JP2003152016A - パッケージ基板およびその製造方法、ならびに集積回路装置およびその製造方法 - Google Patents

パッケージ基板およびその製造方法、ならびに集積回路装置およびその製造方法

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JP2003152016A JP2001353195A JP2001353195A JP2003152016A JP 2003152016 A JP2003152016 A JP 2003152016A JP 2001353195 A JP2001353195 A JP 2001353195A JP 2001353195 A JP2001353195 A JP 2001353195A JP 2003152016 A JP2003152016 A JP 2003152016A
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勝彦 郡司
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    • H01L2924/09701Low temperature co-fired ceramic [LTCC]

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フリップチップ方式でパッケージ基板に搭載
された集積回路素子の接合強度の向上を図る。 【解決手段】 素子基板上に所定の導電パターンおよび
突起電極13が形成された集積回路素子11を搭載し得
るパッケージ基板12の製造方法であり、セラミック製
の基板材上に突起電極13と電気的および機械的に接続
される基板電極12aの基部層21を形成し、基部層2
1の形成された基板材を焼結し、焼結された基板材にお
ける基部層21の表面を研磨し、研磨された基部層21
上にメッキ層22,23を形成して、基板電極12aの
表面粗さをたとえば0.1μmRMS以下とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パッケージ基板お
よびその製造方法、ならびに集積回路装置およびその製
造方法に関し、特に、フリップチップ実装された集積回
路素子のパッケージ基板に対する接合強度の向上に適用
して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パッケージ基板に集積回路素子が搭載さ
れた集積回路装置においては、搭載方式の一つとして、
集積回路素子の素子電極上に突起電極を形成し、当該突
起電極をパッケージ基板に形成された基板電極と直接接
合するフリップチップ方式がある。また、搭載方式の他
の一つとして、集積回路素子をパッケージ基板に接合
し、集積回路素子の素子電極とパッケージ基板の基板電
極とをワイヤを介して接続するワイヤボンディング方式
がある。
【0003】ここで、Au線やAl線などを用いてワイ
ヤボンディングを行うワイヤボンディング方式の場合で
は、パッケージ基板、特にセラミック製のパッケージ基
板に形成された基板電極は、導体材料をパッケージ基板
の表面に印刷することにより形成されている。そして、
その面粗さは基板電極を構成する導体材料の粒径やパッ
ケージ基板の素地、つまり基板材の粗さをそのまま反映
している。
【0004】ワイヤボンディングにおいては、前述のよ
うに集積回路素子がパッケージ基板に接合されているの
で、ワイヤにボンディングされるパッケージ基板の基板
電極における接合部分は装置全体に対する機械的衝撃、
振動あるいは熱衝撃時に構造的に応力の掛かる部分では
ない。したがって、当該部分の接合信頼性評価は、ワイ
ヤ・プル試験によるものが一般的である。
【0005】そのプル強度は5g〜40g程度が一般的
であり、破壊はワイヤと基板電極との接合部分ではな
く、ワイヤの破断によるものである。よって、ワイヤボ
ンディング方式においては、接合部分に要求される強度
はワイヤの破断強度以下でないことである。したがっ
て、パッケージ基板に形成された基板電極も、ワイヤの
破断強度以下で接合が破壊されないことが条件となって
いる。
【0006】そして、前述したフリップチップ方式にお
いて、パッケージ基板の基板電極の表面の面粗さはワイ
ヤボンディング方式における場合と同様となっており、
何らかの留意がなされたものではない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】LTCC(Low T
emperature Cofired Cerami
cs−低温焼成セラミックス基板−)のように基板材の
色が白の場合、個々の基板電極の面粗さにより基板電極
部分のパターンに再現性がなく、基板材と基板電極との
光学的位置認識が困難であった。
【0008】また、突起電極により集積回路素子とパッ
ケージ基板とが接合されるフリップチップ方式の場合、
接合強度に対する要求はワイヤボンディング方式の場合
とは異なる。すなわち、フリップチップ方式では、突起
