JP2003144804A - 油水分離装置 - Google Patents

油水分離装置

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JP2003144804A JP2001340781A JP2001340781A JP2003144804A JP 2003144804 A JP2003144804 A JP 2003144804A JP 2001340781 A JP2001340781 A JP 2001340781A JP 2001340781 A JP2001340781 A JP 2001340781A JP 2003144804 A JP2003144804 A JP 2003144804A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構造によって油水混合液を連続的に分
離させると共に、分離した油と水それぞれを確実に外部
に排出する油水分離装置を提供する。 【解決手段】 油水分離装置1は、油水混合液の油を浮
上分離させる油水分離槽2、油を排出する集油桝4及び
水を排出する排出流路3を形成し、さらに、油水分離槽
2内には、油水混合液の流路を形成する整流板5と油水
分離整流板6とを具備している。そして、油水混合液
は、整流板5及び油水分離整流板6を介して、油水分離
槽2内の液面11に到達し比重差により油は浮上し、水
は沈降する。このように浮上した油は、液面11の近傍
に配設された集油桝4の整流堰4cにより、容易に集油
桝4内に導かれ排出管20から外部に排出することがで
きる。また、沈降した水は、隔壁7の下方端部7aの下
方を通過して、排出流路3、30を介して排出管21か
ら外部に排出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油と水が混じりあ
った油水混合液をそれぞれの比重差を利用して両者を連
続的に分離し、油及び水それぞれを排出する油水分離装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、金属の機械加工現場等におい
ては切削油、潤滑油、研削油等を含む油水混合液が発生
するが、それを直接廃棄できないため処理をする必要が
ある。この油水混合液を油と水に分離するための一手段
として、比重差を利用して分離する油水分離装置が用い
られている。この油水分離装置は、油水混合液を油水分
離槽に流入して貯留させ、比重の小さい油を油水分離槽
内で浮上させて、分離した油及び水それぞれを排出する
ものである。例えば、特開2001−252503号公
報には、油水混合の液体を流れるように形成して、一方
の端部から混合液を流入して油水分離槽内で比重差を利
用して浮上した油を他方の端部から排出する油水分離装
置であり、油水分離槽内に流路を蛇行させて長くすると
共に、乱流を発生させつつ方向を転換させる衝突部位を
有する仕切板部材を具備する油水分離装置が開示されて
いる。
【0003】さらに、特開2001−252404号公
報には、比重差により油と水を浮上分離させる油水浮上
分離装置であり、多孔を有し円錐状で中央孔を備えた第
1及び第2の分離板を、油水分離槽内部に交互に隙間を
設けて積み重ねて構成し、第1の分離板と第2の分離板
との孔の上下方向の位置がずれて配設されて、孔を通過
した液が、下方の分離板の壁に衝突するように構成され
た油水分離装置が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の油水分離装置の油水分離槽内に油水混合液を流入し、
比重差を利用して、自然に油を浮上させて油と水とを分
離させる方法では、油水分離槽内での油水混合液をかな
りの時間貯留させる必要がある。しかし、この方法で
は、油水分離槽内に油水混合液が貯留する時間内に油が
十分に浮上せず、油水の分離が不完全となる場合があ
る。また、特開2001−252503号公報の油水分
離装置では、油水分離装置内に形成された複数の板材
に、油水の混合液が衝突することにより油水の分離効果
は促進されるが、浮上して分離した油の排出手段が明確
に開示されておらず、まだ改善する余地がある。さら
に、この油水分離装置は、油水分離槽内に何層もの板材
が積層された複雑な構造のため、製造コストが増大する
虞がある。
【0005】さらに、特開平8−252404号公報の
油水分離装置では、この油水分離装置内に金属くず等の
固形物が混入した場合、この固形物が分離板に形成され
た孔を閉塞して、分離作用に不都合を生じる虞がある。
また、この油水分離装置は、油水分離槽内に何層もの板
材が積層され複雑な構造になっているので、製造コスト
が増大すると共に、前述した固形物により孔が閉塞され
