JP6458876B2 - 角膜矯正コンタクトレンズ - Google Patents

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Description

本発明は、角膜矯正コンタクトレンズに関する。より詳細には、角膜表面の形状を変形させるための構造を有する角膜矯正コンタクトレンズに関する。
近視を矯正する手段として、複数の曲率半径を多段階に設けたコンタクトレンズを夜間装用して、角膜表面の形状を変形させ、角膜自体の焦点距離を変える治療法(オルソケラトロジー)および、この治療法に使用する角膜矯正コンタクトレンズ(オルソケラトロジーレンズ)が知られている(例えば特許文献1)。
角膜矯正コンタクトレンズを用いた視力矯正の仕組みを説明する。
まず近視の状態では、図1に示すように、角膜2の表面は、網膜に対して前に凸の曲率(図1で左側に凸の非球面形状)を有する。このため、焦点が網膜6上に結ばれることなく、網膜6の前で光の収束が起こる。
この角膜2に、図2に示すように、角膜矯正コンタクトレンズ1をコルセットのように装用し、図1に示す角膜表面7の形状を矯正させる。
これにより、角膜矯正コンタクトレンズ1を取り外した後も、図3に示すように、角膜表面7を扁平化させた状態とすることができる。
このため、光の屈折力が調整されて、焦点が網膜6上に結ばれることとなり、一定時間、視力の改善を得られるものである。
角膜矯正コンタクトレンズについて、角膜表面に接する面の形状が4つの部位に分かれるものが一般的である。すなわち、角膜矯正コンタクトレンズの中央に配置され、角膜表面を押圧して表面曲線の矯正を担う凹球面であるベース領域、ベース領域の周囲に配置され、ベース領域より移動する角膜組織を受け入れる環状のリバース領域、リバース領域の周囲に配置され、角膜矯正コンタクトレンズと角膜とのフィッティングおよび角膜矯正コンタクトレンズのセンタリングを調整する環状のアライメント領域、エッジを形成し、レンズの取り外しや涙液の角膜矯正コンタクトレンズ内への流入を助ける環状のペリフェラル領域である。
特許第3881221号公報
特許文献1に記載される従来の角膜矯正コンタクトレンズでは、ベース領域の曲率半径は矯正前の角膜の平均曲率半径と矯正したい度数から決定されている。
アライメント領域の曲率半径は、角膜へのフィッティングを高めるためにも矯正前の角膜の平均曲率半径に近い値となり、ベース領域の曲率半径をR、リバース領域の曲率半径をRとしたとき、
=R+11.00D〜15.00D(D:ジオプトリー)
を満足するように形成されていた。
しかし、上記式に基づく従来の設計思想で導出された形状は、移動する角膜組織を受け入れる領域が確保されることを目的とした医学的なアプローチから導出されているため、矯正したい度数によって、角膜の矯正にかかる領域のレンズ深さが異なることとなる。
この結果、上記式に基づく従来の導出手段によれば、矯正する度数が小さい場合には、角膜の矯正に掛かる領域のレンズ深さが深くなることから、眼軸方向へ角膜が押圧される量が浅くなる場合や、接触しない場合もあり、角膜中心部を十分に押圧することができず、期待する矯正度数が得られない、あるいは矯正視力を得るために時間を要するなど、矯正効果にバラツキを生じる場合があった。
また、眼軸方向へ角膜が押圧される量が深くなる場合には、角膜表面を強く押し付けることから角膜を傷つける虞や、眼圧が低下することによる合併症を引き起こしやすくなる虞、眼の表面を荒らす虞があった。即ち、従来の、矯正したいベース領域の曲率半径からだけのリバース領域の曲率半径の値の導出方法では、矯正効果にバラツキを生じる虞や角膜を傷つける虞があった。
そこで、本発明では、ベース領域の曲率半径と、アライメント領域の曲率半径から、リバース領域の曲率半径を導出した方が好ましいことを見出した。
本発明では、矯正したい度数が異なる場合においても、リバース領域の曲率半径を変化させることで、同じアライメント領域の曲率半径の下では、角膜の矯正に掛かる領域のレンズ深さを一定とする角膜矯正コンタクトレンズを提供する。
前記課題を解決するために、本発明は以下の構成を有する。
