JP2003149415A - 色分解プリズム - Google Patents

色分解プリズム

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JP2003149415A
JP2003149415A JP2001348790A JP2001348790A JP2003149415A JP 2003149415 A JP2003149415 A JP 2003149415A JP 2001348790 A JP2001348790 A JP 2001348790A JP 2001348790 A JP2001348790 A JP 2001348790A JP 2003149415 A JP2003149415 A JP 2003149415A
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JP
Japan
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prism
color separation
air gap
light
separation prism
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JP2001348790A
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English (en)
Inventor
Naoki Kosugi
直樹 小杉
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Cosina Co Ltd
Original Assignee
Cosina Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアギャップへの不純物の侵入を防止する。 【解決手段】 色分解プリズムを構成する第1プリズム
3及び第2プリズム4との間に形成されたエアギャップ
20の上端縁及び下端縁を、例えば紫外線硬化樹脂22
を用いて塞ぐ。色分解プリズムに、例えばシリコン系の
接着剤26を用いて保持部材25を接着させた場合に、
エアギャップ20の上端縁及び下端縁は、紫外線硬化樹
脂22により予め塞がれているので、シリコンに含まれ
るオイル等の不純物がエアギャップ20に侵入すること
がなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えば三板式のビ
デオカメラ等に用いられるエアギャップ構造を有する色
分解プリズムに関するものである。 【0002】 【従来の技術】近年、例えばCCDイメージセンサ等の
撮像素子を用いてカラー画像を得るカメラやビデオカメ
ラ等が提供されている。このカラー画像取得方式には、
1枚の撮像素子を用いてオンチップカラーフィルタ等で
色分解を行う単板式、色分解プリズムを用いて色像を分
解し、3枚の撮像素子を用いて取り込む3板式等があ
る。 【0003】例えば、単板式の場合、赤色(R)、緑色
(G)、青色(B)に色分解す原色系と、シアン
(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、グリーン
(G)に色分解する補色系とがある。原色系のオンチッ
プフィルタを用いる場合には、入射光の波長選択性が高
いため色再現性がよく、補色系のオンチップフィルタを
用いた場合には、入射光の波長を広い範囲で有効に利用
できるので撮像素子自体の感度を高く設定することがで
きる。しかしながら、オンチップフィルタを用いて色を
複数画素領域にわたって分解するため、解像度が低いと
いう問題がある。 【0004】一方、3板式の場合、R、G、Bの各色毎
に撮像素子を配置することができるので、単板式に比べ
高画質で画像を得ることができる。この場合には、入射
光をR、G、B光に分解するダイクロイック膜が形成さ
れた色分解プリズムが用いられる。この色分解プリズム
はフィリップスタイプと呼ばれる3つのガラスを組み合
わせたものであり、青色光を全反射させるコーティング
が施された第1プリズムの色分解面と、赤色光を全反射
させるコーティングが施された第2プリズムの入射面と
の間には5〜15μmの空気の層(エアギャップ)が設
けられている。これにより、第2プリズム内部で反射し
た赤色光を、撮像素子に向けて伝播させることができ
る。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】この色分解プリズムの
場合、例えば第1プリズムの色分解面及び第2プリズム
の入射面の4隅に所定厚のスペーサを接着することでエ
アギャップを確保している。この色分解プリズムは、例
えば、プリズムの両側に保持部材を接着固定したあとに
ビデオカメラ等に組み込まれる場合がある。この場合、
保持部材を接合する為の接着剤には耐熱性、耐衝撃性の
優れたシリコン系の接着剤が用いられるが、シリコンに
含有されたオイルがエアギャップに侵入してしまうこと
があり、色分解プリズムの光学性能を劣化させてしまう
という問題がある。 【0006】本発明は、色分解プリズムのエアギャップ
へ接着剤等の不純物の侵入を防ぐことで、光学性能を保
持できるようにした色分解プリズムを提供することを目
的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の色分解プリズムは、入射光から所定の波長
域の光のみを反射させるために、プリズムとプリズムと
の間に隙間が形成された少なくとも2つ以上のプリズム
から構成されるとともに、これらプリズムを挟持するよ
うに前記プリズムの両側から一対の保持部材が取り付け
られるものであり、前記隙間を確保するように前記プリ
ズムとプリズムとを接着し、且つ接着される前記保持部
材に隣接する隙間の端縁を予め塞いでから、前記一対の
保持部材が接着されるものである。 【0008】 【発明の実施の形態】図1は本発明を実施した色分解プ
リズムの構成を示す平面図である。色分解プリズム2
は、第1プリズム3、第2プリズム4から構成されてい
る。第1プリズム3は、光を入射する入射面3aと、入
射された光のうちある波長域の光のみを反射する色分解
面3bと、この反射面3bで反射した光を出射する出射
面3cが設けられている。反射面3bには、青反射ダイ
クロイック膜5が例えば蒸着等により取り付けられてお
り、第1プリズム3に入射した光のうち青色光のみを反
射させるようになっている。プリズム内部を伝播する光
が入射面3aに到達した場合には全反射するようになっ
ており、青反射ダイクロイック膜5で反射された青色光
