JP2003151779A - 有機led素子、転写用ドナー基板及び有機led素子の製造方法 - Google Patents

有機led素子、転写用ドナー基板及び有機led素子の製造方法

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JP2003151779A
JP2003151779A JP2001350462A JP2001350462A JP2003151779A JP 2003151779 A JP2003151779 A JP 2003151779A JP 2001350462 A JP2001350462 A JP 2001350462A JP 2001350462 A JP2001350462 A JP 2001350462A JP 2003151779 A JP2003151779 A JP 2003151779A
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electrode
organic
led element
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JP2001350462A
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English (en)
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Kazuo Ban
和夫 伴
Takashi Ogura
隆 小倉
Shinji Yamana
真司 山名
Aritake Murao
有剛 村尾
Tomonori Akai
伴教 赤井
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有機層の発光特性の良好な有機LED素子を
提供すること。 【解決手段】 基板上に、第1電極と、低融点化合物を
含む導電性膜と、発光層を含む有機層と、発光層からの
発光を透過可能な第2電極と、転写補助層とをこの順に
設けた有機LED素子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、有機LED素
子、転写用ドナー基板及び有機LED素子の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報社会が進展する中、薄型、軽
量、低消費電力なディスプレイに対する要望が高まって
いる。特に、自発光で高輝度、高発光効率な特性を持つ
有機LED素子については、薄型、軽量、広視野角な理
想的な平面ディスプレイが実現できる有力な候補として
注目を集めている。有機LEDディスプレイの製造方法
としては、特開平11−260549に提案されている
レーザー光を用いた熱転写法がある。この方法では、レ
ーザー光を数十μmまで集光させることができるので高
精細なディスプレイが実現できる点、大型基板にも対応
できる点で有望視されている。
【0003】最近、TFT素子を用いて駆動を行うアク
ティブ駆動型の有機LEDディスプレイが特開平7−1
22362号公報に提案されている。この駆動方法を用
いると、パッシブ駆動型に比べ、消費電力を低減できる
特徴がある。しかし、アクティブ駆動型ディスプレイで
は、少なくともスイッチング用のTFT素子、駆動用の
TFT素子、コンデンサー,データライン,スキャンラ
イン及び電流供給ラインを基板に形成する必要があり、
開口率が小さくなり、発光が暗くなるという問題があ
る。
【0004】これを解決するために、基板上に陰極、有
機LED膜、陽極をこの順で形成し、陽極側から光を取
出す逆積層構成と上記のアクティブ駆動方法を組合せる
方法が特願2000−005382号公報に提案されて
いる。この方法では、基板から光を取出す必要がなくな
るので、基板に形成するアクティブ駆動回路により開口
率が制限されるという問題がなくなり、明るい有機LE
D素子が提供できる。
【0005】また、高精細な逆積層構成の有機LEDパ
ネルを製造する方法として、図17に示すように、第1
電極パターン22を形成した基板21に、光熱変換層を
積層した転写用シート30と、その上に形成した第2電
極25と有機LED膜24とからなる転写用ドナー基板
