JP2003150327A - 情報機器 - Google Patents

情報機器

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JP2003150327A
JP2003150327A JP2001352945A JP2001352945A JP2003150327A JP 2003150327 A JP2003150327 A JP 2003150327A JP 2001352945 A JP2001352945 A JP 2001352945A JP 2001352945 A JP2001352945 A JP 2001352945A JP 2003150327 A JP2003150327 A JP 2003150327A
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Masanori Tanaka
正規 田中
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部記憶装置の装着忘れ、誤装着に気付かず
に情報機器本体の起動を続けることを防止し、情報の消
失や流失を無くす。 【解決手段】 電源投入時に外部記憶装置の接続部3へ
の装着忘れ、誤装着を検出する。不揮発メモリ2に外部
記憶装置に対するチェック有無情報を設定する。外部記
憶装置の初期装着時、識別情報を生成し外部記憶装置に
付与すると伴に本体に識別情報を保存し、チェック有を
セットする。次の電源投入時、チェック有状態で、外部
記憶装置検出部4で装着が検出されない時に装着忘れを
検出し、又識別情報が不一致の時に装着違いを検出する
と伴に、この状態では整合処理(本体管理情報と実際に
外部記憶装置が持つ情報内容の整合をとる)ができない
ので警告を発し、起動を中断させ、不整合が解消されな
いまま動作が実行されると起き得る情報の消失や流失を
無くす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、取り外し可能な外
部記憶装置が接続可能な情報機器(例えば、コピー機、
プリンタ、ファクシミリ、デジタルカメラ、携帯電話
等)に関し、より詳細には、接続した外部記憶装置の記
憶情報を情報機器本体の管理下に置き、記憶領域の拡張
を図ることを可能にした前記情報機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、取り外し可能な外部記憶装置
(例えば、ハードディスクやメモリカードなどのリムー
バブルメディア)を接続可能にした情報機器として、コ
ピー機、プリンタ、ファクシミリ、カメラ、携帯電話等
の様々な機器が知られている。この中で、外部記憶装置
にIDカードを用い、本体情報機器の利用をIDカードの入
力により認証された特定のユーザのみに許可するといっ
たものがよく知られており、利用形態としてIDの認証に
よりサーバが保有する情報へのアクセスを許可するよう
にした例を特開平11-250012号公報(但し、この例はサ
ーバがネットワーク上に存在する)に見ることができ
る。また、外部記憶装置にハードディスクを用い、情報
機器本体との間で相互に情報の転送を可能とすることに
より、利用可能な記憶領域の拡張を図るといった目的で
用いられたものも知られており、利用形態としてDATド
ライブ本体の記録部のバックアップに用いるようにした
例を特開2000-268536号公報に見ることができる。
【0003】上記したところの前者の例は、サーバが保
有する情報へクライアントがアクセスする場合に用いた
ものであるから、クライアント側から情報を提供した
り、サーバがクライアントの保有する情報を管理すると
いったことは、通常行わない。ところが、後者の例で
は、情報機器本体が利用できる記憶領域の拡張を図ると
いった目的で用いられたものであり、本体側で外部記憶
装置に記憶された情報を管理している。即ち、情報機器
本体は、外部記憶装置のどの記憶領域に何の情報が格納
されているかを知っている必要があり、そのための管理
情報を保有している。特に、上述の例(特開2000-26853
6号公報)では、管理情報による適正な管理を可能とす
るために、一度情報を記録したリムーバブルメディアに
時間を経過した後に新しい情報を追加記録することがで
きないようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、取り外し可
能な外部記憶装置を接続可能にし、接続された外部記憶
装置に記憶された情報を情報機器本体側で管理可能にし
たこの種の情報機器における外部記憶装置として、本体
