JP2003147362A - 液晶組成物及び液晶表示素子 - Google Patents
液晶組成物及び液晶表示素子Info
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Abstract
が可能な液晶組成物、また該液晶組成物を用いた双安定
型液晶表示素子を提供する。 【解決手段】 一般式(I)、一般式(II)かつ一般式(III) 【化1】 (式中、R1〜R4:C1〜10のアルキル基又はアルコキシル
基、C2〜10のアルケニル基又はアルケニルオキシ基、
A、B、D、E、G:1,4-フェニレン基、ナフタレン-2,6-ジ
イル基、フェナントレン-2,7-ジイル基、トランス-1,4-
シクロへキシレン基、1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン
-2,6-ジイル基、デカヒドロナフタレン-2,6-ジイル基、
トランス-1,3-ジオキサン-2,5-ジイル基、ピリジン-2,5
-ジイル基等、Z1〜Z4:単結合、-COO-、-OCO-、-C≡C-
等、m、n:0、1、2、p:0、1、X1〜X4:H、F、Y1:-C
N、-CF3、-F等を表すが、R4、Z3、Z4の少なくとも一つ
は光学活性基である。)で表される光学活性化合物を含
有する液晶組成物を用いる。
Description
素子において、低電圧駆動が可能な液晶組成物、および
該組成物を使用した双安定型液晶表示素子に関する。
せるために、液晶骨格を有する光学活性化合物が添加さ
れている。光学活性化合物の含有率C(質量%)を上げると
自然ピッチP(μm)は小さくなることや、含有率が数十質
量%程度までの含有率範囲では、PとCの積が一定という
関係が良く成り立つことが知られている。このため、1
/(P・0.01C)はヘリカルツイスティングパワー(以下HT
Pと言う)と定義され、この値は光学活性化合物固有の捻
れ力の評価パラメータとして使用されている。
と、所望の自然ピッチを得るためには光学活性化合物を
多量に含有しなくてはならない。その結果、液晶組成物
の粘度が増大し、駆動電圧は高くなり、液晶温度範囲も
狭くなってしまうという問題があった。また、HTPが大
きい光学活性化合物でも、シアノ基等の極性基を持たな
い光学活性化合物を使用すると、液晶組成物の誘電率異
方性が小さくなってしまうため、駆動電圧が高くなると
いう問題があった。特に、相転移型ディスプレイでは、
赤外〜可視光領域の選択反射波長が得られるように、自
然ピッチを0.1〜2μm程度の範囲に調節する必要がある
ため、光学活性化合物の含有率が10〜20質量%以上と非
常に大きくなるため、駆動電圧の上昇は深刻な問題であ
る。駆動電圧の低減は、液晶ドライバーの耐圧の問題や
省エネルギー化の観点から必須である。このように、光
学活性化合物を多く含有する液晶材料を使用した双安定
型液晶表示素子において、駆動電圧の低減が大きな課題
となっており、これらの問題を解決できる液晶組成物が
強く求められている。
は、双安定型液晶表示素子において、低電圧駆動が可能
な液晶組成物、また該液晶組成物を用いた双安定型液晶
表示素子を提供することにある。
決するために次に述べる液晶組成物及びこれを使用した
液晶表示素子を提供する。すなわち本発明は、 一般式
(I)
基、炭素原子数1〜10アルコキシル基、炭素原子数2〜10
のアルケニル基又は炭素原子数2〜10のアルケニルオキ
シ基を表し、A及びBはそれぞれ独立して、1,4-フェニレ
ン基、ナフタレン-2,6-ジイル基、フェナントレン-2,7-
ジイル基、トランス-1,4-シクロへキシレン基、1,2,3,4
-テトラヒドロナフタレン-2,6-ジイル基、デカヒドロナ
フタレン-2,6-ジイル基、トランス-1,3-ジオキサン-2,5
-ジイル基、ピリジン-2,5-ジイル基、ピリミジン-2,5-
