JP2003151104A - 磁気記録装置 - Google Patents

磁気記録装置

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JP2003151104A
JP2003151104A JP2001344166A JP2001344166A JP2003151104A JP 2003151104 A JP2003151104 A JP 2003151104A JP 2001344166 A JP2001344166 A JP 2001344166A JP 2001344166 A JP2001344166 A JP 2001344166A JP 2003151104 A JP2003151104 A JP 2003151104A
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JP
Japan
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transistor
head
current
resistor
circuit
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JP2001344166A
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English (en)
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Yasuhiro Enomoto
康浩 榎本
Makoto Ikuma
誠 生熊
Atsushi Chigira
篤志 千木良
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気記録ヘッドのオープン状態、またはGN
Dショート状態となる異常を検出できる磁気記録装置を
提供する。 【解決手段】 磁気ヘッドL1を駆動するHブリッジ型
の記録電流駆動回路Q4〜Q7と、その回路を構成する
差動対のトランジスタQ6,Q7のベースにバイアス電
圧を与えるバイアス回路4と、バイアス回路4を構成す
るトランジスタQ2のコレクタに接続された抵抗R3と
で構成する。そして、抵抗R3の端子間電圧の大きさを
比較器2で検出することにより、磁気ヘッドL1のオー
プン状態や、ショート状態を検出することが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、書き込み用磁気ヘ
ッドのオープン状態を検出できるようにした磁気記録装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気記録装置では、磁気ヘッドにより電
気信号を磁気信号に変換して磁気媒体を磁化して、信号
を記録している。その磁気ヘッドには、機械的な振動が
加わることから、電気回路に接続された磁気ヘッドの接
続部がその振動によって外れることがあり、磁気記録装
置の回路動作の信頼性を低下させていた。そのような不
都合を排除するため、従来よりオープンヘッド検出回路
が採用されており、磁気ヘッドの接続がオープン状態に
なっているか否かを検出している。
【0003】以下に、オープンヘッド検出回路を有した
従来の磁気記録装置について説明する。
【0004】図3は従来の磁気記録装置、特に記録電流
駆動回路の周辺回路部を示す回路構成図である。図3に
おいて、1は記録電流駆動回路、3は電流源、4はバイ
アス回路、6はインバータ、Q1,Q2,Q4〜Q7は
トランジスタ、7は差動増幅回路、8はコンダクタンス
増幅器(以下、gm増幅器という)、9はコンパレー
タ、10はオープンヘッド検出回路、L1は磁気ヘッ
ド、R1,R2,R6は抵抗、SW1〜SW4はスイッ
チ手段、C1はコンデンサ、VT H 2 ,VT H 3 は基準
電圧源である。
【0005】まず、バイアス回路について説明する。バ
イアス回路4は、トランジスタQ1,Q2で構成され、
電流源3から供給される電流の殆どは抵抗R1に流れ、
抵抗R1の電圧降下分とトランジスタQ1のベース・エ
ミッタ間電圧分を加算した所定のバイアス電圧をトラン
ジスタQ2のエミッタより出力する。抵抗R2はトラン
ジスタQ2に或る程度エミッタ電流を流して、トランジ
スタQ2のエミッタ出力のインピーダンスを低インピー
ダンスにする為に設けられている。
【0006】次に、記録電流駆動回路1は、曲型的なH
ブリッジ型出力回路で構成されており、そのHブリッジ
型は、トランジスタQ4,Q6の直列回路と、トランジ
