JP2003144740A - 景品獲得ゲーム装置 - Google Patents
景品獲得ゲーム装置Info
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Abstract
簡単にゲームを楽しませることができる景品獲得ゲーム
装置を提供する。 【解決手段】 メインボード30上に景品を移し乗せ、
さらにそのメインボード30上で定期的に往復移動する
プッシャー31に景品を押し出させるようにして、メイ
ンボード30からすべり落ちた景品を獲得するための景
品獲得ゲーム装置であって、メインボード30の上方に
は、あらかじめ景品を収めた状態とされ、ある程度傾い
た状態で景品を落下させるバケット33が配置されてい
る。このバケット33は、ルーレット34の出目に応じ
て傾けられる。
Description
機として利用され、メインボード上に移し乗せた景品を
プッシャーに押し出させ、メインボードからすべり落ち
た景品を獲得するための景品獲得ゲーム装置に関する。
いるアーケードゲーム機には、一般に「プライズ機」と
称され、比較的小さい袋菓子やおもちゃなどを景品とし
て獲得できる景品獲得ゲーム装置がある。従来の景品獲
得ゲーム装置は、ボタン操作に応じて操作クレーンをシ
ーケンス動作させることでメインボード上に景品を移し
乗せ、さらにそのメインボード上で定期的に往復移動す
るプッシャーに景品を押し出させるようにして、メイン
ボードからすべり落ちた景品を取り出せるように構成さ
れている。
大きく分けて、操作クレーンを用いて具合良く景品をす
くい取る操作テクニックと、プッシャーの動きに合わせ
てメインボード上の適当な場所に景品を移し乗せる際の
操作タイミングとがプレイヤに要求される。つまり、1
プレイごとに景品を獲得できるか否かは、プレイヤの腕
前にかかっていると言っても過言ではなく、ボタン操作
をうまく行えば景品を獲得することができるのである。
た従来の景品獲得ゲーム装置では、専らプレイヤの人為
的操作による善し悪しが景品獲得を左右するので、はじ
めてゲームを行う者などにとっては景品を獲得するチャ
ンスがあまりないように感じられ、誰でも最初から簡単
にゲームを楽しめるわけではなかった。
出されたものであって、景品獲得のチャンスを平等に与
え、誰にでも簡単にゲームを楽しませることができる景
品獲得ゲーム装置を提供することを、その課題としてい
る。
次の技術的手段を講じている。
上に景品を移し乗せ、さらにそのメインボード上で自律
的に動作するプッシャーに景品を押し出させるようにし
て、メインボードからすべり落ちた景品を獲得するため
の景品獲得ゲーム装置であって、メインボードの上方に
景品を収めた状態で配置され、ある程度傾いた状態で景
品を落下させるバケットと、バケットの傾きを確率的事
象に応じて決定するためのチャンスジェネレータとを具
備することを特徴とする、景品獲得ゲーム装置が提供さ
れる。
ェネレータは、ルーレット方式によりバケットの傾きを
決定する。
ボードの下方には、多数の景品が載せられた状態で回転
するターンテーブルが設けられており、このターンテー
ブル上の景品は、操作クレーンですくい取られるように
して所望のタイミングでメインボード上に移し乗せられ
る。
ボードの下方には、景品を受け取るための受け口が設け
られており、バケットは、ある程度傾いた状態で受け口
やメインボードに向かって景品を落下させる。
ボード、プッシャー、バケット、およびチャンスジェネ
レータからなるゲームシステムは、ドーム状の透明ケー
スに覆われた状態で放射状に複数配置されている。
作クレーンを操作してターンテーブル上の景品をメイン
ボード上に移し乗せたり、プッシャーの動きに合わせて
メインボード上の適当な場所に景品を移し乗せる動作や
タイミングに失敗し、メインボードから景品が全然落ち
ずに獲得できないことがある。そうした場合でも、たと
えばチャンスジェネレータがルーレットと同じような挙
動を示し、このチャンスジェネレータの確率的動作結果
に応じてバケットが傾けられるので、人為的操作の善し
悪しに関係なくある程度の確率でバケットの景品を獲得
するチャンスが平等に与えられ、誰にでも簡単にゲーム
を楽しませることができる。
図面を参照して以下に行う発明の実施の形態の説明によ
って、より明らかになるであろう。