ジイル基、ピラジン-2,5-ジイル基又はピリダジン-2,5-
ジイル基を表し、A及びB中の水素原子はフッ素原子で置
換されていてもよく、Z1は単結合、-COO-、-OCO-、-C≡
C-、-CH=CH-、-CF=CF-、-CH2CH2-を表し、mは0、1又
は2を表し、X 1及びX2はそれぞれ独立して水素原子又は
フッ素原子を表すが、少なくとも一方はフッ素原子であ
る。)で表される化合物を含有し、一般式(II)
原子数1〜10のアルキル基、炭素原子数1〜10アルコキシ
ル基、炭素原子数2〜10のアルケニル基又は炭素原子数2
〜10のアルケニルオキシ基を表し、Gは1,4-フェニレン
基、ナフタレン-2,6-ジイル基、フェナントレン-2,7-ジ
イル基、トランス-1,4-シクロへキシレン基、1,2,3,4-
テトラヒドロナフタレン-2,6-ジイル基、デカヒドロナ
フタレン-2,6-ジイル基、トランス-1,3-ジオキサン-2,5
-ジイル基、ピリジン-2,5-ジイル基、ピリミジン-2,5-
ジイル基、ピラジン-2,5-ジイル基又はピリダジン-2,5-
ジイル基を表し、G中の水素原子はフッ素原子で置換さ
れていてもよく、nは0、1又は2を表し、Z2は単結合、-C
OO-、-OCO-、-C≡C-、-CH=CH-、-CF=CF-、-CH2CH2-を
表す。)で表される化合物を含有し、かつ一般式(III)
アルキル基、炭素原子数1〜10のアルコキシル基、炭素
原子数2〜10のアルケニル基又は炭素原子数2〜10のアル
ケニルオキシ基を表すが、各基を構成するC-H結合の水
素原子は炭素数1〜5のアルキル基又はフェニル基で置換
されていても良く、Z3、Z4はそれぞれ独立的に、単結
合、-COO-、-OCO-、-C≡C-、-CH=CH-、-CF=CF-、-CH2
CH2-、-CH2O-、-CH2C00-、-CH2OCO-を表すが、-CH2CH
2-、-CH2O-、-CH2C00-、-CH2OCO-を構成するC-H結合の
水素原子は炭素数1〜5のアルキル基又はフェニル基で置
換されていても良く、pは0又は1の整数を表し、D及びE
はそれぞれ独立的に、1,4-フェニレン基、ナフタレン-
2,6-ジイル基、フェナントレン-2,7-ジイル基、トラン
ス-1,4-シクロへキシレン基、1,2,3,4-テトラヒドロナ
フタレン-2,6-ジイル基、デカヒドロナフタレン-2,6-ジ
イル基、トランス-1,3-ジオキサン-2,5-ジイル基、ピリ
ジン-2,5-ジイル基、ピリミジン-2,5-ジイル基、ピラジ
ン-2,5-ジイル基又はピリダジン-2,5-ジイル基を表し、
D及びE中の水素原子はフッ素原子で置換されていてもよ
く、X3及びX4はそれぞれ独立して水素原子又はフッ素原
子を表すが、少なくとも一方はフッ素原子であり、Y1は
シアノ基、イソシアネート基、トリフルオロメトキシ
基、フッ素原子を表すが、R4、Z3、Z4の少なくとも一つ
は光学活性基である。)で表される光学活性化合物を含
有することを特徴とする液晶組成物である。また本発明
は、この液晶組成物を使用した双安定型液晶表示素子で
ある。
下、化合物(I)と言う)の液晶組成物における含有率は、
10〜60質量%であることが好ましく、20〜40質量%がより
好ましい。式中R1は、炭素数1〜8のアルキル基又は炭素
数2〜8のアルケニル基が好ましい。A及びBはそれぞれ独
立して、1,4-フェニレン基、ナフタレン-2,6-ジイル
基、トランス-1,4-シクロへキシレン基、ピリジン-2,5-
ジイル基、ピリミジン-2,5-ジイル基が好ましく、更な
る低電圧駆動のためには、1,4-フェニレン基、ピリミジ
ン-2,5-ジイル基が好ましく、フッ素置換された1,4-フ
ェニレン基が特に好ましい。Z1は単結合、-COO-が好ま
しく、特に単結合が好ましい。mは0又は1が好ましく、
特に1が好ましい。X1及びX2は少なくとも一方はフッ素
原子であることが好ましく、両方ともフッ素原子である
