JP2003146471A - 感圧性接着剤塗布済シート等、表面剥離するシート向けの押しコロ。 - Google Patents

感圧性接着剤塗布済シート等、表面剥離するシート向けの押しコロ。

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JP2003146471A
JP2003146471A JP2001346859A JP2001346859A JP2003146471A JP 2003146471 A JP2003146471 A JP 2003146471A JP 2001346859 A JP2001346859 A JP 2001346859A JP 2001346859 A JP2001346859 A JP 2001346859A JP 2003146471 A JP2003146471 A JP 2003146471A
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Tomoyoshi Taniguchi
智良 谷口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カス付着が起きないか、または極めて起き難い
押しコロを提供する。 【解決手段】感圧性接着剤塗布済シート等、表面剥離す
るシート向けの押しコロであって、すくなくともシート
の表面に接触する外周面が剥離性材料であるようにした
押しコロである。たとえば、剥離性材料としたはフッ素
樹脂またはフッ素ゴムが適用され、円筒形状の剥離性材
料から成る円筒状部材を高剛性材料から成るボルト状部
材と、高剛性材料から成るナット状部材とで締め付けた
構成となっている。この構成により、機械的強度が高
く、設置条件の制約がすくなく、高い耐久性を得ること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートの搬送にお
いて、そのシートを押さえて安定した搬送を行なうため
に用いる押しコロの技術分野に属する。ここで、シート
とは、連続用紙、枚葉用紙、プラスチックフィルム、等
の平らで薄い可撓性の物品のことを意味する。
【0002】
【従来技術】たとえば、フォーム印刷・加工機において
は、横ミシン目が施された連続用紙を、その横ミシン目
において裂断して一枚々々に分離し、枚葉用紙とするシ
ートカット工程が存在する。横ミシン目は、連続用紙の
搬送方向、すなわち長手方向に対して直角方向、すなわ
ち左右方向に延びるミシン目のことである。このシート
カットは、連続用紙(長尺シート:ウェブ)を裂断して
枚葉用紙(狭義のシート)を得る間欠的な加工である。
そのため、連続的に搬送される連続用紙においてテンシ
ョン変動が起きる等の影響を受け不安定となり易い。押
しコロはそのテンション変動を緩和し、連続用紙の搬送
を安定化する作用を有する。通常は、押しコロは、シー
トカットする直前の連続用紙の搬送経路において連続用
紙を押さえるように配置される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、押しコロに
接触することによってシートが表面剥離し、その剥離物
質が押しコロの表面に転移付着することがある。また、
シートカットするとシートから粉体が発生し、その粉体
が飛び散って押しコロの表面に付着することがある。特
に、そのシートが特殊な加工を施されたシートであると
きには、押しコロの表面への、上述のような「カス付
着」が顕著となることがある。たとえば、シート状圧着
ハガキでは、感圧性接着剤が塗布された連続用紙が用い
られるが、そのハガキの製造工程においてはカス付着が
顕著である。
【0004】上述のように、押しコロにおいてカス付着
が起きると、そのカスの成長が徐々に進み、いずれは押
しコロから塊となってこぼれ落ちることとなる。このこ
ぼれ落ちたカスが製品に混入すると製品の印象を悪くし
製品価値を下げることとなる。また、このこぼれ落ちた
カスは、後加工におけるトラブルの原因となる。たとえ
ば、カスによって隠されたシート表面において印字欠け
が発生するという問題がある。
【0005】本発明はこのような問題を解決するために
なされたものであり、その目的は、カス付着が起きない
か、または極めて起き難い押しコロを提供することにあ
る。そして、その押しコロによって、落ちたカスが製品
に混入し製品価値を下げることや、後加工におけるトラ
ブルを起こさないようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題は下記の本発明
によって解決される。すなわち、本発明の請求項1に係
る押しコロは、すくなくともシートの表面に接触する外
周面が剥離性の材料であるようにしたものである。本発
明によれば、カス付着が起きないか、または極めて起き