た場合、メンテナンス作業も煩雑になる虞がある。
【0006】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、簡易な構造によって油水混合液を連続的に分離
させると共に、分離した油と水それぞれを確実に外部に
排出する油水分離装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、請求項1に記載した発明は、
水に油が混入している油水混合液から比重差を利用して
水と油を分離する油水分離槽を設け、前記油水分離槽内
に前記油水混合液の流路を形成すると共に、分離した油
及び水を外部に排出する油水分離装置において、前記油
水分離槽内に、前記油水混合液を略下方の一定方向に指
向する流路を先端部に形成する整流板と、該整流板に沿
って流下した前記油水混合液を斜上方向に指向させる油
水分離整流板とを具備することを特徴とする。このよう
に構成することにより、油水混合液は、整流板の先端部
に沿って一定方向に流下して、油水分離整流板に衝突し
て斜上方向に流動する。
【0008】請求項2に記載した発明は、請求項1に記
載した発明において、前記整流板は、先端部が前記油水
分離槽の短手側内壁に指向するように鉛直面に対して下
方に傾斜すると共に、前記油水分離槽の短手方向に延在
して配設することを特徴とする。このように構成するこ
とにより、油水混合液は、この整流板の先端部に沿って
油水分離槽の短手側内壁に指向するように鉛直面に対し
て傾斜して流下する。
【0009】請求項3に記載した発明は、請求項1また
は2に記載した発明において、前記油水分離整流板は、
前記整流板の前記先端部の延長線上で鋭角に交差するよ
うに上方向に傾斜して、前記油水分離槽の短手方向に延
在すると共に、長手側一端部を前記油水分離槽内の液面
に近接して配設することを特徴とする。油水分離整流板
は、整流板の先端部の延長線上で鋭角に交差するように
上方向に傾斜して、長手側一端部を液面に近接して配設
したので、整流板の先端部に沿って流下した油水混合液
は、この油水分離整流板と衝突して油粒子及び水粒子が
各々凝集して粗分離の状態で油水分離整流板に沿って斜
上方に流れて液面まで到達する。到達した油水混合液内
の油粒子は、比重が小さいので表面張力により液面に油
膜となって浮遊し、水粒子は沈降力により下方へ沈降す
る。
【0010】請求項4に記載した発明は、請求項1〜3
のいずれかに記載した発明において、前記油水分離槽内
に、分離した油を外部に排出する中空の集油桝を形成し
て、該集油桝の開口端部を前記液面に近接して配設する
と共に、前記油水分離整流板の長手側一端部に対向する
ように傾斜して形成したことを特徴とする。油水混合液
から分離した油を外部に排出する中空の集油桝は、この
集油桝の開口端部を液面に近接した位置、すなわち液面
の近傍で分離した油が油膜となって浮遊する位置に配設
され、且つこの開口端部を油水分離整流板の長手側一端
部に対向するように、すなわち分離した油が流れてくる
方向に対向するように傾斜して配設されるので、分離さ
れた油粒子は集油桝の傾斜した開口端部に容易に導かれ
外部に排出することができる。
【0011】請求項5に記載した発明は、請求項4に記
載した発明において、前記傾斜した開口端部の上下一対
の開口端壁に、それぞれ外方に傾斜して延設される整流
堰を形成したことを特徴とする。このように構成するこ
とにより、整流堰は、開口端部の近傍の油を容易に集油
桝内に導くことができる。
【0012】請求項6に記載した発明は、請求項1〜5
のいずれかに記載した発明において、前記油水分離槽内
に、前記油水分離槽の短手方向に延在すると共に、下方
端部が前記油水分離槽の底面と離間する隔壁を形成し、
該隔壁の外方に前記油水分離槽内で分離された水を外部
に排出する排水流路を形成することを特徴とする。油水
分離槽内に隔壁を形成し、この隔壁により油水分離槽と
排水流路とを別々に構成したので、油水分離槽内に貯留
している油が、排水流路内に侵入することを防ぐことが
できる。
【0013】請求項7に記載した発明は、請求項6に記
載した発明において、前記排水流路内の外部と近接する
位置に、複数の吸着材を前記油水分離槽の短手方向に延
在して配設することを特徴とする。排水流路内に複数の
吸着材を配設したので、この吸着材は、分離した水に付
着した異物や分離されなかった油等を吸着し取り除くこ
とができる。
【0014】請求項8に記載した発明は、請求項1〜7
のいずれかに記載した発明において、前記油水混合液が
流入する流入口の近傍に、前記油水混合液を濾過するフ
ィルタを前記油水分離槽の短手方向に延在して配設する
ことを特徴とする。このように構成することにより、油
