JP2003146931A - トリシクロデカンジカルバルデヒドおよびペンタシクロペンタデカンジカルバルデヒドの製造方法 - Google Patents

トリシクロデカンジカルバルデヒドおよびペンタシクロペンタデカンジカルバルデヒドの製造方法

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JP2003146931A
JP2003146931A JP2001348234A JP2001348234A JP2003146931A JP 2003146931 A JP2003146931 A JP 2003146931A JP 2001348234 A JP2001348234 A JP 2001348234A JP 2001348234 A JP2001348234 A JP 2001348234A JP 2003146931 A JP2003146931 A JP 2003146931A
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dicarbaldehyde
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Takayasu Fujimori
崇泰 藤森
Kenichi Nakamura
健一 中村
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実用的なトリシクロデカンジカル
バルデヒドおよびペンタシクロペンタデカンジカルバル
デヒドの製造方法を提供する。 【解決手段】 炭化水素化合物を含有するヒドロ
ホルミル化溶媒中、ロジウム化合物および有機リン化合
物からなる触媒の共存下に、水素と一酸化炭素を用いて
ジシクロペンタジエン又はトリシクロペンタジエンをヒ
ドロホルミル化して、対応するトリシクロデカンジカル
バルデヒド又はペンタシクロペンタデカンジカルバルデ
ヒドを含む反応生成液を得、該反応生成液に、無機塩基
性化合物および炭素数2〜6の多価アルコールを含有す
る抽出媒体を添加、混合して炭化水素溶媒相と抽出媒体
相に分離し、触媒成分を炭化水素化合物相に残して、目
的物を抽出媒体相より得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トリシクロデカン
ジカルバルデヒドおよびペンタシクロペンタデカンジカ
ルバルデヒドの製造方法に関する。トリシクロデカンジ
カルバルデヒドおよびペンタシクロペンタデカンジカル
バルデヒドを水素化して得られるトリシクロデカンジメ
タノールおよびペンタシクロペンタデカンジメタノール
は、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリア
ミド樹脂、ポリアクリレート樹脂、ポリメタクリレート
樹脂等の原料として有用である。特に、ポリカーボネー
ト樹脂は、光ディスク、レンズ、プリズム、光ファイバ
ー等の光学材料として優れた特性を有している。
【0002】
【従来の技術】ジシクロペンタジエンのヒドロホルミル
化反応については、種々の方法が提案されているが(英
国特許第750144号公報、欧州特許公開第1860
75号公報、特表平6−501958号公報、特開平5
−261297号公報、特開平11−80067号公
報、特開平11−80068号公報、特表昭61−50
1368号公報)、ジアルデヒド体の収率が低い、高価
なロジウムを高濃度で用いており触媒費が高い、触媒と
ジアルデヒド体の分離効率が悪い、触媒が再使用出来る
状態で分離できない、高圧の反応装置で費用が高いなど
の問題点があり、いずれの方法も工業的に満足出来るも
のではない。
【0003】これに対し、本発明者らは、炭化水素系ヒ
ドロホルミル化反応溶液から、炭素数2〜6の多価アル
コールよりなる抽出溶媒を用いてトリシクロデカンジカ
ルバルデヒドおよび/またはペンタシクロペンタデカン
ジカルバルデヒド(以下、ジアルデヒド体と総称す
る。)を高選択的に抽出し、炭化水素相に残留するロジ
ウム触媒、有機リン系配位子と分離する方法を提案した
(特開2001−11008号公報)。この方法では、
抽出時に多価アルコールに第3級アミンを添加すること
により、ジアルデヒド体の水素化に悪影響を与えるアセ
タールの生成が抑制されることを示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