態を、図面を参照して具体的に説明する。
の外観図である。この景品獲得ゲーム装置は、たとえば
ゲームセンタなどに設置されるアーケードゲーム機であ
って、比較的小さい袋菓子やおもちゃなどを景品として
獲得できる、いわゆる「プライズ機」と称されるもので
ある。ちなみに、一例として本実施形態に示す景品獲得
ゲーム装置は、最大で4人のプレイヤによる同時プレイ
を可能としたものである。
部10や景品取り出し口11を四方に配置した角柱状の
機台1、機台1の上部を覆うドーム状の透明ケース2、
および操作部10の手前に立つ各プレイヤと対峙するよ
うに、機台1の上部に一体となって放射状に配置され、
透明ケース2によって全体が覆われた複数のゲームシス
テム3に分けられる。特に図示しないが、機台1は、そ
の底面にオプションとしてのスタンドが取り付け可能と
され、設置場所などに応じて全体的な高さを変更するこ
とができる。
各種の操作ボタン10A,10B,10Cやコイン投入
口10Dが設けられている。各操作部10の下方には、
獲得した景品を取り出すための景品取り出し口11が設
けられている。透明ケース2に覆われた機台1の上部に
おける外周側各所には、各ゲームシステム3から景品を
受け取って景品取り出し口11まで導くための受け口1
2が設けられている。特に図示しないが、受け口12に
は、開閉蓋が設けられている。また、機台1の上部にあ
って受け口12よりも内周側には、多数の景品を搭載し
た状態で常にゆっくりとした速度で回転し、各ゲームシ
ステム3に共通して用いられるターンテーブル13が設
けられている。各ゲームシステム3は、メインボード3
0、プッシャー31、操作クレーン32、バケット3
3、およびチャンスジェネレータとしてのルーレット3
4により構成される。以下、従来と同様とする点につい
ては適宜説明を省略し、特に注目すべき点に限って詳し
く説明する。
上の景品をすくい取るまでの初期動作を操作クレーン3
2に行わせるために用いられる。操作ボタン10Bは、
すくい取った景品を解き放すといった最終動作を操作ク
レーン32に行わせるために用いられる。操作ボタン1
0Cは、ルーレット34の挙動を停止させるために用い
られる。ちなみに、各操作ボタン10A,10B,10
Cには、発光や点滅などによってプレイヤに操作を促す
ためのランプが内蔵されている。
投入口10Dにコインを入れてゲームプレイを始めるま
では受け口12を閉じた状態にあり、ゲームプレイを始
める際に開放状態とされる。
いデモンストレーション動作中にあってもゆっくりと回
転するものとされる。もちろん、ターンテーブル13
は、誰かがゲームプレイ中にあってもゆっくりと回転す
る状態とされる。このターンテーブル13上には、装置
を管理する者などによってあらかじめ多数の景品がまん
べんなく載せ置かれた状態とされるが、景品が獲得され
ることである程度少なくなると、管理者は、必要に応じ
て透明ケース2を開けた状態とし、ターンテーブル13
上に景品を補充することができる。
受け口12の上方に位置して、機台1の径方向に沿って
水平に固定された状態にある。このメインボード30の
下方をターンテーブル13が回転しながら通過するよう
に構成されている。なお、メインボード30上には、景
品を乗せるためのスペース30Bが与えられており、管
理者は、このスペース30Bにあらかじめ景品を置いて
おくこともできる。
と同じ幅寸法であるが、メインボード30上のスペース
30Bとは重なることがないように、機台1の径方向に
沿って定期的に往復移動するように構成されている。つ
まり、プッシャー31は、その往復移動区間にタイミン
グ良く乗せられた景品を前方(機台1の径方向外向き)
に押し出し、それに応じてメインボード30上のスペー
ス30Bにある景品を間接的に押し出してすべり落とす
といった役割を果たすものである。メインボード30上
からすべり落ちた景品は、受け口12に向かって落ちて
いく。
上にある景品をすくい取ってそのまま上昇し、その後す
くい取った景品を解き放すといった動作をボタン操作に
応じて段階的に逐次行うものである。操作クレーン32
から解き放たれた景品は、概ねプッシャー31の往復移
動区間に落ちる。
ためのものであって、メインボード30やプッシャー3
1、操作クレーン32よりも上方に配置されている。図
