、このように構成された半導体実装装
置におけるベアチップ熱圧着工程を簡単に説明する。
【0007】まず、第1工程として、ベアチップ搭載ス
テージ6にベアチップをフェースダウンで位置決めして
搭載した後、このベアチップをベアチップ搭載ステージ
6に真空吸着にて固定する。ここで、このベアチップ搭
載ステージ6のベアチップ搭載面には、図8に示すよう
に段差加工部12があり、この段差加工部12の段差面
にベアチップ10を突き当てることにより、チップ10
の略位置決めを行うようにしている。なお、このベアチ
ップ搭載ステージ6へのベアチップ10の搭載はロボッ
トを使っても良いし、作業者が行っても良い。
【0008】次に、第2工程としてスライドガイドレー
ル部材7に沿ってベアチップ搭載ステージ6をヘッドユ
ニット2の直下位置に移動させる。
【0009】次に、第3工程として、不図示のパルスモ
ータを駆動してヘッドユニット2をツールヘッド1がベ
アチップ搭載ステージ上のベアチップ10に当たらない
位置にまで降下させた後、ベアチップ搭載ステージ6の
真空吸着を停止すると共にツールヘッド1による真空吸
着を開始し、ベアチップ10をツールヘッド1の吸着面
に吸着保持する。なお、ベアチップ10をベアチップ搭
載ステージ6からツールヘッド1に安定的に移載するた
めには、ツールヘッド1とベアチップ10の間隔が常に
―定となるようにヘッドユニット2を位置制御する必要
がある。
【0010】次に、このようにベアチップ10をベアチ
ップ搭載ステージ6からツールヘッド1に移載した後、
第4工程としてヘッドユニット2を上昇させ、図6及び
図7に示す初期位置に戻す。また、ベアチップ搭載ステ
ージ6をヘッドユニット2の直下位置から、同図に示す
初期位置に待避させる。
【0011】次に、第5工程として、CCDカメラ5の
焦点位置までパルスモータ駆動によりヘッドユニット2
を移動させ、ベアチップ10に設けられた不図示のアラ
イメントマークを認識し、その後、再び初期位置までヘ
ッドユニット2を戻す。
【0012】次に、第6工程として、回路基板11をパ
ネルステージ8に搭載した後、圧着ステージ9上に移動
させ、CCDカメラにより回路基板11の不図示のアラ
イメントマークを認識し、この後、パネルステージ8の
不図示のアライメント機構を使って回路基板側のアライ
メントマーク位置を第5工程にて認識したベアチップ側
のアライメントマーク位置に合わせる。なお、このベア
チップ10及び回路基板11のアライメントマークの認
識方法については、自動機であれば画像処理装置を用
い、マニュアル機あればCCD画像にカーソル表示を重
ねることなどで行われる。
【0013】次に、第7工程としてヘッドユニット2を
圧着位置直前の位置まで降下させた後、シリンダー駆動
により、例えば圧力20〜40kgf/cm、20秒
程度、異方性導電フィルムの到達温度が190〜230
℃程度という条件により、ベアチップ10を回路基板1
1に熱圧着する。なお、ベアチップ10を回路基板11
に熱圧着させる際に必要な不図示の異方性導電フィルム
は、回路基板11のペアチップ実装位置に予め貼付され
ている。
【0014】そして、最後に、このような熱圧着後、ヘ
ッドユニット2を初期位置に戻す。これにより、1回の
実装動作が完了し、この後、次のベアチップの実装が行
われる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
工程によりベアチップを回路基板に実装する従来の半導
体実装装置において、ベアチップをツールヘッドへ移載
させる際、ヘッドユニットをツールヘッドがベアチップ
搭載ステージ上のベアチップに当たらないぎりぎりの位
置まで降下させる必要があるが、位置制御精度によって
はヘッドユニット2を降下させ過ぎる場合がある。
【0016】ここで、このようにヘッドユニット2を降
下させ過ぎると、ツールヘッド1がベアチップ10に当
たり、これによりベアチップ10に設けられたバンプが
破壊、あるいは変形してしまうことがある。
【0017】また、ヘッドユニット2の降下が不十分で
ベアチップ10とツールヘッド1の間隔が広くなると、
ベアチップ搭載ステージ6からのベアチップ10の移載