の本発明者らの方法をさらに改良し、トリシクロデカン
ジカルバルデヒドおよびペンタシクロペンタデカンジカ
ルバルデヒドを工業的に製造する方法を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本研究者らは、上記の課
題を解決するべく鋭意検討した結果、トリシクロデカン
ジカルバルデヒドおよびペンタシクロペンタデカンジカ
ルバルデヒドの反応生成液に、無機塩基性化合物を含有
する炭素数2〜6の多価アルコールからなる抽出媒体を
添加、混合して炭化水素溶媒相と抽出媒体相に分離する
ことにより、ジアルデヒド体の水素化後の蒸留精製によ
り、極めて高純度のトリシクロデカンジメタノールおよ
びペンタシクロペンタデカンジメタノールが得られるこ
とを見出し、本発明を完成させた。
【0006】すなわち、本発明は、(1)炭化水素化合
物を含有するヒドロホルミル化溶媒中、ロジウム化合物
および有機リン化合物からなる触媒の共存下に、水素と
一酸化炭素を用いてジシクロペンタジエンをヒドロホル
ミル化して、トリシクロデカンジカルバルデヒドを含む
反応生成液を得、該反応生成液に、無機塩基性化合物お
よび炭素数2〜6の多価アルコールを含有する抽出媒体
を添加、混合して炭化水素溶媒相と抽出媒体相に分離
し、触媒成分を炭化水素化合物相に残して、トリシクロ
デカンジカルバルデヒドを抽出媒体相に抽出することを
特徴とするトリシクロデカンジカルバルデヒドの製造方
法、および
【0007】(2)炭化水素化合物を含有するヒドロホ
ルミル化溶媒中、ロジウム化合物および有機リン化合物
からなる触媒の共存下に、水素と一酸化炭素を用いてト
リシクロペンタジエンをヒドロホルミル化して、ペンタ
シクロペンタデカンジカルバルデヒドを含む反応生成液
を得、該反応生成液に、無機塩基性化合物および炭素数
2〜6の多価アルコールを含有する抽出媒体を添加、混
合して炭化水素溶媒相と抽出媒体相に分離し、触媒成分
を炭化水素化合物相に残して、ペンタシクロペンタデカ
ンジカルバルデヒドを抽出媒体相に抽出することを特徴
とするペンタシクロペンタデカンジカルバルデヒドの製
造方法に関するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のロジウム化合物は、有機
リン化合物と錯体を形成し、水素と一酸化炭素の存在下
でヒドロホルミル化活性を示すものであればその前駆体
の形態によらない。すなわち、Rh(acac)(CO)2、Rh2O3
Rh4(CO)12、Rh6(CO)16、Rh(NO2)3などの触媒前駆体物質
を有機リン化合物と一緒に反応混合物中に導入し反応器
内部で触媒活性を持つロジウム金属ヒドリドカルボニル
リン錯体を形成させても良いし、あらかじめロジウム金
属ヒドリドカルボニルリン錯体を調製してそれを反応容
器内に導入しても良い。本発明の好ましい具体例では、
Rh(acac)(CO)2をロジウム前駆体物質として使用して、
溶媒の存在下に有機リン化合物と反応させた後、過剰の
有機リン化合物と一緒に反応器に導入し、触媒活性を持
つロジウム−有機リン錯体触媒とする。
【0009】本発明において、好適なロジウム触媒の量
は、原料のジシクロペンタジエンまたはトリシクロペン
タジエンに対して、ロジウム金属として50〜5000
ppmであり、より好ましくは50〜2000ppmで
ある。ロジウムを50ppm以上使用する場合には、触
媒の再使用が必要になってくる。
【0010】本発明の有機リン化合物としては具体的に
ホスファイト、ホスフィンが例示される。中でも、一般
式P(OR1)(OR2)(OR2)(式中、R1、R2およびR3はそれぞれ
独立に置換基を有する若しくは有さないアリール基、ま
たはアルキル基を表す。)で示され、そのエレクトロニ
ックパラメーターが2080〜2090cm-1であり、
かつステリックパラメーターが135〜190度である
ような公知のホスファイトを使用することが好ましい。
ここで、エレクトロニックパラメーターおよびステリッ
クパラメーターはトールマン(C.A.Tolman)ケミカルレ
ビューズ、77巻、313頁、1977年により定義さ
れた値である。R1、R2およびR3の具体例としては、フェ
ニル基、ナフチル基あるいはメチル基、エチル基、イソ
プロピル基、n−ブチル基、t−ブチル基、メトキシ基
などで置換されたフェニル基あるいはナフチル基などの