2は、バケット33とその周辺部品を説明するための説
明図であって、この図によく示すように、バケット33
は、当初、多数の景品Aを収容保持した状態で一定の姿
勢に保たれているが、ルーレット34の動作に応じて段
階的に傾いた姿勢となるように構成されている。バケッ
ト33の脇には、その傾き度合いを示すための目盛33
Aが設けられている。目盛33Aには、「0」〜「GE
T」(「GET」は「3」を意味する)までの傾き度合
いが示されている。つまり、バケット33は、傾き度合
いが「0」〜「2」のとき、収容保持した景品Aを落下
させることはないが、傾き度合いが「GET」となる
と、収容保持したほぼ全ての景品Aを落下させることと
なる。バケット33から落下した景品Aは、メインボー
ド30上に着地するものもあれば、受け口12に向かっ
て直接落ちていくものもある。ちなみに、バケット33
は、景品Aが外から良く見えるようにたとえば透明なア
クリル板などで構成されており、バケット33の内部に
は、比較的小型としながらも景品形状にとらわれること
なく、いろんな景品をあらかじめ収めておくことができ
る。なお、バケット33の傾き度合いがたとえば「2」
であっても、景品Aの収め具合によっては幾つかの景品
Aが落ちることもある。バケット33の傾き度合いは、
1プレイが終わってもそのままとされる。バケット33
は、傾き度合いが1つずつ段階的にコマ送りするように
して傾けられる。また、バケット33が傾いた状態とな
ってバケット33内に景品Aが無くなってしまうと、管
理者は、必要に応じて透明ケース2を開けた状態とし、
バケット33内に景品Aを補充することができる。
33の傾きを確率的支配の下で決定するためのものであ
る。図3は、ルーレット34を概念的に説明するための
説明図であって、この図によく示すように、ルーレット
34は、一例として10分割された盤面に出目が記され
たルーレット盤34Aと、自動的に回転し始めて出目を
指し示す指針34Bとにより構成されている。このよう
なルーレット34は、操作ボタン10Cを押下すると、
指針34Bが概ね1回転した後に止まり、その指針34
Bが差し示す出目に応じてバケット33の傾き度合いが
決定される。たとえば、バケット33が傾き度合い
「0」のとき、ルーレット34の出目が「+3」となる
と、バケット33が傾き度合い「GET」まで傾けられ
る。また、バケット33が傾き度合い「2」のとき、ル
ーレット34の出目が「−2」となると、上記とは逆方
向にバケット33が傾き度合い「0」となるように動作
される。つまり、ルーレット34の出目に応じた度数だ
けバケット33が傾けられ、景品Aを獲得するチャンス
が生じるのである。なお、たとえばバケット33の傾き
度合いが「0」のとき、ルーレット34の出目が「−
?」となっても、バケット33が逆方向に傾くことはな
い。バケット33の傾き度合いは、あくまでも「0」〜
「GET」までの範囲とされる。
ム装置の回路ブロック図である。景品獲得ゲーム装置
は、CPU50を備え、これにバス接続されたROM5
1、RAM52、およびI/O部53を有している。I
/O部53には、操作ボタン(A)10A、操作ボタン
(B)10B、操作ボタン(C)10C、ターンテーブ
ル駆動部60、操作クレーン駆動部61、ルーレット制
御部62、プッシャー駆動部63、開閉蓋駆動部64、
およびコイン検出部65がそれぞれ接続されている。
能するものであって、ROM51に記憶されているゲー
ムプレイ実行プログラムに基づいて各部の動作を制御す
る。ROM51には、ゲームプレイ実行プログラムのほ
か、各種の制御プログラムなどが記憶されている。RA
M52は、CPU50にワーキングエリアを提供する。
(B)10B、および操作ボタン(C)10Cは、プレ
イヤにそれぞれ押下されると、各操作信号をI/O部5
3を介してCPU50に伝える。ターンテーブル駆動部
60は、CPU50の制御に応じてターンテーブル13
を駆動制御する。操作クレーン駆動部61は、CPU5
0の制御に応じて操作クレーン32を駆動制御する。ル
ーレット制御部62は、CPU50の制御に応じて指針
34Bを回転させたり止めたりし、指針34Bの停止角
度に応じて出目情報をCPU50に伝える。プッシャー
駆動部63は、CPU50の制御に応じてプッシャー3
1を駆動制御する。開閉蓋駆動部64は、CPU50の
