JP2003150261A - ダンパー力付与操作制御装置 - Google Patents

ダンパー力付与操作制御装置

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JP2003150261A
JP2003150261A JP2001350451A JP2001350451A JP2003150261A JP 2003150261 A JP2003150261 A JP 2003150261A JP 2001350451 A JP2001350451 A JP 2001350451A JP 2001350451 A JP2001350451 A JP 2001350451A JP 2003150261 A JP2003150261 A JP 2003150261A
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knob
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operating speed
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Satoru Hayasaka
哲 早坂
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノブ操作速度を用いたフォース量の演算時
に、演算対象のノブ操作速度を、ノブ操作速度からフォ
ースフィードバック系が不安定動作になるノブ操作速度
を差し引いたオフセット操作速度にし、常時、ノブ操作
時の優れた操作感覚を得るダンパー力付与操作制御装置
を提供する。 【解決手段】 ノブ1aを有する手動操作部1、ノブ1
aの操作状態を検出してノブ変位情報を発生するノブ変
位検知部2、ノブ変位情報から得たノブ操作速度をフォ
ース量に変換設定する制御部3、ノブ1aの操作時にフ
ォース量に対応したダンパー力をノブ1aに付与するフ
ォース付与部6を備え、制御部3は、ノブ操作速度をフ
ォース量に変換する際、ノブ操作速度が規定速度に満た
ない場合、ノブ操作速度をゼロとしてフォース量を設定
し、ノブ操作速度が規定速度を超えている場合、ノブ操
作速度から規定速度を差し引いたオフセット操作速度を
用いてフォース量を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダンパー力付与操
作制御装置に係り、特に、手動操作部のノブを手動操作
する際に、ノブの操作に伴うフォース制御系統の動作を
安定化し、ノブにダンパー力を付与する際に、ダンパー
力をスムースに付与するようにしたダンパー力付与操作
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、操作可能なノブを有する手動操
作部を備えた操作制御装置においては、ノブを手動操作
したときの操作感覚を良好にするとともに、手動操作さ
れるノブの操作位置を確定するため、ノブの手動操作時
にダンパー力を付与するようにしたダンパー力付与操作
制御装置が知られている。
【0003】ここで、図3は、既知のダンパー力付与操
作制御装置の要部構成の一例を示すブロック図である。
【0004】図3に示されるように、このダンパー力付
与操作制御装置は、回動操作可能に設置されたロータリ
ーノブ31aと、ロータリーノブ31aの操作軸(図番
なし)に連結されたギア機構31bとを備えた手動操作
部31と、ロータリーノブ31aに近接配置され、ロー
タリーノブ31aの回動操作量や回動方向を検出し、そ
の検出結果に対応したノブ変位情報を発生するノブ変位
検知部32と、供給されたノブ変位情報を用いてノブ操
作速度を演算する速度演算部33a、速度演算部33a
で求めたノブ操作速度を用いてフォース量を演算するフ
ォース演算部33b、ノブ操作速度の演算時にノブ位置
情報等を一時的に格納する内部メモリ33cを備えた制
御部(CPU)33と、フォース演算部33bで求めた
フォース量をアナログフォース量に変換するデジタル−
アナログ変換部(D/A変換部)34と、デジタル−ア
ナログ変換部34で得られたアナログフォース量を電力