のバックアップのみに用いるだけでなく、情報機器本体
とは無関係に外部で作成された情報を取り込むことが可
能な形式の装置(即ち、ユーザが自由に本体から取り外
しでき、他の情報機器と互換性のあるメディアを使用す
る装置)を用いる場合がある。この場合には、情報機器
本体で使用した後、互換性のある他の機器で使用するこ
とにより、情報内容を変更(追加、削除を含む)するこ
とがあり、こうした場合に、この外部記憶装置に関する
管理情報として情報機器本体で管理している情報と実際
に装置が記憶している情報内容に不整合が生じる。この
不整合を解消するために、これまでは、情報機器に電源
投入した時に、外部記憶装置を使用する動作を行わせる
ためにユーザにより本体接続部に装着された外部記憶装
置により整合をとる。つまり、電源投入時に装着された
外部記憶装置が保有する管理情報(情報内容が変更され
ている場合、それを含む)を本体の管理情報に取り込む
ことにより不整合を解消している。
【0005】しかしながら、これまで、電源投入時に外
部記憶装置の装着忘れや装着違いが発生し、不整合が解
消されないまま動作が実行されることがあり、情報の消
失や流失が起きるという問題点があり、この問題点に対
して有効な解決手段が提供されなかった。本発明は、取
り外し可能な外部記憶装置が接続可能な情報機器におけ
る上記した従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、
その目的は、ユーザが外部記憶装置の装着忘れや装着違
いに気が付かずに情報機器の操作を行うことを防止する
手段を備え、情報機器本体で管理している情報と実際に
外部記憶装置が記憶している情報内容に生じ得る不整合
が解消されないまま動作が実行されることにより起きる
情報の消失や流失を無くすようにした情報機器(コピー
機、プリンタ、ファクシミリ、カメラ、携帯電話等)を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、取り
外し可能な外部記憶装置を接続する接続部を有し、該接
続部を介して外部記憶装置との間で相互に情報の転送が
可能な情報機器であって、前記接続部への外部記憶装置
の装着有無を検出する手段と、外部記憶装置に対するチ
ェック手段と、外部記憶装置に対するチェック有無情報
を記憶する手段とを備え、前記チェック手段は、機器起
動時にチェック有り情報が記憶されている状態で、外部
記憶装置の装着無しを検出したときに、異常信号を出力
するようにしたことを特徴とする情報機器である。
【0007】請求項2の発明は、請求項1に記載された
情報機器において、前記チェック手段は、機器起動時に
チェック無し情報が記憶されている状態で、外部記憶装
置の装着有りを検出したときに、外部記憶装置を使用可
能にするための初期化処理を行うとともに、前記チェッ
ク有無情報の記憶をチェック有りに変更するための信号
を出力するようにしたことを特徴とするものである。
【0008】請求項3の発明は、請求項2に記載された
情報機器において、前記チェック手段は、前記初期化処
理として、外部記憶装置に対する識別情報の付与及び該
識別情報を照合用の情報として保存する処理を行い、以
降の機器起動時に前記識別情報による外部記憶装置に対
する照合チェックを行い、照合不可時に異常信号を出力
するようにしたことを特徴とするものである。
【0009】請求項4の発明は、請求項1乃至3のいず
れかに記載された情報機器において、前記異常信号を受
けて起動処理を中断して、警告を行う手段を備えたこと
を特徴とするものである。
【0010】請求項5の発明は、請求項4に記載された
情報機器において、前記起動処理を中断して、警告を行
う手段を動作させる異常信号の出力を無視して、強制的
に起動処理を続けることを可能にする手段を備えたこと
を特徴とするものである。
【0011】請求項6の発明は、請求項5に記載された
情報機器において、前記チェック手段は、識別情報によ
る外部記憶装置に対する照合が不可状態にあって強制的
に起動処理を続けたときに、装着された外部記憶装置を
使用可能にするための初期化処理を行うようにしたこと
を特徴とすものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の情報機器を添付する図面
とともに示す以下の実施例に基づき説明する。先ず、取
り外し可能な外部記憶装置を接続可能とした本発明に係
わる情報機器の実施例について、図1を参照して説明す
る。図1に示すように、例示する情報機器は、マイコン
1と、不揮発メモリ2と、接続部3と、外部記憶装置検
出部4と、警告装置部5と、時計回路6と、バス9を構