アリール基;メチル基、エチル基、イソプロピル基、n
−ブチル基、t−ブチル基などの脂肪族アルキル基;シ
クロペンチル基、シクロヘキシル基あるいはメチル基、
エチル基、イソプロピル基、n−ブチル基、t−ブチル
基などの低級脂肪族アルキル基で置換されたシクロペン
チル基あるいはシクロヘキシル基などの脂環式アルキル
基等が挙げられる。好適なホスファイトの具体例として
は、トリス(2−t−ブチルフェニル)ホスファイト、
トリス(3−メチル−6−t−ブチルフェニル)ホスフ
ァイト、トリス(3−メトキシ−6−t−ブチルフェニ
ル)ホスファイト、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフ
ェニル)ホスファイト、ビス(2−t−ブチルフェニ
ル)t−ブチルホスファイト等が挙げられるが、これら
のホスファイトのみに限定されるものではない。また、
これらのホスファイトを単独または2種以上を組み合わ
せて使用しても良い。
【0011】使用するホスフィンとしては、ステリック
パラメーターが135〜190度であるトリシクロアル
キルホスフィンが好ましい。具体的には、トリシクロプ
ロピルホスフィン、トリシクロブチルホスフィン、トリ
シクロペンチルホスフィン、トリシクロヘキシルホスフ
ィン、トリシクロヘプチルホスフィンおよびトリシクロ
オクチルホスフィン等が挙げられるが、これらのホスフ
ィンに限定されるものではない。また、これらのホスフ
ィンを単独または2種以上を組み合わせて使用しても良
い。
【0012】本発明で用いられる有機リン化合物の使用
量は、ヒドロホルミル化反応液中において有機リン化合
物がロジウム金属に対して1〜400モル倍の範囲、好
ましくは3〜200モル倍の範囲で存在することが好ま
しい。
【0013】本発明のヒドロホルミル化反応は、反応に
不活性な有機溶媒を用いることができ、さらに、反応後
の抽出に用いる炭素数2〜6の多価アルコールと相分離
するものが好ましい。このような溶媒としては芳香族炭
化水素、脂肪族炭化水素が挙げられる。芳香族炭化水素
としては、具体的には、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン、メシチレン、プソイドクメン、エチルベンゼン、ジ
エチルベンゼン、トリエチルベンゼン、イソプロピルベ
ンゼン、ジイソプロピルベンゼン等が挙げられる。ま
た、これら以外の各種アルキルベンゼン類も好適に使用
できる。脂肪族炭化水素としては、ペンタン、ヘキサ
ン、ヘプタン、オクタン、イソオクタン、デカン、シク
ロヘキサン、シクロオクタン、シクロドデカン、デカリ
ン、メチルシクロヘキサンなどが好適に使用される。
【0014】本発明のヒドロホルミル化反応を実施する
ための温度は、40〜160℃、好ましくは80〜14
0℃であり、圧力は、6×105〜150×105Paで
ある。反応に用いられる水素/一酸化炭素混合ガスにお
ける水素と一酸化炭素のモル比は、水素/一酸化炭素と
して0.2〜5の範囲から選ぶことが出来る。
【0015】本発明におけるヒドロホルミル化の反応方
式としては、ロジウム−有機リン錯体触媒、溶媒、およ
び水素と一酸化炭素の混合ガスの存在する反応器へ、原
料のジシクロペンタジエン若しくはトリシクロペンタジ
エン単独で、または溶媒との混合溶液として供給しなが
ら行う連続フィード方式が採用される。この方法を用い
ることにより、原料の熱分解により生じ、ヒドロホルミ
ル化反応を阻害するシクロペンタジエンの生成を低減で
き、良好な反応速度と収率を維持できる。溶媒の好まし
い使用量は、錯体触媒を溶解する触媒液側では、ロジウ
ム1mmolに対して10〜2000gである。また、
原料を連続フィードする際の原料側の溶媒の好ましい使
用量は、原料1molに対して500g以下である。
【0016】本発明の方法は、ヒドロホルミル化反応終
了後、反応生成液をそのまま、またはヒドロホルミル化
反応で溶媒として使用した炭化水素もしくは他の炭化水
素で希釈した後、無機塩基性化合物を含有する炭素数2
〜6の多価アルコールと接触させ、触媒成分をヒドロホ
ルミル化溶媒相に残したまま生成物であるジアルデヒド
体を無機塩基性化合物を含有する多価アルコール相に抽
出し、炭化水素相と多価アルコール相との相分離を行
う。
【0017】希釈に用いる他の炭化水素としては、反応
後の抽出に用いる炭素数2〜6の多価アルコールと相分
