JP2003144828A - 空気清浄化装置、空気清浄化方法、及び、空気清浄化装置用水質純化装置 - Google Patents

空気清浄化装置、空気清浄化方法、及び、空気清浄化装置用水質純化装置

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JP2003144828A
JP2003144828A JP2001348493A JP2001348493A JP2003144828A JP 2003144828 A JP2003144828 A JP 2003144828A JP 2001348493 A JP2001348493 A JP 2001348493A JP 2001348493 A JP2001348493 A JP 2001348493A JP 2003144828 A JP2003144828 A JP 2003144828A
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exchange resin
air
water
container
treated water
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JP2001348493A
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English (en)
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Motonori Yanagi
基典 柳
Shigemi Shimizu
惠己 清水
Takazo Hirose
多郁三 広瀬
Makoto Hirano
誠 平野
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Nomura Micro Science Co Ltd
Original Assignee
Nomura Micro Science Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ランニングコストの安価な空気清浄化装置や
方法を提供する。 【解決手段】 クリーンルームの排出空気を噴射水と接
触させて浄化するエアワッシャ−型の空気清浄化装置に
おいて、外気や排出空気と接触後凝縮させた回収水を、
強酸性カチオン交換樹脂を充填したカチオン交換樹脂と
弱塩基性アニオン交換樹脂からなるイオン交換樹脂で処
理して、空気中に含まれる不純物のうち、カチオン類、
及びIC(無機炭酸)類以外のアニオン類を除去し回収
水を繰り返し噴射水として使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばクリーンル
ームや局所クリーントンネルやクリーンドラフトなどの
電子部品の製造工場で用いられる局所清浄化用の空気清
浄化方法、及び、空気清浄化装置および空気清浄化装置
用水質純化装置に係り、特にランニングコストが安価で
しかも汚染物質の除去能力は従来と同等の空気清浄化方
法、空気清浄化装置、及び空気清浄化装置用水質純化装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】空気中の微量不純物を除去する装置とし
てエアーワッシャー方式の空気清浄化装置が知られてい
る。また、エアーワッシャー方式の空気清浄化装置にお
いて、エアーワッシャーに使用する水に純水を用いると
空気中の不純物が効果的に除去可能なことも知られてい
る[平成10年4月16日、17日開催、第16回空気
清浄とコンタミネーションコントロール大会、(A−
2)エアーワッシャーの無機成分除去性能の実態調査、
(A−3)エアーワッシャーによる大気中汚染物質の除
去(その2)除去効果におよぼす水質の影響等]。
