JP5514864B2 - ヘッダー - Google Patents

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Description

本発明は、ヘッダーに関する。
従来、給水や給湯用等の幹線用パイプを複数のパイプに分岐配管するためのヘッダーとして、複数の分岐管を一体に突設したヘッダーが樹脂成形にて製造されていた(特許文献1参照)。
また、ヘッダーを天井裏に設置する場合には、分岐管を1方向に集約して固定したものではなく、分岐管を夫々別々の方向に向けて配管できることが要求される。
そこで、配管の接続用に広く用いられているT字型(チーズ型)の管継手を(特許文献2参照)、短寸のパイプを介して複数個連結して、分岐管を任意の方向に調整したヘッダーを連結構成するという方法が採られていた。
特開2001−208271号公報 特開2008−25612号公報
しかし、ヘッダーに接続するパイプの種類は複数存在し、例えば、幹線流路接続用のφ25mmパイプや分岐流路接続用のφ20mmパイプ又はφ16mmパイプを接続するための管継手が必要であった。ヘッダーの分岐管の数が3つ,4つ,…と増えてくると、接続するパイプの組合せが複雑になり、その度に、ヘッダーの金型を丸ごと設計変更・製造しなければならないので、コストが高くなるという欠点があった。
また、T字型(チーズ型)の管継手を連結する際、短寸のパイプを切断し、その両端部にT字型(チーズ型)の管継手の挿入筒部を差し込んで連結していくと、分岐管のピッチが広くなり、ヘッダー全体が長くなって圧力損失が大きくなるという欠点があった。しかも、短寸のパイプの両端部を加工して挿入筒部に順次接続していくのが、非常に面倒で作業に手間が掛かっていた。
そこで、本発明は、分岐管の方向を任意に決めることができて、かつ、安価に製造できるヘッダーを提供することを目的とする。
本発明に係るヘッダーは、長手方向一端側に形成される挿入筒部と、長手方向他端側に形成される嵌着筒部と、長手方向と直交する方向に突設されて分岐用パイプの端部に挿入される分岐筒部とを、有するT字状ヘッダー単体を複数個備え、該ヘッダー単体の上記挿入筒部は、被接続用パイプの端部に挿入可能であり、かつ、別個のヘッダー単体の上記嵌着筒部に差込んで連結可能に形成され、さらに、上記挿入筒部と上記分岐筒部が、同一形状乃至異径相似形状に形成され、上記挿入筒部は、基端側に拡径部を有し、該拡径部に上記嵌着筒部の先端部が引き抜けないように嵌着され、該挿入筒部を上記嵌着筒部に回転自在として順次差し込んで複数個の上記T字状ヘッダー単体を長手方向に連結し、上記分岐筒部には、上記パイプ端部を弾発的に締付けるためのC字状クランプリングと、上記分岐筒部及び上記C字状クランプリングを包囲状としてパイプ端部挿入空間を形成する包囲筒体とが、付設され、上記分岐筒部の基端部に、上記包囲筒体の基部が引き抜けないように嵌着され、上記嵌着筒部の先端部と上記包囲筒体の基部が、同一形状乃至異径相似形状の嵌着構造を有しているものである。
また、上記挿入筒部の挿入深さ寸法L は、上記嵌着筒部の内径寸法d に対し、1.0d ≦L ≦2.0d となるように設定されているものである。
また、上記挿入筒部は、上記拡径部の外周面に凹周溝を有し、かつ、上記嵌着筒部は、上記先端部の内周面に係止低突隆部を有し、上記挿入筒部を上記嵌着筒部に圧入して差し込む際、該嵌着筒部の上記先端部を弾性変形させつつ上記係止低突隆部を上記凹周溝に嵌め込んで係合させ、上記挿入筒部を回転可能かつ引抜不可状態として上記嵌着筒部に嵌着連結しているものである。
また、上記ヘッダー単体は、流路分岐部に増大径部を形成して、上記挿入筒部を上記嵌着筒部に差し込んだ状態で、該挿入筒部の先端側開口部と上記増大径部が同一内径にて連続する流路を構成しているものである。
