JP2003148670A - 通水管と接続体との接続構造及びその接続方法 - Google Patents

通水管と接続体との接続構造及びその接続方法

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JP2003148670A
JP2003148670A JP2001350534A JP2001350534A JP2003148670A JP 2003148670 A JP2003148670 A JP 2003148670A JP 2001350534 A JP2001350534 A JP 2001350534A JP 2001350534 A JP2001350534 A JP 2001350534A JP 2003148670 A JP2003148670 A JP 2003148670A
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JP2001350534A
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Shohachi Shimizu
昭八 清水
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Mirai Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高温状態において管本体と接続部との接続状態
を維持することができる通水管と接続体との接続構造及
びその接続方法を提供する。 【解決手段】継手13の接続筒部16の外側には合成樹
脂材料製の管本体11aの接続端部が接続され、その接
続端部の外面には金属材料製の線材を螺旋状に巻回して
形成された締付部材12が拡径状態で装着されている。
通水管11が高温状態に晒されて軟化したとき、締付部
材12が拡径状態から縮径して接続端部に対する締付力
を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば給水管又は
給湯管に使用される合成樹脂材料製の通水管が継手等の
接続体から抜け外れないように接続するための通水管と
接続体との接続構造及びその接続方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、図14に示すように、架橋ポ
リエチレン製の通水管101と、当該通水管101が接
続される接続体としての継手102との間には、通水管
101の管本体101aの接続端部が継手102の接続
部から抜け外れないようにするための接続構造が形成さ
れている。
【0003】前記継手102は金属材料により略円筒状
に形成されている。継手102の一端側には雄ねじ部1
02aが形成され、継手102の他端側には前記接続部
としての内挿筒部102bが形成されている。内挿筒部
102bの外周面には、同内挿筒部102bの周方向に
沿って延びる突条102cが複数箇所に形成されてい
る。また、内挿筒部102bの内径は管本体101aの
内径とほぼ同じに形成されている。
【0004】また、管本体101aを内挿筒部102b
に接続し、その接続部分における管本体101aの内挿
筒部102bからの抜け外れを防止するために締付リン
グ103が使用される。この締付リング103は架橋ポ
リエチレンにより円筒状に形成されている。そして、継
手102は鋼管100に形成された雌ねじ部100aに
前記雄ねじ部102aを螺合することにより同鋼管10
0と接続される。
【0005】さて、前記継手102を使用して鋼管10
0と通水管101とを接続するには、まず、継手102
の雄ねじ部102aを鋼管100の雌ねじ部に螺合して
継手102を鋼管100に接続する。次に、管本体10
1aの外面に締付リング103を外装し、同締付リング
103を管本体101aの端部に配置した後、管本体1
01aの内径が内挿筒部102bの外径より大きくなる
まで管本体101aの端部と締付リング103を拡径治
具を使用して同時に拡径する。
【0006】そして、架橋ポリエチレンの収縮により管
本体101a及び締付リング103が縮径して管本体1
01aの内径が内挿筒部102bの外径より小さくなる
前に管本体101aを内挿筒部102bに外嵌する。す
ると、管本体101aの縮径により管本体101aの端
部が内挿筒部102bの外周面を締め付ける。それと同
時に、締付リング103の縮径により締付リング103
が管本体101aの外周面を締め付ける。
【0007】その結果、内挿筒部102bと締付リング
103との間に接続端部が挟持されるとともに、管本体
101aの内周面に前記突条102cが食い込み、管本
体101aの内挿筒部102bからの抜け外れが防止さ
れる。そして、継手102を介して通水管101が鋼管
100に接続される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来構
成の通水管101と継手102との接続構造において、
架橋ポリエチレンは高温状態に晒されると軟化する性質
を有している。そのため、鋼管100から通水管101
に高温水が供給され、管本体101aと内挿筒部102
bとの接続部分が高温状態に晒されると、管本体101
a及び締付リング103が軟化してしまい、締付リング
103による管本体101aの締め付け力が低下してし
まう。その結果、内挿筒部102bと締付リング103
とによる管本体101aの接続端部に対する挟持力が低
下してしまい、内挿筒部102bから管本体101aが
抜け外れ、通水管101と継手102との接続が維持で
きなくなるおそれがあるという問題があった。
【0009】本発明は、上記従来技術に存在する問題点
に着目してなされたものであり、その目的とするところ
は、高温状態において管本体と接続部との接続状態を維