【0003】例えば、特許第3172145号明細書に
は、クリーンルームの空気循環系にエアワッシャ−方式
の水質純化装置を組み込んだ空気清浄化装置が開示され
ている。このエアーワッシャー方式の空気清浄化装置で
は、空気流中に噴射された水滴は主として噴射による慣
性運動を主体とした動きにより空気中の不純物を捕捉
し、衝突などにより分裂された超微細水滴はブラウン運
動を主体とした動きにより空気中の不純物、特にイオン
性のガスを捕捉する。
【0004】このようにして空気中の塵埃やガス状の汚
染物質を取り込んだ超微細水滴は冷却手段により凝縮除
去され、塵埃や汚染物質の除かれた空気が送り出され
る。冷却手段により凝縮された水は水再循環システムに
より回収され、途中に組み込まれた電気式脱イオン装置
に通されて浄化され、水噴射ノズルの供給水として再び
供給される。
【0005】しかし、この発明の装置では、回収水の汚
染物除去に電気式脱イオン化装置を使用するため、装置
コストが高くなるという問題がある。
【0006】特許第3172145号明細書には、従来
技術として、回収水の浄化にイオン交換樹脂を用いた装
置も紹介されているが、そこには、イオン交換樹脂を使
用する従来装置では非常に多量のイオン交換樹脂を必要
とするため装置の大型化は避けられず、非再生型のイオ
ン交換ボンベを用いると大量のボンベを頻繁に交換する
必要があり、ランニングコストが非常に高くなる、と記
載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のエアーワッシャー方式の空気清浄化方法のうち、回収
水の汚染物除去に電気式脱イオン化装置を使用する方法
では、装置コストが高くなるという問題があった。ま
た、回収水の浄化にイオン交換樹脂を用いる方法では、
非常に多量のイオン交換樹脂を必要とするため装置の大
型化は避けられないという問題があり、非再生型のイオ
ン交換ボンベを用いたとしても大量のボンベを頻繁に交
換する必要があって、ランニングコストが非常に高くな
るという問題があった。
【0008】本発明は、かかる従来のも課題を解決すべ
くなされたもので、装置を安価に構成することができ、
かつランニングコストを可及的に低く抑えることのでき
る空気浄化装置及びその空気浄化方法を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上述した問
題を解決すべく、前述した回収水の水質純化装置を用い
たエアーワッシャー方式の空気清浄化装置のうち、装置
コストの低いイオン交換樹脂を用いた空気浄化装置のラ
ンニングコストを低減すべく鋭意研究をすすめたとこ
ろ、多量のイオン交換樹脂を必要とする原因が回収水中
の二酸化炭素にあることを突き止めた。
【0010】すなわち、空気流中に噴射された水滴は他
のイオン性ガスとともに空気中の炭酸ガスを吸収する
が、この炭酸ガスは水中で次のように反応してアニオン
である重炭酸イオン(HCO3 - )を生成する。 CO2 +H2 O → H+ + HCO3 -
【0011】従来の装置では、回収水中の重炭酸イオン
は、他のアニオンとともにイオン交換樹脂装置のアニオ
ン交換樹脂として用いられる強塩基性アニオン交換樹脂
に吸着除去され、浄化された回収水は再び空気流中に噴
射される。そして、噴射された微小水滴中には、再び他
のイオン性ガスとともに炭酸ガスが吸収され、この水滴
中に生成した重炭酸イオンは再び回収されて同様にして
強塩基性アニオン交換樹脂に吸着され、このサイクルに
より重炭酸イオンは急速にイオン交換樹脂に吸着されて
短期間でイオン交換樹脂の再生が必要になってしまう。
【0012】このように、二酸化炭素はイオン性ガスと
比較すると非常に多量に空気中に存在するため他のイオ
ン性ガスに比べて多量に水滴中に吸収されて強塩基性ア
ニオン交換樹脂にとって非常に大きい負荷となり、結果