水混合液内に混入した金属くず等の固形物を排除するこ
とができる。
【0015】請求項9に記載した発明は、請求項1〜8
のいずれかに記載した発明において、前記油水分離槽の
下部に移動可能手段を装着したことを特徴とする。油水
分離槽の下部に移動可能手段例えばキャスター等を配設
したので、この油水分離装置の移動を容易に行うことが
でき、取り扱いが簡便となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
油水分離装置を図1〜図5に基いて詳細に説明する。図
1〜図3に示すように、油水分離装置1は、油水混合液
から油を浮上分離させる油水分離槽2と、分離した水を
外部に排出する排水流路3と、分離した油を外部に排出
する集油桝4とで概略構成されており、さらに、油水分
離槽2内に、油水混合液の流路を形成する整流板5と油
水分離整流板6とを具備している。
【0017】まず、油水分離槽2は、ステンレスからな
る金属製の箱状で、前後方向、上下方向及び幅方向をそ
れぞれ所定の長さ(幅長<上下長<前後長)に形成さ
れ、内部に所定の容量の油水混合液を分離させて一時的
に貯留させるものである。また、油水分離槽2に形成さ
れた上壁2bのほぼ中央には、略矩形状の開口である油
水混合液の受入口2cを形成している。また、整流板5
は、板状で油水分離槽2の幅方向に延在するように設け
られ、一端部を受入口2cのほぼ後方で上壁2bの裏面
に溶着され、直下方に指向する整流下行板5aが形成さ
れている。また、この整流下行板5aから連続して、前
方に指向する整流平行板5bを形成して、この整流平行
板5bと上壁2bとの間には複数の小孔を有した板状の
フィルタ10が立設され、油水分離槽2の幅方向に延在
して配設されている。さらに、整流板5の先端部には、
整流平行板5bから連続して、所定の角度θ1で下方に
傾斜する整流斜行板5cを形成している。なお、所定の
角度θ1は、例えば45°に設定されている。
【0018】さらに、油水分離整流板6は、板状で油水
分離槽2の幅方向に延在するように設けられ、その一端
部は整流平行板5bから所定距離の下方の位置で、油水
分離槽2の前壁2dの裏面に溶着されると共に、整流板
5の整流斜行板5cの延長線上で鋭角に交差するように
傾斜角度θ2で斜上方に指向して延在している。また、
油水分離整流板6の他端6aは、油水分離槽2の液面1
1の近傍になるように配設される。なお、油水分離整流
板6の傾斜角度θ2は、例えば10°〜20°に設定さ
れている。
【0019】また、集油桝4は、一側面を油水分離槽2
の前後方向ほぼ中央の手前側壁2eに、液面11から範
囲Wの間で固着されており、集油桝4の開口端部4aを
液面11に近接して配設している。また、集油桝4は、
油水分離槽2の手前側壁2eを介して外部と連通する排
出管20と連通している。図4及び図5に示すように、
集油桝4は中空の略矩形状で形成されており、集油桝4
の開口端部4aは、図2に示す油水分離整流板6に対向
するように、傾斜角度θ3で傾斜すると共に、上下一対
の開口端壁4bから所定の角度θ4で外方に傾斜して延
設される整流堰4cを形成している。
【0020】さらに、隔壁7は、板状であって油水分離
槽2の後方側で、油水分離槽2の幅方向に延在し、上方
端部が油水分離槽2の上壁2bの後方端部に固着されて
おり、下方端部7aは、油水分離槽2で分離した水が排
出されるように、油水分離槽2の底壁2fとの間で所定
の間隔を設けるように配設されている。また、排水流路
3は、この隔壁7の外後方側(範囲T)で、油水分離槽
2の幅方向に延在しており、排水流路3の後壁3aは油
水分離槽2の底壁2fから連続して上方に延在してい
る。また、隔壁7には後方側に突設して油水分離槽2の
幅方向に延在する板材8が固着されており、この板材8
と後壁3aとが交差するように配設されている。そし
て、排水流路3の後壁3aの外後方側(範囲T’)に、
排水流路30が油水分離槽2の幅方向に延在し配設され
ている。
【0021】また、排水流路3、30とが連通するよう
に、板材8及び後壁3aに連通隙間8a及び3bをそれ
ぞれ形成しており、排水流路30はその手前側壁30b
を介して外部と連通する排出管21と連通している。ま
た、この排水流路3、30内に配設される板材8には、
断面略矩形状の吸着材12例えばグラスウールが油水分
離槽2の幅方向に延在して載置されている。また、この
排水流路3、30の上方には、蓋体22が油水分離槽2
の幅方向に延在して、排水流路3、30とを閉塞するよ
うに載置されている。さらにまた、油水分離槽2の底壁
2fには、移動可能手段のキャスター9が所定の間隔で
4台固定され、この油水分離装置1の移動を可能にして
いる。
【0022】次に、このように構成された油水分離装置
