JP2003144892A - 流動化部材の混練装置及び該装置等に適用される流体圧シール構造と回転軸支持装置 - Google Patents

流動化部材の混練装置及び該装置等に適用される流体圧シール構造と回転軸支持装置

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JP2003144892A JP2001361249A JP2001361249A JP2003144892A JP 2003144892 A JP2003144892 A JP 2003144892A JP 2001361249 A JP2001361249 A JP 2001361249A JP 2001361249 A JP2001361249 A JP 2001361249A JP 2003144892 A JP2003144892 A JP 2003144892A
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利光 一ノ瀬
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賢二 西澤
Kenji Sakai
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政美 吉田
Akira Hashimoto
彰 橋本
Yajuro Seike
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加圧された流動化部材を円滑に混練しながら
供給するためになされた混練装置を提供する。 【解決手段】 流動化部材の供給方向に沿って配置され
る筒状の外筒内にスクリュー軸35を回転自在に支持し
てスクリュー室37を形成し、前記外筒のー端側に前記
スクリュー室に連通する前記流動化部材の供給部26を
形成し、前記外筒の他端側における前記スクリュー軸を
駆動モータ33に連結し、前記外筒のー端側と前記スク
リュー軸のー端側端部とをダストシールを備えた入口軸
受により支持し、前記外筒の他端側における前記スクリ
ュー軸に流体圧シール部39を設けてスクリュー室を封
入したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流動化部材の混練
装置及び該装置等に適用される流体圧シール構造と回転
軸支持装置に係り、特に加圧されて供給される流動化部
材に添加剤を加えて混練することで製品を製造する混練
装置及び該装置等に適用される流体圧シール構造、回転
軸支持装置に関する。尚、本発明に使用される流動化部
材は、採取した軟弱土もしくは土砂に硬化剤を加えて混
練することで改良土を製造するものに限定されず、例え
ば汚泥、都市ゴミ、屎尿等の廃棄物に添加剤を加えて混
練するもの、又石灰粉等の粉状体に添加剤として水や砂
利を加えて混練するもの等も含まれ、加圧されて供給さ
れる流動化部材であれば、固体、液体若しくは両者の混
合物のいずれをも含む。
【0002】
【従来の技術】従来から、港湾や河川に堆積した微粒粘
土質の軟弱土は、セメントミルク等の硬化剤が添加され
て改良土とされ、浚渫されて埋立土や海中構造物等に使
用されている。この軟弱土は混練装置によってセメント
ミルクと混練され、埋立地に圧送されるようになってい
るが、混練装置が配置される位置によって、二つの方式
が存在する。
【0003】その一つは、図17に示すように、圧送船
において海中に堆積した軟弱土を汲み上げて軟弱土ホッ
パ214から、略750m程先の岸壁で区画された埋め
立て地に位置する台船112上の混練装置111に軟弱
土を搬送し、また、供給ホッパ103からのセメント粉
を汲み上げた海水と混練してセメントミルクを製造して
遠距離搬送されたセメントミルクと前記軟弱土とを混練
装置111で混練して埋め立て地に放出する方式であ
る。
【0004】また、他の方式は、図16に示すように、
圧送船内に軟弱土ホッパ214、セメント粉供給ホッパ
103、セメントミルク製造装置104及び混練装置1
06を配設し、圧送船内で改良土を製造して略800m
ほど先方に位置する台船に改良土を搬送する方式であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前者の技術は、混練装
置111が軟弱土ホッパ214より遠方に位置するの
で、軟弱土ホッパ214から軟弱土を搬送するポンプ1
09の搬送圧力を高くしても軟弱土が到達する混練装置
111においては低圧となり、混練装置内においては低
圧の流体圧シール部を用いることができるとはいって
も、埋め立て地に改良土を圧送するには外気より高い圧
力が要求され、スクリュー軸の軸受スラリが混入しない
ように流体圧シール部を設ける必要がある。
【0006】一方、後者の場合は、混練装置106が軟
弱土ホッパ214に近接しているので、遠距離離間した
台船まで混練装置106で製造した改良土を圧送するポ
ンプ109は高圧のまま混練装置106に軟弱土を送り
込む必要があり、混練装置内において前者より高圧の流
体圧シールを用いる必要がある。
【0007】また、軟弱土ホッパ214からの軟弱土は
一定の重量が正確に混練装置106に送られるものでは
なく、また、セメントミルク製造装置104においても
一定重量のセメントミルクが正確に混練装置106に送
られるものではないため、本装置の負荷は一定にならな
い。また、圧送ポンプの脈動によっても負荷圧力は変動
し、その負荷圧力の変動は、前者の場合より大きい。
【0008】よって、混練装置106のセメントミルク
と軟弱土とを撹拌して混練するスクリュー翼が植設され
たスクリュー軸は、負荷変動による圧力を受けて軸方向
への移動を余儀なくされる。この改良土搬送方向への軸
変動量は後者の場合は、前者の場合よりはるかに大き
く、簡単な構成により前記軸変動量に対応できる回転軸
シール装置が要請されている。
【0009】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、第1の発明は加圧された流動化部材を円滑に混練し
ながら供給するためになされた混練装置を提供すること
を目的とする。また、本発明の他の目的は、セメントミ
ルクと軟弱土とを撹拌して混練するスクリュー翼が植設
されたスクリュー軸の改良土搬送方向への軸変動量に対
して、簡単な構成により対応できる回転軸シール部を有
する流動化部材の混練装置を提供することである。ま
た、第二の発明の目的は、加圧された流動化部材を円滑
に混練しながら供給するためになされた混練装置に適用
して好適な流体圧シール装置を提供することである。ま
た、第三の発明の目的は、流動化部材を円滑に混練しな
がら高い搬送圧力を実現可能な流動化部材の混練装置等
に適用される回転支持装置を提供することである。これ
らの発明の他の目的は後記課題を解決するための手段及
び実施形態に詳細に記載してあるために、その記載を省
略する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の流動化部材の混練装置は、加圧されて供給さ
れる流動化部材に添加剤を加えて混練することで製品を
製造する混練装置であって、前記流動化部材の供給方向
に沿って配置される筒状の外筒内にスクリュー軸を回転
自在に支持してスクリュー室を形成し、前記外筒のー端
側に前記スクリュー室に連通する前記流動化部材の供給
部を形成し、前記外筒の他端側における前記スクリュー
軸を駆動手段に連結し、前記外筒のー端側と前記スクリ
ュー軸のー端側端部とを軸封止部を備えた入口軸受によ
り支持し、前記外筒の他端側における前記スクリュー軸
に流体圧シール部を設けてスクリュー室を封入したの
で、加圧流体が圧送される際の耐圧性とスラリに対する
シール性が考慮された入口軸受によりスクリュー軸のー
端側が支持され、他端側は流体圧シール部によって加圧
流体から隔てられてスラリの侵入がない軸受によりスク
リュー軸が支持される。この結果、性質等が安定してい
ない流動化部材が圧送されても、軸受部の摩耗やスクリ
ュー軸の摩耗を抑制することができ、耐圧構造でシール
性が考慮された混練装置を提供することができる。
【0011】そして、前記入口軸受は、前記外筒側と前
記スクリュー軸のー端側端部との間にシール部材を用い
てマス部を形成し、前記外筒側と前記ー端側端部とをマ
ス部内で回転自在に支持し、前記マス部内に潤滑剤を圧
入するように構成することも本発明の有効な手段であ
り、マス部内の潤滑剤にスラリ等が混入して回転軸支持
部へ異物が侵入することを防止することができる。
【0012】また、前記シール部材のスクリュー室側に
第2シール部材を設け、前記シール部材と前記第2シー
ル部材との間に第2マス部を形成し、該第2マス部に潤
滑剤を圧入し、前記第1マス部及び前記第2マス部に潤
滑剤を供給する供給路及び潤滑剤を排出する排出路を設
けて構成することも本発明の有効な手段であり、第2マ
ス部内の潤滑剤に水分等が混入しても潤滑剤とともに外
部に排出することができる。
【0013】また、前記第1マス部に対して、前記潤滑
剤を連続供給する手段を設けたことも本発明の有効な手
段であり、スクリュー軸の位置変化に伴って増減するマ
ス部内の潤滑剤量を補うことができ、潤滑剤不足になる
ことがないためマス部内へ水分などが混入しても潤滑剤