持することができる通水管と接続体との接続構造及びそ
の接続方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、合成樹脂材料製の通水
管と、当該通水管が接続される接続体とを接続するた
め、通水管の管本体の接続端部と、前記接続体の接続部
との間に形成される接続構造であって、前記管本体の接
続端部の内側に挿入された前記接続部と、線材を螺旋状
に巻回して形成され、前記接続端部の外面に拡径された
状態で装着された締付部材との間に前記接続端部が挟持
されることにより形成され、前記締付部材の拡径状態か
らの縮径に伴う接続端部の締め付けにより当該締付部材
と接続部との間に接続端部を挟持して管本体の接続端部
と接続部との接続を維持するように形成したことを要旨
とする。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の通水管と接続体との接続構造において、前記管本体の
接続端部は拡径された状態で接続部の外側に装着され、
当該接続端部の収縮に伴う拡径状態からの縮径により接
続部を締め付けるように形成したことを要旨とする。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の通水管と接続体との接続構造において、前記締付部材
は、同締付部材の内径が非拡径状態の接続端部の外径よ
り大きく形成され、接続部に装着された拡径状態の接続
端部を締め付けるべく拡径状態の接続端部の外径より小
さく形成されていることを要旨とする。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求
項3のいずれか一項に記載の通水管と接続体との接続構
造において、前記接続体は管本体を被接続体に接続する
ために当該被接続体と管本体とを接続する継手であり、
当該継手に前記接続部としての接続筒部を形成したこと
を要旨とする。
【0014】請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求
項3のいずれか一項に記載の通水管と接続体との接続構
造において、前記接続体は複数本の管本体が接続され、
水又は湯を複数に分岐して各管本体に供給可能とするヘ
ッダーであり、当該ヘッダーは主管部と、同主管部から
分岐して延び、前記管本体が接続される複数本の分岐管
とを備え、前記分岐管の端部に接続部としての接続筒部
を形成したことを要旨とする。
【0015】請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求
項3のいずれか一項に記載の通水管と接続体との接続構
造において、前記接続体は管本体を被接続体に接続する
ために当該管本体の接続端部に予め一体的に設けられる
接続部材であり、当該接続部材に前記接続部としての接
続筒部を形成したことを要旨とする。
【0016】請求項7に記載の発明は、合成樹脂材料製
の通水管の管本体の接続端部と、接続体の接続部とを接
続させる通水管と接続体との接続方法であって、前記管
本体に線材を螺旋状に巻回して形成された締付部材を装
着し、その締付部材を管本体の接続端部から離れた位置
に配置した後、管本体の接続端部のみを拡径し、その拡
径状態の接続端部を前記接続部の外側に装着して管本体
を接続部に仮接続した後、前記締付部材を拡径し、さら
に拡径状態の締付部材を接続端部側へ移動させて当該接
続端部の外面に装着することにより、前記締付部材の拡
径状態からの縮径に伴う接続端部の締め付けにより当該
締付部材と接続部との間に接続端部を挟持して管本体の
接続端部と接続体の接続部とを接続することを要旨とす
る。
【0017】請求項8に記載の発明は、合成樹脂材料製
の通水管の管本体の接続端部と、接続体の接続部とを接
続させる通水管と接続体との接続方法であって、前記管
本体の接続端部の外面に、線材を螺旋状に巻回して形成
された締付部材を装着した状態で、接続端部及び締付部
材を同時に拡径し、当該拡径状態の接続端部を前記接続
部の外側に装着することにより、前記接続端部の拡径状
態からの縮径に伴う接続部の締め付けと、締付部材の拡
径状態からの縮径に伴う接続端部の締め付けにより当該
締付部材と接続部との間に接続端部を挟持して管本体の
接続端部と接続体の接続部とを接続することを要旨とす
る。
【0018】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
を具体化した通水管と接続体としての継手との接続構造
及びその接続方法の一実施形態を図1〜図6に従って説
明する。
【0019】図1に示すように、給水管、給湯管として
使用される合成樹脂材料製の通水管11と当該通水管1
1が接続される継手13とを接続するために形成される
接続構造は、通水管11の管本体11aの接続端部と、
継手13の接続部としての接続筒部16との間に締付部
材12を用いて形成される。図1及び図2に示すよう
に、前記通水管11は架橋ポリエチレンにより円管状に
形成された管本体11aよりなり、高温状態にさらされ
ると軟化する性質を有する。
【0020】なお、図3に示すように、管本体11aが
拡径されていない状態(非拡径状態)における管本体1
1aの外径をA1、内径をB1とする。一方、図4に示
すように、管本体11aの接続端部が拡径された状態
(拡径状態)における管本体11aの外径をA2、内径
をB2とする。
【0021】次いで、前記締付部材12について説明す
ると、図2に示すように、締付部材12は金属材料製、
この実施形態ではステンレス鋼製の線材を螺旋状に巻回
して形成されている。また、締付部材12を形成する線
材の両端部はそれぞれ相反する方向へ延び、拡径補助部
としての機能を備えている。
【0022】なお、図3に示すように、締付部材12が
