JP2003150432A - 情報交換方法、情報交換プログラムおよび情報処理装置 - Google Patents

情報交換方法、情報交換プログラムおよび情報処理装置

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JP2003150432A
JP2003150432A JP2001344565A JP2001344565A JP2003150432A JP 2003150432 A JP2003150432 A JP 2003150432A JP 2001344565 A JP2001344565 A JP 2001344565A JP 2001344565 A JP2001344565 A JP 2001344565A JP 2003150432 A JP2003150432 A JP 2003150432A
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JP2001344565A
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Kazuhito Hiroshige
一仁 広重
Kenji Kawakami
憲治 川上
Yasukuni Oiyake
泰邦 岡宅
Hiroshi Sasaki
宏 佐々木
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SoftBank Corp
Original Assignee
Japan Telecom Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の情報処理装置間で、簡易な手法で情報
を交換することで、情報の共有を実現する。 【解決手段】 ネットワークを介して接続された複数の
情報処理装置間で、データを交換する方法は、一方の情
報処理装置10−1において、必要な情報および当該情
報に関して生じさせるべき動作、たとえば、メタ情報の
参照を特定するステップと、ネットワークを介して接続
された他の情報処理装置10−2に対して、必要な情報
に関して、特定された動作を要求するステップとを備え
る。他の情報処理装置10−2は、前記情報に関して要
求された動作を実行して、情報処理装置間での情報交換
を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の情報処理装
置をデータ通信網で接続して、情報を交換する手法に関
する。
【0002】
【従来の技術】ネットワークの普及により、種々の情報
が、サーバからネットワークを介して情報処理装置に提
供できるようになっている。その一方、携帯端末装置の
性能の向上に伴い、当該携帯端末装置が、ネットワーク
を介してサーバに接続して、種々の情報を取得すること
も可能となっている。
【0003】上記携帯端末を利用した情報提供として、
携帯端末を所持したユーザの位置周辺の地図情報の提供
が考えられる。これを実現するためには、携帯端末のユ
ーザはサーバに自己の位置を登録して、当該位置周辺の
地図の配信を要求する。これにより、自己の位置が地図
上に示された地図を携帯端末の表示装置の画面上に表示
することが可能となる。
【0004】さらに、複数のユーザが地図情報を共有
し、地図上にそれぞれのユーザ位置が示された地図を各
ユーザの携帯端末の表示装置の画面上に表示することも
可能である。これを実現するためには、サーバにおい
て、上記ユーザが共有する地図情報を保持し、各ユーザ
が自己の位置を登録しておけばよい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、位置情
報はプライベートなものであり、サーバに自己の位置を
登録しておくことに、ユーザが心理的な抵抗を感じるこ
とは事実である。また、情報を共有するユーザ以外の第
三者への情報の漏洩を防止するため、認証やアクセス制
限を含むセキュリティの高い通信方法を採用する必要が
ある。また、位置情報は更新頻度が高いため、サーバの
負担が著しく大きくなるという問題点もある。
【0006】地図情報の共有以外にも、複数のユーザに
て情報を共有する形態が考えられる。たとえば、楽曲な
どを共有し、複数のユーザだけがその情報にアクセスす
るような場合である。このような形態においても上述し
たような問題は生じ得る。本発明は、複数の情報処理装
置間で、簡易な手法で情報を交換することで、情報の共
有を実現できるシステムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、ネット
ワークを介して接続された複数の情報処理装置間で、デ
ータを交換する方法であって、一方の情報処理装置にお
いて、必要な情報および当該情報に関して生じさせるべ
き動作を特定するステップと、ネットワークを介して接
続された他の情報処理装置に対して、必要な情報に関し
て、特定された動作を要求するステップと、当該他の情
報処理装置において、前記情報に関して前記要求された
動作を実行して、情報処理装置間での情報交換を実現す
るステップとを備えたことを特徴とする情報交換方法に
より達成される。本発明によれば、サーバを利用せず、
情報処理装置間で情報交換が行われる。情報交換をする
ことにより、双方の情報処理装置において情報を共有化
することが可能となる。情報交換には、情報の参照、追
加、削除および変更のうちの何れかが含まれる。
【0008】好ましい実施態様においては、さらに、一
方の情報処理装置において、登録された他の情報処理装
置のアドレスを含むリストから、何れかのアドレスを選
択するステップを備え、当該アドレスを有する他の情報
処理装置に対してアクセスされる。
【0009】より好ましい実施態様においては、さら
に、他の情報処理装置において、前記情報に関して前記
要求された動作を実行できない場合に、さらに他の情報
処理装置に対して、必要な情報に関して、特定された動
作を要求するステップを備えている。この実施形態によ
れば、ある情報処理装置が直接接続している情報処理装
置以外の情報処理装置との間での情報交換が可能とな
る。この場合に、必要な情報に関して、特定された情報
を要求するステップが、ホップ数を示す情報を送信する
ステップを含み、前記ホップ数が所定範囲である限り、
他の情報処理装置への要求の伝達が繰り返されるのが望
ましい。これにより、無限に情報交換の連鎖が生じるこ
とを防止できる。
【0010】前記一方の情報処理装置において、何れか
の他の情報処理装置から情報を取得した場合に、取得し
た情報を取捨選択するステップを備えていても良い。た
とえば、地図情報を取得した場合に、その一部を利用す
ることができる。また、検索結果を取得した場合に、そ
の一部を利用しても良い。
【0011】また、一方の情報処理装置において、何れ
かの他の情報処理装置から情報を取得できない場合に、
ネットワークに接続されたサーバを特定するステップ
と、前記サーバに対して情報の提供を要求するステップ
