JP2003148311A - 携帯用発電機の遠隔起動停止装置 - Google Patents
携帯用発電機の遠隔起動停止装置Info
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Abstract
動式の小型の携帯用エンジン発電機を遠隔操作により確
実に起動、停止制御させる携帯用発電機の遠隔起動停止
装置を提供する。 【解決手段】 負荷ケーブルを介して負荷機器を接続さ
せた携帯用エンジン発電機において、負荷ケーブル12
を介して入力される高周波信号を受信しその受信信号の
連続受信時間長に対応して発電機の起動、停止を行わせ
る制御ユニット22を発電機18側に設ける。また、負
荷ケーブル12に接続され負荷ケーブルを介して制御ユ
ニット22に高周波信号を送出する高周波発振器80を
備えたリモートコントロールスイッチ76と、を含む。
エンジン発電機側のバッテリの電力消費量を大幅に低減
させ、確実にエンジン起動、停止を行なわせる。また、
リモートコントロールスイッチ側の操作が簡単で、か
つ、誤操作や誤動作を有効に防止できる。
Description
への電力供給を行なう携帯用発電機の遠隔起動停止装置
に関し、特に、例えばビルの屋上や地下に設置された受
配電盤等の電気設備の定期試験、あるいはその竣工試験
時等に供給電源を該移動式エンジン発電機に切り替えて
簡易に試験運転等に用いて好適な携帯用発電機の遠隔起
動停止装置に関する。
容量の携帯用発電機は、設備が簡単で、始動に要する準
備時間が短い点から、非常用電源、離島・船舶等の電源
として汎用されている。近時、このような小型の携帯用
発電機はビルの屋上、地下、狭隘場所等のようにその設
置位置から離隔した場所が作業現場となって種々の電気
機器への電源供給を行なう場合が多く、このような場合
に負荷への電源供給がない場合に内燃機関を駆動させ続
けるのは燃費コスト増、騒音発生等があり、したがっ
て、負荷の運転状態と休止状態に対応して内燃機関の駆
動、停止をできる限りこまめに行なわせるのが好まし
い。従来、発電機と、その設置場所から遠隔の負荷機器
間を往復するのは作業現場によっては危険性を伴う点か
ら、例えば特公平8−19866号に示すようなエンジ
ン発電機の遠隔制御装置が提案されている。
電機の遠隔制御装置では、エンジン発電機と負荷とを接
続する出力ケーブルに高周波信号を供給させておき、出
力ケーブルの負荷側に接続させたリモコンスイッチを設
定回数オンさせることにより、発電機側と閉路して流れ
る高周波電流を検出してそのパルス数を判別し、該パル
ス数に応じて発電機の起動停止及び出力電圧調整を行わ
せるものであった。この従来の装置では、高周波信号の
発振出力回路は、発電機側に設置されており、常時高周
波発振出力を発電機側から出力ケーブルに対して供給
し、リモコンスイッチ側の押しボタンをオンしたときに
出力ケーブルを介して閉路して流れる高周波電流を変流
器で検出し、ノイズ除去後増幅処理して高位または低位
電圧レベルを出力してリモートコンロールユニット側に
出力するようになっている。すなわち、特公平8−19
866号の装置では、発電機にグラインダ作業用電動工
具、照明電源等の他に溶接機等の大電流機器を同時に接
続させて用いるような簡易移動困難な比較的大型で据置
形の大型発電機についての制御装置であり、よって、ダ
イナモ等の発電機本体に付属の小型発電機を搭載しない
移動式のエンジン発電機では常時発振用の発振器電力消
費が大きく、短時間で放電するのでスタータ起動時に十
分な電力供給が不足して起動できないおそれがある。ま
た、上記従来の装置では、リモコン側の押しボタンの起
動スイッチのオン操作により出力ケーブルに流れる高周
波信号を大きな負荷電流とともに変流器で電流として検
出し、これを発電機側のリモートコントロールユニット