とともに外部に排出することができる。
【0014】また、前記第1マス部に連通する潤滑剤の
油圧路(加圧潤滑剤路)を有し、その油圧路に蓄圧器を設
けて、該蓄圧器により前記スクリュー軸の位置変化に伴
う第1マス部の圧力変動を容積変化で吸収するように構
成することも本発明の有効な手段であり、スクリュー軸
の位置変化に伴って第1マス部内の圧力変動を容積変化
で吸収することができる。
【0015】また、前記第1マス部の前記スクリュー軸
体軸端側に対面する側に、前記第1マス部のの圧力変動
に対応して圧力がバランスする方向に容積可変可能な容
積可変部材を設けることも本発明の有効な手段であり、
スクリュー軸の位置変化に伴って第1マス部内の容積変
化を吸収することができる。
【0016】また、この容積可変部材は、前記第1マス
部空間を可変可能に閉塞するダイアフラムで構成するこ
とができ、また、この容積可変部材は、前記軸体の軸端
側に弾性力が付勢された受圧ピストンで構成することが
できる。
【0017】また、前記スクリュー室内に配置されたス
クリュー軸の軸端が前記第1マス部を貫通し、第3のシ
ールによって支持されて該第1マス部外へ突出するよう
に構成し、前記第1マス部内に前記潤滑剤を圧入するこ
とも本発明の有効な手段であり、かかる構成により、ス
クリュー軸の位置変化に伴って第1マス部内の圧力変動
に伴う容積変化を小さくすることができる。
【0018】また、前記流体圧シール部は、前記外筒側
と前記スクリュー軸との間に圧力室を形成するリング部
材を前記スクリュー軸と前記外筒側との間に設けるとと
もに、前記リング部材に加圧流体を供給する流体供給手
段を備え、前記リング部材を挟んでスクリュー軸軸方向
両側に位置する前記スクリュー室側とその反対側の前記
外筒側と前記スクリュー軸との間にパッキン部材を設け
るように構成することも本発明の有効な手段であり、前
記パッキンによってスラリがシール外へ漏出しないた
め、スラリが外部に設置した軸受に侵入することを防ぐ
ことができる。
【0019】また、前記流体供給手段は前記スクリュー
室の圧力以上の圧力の流体を供給するように構成するこ
とも本発明の有効な手段であり、加圧流体によって前記
パッキン部へスラリが侵入するのを防ぐことができる。
【0020】また、前記流体圧シール部は、前記外筒側
と前記スクリュー軸との間に圧力室を設け、前記リング
部材を挟んだ両側の前記外筒側と前記スクリュー軸との
間にパッキン部材をそれぞれ設け、前記リング部材に加
圧流体を供給する流体供給手段を備え、前記リング部材
に供給された加圧流体を排出する排出経路を設けるとと
もに、加圧流体の圧力を所定圧力に維持する圧力調整手
段を該排出径路に設けるように構成することも本発明の
有効な手段であり、加圧流体によって前記パッキン部へ
スラリが侵入するのを防ぐことができると共に圧力室の
異物を排出経路から排出でき、スクリュー室の圧力に拘
らず前記流体圧シールの外部に設けられた軸受部へ異物
が侵入するのを防ぐことができる。
【0021】また、前記圧力調整手段を加圧流体の排出
経路に設けるとともに、その上流側の前記排出経路にダ
スト捕捉手段を設けてもよい。かかる技術手段による
と、異物が圧力調整手段に入り込むのを防ぐことができ
る。また、圧力調整手段は、加圧流体の圧力をスクリュ
ー室の圧力以下に維持することもできる。かかる場合
は、侵入した異物は加圧室から排出することができ、加
圧手段を簡素化して低圧の加圧流体を用いてもシールが
可能になる。
【0022】また、前記圧力調整手段を加圧流体の供給
経路に設けるとともに、前記排出経路に絞り部を設け、
その上流側の前記排出経路にダスト補足手段を設けるこ
とも本発明の有効な手段であり、かかる技術手段による
と、異物を除去した後にダスト補足手段の下流側に配置
された前記絞り部によって加圧流体の排出量が安定して
加圧流体を供給することができる。
【0023】また、前記スクリュー軸の他端部と前記駆
動手段の駆動軸とは中間軸を介して連結され該中間軸は
二分割されて固定軸継手等の摩擦結合継手により摩擦結
合されるように構成することも本発明の有効な手段であ
り、加圧流体の性状等によりスクリュー軸に過大な抵抗
が働いても摩擦結合継手部分でスリップしてスクリュー
軸に過大なトルクがかかることがない。
【0024】また、前記流動化部材は例えば混練装置で
圧送される軟弱土であり、前記添加剤はセメントミルク
であり、混練して製造される製品は埋め立て場所もしく
は海中構造物建設場所に投入される改良土とした場合
は、加圧された軟弱土が供給されてセメントミルクと混
練して改良土を製造する混練装置とすることができる。
【0025】また、前記スクリュー室の内部に突出して
軟弱土の搬送経路に配置される固定ピンを前記外筒に取
り付けるとともに、該固定ピン突出部を外してスクリュ
ー翼をスクリュー軸に不連続、若しくは連続して取り付
けたことも本発明の有効な手段であり、スクリュー翼の
回転に影響がなく軟弱土が運ばれる過程で固定ピンによ
り攪拌されてスクリュー翼だけよりもさらに混練され、
良好な改良土が製造されることになる。また、固定ピン
に洗浄液の注入孔を設けることで、混練装置を分解する
ことなくスクリュー軸等の洗浄が可能になる。
【0026】又前記装置等の流体シール部に適用される
本発明の流体圧シール装置は、 加圧室端部より挿設さ
れた回転軸を支持可能に配設された流体圧シール装置に
おいて、前記加圧室本体端部側と前記回転軸との間にリ
ング部材を介装して圧力室を形成し、該リング部材を挟
んだ軸方向両側にパッキン部材をそれぞれ設けるととも
に、前記リング部材に加圧流体を供給する流体供給手段
と、前記リング部材に供給された加圧流体を排出する排
出経路と、加圧流体の圧力を前記加圧室の圧力に拘らず
所定圧力に維持する圧力調整手段と、前記排出経路に設
けられたダスト捕捉手段とを備えたことを特徴とする。
【0027】かかる発明によると、加圧流体と共に圧力
室の異物を排出経路から排出でき、加圧室の圧力に拘ら
ず大気側パッキン部への異物の侵入を防止することがで
きる。この結果、加圧された流動化部材を供給するため
になされた混練装置に適用して好適な流体圧シール装置
とすることが可能になる。
【0028】また、前記パッキン部材より圧力室反対側
の回転軸部にダストシール部材を設け、前記パッキン部
材と前記ダストシール部材との間に前記回転軸表面に潤
滑油若しくはグリース等の潤滑剤を供給する供給路を配
置したことも本流体圧シール装置にかかる発明の有効な
手段である。
【0029】すなわち、前記パッキン部材と前記ダスト
シール部材との間に前記回転軸表面に潤滑油ないしグリ
ース(潤滑剤)を供給する供給路を配置しているので、
前記供給路から潤滑剤が前記パッキン及び前記ダストシ
ールに供給され、潤滑油等によりシール性を向上すると
ともに、耐久性を向上し、パッキン部への異物の侵入を
さらに防止することができ、良好なシール性能を維持す
ることができる。
【0030】また、このダストシール部材には、弾性ゴ
ムで軸封止するリップシール、もしくは回転軸表面に向
け繊維束端を接触させたブラシシールを用いることが可
能である。
【0031】また、前記リング部材の加圧室側パッキン
部材には、前記ブラシシール、複数のリップシールもし
くはメカニカルシールを用いることができる。かかる技
術手段は、例えば、図6もしくは図9に示すようにダス
トシール(ダストシール部材)85の右側に配置されて
いるグランドパッキン部材62の代わりに、図13、図
14または図15に示すように、オイルシール185と
ともに、ブラシシール86(図13参照)、多段リップ
シール90(図14参照)、メカニカルシール(図15
参照)等のパッキン部材を用いたものである。
【0032】これらはともに、該パッキン部材に隣接し
た圧力室に流入する高圧水とともにグリースを連続供給
しているので、潤滑性能が向上し、グリースを連続供給
状態で高圧負荷状態でのシール部を構成することができ
る。
【0033】また、流体圧シール装置の他の発明は、加
圧室端部より挿設された回転軸をシール可能に配設され
た流体圧シール装置において、前記加圧室本体端部側と
前記回転軸との間に設けられ、加圧流体により圧力を発
生する圧力室を形成するリング部材と、該リング部材を
挟んでその軸方向両側に設けられた複数のパッキン部材
とにより流体圧シール構造を構成するとともに、前記リ
ング部材に供給された前記加圧流体を排出する排出経路
とを備え、前記圧力室の排出経路開口より下方の圧力室
部に開口する供給経路を設け、該供給経路より圧力室に
液体を供給して、前記排出経路から該液体を排出するこ
とによって該圧力室内のエア抜きを行うことを特徴とす
る。
【0034】かかる発明によると、前記圧力室に気体が
残留して圧力変化に伴う体積変化を起こすことがなく良
好なシール性能を維持することができる。
【0035】本発明の回転軸支持装置は、加圧室端部よ
り挿設された回転軸を支持可能に配設された回転軸支持
装置において、前記回転軸支持部は、円筒状に形成され
た一端側端部を有する前記回転軸の該一端側端部が挿入
可能に、一方側を閉鎖した孔部が形成され、該孔部内側
と前記回転軸のー端側端部との間に潤滑剤が圧入された
第1マス部を形成するとともに該第1マス部内に第1シ