(1)角膜の形状を変えることにより視力を矯正するための角膜矯正コンタクトレンズであって、角膜と接するレンズ面が、中央に配置されて角膜を押圧するベース領域と称する中央部分、ベース領域の周囲に配置されてリバース領域と称する環状の部分、リバース領域の周囲に配置されてアライメント領域と称する環状の部分、アライメント領域の周囲に配置されてペリフェラル領域と称する環状の部分、を有してなり、ベース領域の曲率半径および幅、リバース領域の幅、アライメント領域の曲率半径および幅、ペリフェラル領域の曲率半径および幅、および、矯正したい度数が変化しても、リバース領域の曲率半径を変化させることで、角膜の矯正に必要なレンズの深さが一定であることを特徴とする角膜矯正コンタクトレンズ、
(2)角膜矯正コンタクトレンズにおいて、同じアライメント領域の曲率半径の下で、角膜の矯正に必要なレンズの深さが一定である(1)に記載する角膜矯正コンタクトレンズ、
(3)角膜矯正コンタクトレンズにおいて、リバース領域の曲率半径が、ベース領域の曲率半径および幅、リバース領域の幅、アライメント領域の曲率半径および幅、および、ペリフェラル領域の曲率半径および幅に応じて導出されてなる(1)または(2)に記載の角膜矯正コンタクトレンズ、
(4)ベース領域の幅をW、リバース領域の幅をW、ベース領域の曲率半径をR、リバース領域の曲率半径をR、アライメント領域の曲率半径をR、ベース領域のレンズ深さをT、リバース領域のレンズ深さをT、ベース領域の曲線とコンタクトレンズ中心軸とが交わる点と、アライメント領域の曲線の延長線とコンタクトレンズ中心軸とが交わる点、との直線距離をSとしたとき、リバース領域のレンズ深さTが、下記式(1)で導出され、リバース領域の曲率半径Rが、Tを用いて下記式(2)で導出される(3)に記載の角膜矯正コンタクトレンズ、
Figure 0006458876
(式(1)中、E=W/2、F=W/2+Wを表す。)
Figure 0006458876
(式(2)中、E=W/2、F=W/2+Wを表す。)
(5)レンズ深さTおよび曲率半径Rが、それぞれ導出されたレンズ深さTおよび曲率半径Rを基準とする±10%の範囲内である(4)に記載する角膜矯正コンタクトレンズ、
(6)アライメント領域の曲率半径および幅がコンタクトレンズ中心軸方向から見て縦方向と横方向で異なる(1)に記載の角膜矯正コンタクトレンズ、
(7)アライメント領域の曲率半径の最大値が同じ下で、角膜の矯正に必要なレンズの深さが一定である(6)に記載の角膜矯正コンタクトレンズ、
(8)リバース領域の曲率半径が、ベース領域の曲率半径および幅、リバース領域の幅、アライメント領域の曲率半径の最大値および幅の最大値、および、ペリフェラル領域の曲率半径および幅に応じて導出されてなる(6)または(7)に記載の角膜矯正コンタクトレンズ、
(9)ベース領域の幅をW、リバース領域の幅をW、ベース領域の曲率半径をR、リバース領域の曲率半径をR、アライメント領域の曲率半径の最大値をRAV、ベース領域のレンズ深さをT、リバース領域のレンズ深さをT、ベース領域の曲線とコンタクトレンズ中心軸とが交わる点と、アライメント領域の曲率半径の最大値となる曲線の延長線とコンタクトレンズ中心軸とが交わる点、との直線距離をSとしたとき、リバース領域のレンズ深さTが、下記式(3)で導出され、リバース領域の曲率半径Rが、Tを用いて下記式(2)で導出される(6)から(8)のいずれかに記載の角膜矯正コンタクトレンズ、
Figure 0006458876
(式(3)中、E=W/2、F=W/2+Wを表す。)
Figure 0006458876
(式(2)中、E=W/2、F=W/2+Wを表す。)
(10)レンズ深さTおよび曲率半径Rが、それぞれ導出されたレンズ深さTおよび曲率半径Rを基準とする±10%の範囲内である(9)に記載の角膜矯正コンタクトレンズである。
本発明によれば、矯正したい度数が異なる場合においても、リバース領域の曲率半径を変化させることで、同じアライメント領域の曲率半径の下では、角膜の矯正に掛かる領域のレンズ深さを一定とする角膜矯正コンタクトレンズを提供する。
