JP2003146420A - 螺旋回転コンベアとこのコンベアを用いた熱分解処理装置 - Google Patents

螺旋回転コンベアとこのコンベアを用いた熱分解処理装置

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JP2003146420A JP2001348155A JP2001348155A JP2003146420A JP 2003146420 A JP2003146420 A JP 2003146420A JP 2001348155 A JP2001348155 A JP 2001348155A JP 2001348155 A JP2001348155 A JP 2001348155A JP 2003146420 A JP2003146420 A JP 2003146420A
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Yoshiyuki Kashiwagi
佳行 柏木
Hiroshi Nakamura
浩 中村
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Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器内の未搬送物の残存を解消し、搬送効率
を向上することができる。 【解決手段】 容器1内に備えられた螺旋回転体2に沿
って容器1の内壁と接触自在なチェーンなどからなる可
撓性部材5を螺旋状に装着してコンベアを構成する。こ
のように、コンベアを構成した螺旋回転体2に可撓性部
材5を装着したので、ホッパ6から投入される被搬送物
は、容器1内を円滑に搬送され、容器1内にはそれを残
存させないで、排出口7まで搬送される。このため、容
器1内には、被搬送物が残存しないので、コンベア内に
残存する未搬送物が変質して固化するような不具合は生
じなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被搬送物の搬送
を行う螺旋回転コンベア装置(スクリュー方式によるコ
ンベア、スパイラル方式によるコンベアなど)及びこれ
を用いて被処理物を加熱処理、又は廃棄物等の被処理物
の熱分解処理を行う螺旋回転コンベアを用いた熱分解処
理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】廃棄物などの被処理物を加熱して熱分解
処理する方式として、(a)被処理物を閉鎖された容器
内に充填して外部から間接加熱する方式、(b)被処理
物を閉鎖された容器内に充填して内部から直接加熱する
方式、が知られているが、安定した熱分解を行うため
に、一般的には、間接加熱する方式が採用されている。
【0003】この場合に、容器を直接回転して被処理物
の搬送と撹拌を行う所謂・キルン方式と、固定した容器
内に被処理物の搬送と撹拌を行う手段(螺旋状の部材、
所謂・スクリュー、スパイラル方式)を内装した所謂・
スクリュー方式とが知られている。これら方式には、次
のようなものがある。
【0004】特開2000−73069号公報 回転軸の周囲にスクリュー羽根を備えた所謂スパイラル
コンベアによる炭化装置、 特開2000−1677号公報 回転軸の周囲にスクリュー羽根を備えた所謂スパイラル
コンベアによる炭化装置、 特開平11−293258号公報 回転筒内にスパイラルコンベアを配置した炭化炉で、所
謂キルン方式、 特開平11−335671号公報 スパイラルとスクリュー方式を併用した装置、 特開平10−170151号公報 スクリュー方式による装置。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図7(a)は、スクリ
ュー方式によるコンベアの概念図で、このスクリュー方
式によるコンベアは、回転軸上に螺旋回転体(スクリュ
ー)71を一体備えており、回転軸72は、その両端が
軸受け73により支持されている。このことから、螺旋
回転体71と容器70の下内壁面との間には、一定の隙
間74が必要/また存在することから、被搬送物75
が、この隙間74の部分に残存することとなる。被搬送
物75が残存した場合には、各種課題を惹起する事にな
る。例えば、コンベアを停止し、再稼働する間に被搬送
物75が変質して固化した場合にコンベアの再稼働が困
難となる場合が生じるからである。
【0006】図7(b)は、スパイラル方式によるコン
ベアの概念図で、このスパイラル方式によるコンベアの
場合には、螺旋回転体71が容器70の下壁面に接触し
ながら回転することから、スクリュー方式によるコンベ