離するものが好ましい。このような溶媒としては芳香族
炭化水素、脂肪族炭化水素が挙げられる。芳香族炭化水
素としては、具体的には、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン、メシチレン、プソイドクメン、エチルベンゼン、ジ
エチルベンゼン、トリエチルベンゼン、イソプロピルベ
ンゼン、ジイソプロピルベンゼン等が挙げられる。ま
た、これら以外の各種アルキルベンゼン類も好適に使用
できる。脂肪族炭化水素としては、ペンタン、ヘキサ
ン、ヘプタン、オクタン、イソオクタン、デカン、シク
ロヘキサン、シクロオクタン、シクロドデカン、デカリ
ン、メチルシクロヘキサンなどが好適に使用される。希
釈に用いる炭化水素の使用量は、ヒドロホルミル化反応
溶液中に含まれる炭化水素の3倍以下であることが好ま
しい。
【0018】炭素数2〜6の多価アルコールとしては、
具体的には、エチレングリコール、1,3−プロパンジ
オール、1,2−プロパンジオール、1,4−ブタンジ
オール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオ
ール、2,3−ブタンジオール、ペンタンジオールの各
異性体、ネオペンチルグリコ−ル、ヘキサンジオール、
グリセリン、ペンタエリスリトール、トリメチロールプ
ロパン等が使用される。これらは単独で使用しても混合
物で使用して良い。この中でも、エチレングリコール、
プロパンジオール類、ブタンジオール類が比較的沸点が
低く、価格も安価で、無機塩基性化合物の溶解度が高
く、好適に使用される。また、炭素数2〜6の多価アル
コールに水を共存させても何ら問題なく、水の添加によ
り、無機塩基性化合物の溶解度が増大し、ジアルデヒド
や触媒成分の各相への分配が向上する。抽出時の多価ア
ルコールの使用量は、多価アルコール/炭化水素の重量
比として0.1〜20が好ましく、より好ましくは0.
5〜10である。抽出操作は、ジアルデヒド体を効率良
く抽出するため複数回行っても良い。
【0019】ヒドロホルミル化反応に使用される反応溶
媒と抽出媒体とは、満足な相分離を実現するためには密
度に差がある方が好ましい。ジアルデヒド体を含むヒド
ロホルミル化溶媒と抽出媒体の組み合わせで、好適な例
としてメチルシクロヘキサンとエチレングリコールとが
挙げられる。
【0020】本発明に使用する無機塩基性化合物は、炭
素数2〜6の多価アルコールに溶解していることが望ま
しいが、溶解度が低い場合には無機塩基性化合物をスラ
リー状に懸濁させて用いることもできる。具体的には、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、
水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化バリウ
ム等、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化
物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウム、炭
酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸バリウム等、ア
ルカリ金属またはアルカリ土類金属の炭酸塩、炭酸水素
ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素リチウム、炭
酸水素マグネシウム、炭酸水素カルシウム、炭酸水素バ
リウム等、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の炭酸
水素塩、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化バリ
ウム等、アルカリ土類金属の酸化物が例示され、これら
の中から2種以上組み合わせて用いることも出来る。中
でも、炭素数2〜6の多価アルコールへの溶解度の高い
水酸化カリウム、水酸化ナトリウムが好適に使用され
る。無機塩基性化合物の使用量は、炭素数2〜6の多価
アルコールに対して、0.0001〜10重量%が好ま
しく、より好ましくは0.001〜1重量%である。
0.0001重量%未満では、充分なアセタール生成防
止効果が得られない。また、10重量%より多くする
と、無機塩基化合物が触媒となって、保存中にジアルデ
ヒド体がアルドール縮合を起こしやすくなるため好まし