電極により集積回路素子とパッケージ基板との接合が行
われているので、機械的衝撃や振動による応力は突起電
極に集中する。したがって、接合信頼性は突起電極と基
板電極との接合強度に依存する。
【0009】ここで、突起電極と基板電極との接合部の
信頼性は、ダイシェア試験により評価される。
【0010】そこで、本発明は、フリップチップ方式で
パッケージ基板に搭載された集積回路素子の接合強度の
向上を図ることのできる技術を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係るパッケージ基板の製造方法は、素子基
板上に所定の導電パターンおよび突起電極が形成された
集積回路素子を搭載し得るパッケージ基板の製造方法で
あり、セラミック製の基板材上に突起電極と電気的およ
び機械的に接続される基板電極の基部層を形成し、基部
層の形成された基板材を焼結し、焼結された基板材にお
ける基部層の表面を研磨し、研磨された基部層上にメッ
キ層を形成して、基板電極の表面粗さをたとえば0.1
μmRMS以下としたことを特徴とする。
【0012】また、上記課題を解決するため、本発明に
係るパッケージ基板は、素子基板上に所定の導電パター
ンおよび突起電極が形成された集積回路素子を搭載し得
るパッケージ基板であり、パッケージ基板に形成され、
基部層および当該基部層上に形成されたメッキ層から構
成されて突起電極と電気的および機械的に接続される基
板電極の表面粗さが0.1μmRMS以下であることを
特徴とする。
【0013】このような発明によれば、基板電極の基部
層の表面を研磨した後にメッキ層を形成しているので、
基板電極の表面粗さが著しく改善され、フリップチップ
方式でパッケージ基板に搭載された集積回路素子のシェ
ア強度を大幅に向上させることが可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しつつさらに具体的に説明する。ここで、添付
図面において同一の部材には同一の符号を付しており、
また、重複した説明は省略されている。なお、発明の実
施の形態は、本発明が実施される特に有用な形態として
のものであり、本発明がその実施の形態に限定されるも
のではない。
【0015】図1は本発明の一実施の形態である弾性表
面波素子がパッケージ化された弾性表面波装置を示す断
面図、図2は図1の弾性表面波素子の回路を示す概略
図、図3は図2の弾性表面波素子の一部を示す平面図、
図4は図1の弾性表面波装置における突起電極と基板電
極との接合部位を示す断面図、図5は基部層に研磨処理
を施してメッキ層を形成した基板電極の表面を撮影した
写真、図6は基部層に研磨処理を施してメッキ層を形成
した基板電極の表面粗さを測定したグラフ、図7は基部
層に研磨処理を施さずにメッキ層を形成した基板電極の
表面を撮影した写真、図8は基部層に研磨処理を施さず
にメッキ層を形成した基板電極の表面粗さを測定したグ
ラフ、図9は基部層に研磨処理を施してメッキ層を形成
した基板電極を有するパッケージ基板にフリップチップ
方式で弾性表面波素子を接合した場合における1つの突
起電極当たりのシェア強度を示すグラフである。
【0016】図1に示す弾性表面波装置10は、圧電基
板(素子基板)上に所定の導電パターンおよび突起電極
13が形成された弾性表面波素子(集積回路素子)11
が、単層あるいは複数層からなり所定の配線パターンや
回路パターンの形成されたLTCC(Low Temp
erature Cofired Ceramics−
低温焼成セラミックス基板−)やアルミナなどセラミッ
ク製のパッケージ基板12に搭載されたものである。な
お、パッケージ基板は、セラミック製ではなく樹脂製で
あってもよい。また、セラミック製においても、素地つ
まり基板材の種類はLTCCやアルミナ以外を用いるこ
とができる。
【0017】そして、弾性表面波素子11における導電
パターンの形成された面はパッケージ基板12と対向配
置されており、図示するように、弾性表面波素子11は
パッケージ基板12の素子搭載面に突起電極13を介し
てフリップチップ接続されている。
【0018】パッケージ基板12には、弾性表面波素子
11が搭載される素子搭載面に基板電極12aが形成さ
れ、この素子搭載面との反対面である端子形成面には、
図示しないマザーボード(実装基板)と電気的に接続さ
れる外部接続端子12bが形成されている。
【0019】ここで、圧電基板は、LiNbO3 、Li
TaO3 や水晶などの圧電単結晶、あるいはチタン酸ジ
ルコン酸鉛系圧電セラミックスのような圧電性セラミッ
クスにより形成されている。但し、絶縁基板上にZnO
薄膜などの圧電薄膜を形成したものを圧電基板として用
いてもよい。
【0020】そして、パッケージ基板12には、弾性表
面波素子11を包囲するようにしてセラミック製や金属
製のキャップ14が接着されており、弾性表面波素子1
1を塵埃や機械的衝撃などから保護している。
【0021】このようなパッケージ基板12に実装され
た弾性表面波素子11の圧電基板上には、図2に示すよ
うに、所定周波数の弾性表面波に共振する励振電極部1
