JP2003146467A - 搬送ベルトクリーニング装置及び画像形成装置 - Google Patents

搬送ベルトクリーニング装置及び画像形成装置

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JP2003146467A
JP2003146467A JP2001350990A JP2001350990A JP2003146467A JP 2003146467 A JP2003146467 A JP 2003146467A JP 2001350990 A JP2001350990 A JP 2001350990A JP 2001350990 A JP2001350990 A JP 2001350990A JP 2003146467 A JP2003146467 A JP 2003146467A
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JP
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cleaning
belt
water
roller
electrostatic
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JP2001350990A
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English (en)
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Hideo Aoki
秀夫 青木
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成で搬送ベルトの汚れを効率良く除去
するとともに良質な画像を安定して印刷する。 【解決手段】駆動ローラ33と従動ローラ34に巻き回
したクリーニングベルト35を有するクリーニング手段
4を静電搬送ベルト17の上部に一定間隔をおいて回動
自在に設け、クリーニング手段4を静電搬送ベルト17
側に回動してクリーニングベルト35を静電搬送ベルト
17の表面に接触させ、静電搬送ベルト17の表面に接
触したクリーニングベルト17を駆動ローラ33と従動
ローラ34で回転させながら静電搬送ベルト17に沿っ
て移動して付着した異物を拭取る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば可動式の
印字手段により印刷する記録媒体を搬送する搬送ベルト
に付着したインク等のクリーニング装置及びそれを使用
した画像形成装置、特にクリーニング効率の向上に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】例えばプリンタ装置等で搬送している記
録用紙に画像を印字したり転写するとき、良質な画像を
形成するためには、画像を形成する際の記録用紙と印字
手段との位置や記録用紙の印字手段に対する平面性及び
記録用紙の挙動の安定性を精度良く確保する必要があ
る。このため、例えば特開平11−105401号公報に示すよ
うに、用紙搬送手段として、絶縁体に正の電荷と負の電
荷を交互に印加して微小電界を発生させて記録用紙を吸
着する静電搬送を使用して、印字手段の位置で記録用紙
の平面性を確保するとともに記録用紙の挙動を安定させ
て良質な印刷を行うようにしている。
【0003】この静電搬送ベルトにインクや紙粉等の汚
れが付着すると帯電量の減少が発生し易くなり、そのた
め記録用紙のベルトに対する密着性が低下し、搬送時に
おける記録用紙の安定性が失われ、印刷品質へ悪影響を
与えてしまう。この静電搬送ベルトに付着したインク等
の汚れを除去するため、例えば特開平11−105401号公報
に示すように、帯状の綿布からなるクリーニング部材を
リールにロール状に巻き回し、このクリーニング部材を
押圧ロールで回転している静電搬送ベルトの表面に接触
させ、巻取りリールで巻き取りながら静電搬送ベルトの
表面に付着したインクをクリーニングしたり、ブラシロ
ーラを静電搬送ベルトに接触させてインクの塊や紙粉等
の異物を掻き落とすようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにリールに
ロール状に巻き回したクリーニング部材を例えばインク
ジェットプリンタに使用した場合、クリーニング部材の
交換を頻繁に行う必要があるとともに、クリーニング部
材の交換が容易でないという短所がある。また、ブラシ
ローラで異物を掻き落とす場合は、掻き落とした異物は
装置内に飛散して汚染するという短所がある。
