JP2003147137A - 高比重epdm組成物 - Google Patents

高比重epdm組成物

Info

Publication number
JP2003147137A
JP2003147137A JP2001352905A JP2001352905A JP2003147137A JP 2003147137 A JP2003147137 A JP 2003147137A JP 2001352905 A JP2001352905 A JP 2001352905A JP 2001352905 A JP2001352905 A JP 2001352905A JP 2003147137 A JP2003147137 A JP 2003147137A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
specific gravity
epdm
high specific
weight
composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001352905A
Other languages
English (en)
Inventor
Yumi Kanemitsu
由実 金光
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP2001352905A priority Critical patent/JP2003147137A/ja
Publication of JP2003147137A publication Critical patent/JP2003147137A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高比重EPDM組成物において、比重が高く
軟らかい上に、ブルーミングを抑制し、強度、耐候性、
耐熱耐加湿特性の向上を図る。 【解決手段】 EPDMを主成分とするゴム組成物にお
いて、ゴム100体積に対して、比重が12未満のタン
グステン化合物の粉末あるいはモリブデン粉末から選択
される少なくとも1種以上の金属粉末を30体積以上1
50体積以下の割合で含有させ、組成物の全体比重を
2.5以上6.0以下とする。さらには、粘弾性スペク
トラム測定における複素弾性率を80MPa以下にする
のが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高比重EPDM組
成物に関し、詳しくは、高比重である上に、耐候性、柔
軟性、成形性に優れたEPDM組成物に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、スポーツ用品のウエイト部材、バ
ランスウエイト等に代表される、高比重で、かつ、ある
程度の柔軟性を必要とする製品には、主として鉛等の金
属材料が用いられてきた。しかし、近年、環境に対して
安全で、耐蝕性に優れ、加工が容易であるため、上記の
ような高比重材料として、種々のポリマーに高比重金属
等を充填させた高分子材料が提案され、種々の分野にお
いて使用されている。
【0003】従来、高比重とした上記高分子材料のほと
んどが熱可塑性樹脂、熱可塑性エラストマーを用いたも
のである。例えば、特開2000−154323号で
は、熱可塑性エラストマーあるいは熱可塑性樹脂にタン
グステン粉末を分散させたタングステン含有高比重組成
物が提案されている。また、特開平10−158507
号では、ポリアミド樹脂にタングステン粉末を分散させ
たポリアミド樹脂を主成分とする高比重樹脂組成物が提
案されている。さらに、特開2000−129036号
では、スチレン系熱可塑性エラストマーに高比重無機充
填剤を配合している遮音シート用組成物が提案されてい
る。さらには、特開2000−256569号では、粉
粒状の重金属と熱可塑性樹脂とを混合させた高比重熱可
塑性樹脂組成物が提案されている。
【0004】一方、高比重とした高分子材料においてゴ
ムを用いたものも挙げられ、特開平10−153687
号ではタングステンを分散させた加硫フッ素ゴムとEP
DMゴムが提案されていると共に、タングステンをクロ
ロプレンゴムに分散させた放射線遮蔽材も提案されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た特開2000−154323号、特開平10−158
507号、特開2000−129036号、特開200
0−256569号の高比重樹脂材料は、金属粉末を分
散しているため高比重であると共に、熱可塑性樹脂、熱
硬化性樹脂、熱可塑性エラストマー等を主成分としてい
