JP2003144479A - 近視および/または乱視矯正用コンタクトレンズ - Google Patents

近視および/または乱視矯正用コンタクトレンズ

Info

Publication number
JP2003144479A
JP2003144479A JP2001351257A JP2001351257A JP2003144479A JP 2003144479 A JP2003144479 A JP 2003144479A JP 2001351257 A JP2001351257 A JP 2001351257A JP 2001351257 A JP2001351257 A JP 2001351257A JP 2003144479 A JP2003144479 A JP 2003144479A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
patient
contact lens
cornea
astigmatism
curvature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001351257A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3881221B2 (ja
Inventor
Iwane Mitsui
石根 三井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2001351257A priority Critical patent/JP3881221B2/ja
Priority to CN01136941A priority patent/CN1420380A/zh
Priority to KR1020020004601A priority patent/KR20030039973A/ko
Priority to CA002369511A priority patent/CA2369511A1/en
Priority to US10/073,081 priority patent/US20030095232A1/en
Priority to EA200200191A priority patent/EA200200191A1/ru
Priority to GB0222827A priority patent/GB2382155A/en
Priority to FR0213957A priority patent/FR2832517A1/fr
Priority to DE10258152A priority patent/DE10258152A1/de
Publication of JP2003144479A publication Critical patent/JP2003144479A/ja
Priority to US10/712,944 priority patent/US6926406B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3881221B2 publication Critical patent/JP3881221B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02CSPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
    • G02C7/00Optical parts
    • G02C7/02Lenses; Lens systems ; Methods of designing lenses
    • G02C7/04Contact lenses for the eyes
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02CSPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
    • G02C7/00Optical parts
    • G02C7/02Lenses; Lens systems ; Methods of designing lenses
    • G02C7/04Contact lenses for the eyes
    • G02C7/047Contact lens fitting; Contact lenses for orthokeratology; Contact lenses for specially shaped corneae
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F9/00Methods or devices for treatment of the eyes; Devices for putting-in contact lenses; Devices to correct squinting; Apparatus to guide the blind; Protective devices for the eyes, carried on the body or in the hand
    • A61F9/0008Introducing ophthalmic products into the ocular cavity or retaining products therein
    • A61F9/0017Introducing ophthalmic products into the ocular cavity or retaining products therein implantable in, or in contact with, the eye, e.g. ocular inserts