近視の状態における角膜形状の眼球概略図である。 角膜矯正コンタクトレンズを装用しているときの眼球概略図である。 角膜矯正コンタクトレンズを取り外した後の眼球概略図である。 本発明の角膜矯正コンタクトレンズの概略図である。 本発明の角膜矯正コンタクトレンズの形状を説明する概略模式図である。 本発明のトーリック用の角膜矯正コンタクトレンズの概略図である。 本発明のトーリック用の角膜矯正コンタクトレンズの形状を説明する概略模式図である。
本発明は、角膜の形状を変えることにより視力を矯正するための角膜矯正コンタクトレンズであって、角膜と接するレンズ面が、中央に配置されて角膜を押圧するベース領域と称する中央部分、ベース領域の周囲に配置されてリバース領域と称する環状の部分、リバース領域の周囲に配置されてアライメント領域と称する環状の部分、アライメント領域の周囲に配置されてペリフェラル領域と称する環状の部分、を有してなり、ベース領域の曲率半径および幅、リバース領域の幅、アライメント領域の曲率半径および幅、ペリフェラル領域の曲率半径および幅、および、矯正したい度数が変化しても、リバース領域の曲率半径を変化させることで、角膜の矯正に必要なレンズの深さが一定であり、さらに詳細には、同じアライメント領域の曲率半径の下で、角膜の矯正に必要なレンズの深さが一定であることを特徴とする角膜矯正コンタクトレンズである。
以下、本発明の好ましい実施形態の一例を示す。
まず、本発明の角膜矯正コンタクトレンズは酸素透過性の高いハードコンタクトレンズであることが好ましく、図4に示すように、本発明の角膜矯正コンタクトレンズは図1の角膜2と接する面形状は4つの部位に分かれる。
それらは、図1に示す角膜2と接して、角膜表面7を押圧して表面曲率半径の矯正を担う中央の球面部分であるベース領域B、
ベース領域Bの周囲に配置され、ベース領域Bより移動する角膜組織を受け入れる環状のリバース領域R、
リバース領域Rの周囲に配置され、角膜矯正コンタクトレンズ1と角膜2とのフィッティングおよび角膜矯正コンタクトレンズ1のセンタリングを調整する環状のアライメント領域A、
エッジを形成し、レンズの取り外しや涙液の角膜矯正コンタクトレンズ1内への流入を助けるペリフェラル領域Pである。
ベース領域Bの曲率半径Rは、コンタクトレンズ中心軸Mを含む断面形状において、その中心点Cはコンタクトレンズ中心軸M上に位置し、角膜表面7が矯正したい度数になるように曲率半径は決定される。この曲率半径に応じて角膜表面7の形状が変化するため近視を矯正することができる。
リバース領域Rでは、角膜矯正コンタクトレンズ1と角膜2の間に空間が形成され、ベース領域Bでの矯正により移動する角膜組織を受け入れる役割を担う。
アライメント領域Aは、角膜2と接触、ないしは数ミクロンの距離をおいて接触に近い状態で、角膜矯正コンタクトレンズ1のセンタリング調整に寄与する。また、アライメント領域Aの曲率半径Rは、角膜2へのフィッティングを高めるためにも、その中心点C はコンタクトレンズ中心軸M上に位置し、矯正前の角膜表面曲率半径に近い値となることが好ましい。
ペリフェラル領域Pでは、角膜矯正コンタクトレンズ1端部から角膜2への涙液の流入を助ける役割を担い、装用時の異物感を少なくするため、その断面形状は丸みを帯びた円錐形状を成していることが好ましい。
ここで、図4に示すように、すべての曲面は、コンタクトレンズ中心軸Mを中心とした曲率半径であり、図1に示す角膜2に対して凹型の椀状をなしている。
また、曲面が連なるベース領域とリバース領域の移行点J1や、リバース領域とアライメント領域の移行点J2、アライメント領域とペリフェラル領域の移行点J3については、装用したときに角膜2をキズつけないようにするためにも丸みを帯びていることが好ましく、その曲率半径は0.02〜4.00mmであることが好ましい。
本発明の態様について、図5を用いて詳細に説明する。図5は、本発明の角膜矯正コンタクトレンズ1の概略模式図である。