に供給するようにしているので、ノイズ除去用フィル
タ、第1の増幅回路並びに負荷電流検出用の高レベル電
圧用アンプ及び高周波信号検出用の低レベル電圧検出用
アンプ等が必要となり、受信側の回路構成が複雑でしか
も変流器などを必要として装置コストが高いものとなっ
ていた。さらに、この従来の装置では、リモコンスイッ
チの押しボタンを所定の押圧時間間隔で数回の押し動作
によりエンジン起動、停止、電圧調整などを行なうよう
にしているので、操作に熟練を要し、簡易に発電機を起
動、停止させること自体も困難であった。
ものであり、その1つの目的は、簡単な装置構成で低コ
ストであり、かつ、移動式の小型の携帯用エンジン発電
機を遠隔操作により確実に起動、停止制御させるととも
に、リモートコントロールスイッチの操作が極めて簡単
である携帯用発電機の遠隔起動停止装置を提供すること
である。また、本発明の他の目的は、エンジン発電機搭
載のバッテリ電力消費を抑制し、確実にエンジン発電機
を起動させ得る携帯用発電機の遠隔起動停止装置を提供
することである。
めに、本発明は、負荷ケーブルを介して負荷機器を接続
させた携帯用エンジン発電機において、発電機18側に
設けられ負荷ケーブル12を介して入力される高周波信
号を受信しその受信信号の連続受信時間長に対応して発
電機の起動、停止を行わせる制御ユニット22と、負荷
機器14側の負荷ケーブル12に接続され負荷ケーブル
を介して制御ユニット22に高周波信号を送出する高周
波発振器80を備えたリモートコントロールスイッチ7
6と、を含む携帯用発電機の遠隔起動停止装置から構成
される。
ル12を介して入力される高周波信号を受信する受信部
46と、受信された高周波信号が予め設定された発電機
起動または停止の時間長範囲内であるか否かを判別する
判別部48と、判別された結果がそれぞれの時間長範囲
にあるときに発電機の起動または停止を指示する制御部
(64)と、を含むと良い。
2を介して入力される高周波信号を受信する濾波部と、
濾波部を通過した高周波信号を電圧レベルとして判別部
48に供給する電圧レベル供給回路56と、を含むとよ
い。
の信号に基づいて発電機18の起動を行わせるのに先立
ってエンジンチョークの開閉を行なわせることとしても
よい。
6は、回動操作とその復帰逆回動操作で高周波発振器8
0の発振回路88の開閉を行なわせる操作子84を有す
る構成としても良い。
に係る携帯用発電機の遠隔起動停止装置の実施の形態を
説明する。図1は、本発明の実施形態に係る携帯用発電
機の遠隔起動停止装置(以下「遠隔起動停止装置」とい
う)の概略構成図であり、図において、遠隔起動停止装
置は、携帯用発電機10に接続した負荷ケーブル12の
延長端側に負荷機器14を接続し、例えば電気設備試験
時等に非常用電源供給等を行なう発電機の制御装置であ
る。図において、携帯用発電機10は、ガソリンやディ
ーゼル燃料等で運転されるエンジン16に発電機18を
直結し、エンジンの出力により駆動されて所要の電力を
負荷ケーブル12を介して負荷機器14側に供給する。
携帯用発電機10には、例えば図4に示すような制御ボ
ックス20に内蔵された制御ユニット22が制御ボック
ス20の上端側に取り付けられたフック24を介して発
電機18本体等に懸架されて設置されている。制御ボッ
クス20の正面壁には警鳴ブザーあるいは音声発生用ス
ピーカ59と、後述する遠隔操作、手元操作切替キー2
8が設けられている。
のガソリン機関であり、図示しない始動用スタータを付
設している。また、エンジン16は携帯用発電機10に
設置された例えば直流12ボルトのバッテリ30を供給
電源として該バッテリ30に接続された一次、二次コイ
ルの接続を断続器のカムにより断続させて高電圧を発生
させる図示しない点火コイルを有している。その高電圧
をイグニションプラグに供給して所要のタイミングで火