スタQ5,Q7の直列回路とから成り、トランジスタQ
6,Q7のエミッタを共通接続した差動対となるように
構成される。トランジスタQ6およびQ7のコレクタを
ヘッドコンタクトAおよびBとし、そのA点とB点との
間には磁気記録ヘッドL1が接続される。
【0007】そして、スイッチSW1とSW4はデータ
入力DATAINに応じて連動して動作し、スイッチS
W2とSW3はインバータ6で反転した信号に連動して
動作する。スイッチSW3或いはSW4が動作して、ト
ランジスタQ6又はQ7の何れかのベースにバイアス回
路4から出力されるバイアス電圧が与えられると、選択
的にバイアス電圧が与えられたトランジスタQ6又はQ
7と、バイアス回路4内のトランジスタQ1,Q2とを
含めた構成によって等価的なカレントミラー回路を構成
し、抵抗R6の電圧降下が抵抗R1の電圧降下とほぼ等
しくなるように動作する。従って、トランジスタQ6又
はQ7のコレクタ電流が磁気記録ヘッドL1に流れる記
録電流となり、その記録電流は電流源3の電流の大きさ
によって設定され、抵抗R1とR6との抵抗比によって
も設定できる。
【0008】記録データの磁気媒体への書き込み動作で
あるコイルL1を流れる記録電流の向きはスイッチSW
1、SW2、SW3、SW4によって決定される。例え
ば、スイッチSW1で電源Vccが選択されるとSW4
はカレントミラーのベースラインが選択され、SW2お
よびSW3は共にGNDが選択された時、トランジスタ
Q4のベースは電源Vccにつながり、トランジスタQ
7のベースはカレントミラーのベースラインにつなが
り、トランジスタQ5のベースおよびトランジスタQ6
のベースはGNDにつながる。このとき、記録電流値I
WRITEはカレントミラー部における電流源3のI1
によって決定され、またミラー比はトランジスタQ1と
Q7および抵抗R1とR6の比によって任意に設定さ
れ、記録電流Iwは図中A点からB点の方向に電源Vc
cからトランジスタQ4、コイルL1、トランジスタQ
7を通して流れる。
【0009】逆に、SW2が電源Vccに選択されSW
3はカレントミラーのベースラインが選択され、またS
W1およびSW4は共にGNDが選択された時、トラン
ジスタQ5のベースは電源Vccにつながり、トランジ
スタQ6のベースはカレントミラーのベースラインにつ
ながり、トランジスタQ4およびQ7のベースは共にG
NDにつながる。
【0010】この時、記録電流Iwは図中B点からA点
の方向に電源VccからトランジスタQ5、コイルL
1、トランジスタQ3を通して流れる。コイルL1を流
れるヘッド電流は、スイッチSW1、SW2、SW3、
SW4が切り替わっても−Iwから+Iwへ直ぐには変
化せず、しばらく後に定常値である+Iwとなる。また
ヘッドコンタクトAとBの両端子間の電圧差はコイルL
1で発生するヘッド電流の時間微分に比例する逆起電力
であり、電流が切り替わった瞬間はヘッド電流の時間微
分が大きいため、ヘッドコンタクトAとBの両端子間の
電圧差は大きくなり、しばらく後に定常値に落ち着く。
【0011】次に、オープン検出回路について説明す
る。オープンヘッド検出回路の一般的な構成を示すブロ
ック図である。このオープンヘッド検出回路10は記録
電流駆動回路1にヘッドコンタクトAとB部分において
電気的に接続された磁気記録ヘッドL1の両端の電圧差
をまずゲイン1倍の増幅回路7によって増幅する。この
増幅回路7の出力電圧と任意に設定された検出レベルV
th2との電位差をgm増幅器8によって電流変換しコ
ンデンサC1に充電または放電し、コンデンサC1の電
圧はV1とする。この電圧V1はコンパレータ9によっ
て任意に設定された検出レベルVth3と比較され結果
がVOUT2に出力される。
【0012】以上のように構成されたオープンヘッド検
出回路について、図4を用いて以下その動作を説明す
る。図4は磁気記録媒体に情報を記録するデータレート
が低いときの記録ヘッドのオープン状態を検出するため
の従来のオープンヘッド検出回路のタイミング図を示
す。図4中の(a)〜(d)波形は記録用ヘッドが正常
時の各部の波形を示し、(e)〜(h)波形は記録ヘッ
ドがオープン状態時の各部の波形を示す。波形(a)お
よび(e)は記録電流駆動回路への入力データである。
波形(b)はヘッドコンタクトA点とB点の電位差(V
dif)でありコイルL1に流れる電流の向きが反転す
る時に生じる逆起電圧により大きな電位差を生じてから
定常値へと落ち着く。波形(f)は記録ヘッドがオープ
ン時のVdifであり、正常ヘッド時のような逆起電圧