るためゴム弾性や柔軟性を有するものの、融点が低いた
めに高温となる条件下では使用することができないとい
う問題がある。
【0006】また、融点の高いナイロン、ポリエチレン
等を用いることも考えられるが、これらは硬い物質であ
るために、組成物に柔軟性を持たせることができないと
いう問題がある。
【0007】さらに、特開平10−153687号で
は、フッ素ゴムは接着性が悪いため他の材料と組み合わ
せた加工が難しいという問題がある。また、上記のよう
な従来の組成物では、特に、夏の屋外や海水中で使用さ
れるような非常に厳しい環境下にさらされた場合、添加
剤等がゴム表面ににじみ出すブルーミングを生じる恐れ
があり、耐熱耐加湿特性が不十分である。
【0008】このように、スポーツ用品のウエイト部
材、バランスウエイト、制振遮音シート、防音部材等に
使用される高比重組成物としては、高比重で軟らかい材
料が望まれている上に、屋外で使用される場合には、上
記のような耐熱耐加湿特性が要求される。特に、車中の
高温下に放置されたりすると、高温高湿状態になりブル
ーミングが生じ組成物表面がべたつくため、使用時に組
成物に触れると使用者が不快感を感じることがあり問題
となっている。さらに、各種バランスウエイト、スポー
ツ用のウエイト部材等に用いられる場合には、人体に触
れる可能性が高いため、より軟らかい必要があり、か
つ、落としたり、ぶつけたりして壊れることがないよう
に、ある程度の強度を有する材料が望まれている。
【0009】本発明は上記した問題に鑑みてなされたも
のであり、比重が高く、軟らかい上に、耐候性、耐熱耐
加湿特性にも優れ、かつ、十分な強度を有する高比重E
PDM組成物を提供することを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、EPDMを主成分とするゴムの体積を1
00とすると、比重が12未満のタングステン化合物の
粉末あるいはモリブデン粉末から選択される少なくとも
1種以上の金属粉末を30体積以上150体積以下の割
合で含有させ、組成物の全体比重を2.5以上6.0以
下としていることを特徴とする高比重EPDM組成物を
提供している。
【0011】本発明者は、鋭意研究の結果、ゴム弾性を
持ち強度・耐候性に優れるEPDMに、上記タングステ
ン化合物の粉末あるいはモリブデン粉末から選択される
少なくとも1種以上の金属粉末を分散させ、ゴムに対す
る該粉末の体積を上記のように規定することにより、高
熱高温度の条件下でも、組成物表面から添加剤等がブル
ーミングしないことを見出した。また、より比重の高い
組成物とするために、より多くの金属粉末を分散させる
必要があるが、シートや様々な形状に成形し強度を保持
するには含有できる金属の体積量に限界がある。このた
め、本発明者は、実験を積み重ね、EPDMに上記金属
粉末を上記規定の体積で含有させるのが最適であること
を見出した。上記のような配合とすることにより、比重
が高く、軟らかい上に、耐候性、耐熱耐加湿特性にも優
れ、かつ、十分な強度を有する高比重EPDM組成物を
得ることができる。
【0012】本発明の高比重EPDM組成物において
は、ゴム100体積に対して、比重が12未満のタング
ステン化合物の粉末あるいはモリブデン粉末から選択さ
れる少なくとも1種以上の金属粉末を30体積以上15
0体積以下、好ましくは60体積以上100体積以下の
割合で含有している。これにより、耐候性、耐熱耐加湿
特性を向上することができると共に、本発明の高比重E
PDM組成物が、大変形・低速度変形状態、あるいは、
微小・高速変形状態のいずれの状態で使用されても、強
度を保持しながら、適度な柔軟性を効率良く得ることが
できる。
【0013】また、上記タングステン化合物の粉末ある
いはモリブデン粉末から選択される少なくとも1種以上
の金属粉末の体積割合を上記範囲としているのは、30
体積より小さいと比重が小さくなりすぎるためスポーツ
用品用のおもり等として必要な重量を付加するには、体
積を大きくしなければならないことに因る。一方、15
0体積より大きいと上記タングステン化合物の粉末ある
いはモリブデン粉末の表面をEPDM等のゴムで覆うこ
とができなくなり、強度が低下したりシート等への成形
性が困難になることに因る。なお、比重が12未満のタ
ングステン化合物の粉末、モリブデン粉末を、それぞれ
単独で用いても良いし、複数種を混合して用いても良
い。
【0014】比重が12未満のタングステン化合物とし
ては、酸化タングステン、珪化タングステン、硫化タン
グステン等が挙げられる。
【0015】本発明の高比重EPDM組成物において
は、その比重は2.5以上6.0以下、好ましくは3.