成要素として有する。図1において、マイコン1は、内
部メモリに制御プログラムを搭載し、バス9によって接
続した下記の構成要素を含む情報機器の各部を制御下に
おき、プログラムに従う動作を実行する。不揮発メモリ
2は、SRAMやフラッシュメモリのような不揮発性の
メモリであり、電源OFF後も動作に必要な設定条件、或
いは管理情報等を記憶し、電源ON時に用いることができ
るようにする。接続部3は、図示しない外部記憶装置を
接続するインターフェース部として、外部記憶装置との
間で相互に情報交換を行なうことを可能にする。ここで
用いる外部記憶装置は、利用者が自由に着脱ができる形
式のハードディスクやメモリカードなどのリムーバブル
メディアを使用し、それらに適したインターフェースを
用いる。本例では、接続部に装着した外部記憶装置を原
則的に本体内蔵記憶部の拡張機能として、本体の管理下
に置き、継続的にその利用を図るようにする。そのため
に、一度使用した外部記憶装置について、それが保有す
る管理情報(どの記憶領域に何の情報が格納されている
かといったことを管理する情報)を本体側で不揮発に記
憶しておく。また、一つのジョブを終了し本体から取り
外した後に、再度装着され起動したときには、外部記憶
装置に関する管理情報として本体で管理している情報と
実際に外部記憶装置が記憶している情報内容を整合させ
るようにする。外部記憶装置検出部4は、接続部3に外
部記憶装置が装着された状態あるか否かの装着有無を検
出するための手段である。警告装置部5は、機器が異常
を検出したときに、ユーザに対し警告を行なう装置で、
表示装置やブザー、LEDなどを用いる。時計回路6
は、クロックを発生する回路で、時間によりコントロー
ルされる動作に用いる基準信号やカレンダー情報を生成
するために用いられる。
【0013】なお、図1に示す実施例の構成は、本発明
を実施するために必要な構成部分を主として示したの
で、適用する特定の情報機器に必要な構成要素が省略さ
れている。よって、特定の情報機器を構成するために
は、マイコンにその機器が対象とする情報の入出力或い
は処理・操作を行うために必要な制御プログラムを搭載
し、制御プログラムに従い対象とする情報を入出力する
装置、或いは情報に必要な処理・操作を施すための手段
を構成要素として備える必要がある。
【0014】次に、上記した情報機器(図1)の起動時
に実行される外部記憶装置に対するチェック処理に係わ
る実施形態について説明する。 「実施形態1」本発明では、上記したように、一度使用
(装着)した外部記憶装置を本体の管理下に置いて、原
則的に装着状態で機器を起動する。即ち、本体で管理し
ている外部記憶装置に関する管理情報と実際に外部記憶
装置が記憶している情報内容の不整合が生じることがな
いような状態で機器を動作させるようにする。このため
に、ここでは、一度でも既に装着され、そのチェックを
受けたことがあるか、その状態を示すチェック有無情報
を設定するようにし、チェック「有」状態で、外部記憶
装置を装着せずに機器が起動された場合に、異常信号を
発し、警告を行うようにする。
【0015】図2は、本実施形態に係わる外部記憶装置
に対するチェック処理のフローチャートを示す。図2を
参照して、マイコン1により行われるこの処理の動作を
説明すると、機器を使用するために、機器に電源が供給
され、起動されたところで、先ず、外部記憶装置検出部
4により外部記憶装置の装着有無を検出する。ここで、
検出結果として外部記憶装置の装着が検出できたか否か
を調べ、検出できなかったとき(S21−検出しな
い)、不揮発メモリ(1)に設定されたチェック有無情報
を確認する(S22)。なお、不揮発メモリ(1)は、外
部記憶装置が一度でも過去に装着され、そのチェックを
受けたことがあるか、その状態を示すチェック有無情報
を設定するために不揮発メモリ2に用意されたメモリ領
域である。不揮発メモリ(1)に設定されたチェック有無
情報が、外部記憶装置のチェック「有」であるときは、
外部記憶装置を装着することによりはじめて正常な動作
が保証されるが、ここでは装着されていない状態にある
ので、異常信号を発生させ、異常時に行う処理として、
警告を行なうとともに、起動を中断する(S23)。な
お、この時に行う警告は、結果的に不整合が発生するか
どうか不明な段階で警告をする場合であるから、表示装
置などが使用出来ない場合がある。そのときはブザーや
LED等の単純な警告方法を用いる。上記のように、起
動時に異常処理を行うことにより、情報機器本体で管理
している情報と実際に外部記憶装置が記憶している情報
内容に不整合があっても、不整合が解消されないまま動