発明のヘッダーによれば、配管の接続用に極めて多数個が用いられるところの管継手と、ヘッダー単体の主要部分の形状を共通化できるので、その樹脂射出成型の工程に於て、複数個の分割金型を組立てた成型用金型を用いて成型し、その際に、ヘッダーの成型のためのヘッダー単体の金型を、大量生産される管継手の金型と共用して製造することで、コストを抑えることができる。T字状ヘッダー単体を回転自在に連結でき、分岐部の方向を任意に決めることができ、例えば、ユニットバスの天井裏に設置する場合でも、配管作業が容易に行え至便である。また、挿入筒部と嵌着筒部の連結に、クランプリングを必要とせず、簡素な構造とし、一層のコストダウンを図ることができる。また、分岐筒部相互間のピッチを小さく設定でき、全体として長さ寸法を短縮でき、圧力損失を低減できる。接続用の短寸パイプの切断・調整が不要となり、施工時間を短縮できる。
本発明の実施の一形態を示した縦断面図である。 図1の要部拡大断面図である。 図1の要部拡大断面図である。 図1の嵌着構造を示す要部拡大断面図であり、(A)は包囲筒体の連結の完了直前状態を示す要部拡大断面図、(B)は嵌着連結状態を示す要部拡大断面図、(C)は嵌着筒部の連結の完了直前状態を示す要部拡大断面図、(D)は嵌着連結状態を示す要部拡大断面図である。 本発明の他の実施形態を示した縦断面図である。 図5の嵌着構造を示す要部拡大断面図であり、(A)は嵌着筒部の未連結状態を示す要部拡大断面図、(B)は連結の完了直前状態を示す要部拡大断面図、(C)は嵌着連結状態を示す要部拡大断面図である。
以下、実施の形態を示す図面に基づき本発明を詳説する。
図1に示すように、本発明のヘッダーは、長手方向一端側に形成される挿入筒部3と、長手方向他端側に形成される嵌着筒部5と、長手方向と直交する方向に突設された分岐用接続突部16とを、有するT字状ヘッダー単体2を複数個備えている。
ヘッダー単体2の挿入筒部3は、被接続用パイプ6の端部6aに挿入可能であり、かつ、別個のヘッダー単体2の嵌着筒部5に差込んで連結可能に形成されている。本発明のヘッダーは、挿入筒部3を嵌着筒部5に回転自在として順次差し込んで複数個のT字状ヘッダー単体2を長手方向に連結して構成されている。
図1に於て、本発明のヘッダーの端末には、チーズ型管継手Tが取付けられ、嵌着筒部5に挿入筒部3と同一形状の筒部を差し込んで嵌着連結されている。チーズ型管継手Tは、エルボ型やソケット型のものと置き換えても良い。
図1では、T字状ヘッダー単体2は、分岐用接続突部16として、分岐用パイプ8の端部8aに挿入される分岐筒部4を有している
図1に示す本発明のヘッダーに於て、挿入筒部3と分岐筒部4が、同一形状乃至異径相似形状に形成されている。
挿入筒部3は、図外の給湯器(給水器)から水等を供給するための幹線流路接続用のφ25mmの幹線用パイプ6に接続可能であって、分岐筒部4は、分岐流路接続用のφ20mm又はφ16mmの分岐用パイプ8に接続可能として形成されている。挿入筒部3と分岐筒部4は、内径寸法d,dが相違しているが、全体として相似形状であるように形成されている。なお、挿入筒部3は、φ20mmパイプ又はφ16mmパイプに対応させて形成しても良く、挿入筒部3と分岐筒部4の内径寸法d,dが同一の場合、形状も同一となる。挿入筒部3(分岐筒部4)は、管継手Tの構成部分と共通しており、T字状ヘッダー単体2とチーズ型管継手Tは、共用の金型をもって形成することが可能である。T字状ヘッダー単体2は、この挿入筒部3(分岐筒部4)を差し込むことができる受け口としての嵌着筒部5を、一体に有している。
なお、本発明に於て、「異径相似形状」とは、挿入筒部3と分岐筒部4のような2つの構成が、拡大・縮小の関係にあることを言い、その内径寸法d,dが相違する場合でも、全体のバランスを保ったまま拡大・縮小されたものである。なお、内径寸法d:dの比率に対して、長さ寸法や厚み寸法の拡大・縮小比率が完全に同一でないものを包含する。
図3に示すように、挿入筒部3は、基端側に拡径部22を有し、拡径部22に嵌着筒部5の先端部5Aが引き抜けないように嵌着されている。