ことが低電圧駆動のためには更に好ましい。化合物(I)
の含有率を20質量%以上にするときは、化合物(I)は2種
又は3種以上含有することが好ましい。化合物(I)の例と
しては、下記の化合物を挙げることができるが、化合物
(I)はこれらの例に限定されるものではない。
物(II)と言う)の液晶組成物における含有率は、10〜40
質量%であることが好ましく、10〜30質量%がより好まし
い。式中、R2及びR3はそれぞれ独立に、炭素原子数1〜8
のアルキル基又は炭素原子数2〜10のアルケニル基が好
ましい。式(p)又は(q)
する。)で表されるアルケニル基がさらに好ましく、式
(q)で表されるアルケニルが特に好ましい。Gは1,4-フェ
ニレン基又はトランス-1,4-シクロへキシレン基が好ま
しく、トランス-1,4-シクロへキシレン基が特に好まし
い。nは1が好ましい。Z2は単結合、-COO-、-CH2CH2-が
好ましく、単結合、-COO-が特に好ましい。化合物(II)
の例としては、下記の化合物を挙げることができるが、
化合物(II)はこれらの例に限定されるものではない。
合物(III)と言う)の液晶組成物における含有率は、10
〜30質量%であることが好ましく、10〜20質量%がより好
ましい。式中、R4は炭素原子数1〜8のアルキル基又はC-
H結合の水素原子が炭素数1〜5のアルキル基若しくはフ
ェニル基で置換されている炭素原子数1〜8のアルキル基
が好ましい。特に、駆動電圧を低減させるためには、1,
4-フェニレン基で置換されている炭素原子数1〜8のアル
キル基が好ましい。Z3、Z4はそれぞれ独立的に、単結
合、-COO-、-CH2CH2-、-CH2O-、-CH2C00-、-CH2OCO-、
又は構成するC-H結合の水素原子が炭素数1〜5のアルキ
ル基若しくはフェニル基で置換された-CH2CH2-又は-CH2
O-、-CH2C00-、-CH2OCO-が好ましい。フェニル基で置換
された-CH2CH2-又は-CH2O-、-CH2C00-、-CH2OCO-が特に
好ましい。
に、1,4-フェニレン基、ナフタレン-2,6-ジイル基、ト
ランス-1,4-シクロへキシレン基又は1,2,3,4-テトラヒ
ドロナフタレン-2,6-ジイル基が好ましいが、1,4-フェ
ニレン基又はトランス-1,4-シクロへキシレン基が好ま
しい。特にEは、3位もしくは4位の水素原子又はその両
方の水素原子がフッ素原子で置換されている1,4-フェニ
レン基が好ましい。X3及びX4は両方ともフッ素原子であ
ることが好ましい。Y1はシアノ基、イソシアネート基又
はトリフルオロメトキシ基が好ましく、シアノ基又はイ
ソシアネート基が特に好ましい。Z3又はZ4が光学活性基
であることが好ましく、Z4が光学活性基であることが特
に好ましい。
を挙げることができるが、化合物(III)はこれらの例に
限定されるものではない。
以上が更に好ましい。HTPは下記の液晶組成物(A)
加し、25℃での自然ピッチ(Pμm)を測定して得られるHT
Pを用いた。すなわち、HTPは1/(P・0.01C)より得られ
る値であり、Cは光学活性化合物の含有率すなわち1%で
あるから、上記の自然ピッチが10μmのときは、HTPは10
である。
上であることが好ましく、20以上が更に好ましい。本発
明の液晶組成物は、光学活性化合物として、化合物(II
I)以外の光学活性化合物を併用しても良い。併用しても
良い光学活性化合物としては、下記の化合物が挙げられ
る。
レステリックノナノエート又は一般式(IV)
〜10のアルキル基、炭素原子数1〜10アルコキシル基、
炭素原子数2〜10のアルケニル基、炭素原子数2〜10アル
ケニルオキシ基、CN、フェニル基又は一般式(V)
同じ意味を表し、Mは単結合、-O-、-C00-、-OCO-、-CH2
COO-、-CH2OCO-、-CH2O-、-OCH2-、-CO-、-CH2-を表