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Ophthalmology & Optometry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Eyeglasses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 東洋人、特に日本人に効果的なカーブを有す
る近視および/または乱視矯正用コンタクトレンズを提
供する。 【解決手段】 本発明は、患者の角膜の形状を変えるこ
とにより、近視および/または乱視を矯正するための近
視および/または乱視矯正用コンタクトレンズであっ
て、中央に配置され、その患者の角膜側の内面である第
1面が、患者の角膜中央表面カーブより平坦な凹面であ
る押圧領域;この押圧領域の周囲に配置され、その患者
の角膜側の内面である第2面が凹面であるリリーフ領
域;およびこのリリーフ領域の周囲に配置され、その患
者の角膜側の内面である第3面が凹面であるアンカー領
域;を備え、前記第1面が患者の角膜の形状に特定の望
ましい形付けを行うために、患者の角膜の形状に基づい
て決定された湾曲度を有し、前記第1面の湾曲度BC、
前記第2面の湾曲度をRC、そして前記第3面の湾曲度
をACとしたとき、RC=BC+7.0〜9.0D(ジ
オプトリー)、およびAC=BC+2.0〜4.0Dを
満足することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(技術分野)本発明は、近視および/また
は乱視矯正用コンタクトレンズに関し、更に詳細には視
覚障害の矯正を達成するために、患者の角膜のトポグラ
フィーに基づいて角膜を再形成する近視および/または
乱視矯正用コンタクトレンズに関するものである。
【0002】(背景技術)眼に入る平行光線が網膜上に
はっきりと焦点を合わせることを妨げる視覚的又は光学
的障害には、いくつかの種類がある。ハイパローピア
(遠視)では、一般に眼球軸が短すぎるために焦点が網
膜の背後にある。マイオーピア(近視)では、一般に眼
球軸が長すぎるために網膜の手前で像を結ぶ。乱視で
は、一般に眼の形状の非対称性のために眼球の異なる経
線において屈折が等しくない。
【0003】このような障害を矯正するために、遠視用
の凸(プラス)レンズ、近視用の凹(マイナス)レン
ズ、及び、乱視用の円柱形のレンズを含む矯正用の眼鏡
又はコンタクトレンズが用いられてきた。最近では、外
科的手法である近視又は遠視の角膜曲率形成術が角膜の
曲率を変更するのに用いられ、それにより、屈折誤差を
改善するようになってきている。この方法では、角膜円
板を予測した厚さだけマイクロケラトームで切り取って
除去する。放射状角膜切開術のような付加的外科手法で
は、角膜の微小切開を利用して外科的に角膜の曲率を修
正することにより、近視又は乱視を軽減又は消失させ
る。
【0004】光屈折角膜切除術(PRK)では、レーザ
を用いて角膜の中心を切除し、従って角膜を変化させ
る。自動層状角膜切除(ALK)では、角膜に圧力をか
けて中央のドームを膨張させる。次に、ドームの皮膚弁
を開け、角膜組織の層を除去した後、皮膚弁を閉じる。
ALK/PRKの特徴を組み合わせた処置方法が用いら
れることもあり、これはLASIK(レーザ原位置角膜
切除術)と呼ばれる。
【0005】これらの外科的処置は、視覚障害の長持ち
する矯正を達成するが、一方で患者の眼に永久的な損傷
を与える内在的なリスクを呈する。このリスクが如何に
小さいものであっても、患者の多くは、角膜の曲率を矯
正するためにこのような外科的手法を受けることを望ま
ない。角膜を再形成し、それによって視覚障害の矯正を
達成する非外科的方法が要求されてきた。
【0006】このような要求を満足する一つの手段とし
て、米国特許第5,695,509号では、角膜の曲率
の非外科的再形成及び変更を行うための光学コンタクト
レンズ(コンタクトレンズ)が提供されている。この光
学コンタクトレンズ(以下、単にコンタクトレンズと称
する場合がある)は、患者の角膜に施されると、角膜に
選択的な圧力を働かせ、押圧領域から離れてリリーフ領
域に角膜組織を転位させることにより、患者の角膜を再
形成して外科的介入を行うことなく患者の視力を改善す
る。一般に、光学コンタクトレンズのデザインは、患者
の眼の角膜トポグラフィーに変化を引き起こし、近視眼
の角膜をより扁平にする。
【0007】この光学コンタクトレンズは、患者角膜の
特定の輪郭又はトポグラフィーに応じて、眼の曲率の必
要な再形成又は矯正を及ぼすように工夫されている。コ
ンタクトレンズが患者の角膜上に置かれると、コンタク
トレンズの押圧領域が、下にある又は係合した角膜の領
域に相対的な選択的圧力をかけ、圧力のある領域から離
れる方に角膜組織の転位をもたらす。押圧領域に隣接す
るリリーフ領域は、角膜に接触せず、また、角膜に圧力
をかけておらず、コンタクトレンズが角膜表面の上方に
持ち上げられている区域である。この区域は、押圧領域
の下にある角膜からはずされた角膜組織を受け入れる役
割を果たす。リリーフ領域に隣接し、リリーフ領域とコ
ンタクトレンズ周縁部との間にあるアンカー領域は、角
膜組織の再形成を制御又は管理し、変位した組織をリリ
ーフ領域に誘導する。アンカー領域はまた、角膜上での
コンタクトレンズの良好な中心化と中心化の維持とを確
実にし、従って結果の予想可能性を準備して、目標とす
る矯正をオーバーシュートすることを防ぐ。
【0008】近視の治療に有用な本発明のコンタクトレ
ンズは、中央押圧領域、隣接する環状リリーフ領域、及
び、リリーフ領域に隣接してリリーフ領域とコンタクト
レンズ周縁部部との間に位置する環状アンカー領域を包
含する。コンタクトレンズが患者の角膜の所定の位置に
置かれると、中央押圧領域により角膜ドームのほぼ中央
に圧力が働き、それにより、ドーム中央から離れ隣接す
る環状リリーフ領域への角膜組織の転位をもたらす。ア
ンカー領域に働く圧力は、転位した組織をリリーフ領域
内に誘導することにより角膜表面の再構成を制御する。
時間と共に近視眼の角膜ドームの急勾配の曲率が平らに
なるか又は減少し、中央角膜に亘って入射する光がより
正確に網膜上に収束することになり、それによって患者
の視力が改善する。
【0009】患者の角膜ドームが1つより多い曲率を有
する乱視の治療を達成するには、与えられた各軸線にお
いて、コンタクトレンズの曲率は、最も急勾配の経線で
圧力を加えるように押圧領域を置き、経線の急勾配の減
少をもたらして、曲率の差を最小にするか又は消失させ
る。乱視を治療するコンタクトレンズの特性は、近視を
矯正するコンタクトレンズの特性に類似する。
【0010】以上の米国特許で提供されたコンタクトレ
ンズは、換言すると、患者の角膜の形状を変えることに
より、近視および/または乱視を矯正するための近視お
よび/または乱視矯正用コンタクトレンズであって、中
央に配置され、その患者の角膜側の内面である第1面
が、患者の角膜中央表面カーブより平坦な凹面である押
圧領域;この押圧領域の周囲に配置され、その患者の角
膜側の内面である第2面が凹面であるリリーフ領域;お
よびこのリリーフ領域の周囲に配置され、その患者の角
膜側の内面である第3面が凹面であるアンカー領域;を
備え、具体的には、前記第1面が患者の角膜の形状に特
定の望ましい形付けを行うために、患者の角膜の形状に
基づいて決定された湾曲度を有し、前記第1面の湾曲度
BC、前記第2面の湾曲度をRC、そして前記第3面の
湾曲度をACとしたとき、 RC=BC+3.00D(ジオプトリー)、および AC=BC+0.0〜1.0D を満足するように形成されている。
【0011】RC、ACが上記のように設定された上記
コンタクトレンズは、ある程度の成果が得られたが、そ
れは欧米人に顕著であり、東洋人にはあまり効果がなか
った。そこで、本発明の発明者は、東洋人、特に日本人
の角膜形状等を鋭意研究し、東洋人、特に日本人に対し
て最も効果的なコンタクトレンズの上記各面の湾曲度を
見いだした。
【0012】本発明は、この知見に基づくものであり、
東洋人、特に日本人に効果的なカーブを有する近視およ
び/または乱視矯正用コンタクトレンズを提供すること
を目的とする。
【0013】上記目的は、本発明の下記(1)〜(1
6)の構成のいずれかにより達成される。 (1) 患者の角膜の形状を変えることにより、近視お
よび/または乱視を矯正するための近視および/または
乱視矯正用コンタクトレンズであって、中央に配置さ
れ、その患者の角膜側の内面である第1面が、患者の角
膜中央表面カーブより平坦な凹面である押圧領域;この
押圧領域の周囲に配置され、その患者の角膜側の内面で
ある第2面が凹面であるリリーフ領域;およびこのリリ
ーフ領域の周囲に配置され、その患者の角膜側の内面で
ある第3面が凹面であるアンカー領域;を備え、前記第
1面が患者の角膜の形状に特定の望ましい形付けを行う
ために、患者の角膜の形状に基づいて決定された湾曲度
を有し、前記第1面の湾曲度BC、前記第2面の湾曲度
をRC、そして前記第3面の湾曲度をACとしたとき、 RC=BC+7.0〜9.0D(ジオプトリー)、およ
び AC=BC+2.0〜4.0D を満足することを特徴とする近視および/または乱視矯
正用コンタクトレンズ。 (2) RC=BC+7.5〜8.5D、および AC=BC+2.5〜3.5D を満足する上記(1)の近視および/または乱視矯正用
コンタクトレンズ。 (3) RC=BC+約8.0D、および AC=BC+約3.0D を満足する上記(1)の近視および/または乱視矯正用
コンタクトレンズ。 (4) 直径が約9.0〜11.0mmである上記
(1)〜(3)のいずれかの近視および/または乱視矯
正用コンタクトレンズ。 (5) 直径が約9.5〜10.5mmである上記
(1)〜(3)のいずれかの近視および/または乱視矯
正用コンタクトレンズ。 (6) 直径が約10mmである上記(1)〜(3)の
いずれかのの近視および/または乱視矯正用コンタクト
レンズ。 (7) 患者の角膜の形状を変えることにより、近視お
よび/または乱視を矯正するための近視および/または
乱視矯正用コンタクトレンズであって、中央に配置さ
れ、その患者の角膜側の内面である第1面が、患者の角
膜中央表面カーブより平坦な凹面である押圧領域;この
押圧領域の周囲に配置され、その患者の角膜側の内面で
ある第2面が凹面であるリリーフ領域;このリリーフ領
域の周囲に配置され、その患者の角膜側の内面である第
3面が凹面である第1アンカー領域;およびこの第1ア
ンカー領域の周囲に配置され、その患者の角膜側の内面
である第4面が凹面である第2アンカー領域を備え、前
記第1面が患者の角膜の形状に特定の望ましい形付けを
行うために、患者の角膜の形状に基づいて決定された湾
曲度を有し、前記第1面の湾曲度BC、前記第2面の湾
曲度をRC、前記第3面の湾曲度をAC1、そして前記
第4面をAC2としたとき、 RC=BC+11.0〜13.0D、 AC1=BC+3.0〜5.0D、および AC2=BC+4.0〜6.0D を満足することを特徴とする近視および/または乱視矯
正用コンタクトレンズ。 (8) RC=BC+11.5〜12.5D、 AC1=BC+3.5〜4.5D、および AC2=BC+4.5〜5.5D を満足する上記(7)の近視および/または乱視矯正用
コンタクトレンズ。 (9) RC=BC+約12D、 AC1=BC+約4D AC2=BC+約5D を満足する上記(7)の近視および/または乱視矯正用
コンタクトレンズ。 (10) 患者の角膜の形状を変えることにより、近視
および/または乱視を矯正するための近視および/また
は乱視矯正用コンタクトレンズであって、中心に配置さ
れ、その患者の角膜側の内面である第1面が、患者の角
膜中央表面カーブより平坦な凹面である押圧領域;この
押圧領域の周囲に配置され、その患者の角膜側の内面で
ある第2面が凹面であるリリーフ領域;このリリーフ領
域の周囲に配置され、その患者の角膜側の内面である第
3面が凹面である第1アンカー領域;および前記第1ア
ンカー領域の周囲に配置され、その患者の角膜側の内面
である第4面が凹面である第2アンカー領域を備え、前
記第1面が患者の角膜の形状に特定の望ましい形付けを
行うために、患者の角膜の形状に基づいて決定された湾
曲度を有し、前記第1面の湾曲度BC、前記第2面の湾
曲度をRC、前記第3面の湾曲度をAC1、そして前記
第4面をAC2としたとき、 RC=BC+12.5〜14.5D、 AC1=BC+3.0〜5.0D、および AC2=BC+4.0〜6.0D を満足することを特徴とする近視および/または乱視矯
正用コンタクトレンズ。 (11) RC=BC+13.0〜14.0D、 AC1=BC+3.5〜4.5D、および AC2=BC+4.5〜5.5D を満足する上記(10)の近視および/または乱視矯正
用コンタクトレンズ。 (12) RC=BC+約13.5D、 AC1=BC+約4D、および AC2=BC+約5D を満足する上記(10)の近視および/または乱視矯正
用コンタクトレンズ。 (13) 直径が約9.6〜11.6mmである上記
(7)または(10)の近視および/または乱視矯正用
コンタクトレンズ。 (14) 直径が約10.1〜11.3mmである上記
(7)または(10)の近視および/または乱視矯正用
コンタクトレンズ。 (15) 直径が約10.6〜11.2mmである上記
(7)または(10)の近視および/または乱視矯正用
コンタクトレンズ。 (16) 直径が約10.2、10.4、10.6、1
0.8、11.0mmのいずれかである上記(7)また
は(10)の近視および/または乱視矯正用コンタクト
レンズ。
【0014】本発明の近視および/または乱視矯正用コ
ンタクトレンズにおいても、上記米国特許の光学コンタ
クトレンズと同様、該コンタクトレンズを患者の角膜に
適用すると、角膜の再形成をもたらし、視力を改善す
る。好ましい態様では、一旦患者の角膜が機能性視力に