挿入筒部3は、外周面に凹溝部17,17が小間隔をもって配設され、この凹溝部17,17に2本のシール部材(Oリング)24,24が装着されている。挿入筒部3の先端側には、センタリング用突片25,26が突設されている。センタリング用突片25,26は、挿入筒部3の最先端外周面に先端縮径状に形成された誘導テーパ部25と、リップ部26とを、有している。
図2に示すように、分岐筒部4には、パイプ端部8a(図1参照)を弾発的に締付けるためのC字状クランプリング9と、分岐筒部4及びC字状クランプリング9を包囲状としてパイプ端部挿入空間14を形成する包囲筒体10とが、付設されている。
クランプリング9は、円周1箇所にスリットを有するC字状のバネ鋼から成り、図示省略の拡径片によって、弾発力に抗して拡げられて、拡径状態とされている。クランプリング9は、スリットに拡径片を離脱可能に挟持し、パイプ8が挿入されると、拡径片が離脱してクランプリング9が弾発力により絞られて縮径し、パイプ端部8aを強力な面圧にて弾発的に押圧するように構成されている。
分岐筒部4は、外周面に凹溝部27,27が小間隔をもって配設され、この凹溝部27,27に2本のシール部材(Oリング)28,28が装着されている。分岐筒部4の先端側には、センタリング用突片29,30が突設されている。センタリング用突片29,30は、分岐筒部4の最先端外周面に先端縮径状に形成された誘導テーパ部29と、リップ部30とを、有している。
包囲筒体10は、基端側の第1筒体11と、先端側の第2筒体12から成る。第1筒体11と第2筒体12は、拡径状態のクランプリング9、及び、(後述の)ストップリング20を内部に収納するように、螺着、又は、熱融着や接着等により一体に連結されている。包囲筒体10は、分岐筒部4の基端部21に、(第1筒体11の)基部10Aが引き抜けないように嵌着されている。図1で明らかであるように、本発明のヘッダーに於て、クランプリング9及び包囲筒体10は、チーズ型管継手Tと共用の構成である。
図3に示す嵌着筒部5の先端部5Aは、図2に示す包囲筒体10の基部10Aと同一形状乃至異径相似形状の嵌着構造を有している。即ち、複数個のT字状ヘッダー単体2は、(従来から用いられてきた管継手Tと共用の構成である)包囲筒体10の嵌込みと同様の方法により連結できるように構成されている。
ところで、図1に示すように、挿入筒部3の挿入深さ寸法Lは、嵌着筒部5の内径寸法dに対し、1.0d≦L≦2.0dとなるように十分長寸に設定されている。
挿入筒部3は、嵌着筒部5に対して十分に深く差し込まれているため、ガタつかず、嵌着構造が不意に引き抜かれて外れることが極めて少ない。また、挿入筒部3のガタつきが小さく、嵌着筒部5の内径公差が小さく真円度が高いので、挿入筒部3と嵌着筒部5の嵌着連結の際に、クランプリング9(及びストップリング20)が必要無く、構造を簡素化することができる。また、挿入筒部3が嵌着筒部5に対して深く差し込まれているが、隣接する分岐筒部4,4相互間のピッチPは、50mm〜55mm(従来の一体成型樹脂ヘッダと同等)として比較的短く設定されている。より好ましくは、挿入筒部3の挿入深さ寸法Lは、1.1d≦L≦1.3dとなるように設定する。
仮に、挿入筒部3の挿入深さ寸法Lが、下限値未満であると、挿入筒部3がガタつく(こぜる)虞れがあり、また、上限値を越えると、分岐筒部4,4相互間のピッチPが大きくなりすぎる虞れがある。
図4(C)(D)に示すように、挿入筒部3は、拡径部22の外周面に凹周溝22aを有し、かつ、嵌着筒部5は、先端部5Aの内周面に係止低突隆部32を有している。挿入筒部3を嵌着筒部5に圧入して差し込む際、嵌着筒部5の先端部5Aを弾性変形させつつ係止低突隆部32を凹周溝22aに嵌め込んで係合させ、挿入筒部3を回転可能かつ引抜不可状態として嵌着筒部5に嵌着連結している。つまり、挿入筒部3は、嵌着筒部5に強制嵌着(スナップフィット)により差込み・固定されている。