として多量のイオン交換樹脂を必要としていたのであ
る。このような重炭酸イオンによる負荷の問題は、アニ
オン交換樹脂として、重炭酸イオンを吸着しない弱塩基
性アニオン交換樹脂を用いることにより解決可能であ
る。そして、弱塩基性アニオン交換樹脂は、クリーンル
ームへの供給空気から除去しなければならない反応性の
酸の残基である塩素イオン、硫酸イオン、硝酸イオン、
フッ素イオン、リン酸イオン等は吸着除去するから、回
収水を浄化するイオン交換樹脂のアニオン交換樹脂とし
て用いても水質純化装置の性能が劣るようなこともな
い。
【0013】一方、本発明者が、外気中の不純物濃度と
空気清浄化装置を通過したクリーンルーム内の不純物濃
度とを測定したところ、表1のような結果が得られた。
【0014】
【表1】
【0015】この表から、外気中には反応性のガスであ
るアンモニアに由来するNH4 + が他のイオン成分と比
べて非常に高い濃度で含まれていることがわかる。NH
4 +は、弱酸性カチオン交換樹脂には吸着されず強酸性
カチオン交換樹脂にのみ吸着されるから、カチオン交換
樹脂としては、NH4 + を吸着できる強酸性カチオン交
換樹脂を用いることが望ましい。
【0016】本発明は、これらの知見に基いてなされた
もので、エアーワッシャー方式の空気清浄化装置の回収
水の水質純化装置として、強酸性カチオン交換樹脂と弱
塩基性アニオン交換樹脂とを組み合わせたイオン交換樹
脂を用いることにより前述した従来の問題を解消したも
のである。
【0017】上記目的を達成するため、本発明に係る空
気清浄化方法は、空気中に噴射された水滴に不純物を捕
捉させ、不純物を捕捉した前記水滴を冷却して凝縮水と
して回収し噴射水として再利用するエアーワッシャー方
式の空気清浄化方法において、前記凝縮水を、強酸性カ
チオン交換樹脂と弱塩基性アニオン交換樹脂とを具備し
た水質純化装置で処理して、前記凝縮水中に溶存する汚
染物質を除去してから噴射水として再利用することを特
徴とする。
【0018】本発明による空気清浄装置は、クリーンル
ームと、前記クリーンルームからの空気を排出させ、前
記クリーンルーム内に清浄化空気を送る空気供給系と、
前記空気供給系の途中に配設され、前記クリーンルーム
に供給される空気と噴射された水滴とを接触させて前記
空気中の汚染物質を除去する水洗浄系と、前記水洗浄系
で前記クリーンルームに供給される空気と接触した処理
水を強酸性カチオン交換樹脂、及び、弱塩基性アニオン
交換樹脂と接触させることによりイオン成分を除去する
水質純化ユニットとを具備することを特徴とする。
【0019】上記空気清浄化装置において、前記水質純
化ユニットの例として、前記強酸性カチオン交換樹脂を
含むカチオン交換樹脂カラムと、前記カチオン交換樹脂
カラムの処理水移動方向下流側に配設された前記アニオ
ン交換樹脂を含む弱塩基性アニオン交換樹脂カラムとを
含む装置を挙げることができる。
【0020】上記空気清浄化装置において、前記水質純
化ユニットの他の例として、前記弱塩基性アニオン交換
樹脂を含む弱塩基性アニオン交換樹脂カラムと、前記ア
ニオン交換樹脂カラムの処理水移動方向下流側に配設さ
れた前記強酸性カチオン交換樹脂を含むカチオン交換樹
脂カラムとを含む装置を挙げることができる。
【0021】上記空気清浄化装置において、前記水質純
化ユニットの更に他の例として、前記カチオン交換樹
脂、及び、前記弱塩基性アニオン交換樹脂を含む混床カ
ラムを備えたものを挙げることができる。
【0022】上記空気清浄化装置において、前記弱塩基
性アニオン交換樹脂の例として、Na2 CO3 再生型の
アニオン交換樹脂を挙げることができる。
【0023】本発明の空気清浄化装置用水質純化装置
は、イオン交換樹脂を収容する第1の容器と、前記第1
の容器内に処理水を通すための第1の処理水流路と、前