拡径されていない状態を非拡径状態とし、その非拡径状
態における締付部材12の内径をC1とするとともに、
締付部材12が拡径された状態を拡径状態とする。この
場合、非拡径状態の締付部材12の内径C1は非拡径状
態の管本体11aの外径A1より大きく形成され、管本
体11aに沿って締付部材12をスライド移動させるこ
とができる。また、非拡径状態の締付部材12の内径C
1は拡径状態の管本体11aの外径A2より小さく形成
されている。
【0023】次に、前記継手13について説明する。図
1及び図2に示すように、継手13は金属材料により略
円筒状に形成された継手本体14よりなり、その継手本
体14の一端側の外周面には雄ねじ部15が螺刻されて
いる。一方、図3に示すように、継手本体14の他端側
には前記非拡径状態の管本体11aの内径B1より大き
い外径を有する接続部としての接続筒部16が形成され
ている。なお、接続筒部16の内径は管本体11aの内
径B1とほぼ同じに形成されている。
【0024】図1に示すように、接続筒部16の外周面
には、継手本体14の周方向に延びる抜け止め手段とし
ての突条16aが間隔をおいて複数本突設されている。
また、接続筒部16の軸線方向への長さは前記締付部材
12の軸線方向への長さとほぼ同じに形成されている。
そして、上記構成の継手13は、管本体11aを被接続
体としての鋼管17に接続するために当該管本体11a
と鋼管17とが接続されるものである。
【0025】さて、上記構成の通水管11と継手13と
を接続する方法について説明する。まず、管本体11a
の接続端部と締付部材12とを同時に拡径して通水管1
1と継手13とを接続する場合について説明する。
【0026】はじめに、図3に示すように、継手13の
雄ねじ部15を鋼管17の雌ねじ部17aに螺合して鋼
管17に継手13を接続する。次いで、通水管11の外
面に締付部材12を装着し、同締付部材12を管本体1
1aの接続端部側へ配置する。次に、図4に示すよう
に、接続端部の内側に通水管11の拡径治具の拡径部
(図示せず)を挿入し、その拡径部により接続端部及び
締付部材12を同時に拡径する。このとき、拡径状態の
接続端部の内径B2が接続筒部16、具体的には突条1
6aの外径より大きくなるとともに、内径B2が内径C
1よりわずかに大きくなるまで拡径する。
【0027】続いて、図1に示すように、拡径された管
本体11aの収縮に伴う縮径により接続端部の内径B2
が接続筒部16の外径より小さくなる前に接続端部を接
続筒部16の外側に装着し、接続端部の内側に接続筒部
16を位置させる。すると、拡径された接続端部が縮径
して接続端部の内面が接続筒部16の外面に圧接し、同
接続筒部16が接続端部により締め付けられる。
【0028】それと同時に、拡径された締付部材12が
元の形状に復帰しようとする際の縮径により管本体11
aの接続端部の外周面が締付部材12により締め付けら
れる。その結果、接続筒部16の外周面と締付部材12
の内周面との間に接続端部が挟持され、さらに、接続端
部の内周面に突条16aが食い込み、接続筒部16から
通水管11が抜け外れるのが防止される。そして、管本
体11aの接続端部と、接続筒部16との間に通水管1
1と継手13との接続構造が形成され、継手13を介し
て鋼管17に通水管11が接続される。このとき、管本
体11aの接続端部以外の部分の内径と接続筒部16の
内径とがほぼ同一になっている。
【0029】次に、管本体11aの接続端部のみを拡径
して管本体11aを接続筒部16に仮接続した後、締付
部材12を接続端部の外面に装着して継手13と通水管
11とを接続する場合について説明する。
【0030】まず、図5に示すように、通水管11の外
面に締付部材12を装着し、接続端部から離れた位置に
締付部材12を配置する。このとき、非拡径状態の締付
部材12の内径C1は非拡径状態の管本体11aの外径
A1より大きいため、管本体11aの長さ方向への締付
部材12のスライド移動が速やかに行われる。続いて、
接続端部の内側に通水管11の拡径治具の拡径部(図示
せず)を挿入し、その拡径部により接続端部のみを拡径
する。このとき、拡径状態の管本体11aの接続端部の
内径B2が接続筒部16における突条16aの外径より
わずかに大きくなるまで拡径する。
【0031】続いて、図6に示すように、拡径された管
本体11aの収縮に伴う縮径により接続端部の内径B2
が接続筒部16の外径より小さくなる前に接続端部を接
続筒部16の外側に装着し、接続端部の内側に接続筒部
16を位置させる。すると、拡径された接続端部が縮径
して接続端部の内面が接続筒部16の外面に圧接し、同
接続筒部16が接続端部により締め付けられ、管本体1
1aが接続筒部16に仮接続される。このとき、管本体
11aの接続端部以外の部分の内径と接続筒部16の内
径とがほぼ同一になっている。
【0032】次に、締付部材12において、締付部材1
2における管本体11aの中央部側の端部(図6では二
点鎖線に示す締付部材12の左側端部)をドライバー等
の工具(図示せず)により締付部材12が巻回された方
向とは反対方向(以下、反巻回方向とする)へ押圧す
る。このとき、締付部材12の管本体11aの接続端部
側の端部(図6では二点鎖線に示す締付部材12の右側
端部)を管本体11aの拡径により膨出した外面に押し
当てて、工具による反巻回方向への押圧により締付部材
12が回転しないようにする。
【0033】そして、工具による締付部材12の反巻回
方向への押圧により締付部材12を内径C2が拡径状態
の接続端部の外径A2より大きくなるように拡径させ
る。続けて、拡径状態の締付部材12を前記工具により
管本体11aの接続端部方向へ押し出し、同締付部材1
2を管本体11aに沿って接続端部側へスライド移動さ