挿入筒部3を嵌着筒部5に差し込む際、センタリング用突片25,26は、挿入筒部3と嵌着筒部5の軸心を一致させて誘導案内するセンタリングの機能を有し、嵌着連結完了の後に、長時間にわたってセンタリングしている。
なお、リップ部26は、自由状態下で嵌着筒部5の内径よりも(僅かに)大きく形成され、連結状態で嵌着筒部5の内周面に軽く接触して弯曲変形している。リップ部26は、誘導テーパ部25とは主目的(主機能)が異なり、シール部材24,24への液体浸入を阻止する副シール機能を主として有し、センタリングの機能も兼ねている。リップ部26は、2つ以上設けても良い。
また、図4(A)(B)に示すように、分岐筒部4は、その基端部21の外周面に凹周溝21aを有し、かつ、包囲筒体10は、その基部10Aの内周面に係止低突隆部31を有している。包囲筒体10を分岐筒部4に圧入して連結する際、包囲筒体10の基部10Aを弾性変形させつつ係止低突隆部31を凹周溝21aに嵌め込んで係合させ、包囲筒体10を引抜不可状態として分岐筒部4に嵌着連結している。
ここで、ストップリング20について説明する。
ストップリング20は、1箇所に切れ目を有するC字状の円環体であり、材質はPPSU等の硬質合成樹脂が好ましい。ストップリング20は、外周面に先端縮径状のテーパ面35を有し、内周面に係止爪36,36を有している。また、分岐筒部4の先端近傍には、係止凹溝19,19が形成されている。
図示省略するが、分岐筒部4と包囲筒体10の間のパイプ端部挿入空間14にパイプ8が挿入される際、クランプリング9がパイプ端部8aを強力に締付けて、パイプ8が分岐筒部4から引抜かれないように接続している。だが、さらに大きな引抜き力が作用した場合であっても、ストップリング20は、包囲筒体10(第2筒体12)の内周面にテーパ面35を摺接させ、パイプ8に係止爪36,36を食い込ませるように絞られて、強力な圧力をもってパイプ8の抜け出しを阻止する。しかも、パイプ8に食い込んだ係止爪36,36と、分岐筒部4の係止凹溝19,19が対応するように配設されているため、パイプ8の抜け出しを強力に阻止することができる。
次に、本発明のヘッダーの他の実施形態について説明する。
図5と図6に示すように、挿入筒部3と嵌着筒部5の嵌着連結構造に於て、挿入筒部3の拡径部22及び嵌着筒部5の先端部5Aに係止する外環係止部材40を具備している。その他の構成は上述の実施の形態と同様であるため説明を省略する。
外環係止部材40は、内周面に2つの低凸部41,42を有している。嵌着筒部5の先端部5Aには、係止低突隆部43が外面突出状に形成されている。
図6では、挿入筒部3を嵌着筒部5に差し込む際、まず、外環係止部材40を弾性変形させつつ一方の低凸部41を凹周溝22aに嵌め込んで係合させ(図6(B)参照)、次に、嵌着筒部5の係止低突隆部43を他方の低凸部42に係合させて(図6(C)参照)、挿入筒部3を回転可能かつ引抜不可状態として嵌着筒部5に嵌着連結している。
図1と図5に示すように、ヘッダー単体2は、挿入筒部3と分岐筒部4の流路分岐部15に、増大径部23を形成している。挿入筒部3を嵌着筒部5に差し込んだ状態で、挿入筒部3の先端側開口部と増大径部23が同一内径にて連続する流路を構成している。
ヘッダー単体2に於て、挿入筒部3が先端側開口部に向けて次第に薄肉化して、挿入筒部3は先端側開口部の内部流路がテーパー状に拡径されている。増大径部23は、挿入筒部3の先端側開口部と同一の内径寸法を有している。つまり、増大径部23は、挿入筒部3及び分岐筒部4よりも内径寸法が大きく、挿入筒部3の内径寸法dと同一半径の開口部33をもって挿入筒部3に連通し、分岐筒部4の内径寸法dと同一半径の開口部34をもって分岐筒部4に連通している。この構成により、挿入筒部3の先端側開口部から増大径部23を通過する流体の直進方向の流れに変化が生じ、直進方向と分岐方向の流量の勝ち負けを減らすことができ、流体を挿入筒部3と分岐筒部4の両方にバランス良く流すことができる。