難い押しコロが提供される。これにより、その押しコロ
によって、落ちたカスが製品に混入し製品価値を下げる
ことができ、後加工におけるトラブルを起こさないよう
にすることができる。
【0007】また本発明の請求項2に係る押しコロは、
請求項1に係る押しコロにおいて、前記材料はフッ素樹
脂またはフッ素ゴムであるようにしたものである。本発
明によれば、フッ素樹脂またはフッ素ゴムを外周面の材
料とすることによって、カス付着が起きないか、または
極めて起き難い押しコロが提供される。
【0008】また本発明の請求項3に係る押しコロは、
請求項1または2に係る押しコロにおいて、前記シート
は、感圧性接着剤塗布済シート等、表面剥離するシート
であるようにしたものである。本発明によれば、押しコ
ロへのカス付着が生じ易い感圧性接着剤塗布済シート
等、表面剥離するシートに適用されるから特に顕著な効
果が得られる。
【0009】また本発明の請求項4に係る押しコロは、
請求項1〜5のいずれかに係る押しコロにおいて、前記
押しコロは、前記シートを切断する装置における前記シ
ートの搬送経路に設けられている押しコロであるように
したものである。本発明によれば、前記シートを切断す
る装置における前記シートの搬送経路に設けられている
から特に顕著な効果が得られる。
【0010】また本発明の請求項5に係る押しコロは、
請求項1〜4のいずれかに係る押しコロにおいて、前記
押しコロは、円筒状部材と、ボルト状部材と、ナット状
部材とから成り、前記円筒状部材は、前記シート材に接
触する外周面と、前記ボルト状部材の軸と嵌め合いとな
る内周面と、前記ボルト状部材と前記ナット状部材によ
って締め付け可能な左側面と右側面を有する円筒形状の
剥離性材料の部材であり、前記ボルト状部材は、頭部と
軸部とから成り、前記頭部は前記円筒状部材の前記左側
面または前記右側面を接圧するための接圧面を有し、前
記軸部は前記円筒状部材の内周面と嵌め合いとするため
の外周面と、前記ナット状部材との組で前記円筒状部材
をネジ止めするためのオスネジ山とを有する高剛性材料
の部材であり、前記ナット状部材は、前記円筒状部材の
前記右側面または前記左側面を接圧する接圧面と、前記
ボルト状部材との組で前記円筒状部材をネジ止めするた
めのメスネジ山とを有する高剛性材料の部材であり、前
記円筒状部材を前記ボルト状部材と前記ナット状部材と
で締め付けて成るようにしたものである。
【0011】本発明によれば、押しコロは、剥離性材料
の円筒状部材を高剛性材料のボルト状部材と高剛性材料
のナット状部材とで締め付けて成る押しコロである。す
なわち、機械的強度を得ることが必ずしも容易ではない
剥離性材料の円筒状部材を、機械的強度を有するボルト
状部材とナット状部材とで固定支持する構成の押しコロ
である。この構成により、シート材に接触する円筒状部
材として最適な材料を適用し、しかも機械的強度も得る
ことができる。したがって、カス付着が起きないか、ま
たは極めて起き難い特性が特に顕著であり、しかも機械
的強度が高く、設置条件の制約がすくなく、高い耐久性
が得られる押しコロが提供される。
【0012】また本発明の請求項6に係る押しコロは、
請求項5に係る押しコロにおいて、前記押しコロは、前
記円筒状部材と前記ナット状部材との間に、外周面が広
く内周面が狭いリング形状で断面が台形の高剛性材料の
部材であるリング状固定部材を具備するようにしたもの
である。本発明によれば、押しコロは、剥離性材料の円
筒状部材を一方の側面を高剛性材料のボルト状部材で、
また他方の側面をリング状固定部材を介して高剛性材料
のナット状部材で締め付けて成るようにしたものであ
る。このとき、円筒状部材の他方の側面は、断面が台形
のリング状固定部材の広い外周側面と接圧する。すなわ
ち、接圧する部分の面積が小さいためその圧力は強くな
り、ボルト状部材とナット状部材によって円筒状部材が
それだけ強固に固定支持される。したがって、振動、衝
撃、等の外力が継続的に加わっても締め付けが緩むこと
がなく、より高い耐久性が得られる押しコロが提供され
る。
【0013】また本発明の請求項7に係る押しコロは、
請求項5または6に係る押しコロにおいて、前記ボルト
状部材には、その軸部と同一軸中心を有し、その軸部を
回転自在に支持するための貫通孔が開いているようにし
たものである。本発明によれば、押しコロは貫通孔によ
って回転自在に支持することができる。
【0014】また本発明の請求項8に係る押しコロは、
請求項7に係る押しコロにおいて、前記押しコロは、前
記シートの搬送方向と直角方向に延びる棒状支持部材に
よって所定の間隔で複数配列して支持された押しコロで
あるようにしたものである。本発明によれば、押しコロ
は所定の間隔で複数配列して支持され、前記シートの所