花ギャップを発生させ、機関内燃料に点火させる。この
点火コイルには一次、二次コイルの短絡、開放接点が設
けられてあり、エンジンの起動時に制御ユニット22か
らの信号指示を受けて一次側コイルの短絡を開放させ
る。さらに、エンジン16には、遠隔、手元切替キー2
8により遠隔制御に設定された際に制御ユニット22か
らの信号を受けてエンジン16に対してエンジン停止、
スタータ起動、エンジンチョーク開閉などの信号を供給
させるスタータスイッチ32が接続されている。スター
タスイッチ32にはバッテリ30から直流電源が供給さ
れている。
クタ36を発電機側のメタルコネクタ38に差し込んで
該制御ユニット22からのそれぞれのエンジン起動、停
止、スタータスイッチ起動等の信号をスタータスイッチ
に対して供給する。発電機本体18と負荷ケーブル12
との接続基端側の負荷ケーブル12には検出用ケーブル
40が接続されて制御ユニット22に高周波信号及び発
電機出力が供給される。この検出用ケーブル40は、制
御ユニット22のコンセントプラグ42を発電機に設置
したコンセント44に差し込み接続される。
に設けられて負荷ケーブル12を介して入力される高周
波信号を受信しその受信信号の連続受信時間長に対応し
て発電機18の起動、停止を行なわせる制御回路ユニッ
トであり、図4に示す制御ボックス20内に回路部分が
収納されて上述したコネクタにより簡単に発電機側に接
続される。この制御ユニット22は、負荷ケーブル12
を介して入力される高周波信号を受信する受信部46
と、受信された高周波信号が予め設定された発電機起動
または停止の時間長範囲内であるか否かを判別する判別
部48と、判別された結果がそれぞれの時間長範囲にあ
るときに発電機の起動または停止を指示する制御部(6
4)と、を含む。
ブル40から分岐して負荷ケーブル12を介して入力さ
れる高周波信号成分のみを通過させる濾波部52と、濾
波部を通過した高周波信号による共振電圧を変圧して降
圧させる降圧回路54と、降圧後電圧レベルとして判別
部48に供給する電圧レベル供給回路56と、を備えて
いる。実施形態において、濾波部52はコイル−コンデ
ンサからなる高域フィルタであり、設定された遮断周波
数以上の高周波信号のみを通過させる。後述のリモート
コントロールスイッチ側に設置された高周波発振器から
の発振周波数以上の高周波成分はこの濾波部52により
濾波されて通過する。この濾波部52にはそのコイルに
トランス結合された中継コイルが含まれており、高周波
の電圧を降圧させる。さらに、電圧レベル供給回路56
は、濾波部52からの高周波交流電圧を直流に変換し増
幅して高周波信号受信時のHレベル電圧をコントローラ
58に供給する。コントローラ58は、たとえばCPU
を含むマイクロコンピュータからなり、判別部48、制
御回路64等を含む。コントローラ58にはバッテリ3
0から直流電源が供給されている。
60及び判別回路62からなり、高周波信号受信時のH
レベル電圧受信時からそのHレベル電圧が持続する連続
受信時間長を検出し、その検出時間が設定された複数種
類の時間長の範囲内であるかどうかを判別してそれらの
範囲内の際に制御部に信号を供給する。タイマ回路60
は、電圧レベル供給回路56からHレベル電圧が供給さ
れた際にその電圧信号を受けてからその持続時間を計時
し検出して、その持続時間データを判別回路62に供給
する。判別回路62は、タイマ回路からのHレベル持続
時間データと設定された複数種類の時間長データとを比
較し、その結果を制御回路64に供給する。制御回路6
4は、高周波信号受信時にタイマ回路にその受信時間長
検出を指示し、判別回路62に所定時間長範囲かどうか
を判別させてそのデータに基づいてエンジン本体18側
に対応する信号を出力制御する制御手段であり、判別回
路62からのデータを受けてエンジン起動、あるいはエ