が良好に行われず、このためツールヘッド1からベアチ
ップ10が落下したり、或はツールヘッド1の所定位置
にベアチップ10を吸着固定することができず、このよ
うな状態でベアチップ10を熱圧着した場合には、接続
不良を起こしてしまうことがある。
【0018】一方、ヘッドユニット2の位置制御を高精
度に行うようにした場合でも、ツールヘッド1の温度影
響によってヘッドユニット全体が熱膨張すると、例えば
装置立ち上げ時と、数時間可動させた後では、同じヘッ
ドユニット2の位置設定でも、ベアチップ10とツール
ヘッド1の間隔が大きく異なってしまうことがある。
【0019】なお、ヘッドユニット全体の熱膨張に対応
してベアチップ10とツールヘッド1との間隔を―定に
保つため、ヘッドユニット2の熱膨張量に応じてヘッド
ユニット2の降下位置設定を変化させるようにした場合
には、複雑な制御等が必要となり、実用上、不可能であ
る。
【0020】そこで、本発明はこのような現状に鑑みて
なされたものであり、ベアチップ(半導体チップ)を傷
つけることなく、かつ安定的にボンディングヘッドに移
載することのできる半導体実装装置を提供することを目
的とするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、半導体載置部
の上方に半導体チップを吸着する吸着面を備えたボンデ
ィングヘッドを昇降自在に配すると共に、実装の際、前
記ボンディングヘッドを降下させて前記半導体載置部に
載置された半導体チップを前記吸着面で吸着保持した
後、前記半導体チップを回路基板上へ熱圧着する半導体
実装装置において、前記半導体載置部の下方に設けら
れ、該半導体載置部を上下方向に移動可能に支持する支
持部と、前記半導体載置部と支持部との間に配された弾
性部材と、前記半導体載置部に設けられると共に該半導
体載置部に載置される半導体チップよりも高く形成さ
れ、前記降下するボンディングヘッドにより押圧されて
該半導体載置部を降下させる柱部材と、を備え、前記ボ
ンディングヘッドが降下する際、該ボンディングヘッド
により前記柱部材を介して前記半導体載置部を、前記ボ
ンディングヘッドの吸着面と前記半導体チップとの距離
を前記柱部材と半導体チップとの高さの差に保ちながら
前記弾性部材の弾性力に抗して降下させるようにしたこ
とを特徴とするものである。
【0022】また本発明は、前記柱部材は、前記ボンデ
ィングヘッドが前記半導体チップを吸着することのでき
る距離分該半導体チップよりも高くなっていることを特
徴とするものである。
【0023】また本発明は、前記支持部は、前記半導体
載置部を支持するダンパ機構を備えていることを特徴と
するものである。
【0024】また本発明のように、半導体チップを載置
する半導体載置部と、この半導体載置部を下方より上下
方向に移動可能に支持する支持部との間に弾性部材を配
する一方、半導体載置部に半導体チップよりも高く形成
された柱部材を設け、この柱部材を降下するボンディン
グヘッドによって押圧することにより、柱部材を介して
半導体載置部を、ボンディングヘッドの吸着面と半導体
チップとの距離を、柱部材と半導体チップとの高さの差
に保ちながら弾性部材の弾性力に抗して降下させるよう
にする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。
【0026】図1は本発明の第1の実施の形態に係る半
導体実装装置の構成を説明する図である。なお、同図に
おいて、図6と同一符号は同一又は相当部分を示してい
る。
【0027】同図において、15はベアチップ10が搭
載される半導体載置部であるベアチップ搭載ステージで
あり、このベアチップ搭載ステージ15には、ヘッドユ
ニット2の降下の際、ヘッドユニット2と共に降下する
ツールヘッド1と当接する柱部材である高さ調整ピン1
6がベアチップ10の四隅方向に4ヶ所取り付けられて
いる。
【0028】そして、このようにヘッドユニット2の降
下の際、ツールヘッド1と高さ調整ピン16とを当接さ
せることにより、ツールヘッド1とベアチップ10との
間隔を一定に保つことができるようになっている。ここ
で、この高さ調整ピン16の高さHは、ベアチップ高さ
