JP4848483B2 - 離脱検知式コンセントと接続された離脱検知受信装置 - Google Patents

Description

本発明は、屋内、外に設置する商用交流電源コンセント設備において電気自動車の充電、又電気器具の利用を安全に管理できることに関する。

従来、家庭の屋外における商用交流電源のコンセント設置にあたり、コンセント本体は内部に電源プラグの刃受け一体と、アース線を接続のためアースターミナルを備えて、その内部に雨水の侵入を防ぐようにカバーを備えた防水コンセントに電源プラグを抜き差することなく、電源をオン／オフすることができるスイッチ式防水コンセントが提供されている。（例えば特許文献１）

また、内部にブレーカーが収納されたボックスと、ボックスの開口部を施蓋するカバーと、カバーに設けられた且つ前記ブレーカーをＮＯ／ＯＦＦ操作するハンドルと、同時に操作によって前記コンセントに差込まれるプラグの挿抜を規制する規制手段が設けた装置が提供されている。（例えば特許文献２）

特開２００４−３９３９９号広報 特開２００１−７６８２３号広報

しかしながら、従来の防水コンセント、コンセントボックスにも下記のような問題がある。
特許文献１において、外部の者が容易に出入りできる場所に設置であると、悪戯や盗電などにより安全管理ができない状況である。
特許文献２において、電力供給中に短絡、漏電等が発生してブレーカーが動作により遮断状態を即座に通報できないものである。また、プラグをロックするにあたり不具合が生じる。
さらに、特許文献１、２において、長時間利用する電化器具、また急速に進む電気自動車、ハイブリット自動車の充電において、屋外、特に他人が容易に立入る場所での長時間の通電状態となるため様々なトラブルが発生することの管理が困難である。

そこで本発明は、屋内、外の電源コンセントによる電力供給において、ケーブルの断線、盗電等のトラブルを安全に管理して、発生時においては即座に管理者に知らせるものである。

上記目的を達成するために、商用交流電源より離脱検知受信装置を設ける。前記離脱検知受信装置の構成は接続信号受信回路、警報制御回路、及び警報装置を設ける。また前記商用交流電源より受電したケーブルの延長端に接続信号発信回路、及び接続検知装置を内蔵した離脱検知内臓コンセントを接続する。
負荷へ電源供給において前記離脱検知内蔵コンセントを負荷受電端子に接続すると前記接続検知装置が感知することで前記接続信号発信回路が動作して接続信号を前記接続信号受信回路に伝送する。
よって、前記商用交流電源と負荷装置の間の接続部において分離、ケーブルの断線、及び接触不良等の危険な状態が発生すると、前記接続信号発信回路が停止することで、前記接続信号受信回路、及び前記警報制御回路が接続信号を途絶えたことを検知して警報を発することで様々なトラブルに対して管理ができることを特徴とする。

本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されているような効果を奏する。

請求項記載の発明によれば、商用交流電源供給のコンセント等の送電部、受電部の各接続部において、接続が様々な状況によって外れると、即座に警報を発し、管理者に知らせるものである。よって接続中の電化器具、特に屋外での充電中の電気自動車等を無断で移動にあたり、接続部のコンセントを取外したり、また接続コードの切断が発生すると、これらのことを即座に判断し警報を発することから、安全管理、更に盗難を防ぐ効果がある。

本発明の実施の形態を実施例にもとづき図面を参照して説明する。

図１は本発明の実施の形態において、商用交流電源装置の離脱検知式コンセント回路のブロック構成図である。

１０は離脱検知内蔵コンセントで、１６は差込コネクタである。離脱検知内臓コンセント１０と差込プラグ１６をコードによって接続する。離脱検知内臓コンセント１０の内部構成は、電源供給の給電電源端子１５、１１は接続信号発信回路で接続信号である発信周波数ｆ１発生する。１２は発信動作を起動する発信回路用電源回路である。ここで発信回路用電源回路１２のオン、オフ動作をする接続検知装置を設ける。前記接続検知装置は１３の接続検知スイッチと１４の接触ボタンからなる。Ｃ２は接続信号発信回路１２の発信周波数ｆ１を通過させるコンデンサーである。

周波数ｆ０の商用交流電源１は２の配電遮断器に入力、前記配電遮断器２の負荷側より、４は主電源スイッチ（ＳＷ０）、３は電源コンセント、５は通電時の表示灯である。

また商用交流電源１より２０の離脱検知受信装置を設けて、その構成は、発信周波数ｆ１がＣ１のコンデンサーを通過する。２２は前記発信周波数ｆ１を受信する接続信号受信装置２０、２３は信号識別回路で信号識別回路２３の出力側と接続する２４の警報制御回路からなる。警報制御回路２４の出力信号を受けて警報を発生する２５の警報装置。なお、２１は受信回路用電源回路である。
また、コンデンサーＣ１とＣ２はＣ１＝Ｃ２、１／２πｆ１Ｃ１＜＜１／２πｆ０Ｃ１である。
ただし、ｆ０は商用交流電源の周波数、ｆ１は接続信号の周波数でる。