とを備えていても良い。たとえば、情報交換にかかる情
報は、ソフトウェアプログラムモジュールである。ソフ
トウェアプログラムモジュールには、デバイスドライバ
およびアプリケーションのうち、少なくとも一方が含ま
れる。
【0012】別の好ましい実施態様においては、情報交
換にかかる情報は、地図情報、および、地図に関して付
加すべきメタ情報である。メタ情報には、ユーザ位置、
位置に依存した所定の条件にて生じるべきイベント、店
舗やオフィスの位置およびシンボルなどが含まれる。
【0013】より好ましい実施態様においては、前記一
方の情報処理装置において、他の情報処理装置に対し
て、当該他の情報処理装置のメタ情報に含まれる、当該
他の情報処理装置の位置情報の取得を要求するステップ
と、前記他の情報処理装置に対して、一方の情報処理装
置のメタ情報に含まれる、当該一方の情報処理装置の位
置情報を送信するステップとを備えている。また、前記
情報交換にかかる情報が、音声および/または楽曲の情
報であっても良い。
【0014】別の好ましい実施態様においては、さら
に、情報処理装置においてイベントおよびその発生条件
を定義するステップと、前記情報交換においてイベント
発生条件が満たされた場合に、イベントを生じさせるス
テップとを備えている。
【0015】また、本発明の目的は、ネットワークを介
して接続された複数の情報処理装置間で、データを交換
するために、情報処理装置において実行されるプログラ
ムであって、必要な情報および当該情報に関して生じさ
せるべき動作を特定するステップと、ネットワークを介
して接続された他の情報処理装置に対して、必要な情報
に関して、特定された動作を要求して、当該他の情報処
理装置において、前記情報に関して前記要求された動作
を実行させて、情報処理装置間での情報交換を実現する
ステップとを、前記情報処理装置に実行させることを特
徴とするプログラムによっても達成される。
【0016】さらに、本発明の目的は、ネットワークを
介して接続された他の情報処理装置との間で、データを
交換可能な情報処理装置であって、一方の情報処理装置
において、必要な情報および当該情報に関して生じさせ
るべき動作を特定する第1の手段と、ネットワークを介
して接続された他の情報処理装置に対して、必要な情報
に関して、特定された動作を要求する第2の手段とを備
え、当該他の情報処理装置において、前記情報に関して
前記要求された動作が実行されることで、情報処理装置
間での情報交換が実現されることを特徴とする情報処理
装置によっても達成される。
【0017】好ましい実施態様においては、さらに、そ
れぞれが、ネットワークを介して他の情報処理装置と通
信可能な、複数の通信手段と、前記複数の通信手段のう
ちのいずれかを選択する第1の選択手段とを備えてい
る。上記通信手段には、たとえば、無線公衆網、無線L
AN、Bluetooth(登録商標)、赤外線通信などが含ま
れる。別の好ましい実施態様においては、さらに、情報
処理装置の現在位置を取得する位置情報取得手段を備え
ている。より好ましくは、複数の位置情報取得手段と、
前記複数の位置情報取得手段のうちの何れかを選択する
第2の選択手段とを備えている。位置情報取得手段とし
て、GPS、セル情報のほか、ユーザの操作による入力
が含まれる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態につき説明を加える。図1は、本実施の
形態にかかる情報処理装置の構成を示すブロックダイヤ
グラムである。本実施の形態にかかる情報処理装置とし
て、第1に、携帯電話やPDAなどの携帯型移動端末を
考えることができる。しかしながら、本発明は、これに
限定されるものではなく、据え置き型のコンピュータを
情報処理装置として利用することも可能である。
【0019】[全体構成]図1に示すように、本実施の
形態にかかる情報処理装置10は、ハードウェア(H/
W)12、オペレーティングシステム(OS)14、ミ
ドルウェア16およびアプリケーション18からなる構
造を備えている。本実施の形態では、複数の情報処理装
置10のミドルウェア16が、相互通信することによ
り、データを共有し、或いは、データやモバイルエージ
ェントの授受を実現している。
【0020】本実施の形態では、位置情報および地図情
報を共有するために、ミドルウェア16およびアプリケ
ーション18が動作するような構成となっている。以
下、ミドルウェア16およびアプリケーション18の構
成につき説明を加えるが、これらは、位置情報および地
図情報を共有するためのものであり、共有すべき情報が
異なれば、これらの構成も変更され得ることは言うまで
もない。
【0021】ミドルウェア16は、他の情報処理装置と
の通信を制御する通信コンポーネント20と、地図情報
を管理するための地図情報管理コンポーネント22と、
情報処理装置10の位置を示す位置情報を管理するため
の位置情報管理コンポーネント24と、処理に際して必
要な種々のデータを記憶した記憶部26と、GPS30
などの位置測定デバイスからの情報に基づき、情報処理
装置10の位置を測定する位置測定コンポーネント28
とを有している。
【0022】本実施の形態においては、記憶部26に記
憶される情報には、自己の情報処理装置10が接続可能
な相手を列挙した接続先リスト32、地図情報34、位
置測定コンポーネントにより取得された位置情報36、
および、後述するメタ情報38が含まれる。
【0023】図2は、本実施の形態にかかるアプリケー
ション18およびこれに関連する構成部分を示すブロッ
クダイヤグラムである。図2に示すように、アプリケー
ション18は、情報処理装置10の表示装置に表示すべ
き画面を生成するための画面表示コンポーネント40、
画面遷移等を制御するための画面制御コンポーネント4
2、情報処理装置10の位置を補正するための位置補正
コンポーネント44、表示すべき画面の情報を生成する
表示情報生成コンポーネント46、他の情報処理装置と
の間の接続を管理する接続管理コンポーネント48を有
している。
【0024】図2に示すように、表示情報生成コンポー
ネント46は、表示情報生成コアコンポーネント54、
地図検索コンポーネント56、位置情報マッピングコン
ポーネント58および位置検索コンポーネント60から
構成される。また、表示情報生成コアコンポーネント5
4は、地図ファイル50とアクセスし、また、接続管理
コンポーネント48は、ユーザリスト52とアクセスす
るようになっている。地図ファイル50は、実際の地図
のデータを収容するもので、地図情報34のリンクに基
づき読み出され、表示装置に表示される。また、ユーザ
リスト52は、ユーザが接続を希望する他のユーザが列
挙され、これから選択され、実際に情報処理装置間で接
続されている相手が接続先リスト32に載せられること
になる。
【0025】このように構成された情報処理装置10に
おいて、記憶部26に記憶され、処理装置10にて利用
される情報について説明を加える。図3(a)は、本実