作が実行されることを回避でき、不整合により起き得る
情報の消失や流失を防ぐことが可能になる。また、S2
1で外部記憶装置の装着が検出された場合、或いは装着
が検出されずかつ不揮発メモリ(1)に設定されたチェッ
ク有無情報がチェック「無」であるとき(S22−
「無」)は、次処理に移行させる。
【0016】「実施形態2」本実施形態は、上記「実施
形態1」に示した外部記憶装置に対するチェック処理の
実行に必要な条件を設定するための処理に係わる。この
処理は、機器の製造直後、或いはユーザが新品の機器を
初めて使用するタイミングで、外部記憶装置が接続部3
に装着されるときに実行することを想定したもので、外
部記憶装置及び本体の不揮発メモリ(1)の初期化を自動
的に行う処理である。この初期化処理は、「実施形態
1」を基本とする外部記憶装置に対するチェックを行う
ための前提条件を整えるための処理で、外部記憶装置の
使用開始処理として、本体による管理を可能にする管理
領域のフォーマット化等の処理及び不揮発メモリ(1)の
設定処理を内容とし、機器の初期化処理の一つとして行
うことが可能である。
【0017】図3は、本実施形態に係わる初期化処理の
フローチャートを示す。図3を参照して、マイコン1に
より行われるこの処理の動作を説明すると、機器を起動
し、初期化処理が開始されると、先ず、不揮発メモリ2
に管理されている管理情報を全て消去する(S31)。
従って、外部記憶装置に対するチェック有無情報を設定
するために不揮発メモリ2に用意されたメモリ領域も消
去され、不揮発メモリ(1)の設定がチェック「無」とな
る。次いで、外部記憶装置の装着有無を検出する外部記
憶装置検出部4の検出結果により装置の装着を確認した
ところで(S32−検出した)、外部記憶装置に対し、
その使用を可能に(本体による管理を可能に)するため
の処理として、管理領域のフォーマット化等の初期化処
理を行う(S33)。また、この処理と同時に、上記し
た外部記憶装置のチェック(なお、本書で“チェック”
という場合、外部記憶装置の装着有無の検出を行うこと
を指す外に、フォーマット化或いは後記する識別情報の
記録等の設定を行うことを含めた操作を指す)を受けた
ので、不揮発メモリ(1)に設定するチェック有無情報を
チェック「有」とし(S34)、次処理に移行させる。
【0018】「実施形態3」本実施形態は、外部記憶装
置に対するチェック処理の実行に必要な条件を設定する
ための処理に係わる。この処理は、上記「実施形態2」
で行った初期化処理において、さらに新たな条件設定を
追加するようにしたものである。新たに設定される条件
は、外部記憶装置の誤装着、即ち本機で管理していない
外部記憶装置をチェックできるようにするための条件設
定を行うものである。この条件は、本機で初期化処理を
行う際に受け入れた外部記憶装置に識別情報を付与する
ことにより設定し、その後の起動時に本体側で記憶して
おいた識別情報との照合により誤装着をチェックする。
チェックの結果、識別情報が一致しない、例えば、互換
性のある他の情報機器で管理されている外部記憶装置が
装着された場合に、その使用を排除することにより、先
に述べた不整合により起き得る情報の消失や流失を防ぐ
ことを可能にする。この処理は、機器の製造直後、或い
はユーザが新品の機器を初めて使用するタイミングで、
外部記憶装置が接続部3に装着されるときに、作成した
識別情報を外部記憶装置に記録し、同時に不揮発メモリ
2に用意されたメモリ領域である不揮発メモリ(2)にこ
の識別情報を記憶することにより行われ、上記「実施形
態2」で行った初期化処理の一部に追加することにより
実施できる。
【0019】図4は、本実施形態に係わる初期化処理の
フローチャートを示す。図4に示す処理は、上記のよう
に、上記「実施形態2」で行った初期化処理の一部に、
識別情報に係わる処理(ステップS45)を追加するこ
とにより実施するものである。従って、「実施形態2」
のフロー(図3のステップS31〜34)と同一の本実
施形態のステップS41〜S44までの手順について
は、先の図3の説明を参照することとし、ここでは記述
を省略する。本例のフローでは、初期化処理の一つとし
て、装着された外部記憶装置に識別情報を記録する。そ
のために、識別情報を作成する。識別情報の作成は、任
意の方法を用いることが可能である。例えば、時計回路
6によって出力されるカレンダー情報を用いて作成した
り、乱数や機種名情報を入力にして作成することができ
る。このようにして作成した識別情報を外部記憶装置に
記録する(S45)。このとき、ステップS43でフォ
ーマット化した管理情報領域の所定の箇所に書き込むこ
