JP2003149932A - 異常検知システム及び現像剤残量表示システム - Google Patents

異常検知システム及び現像剤残量表示システム

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JP2003149932A
JP2003149932A JP2001347886A JP2001347886A JP2003149932A JP 2003149932 A JP2003149932 A JP 2003149932A JP 2001347886 A JP2001347886 A JP 2001347886A JP 2001347886 A JP2001347886 A JP 2001347886A JP 2003149932 A JP2003149932 A JP 2003149932A
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forming apparatus
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Hiroshi Sato
博 佐藤
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大容量化されたカートリッジにおいても、カ
ートリッジ及び画像形成装置の異常検知を可能とし、異
常が発生したカートリッジ及び画像形成装置が使用され
ることでさらに甚大な破損に至ることを未然に防ぐこと
のできる異常検知システムを提供する。 【解決手段】 現像剤残量検知手段20の検知出力を統
計的手法により処理して現像剤残量として確定する処理
手段44と、統計的手法により確定した現像剤残量と記
憶手段31に記憶されている現像剤残量とを比較する比
較手段46と、を有する画像形成装置における画像形成
装置及び/又はカートリッジの異常検知システムであ
る。確認のための比較結果が所定量より大きい場合、そ
の他の現像剤残量検知手段50の検知出力に基づいた補
正を行い、補正後の現像剤残量検出値においても比較手
段46の比較結果が所定量より大きい場合、画像形成装
置及び/又はカートリッジの異常と判断し、画像形成措
置が備える情報表示部33、或いは、画像形成装置と通
信可能なディスプレイ41aを有する機器41に異常を
判断した旨を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般には、電子写
真方式により像担持体に静電潜像を形成し、この静電潜
像を現像装置に収容した現像剤にて顕像化する画像形成
装置、或いは、この画像形成装置に着脱可能なカートリ
ッジ、即ち、プロセスカートリッジやカートリッジ化さ
れた現像装置などの異常検知システム及び現像剤残量表
示システムに関するものである。
【0002】ここで、電子写真画像形成装置としては、
例えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えば、
LEDプリンタ、レーザービームプリンタ等)、電子写
真ファクシミリ装置等が含まれる。
【0003】また、プロセスカートリッジとは、帯電手
段、現像手段及びクリーニング手段の少なくとも一つ
と、電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化し、こ
のカートリッジを電子写真画像形成装置本体に対して着
脱可能とするものであるか、又は、少なくとも現像手段
と電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化し、この
カートリッジを電子写真画像形成装置本体に対して着脱
可能とするものをいう。
【0004】
【従来の技術】従来、電子写真画像形成プロセスを用い
た画像形成装置において、電子写真感光体及び電子写真
感光体に作用するプロセス手段を一体的にカートリッジ
化して、このカートリッジを電子写真画像形成装置本体
に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用され
ている。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置
のメンテナンスをサービスマンによらずにユーザー自身
で行うことができるので、格段に操作性を向上させるこ
とができる。そこで、このプロセスカートリッジ方式
は、電子写真画像形成装置において広く用いられてい
る。
【0005】このようなプロセスカートリッジ方式の電
子写真画像形成装置では、現像剤が無くなったらカート
リッジを交換することで再び画像を形成することができ
るが、カートリッジの交換はユーザー自身が行わなけれ
ばならず、そのために、現像剤が消費された場合にユー
ザーに報知する手段、即ち、現像剤量検出装置が必要と
なる。
【0006】現像剤量検出装置は、カートリッジ内の画
像形成に供することができる現像剤がどれくらい残って
いるかを随時知ることを可能とするために、現像剤残量
レベルを検知できる現像剤残量検知手段をカートリッジ
又は画像形成装置本体に設けることができる。
【0007】この現像剤残量検知手段の一方式として、
フラットアンテナ方式がある。フラットアンテナ(平面
アンテナ)は、図7に示すように、基板21に一対の導
電パターン22、23を所定の間隔で形成したもので、
これを、例えば、現像剤収納容器側面の現像剤と接する
位置に配置し、現像剤収納容器内の現像剤が減少するの
に従い、現像剤と平面アンテナ20との接触面積が減少
するようにしたものである。
【0008】現像剤の消費によりこの導電パターン表面
と現像剤との接触面積が変化することで静電容量が変化
し、これにより、容器内現像剤残量と平面アンテナの静
電容量との対応付けが可能になり、平面アンテナの静電
容量を測定することにより随時容器内現像剤残量を知る
ことができる。
【0009】平面アンテナ20の静電容量は、一対の導
電部22、23の一方に一定の交流バイアスを印加し、
その際にもう一方の導電部に流れる電流から知ることが
できる。
【0010】また、現像剤残量検知手段の他の方式とし
て、プレートアンテナ方式がある。プレートアンテナ
は、図8(a)に示すように、一対の導電板51、52
を所定の間隔に配置したもので、例えば、一方を現像剤
収納容器上面に、他方を現像剤収納容器底面に配置した
ものである。現像剤の誘電率は空気の誘電率より大きい
ため、導電板間の静電量は、導電板間の現像剤量に応じ
て増加する。そこで、導電板間の静電容量を測定するこ
とにより随時容器内現像剤残量を知ることができる。
【0011】導電板間の静電容量は、一対の導電板5
1、52の一方に一定の交流バイアスを印加し、その際
にもう一方の導電板に流れる電流から知ることができ
る。
【0012】この方式の変形として、図8(b)に示す
ように、導電板の一方に導電性の現像ローラ5aを用い
ることも可能である。この場合、現像ローラ5aに交流
成分を含む現像バイアスを印加し、その際に導電板50
に流れる電流を測定することで静電容量を知ることがで
きる。
【0013】上述の方法などを用いた現像剤量検出装置
を備えることで、現像剤残量検知が可能となり、ユーザ
ーに対してカートリッジ内の現像剤量を報知することが
できる。
【0014】また、近年、カートリッジの大容量化に伴
い、現像剤残量検知手段を複数設けることにより、現像
剤残量検知の精度を高める方法がある。例えば、図2に
示すように、現像手段5から遠い側の現像剤収納容器内
面側壁に平面アンテナ20を、現像手段5に近い側の現
像剤収納容器底面外壁にプレートアンテナ(導電板)5
0を配設したものである。ここで、プレートアンテナ5