増幅する電力増幅部35と、駆動軸(図番なし)がギア
機構31bに結合され、ロータリーノブ31aの回動操
作に対して、供給されるアナログフォース量に応じたダ
ンパー力を付与するアクチュエータ36とからなってい
る。
【0005】前記構成によるダンパー力付与操作制御装
置は、次のように動作する。
【0006】いま、手動操作部31のロータリーノブ3
1aが回動操作されると、ノブ変位検知部32は、ロー
タリーノブ31aの回動操作量や回動方向を検出すると
ともにその検出結果に基づいて回動操作量や回動方向を
表すノブ変位情報を発生し、発生したノブ変位情報を制
御部33の速度演算部33aに供給する。速度演算部3
3aは、供給されたノブ変位情報を用いてノブ操作速度
を演算し、得られたノブ操作速度をフォース演算部33
bに供給する。フォース演算部33bは、供給されたノ
ブ操作速度を用いて同じくフォース量を演算し、得られ
たフォース量をデジタル−アナログ変換部34に供給す
る。デジタル−アナログ変換部34は、供給されたデジ
タルフォース量をアナログフォース量に変換し、得られ
たアナログフォース量を電力増幅部35に供給する。電
力増幅部35は、供給されたアナログフォース量を所定
の電力レベルになるように電力増幅し、増幅されたアナ
ログフォース量をアクチュエータ36に供給する。アク
チュエータ36は、供給されたアナログフォース量に対
応したダンパー力を、回動操作中のロータリーノブ31
aに付与する。この場合、ロータリーノブ31aに付与
されるダンパー力は、ロータリーノブ31aのノブ操作
速度に比例したもので、ノブ操作速度が大きいとき、ロ
ータリーノブ31aに印加されるダンパー力が大きくな
り、一方、ノブ操作速度が小さいとき、ロータリーノブ
31aに印加されるダンパー力が小さくなるもので、こ
のようなダンパー力をロータリーノブ31aに付与する
ことにより、ロータリーノブ31aの回動操作時の操作
感覚が優れたものになる。
【0007】この場合、ロータリーノブ31aの回動操
作が間歇的に行われるものであったときには、ロータリ
ーノブ31aに付与されるダンパー力も、その間歇的な
回動操作に対応して間歇的に付与される。
【0008】次に、図4は、図3に図示されたダンパー
力付与操作制御装置において、制御部33で実行される
情報処理の経緯を示すフローチャートである。
【0009】図4に図示されたフローチャートを用い、
制御部33で実行される情報処理の経緯についてさらに
詳しく説明する。
【0010】始めに、ステップS11において、速度演
算部33aは、ノブ変位検知部32から供給されるノブ
変位情報を取得する。
【0011】次に、ステップS12において、速度演算
部33aは、取得したノブ変位情報を用いてノブ操作速
度vを演算する。このとき得られたノブ操作速度vは、
フォース演算部33bに供給される。
【0012】次いで、ステップS13において、フォー
ス演算部33bは、供給されたノブ操作速度vに予め設
定してあるダンパー係数cを乗算して単位時間当たりの
フォース量Fc=cvを演算する。
【0013】続く、ステップS14において、フォース
演算部33bは、求めたフォース量Fcをデジタル−ア
ナログ変換部34に供給する。
【0014】続いて、ステップS15において、速度演
算部33aは、ノブ変位検知部32から供給されるノブ
変位情報の取得が未だ続行している、すなわちロータリ
ーノブ31aの回動操作が未だ続行しているか否かを判
断する。そして、ノブ変位情報の取得が未だ続行してい
ると判断した(Y)ときは、前のステップS12に戻
り、再びステップS12以降の動作が繰り返し実行さ
れ、一方、ノブ変位情報の取得が続行していないと判断
した(N)ときは、この一連の動作を終了させる。
【0015】このように、既知のダンパー力付与操作制
御装置においては、ロータリーノブ31aの回動操作時
に、ロータリーノブ31aに付与されるダンパー力は、
ロータリーノブ31aの回動操作速度vとダンパー係数
cとを乗算した値(Fc=cv)になる。
【0016】ところで、既知のダンパー力付与操作制御
装置においては、手動操作部31に使用されるノブの形
式として、図3に図示されるようなロータリーノブ31