以上のように、本発明に係るヘッダーは、長手方向一端側に形成される挿入筒部3と、長手方向他端側に形成される嵌着筒部5と、長手方向と直交する方向に突設された分岐用接続突部16とを、有するT字状ヘッダー単体2を複数個備え、ヘッダー単体2の挿入筒部3は、被接続用パイプ6の端部6aに挿入可能であり、かつ、別個のヘッダー単体2の嵌着筒部5に差込んで連結可能に形成され、挿入筒部3を嵌着筒部5に回転自在として順次差し込んで複数個のT字状ヘッダー単体2を長手方向に連結したので、配管の接続用に極めて多数個が用いられるところの管継手と、ヘッダー単体2の主要な一部分の形状を共通化できるので、その樹脂射出成型の工程に於て、複数個の分割金型を組立てた成型用金型を用いて成型し、その際に、ヘッダーの成型のためのヘッダー単体2の金型を、大量生産される管継手の金型と共用して製造することで、コストを抑えることができる。T字状ヘッダー単体2を回転自在に連結でき、分岐用接続突部16の方向を任意に決めることができ、例えば、ユニットバスの天井裏に設置する場合でも、配管作業が容易に行え至便である。また、挿入筒部3と嵌着筒部5の連結に、クランプリングを必要とせず、簡素な構造とし、一層のコストダウンを図ることができる。接続用の短寸パイプの切断・調整が不要となり、施工時間を短縮できる。
また、長手方向一端側に形成される挿入筒部3と、長手方向他端側に形成される嵌着筒部5と、長手方向と直交する方向に突設されて分岐用パイプ8の端部8aに挿入される分岐筒部4とを、有するT字状ヘッダー単体2を複数個備え、ヘッダー単体2の挿入筒部3は、被接続用パイプ6の端部6aに挿入可能であり、かつ、別個のヘッダー単体2の嵌着筒部5に差込んで連結可能に形成され、さらに、挿入筒部3と分岐筒部4が、同一形状乃至異径相似形状に形成され、挿入筒部3を嵌着筒部5に回転自在として順次差し込んで複数個のT字状ヘッダー単体2を長手方向に連結したので、配管の接続用に極めて多数個が用いられるところの管継手と、ヘッダー単体2の主要部分の形状を共通化できるので、その樹脂射出成型の工程に於て、複数個の分割金型を組立てた成型用金型を用いて成型し、その際に、ヘッダーの成型のためのヘッダー単体2の金型を、大量生産される管継手の金型と共用して製造することで、コストを抑えることができる。T字状ヘッダー単体2を回転自在に連結でき、分岐筒部4の方向を任意に決めることができ、例えば、ユニットバスの天井裏に設置する場合でも、配管作業が容易に行え至便である。また、挿入筒部3と嵌着筒部5の連結に、クランプリングを必要とせず、簡素な構造とし、一層のコストダウンを図ることができる。接続用の短寸パイプの切断・調整が不要となり、施工時間を短縮できる。
また、挿入筒部3は、基端側に拡径部22を有し、拡径部22に嵌着筒部5の先端部5Aが引き抜けないように嵌着され、分岐筒部4には、パイプ端部8aを弾発的に締付けるためのC字状クランプリング9と、分岐筒部4及びC字状クランプリング9を包囲状としてパイプ端部挿入空間14を形成する包囲筒体10とが、付設され、分岐筒部4の基端部21に、包囲筒体10の基部10Aが引き抜けないように嵌着され、嵌着筒部5の先端部5Aと包囲筒体10の基部10Aが、同一形状乃至異径相似形状の嵌着構造を有しているので、複数個のヘッダー単体2を嵌込みにより簡単かつ迅速に連結でき、ヘッダー単体2同士の接続を嵌込みで行っている故、分岐筒部4の方向を任意に決めることができる。また、任意の方向に向けた分岐筒部4に分岐用パイプ8を確実に接続することができる。
また、挿入筒部3の挿入深さ寸法Lは、嵌着筒部5の内径寸法dに対し、1.0d≦L≦2.0dとなるように設定されているので、ヘッダー単体2をガタつく(こぜる)ことなく連結でき、また、分岐筒部4,4(分岐用接続突部16,16)相互間のピッチP0が大きくなりすぎることもない。