ール部材を介して前記ー端側端部を回転自在に支持し、
前記孔部の開放端側に第2シール部材を設け、前記第1
シール部材と前記第2シール部材との間に潤滑剤が圧入
された第2マス部を形成し、前記第1マス部及び前記第
2マス部に前記潤滑剤を供給する供給路及び前記潤滑剤
を排出する排出路を設けたことを特徴とする。
【0036】本発明によると、回転軸の一端側端部が支
持される第1マス部及び第2マス部には、前記潤滑剤を
供給する供給路及び前記潤滑剤を排出する排出路が設け
られ、回転軸の一端側端部が支持される孔部は、一方側
が閉鎖され、開放端側が第2シール部材によってダスト
シールされているため、異物の侵入は防止されるので、
マス部内部には潤滑剤のみが圧入され、スラリなどの異
物が入り込まないために、円滑な作動が約束される。
【0037】しかしながら、添加剤と加圧供給物とを混
練する混練装置は、加圧供給物の移動方向に沿って配置
される筒状体内にスクリュー翼を有した軸体を回転自在
に保持して添加剤と加圧供給物との混練体をスクリュー
翼の搬送方向に搬送するが、加圧供給物の性状、すなわ
ち加圧供給物内に質量の大きいものが混在したり、しな
かったりすることによって加圧供給物がスクリュー翼に
及ぼす加圧力は変動すること、および圧送用ポンプの脈
動によって変動し、前記軸体は軸心方向に揺動を余儀な
くされる。
【0038】よって、少なくとも前記第1マス部に対し
て、前記潤滑剤を連続供給する手段を設けることが望ま
しい。かかる技術手段によると、回転軸が軸方向に揺動
し、第1マス部内の容積が広がる方向に移動しても第1
マス部内に潤滑剤が供給されて充満し、次に第1マス部
内の容積が小さくなるように回転軸が移動しても、その
動きを吸収するように作用することができる。
【0039】よって、前記第1マス部に連通する潤滑剤
の油圧路を有し、その油圧路に蓄圧器を設けて前記スク
リュー軸の位置変化に伴う第1マス部の容積変動を吸収
するように構成することも本発明の有効な手段であり、
前記マス部内にある回転軸の出入りによる潤滑剤の容積
変動を吸収することができる。
【0040】すなわち、かかる技術手段によると、前記
第1マス部に連通する潤滑剤の油圧路を通って、前記軸
体の軸方向の揺動によるマス部内部の潤滑剤圧力変動に
起因する空間容積の変動分が一時的に前記第1マス部か
ら前記蓄圧器に移動したり、反対に前記蓄圧器から前記
第1マス部へ移動することによって、軸の移動によって
生じる容積変動(圧力変動)を吸収することができるの
で、マス部内部へのスラリの侵入を防ぐことができる。
【0041】また、前記第1マス部の前記スクリュー軸
体軸端側に対面する側に、前記第1マス部の容積変動
(圧力変動)に対応して容積可変可能な容積可変部材を設
けることも本発明の有効な手段である。そしてその際
に、前記容積可変部材は、前記第1マス部空間を可変可
能に閉塞するダイアフラムで構成することもでき、ま
た、前記容積可変部材は、前記軸体の軸端側に弾性力が
付勢された受圧ピストンで構成することができる。
【0042】そして、前記容積可変部材を、前記マス部
空間を可変可能に閉塞するダイアフラムで構成すると、
前記軸体端部の小径部分の端面の揺動により、潤滑剤を
介してダイアフラムを押圧して前記端面により潤滑剤の
圧力上昇分に対応する容積変化分だけダイアフラムが変
形し、押圧解除により原形に復帰するので、前記軸体の
揺動によるマス部内の潤滑剤容積変化を吸収することが
できる。
【0043】また、前記容積可変部材は、前記軸体の軸
端側に弾性力が付勢された受圧ピストンで構成すると、
前記軸体端部の小径部分の端面の揺動により、潤滑剤を
介して該受圧ピストンを押圧して前記端面により潤滑剤
がおされた圧力上昇分だけピストンが揺動し、押圧解除
により原位置に復帰するので、マス部内の潤滑剤容積変
化を吸収することができる。
【0044】また、前記第1マス部の前記軸体軸端側に
対面する側を開放して、該開放開口に前記軸体の端部を
シールを介して突出させるように構成することも本発明
の有効な手段である。かかる技術手段によると、前記軸
体の軸方向移動に伴うマス部内の潤滑剤容積変化(圧力
変化)を小さくすることができる。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を例示的に詳しく説明する。但しこの実施の形
態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その
相対配置などは特に特定的な記載がない限りは、この発
明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく単なる説明
例に過ぎない。
【0046】図1は本発明のー実施形態例に係る加圧流
体の混練装置の全体構成図、図2は図1中の拡大図、図
3は図2中のIII―III線矢視図、図4は図2中のIV−IV
線の断面図、図5は図2中のV部の詳細状況図、図6は
図2中のVI部の詳細状況図である。また、図18には本
実施の形態に係る混練装置が適用される改良土圧送設備
の全体構成を示してある。
【0047】図18に基づいて混練装置が適用される改
良土圧送設備の概略構成を説明する。図に示すように、
埋め立て場所201が海水汚染等を防止するために仕切
り部材200によって仕切られて囲われ、埋め立て場所
201の沖合には埋め立て場所201内に入ることがで
きないセメントサイロ船203、圧送船404及びセメ
ントミルク製造船205が停泊している。埋め立て場所
201内には小型の台船206が配されており、台船2
06は埋め立て場所201内の埋め立て場所の近傍に自
由に航行できるようになっている。
【0048】セメントサイロ船203にはセメントサイ
ロ211が備えられ、圧送船404にはホッパ214及
び圧送ポンプ215が備えられ、更に、セメントミルク
製造船205にはセメントミルク製造機212が備えら
れている。また、小型の台船206には本実施の形態の
混練装置13が備えられている。セメントサイロ船20
3のセメントサイロ211とセメントミルク製造船20
5のセメントミルク製造機212(貯蔵ホッパ)との間
はセメント搬送管221でつながれ、セメントが、例え
ば、空気圧等によりセメントミルク製造機212に圧送
される。
【0049】圧送船404の圧送ポンプ215と台船2
06の混練装置13との間は軟弱土搬送管220でつな
がれ、圧送ポンプ215の駆動により軟弱土が混練装置
13に圧送される。更に、セメントミルク製造船205
のセメントミルク製造機212と台船206の混練装置
13との間はセメントミルク搬送管230でつながれ、
セメントミルクが、例えば、空気圧や圧送ポンプ等によ
り混練装置13に圧送される。混練装置13では軟弱土
とセメントミルクが混練されて改良土が製造され、製造
された改良土が改良土排出管224から埋め立て箇所に
送られる。
【0050】混練装置13には軟弱土が圧送されるた
め、混練装置13は耐圧性やスラリに対するシール性が
考慮された構成となっている。混練装置13を図1乃至
図6に基づいて詳細に説明する。
【0051】図1に示すように、台船206上の架台3
0には混練装置13が固定されている。該混練装置13
は、内部に後述するスクリュー軸を外筒中心軸線上に沿
って延設し、後記する調心軸受41と入口軸受38によ
って回転自在に支持され、前記中心軸線が水平方向に配
された円筒状の外筒としての本体31と、中間軸32を
介して駆動軸がスクリュー軸に連結された駆動手段とし
ての駆動モータ33とを備えている。本体31のー端面
(図中左端面)には供給部26が形成されて、該供給部
26が軟弱土搬送管22に連接され、本体31の軸方向
と平行に流動化部材としての軟弱土が圧送されて本体3
1内に送られる。
【0052】本体31の筒面上部にはセメントミルク搬
送管23につながるセメントミルク導入部34が設けら
れ、セメントミルク導入部34から本体31内にセメン
トミルクが導入される。そして、本体31の他端側の下
部には改良土排出管24につながる排出部96が設けら
れ、混練装置13で製造された改良土が排出部96から
改良土排出管24に送られる。そして、本体31の外筒
は中間で一方部31aと他方部31bとに二分割され、
一方部31aと他方部31bはフランジ31cを介して
接続されている。
【0053】図2に示すように、本体31にはスクリュ
ー軸35が回転自在に支持され、該スクリュー軸35に
は不連続部36aを有する螺旋状のスクリュー翼36が
設けられ、内部にスクリュー室37が形成されている。
本体31のー端側には入口軸受38(詳細は後述する)
を介してスクリュー軸35の一端側端部が回転自在に支
持されている。本体31の他端側には流体圧シール部3
9の外側にある調心軸受41によってスクリュー軸35
の他端側が回転自在に支持されている。本体31の他端
側は流体圧シール部39(詳細は後述する)によって封
入された状態になっていて、入口軸受38及び流体圧シ
ール部39により、軟弱土が圧送される際の耐圧性とス
ラリに対するシール性が考慮されている。
【0054】スクリュー軸35の他端側は本体31の他
端部31d側を貫通して延在され、その延在部は中間軸
32を介して駆動モータ33の駆動軸40に連結されて
