JP2003145340A - 切断屑除去装置およびこれを用いた切断装置 - Google Patents

切断屑除去装置およびこれを用いた切断装置

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JP2003145340A
JP2003145340A JP2001350011A JP2001350011A JP2003145340A JP 2003145340 A JP2003145340 A JP 2003145340A JP 2001350011 A JP2001350011 A JP 2001350011A JP 2001350011 A JP2001350011 A JP 2001350011A JP 2003145340 A JP2003145340 A JP 2003145340A
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JP
Japan
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cutting
slitter
removing device
tip
cutting waste
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JP2001350011A
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English (en)
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Osamu Nakai
修 中井
Satoshi Matsubara
諭 松原
Nobumitsu Iwasaki
伸充 岩崎
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 反った切断屑が排出できず閉塞してトラ
ブルを発生させることのない切断屑排出装置とそれを用
いた切断装置を提供する。 【解決手段】 その先端に回転可能にコロ3が設けら
れ、該先端部が昇降可能とされ、かつ二次スリッター側
に非接触式の切断屑検出センサー4が設けられたもので
ある。より具体的には、エアーシリンダー1のピストン
2先端部にコロを設け、シリンダー外壁の二次スリッタ
ー側に非接触式の切断屑検出センサーを設けた切断屑除
去装置と、これとスリッター5とから主として構成去る
切断装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】一般に並列された状態で搬送
される薄い板状物の排除装置に関する。
【0002】
【従来の技術】薄い板状物を並列した状態で搬送するこ
とが良く行われる。こうした例の一つに銅電解精製工場
のカソード用吊り手リボンの製造がある。一般に銅電解
精製工程では、粗銅をアノードとし、種板と呼ばれる電
気銅の薄板をカソードとして電解精製して電気銅を得て
いる。
【0003】電解工場で使用されるカソードは、前記種
板と、クロスバー(ビームともいう)と、両者を接合す
る吊手リボンとから構成されている。吊手リボンは種板
を所定のサイズに切断して製造される。こうしたカソー
ドの組み立て作業は、通常自動化されている。この自動
化された作業工程を簡単に説明すると、まず、母板と呼
ばれるステンレス板に厚さ約1mmに電着させた電気銅
を、母板より剥ぎ取る。得られた板は全て種板と呼ばれ
る。まず、種板はシャーにより切断され、切断種板と切
断屑とになる。これを一次切断というる。一次切断で発
生した切断屑は回収され、炉に冷剤として装入される。
【0004】一次切断で得た切断種板は二次スリッター
でさらに吊手リボンの大きさに切断される。このとき、
切断種板の二次スリッターへの供給と吊り手リボンと切
断屑の排出はベルトコンベアーで行われ、吊り手リボン
はそのままコンベアでレベラーに供給される。レベラー
へ吊り手リボンが供給される前に前記切断屑は除去され
なければならない。
【0005】この除去のために、簡便な手段として図1
に示すような逆J形のガイドが二次スリッター排出側に
良く固定して設けられる。前記切断屑はこのガイドの湾
曲部に沿って下方に導かれ、排出される。そして、吊り
手リボンのみがレベラーに供給される。
【0006】このような装置を用いて自動運転を続けて
いると、原材料である種板自体の厚さや硬さにバラツキ
があるため、二次スリッターでの切断時の応力で切断屑
に大きな反りが発生し、上記ガイド部で排出されずに詰
まるというトラブルが生じていた。こうした設備は自動
化されているため、常時作業者がいるわけではない。よ
って、切断屑の詰まりのトラブルが発生しても確実に早
期に発見し、トラブルを解消することは困難となってい
る。
【0007】また、ガイドのところで一枚の切断屑が詰
まり、トラブルが発生しても機械はすぐには停止しない
ため、多くの切断屑が団子になって、例えばモーターの
過負荷による自動停止により初めて停止するという事態
となっていた。この場合、ガイドを取り外してトラブル
を修正しなければならず、トラブル修正後ガイドの取り
付け及び調整を実施するのに、一回当たり15分以上、
時には30〜60分の時間を要していた。
【0008】その他にもガイドの調整はミリ単位の設定
誤差でトラブルの多発に影響するため、ガイド調整自体
にもかなりの熟練が必要とされている。
【0009】さらに、多くの切断屑が詰まるとガイドが
曲がったり、破損したりするということがある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記したようなトラブ
ルは設備稼働率を向上させ、電気銅製造コストを低減さ
せることを阻む要因の一つであり、解決すべき重要な課
題となっている。
【0011】本発明は、上記課題を解決し、切断屑の排
出を簡単、かつ容易に行いうる装置の提供を目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の第1の態様は、多数の薄板をスリッターに供給し、
該スリッターで切断し、スリッターより次工程に切断物
を送り込む装置に設けられる切断屑除去装置であり、そ
の先端に回転可能にコロが設けられ、該先端部が昇降可
能とされ、かつ二次スリッター側に非接触式の切断屑検
出センサーが設けられたものである。より具体的には、
エアーシリンダーのピストン先端部にコロを設け、シリ
ンダー外壁の二次スリッター側に非接触式の切断屑検出
センサーを設けたものである。
【0013】そして、本発明の第2の態様は、主として
上記切断屑除去装置とスリッターとからなる切断装置で
ある。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明を、図を用いて説明する。
図2は本発明の実施の形態例であり、切断屑除去装置と
スリッターとを組み合わせたものであり、本明細書の請
求項2に対応する例である。
【0015】切断屑除去装置はスリッターの排出側に設
けられている。まず切断屑除去装置を説明すると、1は
エアーシリンダーであり、2はそのピストン部である。
3はピストン部先端に設けられたコロであり、回転可能
となっている。4はエアーシリンダー1のシリンダー部
外面、スリッター側に設けられた非接触式センサーであ
り、本例では赤外線式センサーを用いた。
【0016】次に、スリッター部を説明すると、5はス
リッターであり、6は受け入れ側のローラーコンベア
ー、7は排出側のローラーコンベアーである。本例では
切断屑排出装置を排出側ローラーコンベアーの中間に設
けたが、無論、ローラーコンベアーの端部に設けても良
い。そして、8は所定サイズに切断された板(図示せ
ず)を搬送するローラーコンベアーであり、9は所定サ
イズに切断された板をレベラー(図示せず)に供給する
ためのローラーコンベアーである。
【0017】本例では、ローラーコンベアーの幅方向の
両端部に切断屑が発生するため、対応する1両端部に切
断屑排出装置を設けている。
【0018】図2の装置では、排出される切断屑先端部
の位置が赤外線式センサーで検出され、切断屑先端部を
コロで押さえ込める位置にピストン先端部が引き上げら
れ、切断屑先端部がコロ部に入った後、ピストン先端部
が下方に下げられる。このため、原材料である種板の厚
さや性状のバラツキにより大きく反った切断屑が発生し
ても、切断された切断屑は強制的に下方に排出される。
【0019】また切断層がよりスムーズに落下するよう
にエアーシリンダーのピストン部先端のコロは、本例で
は6個(3個×2列)装着している。なお、センサーで
切断屑先端部を検知後シリンダーが作動するまでの時間
やシリンダーが下限の位置で保持される時間などはタイ
マーで調整できる、シリンダーの作動スピードはスピコ
ンで調整できる。
【0020】更に、本例ではエアーシリンダーを用いた
が、油圧シリンダーを用いても本発明と同じ効果を得る
ことができる。
【0021】
【実施例】次に実施例を用いて本発明をさらに説明す
る。以下、実施例に基づき本発明を説明する。図2に示
した切断装置を用いて吊り手リボンを作成した。試験操
業は3ヶ月とし、日平均のトラブル発生件数、日平均の
所用設備稼働時間を求めた。なお、3ヶ月に生産した吊
り手リボン数は81万枚である。
【0022】試験操業では、まず種板(1050mm×
1070mm)をシャーで所定の種板の大きさ(310
mm×1070mm)に切断し、その際に発生する切断
屑(60mm×1070mm)を除去した。次に切断し
て得た切断種板(310mm×1070mm)を図1に
示した切断装置で吊り手リボンの大きさ(310mm×
95mm)に切断し、その際に発生する切断層(60m
m×310mm)を除去した。こうして得た吊り手リボ
ンサイズの切断種板のみをレベラー(図示せず)に供給
して吊り手リボンを得た。
【0023】この結果、日平均のトラブル発生件数は
3.6回/日、設備稼働時間は2.5時間であった。従
来の逆J形のガイドを用いた場合の日平均のトラブル発
生件数は14.2回/日、設備稼働時間は4.0時間と
比較すると、本発明の効果が極めて大きいことがわか
る。
【0024】
【発明の効果】本発明では、回転可能にローラーが取り
付けられた先端部が切断屑の反りに応じて昇降し、切断
屑を系外に排出するため詰まりによるトラブルの発生を
大幅に減少させることができ、設備稼働時間の大幅な短
縮を図ることができる。
【0025】よって、本発明を用いればコスト削減が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の逆J形ガイドを用いた切断屑除去装置と
スリッターとの構成を概念的に示した図である。
【図2】本発明例の切断屑除去装置とスリッターとの構
成を概念的に示した図である。
【符号の説明】
1――――エアーシリンダー 2――――ピストン部 3――――コロ 4――――非接触式センサー 5――――スリッター 6――――受け入れ側のローラーコンベアー 7――――排出側のローラーコンベアー 8――――ローラーコンベアー 9――――ローラーコンベアー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3C039 CB33 3C051 EE31