記第1の容器内に収容された強酸性カチオン交換樹脂
と、前記第1の容器の処理水移動方向下流側に配設され
た、イオン交換樹脂を収容する第2の容器と、前記第2
の容器内に処理水を通すための第2の処理水流路と、前
記第2の容器内に収容された弱塩基性アニオン交換樹脂
と、前記第1の処理水流路と前記第2の処理水流路とを
繋ぐ配管と、を含むことを特徴とする。
【0024】本発明の他の空気清浄化装置用水質純化装
置は、イオン交換樹脂を収容する第1の容器と、前記第
1の容器内に処理水を通すための第1の処理水流路と、
前記第1の容器内に収容された弱塩基性アニオン交換樹
脂と、前記第1の容器の処理水移動方向下流側に配設さ
れた、イオン交換樹脂を収容する第2の容器と、前記第
2の容器内に処理水を通すための第2の処理水流路と、
前記第2の容器内に収容された強酸性カチオン交換樹脂
と、前記第1の処理水流路と前記第2の処理水流路とを
繋ぐ配管と、を含むことを特徴とする。
【0025】本発明の更に他の空気清浄化装置用水質純
化装置は、イオン交換樹脂を収容する容器と、前記容器
内に処理水を通すための処理水流路と、前記容器内に収
容された強酸性カチオン交換樹脂と、前記容器内に収容
された弱塩基性アニオン交換樹脂と、を含むことを特徴
とする。
【0026】上記空気清浄化装置において、前記水質純
化装置のイオン交換樹脂の劣化度を管理する管理モニタ
を更に具備していてもよい。
【0027】(作用)本発明においては、エアーワッシ
ャー方式により、噴射された噴射水は、空気流中で、不
純物である微小粒子を捕捉するとともに反応性ガスや二
酸化炭素を溶解させて回収される。回収水中のN
+ 、Na+ 、K+ 、Ca++等のカチオンは全て強酸
性カチオン交換樹脂に吸着され、このとき強酸性カチオ
ン交換樹脂から放出されるH+ の影響でpHは5〜6程
度の弱酸性となり、二酸化炭素は重炭酸イオンにまで解
離する。pHは5〜6程度の弱酸性下では、二酸化炭素
の重炭酸イオンへの解離はpH7のときの1/10程度
にまで、低下する。
【0028】一方、Cl 、SO 、NO 等の
アニオンは弱塩基性アニオン交換樹脂に吸着除去される
が重炭酸イオンは弱塩基性アニオン交換樹脂に吸着され
ないので弱塩基性アニオン交換樹脂の負荷とはならず、
回収水中にアニオンとしてそのまま残留する。このとき
噴射水中には平衡量の二酸化炭素も溶解している。
【0029】重炭酸イオンと二酸化炭素を含む浄化水
は、噴射水として噴射ノズルから再び空気流中に噴射さ
れて空気流中のイオン成分を溶解するが、空気中の炭酸
ガスは噴射水中にすでに炭酸ガスと重炭酸イオンが溶解
しているので、吸収量は少なくなり、空気中の二酸化炭
素濃度と噴射水中の二酸化炭素濃度、重炭酸イオン濃度
が平衡に達したところで空気中の二酸化炭素は噴射水中
へ溶解しなくなる。
【0030】したがって、本発明の水質純化装置では、
二酸化炭素はイオン交換樹脂の負荷とはならず、イオン
交換樹脂の使用量を大幅に削減できるとともに再生のサ
イクルを長くすることができ、ランニングコストを従来
品の十分の一以下程度にまで低く抑えることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。本発明は、その要旨を
逸脱しない限度内において本実施の形態に限定されるも
のではない。
【0032】図1は、本発明の空気清浄化システムの一
実施形態を概略的に示す図である。
【0033】空気清浄化装置1の空気ダクト2の空気取
入口近傍には除塵のためのプレフィルタ3が装着され、
その下流にエアーワッシャー4が配置されている。エア
ーワッシャー4は、噴射ノズル4aを多数の噴射口を上
流側に向けて配置するとともに、この噴射ノズル4aの
噴射口に対向してミスト衝突板からなるミストトラップ
4bを配置して構成されている。
【0034】エアーワッシャー4の下流には、ほぼ10