a(ロータリータイプのノブ)の他に、2次元方向に揺
動させることができるジョイステックタイプのノブや一
定の面内で旋回させることができるレバータイプのノブ
等があり、ジョイステックタイプのノブやレバータイプ
のノブを用いた手動操作部31であっても、ノブに付与
されるダンパー力はロータリーノブ31aに付与される
ダンパー力と同じである。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】前記既知のダンパー力
付与操作制御装置は、ロータリーノブ31aのノブ操作
速度が比較的速い場合、デジタル−アナログ変換部34
に供給されるフォース量が大きくなり、デジタル−アナ
ログ変換部34から出力されるアナログフォース量も大
きいので、アナログフォース量が微小ノイズの影響を受
けたりして変動することが少なく、フォース演算部33
b、デジタル−アナログ変換部34、電力増幅部35を
含むフォースフィードバック系を安定動作させることが
できるものであるが、ロータリーノブ31aのノブ操作
速度が遅くなると、デジタル−アナログ変換部34に供
給されるフォース量が小さくなり、デジタル−アナログ
変換部34から出力されるアナログフォース量も小さい
ので、小さいアナログフォース量が微小ノイズの影響を
受けたりして適宜変動することがあり、その結果、フォ
ース演算部33b、デジタル−アナログ変換部34、電
力増幅部35を含むフォースフィードバック系が不安定
な動作状態になり、ロータリーノブ31aに付与される
ダンパー力が本来の変動でない変動をするようになり、
ロータリーノブ31aの回動操作時に、優れた操作感覚
を得ることができなくなる。
【0018】本発明は、このような技術的背景に鑑みて
なされたもので、その目的は、ノブ操作速度を用いたフ
ォース量の演算時に、演算対象のノブ操作速度を、ノブ
操作速度からフォースフィードバック系が不安定動作に
なるノブ操作速度を差し引いたオフセット操作速度に
し、常時、ノブ操作時の優れた操作感覚を得ることがで
きるダンパー力付与操作制御装置を提供することにあ
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、操作可能なノブを有する手動操作部と、
ノブの操作状態を検出してノブ変位情報を発生するノブ
変位検知部と、ノブ変位情報から得たノブ操作速度をフ
ォース量に変換設定する制御部と、ノブの操作時にフォ
ース量に対応したダンパー力をノブに付与するフォース
付与部とを備え、制御部は、ノブ操作速度をフォース量
に変換する際に、ノブ操作速度が規定速度に満たない場
合、ノブ操作速度をゼロとしてフォース量を設定し、ノ
ブ操作速度が規定速度を超えている場合、ノブ操作速度
から規定速度を差し引いたオフセット操作速度を用いて
フォース量を設定する手段を備える。
【0020】前記手段によれば、制御部おいて、ノブ操
作速度をフォース量に変換する際に、ノブ操作速度が予
め定めた規定速度、好ましくは0.005m/secに
満たない場合、ノブ操作速度をゼロ速度にしてフォース
量をゼロを設定し、ノブ操作速度が前記規定速度を超え
ている場合、ノブ操作速度から前記規定速度を差し引い
たオフセット操作速度を用いてフォース量を設定するよ
うにしたので、ノブ操作速度が遅い場合にノブに付与す
るダンパー力をゼロ、すなわちフォースフィードバック
系の制御動作を停止させ、一方、ノブ操作速度が速い場
合にノブに付与するダンパー力を本来のフォース量から
前記規定速度に見合うフォース量を差し引いたもの、す
なわちフォースフィードバック系を制御動作させるもの
の、本来のフォース量から不安定要因になるフォース量
を差し引いたものを用いるので、フォースフィードバッ
ク系を制御動作を安定状態に維持することができ、常
時、ノブ操作時の優れた操作感覚を得ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0022】図1は、本発明によるダンパー力付与操作
制御装置の一つの実施の形態を示すもので、その要部構
成を表すブロック図であり、ロータリーノブを備えた手
動操作部を用いた例を示すものである。
【0023】図1に示されるように、この実施の形態に