ンジン停止信号生成回路68、66にそれぞれ起動指示
あるいは停止指示信号を出力する。さらに、エンジン起
動時には、エンジンチョーク開閉信号生成回路70にそ
の開信号を出力する。エンジン起動、エンジン停止信号
生成回路68、66並びにエンジンチョーク開閉信号生
成回路70は、制御回路64からそれぞれの起動生成指
示信号を受けてエンジン起動、エンジン停止、エンジン
チョーク開閉信号をそれぞれ生成し、スタータスイッチ
32にそれらの信号を出力して、発電機側に所定の動作
を行なわせる。実施形態において、判別部及び制御回路
64はCPUからなり、高周波信号受信してその連続持
続時間に対応してエンジンの起動、停止制御を司る。な
お、エンジンチョーク開閉信号生成回路70は、必要に
応じて設ければ良く、必ずしも設けずとも良い。
たリモートコンロールスイッチの1回の発振起動操作に
対応して受信部46が受信する高周波信号のHレベル電
圧の連続持続時間が1〜2秒の場合には、エンジン停止
を行なわせるとともに、3秒〜6秒の時間長範囲であれ
ば、エンジン起動を行なわせるように設定されている。
この時間長範囲はそれぞれ任意の時間長で設定してもよ
い。このように高周波信号の受信時間長に対応して発電
機の起動、停止を行なわせるようにすることにより、リ
モートコンロールスイッチ側の操作に対してそれほどの
注意をせずにラフな操作で簡単に発電機の起動、停止を
行なえるとともに、たとえばダイアル式に回して所定の
発振状態を持続させ、所定時間後に逆回動を行なわせる
ような操作による発電機の起動、停止操作が可能とな
り、たとえば押しボタンの上に重量物が落下して押し下
げて発電機が誤作動するような不具合を回避し得る。
用ケーブル40には受信部46と並列に発電機出力検出
部72が接続されており、この発電機出力検出部72は
制御整流素子等を備えて発電機出力の有無をコントロー
ラ58に供給する。
た負荷ケーブル12の他端側には例えば電気設備点検や
試験用の負荷機器14が接続され、常時接続の供給電源
に代わって実施形態の発電機18からの供給電源に切り
替えられる。負荷ケーブル12は図2に示すように電源
ドラム74に巻かれて該電源ドラムに設けたコンセント
にプラグを差し込んで接続される。さらに、この負荷機
器14の接続側の負荷ケーブル12にリモートコントロ
ールスイッチ76が接続されている。
源ドラム74のコンセントにプラグ接続され、作業者が
作業を行なう地点である発電機から離隔した場所から移
動式エジン発電機10の起動、停止制御を行なう遠隔制
御スイッチであり、例えば作業者が手で把持し得る程度
の大きさの操作ボックス78内に内蔵した高周波発振器
80と、高周波発振器に電源を供給するバッテリ82
と、高周波発振器80の発振回路の開閉を行なわせる操
作子84と、を含む。
76は、水晶振動子86を用いたLC高周波発振回路8
8を有する高周波発振器80と、高周波発振回路の出力
コイルにトランス結合されたLC共振回路90と、を有
し、高周波発振器80は、バッテリ82のから例えば9
V程度の直流電源を供給されて所定の周波数および電力
条件で発振し、共振回路90のコイルが発振周波数に誘
起されて400Khz程度の高周波交流信号を負荷ケー
ブル12に送出する。バッテリ82からの電源回路には
並列に発振確認用パイロットランプ92が設けられてい
る。また、リモートコントロールスイッチ76の負荷ケ
ーブルとの接続線には発電状態の有無を表すパイロット
ランプ94が接続されており、図3に示すように、各パ
イロットランプ92、94の点灯、あるいは消灯で動作
状態が外部から確認できる。また、96は高周波発振回
路88の電源回路並びに高周波信号出力用の開閉スイッ
チであり、操作子84の高周波発振操作に対応して同時
にそれらのスイッチを閉路して所定の高周波信号を出力