0は、現像ローラ5aに現像バイアスを印加したときに
プレートアンテナ50に流れる電流を測定することで静
電容量を検知するものとした。
【0015】現像剤収納容器4内には、図中矢印方向に
回転する撹拌手段10が設けられており、この撹拌手段
10が回転することで現像剤Tはほぐされつつ現像手段
5に供給される。
【0016】画像形成工程を繰り返すことで現像剤収納
容器4内の現像剤Tは減少するが、撹拌手段10が回転
することで現像剤Tは現像手段5の方向に送られるた
め、現像剤Tは現像手段5寄りの方向に偏った状態で残
っている。例えば現像剤残量が20%の時は図中クロス
ハッチの領域に現像剤が残っており、平面アンテナ単体
の検出値としては満タン状態の10%程度、一方、平面
プレート単体の検出値としては90%程度となる。平面
アンテナ20、プレートアンテナ50各々の検出値の推
移は図9のようになっており、例えば、現像剤残量10
0%〜20%までを平面アンテナ20で、20%〜0%
プレートアンテナ50で、というようにアンテナを切り
替えて検知することにより、大容量化されたカートリッ
ジであっても、高精度な現像剤残量検知が可能となる。
【0017】また、前述のような撹拌手段10を備えた
カートリッジにおいては、撹拌手段10の回転周期に応
じて現像剤の存在分布が変動するため、アンテナの出力
が変動してしまう。そこで、撹拌手段10の回転周期に
応じてアンテナ出力の平均値をとったり、最小値を選ん
だりするなどの統計処理を加える方法が知られている。
【0018】また、ユーザーに対して正確に現像剤量を
報知するためには、上述のような現像剤残量検知手段な
どが故障する可能性も考慮することが望まれる。そこ
で、現像剤残量検知手段の異常を検知する方法として次
のようなものがある。即ち、カートリッジに現像剤残量
を記憶する記憶手段を設け、現像剤残量検知手段の検知
出力を統計的手法により処理して現像剤残量として確定
した現像剤残量を記憶させる。一方、画像形成装置本体
の電源スイッチを入れた直後や、カートリッジ交換直
後、ジャム処理直後等カートリッジの交換のためのドア
の開閉作業を行った場合には、簡略的な手法により現像
剤残量を検知する。簡略的な手法により検知された現像
剤残量と、記憶手段に記憶された現像剤残量とを比較
し、比較結果が所定値より大きい場合、画像形成装置或
いはカートリッジの異常と判断し、その旨をユーザーに
報知する方法である。
【0019】ここで、簡略的な手法とは、例えば、
(1)撹拌手段の回転を行わないで検知する、(2)撹
拌手段の回転が1回転行われる間に検出されるアンテナ
出力の平均値をとるなどの手法が考えられる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ような大容量化されたカートリッジにおいては、カート
リッジ交換直後、ジャム処理直後等カートリッジの脱着
作業を行った場合には、現像剤収納容器内の現像剤の存
在分布が大きく崩れる場合があり、前述したような簡略
的な手法による現像剤残量検知では誤差が大きくなるこ
とが分かった。
【0021】そこで、本発明の主たる目的は、上記従来
技術をさらに発展させ、大容量化されたカートリッジに
おいても、カートリッジ及び画像形成装置の異常検知を
可能とし、異常が発生したカートリッジ及び画像形成装
置が使用されることでさらに甚大な破損に至ることを未
然に防ぐことのできる異常検知システムを提供すること
である。
【0022】本発明の他の目的は、上記従来技術をさら
に発展させ、大容量化されたカートリッジにおいても、
現像剤収納容器内の現像剤残量レベルを、いつでも、時
間をかけずに、正確に使用者に知らせることのできる現
像剤残量表示システムを提供することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
異常検知システム及び現像剤残量表示システムにて達成
される。要約すれば、本発明は、現像剤収納容器と、現
像剤収納容器内の現像剤残量を逐次検知できる複数の現
像剤残量検知手段と、確定された現像剤残量を記憶する
記憶手段と、を有するカートリッジが着脱自在であり、
前記現像剤残量検知手段の検知出力を統計的手法により
処理して現像剤残量として確定する処理手段と、前記統
計的手法により確定した現像剤残量と前記記憶手段に記
憶されている現像剤残量とを比較する比較手段と、を備
えた画像形成装置における画像形成装置及び/又はカー
トリッジの異常検知システム、或いは、現像剤残量表示
システムであって、前記確認のための比較結果が所定量
より大きい場合、その他の現像剤残量検知手段の検知出
力に基づいた補正を行い、前記補正後の現像剤残量検出
値においても前記比較手段の比較結果が所定量より大き
い場合、画像形成装置及び/又はカートリッジの異常と
判断し、前記画像形成措置が備える情報表示部、或い
は、前記画像形成装置と通信可能なディスプレイを有す
る機器に異常を判断した旨を出力する、ことを特徴とす
る画像形成装置及び/又はカートリッジの異常検知シス
テム、或いは、現像剤残量表示システムである。
【0024】このような構成とすることにより、大容量
化されたカートリッジにおいても、カートリッジ及び画
像形成装置の異常検知を可能とし、異常が発生したカー
トリッジ及び画像形成装置が使用されることでさらに甚
大な破損に至ることを未然に防ぐことのできる異常検知
システムを提供できる。また、大容量化されたカートリ
ッジにおいても、現像剤収納容器内の現像剤残量レベル
を、いつでも、時間をかけずに、正確に使用者に知らせ
ることのできる現像剤残量表示システムを提供できる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
及び/又はカートリッジの異常検知システム、及び、現
像剤残量表示システムを図面に即してさらに詳しく説明
する。
【0026】実施例1 先ず、図1〜図3を参照して、本発明に従って構成され
るプロセスカートリッジを装着可能な電子写真画像形成
装置の一実施例について説明する。本実施例にて、電子
写真画像形成装置は、電子写真式のレーザービームプリ
ンタAとされる。
【0027】図3に示すように、レーザープリンタA
は、パーソナルコンピュータ或いはワークステーション
等のホスト41に接続されて使用されるものであり、そ
の構成は、電子写真画像形成プロセスによって記録材、
例えば、記録紙、OHPシート、布などに画像形成を行
うエンジン部Cと、ホスト41と直接接続され、ホスト
41からのプリント要求信号とともに受け取ったページ
記述言語を画像データへと展開する展開手段であるコン
トローラ部Dとに大別される。
【0028】エンジン部Cの動作全般は、エンジン部C
に搭載されたE−コントローラ42によって制御され
る。ビデオインターフェース(I/F)43を介して、
エンジン部Cとコントローラ部Dとは相互に通信可能で
ある。
【0029】先ず、エンジン部Cにおいて実行される電
子写真画像形成プロセスについて説明する。
【0030】図1に示すように、レーザビームプリンタ
Aのエンジン部Cは、ドラム形状の電子写真感光体、即
ち、感光体ドラム1を備える。感光体ドラム1は、帯電
手段である帯電ローラ2によって帯電され、次いで、レ
ーザースキャナー3により、コントローラ部Dにおいて
展開された画像データに応じた潜像が形成される。この
潜像は、現像手段5によって現像され、可視像、即ち、
トナー像とされる。
【0031】つまり、現像手段5は、現像剤担持体とし
ての現像ローラ5aを備えた現像室5Aを有しており、
現像室5Aに隣接して形成された現像剤収納部としての
現像剤収納容器4内の現像剤Tを現像剤送り部材10の
回転によって、現像室5Aの現像ローラ5aへと送り出