を、有機LED膜24と第1電極パターン22とが接す
るように配置し、レーザー光20を第1電極パターン2
2に対応するように照射し、その後、転写用ドナー基板
を剥離する方法が知られている(例えば、特開平11−
260549号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
転写方法では、熱転写する有機LED材料、特に予め基
板に形成している第1電極と接する有機LED層の材料
によっては、第1電極と熱転写で形成する有機LED膜
との密着性が弱く、画素によっては、転写されていない
ところがあり、その画素が点灯しないなど表示品質に問
題が生じていた。また、レーザー強度を大きくした場
合、その有機LED層の発光特性は、従来蒸着法などで
作製した素子の特性に比べ劣っていた。これは、レーザ
ー照射時の熱が高くなりすぎて、転写層の有機LED膜
の特性が劣化したと考えられる。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、基板上に、
第1電極と、低融点化合物を含む導電性膜と、発光層を
含む有機層と、発光層からの発光を透過可能な第2電極
と、転写補助層とをこの順に設けたことを特徴とする有
機LED素子を提供するものである。
【0008】この構成では有機層と第1電極との間に低
融点化合物を含む導電性膜を設けてあるので、第1電極
と有機層との密着性が向上するという利点がある。
【0009】この導電性膜は、1種類以上の低融点化合
物から構成できるが、1種類以上の低融点化合物とそれ
以外の化合物との混合物であってもよい。また、第2電
極は、1層でも2層以上の多層構造でもよい。
【0010】また、上記の構成において、転写補助層の
上に導電性膜を形成してもよく、この場合、第2電極側
の抵抗が小さくなるので、駆動電圧を低くできる利点が
ある。更に、導電性膜の上に、水分や酸素などが透過し
にくい封止膜を形成してもよく、これによって信頼性の
高い素子が得られる。
【0011】この発明の有機LED素子は、上記の構成
において、第1電極と、少なくとも発光層を含む有機層
の間に設けられた導電性膜が、少なくとも2層以上から
構成されており、第1電極と接する層が低融点化合物を
含む構成であってもよい。
【0012】この構成では、導電性膜を多層にすること
で、基板に予め形成している第1電極と有機層との密着
性が向上することと、有機層と接する導電性膜から有機
層への電子注入機能を高くするということが両立すると
いう利点がある。即ち、この構成の利点の1つは、密着
性が向上したことにより、画素での有機LED素子の転
写欠陥がなくなるということである。
【0013】また、導電性膜から有機層へ電子注入を多
くするように、例えば有機層に近い側の導電性膜層の仕
事関数を4eV以下にすることが好ましい。
【0014】有機層に近い側の導電性膜層と有機層の間
に、フッ化物、酸化物、臭化物、塩化物、よう化物の少
なくとも1つからなる絶縁層を設けてもよい。この場
合、絶縁膜の厚みは5nm以下にすることが好ましい。
このような薄膜にすることで、導電性膜の仕事関数が4
eV以上であっても、有機層への電子の注入が効率よく
行えるので、有機層に近い側の導電性層に使える材料の
幅が広くなるという利点がある。
【0015】この発明の有機LED素子は、第1電極と
少なくとも発光層を含む有機LED層の間に設けられた
導電性膜に含まれる低融点化合物の融点が200℃以下
であることが好ましい。このような材料を用いることに
より、熱転写方式で、有機層を形成する場合、予め基板
に形成した第1電極との密着性を向上できるメリットが
ある。
【0016】低融点化合物としては、例えばインジウム
又はその合金を用いることができる。それ以外では、半
田に使われている鉛と錫の合金などを用いてもよい。ま
た、導電性膜の厚みを0.1nmから10nmとするこ
とで、第1電極から注入される電子が優先的に垂直方向
に流れ、横方向に流れることが少なくなり、選択画素の
隣の画素が光るという所謂クロストーク現象を防ぐこと
ができ、選択画素だけを発光させることが可能となる。
【0017】この発明の転写用ドナー基板は、上記有機
LED素子を製造するのに用いられ、光熱変換層を含む
転写用シートの上に、転写補助層と、透明な第2電極
と、少なくとも発光層を含む有機層と、低融点材料を含