せる。このとき、締付部材12が拡径された状態で移動
させるため、締付部材12が管本体11a外面を締め付
けることなく移動される。
【0034】次に、締付部材12が接続端部に位置した
状態で、工具による締付部材12の拡径状態を解除す
る。すると、拡径された締付部材12が元の形状に復帰
しようとする際の縮径により管本体11aの接続端部の
外周面が締付部材12により締め付けられて装着され
る。その結果、図1に示すように、接続筒部16の外周
面と締付部材12の内周面との間に接続端部が挟持さ
れ、さらに、接続端部の内周面に突条16aが食い込
み、接続筒部16から通水管11が抜け外れるのが防止
される。そして、管本体11aの接続端部と、接続筒部
16との間に通水管11と継手13との接続構造が形成
され、継手13を介して鋼管17に通水管11が接続さ
れる。
【0035】さて、通水管11が継手13を介して鋼管
17に接続された状態において、その鋼管17から継手
13を介して高温の水が通水管11に流通すると、架橋
ポリエチレン製の通水管11は高温状態に晒され、軟化
する。このとき、締付部材12は金属材料により形成さ
れているため、前記高温状態に晒されても変形すること
がない。また、締付部材12は非拡径状態の内径C1よ
り拡径されているとともに、拡径状態の接続端部の外径
A2より小さく形成された状態で管本体11aの接続端
部に装着されている。
【0036】そのため、管本体11aが軟化すると、締
付部材12が拡径状態からさらに縮径し、接続端部の外
周面を締め付ける。従って、接続筒部16の外周面と締
付部材12の内周面との間に接続端部がより一層強固に
挟持され、突条16aが接続端部の内面に確実に食い込
む。その結果、接続筒部16、即ち継手13から通水管
11が抜け外れるのが防止され、鋼管17と通水管11
との接続状態が維持される。
【0037】また、締付部材12の軸線方向への長さは
接続筒部16の軸線方向への長さと同一に形成されてい
るため、管本体11aの接続端部は接続筒部16と締付
部材12との間に効果的に挟持される。
【0038】さらに、締付部材12は金属材料により形
成されているため、縮径しても非拡径状態の内径C1よ
り小さくなるまで縮径することはない。そのため、非拡
径状態の締付部材12の内径C1は非拡径状態の通水管
11の外径A1より大きいため、締付部材12が縮径し
ても必要以上の締め付け力が接続端部に作用せず、通水
管11に対する負荷が小さくなる。加えて、接続端部以
外の管本体11aの内径と接続筒部16の内径とがほぼ
同一となっている。
【0039】上記第1の実施形態によれば、以下のよう
な特徴を得ることができる。 (1)通水管11が軟化したとき、締付部材12がさら
に縮径するため、締付部材12による接続端部に対する
締付力を向上させることができる。そのため、通水管1
1の接続端部を合成樹脂材料製の締付リングにより締め
付け、その締付リングが高温状態に晒されたとき、通水
管11と共に軟化して通水管11に対する締付力が低下
してしまった従来と異なり、接続筒部16と管本体11
aとの接続状態を維持することができる。従って、継手
13から通水管11が抜け外れたり、接続筒部16と管
本体11aとの間のシール性が低下して水が漏れ出たり
するおそれをなくすことができる。
【0040】(2)締付部材12の縮径により接続筒部
16から管本体11aが抜け外れないように強固に接続
することができる。そのため、継手13から通水管11
が抜け外れないようにする接続構造を締付部材12と、
同締付部材12とは別部材を使用して形成する場合と比
較して通水管11の継手13に対する接続構造を容易か
つ速やかに形成することができるとともに、通水管11
の継手13に対する接続構造を簡易化して製造コストが
嵩むのを防止することができる。
【0041】(3)締付部材12は金属材料により形成
され、非拡径状態における内径C1は非拡径状態の管本
体11aの外径A1より大きいため、拡径状態から締付
部材12が縮径しても非拡径状態の接続端部を締め付け
るまで縮径しない。従って、必要以上の締め付け力が接
続端部に作用せず、通水管11に対する負荷を小さくす
ることができ、通水管11を損傷を受けにくくすること
ができる。
【0042】(4)接続筒部16の軸線方向に沿った長
さと、締付部材12の軸線方向への長さとほぼ同じに形
成されている。そのため、接続端部を接続筒部16と締
付部材12とにより効果的に挟持することができ、管本
体11aの接続端部と接続筒部16とを強固に接続する
ことができる。
【0043】(5)管本体11aの接続端部を拡径して
接続筒部16に装着するため、接続端部が縮径すること
により接続筒部16の外周面を締め付けることができ
る。従って、締付部材12の接続端部の締め付けと接続
端部の接続筒部16の締め付けとにより管本体11aと
接続筒部16とをより強固に接続することができる。
【0044】(6)接続端部と締付部材12とを同時に
拡径して接続筒部16に接続端部を接続する。そのた
め、それぞれ別々に拡径して通水管11と継手13との
接続作業を行う場合と比較して作業効率を向上させるこ
とができる。
【0045】(7)接続端部を接続筒部16に装着した
後、締付部材12を拡径させて接続端部に装着する場
合、締付部材12を拡径した状態で管本体11aをスラ
イド移動させる。そのため、締付部材12が通水管11
を押し潰しながらスライド移動させることがなくなり通
水管11が損傷を受けたりする不具合をなくすことがで
きる。
【0046】(8)締付部材12の両端部は、それぞれ
わずかに外方へ突出している。そのため、ドライバー等
の工具を使用した締付部材12の拡径工具を容易に行う
ことができる。
【0047】(9)接続端部以外における管本体11a
の内径B1は接続筒部16の内径と同じになるため、管