において、油水混合液の流入から分離した油及び水それ
ぞれの排出までの流れを図2に基いて説明する。最初
に、油水分離槽2の油水分離整流板6の高さ迄、水を入
れておく。次に、所定の容量の油水混合液を油水分離槽
2の受入口2cに流入すると、この油水混合液は、整流
板5の整流直下板5a及び整流平行板5bに沿って前方
向に流れて、フィルタ10で異物が濾過され、整流斜行
板5cの傾斜に沿って下方に流下する。そして、矢印5
0に示すように、流下した油水混合液は油水分離整流板
6に衝突して、油粒子及び水粒子の各粒子同士の凝集が
促され、両者の粗分離の状態で油水分離整流板6に沿っ
て斜上方に流れて液面11まで到達する。
【0023】そして、矢印51に示すように、到達した
油水混合液の油は、比重が小さいので表面張力により液
面11の近傍に油膜となって浮遊する。そして、受入口
2cから徐々に流入する油水混合液により、液面11が
移動するので、分離された油は、液面11の近傍に配設
された集油桝4の開口端部4aの整流堰4cによって集
油桝4内に導かれて、排出管20から外部に排出され
る。また、矢印52に示すように、油水混合液から分離
された水は、沈降力により油水分離槽2の下方へ沈降し
て、隔壁7の下方端部7aと油水分離槽2の底壁2fと
の間を通って、排水流路3、30に流入し、吸着材12
を介して分離されなかった油の大部分を吸着し排出管2
1から外部に排出される。上記のように油水混合液を処
理することにより、従来より排水処理に時間を要せずに
油と水を分離できる。本装置によれば、排水処理された
水をさらに処理することにより、油分の含有率をさらに
低下させることができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載し
た発明によれば、油水分離槽内に油水混合液が略下方向
で一定した方向に指向する流路を先端部に形成する整流
板と、整流板に沿って流下した油水混合液を斜上方向に
指向させる油水分離整流板とを具備したので、油水混合
液は、整流板の先端部に沿って一定方向に流下して、油
水分離整流板に衝突して斜上方向に流動する。
【0025】請求項2に記載した発明によれば、整流板
の先端部を油水分離槽の短手側内壁に指向するように鉛
直面に対して下方に傾斜して形成したので、油水混合液
は、この整流板の先端部に沿って油水分離槽の短手側内
壁に指向するように鉛直面に対して傾斜して流下する。
【0026】請求項3に記載した発明によれば、油水分
離整流板は、整流板の先端部の延長線上と鋭角に交差す
るように上方向に傾斜して、長手側一端部を液面に近接
して配設したので、整流板の先端部に沿って流下した油
水混合液は、この油水分離整流板と衝突して油粒子及び
水粒子が各々凝集して粗分離の状態で油水分離整流板に
沿って斜上方に流れて液面まで到達する。到達した油水
混合液内の油粒子は、比重が小さいので表面張力により
液面の近傍に油膜となって浮遊し、水粒子は沈降力によ
り下方へ沈降する。
【0027】請求項4に記載した発明によれば、油水混
合液から分離した油を外部に排出する中空の集油桝は、
この集油桝の開口端部を液面に近接した位置、すなわち
液面の近傍で分離した油が油膜となって浮遊する位置に
配設され、且つこの開口端部を油水分離整流板の長手側
一端部に対向するように、すなわち分離した油が流れて
くる方向に対向するように傾斜して配設されるので、分
離された油粒子は、集油桝の傾斜した開口端部に容易に
導かれ外部に排出することができる。
【0028】請求項5に記載した発明によれば、傾斜し
た開口端部で上下一対の開口端壁に、外方に傾斜して延
設される整流堰を形成したので、この整流堰により開口
端部の近傍の油を容易に集油桝内に導くことができる。
【0029】請求項6に記載した発明によれば、油水分
離槽内に隔壁を形成し、この隔壁により油水分離槽と排
水流路とを別々に構成したので、油水分離槽内に貯留し
ている油が、排水流路内に侵入することを防ぐことがで
きる。
【0030】請求項7に記載した発明によれば、排水流
路内に複数の吸着材を配設したので、この吸着材は、分
離した水に付着した異物や分離されなかった油等を吸着
し取り除くことができる。
【0031】請求項8に記載した発明によれば、油水混
合液を流入する流入口の近傍に油水混合液を濾過するフ
ィルタを配設したので、油水混合液内に混入した金属く
ず等の固形物を排除することができる。
【0032】請求項9に記載した発明によれば、油水分
離槽の下部に移動可能手段例えばキャスター等を配設し
たので、この油水分離装置の移動を容易に行うことがで
き、取り扱いが簡便となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施の形態に係る油水分離装