施の形態にかかる記憶部26に記憶された地図情報34
のインデックスの例を示す図である。地図情報34は、
表形式のインデックスと、インデックスの各々に関連付
けられた実データ(ベクトル形式或いはラスタ形式のデ
ータ)とにより構成されている。
【0026】図3(a)に示すように、インデックス3
00は、領域形式、座標(たとえば、(X1、Y1)、
(X2、Y2))、データ形式、ラスタ形式の画像デー
タの場合にはピクセル数(PX、PY)、リンク先(た
とえば、後述する地図ファイルの名称)の項目に、画像
ごとに所定の値が割り当てられている。領域形式とし
て、たとえば、矩形、点、円などの値を持つことができ
る。無論、3以上の座標を関連付けることができれば3
角形以上の多角形とすることも可能である。
【0027】また、メタ情報は、特定の位置(点や領
域)に関連するデータの集合である。図3(b)に示す
ように、メタ情報310は、領域形式、座標(たとえ
ば、(X1、Y1)、(X2、Y2))、要素、属性な
どの項目に、所定の値が割り当てられる。領域形式およ
び座標は、地図情報のインデックス300と同様であ
る。要素は、属性にて示される事項を生じさせる「イベ
ント」、ユーザの現在位置を示す「ユーザ位置」、地図
上に表示すべきシンボルを示す「シンボル」などが含ま
れる。また、ユーザ位置の属性としては、ユーザ名、位
置情報取得の方式などを設定することができる。シンボ
ルの属性としては、店舗の名称、営業中か否かなどを設
定することができる。
【0028】[ミドルウェアによる処理]以下、ミドル
ウェアにおける処理について概説した後、アプリケーシ
ョンの処理とこれに伴うミドルウェアの処理により、地
図情報等を共有する手順について説明する。本実施の形
態においては、ミドルウェア16において、メタ情報3
8や地図情報34のオフラインによる、つまり、単一の
情報処理装置内での参照/追加/変更/削除(以下、
「参照等」と称する。)(図4(a))、接続先リスト3
2のオフラインによる参照等(図4(b))、位置情報
管理コンポーネント24の動作に基づくメタ情報38の
更新(図5)、位置情報の手動更新(図示せず)、メタ
情報38のオンラインによる参照等(図6および図
7)、イベント発生時における処理(図8および図
9)、メッセージ送受信(図10)などが実行され得
る。
【0029】まず、図4(a)のフローチャートを参照
して、オフラインによる参照等につい説明する。アプリ
ケーション18からメタ情報の参照要求が、ミドルウェ
ア16の地図管理コンポーネント22に伝達されると
(ステップ401)、地図管理コンポーネント22は、
メタ情報を参照して(ステップ402)、取得した情報
をアプリケーション18に返送する。メタ情報38の追
加、変化、削除についても同様の手順で実現できる。地
図情報34の参照等についても、同様の手順で実現され
る(ステップ411、412参照)。
【0030】また、図4(b)に示すように、情報処理
装置がネットワークを介して接続可能な他の情報処理装
置のアドレス等を収容した接続先リスト32の参照等に
ついても、アプリケーション18から通信コンポーネン
ト20への、接続先リスト32の参照要求の伝達(ステ
ップ421)、および、通信コンポーネント20による
接続先リストの参照および取得した情報の返送(ステッ
プ422)により実現される。
【0031】図5は、位置情報管理コンポーネント24
によるメタ情報38の参照等を示すフローチャートであ
る。本実施の形態においては、位置情報を測定する装置
としてGPS30を利用しているため、位置測定コンポ
ーネント28は、GPS30から位置情報を取得する
(ステップ501)。次いで、取得された現在位置が、
位置情報36として保存された後(ステップ502)、
位置情報管理コンポーネント24に位置情報更新の通知
が伝達される(ステップ503)。位置情報管理コンポ
ーネント24は、これに応答して、現在位置を取得し
(ステップ504)、当該現在位置にしたがって必要で
あれば、地図情報管理コンポーネント22にメタ情報の
更新要求を伝達する(ステップ505)。
【0032】地図情報管理コンポーネント22は、更新
要求に応答して、メタ情報を更新し(ステップ50
6)、その完了通知を、更新要求の依頼元である、位置
情報管理コンポーネント24に伝達する(ステップ50
7)。その後、地図情報管理コンポーネント22は、メ
タ情報38を参照してイベントをチェックして(ステッ
プ508)、イベントがある場合には(ステップ509
でイエス(Yes))、後述するような処理(図8参照)が
実行される。
【0033】図6および図7は、メタ情報のオンライン
による参照等の処理を示すフローチャートである。ここ
では、ある情報処理装置10−1が、その接続先リスト
に載っている他の情報処理装置10−2が所有するメタ
情報の参照等の際に実行される。ここでは、アプリケー
ション18から、他の情報処理装置10−2が所有する
メタ情報の参照が要求されると(ステップ601)、ミ
ドルウェア16の地図情報管理コンポーネント22は、
メタ情報の参照要求を、通信コンポーネント20に伝達
する(ステップ602)。通信コンポーネント20は、
接続先リスト32から要求の送信先のアドレスを取得し
(ステップ603)、当該送信先(他の情報処理装置1
0−2)に、メタ情報の参照要求を伝達する(ステップ
604)。
【0034】他の情報処理装置10−2においては、図
7に示すように、参照要求(ステップ701)を受理す
ると、接続先リスト32を参照して、当該送信元が自己
の接続先リスト32に登録したものであるか否かを判断
し(ステップ702)、その後に、メタ情報の参照要求
を、自己の地図情報管理コンポーネント22に伝達する
(ステップ703)。
【0035】地図情報管理コンポーネント22により参
照され(ステップ704)、取得されたメタ情報は通信
コンポーネント20を介して、応答として、情報処理装
置10−1に返送される(ステップ705、706)。
このようにして、メタ情報の応答が情報処理装置10−
1に受理されると(ステップ605)、通信コンポーネ
ント20は、応答の送信元をチェックして、接続先リス
トに登録したものであるかを判断し(ステップ60
6)、取得したメタ情報を、地図情報管理コンポーネン
ト22に伝達する(ステップ607)。地図情報管理コ
ンポーネント22は、取得したメタ情報により、自己の
メタ情報38を更新する(ステップ608)。
【0036】次に、イベント発生時の処理について図8
および図9を参照して、説明を加える。ここでは、図5
において、地図情報管理コンポーネント22がイベント
ありと判断した場合(ステップ509でイエス(Yes))
に実行される場合もある。なお、図8および図9の処理
においては、他の情報処理装置10−2においてイベン
トが生じ、これに伴って、情報処理装置10−1との間
でデータ授受が行われるようになっている。
【0037】アプリケーション18からのイベントのチ
ェックの要求が、地図情報管理コンポーネント22に受