む導電性膜をこの順に積層したものである。
【0018】この発明の転写用ドナー基板を用いること
により、熱転写において、予め基板上に形成された第1
電極と導電性膜との密着性が有機層との密着性よりも大
きくなるため、転写用シート上に形成されている各層を
転写欠陥なく、第1電極上に移すことができる。また、
低融点化合物を用いているので、従来の方法に比べ低い
レーザーパワーで転写が行えるので、有機層の熱による
劣化を抑えることができる。
【0019】第2電極の膜厚が厚いと、電極膜の横方向
の結合力が大きくなり、転写後、転写ドナーシートを剥
がす時に、第2電極と有機LED膜間で剥離が生じた
り、剥離後、エッジが鋸状になるという問題がある。
【0020】この発明の転写用ドナー基板において、第
2電極の膜厚は、材料及びその形成方法によって電極膜
の横方向の結合力が異なるので、材料及び形成方法を決
めた後、決定すべきであるが、例えば、スパッタ法によ
り形成されたITO又はIDIXO(出光興産製品)の
場合、2nmから50nmにすれば、転写後、剥離する
時に、加熱したサイズと同等のサイズに、また、エッジ
形状も鋸状にならずに、第2電極を転写できる。
【0021】転写用シートに形成される、転写補助層と
して、昇華温度の材料を用いれば、加熱時に転写補助層
の一部が昇華して、転写用シートと転写補助層との間の
密着力が大きく低下し、転写欠陥が起こらなくなる。
【0022】
【発明の実施の形態】実施の形態(1):有機LED素
この発明による有機LED素子の実施の形態を図1を用
いて説明する。図1に示す構成では、基板1上に、第1
電極2が所望のパターンで形成され、その上に、低融点
材料を含む導電性膜3が形成され、その表面に有機層4
と第2電極5が形成され、最後に昇華性材料を含む転写
補助層6が形成される。
【0023】第2電極5には、ITOなどの透明導電膜
が用いられ、熱転写方式により所望のサイズに転写でき
るよう、2〜50nmの厚みに形成される。その上に、
昇華材料を含む転写補助層6が、膜厚20〜300nm
で形成されている。
【0024】また、この発明の有機LED素子では、転
写補助層6の上にさらに導電性膜又は導電性膜と封止膜
が形成されても良い。転写補助層に含まれる昇華性材料
としては、一般に有機LED材料として知られている昇
華性材料が利用でき、例えば、キナクリドン,銅フタロ
シアニン,トリス(8−ヒドロキシキノリナト)アルミ
ニウムなどが使用できる。導電性膜の材料としては、第
2電極と同じ材料でもよく、Al,MgAgなどの金属
薄膜を形成してもよい。また、1層でも2層以上の多層
構造でもよい。
【0025】封止膜材料としては、樹脂膜または、珪素
窒化物、珪素酸化物などの一般に知られている、酸素や
水分の透過性の低い無機材料が使用できる。封止膜は、
これら1種類の材料からなる膜でも良く、例えば、珪素
窒化物の膜と、珪素酸化物の膜とを交互に積層した構成
でも良い。但し、導電性膜、封止膜とも有機層の発光波
長の光に対して、60%以上、好ましくは80%以上の
透過率が必要である。実際、基板から光を取出すような
構造では、開口率は20−50%であるため、第2電極
の透過率が80%以上とした場合、例えば導電性膜の透
過率が60%以下であれば、逆積層構成にした利点が少
なくなる。このような構成にすることで、第2電極の抵
抗を下げることができ、その結果駆動電圧が下げられる
ので、低消費電力化ができる。また、封止膜を形成する
ことで、長寿命の有機LED素子が実現できる。
【0026】有機層4は、発光層単層でも良く、多層構
造でも良い。−般的に多層構造にする場合、第2電極側
5から、ホール輸送層/発光層、又はホール注入層/ホ
ール輸送層/発光層、または、ホール注入層/ホール輸
送層/発光層/電子輸送層の構成を含むように形成され
るが、これに限定されるものではない。
【0027】各層の厚みは通常、1nm〜500nmに
形成される。発光層の材料としては、低分子材料と高分
子材料のどちらを用いてもよく、低分子材料には、特開
平3−152897号公報、特開平5−70773号公
報、特開平5−198377号公報、特開平5−214
332号公報、特開平6−172751号公報に記載さ
れているものなど、一般的に知られている材料を用いる
ことができる。