させる。また、操作子84を復帰操作させて元の中立位
置に戻せば該高周波発振スイッチ90は開いて高周波発
振回路への電源供給を停止し、発振出力を停止させる。
6は、高周波発振器の発振回路の開閉を行なわせる操作
子84を備えている。実施形態において、操作子84は
図3に示すように、回動操作とその復帰逆回動操作で高
周波発振器の発振回路のオンとオフを行なわせる回動摘
みからなり、これを例えば中立状態からいずれかの方向
に回してその状態を1〜2秒保持し中立に復帰させたと
きには、対応して負荷ケーブルを介して高周波信号のH
レベル電圧をエンジン発電機側の制御ユニット22に連
続持続時間として供給し、エンジンを停止させて発電を
停止させる。また、回動摘みを回して3秒〜6秒維持し
た後、中立に復帰させるとエンジンを起動させて発電機
の発電を実行させる。
遠隔起動停止装置の作用について説明する。作業に際し
ては、制御ボックス20の側面に設置した遠隔/手元切
替キー28を遠隔操作側に回動してセットしておく。発
電機側から離れた例えば地下の受配電設備の電源供給を
本携帯用発電機10に切り替えて負荷ケーブル12に負
荷機器14を接続させる。
及び発振確認用パイロットランプ92、94が消灯した
状態で、作業現場である負荷機器の設置側に接続したリ
モートコントロールスイッチ76の操作子84を中立状
態から回動させて所要時間、例えば5秒間その回動位置
で停止保持させ、5秒後に中立状態に戻す。すると、操
作子84の発振操作時間長の間だけ、高周波発振回路8
8及び共振回路90を介して高周波信号が負荷ケーブル
12に供給される。
チ76側から所定時間長で送出されると、受信部46の
濾波部52がリモートコントロールスイッチ側からの高
周波信号を通過させ、電圧レベル供給回路56を介して
高周波信号が受信される。図6において、制御ユニット
22のコントローラ58(制御回路64)は、ステップ
S1でリモートコントロールスイッチ76からの高周波
信号を受信するとステップS2で受信部46に接続され
たスピーカ59から例えば「発電機が動きます、離れて
下さい」と音声を発生させて、制御ボックス周辺に注意
を促す。電圧レベル供給回路56からの信号を受けて判
別部のタイマ回路60では高周波信号受信に対応する電
圧を受けたときからその電圧Hレベルの持続時間長、す
なわち、この実施形態では、5秒を計測し、その結果を
判別回路62に出力する。判別回路62ではあらかじめ
設定されているエンジン起動、停止操作に対応する3秒
〜6秒の時間長範囲、1秒〜2秒の時間長範囲、あるい
はそれら以外かどうかを比較していずれかの操作が行な
われたかを判別する(ステップS3)。実施形態では、
5秒間の持続時間に対応して負荷側でエンジン起動指示
があったと判断する。次に、発電機出力検出部72にお
いて、発電機出力電圧の有無を確認しエンジン起動中か
を判断し(ステップS4)、起動中でなければイグニシ
ョンコイルの一次側コイルの短絡を開放して燃料点火待
ち受け状態とし、エンジン停止信号をOFFとする(ス
テップS5)。ステップS6でコントローラの制御回路
64がエンジン起動信号としてのスタータ起動信号をス
タータスイッチ32に出力すると、ステップS7でチョ
ーク開信号を出力し、次に、ステップS10で発電機出
力検出部72で発電機出力有無を確認してエンジンが起
動したかどうかを判断し(ステップS8)、起動済みの
ときにステップS9でチョーク閉信号を出力し、さらに
スタータ起動信号出力を停止させ、エンジン起動を完了
させる(ステップS10)。ステップS8で、発電機出
力がない場合にはスタータ起動信号出力が6秒以上かを
判断し(S11)、6秒以上の場合にはチョーク閉信号
を出力し(ステップS12)、操作子84の起動の持続
時間操作が誤っているか、あるいは他の不慮の事故等と
してスタータ起動信号出力をOFFとし(S13)、続