本体11a内を流通する水又は湯の接続筒部16による
流量損失をほとんど無くすことができる。
【0048】(第2の実施形態)以下、本発明を具体化
した第2の実施形態を図7に従って説明する。なお、第
2の実施形態は、第1の実施形態の鋼管17の代わりに
接続体としてのヘッダー18と通水管11とを接続する
ように変更したのみの構成であるため、同様の部分につ
いてはその詳細な説明を省略する。
【0049】図7に示すように、金属材料製の前記ヘッ
ダー18は円筒状をなす主管部19と、その主管部19
に供給された水又は湯を分配させるべく主管部19から
分岐して延びる複数本の分岐管20とより形成されてい
る。各分岐管20の先端部には接続部としての前記接続
筒部16が一体形成され、その接続筒部16には前記突
条16aが形成されている。そして、ヘッダー18は各
分岐管20に管本体11aが接続されることにより、主
管部19に供給された水又は湯を複数に分岐して各管本
体11aに供給可能とするものである。
【0050】次に、ヘッダー18と通水管11とを接続
する方法について説明する。まず、第1の実施形態の方
法と同様に、管本体11aの接続端部と締付部材12と
を同時に拡径し、その接続端部を接続筒部16の外側に
装着して管本体11aと分岐管20の接続筒部16とを
接続する。又は、管本体11aの接続端部のみを拡径
し、その接続端部を接続筒部16の外側に装着し、分岐
管20と管本体11aとを仮接続した後、締付部材12
を接続端部の外面に装着する。すると、管本体11aの
接続端部と分岐管20の接続筒部16との間に通水管1
1とヘッダー18との接続構造が形成される。
【0051】その結果、通水管11とヘッダー18とが
接続され、各分岐管20から通水管11に水又は湯を分
岐して供給することができる。そして、通水管11に高
温水が供給されても、締付部材12により接続筒部16
と管本体11aとの接続状態を維持することができる。
【0052】(第3の実施形態)以下、本発明を具体化
した第3の実施形態を図8に従って説明する。なお、第
3の実施形態は、第1の実施形態の鋼管17の代わりに
被接続体としてのヘッダー18と通水管11とを接続体
及び継手としての接続筒体22を使用して接続するよう
に変更したのみの構成であるため、同様の部分について
はその詳細な説明を省略する。
【0053】まず、図8に示すように、前記ヘッダー1
8は合成樹脂材料により形成され、円筒状をなす主管部
19と、その主管部19に供給された水を分配させるべ
く主管部19から分岐して延びる複数本の分岐管20と
より形成されている。この分岐管20は通水管として機
能する。前記接続筒体22は金属材料により略円筒状に
形成され、その両端部には第1の実施形態と同様の構成
を有する接続部としての接続筒部16が形成されている
とともに、その接続筒部16には突条16aが形成され
ている。
【0054】さて、通水管11と分岐管20とを接続筒
体22を使用して接続する方法について説明する。ま
ず、分岐管20と接続筒体22とを接続する方法につい
て説明する。
【0055】はじめに分岐管20に締付部材12を外装
する。その後、第1の実施形態の方法と同様に、分岐管
20の接続端部と締付部材12とを同時に拡径し、その
接続端部の内側に接続筒体22の接続筒部16を装着し
て分岐管20の接続端部と接続筒体22の接続筒部16
とを接続する。又は、分岐管20の接続端部のみを拡径
し、その接続端部の内側に接続筒部16を装着し、分岐
管20と接続筒体22とを仮接続した後、締付部材12
を分岐管20の接続端部の外面に装着して分岐管20と
接続筒体22とを接続する。
【0056】分岐管20と接続筒体22とが接続された
状態で、第1の実施形態と同様に、管本体11aの接続
端部と締付部材12とを同時に拡径し、その接続端部を
接続筒体22の接続筒部16の外側に装着して管本体1
1aと接続筒体22の接続筒部16とを接続する。
【0057】又は、管本体11aの接続端部のみを拡径
し、その接続端部を接続筒部16の外側に装着し、接続
筒体22の接続筒部16と管本体11aとを仮接続した
後、締付部材12を管本体11aの接続端部の外面に装
着して管本体11aと接続筒体22とを接続する。する
と、管本体11aの接続端部と接続筒体22の接続筒部
16との間に通水管11と接続筒体22との接続構造が
形成されるとともに、分岐管20の接続端部と接続筒体
22との間に分岐管20と接続筒体22との接続構造が
形成される。
【0058】従って、第3の実施形態においては、接続
筒体22に対し、合成樹脂材料製の分岐管20及び通水
管11が接続され、分岐管20及び通水管11の各接続
端部はそれぞれ締付部材12と接続筒部16との間に挟
持されている。そのため、ヘッダー18に高温水が供給
され、分岐管20及び通水管11に高温水が流通し、軟
化しても締付部材12により分岐管20と接続筒体22
との接続状態及び管本体11aと接続筒体22との接続
状態を維持することができる。
【0059】なお、前記各実施形態は以下のように変更
してもよい。 ・ 図10(a)に示すように、締付部材12を形成す
る線材の両端部がそれぞれ互いに交差し、さらに相反す
る方向へ延びるように形成して、その両端部を拡径補助
部としてもよい。そして、プライヤー23の間に締付部
材12の両端部を配置し、図10(b)に示すように、
プライヤー23を握って締付部材12の両端部が互いに
近づくようにする。すると、締付部材12が拡径され
る。このように構成した場合、締付部材12の拡径作業
を容易に行うことができる。
【0060】・ 図10(a)に示す締付部材12を形
成する線材の両端部をそれぞれ環状に折り曲げて、締付
部材12に拡径補助部を形成する。そして、各環状部分
にプライヤー23の各先端部を挿入し、さらに、プライ
