JP2003146498A - ウェブ巻付け方法及び装置 - Google Patents

ウェブ巻付け方法及び装置

Info

Publication number
JP2003146498A
JP2003146498A JP2001350758A JP2001350758A JP2003146498A JP 2003146498 A JP2003146498 A JP 2003146498A JP 2001350758 A JP2001350758 A JP 2001350758A JP 2001350758 A JP2001350758 A JP 2001350758A JP 2003146498 A JP2003146498 A JP 2003146498A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
web
winding
adhesive tape
tape piece
winding core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001350758A
Other languages
English (en)
Inventor
Daisuke Fujikura
大介 藤倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2001350758A priority Critical patent/JP2003146498A/ja
Publication of JP2003146498A publication Critical patent/JP2003146498A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウェブを高速で巻き取る際に、ウェブの切断
した先端を確実に巻き芯に巻き付ける。 【解決手段】 走行中のウェブWをカッタで幅方向に切
断する。ウェブWの切断時におけるウェブ側縁Waとウ
ェブ切断線22との交差角度(切断角度)θを45°〜
80°の範囲にする。予め巻き芯に両面粘着テープ片2
0を所定の位置で貼り付けておく。切断したウェブ先端
部W2を粘着テープ片20により巻き芯に貼り付ける。
ウェブ側縁Waから粘着テープ片20までの距離Laを
0〜170mmの範囲にする。ウェブ先端から粘着テー
プ片15の先端までの距離Lbを0〜100mmの範囲
にする。引きつれシワの発生もなく、ウェブ先端部W2
を巻き芯12に確実に巻き付けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続的に送られる
比較的広幅の可撓性帯状支持体(以下、ウェブと称す
る)を切断して、新たな巻き芯に巻き付けるウェブ巻付
け方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】連続的に送られる紙やプラスチックフィ
ルム等のウェブを巻き芯に巻き取るウェブ巻取り装置は
種々のものが提案されている。例えば、特公平2−27
74号公報には、両面接着テープをウェブに貼って巻き
芯に巻き付ける巻取り装置が提案されている。また、特
公平4−72673号公報には、ロータリーカッタを用
いてウェブを切断し、この切断した先端を巻き芯に巻き
付けるようにしたウェブ巻取り装置が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような巻取り装置
において、ウェブの幅が広くなると、先端の巻き付け時
に引きつれシワが発生し易くなるという問題がある。ま
た、ウェブを高速で巻き芯に巻き付ける場合にも、同じ
ように、先端の巻き付け時に引きつれシワが発生し易く
なるという問題がある。
【0004】本発明は上記課題を解決するためのもので
あり、広幅であり高速で送られるウェブを巻き芯に巻き
付けるときに、引きつれシワの発生がなく、確実に巻き
付けることができるようにしたウェブの巻付け方法及び
装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、送り中のウェブを幅方向に切断し、こ
の切断したウェブを巻き芯に両面粘着テープで貼り付け
て、前記巻き芯にウェブを巻き付けるウェブ巻付け方法
において、前記ウェブ側縁と前記ウェブの切断線との交
差角度が45°〜80°になるように前記ウェブを切断
し、前記粘着テープ片がウェブ先端から0〜100mm
離れ、且つウェブ側縁から0〜170mm離れた位置に
貼り付けられるように、前記貼付位置または前記切断位
置を調節するようにしている。なお、交差角度が45°
よりも小さいと、ウェブ両端の巻き数が異なることにな
り、シワや伸びがウェブに発生する。また、交差角度が
80°を超えると、切断カッタが高速でウェブの幅方向
に走行することになり、ウェブにシワが発生する。ま