0以上5.5以下の範囲としている。上記範囲としてい
るのは、比重が2.5より小さいと、スポーツ用品用の
おもり等として用いる際に、比重が小さいため体積が大
きくなり使用の邪魔になる場合があることに因る。一
方、比重が6.0より大きいと、上記タングステン化合
物の粉末あるいはモリブデン粉末を多く含有させること
が必要となり、そのため加工が困難となることに因る。
【0016】EPDMを主成分とするゴムに上記タング
ステン化合物の粉末あるいはモリブデン粉末を良く分散
させ、より強度を上げるためには、上記粉末の平均粒子
径は50μm以下が好ましい。より好ましくは、20μ
m以下が良い。また、粒子径が小さいものと大きいもの
を併用することにより、例えば、5μm以下のものと2
7μm以上のものを併用することにより、流動性や成形
性を上げることができる。
【0017】本発明の高比重EPDM組成物は、粘弾性
スペクトラム測定における複素弾性率が80MPa以
下、好ましくは65MPa以下、さらに好ましくは45
MPa以下であるのが良い。粘弾性スペクトラム測定に
おける複素弾性率は、後述する条件により測定され、材
料に微小変形、高速変形、振動的な変形等が与えられた
時の材料の軟らかさを示す指標である。上記複素弾性率
の値を規定することにより、本発明の高比重EPDM組
成物をテニスラケットに取り付けるダイナミックダンパ
ーやトレーニング用のウエイト部材等の微小変形、高速
度な変形を伴う材料として用いた場合でも、十分な軟ら
かさを得ることができる。また、複素弾性率を上記のよ
うに規定しているのは、複素弾性率が80MPaより大
きいと十分な軟らかさを得にくいためである。
【0018】EPDMには分子量、ジエン量やエチレン
量により特性の異なる種類があるが、ジエン量、エチレ
ン量、ムーニー粘度を上記範囲に規定したEPDMを使
用することにより、耐候性、成形性、強度面に優れ、か
つ軟らかい高比重EPDM組成物を得ることができる。
【0019】EPDMのジエン量は4.5重量%以下
(EPDMの原料全体におけるジエン成分の重量%)の
範囲であり、好ましくは3.5重量%以下である。ジエ
ン量が多いEPDMを使用すると、屋外暴露試験(太陽
光)や紫外線を浴びせるサンシャインウェザオメータ試
験やキセノン試験において、上記タングステン化合物の
粉末あるいはモリブデン粉末や添加剤がブルーミングし
やすいが、EPDM中のジエン量を上記4.5重量%以
下に低減することにより、ブルーミングの発生を抑制で
き、耐候性を向上させることができる。
【0020】高比重EPDM組成物を所要の強度で成形
するためには、特に、EPDM中のエチレン量とムーニ
ー粘度の値の範囲の最適化が重要であり、エチレン量が
多く、上記ムーニー粘度が高いEPDMを使用するのが
好ましい。
【0021】よって、EPDMの原料全体におけるエチ
レン成分の重量%が、58重量%以上80重量%以下の
範囲とし、好ましくは64重量%以上80重量%以下、
さらに好ましくは64重量%以上70重量%以下、最適
範囲は64重量%以上66重量%以下とする。エチレン
量を上記範囲としているのは、58重量%未満のEPD
Mではより強度が低くなるため、上記タングステン化合
物の粉末あるいはモリブデン粉末を分散させた後に、シ
ートとして成形する場合に、その成形性が低下すること
に因る。一方、80重量%よりも大きいEPDMでは、
より硬くなるために上記タングステン化合物の粉末ある
いはモリブデン粉末の均一な混合分散がより難しくな
り、薄いシート等に成形する場合に、その成形性が低下
しやすくなるとともに、成形後の高比重材料はより硬く
なりスポーツ用品等としての使用時に人体への当たりが
きつくなり易いためである。
【0022】EPDMの125℃におけるムーニー粘
度:ML1+4(125℃)は50以上170以下の範
囲とし、好ましくは100以上170以下、さらに好ま
しくは150以上165以下とする。なお、ここで、ム
ーニー粘度とは、JIS K6300に規定された方法
によって測定され、粘度を表す指標として用いられる。
ML1+4において、MはムーニーのM、Lはローター
形状のL、(1+4)は予熱時間の1分とローターの回
転時間の4分を意味している。上記範囲としているの
は、125℃でのムーニー粘度が50未満であるEPD
Mでは、強度がより小さくなるために上記タングステン
化合物の粉末あるいはモリブデン粉末を分散させた後の
成形性が低下し易くなるからである。一方、125℃で