理されると(ステップ801)、地図情報管理コンポー
ネント22は、メタ情報38を参照して、イベントが生
じるか否かをチェックする(ステップ802)。次い
で、発生条件が満たされたイベントがあれば、地図情報
管理コンポーネント22はイベントを発生させる(ステ
ップ803)。たとえば、該当させるイベントに、「情
報処理装置10−1におけるメタ情報XXXの更新要求
の実行」と定義されていれば、他の情報処理装置10−
2の地図情報管理コンポーネント22は、他の情報処理
装置10−2の通信コンポーネントに対して「メタ情報
XXXの更新」を要求する。
【0038】通信コンポーネント20は、接続先リスト
32を参照して、メタ情報の更新を要求すべき情報処理
装置10−1のアドレスを取得して(ステップ80
4)、他の情報処理装置10−1に対してメタ情報の更
新要求を伝達する(ステップ805)。
【0039】図9に示すように、他の情報処理装置10
−2からメタ情報の更新要求を受理すると(ステップ9
01)、情報処理装置10−1の通信コンポーネント2
0は、接続先リスト32を参照して、送信元をチェック
し(ステップ902)、地図情報管理コンポーネント2
2にメタ情報の更新要求を伝達する(ステップ90
3)。地図情報管理コンポーネント22によりメタ情報
が更新されると(ステップ904)、更新完了通知が、
通信コンポーネント20を介して、送信元の他の情報処
理装置10−2に伝達される(ステップ905、90
6)。他の情報処理装置10−2において、通信コンポ
ーネント20が、メタ情報の更新完了通知を受理すると
(ステップ806)、送信元をチェックして(ステップ
807)、これを地図情報管理コンポーネント22に伝
達する(ステップ808)。
【0040】次に、図10を参照して、メッセージ送受
信の処理につき説明を加える。図10の処理において
は、情報処理装置10−1が他の情報処理装置10−2
に向けてメッセージを送信している。情報処理装置10
−1のアプリケーション18−1からメッセージ送信依
頼が、ミドルウェアの通信コンポーネント20−1に伝
達されると(ステップ1001)、通信コンポーネント
20−1は、送信先である他の情報処理装置10−2の
アドレスを取得して(ステップ1002)、他の情報処
理装置10−2に対して、メッセージの受信要求および
メッセージを送信する(ステップ1003)。
【0041】他の情報処理装置10−2の通信コンポー
ネント20−2は、接続先リスト32−2を参照して、
送信元をチェックした後(ステップ1004)、受信し
たメッセージをメッセージバッファ33−2に保存す
る。その後、メッセージの受信応答(ACK)を、情報
処理装置10−1に送信する(ステップ1006)。情
報処理装置10−1の通信コンポーネント20−1は、
接続リスト32−1を参照して、受信応答の送信元をチ
ェックする(ステップ1007)。これにより、情報処
理装置10−1から他の情報処理装置10−2へのメッ
セージ送信が完了する。図示していないが、その後、他
の情報処理装置10−2のアプリケーションが、通信コ
ンポーネント20−2に対してメッセージの参照を要求
すると、これに応答して、通信コンポーネントがメッセ
ージバッファからメッセージを取り出す。この処理を
「メッセージ参照」と称する。メッセージ参照は、図1
6において再度言及される。
【0042】たとえば、メッセージ送信先である他の情
報処理装置10−2において、アプリケーション(図示
せず)は、所定のタイミング、たとえば、ユーザにより
設定されたタイミングで、通信コンポーネント20に対
して、メッセージバッファ33−2の参照を求め、新た
に保存されたメッセージ(新着メッセージ)を、通信コ
ンポーネント20を介して受理するように構成しても良
い。
【0043】[アプリケーションによる処理]このよう
なミドルウェアの処理を利用して、本実施の形態におい
ては、複数の情報処理装置を利用して、データを授受す
ることにより地図情報を共有することができる。本実施
の形態にかかるアプリケーションは、他の情報処理装置
と協働した地図情報の表示(ナビゲーション、地図表示
の切り替えなど)(図11参照)、接続すべきユーザの
追加等(図12参照)、地図中のシンボルの表示や登録
(図13および図14参照)、位置の補正(図示せ
ず)、メッセージ送信(図15参照)、受信メッセージ
の表示(図16参照)などを実現することができる。こ
れらについて、以下に説明を加える。
【0044】ユーザが自己の保持する情報処理装置10
を操作して、ナビゲーションの開始要求を与えると、こ
れが画面表示コンポーネント40を介して制御コンポー
ネント42に伝達される(ステップ1101、110
2)。画面制御コンポーネント42は、これに応答し
て、表示情報生成コンポーネント46に地図画面の生成
要求を伝達し(ステップ1103)、表示情報生成コン
ポーネント46は、ミドルウェア(MW)16に対し
て、自己の位置の取得を求める(ステップ1104)。
MW16は、これに応答して、図4(a)に示すメタ情
報の参照を実行する(ステップ1105)。また、接続
しているユーザ(接続先ユーザ)の位置情報の取得が求
められると(ステップ1106)、MW16は、これに
応答して、図6および図7に示す処理を実行して、当該
接続先ユーザの所有する他の情報処理装置に関するメタ
情報を取得する(ステップ1107)。
【0045】シンボル位置情報の取得も、MW16にお
けるメタ情報の取得(図4(a)参照)により実現でき
(ステップ1108、1109)、地図情報の取得は、
MW16における地図情報の取得(図4(a)参照)に
より実現できる(ステップ1110、1111)。さら
に、自己の保有しない地図情報の取得、つまり、他の情
報処理装置の所有する地図情報を求める場合には、MW
16が図6および図7に示す処理を実行することにより
実現できる(ステップ1112、1113)。このよう
にして取得した自己や接続先ユーザの位置、シンボルの
位置、地図情報に基づき、実際の地図ファイル50が取
得されて(ステップ1114)、これが情報処理装置の
表示装置に表示される(ステップ1115)。
【0046】次に、図12を参照して、ユーザ追加に関
する処理について説明を加える。ユーザが、リストの表
示要求を与えると、これが画面表示コンポーネント40
を介して、画面制御コンポーネント42に伝達される
(ステップ1201、1202)。画面制御コンポーネ
ント42は、これに応答して、ユーザリストの取得要求
を接続管理コンポーネント48に伝達する(ステップ1
203)。接続管理コンポーネント48は、これに応答
して、ユーザリスト52を取得する(ステップ120
4)。これにより、情報処理装置の表示装置には、ユー
ザリストが表示される。なお、地図表示の切り替えにつ
いても、上記処理に近似した手順で実現することが可能
である。ここでは、ユーザから地図切り替えの指示が、
画面表示コンポーネント40画面制御コンポーネント4
2を介して、表示条件を含む地図画面の生成指示とし