【0005】この発明はかかる短所を改善し、簡単な構
成で搬送ベルトの汚れを効率良く除去するとともに良質
な画像を安定して印刷することができる搬送ベルトクリ
ーニング装置及び画像形成装置を提供することを目的と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る搬送ベル
トクリーニング装置は、絶縁体で形成され正の電荷と負
の電荷を移動方向に対して交互に印加して被搬送物を静
電吸着して搬送する静電搬送ベルトのクリーニング装置
であって、静電搬送ベルトの上部に一定間隔をおいて静
電搬送ベルトの移動方向と直交する方向に設けられたガ
イドローラに装着した移動手段と、移動手段に上下方向
に回動自在に取付けられ、駆動ローラと従動ローラに巻
き回したクリーニングベルトを有するクリーニング手段
とを備えたことを特徴とする。
【0007】この発明に係る第2の搬送ベルトクリーニ
ング装置は、絶縁体で形成され正の電荷と負の電荷を移
動方向に対して交互に印加して被搬送物を静電吸着して
搬送する静電搬送ベルトのクリーニング装置であって、
静電搬送ベルトの上部に一定間隔をおいて静電搬送ベル
トの移動方向と直交する方向に設けられたガイドローラ
に装着した移動手段と、移動手段に上下方向に回動自在
に取付けられたクリーニング手段とを有し、クリーニン
グ手段は、ケースと、ケースの一方の下端部の開口部に
設けられたクリーニングローラと、ケース内に設けら
れ、水を含浸した発泡樹脂等を有する給水部と、布やフ
ェルト等で形成された含水テープと、含水テープを収納
するテープ収納部と、給水部から含水テープに水分を供
給する含水ローラと、含水ローラからクリーニングロー
ラを通りテープ収納部の間に設けられたテープ搬送経路
を有することを特徴とする。
【0008】この発明に係る画像形成装置は、絶縁体で
形成され正の電荷と負の電荷を移動方向に対して交互に
印加して記録媒体を静電吸着して搬送する静電搬送ベル
トと、静電搬送ベルトの上部に一定間隔をおいて静電搬
送ベルトの移動方向と直交する方向に設けられたガイド
ローラに装着した移動手段と、移動手段に上下方向に回
動自在に取付けられ、駆動ローラと従動ローラに巻き回
したクリーニングベルトを有するクリーニング手段とを
備えたことを特徴とする。
【0009】この発明に係る第2の画像形成装置は、絶
縁体で形成され正の電荷と負の電荷を移動方向に対して
交互に印加して記録媒体を静電吸着して搬送する静電搬
送ベルトと、静電搬送ベルトの上部に一定間隔をおいて
静電搬送ベルトの移動方向と直交する方向に設けられた
ガイドローラに装着した移動手段と、移動手段に上下方
向に回動自在に取付けられたクリーニング手段とを有
し、クリーニング手段は、ケースと、ケースの一方の下
端部の開口部に設けられたクリーニングローラと、ケー
ス内に設けられ、水を含浸した発泡樹脂等を有する給水
部と、布やフェルト等で形成された含水テープと、含水
テープを収納するテープ収納部と、給水部から含水テー
プに水分を供給する含水ローラと、含水ローラからクリ
ーニングローラを通りテープ収納部の間に設けられたテ
ープ搬送経路を有することを特徴とする。
【0010】上記静電搬送ベルトの帯電量を測定し、測
定した帯電量によりクリーニング手段と移動手段を駆動
する時期を判断したり、測定した帯電量によりクリーニ
ング手段を駆動して移動装置を往復移動する回数を決め
ることが望ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】図1はこの発明のインクジェット
プリンタの構成図である。図に示すように、インクジェ
ットプリンタ1は、シアンC,マゼンタM、イェロー
Y,ブラックBkの各色のインクをそれぞれ収納した4
個のインクカートリッジ2と、複数のノズルを有し各イ
ンクカートリッジ2からインクが供給される4個の記録
ヘッド3と、インクカートリッジ2と記録ヘッド3及び
ベルトクリーニング手段4を搭載したキャリッジ5と、
記録用紙を収納した給紙トレイ6と用紙搬送手段7と両
面ユニット8及び排紙トレイ9を有する。
【0012】用紙搬送手段7は給紙トレイ6の先端に設
けられた給紙ローラ10と、記録ヘッド3より記録用紙
の搬送方向に対して上流側に設けられた先端コロ11と
対向して配置された搬送ローラ12と、記録ヘッド3と
対向して設けられた搬送ベルトユニット13及び排紙ロ
ーラ14を有する。搬送ベルトユニット13は絶縁体で
形成され、駆動ローラ15と従動ローラ16に巻き回さ
れた静電搬送ベルト17と、静電搬送ベルト17に交流
バイアスを加えて、正と負の電荷を静電搬送ベルト17
の移動方向に対して交互に帯電させる帯電ローラ18