アのような問題は生じにくいが、程度の差はあるものの
同様に搬送されない残存物76は存在し、同様な問題が
ある。
【0007】図8は、上記図7(b)のスパイラル方式
によるコンベアを備えた熱分解処理装置の概略構成図
で、この熱分解処理装置は、スパイラル方式によるコン
ベアの撹拌と搬送手段を備えた分解容器を2段積みとし
た場合のもので、図8において、10は被処理物を投入
する投入手段で、ホッパ11とモータMで駆動されるス
パイラル方式によるコンベアからなる搬送手段12とか
ら構成される。
【0008】20は被処理物を加熱して熱分解する熱分
解手段で、この熱分解手段20は、上下に配設された2
つの分解容器21と22とからなり、上段の分解容器2
1の一端の供給口21aから被処理物を投入し、搬送手
段21bによって撹拌しながら排出口21cに移送し、
フレキシブル継手23を介して下段の分解容器22にそ
の供給口22aから搬入し、分解容器22の搬送手段2
2bによって撹拌しながら排出口22cに移送して、排
出口22cから処理物を排出するように構成されてい
る。搬送手段21bおよび22bはスパイラルコンベア
からなり、それぞれモータM1およびM2で回転駆動され
る。
【0009】分解容器21および22は、それぞれ外部
加熱手段により加熱される。この外部加熱手段は、分解
容器21,22全体を覆う加熱ジャケット13を、仕切
板24,26で仕切って分解容器21と22を別々に包
囲する熱風ガス室21dおよび22dを形成し、これら
両室を仕切板24の一端側に設けた連通口25で連通す
る。
【0010】31は熱風炉30内で熱風ガスを発生する
燃焼バーナーで、このバーナー31により燃料を供給し
て熱風炉30内で所定温度の熱風ガスを得る。得た熱風
ガスで分解容器21および22を外部加熱して被処理物
を熱分解し、これによって得た乾留ガスを、乾留ガス導
管27からノズル33を介して熱風炉30内にエゼクタ
ブロア32aを用いて誘引し、燃焼させて熱風ガスの生
成に関与させる。
【0011】なお、熱分解手段20で熱分解して得た処
理物(炭化物)は、分解容器22の排出口21cに連結
されたパイプコンベアなどの搬送手段34、35を用い
て炭化物を搬送する。
【0012】次に、上記装置の一連の加熱処理について
述べる。まず、被処理物を投入する前に、熱風炉30内
で燃焼バーナ31により熱風ガスを発生させて、所定温
度の熱風ガスを得る。
【0013】この熱風ガスは、矢印で示すように熱風ガ
ス導入口28→下段の熱風ガス室22d→連通口25→
上段の熱風ガス室21dを通って分解容器22および2
1を加熱した後、その一部は循環ブロア32bとエゼク
タブロア32aによって熱風炉30内に導入される。ま
た、他の一部は、熱交換器等で熱の一部を回収した後、
バグフィルタで浄化して煙突から排出される。
【0014】今、上段の分解容器21で乾燥・脱塩素処
理を行わせ、下段の分解容器22で炭化による減容化処
理を行わせる場合は、熱風ガスによって下段の分解容器
22内の温度を例えば、600℃に加熱するように調整す
る。
【0015】そして、所定温度に到達後(起動後1時間
以内)、投入手段10から被処理物を投入して、加熱分
解を開始する。加熱分解により発生した乾留ガスは、乾
留ガス導管27を介して熱風炉30に、エゼクタブロア
32aを用いてノズル33から誘引導入されて、熱風炉
30で燃焼される。
【0016】上記図8に示す熱分解処理装置を用いて、
被処理物を加熱処理し、搬送させる手段には、スパイラ
ルコンベアが使用されているために、図7(b)で述べ
たと同様に分解容器に残存物が存在してしまう恐れがあ
る。
【0017】また、被処理物がホッパ11から投入され
て順次搬送され、撹拌搬送されることにより、分解容器
21内を移送されるものの、分解容器21壁面の温度
は、分解容器21内の温度より高いことから、内壁に留
まった被処理物は、加熱により性状が変化して硬化する
場合がある。硬化すると、その被処理物は、外部から加
熱された際に熱的絶縁物となる可能性があり、熱分解作
用が安定しないこととなる。
【0018】上記のようにスクリュー、スパイラルなど
の螺旋回転体を回転させて搬送するコンベアの場合、螺
旋回転体と分解容器との間に隙間が存在し、この隙間部
分に未搬送物が残存する事になる。未搬送物が残存した
場合には、各種問題を惹起する事になる。例えば、コン
ベアを停止し、再稼働する間に未搬送物が変質して固化
した場合(また、加熱処理している場合も)にコンベア
の再稼働が困難となる場合が生じる。
【0019】上記のように容器内に未搬送物が残存する
のを極力少なくするために、容器内壁面に確実に接触し