0%RHの空気を冷却して除湿するエリミネータ5が設
置されている。さらにその下流の出口近傍には、空気ダ
クト2内に例えば5m/秒以上の空気流を生じさせる送
気ファン6が設置されている。エアーワッシャー4とエ
リミネータ5の下方には、凝縮水を受けるバッファタン
ク7が設置されている。
【0035】バッファタンク7には、バッファタンク7
内の凝縮水を循環しつつ清浄化する純水供給ライン8
と、エアーワッシャー4の水噴霧ノズル4aの給水管9
に噴射水を供給する噴射水給水ライン10が設けられて
いる。
【0036】空気清浄化装置1のエアーワッシャー4と
エリミネータ5の下方に設置された、バッファタンク7
には、純水供給ライン8と、エアーワッシャー4の水噴
霧ノズル4aの給水管9に噴射水を供給する噴射水給水
ライン10が設けられている。
【0037】本実施形態においては、純水供給ライン8
は、ポンプ11、フィルタ16、水質純化ユニット3
0、これらの構成機器を連結する配管17から構成され
ている。純水供給ライン8は、ポンプ11、紫外線殺菌
装置14、水質純化ユニット30、フィルタ16及びこ
れらの構成機器を連結する配管17から構成されてい
る。
【0038】噴射水給水ライン10は、ポンプ18、冷
却器19及びこれらを連結するとともに給水管9に連結
する配管20から構成されている。
【0039】次に本実施形態に係る水質純化ユニット3
0について説明する。図2は本実施形態に係る水質純化
ユニット30の構造を模式的に示した図である。図2に
示したように本実施形態に係る水質純化ユニット30で
は、配管31に三本のボンベ状のカラム32a〜32c
が直列に接続された構造となっている。
【0040】それぞれのカラム32は活性炭カラム32
a、カチオン交換樹脂カラム32b、及びアニオン交換
樹脂カラム32cである。なお活性炭カラム32aは省
略してもよい。
【0041】カチオン交換樹脂カラム32bには強酸性
カチオン交換樹脂が充填されている。このカチオン交換
樹脂カラム32b内の強酸性カチオン交換樹脂は、凝縮
水中に含まれるNH4 +、Ca2+、Na+、Fe3+、Mg
+ などのカチオン類、特にアンモニアに由来するNH4 +
を除去する。
【0042】一方、アニオン交換樹脂カラム32c内に
は弱塩基性アニオン交換樹脂が充填されている。弱塩基
性アニオン交換樹脂は、処理水中の重炭酸イオンを除去
しないで、それ以外の反応性の無機酸イオン、即ちフッ
素イオン、塩素イオン、硫酸イオン、燐酸イオン等を吸
着除去する。
【0043】それぞれのカラム32内には長手方向中心
部に導水管33が配設されており、この導水管33の回
りに活性炭粒子やビーズ状のイオン交換樹脂粒子が充填
された構造となっている。
【0044】各カラム32では前記導水管33により一
旦カラム32の底部に処理水が送られ、この処理水が水
圧により押し上げられる際に導水管33とカラム内壁と
の間に充填された活性炭粒子やイオン交換樹脂粒子と接
触して処理水中の汚染物類が除去され、カラム外へ導出
される構造となっている。
【0045】また、アニオン交換樹脂カラム32cと接
続された配管31のうち、下流側の配管31にはpHモ
ニタ34が配設されている。カチオン交換樹脂カラム3
2bやアニオン交換樹脂カラム32cのイオン交換樹脂
のイオン交換能力が低下すると、このアニオン交換樹脂
カラム32cの下流側に流出する処理水のpHが変化す
る。この原理を応用して、アニオン交換樹脂カラム32
cでイオン交換された処理水のpH値を監視することに
より、アニオン交換樹脂カラム32cのイオン交換能力
の低下やカラム32の交換時期を高精度にモニタリング
できるようになっている。
【0046】次に処理水の流れについて説明する。エア
ーワッシャー4の噴射ノズル4aから空気中に噴射され
た超純水は微細化されてミストMとなり、この状態で空