より測定される最適形状を達成した場合、視覚矯正を失
うことなく、本発明のコンタクトレンズを、一次的に除
去してもよい。しかし、患者がコンタクトレンズを短時
間、例えば1日に約3から8時間の間、装着することに
より、目標とする角膜の形状を維持し得る。例えば、い
くつかの場合には、患者は、目標とする形状及び機能性
視力を維持するためにコンタクトレンズを1週間に1晩
か2晩、又は、毎晩就寝中に装着してもよい。
【0015】(発明の好ましい実施の形態)本発明の好
ましい実施の形態による近視および/または乱視矯正用
コンタクトレンズの説明に当たって、先ず、図1〜3を
参照して眼の状態について説明する。図1は、正常な角
膜2を有する正常眼を示す。水晶体5を覆って突出する
角膜2の部分は、角膜ドーム4と呼ばれる。角膜ドーム
4は、一般に軸対称及び非球面形状であり、ドームのほ
ぼ中央6が眼の中心から離れている本質的に最も高い突
出部を有すると考えられている。ほぼ円形の光学領域o
は、通常網膜7上に収束する入射光を通す。
【0016】視力障害は、角膜の形状の歪みと相関す
る。図2に示すように、マイオーピックな眼(近視)で
は網膜の前で収束が起こり、それは、長い軸線a及び急
勾配になった又は高くなった角膜ドーム4と結びついて
いる。乱視を持つ眼では、角膜の多様な曲率のために、
図3に示すような多くの収束区域が生じる。
【0017】角膜の歪みの程度と、患者の角膜ドーム中
心6及びドーム周縁部部8の正確な位置及び大きさと
は、当業者がビデオ角膜鏡又は角膜トポグラファーを用
いることにより測定してもよい。現在出願中の米国特許
出願シリアル番号第08/046、619号に記載され
ているように、ヒトの眼の角膜の輪郭の測定は、コンタ
クトレンズのデザイン及びフィットを容易にするために
用いられるほか、外科的処置の使用及び実施のために用
いられてきた。
【0018】角膜を測定するのに用いられる従来のビデ
オ角膜鏡では、ハウジング内の光源からの光の同心環
は、角膜上に向けられ、角膜によってカメラのフィルム
上に環の影像として反射される。環のその既知の同心円
度からのずれが測定され、このデータを数学的に処理し
て角膜の実際の輪郭を判断するが、この輪郭は完全な球
面ではなく、個々に異なっている。従来のフォトケロス
コープは、例えば、米国特許第3、248、162号、
及び、第3、598、478号に開示されている。ビデ
オ角膜鏡又は角膜トポグラファーは、例えば、米国特許
第4、978、213号、第5、227、818号、及
び、米国特許出願シリアル番号第08/046、619
号に開示されている。一般に角膜トポグラファーは、角
膜から反射する光の環の影像を感知するために、荷電結
合素子カメラ装置のようなカメラ手段を備える。このカ
メラ装置は、ビデオ信号をデジタル化する従来的な市販
画像処理装置などのコンピュータに標準ビデオ信号を送
信する。コンピュータは、デジタルデータを解析し、ヒ
トの眼の角膜の輪郭を判断するのに有用なデータを生成
する。角膜トポグラファー装置は、患者の角膜から荷電
結合素子カメラ装置上に反射された角膜影像を自動的に
中心に置いてそれに焦点を合わせるものであり、米国特
許出願番号08/046、619号で開示されている。
【0019】上記の方法のいずれかのほか、当業者に周
知の他の方法を用いて、本コンタクトレンズを装着する
患者の角膜のトポグラフィーを測定し得る。いずれの方
法を用いる場合でも、角膜の状態、例えば正常、異常、
又は、乱視を判断するために、当業技術で周知の一般的
な方法によりデータが解析される。また、角膜ドーム4
及び中心6の位置及び曲率が測定される。本発明のコン
タクトレンズ又はレンズは、このような測定値のほか矯
正される屈折誤差の程度を用い、角膜の目標とする転位
と再形成とをもたらすために、患者の角膜区域に選択的
圧力を加えるように機械加工される。患者の角膜の再構
成つまり再形成は、患者の視力の改善をもたらす。
【0020】第1の態様による本コンタクトレンズL1
の輪郭及び形状は、図4に誇張して示されている。この
コンタクトレンズL1の輪郭は、近視又は乱視を治療す
るためのものである。なお、図4において、中心線Xを
中心として、コンタクトレンズL1は、左右対称であ
る。
【0021】本コンタクトレンズL1は、その中央に、
変形が必要な角膜表面の領域の上に重なるか又は係合す
ることとなる押圧領域10を備えている。コンタクトレ
ンズL1が眼の上に置かれると、押圧領域10は、その
下にあるか又は係合された角膜領域に相対的圧力を加え
る。コンタクトレンズL1は、該レンズと角膜表面との
間にある流体、例えば涙によって角膜から分離される
が、流体が角膜の輪郭をたどることは理解される。
【0022】本コンタクトレンズL1はまた、押圧領域
10の周囲に配置された環状のリリーフ領域12を備え
ている。このリリーフ領域12は、押圧領域10に隣接
する領域であり、角膜表面とコンタクトレンズとの間に
空間又は空隙を作り出す。リリーフ領域12からは、下
にある角膜領域に何も圧力が加わらない。押圧領域10
とは対照的に、リリーフ領域12とその下の角膜表面と
の間の区域は十分に広々としており、押圧領域10で加
えられた圧力により変位した角膜組織を受け入れる。環
状のアンカー領域14は、リリーフ領域12の周囲に隣
接して位置する。アンカー領域14は角膜と接してお
り、コンタクトレンズを角膜表面に固定する目的で角膜
に最小の圧力をかけており、良好な中心化すなわち位置
決めを達成してそれを維持する。リリーフ領域12に隣
接して相対的圧力をかけることにより、アンカー領域1
4は、変位した角膜組織をリリーフ領域12の中に誘導
する。
【0023】角膜上の押圧領域10の位置は、角膜の有
用な再形成をもたらすコンタクトレンズの機能にとって
重要である。図4を参照すると、近視を治療するように
デザインされたコンタクトレンズでは、押圧領域10
は、角膜ドームのほぼ中央を押圧するような位置に置か
れる。アンカー領域14は、角膜上のコンタクトレンズ
の位置を維持し、角膜組織がリリーフ領域内に転位する
方向を制御する。
【0024】本発明のコンタクトレンズL1は、コンタ
クトレンズの周縁部18に第2の環状リリーフ領域16
を含むことが好ましい。第2のリリーフ領域16は、角
膜2から離れて、例えばコンタクトレンズの周縁部部1
8において約80から100μmほど立ち上げられ、コ
ンタクトレンズの下の流体及び栄養分の動きを補助し、
また、眼からのコンタクトレンズの容易な除去を可能に
する。
【0025】押圧領域、リリーフ領域、アンカー領域、
及び、第2のリリーフ領域の特定な位置及び大きさは、
患者の眼及び角膜のトポグラフィーの特定な状態、及
び、必要な矯正の種類により異なることになる。
【0026】図4に示す通り、コンタクトレンズが眼に
施されると、押圧領域10は、その下の角膜組織と係合
する。「係合する」とは、コンタクトレンズの一部分が
本質的に涙液によってのみ角膜組織から分離されること
を意味し、「係合」によってコンタクトレンズの押圧領
域10がその下の角膜組織上に圧力を働かせる。押圧領
域10で加えられる圧力により、その下の角膜は、押圧
領域から離れるように変位する。リリーフ領域12は、
コンタクトレンズの一部分が、それが眼の所定の位置に
置かれる時、その下の角膜と「係合」せず、それとは逆
に、角膜から離れてくぼむ、つまり持ち上げられて、コ
ンタクトレンズと角膜表面との間に変位した角膜組織を
受け入れる環状空間又は領域を作り出すものである。
【0027】コンタクトレンズが眼に施される時、環状
のアンカー領域14は、その下の角膜と係合する。アン
カー領域14は、リリーフ領域12と周縁部18との間
でリリーフ領域12に隣接する部位において、コンタク
トレンズの下にある角膜表面に最小の圧力をかける。ア
ンカー領域14によりかけられる圧力は、中央押圧領域
10と協働し、変位した角膜組織をコンタクトレンズの
下のリリーフ領域12における空間の中に誘導する。ア
ンカー領域14がかける圧力はまた、コンタクトレンズ
を角膜表面に安定させ、コンタクトレンズの角膜上の良
好な中心化を達成してそれを維持することを可能にす
る。第2のリリーフ領域16は、リリーフ領域12と同
様に、その下の角膜と係合しない。第2のリリーフ領域
16は、コンタクトレンズの下への流体及び栄養分の容
易なアクセスを促進すると共に、コンタクトレンズが角
膜表面から容易に「持ち上げられる」又は除去されるこ
とを可能にする。一般に、コンタクトレンズの周縁部部
18は、流体がアクセスできるように、例えば約80か
ら100μm、好ましくは、約90から100μm程度
角膜から離して持ち上げられるのに十分な曲率を有す
る。
【0028】図3に示した乱視眼を矯正するコンタクト
レンズのデザインは、一般に、近視眼を治療するための
図4のコンタクトレンズに類似する。
【0029】本コンタクトレンズのくぼんだ表面は、中
心から周縁部部までの連続非球面曲率で形成され、すな
わち、各特定領域に入る曲率が徐々に変化する。連続曲
線は、各特定領域における角膜表面からコンタクトレン
ズまでの目標とする距離に対する最適曲線当てはめの数
学的解析に従ってコンタクトレンズを機械加工すること
により達成される。本コンタクトレンズは、例えば通常
のコンタクトレンズの製造で有用であることが知られて
いる材料及び方法を用いて製作してもよい。このような
材料には、通常の通気性(酸素)コンタクトレンズを製
造するのに有用である材料、例えばフルロパーム(fl
uroperm)(パラゴン(Paragon)・オプ
ティカル・カンパニー)、又は、通常のコンタクトレン
ズの製造に有用であることが知られ入手可能ないかなる
酸化硬質プラスチックも含まれる。特に好ましいレンズ
材料は、フルロパーム60又は90であるが、それは、
DK値(酸素伝達性)が大きいためである。好ましい実
施形態では、コンタクトレンズはまた、角膜の再形成を
する間に屈折誤差も矯正する光学特性を有することにな
る。
【0030】本コンタクトレンズは、特定患者の眼の適
切な再形成をもたらすように機械加工される。眼の角膜
のトポグラフィーは、上記のように従来の角膜トポグラ
フィー装置を用いて形成され、写像される。眼の屈折
は、従来の手法により測定する。治療する状態、例えば
近視又は乱視の診断が為され、屈折誤差量が判断され
る。患者の角膜トポグラフィーを解析し、角膜ドームの
位置、大きさ、及び、位置と、形状因子(例えば、完全
な球形からのずれ)と、患者のトポグラフィーに一致す
るコンタクトレンズ曲率とを含む、患者のコンタクトレ
ンズに適切なパラメータを選択する。
【0031】患者の角膜のトポグラフィーの測定値は、
必要な矯正のために調節され、矯正コンタクトレンズの
寸法を特定するのに用いられる。図2に示す近視眼で
は、光学領域oすなわち角膜ドームの高くなっている区
域の近似的な大きさは、ドーム6のほぼ中心から外表面
のほぼ中間8までの半径(又は、直径)で測定される。
一般に、全体の直径が約10ミリメートルであるコンタ
クトレンズでは、光学領域の直径は、約4から約7.5
ミリメートルまで変動することになる。患者の光学領域
o内の区域を解析して、矯正コンタクトレンズの基本ジ
オプトリーを決める光学領域の平均ジオプトリーを測定
する。図4に示すように、この相対的な大きさ及び位
置、例えば押圧領域10の環直径とリリーフ領域12の
ジオプトリー及び環直径とは、部分的には、必要な矯正
及び必要な治療の程度により判断される。
【0032】押圧領域10に必要なジオプトリーは、矯
正される角膜のジオプトリーに応じて、その下の角膜に
相対的圧力を加えるように計算され、一般に、矯正され
る角膜のジオプトリーから所定の値を減算したものとし
て計算される。ここで、所定の値とは、1.5〜4.
5、特に3程度が好ましい。
【0033】以上のファクターおよび下記するファクタ
ー以外の他のファクターは、上記の米国特許に開示され
ているものを用いることができる。
【0034】環状リリーフ領域12の曲線(第2面)の
湾曲度(曲率)RCは、上記の押圧領域の曲面(第1
面)の湾曲度をBCとしたとき、 RC=BC+7.0〜9.0D =BC+7.5〜8.5D(好ましくは) =BC+約8.0D(特に好ましくは) となるように機械加工される。
【0035】アンカー領域14の曲線(第3面)の湾曲
度(曲率)RCは、上記の押圧領域の曲面(第1面)の
湾曲度をBCとしたとき、 RC=BC+2.0〜4.0D =BC+2.5〜3.5D(好ましくは) =BC+約3.0D(特に好ましくは) となるように機械加工される。
【0036】次に、コンタクトレンズは、環状アンカー
領域14から第2のリリーフ領域16を通り、持ち上が
ったコンタクトレンズの周縁部部18までの連続曲率を
もたらすように機械加工される。コンタクトレンズの周
縁部部18は、角膜の表面からほぼ80から100μm
ほど持ち上げてエッジリフトを設けるように機械加工さ
れる。
【0037】第1の態様のコンタクトレンズL1の全体
直径は、約9.0から11.0mm(半径で4.5から
5.5mm)、好ましくは、約9.5から10.5mm
(半径で4.75から5.25mm)であって、最も好
ましくは、約10mm(半径約5mm)に設定される。
【0038】そして、中央押圧領域10の直径は、の約
4から7.5mm(半径で2から3.75mm)、好ま
しくは4.5から7.0ミリメートル(半径2.25か
ら3.5mm)、特に好ましくは5.8から6.5mm
(半径2.9から3.25mm)に設定される。また、
リリーフ領域12の環半径は、好ましくは0.5から
1.0mm、特に約0.7mm程度に設定される。アン
カー領域14の環半径は、好ましくは0.6から0.8
mm程度に設定される。第2のリリーフ領域の環半径
は、好ましくは0.3から0.6mmに設定される。
【0039】乱視を治療するコンタクトレンズを形成す
る方法は、近視眼を治療するコンタクトレンズを形成す
る方法に類似している。光学領域の全体直径及び平均曲