いる。即ち、スクリュー軸35の他端部31d側は調芯
軸受41を介して回転自在に支持され、更にその軸端は
ギヤカップリング42を介して中間軸32のー端に連結
されている。中間軸32の他端は駆動モータ33側のギ
ヤカップリング43を介して駆動モータ33の駆動軸4
0に連結されている。このように中間軸32を介してス
クリュー軸35と駆動モータ33とを連結することによ
り、スクリュー軸35と駆動モータ33の設置誤差に起
因する軸心の多少のずれを吸収することができる。ま
た、メンテナンス時に中間軸32を外すことにより、本
体31と駆動モータ33との間にメンテナンスのスペー
スを確保することができる。
【0055】中間軸32は一方部32aと他方部32b
とに二分割され、一方部32aと他方部32bとは固定
軸継手44により摩擦結合されている。中間軸32を二
分割して摩擦結合させたことにより、軟弱土の性質等に
よりスクリュー軸35にかかる抵抗が大きくなった場合
でも、一方部32aと他方部32bとがスリップしてス
クリュー軸35には過大なトルクがかからず、スクリュ
ー軸35を保護することができる。
【0056】図2、図3に示すように、入口軸受38
は、本体31に対して3本の支持柱45で軸心部に支持
されている。支持柱45の配置は、図3に示すように、
Y字型とされ、上側の2本の支持柱45により入口軸受
38へのグリースの供給が行われ、下側の1本の支持柱
45により入口軸受38からの異物の排出(詳細は後述
する)が行われる。
【0057】図2、図4に示すように、スクリュー室3
7に突出する多数の固定ピン46(図では円周方向に4
5°ずつ角度変位させた位置に8本ずつ)が、螺旋状の
スクリュー翼36の不連続部36a(図2参照)に対応
して軸方向に多数段、本体31よりスクリュー室内に突
出させて固定され、多数の固定ピン46の突出長はスク
リュー室37内の軟弱土の搬送経路に配置されている。
つまり、スクリュー軸35を中心としてスクリュー翼3
6と同一ピッチの螺旋状経路に沿って多数の固定ピン4
6が配置されている。スクリュー軸35の回転により軟
弱土とセメントミルクがスクリュー翼36で混練されて
運ばれ、運ばれる過程で多数の固定ピン46により攪拌
されて改良土が製造される。
【0058】多数の固定ピン46には洗浄液が導入され
る注入孔47が設けられ、注入孔47はスクリュー室3
7内に開ロし、図示しない洗浄液供給手段から注入孔4
7を介してスクリュー室37内に洗浄液が噴出する。つ
まり、メンテナンスや洗浄時に洗浄液をスクリュー室3
7内に噴出させ、混練装置13を分解することなくスク
リュー軸35やスクリュー翼36を洗浄することができ
る。
【0059】図5に基づいて入口軸受38を説明する。
図5は入口軸受にかかる第1実施の形態を示す。図に示
すように、入口軸受38の軸支持部51(ケーシング)
が3本の支持柱45により軸心部に配置され、軸支持部
51にはスクリュー軸35のー端側端部が配される主マ
ス部52が形成されている。スクリュー軸35の一端側
端部は滑り軸として機能するメタルスリーブ53が環着
された端軸54構造となっており、該端軸54がスクリ
ュー軸35のー端側に取り外し自在に固定されている。
図中55はスリーブ53と端軸54の相対回転を防止す
る回り止めのキーである。尚、支持柱45の数及び配置
状況は図示例に限定されるものではなく、適宜変更する
ことができる。また、スクリュー軸35のー端側端部を
スリーブ53や端軸54を介在させずに直接軸支持部5
1に支持することも可能である。
【0060】端軸54はコロ軸受56を介して主マス部
52内で軸支持部51に回転自在に支持されている。コ
ロ軸受56のスクリュー室37寄りの端軸54(スリー
ブ53)と軸支持部51との間にはシール部材57が設
けられ、シール部材57によりコロ軸受56を挟んで主
マス部52の内部(含む端軸54の端部面側)に潤滑剤
としてのグリース58が圧入されている。更に、シール
部材57のスクリュー室37寄りの端軸54(スリーブ
53)と軸支持部51との間には第2シール部材59が
設けられ、シール部材57と第2シール部材59の間に
は第2マス部48が形成されている。第2マス部48に
もグリース58が圧入されている。シール部材57及び
第2シール部材59は、例えば、ゴム製やテフロン(商
品名)製となっている。
【0061】上側の2本の支持柱45には図示しない圧
送源からグリースを圧送する供給路61a、61bが設
けられ、供給路61a、61bは主マス部52及び第2
マス部48につながっている。また、下側の1本の支持
柱45には排出路49a、49bが設けられ、排出路4
9a、49bは主マス部52及び第2マス部48の下部
につながっている。スクリュー室37側からの水分や軟
弱土は第2シール部材59及びグリースの圧力によりコ
ロ軸受56側に侵入することが防止され、万一侵入した
場合であっても、第2マス部48内に混入してシール部
材57及びグリースの圧力によりコロ軸受56側に侵入
することが防止される。メンテナンス時等に、排出路4
9a、49bからグリースを排出すると共に、供給路6
1a、61bからグリースを供給することで、主マス部
52及び第2マス部48内のグリースの交換が行える。
【0062】入口軸受38は、グリース及びシール部材
57、第2シール部材59によりコロ軸受56がスクリ
ュー室37側とシールされ、水分やスラリ等が侵入する
ことがない。万一侵入しても第2マス部48内に溜ま
り、メンテナンス時等に排出することができる。このた
め、高圧で軟弱土が圧送される混練装置13の軸受とし
て適用した場合であっても、スクリュー軸35の回転を
支持するコロ軸受56がシールされ、軟弱土が圧送され
る際の耐圧性とスラリに対するシール性が考慮されたも
のとなる。尚、シール部材57及び主マス部52内のグ
リースの圧力だけでシールが十分に行える場合には、第
2マス部48及び第2シール部材59は必ずしも設けな
くてもよい。
【0063】また、入口軸受38における端軸54がス
クリュー軸35のー端側に取り外し自在に固定されてい
るので、部材を交換する等の際に端軸54ごと交換する
ことができ、メンテナンス性に優れた構成となってい
る。
【0064】図6に基づいて流体圧シール部の構造の第
1実施の形態を説明する。図に示すように、スクリュー
軸35(回転軸)の他端部側は滑り軸として機能するメ
タルスリーブ60上に、本体31の他端部31dの内周
側にダストシール85及びパッキン部材としての3個の
グランドパッキン62が嵌設され、グランドパッキン6
2を挟んでスクリュー室37の反対側にはリング部材
(ランタンリング)63が設けられ、該リング部材63
により本体31側とスクリュー軸35の他端部側との間
に圧力室64が形成されている。リング部材63の更に
軸端側(スクリュー室37の反対側)にはパッキン部材
としての3個のグランドパッキン65が嵌設されてい
る。
【0065】圧力室64の上部には加圧流体として高圧
水が供給される流体供給手段66が設けられている。流
体供給手段66は供給経路67にダストトラップ68が
設けられ、該ダストトラップ68の分岐された分岐下流
に切換弁69が設けられ、切換弁69の切り換え作動に
より所定圧力の高圧水がダストトラップ68を介して圧
力室64に供給される。
【0066】また、圧力室64の下部には、圧力室64
に供給された高圧水を排出する排出経路71が設けられ
ている。排出経路71にはダスト捕捉手段としてのダス
トトラップ72が設けられ、ダストトラップ72の分岐
下流側に分岐路75を介して圧力調整手段としてのリリ
ーフ弁74が設けられている。また、ダストトラップ7
2の下流側には切替弁73が設けられている。
【0067】上述した流体圧シール部39では、流体供
給手段66から所定圧力の高圧水が圧力室64に供給さ
れ、排出経路71のリリーフ弁74の調整動作により圧
力室64内の圧力を所定圧力(略一定)に維持するよう
になっている。尚、流体供給手段66で高圧水の流量を
制御して所定圧の高圧水を供給するようにすることも可
能である。
【0068】圧送される軟弱土の圧力により、スクリュ
ー室37内の圧力が圧力室64の圧力よりも低い場合、
圧力室64内の高圧水がグランドパッキン62とスクリ
ュー軸35の間を加圧して、スクリュー室37側からグ
ランドパッキン62への軟弱土や水分の侵入を防止す
る。このため、回転するスクリュー軸35のシール部に
スラリ等が噛み込むことがない。また、スクリュー室3
7内の圧力が圧力室64の圧力よりも高い場合、グラン
ドパッキン62とスクリュー軸35の間からスクリュー
室37側の流体が圧力室64に侵入するが、スクリュー
室37側の流体に含まれるスラリ等は高圧水を排出経路
71から排出する際にダストトラップ72に捕捉されて
除去され、回転するスクリュー軸35のシール部に残る
ことがなくスラリ等が噛み込むことがない。従って、高
圧水の圧力をスクリュー室37の圧力以下に維持しても
スラリ等が噛み込むことがないので、高圧水の圧力をス
クリュー室37の圧力以下に設定することで、加圧手段
等の簡素化を図ることが可能になる。
【0069】このため、圧送される軟弱土の圧力に拘ら
ず、即ち、圧送される軟弱土の性状や圧送条件等が変化
しても、回転するスクリュー軸35の支持部にスラリ等