図5中、ベース領域の幅をW、リバース領域の幅をW、アライメント領域の幅をW 、ペリフェラル領域の幅をW、ベース領域の曲率半径をR、リバース領域の曲率半径をR、アライメント領域の曲率半径をR、ペリフェラル領域の曲率半径をR、ベース領域のレンズ深さをT、リバース領域のレンズ深さをT、角膜の矯正に掛かるレンズの深さS(=T+T)、および、
ベース領域の曲線とコンタクトレンズ中心軸が交わる点K1と、アライメント領域の曲線の延長線とコンタクトレンズ中心軸Mが交わる点K2、との直線距離をSとする。
ベース領域の曲率半径Rについては、矯正したい度数になるように曲率半径が決定されるため、ベース領域のレンズ深さTは、ベース領域の幅Wによって下記式(4)より導出される。
Figure 0006458876
アライメント領域の曲率半径Rは、角膜2へのフィッティングを高めるためにも、矯正前の角膜の平均曲率半径Rに近い値とすることが好ましい。
本発明では、角膜矯正コンタクトレンズの中心軸Mを含む断面において、前記RB、 、W、R、W、R、W、および、矯正したい度数が変化しても、リバース領域の曲率半径Rを変化させることで、角膜の矯正に必要なレンズの深さが一定であり、さらには、同じアライメント領域の曲率半径Rの下で、角膜の矯正に掛かるレンズの深さSが一定であることを特徴とする。
具体的には、本発明の角膜矯正コンタクトレンズの中心軸Mを含む断面において、角膜の矯正に掛かるレンズの深さSの値を指定してリバース領域のレンズ深さTを導出し、その値を満たすようにリバース領域の曲率半径Rを決定することで、角膜の矯正に掛かるレンズの深さSを一定とすることが可能である。
つまり、本発明の角膜矯正コンタクトレンズの中心軸Mを含む断面において、前記R、W、S、および、Tより、リバース領域のレンズ深さTが、T=S−Tにより求められる。この結果、前記T、R、W、T、W、R、W、R、および、Wより、ベース領域とリバース領域の移行点J1およびリバース領域とアライメント領域の移行点J2を決定することができる。
リバース領域Rの曲線は、ベース領域とリバース領域の移行点J1と、リバース領域とアライメント領域のJ2を通るものであれば、同じアライメント領域の曲率半径Rの下で、矯正したい度数が変化しても角膜の矯正に掛かるレンズの深さSを一定にすることが可能である。
ここで、リバース領域の曲率半径Rについて、その中心点Cがコンタクトレンズ中心軸M上に位置するものであれば、矯正により移動する角膜組織を受け入れるための適度な空間を形成できることから、さらに好ましい。
また、ベース領域の曲線とコンタクトレンズ中心軸Mが交わる点K1と、アライメント領域の曲線の延長線とコンタクトレンズ中心軸Mが交わる点K2、との直線距離Sからリバース領域のレンズ深さTを導出し、その値を満たすようにリバース領域の曲率半径Rを決定することで、角膜の矯正に掛かるレンズの深さSを一定としても良い。
角膜矯正コンタクトレンズの中心軸Mを含む断面において、前記R、W、W、R 、W、R、W、T、T、そして、K1とK2の直線距離をS、計算式を簡略化するために、E=W/2、F=W/2+Wとしたとき、リバース領域のレンズ深さTは、下記式(1)で導出される。
Figure 0006458876
このリバース領域のレンズ深さTを用いたリバース領域の曲率半径Rは、その中心点Cがコンタクトレンズ中心軸M上に位置し、下記式(2)
Figure 0006458876
を満足する。このとき、ベース領域とリバース領域の移行点J1およびリバース領域とアライメント領域の移行点J2を通り、角膜の矯正に掛かる領域のレンズ深さSを一定にすることができる。これが本発明の角膜矯正コンタクトレンズである。
また、本発明によれば、角膜の平均曲率半径Rが、アライメント領域の曲率半径Rと同じ一様な曲面であると仮定したとき、ベース領域の曲線とコンタクトレンズ中心軸Mが交わる点K1と、アライメント領域の曲線の延長線とコンタクトレンズ中心軸Mが交わる点K2の直線距離Sを、眼軸方向への角膜の押さえ量を仮定した設計値と置き換えることもできる。
このため、本発明の角膜矯正コンタクトレンズは、矯正したい度数に応じて、適切な角膜の押さえ量を仮定した設計値を基にした処方にも繋がる。これより、従来の角膜矯正コンタクトレンズと比べて、中心部を十分に押圧することができる形状を導出することができるので好ましい。