率が測定される。次に、圧力及びリリーフ領域の曲率の
ほか、アンカー領域及び第2リリーフ領域の曲率が計算
される。
【0040】各コンタクトレンズの特定の曲率は、眼の
トポグラフィー及び必要な視力矯正の目標とするレベル
から判断される。近視眼を治療するコンタクトレンズの
曲率を計算する一般的な方法の1つを以下に記載する。
いくつかの方法を用いて本発明のコンタクトレンズを達
成し得ることが理解される。従って、以下の記載は、例
示的な意味であって本発明を限定するものではない。
【0041】最初に、患者の角膜トポグラフィーを測定
する。角膜の中央部分、例えば中心直径が約4から5m
m(中心半径で約2から2.5mm)における光学領域
を検査し、平均のジオプトリーを測定する。
【0042】角膜の中心部分の平均ジオプトリーが測定
されると、これに基づき目標とするジオプトリーが設定
され、これがコンタクトレンズL1の押圧領域10のジ
オプトリーとされる。
【0043】この近視を治療するコンタクトレンズのリ
リーフ領域およびアンカー領域の湾曲度は、上記の式を
用いて決定される。他の要素は、上記米国特許に記載さ
れたものに準拠して決定することができる。
【0044】患者が一定期間本発明のコンタクトレンズ
を装着した後、患者は、最適形状又は最適矯正レベルに
達するまでの進展を記録するために検査される。例え
ば、患者は、角膜トポグラフィーを測定し、角膜形状の
新しい測定値及び視力を前回の記録と比較することによ
り、ほぼ毎週又は毎月検査されてもよい。角膜の最適形
状は、患者の視力障害の良好な矯正を可能にし、機能視
力、例えばコンタクトレンズ無しで患者が満足できる視
力を得る形状である。
【0045】度のきつい近視の患者には、矯正ジオプト
リーの異なった複数のコンタクトレンズを準備してお
き、矯正の進行に応じて、コンタクトレンズを変えるよ
うにしてもよい。そのコンタクトレンズの例を以下に説
明する。
【0046】第2の形態によるコンタクトレンズL2
は、中央に配置され、その患者の角膜側の内面である第
1面が、患者の角膜中央表面カーブより平坦な凹面であ
る押圧領域110、この押圧領域110の周囲に配置さ
れ、その患者の角膜側の内面である第2面が凹面である
リリーフ領域112、このリリーフ領域112の周囲に
配置され、その患者の角膜側の内面である第3面が凹面
である第1アンカー領域114a、およびこの第1アン
カー領域114aの周囲に配置され、その患者の角膜側
の内面である第4面が凹である第2アンカー領域114
bを備えている。
【0047】このコンタクトレンズL2においては、前
記第1面の湾曲度をBC、前記第2面の湾曲度をRC、
前記第3面の湾曲度をAC1、そして前記第4面をAC
2としたとき、 RC=BC+11.0〜13.0D、 AC1=BC+3.0〜5.0D、および AC2=BC+4.0〜6.0D を満足するように、各曲面が設定されている。
【0048】上記の関係は、 RC=BC+11.5〜12.5D、 AC1=BC+3.5〜4.5D、および AC2=BC+4.5〜5.5D が好ましく、 RC=BC+約12D、 AC1=BC+約4D AC2=BC+約5D が最も好ましい。
【0049】第3の態様によるコンタクトレンズL3
は、上記第2の態様のコンタクトレンズL2と同様、押
圧領域、リリーフ領域、第1アンカー領域および第2ア
ンカー領域を備えているが、各面の湾曲度の関係が以下
のように異なる。
【0050】このコンタクトレンズL3において、前記
第1面の湾曲度BC、前記第2面の湾曲度をRC、前記
第3面の湾曲度をAC1、そして前記第4面をAC2と
したとき、 RC=BC+12.5〜14.5D、 AC1=BC+3.0〜5.0D、および AC2=BC+4.0〜6.0D を満足するように、各曲面が設定されている。
【0051】上記の関係は、 RC=BC+13.0〜14.0D、 AC1=BC+3.5〜4.5D、および AC2=BC+4.5〜5.5D が好ましく、 RC=BC+約13.5D、 AC1=BC+約4D、および AC2=BC+約5D が特に好ましい。
【0052】上記のコンタクトレンズL2およびL3の
直径は、ほぼ同様であって、約9.6〜11.6mm、
特に約10.1〜11.3mm、更には10.6〜1
1.2mmであることが好ましく、具体的には約10.
2、10.4、10.6、10.8、11.0mmのい
ずれかに設定されるのが好ましい。
【0053】そして、中央押圧領域110の直径は、の
約4から7.5mm(半径で2から3.75mm)、好
ましくは4.5から7.0ミリメートル(半径2.25
から3.5mm)、特に好ましくは5.8から6.5m
m(半径2.9から3.25mm)に設定される。ま
た、リリーフ領域112の環半径は、好ましくは0.5
から1.0mm、特に約0.7mm程度に設定される。
第1アンカー領域114aの環半径は、好ましくは0.
5から0.9mm程度、特に0.6mm程度に設定され
る。第2アンカー領域114bの環半径は、好ましくは
0.4から0.9mm程度、特に0.6mm程度に設定
される。この第2アンカー領域114bの外周に第2の
リリーフ領域116が設けられるが、その環半径は、好
ましくは0.3から0.6mm程度、特に0.4mm程
度に設定される。
【0054】本発明は、以下の実施例を参照することに
より更によく理解することができる。
【0055】実施例 実施例1(上記第1態様のコンタクトレンズL1の構造
のものによる) 日本人である患者Aは、当初、毎日ソフトコンタクトレ
ンズを装着して近視を矯正していた。患者の屈折誤差を
測定すると、近視であることが示され、右眼および左眼
の角膜中心カーブのトポグラフィーを測定したところ、
右眼は38.50ジオプトリー(屈折異常:−4.25
裸眼視力:0.1)であり、左眼は、39.00ジオ
プトリー(屈折異常:−4.00 裸眼視力:0.1)
であった。
【0056】上記の測定に基づき、患者の右眼について
のコンタクトレンズのBCを35.50D、左眼につい
てのそれを36.00Dに設定した。ついで、本発明に
従い、下記の2つの式を用いて、RCおよびACを求め
た。 RC=BC+8.0D AC=BC+3.0D
【0057】その結果、右眼のコンタクトレンズのRC
およびACは、それぞれ43.50D、38.50Dで
あり、左眼のコンタクトレンズのRCおよびACは、そ
れぞれ44.00D、39.00Dとなった。そして、
コンタクトレンズの全直径を10mmに、中央押圧領域
10の直径を6.0mm(半径3.0mm)に、リリー
フ領域12の環半径を0.7mmに、アンカー領域14
の環半径を0.7mmに、そして第2のリリーフ領域の
環半径を0.6mmにそれぞれ設定した。以上のパラメ
ータで、図4に示した形状の実施例1によるコンタクト
レンズL1を作成した。
【0058】一方、上記した従来米国で用いられていた
下記の2つの式を用いて、RCおよびACを求めた。 RC=BC+3.0D AC=BC+0.0D
【0059】その結果、右眼のコンタクトレンズのRC
およびACは、それぞれ38.50D、35.50Dで
あり、左眼のコンタクトレンズのRCおよびACは、そ
れぞれ39.00D、36.00Dとなった。そして、
径は実施例のものと同様にして、比較例のコンタクトレ
ンズを作成した。
【0060】以上の実施例と比較例のコンタクトレンズ
を患者Aに装着してもらいその結果を比較した。具体的
には、まず、上記近視眼者である患者Aに、比較例のコ
ンタクトレンズを、夜、就寝する際に装着してもらい、
これを1週間続けた。その結果、患者Aの右眼は、3
7.75ジオプトリー(屈折異常:−3.50 裸眼視
力:0.2)となり、左眼は38.00ジオプトリー
(屈折異常:−3.25 裸眼視力:0.3)となり、
ある程度の改善は認められた。ところが、装着を止めた
ところ、1週間で元の状態に戻ってしまった。
【0061】この後、今度は、本発明の実施例1による
コンタクトレンズを装着してもらい上記の比較例の場合
と同様に本コンタクトレンズを装着してもらった。その
結果、患者Aの右眼は37.00ジオプトリー(屈折異
常:−1.75 裸眼視力:0.9)となり、左眼は3
7.00ジオプトリー(屈折異常:−1.50 裸眼視
力:1.0)となり、顕著なる改善が認められた。そこ
で、上記の条件での装着を1ヶ月続けてもらい、その結
果を測定したところ、患者Aの右眼は36.25(屈折
異常:−0.25 裸眼視力:1.5)となり、左眼は
36.00ジオプトリー(屈折異常:−0.25 裸眼
視力:1.5)となった。効果が明らかである。
【0062】実施例2および3(上記第2および第3態
様のコンタクトレンズL2およびL3の構造のものによ
る) 日本人である患者Bは、当初、毎日ソフトコンタクトレ
ンズを装着して近視を矯正していた。患者の屈折誤差を
測定すると、近視であることが示され、右眼は、41.
25ジオプトリー(屈折異常:−6.25 裸眼視力:
0.01)であり、左眼は、41.50ジオプトリー
(屈折異常:−6.50 裸眼視力:0.01)であっ
た。
【0063】上記の測定に基づき、患者の右眼について
のコンタクトレンズのBCを38.25D、左眼につい
てのそれを38.50Dに設定した。ついで、本発明に
従い、下記の3つの式を用いて、RC、AC1およびA
C2を求めた。 RC=BC+12.0D AC1=BC+5.0D AC2=BC+4.0D
【0064】その結果、実施例2の右眼のコンタクトレ
ンズのRC、AC1およびAC2は、それぞれ50.2
5D、43.25D、42.25Dであり、左眼のコン
タクトレンズの、RC、AC1およびAC2は、それぞ
れ50.50D、43.50D、42.50Dとなっ
た。
【0065】ついで、実施例3のコンタクトレンズのた
め、下記の3つの式を用いて、RC、AC1およびAC
2を求めた。 RC=BC+13.5D AC1=BC+5.0D AC2=BC+4.0D
【0066】その結果、実施例3の右眼のコンタクトレ
ンズのRC、AC1およびAC2は、それぞれ51.7
5D、43.25D、42.25Dであり、左眼のコン
タクトレンズの、RC、AC1およびAC2は、それぞ
れ52.00D、43.50D、42.50Dとなっ
た。
【0067】そして、実施例2および3のコンタクトレ
ンズの全直径を10mmに、中央押圧領域10の直径を
6.0mm(半径3.0mm)に、リリーフ領域12の
環半径を0.7mmに、第1アンカー領域14の環半径
を0.6mmに、第2アンカー領域の環半径を0.6m
mに、そして第2のリリーフ領域の環半径を0.4mm
にそれぞれ設定した。以上のパラメータで、図5に示し
た形状の実施例2および3によるコンタクトレンズL2
およびL3を作成した。
【0068】一方、上記した従来米国で用いられていた
下記の2つの式を用いて、RCおよびACを求めた。 RC=BC+3.0D AC=BC+0.0D
【0069】その結果、右眼のコンタクトレンズのRC
およびACは、それぞれ41.25D、38.25Dで
あり、左眼のコンタクトレンズのRCおよびACは、そ
れぞれ41.50D、38.50Dとなった。そして、
径は実施例1のものと同様にして、比較例2のコンタク
トレンズを作成した。
【0070】以上の実施例2および3と比較例2のコン
タクトレンズを患者Bに装着してもらいその結果を比較
した。具体的には、まず、患者Bに比較例2のコンタク
トレンズを、上記と同様に夜就寝する際に装着してもら
い、これを1週間続けた。その結果、患者Aの右眼は4
0.75ジオプトリー(屈折異常:−5.50 裸眼視
力:0.08)となり、左眼は40.50ジオプトリー
(屈折異常:−5.75 裸眼視力:0.07)とな
り、ある程度の改善は認められた。装着を止めたとこ
ろ、1週間で元の状態に戻ってしまった。
【0071】この後、今度は、本発明の実施例2による
コンタクトレンズを上記の比較例の場合と同様に本コン
タクトレンズを装着してもらった。その結果、患者Aの
右眼は39.75ジオプトリー(屈折異常:−4.25
裸眼視力:0.2)となり、左眼は39.50ジオプ
トリー(屈折異常:−4.00 裸眼視力:0.3)と
なり、顕著なる改善が認められた。そこで、上記の条件
での装着を1ヶ月続けてもらい、その結果を測定したと
ころ、患者Aの右眼は39.25ジオプトリー(屈折異
常:−2.50 裸眼視力:0.7)となり、左眼は3
9.00ジオプトリー(屈折異常:−2.25 裸眼視
力:0.8)となった。
【0072】この後、引き続いて、今度は、本発明の実
施例3によるコンタクトレンズを上記の実施例2の場合
と同様に装着してもらった。その結果、1ヶ月後には患
者Aの右眼は38.25ジオプトリー(屈折異常:−
0.50 裸眼視力:1.5)となり、左眼は38.5
0ジオプトリー(屈折異常:−0.75 裸眼視力1.
2)となり、更に顕著な改善が認められた。
【0073】以上から本発明の効果が明らかである。な
お、乱視の患者にも本発明の手法で作製したコンタクト
レンズを上記実施例1の場合と同様にして装着してもら
ったところ、近視の場合と同等の効果が得られた。以上
から本発明の効果が明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】平均的な正常眼の側面断面を示す概略図であ
る。
【図2】近視眼の断面を示す概略図である。
【図3】乱視眼の断面を示す概略図である。
【図4】図2の近視眼を治療するのに適する本発明の第
1の実施の態様によるコンタクトレンズの概略断面図で
ある。
【図5】図2の近視眼を治療するのに適する本発明の第
2および3の実施の態様によるコンタクトレンズの概略
断面図である。
【符号の簡単な説明】
L1 近視矯正用コンタクトレンズ L2 近視矯正用コンタクトレンズ L3 近視矯正用コンタクトレンズ 10 押圧領域 12 リリーフ領域 14 アンカー領域 16 第2リリーフ領域 110 押圧領域 112 リリーフ領域 114a 第1アンカー領域 114b 第2アンカー領域 116 第2リリーフ領域