と、帯電ローラ18と対向して設けられた対向ローラ1
9と、静電搬送ベルト17の帯電量を測定する帯電量測
定プローブ20を有する。この用紙搬送手段7の給紙ロ
ーラ10と搬送ローラ12及び静電搬送ベルト17は副
走査駆動モータ21に設けられたタイミングベルト22
により駆動するようになっている。
【0013】キャリッジ5はメインロッド23とサブロ
ッド24により支持されており、主走査駆動モータ25
の駆動軸に取り付けられたタイミングベルト26によ
り、静電搬送ベルト17により搬送させる記録用紙の進
行方向に対し直角方向に移動可能となっている。
【0014】ベルトクリーニング手段4は静電搬送ベル
ト17の表面に付着したインクや紙粉等を除去するもの
であり、図1のA方向から見た図2に示すように、キャ
リッジ5内に設けたクリーニングブラケット31のメイ
ンロッド23の軸心に沿った一方の端部の上端部には駆
動モータ32で回転する駆動ローラ33が設けられ、駆
動ローラ33が設けられた位置とは反対側の下端部には
従動ローラ34が設けられ、駆動ローラ33と従動ロー
ラ34には、例えば布やフェルト等で形成されたクリー
ニングベルト35が巻き回され、駆動モータ32により
駆動ローラ33を回転することによりクリーニングベル
ト35が回転する。クリーニングブラケット31はキャ
リッジ5に駆動ローラ32の位置を中心にして回動自在
に取付けられ、従動ローラ32側の側端部には、ソレノ
イド36のフラッパ37と係合する係止爪38を有し、
中央の上端部にはインクジェットプリンタ1の本体に設
けたクリーニングユニット解除部材39と係合する凸部
40を有する。そして静電帯電ベルト17の表面をクリ
ーニングしない待機時には、図2(a)に示すように、
係止爪38がソレノイド36のフラッパ37と係合し
て、クリーニングベルト35を静電帯電ベルト17の表
面から離している。
【0015】上記のように構成したインクジェットプリ
ンタ1でホスト装置から送られた画像データを記録用紙
に印刷するとき、給紙トレイ6に積載された記録用紙を
給紙ローラ10により分離して送り出す。送り出された
記録用紙は搬送ローラ12と先端コロ12に挟まれて搬
送されて静電搬送ベルト17に送られる。静電搬送ベル
ト17に送られた記録用紙は、帯電ローラ18により正
の電荷と負の電荷が交互に印加されて微小電界を発生す
る静電搬送ベルト17に吸着して搬送される。この静電
搬送ベルト17で搬送される記録用紙に対して、キャリ
ッジ5をメインロッド23とサブロッド24に倣って主
走査方向に走査しながら記録ヘッド3のノズルから画像
データに応じてインクを噴射して文字や画像を印刷す
る。画像が形成された記録用紙は排紙ローラ14により
排紙トレイ9に送られる。
【0016】このインクジェットプリンタ1において、
近年は記録用紙に対する画像形成範囲が広がっており、
記録用紙の端部近傍まで画像を形成する。このように記
録用紙の端部まで画像を形成するとき、記録用紙の先端
部に画像を印刷する場合、記録用紙がまだ搬送ローラ1
2と先端コロ11に挟まれているため、記録用紙の挙動
は安定しているが、記録用紙の後端ぎりぎりまで画像を
印刷しようとすると、記録用紙の後端が搬送ローラ12
と先端コロ11から外れるため、記録用紙の挙動が不安
定になる。これに対して記録用紙を静電搬送ベルト17
に静電吸着して送ることにより、記録用紙の後端ぎりぎ
りまで画像を印刷する場合でも、記録用紙の平面性を確
保して挙動が不安定になることを防ぐことができる。
【0017】このように静電搬送ベルト17で記録用紙
を搬送しながら画像を印刷することを繰り返して静電搬
送ベルト17にインクや紙粉等の汚れが付着すると、静
電搬送ベルト17の絶縁性が低下して所定の帯電量が得
られなくなり、記録用紙の静電搬送ベルト17に対する
密着性が低下し、搬送している記録用紙の安定性が失わ
れる。これを防ぐために、帯電量測定プローブ20で記
録用紙を搬送しているときの静電搬送ベルト17の帯電
量を検出して図3のブロック図に示すように制御装置4
1に入力している。制御装置41は帯電量測定プローブ
20で検出している帯電量とあらかじめ設定された基準
値と比較し、検出している帯電量が基準値以下になった
ときに、静電搬送ベルト17の記録用紙の密着性が低下
したと判断し、記録用紙の搬送動作と印字動作を停止し
て静電搬送ベルト17のクリーニング動作に入る。クリ
ーニング動作に入ると、制御装置41はソレノイド36
を駆動してフラッパ37を吸引させ、フラッパ37によ
るクリーニングブラケット31の係止爪38の係止を解
除するとともに駆動モータ32を駆動してクリーニング
ベルト35を回転させる。そして主走査駆動モータ25