が噛み込むことがないため、高圧で軟弱土が圧送される
混練装置13の流体圧シール部39として適用した場合
であっても、スクリュー軸35の回転を支持する支持部
に異物が残ることがなく、軟弱土が圧送される際の耐圧
性とスラリに対するシール性が考慮されたものとなる。
特に、ダストトラップ72及び排出経路71を設けたこ
とにより、軟弱土の圧送圧力、即ち、圧力室64の圧力
に対するスクリュー室37内の圧力に拘らずスラリを排
除することが可能になり、軟弱土の圧送条件にシール性
能が左右されることがない。
【0070】軟弱土の圧送圧力等の圧送条件が固定され
ている場合、圧力室64に供給する高圧水の圧力をスク
リュー室37内の圧力よりも高くしておくことで、スク
リュー室37側からのシール部へのスラリの侵入を阻止
することができるので、排出経路71を省略することも
可能である。尚、グランドパッキン62、65の数は図
示例に限定されず、圧力室を形成できるものであればよ
い。また、上述した流体圧シール構造を適用する場所と
しては、加圧室側と隣接する回転軸支持部であれば、混
練装置13のスクリュー軸35をシールする箇所に限定
されることはない。
【0071】上述した混練装置13は、軟弱土が圧送さ
れる際の耐圧性とスラリに対するシール性が考慮された
入口軸受38によりスクリュー軸35の一端側(軟弱土
が圧送される側)が本体31側に支持され、軟弱土の圧
送圧力に拘らず回転軸支持部に異物が混入しない流体圧
シール部39と調心軸受41によりスクリュー軸35の
他端側が本体31側に支持されている。このため、埋め
立て用の改良土の原料となり、性質等が安定していない
軟弱士が圧送されても、軸受部の摩耗やスクリュー軸3
5の摩耗を抑制することができ、耐圧構造でシール性が
考慮された装置となり、加圧された軟弱土が供給され、
セメントミルクと混練して改良土を製造する混練装置1
3とすることができる。
【0072】混練装置13は、小型の台船206に搭載
されているため、簡単に分解してメンテナンスできるこ
とが望まれる。本実施の形態の混練装置13は、狭いス
ペースで分解及びメンテナンスが容易となっている。図
7に基づいて混練装置13の分解手順を説明する。分解
は、台船206に備えられたホイスト装置等を使用して
行う。
【0073】図7には混練装置13の分解手順を表す工
程を示してある。図7(a)に示すように、入口軸受3
8を分解すると共に、調芯軸受41、ギヤカップリング
42、43、中間軸32及び固定軸継手44を分解し
(いずれも図1に示されている)、本体31のー端側に
メインテナンススペースを確保すると共に駆動モータ3
3と本体31との間にもメインテナンススペースを確保
する。また、流体圧シール部39も前記メインテナンス
スペースの確保により容易に分解する。次に図7(b)
に示すように、本体31のー方部31aと他方部31b
とを切り離し、一方部31aをホイスト78で吊って平
行移動させて外す。一方部31aを外した後、図7
(c)に示すように、スクリュー軸35をホイスト78
で吊って平行移動させ、図7(d)に示すように、スク
リュー軸35の他端側が本体31の他方部31bからあ
る程度抜けた時点でスクリュー軸35の他端側をホイス
ト78で吊って水平に平行移動させて該スクリュー軸3
5を抜き外す。そして、最後に本体31の他方部31b
を運び出す。
【0074】従って、狭いスペースであっても比較的簡
単に短時間で混練装置13を分解することが可能で、小
型の台船206上でメンテナンスを容易に行うことがで
きる。
【0075】次に図8を用いて前記入口軸受にかかる実
施形態を説明する。図に示すように入口軸受38は、軸
支持部51が3本の支持柱45により軸心部に配置さ
れ、軸支持部51にはスクリュー軸35の左側端部が配
される主マス部52が形成されている。また、該主マス
部52の左端を閉成して潤滑油溜まり20を形成する蓋
状の支持柱受19Aが配設されている。
【0076】スクリュー軸35の左端部はスリーブ53
を備えた端軸54となっており、端軸54がスクリュー
軸35の一端側に取り外し自在に固定されている。図中
55は、スリーブ53と端軸54の相対回転を防止する
回り止めのキーである。尚、支持柱45の数及び配置状
況は図示例に限定されるものではなく、適宜変更するこ
とができる。また、スクリュー軸35に一端側端部をス
リーブ53や端軸54を介在せずに直接に軸支持部51
に支持されてもよい。
【0077】端軸54はコロ軸受56を介して主マス部
52内で軸支持部51に回転自在に支持されているとと
もに、コロ軸受56を挟んで軸方向両側の主マス部5
2、52の内部に潤滑油29が供給可能に構成されてい
る。コロ軸受56よりスクリュー室37寄りの端軸54
と軸支持部51との間にはシール部材57及び第2シー
ル部材59が設けられ、シール部材57と第2シール部
材59の間には第2マス部48が形成されている。第2
マス部48にはグリース58が充填されている。シール
部材57及び第2シール部材59は、例えば、ゴム製や
テフロン(商品名)製となっている。
【0078】上側の2本の支持柱45には供給路61
a、61bが設けられ、供給路61aは主マス部52
に、供給路61bは第2マス部48に接続されている。
また、下側の1本の支持柱45には排出路49a、49
bが設けられ、排出路49aは主マス部52に、排出路
49bは第2マス部48の下部に接続されている。
【0079】供給路61aは配管15の中継端子15a
を介して潤滑油を供給可能に配置した逆止弁14Aと、
アキュムレータ10Aが分岐して接続され、同様に供給
路61bも配管16の中継端子16aを介してグリース
を供給可能に配置した逆止弁14Bと、アキュムレータ
10Bが分岐して接続されている。
【0080】そして、排出路49aもダストトラップ9
7を介して前記中継端子15aに接続されて、供給路と
の間で不図示の循環経路を介して潤滑油が循環可能に構
成され、また、排出路49bもダストトラップ98を介
して前記中継端子16aに接続され、供給路との間で不
図示の循環経路を介してグリースが循環可能に構成され
ている。
【0081】よって、スクリュー軸35がセメントミル
ク及び軟弱土の重量が変動して、その負荷変動により左
動すると、端軸54の端面54aが潤滑油溜まり20の
圧力の上昇により潤滑油を押して排出路49aに押しだ
す。そして、アキュムレータ10A内の気体を圧縮して
負荷変動が吸収される。また、負荷変動により端軸54
が右動すると、端軸54の端面54aが右動して潤滑油
溜まり20の容積が広がるので圧力が低下し、アキュム
レータ10Aから潤滑油が供給される。
【0082】スクリュー室37側からの水分や軟弱土は
第2シール部材59及びグリースの圧力によりコロ軸受
56側に侵入することが防止され、万一侵入した場合で
あっても、第2マス部48内に混入してシール部材57
及びグリースの圧力によりコロ軸受56側に侵入するこ
とが防止される。
【0083】メンテナンス時等には、排出路49aに接
続される弁49から潤滑油を排出するとともに、供給路
61aの逆止弁14Aから潤滑油を供給することで、主
マス部52内の潤滑油の交換が行われ、また、排出路4
9bに接続される弁50からグリースを排出するととも
に、供給路61bの逆止弁14Bからグリースを供給す
ることで、第2マス部48内のグリースの交換が行え
る。
【0084】入口軸受38は、グリース及びシール部材
57、第2シール部材59によりコロ軸受56がスクリ
ュー室37側とシールされ、水分やスラリ等が侵入する
ことがない。万一侵入しても第2マス部48内に留ま
り、メンテナンス時などに排出することができる。この
ため、高圧で軟弱土が圧送される混練装置13の軸受と
して適用した場合であっても、スクリュー軸35の回転
を支持するコロ軸受56がシールされ、軟弱土が圧送さ
れる際の耐久性とスラリに対するシール性が考慮された
ものとなる。尚、シール部材57及び主マス部52内の
グリースの圧力だけでシールが十分に行える場合には、
第2マス部48及び第2シール部材59は必ずしも設け
なくてもよい。
【0085】また、入口軸受38における端軸54がス
クリュー軸35の一端側に取り外し自在に固定されてい
るので、部材を交換する等の際に端軸54ごと交換する
ことができ、メンテナンス性に優れた構成となってい
る。
【0086】次に、図9を用いて流体圧シール構造の第
2実施形態を説明する。図に示すように、本体31の他
端部31d側に配置されたスクリュー軸35の他端部側
はグランドスリーブ60を介して3個のグランドパッキ
ン62が設けられ、グランドパッキン62を挟んでスク
リュー室37の反対側にはリング部材(ランタリング)
63が設けられ、リング部材63により本体31側とス
クリュー軸35の他端部側との間に圧力室64が形成さ
れている。
【0087】リング部材63の外側(スクリュー室37
の反対側)には、更に、パッキン部材として4個のグラ
ンドパッキン65が設けられている。そして、それらの
グランドパッキン62、及び65を挟んでダスト防止用
のダストシール(軸封止部)85、85が配設されてい
る。即ちリング部材63の軸方向両側にグランドパッキ
ン62、及び65が、更にその外側にダスト防止用のダ
ストシール(軸封止部)85、85が対称に配置されて