気中の塵埃やガス状の汚染物質を取り込む。ミストM
は、凝縮してバッファタンク7中に流下する。
【0047】塵埃やガス状の汚染物質の除去された空気
は、空気ダクト1の排気口から排出され、クリーンルー
ムに送られる。バッファタンク7内の凝縮水の一部は、
ポンプ11で純水供給ライン8を循環して不純物濃度を
低下させられた後、バッファタンク7へ戻される。純水
供給ライン8に入った凝縮水は、フィルタ16で微粒子
を除去されてから、水質純化ユニット30に導入され
る。凝縮水中のカチオン成分は、まず強酸性カチオン交
換樹脂カラム32b内の強酸性カチオン交換樹脂層に捕
捉される。次いで、弱塩基性アニオン交換樹脂カラム3
2c内に流入し、ここで凝縮水中の炭酸イオンや重炭酸
イオンなどのIC(無機炭酸)以外のアニオン成分は弱
塩基性アニオン交換樹脂層に捕捉されて配管31に達す
る。
【0048】このようにして、凝縮水は強酸性カチオン
交換樹脂カラム32bと弱塩基性アニオン交換樹脂カラ
ム32cを通過する間にイオン成分を取り除かれる。
【0049】水質純化ユニット30を通過して不純物濃
度を下げられた凝縮水は、配管17を通ってバッファタ
ンク7へ戻され、再び噴射水給水ライン10でエアーワ
ッシャー4の水噴霧ノズル4aの給水管9に噴射水とし
て供給される。
【0050】(実施例1)以下、本発明に係る実施例に
ついて説明する。本実施例では、図1に示した空気清浄
化システムを用いて、外気を取り込み、この取り込んだ
外気からクリーンルーム用の空気を得る場合について実
験を行った。結果を表2に示す。
【0051】
【表2】
【0052】この表3が示すように、本実施形態に係る
空気清浄化システムを用いて取り込んだ外気からクリー
ンルーム用のクリーンエアを得た場合、水質純化装置で
は、NH4 + 、Ca2+、Na+ 、Fe3+、Mg+ などの
カチオン類はいずれも1%以下になるまで除去されてい
る。特にNH4 + については大半が除去されている。
【0053】一方、アニオン類については、塩素イオ
ン、硫酸イオン及び燐酸イオンはいずれも1%以下にな
るまで除去されており、硝酸イオンについても3.5%
になるまで除去されている。
【0054】その反面、炭酸イオンや重炭酸イオンなど
のIC(無機炭酸)としては、含有量は殆ど減っておら
ず、本実施例に係る水質純化装置ではIC(無機炭酸)
類は実質的に除去されていない。この表3の結果から、
本実施例に係る水質純化装置では所望の不純物だけが除
去されており、除去する必要のないIC(無機炭酸)類
は実質的に除去されていないことが判明した。
【0055】(比較例)以下、本発明の比較例について
説明する。本比較例では、強酸性カチオン交換樹脂カラ
ム及び強アニオン交換樹脂カラムで水質純化する水質純
化ユニットを備えた従来型の空気清浄化装置を用いてク
リーンルーム用のクリーンエアを取り込んだ外気から生
成した。表3と表4に分析結果を示した。表3は外気中
に含まれる不純物濃度と、従来型の空気清浄化装置を用
いた場合のクリーンルーム内の空気中の不純物濃度とを
示した表である。表4は、上記従来型の水質純化ユニッ
トの入口と出口とでそれぞれサンプリングした試料水の
分析結果を示した表である。
【0056】
【表3】
【表4】
【0057】これらの表3及び表4に示されたように、
従来型の水質純化ユニットでは除去する必要のないIC
(無機炭酸)類まで他のイオンと同様に除去されてい
る。
【0058】表1〜3から明らかなように、本実施例の
空気清浄化システムによれば強酸性カチオン交換樹脂カ
ラム及び強アニオン交換樹脂カラムからなる水質純化ユ
ニットの代わりに強酸性カチオン交換樹脂カラム及び弱
塩基性アニオン交換樹脂カラムからなる水質純化ユニッ
ト30を使用することで、イオン交換樹脂の寿命を大幅
に伸長させることができる。