とになる。同時に本体の不揮発メモリ2に用意されたメ
モリ領域である不揮発メモリ(2)にも作成されたこの識
別情報を記憶し(S45)、その後の起動時に接続され
た外部記憶装置に記録した識別情報との照合に用いるこ
とができるようにする。
【0020】「実施形態4」本実施形態は、上記(図
4)のようにして初期化処理をした後、起動時に行う外
部記憶装置に対するチェック処理に係わるものである。
この実施形態を、図5に示すチェック処理のフローチャ
ートを参照して説明する。機器を使用するために電源が
供給され、起動が開始されたところで、マイコン1は、
先ず、外部記憶装置検出部4による外部記憶装置の装着
有無の検出結果から装着されたか否かを認識し、認識で
きなかったとき(S51−検出しない)、不揮発メモリ
(1)に設定されたチェック有無情報を確認する(S5
2)。不揮発メモリ(1)に設定されたチェック有無情報
が、外部記憶装置のチェック「有」であるときは、外部
記憶装置を装着することによりはじめて正常な動作が保
証されるが、ここでは装着されていない状態にあるの
で、異常信号を発生させ、異常時に行う処理として、警
告を行なうとともに、起動を中断する(S53)。以上
の処理が、起動時に外部記憶装置の装着が必要であるの
に、装着忘れ等をした場合をチェックする手順である。
装着チェックをパスすると(S51−検出した)、次の
誤装着のチェックに移行する。誤装着チェックの始め
に、外部記憶装置に記録した識別情報を読み出す(S5
4)。次いで、読み出した外部記憶装置に記録した識別
情報と本体の不揮発メモリ(2)に記憶して置いた識別情
報(図4、S45)を照合し、一致するか否かを調べる
(S55)。その結果、一致する場合には、正常な動作
が可能であるから次の処理に移行させる。一方、一致し
ない場合には(S55−一致しない)、誤装着であり、
正常な動作が保証できないので、異常信号を発生させ、
異常時に行う処理として、警告を行なうとともに、起動
を中断する(S56)。
【0021】「実施形態5」本実施形態は、外部記憶装
置に対するチェックを可能にした上記「実施形態1」に
おいて、チェック結果を無視して、強制的に起動を続け
る設定を可能にする手段を備えたものに係わる。本実施
形態は、一度装着した外部記憶装置を本体の管理下に置
いて、原則的にその外部記憶装置を装着した状態で機器
を起動するとした上記「実施形態1」において、例外的
に無装着でも起動を継続できるようにする。この処理
は、「強制立ち上げ」設定を指示することにより実行可
能とするが、例外的な処理として、誰でもが指示できる
ようにせず、特定の人間が指示できるような方式を採用
すると良い。「強制立ち上げ」設定が指示されると、不
揮発メモリ2に用意されたメモリ領域である不揮発メモ
リ(3)にこの設定の有無情報を記憶しておく。
【0022】図6は、「強制立ち上げ」設定を可能とし
た本実施形態に係わる外部記憶装置に対するチェック処
理のフローチャートを示す。図6に示す処理は、上記の
ように、「実施形態1」で行ったチェック処理(図2)
の一部に、「強制立ち上げ」設定に係わる処理(ステッ
プS63)を追加することにより実施するものである。
従って、「実施形態1」のフロー(図2のステップS2
1,22,23)と同一の本実施形態のステップS6
1,62,64の手順については、先の図2の説明を参
照することとし、ここでは記述を省略する。本例のフロ
ーでは、無装着でも起動を継続できるようにするため
に、ステップS63を追加している。追加ステップ(S
63)までの手順では、一度外部記憶装置の装着があっ
た(S62で不揮発メモリ(1)にチェック有情報が設
定)が、現時点で装着が無い(S61で外部記憶装置が
検出されず)状態にあり、この場合に、「強制立ち上
げ」が設定されているか否かを、不揮発メモリ(3)を参
照して調べる(S63)。この結果、設定されていない
場合には、「実施形態1」と同様に異常処理を実行する
(S64)。一方、不揮発メモリ(3)に「強制立ち上
げ」が設定されている場合には(S63−「強制立ち上
げ」設定)、起動を継続して、次の処理に移行させる。
なお、この時に本体内で管理情報として保有している外
部記憶装置の利用に関する情報を消去することが望まし
い。
【0023】「実施形態6」本実施形態は、外部記憶装
置に対するチェックを可能にした上記「実施形態4」に
おいて、チェック結果を無視して、強制的に起動を続け
る設定を可能にする手段を備えたものに係わる。本実施
形態では、一度装着した外部記憶装置に識別情報を付与
して本体の管理下に置き、識別情報を付けた装置以外を
排除した形で、管理下に置いた外部記憶装置を装着した