係わるダンパー力付与操作制御装置は、回動操作可能に
設置されたロータリーノブ1aと、ロータリーノブ1a
の操作軸(図番なし)に連結されたギア機構1bとを備
えた手動操作部1と、ロータリーノブ1aに近接配置さ
れ、ロータリーノブ1aの回動操作量や回動方向を検出
し、その検出結果に対応したノブ変位情報を発生する、
例えばエンコーダからなるノブ変位検知部2と、供給さ
れたノブ変位情報を用いてノブ操作速度を演算する速度
演算部3a、速度演算部3aで求めたノブ操作速度を用
いてフォース量を演算するフォース演算部3b、ノブ操
作速度の演算時にノブ位置情報等を一時的に格納する内
部メモリ3cを備えた制御部(CPU)3と、フォース
演算部3bで求めたフォース量をアナログフォース量に
変換するデジタル−アナログ変換部(D/A変換部)4
と、デジタル−アナログ変換部4で得られたアナログフ
ォース量を電力増幅する電力増幅部5と、駆動軸(図番
なし)がギア機構1bに結合され、ロータリーノブ1a
の回動操作に対して、供給されるアナログフォース量に
応じたダンパー力を付与するアクチュエータ6(フォー
ス付与部)とを具備しており、見掛け上は、図3に図示
された既知のダンパー力付与操作制御装置の構成要素と
同じ構成要素からなっている。
【0024】そして、ノブ変位検知部2は速度演算部3
aに接続され、速度演算部3aはフォース演算部3b及
び内部メモリ3cに接続される。フォース演算部3bは
デジタル−アナログ変換部4に接続され、デジタル−ア
ナログ変換部4は電力増幅部5に接続され、電力増幅部
5はアクチュエータ6に接続されている。
【0025】前記構成を備えたこの実施の形態に係わる
ダンパー力付与操作制御装置は、次のように動作する。
【0026】操作者が手動操作部1のロータリーノブ1
aを希望する位置まで回動操作したとき、ロータリーノ
ブ1aに近接配置されているノブ変位検知部2が、ロー
タリーノブ1aの回動状態、具体的にロータリーノブ1
aの回動操作量や回動方向を検出し、その検出結果に基
づいた回動操作量や回動方向を表すノブ変位情報を発生
し、発生したノブ変位情報を制御部3の速度演算部3a
に供給する。速度演算部3aは、供給されたノブ変位情
報を用いてノブ操作速度を演算する。このとき、速度演
算部3aは、演算したノブ操作速度が予め定めた規定速
度、例えば0.005m/secに満たないものである
か超えたものであるかを判断し、当該ノブ操作速度が規
定速度に満たないものであるとき、当該ノブ操作速度を
ゼロ速度に変換設定し、また、当該ノブ操作速度が規定
速度値を超えているものであるとき、当該ノブ操作速度
を当該ノブ操作速度から規定速度値を差し引いたオフセ
ット速度に変換設定し、変換設定したノブ操作速度をフ
ォース演算部3bに供給する。フォース演算部3bは、
変換設定したノブ操作速度が供給されると、そのノブ操
作速度を用いて同じく単位時間当たりのフォース量を演
算し、演算したフォース量をデジタル−アナログ変換部
4に供給する。デジタル−アナログ変換部4は、供給さ
れたデジタルフォース量をアナログフォース量に変換
し、変換したアナログフォース量を電力増幅部5に供給
する。電力増幅部35は、供給されたアナログフォース
量を所定の電力レベルになるように電力増幅し、電力増
幅したアナログフォース量をアクチュエータ6に供給す
る。アクチュエータ6は、供給されたアナログフォース
量に対応したダンパー力を、回動操作中のロータリーノ
ブ1aに付与する。
【0027】ここで、図2は、図1に図示されたこの実
施の形態に係わるダンパー力付与操作制御装置におい
て、制御部3で実行される情報処理の経緯を示すフロー
チャートである。
【0028】図2に図示されたフローチャートを用い、
制御部3で実行される情報処理の経緯についてさらに詳
しく説明する。
【0029】始めに、ステップS1において、速度演算
部3aは、ノブ変位検知部2から供給されるノブ変位情
報を取得する。
【0030】次に、ステップS2において、速度演算部
3aは、取得したノブ変位情報を用いてノブ操作速度v
を演算する。
【0031】次いで、ステップS3において、速度演算
部3aは、演算したノブ操作速度vが予め設定している