5が形成されている。この励振電極部15には、励振電
極部15とパッケージ基板12とを電気的に接続し、励
振電極部15に対する電気信号が入出力される素子電極
である入力電極16、出力電極17および接地電極18
が配線部19を介して電気的に接続されている。そし
て、配線部19は励振電極部15と素子電極16,1
7,18、および励振電極部15相互間を電気的に接続
する。そして、励振電極部15および配線部19はアル
ミニウムまたはアルミニウム合金で形成されている。但
し、アルミニウムまたはアルミニウム合金以外の部材が
含まれていてもよい。
【0022】なお、素子電極16,17,18にはたと
えば金(Au)で構成された突起電極13が形成され、
当該突起電極13とパッケージ基板12に形成された基
板電極12aとが超音波接続されることにより弾性表面
波素子11がパッケージ基板12に搭載される。なお、
突起電極13は金以外、たとえばアルミニウム(Al)
などで構成することもできる。
【0023】ここで、励振電極部15は、図3に示すよ
うに、相互に入り組んだ一対の櫛の歯状に形成されてい
る。そして、入力側の励振電極部15に電圧を印加して
電界をかけると、圧電基板には圧電効果により弾性表面
波が発生する。また、このようにして生成された弾性表
面波による機械的歪みが電界を生じさせ、出力側の励振
電極部15で電気信号に変換される。励振電極部15の
両側には、弾性表面波を反射する反射器20が配置され
ている。
【0024】なお、本実施の形態は、入力電極16と出
力電極17との間の配線部19を直列腕とし、この直列
腕と接地電極18との間に複数の配線部19である並列
腕を構成し、直列腕および並列腕に励振電極部15を配
置したラダー型回路を構成しているが、ラダー型回路以
外であってもよい。
【0025】図4に示すように、基板電極12aは、パ
ッケージ基板12に素地である基板材上に形成されたた
とえば銀(Ag)や銅(Cu)からなる基部層21と、
基部層21上に順次積層形成されたたとえばニッケル
(Ni)メッキ層22および金(Au)メッキ層23か
らなるメッキ層とから構成されている。そして、このよ
うな基板電極12aは、信号線電極または接地電極とし
て使用される。なお、メッキ層は、ニッケルメッキ層お
よびスズメッキ層などとすることもできる。
【0026】ここで、本実施の形態において、パッケー
ジ基板12の基板電極12aは、基部層21を形成した
後に、その表面がバレル研磨法により研磨されている。
その結果、メッキ処理後の基板電極12aの表面粗さが
0.1μmRMS(二乗平均)以下となっている。な
お、本発明において、表面粗さは0.1μmRMS以下
である必要はなく、基部層21に研磨処理が施されて平
坦化が図られていればよい。また、基部層21はラッピ
ング研磨法にて研磨してもよい。
【0027】このように基部層21に研磨処理を施して
メッキ層22,23を形成した基板電極12aの表面を
撮影した写真を図5に、表面粗さを測定したグラフを図
6に示す。また、比較例として、基部層に研磨処理を施
さずにメッキ層を形成した基板電極の表面を撮影した写
真を図7に、表面粗さを測定したグラフを図8に示す。
【0028】図5に示すように、研磨処理を実施した基
板電極12aは、図7に示す研磨処理を行わない基板電
極に比べて、電極材料の表面状態が明らかに異なってい
る。つまり、研磨処理を行わない基板電極(図7)は、
電極材料の粒および電極材料に混入されたガラス成分に
よる凹凸が観察できる。これに対して研磨処理を行った
基板電極12a(図5)は、周辺部側面に多少の凹凸が
あるものの、非常に平坦である。そして、これにより、
電極パターンの光学的認識率は、研磨処理を行わない場
合にはその判別が不能であったのに対して、研磨処理を
行った場合には認識率が100%なった。
【0029】また、図6に示すように、研磨処理を実施
した基板電極12aは、図8に示す研磨処理を行わない
基板電極に比べて、表面粗さが非常に改善されている。
【0030】研磨処理を行わない基板電極の表面粗さ
(図8)は、0.6μmRMS、範囲は3μm程度であ
る。また、直径20μm前後の大きな粒があることも確
認できる。この大きな粒は、表面のガラス成分が結合し
て発生したものである。そして、このように表面粗さの
大きな基板電極上に直径100μm前後の突起電極が接
合されると、シェア強度が極めて弱くなる。
【0031】これに対して、研磨処理を行った本願の基
板電極12aの表面粗さ(図6)は、0.1μmRMS
以下、範囲は0.4μm程度と改善されている。
【0032】このような基板電極12aを有するパッケ
ージ基板12にフリップチップ方式で弾性表面波素子1
1を接合した場合における1つの突起電極当たりのシェ
ア強度は、図9に示すようになる。つまり、基板電極1
2aの表面粗さが小さい程、1つの突起電極13当たり
のシェア強度が強くなっていることが分かる。そして、
表面粗さが0.1μmRMSの場合、シェア強度は1つ
の突起電極当たり約166gとなっている。なお、前述
のように研磨処理を行わない場合の表面粗さは0.6μ