また、挿入筒部3は、拡径部22の外周面に凹周溝22aを有し、かつ、嵌着筒部5は、先端部5Aの内周面に係止低突隆部32を有し、挿入筒部3を嵌着筒部5に圧入して差し込む際、嵌着筒部5の先端部5Aを弾性変形させつつ係止低突隆部32を凹周溝22aに嵌め込んで係合させ、挿入筒部3を回転可能かつ引抜不可状態として嵌着筒部5に嵌着連結しているので、複数個のヘッダー単体2を引き抜けないように確実に連結でき、水漏れ等の事故を防止できる。
また、ヘッダー単体2は、流路分岐部15に増大径部23を形成して、挿入筒部3を嵌着筒部5に差し込んだ状態で、挿入筒部3の先端側開口部と増大径部23が同一内径にて連続する流路を構成しているので、流体の圧力損失を低減し、かつ、流体の直進方向と分岐方向の流量の勝ち負けを減らすことができ、流体を挿入筒部3と分岐筒部4(分岐用接続突部16)の両方にバランス良く流すことができる。
2 T字状ヘッダー単体
3 挿入筒部
4 分岐筒部
5 嵌着筒部
5A 先端部
6 被接続用パイプ
6a 端部
8 分岐用パイプ
8a 端部
9 クランプリング
10 包囲筒体
10A 基部
14 パイプ端部挿入空間
15 流路分岐部
16 分岐用接続突部
21 基端部
22 拡径部
22a 凹周溝
23 増大径部
32 係止低突隆部
挿入深さ寸法
内径寸法

Claims (4)

  1. 長手方向一端側に形成される挿入筒部(3)と、長手方向他端側に形成される嵌着筒部(5)と、長手方向と直交する方向に突設されて分岐用パイプ(8)の端部(8a)に挿入される分岐筒部(4)とを、有するT字状ヘッダー単体(2)を複数個備え、
    該ヘッダー単体(2)の上記挿入筒部(3)は、被接続用パイプ(6)の端部(6a)に挿入可能であり、かつ、別個のヘッダー単体(2)の上記嵌着筒部(5)に差込んで連結可能に形成され、さらに、上記挿入筒部(3)と上記分岐筒部(4)が、同一形状乃至異径相似形状に形成され、
    上記挿入筒部(3)は、基端側に拡径部(22)を有し、該拡径部(22)に上記嵌着筒部(5)の先端部(5A)が引き抜けないように嵌着され、該挿入筒部(3)を上記嵌着筒部(5)に回転自在として順次差し込んで複数個の上記T字状ヘッダー単体(2)を長手方向に連結し
    上記分岐筒部(4)には、上記パイプ端部(8a)を弾発的に締付けるためのC字状クランプリング(9)と、上記分岐筒部(4)及び上記C字状クランプリング(9)を包囲状としてパイプ端部挿入空間(14)を形成する包囲筒体(10)とが、付設され、上記分岐筒部(4)の基端部(21)に、上記包囲筒体(10)の基部(10A)が引き抜けないように嵌着され、
    上記嵌着筒部(5)の先端部(5A)と上記包囲筒体(10)の基部(10A)が、同一形状乃至異径相似形状の嵌着構造を有していることを特徴とするヘッダー。
  2. 上記挿入筒部(3)の挿入深さ寸法(L )は、上記嵌着筒部(5)の内径寸法(d )に対し、1.0d ≦L ≦2.0d となるように設定されている請求項1記載のヘッダー。
  3. 上記挿入筒部(3)は、上記拡径部(22)の外周面に凹周溝(22a)を有し、かつ、上記嵌着筒部(5)は、上記先端部(5A)の内周面に係止低突隆部(32)を有し、
    上記挿入筒部(3)を上記嵌着筒部(5)に圧入して差し込む際、該嵌着筒部(5)の上記先端部(5A)を弾性変形させつつ上記係止低突隆部(32)を上記凹周溝(22a)に嵌め込んで係合させ、上記挿入筒部(3)を回転可能かつ引抜不可状態として上記嵌着筒部(5)に嵌着連結している請求項1又は2記載のヘッダー。
  4. 上記ヘッダー単体(2)は、流路分岐部(15)に増大径部(23)を形成して、上記挿入筒部(3)を上記嵌着筒部(5)に差し込んだ状態で、該挿入筒部(3)の先端側開口部と上記増大径部(23)が同一内径にて連続する流路を構成している請求項1,2又は3記載のヘッダー。
JP2012135551A 2012-06-15 2012-06-15 ヘッダー Active JP5514864B2 (ja)

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