制御に応じて開閉蓋を駆動制御する。コイン検出部65
は、コイン投入口10Dから投入されたコインを検出
し、それに応じて検出信号をCPU50に伝える。
て、図5に示すフローチャートを参照しながら説明す
る。
すフローチャートであって、まず、景品獲得ゲーム装置
に電源を投入すると、CPU50は、デモンストレーシ
ョン処理を実行する(S1)。このデモンストレーショ
ン処理では、ターンテーブル13が回転させられるとと
もに、プッシャー31が前後に往復移動させられる。ち
なみに、ターンテーブル13とプッシャー31は、メン
テナンス作業時などを除いて電源投入されている限り常
に稼動状態とされる。
中、コインが投入されると(S2:YES)、CPU5
0は、開閉蓋を開放させた後(S3)、まず最初にプレ
イヤによって操作ボタン(A)10Aが押下されたか否
かを監視する(S4)。
(S4:YES)、CPU50は、操作クレーン32に
すくい取り動作を行わせる(S5)。この操作クレーン
32のすくい取り動作によれば、ターンテーブル13上
の景品が操作クレーン32にすくい取られ、そのまま操
作クレーン32が所定位置まで上昇移動した後、自動的
に停止する。もちろん、操作ボタン(A)10Aを押下
するタイミングによっては、操作クレーン32に景品を
すくい取らせるのに失敗することもある。
タン(B)10Bが押下されたか否かを監視する(S
6)。
(S6:YES)、CPU50は、操作クレーン32に
解放動作を行わせる(S7)。この操作クレーン32の
解放動作によれば、持ち上げられた状態の景品が操作ク
レーン32に離し落とされ、その景品がメインボード3
0上におけるプッシャー31の往復移動区間付近に落下
する。このとき、操作ボタン(B)10Bを押下するタ
イミングによっては、プッシャー31の上面に景品が乗
ってしまったり、メインボード30上にある他の景品を
押し出し難い箇所に景品が乗ってしまうことがあり、目
標とする落下位置から逸れることでメインボード30上
の景品をすべり落とすのに失敗することもある。操作タ
イミングに成功した場合には、操作クレーン32から落
下した景品をプッシャー31が具合良く押し出すこと
で、メインボード30上にある別の景品が間接的に押し
出され、メインボード30上から幾つかの景品がすべり
落ちる。こうしてメインボード30からすべり落ちた景
品は、受け口12を通じて景品取り出し口11まで導か
れ、プレイヤは、人為的操作の結果として景品を獲得す
ることができる。なお、操作クレーン32が解放動作を
行った後には、次にバケット33から落下してくる可能
性のある景品Aの邪魔にならいように、操作クレーン3
2が所定の位置に戻される。
に成功したか失敗したかにかかわらず、ルーレット34
の指針34Bを回転させる(S8)。
タン(C)10Cが押下されたか否かを監視する(S
9)。このとき、操作ボタン(C)10Cに内蔵された
ランプが発光あるいは点滅状態とされる。これにより、
プレイヤは、操作ボタン(C)10Cを押下すべき時点
にあることを確実に認識できる。
(S9:YES)、CPU50は、ルーレット34の指
針34Bを徐々に減速させながら概ね1回転させた後に
停止させ、その指針34Bが差し示す出目に応じてバケ
ット33を傾斜させる(S10)。たとえば、バケット
33の傾き度合いが当初「0」であって、ルーレット3
4の出目が「+3」と出た場合には、バケット33が傾
き度合い「GET」となるまで傾けられる。これによ
り、バケット33に収容された景品Aがメインボード3
0や受け口12に向かって落下し、相当数の景品を獲得
することができる。もちろん、ルーレット34の出目に
よっては、バケット33が「GET」まで傾けられない
こともあり、そうした場合には、結果として運悪く景品
を獲得することができないこととなる。要するに、バケ
ット33が傾き度合い「GET」まで傾いて景品Aを落
下させるか否かは、ルーレット34の出目次第とされ、
プレイヤの操作テクニックやタイミングとは全く無関係
に決定されるのである。
などに応じて連続プレイか否かを判断し(S11)、連
続プレイでない場合には(S11:NO)、開閉蓋を閉
じた状態として(S12)、ゲームプレイ処理を終え
る。
(S11:YES)、CPU50は、S4に戻って一連
の処理を繰り返す。