す。)を表し、P1、P2及びP3はそれぞれ独立して、1,4-
フェニレン基、ナフタレン-2,6-ジイル基またはトラン
ス-1,4-シクロへキシレン基を表し、L1及びL2は単結
合、-COO-、-OCO-、-CH2CH2-、-CH2C00-、-CH2OCO-、-C
H2O-又は-COO-CH2-CH2-OCO-を表すが、-CH2CH2-、-CH2C
00-、-CH2OCO-、-CH2O-、-COO-CH2-CH2-OCO-を構成する
C-H結合の水素原子は炭素数1〜5のアルキル基又はフェ
ニル基で置換されていても良く、sは0、1又は2である
が、sが2の場合は各P1及び各L1は同じ基を意味しても、
異なる基を意味しても良い。但しR、R'、L1及びL2のう
ちの少なくとも一つは光学活性基である。) より具体的には、下記の化合物を化合物(III)の光学活
性化合物と併用することが好ましい。
と、R"は式(V)におけるR"と同じ意味を表す。)
II)と併用される光学活性化合物(IV)とは同じ捻れ方向
を持つことが好ましい。本発明の液晶組成物のネマチッ
ク相またはコレステリック相−等方性液体相転移温度
は、60℃以上180℃以下が好ましく、更に好ましくは70
℃以上150℃以下である。60℃以下では液晶表示素子の
電気光学特性の温度依存性が大きくなり好ましくない。
また、180℃以上では、駆動電圧が大幅に上昇するため
好ましくない。液晶組成物の25℃における誘電率異方性
は、15以上が好ましく、20以上が更に好ましい。液晶組
成物の25℃における屈折率の異方性は0.06〜0.3が好ま
しいが、0.10〜0.25が更に好ましく、駆動電圧の低減の
ためには、0.15〜0.25が好ましく、0.18〜0.20が特に好
ましい。本発明の液晶組成物の自然ピッチは0.1〜5μm
が好ましく、0.2〜1μmがより好ましい。本発明の液晶
組成物は各種の液晶表示素子に使用されるが、特に双安
定型液晶表示素子に適している。本発明の液晶組成物を
使用した、双安定型液晶表示素子のプラナー状態からフ
ォーカルコニック状態への転移に必要な駆動電圧は、本
発明によらない液晶組成物を使用した双安定型液晶表示
素子に比べ、低電圧化することができるが、4.5V/μm以
下で駆動される双安定型液晶素子に適しており、更に4V
以下で駆動される双安定型液晶素子に更に適している。
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。また、以下の実施例及び比較例の組成物における
「%」は『質量%』を意味する。
る。
物の誘電率異方性や屈折率異方性をそのまま測定するこ
とは困難であるので、対応するラセミ化合物又は対掌体
を等質量部混合し、光学不活性の状態にしてから定法に
従い誘電率異方性及び屈折率異方性を測定し、この値を
それぞれ光学活性化合物及び光学活性化合物を含有した
液晶組成物の誘電率異方性及び屈折率異方性の値とし
た。
した。
化合物(III-1)
学活性化合物のHTP値は15.8であった。得られた液晶組
成物(A)のT-iは72℃であり、Δnは0.157、Δεは29.8、
自然ピッチは0.33μmであった。液晶組成物(A)をセルギ
ャップ6μmのセルに注入して測定した駆動電圧から得ら
れたEUは3.4V/μm、応答時間は520m秒であった。
学活性化合物(III−1)を化合物(VI)
は、実施例1と同様にした液晶組成物(B)を作製し、実施
例1と同様のセルに注入し測定した駆動電圧から得られ
たEUは、5.1V/μmであった。
学活性化合物(III−1)を、化合物(III−1)と化合物(VI)
が60:40の比率で混合された組成物に代えて自然ピッチ
を0.33μmとした以外は、実施例1と同様にした液晶組成
物(C)を作製した。得られた液晶組成物(C)のT-iは70℃
であり、Δnは0.152、Δεは27.5であり、実施例1と同
様のセルに注入し測定した駆動電圧から得られたEUは、