定個所が押さえられる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明について実施の形態
を説明する。本発明の押しコロにおける構成の一例を図
1に示す。図1(A)は、組み立て方法を示す押しコロ
の説明図、図1(B)は組み上がった押しコロの説明図
である。図1を参照して本発明の押しコロの構成につい
て説明する。
【0016】図1においては、円筒状部材1は、その中
心軸を含む平面で切り取った断面図として示されてい
る。円筒状部材1は、シート材に接触する外周面11
と、ボルト状部材2の軸22と嵌め合いとなる内周面1
2と、ボルト状部材2とナット状部材3によって締め付
け可能な左側面13と右側面14を有する円筒形状の部
材である。
【0017】円筒状部材1は、その全体が剥離性の材料
でできている。または、円筒状部材1は、すくなくとも
シートの表面に接触する外周面11を剥離性の材料とす
る。ここでは、剥離性とは、表面に物質が付着したとき
に、その表面からその物質が容易に剥がれる性質のこと
である。この剥離性の反対を意味する性質としては、粘
着性、接着性、吸着性、等を挙げることができる。
【0018】その剥離性の材料としては、フッ素樹脂ま
たはフッ素ゴムを好適に適用することができる。フッ素
樹脂としては、たとえば、四フッ化エチレン樹脂(PT
FE,TFE)、四フッ化エチレンペルフルオロアルコ
キシビニルエーテル共重合体(PFA)、四フッ化エチ
レン・六フッ化プロピレン共重合体(FEP)、ポリク
ロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、四フッ化エ
チレ・エチレン共重合体(ETFE)、クロロトリフル
オロエチレン・エチレン共重合体(ECTFE)、ポリ
ビニリデンフロライド(PVDF)、ポリビニルフロラ
イド(PVD)、等を適用することができる。またフッ
素ゴムとしては、たとえば、フッ化ビニリデン系フッ素
ゴム(FKM)、テトラフルオロエチレン/プロピレン
系ゴム、パーフルオロフッ素ゴム、フロロシリコーンゴ
ム(FVMQ)、等を適用することができる。
【0019】ボルト状部材2は、頭部21と軸部22と
から成り、頭部21は円筒状部材1の左側面13(また
は左側面14)を接圧するための接圧面23を有する。
また、軸部22は円筒状部材1の内周面12と嵌め合い
とするための外周面24と、ナット状部材3との組で円
筒状部材1をネジ止めするためのオスネジ山25とを有
する。ボルト状部材2は、たとえば金属材料等の高剛性
材料から成る部材である。
【0020】図1に示す一例においては、ボルト状部材
2には、その軸部22と同一軸中心を有し、その軸部2
2を回転自在に支持するための貫通孔が開いている。こ
の貫通孔に支持軸を通すことにより、その支持軸によっ
て押しコロを回転自在に支持することができる。その回
転における摩擦力を減じて滑らかな回転をさせるため
に、貫通孔にベアリングを設け、そのベアリングを介し
て支持軸によって支持するようにするとより好適であ
る。
【0021】本発明の押しコロにおける支持方法は、こ
の一例に限定されない。たとえば、ボルト状部材2に、
その軸部22と同一軸中心を有し、その軸部22を回転
自在に支持するための延長軸部を両側に設けることがで
きる。フォーク型の支持部材を適用し、この両側の延長
軸部において、押しコロを回転自在に支持することがで
きる。
【0022】ナット状部材3は、円筒状部材1の左側面
14(または右側面13)を接圧する接圧面34と、ボ
ルト状部材2との組で円筒状部材1をネジ止めするため
のメスネジ山35とを有する。ナット状部材3は、たと
えば金属材料等の高剛性材料の部材である。
【0023】図1(A)、図1(B)に示すように、本
発明の押しコロは、円筒状部材1をボルト状部材2とナ
ット状部材3とで締め付けた構成となっている。円筒状
部材1とボルト状部材2とナット状部材3とは同一軸中
心を有しており、また各々は軸対称形状を有している。
そして、円筒状部材1の外周面11は、各々の内では、
その同一軸中心から最も離れている面である。したがっ
て、その同一軸中心において回転自在に支持したときに
は、円筒状部材1の外周面11がシートに接触する面と
なる。
【0024】上述の本発明の押しコロの構成に対して、
たとえば、円筒状部材1をボルト状部材2に嵌め合わせ
た簡易な構成が考えられる。嵌め合わせを強固なものと
するために、ボルト状部材2の軸部をローレット加工等
により密着性を高める粗面処理済みの面とし、さらに円
筒状部材1の内径を軸部の外形よりも僅かに小さくして
強固に嵌め合わせる。しかし、そのような簡易な構成で
は、長期間使用中する内に剥離性材料の円筒状部材1は
延びてしまう。そのため、円筒状部材1はボルト状部材
2から外れてしまう(図4参照)。
【0025】本発明の押しコロにおける構成は、械的強