【0059】強アニオン交換樹脂を用いる従来型の空気
清浄化装置と比較すると、空気中の二酸化炭素に由来す
るIC(無機炭酸)類をアニオンとしてイオン交換しな
いため、IC(無機炭酸)除去量が約1/40と著しく
低下する。従ってイオン交換樹脂カラムの寿命が伸長
し、イオン交換樹脂カラムの交換費用に由来するランニ
ングコストを少なくとも約1/10程度にまで低下させ
ることができる。
【0060】(第2の実施形態)本実施形態に係る空気
清浄処理システムでは、活性炭(AC)ボンベ+弱塩基
性アニオン交換樹脂(WA)ボンベ+強酸性カチオン交
換樹脂(SC)ボンベと並び替えた構成とした。本実施
形態においても上記実施例1と同様の結果を得た。
【0061】(第3の実施形態)本実施形態に係る空気
清浄処理システムでは、カチオン交換樹脂カラム32b
とアニオン交換樹脂カラム32cの二本のセパレート型
カラムを用いる代わりに一本のカラム内に強酸性カチオ
ン交換樹脂と弱塩基性アニオン交換樹脂との両方が充填
された、いわゆる混床型カラムを用いた以外は上記第一
の実施形態と同様の構成とした。
【0062】本実施形態に係る空気清浄処理システム
は、水質純化ユニット30内には活性炭カラム32aと
混床型カラム32dの二本のカラムが配設された構造を
備えている。このように混床型カラム32dを用いた場
合には空気清浄処理システム自体の大きさを小型化でき
るというスペース的なメリットが得られる。また、空気
浄化能力についても十分な処理能力を備えている。本実
施形態においても上記実施例1と同様の結果が得られ
た。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、エアーワッシャー方式
で空気清浄化するにあたり、水質純化装置として強酸性
カチオン交換樹脂と弱塩基性アニオン交換樹脂とを組み
合わせて用いて処理水の浄化を行うので、外気に多量に
存在するNH4 + を完全に除去することができ、かつ負
荷となる二酸化炭素が吸着除去することがなくなる結
果、装置コストが安価で、しかもランニングコストを従
来型の空気清浄システムの約1/10以下程度にまで低
下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施形態に係る空気清浄システムの全
体構成を示した模式図である。
【図2】 第1の実施形態に係る水質純化ユニットの構
造を模式的に示した図である。
【符号の説明】 1…空気清浄化装置、2…空気ダクト、3…プレフィル
タ、4…エアーワッシャ−、4a…噴射ノズル、4b…
ミストトラップ、5…エリミネ−タ、7…バッファタン
ク、8…超純水供給ライン、9…給水管、10…噴射水
供給ライン、11…ポンプ、16…ポンプ、18…ポン
プ、19…冷却器、20…配管、31…配管、32a…
活性炭カラム、32b…カチオン交換樹脂カラム、32
c…アニオン交換樹脂カラム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F24F 7/06 F24F 7/06 C (72)発明者 広瀬 多郁三 神奈川県厚木市岡田2丁目9番8号 野村 マイクロ・サイエンス株式会社内 (72)発明者 平野 誠 神奈川県厚木市岡田2丁目9番8号 野村 マイクロ・サイエンス株式会社内 Fターム(参考) 3L058 BF09 4D020 AA05 AA06 AA10 BA08 BB10 BC06 CB27 CC10 CC12 CC20 CD01 CD02 CD03 4D025 AA04 AA06 AB01 AB07 AB09 AB11 AB14 AB15 AB18 AB19 AB22 BA09 BA11 BA15 BB09 CA02 CA03 DA03 DA04 DA10 4D032 AC07 BA01 DA04

Claims (11)

    【特許請求の範囲】 .