【0028】また、高分子材料には、ホール輸送層とし
て例えば、ポリアニリン及び誘導体,ポリチオフェン及
び誘導体,ポリピロール及び誘導体,ポリエチレンジオ
キシチオフェン,ポリスチレンスルホン酸を添加したポ
リエチレンジオキシチオフェンなどが使用でき、発光材
料として例えば、特開平8−188641号公報、特表
2000−504774号公報記載のもの、ポリフユニ
レン及び誘導体、ポリフェニレンビニレン及び誘導体、
ポリフルオレン及び誘導体などが使用できる。
【0029】第1電極材料としては、仕事関数の小さい
金属が使用でき、Ca,Ba,Al,Mg,Agなど及
びMgとAg,AlとLi,LiとF,CaとFの合
金、AlSi,AlNdなどが使用でき、50nm〜4
00nmの膜厚に形成される。
【0030】導電性膜3の材料としては、低融点の材料
を含むものが使用するが、低融点の材料だけで形成され
ていてもよい。低融点材料としてはインジウム又はその
合金や半田に使われている鉛と錫の合金などが使用でき
る。また、低融点材料を含むものとしては、一般に仕事
関数の小さい金属との混合物が使用でき、仕事関数の小
さい金属しては、Ca,Ba,Al,Mg,Agなど及
びMgとAg,AlとLi合金などが挙げられる。
【0031】更に、図3に示すように、導電性膜3と有
機層4の間にフッ化物、塩化物、臭化物、酸化物などの
絶縁膜9を、0.1−10nmの厚みで設けてもよい。
この構成では、導電性膜3から有機層4への電子の注入
能力が高くなり、有機LED素子の高効率化が可能にな
る。
【0032】導電性膜3の構成としては、図2に示すよ
うに導電性層7と8からなる2層構成でも良い。この図
では、2層にしているが、それ以上の多層構成でも良
い。図2で、第1電極2に接する導電性層7は、低融点
の材料を含んでおり、その材料としては、上に記した材
料が使用できる。低融点材料だけから構成されても良
く、他のアルミ,鉄,ニッケル,コバルト及びそれらの
合金などの金属との混合物でも良い。要は、この層は、
後述するように、熱転写法により有機LED層及び第2
電極を転写する場合の第1電極との密着性を大きくする
機能と、電子をその上の導電性層に輸送する機能を備え
ていればよい。
【0033】一方、有機層4に接する導電性層8の材料
としては、第1電極2から注入された電子を有機層4に
効率よく注入する必要があるので、仕事関数の小さい金
属、つまり、Ca,Ba,Al,Mg,Agなど及びM
gとAg,AlとLi,LiとF,CaとFの合金、A
lSiなどが使用できる。
【0034】また、図4に示すようにこの導電性膜3と
有機層4の間にフッ化物、塩化物、臭化物、酸化物など
の絶縁膜9を、0.1nm−10nmの厚みで設けても
良い。この場合、仕事関数の比較的大きなアルミを用い
ても、仕事関数の小さなAiLi合金と同じ程度の電子
注入効率が得られる。
【0035】導電性膜3の厚みは、0.1nm−10n
mが好ましい。この理由を図を用いて説明する。この発
明をアクティブ駆動用の基板と組合す場合、逆積層で基
板とは反対側に光を取出すことの利点を生かすため、ア
クティブ駆動用の基板として図14に示すようなものが
有効である。
【0036】図18には、特開平7−122362号公
報などに開示されているような従来のアクティブマトリ
ックス型の基板を示している。従来の構成では、データ
ライン11とコモンライン13とそれと直交して形成さ
れるスキャンライン12に囲まれた領域に、スイッチン
グ用TFT素子15、駆動用TFT素子14、コンデン
サー16が形成されている。陽極40は、基板側から光
を取出す必要性から、1画素中でデータライン11,コ
モンライン13,スキャンライン12,スイッチング用
TFT素子15、駆動用TFT素子14,コンデンサー
16の形成された領域以外の領域に形成されている。
【0037】この構成に対し、図14に示す、この発明
の逆積層有機LED素子と組合せるアクティブマトリッ
クス型基板の構成は、1画素中でアクティブ回路の構成
要素であるデータライン11,コモンライン13,スキ
ャンティン12,スイッチング用TFT素子15,駆動
用TFT素子14,コンデンサー16の上に形成される
絶縁性の平坦化膜(通常、樹脂材料が使用できる)の上
に第1電極2が形成され、下側の回路とは、樹脂に形成