ヤー23を握って締付部材12の両端部を互いに近づけ
て締付部材12を拡径する。このとき、プライヤー23
の各先端部は締付部材12の両端部の環状部分内に挿入
され、さらに係止しているため、プライヤー23による
締付部材12の拡径作業を容易に行うことができる。
【0061】・ 図11(a)に示すように、締付部材
12の拡径用治具24を使用して締付部材12を拡径し
てもよい。なお、図11(b)に示すように、拡径用治
具24を使用して拡径される締付部材12は、同締付部
材12を形成する線材の両端部がそれぞれ交差せず相反
する方向へ延びるように形成され、線材を巻回して形成
された外周面より外方へ突出している。
【0062】前記拡径用治具24は金属材料により略円
筒状に形成された第一回動部材25{図11(a)では
左側}と第二回動部材26{図11(a)では右側}と
を組付けることにより形成されている。拡径用治具24
は前記第一回動部材25の一端面{図11(a)では右
端面}に、同第一回動部材25の周方向に沿って凹設さ
れた係合凹部25aに対し、第二回動部材26の他端面
{図11(a)では左端面}に、第二回動部材26の周
方向に沿って突設された係合突部26aが係合されて一
体化されている。そして、第一回動部材25と第二回動
部材26とはそれぞれ相反する方向へ回動可能に形成さ
れている。
【0063】第一回動部材25の内周面には、同第一回
動部材25の内方へ突出する係止片25bが形成され、
第二回動部材26の内周面には、同第二回動部材26の
内方へ突出する係止片26bが形成されている。第一回
動部材25の係止片25bと、第二回動部材26の係止
片26bとは、拡径用治具24の内周面において相対向
して位置するように形成されている。
【0064】また、拡径用治具24の係止片25b及び
係止片26bを除いた部分における内径は、締付部材1
2の拡径を許容すべく接続筒部16に装着されたときの
拡径状態の締付部材12の外径より大きく形成されてい
る。さらに、第二回動部材26の一端側は、拡径用治具
24を拡径後の管本体11aの接続端部側へスライド移
動可能とすべく拡径された接続端部の外径より大きくな
るように形成されている。
【0065】さて、上記構成の拡径用治具24の使用方
法は、まず、管本体11aに拡径用治具24を装着し、
その後、管本体11aに締付部材12を装着する。続い
て、管本体11aを接続筒部16に仮接続した後、非拡
径状態の締付部材12側へ拡径用治具24をスライド移
動させる。そして、図11(b)に示すように、締付部
材12の一端部が係止片26bに係止し、他端部が係止
片25bに係止するように、締付部材12の外側に配置
する。
【0066】続いて、第一回動部材25を図11(b)
における外側の矢印Y1に示す方向へ回動させるととも
に、第二回動部材26を図11(b)における内側の矢
印Y2に示す方向へ回動させ、第一回動部材25と第二
回動部材26を相反する方向へ回動させる。すると、締
付部材12の一端側が第二回動部材26の回動により締
付部材12の巻き方向とは反対方向(以下、反巻回方向
とする)へ押圧され、締付部材12の他端側が第一回動
部材25の回動により締付部材12の反巻回方向へ押圧
される。
【0067】その結果、図12に示すように、締付部材
12の両側がそれぞれ締付部材12の反巻回方向へ押圧
され、締付部材12が拡径される。続けて、拡径用治具
24による締付部材12の拡径状態を維持しながら、拡
径用治具24及び締付部材12を管本体11aの接続端
部側へスライド移動させる。
【0068】そして、締付部材12が管本体11aの接
続端部に位置したら、第一回動部材25及び第二回動部
材26をそれぞれ元の状態となるように、締付部材12
を拡径させる場合とは反対方向へそれぞれ回動させる。
すると、図13に示すように、締付部材12の両端側が
それぞれ巻回方向へ戻り、拡径された締付部材12が元
の形状に復帰しようとする際の縮径により管本体11a
の接続端部の外周面が締付部材12により締め付けられ
て装着される。
【0069】従って、上記構成の拡径用治具24を使用
することにより、締付部材12の拡径作業を容易に行う
ことができ、接続端部に対する締付部材12の装着作業
の簡易化を図ることができる。なお、拡径用治具24は
合成樹脂材料により形成されていてもよい。
【0070】・ 第1及び第2の実施形態の継手13の
接続筒部16又は第3の実施形態の接続筒体22の接続
筒部16の外面に、突条16aの代わりに抜け止め手段
として突起又は突刺体を一箇所又は複数箇所に形成して
もよい。
【0071】・ 第1及び第2の実施形態の継手13の
接続筒部16又は第3の実施形態の接続筒体22の接続
筒部16の外面の突条16aを省略して平滑面とし、接
続筒部16に対する接続端部の締め付けのみにより接続
構造を形成してもよい。
【0072】・ 締付部材12の軸線方向への長さを継
手13又は接続筒体22の接続筒部16の軸線方向への
長さより長く形成してもよく、又は締付部材12の軸線
方向への長さを接続筒部16の軸線方向への長さより短
く形成してもよい。
【0073】・ 管本体11aの接続端部に第1の実施
形態と同様の方法により、図9に示すように、接続部材
としての継手13の接続筒部(図示せず)を装着し、前
記接続端部の外側に締付部材12を装着する。そして、
締付部材12の縮径により当該締付部材12と接続筒部
との間に接続端部を挟持して管本体11aと継手13と
を一体形成し、継手13を備えた通水管11を形成す
る。このように構成した場合、例えば被接続体としての
ヘッダー18の雌ねじ部に継手13の雄ねじ部15を螺
合することによりヘッダー18に通水管11を容易に接
続することができる。
【0074】・ 管本体11aの接続端部に第3の実施