4.2V/μmであった。
調整した。
物(III-2)を85.5:14.5の比率で混合し液晶組成物(E)を
作製した。但し、化合物(III-2)の不斉炭素の絶対配置
はRであり、この化合物のHTP値は14.2であった。
り、Δnは0.161、Δεは38.1、自然ピッチは0.33μmで
あった。液晶組成物(E)をセルギャップ6μmのセルに注
入して測定した駆動電圧から得られたEUは4.9V/μmであ
った。
合物(VI)を76.7:23.3の比率で混合し液晶組成物(F)を
作製した。得られた液晶組成物(F)の自然ピッチは0.33
μmであった。液晶組成物(F)をセルギャップ5μmのセル
に注入して測定した駆動電圧から得られたEUは5.5V/μ
m、であった。
と比較例2の比較から、本発明の液晶組成物は双安定型
液晶表示素子の駆動電圧低減に有効であることがわか
る。
大きい誘電率異方性を有し、双安定型液晶表示素子の駆
動電圧低減に大きな効果がある。また、本発明の液晶組
成物を使用した双安定型液晶表示素子は、極めて低い電
圧で駆動可能である。
Claims (7)
- 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (式中、R1は炭素原子数1〜10のアルキル基、炭素原子数
1〜10のアルコキシル基、炭素原子数2〜10のアルケニル
基又は炭素原子数2〜10アルケニルオキシ基を表し、A及
びBはそれぞれ独立して、1,4-フェニレン基、ナフタレ
ン-2,6-ジイル基、フェナントレン-2,7-ジイル基、トラ
ンス-1,4-シクロへキシレン基、1,2,3,4-テトラヒドロ
ナフタレン-2,6-ジイル基、デカヒドロナフタレン-2,6-
ジイル基、トランス-1,3-ジオキサン-2,5-ジイル基、ピ
リジン-2,5-ジイル基、ピリミジン-2,5-ジイル基、ピラ
ジン-2,5-ジイル基又はピリダジン-2,5-ジイル基を表
し、A及びB中の水素原子はフッ素原子で置換されていて
もよく、Z1は単結合、-COO-、-OCO-、-C≡C-、-CH=CH
-、-CF=CF-、-CH2CH2-を表し、mは0、1又は2を表し、X
1、X2はそれぞれ独立して水素原子又はフッ素原子を表
すが、少なくとも一方はフッ素原子である。)で表され
る化合物を含有し、一般式(II) 【化2】 (式中、R2及びR3はそれぞれ独立に、炭素原子数1〜10の
アルキル基、炭素原子数1〜10のアルコキシル基、炭素
原子数2〜10のアルケニル基又は炭素原子数2〜10アルケ
ニルオキシ基を表し、Gは1,4-フェニレン基、ナフタレ
ン-2,6-ジイル基、フェナントレン-2,7-ジイル基、トラ
ンス-1,4-シクロへキシレン基、1,2,3,4-テトラヒドロ
ナフタレン-2,6-ジイル基、デカヒドロナフタレン-2,6-
ジイル基、トランス-1,3-ジオキサン-2,5-ジイル基、ピ
リジン-2,5-ジイル基、ピリミジン-2,5-ジイル基、ピラ
ジン-2,5-ジイル基又はピリダジン-2,5-ジイル基を表
し、G中の水素原子はフッ素原子で置換されていてもよ
く、nは0、1又は2を表し、Z2は単結合、-COO-、-OCO-、
-C≡C-、-CH=CH-、-CF=CF-、-CH2CH2-を表す。)で表
される化合物を含有し、かつ一般式(III) 【化3】 (式中、R4は水素原子、炭素原子数1〜10のアルキル基、
炭素原子数1〜10のアルコキシル基、炭素原子数2〜10の
アルケニル基又は炭素原子数2〜10のアルケニルオキシ
基を表すが、各基を構成するC-H結合の水素原子は炭素
数1〜5のアルキル基又はフェニル基で置換されていても
良く、Z3、Z4はそれぞれ独立的に、単結合、-COO-、-OC
O-、-C≡C-、-CH=CH-、-CF=CF-、-CH2CH2-、-CH2O-、
-CH2C00-、-CH2OCO-を表すが、-CH2CH2-、-CH2O-、-CH2