は発生せず常にスレッショルド電圧Vth2を超えた状
態となる。このVdifとスレッショルド電圧Vth2
の差電圧が電流変換され容量C1によって積分されコン
パレータ9に入力される。波形(c)と(d)はそれぞ
れヘッド正常時のコンパレータ9の入力と出力を示す
が、波形(c)では波形(b)が容量C1で積分された
結果がコンパレータのスレッショルドレベルVth3よ
り低くなり、コンパレータ出力VOUT2はLowレベ
ルを示す。一方波形(g)と(h)はそれぞれヘッドが
オープン時のコンパレータ9の入力と出力を示すが、波
形(g)では波形(f)が容量C1で積分された結果が
コンパレータのスレッショルドレベルVth3より高く
なり、コンパレータ出力VOUT2はハイレベルとなり
異常状態を示す。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、磁気記録媒体に情報を記録するデータレー
トが高いとき、ヘッドがオープン状態でないにも関わら
ず、ヘッドをオープン状態として誤検出するという欠点
を有していた。以下にその誤検出について説明する。
【0014】まず、図5は記録のデータレートが高いと
きの記録ヘッドのオープン状態を検出するための従来の
オープンヘッド検出回路のタイミング図を示す。図5中
の(a)〜(d)波形は記録用ヘッドが正常時の各部の
波形を示し、(e)〜(h)波形は記録ヘッドがオープ
ン状態時の各部の波形を示す。波形(a)および波形
(e)は記録電流駆動回路への入力データである。波形
(b)はヘッドコンタクトA点とB点の電位差(Vdi
f)でありコイルL1に流れる電流の向きが反転する時
に生じる逆起電圧により大きな電位差を生じてから定常
値へと落ち着く前にデータ反転が起きるという現象が発
生するためにVdif電圧はほとんどの区間もしくは全
区間スレッショルド電圧Vth2を越えてしまうことに
なり、容量C1によって積分された電圧は波形(c)で
示すようにコンパレータ9のスレッショルド電圧Vth
3を超えてしまい、ヘッドは正常であるにもかかわらず
ヘッドに異常があるという結果を出力してしまう。
【0015】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、磁気ヘッドにおけるオープンヘッド状態をデータレ
ートが高いときでも、正確に検出するオープンヘッド検
出回路および他のヘッド異常状態も同時に検出する回路
を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の磁気記録装置は、電源端子と接地点との間に
第1,第2のトランジスタを直列接続して、前記電源端
子と接地点との間に第3,第4のトランジスタを直列接
続し、且つ前記第2と第4のトランジスタのエミッタ共
通接続点と接地点との間に第1の電流源を接続した記録
電流駆動回路と、前記第2と第4のトランジスタのコレ
クタ間に接続された磁気ヘッドと、自らを構成する第5
のトランジスタのエミッタ出力から所定のバイアス電圧
を出力するバイアス回路と、前記第5のトランジスタの
コレクタに接続された第2の抵抗とを具備し、前記第2
のトランジスタのベース入力と前記第4のトランジスタ
のベース入力とに前記バイアス電圧を交互に与えて前記
磁気ヘッドをスイッチング制御し、前記第2の抵抗の電
圧降下を検出する構成である。
【0017】上記の構成により、もし磁気ヘッドの接続
が外れた時には、第2,第4のトランジスタが交互に飽
和状態となって、ベース電流が大きくなり、ベース電流
の大きさが電流源の電流値とほぼ同じになる。そして、
第5のトランジスタのエミッタ電流が増大して、第2の
抵抗の電圧降下が大きくなるので、第2の抵抗の電圧降
下をモニターすることでオープンヘッド状態を検知でき
る。また、通常動作時には、差動対のトランジスタ(第
2,第4のトランジスタ)が磁気ヘッドを交互にスイッ
チング制御し、磁気ヘッドへ供給される記録電流の大き
さは第1の電流源の電流値で定まる。
【0018】また、別の発明の磁気記録装置は、電源端
子と接地点との間に第1,第2のトランジスタを直列接
続して、前記電源端子と接地点との間に第3,第4のト
ランジスタを直列接続し、且つ前記第2と第4のトラン
ジスタのエミッタ共通接続点と接地点との間に第1の抵
抗を接続した記録電流駆動回路と、前記第2と第4のト
ランジスタのコレクタ間に接続された磁気ヘッドと、自
らを構成する第5のトランジスタのエミッタ出力から所
定のバイアス電圧を出力するバイアス回路と、前記第5
のトランジスタのコレクタに接続された第2の抵抗とを