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者の角膜の形状を変えることにより、
    近視および/または乱視を矯正するための近視および/
    または乱視矯正用コンタクトレンズであって、 中央に配置され、その患者の角膜側の内面である第1面
    が、患者の角膜中央表面カーブより平坦な凹面である押
    圧領域;この押圧領域の周囲に配置され、その患者の角
    膜側の内面である第2面が凹面であるリリーフ領域;お
    よびこのリリーフ領域の周囲に配置され、その患者の角
    膜側の内面である第3面が凹面であるアンカー領域;を
    備え、 前記第1面が患者の角膜の形状に特定の望ましい形付け
    を行うために、患者の角膜の形状に基づいて決定された
    湾曲度を有し、前記第1面の湾曲度BC、前記第2面の
    湾曲度をRC、そして前記第3面の湾曲度をACとした
    とき、 RC=BC+7.0〜9.0D(ジオプトリー)、およ
    び AC=BC+2.0〜4.0D を満足することを特徴とする近視および/または乱視矯
    正用コンタクトレンズ。
  2. 【請求項2】 RC=BC+7.5〜8.5D、および AC=BC+2.5〜3.5D を満足する請求項1の近視および/または乱視矯正用コ
    ンタクトレンズ。
  3. 【請求項3】 RC=BC+約8.0D、および AC=BC+約3.0D を満足する請求項1の近視および/または乱視矯正用コ
    ンタクトレンズ。
  4. 【請求項4】 直径が約9.0〜11.0mmである請
    求項1〜3のいずれかの近視および/または乱視矯正用
    コンタクトレンズ。
  5. 【請求項5】 直径が約9.5〜10.5mmである請
    求項1〜3のいずれかの近視および/または乱視矯正用
    コンタクトレンズ。
  6. 【請求項6】 直径が約10mmである請求項1〜3の
    いずれかのの近視および/または乱視矯正用コンタクト
    レンズ。
  7. 【請求項7】 患者の角膜の形状を変えることにより、
    近視および/または乱視を矯正するための近視および/
    または乱視矯正用コンタクトレンズであって、 中央に配置され、その患者の角膜側の内面である第1面
    が、患者の角膜中央表面カーブより平坦な凹面である押
    圧領域;この押圧領域の周囲に配置され、その患者の角
    膜側の内面である第2面が凹面であるリリーフ領域;こ
    のリリーフ領域の周囲に配置され、その患者の角膜側の
    内面である第3面が凹面である第1アンカー領域;およ
    びこの第1アンカー領域の周囲に配置され、その患者の
    角膜側の内面である第4面が凹面である第2アンカー領
    域を備え、 前記第1面が患者の角膜の形状に特定の望ましい形付け
    を行うために、患者の角膜の形状に基づいて決定された
    湾曲度を有し、前記第1面の湾曲度BC、前記第2面の
    湾曲度をRC、前記第3面の湾曲度をAC1、そして前
    記第4面をAC2としたとき、 RC=BC+11.0〜13.0D、 AC1=BC+3.0〜5.0D、および AC2=BC+4.0〜6.0D を満足することを特徴とする近視および/または乱視矯
    正用コンタクトレンズ。
  8. 【請求項8】 RC=BC+11.5〜12.5D、 AC1=BC+3.5〜4.5D、および AC2=BC+4.5〜5.5D を満足する請求項7の近視および/または乱視矯正用コ
    ンタクトレンズ。
  9. 【請求項9】 RC=BC+約12D、 AC1=BC+約4D AC2=BC+約5D を満足する請求項7の近視および/または乱視矯正用コ
    ンタクトレンズ。
  10. 【請求項10】 患者の角膜の形状を変えることによ
    り、近視および/または乱視を矯正するための近視およ
    び/または乱視矯正用コンタクトレンズであって、 中心に配置され、その患者の角膜側の内面である第1面
    が、患者の角膜中央表面カーブより平坦な凹面である押
    圧領域;この押圧領域の周囲に配置され、その患者の角
    膜側の内面である第2面が凹面であるリリーフ領域;こ
    のリリーフ領域の周囲に配置され、その患者の角膜側の
    内面である第3面が凹面である第1アンカー領域;およ
    び前記第1アンカー領域の周囲に配置され、その患者の
    角膜側の内面である第4面が凹面である第2アンカー領
    域を備え、 前記第1面が患者の角膜の形状に特定の望ましい形付け
    を行うために、患者の角膜の形状に基づいて決定された
    湾曲度を有し、前記第1面の湾曲度BC、前記第2面の
    湾曲度をRC、前記第3面の湾曲度をAC1、そして前
    記第4面をAC2としたとき、 RC=BC+12.5〜14.5D、 AC1=BC+3.0〜5.0D、および AC2=BC+4.0〜6.0D を満足することを特徴とする近視および/または乱視矯
    正用コンタクトレンズ。
  11. 【請求項11】 RC=BC+13.0〜14.0D、 AC1=BC+3.5〜4.5D、および AC2=BC+4.5〜5.5D を満足する請求項10の近視および/または乱視矯正用
    コンタクトレンズ。
  12. 【請求項12】 RC=BC+約13.5D、 AC1=BC+約4D、および AC2=BC+約5D を満足する請求項10の近視および/または乱視矯正用
    コンタクトレンズ。
  13. 【請求項13】 直径が約9.6〜11.6mmである
    請求項7または10の近視および/または乱視矯正用コ
    ンタクトレンズ。
  14. 【請求項14】 直径が約10.1〜11.6mmであ
    る請求項7または10の近視および/または乱視矯正用
    コンタクトレンズ。
  15. 【請求項15】 直径が約10.6〜11.2mmであ
    る請求項7または10の近視および/または乱視矯正用
    コンタクトレンズ。
  16. 【請求項16】 直径が約10.2、10.4、10.
    6、10.8、11.0mmのいずれかである請求項7
    または10の近視および/または乱視矯正用コンタクト
    レンズ。
JP2001351257A 2001-11-16 2001-11-16 近視および/または乱視矯正用コンタクトレンズ Expired - Lifetime JP3881221B2 (ja)