て、表示情報生成コンポーネント46に伝達される。こ
れに応答して、表示情報生成コンポーネント46は、ミ
ドルウェアに対して地図情報の取得(ミドルウェアにお
ける図4(a)の処理)、地図情報にない地図の取得
(ミドルウェアにおける図6、図7の処理)を依頼す
る。その後、地図ファイルを取得することにより、設定
された表示条件に基づく地図画面が、情報処理装置の表
示装置に表示される。
【0047】ユーザが情報処理装置の入力装置を操作し
て、所定のユーザを選択して、選択されたユーザの接続
先リストへの追加を要求すると、これが画面表示コンポ
ーネント40および画面制御コンポーネント42を介し
て、接続管理コンポーネント48に与えられる(ステッ
プ1205〜1207)。接続管理コンポーネント48
は、MW16に対して、選択されたユーザの、自己の接
続先リストへの追加要求を伝達する(ステップ120
8)。MW16は、これに応答して、図4(b)に示す
処理を実行する。これにより、上記所定のユーザが接続
先リストに追加される。その一方、接続管理コンポーネ
ント48は、当該所定のユーザに関する他の情報処理装
置の接続先リストに、自分自身を追加してもらう必要が
あるため、相手の接続先リストへの追加要求を、MW1
6に与える(ステップ1210)。MWが、図10に示
す処理を実行することで、他の情報処理装置の接続先リ
ストへの情報の伝達が実現できる(ステップ121
1)。
【0048】次に、地図中のシンボルの表示や登録につ
き、図13および図14を参照して説明を加える。ユー
ザの情報処理装置の操作に基づくシンボルリストの表示
要求は、画面表示コンポーネント40を介して、画面制
御コンポーネント42に伝達される(ステップ130
1、1302)。画面制御コンポーネント42からの、
シンボルの位置情報の取得要求は、表示情報生成コンポ
ーネント46を介してMW16に伝達される(ステップ
1303、1304)。MW16は、図4(a)に示す
メタ情報の参照を実行することにより(ステップ130
5)、シンボルリストの表示が実現される。
【0049】次にシンボルの新規登録につき説明を加え
る。以下のステップ1306〜1315は、シンボルの
新規登録のときのみ実行される。シンボルの新規登録要
求は、画面表示コンポーネント40を介して、画面制御
コンポーネント42に与えられる(ステップ1306、
1307)。画面制御コンポーネント42は、これに応
答して、表示情報生成コンポーネント46に対して地図
画面生成要求を与え(ステップ1308)、表示情報生
成コンポーネント46が必要な地図ファイル50を取得
する(ステップ1309)。これにより、地図画面が表
示される(ステップ1310)。ユーザが地図上の所定
の位置に、所定のシンボルの配置を要求すると、シンボ
ルリストへの追加要求が、各コンポーネントを介して、
MW16に伝達される(ステップ1311〜131
4)。MW16が図4(a)に示すメタ情報の追加を実
行することにより、シンボルの追加が実現される(ステ
ップ1315)。
【0050】このようなシンボルの地図上で表示状態に
することを要求する場合(図14において、「表示状態
の要求」と記す。)、各コンポーネントを介して、MW
16に表示状態の要求が伝達される(ステップ1401
〜1404)。MW16が、図4(a)に示すメタ情報
の参照を実行することにより、所定のシンボルが表示状
態となる。また、他の情報処理装置の表示装置に表示さ
れた地図上に、当該シンボルを表示すべき場合には、シ
ンボルの送信要求がMW16に伝達される(ステップ1
406)。MW16において、図6および図7に示す処
理が実行されることにより(ステップ1407)、他の
情報処理装置にシンボルが伝達され、当該他の情報処理
装置における処理を経て、その表示装置に表示された地
図上にシンボルが表示され得る。
【0051】次に、他の情報処理装置へのメッセージ送
信につき、図15を参照して説明を加える。ユーザによ
る、メッセージ作成画面の表示要求に応答して、画面表
示コンポーネント40は、表示装置に作成画面を表示す
る。ユーザによるメッセージ作成が終了すると、接続リ
ストの取得要求が、各コンポーネントを介して、MW1
6に伝達され(ステップ1502〜1504)、MW1
6により図4(b)に示す接続先リストの参照の処理が
実行される(ステップ1501)。これにより、ユーザ
に接続先リストを提示することが可能となる。無論、メ
ッセージ作成画面を表示するのに先立って、接続先リス
トの情報をMW16から取得して、メッセージ作成画面
上にそのリストを表示しても良いことは言うまでもな
い。
【0052】ユーザが情報処理装置を操作して、メッセ
ージ送信要求を与えると、これが各コンポーネントを介
して、MW16に伝達される(ステップ1506〜15
09)。MW16は、これに応答して、図10に示す処
理を実行する(ステップ1510)。これにより、作成
されたメッセージが、他の情報処理装置に伝達される。
【0053】次に、メッセージの受信および受信したメ
ッセージの表示につき、図16を参照して説明する。画
面制御コンポーネント42からポーリングによる受信メ
ッセージの取得要求が接続管理コンポーネント38に伝
達されると(ステップ1601)、接続管理コンポーネ
ント42は、MW16にこれを転送する(ステップ16
02)。MW16は、前述したメッセージ参照の処理を
実行して、与えられたメッセージを受信する(ステップ
1603)。なお、受信メッセージが、接続先リストへ
の追加要求である場合には、MW16は、図10に示す
メッセージ受信処理を拡張した、認証付きメッセージの
受信処理を実行し、かつ、ステップ1604〜1606
の処理が実行される。認証付きメッセージの受信処理に
ついては、後に簡単に説明する。それ以外の場合には、
受信メッセージが情報処理装置の表示装置に表示される
(ステップ1607)。
【0054】接続先リストへの追加要求を受信した場合
には、接続先リストとの照合要求がMW16に与えられ
る(ステップ1604)。MW16は、図4(b)に示
す接続先リストの参照を実行する(ステップ160
5)。その後、追加要求されたユーザがすでに接続先リ
ストに登録されている場合には、接続管理コンポーネン
ト36により受信メッセージが削除される(ステップ1
606)。
【0055】[具体例]上述したようなMW16の処理
およびアプリケーション18の処理により、たとえば、
マルチユーザナビゲーションが可能となる。これは、相
互に接続先リストに載せられているユーザ間で、地図情
報を交換し、或いは、地図情報を共有するものである。
たとえば、各情報処理装置の所有する地図情報、各ユー
ザの位置情報やシンボルの情報を含むメタ情報を、交換
することで、各情報処理装置の表示装置上に、同一の地
図を表示することが可能である。
【0056】さらに、位置に応じたイベントをメタ情報
中に定義しておくことで、複数の情報処理装置の各々に
おいて、イベントを生じさせることが可能となる。たと