mRMSであることから、そのときの1つの突起電極当
たりのシェア強度は約100gである。
【0033】次に、このような構成を有する弾性表面波
装置の製造方法について説明する。
【0034】先ず、パッケージ基板12の素地である基
板材の上に基板電極12aの基部層21を印刷技術で形
成する。そして、セラミック製のパッケージ基板12で
ある本実施の形態の場合、基部層21の形成された基板
材を焼結する。焼結後、たとえばバレル研磨法で基部層
21の表面を研磨する。このときに、次に述べるメッキ
層の形成された基板電極12aの表面粗さが、たとえば
0.1μmRMS以下になるように、基部層21の表面
研磨を行う。
【0035】研磨処理を行ったならば、基部層21上
に、たとえばニッケルメッキ層22および金(Au)メ
ッキ層23を順次積層形成する。なお、メッキ層22,
23は、耐腐食性の向上、はんだ濡れ性の向上、突起電
極12の接合性の向上のため等に行われる。
【0036】メッキ層22,23を形成した後に、素子
搭載面を外側に向けてパッケージ基板12をステージ
(図示せず)上にセットする。そして、突起電極13と
これに対応する基板電極12aとを接触させて弾性表面
波素子11に超音波振動を与えて当該弾性表面波素子1
1をパッケージ基板12の素子搭載面に接合し、突起電
極13と基板電極12aとを電気的および機械的に接続
する。
【0037】弾性表面波素子11をパッケージ基板12
の素子搭載面に接合した後は、弾性表面波素子11を包
囲するようにしてキャップ14をパッケージ基板12に
接着し、弾性表面波素子11を封止する。
【0038】このように、本実施の形態によれば、基板
電極12aの基部層21の表面を研磨した後にメッキ層
22,23を形成しているので、基板電極12aの表面
粗さが著しく改善され、フリップチップ方式でパッケー
ジ基板12に搭載された弾性表面波素子11の接合強度
の向上を図ることが可能になる。
【0039】また、このように基板電極12aの表面粗
さが向上することから、高周波特性が向上する。つま
り、基部層21を銀や銅で形成した場合、2GHzでの
表皮厚さは約1.4μmであり、研磨処理を行わないと
70%程度の導電率となるが、研磨処理を行って表面粗
さが向上することによって導電率が100%近くにな
る。
【0040】なお、以上の説明では、弾性表面波素子1
1が一個搭載された弾性表面波装置10が示されている
が、たとえば相互に異なる帯域中心周波数を有する2つ
の弾性表面波素子を搭載して分波器とするなど、本発明
の弾性表面波素子は種々の形態の弾性表面波装置に適用
することが可能である。
【0041】また、本発明は、このような弾性表面波装
置に限定されるものではなく、圧電基板やシリコン基板
などの素子基板上に所定の回路パターンが形成された集
積回路素子がパッケージ基板上に搭載された種々の集積
回路装置に適用することができる。なお、このような集
積回路装置の一例を挙げると、パワーアンプ、携帯端末
用フロントエンドモジュール、温度補償型水晶発振器、
電圧制御水晶発振器、高周波用半導体集積回路装置、高
周波用マルチチップモジュールなどがある。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば以下の効果を奏することができる。 (1).基板電極の基部層の表面を研磨した後にメッキ層を
形成しているので、基板電極の表面粗さが著しく改善さ
れ、フリップチップ方式でパッケージ基板に搭載された
集積回路素子のシェア強度を大幅に向上させることが可
能になる。 (2).このようにフリップチップ方式でパッケージ基板に
搭載された集積回路素子のシェア強度を大幅に向上させ
ることが可能になることから、集積回路素子の接合不良
を減少することができる。 (3).また、このように基板電極の表面粗さが向上するこ
とから、装置の高周波特性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である弾性表面波素子が
パッケージ化された弾性表面波装置を示す断面図であ
る。
【図2】図1の弾性表面波素子の回路を示す概略図であ
る。
【図3】図2の弾性表面波素子の一部を示す平面図であ
る。
【図4】図1の弾性表面波装置における突起電極と基板
電極との接合部位を示す断面図である。
【図5】基部層に研磨処理を施してメッキ層を形成した
基板電極の表面を撮影した写真である。
【図6】基部層に研磨処理を施してメッキ層を形成した
基板電極の表面粗さを測定したグラフである。
【図7】基部層に研磨処理を施さずにメッキ層を形成し
た基板電極の表面を撮影した写真である。
【図8】基部層に研磨処理を施さずにメッキ層を形成し
た基板電極の表面粗さを測定したグラフである。
【図9】基部層に研磨処理を施してメッキ層を形成した
基板電極を有するパッケージ基板にフリップチップ方式
で弾性表面波素子を接合した場合における1つの突起電
極当たりのシェア強度を示すグラフである。
【符号の説明】