いる。尚、ダストシール85は、弾性ゴムで軸封止する
リップシール、もしくは回転軸表面に向け繊維束端を接
触させたブラシシールを用いることができる。また、グ
ランドパッキン62、65の代わりに潤滑油、グリース
等の供給路を有した前記リップシール90a、メカニカ
ルシール94を用いることができ、グランドパッキン6
2の代わりにはブラシシール86を用いることができ
る。尚、図中640はグランドパッキン62、65の締
め付け力を調整する締め付けボルトである。
【0088】尚、本発明においては前記図6に示す実施
形態と異なり、圧力室64の下部には加圧流体として高
圧水が供給される流体供給経路171が前記圧力室64
底面に開口させて設けられるとともに、該流体供給経路
171にはダストトラップ172が設けられ、ダストト
ラップ172の上流側に切換弁173が設けられ、該切
換弁173の切換作動により所定の圧力の高圧水がダス
トトラップ172を介して圧力室64に供給される。ま
た、ダストトラップ172の分岐出口路にはリリーフ弁
174を備えた逃がし路175が設けられている。
【0089】また、圧力室64の上部には、圧力室64
に供給された高圧水を排出する排出経路167が前記圧
力室64上面に開口させて設けられるとともに、その途
中位置に分岐配排出経路153及びさらに下流側に弁1
1が接続されている。該弁11の入口側には前記分岐排
出経路153が接続され、該排出経路153にダスト捕
捉手段としてダストトラップ168が設けられ、更に該
ダストトラップ168の下流に高圧水の流量調整手段と
してのオリフィス12を介して切換弁169が設けられ
ている。又切換弁169の出口側は、分岐されて供給側
のダストトラップ172出口側、即ち圧力室入口側に弁
166を介して接続されている。
【0090】本実施の形態における流体圧シール部は、
このように構成しているので、高圧水にてグランドパッ
キン62、65において発生した熱を冷却することがで
きるとともに、供給経路171周辺と、排出経路167
及び排出経路153周辺は上述のように構成されている
ので、動作中は閉鎖している弁166を開成し、排出経
路153の切換弁169を開成し、弁11を開放した状
態で供給経路171から高圧水を供給すると、混練装置
13の運転予備操作として、ダストシール(軸封止部)
85、85内の空気、及び排出経路153内の空気を弁
11から排出することができる。すなわち、高圧水をし
ばらく供給することで、圧力室64内の空気は高圧水に
押されて上方の弁11から外部に排出され、完全に水の
みが排出されることでエア抜きが完了する。その段階で
弁166及び弁11を閉鎖することで運転準備は完了す
る。
【0091】従って前記の構成の流体圧シール部39で
は、供給経路171から所定圧力の高圧水が圧力室64
に供給され、排出経路153の下流側に配置されたオリ
フィス12の調整動作により高圧水の流量を規制し、圧
力室64内の圧力を所定圧力(略一定)に維持するよう
になっている。尚、切換弁169の切換動作により排出
される高圧水の流量を規制し、圧力室64内の圧力を所
定圧力(略一定)に維持するようにすることも可能であ
る。
【0092】本実施例の場合も圧送される軟弱土の圧力
により、スクリュー室37内の圧力が圧力室64の圧力
よりも低い場合も、高い場合も、即ち、圧送される軟弱
土の性状や圧送条件などが変化しても、回転するスクリ
ュー軸35の支持部にスラリなどが噛み込むことがな
い。尚、グランパッキン62、65の数は図示例に限定
されず、圧力室を形成できるものであればよい。また、
上述した流体圧シール構造を適用する場所として、回転
軸を支持する加圧室の回転軸支持部をシールする箇所で
あれば、混練装置13のスクリュー軸35をシールする
箇所に限定されない。
【0093】上述した混練装置13は、軟弱土が圧送さ
れる際の耐久性とスラリに対するシール性が考慮された
入口軸受38によりスクリュー軸35の一端側(軟弱土
が圧送される側)が本体31側に支持され、他端側が調
心軸受41によって支持され、軟弱土の圧送圧力に拘わ
らず回転軸支持部に異物が混入しない流体圧シール部3
9により調心軸受が軟弱土から隔てられている。このた
め、埋め立て用の改良土の原料となり、性質等が安定し
ない軟弱土が圧送されても、軸受部の摩擦やスクリュー
軸35の摩擦を抑制することができ、耐圧構造でシール
性が考慮された装置となり、加圧された軟弱土が供給さ
れ、セメントミルクと混練して改良土を製造する混練装
置13とすることができる。
【0094】次に、図13を用いて流体圧シール部39
に用いられる軸受部分の他の実施の形態を説明する。図
9に示す第2実施の形態との相違点は、第2実施の形態
が、スクリュー軸35の支持にグランドパッキン62、
65を用いたのに対して、本実施の形態は、前記グラン
ドパッキン62の代わりに回転軸表面に向け繊維束端を
接触させたブラシシール86を軸方向に多段状に配設し
て貫設し、該多段状のブラシシール86に隣接する軸端
側にグリース供給路87と排出路88を設け、グリース
供給路87から排出路88にグリースを連続供給可能に
構成した点である。
【0095】尚、軸端に設けたシール部材185はオイ
ルシールであって、グリース供給路87からのグリース
の漏洩を防止するものである。 また、該オイルシール
185をダストリップ部とシールリップ部を有するよう
に形成し、ダストとオイルシール機能を兼ねたダストオ
イルシールとしてもよい。その場合は、図9におけるダ
ストシール85を該ダストオイルシールに変える。
【0096】次に、図14を用いて流体圧シール部39
に用いられる軸受部分の他の実施の形態を説明する。図
13に示す実施形態との相違点は、図13が多段状のブ
ラシシール86を用いたのに対して、本実施の形態は複
数(4個)のリップシール90aを埋め込みリップシー
ル体90を形成した点である。
【0097】次に、図15を用いて流体圧シール部39
に用いられる軸受部分の他の実施の形態を説明する。図
13に示す実施形態との相違点は、図13が多段状のブ
ラシシール86を用いたのに対して、本実施の形態実施
の形態のヘビー・デューティー・シール(メカニカルシ
ール)を用いた点である。
【0098】該メカニカルシールは押さえリング91、
92の内部に配設したすべり部材94をOリング93で
押圧するように構成し、グリース供給路87からのグリ
ースはすべり部材94に流れ、Oリング93と軸35と
の間にグリース溜まりを形成する。
【0099】本実施の形態を図9の流体圧シール部の圧
力室64を挟んでグランドパッキン62、65とダスト
シール85の嵌設部位に適用すると、軸端側で高圧水と
ともにグリースを連続供給しているので、潤滑性能が向
上し、グリースを連続供給状態で高圧負荷状態での軸受
部を構成することができる。
【0100】次に図10を用いて入口軸受38の潤滑油
溜まりの他の実施形態を説明する。図8に示す第2実施
の形態との相違点は、図8においては潤滑油溜まり20
を、端軸54の端面54aに対面する支持柱受け19A
で閉鎖して形成したのに対して、本第3実施の形態にお
いては支持柱受け19Aの端面54aと対面する部分を
開放してグランドパッキン17、18を配設し、該パッ
キン17、18に嵌合するように端軸54を延設して該
端軸54の端面54aが外方に突出可能に摺動自在に構
成したものである。
【0101】よって、スクリュー軸35がセメントミル
ク及び軟弱土の重量が変動して、その負荷変動により左
動すると、該端軸54の端面54aが外方に突出する
が、端軸54の端面54bが主マス部52の潤滑油溜ま
り29の潤滑油を押し排出路49aに押し出す。そし
て、アキュムレータ10A内の気体を圧縮して負荷変動
が吸収される。また、負荷変動により端軸54が右動す
ると、該端軸54の端面54aが内側(原位置方向)に復
帰するとともに、端面54bが右動して主マス部52の
潤滑油溜まり29の容積が広がるので、アキュムレータ
10Aから潤滑油が供給される。本実施形態において
は、端軸54の端面54aの左右動に対して潤滑油溜ま
り20の容積変化は少ない。
【0102】次に図11を用いて入口軸受38の潤滑油
溜まりの他の実施形態を説明する。図8に示す実施形態
との相違点は、図8においては潤滑油溜まり20を、端
軸54の端面54aに対面する支持柱受け19Aで閉鎖
して形成したのに対して、本実施の形態においては支持
柱受け19Aの端面54aと対面する部分を開放して、
その開放部分に復元性を有したダイアフラム21を配設
し、潤滑油溜まり20を構成したものである。
【0103】よって、スクリュー軸35がセメントミル
ク及び軟弱土の重量が変動して、その負荷変動により左
動すると、端軸54の端面54aが潤滑油溜まり20の
潤滑油を押しその圧力上昇によってダイアフラム21が
仮想線のごとく変形して潤滑油溜まり20の容積変化を
補償する方向に圧力バランスする。一方、端軸54の端
面54bが主マス部52潤滑油溜まり29の潤滑油を押
して排出路49aに押しだすと、アキュムレータ10A
内の気体を圧縮して負荷変動が吸収される。また、負荷
変動により端軸54が右動すると、端軸54の端面54
bが右動して潤滑油溜まり29の容積が広がるので、ア
キュムレータ10Aから潤滑油が供給される。本第4実