す。本実施例では、現像剤Tとしては、絶縁性1成分ト
ナーを用いた。また、現像ローラ5aは、固定磁石5b
を内蔵しており、現像ローラ5aを回転することによっ
て、現像剤は搬送され、現像ブレード5cにて摩擦帯電
電荷が付与されると共に所定厚の現像剤層とされ、感光
体ドラム1の現像領域へと供給される。この現像領域へ
と供給された現像剤は、感光体ドラム1上の潜像へと転
移され、トナー像を形成する。現像ローラ5aは、現像
バイアス回路に接続されており、通常、交流電圧に直流
電圧が重畳された現像バイアス電圧が印加される。
【0032】一方、トナー像の形成と同期して給紙カセ
ット200にセットした記録材Pをピックアップローラ
8、搬送手段9Aを介して転写位置へと搬送する。転写
位置には、転写手段としての転写ローラ6が配置されて
おり、電圧を印加することによって、感光体ドラム1上
のトナー像を記録材Pに転写する。
【0033】トナー像の転写を受けた記録材Pは、搬送
手段9Bで定着手段10へと搬送される。定着手段10
は、ヒータ10aを内蔵した定着ローラ10b及び駆動
ローラ10cを備え、通過する記録材Pに熱及び圧力を
印加して転写されたトナー像を記録材P上に定着する。
【0034】記録材Pは、搬送手段9Cにより排出トレ
イ14へと排出される。この排出トレイ14はレーザー
ビームプリンタAの装置本体の上面に設けられている。
【0035】転写ローラ6によってトナー像を記録材P
に転写した後の感光体ドラム1は、クリーニング手段7
によって感光体ドラム1上に残留した現像剤を除去した
後、次の画像形成プロセスに供される。クリーニング手
段7は、感光体ドラム1に当接して設けられた弾性クリ
ーニングブレード7aによって感光体ドラム1上の残留
現像剤を掻き落として現像剤溜め7bへと集める。
【0036】本実施例においては、図2に示すように、
プロセスカートリッジBが、電子写真画像形成装置本体
100に対して着脱可能である。即ち、現像剤を収納す
る現像剤収納容器(現像剤収納部)4及び撹拌手段とし
ての現像剤送り部材10を有する現像剤枠体11と、現
像ローラ5a及び現像ブレード5cなどの現像手段5を
保持する現像枠体12とを溶着して一体として現像ユニ
ットを形成し、さらにこの現像ユニットに、感光ドラム
1、クリーニングブレード7aなどのクリーニング手段
7及び帯電ローラ2を取り付けたクリーニング枠体13
を一体に結合することによって、カートリッジ化されて
いる。
【0037】このプロセスカートリッジBは、ユーザー
によって画像形成装置本体100に設けたカートリッジ
装着手段101(図1)に対して取り外し可能に装着さ
れる。
【0038】本発明によれば、プロセスカートリッジB
は、現像剤収納容器4内の現像剤Tの消費に従ってその
残量を逐次検知することのできる、現像剤残量検知手段
20及び50を有している。次に、この現像剤残量検知
手段20、50について説明する。
【0039】第1の現像剤残量検知手段である平面アン
テナ20は、現像剤収納容器4の内面側壁に配置されて
いる。また、本実施例によれば、上述のように現像剤収
納容器4内には、図1の矢印方向に回転する撹拌手段1
0が設けられており、この撹拌手段10が回転すること
でほぐされつつ現像ローラ5aに供給される。
【0040】図7に示すように、平面アンテナ20は、
一般に用いられているプリント基板21上に、エッチン
グや印刷などで二つの導体パターン22、23を形成し
たものである。また、この回路図形を保護するために導
体パターン22、23上に保護膜(図示せず)が形成し
てある。導体パターンは適当に設定すれば良く、本実施
例では、この平面アンテナ20の二つの導体パターン2
2、23の幅(W)を300μm、両導体パターン2
2、23の間隔(G)を300μm程度まで狭くしてあ
る。
【0041】本実施例の平面アンテナ20にて、各導電
パターンの電極22、23間に交流バイアスとして20
0Vpp、2000Hzを印加すると、平面アンテナ2
0上に現像剤が触れていないときには20pF、平面ア
ンテナ20上の全面に現像剤が触れているときには60
pFと、異なる静電容量値が観測された。
【0042】画像形成工程を繰り返すことで現像剤収納
容器4内の現像剤Tが減少するのに伴い、現像剤Tと平
面アンテナ20との接触面積が減少し、それに応じて平
面アンテナ20上の電極21、22間における静電容量
も減少する。従って、この静電容量を観測することで、
随時容器4内の現像剤T量を知ることができる。
【0043】ところが実際には、現像剤収納容器4内の
現像剤Tが徐々に減っても、平面アンテナ20上にわず
かながら付着して残る現像剤のために、測定結果にばら
つきが生じてしまう。
【0044】そこで、その表面に付着した現像剤を除去
するため、撹拌手段10の端部にアンテナ清掃手段10
a(図2)を設けて、撹拌手段10の回転に伴い平面ア
ンテナ20表面を清掃している。このアンテナ清掃手段
(表面清掃手段)10aは、例えばPET(ポリエチレ
ンテレフタレート)のシートであり、平面アンテナ20
の表面をなでるように清掃する。
【0045】図7に示すように、平面アンテナ20のほ
ぼ中央部に穴24を設け、撹拌手段10の支持軸がこの
穴24を貫通して現像剤収納容器4などに回転自在に支
持される構成とすることで、平面アンテナ20のほぼ全
域を清掃することができる。
【0046】上記構成により、平面アンテナ20上にわ
ずかながら付着して残る現像剤による測定結果のばらつ
きはほぼ解消できるが、平面アンテナ20の出力が表面
清掃手段10aの回転周期で変動してしまう。
【0047】そこで、本実施例では、表面清掃手段10
aの回転周期に応じてアンテナ出力の平均値をとった
り、最小値を選んだりするなどの統計的処理がなされ
る。
【0048】しかしながら、現像剤残量レベルを確定さ
せるためには、平面アンテナ20へバイアスを印加し、
さらには撹拌手段10及び表面清掃手段10aの回転な
どを行い、表面清掃手段10aの回転周期に応じたアン
テナ出力の統計処理を実行する必要があるため、その分
の時間が必要となる。
【0049】第2の現像剤残量検知手段であるプレート
アンテナ50は、図8(b)に示すように、現像剤収納
容器4の底面外壁に配置されている。プレートアンテナ
50は導電性の板で、本実施例ではSUS板金を用い
た。現像ローラ5aに交流バイアスとして1600Vp
p、2000Hzを印加すると、プレートアンテナ50
と現像ローラ5a間に現像剤が無い状態では20pF、
現像剤が詰まった状態では60pFと、異なる静電容量
値が観測された。
【0050】画像形成工程を繰り返すことで現像剤収納
容器4内の現像剤Tは減少するが、撹拌手段10が回転
することで現像剤Tは現像手段5の方向に送られるた
め、現像剤Tは現像手段5寄りの方向に偏った状態で残
っている。例えば、現像剤残量が20%の時は図2中ク
ロスハッチの領域に現像剤が残っており、平面アンテナ
単体の検出値としては満タン状態の10%程度、一方、
平面プレート単体の検出値としては90%程度となる。
【0051】平面アンテナ20、プレートアンテナ50
各々の検出値の推移は図9のようになっており、本実施
例では、現像剤残量100%〜20%までを平面アンテ
ナ20で、20%〜0%をプレートアンテナ50で、と
いうようにアンテナを切り替えて検知することにより、
大容量化されたカートリッジであっても、高精度な現像
剤残量検知を可能とした。
【0052】更に説明すると、プロセスカートリッジB
に配設された現像剤残量検知手段20及び50からの出
力信号は、エンジン部Cに配設された信号処理手段44
により統計処理、選択処理がなされる。さらに、予め対
応付けられた平面アンテナ20或いはプレートアンテナ