のムーニー粘度が170よりも大きいEPDMでは、よ
り硬くなるために上記タングステン化合物の粉末あるい
はモリブデン粉末の均一な混合分散がより難しくなり薄
いシート状に成形する際の成形性が低下しやすくなると
ともに、成形後の高比重材料はより硬くなり人体への当
たりがきつくなり易いことに因る。なお、EPDMの分
子量の大きさは、ムーニー粘度の大きさである程度判断
可能であり、上記ムーニー粘度が大きいほど、分子量は
大きくなり、上記ムーニー粘度が50の場合、分子量は
30万〜40万、上記ムーニー粘度が170の場合、分
子量は約60万となる。
【0023】上記ゴム100重量部に対して、軟化剤を
150重量部以下、好ましくは100重量部以下の割合
で添加している。このように、軟化剤を配合することに
より、加工がし易い上に、柔軟性を向上することがで
き、人体と接触する可能性のある製品等に使用される場
合に、特に有用である。上記範囲としているのは、ゴム
100重量部に対して、軟化剤が150重量部よりも多
くなると、耐候性試験等においてブルーミングが生じ易
いためである。
【0024】上記軟化剤として用いるオイルは特に限定
しないが、EPDMと相溶性の高いパラフィン系オイル
やナフテン系オイルが好ましい。特にパラフィン系オイ
ルは揮発性が小さいため取り扱いやすく定量した量を確
実に添加することができるので好ましい。その他、例え
ば芳香族系等の鉱物油や炭化水素系オリゴマーからなる
それ自体公知の合成油、またはプロセスオイルを用いる
ことができる。合成油としては、例えば、α−オレフィ
ンとのオリゴマー、ブテンのオリゴマー、エチレンとα
−オレフィンとの非晶質オリゴマーが好ましい。
【0025】EPDMには、ゴム成分のみからなる非油
展タイプのEPDMと、ゴム成分と共にオイルを含む油
展タイプのEPDMとが存在するが、いずれのタイプの
ものも使用可能である。ただし、油展タイプのEPDM
中のオイルの添加重量は、軟化剤の添加重量(オイル
量)として扱う。
【0026】EPDMは主鎖が飽和炭化水素からなり、
主鎖に二重結合を含まないため、高濃度オゾン雰囲気、
光線照射等の環境下に長時間曝されても、分子主鎖切断
が起こりにくく、耐候性を高めることができる。また、
接着性も優れているため、接着剤や他の材料との加工が
可能である。なお、EPDMには、ジエン成分(第3成
分)の種類等が異なるものがあるが、種類は特に限定さ
れるものではない。
【0027】本発明の高比重EPDM組成物中のゴム成
分は、上記したように耐候性の点より、EPDM100
%であることが好ましいが、EPDM以外に、他のゴム
成分を1種又は2種以上適宜混合することも可能であ
る。EPDMと他のゴム成分とをブレンドする場合、高
比重EPDM組成物中、全ゴム成分に占めるEPDMの
比率は、80重量%以上、さらには90重量%以上であ
ることが好ましい。
【0028】EPDMゴム以外のゴム成分としては、エ
チレンプロピレンゴム(EPR)、天然ゴム(NR)、
ブタジエンゴム(BR)、スチレンブタジエンゴム(S
BR)、イソプレンゴム(IR)、アクリロニトリル−
ブタジエンゴム(NBR)、ブチルゴム(IIR)、ク
ロロプレンゴム(CR)、アクリルゴム(ACM、AN
M)、ウレタンゴム(U)、シリコーンゴム(Si)等
を用いることができ、上記ゴム成分から選択される1種
または2種以上を混合使用することができる。
【0029】また、本発明の高比重EPDM組成物にお
いて、JIS K−6253(試験機デュロメータタイ
プA)に規定された方法によって測定された上記高比重
EPDM組成物の加硫後の表面硬度は95以下、好まし
くは80以下であるのが良い。これは、上記硬度が95
よりも大きいと、硬すぎて、他の部材との一体成形が難
しくなるためである。なお、他の要求特性を満たせば、
上記硬度の値は小さいほどよい。
【0030】さらに、本発明の高比重EPDM組成物に
おいて、その引張強度は1.5MPa以上、好ましくは
3.0MPa以上とするのが良い。これは、引張強度が
1.5MPaよりも小さいと、成形時や使用時にひび割
れや破壊が生じ易くなるためである。なお、他の要求特
性を満たせば1.5MPa以上であれば大きいほど良
い。
【0031】高比重EPDM組成物の機械的強度を向上
させるために、ゴムの柔軟性を低下させない範囲内で必
要に応じて、充填剤を配合することができる。充填剤と
しては、例えば、シリカ、カーボンブラック、クレー、
タルク等の粉体を挙げることができる。充填剤を配合す