いてエンジン停止信号をONして(S14)エンジンを
停止させる。ステップ11でスタータ起動信号出力が6
秒以上ではない場合には、ステップS6に戻り、再度ス
タータ起動信号をONさせて、前記したと同様の処理を
行なう。
の作業後、電源供給を停止、あるいは一次停止させたい
場合には、作業者がリモートコントロールスイッチ76
の操作子84を回動させて発振器の起動操作側に移動さ
せ、例えば2秒保持した後に同操作子84を復帰回動さ
せると、図7に示すように、制御ユニット22は、その
高周波発振信号を受信したかどうかを判断し(S2
0)、受信した場合にスピーカ59より例えば「停止し
ます」等の音声を発生させ(S21)、電圧レベル供給
回路56からの信号を受けて判別部のタイマ回路60で
電圧を受けたときからその電圧Hレベルの持続時間長を
計測し、2秒の持続時間長を判別回路62に出力する。
判別回路で設定時間範囲と比較してエンジン起動信号と
判定し(S22)、次に、発電機出力電圧を発電機出力
検出部72を介して検出してエンジン起動中かどうかを
判断し(S23)、起動中でない場合にはそのままエン
ジン停止を維持させる。また、起動中の場合にはエンジ
ン停止信号をONさせ(S24)、エンジンを停止させ
て発電機出力を停止させる。ステップS21で高周波信
号が1秒〜2秒の持続時間長範囲外のときにはS20に
戻って高周波信号受信待ち受け状態に戻る。
の遠隔起動停止装置では、負荷ケーブルを介して負荷機
器を接続させた移動式エンジン発電機において、発電機
側に設けられ負荷ケーブルを介して入力される高周波信
号を受信しその受信信号の連続受信時間長に対応して発
電機の起動、停止を行わせる制御ユニットと、負荷機器
側の負荷ケーブルに接続され負荷ケーブルを介して制御
ユニットに高周波信号を送出する高周波発振器を備えた
リモートコントロールスイッチと、を含むので、負荷機
器側で作業中の作業者が必要となったときにのみ高周波
発振器を発振駆動させて高周波信号を発電機側の制御ユ
ニット側に送出するのでエンジン発電機側のスタート用
セルモータ等にも用いられるバッテリの電力消費量を大
幅に抑制し、エンジン起動等を確実に行なわせる。ま
た、高周波信号の有無は共振電圧を得て電圧Hレベルの
持続時間長で判断するのでリモートコントロールスイッ
チ側の操作が簡単で、かつ、誤操作や誤動作を防止でき
る。
は、上記した実施の形態に限定されることなく、特許請
求の範囲に記載した発明の本質を逸脱しない範囲におい
て任意の改変を行なってもよい。例えば、操作子は実施
形態ではダイアル式に回動させて起動位置で設定時間だ
け保持し、その後復帰させる構成としているが、これを
通常の押しボタン式で起動させる構成としても良い。ま
た、エンジンチョークの開閉操作は必要に応じて省略し
てもよい。さらに、実施形態ではエンジン起動、停止の
場合に対応したリモートコントロールスイッチ側の操作
構成としているが、複数種類の時間長範囲を設定し、そ
れらに対応してエンジン起動、停止以外の操作を含める
ようにしてもよい。さらに、発電機の起動、停止時の音
声はブザー警鳴あるいは、ブザーと音声を連続して発生
させるようにしてもよく、要は、発電機の動きに対応し
た警報装置を設けるようにしてもよい。
機の遠隔起動停止装置によれば、負荷ケーブルを介して
負荷機器を接続させた移動式エンジン発電機において、
発電機側に設けられ負荷ケーブルを介して入力される高
周波信号を受信しその受信信号の連続受信時間長に対応
して発電機の起動、停止を行わせる制御ユニットと、負
荷機器側の負荷ケーブルに接続され負荷ケーブルを介し
て制御ユニットに高周波信号を送出する高周波発振器を
備えたリモートコントロールスイッチと、を含む構成で
あるから、負荷機器側で作業中の作業者が必要となった
ときにのみ高周波発振器を発振駆動させて高周波信号を