されたスルーホール(図示せず)を通して電気的に接続
される。
【0038】この構成では、第1電極2は、アクティブ
回路の構成要素の占める面積に関係なく、形成できるの
で、その面積をほぼ画素面積に等しくできる。この発明
の有機LED素子17は、図13に示すように、この第
1電極2の上に形成され、かつ、第2電極側から有機層
の発光を取出すので、明るい有機LED素子を得ること
ができる。
【0039】しかし、図13に示すこの発明の構成で
は、導電性膜/有機層/第2電極は、図のように各第1
電極2を跨るように、ストライプ状に形成され、例え
ば、データラインiとスキャンティンjを選択した場
合、電流供給ラインから画素aに電流が供給された場
合、導電性膜の厚みが大きいと、選択された画素の第1
電極から導電性膜に注入された電子は、有機層に注入さ
れるのと同時に隣の画素にも流れるため、選択していな
い画素が光るか、ほとんどの電子が導電性膜中を流れて
しまい、有機層が発光しないことが生じる。導電性膜に
注入された電子が、垂直方向又は水平方向のどちらによ
り多く流れるかどうかは、導電性膜の厚みに依存する。
従って、電流が有機層に流れるようにするためには、導
電性膜の厚みを0.1nm−10nmにすることが好ま
しい。
【0040】実施の形態(2):転写用ドナー基板 次に、この発明による転写用ドナー基板の実施の形態を
図5から図8に示した。図5,図6,図7,図8に示し
た転写用ドナー基板を用いて転写法により作製した有機
LED素子は、各々図1,図2,図3,図4に対応して
いる。
【0041】図5では、転写用ドナー基板は、基材、つ
まり、少なくとも光を吸収して熱に変換する光熱変換層
を含む転写用シート10と、転写補助層6,発光層から
の発光波長領域において少なくとも透明である第2電極
5,少なくとも発光層を含む有機層4,および少なくと
も1種類の低融点材料を含む導電性膜3からなる。
【0042】図6では、導電性膜3が、転写用シート1
0に近い側の仕事関数が4eV以下である層8と、その
上に積層された少なくとも1種類の低融点材料を含む層
7とからなる2層構造である以外は、図5と同じ構成で
ある。図7は、有機層4と導電性膜3との間に膜厚が
0.1nm−10nmである絶縁層9が設けられている
以外は、図5と同じである。図8は、有機層4と導電性
膜3との間に膜厚が0.1nm−10nmである絶縁層
9が設けられており、導電性膜3が2層であり絶縁層9
と接している層8が、仕事関数が小さい材料からなるこ
と以外は、図6と同じ構成である。
【0043】これらの図で、第2電極、有機層、第1電
極、導電性膜、低融点材料、昇華性材料、絶縁膜材料に
ついては実施の形態(1)で述べたものと同じ構成、材
料を用いることができる。また、これらの層は、通常の
成膜方法、即ち蒸着法、スパッタ法、スピンコート法な
どによって形成することができる。なお、転写シート1
0には、特開平11−260549号公報に記載してい
る従来の構成及び材料が使用できる。1例を挙げれば、
ベースフィルムとして0.1mm厚のポリエチレンテレ
フタレイトフィルムを用い、そのフィルムにレーザー光
を熱に変換する光熱変換層としてカーボン粒子を混合し
た熱硬化型エポキシ樹脂を約5ミクロンの厚みに形成
し、光熱変換層の表面に、熱伝播層および剥離層として
ポリαメチルスチレン膜を1ミクロンの厚みに形成した
ものが使用できる。
【0044】実施の形態(3):有機LED素子の製造
方法 次にこの発明による有機LED素子の製造方法の実施の
形態について図9を用いて説明する。ここでは、図8に
示した転写用ドナー基板を用いた場合を示している。予
め所望のパターンで第1電極2を形成した基板1に転写
用ドナー基板を密着させ、シート10の表面にレーザー
光20を照射する。ここで、例えば図14に示したTF
T基板を用いた場合、転写用ドナー基板上の各層が、一
体的に基板1に転写された後、図13に示すように第1
電極2の幅若しくはそれ以上で隣の画素にかからないよ
うにレーザー光のビーム強度及びビーム径を調整し、デ
ータラインに沿って平行に走査しながら照射する。その
後、転写用ドナー基板を剥離することで、図10に示す
ようなこの発明の有機LED素子を得ることができる。
【0045】この発明の転写用ドナー基板を用いれば、
転写補助層に昇華性の材料を用いているため、レーザー