て内壁面の付着物をチェーン等の可撓性部材で除去し搬
送して未搬送物を少なくすることを試みたものに、特許
2526350号がある。また、回転駆動軸に可撓性手
段を用いて、回転体の容器内壁との接触を高めることで
容器内の未搬送物を少なくするようにしたものに、特開
平5−58430号公報がある。しかし、これらいずれ
の手段も搬送を直接行う螺旋回転体の羽根と一体に回転
動作しないことからも容器内に未搬送物が残存し、充分
満足できるものでは無かった。
【0020】この発明は上記の事情に鑑みてなされたも
ので、螺旋回転体に容器内壁と接触自在で且つ螺旋回転
体とともに回転しつつ搬送にも寄与する可撓性部材など
の可動部材を設けてコンベアを構成することで容器内の
未搬送物の残存を解消し、コンベアの再稼働を円滑に
し、又、各種被処理物を加熱処理、熱分解処理する場合
に、被処理物の搬送撹拌を安定に行うことができるよう
にして、加熱処理、熱分解処理を安定に且つ確実に行う
ことができる螺旋回転コンベアとこのコンベアを用いた
熱分解処理装置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、螺旋回転体に、螺旋回転体と共に回
転する可動部材を装着し、回転に伴って容器の内壁面
に、この可動部材を回転接触させることで、未搬送物の
残存物を無くすようにするものである。
【0022】このために、この発明では、筒状の容器内
に螺旋回転体を備えて未搬送物を搬送するコンベアであ
って、螺旋回転体に容器内壁面と接触自在な可動部材を
装着して構成したことを特徴とする螺旋回転コンベアで
ある。
【0023】また、筒状の容器内に被処理物を投入して
外部からの間接加熱により被処理物を熱分解する装置で
あって、筒状の容器内に螺旋回転体を備えて被処理物を
搬送する螺旋回転コンベアを設けるとともに、螺旋回転
体に容器内壁面と接触自在な可動部材を装着して構成し
たことを特徴とする熱分解処理装置である。
【0024】さらに、上記可動部材は、可撓性部材から
なり、該可撓性部材は螺旋回転体の羽根に沿って螺旋状
に装着したことを特徴とするとともに、螺旋回転体の羽
根間に、容器内壁と接触自在で、搬送軸方向に配置して
装着したことを特徴とするものである。なお、可撓性部
材は、チェーンからなるものであり、さらにまた、可動
部材は、リング体からなり、容器内壁と接触自在なリン
グ体を、螺旋回転体の羽根に装着したことを特徴とする
ものである。
【0025】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1(a)、(b)はこの発明の
実施の第1、第2形態を示すもので、図1(a)は実施
の第1形態を示すスクリュー方式によるコンベアの概念
図で、このコンベアは、容器1内に螺旋回転体(スクリ
ューコンベア)2が一体備えられている。その螺旋回転
体2は、回転軸3に取り付けられ、回転軸3の両端は容
器1の外側で軸受け4,4’により支持されている。
【0026】螺旋回転体2には、その螺旋回転体2の羽
根に沿って容器1の内壁と接触自在なチェーンなどから
なる可撓性部材5を、螺旋回転体の羽根に螺旋状に装着
される。このように、螺旋回転体2の羽根に可撓性部材
5を装着したので、ホッパ6から投入される被搬送物
は、容器1内を円滑に搬送される。このため、容器1内
にはそれを残存させないで、排出口7まで搬送される。
従って、容器1内には、未搬送物が残存しないので、コ
ンベアの再稼働は円滑にでき、未搬送物が残存しない。
【0027】図1(b)は、実施の第2形態を示すスパ
イラル方式によるコンベアの概念図で、このコンベアの
場合にも、螺旋回転体2には、その螺旋回転体2の羽根
に沿って容器1の内壁と接触自在なチェーンなどからな
る可撓性部材5が、その螺旋回転体の羽根に螺旋状に装
着される。
【0028】このように、可撓性部材5が装着されるた
め、容器1内にホッパ6から投入された被搬送物は、上
記と同様に排出口7まで円滑に搬送される。
【0029】図2は、スパイラル方式によるコンベアを
備えた熱分解処理装置の概略構成図で、この熱分解処理
装置は、スパイラル方式によるコンベアの撹拌と搬送手
段を備えた分解容器を2段積みとした場合のものであ
る。なお、図2において、図8と同一部分には、同一符
号を付して詳細な説明は省略する。
【0030】20は被処理物を加熱して熱分解する熱分
解手段で、この熱分解手段20は、上下に配設された2
つの分解容器21と22とからなり、上段の分解容器2
1の一端の供給口21aから被処理物を投入し、搬送手
段21bによって撹拌しながら排出口21cに移送し、
フレキシブル継手23を介して下段の分解容器22にそ