た、粘着テープ片がウェブ先端から100mmを超えて
離れたり、ウェブ側縁から170mmを超えて離れたり
すると、ウェブの先端のめくれ上がりが発生し易くな
り、このめくれ部分でシワや伸び、写りが発生する。
【0006】なお、前記ウェブは溶液製膜されたフィル
ムであることが好ましい。また、前記ウェブの厚みは3
0μm以上300μm以下であることが好ましい。さら
に、前記ウェブの幅は500mm以上4000mm以下
であることが好ましい。また、前記巻き芯の直径が14
0mm以上350mm以下であることが好ましい。
【0007】前記両面粘着テープ片は、一方の面の一部
にマスクが貼り付けられていることが好ましく、この場
合には、マスク面積を変えることにより、表裏面の粘着
力に差を持たせることが簡単に行え、ウェブを巻き芯か
ら外す際に、この両面粘着テープ片をどちら側に残すか
が選択可能になる。
【0008】前記両面粘着テープ片はテープ面積が30
0mm2 以上3000mm2 以下であり、前記マスクと
前記両面粘着テープ片との面積比は、両面粘着テープ片
の全面積に対して10%以上70%以下であることが好
ましく、これにより、両面粘着テープ片を用いて巻き芯
にウェブを確実に貼り付けることができる。しかも、マ
スクを用いることにより、両面における粘着力に差を設
けることができ、この粘着力の差によって、巻き芯から
ウェブを外す際に、どちらに両面粘着テープ片を残すか
を簡単に設定することができる。なお、テープ面積が3
00mm2 よりも小さくなると、接着力不足で巻き芯へ
ウェブが付かなくなってしまう。逆にテープ面積が大き
くなると、巻き芯上でウェブが動きづらくなり、引きつ
れシワとなりやすい。
【0009】また、前記ウェブ厚みをtw(μm)とし
たときに、ウェブの切断時の張力Tw(N/m)を、T
w≦3×twの範囲内にすることにより、ウェブに裂け
などが発生することなく、ウェブが切断される。
【0010】前記ウェブの送り速度が10m/min以
上であり、前記両面粘着テープ片の20mm幅における
粘着力が400g以上であることにより、高速搬送であ
っても確実に巻き芯にウェブを巻き付けることができ
る。この接着力が上記値よりも低くなると、両面粘着テ
ープ片が巻き芯に付着しないこともあり、巻き付け失敗
の原因になる。
【0011】本発明のウェブ巻付け装置では、送り中の
ウェブを幅方向に切断し、この切断線と前記ウェブ側縁
との交差角度を45°〜80°にするウェブ切断手段
と、切断したウェブ先端を両面粘着テープを介して巻き
芯に巻き付ける先端巻付け手段と、前記粘着テープ片が
ウェブ先端から0〜100mm離れ、且つウェブ側縁か
ら0〜170mm離れた位置に貼り付けられるように、
前記貼付位置または前記切断位置を制御する制御手段と
を備えている。
【0012】
【発明の実施の形態】図1及び図2は本発明のウェブ巻
付け方法を実施したターレット型のウェブ巻取り装置を
示している。図1は巻き取りの定常状態を示しており、
図2は巻き替え状態を示している。このウェブ巻取り装
置10は製膜ライン11から連続的に送られてくるウェ
ブWを巻き芯12に巻き取る。
【0013】ウェブ巻取り装置10は、巻き芯保持部1
3とウェブ案内部14とから構成されている。巻き芯保
持部13は、ターレットアーム15とガイドローラ16
とを備えており、ターレットアーム15の取付軸17に
は巻き芯12がセットされる。ターレットアーム15及
びガイドローラ16は1対設けられており、取付軸18
を介して時計方向に180°の角度で間欠回転する。こ
れにより、一方の巻き芯12が左側の巻き芯交換位置に
セットされ、他方の巻き芯12が右側の定常巻取り位置
にセットされる。そして、定常巻取り位置でウェブWを
巻き取っている間に、他方の巻き芯交換位置で巻き芯1
2の交換が行われる。巻き芯12の交換は、満巻きのウ
ェブロールを取付軸17から取り外した後に、空の巻き
芯12がセットされることにより行われる。
【0014】空の巻き芯12には、予めウェブWの幅に
合わせた位置で両面粘着テープ片20が貼り付けられて
いる。そして、ウェブW2を巻き付けた状態で、図3に
示すように、ウェブW2の側縁Waからのテープ片貼付
距離Laが0〜170mmになるようにされる。
【0015】図4に示すように、両面粘着テープ片20
は、幅Wtが10mm、長さLtが100mmの矩形状
に切断された粘着テープ本体21と、その両端部に貼り
付けられたマスク22,23とから構成されている。マ
スク22,23は、粘着テープ本体21の接着力を制御
するためのものである。本実施形態では、巻き芯12か
らウェブWが外されるときに、巻き芯12側に両面粘着
テープ片20が残るようにするために、巻き芯12側の
貼着面20aの面積S1に対して、ウェブW側の貼着面
20bの面積S2が小さくなるようにマスク22,23
を用いている。
【0016】マスク22,23の貼付位置は図示のよう