照射による熱により、照射された領域の転写補助層の一
部又はすべてが昇華する。従って、転写シートと転写補
助層との密着が弱くなり、その結果転写層が転写シート
から離れやすくなる。それゆえ、転写用ドナー基板を剥
離する時に、従来の転写用ドナー基板で生じていた、転
写欠陥などを防ぐことができる。
【0046】また、この発明の転写用ドナー基板では、
第2電極5を2nm−50nmと薄く形成しているの
で、従来の転写用ドナー基板を用いた場合に生じた鋸状
のエッジ形状などは出現せず、レーザーのビーム径にほ
ぼ等しい幅に転写膜を転写できる。また、この発明の転
写用ドナー基板では、有機層の第1電極と接する側に、
低融点化合物を含む導電性膜を設けているので、転写時
のレーザー光の熱によりこの膜の一部又は全部が半溶融
状態になり、第1電極との密着性が向上する。このた
め、従来の転写用ドナー基板を用いた製造方法で生じて
いた、転写欠陥を防ぐことができる。
【0047】従来の構成の転写用ドナー基板では、第1
電極2と接する層は、有機層であり、その融点は約30
0℃近傍である。そのため、第1電極2との密着性を上
げるためには、レーザーパワーを上げる必要がある。こ
のため、従来の構成の転写用ドナー基板を用いると、転
写後の有機LED素子の特性が劣化するという問題があ
った。本発明の転写用ドナー基板では、有機層と第1電
極2との間に、低融点化合物を含む導電性膜を設けてお
り、融点が最大で200℃のものを用いるため、従来の
転写用ドナー基板にくらべ、小さなレーザーパワーで転
写が行え、有機LED層の熱による劣化を防ぐことがで
きる。
【0048】この発明で、転写用ドナー基板に形成する
有機層として、赤色,緑色,青色の発光を生じうる材料
を形成したものを、各々赤色用転写用ドナー基板,緑色
用転写用ドナー基板,青色用転写用ドナー基板とする。
例えば、最初に赤色用転写用ドナー基板を用いて、基板
上に形成した赤色画素用の第1電極に転写法により赤色
有機LED素子を形成し、次に、例えば、緑色用転写用
ドナー基板を用いて同様に、緑色画素用の第1電極に転
写法により緑色有機LED素子を形成し、最後に青色有
機LED素子を形成することで、フルカラーの有機LE
Dディスプレイを作製することができる。
【0049】(実施例1)以下、図面に示す実施例に基
づいてこの発明をさらに詳しく説明する。図11に示す
ような、第1電極であるAlSi膜32が幅100ミク
ロン,ピッチ300ミクロンのストライプ状に形成され
たガラス基板31を、イソプロピルアルコールで超音波
洗浄後、乾燥させる。他方、特開平11−260549
号公報に開示しているような転写シート10に、転写層
として次の複数層の膜を積層して転写用ドナー基板を形
成した。
【0050】まず、転写補助層36として、トリス(8
−ヒドロキシキノリナト)アルミニウム(以下Alq3
と略す)を、厚み100nmに蒸着法にて形成した。そ
の上に、第2電極35としてITOをスパッタ法により
膜厚15nmに形成した。
【0051】ホール輸送層34として4,4’ビス[N
−(1−ブチル)−フェニルアミノ]ビフェニル(以下
NPBと略す)を、発光層33としてAlq3を順次、
蒸着速度0.2nm/secで膜厚が各々50nmにな
るようにITO35上に形成した。
【0052】次に、LiF39を1nmの厚みに形成し
た後、導電性膜38としてA1を5nm,導電性膜37
としてInを15nmの厚みに、蒸着法で形成し、転写
用ドナー基板を得る。AlSiからなる第1電極32表
面に、それぞれ転写用ドナー基板の導電性膜37が接す
るように、転写用ドナー基板を配置し、その表面に、レ
ーザー光20を照射した(図11)。照射する時、レー
ザー光の中心位置(レーザー光幅の中心)がITO幅の
中心に一致するように調整し、レーザー光照射幅が11
0μmになるよう、レーザー光強度を調整した。
【0053】レーザー光は、ストライプ状に形成された
ITOラインに沿って移動しながら照射させた。次に、
レーザー光中心位置を300μmだけITOストライプ
に直交する方向に移動させて、同様にレーザー光を照射
した。このようにして順次、50本の第1電極3に沿っ
て照射を行った。図12に示すように転写シート10を
剥がした後、光学顕微鏡にて基版表面を観察したとこ
ろ、転写層が第1電極32の表面を完全に覆うように形