よりもaだけ高くなるように加工されている。なお、こ
の時のaの値は、前もって検証したベアチップ10が良
好にツールヘッド1に吸着されて移載される間隔であ
り、例えば20μm程度である。
【0029】また、13はベアチップ搭載ステージ15
を下方より支持すると共に、既述したスライドガイドレ
ール(図6参照)に取り付けられ、ヘッドユニット2の
直下位置まで移動する支持部であり、この支持部13の
4隅にはガイドピン18が垂設されており、さらにこの
ガイドピン18には弾性部材であるコイルばね14が取
り付けられている。
【0030】そして、このガイドピン18の上端部をベ
アチップ搭載ステージ15の4隅に設けられた勘合穴1
9に嵌合することにより、ベアチップ搭載ステージ15
はガイドピン18及びコイルばね14を介して支持部1
3により上下方向に移動可能に、かつ弾性的に支持され
るようになっている。
【0031】なお、ベアチップ搭載ステージ15の中央
部には吸着穴17が設けられており、この吸着穴17に
より、ベアチップ10は真空吸着されて略位置固定され
るようになっている。また、ベアチップ搭載ステージ1
5には、図2に示すように段差加工部12が形成されて
おり、この段差加工部12の2つの端面にベアチップ1
0を突き当てることにより、ベアチップ10の略位置決
めを行うことができるようになっている。
【0032】ところで、このようにベアチップ搭載ステ
ージ15にツールヘッド1に当接する高さ調整ピン16
を設けると共に、ベアチップ搭載ステージ15を支持部
13により上下方向に移動可能に、かつ弾性的に支持す
ることにより、ヘッドユニット2が降下すると、ツール
ヘッド1が高さ調整ピン16に突き当たり、これにより
ベアチップ搭載ステージ15はヘッドユニット2が降下
を停止するまで、コイルばね14を変形させながら、即
ちコイルばね14の弾性力に抗しながら下方に移動する
ようになっている。
【0033】なお、ヘッドユニット2の降下停止位置
は、本実施の形態においては、下方に移動したベアチッ
プ搭載ステージ15と支持部13との間隔が図1に示す
初期状態時の半分程度となるような位置に設定してい
る。
【0034】ここで、このようにヘッドユニット2が停
止した時、ベアチップ搭載ステージ15はコイルばね1
4の弾性力によりツールヘッド1に常に押し付けられて
いるため、ツールヘッド1とベアチップ10との間隔は
常に所望間隔aに保たれることになる。
【0035】なお、ヘッドユニット2の降下位置がベア
チップ側にずれたり、熱膨張によりヘッドユニット2の
長さが延びた場合には、ツールヘッド1が高さ調整ピン
16を介してベアチップ搭載ステージ15をより下方に
押し込むようになるため、ベアチップ搭載ステージ15
と支持部13との間隔が狭まるようになり、これにより
ツールヘッド1とベアチップ10との間隔は常に所望す
る間隔aに保たれるようになっている。
【0036】また、逆にヘッドユニット2の降下が不十
分な場合には、コイルばね14の弾性力によりベアチッ
プ搭載ステージ15が上方に移動するようになるため、
ベアチップ搭載ステージ15と支持部13との間隔が広
がり、これによりツールヘッド1とベアチップ10との
間隔は常に所望する間隔aに保たれるようになってい
る。
【0037】次に、このように構成された半導体実装装
置のベアチップ移載動作について説明する。
【0038】まず、第1工程として、ベアチップ10を
ベアチップ搭載ステージ上で略位置決めした後、真空吸
着にて固定し、この後、図1に示すように支持部13と
共にベアチップ搭載ステージ15をツールユニット2の
直下位置にまで移動する。
【0039】次に、第2工程として、この状態から不図
示のパルスモータを駆動してヘッドユニット2を降下さ
せる。これにより、図3の(a)に示すように、ツール
ヘッド1がベアチップ搭載ステージ15に取り付けられ
た高さ調整ピン16に突き当たり、この後、ヘッドユニ
ット2が更に降下すると、ベアチップ搭載ステージ15
はコイルばね14を変形させながら、支持部13との間
隔が初期状態時の半分程度となる位置まで降下する。
【0040】ここで、この時、ベアチップ搭載ステージ