Priority Applications (10)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001351257A JP3881221B2 (ja) 2001-11-16 2001-11-16 近視および/または乱視矯正用コンタクトレンズ
CN01136941A CN1420380A (zh) 2001-11-16 2001-12-25 近视及/或散光矫正用的隐形眼镜
KR1020020004601A KR20030039973A (ko) 2001-11-16 2002-01-26 근시 및/또는 난시교정용 콘택트렌즈
CA002369511A CA2369511A1 (en) 2001-11-16 2002-01-28 Contact lens for correcting myopia and/or astigmatism
US10/073,081 US20030095232A1 (en) 2001-11-16 2002-02-12 Contact lens for correcting myopia and/or astigmatism
EA200200191A EA200200191A1 (ru) 2001-11-16 2002-02-21 Контактная линза для исправления миопии и/или астигматизма
GB0222827A GB2382155A (en) 2001-11-16 2002-10-02 Contact lens for altering shape of cornea
FR0213957A FR2832517A1 (fr) 2001-11-16 2002-11-07 Lentille de contact pour la correction de myopie et/ou de l'astigmatisme
DE10258152A DE10258152A1 (de) 2001-11-16 2002-11-13 Kontaktlinse zum Korrigieren von Myopie bzw. Kurzsichtigkeit und/oder Astigmatismus
US10/712,944 US6926406B2 (en) 2001-11-16 2003-11-13 Contact lens for correcting myopia and/or astigmatism