成されいることが確認できた。また、転写欠陥は見当た
らなかった。また、第1電極32と第2電極35の間に
電圧を印加したところ、転写補助層側36から均一な発
光が観察された。
【0054】比較例 図15に示すように、第1電極32であるAlSi膜が
幅100ミクロン,ピッチ300ミクロンのストライプ
状に形成されたガラス基板31をイソプロピルアルコー
ルで超音波洗浄後、乾燥させた。その後、AlSi膜表
面にLiF膜39を蒸着法にて1nmの厚みに形成し
た。
【0055】他方、特開平11−260549号公報に
開示しているような従来の転写シート10に、転写層3
7aとして次のような複数層の膜を転写シート10に積
層した。まず、第2電極35として、ITOをスパッタ
法により膜厚50nmに形成した。ホール輸送層34と
してNPBを、発光層33としてAlq3を順次、蒸着
法にて、蒸着速度0.2nm/SECで膜厚が各々50
nmになるようにITO上に形成して転写用ドナー基板
を得た。
【0056】図15に示すように、LiF膜39表面
に、転写用ドナー基板の発光層33が接するように、転
写用ドナー基板を配置し、レーザー光20を照射した。
照射する時、レーザー光の中心位置(レーザー光幅の中
心)がAlSi電極32幅の中心に一致するように、調
整し、レーザー光照射幅が110μmになるよう、レー
ザー光強度を調整した。レーザー光は、ストライプ状に
形成された第1電極32のラインに沿って移動しながら
照射させた。
【0057】次に、レーザー光中心位置を300μmだ
け第1電極32のストライプに直交する方向に移動させ
て、同様にレーザー光を照射した。このようにして順
次、50本の第1電極32のラインに沿って照射を行っ
た。転写用ドナー基板を剥がした後、光学顕微鏡にて基
板表面を観察したところ、図16に示すように、転写層
37aが部分的にしか転写されていなかった。
【0058】
【発明の効果】この発明の転写用ドナー基板を用いるこ
とにより、転写時に転写欠陥を起こさずに転写層を基板
に転写することができるので、表示品質の良い有機LE
Dディスプレイを提供することができる。また転写後、
更に第2電極上に導電性膜および封止膜の少なくとも一
方を形成することで、第2電極を低抵抗化でき、低消費
電力な有機LED素子を提供できる。また、転写時のレ
ーザーパワーを従来に比べ小さくできるので、有機層の
発光特性を損なうことなく転写ができ、高発光効率の有
機LED素子が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の有機LED素子の実施の形態を示す
断面図である。
【図2】この発明の有機LED素子の実施の形態を示す
断面図である。
【図3】この発明の有機LED素子の実施の形態を示す
断面図である。
【図4】この発明の有機LED素子の実施の形態を示す
断面図である。
【図5】この発明の転写用ドナー基板の実施の形態を示
す断面図である。
【図6】この発明の転写用ドナー基板の実施の形態を示
す断面図である。
【図7】この発明の転写用ドナー基板の実施の形態を示
す断面図である。
【図8】この発明の転写用ドナー基板の実施の形態を示
す断面図である。
【図9】この発明の製造方法の実施の形態を示す断面図
である。
【図10】この発明の製造方法により製造した有機LE
D素子の一例を示す断面図である。
【図11】実施例1に記載した製造方法を示す断面図で
ある。
【図12】実施例1に記載した有機LED素子を示す断
面図である。
【図13】TFT基板とこの発明の有機LED素子を組
合せた一例を示す平面図である。
【図14】この発明に係るTFT基板を示す平面図であ
る。
【図15】比較例の製造方法を示した図である。
【図16】比較例の製造方法で作製した有機LED素子
を示す説明図である。
【図17】従来の製造方法を示す説明図である。
【図18】従来のTFT基板を示す平面図である。
【符号の説明】