ることにより、ゴムの引っ張り強度及び引き裂き強度を
向上することができる。
【0032】また、高比重EPDM組成物中には上記の
配合剤以外に、必要に応じて、老化防止剤、ワックス等
を配合することができる。老化防止剤としては、例え
ば、2−メルカプトベンゾイミダゾールなどのイミダゾ
ール類、フェニル−α−ナフチルアミン、N,N−ジ−
β−ナフチル−p−フェニレンジアミン、N−フェニル
−N’−イソプロピル−p−フェニレンジアミンなどの
アミン類などが挙げられる。
【0033】本発明の高比重EPDM組成物は、加硫速
度が速く作業性に優れるため、粉末硫黄により加硫する
ことが好ましい。粉末硫黄を用いる際は、加硫促進剤を
配合することが好ましく、効率良く加硫することがで
き、消石灰、マグネシア(MgO)、リサージ(Pb
O)等の無機促進剤や以下に記す有機促進剤を用いるこ
とができる。有機促進剤としては、2−メルカプト・ベ
ンゾチアゾール、ジベンゾチアジルジスルフィド、N−
シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾールスルフェン等の
チアゾール系、n−ブチルアミン、tert−ブチルア
ミン、プロピルアミン等の脂肪族第1アミンと2−メル
カプト・ベンゾチアゾールとの酸化縮合物、ジシクロヘ
キシルアミン、ピロリジン、ピペリジン等の脂肪族第2
アミンと2−メルカプト・ベンゾチアゾールとの酸化縮
合物、脂環式第1アミンと2−メルカプト・ベンゾチア
ゾールとの酸化縮合物、モリフォリン系化合物と2−メ
ルカプト・ベンゾチアゾールとの酸化縮合物等のスルフ
ェンアミド系、テトラメチルチウラムモノスルフィド、
テトラメチルチウラムジスルフィド、テトラエチルチウ
ラムジスルフィド、ジペンタメチレンチウラムテトラス
ルフィド等のチウラム系、ジメチルジチオカルバミン酸
亜鉛、ジエチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジブチルジチ
オカルバミン酸亜鉛、ジエチルジチオカルバミン酸テル
ル等のジチオカルバミン酸塩系を適宜組み合わせている
ことが好ましい。
【0034】また、粉末硫黄以外にパーオキサイド等に
より加硫することもできる。パーオキサイドとしては、
ジクミルパーオキサイド、1,1−ビス(t−ブチルパ
ーオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、ビ
ス(t−ブチルパーオキシ)ジイソプロピルベンゼン、
2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキ
シ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブ
チルパーオキシ)ヘキシン−3等が挙げられる。なお、
上記パーオキサイドと共に架橋助剤を配合することが好
ましい。トリアリルイソシアヌレート、多官能性メタク
リレートモノマー等の架橋助剤を配合することにより、
高比重EPDM組成物の引張強度および引裂強度を向上
させることができる。
【0035】本発明の高比重EPDM組成物は、シート
状、ブロック状、球状、角形状等の種々の形状に成形す
ることにより、スポーツ用品のウエイト部材(テニス、
ゴルフ等のウエイト部材、トレーニング用品、スキュー
バダイビング用品)、バランスウエイト、その他各種お
もり、制振遮音シート、防音部材等の高比重で軟らか
く、耐候性等が要求される部材として好適に用いること
ができる。特に、本発明の高比重EPDM組成物からな
る材料を、テニスラケット、ゴルフクラブの一部として
一体的に成形、あるいは後付けにより取り付けて、ダイ
ナミックダンパーやウエイト部材等として用いることが
できる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。本発明の第1実施形態の高比重EP
DM組成物は、ゴム成分として、ジエン量が4.0重量
%、エチレン量が66重量%、125℃におけるムーニ
ー粘度が165であるEPDMを用いている。
【0037】上記EPDMは油展EPDMであり、EP
DM100重量部に対して、100重量部のオイルが油
展されている。その他、カーボン、酸化亜鉛、ステアリ
ン酸、老化防止剤、粉末硫黄、加硫促進剤を所要量配合
し、密閉型混練機で混練し、ベース材を得ている。
【0038】さらに、上記ベース材に対し、平均粒子径
0.4μm、比重7.16の三酸化タングステン(WO