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の薄板をスリッターに供給し、該スリ
    ッターで切断し、スリッターより次工程に切断物を送り
    込む装置に設けられる切断屑除去装置であり、その先端
    に回転可能にコロが設けられ、該先端部が昇降可能とさ
    れ、かつ二次スリッター側に非接触式の切断屑検出セン
    サーが設けられたことを特徴とする切断屑除去装置。
  2. 【請求項2】昇降装置としてエアーシリンダーを用い、
    エアーシリンダーのピストン先端部に回転可能にコロを
    設け、シリンダー外壁の二次スリッター側に非接触式の
    切断屑検出センサーを設けたものである請求項1記載の
    切断屑除去装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の切断屑除去装置と
    スリッターとから主として構成されることを特徴とする
    切断装置。
JP2001350011A 2001-11-15 2001-11-15 切断屑除去装置およびこれを用いた切断装置 Pending JP2003145340A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010247292A (ja) * 2009-04-17 2010-11-04 Sumitomo Metal Ind Ltd 反り抑制装置及び該反り抑制装置を用いた金属板の製造方法
JP2021010979A (ja) * 2019-07-05 2021-02-04 住友金属鉱山株式会社 切断装置および切断方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010247292A (ja) * 2009-04-17 2010-11-04 Sumitomo Metal Ind Ltd 反り抑制装置及び該反り抑制装置を用いた金属板の製造方法
JP2021010979A (ja) * 2019-07-05 2021-02-04 住友金属鉱山株式会社 切断装置および切断方法
JP7338277B2 (ja) 2019-07-05 2023-09-05 住友金属鉱山株式会社 切断装置および切断方法

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