1 基板 2 第1電極 3 導電性膜 4 有機LED膜 5 第2電極 6 転写補助膜 9 絶縁膜 10 転写シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 33/22 H05B 33/22 A (72)発明者 山名 真司 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 村尾 有剛 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 赤井 伴教 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 3K007 AB03 AB05 AB11 AB18 BA06 CB01 CB03 CC00 DB03 EA01 FA01 5C094 AA24 AA31 AA32 AA42 AA43 BA03 BA27 CA19 DA13 EA05 FA02 FB01 FB12 FB20 JA08 JA20 5G435 AA13 AA14 AA17 BB05 CC09 HH01 HH12 HH18 HH20 KK05

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に、第1電極と、低融点化合物を
    含む導電性膜と、発光層を含む有機層と、発光層からの
    発光を透過可能な第2電極と、転写補助層とをこの順に
    設けたことを特徴とする有機LED素子。
  2. 【請求項2】 転写補助層の上に、透明導電性膜および
    封止膜の少なくとも一方をさらに設けたことを特徴とす
    る請求項1記載の有機LED素子。
  3. 【請求項3】 導電性膜が、少なくとも2層以上から構
    成され、第1電極と接する層が低融点化合物を含んでい
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の有機LED素
    子。
  4. 【請求項4】 導電性膜が、少なくとも2層以上から構
    成され、有機層に近い層の仕事関数が4eV以下である
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の
    有機LED素子。
  5. 【請求項5】 導電性膜と有機層との間にフッ化物、酸
    化物、臭化物、塩化物およびよう化物の少なくとも1つ
    からなる絶縁層をさらに備えることを特徴とする請求項
    1〜4記載の有機LED素子。
  6. 【請求項6】 絶縁層は膜厚が5nm以下であることを
    特徴とする請求項5記載の有機LED素子。
  7. 【請求項7】 導電性膜は、融点が200℃以下の融点
    を有する低融点化合物を含むことを特徴とする請求項1
    〜6のいずれか1つに記載の有機LED素子。
  8. 【請求項8】 低融点化合物が、インジウム又はその合
    金であることを特徴とする請求項7記載の有機LED素
    子。
  9. 【請求項9】 導電性膜が、0.1nm〜10nmの厚
    みを有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1
    つに記載の有機LED素子。
  10. 【請求項10】 有機LED素子製造用の転写用ドナー基
    板であって、光熱変換層を含む転写用シートの上に、転
    写補助層と、透明な第2電極と、少なくとも発光層を含
    む有機層と、低融点化合物を含む導電性膜とをこの順に
    積層したことを特徴とする転写用ドナー基板。
  11. 【請求項11】 第2電極が、2nm〜50nmの厚み
    を有することを特徴とする請求項10記載の転写用ドナ
    ー基板。
  12. 【請求項12】 転写補助層が、昇華性材料を含むこと
    を特徴とする請求項10又は11記載の転写用ドナー基
    板。
  13. 【請求項13】 昇華性材料が、有機層材料であること
    を特徴とする請求項12記載の転写用ドナー基板。
  14. 【請求項14】 請求項10〜13のいずれか1つに記
    載の転写用ドナー基板を用いて製造することを特徴とす
    る有機LED素子の製造方法。
  15. 【請求項15】 第1電極を有する素子用基板に、請求
    項10〜13のいずれか1つに記載の転写用ドナー基板
    を熱転写し、転写用シートを剥離した後、転写補助層の
    上に導電性材料を含む膜を形成することを特徴とする有
    機LED素子の製造方法。
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