具備し、前記第2のトランジスタのベース入力と前記第
4のトランジスタのベース入力とに前記バイアス電圧を
交互に与えて前記磁気ヘッドをスイッチング制御し、前
記第2の抵抗の電圧降下を検出する構成である。
【0019】上記の構成により、もし磁気ヘッドの接続
が外れた時には、第2,第4のトランジスタが交互に飽
和状態となって、ベース電流が大きくなる。そして、第
5のトランジスタのエミッタ電流が増大して、第2の抵
抗の電圧降下が大きくなるので、第2の抵抗の電圧降下
をモニターすることでオープンヘッド状態を検知でき
る。また、通常動作時には、差動対のトランジスタ(第
2,第4のトランジスタ)が磁気ヘッドを交互にスイッ
チング制御する。その時の磁気ヘッドへ供給される記録
電流の大きさは、第2,第4のトランジスタのベース・
エミッタ間電圧、バイアス電圧および第1の抵抗の抵抗
値によって定まる。
【0020】更に、別の発明の磁気記録装置は、上記の
構成に加えてバイアス回路を、第5のトランジスタのエ
ミッタにベースを接続した第6のトランジスタのエミッ
タと接地点との間に第3の抵抗を接続し、前記第5のト
ランジスタのベースと前記第6のトランジスタのコレク
タとの接続点に電流を供給して、前記第5のトランジス
タのエミッタ出力よりバイアス電圧を出力する構成であ
る。
【0021】これにより、記録電流の大きさは、第1の
抵抗と第3の抵抗との抵抗比で可変設定することが可能
であり、第2の電流源の電流値とその抵抗比により設定
できる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0023】図1は本発明の第1の実施形態における磁
気ヘッドの異常状態を検出する異常検出回路を示すもの
である。図1において、1は記録電流駆動回路、4はカ
レントミラー回路、5は異常検出回路、6はインバータ
である。
【0024】カレントミラー回路4において記録電流を
決定する為の電流源3がカレントミラーのソース電流と
してトランジスタQ1のコレクタに入力され記録電流駆
動回路1のトランジスタQ6またはQ7によってミラー
され記録電流となる。カレントミラー回路のベース電流
をモニターする為にバイアス回路を構成するトランジス
タQ2のコレクタと電源Vcc間に抵抗R3が挿入さ
れ、トランジスタQ2のコレクタは2のコンパレータに
接続され、コンパレータのもう一方の入力は電圧Vcc
−Vth1のスレッショルドレベルに接続され、両入力
がコンパレータ2によって比較され出力される。
【0025】以上のように構成されたヘッド異常検出回
路について、図2の動作波形図を参照しながら回路動作
を以下に説明する。図2は、図1に示す一実施形態の動
作波形図を示す。
【0026】記録電流駆動回路1において、スイッチS
W3またはSW4のどちらか一方はカレントミラーのベ
ースラインにスイッチしている。すなわちトタンジスタ
Q6またはQ7のどちらか一方が導通状態にあり、カレ
ントミラーのベースライン電圧をVBとすると、トラン
ジスタQ2のコレクタ電流I2は式I1/HFE+VB
/R2+IWRITE/HFEで表される。
【0027】図2中の波形(a)〜(d)はヘッドが正
常状態における波形であり、波形(a)は記録電流駆動
回路1のスイッチSW1、SW2、SW3、SW4を駆
動し記録ヘッドL1に流す電流の向きを決定する為の入
力データであり、またトランジスタQ6またはQ7のど
ちらか一方は必ず導通状態にありベース電流はIWRI
TE/HFEである。
【0028】これに対してヘッドの異常の一つであるオ
ープンヘッド状態すなわち記録ヘッドL1が無い状態を
考えると、記録電流駆動回路1のトランジスタQ5とQ
6およびQ4とQ7がそれぞれペアであり、仮にQ5お
よびQ6が導通状態にある時Q4およびQ7は非導通状
態となっているため、ヘッドがオープンの時トランジス
タQ6のコレクタへの電流供給源がなくなりトランジス
タQ6は飽和状態に入る。逆に、トランジスタQ4およ
びQ7が導通状態にある時Q5およびQ6は非導通状態
となっており、ヘッドがオープンの時トランジスタQ7
のコレクタへの電流供給源がなくなりトランジスタQ7
は飽和状態に入る。従って常にトランジスタQ6または
Q7のどちらか一方が飽和状態にあり、エミッタ電流I
WRITEの電流はベースから供給されることになりH
FEが非常に小さくなるためトランジスタQ2に流れる
電流I2は非常に大きな電流値となり抵抗R3における
電圧効果は波形(g)のように大きくなりコンパレータ
出力VOUTは異常を示すハイレベルを出力する。
【0029】次に他のヘッド異常であるヘッドGNDシ