50を用いて検知される静電容量と現像剤量の関係を用
いて、現像剤収納容器4内の現像剤残量レベルとして確
定される。
【0053】本実施例では、現像剤残量レベルは、未使
用の状態における現像剤残量を100%とし、現像剤が
画像形成に全て消費された状態における現像剤残量を0
%としたパーセントで示される。
【0054】また、本発明によればプロセスカートリッ
ジBに記憶手段31を配設し、この記憶手段31に、確
定した現像剤残量レベルを随時書き込み、記憶させる。
【0055】このように、プロセスカートリッジBに記
憶手段31を配設することで、カートリッジBを交換使
用した場合においても、各々のカートリッジにおける現
像剤残量レベルを保存することができる。
【0056】本実施例では、プロセスカートリッジBに
搭載する記憶手段31は、シリアルデータ入出力型の不
揮発性メモリであり、その記憶容量は16bitであ
る。この容量で十分、0〜100までの整数を表すこと
ができる。よって、現像剤収納容器4内の現像剤残量レ
ベルをパーセントで記憶させることが可能である。
【0057】本実施例において用いた不揮発性メモリの
他、記憶手段31としては電源を備えた不揮発性メモリ
なども使用可能であり、さらには画像形成装置本体10
0と記憶手段31とを機械的に接続することなく通信す
ることも可能である。
【0058】また、記憶手段31に対するデータの書き
込み、読み出し手段32は、エンジン部Cに配設されて
いる。
【0059】記憶手段31へのデータの書き込み及び読
み込みの際には、使用するデバイスの特性により、適当
な待ち時間が設定されており、その動作は保証されてい
る。
【0060】次に、本実施例における現像剤残量表示シ
ステム、並びにカートリッジ及び画像形成装置の異常検
知システムについて説明する。
【0061】先ず、図3を参照して現像剤の残量検知方
法について説明する。
【0062】本実施例では、画像形成装置本体100が
稼働している間は、常時現像剤残量レベルを装置本体1
00の表示部であるディスプレイ33或いはパーソナル
コンピュータやワークステーションなどとされるホスト
41に設けられた情報表示部であるディスプレイ41a
に表示することが可能であり、かつ異常が発生した場合
にはその旨を瞬時に装置本体100のディスプレイ33
或いはホスト41のディスプレイ41aに表示すること
が可能とされる。勿論、装置本体100のディスプレイ
33及びホスト41のディスプレイ41aの両方に表示
させることも可能である。
【0063】現像剤残量レベル及び異常が発生した旨
を、画像形成装置本体のディスプレイ33或いは画像形
成装置と通信可能なディスプレイ41aを有する機器4
1に対して信号を出力するための信号出力手段47は、
コントローラ部Dに配設される。これにより、現像剤残
量レベル及び異常が発生した旨を画像形成装置と通信可
能なディスプレイを有する機器であるパーソナルコンピ
ュータやワークステーションなどのホスト41に表示す
ることが容易となる。
【0064】上述のように、現像剤収納容器4内の現像
剤残量は、平面アンテナ20及びプレートアンテナ50
からの出力を統計的処理、選択処理することで確定され
る。この処理は、エンジン部CのE−コントローラ42
に配設された信号処理手段44において実行される。
【0065】画像形成装置本体100の電源スイッチを
入れた直後や、カートリッジ交換直後、ジャム処理直後
等カートリッジの交換のためのドアの開閉作業を行う
と、画像形成装置本体は転写ローラ6のクリーニング
や、定着器10の予備加熱のため、イニシャル回転とい
われる回転動作に入り、回転終了後にプリント可能状態
(プリントレディ状態)となる。このイニシャル回転の
間に、平面アンテナ20へ交流バイアスが印加され、現
像剤残量検知手段20により現像剤残量レベル検知が行
われる。
【0066】前述したように、イニシャル回転において
は、平面アンテナ20へのバイアス印加、更には、撹拌
手段10及び平面アンテナ表面清掃手段10aの回転な
どを行い、表面清掃手段10aの回転周期に応じたアン
テナ出力の統計処理を実行し、現像剤残量レベルを確定
させるための十分な時間がなく、現像剤残量レベルを表
示することができない。従って、プリントレディした直
後では、使用者は正確な現像剤残量レベルを知ることが
できない。
【0067】そこで、前回の残量検知により確定され、
プロセスカートリッジBに配設された記憶手段31に記
憶保存された現像剤残量レベルを、エンジン部Cに配設
された書き込み、読み出し手段32が読み出し、ビデオ
インターフェース(I/F)43を介してコントローラ
部Dに配設された信号出力手段47と通信し、装置本体
100のディスプレイ33、或いはパーソナルコンピュ
ータ或いはワークステーションなどのホスト41のディ
スプレイ41aに表示する。
【0068】本実施例におけるカートリッジ及び画像形
成装置の異常検知はプリントレディ状態になる前に行わ
れる。
【0069】現像剤残量レベルを検知できる平面アンテ
ナ20のような現像剤残量検知手段は、故障する可能性
がある。故障の原因としては、接点不良、バイアス印加
不良等の電気的なもの、或いは、平面アンテナ20の破
損等の機械的なものが考えられるが、いずれの場合にお
いても、画像形成装置及びカートリッジの双方に甚大な
影響を及ぼす可能性が高い。従って、遅くとも画像形成
を行うより前に異常検知が実行されなければならない。
【0070】前述したように、ある程度の画像形成を行
うなど、撹拌手段10の回転を行い、回転周期に応じた
アンテナ出力の統計処理を実行しなければならず、この
時点において、現像剤残量レベルを正確に確定すること
はできない。
【0071】しかしながら、通常の統計的処理とは異な
る精度の粗い、簡略な統計的処理ならば、短時間で、お
およその現像剤残量レベルは検知可能である。この簡略
な統計処理は、エンジン部Cに配設された信号処理手段
44によりなされる。予め対応付けられた、平面アンテ
ナ20を用いて検知される静電容量と現像剤量の関係か
ら、現像剤収容容器4内のおおよその現像剤残量レベル
として確定される。
【0072】つまり、上述のように、現像剤収納容器4
内の現像剤量は、通常、撹拌手段10の回転を例えば1
0回転行う間に検出される平面アンテナ20の出力の平
均値をとる、といった統計的処理をして確定している。
これに対して、上述の簡略な統計的処理としては、
(1)撹拌手段10の回転を行わないで、平面アンテナ
20にバイアスを印加することが考えられる。この場
合、平面アンテナ20に現像剤が付着して残っている可
能性が高いが、大まかな検知においては問題ない。他に
は、(2)撹拌手段10の回転が1回転行われる間に検
出されるアンテナ出力の平均値をとることもできる。検
知精度は低下するが大まかな検知においては問題ない。
【0073】確定されたおおよその現像剤残量レベル
は、信号処理手段44から、ビデオインターフェース
(I/F)43を介してコントローラ部Dに配設された
比較手段46に送信される。
【0074】同時に、前回の現像剤残量検知により確定
され、プロセスカートリッジBに配設された記憶手段3
1に記憶保存された現像剤残量レベルを、エンジン部C
に配設された書き込み、読み出し手段32が読み出し、
ビデオインターフェース(I/F)43を介してコント
ローラ部Dに配設された比較手段46に送信する。
【0075】比較手段46では、おおよその現像剤残量
レベルと、前回の画像形成時等において確定されプロセ
スカートリッジの記憶手段31に記憶された現像剤残量
レベルとの間に所定の閾値Xを超えた大きな差異が認め
られたときは、現像剤残量検知手段20の破損、表面清
掃手段10aの破損、電気的な短絡、画像形成装置本体