えば、あるユーザが自己の位置から所定の範囲内に位置
したときに、これを各ユーザに通知するようなイベント
を定義しておけば、ユーザが近接したときに、当該ユー
ザの接近を知らせたり、相手に所定のメッセージを送信
したりすることが可能となる。或いは、ユーザが所定の
位置(たとえば、自己のオフィスなど)に接近したとき
に、所定のイベント(メールの受信など)が起動される
ような設定をすることも可能である。
【0057】[応用例]上述した情報処理装置間の接続
は、図17(a)に示すように、情報処理装置10−1
〜10−3の接続先リスト32−1〜32−3にそれぞ
れ載せられた相手との間で実現されていた。このような
接続形態を相互接続と称する。本実施の形態において
は、このような相互接続に限定されるだけではなく、図
17(b)に示すような不特定端末を用いた情報の参照
(たとえば検索)が可能である。これをマルチホップ接
続と称する。
【0058】図17(b)においては、情報処理装置1
0−1〜10−3の相互接続、情報処理装置10−3お
よび10−4との間の相互接続、並びに、情報処理装置
10−4〜10−6との間の相互接続がなされている。
ここで、情報処理装置10−1からの情報の参照は、矢
印1701〜1705に沿って転送される。最終的に、
参照すべき情報が存在する情報処理装置10−5から、
その参照結果が情報処理装置10−1に伝達される(矢
印1706)。これを実現するために、要求ID(Requ
estID:RID)、ホップ(HOP)およびパス(PATH)が、各
情報処理装置にて把握され、かつ、これらが情報処理装
置間で授受される。
【0059】図18および図19は、マルチホップ接続
による処理を示すフローチャートである。図18におい
て、ある情報処理装置のアプリケーション18からメタ
情報の参照が要求されると(ステップ1801)、地図
情報管理コンポーネント22は、この要求にRIDを付
与して(ステップ1802)、通信コンポーネント20
に、RIDとともに参照要求を与える(ステップ180
3)。通信コンポーネント20は、接続先リスト32を
参照して、相互接続している他の情報処理装置10−n
のアドレスを取得して(ステップ1804)、当該他の
情報処理装置に参照要求を伝達する(ステップ180
5)。また、通信コンポーネント20は、RIDを記憶
しておく(ステップ1806)。なお、ステップ180
5における参照要求は、単一のものではなく、複数の情
報処理装置の各々に与えられるものであっても良い。
【0060】何れかの他の情報処理装置(情報処理装置
10−nとは限らない)から、メタ情報の参照(応
答)、つまり、参照にかかるメタ情報が伝達されると
(ステップ1807)、通信コンポーネント20は、伝
達された情報に含まれるRIDをチェックして照合し
(ステップ1808)、メタ情報を地図情報管理コンポ
ーネント22に伝達する(ステップ1809)。このよ
うにして、参照されたメタ情報が更新される(ステップ
1810)。
【0061】他の情報処理装置における処理につき、図
19を参照して説明を加える。送信元の情報処理装置1
0−iからの、メタ情報の参照要求を受理すると(ステ
ップ1901)、情報処理装置の通信コンポーネント2
0は接続先リスト32を参照して、送信元をチェックす
る(ステップ1902)。次いで、参照要求が地図情報
管理コンポーネント22に伝達され(ステップ190
3)、メタ情報が参照される(ステップ1904)。こ
こで、必要なメタ情報が見出されれば、応答が通信コン
ポーネント20を介して、参照要求の送信元である情報
処理装置に伝達される。図19においては、情報処理装
置10−iに参照されたメタ情報が応答として送られて
いるが、参照要求の送信元がさらに他の情報処理装置で
あれば、当該さらに他の情報処理装置に、メタ情報が送
信されることになる。
【0062】その一方、メタ情報が見出されなかった場
合には、接続先リスト32が参照されて、参照要求を転
送すべき他の情報処理装置のアドレスが取得される(ス
テップ1907)。通信コンポーネントは、必要なパラ
メタの処理、ホップ(HOP)のデクリメント、および、
パス(PATH)に送信先を追加して(ステップ1908)、
上記処理の施されたパラメタを付与された参照要求を、
他の情報処理装置10−jに転送する(ステップ190
9)。この転送先も単一とは限らないことは言うまでも
ない。このような処理により、設定されたホップ数だけ
参照要求が転送されることになる。また、参照要求の送
信元が直接相互接続していない情報処理装置から、必要
な情報を取得することも可能となる。
【0063】たとえば、図17(b)において、情報処
理装置から送信されるパラメタは、以下のようになる。 矢印1701:FROM(送信元アドレス)=A RID=XX(情報処理装置A:符号10−1で設定されたもの) HOP=5(情報処理装置Aで設定されたもの) PATH=A、C(送信元および送信先) 矢印1702:FROM=A RID=XX HOP=4 PATH=A、C、B 矢印1703:FROM=A RID=XX HOP=4 PATH=A、C、D 矢印1704:FROM=A RID=XX HOP=3 PATH=A、C、D、F 矢印1705:FROM=A RID=XX HOP=3 PATH=A、C、D、E なお、破線で示す矢印1707の経路でも 矢印1707:FROM=A RID=XX HOP=2 PATH=A、C、D、F、E というパラメタを含む情報が伝達されるが、それ以前
に、情報処理装置10−5においては、既に情報が伝達
されるため、この矢印1707による要求は無視され
る。
【0064】このようにして、不特定端末からの情報検
索が可能となる。上記例では、メタ情報が参照された
が、地図情報や位置情報など他の情報の参照等も可能で
あることは言うまでもない。本発明は、以上の実施の形
態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された
発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本
発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでも
ない。
【0065】たとえば、前記実施の形態においては、メ
ッセージ送受信に関して、メッセージのみを送信先の情
報処理装置に伝達している(図10参照)。しかしなが
ら、これに限定されるものではなく、認証付きのメッセ
ージ送受信としても良い。この場合には、送信メッセー
ジに、照合されるべきユーザIDおよびパスワードが付
与され、送信先の情報処理装置において、当該ユーザI
Dおよびパスワードを利用したユーザ認証が行われれば
良い。
【0066】また、前記実施の形態においては、情報処
理装置として携帯端末を利用しているが、これに限定さ
れるものではなく、据え置き型のコンピュータを利用で
きることも言うまでも無い。この場合、現在位置を取得
するデバイス(GPS)を利用する必要は無く、ユーザ