10 弾性表面波装置(集積回路装置) 11 弾性表面波素子(集積回路素子) 12 パッケージ基板 12a 基板電極 12b 外部接続端子 13 突起電極 14 キャップ(封止部材) 15 励振電極部 16 入力電極 17 出力電極 18 接地電極 19 配線部 20 反射器 21 基部層 22 ニッケルメッキ層(メッキ層) 23 金メッキ層(メッキ層)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 素子基板上に所定の導電パターンおよび
    突起電極が形成された集積回路素子を搭載し得るパッケ
    ージ基板の製造方法であって、 基板材上に前記突起電極と電気的および機械的に接続さ
    れる基板電極の基部層を形成し、 前記基部層の表面を研磨し、 研磨された前記基部層上にメッキ層を形成することを特
    徴とするパッケージ基板の製造方法。
  2. 【請求項2】 素子基板上に所定の導電パターンおよび
    突起電極が形成された集積回路素子を搭載し得るパッケ
    ージ基板の製造方法であって、 セラミック製の基板材上に前記突起電極と電気的および
    機械的に接続される基板電極の基部層を形成し、 前記基部層の形成された前記基板材を焼結し、 焼結された前記基板材における前記基部層の表面を研磨
    し、 研磨された前記基部層上にメッキ層を形成することを特
    徴とするパッケージ基板の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記メッキ層形成後の前記基板電極の表
    面粗さが0.1μmRMS以下であることを特徴とする
    請求項1または2記載のパッケージ基板の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記基部層の表面は、バレル研磨法また
    はラッピング研磨法にて研磨することを特徴とする請求
    項1〜3の何れか一項に記載のパッケージ基板の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 前記メッキ層の表層は金メッキ層である
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のパ
    ッケージ基板の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れか一項に記載のパッ
    ケージ基板の製造方法で製造されたパッケージ基板を用
    意し、 素子基板上に所定の導電パターンおよび突起電極が形成
    された集積回路素子を用意し、 前記集積回路素子の前記突起電極と前記パッケージ基板
    の基板電極とを電気的および機械的に接続して前記集積
    回路素子を前記パッケージ基板上に搭載し、 前記パッケージ基板に搭載された前記集積回路素子を封
    止することを特徴とする集積回路装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記突起電極は金で構成されていること
    を特徴とする請求項6記載の集積回路装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 素子基板上に所定の導電パターンおよび
    突起電極が形成された集積回路素子を搭載し得るパッケ
    ージ基板であって、 前記パッケージ基板に形成され、基部層および当該基部
    層上に形成されたメッキ層から構成されて前記突起電極
    と電気的および機械的に接続される基板電極の表面粗さ
    が0.1μmRMS以下であることを特徴とするパッケ
    ージ基板。
  9. 【請求項9】 前記基部層の表面に研磨処理が行われて
    いることを特徴とする請求項8記載のパッケージ基板。
  10. 【請求項10】 前記パッケージ基板はセラミック製で
    あることを特徴とする請求項8または9記載のパッケー
    ジ基板。
  11. 【請求項11】 請求項8〜10の何れか一項に記載の
    パッケージ基板と、 素子基板上に所定の導電パターンおよび突起電極が形成
    され、前記突起電極と前記パッケージ基板の基板電極と
    を電気的および機械的に接続して前記パッケージ基板上
    に搭載された集積回路素子と、 前記パッケージ基板に搭載された前記集積回路素子を封
    止する封止部材とを有することを特徴とする集積回路装
    置。
  12. 【請求項12】 前記メッキ層の表層および前記突起電
    極の少なくとも何れか一方は金で構成されていることを
    特徴とする請求項11記載の集積回路装置。
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JP2007251065A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Mitsubishi Electric Corp セラミック配線基板およびその製造方法

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