)粉末を添加し、密閉型混練機で練り、170℃で2
0分間プレス加硫にて成形し、高比重EPDM組成物を
得ている。高比重EPDM組成物中、EPDM100体
積に対して、三酸化タングステンは80体積の割合で含
有させている。高比重EPDM組成物の比重は3.7と
している。
【0039】上記第1実施形態の高比重EPDM組成物
の粘弾性スペクトラム測定における複素弾性率は38M
Pa、JIS K−6253(試験機デュロメータタイ
プA)に規定された方法によって測定された上記高比重
EPDM組成物の加硫後の表面硬度は75であり、引張
強度は5.3MPaである。
【0040】上記のような配合で作成された高比重EP
DM組成物は、適度に軟らかく、強度に問題がない上
に、ブルーミングの発生もなく耐候性と耐熱耐加湿特性
に優れており、高温、高湿度環境下での使用が可能であ
るため、屋外等で使用されるスポーツ用品の各種ウエイ
ト部材、特に、テニスラケットに取り付けるダイナミッ
クダンパー等の材料として好適に用いることができる。
【0041】以下、本発明の高比重EPDM組成物の実
施例1〜11、及び比較例1〜3について詳述する。
【0042】まず、EPDM、その他添加剤等の各成分
を、下記の表1に記載の各重量部に設定し、ベース配合
とした。
【0043】
【表1】
【0044】上記表1のベース配合を小型の密閉型混練
機で練りベース材とした。該ベース材に、上記タングス
テン化合物の粉末あるいはモリブデン粉末を加え密閉型
混練機で練り、下記の表2、3に示すように、各実施例
及び比較例について、高比重EPDM組成物を得た。上
記高比重EPDM組成物を金型に仕込んで、170℃で
20分間プレスし、厚み0.6mmのシートを作成し
た。
【0045】
【表2】
【0046】
【表3】
【0047】(実施例1)EPDMとして、住友化学工
業(株)製エスプレン670F(油展EPDM)を使用
した。ジエン量は4.0重量%、エチレン量は66重量
%、125℃におけるムーニー粘度は165であった。
なお、エスプレン670F中にはEPDM100重量部
に対してオイル100重量部が添加されていた。平均粒
子径0.4μm、比重7.16の三酸化タングステン粉
末(WO)を添加し、高比重EPDM組成物中、EP
DM100体積に対して、三酸化タングステン粉末は8
0体積の割合で含有させた。比重は3.7とした。
【0048】(実施例2)EPDM100体積に対し
て、三酸化タングステン粉末を33体積の割合で含有さ
せた。比重は2.5とした。その他は実施例1と同様と
した。 (実施例3)EPDM100体積に対して、三酸化タン
グステン粉末を60体積の割合で含有させた。比重は
3.3とした。その他は実施例1と同様とした。 (実施例4)EPDM100体積に対して、三酸化タン
グステン粉末を100体積の割合で含有させた。比重は
4.1とした。その他は実施例1と同様とした。 (実施例5)EPDM100体積に対して、三酸化タン
グステン粉末を146体積の割合で含有させた。比重は
4.6とした。その他は実施例1と同様とした。
【0049】(実施例6)金属粉末を、平均粒子径5.
8μm、比重9.4の珪化タングステン粉末(WS
)とした。EPDM100体積に対して、珪化タン
グステン粉末は80体積の割合で含有させた。比重は
4.7とした。その他は実施例1と同様とした。 (実施例7)EPDM100体積に対して、珪化タング
ステン粉末を31体積の割合で含有させた。比重は3.
0とした。その他は実施例1と同様とした。 (実施例8)EPDM100体積に対して、珪化タング
ステン粉末を144体積の割合で含有させた。比重は
6.0とした。その他は実施例1と同様とした。
【0050】(実施例9)金属粉末を、平均粒子径1
1.9μm、比重7.5の硫化タングステン粉末(WS
)とした。EPDM100体積に対して、硫化タング
ステン粉末は83体積の割合で含有させた。比重は3.
9とした。その他は実施例1と同様とした。
【0051】(実施例10)金属粉末を、平均粒子径
6.3μm、比重10.22のモリブデン粉末(Mo)
とした。EPDM100体積に対して、モリブデン粉末
は80体積の割合で含有させた。比重は5.1とした。
その他は実施例1と同様とした。
【0052】(実施例11)EPDM100に対して三
酸化タングステン粉末を39体積、珪化タングステン粉
末を41体積の割合で含有させた。比重は4.2とし
た。その他は実施例1と同様とした。
【0053】(比較例1)金属粉末を、平均粒子径8.