ョートを考えると、仮にQ5およびQ6が導通状態にあ
る時Q4およびQ7は非導通状態となっており、トラン
ジスタQ6のコレクタがGNDにショートした異常時は
ベースとコレクタ間に順方向バイアスがかかりベースか
らコレクタに向けて過大電流が流れるという現象が起
る。逆にトランジスタQ4およびQ7が導通状態にある
時Q5およびQ6は非導通状態となっておりトランジス
タQ7のコレクタがGNDにショートした異常時はベー
スとコレクタ間に順方向バイアスがかかりベースからコ
レクタに向けて過大電流が流れるという現象が起る。従
ってオープン時と同様にトランジスタQ2に流れる電流
は非常に大きな値となり抵抗R3における電圧効果は波
形(g)のように大きくなりコンパレータ出力VOUT
は異常を示すハイレベルを出力する。
【0030】以上のように本実施形態によれば、入力周
波数に依存することなくヘッドの異常を検出することが
可能である。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明においては、バイア
ス回路を構成するトランジスタのコレクタ電流の変化を
検出することにより、記録電流駆動回路を構成するトラ
ンジスタが飽和状態にあることを検出して、磁気ヘッド
のオープン状態を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における記録ヘッドの
異常検出器の回路構成図
【図2】本発明の実施形態を説明する動作波形図
【図3】従来の異常検出器の回路構成図
【図4】従来の実施形態を説明する動作波形図
【図5】従来の実施形態を説明する動作波形図
【符号の説明】
1 記録電流駆動回路 2、9 コンパレータ 4 バイアス回路 6 インバータ 7 増幅器 8 gm増幅器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 千木良 篤志 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5D031 CC05 EE10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源端子と接地点との間に第1,第2の
    トランジスタを直列接続して、前記電源端子と接地点と
    の間に第3,第4のトランジスタを直列接続し、且つ前
    記第2と第4のトランジスタのエミッタ共通接続点と接
    地点との間に第1の電流源を接続した記録電流駆動回路
    と、 前記第2と第4のトランジスタのコレクタ間に接続され
    た磁気ヘッドと、 自らを構成する第5のトランジスタのエミッタ出力から
    所定のバイアス電圧を出力するバイアス回路と、 前記第5のトランジスタのコレクタに接続された第2の
    抵抗とを具備し、 前記第2と第4のトランジスタのベース入力に前記バイ
    アス回路のバイアス電圧を交互に与えて前記磁気ヘッド
    をスイッチング制御し、前記第2の抵抗の電圧降下を検
    出することを特徴とする磁気記録装置。
  2. 【請求項2】 電源端子と接地点との間に第1,第2の
    トランジスタを直列接続して、前記電源端子と接地点と
    の間に第3,第4のトランジスタを直列接続し、且つ前
    記第2と第4のトランジスタのエミッタ共通接続点と接
    地点との間に第1の抵抗を接続した記録電流駆動回路
    と、 前記第2と第4のトランジスタのコレクタ間に接続され
    た磁気ヘッドと、 自らを構成する第5のトランジスタのエミッタ出力から
    所定のバイアス電圧を出力するバイアス回路と、 前記第5のトランジスタのコレクタに接続された第2の
    抵抗とを具備し、 前記第2と第4のトランジスタのベース入力に前記バイ
    アス回路のバイアス電圧を交互に与えて前記磁気ヘッド
    をスイッチング制御し、前記第2の抵抗の電圧降下を検
    出することを特徴とする磁気記録装置。
  3. 【請求項3】 バイアス回路は、 第5のトランジスタのエミッタにベースを接続した第6
    のトランジスタのエミッタと接地点との間に第3の抵抗
    を接続し、前記第5のトランジスタのベースと前記第6
    のトランジスタのコレクタとの接続点に第2の電流源の
    電流を供給して、前記第5のトランジスタのエミッタ出
    力よりバイアス電圧を出力することを特徴とする請求項
    2記載の磁気記録装置。
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