JP2003151074A - 信号ナビゲーションシステム - Google Patents
信号ナビゲーションシステムInfo
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Abstract
に交通制御に介入する。 【解決手段】 個々の車両のカーナビゲーションシステ
ムで設定された経路誘導情報を信号機が入手して個々の
カーナビゲーションシステムに対して適切な示唆を与え
たり、さらにはこの経路誘導情報に基づいて信号表示そ
のものを制御することにより、信号機が個々の車両の状
況に考慮して積極的に交通制御に介入することができ、
信号機を中心とした理想的な交通制御を実現する。
Description
ンシステム(車載コンピュータ)と信号機の制御を連動
することにより、交通制御を行う技術に関する。
は、交通量調査等で取得した時間帯毎の交通量に応じて
信号の点灯時間を制御するものが一般的であった。すな
わち、昼間の交通量の多い道路に設置された信号機では
青信号の点灯時間を長くして赤信号による渋滞の発生を
防止し、夜間の交通量が少ない時間帯では赤信号の点灯
時間を長くしてスピードオーバーとなる運転を防止させ
るようにその表示を制御していた。
混雑状況によってリアルタイムに制御する技術も提案さ
れてきている。たとえば、道路上に設置されている光ビ
ーコン受発信装置を用いて渋滞長等を計測して、この計
測値に基づいて信号機の表示時間を制御することも考え
られている。
機の制御はいずれも道路上の混雑、すなわち単なる渋滞
という現象のみを捉えて信号の点灯時間を制御するもの
であり、渋滞中にある個々の車がどの方向または目的地
を目指しているかを考慮した信号制御ではなかった。
御では渋滞の僅かな緩和とはなっても具体的な解決策と
はなっていなかった。一方、カーナビゲーションシステ
ム(車載コンピュータシステム)の普及により、渋滞も
考慮した目的地への経路誘導が可能になってきている。
このような現在普及しているカーナビゲーションシステ
ムでは、まずGPSによって自車位置を判定し、ドライ
バが設定した目的地までの経路を計算し、これにFM放
送や光ビーコン等で取得した渋滞情報により経路を補正
し、ディスプレイ装置に当該経路を表示しドライバを誘
導するものが一般的であった。
路誘導技術にも限界があり、渋滞範囲を避けるための別
経路が各車両のカーナビゲーションシステムで一律に決
定されてしまうと、結局渋滞箇所が別の経路上にシフト
するだけで根本的な解決とはならなかった。
ものであり、個々の車両のカーナビゲーションシステム
で設定された経路誘導情報を信号機が入手して個々のカ
ーナビゲーションシステムに対して適切な示唆を与えた
り、さらにはこの経路誘導情報に基づいて信号表示その
ものを制御することにより、信号機が個々の車両の状況
に考慮して積極的に交通制御に介入可能な技術を実現す
ることを課題とする。
への経路誘導情報を設定した車載コンピュータからこの
経路誘導情報を信号機が取得して、他の信号機との交信
に基づいて取得した経路誘導支援情報を前記車載コンピ
ュータに返信する。このような信号機ネットワークによ
り個々の車両は経路上の道路情報をより詳細に得ること
が可能となる。また、さらに信号機は取得した複数の経
路誘導情報に基づいて信号の表示制御を行うことができ
る。たとえば、信号機が多数の車両からの経路誘導情報
に基づいて、同一目的地に向かう車両が多いことを把握
した場合には、交通渋滞を分散させるために個々の車両
のカーナビゲーションシステムに対してそれぞれ異なる
経路を経路誘導支援情報として返信させることも可能で
ある。
を説明する。図1は、本実施例の概略説明図である。同
図に示すように、各信号機は信号間伝送システムによっ
て互いに接続されており、これらの信号機によってネッ
トワーク(NW)を構成している。
置が搭載されており、このカーナビゲーション装置と信
号機とが交信可能となっている。
ビゲーション装置1と信号機2とのハードウエア構成を
示すブロック図である。
M)を備えた中央処理装置(CPU)を中心に、バス
(BUS)を介して表示装置(DISP)、プログラム
を記憶したメモリ(ROM)、フラッシュメモリ(RA
M)等が接続されている。また、バス(BUS)にはD
VDドライブ装置(DVD−DR)が接続されており、
これには地図情報やプログラムが格納されたDVD−R
OMが挿入されるようになっている。さらにバス(BU
S)にはGPSアンテナ(GPS−AT)が接続されて
おり、3以上の通信衛星からの基準波を受信してこれら
の受信波の差からメモリ(ROM)に記憶されたプログ
ラムに基づいて自車位置(緯度および経度)を算出する
ようになっている。この算出された自車位置に基づいて