形態と同様の方法により、接続部材としての接続筒体2
2の接続筒部16を装着し、前記接続端部の外側に締付
部材12を装着する。そして、締付部材12の縮径によ
り当該締付部材12と接続筒部16との間に接続端部を
挟持して管本体11aと接続筒体22とを一体形成し、
接続筒体22を備えた通水管11を形成する。このよう
に構成した場合、例えば被接続体としてのヘッダー18
の分岐管20と、接続筒体22の接続筒部16とを締付
部材12を使用して接続することによりヘッダー18と
通水管11とを接続することができる。
【0075】・ 非拡径状態の締付部材12の内径C1
が非拡径状態の管本体11aの外径A1より小さくなる
ように形成してもよい。そして、締付部材12を拡径さ
せて非拡径状態の接続端部に装着した後、接続端部と締
付部材12とを同時に拡径してもよく、又は締付部材1
2を拡径させて管本体11aに装着した後、締付部材1
2を再度拡径させて拡径状態の接続端部にスライド移動
させてもよい。
【0076】・ 非拡径状態の管本体11aの内径B1
が継手13又は接続筒体22の接続筒部16の外径と同
じ又はわずかに小さい場合、管本体11aの接続端部を
拡径させない状態で継手13又は接続筒体22の接続筒
部16に装着してもよい。このとき、締付部材12は非
拡径状態の内径C1が非拡径状態の管本体11aの接続
端部の外径A1より小さく形成されている。そして、締
付部材12により接続端部を挟持して通水管11と継手
13とを接続してもよい。
【0077】・ 鋼管17に継手13を介して通水管1
1を接続したが、水栓器具、ヘッダー18に継手13を
介して通水管11を接続してもよい。次に上記実施形態
及び別例から把握できる技術的思想について、それらの
効果とともに以下に追記する。
【0078】(1)前記締付部材の軸線方向への長さは
前記接続部の軸線方向への長さと同一に形成されている
ことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一項に
記載の通水管と接続体との接続構造。このように構成し
た場合、接続端部を接続部と締付部材とにより効果的に
挟持することができ、管本体の接続端部を接続部により
強固に接続することができる。
【0079】(2)前記締付部材は金属材料により形成
されていることを特徴とする請求項1〜請求項6及び前
記技術的思想(1)のいずれか一項に記載の通水管と接
続体との接続構造。このように構成した場合、管本体内
を高温水が流通したとき、その高温水により締付部材が
変形するのを防止して、管本体に対する締付部材による
締付力が低下するのを防止することができる。
【0080】(3)前記接続部に締付部材と接続部との
間に挟持された管本体の接続端部の内周面に食い込んで
接続部からの管本体の抜け外れを規制する抜け止め手段
を形成したことを特徴とする請求項1〜請求項6、前記
技術的思想(1)及び(2)のいずれか一項に記載の通
水管と接続体との接続構造。このように構成した場合、
抜け止め手段の接続端部の内面への食い込みと、締付部
材と接続部との接続端部の挟持とにより管本体と接続部
とをより強固に接続することができる。
【0081】
【発明の効果】従って、請求項1に記載の発明によれ
ば、高温状態において管本体と接続部との接続状態を維
持することができる。
【0082】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加え、管本体の収縮に伴う縮径に
より接続部を締め付けることができる。そのため、締付
部材による接続端部の挟持と協働して、管本体の接続部
からの抜け外れをより一層防止することができる。
【0083】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明の効果に加え、締付部材の管本体に沿った
移動を速やかに行うことができる。また、締付部材によ
り拡径状態の接続端部を効果的に締め付けることがで
き、管本体の接続部からの抜け外れをより一層防止する
ことができる。
【0084】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項3のいずれか一項に記載の発明の効果に加え、
管本体と継手との接続状態を維持することができ、管本
体と接続体との接続状態を維持することができる。
【0085】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項3のいずれか一項に記載の発明の効果に加え、
管本体と分岐管との接続状態を維持することができ、管
本体とヘッダーとの接続状態を維持することができる。
【0086】請求項6に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項3のいずれか一項に記載の発明の効果に加え、
管本体と接続部材との接続状態を維持することができる
とともに、管本体と接続体との接続を容易に行うことが
できる。
【0087】請求項7に記載の発明によれば、高温状態
において管本体と接続部との接続状態を維持することが
できる。請求項8に記載の発明によれば、高温状態にお
いて管本体と接続部との接続状態を維持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の継手と通水管との接続構造を
示す半断面図。
【図2】鋼管、継手、締付部材及び通水管を示す分解斜
視図。
【図3】継手に通水管を接続する前の状態を示す側断面
図。
【図4】第1の実施形態の継手と通水管との接続方法を
示す側断面図。
【図5】第1の実施形態の継手と通水管との接続方法を
示す側断面図。
【図6】締付部材を拡径した状態でスライドさせた状態
を示す側断面図。
【図7】ヘッダーと通水管との接続状態を示す部分側断
面図。