  1. 【請求項1】 空気中に噴射された水滴に不純物を捕捉
    させ、不純物を捕捉した前記水滴を冷却して凝縮水とし
    て回収し噴射水として再利用するエアーワッシャー方式
    の空気清浄化方法において、 前記凝縮水を、強酸性カチオン交換樹脂と弱塩基性アニ
    オン交換樹脂とを具備した水質純化装置で処理して、前
    記凝縮水中に溶存する汚染物質を除去してから噴射水と
    して再利用することを特徴とする空気清浄化方法。
  2. 【請求項2】 クリーンルームと、 前記クリーンルームからの空気を排出させ、前記クリー
    ンルーム内に清浄化空気を送る空気供給系と、 前記空気供給系の途中に配設され、前記クリーンルーム
    に供給される空気と噴射された水滴とを接触させて前記
    空気中の汚染物質を除去する水洗浄系と、 前記水洗浄系で前記クリーンルームに供給される空気と
    接触した処理水を強酸性カチオン交換樹脂、及び、弱塩
    基性アニオン交換樹脂と接触させることによりイオン成
    分を除去する水質純化ユニットとを具備することを特徴
    とする空気清浄化装置。
  3. 【請求項3】 前記水質純化ユニットが、前記強酸性カ
    チオン交換樹脂を含むカチオン交換樹脂カラムと、前記
    カチオン交換樹脂カラムの処理水移動方向下流側に配設
    された前記アニオン交換樹脂を含む弱塩基性アニオン交
    換樹脂カラムとを含む装置であることを特徴とする請求
    項2記載の空気清浄化装置。
  4. 【請求項4】 前記水質純化装置が、前記弱塩基性アニ
    オン交換樹脂を含む弱塩基性アニオン交換樹脂カラム
    と、前記アニオン交換樹脂カラムの処理水移動方向下流
    側に配設された前記強酸性カチオン交換樹脂を含むカチ
    オン交換樹脂カラムとを含む装置であることを特徴とす
    る請求項2記載の空気清浄化装置。
  5. 【請求項5】 前記水質純化装置が、前記カチオン交換
    樹脂、及び、前記弱塩基性アニオン交換樹脂を含む混床
    カラムを備えたことを特徴とする請求項2記載の空気清
    浄化装置。
  6. 【請求項6】 前記弱塩基性アニオン交換樹脂が、Na
    2 CO3 再生型のアニオン交換樹脂であることを特徴と
    する請求項2乃至5のいずれか1項記載の空気清浄化装
    置。
  7. 【請求項7】 前記水質純化装置のイオン交換樹脂の劣
    化度を管理する管理モニタを更に具備することを特徴と
    する請求項2乃至6のいずれか1項に記載の空気清浄化
    装置。
  8. 【請求項8】 イオン交換樹脂を収容する第1の容器
    と、 前記第1の容器内に処理水を通すための第1の処理水流
    路と、 前記第1の容器内に収容された強酸性カチオン交換樹脂
    と、 前記第1の容器の処理水移動方向下流側に配設された、
    イオン交換樹脂を収容する第2の容器と、 前記第2の容器内に処理水を通すための第2の処理水流
    路と、 前記第2の容器内に収容された弱塩基性アニオン交換樹
    脂と、 前記第1の処理水流路と前記第2の処理水流路とを繋ぐ
    配管と、 を含むことを特徴とする空気清浄化装置用水質純化装
    置。
  9. 【請求項9】 イオン交換樹脂を収容する第1の容器
    と、 前記第1の容器内に処理水を通すための第1の処理水流
    路と、 前記第1の容器内に収容された弱塩基性アニオン交換樹
    脂と、 前記第1の容器の処理水移動方向下流側に配設された、
    イオン交換樹脂を収容する第2の容器と、 前記第2の容器内に処理水を通すための第2の処理水流
    路と、 前記第2の容器内に収容された強酸性カチオン交換樹脂
    と、 前記第1の処理水流路と前記第2の処理水流路とを繋ぐ
    配管と、 を含むことを特徴とする空気清浄化装置用水質純化装
    置。
  10. 【請求項10】 イオン交換樹脂を収容する容器と、 前記容器内に処理水を通すための処理水流路と、 前記容器内に収容された強酸性カチオン交換樹脂と、 前記容器内に収容された弱塩基性アニオン交換樹脂と、 を含むことを特徴とする空気清浄化装置用水質純化装
    置。
  11. 【請求項11】 前記水質純化装置のイオン交換樹脂の
    劣化度を管理する管理モニタを更に具備することを特徴
    とする請求項8乃至10のいずれか1項記載の空気清浄
    化装置用水質純化装置。
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EP3842123A1 (en) 2019-12-24 2021-06-30 Arçelik Anonim Sirketi An air purifier
EP3842700A1 (en) 2019-12-24 2021-06-30 Arçelik Anonim Sirketi An air purifier comprising a neutralization receptacle
EP3842699A1 (en) * 2019-12-24 2021-06-30 Arçelik Anonim Sirketi An air purifier wherein the hydrogen release is controlled
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