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001351257A JP3881221B2 (ja) 2001-11-16 2001-11-16 近視および/または乱視矯正用コンタクトレンズ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003144479A true JP2003144479A (ja) 2003-05-20
JP3881221B2 JP3881221B2 (ja) 2007-02-14

Family

ID=19163587

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001351257A Expired - Lifetime JP3881221B2 (ja) 2001-11-16 2001-11-16 近視および/または乱視矯正用コンタクトレンズ

Country Status (9)

Country Link
US (2) US20030095232A1 (ja)
JP (1) JP3881221B2 (ja)
KR (1) KR20030039973A (ja)
CN (1) CN1420380A (ja)
CA (1) CA2369511A1 (ja)
DE (1) DE10258152A1 (ja)
EA (1) EA200200191A1 (ja)
FR (1) FR2832517A1 (ja)
GB (1) GB2382155A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008067834A (ja) * 2006-09-13 2008-03-27 Iwane Mitsui シミュレーション装置及びプログラム
KR100914215B1 (ko) 2008-08-18 2009-08-27 염광호 삼투기능을 증강시키도록 눈물순환로가 형성된 콘택트 렌즈를 생산하기 위한 금형코어
JP2015036080A (ja) * 2013-08-14 2015-02-23 石根 三井 矯正角膜クロスリンキング用コンタクトレンズ及び矯正角膜のクロスリンキング方法
WO2015076215A1 (ja) * 2013-11-20 2015-05-28 石根 三井 矯正角膜クロスリンキング用コンタクトレンズ、矯正角膜のクロスリンキング方法及びリング状コンタクトレンズ
JP5828535B1 (ja) * 2014-10-10 2015-12-09 石根 三井 矯正角膜クロスリンキング用コンタクトレンズ
JP2020151099A (ja) * 2019-03-19 2020-09-24 株式会社トプコン 眼科装置、その制御方法、眼科情報処理装置、その制御方法、プログラム、及び記録媒体
JP2020162914A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 株式会社トプコン 眼科装置、その制御方法、眼科情報処理装置、その制御方法、プログラム、及び記録媒体
JP2020185099A (ja) * 2019-05-13 2020-11-19 株式会社トプコン 眼科装置、その制御方法、眼科情報処理装置、その制御方法、プログラム、及び記録媒体
CN114099266A (zh) * 2021-12-07 2022-03-01 上海智精实光机电科技有限公司 一种用于矫正弱视的智能电光眼镜

Families Citing this family (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7052132B2 (en) * 1999-12-16 2006-05-30 Iolco Pty Ltd. Soft multifocal contact lens
US6886936B2 (en) * 2000-07-28 2005-05-03 Ocular Sciences, Inc. Contact lenses with blended microchannels
WO2005022242A1 (en) * 2003-08-27 2005-03-10 The Institute For Eye Research Soft lens orthokeratology
US20050213031A1 (en) * 2004-02-25 2005-09-29 Meyers William E Method for determining corneal characteristics used in the design of a lens for corneal reshaping
US7530689B2 (en) * 2004-11-17 2009-05-12 Natural Focus Llp Orthokeratological contact lenses and design methods therefor
DE102006005138A1 (de) * 2006-02-04 2007-08-09 Zürcher, Ralf Kontaktlinse
JP2009544436A (ja) * 2006-07-31 2009-12-17 ザ インスティチュート フォー アイ リサーチ 角膜と上皮の改造方法
US8061843B2 (en) * 2007-08-23 2011-11-22 Paragon Vision Sciences, Inc. Diagnostic and corrective apparatus and method
MD38Z5 (ro) * 2009-02-20 2010-02-28 Татьяна ГИДИРИМСКИЙ Metodă de corecţie a vederii la slab văzători
MD39Z5 (ro) * 2009-03-03 2010-02-28 Родика БЫЛБА Metodă de tratament al miopiei dobândite necomplicate progresive
MY156101A (en) 2009-05-04 2016-01-15 Coopervision Int Holding Co Lp Ophthalmic lenses and reduction of accommodative error
JP6023589B2 (ja) * 2009-10-01 2016-11-09 クーパーヴィジョン インターナショナル ホウルディング カンパニー リミテッド パートナーシップ シリコーンヒドロゲルコンタクトレンズおよびシリコーンヒドロゲルコンタクトレンズの製造方法
JP2013501963A (ja) * 2009-10-22 2013-01-17 クーパーヴィジョン インターナショナル ホウルディング カンパニー リミテッド パートナーシップ 近視または遠視の進行を阻止または遅鈍するコンタクトレンズセットおよびその方法
KR101435777B1 (ko) * 2010-04-13 2014-08-29 주식회사 루시드코리아 난시 및 근시 치료를 위한 각막교정 렌즈
AU2012223584B8 (en) 2011-02-28 2014-08-14 Coopervision International Limited Dimensionally stable silicone hydrogel contact lenses
CN103764724B (zh) 2011-02-28 2016-04-06 库柏维景国际控股公司 硅酮水凝胶隐形眼镜以及相关组合物和方法
WO2012118672A2 (en) 2011-02-28 2012-09-07 Coopervision International Holding Company, Lp Silicone hydrogel contact lenses
MX2013009217A (es) 2011-02-28 2014-09-08 Coopervision Int Holding Co Lp Lentes de contacto de hidrogel de silicona que tienen niveles aceptables de perdida de energia.
WO2012118675A2 (en) 2011-02-28 2012-09-07 Coopervision International Holding Company, Lp Wettable silicone hydrogel contact lenses
BR112013021486B1 (pt) 2011-02-28 2021-06-22 Coopervision International Holding Company, Lp Método para fabricação de uma lente de contato de hidrogel, lente de contato de hidrogel e lote e embalagem da dita lente
WO2012118674A2 (en) 2011-02-28 2012-09-07 Coopervision International Holding Company, Lp Silicone hydrogel contact lenses
US10852564B2 (en) 2012-12-21 2020-12-01 Eyeprint Prosthetics Llc Prosthetic lenses and methods of making the same
US10534197B2 (en) * 2012-12-21 2020-01-14 Eyeprint Prosthetics Llc Prosthetic lenses and methods of making the same
US10928653B2 (en) 2012-12-21 2021-02-23 Eyeprint Prosthetics Llc Prosthetic lenses and methods of making the same
EP2945010B1 (en) * 2014-05-14 2020-02-26 Ocular Instruments, Inc. Flexible contact lens
CN104898425B (zh) * 2015-05-19 2017-08-04 北京化工大学 基于静态前馈补偿的抗饱和内模控制系统设计方法
EP3479802B1 (en) 2016-06-30 2021-05-05 Mitsui Medical Commerce Co., Ltd. Orthokeratology lens designating method, designating system, designating and supplying method, and designating and supplying system
SG11201811411UA (en) 2016-10-31 2019-01-30 Toray Industries Orthokeratology lens
CN110785149B (zh) * 2017-04-28 2022-10-04 华柏恩视觉研究中心有限公司 用于控制近视进展的系统、方法和装置
CN108957787B (zh) * 2018-09-28 2024-10-15 戴明华 全矫足改善弱视或防止散光及视力恶化的眼镜片及治疗仪
KR200493960Y1 (ko) * 2020-02-07 2021-07-08 이정훈 각막굴절교정용 렌즈
TWI758731B (zh) * 2020-05-12 2022-03-21 亮點光學股份有限公司 一種隱形眼鏡之定位結構