【図8】ヘッダーと通水管とを接続筒体により接続した
状態の側断面図。
【図9】継手を備えた通水管とヘッダーとの接続状態を
示す側面図。
【図10】(a)は締付部材をプライヤーにより拡径す
る前の状態を示す正面図、(b)は締付部材をプライヤ
ーにより拡径した状態を示す正面図。
【図11】(a)は締付部材の拡径用治具を管本体に装
着した状態を示す側断面図、(b)は図11(a)にお
ける11b−11b線断面図。
【図12】拡径用治具により締付部材を拡径した状態を
示す側断面図。
【図13】締付部材を接続端部に装着した状態を示す側
断面図。
【図14】従来の継手と通水管との接続構造を示す半断
面図。
【符号の説明】
11…通水管、11a…管本体、12…締付部材、13
…接続体及び接続部材としての継手、16…接続部とし
ての接続筒部、17…被接続体としての鋼管、18…接
続体又は被接続体としてのヘッダー、19…主管部、2
0…分岐管、22…接続体、継手及び接続部材としての
接続筒体。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂材料製の通水管と、当該通水管が
    接続される接続体とを接続するため、通水管の管本体の
    接続端部と、前記接続体の接続部との間に形成される接
    続構造であって、 前記管本体の接続端部の内側に挿入された前記接続部
    と、線材を螺旋状に巻回して形成され、前記接続端部の
    外面に拡径された状態で装着された締付部材との間に前
    記接続端部が挟持されることにより形成され、前記締付
    部材の拡径状態からの縮径に伴う接続端部の締め付けに
    より当該締付部材と接続部との間に接続端部を挟持して
    管本体の接続端部と接続部との接続を維持するように形
    成したことを特徴とする通水管と接続体との接続構造。
  2. 【請求項2】前記管本体の接続端部は拡径された状態で
    接続部の外側に装着され、当該接続端部の収縮に伴う拡
    径状態からの縮径により接続部を締め付けるように形成
    したことを特徴とする請求項1に記載の通水管と接続体
    との接続構造。
  3. 【請求項3】前記締付部材は、同締付部材の内径が非拡
    径状態の接続端部の外径より大きく形成され、接続部に
    装着された拡径状態の接続端部を締め付けるべく拡径状
    態の接続端部の外径より小さく形成されていることを特
    徴とする請求項2に記載の通水管と接続体との接続構
    造。
  4. 【請求項4】前記接続体は管本体を被接続体に接続する
    ために当該被接続体と管本体とを接続する継手であり、
    当該継手に前記接続部としての接続筒部を形成したこと
    を特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載
    の通水管と接続体との接続構造。
  5. 【請求項5】前記接続体は複数本の管本体が接続され、
    水又は湯を複数に分岐して各管本体に供給可能とするヘ
    ッダーであり、当該ヘッダーは主管部と、同主管部から
    分岐して延び、前記管本体が接続される複数本の分岐管
    とを備え、前記分岐管の端部に接続部としての接続筒部
    を形成したことを特徴とする請求項1〜請求項3のいず
    れか一項に記載の通水管と接続体との接続構造。
  6. 【請求項6】前記接続体は管本体を被接続体に接続する
    ために当該管本体の接続端部に予め一体的に設けられる
    接続部材であり、当該接続部材に前記接続部としての接
    続筒部を形成したことを特徴とする請求項1〜請求項3
    のいずれか一項に記載の通水管と接続体との接続構造。
  7. 【請求項7】合成樹脂材料製の通水管の管本体の接続端
    部と、接続体の接続部とを接続させる通水管と接続体と
    の接続方法であって、 前記管本体に線材を螺旋状に巻回して形成された締付部
    材を装着し、その締付部材を管本体の接続端部から離れ
    た位置に配置した後、管本体の接続端部のみを拡径し、
    その拡径状態の接続端部を前記接続部の外側に装着して
    管本体を接続部に仮接続した後、前記締付部材を拡径
    し、さらに拡径状態の締付部材を接続端部側へ移動させ
    て当該接続端部の外面に装着することにより、前記締付
    部材の拡径状態からの縮径に伴う接続端部の締め付けに
    より当該締付部材と接続部との間に接続端部を挟持して
    管本体の接続端部と接続体の接続部とを接続することを
    特徴とする通水管と接続体との接続方法。
  8. 【請求項8】合成樹脂材料製の通水管の管本体の接続端
    部と、接続体の接続部とを接続させる通水管と接続体と
    の接続方法であって、 前記管本体の接続端部の外面に、線材を螺旋状に巻回し
    て形成された締付部材を装着した状態で、接続端部及び
    締付部材を同時に拡径し、当該拡径状態の接続端部を前
    記接続部の外側に装着することにより、前記接続端部の
    拡径状態からの縮径に伴う接続部の締め付けと、締付部
    材の拡径状態からの縮径に伴う接続端部の締め付けによ
    り当該締付部材と接続部との間に接続端部を挟持して管
    本体の接続端部と接続体の接続部とを接続することを特
    徴とする通水管と接続体との接続方法。
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JP2015021227A (ja) * 2013-07-16 2015-02-02 株式会社ニチリン 伸縮自在継手付パイプ、及び、伸縮自在継手付パイプの製造方法
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