100の故障等が考えられる。
【0076】ここで、カートリッジの脱着作業の際に現
像剤の存在分布が崩れた場合、簡略な統計的処理によっ
て求められたおおよその現像剤残量レベルの誤差は著し
く増大する。
【0077】そこで、検知結果の信頼性を向上させるた
め、最初のイニシャル回転の結果が所定の閾値Xを超え
た場合には、プレートアンテナ50の出力を確認するこ
とにより、現像剤の存在分布が崩れたかどうかを判断す
ることとした。
【0078】前述したように、現像剤収納容器内の現像
剤残量に応じた平面アンテナ20及びプレートアンテナ
50の出力推移は既にわかっているので、プロセスカー
トリッジの記憶手段31に記憶された現像剤残量レベル
に基づいて、各々のアンテナの出力値を見積もることが
可能である。イニシャル回転で測定されたプレートアン
テナ50の検出値と、記憶手段31に記憶された現像剤
レベルに基づいて算出された算出値との差分を現像剤の
存在分布が崩れた分の補正値とし、簡略な統計的処理に
よって求められたおおよその現像剤残量レベルにこの補
正値を加えて、再度プロセスカートリッジの記憶手段3
1に記憶された現像剤残量レベルと比較を行う。補正を
加えた後にもおおよその現像剤残量レベルとカートリッ
ジの記憶手段31に記憶された現像剤レベルとの間に所
定の閾値Xを超えた大きな差異が認められたときは、プ
ロセスカートリッジB又は画像形成装置本体100の異
常や故障が発生したと判断する。このとき、画像形成装
置の状態としては、プリントレディ状態とはならずに、
警告表示状態となる。即ち、コントローラ部Dに配設さ
れた比較手段46は、同じくコントローラ部Dに配設さ
れた信号出力手段47と通信し、異常発生した旨を装置
本体100のディスプレイ33、又は、パーソナルコン
ピュータ或いはワークステーションなどのホスト41の
ディスプレイ41aに表示し、使用者にその旨を報知す
る。
【0079】表示内容は、現像剤残量検知手段20の故
障発生、本体等の故障発生の可能性、又は故障の原因を
示すもの、或いは、プロセスカートリッジや本体の点検
が必要等の、メンテナンスの必要性を示唆するものであ
っても良い。
【0080】このとき、コントローラ部Dに配設された
比較手段46は、ビデオインターフェース(I/F)4
3を介してエンジン部Cに配設された書き込み、読み出
し手段32と通信し、プロセスカートリッジBに搭載し
ている記憶手段31に異常が発生した旨の情報を記憶さ
せる。これにより、故障した可能性があるプロセスカー
トリッジであることが、交換装着した場合にも瞬時に判
別でき、異常が発生したカートリッジの使用を避けるこ
とができる。
【0081】最初のイニシャル回転の検知結果、或いは
補正後の現像剤残量レベルとの比較結果が所定値Xより
も小さい場合には、問題ないものと判断し、異常検知は
終了する。
【0082】以上の処理をフローチャートとして図4に
示した。図4を参照して本実施例による現像剤残量表示
方法並びにカートリッジ及び画像形成装置の異常検知方
法について説明する。
【0083】本実施例では、画像形成装置本体100が
稼働している間は常時現像剤残量レベルを装置本体10
0のディスプレイ33或いはパソコンのディスプレイ4
1aに表示しているものとする。
【0084】このため、現像剤残量検知手段20による
現像剤残量レベルが未確定の場合には、以下のように現
像剤残量を表示する。
【0085】すなわち、エンジン部Cに配設されたデー
タを書き込み、読み出し手段32は、前回の現像剤残量
検知で確定した現像剤残量レベルTA0をプロセスカー
トリッジBに搭載している記憶手段31から読み出し、
ビデオインターフェース(I/F)43を介してコント
ローラ部Dに配設された信号出力手段47に送信する。
これを受けて、信号出力手段47は画像形成装置本体1
00に設けられた表示手段33或いはホスト41に対し
てTA0をそのときの現像剤残量レベルとして表示する
よう信号を出力する。
【0086】なお、カートリッジBが新品である場合も
記憶手段31には予め工場出荷段階で収納されている現
像剤残量が記憶されているので、現像剤残量レベルが決
定するまではこのレベルを読み出し、表示する。
【0087】図4に記載したように、本体電源スイッチ
を入れた直後や、カートリッジ交換直後、ジャム処理直
後などのカートリッジドアの開閉を行った場合(ステッ
プ101)は、画像形成装置本体は前述したイニシャル
回転モードに入る(ステップ102)。このイニシャル
回転の実行中に現像剤残量検知手段20による簡略な現
像剤残量検知が実行される(ステップ103)。現像剤
残量検知手段20からの出力信号は、エンジン部Cに配
設された信号処理手段44において、通常の統計的処理
とは異なる簡略な統計的処理が行われ、短時間で、おお
よその現像剤残量レベルTA1が確定される(ステップ
104)。確定後にイニシャル回転は終了する(ステッ
プ105)。
【0088】確定されたおおよその現像剤残量レベルT
A1は、信号処理手段44からビデオインターフェース
(I/F)43を介してコントローラ部Dに配設された
比較手段46に送信される。
【0089】さらに、エンジン部Cに配設されたデータ
書き込み、読み出し手段32により前回の残量検知で確
定した現像剤残量レベルTA0が、プロセスカートリッ
ジBに搭載している記憶手段31から読み出され(ステ
ップ106)、ビデオインターフェース(I/F)43
を介してコントローラ部Dに配設された比較手段46に
送信される。
【0090】なお、カートリッジBが新品である場合も
記憶手段31には予め工場出荷段階で収納されている現
像剤残量が記憶されているので、このレベルを読み出
す。
【0091】コントローラ部Dに配設された比較手段4
6において、おおよその現像剤残量レベルTA1と、記
憶手段31から読み出された現像剤残量レベルTA0と
が比較される(ステップ107)。
【0092】ここで、両値を比較してその差が所定値X
より少ない場合には、比較手段46は特に問題は発生し
ていないと判断して画像形成装置はプリントレディ状態
となる(ステップ113)。
【0093】この両値の差が所定のXよりも大きい場
合、比較手段46は異常の可能性があると判断し、エン
ジンコントローラ42に対してビデオインターフェース
43を通じて現像剤の存在分布に関する補正を行う。エ
ンジンコントローラ42はこの信号を受けて、プリント
レディ状態となることを保留して、おおよその現像剤残
量レベルに対して現像剤の存在分布が崩れた可能性があ
る分の補正を行う(ステップ108)。具体的には、イ
ニシャル回転で測定されたプレートアンテナ50の検出
値と、記憶手段31に記憶された現像剤レベルに基づい
て算出された算出値との差分を現像剤の存在分布が崩れ
た分の補正値とし、簡略な統計的処理によって求められ
たおおよその現像剤残量レベルに対してこの補正値を加
えて、補正後のおおよその現像剤残量レベルTA2とす
る。
【0094】この後、TA2とTA0を比較して(ステ
ップ112)、その差が所定値Xより少ない場合には、
比較手段46は特に問題は発生していないと判断して、
画像形成装置はプリントレディ状態となる(ステップ1
13)。
【0095】その差が再度所定値Xより大きい場合は何
らかの異常が発生したと判断し、比較手段46は、同じ
くコントローラ部Dに配設された信号出力手段47と通
信し、異常発生した旨を装置本体100のディスプレイ
33、又は、パーソナルコンピュータ或いはワークステ
ーション等のホスト41のディスプレイ41aに示す信
号を発信する(ステップ114)。
【0096】同時に、比較手段46は、エンジン部Cに
配設されたデータ書き込み、読み出し手段32と通信し
異常が発生した旨の情報を記憶手段31に記憶させる