くない。スラリー状態で抽出操作を行う場合は、スラリ
ー濃度0.05〜2重量%が好ましい。
【0021】ジアルデヒド体の抽出温度に特に制限はな
いが、ヒドロホルミル化温度以上の温度で実施しても何
の有効性もなく、ヒドロホルミル化温度以下で実施する
のが実際的である。反応器に反応後抽出媒体を添加して
抽出操作を実施しても良いし、反応器からヒドロホルミ
ル化反応生成液を抜き出し、抽出槽で抽出操作実施して
も良い。
【0022】抽出操作は、触媒の安定性を保つためにア
ルゴン、窒素等の不活性ガス雰囲気下、または水素/一
酸化炭素混合ガス雰囲気下で行うのが好ましく、酸素濃
度は1000ppm以下であることが好ましい。抽出を
酸素濃度が1000ppmより高い雰囲気で行うと、撹
拌時に巻き込まれた酸素によりヒドロホルミル化反応液
中のジアルデヒド体がカルボン酸に酸化され、生じたカ
ルボン酸がロジウム塩を形成して抽出媒体相にロジウム
の溶出を起こすので好ましくない。また、ジアルデヒド
体を抽出した無機塩基性化合物を含有する炭素数2〜6
の多価アルコールの保存は、酸素濃度1000ppm以
下の雰囲気下で行うのが好ましい。酸素濃度が1000
ppmより高いと、酸素とジアルデヒド体が反応してカ
ルボン酸を生じ、ジアルデヒド体の収率を低下させるた
め好ましくない。
【0023】ジアルデヒド体は、無機塩基性化合物を含
有する炭素数2〜6の多価アルコールに溶解した状態で
水素化を行うことが出来る。生じたジオール体は蒸留で
分離されるが、アミンを分離する必要がないので、蒸留
設備は安価で簡便なものになる。
【0024】
【実施例】以下実施例により本発明を説明する。なお、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0025】実施例1 [ジシクロペンタジエンのヒドロホルミル化反応]ガス導
入管およびサンプル抜き出し管を備えた内容量500m
lのステンレス製電磁撹拌式オートクレーブに、Rh(aca
c)(CO)20.15g(0.581mmol)、トリス
(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト3.
13g(4.84mmol)およびメチルシクロヘキサ
ン40gを水素/一酸化炭素=1/1(モル比)の混合
ガスの雰囲気下、仕込み、次いでオートクレーブ内を水
素/一酸化炭素=1/1(モル比)の混合ガスを供給し
て内圧を5.0MPaに維持しながら、ジシクロペンタ
ジエン250g、およびメチルシクロヘキサン10gか
らなる混合液を2時間かけて連続的にオートクレーブに
フィードした。この間、オートクレーブ内の温度は90
℃に保った。ジシクロペンタジエンを含有する上記の混
合液のフィード終了後、90℃で更に3時間撹拌し、反
応を行った。
【0026】[トリシクロデカンジカルバルデヒドの抽
出操作]ガラス製磁気撹拌棒と液温測定用温度計と装置
内雰囲気を窒素または水素/一酸化炭素=1/1(モル
比)混合ガスに置換できる真空コックを備え、抽出操作
後に抽出槽を抜き出せるように装置下部にコックを備
え、抽出操作温度を変えられるようにジャケットタイプ
にした縦長の1000mlの3つ口フラスコ(A)を抽
出槽として用いて抽出実験を実施した。前記の反応生成
液を窒素雰囲気下、激しく撹拌して均一懸濁液とし、反
応生成液100gをフラスコ(A)に仕込んだ。この反
応生成液にはトリシクロデカンジカルバルデヒド85.
1g、モノアルデヒド2.30g、ロジウムが原子とし
て0.141mmol、リンが原子として1.17mm
ol含まれていた。これにヒドロホルミル化反応溶媒で
あるメチルシクロヘキサンを300g加え、さらに水酸
化カリウム0.300gを溶解させたエチレングリコー
ル300gを加えた。その混合物を窒素雰囲気下(酸素
濃度500ppm)25℃で10分間撹拌し、撹拌を停
止した後、その混合物を30分間静置し2相に分離させ
た。ヒドロホルミル化溶媒を含んでなる上部相と底部の
抽出溶媒相を得た。
【0027】ヒドロホルミル化溶媒相(炭化水素相)の
重量は322gであり、トリシクロデカンジカルバルデ
ヒド8.49g、モノアルデヒド0.69g、ロジウム
が原子として0.141mmol、リンが原子として
1.17mmol含まれていた。エチレングリコール相
(抽出溶媒相)の重量は378gであり、トリシクロデ
カンジカルバルデヒド76.6g、モノアルデヒド1.