の供給口22aから搬入し、分解容器22の搬送手段2
2bによって撹拌しながら排出口22cに移送して、排
出口22cから処理物を排出するように構成されてい
る。搬送手段21bおよび22bはスパイラル方式によ
るコンベア(螺旋回転体)からなり、それぞれモータM
1およびM2で回転駆動される。
【0031】スパイラル方式によるコンベアからなる搬
送手段21bおよび22bには、図1(b)で示すよう
に、スパイラルによるコンベアに沿って分解容器21、
22の内壁と接触自在なチェーンなどからなる可撓性部
材5が、そのコンベアの羽根に螺旋状に装着されてい
る。
【0032】このように、スパイラル方式によるコンベ
アからなる搬送手段21bおよび22bに可撓性部材5
を装着したので、投入手段10から投入される被処理物
は、分解容器21および22内を円滑に搬送され、分解
容器21および22内にはそれを残存させないで、排出
口22cまで移送される。
【0033】上記のように、被処理物を加熱処理、熱分
解処理する場合にも、被処理物の搬送撹拌が安定してい
るので、加熱処理、熱分解処理を安定に且つ確実に行う
ことができる。
【0034】図3は、図2の分解容器21、22にスク
リュー方式によるコンベア(螺旋回転体)からなる搬送
手段21bおよび22bを適用したときの実施の第3形
態を示すもので、図3(a)、(b)は分解容器21の
一部を抽出して示す断面図で、搬送手段21bの螺旋回
転体21bbの羽根には複数の孔40が穿設され、その孔
40にチェーンなどからなる可撓性部材5が装着され
る。
【0035】その可撓性部材5の一部は、分解容器21
の内壁面に図示矢印A部で接触するように構成される。
すなわち、搬送手段21bの螺旋回転体21bbに沿って
分解容器21と接触自在な可撓性部材5が螺旋回転体の
羽根に螺旋状に装着される。
【0036】可撓性部材5の大きさは、図3(a)に示
すように搬送手段21bの螺旋回転体21bbの羽根と分
解容器21の内壁面との間に生じる隙間41より大形に
形成する。これは、この隙間41より、可撓性部材5が
小形であると、可撓性部材5が隙間41に入り込んで可
撓性部材5が引っ掛かり回転搬送が困難となるからであ
る。
【0037】なお、搬送手段21bの螺旋回転体21bb
の羽根に装着される可撓性部材5は、被処理物の搬送方
向の後面側が好ましいが、前面側でも差し支えない。被
処理物の性状を考慮して、最適な側に配置する。すなわ
ち、後面、前面、両面の何れに配置しても良い。
【0038】図3(c)は、可撓性部材5の一部分は搬
送手段21bの螺旋回転体21bbの羽根に間隔部材42
を介して溶接などの手段で固着される。
【0039】図4(a)、(b)は実施の第4形態を示
すもので、この実施の第4形態は、搬送手段21bの螺
旋回転体21bbの羽根間に分解容器21の内壁と接触自
在な可撓性部材5を搬送手段21bの搬送軸方向に配置
して装着したものである。なお、可撓性部材5は少なく
とも一条、螺旋回転体21bbの羽根間に装着する。図中
矢印A部が可撓性部材5と分解容器21の内壁面が接触
する部位である。図5がこの接触部位の拡大図である。
【0040】図6は(a)、(b)は実施の第5形態を
示すもので、この実施の第5形態は、搬送手段21bの
螺旋回転体21bbの羽根に、分解容器21の内壁面と接
触する可動部材からなるリング体43を可動自在に装着
したものである。可動部材からなるリング体43は、螺
旋回転体21bbの羽根に穿設された孔44に装着され、
リング体43は螺旋回転体21bbの回転に伴って分解容
器21の内壁面に接触して上記実施の形態と同様に未搬
送物の残存物を無くすようにした。この可動部材からな
るリング体43を可撓性部材5に代えて、第1、第2形
態の螺旋回転体2の羽根に装着するようにしても良い。
【0041】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
コンベア(搬送手段)を構成する螺旋回転体に、容器内
壁に回転接触自在な可動部材を設けて、コンベアを構成
したので、未搬送物の残存を解消できる。これによっ
て、以下のような効果が得られる。 (a)未搬送物が残存しないので、コンベアの再稼働は
スムーズとなる。 (b)外部加熱手段により容器内の被処理物が加熱され
ている場合であっても、未搬送物が残存しないので、被
処理物が変質して固化するなどの問題は無く、再稼働は
スムーズとなる。これにより、各種被処理物を加熱処
理、熱分解処理する場合には、被処理物の搬送撹拌が安
定しているので、加熱処理、熱分解処理を安定に且つ確
実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、実施の第1形態を示すスクリューに