(ステップ115)。
【0097】本実施例においては、現像剤残量レベルの
比較機能の一部をコントローラ部Dに持たせる構成とし
たが、その全機能をコントローラ部Dが備える構成も可
能である。その場合においても、コントローラ部Dとエ
ンジン部Cの通信手段であるビデオインターフェース
(I/F)43上で、現像剤残量検知手段20により確
定された現在の現像剤残量レベル値と、前回の現像剤残
量検知で確定され記憶手段31に記憶された現像剤残量
レベル値の、現像剤残量レベルに関する2系統の出力を
有することとなる。
【0098】本実施例は、第1の現像剤残量検知手段2
0としてフラットアンテナ方式、第2の現像剤残量検知
手段50としてプレートアンテナ方式を用いたが、本発
明は、この方式の現像剤残量検知手段に限定するもので
はない。現像剤収納容器4内の撹拌トルク検知方式など
現像剤残量レベルを逐次検知できれば、その方式は問わ
ない。
【0099】また、画像形成装置本体100に配設され
ている信号処理手段44を、記憶手段31と共に、プロ
セスカートリッジBに搭載してもよい。両者に関わる演
算処理装置をプロセスカートリッジBに搭載することに
より、画像形成装置本体100とプロセスカートリッジ
Bとの間で行われていたデータの書き込み、読み出し等
の通信を簡略化することができる。その結果、接点不良
及びノイズ等による通信エラーの発生機械を減少させる
ことができ、安定した現像剤残量レベル検知を行うこと
ができる。
【0100】実施例2 次に、本発明の第2の実施例の説明を行う。本実施例の
特徴は、カートリッジの交換検知を行い、カートリッジ
が交換されたときのみに異常検知を行うことにある。本
実施例における画像形成装置本体100やカートリッジ
Bの構成は実施例1と同様であるため、説明は省略す
る。
【0101】平面アンテナ20のような現像剤残量検知
手段の故障の原因については、実施例1の中で述べた
が、感光ドラムと現像装置が一体となった一体型カート
リッジの場合、使用途中でカートリッジが画像形成装置
本体から取り出されることは殆どないため、実際に故障
が起こるケースとしては、カートリッジが交換されたと
きの装着不良や接点不良、平面アンテナ20の初期から
の破損等が殆どである。
【0102】従って、本実施例の目的はカートリッジ交
換を検出することにより、プリントレディとなるまでに
時間のかかる異常検知の実行を必要な時のみとして、ユ
ーザビリティの向上を図ることにある。
【0103】カートリッジ交換の検知については、カー
トリッジ側に持たせた個体識別情報を本体側で認識する
ことによって可能となる。例えばプロセスカートリッジ
Bの記憶手段31にカートリッジ固有のシリアルNoを
記憶させておき、その番号をエンジン部Cやコントロー
ラ部Dに配設された不揮発性のメモリに記憶しておき、
電源投入時又はカートリッジドアクローズ時に装着され
ているカートリッジのシリアルNoと照合することによ
ってカートリッジの交換を検出することができる。
【0104】以下に、図5を参照して本発明の第2実施
例の処理の説明を行う。
【0105】本実施例でも実施例1と同様に、画像形成
装置本体100が稼働している間は、常時現像剤残量レ
ベルを装置本体100のディスプレイ33、又はパソコ
ンのディスプレイ41aに表示しているものとする。
【0106】図5に記載したように、本体電源スイッチ
を入れた直後や、カートリッジ交換直後、ジャム処理直
後などのカートリッジドアの開閉を行った場合(ステッ
プ201)は、画像形成装置本体100は前述したイニ
シャル回転モードに入る(ステップ202)。このイニ
シャル回転の実行中に現像剤残量検知手段20による簡
略な現像剤残量検知が実行される(ステップ203)。
現像剤残量検知手段20からの出力信号は、エンジン部
Cに配設された信号処理手段44において、通常の統計
的処理とは異なる簡略な統計的処理が行われ、短時間
で、おおよその現像剤残量レベルTA1が確定される
(ステップ204)。確定後にイニシャル回転は終了す
る(ステップ205)。
【0107】次に、カートリッジの記憶手段31からカ
ートリッジのシリアルNoを読み出し(ステップ20
6)、本体側に記憶されている番号との照合を行う(ス
テップ207)。ここで、シリアルNoが本体に記憶さ
れているものと同一であり、カートリッジが変更されて
いない場合はプリントレディ状態とする(ステップ21
5)。シリアルNoが変わっている場合はステップ20
8以降のステップに入る。
【0108】ステップ204で確定されたおおよその現
像剤残量レベルTA1は、信号処理手段44からビデオ
インターフェース(I/F)43を介してコントローラ
部Dに配設された比較手段46に送信される。
【0109】更に、エンジン部Cに配設されたデータ書
き込み、読み出し手段32により前回の現像剤残量検知
で確定した現像剤残量レベルTA0が、プロセスカート
リッジBに搭載している記憶手段31から読み出され
(ステップ208)、ビデオインターフェース(I/
F)43を介してコントローラ部Dに配設された比較手
段46に送信される。
【0110】尚、カートリッジBが新品である場合も記
憶手段31には予め工場出荷段階で収納されている現像
剤残量が記憶されているので、このレベルを読み出す。
【0111】コントローラ部Dに配設された比較手段4
6において、おおよその現像剤残量レベルTA1と、記
憶手段31から読み出された現像剤残量レベルTA0と
が比較される(ステップ209)。
【0112】ここで、両値を比較して、その差が所定値
Xより少ない場合には、比較手段46は特に問題は発生
していないと判断して、画像形成装置はプリントレディ
状態となる(ステップ215)。
【0113】この両値の差が所定のXよりも大きい場
合、比較手段46は異常の可能性があると判断し、エン
ジンコントローラ42に対してビデオインターフェース
43を通じて現像剤の存在分布に関する補正を行う。エ
ンジンコントローラ42はこの信号を受けて、プリント
レディ状態となることを保留して、おおよその現像剤残
量レベルに対して現像剤の存在分布が崩れた可能性があ
る分の補正を行う(ステップ210)。具体的には、イ
ニシャル回転で測定されたプレートアンテナ50の検出
値と、記憶手段31に記憶された現像剤レベルに基づい
て算出された算出値との差分を現像剤の存在分布が崩れ
た分の補正値とし、簡略な統計的処理によって求められ
たおおよその現像剤残量レベルに対してこの補正値を加
えて、補正後のおおよその現像剤残量レベルTA2とす
る。
【0114】この後、TA2とTA0を比較して(ステ
ップ214)、その差が所定値Xより少ない場合には、
比較手段46は特に問題は発生していないと判断して、
画像形成装置はプリントレディ状態となる(ステップ2
15)。
【0115】その差が再度所定値Xより大きい場合は何
らかの異常が発生したと判断し、比較手段46は、同じ
くコントローラ部Dに配設された信号出力手段47と通
信し、異常発生した旨を装置本体100のディスプレイ
33、又は、パーソナルコンピュータ或いはワークステ
ーション等のホスト41のディスプレイ41aに示す信
号を発信する(ステップ216)。
【0116】同時に、比較手段46は、エンジン部Cに
配設されたデータ書き込み、読み出し手段32と通信し
異常が発生した旨の情報を記憶手段31に記憶させる
(ステップ217)。
【0117】このように、カートリッジが交換されたと
きのみ異常検知シーケンスに入ることにより、実質上ほ
とんどの場合の故障を検出することができる。
【0118】本実施例においても実施例1と同様に、現
像剤残量レベルの比較機能の一部をコントローラ部Dに
持たせる構成としたが、その全機能をコントローラ部D