61gが含まれていた。ロジウムおよびリンは原子とし
て原子吸光分析の検出限界以下であり、実質的にエチレ
ングリコール相への抽出は認められなかった。また、ジ
アルデヒド体とエチレングリコールの反応により生じる
アセタールをガスクロマトグラフィーにより分析したと
ころ、検出限界以下であった。
【0028】実施例2 [トリシクロペンタジエンのヒドロホルミル化反応]ガス
導入管およびサンプル抜き出し管を備えた内容量500
mlのステンレス製電磁撹拌式オートクレーブに、Rh(a
cac)(CO)20.150g(0.581mmol)、トリ
ス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト
3.13g(4.84mmol)およびメチルシクロヘ
キサン40gを水素/一酸化炭素=1/1(モル比)の
混合ガスの雰囲気下、仕込み、次いでオートクレーブ内
を水素/一酸化炭素=1/1(モル比)の混合ガスを供
給して内圧を5.0MPaに維持しながら、トリシクロ
ペンタジエン250g、およびメチルシクロヘキサン1
0gからなる混合液を2時間かけて連続的にオートクレ
ーブにフィードした。この間、オートクレーブ内の温度
は90℃に保った。トリシクロペンタジエンを含有する
上記の混合液のフィード終了後、90℃で更に3時間撹
拌し、反応を行った。
【0029】[ペンタシクロペンタデカンジカルバルデ
ヒドの抽出操作]反応生成液を窒素雰囲気下、激しく撹
拌し均一懸濁液とし、反応生成液100gを実施例1で
用いたフラスコ(A)に仕込んだ。この反応生成液には
ペンタシクロペンタデカンジカルバルデヒド85.0
g、モノアルデヒド1.22g、ロジウムが原子として
0.154mmol、リンが原子として1.28mmo
l含まれていた。これにヒドロホルミル化反応溶媒であ
るメチルシクロヘキサンを300g加え、さらに水酸化
カリウム0.300gを溶解させたエチレングリコール
300gを加えた。その混合物を窒素雰囲気下(酸素濃
度500ppm)25℃で10分間撹拌し、撹拌を停止
した後、その混合物を30分間静置し、2相に分離させ
た。ヒドロホルミル化溶媒を含んでなる上部相と底部の
抽出溶媒相を得た。
【0030】ヒドロホルミル化溶媒相(炭化水素相)の
重量は322gであり、ペンタシクロペンタデカンジカ
ルバルデヒド8.71g、モノアルデヒド0.37g、
ロジウムが原子として0.154mmol、リンが原子
として1.28mmol含まれていた。エチレングリコ
ール相(抽出溶媒相)の重量は378gであり、ペンタ
シクロペンタデカンジカルバルデヒド76.3g、モノ
アルデヒド0.85gが含まれていた。ロジウムおよび
リンは原子として原子吸光分析の検出限界以下であり、
実質的にエチレングリコール相への抽出は認められなか
った。また、ジアルデヒド体とエチレングリコールの反
応により生じるアセタールをガスクロマトグラフィーに
より分析したところ、検出限界以下であった。
【0031】比較例1 [トリシクロデカンジカルバルデヒドの抽出操作]実施例
1の反応生成液を窒素雰囲気下、激しく撹拌し均一懸濁
液とし、反応生成液100gをフラスコ(A)に仕込ん
だ。この反応生成液にはトリシクロデカンジカルバルデ
ヒド85.1g、モノアルデヒド2.30g、ロジウム
が原子として0.141mmol、リンが原子として
1.17mmol含まれていた。ヒドロホルミル化反応
溶媒であるメチルシクロヘキサンを300g加え、さら
にエチレングリコール300gを加えた。その混合物を
窒素雰囲気下(酸素濃度500ppm)、25℃で10
分間撹拌し、撹拌を停止した後、その混合物を30分間
静置し2相に分離させた。ヒドロホルミル化溶媒を含ん
でなる上部相と底部の抽出溶媒相を得た。
【0032】ヒドロホルミル化溶媒相(炭化水素相)の
重量は322gであり、トリシクロデカンジカルバルデ
ヒド8.66g、モノアルデヒド0.71g、ロジウム
が原子として0.139mmol、リンが原子として
1.17mmol含まれていた。エチレングリコール相
(抽出溶媒相)の重量は378gであり、トリシクロデ
カンジカルバルデヒド76.3g、モノアルデヒド1.