を駆動して、図2(a)に示す待機位置からキャリッジ
5を移動する。このキャリッジ5の移動によりクリーニ
ングブラケット31の凸部40がクリーニングユニット
解除部材39から離れると、クリーニングブラケット3
1は駆動ローラ33を中心として自重で反時計方向に回
動し、図2(b)に示すように、従動ローラ34に巻か
れたクリーニングベルト35を静電搬送ベルト17の表
面に接触させる。この状態でソレノイド36の駆動を停
止し、フラッパ37を復帰させ、フラッパ37の先端部
をクリーニングブラケット31の係止爪38の側端部に
配置する。そしてキャリッジ5を往復移動するとともに
記録用紙を搬送せずに静電搬送ベルト17を回転するこ
とにより、静電搬送ベルト17の表面に付着したインク
等を除去することができる。このキャリッジ5を往復移
動するときに、クリーニングブラケット31の係止爪3
8の側端部にフラッパ37の先端部があるから、静電搬
送ベルト17に接触しているクリーニングベルト35が
上下に振動することを抑制することができ、静電搬送ベ
ルト17に付着した異物を安定して除去することができ
る。また、キャリッジ5を往復移動するときに、キャリ
ッジ5を待機位置の手前で止めて、クリーニングブラケ
ット31の凸部40がクリーニングユニット解除部材3
9に乗り上げないようにすることにより、クリーニング
ベルト35を静電搬送ベルト17に接触させた状態でキ
ャリッジ5を往復移動することができる。
【0018】静電搬送ベルト17のクリーニングを終了
するときは、キャリッジ5を待機位置に移動する。キャ
リッジ5が待機位置に移動すると、図2(a)に示すよ
うに、クリーニングブラケット31の凸部40がクリー
ニングユニット解除部材39に乗り上げ、クリーニング
ブラケット31を時計方向に回動し、クリーニングブラ
ケット31の係止爪38がソレノイド36のフラッパ3
7に係止され、従動ローラ34に巻かれたクリーニング
ベルト35を静電搬送ベルト17の表面から離す。その
後、記録用紙を搬送して画像を形成する。この記録用紙
に画像を形成するときに、キャリッジ5を移動しても、
クリーニングブラケット31の係止爪38がソレノイド
36のフラッパ37に係止されているから、クリーニン
グベルト35は静電搬送ベルト17の表面に接触しない
で済み、良質な画像を記録用紙に形成することができ
る。
【0019】このように静電搬送ベルト17の帯電量を
検出して静電搬送ベルト17のクリーニング動作を行う
ことにより、例えばジャム等により静電帯電ベルト17
に突発的にインクが付着した際などに静電搬送ベルト1
7のクリーニングを直ちに行うことができる。また、静
電搬送ベルト17の帯電量に応じてクリーニング時間を
設定することにより、静電搬送ベルト17を効率良くク
リーニングすることができる。
【0020】上記説明では静電搬送ベルト17の帯電量
を検出して静電搬送ベルト17のクリーニング動作を行
う場合について説明したが、一定枚数の記録用紙に画像
を形成したとき又は操作者が指定したときに静電搬送ベ
ルト17のクリーニング動作を行うようにしても良い。
【0021】さらに、駆動ローラ33と従動ローラ34
に巻き回したクリーニングベルト35で静電搬送ベルト
17をクリーニングする場合について説明したが、静電
搬送ベルト17をクリーニングするクリーニング部材に
含水させることにより、乾燥したインク等をより確実に
除去することができる。このクリーニング部材に含水す
るベルトクリーニング手段4aは、図4の構成図に示す
ように、クリーニングユニット50とソレノイド36を
有する。クリーニングユニット50はケース51と、ケ
ース51の一方の下端部の開口部に設けられたクリーニ
ングローラ52と、ケース51内に設けられ、水を含浸
した発泡樹脂等を有する給水部53と、布やフェルトで
形成された含水テープ54と、含水テープ54を収納す
るテープ収納部55と、給水部53から含水テープ54
に水分を供給する含水ローラ56と、含水ローラ56か
らクリーニングローラ52を通りテープ収納部55の間
に設けられたテープ搬送経路57を有する。ケース51
はクリーニングローラ52と対角になる上端部に回動支
点58を有し、クリーニングローラ52側の側面にはソ
レノイド36のフラッパ37と係合する係止爪59を有
する。テープ搬送経路57は含水ローラ56から含水テ
ープ54を引き出す引出し駆動ローラ60と、クリーニ
ングローラ52に巻かれた含水テープ54をテープ収納
部55に引き込む引込み駆動ローラ61及び複数のガイ
ドローラ62を有する。
【0022】このクリーニングユニット50もキャリッ
ジ5が待機位置にあるときは本体に設けたクリーニング