に両端部に設ける他に、一方の端部に設けたり、中央部
に設けたりしてもよい。これらマスク22,23による
貼着面積S2の変更は、テープ本体21の全面積(巻き
芯側の貼着面積)S1に対して、マスク面積SM(=S
M1+SM2)が10〜70%の範囲が好ましく、より
好ましくは20〜50%の範囲である。また、両面粘着
テープ片20はテープ面積(S1)は300〜3000
mm2 が好ましく、より好ましくは500〜2000m
2 以下である。
【0017】図1に示すように、ウェブ案内部14はコ
ントローラ28とカッタアーム29とを備えている。コ
ントローラ28は図示しない各種センサの検出信号に基
づきカッタアーム29を制御して、ウェブWの切断及び
巻き付けを行う。そして、ガイドローラ30を介して送
られてくるウェブWを巻き芯12に巻き付ける際に、図
3に示すように、切断線38によるウェブ先端部W2と
貼着テープ片20との位置関係La,Lbが所定の範囲
内に入るように各部を制御する。
【0018】カッタアーム29は、ガイドローラ31,
32と、ウェブカッタ33と、押さえローラ34とを有
し、図1に示すように鉛直方向に位置した巻取りガイド
位置と、図2に示すように空の巻き芯12に近接した巻
付け位置との間で変位する。そして、カッタアーム29
が巻取りガイド位置にセットされた状態(図1参照)で
は、ガイドローラ31,32によりウェブWが巻き芯1
2へ向けて案内され、巻き芯12にウェブWが巻き取ら
れる。また、カッタアーム29が巻付け位置にセットさ
れた状態(図2参照)では、ウェブカッタ33によるウ
ェブWの切断と、押さえローラ34による巻き芯12へ
のウェブ圧着とが行われる。
【0019】ウェブカッタ33は、ロータリーカッタ3
5とカッタ移動機構36とから構成されている。図5に
示すように、ロータリーカッタ35は上回転刃35aと
下回転刃35bとから構成されている。カッタ移動機構
36は、ロータリーカッタ35をウェブWの幅方向に移
動させることにより、ウェブWを幅方向で切断する。こ
のとき、ウェブWの送り速度Vwとカッタ35の移動速
度Vcとの合成ベクトルにより、ウェブWに切断角度θ
の切断線38が形成され、この切断線38でウェブWが
切り離される。切断角度θは、切断線38とウェブWの
側縁との交差角度であり、速度Vw,Vcに基づき次式
により求められる。 θ=tan -1( Vw/Vc) この切断角度θは45〜80°の範囲がよく、更に好ま
しくは60〜75°の範囲である。
【0020】図5(B)に示すように、ロータリーカッ
タ35による切断開始とともに、押さえローラ34によ
ってウェブWが巻き芯12へ向けて押し付けられる。こ
れにより、図5(C)に示すように、切断線38で切り
離されたウェブ先端部W2が巻き芯12に巻き付けら
れ、図3に示すように、粘着テープ片20の先端からウ
ェブ切断線38の先端までの距離Laが0〜100mm
の範囲にされる。この距離Laは、好ましくは5〜60
mmの範囲であり、特に好ましくは10〜40mmの範
囲である。なお、カッタアーム29の揺動によって押さ
えローラ34を巻き芯12へ向けて押圧する代わりに、
押さえローラ34に独自のシフト機構を設けて、これに
より押さえローラ34を巻き芯12へ向けて付勢しても
よい。
【0021】図5は、ウェブWの切断及び巻付け処理を
順に示すもので、(A)は巻付け開始の直前の状態を示
している。この状態では、押さえローラ34が巻き芯1
2側に押し付けられておらず、巻き芯12上の粘着テー
プ片20の位置が図示しないセンサにより検出される。
【0022】粘着テープ片20の検出信号に基づき粘着
テープ片20が所定位置に達したときに、コントローラ
29によってウェブカッタ33による切断開始のタイミ
ングが特定され、(B)に示すように、押さえローラ3
4が巻き芯12側に押し付けられた状態になる。この押
し付け後に、ウェブカッタ33がウェブWの幅方向に移
動することにより、ウェブWの切断が開始される。この
とき、ウェブ送り速度Vwとカッタ移動速度Vcとの合
成ベクトルにより、切断角度θにより切断線38でウェ
ブWが切断される。
【0023】(C)に示すように、粘着テープ片20が
ウェブWに接触すると、押さえローラ34の押圧によ
り、ウェブWが粘着テープ片20によって巻き芯12に
貼り付けられる。そして、(D)に示すようにウェブW
の切断が終了すると、切断線38よりも上流側のウェブ
後端部W1は、巻き芯交換位置側の巻き芯12に巻き取
られて、ウェブWの巻き取りを終了する。この後、この
満巻きとされたウェブロールは取付軸17から取り外さ
れ、新たな空の巻き芯20がセットされる。
【0024】また、ウェブWの巻き付けが完了すると、
図1に示すように、カッタアーム29は巻取りガイド位
置にセットされて、定常状態で巻き取りが続行される。
そして、巻き取り長さが満巻き長さに達すると、ターレ