施の形態は、端軸54の左右動に対して潤滑油溜まり2
0の容積変化は、端軸54の左動によってダイアフラム
21は仮想線のごとく左に広がり、端軸54の右動は実
線のごとく復元して、圧力変動に対応する潤滑油だまり
20の容積変化を補償する。
【0104】次に図12を用いて入口軸受38の潤滑油
溜まりの他の実施形態を説明する。図8に示す実施形態
との相違点は、図8においては潤滑油溜まり20を、端
軸54の端面54aに対面する支持柱受け19Aで閉鎖
して形成したのに対して、本第5実施の形態においては
支持柱受け19Aの端面54aと対面する部分を開放し
てグランドパッキン等の静的シール部材28を配設し、
該静的シール部材28に嵌合するよう軸部を有し潤滑油
だまり20に対面する側にフランジ状受圧部25bを有
するピストン25を配設し、該ピストン25をバネ27
によって受圧部25b側を端軸54の端面54a方向に
付勢して摺動自在に構成されている。又、端軸54周囲
はすべり軸受70によって軸受支持されている。
【0105】よって、スクリュー軸35がセメントミル
ク及び軟弱土の重量が変動して、その負荷変動により左
動すると、端軸54の端面54aが潤滑油溜まり20の
潤滑油を押しその圧力をピストン25の受圧部25b受
圧面25aよりが受圧して、ピストン25をバネ27に
抗して左動して潤滑油溜まり20の圧力上昇に伴う容積
の増加変化を補償する。一方、負荷変動により端軸54
が右動すると、潤滑油溜まり20の潤滑油圧力が低下し
て圧縮されているバネ27の力によりピストン25を右
動して潤滑油溜まり20の圧力低下に伴う容積の減少変
化を補償する。本実施形態は、端軸54の左右動に対し
てもバネ27力が付勢されたピストン25の往復運動に
より潤滑油溜まり20の容積変化は小さい。
【0106】
【発明の効果】以上記載の如く、本第1発明によれば、
加圧された流動化部材を円滑に混練しながら供給するた
めになされた混練装置を提供出来るとともに、特にセメ
ントミルクと軟弱土とを撹拌して混練するスクリュー翼
が植設されたスクリュー軸の改良土搬送方向への軸変動
量に対して、簡単な構成により対応できる回転軸支持部
を有する流動化部材の混練装置を提供出来る。例えば本
発明は、加圧流体が圧送される際の耐圧性とスラリに対
するシール性が考慮されたものとなり、加圧流体の圧送
圧力に拘らず回転軸支持部に異物が混入しない混練装置
を提供することができ、この結果、性質等が安定してい
ない流動化部材が圧送されても、軸受部の摩耗やスクリ
ュー軸の摩耗を抑制することができ、耐圧構造でシール
性が考慮された混練装置を提供することができる。
【0107】また、請求項18記載の流体圧シール装置
の発明によれば、加圧された流動化部材を円滑に混練し
ながら供給するためになされた混練装置に適用して好適
な流体圧シール装置を提供でき、特に加圧流体によって
回転支持部をシールすることができると共に圧力室の異
物を排出経路から排出でき、加圧室の圧力に拘らず回転
軸支持部への異物の侵入を防止することができる。この
結果、加圧された流動化部材を供給するためになされた
混練装置に適用して好適な流体圧シール装置とすること
が可能になる。また、請求項22記載の流体圧シール装
置の他の発明によれば、加圧室本体端部側と回転軸との
間に設けられ、加圧流体により圧力を発生する圧力室を
形成するリング部材と、該リング部材を挟んだ両側の前
記加圧室側と前記回転軸との間に設けられたパッキン部
材とにより流体圧シール構造を構成し、前記リング部材
に供給された加圧流体を排出する排出経路とを備え、前
記圧力室に下方より液体を供給して、上方に該液体を排
出することによって該圧力室内のエア抜きを行うので、
前記圧力室に気体が侵入して圧力状態が変化することが
なく良好なシール性能を維持することができる。
【0108】また、第3の発明によれば、回転軸の一端
側端部が支持される第1マス部及び第2マス部には、前
記潤滑剤を供給する供給路及び前記潤滑剤を排出する排
出路を設けられ、回転軸の一端側端部が支持される孔部
は、一方側が閉鎖され、開放端側が第2シール部材によ
ってダストシールされているため異物の侵入は防止され
るので、マス部内部には潤滑剤のみが圧入されていて、
スラリなどの異物が入り込まないために、円滑な作動が
約束され、特に流動化部材を円滑に混練しながら高い搬
送圧力を実現可能な流動化部材の混練装置に適用する場
合に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態にかかる加圧流体の混
練装置の全体構成図である。
【図2】 図1の拡大断面図である。
【図3】 図2のIII−III矢視図である。
【図4】 図2のIV−IV断面図である。
【図5】 図2のV部詳細図である。
【図6】 図2のVI部詳細図である。
【図7】 混練装置の分解手順を表す工程説明図であ
る。
【図8】 入口軸受の実施形態を説明する説明図であ
る。
【図9】 流体圧シール構造の実施形態を説明する説明
図である。
【図10】 入口軸受の他の実施の形態を説明する説明
図である。
【図11】 入口軸受け軸受の他の実施の形態を説明す
る説明図である。
【図12】 入口軸受け軸受の他の実施の形態を説明す
る説明図である。
【図13】 駆動モータ側の流体圧シール部に用いられ
る軸受部要部の他の実施形態を説明する説明図である。
【図14】 駆動モータ側の流体圧シール部に用いられ
る軸受部要部の他の実施形態を説明する説明図である。
【図15】 駆動モータ側の流体圧シール部に用いられ
る軸受部要部の他の実施形態を説明する説明図である。
【図16】 混練装置の配置位置の一方式を説明する説
明図である。
【図17】 混練装置の配置位置の他の方式を説明する
説明図である。
【図18】 本実施の形態に係る混練装置が適用される
改良土圧送設備の全体構成図である。
【符号の説明】
10A、10B アキュムレータ 25 ピストン 26 供給部 31 本体 32 中間軸 33 駆動モータ(駆動手段) 35 スクリュー軸(軸体) 36 スクリュー翼 37 スクリュー室(混練室) 38 入口軸受 39 流体圧シール部 44 固定軸継手 46 固定ピン 48 第2マス部 52 マス部 54 端軸 56 コロ軸受 57 シール部材 59 第2シール部材 62、65 グランドパッキン 63 リング部材(ランタンリング) 66 流体供給手段 68、72、92、172 ダストトラップ 85 ダストシール(軸封止部) 86 ブラシシール 90 リップシール体 91、92、93 ヘビー・デューティー・シール(メ
カニカルシール) 185 オイルシール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西澤 賢二 長崎市深堀町五丁目717番1号 三菱重工 業株式会社長崎研究所内 (72)発明者 坂井 健次 下関市彦島江の浦町六丁目16番1号 三菱 重工業株式会社下関造船所内 (72)発明者 吉田 政美 下関市彦島江の浦町六丁目16番1号 三菱 重工業株式会社下関造船所内 (72)発明者 橋本 彰 長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工業株式 会社長崎造船所内 (72)発明者 清家 弥十郎 長崎市深堀町五丁目717番地1 長菱エン ジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 4G035 AB46 4G037 DA02 DA04 4G078 AA13 AB20 BA01 DA09 EA10 EA20

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加圧されて供給される流動化部材に添加
    剤を加えて混練することで製品を製造する混練装置であ
    って、 前記流動化部材の供給方向に沿って配置される筒状の外
    筒内にスクリュー軸を回転自在に支持してスクリュー室
    を形成し、 前記外筒のー端側に前記スクリュー室に連通する前記流
    動化部材の供給部を形成し、 前記外筒の他端側における前記スクリュー軸を駆動手段
    に連結し、前記外筒のー端側と前記スクリュー軸のー端
    側端部とを軸封止部を備えた入口軸受により支持し、 前記外筒の他端側における前記スクリュー軸に流体圧シ
    ール部を設けてスクリュー室を封入したことを特徴とす
    る流動化部材の混練装置。
  2. 【請求項2】 前記入口軸受は、前記外筒側と前記スク
    リュー軸のー端側端部との間にシール部材を用いてマス
    部を形成し、前記外筒側と前記ー端側端部とをマス部内
    で回転自在に支持し、前記マス部内に潤滑剤(潤滑油、
    グリースを含む)を圧入してなることを特徴とする請求
    項1記載の流動化部材の混練装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のシール部材のスクリュー室側
    に第2シール部材を設け、前記シール部材と前記第2シ
    ール部材との間に第2マス部を形成し、該第2マス部に
    潤滑剤を圧入し、前記第1マス部及び前記第2マス部に
    潤滑剤を供給する供給路及び潤滑剤を排出する排出路を