ユニット解除部材39にケース50が乗り上げ、ケース
50の係止爪59がソレノイド36のフラッパ37によ
り係止され、含水テープ54を巻いたクリーニングロー
ラ52が静電搬送ベルト17から一定距離だけ離れてい
る。したがって記録用紙に画像を形成するときに、キャ
リッジ5を移動しても、クリーニングローラ52を静電
搬送ベルト17の表面に接触しないで済み、良質な画像
を形成することができる。
【0023】このクリーニングユニット50を使用して
静電搬送ベルト17の表面をクリーニングするときは、
ソレノイド36を駆動してフラッパ37を吸引させ、フ
ラッパ37によるケース51の係止爪59の係止を解除
するとともに引出し駆動ローラ60と引込み駆動ローラ
61を同じ線速度で回転してテープ収納部55に収納さ
れた含水テープ54を循環させる。この含水テープ54
を循環することにより含水ローラ56で含水した含水テ
ープ54をクリーニングローラ52に送ることができ
る。この状態で主走査駆動モータ25を駆動してキャリ
ッジ5を待機位置から移動する。このキャリッジ5の移
動によりケース51がクリーニングユニット解除部材3
9から離れると、ケース51が回動支点58を中心にし
て下方向に回動しクリーニングローラ52に巻かれた含
水テープ54を静電搬送ベルト17の表面に接触させ
る。この状態でキャリッジ5を往復移動するとともに記
録用紙を搬送せずに静電搬送ベルト17を回転すること
により、静電搬送ベルト17の表面に付着したインク等
を含水テープ54で拭取る。このように水分を含む含水
テープ54で静電搬送ベルト17の表面を拭取ることに
より、乾燥したインク等を確実に拭取ることができ、ク
リーニング性能をより向上することができる。また、静
電搬送ベルト17の表面を拭取る含水テープ54はテー
プ収納部55にランダムで押し込んで収容されているか
ら、含水テープ54の全長を長くすることができ、長期
間安定して使用することができる。
【0024】静電搬送ベルト17のクリーニングが終了
すると、キャリッジ5を待機位置に移動し、ケース50
をクリーニングユニット解除部材39に乗り上げ、係止
爪59をソレノイド36のフラッパ37に係止してクリ
ーニングローラ52を静電搬送ベルト17から離す。
【0025】上記説明ではクリーニングブラケット31
やケース51をソレノイド36とクリーニングユニット
解除部材39を利用して回動する場合について説明した
が、クリーニングブラケット31やケース51をモータ
やシリンダ等の駆動手段を使用して回動するようにして
も良い。
【0026】また、上記説明ではインクジェットプリン
タ1について説明したが、電子写真方式等他の画像形成
装置にも同様にして適用することができる。
【0027】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、駆動ロ
ーラと従動ローラに巻き回したクリーニングベルトを有
するクリーニング手段を静電搬送ベルトの上部に一定間
隔をおいて回動自在に設け、クリーニング手段を静電搬
送ベルト側に回動してクリーニングベルトを静電搬送ベ
ルトの表面に接触させ、静電搬送ベルトの表面に接触し
たクリーニングベルトを駆動ローラと従動ローラで回転
させながら静電搬送ベルトに沿って移動して拭取ること
により、簡単な構成で静電搬送ベルトに付着した異物を
除去することができる。
【0028】また、静電搬送ベルトに付着した異物を水
を含浸した含水テープで拭取ることにより、静電搬送ベ
ルトに付着した異物をより確実に除去することができ
る。
【0029】このクリーニング手段により記録媒体を静
電吸着して搬送する静電搬送ベルトの表面をクリーニン
グすることにより、記録媒体を安定して静電吸着するこ
とができ、良質な画像を安定して形成することができ
る。
【0030】さらに、静電搬送ベルトの帯電量を測定
し、測定した帯電量によりクリーニング手段と移動手段
を駆動する時期を判断することにより、静電搬送ベルト
の機能低下を抑えて記録媒体の搬送品質を安定化するこ
とができるとともに良質な画像を安定して形成すること
ができる。
【0031】また、静電搬送ベルトの帯電量を測定し、
測定した帯電量によりクリーニング手段を駆動して移動
装置を往復移動する回数を決めることにより、静電搬送
ベルトのクリーニングを効率良く行うことができるとと
もに付着した異物を確実に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のインクジェットプリンタの構成図で
ある。
【図2】ベルトクリーニング手段の構成図である。
【図3】ベルトクリーニング手段の駆動部の構成を示す
ブロック図である。