発電機側の制御ユニット側に送出するのでエンジン発電
機側のバッテリの電力消費量を大幅に低減させ、確実に
エンジン起動、停止を行なわせる。また、高周波信号の
有無は例えば高周波信号から電圧Hレベルの持続時間長
で判断するのでリモートコントロールスイッチ側の操作
が簡単で、かつ、誤操作や誤動作を有効に防止できる。
また、高周波信号受信のための構成が簡単で素子数も少
なくてよく、コストを低廉に維持し得る。
て入力される高周波信号を受信する受信部と、受信され
た高周波信号が予め設定された発電機起動または停止の
時間長範囲内であるか否かを判別する判別部と、判別さ
れた結果がそれぞれの時間長範囲にあるときに発電機の
起動または停止を指示する制御部と、を含む構成である
から、リモートコントロールスイッチ側からの高周波信
号を例えば、電圧Hレベルの持続時間長で判断でき、リ
モートコントロールスイッチ側の操作が簡単で、かつ、
誤操作や誤動作を有効に防止できる。
力される高周波信号の周波数を受信する濾波部と、濾波
部を通過した高周波信号を電圧レベルとして判別部に供
給する電圧レベル供給回路と、を含む構成であるから、
受信部の構成が極めて簡単でまた負荷ケーブルからの高
周波信号を電圧変化として取り込め、受信部の構成を簡
単化できて、製作コストを低廉に保持し得る。
基づいて発電機の起動を行わせるのに先立ってエンジン
チョークの開閉を行なわせる構成とすることにより、エ
ンジン起動の際に確実にその動作を行なわせ得る。
回動操作とその復帰逆回動操作で高周波発振器の発振回
路の開閉を行なわせる操作子を有する構成であるから、
リモートコントロールスイッチの具体的な摘み等の操作
が大まかな起動、停止時間の保持のみでよく、操作に熟
練を要することなく簡単であるとともに、物体がリモー
トコントロースルイッチの上等に落下してエンジンが誤
起動するような事態を回避し得る。
動停止装置の概略ブロック構成図である。
ッチの正面図、及び同側面図である。
に同側面図である。
示すブロック構成説明図である。
である。
である。
Claims (5)
- 【請求項1】 負荷ケーブルを介して負荷機器を接続さ
せた携帯用エンジン発電機において、 発電機側に設けられ負荷ケーブルを介して入力される高
周波信号を受信しその受信信号の連続受信時間長に対応
して発電機の起動、停止を行わせる制御ユニットと、 負荷機器側の負荷ケーブルに接続され負荷ケーブルを介
して制御ユニットに高周波信号を送出する高周波発振器
を備えたリモートコントロールスイッチと、を含む携帯
用発電機の遠隔起動停止装置。 - 【請求項2】 制御ユニットが負荷ケーブルを介して入
力される高周波信号を受信する受信部と、受信された高
周波信号が予め設定された発電機起動または停止の時間
長範囲内であるか否かを判別する判別部と、判別された
結果がそれぞれの時間長範囲にあるときに発電機の起動
または停止を指示する制御部と、を含む請求項1記載の
携帯用発電機の遠隔起動停止装置。 - 【請求項3】 受信部は、負荷ケーブルを介して入力さ
れる高周波信号を受信する濾波部と、濾波部を通過した
高周波信号を電圧レベルとして判別部に供給する電圧レ
ベル供給回路と、を含む請求項1または2記載の携帯用
発電機の遠隔起動停止装置。 - 【請求項4】 制御部は、判別された結果の信号に基づ
いて発電機の起動を行わせるのに先立ってエンジンチョ
ークの開閉を行なわせる請求項2または3記載の携帯用
発電機の遠隔起動停止装置。 - 【請求項5】 リモートコントロールスイッチは、回動
操作とその復帰逆回動操作で高周波発振器の発振回路の
開閉を行なわせる操作子を有する請求項1ないし4のい
ずれかに記載の携帯用発電機の遠隔起動停止装置。
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