度を得ることが必ずしも容易ではない剥離性材料の円筒
状部材1を、機械的強度を有するボルト状部材2とナッ
ト状部材3とで固定支持する構成の押しコロである。こ
の構成により、シート材に接触する円筒状部材1として
最適な材料を適用し、しかも機械的強度も得ることがで
きる。したがって、本発明の押しコロは、カス付着が起
きないか、または極めて起き難い特性が特に顕著であ
る。また、機械的強度が高く設置条件の制約がすくなく
高い耐久性が得られる。
【0026】次に、本発明の押しコロにおける構成の変
形例を図2に示す。図2(A)は、組み立て方法を示す
押しコロの説明図、図2(B)は組み上がった押しコロ
の説明図である。図1と図2の構成における相違は、図
1の構成では用いられなかったリング状固定部材を図2
の構成では用いていることにある。この構成の相違につ
いて図2を参照して説明する。図1と図2において同一
部分には同一符号を付してある。
【0027】図2に示すように、リング状固定部材4
は、外周面が広く内周面が狭いリング形状で断面が台形
のとなってい。リング状固定部材4は、たとえば金属材
料等の高剛性材料の部材である。本発明の押しコロにお
いて、リング状固定部材4は、円筒状部材1とナット状
部材3との間に存在する。このように、押しコロは、剥
離性材料の円筒状部材1を一方の側面を高剛性材料のボ
ルト状部材2で、また他方の側面をリング状固定部材4
を介して高剛性材料のナット状部材3で締め付けた構成
となっている。
【0028】このとき、円筒状部材1の他方の側面は、
断面が台形のリング状固定部材4の広い外周側面と接圧
する。円筒部材1の側面とリング状固定部材4の外周側
面とは平行ではなく傾斜を有している。すなわち、接圧
する部分の面積が小さいためその圧力は強くなり、ボル
ト状部材2とナット状部材3によって円筒状部材1がそ
れだけ強固に固定支持される。その結果、図2に示す構
成の押しコロは、振動、衝撃、等の外力が継続的に加わ
っても締め付けが緩むようなことが起こり難い。これに
より、図2に示す構成の押しコロは、より高い耐久性が
得られる。
【0029】次に、本発明の押しコロをシートの搬送経
路に設けるときの構成の一例について図3を参照して説
明する。図3に示すように、棒状支持部材50は、複数
(5個)の押しコロ100a〜100eを回転自在に支
持している。棒状支持部材50は、シート200の搬送
方向(図3における矢印の方向)に対して直角方向、す
なわち左右方向に延びている棒である。
【0030】図示しないが、シート200の下には、シ
ート200を載せ置くために表面が平面となっている載
置台と、その載置台の表面に設けられた搬送ベルトが存
在する。たとえば、搬送ベルトは厚さが薄く幅の狭い複
数のベルトであって、各々の搬送ベルトは押しコロ10
0a〜100eの真下となるように配置されている。シ
ート200は、押しコロ100a〜100eとその真下
に存在する搬送ベルトに挟持されて搬送される。
【0031】シート200は、たとえば、感圧性接着剤
塗布済シート等、表面剥離するシートである。また、こ
の搬送経路は、たとえば、シート200を切断する装置
における切断部(カッター)にシート200を送給する
搬送経路である。そのようなシート200の表面に押し
コロ100a〜100eが接触すると、シート200の
表面の粘着性を有する物質が、押しコロ100a〜10
0eの接触面に転移し付着する。また、そのような搬送
経路でシート200が切断されると、シート200の基
材や表面の粘着性を有する物質が粉体となって飛び散
り、押しコロ100a〜100eの表面等に付着する。
【0032】そのように付着した物質は、無益で害だけ
をなす「カス」である。しかし、本発明の押しコロにお
いては、カス付着が全く起きないか起き難い、また起き
たとしても、そのカスを直ぐに剥離してしまう。したが
って、そのカスの成長が徐々に進み、いずれは押しコロ
から大きな塊となってこぼれ落ち、製品価値を下げたり
印字欠けが発生するという問題がない。
【0033】
【発明の効果】以上のとおりであるから本発明の請求項
1に係る押しコロによれば、カス付着が起きないか、ま
たは極めて起き難い押しコロが提供される。また、その
押しコロによって、落ちたカスが製品に混入し製品価値
を下げることができ、後加工におけるトラブルを起こさ
ないようにすることができる。また本発明の請求項2に
係る押しコロによれば、フッ素樹脂またはフッ素ゴムを
外周面の材料とすることによって、カス付着が起きない
か、または極めて起き難くすることができる。また本発
明の請求項3に係る押しコロによれば、押しコロへのカ
ス付着が生じ易い感圧性接着剤塗布済シート等、表面剥
離するシートに適用されるから、特に顕著な効果を得る
ことができる。また本発明の請求項4に係る押しコロに