C00-、-CH2OCO-を構成するC-H結合の水素原子は炭素数1
〜5のアルキル基又はフェニル基で置換されていても良
く、pは0又は1の整数を表し、D及びEはそれぞれ独立的
に、1,4-フェニレン基、ナフタレン-2,6-ジイル基、フ
ェナントレン-2,7-ジイル基、トランス-1,4-シクロへキ
シレン基、1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-2,6-ジイ
ル基、デカヒドロナフタレン-2,6-ジイル基、トランス-
1,3-ジオキサン-2,5-ジイル基、ピリジン-2,5-ジイル
基、ピリミジン-2,5-ジイル基、ピラジン-2,5-ジイル基
又はピリダジン-2,5-ジイル基を表し、D及びE中の水素
原子はフッ素原子で置換されていてもよく、X3及びX4は
それぞれ独立して水素原子又はフッ素原子を表すが、少
なくとも一方はフッ素原子であり、Y1はシアノ基、イソ
シアネート基、トリフルオロメトキシ基、フッ素原子を
表すが、R4、Z3、Z4の少なくとも一つは光学活性基であ
る。)で表される光学活性化合物を含有することを特徴
とする液晶組成物。 - 【請求項2】 一般式(III)で表される化合物のヘリカ
ルツイスティングパワーが9以上であり、かつ該液晶組
成物の25℃における誘電率異方性が15以上である請求項
1記載の液晶組成物。 - 【請求項3】 一般式(III)の化合物の含有率が10〜30
質量%の範囲であって、該液晶組成物の25℃における自
然ピッチが0.1〜5μmかつ誘電率異方性が15以上である
請求項1記載の液晶組成物。 - 【請求項4】 光学活性化合物として、コレステリック
ノナノエート又は一般式(IV) 【化4】 (式中、R及びR'は水素原子、炭素原子数1〜10のアルキ
ル基、炭素原子数1〜10アルコキシル基、炭素原子数2〜
10のアルケニル基、炭素原子数2〜10アルケニルオキシ
基、CN、フェニル基又は一般式(V) 【化5】 (但し、式中R"は一般式(I)におけるR1と同じ意味を表
し、Mは単結合、-O-、-C00-、-OCO-、-CH2COO-、-CH2OC
O-、-CH2O-、-OCH2-、-CO-、-CH2-を表す。)を表し、
P1、P2及びP3はそれぞれ独立して、1,4-フェニレン基、
ナフタレン-2,6-ジイル基又はトランス-1,4-シクロへキ
シレン基を表し、L1及びL2は単結合、-COO-、-OCO-、-C
H2CH2-、-CH2C00-、-CH2OCO-、-CH2O-又は-COO-CH2-CH2
-OCO-を表すが、-CH2CH2-、-CH2C00-、-CH2OCO-、-CH2O
-、-COO-CH2-CH2-OCO-を構成するC-H結合の水素原子は
炭素数1〜5のアルキル基又はフェニル基で置換されてい
ても良く、sは0、1又は2であるが、sが2の場合は各P1及
び各L1は同じ基を意味しても、異なる基を意味しても良
い。但しR、R'、L1およびL2のうちの少なくとも一つは
光学活性基である。)を含有する請求項1記載の液晶組成
物。 - 【請求項5】 ネマチック相又はコレステリック相−等
方性液体相転移温度が60℃以上180℃以下であり、25℃
における屈折率の異方性(Δn)が0.06〜0.30の範囲であ
る請求項1又は2記載の液晶組成物。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか一つの請求項に記
載の液晶組成物を使用した双安定型液晶表示素子。 - 【請求項7】 プラナー状態からフォーカルコニック状
態への転移に必要な駆動電圧が4.5V/μm以下であること
を特徴とする請求項6記載の液晶表示素子。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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