ットアーム15が180°回転して、新たな空の巻き芯
12を定常巻き取り位置にセットした後に、カッタアー
ム29が巻付け位置にセットされて、新たな巻き付けが
行われる。以下、上記の繰り返しが行われることによ
り、連続して送られるウェブWを順次巻き芯12に巻き
取ることができる。
【0025】なお、本発明におけるウェブWとは、一般
に、その幅が0.5〜4m、厚さが2〜300μmのポ
リエチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナ
フタレート、セルロースダイアセテート、セルロースト
リアセテート、セルロースアセテートプロピオネート、
ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリカーボネー
ト、ポリイミド、ポリアミド等のプラスチックフィル
ム;紙;ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンブテ
ン共重合体等の炭素数が2〜10のα−ポリオレフィン
類を塗布又はラミネートした紙;アルミニウム、銅、錫
等の金属箔;等から成る可撓性帯状物あるいはこの帯状
物を基材として、その表面に加工層を形成した帯状物が
含まれる。
【0026】巻き芯12は、例えばFRP等のプラスチ
ック材料により構成されているが、他に金属、紙等によ
り構成してもよい。また、ウェブWの送り速度は10m
/min以上が好ましく、特に好ましくは30m/mi
n以上である。さらに、両面粘着テープ片の20mm幅
における粘着力(対SUS板、JIS,Z1528)は
400g以上であることが好ましく、特に好ましくは6
00g以上である。また、ウェブ厚みをtw(μm)と
したときに、ウェブWの切断時の単位幅当たりの張力T
w(N/m)を、Tw≦3×twの範囲内にすることが
好ましく、より好ましくTw≦2×twである。
【0027】なお、上記実施形態では巻き芯12に予め
粘着テープ片20を貼り付けているが、この他に、ウェ
ブW側に粘着テープ片20を貼り付けた後に、この貼り
付け位置を基準にしてウェブWを切断し、図3に示すよ
うな位置関係になるように巻き芯12にウェブWを巻き
付ける場合にも、本発明を適用することができる。
【0028】また、上記実施形態では、テープ片20の
貼付位置を基準にしてカット位置を調節することで、ウ
ェブ先端とテープ片20との位置関係を一定範囲にした
が、これに代えて、カット位置を基準にして貼付位置を
調節する場合にも本発明を適用することができる。
【0029】
【実施例】本発明のウェブ案内ローラの効果を各実施例
によって一層明確にする。 1)溶液製膜したセルローストリアセテートフィルム
(厚み:80μm、幅:1340mm、送り速度Vw:
30m/min)を、送り中に切断し、直径168mm
の巻き芯12を使用して、巻き付けた。 2)切断角度θが30°では切断始めの側と切断終わり
の側とで、(1340/tan 30°=2321mmだけ
巻付け長さが異なることになり、これにより巻き芯12
側でウェブWにシワや伸び、写りが発生した。また、切
断角度θが85°ではカッタ移動速度Vcが(30×ta
n 85°)=343m/minと高速になり、切断中に
ウェブWがカッタ走行方向にずれてシワが発生した。こ
の切断角度θが45°〜80°の範囲では上記のような
シワや伸び、写りの発生が無かった。 3)粘着テープ片20がウェブWの先端から100mm
を超えて離れたり、ウェブ側縁Waから170mmを超
えて離れた場合には、ウェブWの先端のめくれ上がりが
発生し易くなり、このめくれ部分でシワや伸び、写りが
発生した。また、ウェブ先端から0〜100mm離れ、
且つウェブ側縁から0〜170mm離れた位置に粘着テ
ープ片20を貼り付けたときには、めくれ上がりの発生
がなく、シワや伸び、写りの発生が無かった。 4)両面粘着テープ片20のテープ面積S1を300m
2 よりも小さくしたときには、接着力不足で巻き芯1
へのウェブ巻付け不良が発生した。逆に3000mm2
を超える程にテープ面積S1を大きくしたときには、巻
き芯12上でウェブWが動きづらくなり、引きつれシワ
が発生した。テープ面積S1が300mm 2 以上300
0mm2 以下の場合には、ウェブ巻付け不良や引きつれ
シワの発生が無かった。 5)マスク22,23と両面粘着テープ片20との面積
比は、両面粘着テープ片20の全面積に対して10%以
上70%以下にしたときには、両面における粘着力に差
を設けることができ、この粘着力の差によって、巻き芯
12からウェブWを外す際に、どちらに両面粘着テープ
片20を残すかを簡単に設定することができた。 6)ウェブWの張力が250N/mでは切断中に切断線
38よりウェブWに裂けが発生した。これに対して、ウ
ェブWの張力を240N/m以下にしたときに裂けの発