が備える構成も可能である。その場合においても、コン
トローラ部Dとエンジン部Cの通信手段であるビデオイ
ンターフェース(I/F)43上で、現像剤残量検知手
段20により確定された現在の現像剤残量レベル値と、
前回の残量検知で確定され記憶手段31に記憶された現
像剤残量レベルの、現像剤残量レベルに関する2系統の
出力を有することとなる。
【0119】また、本実施例は、第1の現像剤残量検知
手段20としてフラットアンテナ方式、第2の現像剤残
量検知手段50としてプレートアンテナ方式を用いた
が、現像剤収納容器4内の撹拌トルク検知方式など現像
剤残量レベルを逐次検知できれば、その方式は問わな
い。
【0120】また、画像形成装置本体100に配設され
ている信号処理手段32を記憶手段31と共に、プロセ
スカートリッジBに搭載してもよい。両者に関わる演算
処理装置をプロセスカートリッジBに搭載することによ
り、画像形成装置本体100とプロセスカートリッジB
との間で行われていたデータの書き込み、読み出し等の
通信を簡略化することができる。その結果、接点不良及
びノイズ等による通信エラーの発生機会を減少させるこ
とができ、安定した現像剤残量レベル検知を行うことが
できる。
【0121】更に、本実施例ではカートリッジの交換検
知を記憶手段31内のシリアルNoによって行っている
が、カートリッジの個体識別が可能であるならば、公知
のどのような技術でも適用可能である。
【0122】実施例3 図6には、本発明の他の態様であるカートリッジ化され
た現像装置Eの一実施例を示す。
【0123】本実施例の現像装置Eは、現像ローラ5a
及び現像ブレード5cなどの現像手段5を保持する現像
室5Aと、現像手段に現像剤を供給する現像剤を収容す
る現像剤収納容器4とをプラスチック製の現像剤枠体1
1及び現像枠体12により一体的に構成することにより
カートリッジ化される。即ち、本実施例の現像装置E
は、実施例1で説明したプロセスカートリッジBの現像
装置構成部をユニット化したものであり、即ち、プロセ
スカートリッジBから、感光体ドラム1,帯電手段2,
クリーニング手段7を除いて一体化したカートリッジと
考えることができる。従って、実施例1にて説明した全
ての現像装置構成部及び現像剤量検出手段構成が同様に
本実施例の現像装置においても適用される。従って、こ
れら構成及び作用についての説明は、実施例1、2にお
いて行った上記説明を援用する。
【0124】本実施例においても、実施例1、2と同様
の作用効果を達成し得る。
【0125】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、現像剤
収納容器と、現像剤収納容器内の現像剤残量を逐次検知
できる複数の現像剤残量検知手段と、確定された現像剤
残量を記憶する記憶手段と、を有するカートリッジが着
脱自在であり、現像剤残量検知手段の検知出力を統計的
手法により処理して現像剤残量として確定する処理手段
と、統計的手法により確定した現像剤残量と記憶手段に
記憶されている現像剤残量とを比較する比較手段と、を
備えた画像形成装置における画像形成装置及び/又はカ
ートリッジの異常検知システム、或いは現像剤残量表示
システムであって、確認のための比較結果が所定量より
大きい場合、その他の現像剤残量検知手段の検知出力に
基づいた補正を行い、補正後の現像剤残量検出値におい
ても比較手段の比較結果が所定量より大きい場合、画像
形成装置及び/又はカートリッジの異常と判断し、画像
形成措置が備える情報表示部、或いは、画像形成装置と
通信可能なディスプレイを有する機器に異常を判断した
旨を出力する構成とされるので、 (1)大容量化されたカートリッジにおいても、カート
リッジ及び画像形成装置の異常検知を可能とし、異常が
発生したカートリッジ及び画像形成装置が使用されるこ
とでさらに甚大な破損に至ることを未然に防ぐことので
きる異常検知システムを提供できる。 (2)また、大容量化されたカートリッジにおいても、
現像剤収納容器内の現像剤残量レベルを、いつでも、時
間をかけずに、正確に使用者に知らせることのできる現
像剤残量表示システムを提供できる。 という効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプロセスカートリッジと画像形成
装置の一実施例の断面図である。
【図2】図1のプロセスカートリッジの拡大断面図であ
る。
【図3】本発明に係るプロセスカートリッジと画像形成
装置の概略関係図である。
【図4】本発明の一実施例による現像剤残量に関する警
告を表示するための動作を説明するフローチャートであ
る。
【図5】本発明の他の実施例による現像剤残量に関する
警告を表示するための動作を説明するフローチャートで
ある。
【図6】本発明に係るカートリッジ化された現像装置の
一実施例の断面図である。
【図7】本発明に係るプロセスカートリッジに搭載する
ことのできる現像剤残量検知手段(平面アンテナ)の図
である。
【図8】本発明に係るプロセスカートリッジに搭載する
ことのできる現像剤残量検知手段(プレートアンテナ)
の図である。
【図9】本発明に係る現像剤残量検知手段の出力推移を
説明する図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 帯電手段 3 レーザースキャナ 4 現像剤収納容器 5 現像手段 7 クリーニング手段 10 撹拌手段 20 現像剤残量検知手段(平面アンテナ) 31 記憶手段 50 現像剤残量検知手段(プレートアンテナ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DD02 DE07 EC07 EC09 EC10 ED10 EE02 EE08 EE10 EF01 EF18 GA23 GA54 GB07 HB01 HB05 HB06 HB13 HB17 HB18 2H077 AA02 AA05 AA35 AB04 AB12 AD06 AD13 AD17 AD23 BA08 BA09 DA15 DA32 DA42 DA58 DA80 DA86 DB10 DB14 DB22

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤収納容器と、現像剤収納容器内の
    現像剤残量を逐次検知できる複数の現像剤残量検知手段
    と、確定された現像剤残量を記憶する記憶手段と、を有
    するカートリッジが着脱自在であり、前記現像剤残量検
    知手段の検知出力を統計的手法により処理して現像剤残
    量として確定する処理手段と、前記統計的手法により確
    定した現像剤残量と前記記憶手段に記憶されている現像
    剤残量とを比較する比較手段と、を備えた画像形成装置
    における画像形成装置及び/又はカートリッジの異常検
    知システムであって、 前記確認のための比較結果が所定量より大きい場合、そ
    の他の現像剤残量検知手段の検知出力に基づいた補正を
    行い、 前記補正後の現像剤残量検出値においても前記比較手段
    の比較結果が所定量より大きい場合、画像形成装置及び
    /又はカートリッジの異常と判断し、 前記画像形成措置が備える情報表示部、或いは、前記画
    像形成装置と通信可能なディスプレイを有する機器に異
    常を判断した旨を出力する、ことを特徴とする画像形成
    装置及び/又はカートリッジの異常検知システム。
  2. 【請求項2】 現像剤収納容器と、現像剤収納容器内の
    現像剤残量を逐次検知できる複数の現像剤残量検知手段
    と、確定された現像剤残量を記憶する記憶手段と、を有
    するカートリッジが着脱自在であり、前記現像剤残量検