は入射面3aで全反射されたあとに、出射面3cから出
射される。この出射面3cには青色トリミングフィルタ
6が取り付けられており、青色光に含まれたノイズ成分
の光がこの青色トリミングフィルタ6で吸収される。そ
して、青色トリミングフィルタを透過した青色光は、C
CDイメージセンサ7の受光面で結像される。 【0009】第2プリズム4は、2つのプリズム10,
11が接合された状態で構成される。第2プリズム4の
一方のプリズム10には、赤反射ダイクロイック膜12
が蒸着等により取り付けられている。第1プリズム3を
出射した光は第2プリズム4の入射面10aから入射す
る。そして、赤色ダイクロイック膜12まで伝播する
と、伝播した光のうち赤色光が反射される。反射した赤
色光は、入射面10aで全反射し、第1出射面10bへ
と伝播する。なお、赤ダイクロイック膜12を透過した
光は緑色光となり、第2出射面11aへと伝播する。第
1出射面10b及び第2出射面11aには、赤トリミン
グフィルタ14、緑トリミングフィルタ15がそれぞれ
取り付けられている。これらトリミングフィルタを透過
することによりノイズ成分の光が吸収されて、赤色光は
CCDイメージセンサ16、緑色光はCCDイメージセ
ンサ17の受光面でそれぞれ結像するようになってい
る。 【0010】この第1プリズム3の色分解面3b及び第
2プリズム4の入射面10aの間には、隙間(エアギャ
ップ)20が設けられている。このエアギャップ20
は、第2プリズム3の赤反射ダイクロイック膜12で反
射した光を全反射させるために設けられている。これら
第1プリズムと第2プリズムとは、エアギャップを確保
した状態で接着剤21により接合される。なお、このエ
アギャップ20の幅は、例えば5〜15μmの範囲に設
定される。その後、エアギャップ20の上端縁及び下端
縁は、図2及び図4に示すように、例えば紫外線硬化樹
脂22により塞がれる。 【0011】次に、本実施形態の作用について説明す
る。図2に示すように、青反射ダイクロイック膜5が蒸
着された第1プリズム3と、プリズム10とプリズム1
1とが赤色ダイクロイック膜12を内側にして接合され
た第2プリズム4とを、所定間隔のエアギャップ20を
確保するように接着剤21を用いて接合する。なお、こ
の接着剤21は、第1プリズム3の色分解面3b及び第
2プリズム4の入射面10aの有効光線領域外に付けら
れる。このとき、第1プリズム3及び第2プリズム4は
接着剤21が硬化するまで所定位置に保持されるので、
エアギャップ20の幅にムラができることはない。その
後、エアギャップ20の上端縁及び下端縁に紫外線硬化
樹脂22を挿入して、紫外線を照射することにより紫外
線硬化樹脂22を硬化させる。これにより、エアギャッ
プ20の上端縁及び下端縁を塞いだ色分解プリズム2が
完成する。 【0012】図3及び図4に示すように、色分解プリズ
ム2の上方及び下方には、一対の保持部材25が接着剤
26により取り付けられる。なお、保持部材25を取り
付けるための接着剤26に、例えばシリコン系の接着剤
を用いた場合でも、エアギャップ20の上端縁及び下端
縁は紫外線硬化樹脂22により塞がれているので、シリ
コンに含有するオイルがエアギャップ20に侵入するこ
とはない。その後、保持部材25が取り付けられた色分
解プリズム2はビデオカメラ等の内部に組み込まれる。 【0013】本実施形態では、紫外線硬化樹脂を用いて
エアギャップ20の上端縁及び下端縁を紫外線硬化樹脂
で塞いだが、これに限定する必要はなく、例えば可視光
硬化樹脂、非流動性の接着剤によりエアキャップの上端
縁及び下端縁を塞いでもよい。また、第1プリズム3の
色分解面3b及び第2プリズム4の入射面10aとが重
なる部分の外周縁の全てにスペーサを取り付けること
で、エアギャップ20を確保するようにしてもよい。ま
た、紫外線硬化樹脂の代わりに、テープ等のマスク材を
第1プリズム及び第2プリズムの上面及び下面に貼り付
けてから、保持部材を接着させてもよい。 【0014】本実施形態では、第1プリズム及び第2プ
リズムから色分解プリズムを構成したが、これに限定す
る必要はなく、3つのプリズムから構成してもよい。こ
の場合、本実施形態と同様に、各プリズム間にエアギャ
ップを設け、エアギャップの上端縁及び下端縁をそれぞ
れ封止部材等で塞ぐことで、エアギャップに不純物が侵
入することがなくなる。 【0015】 【発明の効果】以上のように、本発明の色分解プリズム
によれば、隙間を確保するようにプリズムとプリズムと
を接着した後に、隙間の端縁を予め塞いでから一対の保
持部材を接着するので、隙間に例えば接着剤等の不純物
の侵入を防止することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明を実施した色分解プリズムの平面図であ
る。 【図2】色分解プリズムの分解斜視図である。 【図3】色分解プリズムに保持部材を取り付ける際の斜
視図である。 【図4】エアギャップ近傍の構成を示す断面図である。 【符号の説明】 2 色分解プリズム 3 第1プリズム 4 第2プリズム 20 エアギャップ 21 接着剤 22 封止部材 25 保持部材

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】入射光から所定の波長域の光のみを反射さ
    せるために、プリズムとプリズムとの間に隙間が形成さ
    れた少なくとも2つ以上のプリズムから構成されるとと
    もに、これらプリズムを挟持するように前記プリズムの
    両側から一対の保持部材が取り付けられる色分解プリズ
    ムにおいて、 前記隙間を確保するように前記プリズムとプリズムとを
    接着し、且つ接着される前記保持部材に隣接する隙間の
    端縁を予め塞いでから、前記一対の保持部材が接着され
    ることを特徴とする色分解プリズム。
JP2001348790A 2001-11-14 2001-11-14 色分解プリズム Pending JP2003149415A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009066223A (ja) * 2007-09-13 2009-04-02 Olympus Medical Systems Corp 撮像装置用プリズムユニット、及び撮像ユニット
CN113960744A (zh) * 2021-11-05 2022-01-21 中国工程物理研究院机械制造工艺研究所 用于装夹楔形镜的夹具、楔形镜及一种光学器件

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