    設けたことを特徴とする請求項2記載の流動化部材の混
    練装置。
  4. 【請求項4】 前記第1マス部に対して、前記潤滑剤を
    連続供給する手段を設けたことを特徴とする請求項3に
    記載の流動化部材の混練装置。
  5. 【請求項5】 前記第1マス部に連通する潤滑剤の加圧
    潤滑剤路(以下油圧路という)を有し、その油圧路に蓄圧
    器を設けて、該蓄圧器により、前記スクリュー軸の位置
    変化に伴う第1マス部の圧力変動を容積変化で吸収する
    ように構成したことを特徴とする請求項3に記載の流動
    化部材の混練装置。
  6. 【請求項6】 前記第1マス部の前記スクリュー軸体軸
    端側に対面する側に、前記第1マス部の圧力変動に対応
    して圧力がバランスする方向に容積可変可能な容積可変
    部材を設けたことを特徴とする請求項3に記載の流動化
    部材の混練装置。
  7. 【請求項7】 前記容積可変部材は、前記第1マス部空
    間を可変可能に閉塞するダイアフラムで構成したことを
    特徴とする請求項6に記載の流動化部材の混練装置。
  8. 【請求項8】 前記容積可変部材は、前記軸体の軸端側
    に弾性力が付勢された受圧ピストンで構成したことを特
    徴とする請求項6に記載の流動化部材の混練装置。
  9. 【請求項9】 前記スクリュー室内に配置されたスクリ
    ュー軸の軸端が前記第1マス部を貫通し、第3のシール
    部材によって支持されて該第1マス部外へ突出するよう
    に構成し、前記第1マス部内に前記潤滑剤を圧入したこ
    とを特徴とする請求項3記載の流動化部材の混練装置。
  10. 【請求項10】 前記流体圧シール部は、前記外筒側と
    前記スクリュー軸との間に圧力室を形成するリング部材
    を前記スクリュー軸と前記外筒側との間に設けるととも
    に、前記リング部材に加圧流体を供給する流体供給手段
    を備え、前記リング部材を挟んでスクリュー室側とその
    反対側の前記外筒側と前記スクリュー軸との間にパッキ
    ン部材を設けたことを特徴とする請求項1記載の流動化
    部材の混練装置。
  11. 【請求項11】 前記流体供給手段は前記スクリュー室
    の圧力以上の圧力の流体を供給することを特徴とする請
    求項10記載の流動化部材の混練装置。
  12. 【請求項12】 前記流体圧シール部は、前記外筒側と
    前記スクリュー軸との間に圧力室を設け、前記リング部
    材を挟んだ両側の前記外筒側と前記スクリュー軸との間
    にパッキン部材をそれぞれ設け、前記リング部材に加圧
    流体を供給する流体供給手段を備え、 前記リング部材に供給された加圧流体を排出する排出経
    路を設けるとともに、加圧流体の圧力を所定圧力に維持
    する圧力調整手段を該排出径路に設けたことを特徴とす
    る請求項1記載の流動化部材の混練装置。
  13. 【請求項13】 前記圧力調整手段を加圧流体の排出経
    路に設けるとともに、その上流側の前記排出経路にダス
    ト捕捉手段を設けたことを特徴とする請求項12記載の
    流動化部材の混練装置。
  14. 【請求項14】 前記圧力調整手段を加圧流体の供給経
    路に設けるとともに、前記排出経路に絞り部を設け、そ
    の上流側の前記排出経路にダスト補足手段を設けたこと
    を特徴とする請求項12記載の流動化部材の混練装置。
  15. 【請求項15】 前記スクリュー軸の他端部と前記駆動
    手段の駆動軸とは中間軸を介して連結され、該中間軸は
    二分割されて固定軸継手等の摩擦結合継ぎ手により結合
    されていることを特徴とする請求項1記載の流動化部材
    の混練装置。
  16. 【請求項16】 前記流動化部材は圧送される軟弱土で
    あり、前記添加剤はセメントミルクであり、混練して製
    造される製品は埋め立て場所もしくは海中構造物建設場
    所に投入される改良土であることを特徴とする請求項1
    記載の流動化部材の混練装置。
  17. 【請求項17】 前記スクリュー室の内部に突出して軟
    弱土の搬送経路に配置される固定ピンを前記外筒に取り
    付けるとともに、該固定ピン突出部に衝突しないよう
    に、スクリュー翼をスクリュー軸に不連続若しくは連続
    して取り付けたことを特徴とする請求項1記載の流動化
    部材の混練装置。
  18. 【請求項18】 加圧室端部より挿設された回転軸をシ
    ール可能に配設された流体圧シール装置において、 前記加圧室本体端部側と前記回転軸との間にリング部材
    を介装して圧力室を形成し、該リング部材を挟んだ軸方
    向両側にパッキン部材をそれぞれ設けるとともに、 前記リング部材に加圧流体を供給する流体供給手段と、 前記リング部材に供給された加圧流体を排出する排出経
    路と、 加圧流体の圧力を前記加圧室の圧力に拘らず所定圧力に
    維持する圧力調整手段と、 前記排出経路に設けられたダスト捕捉手段とを備えたこ
    とを特徴とする流体圧シール装置。
  19. 【請求項19】 少なくとも一のパッキン部材より圧力
    室反対側の回転軸部にダストシール部材を設け、前記パ
    ッキン部材と前記ダストシール部材との間の前記回転軸
    表面に潤滑剤を供給する供給路を配置したことを特徴と
    する請求項18に記載の流体圧シール装置。
  20. 【請求項20】 前記ダストシール部材が弾性ゴムで軸
    封止するリップシール、もしくは回転軸表面に向け繊維
    束端を接触させたブラシシールであることを特徴とする
    請求項19に記載の流体圧シール装置
  21. 【請求項21】 前記リング部材の加圧室側パッキン部
    材が、ブラシシール、複数のリップシールもしくはメカ
    ニカルシールであることを特徴とする請求項18に記載
    の流体圧シール装置
  22. 【請求項22】 加圧室端部より挿設された回転軸をシ
    ール可能に配設された流体圧シール装置において、 前記加圧室本体端部側と前記回転軸との間に設けられ、
    加圧流体により圧力を発生する圧力室を形成するリング
    部材と、該リング部材を挟んでその軸方向両側に設けら
    れた複数のパッキン部材とにより流体圧シール構造を構
    成するとともに、前記リング部材に供給された前記加圧
    流体を排出する排出経路とを備え、 前記圧力室の排出経路開口より下方の圧力室部に開口す
    る供給経路を設け、該供給経路より圧力室に液体を供給
    して、前記排出経路から該液体を排出することによって
    該圧力室内のエア抜きを行うことを特徴とする流体圧シ
    ール装置。
  23. 【請求項23】 加圧室端部より挿設された回転軸を支
    持可能に配設された回転軸支持装置において、 前記回転軸支持部は、円筒状に形成された一端側端部を
    有する前記回転軸の該一端側端部が挿入可能に、一方側
    を閉鎖した孔部が形成され、該孔部内側と前記回転軸の
    ー端側端部との間に剤が圧入された第1マス部を形成す
    るとともに該第1マス部内に第1シール部材を介して前
    記ー端側端部を回転自在に支持し、 前記孔部の開放端側に第2シール部材を設け、前記第1
    シール部材と前記第2シール部材との間に潤滑剤が圧入
    された第2マス部を形成し、 前記第1マス部及び前記第2マス部に前記潤滑剤を供給
    する供給路及び前記潤滑剤を排出する排出路を設けたこ
    とを特徴とする回転軸支持装置。
  24. 【請求項24】 少なくとも前記第1マス部に対して、
    前記潤滑剤を連続供給する手段を設けたことを特徴とす
    る請求項23に記載の回転軸支持装置。
  25. 【請求項25】 前記第1マス部に連通する潤滑剤の油
    圧路を有し、その油圧路に蓄圧器を設けて、該蓄圧器に
    より、前記スクリュー軸の位置変化に伴う第1マス部の
    圧力変動を容積変化で吸収するように構成したことを特
    徴とする請求項23に記載の回転軸支持装置
  26. 【請求項26】 前記第1マス部の前記スクリュー軸体
    軸端側に対面する側に、前記第1マス部の圧力変動に対
    応して圧力がバランスする方向に容積可変可能な容積可
    変部材を設けたことを特徴とする請求項23に記載の回
    転軸支持装置。
  27. 【請求項27】 前記容積可変部材は、前記第1マス部
    空間を可変可能に閉塞するダイアフラムで構成したこと
    を特徴とする請求項23に記載の回転軸支持装置。
  28. 【請求項28】 前記容積可変部材は、前記軸体の軸端
    側に弾性力が付勢された受圧ピストンで構成したことを
    特徴とする請求項26に記載の回転軸支持装置。
  29. 【請求項29】 前記第1マス部の前記軸体軸端側に対
    面する側を開放して、該開放開口に前記軸体の端部を、
    第3のシール部材を介して突出させるように構成したこ
    とを特徴とする請求項23に記載の回転軸支持装置。
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