生が無かった。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、ウェブ側縁とウェブの
切断線との交差角度が45°〜80°になるようにウェ
ブを切断し、粘着テープ片がウェブ先端から0〜100
mm離れ、且つウェブ側縁から0〜170mm離れた位
置に貼り付けられるように、貼付位置または切断位置を
調節するようにしたから、連続的に送られるウェブを確
実に巻き芯に巻き付けることができる他に、引きつれし
わの発生が抑制される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のウェブ巻付け方法を実施したウェブ巻
取り装置の定常巻取り状態における巻取りの概略を示す
正面図である。
【図2】同ウェブ巻取り装置の、巻き芯交換状態を示す
正面図である。
【図3】粘着テープ片とウェブ切断線との位置関係を示
す平面図である。
【図4】両面粘着テープを示す斜視図である。
【図5】ウェブの切断と巻付けとの処理を順に示す側面
図及び平面図である。
【符号の説明】
10 ウェブ巻取り装置 11 製膜ライン 12 巻き芯 13 巻き芯保持部 14 ウェブ案内部 15 ターレットアーム 17,18 取付軸 20 両面粘着テープ片 22,23 マスク 29 カッタアーム 30,31,32 ガイドローラ 33 ウェブカッタ 34 押さえローラ 35 ロータリーカッタ 38 切断線 W ウェブ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送り中のウェブを幅方向に切断し、この
    切断したウェブを巻き芯に両面粘着テープで貼り付け
    て、前記巻き芯にウェブを巻き付けるウェブ巻付け方法
    において、 前記ウェブ側縁と前記ウェブの切断線との交差角度が4
    5°〜80°になるように前記ウェブを切断し、 前記粘着テープ片がウェブ先端から0〜100mm離
    れ、且つウェブ側縁から0〜170mm離れた位置に貼
    り付けられるように、前記貼付位置または前記切断位置
    を調節することを特徴とするウェブ巻付け方法。
  2. 【請求項2】 前記ウェブは溶液製膜されたフィルムで
    あることを特徴とする請求項1記載のウェブ巻付け方
    法。
  3. 【請求項3】 前記ウェブの厚みは30μm以上300
    μm以下であることを特徴とする請求項1または2記載
    のウェブ巻付け方法。
  4. 【請求項4】 前記ウェブの幅は500mm以上400
    0mm以下であることを特徴とする請求項1ないし3い
    ずれか1つ記載のウェブ巻付け方法。
  5. 【請求項5】 前記巻き芯の直径が140mm以上35
    0mm以下であることを特徴とする請求項1ないし4い
    ずれか1つ記載のウェブ巻付け方法。
  6. 【請求項6】 前記両面粘着テープ片は、一方の面の一
    部にマスクが貼り付けられていることを特徴とする請求
    項1ないし5いずれか1つ記載のウェブ巻付け方法。
  7. 【請求項7】 前記両面粘着テープ片はテープ面積が3
    00mm2 以上3000mm2 以下であり、前記マスク
    と前記両面粘着テープ片との面積比は10%以上70%
    以下であることを特徴とする請求項6記載のウェブ巻付
    け方法。
  8. 【請求項8】 前記ウェブ厚みをtw(μm)としたと
    きに、ウェブの切断時の張力Tw(N/m)を、Tw≦
    3×twの範囲内にすることを特徴とする請求項1ない
    し7いずれか1つ記載のウェブ巻付け方法。
  9. 【請求項9】 前記ウェブの送り速度が10m/min
    以上であり、前記両面粘着テープ片の20mm幅におけ
    る粘着力が400g以上であることを特徴とする請求項
    1ないし8いずれか1つ記載のウェブ巻付け方法。
  10. 【請求項10】 送り中のウェブを幅方向に切断し、こ
    の切断線と前記ウェブ側縁との交差角度を45°〜80
    °にするウェブ切断手段と、 切断したウェブ先端を両面粘着テープを介して巻き芯に
    巻き付ける先端巻付け手段と、 前記粘着テープ片がウェブ先端から0〜100mm離
    れ、且つウェブ側縁から0〜170mm離れた位置に貼
    り付けられるように、前記貼付位置または前記切断位置
    を制御する制御手段とを備えたことを特徴とするウェブ
    巻付け装置。