DVD−ROMから地図情報が読み出されて表示装置
(DISP)に地図画像と自車位置が表示されるように
なっている。
ンターフェース(通信IF)は図示しないFM受信機ま
たは光ビーコン送受信機を有しており、FM波による広
域または光ビーコンによる近傍域の渋滞情報等の交通情
報を受信し、これを前記地図情報に重畳して文字情報ま
たは図形情報として表示装置(DISP)上に表示する
ようになっている。
部2bとで構成されている。信号表示部2aには、赤、
青、緑、および右折許可の表示ランプを有している。
U)およびメインメモリ(MM)を中心に、バス(BU
S)で接続された通信インターフェース(通信IF)
と、点灯コントローラと、ネットワークインターフェー
ス(NW−IF)を有している。通信インターフェース
(通信IF)は、カーナビゲーション装置1との情報の
送受信を行うためのインターフェースであり、点灯コン
トローラは前記信号表示部2aの信号表示を直接制御す
る機能部であり、ネットワークインターフェース(NW
−IF)は他の信号機との情報の送受信を行うためのイ
ンターフェースである。また、前記バス(BUS)には
ハードディスク装置(HD)が接続されており、ネット
ワーク(NS)を介して収集した各信号機からの情報
(たとえば渋滞情報等)がデータベースとして蓄積され
ている。
ーション装置1と信号機2との情報処理手順を図3およ
び図4を用いて説明する。
装置1に対して目的地を入力する。この目的地の緯度お
よび経度から、中央処理装置(CPU)は最短ルートを
選択して、これを経路誘導情報としてメモリ(RAM)
に蓄積するとともに、表示装置(DISP)上に当該誘
導経路を表示し、当該車両の経路誘導を開始する。
たとえば信号機の半径50mの範囲内に入ると、カーナ
ビゲーション装置1の中央処理装置(CPU)は、通信
インターフェース(通信IF)を介して信号機2と交信
を開始する。
央処理装置(CPU)は、前記メモリ(RAM)に格納
された経路誘導情報を読み出して前記通信インターフェ
ース(通信IF)を通じて信号機1に送信する。
情報をバス(BUS)を介して一旦ハードディスク装置
(HD)に蓄積する。
PU)は、前記経路誘導情報に基づいて当該経路上にあ
る次の信号機をネットワーク(NW)を介して呼び出し
て通信状態とし、当該経路上の渋滞情報を取得する。
PU)は、前記渋滞情報に基づき目的地への遅延時間を
計算し、前記経路誘導情報と比較して、当該経路誘導情
報が前記遅延時間を加味してもなお目的地への最短時間
となるか否かを判定する。
合には、当該経路誘導情報を維持することが適切である
旨を前記カーナビゲーション装置1に返信する。この結
果、当該車両は経路誘導情報を維持したまま走行を継続
する。
経路誘導情報を変更する必要がある場合には、この変更
情報(経路誘導情報を変更すべき情報)を前記カーナビ
ゲーション装置1に返信する。この結果、当該車両のカ
ーナビゲーション装置1は、変更情報にしたがった新た
な経路誘導情報(変更後経路誘導情報)を表示装置(D
ISP)に表示する。これによりドライバに対して渋滞
を回避した新たな経路を示唆することができる。
いて当初信号で左折すべき経路誘導情報が表示装置(D
ISP)に表示されていたが、左折方向の信号機より渋
滞情報が受信され、渋滞情報を加味した結果当該信号機
1が右折する経路を新たな経路誘導情報として設定し、
これを受信したカーナビゲーション装置1が最終的に表
示装置(DISP)上で右折を指示した場合を説明して
いる。
(CPU)が、カーナビゲーション装置1から回路誘導
情報を受信し、この信号機1を左折しようとしていた場
合、当該信号機1が他の信号機と交信し、当該左折方法
が渋滞ではないにせよ通行量が多いと判定したときに、
点灯コントローラを制御して左折許可時間を延長してい
る。
経路誘導情報はそのまま維持しておき、信号機1の左折
許可の表示時間(実際には青信号の表示時間)を延長さ
せるよう制御してもよい。
経路誘導情報のみに基づいて経路誘導情報の変更または
信号の表示制御を行う場合で説明したが、複数の車両の
それぞれの経路誘導情報を取得して、これをハードディ
スク装置(HD)に蓄積しこれらを統計処理して目的地
が同一で多数の車両がある場合には、これらの車両を渋
滞を防止するために異なる経路に振り分けるように異な
る経路誘導情報を生成し、各車両のカーナビゲーション
装置1に返信するようにしてもよい。
置1から経路誘導情報を取得し、左折車両が多いことを
中央処理装置(CPU)が判定したときに、信号機1の
左折許可の表示時間(実際には青信号の表示時間)を延
長させるよう制御してもよい。
ゲーションシステムで設定された経路誘導情報を信号機