1μm、比重19.3のタングステン粉末とした。EP
DM100体積に対して、タングステン粉末は80体積
の割合で含有させた。比重は9.1とした。その他は実
施例1と同様とした。
【0054】(比較例2)EPDM100体積に対し
て、タングステン粉末を18体積の割合で含有させた。
比重は3.7とした。その他は実施例1と同様とした。
【0055】(比較例3)EPDM100体積に対し
て、三酸化タングステン粉末を200体積の割合で含有
させた。比重は5.1とした。その他は実施例1と同様
とした。
【0056】上記実施例1〜11及び、比較例1〜3の
内、シートを作成することができた実施例、比較例につ
いて、硬度(規格A)を測定し、引張試験によりモジュ
ラス(M100)・引張強度を測定し、粘弾性スペクト
ラム測定にて複素弾性率を測定した。また、耐候性、耐
熱耐加湿性テストを行いブルーミングの有無を評価し
た。各試験・評価方法については、後述する。各評価結
果を上記表2、3に示す。
【0057】(硬度測定)JIS K−6253(試験
機デュロメータタイプA)に規定された方法によって、
加硫後の高比重EPDM組成物の表面硬度を測定した。
【0058】(引張試験)JIS3号ダンベル形状に
て、引張速度500mm/minの条件下で引張試験を
行い、100%伸び時のモジュラス(M100)と、破
壊時の強度(MPa)を測定した。
【0059】(粘弾性スペクトラム測定)(株)レオロ
ジー(RHEOLOGY)製の粘弾性スペクトルグラフ
ィー DVE−V4FTスペクトラーにより下記の条件
にて測定した。 初期荷重:250g 周波数:10Hz 変位振幅:5μm 方向:引っ張り 温度:20℃ チャック間距離:30mm
【0060】(耐候性テスト)スーパーキセノンウェザ
ーメーター(SX75、スガ試験機(株)製)で耐候性
テストを行い、2週間後にブルーミングの有無を確認し
た。2週間後にブルーミングしたものを「×」、2週間
でブルーミングしなかったものを「○」とした。
【0061】(耐熱耐加湿性テスト)80℃90%hの
オーブン内で耐熱耐加湿性テストを行い、2週間後にブ
ルーミングの有無を確認した。2週間でブルーミングが
発生したものを「×」、2週間でブルーミングが発生し
なかったものを「○」とした。
【0062】なお、表2、3中の金属粉末の平均粒子径
は、(株)堀場製作所レーザー回折/散乱式粒度分布測
定想定(LA−910)でエタノールを溶媒として測定
した。
【0063】実施例1〜11は、EPDM組成物中に、
タングステン化合物の粉末あるいはモリブデン粉末から
選択される少なくとも1種以上の金属粉末を、ゴム10
0体積に対して規定範囲内の最適な体積で含有させてい
るため、適度に軟らかく、強度に問題がない上に、ブル
ーミングの発生もなく耐候性と耐熱耐加湿特性に優れた
高比重EPDM組成物となっていることが確認できた。
【0064】一方、比較例1、2は、金属粉末としてタ
ングステンを用いているため、その配合体積に関わらず
耐熱耐加湿性が非常に悪かった。比較例3は、三酸化タ
ングステン粉末の添加量が多すぎたためにシートを作成
できなかった。
【0065】また、金属粉末の体積を約80%程度とし
た実施例1、6、9、10、11は、比較例1とモジュ
ラス(M100)が同等以上であるが、複素弾性率は比
較例1よりも小さく、微少・高速変形での柔軟性に特に
優れていることが確認できた。さらに、実施例2、7
は、比較例1よりも金属粉末の配合体積が小さく、モジ
ュラス(M100)も複素弾性率も比較例1よりも小さ
いが、特に複素弾性率の方がさらに小さくなった。
【0066】以上より、EPDM組成物中に、タングス
テン化合物の粉末あるいはモリブデン粉末から選択され
る少なくとも1種以上の金属粉末から選択される少なく
とも1種以上の金属粉末を、ゴム100体積に対して規
定範囲内の最適な体積で含有させ、高比重とすると共
に、最適な条件のEPDMを用い、最適な量の軟化剤を
添加することにより、複素弾性率が小さく、適度に軟ら
かく、強度に問題がない上に、成形性、耐候性、耐熱耐
加湿性に優れ、非常に高性能な高比重材料を作成可能で
あることが確認できた。
【0067】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、EPDM組成物中に、上記タングステン化合
物の粉末あるいはモリブデン粉末から選択される少なく
とも1種以上の金属粉末を、ゴム100体積に対して規
定範囲内の最適な体積で含有させている。このため、比
重が高く、高速・微小変形等の種々の使用条件下におい
て適度な柔軟性を得ることができる上に、ブルーミング
の発生もなく耐候性、耐熱耐加湿特性にも優れた高比重
EPDM組成物を得ることができる。
【0068】また、ジエン量、エチレン量、125℃に
おけるムーニー粘度を規定したEPDMを用い、軟化剤
の量を規定することにより、さらに軟らかい上に、ブル
ーミングの発生を抑制でき、耐候性、耐熱耐加湿特性を
向上することができる。従って、スポーツ用品のウエイ
ト部材等の柔軟性と重量感及び耐候性等を必要とされる
各種製品に好適に使用することができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 EPDMを主成分とするゴムの体積を1
    00とすると、比重が12未満のタングステン化合物の
    粉末あるいはモリブデン粉末から選択される少なくとも
    1種以上の金属粉末を30体積以上150体積以下の割
    合で含有させ、組成物の全体比重を2.5以上6.0以
    下としていることを特徴とする高比重EPDM組成物。
  2. 【請求項2】 粘弾性スペクトラム測定における複素弾
    性率が80MPa以下である請求項1に記載の高比重E
    PDM組成物。
  3. 【請求項3】 上記EPDMのジエン量を4.5重量%
    以下、エチレン量を58重量%以上80重量%以下、1
    25℃におけるムーニー粘度:ML1+4(125℃)