規定速度v0 よりも速いか否かを判断する。そして、ノ
ブ操作速度vが規定速度v0 よりも速いと判断した
(Y)ときは次のステップS4に移行し、一方、ノブ操
作速度vが規定速度v0 に満たないと判断した(N)と
きは他のステップS6に移行する。
【0032】続く、ステップS4において、速度演算部
3aは、ノブ操作速度vを、ノブ操作速度vから規定速
度v0 を差し引いたオフセット速度(v−v0 )に変換
設定し、このオフセット速度(v−v0 )をフォース演
算部3bに供給する。
【0033】続いて、ステップS5において、フォース
演算部3bは、供給されたオフセット速度(v−v0
に予め設定してあるダンパー係数cを乗算し、フォース
量Fc=c(v−v0 )を演算する。
【0034】また、ステップS6において、速度演算部
3aは、ノブ操作速度vをゼロ速度に変換設定し、この
ゼロ速度をフォース演算部3bに供給する。
【0035】次に、ステップS7において、フォース演
算部3bは、供給されたゼロ速度にダンパー係数cを乗
算し、フォース量ゼロFc=0を演算する。
【0036】次いで、ステップS8において、フォース
演算部3bは、求めたフォース量Fcをデジタル−アナ
ログ変換部4に出力供給する。
【0037】続く、ステップS9において、速度演算部
3aは、ノブ変位検知部2から供給されるノブ変位情報
の取得が未だ続行している、すなわちロータリーノブ1
aの回動操作が未だ続行しているか否かを判断する。そ
して、ノブ変位情報の取得が未だ続行していると判断し
た(Y)ときは、前のステップS2に戻り、再びステッ
プS2以降の動作が繰り返し実行され、一方、ノブ変位
情報の取得が続行していないと判断した(N)ときは、
この一連の動作を終了させる。
【0038】このように、この実施の形態に係わるダン
パー力付与操作制御装置によれば、ロータリーノブ1a
を回動操作した場合、ロータリーノブ1aのノブ操作速
度vが規定速度v0 よりも遅ければ、ロータリーノブ1
aに印加されるダンパー力がゼロになり、ロータリーノ
ブ1aの回動操作時にロータリーノブ1aに何等のダン
パー力が付与されない状態で回動操作することができ、
一方、ロータリーノブ1aのノブ操作速度vが規定速度
0 よりも速ければ、ロータリーノブ1aに印加される
ダンパー力がオフセット速度(v−v0 )に従った大き
さになり、ロータリーノブ1aの回動操作時にロータリ
ーノブ1aにノブ操作速度に対応したダンパー力をロー
タリーノブ1aに付与した状態で回動操作することがで
きるもので、常時、フォースフィードバック系が安定し
た制御動作状態になるので、ロータリーノブ1aの回動
操作時にその操作感覚を優れたものにすることができ
る。
【0039】なお、前記実施の形態においては、手動操
作部1に使用されるノブがロータリーノブ1aである例
を挙げて説明したが、本発明のダンパー力付与操作制御
装置に用いられる手動操作部1は、ノブがロータリーノ
ブ1aである例に限られるものでなく、ノブを2次元方
向に揺動させることができるジョイステックタイプのノ
ブや一定の面内で旋回させることができるレバータイプ
のノブ等であっても、ロータリーノブ1aに付与される
ダンパー力と同じダンパー力をこれらのノブに付与する
ことにより、ロータリーノブ1aで得られる機能と同様
の機能を得ることが可能になる。
【0040】また、前記実施の形態においては、ノブ変
位検知部2がエンコーダである例を挙げて説明したが、
本発明のダンパー力付与操作制御装置に用いられるノブ
変位検知部2は、エンコーダである例に限られるもので
なく、ノブがジョイステックタイプのノブである場合等
においてはポテンショメータであってもよい。
【0041】さらに、前記実施の形態においては、フォ
ース付与部にアクチュエータ6を用いた例を挙げて説明
したが、本発明のダンパー力付与操作制御装置に用いら
れるフォース付与部は、アクチュエータ6である例に限
られるものでなく、モータであってもよい。
【0042】この他に、前記実施の形態においては、予
め定めた規定速度v0 として0.005m/secであ
る例を挙げている。この場合、規定速度v0 を0.00