15の高さ調整ピン16はコイルばね14の弾性力によ
りツールヘッド1に常に押し付けられており、これによ
りツールヘッド1とベアチップ10との間隔は常に所望
の間隔aに保たれる。
【0041】なお、ヘッドユニット2の降下位置がベア
チップ側にずれたり、熱膨張によりヘッドユニット2の
長さが延びた場合、ツールヘッド1がベアチップ搭載ス
テージ15をより下方に押し込むようになるためツール
ヘッド1とベアチップ10との間隔は常に所望する間隔
aに保たれる。また、ヘッドユニット2の降下が不十分
な場合、コイルばね14の弾性力によりベアチップ搭載
ステージ15は上方に移動するため、ツールヘッド1と
ベアチップ10との間隔は常に所望する間隔aに保たれ
る。
【0042】次に、このようにベアチップ搭載ステージ
15と支持部13との間隔が初期状態時の半分程度とな
る位置となるようにヘッドユニット2が降下した後、ベ
アチップ搭載ステージ15の真空吸着を停止し、ツール
ヘッド側の真空吸着を開始すると、(b)に示すように
ベアチップ10はツールヘッド側の所定の位置へと安定
的に移載される。
【0043】そして、この後、(c)に示すようにヘッ
ドユニット2を上方へ待避させて、ベアチップ移載動作
は完了となる。なお、この時、ベアチップ搭載ステージ
15と支持部13との間隔は初期状態時に戻る。
【0044】このように、支持部13にベアチップ10
の上面よりも所定長さaだけ高く形成された高さ調整ピ
ン16を設けると共に、コイルばね14を介してベアチ
ップ搭載ステージ15を支持部13に弾性的に保持する
ことにより、ツールヘッド1の吸着面とベアチップ10
との距離を常に一定、即ち所望の間隔aとすることがで
きる。
【0045】これにより、ベアチップ10をベアチップ
搭載ステージ15からツールヘッド1ヘ移載する際、ツ
ールヘッド1の移載高さの多少の位置ずれやヘッドユニ
ット2の熱膨張等の原因によってバンプを傷つけたり、
落としたりすることがなくなるため、ベアチップ10を
ツールヘッド1の所定の位置に安定的に移載することが
可能となり、これに伴い実装時間の短縮及びベアチップ
10の信頼性の高い実装が可能となる。
【0046】なお、ベアチップ搭載ステージ15と支持
部13との間に設ける弾性部材としてはコイルばね14
以外に、ゴム材を用いても良い。また、ベアチップ搭載
ステージ15にベアチップ10を略位置決めする手段と
しては、既述した段差加工部12以外にも、例えば図4
に示すように、ベアチップ10を4方向から押圧する突
き当て治具21を用いるようにしても良い。
【0047】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。
【0048】図5は本実施の形態に係る半導体実装装置
のベアチップ搭載ステージの断面図である。なお、同図
において、図1と同一符号は同一又は相当部分を示して
いる。
【0049】同図において、20は支持部材上に取り付
けられると共に、ベアチップ搭載ステージ15を支持す
るダンパ機構を構成するダンパであり、このダンパ20
はヘッドユニット2の昇降方向に往復摺動するようにな
っている。そして、このようなダンパ20を設けること
により、ツールヘッド1が高さ調整ピン16に突き当た
るときや、ベアチップ10がツールヘッド側に移載され
た後、ツールヘッド1が高さ調整ピン16から離れると
きのベアチップ搭載ステージ15の振動を抑制すること
ができる。
【0050】また、このダンパ20はベアチップ搭載ス
テージ15がスライドガイドレール(図6参照)に沿っ
て移動する方向には略剛体とみなすことができるので、
この移動の際のベアチップ搭載ステージ15の揺れを防
ぐことができる。これにより、ベアチップ搭載ステージ
15は、次動作の位置へ素早く移行することができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明のように、ボ
ンディングヘッドが降下する際、半導体載置部を、ボン
ディングヘッドの吸着面と半導体チップとの距離を、柱
部材と半導体チップとの高さの差に保ちながら弾性部材
の弾性力に抗して降下させることにより、半導体チップ