押下されない状態が継続し(S9:NO)、そのような
状態のまま一定時間が経過すると(S13:YES)、
CPU50は、ルーレット34の指針34Bを強制的に
停止させた後、そのルーレット34の出目に応じてバケ
ット33を傾斜させるべくS10に進む。もちろん、こ
のときにも、ルーレット34の出目によっては、バケッ
ト33が傾き度合い「GET」まで傾けられないことも
あり、そうした場合には、結果として運悪く景品を獲得
できないこととなる。ただし、操作ボタン(C)10C
の押下されない状態が一定時間経過していない場合には
(S13:NO)、S9に戻って操作ボタン(C)10
Cが押下されるまで監視し続けられる。
押下されない状態が継続し(S6:NO)、そのような
状態のまま一定時間が経過すると(S14:YES)、
CPU50は、操作クレーン32を自動的に解放動作さ
せるべくS7に進む。ただし、操作ボタン(B)10B
の押下されない状態が一定時間経過していない場合には
(S14:NO)、S6に戻って操作ボタン(B)10
Bが押下されるまで監視し続けられる。
押下されない状態が継続し(S4:NO)、そのような
状態のまま一定時間が経過すると(S15:YES)、
CPU50は、操作クレーン32を自動的にすくい取り
動作させるべくS5に進む。ただし、操作ボタン(A)
10Aの押下されない状態が一定時間経過していない場
合には(S15:NO)、S4に戻って操作ボタン
(A)10Aが押下されるまで監視し続けられる。
(S2:NO)、CPU50は、コインが投入されるま
でS1に戻ってデモンストレーション処理を実行し続け
る。
によれば、ゲームプレイに際して操作クレーン32をボ
タン操作に応じて動作させ、ターンテーブル13上の景
品をメインボード30上に移し乗せたり、プッシャー3
1の動きに合わせてメインボード30上の適当な場所に
景品を移し乗せようとしても、その動作やタイミングに
失敗することがある。そうした場合、当然ながらメイン
ボード30から景品が全く落ちずに景品を獲得すること
はできない。ところが、操作クレーン32の操作後に
は、ルーレット34の出目に応じてバケット33が傾け
られる可能性があるので、人為的操作の善し悪しに関係
なくある程度の確率でバケット33に収められた多数の
景品を獲得するチャンスが平等に与えられ、ひいてはプ
レイヤの射幸心を惹起させることで、誰にでも簡単にゲ
ームを楽しませることができる。
れるものではない。
示すように、バケット33そのものは、先述した実施形
態と同一としながらも、周辺部品としての目盛33Bを
さらに細かくし、「0」から「5」を意味する「GE
T」までの傾き度合いを示すものとしても良い。そうし
た場合、図7に示すように、ルーレット35は、たとえ
ば傾き度合い(「1」〜「5」までの数字)と傾く方向
(「L」と「R」)とを組み合わせて16分割されたル
ーレット盤35Aと、出目を指し示す指針35Bとで構
成することができる。このような構成によれば、バケッ
ト33の傾き方や動作とともに、ルーレット35の動き
についてもより細やかにすることができ、演出効果を高
めることができる。
ように、メインボード30上の所定箇所に景品Aを検出
するためのチェッカーセンサ40を埋め込み、操作クレ
ーン32から落とされた景品Aがチェッカーセンサ40
を介して検出された場合に限り、ルーレット34を動作
させるようにしても良い。そうした場合、たとえメイン
ボード30上から景品を落とすのに失敗しても、メイン
ボード30上の景品Aの位置に応じてルーレット34が
動作するものとされ、それに応じてバケット33が傾け
られることで景品獲得の期待感を高めることができる。
ン操作が必要とされるが、他の実施形態としては、3回
目に押される操作ボタン(C)10Cそのものを無くし
た構成でも良い。そうした場合、たとえば最初に操作ボ
タン(A)10Aを押下すれば、操作クレーン32のす
くい取り動作に連動してルーレット34の指針34Bが
回転し始め、最後に操作ボタン(B)10Bを押下すれ
ば、操作クレーン32の解放動作に連動してルーレット
34の指針34Bが停止するように制御できる。さらに
他の実施形態としては、最後に操作ボタン(B)10B
を押下せずとも、最初に操作ボタン(A)10Aを押下
した時点から所定時間が経てば、ルーレット34の指針