    知手段の検知出力を統計的手法により処理して現像剤残
    量として確定する処理手段と、前記統計的手法により確
    定した現像剤残量と前記記憶手段に記憶されている現像
    剤残量とを比較する比較手段と、を備えた画像形成装置
    における画像形成装置及び/又はカートリッジの異常検
    知システムであって、 前記処理手段が現像剤残量を確定するまでの期間に、前
    記現像剤残量検知手段の検知出力を、前記統計的手法と
    は異なる簡略な統計的手法により、現像剤残量を概算処
    理し、 前記概算した現像剤残量と前記記憶手段に記憶されてい
    る現像剤残量とを比較し、 前記比較手段の比較結果が所定量より大きい場合、その
    他の現像剤残量検知手段の検知出力に基づいた補正を行
    い、 前記補正後の現像剤残量検出値においても前記比較手段
    の比較結果が所定量より大きい場合、画像形成装置及び
    /又はカートリッジの異常と判断し、 前記画像形成装置が備える情報表示部、或いは、前記画
    像形成装置と通信可能なディスプレイを有する機器に異
    常を判断し旨を出力する、ことを特徴とする画像形成装
    置及び/又はカートリッジの異常検知システム。
  3. 【請求項3】 前記現像剤残量の概算処理は、画像形成
    装置本体の電源投入時、及び、カートリッジ交換のため
    のドアクローズ時に行われるイニシャル回転中に第1の
    現像剤残量検知手段により検出された現像剤残量の値に
    ついて概算処理を行い、第2の現像剤残量検知手段の検
    出値に基づいた補正を行い、画像形成装置及び/又はカ
    ートリッジの異常と判断されない場合に画像形成装置が
    プリント可能となることを特徴とする請求項2の画像形
    成装置及び/又はカートリッジの異常検知システム。
  4. 【請求項4】 前記現像剤残量の概算処理は、画像形成
    装置本体の電源投入時、及び、カートリッジ交換のため
    のドアクローズ後に、カートリッジが従来使用されてい
    たものから交換された場合のイニシャル回転中に第1の
    現像剤残量検知手段により検出された現像剤残量の値に
    ついて概算処理を行い、第2の現像剤残量検知手段の検
    出値に基づいた補正を行い、画像形成装置及び/又はカ
    ートリッジの異常と判断されない場合に画像形成装置が
    プリント可能となることを特徴とする請求項2又は3の
    画像形成装置及び/又はカートリッジの異常検知システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記画像形成装置は、ページ記述言語で
    表された画像情報を展開する展開手段と、展開された画
    像情報に基づき出力画像を形成する画像形成手段とを有
    しており、前記比較手段は前記展開手段に備えられるこ
    とを特徴とする請求項1〜4のいずれかの項に記載の画
    像形成装置及び/又はカートリッジの異常検知システ
    ム。
  6. 【請求項6】 現像剤収納容器と、現像剤収納容器内の
    現像剤残量を逐次検知できる複数の現像剤残量検知手段
    と、確定された現像剤残量を記憶する記憶手段と、を有
    するカートリッジが着脱自在であり、前記現像剤残量検
    知手段の検知出力を統計的手法により処理して現像剤残
    量として確定する処理手段と、前記統計的手法により確
    定した現像剤残量と前記記憶手段に記憶されている現像
    剤残量とを比較する比較手段と、を備えた画像形成装置
    における現像剤残量表示システムであって、 前記比較手段の比較結果が所定量より大きい場合、その
    他の現像剤残量検知手段の検知出力に基づいた補正を行
    い、 前記補正後の現像剤残量検出値においても前記比較手段
    の比較結果が所定量より大きい場合、画像形成装置及び
    /又はカートリッジの異常と判断し、 前記画像形成措置が備える情報表示部、或いは、前記画
    像形成装置と通信可能なディスプレイを有する機器に異
    常を判断した旨を出力する、ことを特徴とする現像剤残
    量表示システム。
  7. 【請求項7】 現像剤収納容器と、現像剤収納容器内の
    現像剤残量を逐次検知できる複数の現像剤残量検知手段
    と、確定された現像剤残量を記憶する記憶手段と、を有
    するカートリッジが着脱自在であり、前記現像剤残量検
    知手段の検知出力を統計的手法により処理して現像剤残
    量として確定する処理手段と、前記統計的手法により確
    定した現像剤残量と前記記憶手段に記憶されている現像
    剤残量とを比較する比較手段と、を備えた画像形成装置
    におけるにおける現像剤残量表示システムであって、 前記処理手段が現像剤残量を確定するまでの期間に、前
    記現像剤残量検知手段の検知出力を、前記統計的手法と
    は異なる簡略な統計的手法により、現像剤残量を概算処
    理し、 前記概算した現像剤残量と前記記憶手段に記憶されてい
    る現像剤残量とを比較し、 前記比較手段の比較結果が所定量より大きい場合、その
    他の現像剤残量検知手段の検知出力に基づいた補正を行
    い、 前記補正後の現像剤残量検出値においても前記比較手段
    の比較結果が所定量より大きい場合、画像形成装置及び
    /又はカートリッジの異常と判断し、 前記画像形成装置が備える情報表示部、或いは、前記画
    像形成装置と通信可能なディスプレイを有する機器に異
    常を判断し旨を出力する、ことを特徴とする現像剤残量
    表示システム。
  8. 【請求項8】 前記現像剤残量の概算処理は、画像形成
    装置本体の電源投入時、及び、カートリッジ交換のため
    のドアクローズ時に行われるイニシャル回転中に第1の
    現像剤残量検知手段により検出された現像剤残量の値に
    ついて概算処理を行い、第2の現像剤残量検知手段の検
    出値に基づいた補正を行い、画像形成装置及び/又はカ
    ートリッジの異常と判断されない場合に画像形成装置が
    プリント可能となることを特徴とする請求項7の現像剤
    残量表示システム。
  9. 【請求項9】 前記現像剤残量の概算処理は、画像形成
    装置本体の電源投入時、及び、カートリッジ交換のため
    のドアクローズ後に、カートリッジが従来使用されてい
    たものから交換された場合のイニシャル回転中に第1の
    現像剤残量検知手段により検出された現像剤残量の値に
    ついて概算処理を行い、第2の現像剤残量検知手段の検
    出値に基づいた補正を行い、画像形成装置及び/又はカ
    ートリッジの異常と判断されない場合に画像形成装置が
    プリント可能となることを特徴とする請求項7又は8の
    現像剤残量表示システム。
  10. 【請求項10】 前記画像形成装置は、ページ記述言語
    で表された画像情報を展開する展開手段と、展開された
    画像情報に基づき出力画像を形成する画像形成手段とを
    有しており、前記比較手段は前記展開手段に備えられる
    ことを特徴とする請求項6〜9のいずれかの項に記載の
    現像剤残量表示システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112669301A (zh) * 2020-12-31 2021-04-16 哈尔滨市科佳通用机电股份有限公司 一种高铁底板脱漆故障检测方法

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