が、入力装置を操作して、メタ情報の現在位置を登録し
ておけばよい。
【0067】また、前記実施の形態においては、GPS
を用いてユーザの現在位置を検出しているがこれに限定
されるものではない。たとえば、無線LANや無線公衆
網を利用していれば、当該無線局のセル情報がユーザの
現在位置として用いられても良い。さらに、これらの何
れかを選択して現在位置を検出するような構成となって
も良い。さらに、前記実施の形態においては、無線公衆
網を利用して、情報処理装置間の通信を実現している
が、他のネットワーク、たとえば、無線LAN、Blueto
oth(登録商標)、赤外線など他の通信媒体を利用して
も良い。
【0068】また、前記実施の形態においては、情報処
理装置に、ミドルウェアを構成するコンポーネントやア
プリケーションを構成するコンポーネントが不足なく保
持されているが、その一部が用意されていなくても良
い。この場合に、上記情報交換の手法を利用して、コン
ポーネント自体を、当該コンポーネントを保持している
他の情報処理装置から取得すればよい。さらに、前記実
施の形態においては、地図情報の共有に本発明を適用し
ているがこれに限定されるものではなく、音声情報や楽
曲情報の共有などにも利用できることは言うまでもな
い。
【0069】また、前記実施の形態においては、サーバ
との間のアクセスを記述していないが、情報処理装置が
サーバにアクセスすることも可能である。この場合、た
とえば、情報処理装置間で、情報交換を行った結果、所
望の結果を得られなかった場合に、情報処理装置がサー
バにアクセスするような構成としても良い。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、複数の情報処理装置間
で、簡易な手法で情報を交換することで、情報の共有を
実現できるシステムを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本実施の形態にかかる情報処理装置
の構成を示すブロックダイヤグラムである。
【図2】 図2は、本実施の形態にかかるアプリケーシ
ョンおよびこれに関連する構成部分を示すブロックダイ
ヤグラムである。
【図3】 図3は、本実施の形態にかかる地図情報およ
びメタ情報を説明するための図である。
【図4】 図4は、本実施の形態にかかるミドルウェア
による、地図情報、メタ情報および接続リストのオフラ
イン参照等の処理を示すフローチャートである。
【図5】 図5は、本実施の形態にかかるミドルウェア
による、メタ情報の更新処理を示すフローチャートであ
る。
【図6】 図6は、本実施の形態にかかるミドルウェア
による、オンラインによるメタ情報の参照等の処理を示
すフローチャートである。
【図7】 図7は、本実施の形態にかかるミドルウェア
による、オンラインによるメタ情報の参照等の処理を示
すフローチャートである。
【図8】 図8は、本実施の形態にかかるミドルウェア
による、イベント発生時に実行される処理を示すフロー
チャートである。
【図9】 図9は、本実施の形態にかかるミドルウェア
による、イベント発生時に実行される処理を示すフロー
チャートである。
【図10】 図10は、本実施の形態にかかるミドルウ
ェアによる、メッセージ送受信の処理を示すフローチャ
ートである。
【図11】 図11は、本実施の形態にかかるアプリケ
ーションによる、地図情報表示処理を示すフローチャー
トである。
【図12】 図12は、本実施の形態にかかるアプリケ
ーションによる、接続すべきユーザの追加等の処理を示
すフローチャートである。
【図13】 図13は、本実施の形態にかかるアプリケ
ーションによる、地図中のシンボルの表示や登録の処理
を示すフローチャートである。
【図14】 図14は、本実施の形態にかかるアプリケ
ーションによる、地図中のシンボルの表示や登録の処理
を示すフローチャートである。
【図15】 図15は、本実施の形態にかかるアプリケ
ーションによる、メッセージ送信の処理を示すフローチ
ャートである。
【図16】 図16は、本実施の形態にかかるアプリケ
ーションによる、受信メッセージの表示の処理を示すフ
ローチャートである。
【図17】 図17は、本実施の形態にかかる情報処理
装置間の接続例を示すブロックダイヤグラムである。
【図18】 図18は、本実施の形態にかかるマルチホ
ップ接続による処理を示すフローチャートである。
【図19】 図19は、本実施の形態にかかるマルチホ
ップ接続による処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
12 ハードウェア 14 オペレーティングシステム 16 ミドルウェア 18 アプリケーション 20 通信コンポーネント 22 地図情報管理コンポーネント 24 位置情報管理コンポーネント 26 記憶部 28 位置測定コンポーネント 40 画面表示コンポーネント 42 画面制御コンポーネント 44 位置補正コンポーネント 46 表示情報生成コンポーネント 48 接続管理コンポーネント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡宅 泰邦 東京都中央区八丁堀四丁目7番1号 日本 テレコム株式会社内 (72)発明者 佐々木 宏 東京都中央区八丁堀四丁目7番1号 日本 テレコム株式会社内 Fターム(参考) 5B017 AA03 BA06 CA16 5B082 EA11 GA11 5B085 AA08 BA07 BG01 BG04 BG06

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して接続された複数の
    情報処理装置間で、データを交換する方法であって、 一方の情報処理装置において、必要な情報および当該情
    報に関して生じさせるべき動作を特定するステップと、 ネットワークを介して接続された他の情報処理装置に対
    して、必要な情報に関して、特定された動作を要求する
    ステップと、 当該他の情報処理装置において、前記情報に関して前記
    要求された動作を実行して、情報処理装置間での情報交
    換を実現するステップとを備えたことを特徴とする情報
    交換方法。
  2. 【請求項2】 前記情報交換が、情報の参照、追加、削
    除および変更のうちの何れかを含むことを特徴とする請
    求項1に記載の情報交換方法。
  3. 【請求項3】 さらに、一方の情報処理装置において、
    登録された他の情報処理装置のアドレスを含むリストか
    ら、何れかのアドレスを選択するステップを備え、 当該アドレスを有する他の情報処理装置に対してアクセ
    スされることを特徴とする請求項1または2に記載の情
    報交換方法。
  4. 【請求項4】 さらに、他の情報処理装置において、前
    記情報に関して前記要求された動作を実行できない場合
    に、さらに他の情報処理装置に対して、必要な情報に関
    して、特定された動作を要求するステップを備えたこと