状態で機器を起動することを原則とした上記「実施形態
4」において、例外的に識別情報の照合不可でも起動を
継続できるようにする。この処理は、「強制立ち上げ」
設定を指示することにより実行可能とするが、例外的な
処理として、誰でもが指示できるようにせず、特定の人
間が指示できるような方式を採用すると良い。「強制立
ち上げ」設定が指示されると、設定の有無情報を記憶す
るために不揮発メモリ2に用意された不揮発メモリ(3)
の領域に設定「有」を記憶しておく。「強制立ち上げ」
設定をして起動を継続するときには、識別情報の照合が
不可であっても、受け入れた外部記憶装置に対し、上記
「実施形態3」に示したと同様の初期化処理を行うよう
にする。
【0024】図7は、「強制立ち上げ」設定を可能とし
た本実施形態に係わる外部記憶装置に対するチェック処
理のフローチャートを示す。図7に示す処理は、上記の
ように、「実施形態4」で行ったチェック処理(図5)
の一部に、「強制立ち上げ」設定に係わる処理(ステッ
プS76)及び初期化処理(ステップS78〜80)を
追加することにより実施するものである。従って、「実
施形態4」のフロー(図5のステップS51〜56)と
同一の本実施形態のステップS71〜75,77の手順
については、先に記載した図5の説明を参照することと
し、ここでは記述を省略する。本例の特徴部分を説明す
ると、本例のフローでは、識別情報の照合が不可でも起
動を継続できるようにするために、ステップS76を追
加している。この追加ステップ以前の手順では、装着さ
れた外部記憶装置の識別情報の照合を行っており(S7
5)、識別情報の照合により、本体側で保存しておいた
識別情報と一致しない、つまり、利用可能(互換性のあ
る)な外部記憶装置であるが、一度も本機に装着された
ことのない装置が初めて装着されたときでも(S75−
一致しない)、この「強制立ち上げ」が設定されている
場合には、使用を可能とする。このために、図7のフロ
ーでは「強制立ち上げ」が設定されているか否かを、不
揮発メモリ(3)を参照して調べ(S76)、この結果、
設定されていない場合には、「実施形態4」で照合不可
時に行ったと同様に、警告、起動中断等の異常処理を実
行する(S77)。一方、不揮発メモリ(3)に「強制立
ち上げ」が設定されている場合には、起動を継続して、
次の処理に移行させる。本例では、次処理に移行させる
前に、照合チェックが不可となったこの外部記憶装置が
次に装着された場合に、「強制立ち上げ」を設定しなく
ても、外部記憶装置を直ちに使用でき、正常な起動が行
えるように初期化処理を実行する。初期化処理の内容
は、上述の「実施形態3」に示したと同様の手順を実行
するもので、外部記憶装置のフォーマット化などの外部
記憶装置使用開始処理(S78)、不揮発メモリ(1)に
設定するチェック有無情報をチェック「有」とする処理
(S79)、及び外部記憶装置に対する識別情報の付与
及び該識別情報を照合用の情報として保存する処理(S
80)を行った後、次処理に移行させる。
【0025】
【発明の効果】(1) 請求項1の発明に対応する効果 取り外し可能な外部記憶装置を取り外したまま起動して
も、異常状態を知らせる信号を発するので、ユーザが誰
でも着脱を行なえるような外部記憶装置を使用する場合
にユーザが装着を忘れたり、誤って外部記憶装置を取り
外しても、情報機器本体で管理している外部記憶装置に
関する管理情報と実際に外部記憶装置が記憶している情
報内容に不整合が生じたまま起動処理を継続されること
が回避でき、情報の消失や流失を無くすこと、或いは不
整合が生じないように機器本体内の情報をすべて外部記
憶装置に保存するような制御を行う必要のない機器を設
計することが可能になる。
【0026】(2) 請求項2の発明に対応する効果 上記(1)の効果に加え、外部記憶装置を初めて情報機
器本体に装着するときに、機器側で自動的に初期化処理
を行い、使用可能にしてくれるので、ユーザは外部記憶
装置を装着するだけで特別な操作を必要とせず、ユーザ
誰もが簡単に外部記憶装置を使用することが可能にな
る。 (3) 請求項3の発明に対応する効果 上記(2)の効果に加え、初期化処理で外部記憶装置に
付与した識別情報によって、装着される外部記憶装置の
チェックを可能にしたので、互換性のある他の外部記憶
装置を装着した場合等、装置の誤装着による起き得る情
報の消失をより完全に防止することが可能になる。 (4) 請求項4の発明に対応する効果 上記(1)〜(3)の効果を実現するための有効な実施
化手段を提供することができる。
【0027】(5) 請求項5の発明に対応する効果 上記(4)の効果に加え、異常信号の出力を無視して、