JP2001350758A 2001-11-15 2001-11-15 ウェブ巻付け方法及び装置 Pending JP2003146498A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001350758A JP2003146498A (ja) 2001-11-15 2001-11-15 ウェブ巻付け方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001350758A JP2003146498A (ja) 2001-11-15 2001-11-15 ウェブ巻付け方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003146498A true JP2003146498A (ja) 2003-05-21

Family

ID=19163191

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001350758A Pending JP2003146498A (ja) 2001-11-15 2001-11-15 ウェブ巻付け方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003146498A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008214070A (ja) * 2007-03-07 2008-09-18 Fuji Iron Works Co Ltd ウエブの切断巻き付け方法
CN105151852A (zh) * 2015-08-21 2015-12-16 东莞市雅康精密机械有限公司 收卷装置
CN107010447A (zh) * 2017-04-28 2017-08-04 福建玮晟机械有限公司 一种自动换卷接料方法
CN109230721A (zh) * 2018-10-12 2019-01-18 无锡先导智能装备股份有限公司 电芯下料装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008214070A (ja) * 2007-03-07 2008-09-18 Fuji Iron Works Co Ltd ウエブの切断巻き付け方法
CN105151852A (zh) * 2015-08-21 2015-12-16 东莞市雅康精密机械有限公司 收卷装置
CN107010447A (zh) * 2017-04-28 2017-08-04 福建玮晟机械有限公司 一种自动换卷接料方法
CN109230721A (zh) * 2018-10-12 2019-01-18 无锡先导智能装备股份有限公司 电芯下料装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0553232B1 (en) Method for effecting a set change in a winder
JP4452623B2 (ja) ウエブ材料のログの製造方法と前記方法を実行する巻き戻し機
US8590826B2 (en) Enveloper assembly for winding webs
JP4922799B2 (ja) ウェブ巻替え装置及び方法
JPH09503471A (ja) 熱可塑性フィルムを熱スプライスするための方法および装置
CA2194185A1 (en) Apparatus for applying adhesive tape
JP4136864B2 (ja) ウェブ巻替え装置及び方法
WO2007122892A1 (en) Method and apparatus for partially cutting a laminated film
JP2004333647A (ja) 光学フィルム貼付装置、方法及び基板
JP3630200B2 (ja) 巻回ウェブのテールを止着するための方法と装置
JP2003146498A (ja) ウェブ巻付け方法及び装置
WO2007034993A1 (en) Apparatus and method for manufacturing a photosensitive laminated body
JPH10147459A (ja) 超音波溶着装置これを用いる塗布、乾燥装置及び継ぎ目検出装置
US6264130B1 (en) Duplex web roll winding and splicing apparatus
JP2010036990A (ja) ウェブ巻取り装置及び方法
JP5960451B2 (ja) 薄膜の剥離方法、及び薄膜の剥離装置
JPH06340368A (ja) 両面粘着ラベル供給装置
JP2013227093A (ja) 巻取装置
JP3227837B2 (ja) シート体の連続巻取り方法及び連続巻取り装置
JP2007238187A (ja) ウエブの巻き付け方法
JPH10167560A (ja) カバーシートの剥離装置および剥離方法
JP3872994B2 (ja) ウエブ巻取機
JPS62167177A (ja) カバ−シ−トの剥離装置
JP3505867B2 (ja) カバーシートの剥離装置
JPH04223956A (ja) 薄膜体ロールの接続方法及び装置