【図4】他のベルトクリーニング手段の構成図である。
【符号の説明】
1;インクジェットプリンタ、3;記録ヘッド、4;ベ
ルトクリーニング手段、5;キャリッジ、7;用紙搬送
手段、13;搬送ベルトユニット、17;静電搬送ベル
ト、18;帯電ローラ、20;帯電量測定プローブ、2
1;副走査駆動モータ、23;メインロッド、24;サ
ブロッド、25;主走査駆動モータ、31;クリーニン
グブラケット、32;駆動モータ、33;駆動ローラ、
34;従動ローラ、35;クリーニングベルト、36;
ソレノイド、39;クリーニングユニット解除部材、5
0;クリーニングユニット、51;ケース、52;クリ
ーニングローラ、53;給水部、54;含水テープ、5
5;テープ収納部、56;含水ローラ、57;テープ搬
送経路。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁体で形成され正の電荷と負の電荷を
    移動方向に対して交互に印加して被搬送物を静電吸着し
    て搬送する静電搬送ベルトのクリーニング装置であっ
    て、 静電搬送ベルトの上部に一定間隔をおいて静電搬送ベル
    トの移動方向と直交する方向に設けられたガイドローラ
    に装着した移動手段と、移動手段に上下方向に回動自在
    に取付けられ、駆動ローラと従動ローラに巻き回したク
    リーニングベルトを有するクリーニング手段とを備えた
    ことを特徴とする搬送ベルトクリーニング装置。
  2. 【請求項2】 絶縁体で形成され正の電荷と負の電荷を
    移動方向に対して交互に印加して被搬送物を静電吸着し
    て搬送する静電搬送ベルトのクリーニング装置であっ
    て、 静電搬送ベルトの上部に一定間隔をおいて静電搬送ベル
    トの移動方向と直交する方向に設けられたガイドローラ
    に装着した移動手段と、移動手段に上下方向に回動自在
    に取付けられたクリーニング手段とを有し、クリーニン
    グ手段は、ケースと、ケースの一方の下端部の開口部に
    設けられたクリーニングローラと、ケース内に設けら
    れ、水を含浸した発泡樹脂等を有する給水部と、含水テ
    ープと、含水テープを収納するテープ収納部と、給水部
    から含水テープに水分を供給する含水ローラと、含水ロ
    ーラからクリーニングローラを通りテープ収納部の間に
    設けられたテープ搬送経路を有することを特徴とする搬
    送ベルトクリーニング装置。
  3. 【請求項3】 絶縁体で形成され正の電荷と負の電荷を
    移動方向に対して交互に印加して記録媒体を静電吸着し
    て搬送する静電搬送ベルトと、静電搬送ベルトの上部に
    一定間隔をおいて静電搬送ベルトの移動方向と直交する
    方向に設けられたガイドローラに装着した移動手段と、
    移動手段に上下方向に回動自在に取付けられ、駆動ロー
    ラと従動ローラに巻き回したクリーニングベルトを有す
    るクリーニング手段とを備えたことを特徴とする画像形
    成装置。
  4. 【請求項4】 絶縁体で形成され正の電荷と負の電荷を
    移動方向に対して交互に印加して記録媒体を静電吸着し
    て搬送する静電搬送ベルトと、静電搬送ベルトの上部に
    一定間隔をおいて静電搬送ベルトの移動方向と直交する
    方向に設けられたガイドローラに装着した移動手段と、
    移動手段に上下方向に回動自在に取付けられたクリーニ
    ング手段とを有し、クリーニング手段は、ケースと、ケ
    ースの一方の下端部の開口部に設けられたクリーニング
    ローラと、ケース内に設けられ、水を含浸した発泡樹脂
    等を有する給水部と、含水テープと、含水テープを収納
    するテープ収納部と、給水部から含水テープに水分を供
    給する含水ローラと、含水ローラからクリーニングロー
    ラを通りテープ収納部の間に設けられたテープ搬送経路
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 上記静電搬送ベルトの帯電量を測定し、
    測定した帯電量によりクリーニング手段と移動手段を駆
    動する時期を判断する請求項3又は4記載の画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 上記静電搬送ベルトの帯電量を測定し、
    測定した帯電量によりクリーニング手段を駆動して移動
    装置を往復移動する回数を決める請求項3,4又は5記
    載の画像形成装置。
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