34Bが停止するように制御しても良い。このようにル
ーレット34の動作を2回あるいは1回のボタン操作に
応じて制御するようにすれば、操作クレーン32の動き
に連動してルーレット34の動きも完結するので、ゲー
ムを行う者にとっては操作ルールが分かり易くなる。し
かも、3回目のボタン操作を行う必要がないので、その
分ゲーム時間を短縮することができる。
ャー31の動きを一時的に停止させるようにしても良
い。そうした場合、バケット33から落ちてきた景品A
で山積みになったプッシャー31が再び動き出す際、た
くさんの景品Aを獲得できるといった期待感を持たせる
ことができ、演出効果を高めることができる。
ム部と、このアーム部に連結されたショベル部からなる
が、アーム部の動き、ショベル部のすくい取り深さ、強
さ、作動時間などは、管理者が自由に調整できるものと
しても良い。たとえば、アーム部は、上下移動を比較的
速くして左右の移動を比較的ゆっくりと丁寧に行うよう
にしても良い。また、ショベル部は、景品Aの大きさな
どに応じて幾つかの大きさの異なる種類を交換可能に用
意しておいても良い。
復移動量やスライド位置を管理者が自由に調整できるも
のとしても良い。
ト34に限ることなく、たとえばスロットマシンなどで
あっても良い。スロットマシンとした場合には、そのス
ロットマシン上に並び出た所定個数の出目が一致した場
合に限り、バケット33が十分な傾き度合いをもって傾
けられることとなる。
し感覚で指針34Bが止まるものとしても良い。また、
ルーレット34は、機械的に動作するものに限らず、た
とえば液晶ディスプレイやLEDなどを用いて所要の動
きを動的に表示するものであっても良い。
あっても良い。また、景品獲得ゲーム装置としては、操
作クレーンを介することなくスライドレールに沿って貸
しメダルをメインボード上に載せ置くといった、メダル
落とし式のものでも良い。
あらかじめ用意しておく景品の額などに応じて変動する
ものとしても良い。景品獲得の確率を変動させる際に
は、プッシャー31の往復移動量や操作クレーン32の
動作、さらにはルーレット34の出目がどのようにでる
か機械的あるいは電気的に調整されることとなる。
どについては、設計仕様に応じて適宜変更することがで
きるのは言うまでもない。
る。
図である。
ある。
図である。
ートである。
説明するための説明図である。
の説明図である。
るための説明図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 メインボード上に景品を移し乗せ、さら
にそのメインボード上で自律的に動作するプッシャーに
景品を押し出させるようにして、前記メインボードから
すべり落ちた景品を獲得するための景品獲得ゲーム装置
であって、 前記メインボードの上方に景品を収めた状態で配置さ
れ、ある程度傾いた状態で景品を落下させるバケット
と、 前記バケットの傾きを確率的事象に応じて決定するため
のチャンスジェネレータと、 を具備することを特徴とする、景品獲得ゲーム装置。 - 【請求項2】 前記チャンスジェネレータは、ルーレッ
ト方式により前記バケットの傾きを決定する、請求項1
に記載の景品獲得ゲーム装置。 - 【請求項3】 前記メインボードの下方には、多数の景
品が載せられた状態で回転するターンテーブルが設けら
れており、このターンテーブル上の景品は、操作クレー
ンですくい取られるようにして所望のタイミングで前記
メインボード上に移し乗せられる、請求項1または2に
記載の景品獲得ゲーム装置。 - 【請求項4】 前記メインボードの下方には、景品を受
け取るための受け口が設けられており、前記バケット
は、ある程度傾いた状態で前記受け口や前記メインボー
ドに向かって景品を落下させる、請求項1ないし3のい
ずれかに記載の景品獲得ゲーム装置。 - 【請求項5】 前記メインボード、プッシャー、バケッ
ト、およびチャンスジェネレータからなるゲームシステ
ムは、ドーム状の透明ケースに覆われた状態で放射状に
複数配置されている、請求項1ないし4のいずれかに記
載の景品獲得ゲーム装置。
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Cited By (2)
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