３０は負荷の電気自動車で、３２は電気自動車の車充電装置、３３は車充電地で３１は前記給電電源端子１５と接続する受電端子である。

したがって、以上の構成により負荷に電気自動車３０を例として説明する。
充電池３３に充電をおこなうため、商用交流電源１の主電源スイッチ４をオフの状態にして、差込コネクタ１６よりのコード端一方の離脱検知コンセント１０の給電電源端子１５を電気自動車３０の受電端子３１に接触させると、同時に接触ボタン１４が押され接触検知スイッチ１３がオン状態となり発信回路用電源回路１２の動作スタンバイ状態となる。
ここで、コードの一端の差込プラグ１６を電源供給の商用交流電源装置１の電源コンセント３に接続をして、主電源スイッチ４をオンにすることで、表示灯５が点灯する。

一方、離脱検知コンセント１０の回路は通電状態となることで、電気自動車３０の充電地参拾参へ充電を開始する。
また、発信回路用電源回路１２が動作をして二次電源の出力をすることで接続信号発信回路１１が発信動作をし、接続信号の発信周波数ｆ１を出力する。
発信周波数ｆ１はＣ２を通過してコード１７を経て、離脱検知受信装置２０内のＣ１を通過して接続信号受信回路２２に入力するが、商用交流電源１の周波数ｆ０は各コンデンサーＣ１、Ｃ２はカットとなる。
発信周波数ｆ１を接続信号受信回路２２が受信して、制御信号を信号識別回路２４へ送る、信号識別回路２４は接続状態を認識する。

いま、主電源スイッチ４をオフにせず、差込プラグ１６を差込中、充電中であっても、充電が完了であっても、受電端子３１より離脱検知コンセン１０、あるいは差込プラグ１６を抜いたり、コードの切断、または接触不良のトラブルが発生すると、発信回路用電源回路１２の電力がオフとなることから接続信号発信回路１１の発信が停止することで、離脱検知受信装置２０の接続信号受信回路２２、及び信号識別回路２４によって接続信号の不通を検知して、警報制御回路２３より警報信号を出力し、警報放置２５より警報音を発する。

以上のことから、屋外の条件かにおいて電気的トラブルや、悪戯、車の盗み等の重大な事においても対応できるものである。
なお、通常の取外しにおいては、電源スイッチ４をオフにすることで、発信電源回路１２の二次電源がオフとなり、接続信号発信回路１１の動作は停止をしておこなうものである。

本発明の実施例を示す図で、離脱検知式コンセント回路構成のブロック図である。

１は商用交流電源装置 ２は配電遮断器
３は電源コンセント ４は主電源スイッチ
５は表示灯 １０は離脱検知内臓コンセント
１１は接続信号発信回路 １２は発信回路用電源回路
１３は接触検知スイッチ １４は接触ボタン
１５は給電電源端子 １６は差込コネクタ
２０は離脱検知受信装置 ２１は受信回路用電源回路
２２は接続信号受信回路 ２３は信号識別回路
２４は警報制御回路 ２５は警報装置
３０は電気自動車 ３１は受電端子
３２は車充電装置 ３３は車充電池
３４はモーター Ｃ１＝Ｃ２コンデンサー

Claims (1)

1. 商用交流電源と、商用交流電源より受電したケーブルの延長端の間に設けられ、接続信号受信回路、異常制御回路としての信号識別回路、及び警報装置が設けられ、前記ケーブルの延長端に接続信号発信回路、及び接続検知装置を内臓した離脱検知内蔵コンセントと接続された離脱検知受信装置において、負荷装置への電源供給において前記離脱検知内蔵コンセントを前記負荷装置の受電端子に接続すると前記接続検知装置が当該接続を感知することで前記接続信号発信回路が動作して接続信号を前記接続信号受信回路に伝送し、前記商用交流電源と前記負荷装置の間の接続部において分離、ケーブルの断線、または接触不良という危険な状態が発生すると、前記接続信号発信回路が停止することで、前記接続信号受信回路、及び前記異常制御回路としての信号識別回路が接続信号を途絶えたことを検知して警報を発することを特徴とする離脱検知式コンセントと接続された離脱検知受信装置。

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