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5428412B1 (en) 1991-08-23 2000-08-08 Contex Inc Method for treating myopia with an aspheric corneal contact lens
US5191365B1 (en) 1991-08-23 2000-08-15 Contex Inc Corneal contact lens and method for treating myopia
US5695509A (en) * 1995-03-10 1997-12-09 El Hage; Sami G. Aspherical optical molds for continuous reshaping the cornea based on topographical analysis
US5929968A (en) * 1995-11-01 1999-07-27 Cotie; Robert L. Scleral-corneal contact lens
US6010219A (en) * 1996-06-28 2000-01-04 Contex, Inc. Fenestrated contact lens for treating myopia
WO1998052090A1 (en) * 1997-05-16 1998-11-19 Corrective Vision, Inc. Improved contact lens
US5963297A (en) * 1997-06-27 1999-10-05 Reim; Thomas Russell Orthokeratology contact lens and method therefor
US6582077B1 (en) * 1999-11-03 2003-06-24 Roger L. Tabb Orthokeratological contact lenses and design methods therefor
US6543897B1 (en) * 2000-11-17 2003-04-08 Hsiao-Ching Tung Orthokeratology contact lens

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008067834A (ja) * 2006-09-13 2008-03-27 Iwane Mitsui シミュレーション装置及びプログラム
KR100914215B1 (ko) 2008-08-18 2009-08-27 염광호 삼투기능을 증강시키도록 눈물순환로가 형성된 콘택트 렌즈를 생산하기 위한 금형코어
JP2015036080A (ja) * 2013-08-14 2015-02-23 石根 三井 矯正角膜クロスリンキング用コンタクトレンズ及び矯正角膜のクロスリンキング方法
US10564447B2 (en) 2013-11-20 2020-02-18 Iwane Mitsui Contact lens for corrected-cornea crosslinking, corrected-cornea crosslinking method, and ring-shaped contact lens
WO2015076215A1 (ja) * 2013-11-20 2015-05-28 石根 三井 矯正角膜クロスリンキング用コンタクトレンズ、矯正角膜のクロスリンキング方法及びリング状コンタクトレンズ
JP5828535B1 (ja) * 2014-10-10 2015-12-09 石根 三井 矯正角膜クロスリンキング用コンタクトレンズ
JP2016077873A (ja) * 2014-10-10 2016-05-16 石根 三井 矯正角膜クロスリンキング用コンタクトレンズ
US9664926B2 (en) 2014-10-10 2017-05-30 Iwane Mitsui Contact lens for cornea-correction crosslinking
WO2016056575A1 (ja) * 2014-10-10 2016-04-14 石根 三井 矯正角膜クロスリンキング用コンタクトレンズ
JP2020151099A (ja) * 2019-03-19 2020-09-24 株式会社トプコン 眼科装置、その制御方法、眼科情報処理装置、その制御方法、プログラム、及び記録媒体
JP7420476B2 (ja) 2019-03-19 2024-01-23 株式会社トプコン 眼科装置、その制御方法、眼科情報処理装置、その制御方法、プログラム、及び記録媒体
JP2020162914A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 株式会社トプコン 眼科装置、その制御方法、眼科情報処理装置、その制御方法、プログラム、及び記録媒体
JP7339011B2 (ja) 2019-03-29 2023-09-05 株式会社トプコン 眼科装置、眼科情報処理装置、プログラム、及び記録媒体
JP2020185099A (ja) * 2019-05-13 2020-11-19 株式会社トプコン 眼科装置、その制御方法、眼科情報処理装置、その制御方法、プログラム、及び記録媒体
JP7236927B2 (ja) 2019-05-13 2023-03-10 株式会社トプコン 眼科装置、その制御方法、眼科情報処理装置、その制御方法、プログラム、及び記録媒体
CN114099266A (zh) * 2021-12-07 2022-03-01 上海智精实光机电科技有限公司 一种用于矫正弱视的智能电光眼镜

Also Published As

Publication number Publication date
JP3881221B2 (ja) 2007-02-14
FR2832517A1 (fr) 2003-05-23
EA200200191A1 (ru) 2003-06-26
GB2382155A (en) 2003-05-21
CA2369511A1 (en) 2003-05-16
DE10258152A1 (de) 2003-06-26
US20040070732A1 (en) 2004-04-15
US6926406B2 (en) 2005-08-09
KR20030039973A (ko) 2003-05-22
GB0222827D0 (en) 2002-11-06
US20030095232A1 (en) 2003-05-22
CN1420380A (zh) 2003-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3881221B2 (ja) 近視および/または乱視矯正用コンタクトレンズ
US5695509A (en) Aspherical optical molds for continuous reshaping the cornea based on topographical analysis
US7216974B2 (en) Contact lens and methods of manufacture
US10191301B2 (en) Corneal remodelling contact lenses and methods of treating refractive error using corneal remodelling
US5428412A (en) Method for treating myopia with an aspheric corneal contact lens
US3726587A (en) Bifocal corneal contact lens and method of making same
US6059775A (en) Multifocal corneal sculpturing
KR101866282B1 (ko) 눈 개구 개선 인공삽입물 및 방법
US20230296917A1 (en) Spectacle lens design, method of manufacturing a spectacle lens and method of providing a spectacle lens for at least retarding myopia progression
US8857982B2 (en) Progressive multifocal rigid gas permeable contact lens
US4787732A (en) Contact lens and method of making same
EP4006626A1 (en) Spectacle lens design, spectacle lens kit and method of manufacturing a spectacle lens
TWI794831B (zh) 周邊象限隱形眼鏡之結構及其方法
EP0683416A1 (en) Corneal contact lens for controlled keratoreformation
EP4089473A1 (en) Spectacle lens design, spectacle lens kit, method of manufacturing a spectacle lens and method of providing a spectacle lens design
WO1998052090A1 (en) Improved contact lens
EP1138289A1 (en) Multifocal corneal sculpturing mask
TWI532476B (zh) Vision correction system and its operation method
Lindsay Videokeratoscopy in contact lens practice
JP2001276110A (ja) 多焦点角膜の整形方法および装置

Legal Events

Date Code Title Description
A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20031128

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20040227

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060731

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061109

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3881221

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121117

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151117

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151117

Year of fee payment: 9

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313114

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151117

Year of fee payment: 9

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313114

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term