5m/secに設定することは好ましいことではあるも
のの、本発明のダンパー力付与操作制御装置において、
規定速度v0 を0.005m/secに設定することに
限定的な意味があるものではなく、構成されたダンパー
力付与操作制御装置に応じて適宜変更できる値であるこ
とはいうまでもない。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、制御部
おいて、ノブ操作速度をフォース量に変換する際に、ノ
ブ操作速度が予め定めた規定速度、好ましくは0.00
5m/secに満たない場合、ノブ操作速度をゼロ速度
にしてフォース量をゼロを設定し、ノブ操作速度が前記
規定速度値を超えている場合、ノブ操作速度から前記規
定値速度を差し引いたオフセット操作速度を用いてフォ
ース量を設定するようにしたので、ノブ操作速度が遅い
場合にノブに付与するダンパー力をゼロ、すなわちフォ
ースフィードバック系の制御動作を停止させ、一方、ノ
ブ操作速度が速い場合にノブに付与するダンパー力を本
来のフォース量から前記規定値速度に見合うフォース量
を差し引いたもの、すなわちフォースフィードバック系
を制御動作させるものの、本来のフォース量から不安定
要因になるフォース量を差し引いたものを用いるので、
フォースフィードバック系を制御動作を安定状態に維持
することができ、常時、ノブ操作時の優れた操作感覚を
得ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるダンパー力付与操作制御装置の一
つの実施の形態を示すもので、その要部構成を表すブロ
ック図である。
【図2】図1に図示されたこの実施の形態に係わるダン
パー力付与操作制御装置において、制御部で実行される
情報処理の経緯を示すフローチャートである。
【図3】既知のダンパー力付与操作制御装置の要部構成
の一例を示すブロック図である。
【図4】図3に図示されたダンパー力付与操作制御装置
の制御部で実行される情報処理の経緯を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 手動操作部 1a ロータリーノブ 1b ギア機構 2 ノブ変位検知部 3 制御部(CPU) 3a 速度演算部 3b フォース演算部 3c 内部メモリ 4 デジタル−アナログ変換部(D/A変換部) 5 電力増幅部 6 アクチュエータ(フォース付与部)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作可能なノブを有する手動操作部と、
    前記ノブの操作状態を検出してノブ変位情報を発生する
    ノブ変位検知部と、前記ノブ変位情報から得た前記ノブ
    操作速度をフォース量に変換設定する制御部と、前記ノ
    ブの操作時に前記フォース量に対応したダンパー力を前
    記ノブに付与するフォース付与部とを備え、前記制御部
    は、前記ノブ操作速度を前記フォース量に変換する際
    に、前記ノブ操作速度が規定速度に満たない場合、前記
    ノブ操作速度をゼロとして前記フォース量を設定し、前
    記ノブ操作速度が規定速度を超えている場合、前記ノブ
    操作速度から前記規定速度を差し引いたオフセット操作
    速度を用いて前記フォース量を設定することを特徴とす
    るダンパー力付与操作制御装置。
  2. 【請求項2】 前記規定速度は、0.005m/sec
    であることを特徴とする請求項1に記載のダンパー力付
    与操作制御装置。
  3. 【請求項3】 前記ノブは、ジョイステック型ノブであ
    ることを特徴とする請求項1または2に記載のダンパー
    力付与操作制御装置。
  4. 【請求項4】 前記ノブは、ロータリー型ノブであるこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載のダンパー力付
    与操作制御装置。
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Cited By (4)

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