置の平面図である。
【図2】図2は、図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】図3は、本発明の実施の形態に係る油水分離装
置の側面図である。
【図4】図4は、本発明の実施の形態に係る油水分離装
置の構成部品である集油桝の開口端部を示す斜視図であ
る。
【図5】図5は、図4のB−B線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 油水分離装置 2 油水分離槽 3、30 排水流路 4 集油桝 4a 開口端部 4b 開口端壁 4c 整流堰 5 整流板 5c 整流斜行板 6 油水分離整流板 7 隔壁 7a 下方端部 9 キャスター 10 フィルタ 11 液面 12 吸着材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01D 17/028 B01D 17/028 D 17/032 17/032 C02F 1/40 ZAB C02F 1/40 ZABA (72)発明者 レ ゴック カン ベトナム国,ホーチミンシティー, ディ ストリクト1, グエン トラン トラク 33イー (72)発明者 松本 秀文 横浜市戸塚区下倉田町1877−7 Fターム(参考) 4D051 AA01 AB02 BA01 BA08 BA09

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水に油が混入している油水混合液から比重
    差を利用して水と油を分離する油水分離槽を設け、前記
    油水分離槽内に前記油水混合液の流路を形成すると共
    に、分離した油及び水を外部に排出する油水分離装置に
    おいて、 前記油水分離槽内に、前記油水混合液を略下方の一定方
    向に指向する流路を先端部に形成する整流板と、該整流
    板に沿って流下した前記油水混合液を斜上方向に指向さ
    せる油水分離整流板とを具備することを特徴とする油水
    分離装置。
  2. 【請求項2】前記整流板は、先端部が前記油水分離槽の
    短手側内壁に指向するように鉛直面に対して下方に傾斜
    すると共に、前記油水分離槽の短手方向に延在して配設
    することを特徴とする請求項1に記載の油水分離装置。
  3. 【請求項3】前記油水分離整流板は、前記整流板の前記
    先端部の延長線上で鋭角に交差するように上方向に傾斜
    して、前記油水分離槽の短手方向に延在すると共に、長
    手側一端部を前記油水分離槽内の液面に近接して配設す
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の油水分離
    装置。
  4. 【請求項4】前記油水分離槽内に、分離した油を外部に
    排出する中空の集油桝を形成して、該集油桝の開口端部
    を前記液面に近接して配設すると共に、前記油水分離整
    流板の長手側一端部に対向するように傾斜して形成した
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の油水
    分離装置。
  5. 【請求項5】前記傾斜した開口端部の上下一対の開口端
    壁に、それぞれ外方に傾斜して延設される整流堰を形成
    したことを特徴とする請求項4に記載の油水分離装置。
  6. 【請求項6】前記油水分離槽内に、前記油水分離槽の短
    手方向に延在すると共に、下方端部が前記油水分離槽の
    底面と離間する隔壁を形成し、該隔壁の外方に前記油水
    分離槽内で分離された水を外部に排出する排水流路を形
    成することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載
    の油水分離装置。
  7. 【請求項7】前記排水流路内の外部と近接する位置に、
    複数の吸着材を前記油水分離槽の短手方向に延在して配
    設することを特徴とする請求項6に記載の油水分離装
    置。
  8. 【請求項8】前記油水混合液が流入する流入口の近傍
    に、前記油水混合液を濾過するフィルタを前記油水分離
    槽の短手方向に延在して配設することを特徴とする請求
    項1〜7のいずれかに記載の油水分離装置。
  9. 【請求項9】前記油水分離槽の下部に移動可能手段を装
    着したことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載
    の油水分離装置。
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