を、傷つけることなく、かつ安定的にボンディングヘッ
ドに移載することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る半導体実装装
置の構成を説明する図。
【図2】上記半導体実装装置のベアチップ搭載ステージ
の平面図。
【図3】上記半導体実装装置のベアチップ移載動作を説
明する図。
【図4】上記半導体実装装置のベアチップ搭載ステージ
上におけるベアチップの他の略位置決め方法を説明する
図。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る半導体実装装
置のベアチップ搭載ステージの断面図。
【図6】従来の半導体実装装置の構成を説明する正面
図。
【図7】上記従来の半導体実装装置の構成を説明する側
面図。
【図8】従来の半導体実装装置のベアチップ搭載ステー
ジ上におけるベアチップの略位置決め方法を説明する
図。
【符号の説明】
1 ツールヘッド 2 ヘッドユニット 6,15 ベアチップ搭載ステージ 10 ベアチップ 11 回路基板 13 支持部 14 コイルばね 16 高さ調整ピン 18 ガイドピン 19 勘合穴 20 ダンパ 21 突き当て治具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新堀 憲二 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 塩谷 泰史 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5E319 AA03 AA07 AB06 AC01 CC12 CD04 GG15 5F044 KK06 LL09 PP15

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体載置部の上方に半導体チップを吸
    着する吸着面を備えたボンディングヘッドを昇降自在に
    配すると共に、実装の際、前記ボンディングヘッドを降
    下させて前記半導体載置部に載置された半導体チップを
    前記吸着面で吸着保持した後、前記半導体チップを回路
    基板上へ熱圧着する半導体実装装置において、 前記半導体載置部の下方に設けられ、該半導体載置部を
    上下方向に移動可能に支持する支持部と、 前記半導体載置部と支持部との間に配された弾性部材
    と、 前記半導体載置部に設けられると共に該半導体載置部に
    載置される半導体チップよりも高く形成され、前記降下
    するボンディングヘッドにより押圧されて該半導体載置
    部を降下させる柱部材と、 を備え、 前記ボンディングヘッドが降下する際、該ボンディング
    ヘッドにより前記柱部材を介して前記半導体載置部を、
    前記ボンディングヘッドの吸着面と前記半導体チップと
    の距離を前記柱部材と半導体チップとの高さの差に保ち
    ながら前記弾性部材の弾性力に抗して降下させるように
    したことを特徴とする半導体実装装置。
  2. 【請求項2】 前記柱部材は、前記ボンディングヘッド
    が前記半導体チップを吸着することのできる距離分該半
    導体チップよりも高くなっていることを特徴とする請求
    項1記載の半導体実装装置。
  3. 【請求項3】 前記支持部は、前記半導体載置部を支持
    するダンパ機構を備えていることを特徴とする請求項1
    記載の半導体実装装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015107715A1 (ja) * 2014-01-14 2015-07-23 シャープ株式会社 実装基板の製造装置、及び実装基板の製造方法

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WO2015107715A1 (ja) * 2014-01-14 2015-07-23 シャープ株式会社 実装基板の製造装置、及び実装基板の製造方法

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