    を50以上170以下とし、 上記ゴム100重量部に対して、軟化剤を150重量部
    以下の割合で添加している請求項1または請求項2に記
    載の高比重EPDM組成物。
  4. 【請求項4】 JIS K6253(試験機デュロメー
    タタイプA)に規定された方法により測定された表面硬
    度が95以下であり、引張強度が1.5MPa以上であ
    る請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の高比重
    EPDM組成物。
JP2001352905A 2001-11-19 2001-11-19 高比重epdm組成物 Pending JP2003147137A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001352905A JP2003147137A (ja) 2001-11-19 2001-11-19 高比重epdm組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001352905A JP2003147137A (ja) 2001-11-19 2001-11-19 高比重epdm組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003147137A true JP2003147137A (ja) 2003-05-21

Family

ID=19165021

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001352905A Pending JP2003147137A (ja) 2001-11-19 2001-11-19 高比重epdm組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003147137A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100672988B1 (ko) 2004-12-09 2007-01-22 홍청석 진동흡수용 고비중 조성물, 그의 제조방법 및 그를 이용한 차량용 고비중 고분자 필름
JP2007049874A (ja) * 2005-08-12 2007-02-22 Fujinon Corp アクチュエータ
CN104292663A (zh) * 2014-09-25 2015-01-21 天津昕中和胶业有限公司 一种能够改善泛彩现象的三元乙丙橡胶及其制备方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100672988B1 (ko) 2004-12-09 2007-01-22 홍청석 진동흡수용 고비중 조성물, 그의 제조방법 및 그를 이용한 차량용 고비중 고분자 필름
JP2007049874A (ja) * 2005-08-12 2007-02-22 Fujinon Corp アクチュエータ
CN104292663A (zh) * 2014-09-25 2015-01-21 天津昕中和胶业有限公司 一种能够改善泛彩现象的三元乙丙橡胶及其制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5627136B2 (ja) 発泡体用組成物、その製造方法、及び発泡体
CN101080452B (zh) 二氧化硅填充的弹性体胶料
US20050148727A1 (en) Thermoplastic elastomer composition
JP4379187B2 (ja) 熱可塑性エラストマー組成物の製造方法
CN101014661B (zh) 用干燥液体改性剂制备的硅石增强弹性体配混料
JP2609369B2 (ja) タイヤ側面部の組成物
JP5873063B2 (ja) 防振ゴム用ゴム組成物および防振ゴム
JP2007291295A (ja) 耐水性ニトリルゴム組成物
JP2003082182A (ja) 高比重epdm組成物、該組成物を用いたダイナミックダンパー、及び該ダイナミックダンパーを取り付けたテニスラケット、及び該組成物を用いた放射線遮蔽材
JP2003147137A (ja) 高比重epdm組成物
US6403722B1 (en) Dynamically vulcanized elastomeric blends including hydrogenated acrylonitrile-butadiene copolymers
KR100701917B1 (ko) 환경친화적이며 내굴곡성이 우수한 고비중 고무 조성물
JP2003003025A (ja) 高比重epdm組成物
JP5621183B2 (ja) 免震構造体用ゴム組成物
JP2003003024A (ja) 高比重epdm組成物
TWI729077B (zh) 起霜/滲出抑制劑及含其之組成物以及彈性體成形品
JP2008285577A (ja) ゴム組成物
JP2019085792A (ja) 防舷材
KR20060136221A (ko) 환경친화적이며 내굴곡성이 우수한 고비중 고무 조성물
JP3991365B2 (ja) 熱可塑性エラストマー組成物及びその製造方法
WO2016120991A1 (ja) 防振ゴム用ゴム組成物および防振ゴム
JP3624683B2 (ja) ブレンドゴム組成物
JPS6114239A (ja) 硬化ゴム配合物ならびにその製造法
JP4340913B2 (ja) ゴム組成物
JP2018123259A (ja) ゴム組成物、コンベアベルト用ゴム組成物及びコンベアベルト

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040916

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060926

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070206