    を特徴とする請求項1ないし3の何れか一項に記載の情
    報交換方法。
  5. 【請求項5】 必要な情報に関して、特定された情報を
    要求するステップが、ホップ数を示す情報を送信するス
    テップを含み、 前記ホップ数が所定範囲である限り、他の情報処理装置
    への要求の伝達が繰り返されることを特徴とする請求項
    4に記載の情報交換方法。
  6. 【請求項6】 前記一方の情報処理装置において、何れ
    かの他の情報処理装置から情報を取得するステップと、 前記取得した情報を取捨選択するステップとを備えたこ
    とを特徴とする請求項1ないし5の何れか一項に記載の
    情報交換方法。
  7. 【請求項7】 前記一方の情報処理装置において、何れ
    かの他の情報処理装置から情報を取得できない場合に、
    ネットワークに接続されたサーバを特定するステップ
    と、 前記サーバに対して情報の提供を要求するステップとを
    備えたことを特徴とする請求項1ないし6の何れか一項
    に記載の情報交換方法。
  8. 【請求項8】 前記情報交換にかかる情報が、ソフトウ
    ェアプログラムモジュールであることを特徴とする請求
    項1ないし7の何れか一項に記載の情報交換方法。
  9. 【請求項9】 前記情報交換にかかる情報が、デバイス
    ドライバおよびアプリケーションのうち、少なくとも一
    方であることを特徴とする請求項8に記載の情報交換方
    法。
  10. 【請求項10】 前記情報交換にかかる情報が、地図情
    報、および、地図に関して付加すべきメタ情報であるこ
    とを特徴とする請求項1ないし7の何れか一項に記載の
    情報交換方法。
  11. 【請求項11】 前記一方の情報処理装置において、他
    の情報処理装置に対して、当該他の情報処理装置のメタ
    情報に含まれる、当該他の情報処理装置の位置情報の取
    得を要求するステップと、 前記他の情報処理装置に対して、一方の情報処理装置の
    メタ情報に含まれる、当該一方の情報処理装置の位置情
    報を送信するステップとを備えたことを特徴とする請求
    項10に記載の情報交換方法。
  12. 【請求項12】 前記情報交換にかかる情報が、音声お
    よび/または楽曲の情報であることを特徴とする請求項
    1ないし7の何れか一項に記載の情報交換方法。
  13. 【請求項13】 さらに、情報処理装置においてイベン
    トおよびその発生条件を定義するステップと、 前記情報交換においてイベント発生条件が満たされた場
    合に、イベントを生じさせるステップとを備えたことを
    特徴とする請求項1ないし12の何れか一項に記載の情
    報交換方法。
  14. 【請求項14】 ネットワークを介して接続された複数
    の情報処理装置間で、データを交換するために、情報処
    理装置において実行されるプログラムであって、 必要な情報および当該情報に関して生じさせるべき動作
    を特定するステップと、 ネットワークを介して接続された他の情報処理装置に対
    して、必要な情報に関して、特定された動作を要求し
    て、当該他の情報処理装置において、前記情報に関して
    前記要求された動作を実行させて、情報処理装置間での
    情報交換を実現するステップとを、前記情報処理装置に
    実行させることを特徴とするプログラム。
  15. 【請求項15】 前記情報交換を実現するステップが、
    情報の参照、追加、削除および変更のうちの何れかを前
    記情報処理装置に実行させることを特徴とする請求項1
    4に記載のプログラム。
  16. 【請求項16】 さらに、登録された他の情報処理装置
    のアドレスを含むリストから、何れかのアドレスを選択
    するステップと、 当該アドレスを有する他の情報処理装置に対してアクセ
    スするステップとを前記情報処理装置に実行させること
    を特徴とする請求項14または15に記載のプログラ
    ム。
  17. 【請求項17】 さらに、要求を受理した場合に、当該
    要求された動作を実行できないときに、他の情報処理装
    置に対して、必要な情報に関して、特定された動作を要
    求するステップを要求するステップを、前記情報処理装
    置に実行させることを特徴とする請求項14ないし16
    の何れか一項に記載のプログラム。
  18. 【請求項18】 前記要求に含まれるホップ数を示す情
    報を参照して、当該ホップ数が所定範囲である場合に、
    前記他の情報処理装置に対して、特定された動作を要求
    するステップを、前記情報処理装置に実行させることを
    特徴とする請求項17に記載のプログラム。
  19. 【請求項19】 何れかの他の情報処理装置から情報を
    取得するステップと、 前記取得した情報を取捨選択するステップとを、前記情
    報処理装置に実行させることを特徴とする請求項14な
    いし18の何れか一項に記載のプログラム。
  20. 【請求項20】 何れかの他の情報処理装置から情報を
    取得できない場合に、ネットワークに接続されたサーバ
    を特定するステップと、 前記サーバに対して情報の提供を要求するステップと
    を、前記情報処理装置に実行させることを特徴とする請
    求項14ないし18の何れか一項に記載のプログラム。
  21. 【請求項21】ネットワークを介して接続された他の情
    報処理装置との間で、データを交換可能な情報処理装置
    であって、 一方の情報処理装置において、必要な情報および当該情
    報に関して生じさせるべき動作を特定する第1の手段
    と、 ネットワークを介して接続された他の情報処理装置に対
    して、必要な情報に関して、特定された動作を要求する
    第2の手段とを備え、 当該他の情報処理装置において、前記情報に関して前記
    要求された動作が実行されることで、情報処理装置間で
    の情報交換が実現されることを特徴とする情報処理装
    置。
  22. 【請求項22】 さらに、それぞれが、ネットワークを
    介して他の情報処理装置と通信可能な、複数の通信手段
    と、 前記複数の通信手段のうちのいずれかを選択する第1の
    選択手段とを備えたことを特徴とする請求項21に記載
    の情報処理装置。
  23. 【請求項23】 さらに、情報処理装置の現在位置を取
    得する位置情報取得手段を備えたことを特徴とする請求
    項21または22に記載の情報処理装置。
  24. 【請求項24】 複数の位置情報取得手段と、 前記複数の位置情報取得手段のうちの何れかを選択する
    第2の選択手段とを備えたことを特徴とする請求項23
    に記載の情報処理装置。
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