よるコンベアの概念図、(b)は実施の第2形態を示す
スパイラル方式によるコンベアの概念図。
【図2】第2形態を適用した熱分解処理装置の概略構成
図。
【図3】実施の第3形態を示すもので、(a)、(b)
は断面図、(c)は可撓性部材の拡大断面図、
【図4】実施の第4形態を示す断面図。
【図5】第4形態の拡大断面図、
【図6】実施の第5形態を示す断面図。
【図7】(a)は、スクリュー方式によるコンベアの概
念図、(b)はスパイラル方式によるコンベアの概念
図。
【図8】熱分解処理装置の概略構成図。
【符号の説明】
1…容器 2…螺旋回転体 3…回転軸 4、4…軸受け 5…可撓性部材 21、22…分解容器 21b、22b…搬送手段 21bb…螺旋回転体 43…可動部材からなるリング体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F23G 5/027 B09B 3/00 ZAB Fターム(参考) 3F040 AA01 AA04 BA01 CA05 DA11 EA01 FA02 3K061 AA18 AB02 AC00 CA01 CA07 FA03 FA10 FA12 FA21 4D004 AA46 CA24 CB42 CB45

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の容器内に螺旋回転体を備えて未搬
    送物を搬送するコンベアであって、 螺旋回転体に容器内壁面と接触自在な可動部材を装着し
    て構成したことを特徴とする螺旋回転コンベア。
  2. 【請求項2】 可動部材は、可撓性部材からなり、該可
    撓性部材は螺旋回転体の羽根に沿って螺旋状に装着した
    ことを特徴とする請求項1記載の螺旋回転コンベア。
  3. 【請求項3】 可動部材は、可撓性部材からなり、該可
    撓性部材は螺旋回転体の羽根間に容器内壁と接触自在
    で、搬送軸方向に配置して装着したことを特徴とする請
    求項1記載の螺旋回転コンベア。
  4. 【請求項4】 可撓性部材は、チェーンからなることを
    特徴とする請求項2又は3記載の螺旋回転コンベア。
  5. 【請求項5】 可動部材は、リング体からなり、容器内
    壁と接触自在なリング体を、螺旋回転体の羽根に装着し
    たことを特徴とする請求項1記載の螺旋回転コンベア。
  6. 【請求項6】 筒状の容器内に被処理物を投入して外部
    からの間接加熱により被処理物を熱分解する装置であっ
    て、 筒状の容器内に螺旋回転体を備えて被処理物を搬送する
    螺旋回転コンベアを設けるとともに、螺旋回転体に容器
    内壁面と接触自在な可動部材を装着して構成したことを
    特徴とする熱分解処理装置。
  7. 【請求項7】 可動部材は、可撓性部材からなり、該可
    撓性部材は螺旋回転体の羽根に沿って螺旋状に装着した
    ことを特徴とする請求項6記載の熱分解処理装置。
  8. 【請求項8】 可動部材は、可撓性部材からなり、該可
    撓性部材は螺旋回転体の羽根間に容器内壁と接触自在
    で、搬送軸方向に配置して装着したことを特徴とする請
    求項6記載の熱分解処理装置。
  9. 【請求項9】 可撓性部材は、チェーンからなることを
    特徴とする請求項7又は8記載の熱分解処理装置。
  10. 【請求項10】 可動部材は、リング体からなり、容器
    内壁と接触自在なリング体を、螺旋回転体の羽根に装着
    したことを特徴とする請求項6記載の熱分解処理装置。
JP2001348155A 2001-11-14 2001-11-14 螺旋回転コンベアとこのコンベアを用いた熱分解処理装置 Withdrawn JP2003146420A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008105765A (ja) * 2006-10-23 2008-05-08 Sumitomo Osaka Cement Co Ltd 搬送装置またはセメント冷却装置の内部清掃用具およびこれらの内部清掃方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008105765A (ja) * 2006-10-23 2008-05-08 Sumitomo Osaka Cement Co Ltd 搬送装置またはセメント冷却装置の内部清掃用具およびこれらの内部清掃方法

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