よれば、前記シートを切断する装置における前記シート
の搬送経路に設けられているから特に顕著な効果を得る
ことができる。また本発明の請求項5に係る押しコロに
よれば、カス付着が起きないか、または極めて起き難い
特性が特に顕著であり、しかも機械的強度が高く、設置
条件の制約がすくなく、高い耐久性を得ることができ
る。また本発明の請求項6に係る押しコロによれば、振
動、衝撃、等の外力が継続的に加わっても締め付けが緩
むことがなく、より高い耐久性を得ることができる。ま
た本発明の請求項7に係る押しコロによれば、押しコロ
は貫通孔によって回転自在に支持することができる。ま
た本発明の請求項8に係る押しコロによれば、押しコロ
は所定の間隔で複数配列して支持され、シートの所定個
所を押さえることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の押しコロにおける構成の一例示す図で
ある。
【図2】本発明の押しコロにおける構成の変形例示す図
である。
【図3】本発明の押しコロをシートの搬送経路に設ける
ときの構成の一例を示す図である。
【図4】円筒状部材をボルト状部材に嵌め合わせた簡易
な構成の押しコロ(比較例)の説明図である。
【符号の説明】
1 円筒状部材 2 ボルト状部材 3 ナット状部材 4 リング状固定部材 11,24 外周面 12 内周面 13 左側面 14 右側面 21 頭部 22 軸部 23,34 接圧面 25 オスネジ山 35 メスネジ山 50 棒状支持部材 100a〜100e 押しコロ 200 シート

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】すくなくともシートの表面に接触する外周
    面が剥離性の材料であることを特徴とする押しコロ。
  2. 【請求項2】請求項1記載の押しコロにおいて、前記材
    料はフッ素樹脂またはフッ素ゴムであることを特徴とす
    る押しコロ。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の押しコロにおい
    て、前記シートは、感圧性接着剤塗布済シート等、表面
    剥離するシートであることを特徴とする押しコロ。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載の押しコロ
    において、前記押しコロは、前記シートを切断する装置
    における前記シートの搬送経路に設けられている押しコ
    ロであることを特徴とする押しコロ。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載の押しコロ
    において、前記押しコロは、円筒状部材と、ボルト状部
    材と、ナット状部材とから成り、 前記円筒状部材は、前記シート材に接触する外周面と、
    前記ボルト状部材の軸と嵌め合いとなる内周面と、前記
    ボルト状部材と前記ナット状部材によって締め付け可能
    な左側面と右側面を有する円筒形状の剥離性材料の部材
    であり、 前記ボルト状部材は、頭部と軸部とから成り、前記頭部
    は前記円筒状部材の前記左側面または前記右側面を接圧
    するための接圧面を有し、前記軸部は前記円筒状部材の
    内周面と嵌め合いとするための外周面と、前記ナット状
    部材との組で前記円筒状部材をネジ止めするためのオス
    ネジ山とを有する高剛性材料の部材であり、 前記ナット状部材は、前記円筒状部材の前記右側面また
    は前記左側面を接圧する接圧面と、前記ボルト状部材と
    の組で前記円筒状部材をネジ止めするためのメスネジ山
    とを有する高剛性材料の部材であり、 前記円筒状部材を前記ボルト状部材と前記ナット状部材
    とで締め付けて成ることを特徴とする押しコロ。
  6. 【請求項6】請求項5記載の押しコロにおいて、前記押
    しコロは、前記円筒状部材と前記ナット状部材との間
    に、外周面が広く内周面が狭いリング形状で断面が台形
    の高剛性材料の部材であるリング状固定部材を具備する
    ことを特徴とする押しコロ。
  7. 【請求項7】請求項5または6記載の押しコロにおい
    て、前記ボルト状部材には、その軸部と同一軸中心を有
    し、その軸部を回転自在に支持するための貫通孔が開い
    ていることを特徴とする押しコロ。
  8. 【請求項8】請求項7記載の押しコロにおいて、前記押
    しコロは、前記シートの搬送方向と直角方向に延びる棒
    状支持部材によって所定の間隔で複数配列して支持され
    た押しコロであることを特徴とする押しコロ。
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