強制的に起動処理を続けるような設定を可能にしたの
で、使用状況に合わせて強制起動処理の設定を行うこと
により、機器のパフォーマンスの向上を図ることが可能
になる。 (6) 請求項6の発明に対応する効果 上記(5)の効果に加え、装着された外部記憶装置に対
する識別情報の照合が不可であっても強制的に起動処理
を続けたときに、装着された外部記憶装置を初期化し
て、利用可能な状態にセットするようにしたので、通常
処理に復帰させても、直ちに適正な動作を行うことが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 取り外し可能な外部記憶装置を接続可能とし
た本発明に係わる情報機器の実施例を示す。
【図2】 外部記憶装置に対するチェック処理(「実施
形態1」)のフローチャートを示す。
【図3】 外部記憶装置を管理するための初期化処理
(「実施形態2」)のフローチャートを示す。
【図4】 外部記憶装置を管理するための初期化処理
(「実施形態3」)のフローチャートを示す。
【図5】 外部記憶装置に対するチェック処理(「実施
形態4」)のフローチャートを示す。
【図6】 「強制立ち上げ」設定を可能とした外部記憶
装置に対するチェック処理(「実施形態5」)のフロー
チャートを示す。
【図7】 「強制立ち上げ」設定を可能とした外部記憶
装置に対するチェック処理(「実施形態6」)のフロー
チャートを示す。
【符号の説明】
1…マイコン、 2…不揮発メモ
リ、3…接続部、 4…外部記憶
装置検出部、5…警告装置部、 6…
時計回路、9…バス。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取り外し可能な外部記憶装置を接続する
    接続部を有し、該接続部を介して外部記憶装置との間で
    相互に情報の転送が可能な情報機器であって、前記接続
    部への外部記憶装置の装着有無を検出する手段と、外部
    記憶装置に対するチェック手段と、外部記憶装置に対す
    るチェック有無情報を記憶する手段とを備え、前記チェ
    ック手段は、機器起動時にチェック有り情報が記憶され
    ている状態で、外部記憶装置の装着無しを検出したとき
    に、異常信号を出力するようにしたことを特徴とする情
    報機器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された情報機器におい
    て、前記チェック手段は、機器起動時にチェック無し情
    報が記憶されている状態で、外部記憶装置の装着有りを
    検出したときに、外部記憶装置を使用可能にするための
    初期化処理を行うとともに、前記チェック有無情報の記
    憶をチェック有りに変更するための信号を出力するよう
    にしたことを特徴とする情報機器。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載された情報機器におい
    て、前記チェック手段は、前記初期化処理として、外部
    記憶装置に対する識別情報の付与及び該識別情報を照合
    用の情報として保存する処理を行い、以降の機器起動時
    に前記識別情報による外部記憶装置に対する照合チェッ
    クを行い、照合不可時に異常信号を出力するようにした
    ことを特徴とする情報機器。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載された
    情報機器において、前記異常信号を受けて起動処理を中
    断して、警告を行う手段を備えたことを特徴とする情報
    機器。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載された情報機器におい
    て、前記起動処理を中断して、警告を行う手段を動作さ
    せる異常信号の出力を無視して、強制的に起動処理を続
    けることを可能にする手段を備えたことを特徴とする情
    報機器。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載された情報機器におい
    て、前記チェック手段は、識別情報による外部記憶装置
    に対する照合が不可状態にあって強制的に起動処理を続
    けたときに、装着された外部記憶装置を使用可能にする
    ための初期化処理を行うようにしたことを特徴とする情
    報機器。
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