が入手して個々のカーナビゲーションシステムに対して
適切な示唆を与えたり、さらにはこの経路誘導情報に基
づいて信号表示そのものを制御することにより、信号機
が個々の車両の状況に考慮して積極的に交通制御に介入
することができ、信号機を中心とした理想的な交通制御
を実現できる。
を示す説明図
手順を示すフロー図
図
Claims (6)
- 【請求項1】 自車の目的地への経路誘導を表示する車
載コンピュータと、前記車載コンピュータから少なくと
も前記目的地への経路誘導情報を取得するとともに信号
表示を制御する制御手段を備えた信号機とからなり、 前記信号機は、さらに他の信号機との通信手段を備えて
おり、当該通信手段を通じて前記他の信号機の制御手段
からの情報に基づいて、前記車載コンピュータに対して
経路誘導支援情報を返信する信号ナビゲーションシステ
ム。 - 【請求項2】 前記経路誘導支援情報は少なくとも前記
経路上の次の信号機までの間の道路情報である請求項1
記載の信号ナビゲーションシステム。 - 【請求項3】 前記信号機の制御手段は、複数の車載コ
ンピュータから得た経路誘導情報に基づいて信号の指示
表示を制御する請求項1記載の信号ナビゲーションシス
テム。 - 【請求項4】 自車の目的地への経路誘導を表示する車
載コンピュータと、前記車載コンピュータから少なくと
も前記目的地への経路誘導情報を取得するとともに信号
表示を制御する制御手段を備えた信号機とからなり、 前記信号機の制御手段は、前記経路誘導情報に基づいて
信号表示を制御する信号ナビゲーションシステム。 - 【請求項5】 前記制御手段による信号表示の制御は、
信号表示時間の変更に関する制御である請求項4記載の
信号ナビゲーションシステム。 - 【請求項6】 前記信号表示時間の変更情報は前記信号
機の制御手段から前記車載コンピュータに送信され、当
該変更情報が表示情報に変換されたドライバに対して表
示される請求項5記載の信号ナビゲーションシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001347308A JP3590012B2 (ja) | 2001-11-13 | 2001-11-13 | 信号ナビゲーションシステム |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication Number | Publication Date |
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JP3590012B2 JP3590012B2 (ja) | 2004-11-17 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008165687A (ja) * | 2007-01-05 | 2008-07-17 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 交通システム、交通信号制御機および信号制御装置 |
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JP2009009288A (ja) * | 2007-06-27 | 2009-01-15 | Mitsubishi Electric Corp | 車載器及びこれを用いた信号情報提供システム |
WO2010026630A1 (ja) * | 2008-09-03 | 2010-03-11 | 富士通株式会社 | 交通流制御システム及びその方法 |
WO2011126215A2 (ko) * | 2010-04-09 | 2011-10-13 | 고려대학교 산학협력단 | 양방향 통신 기능을 결합한 차량용 네비게이터 기반 실시간 교통망 구조 제어와 연계한 교통 흐름 제어 및 동적 경로 제공 시스템 및 그 방법 |
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2001
- 2001-11-13 JP JP2001347308A patent/JP3590012B2/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2011126215A3 (ko) * | 2010-04-09 | 2012-01-12 | 고려대학교 산학협력단 | 양방향 통신 기능을 결합한 차량용 네비게이터 기반 실시간 교통망 구조 제어와 연계한 교통 흐름 제어 및 동적 경로 제공 시스템 및 그 방법 |
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