59gが含まれていた。また、ロジウムが原子吸光分析
により原子として0.002mmol検出された。リン
は原子として原子吸光分析の検出限界以下であり実質的
にエチレングリコール相への抽出は認められなかった。
また、ジアルデヒド体とエチレングリコールの反応によ
り生じるアセタールをガスクロマトグラフィーにより分
析したところ0.14gであった。
【0033】比較例2 [ペンタシクロペンタデカンジカルバルデヒドの抽出操
作]実施例2の反応生成液を窒素雰囲気下、激しく撹拌
し均一懸濁液とし、反応生成液100gをフラスコ
(A)に仕込んだ。この反応生成液にはペンタシクロペ
ンタデカンジカルバルデヒド85.0g、モノアルデヒ
ド1.22g、ロジウムが原子として0.154mmo
l、リンが原子として1.28mmol含まれていた。
ヒドロホルミル化反応溶媒であるメチルシクロヘキサン
を300g加え、さらにエチレングリコール300gを
加えた。その混合物を窒素雰囲気下(酸素濃度500p
m)、25℃で10分間撹拌し、撹拌を停止した後、そ
の混合物を30分間静置し、2相に分離させた。ヒドロ
ホルミル化溶媒を含んでなる上部相と底部の抽出溶媒相
を得た。
【0034】ヒドロホルミル化溶媒相(炭化水素相)の
重量は322gであり、ペンタシクロペンタデカンジカ
ルバルデヒド8.54g、モノアルデヒド0.39g、
ロジウムが原子として0.151mmol、リンが原子
として1.28mmol含まれていた。エチレングリコ
ール相(抽出溶媒相)の重量は378gであり、ペンタ
シクロペンタデカンジカルバルデヒド76.3g、モノ
アルデヒド0.83gが含まれていた。また、ロジウム
が原子吸光分析により原子として0.003mmol検
出された。リンは原子として原子吸光分析の検出限界以
下であり、実質的にエチレングリコール相への抽出は認
められなかった。また、ジアルデヒド体とエチレングリ
コールの反応により生じるアセタールをガスクロマトグ
ラフィーにより分析したところ0.16gであった。
【0035】
【発明の効果】本発明により、純度の高いトリシクロデ
カンジカルバルデヒドおよびペンタシクロペンタデカン
ジカルバルデヒドをプロセスコストの安い簡便なプロセ
スで提供できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4H006 AA02 AC45 AD16 BA24 BA53 BB11 BB14 BE10 BE20 BE40 4H039 CA62 CL45

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭化水素化合物を含有するヒドロホルミ
    ル化溶媒中、ロジウム化合物および有機リン化合物から
    なる触媒の共存下に、水素と一酸化炭素を用いてジシク
    ロペンタジエンをヒドロホルミル化して、トリシクロデ
    カンジカルバルデヒドを含む反応生成液を得、該反応生
    成液に、無機塩基性化合物および炭素数2〜6の多価ア
    ルコールを含有する抽出媒体を添加、混合して炭化水素
    溶媒相と抽出媒体相に分離し、触媒成分を炭化水素化合
    物相に残して、トリシクロデカンジカルバルデヒドを抽
    出媒体相に抽出することを特徴とするトリシクロデカン
    ジカルバルデヒドの製造方法。
  2. 【請求項2】 炭化水素化合物を含有するヒドロホルミ
    ル化溶媒中、ロジウム化合物および有機リン化合物から
    なる触媒の共存下に、水素と一酸化炭素を用いてトリシ
    クロペンタジエンをヒドロホルミル化して、ペンタシク
    ロペンタデカンジカルバルデヒドを含む反応生成液を
    得、該反応生成液に、無機塩基性化合物および炭素数2
    〜6の多価アルコールを含有する抽出媒体を添加、混合
    して炭化水素溶媒相と抽出媒体相に分離し、触媒成分を
    炭化水素化合物相に残して、ペンタシクロペンタデカン
    ジカルバルデヒドを抽出媒体相に抽出することを特徴と
    するペンタシクロペンタデカンジカルバルデヒドの製造
    方法。
  3. 【請求項3】 無機塩基性化合物が、水酸化カリウムま
    たは水酸化ナトリウムである請求項1又は2記載の製造
    方法。
  4. 【請求項4】 炭素数2〜6の多価アルコールがエチレ
    ングリコール、プロパンジオール類またはブタンジオー
    ル類である請求項1又は2記載の製造方法。
  5. 【請求項5】 抽出媒体がヒドロホルミル化溶媒で用い
    られる炭化水素と同じ化合物を含有する請求項1又は2
    記載の製造方法。
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