なお、正確に式(1)および式(2)、式(4)に一致しなくても、式(1)および式(2)、式(4)の値を中心値とする±10%の範囲内を通る曲面とすれば、実用上十分な効果を得ることができる。
また、トーリック用の角膜矯正コンタクトレンズがある。これは、図6に示すように、角膜矯正コンタクトレンズを中心軸方向から見て、アライメント領域の曲率半径Rおよび幅Wが縦方向と横方向で異なる。
トーリック用の角膜矯正コンタクトレンズにおいては、アライメント領域の曲率半径の数値が最大となる、図6で示す横方向の曲率半径をRAV、アライメント領域の曲率半径の数値が最小となる、図6で示す縦方向の曲率半径をRAHとしたとき、RAV=RAH+0.50D〜6.00D(D:ジオプトリー)を満足するように形成される。
また、アライメント領域の曲率半径RAVの幅WAVについては、
AV=(コンタクトレンズ径D−(W+2・W+2・W))/2
を満足するように導出され、角膜矯正コンタクトレンズを中心軸方向から見て、アライメント領域の形状は、縦横比が0.90より大きく、1.00未満の楕円形状となる。
本発明のトーリック用の角膜矯正コンタクトレンズ態様について、図7を用いて詳細に説明する。
図7は、本発明のトーリック用の角膜矯正コンタクトレンズ1の概略模式図であり、角膜矯正コンタクトレンズの中心軸Mを通り、アライメント領域の曲率半径の数値が最大となる、図6で示す横方向の断面である。
図7中、ベース領域の幅をW、リバース領域の幅をW、アライメント領域の幅をW AV、ペリフェラル領域の幅をW、ベース領域の曲率半径をR、リバース領域の曲率半径をR、アライメント領域の最大となる曲率半径をRAV、ペリフェラル領域の曲率半径をR、ベース領域のレンズ深さをT、リバース領域のレンズ深さをT、角膜の矯正に掛かるレンズの深さS(=T+T)、および、
ベース領域の曲線とコンタクトレンズ中心軸が交わる点K1と、アライメント領域の曲率半径が最大値となる曲線の延長線とコンタクトレンズ中心軸Mが交わる点K3、との直線距離をSPTとする。
ベース領域の曲率半径Rについては、矯正したい度数になるように曲率半径が決定されるため、ベース領域のレンズ深さTは、ベース領域の幅Wによって下記式(4)より導出される。
Figure 0006458876
アライメント領域の最大となる曲率半径RAVは、角膜2へのフィッティングを高めるためにも、矯正前の角膜の最大曲率半径RKTに近い値とすることが好ましい。
本発明では、角膜矯正コンタクトレンズの中心軸Mをとおり、アライメント領域の曲率半径の数値が最大となる断面において、前記RB、、W、RAV、WAV、RAH、WAH、R、W、および、矯正したい度数が変化しても、リバース領域の曲率半径Rを変化させることで、角膜の矯正に必要なレンズの深さが一定であり、さらには、同じアライメント領域の最大曲率半径RAVの下で、角膜の矯正に掛かるレンズの深さSが一定であることを特徴とする。
具体的には、本発明の角膜矯正コンタクトレンズの中心軸Mをとおり、アライメント領域の曲率半径の数値が最大となる断面において、角膜の矯正に掛かるレンズの深さSの値を指定してリバース領域のレンズ深さTを導出し、その値を満たすようにリバース領域の曲率半径Rを決定することで、角膜の矯正に掛かるレンズの深さSを一定とすることが可能である。
ここで、リバース領域の曲率半径Rについて、その中心点Cがコンタクトレンズ中心軸M上に位置するものであれば、矯正により移動する角膜組織を受け入れるための適度な空間を形成できることから、さらに好ましい。
また、ベース領域の曲線とコンタクトレンズ中心軸Mが交わる点K1と、アライメント領域の曲率半径が最大値となる曲線の延長線とコンタクトレンズ中心軸Mが交わる点K3、との直線距離SPTからリバース領域のレンズ深さTを導出し、その値を満たすようにリバース領域の曲率半径Rを決定することで、角膜の矯正に掛かるレンズの深さSを一定としても良い。
角膜矯正コンタクトレンズの中心軸Mを通り、アライメント領域の曲率半径の数値が最大となる断面において、前記R、W、W、RAV、WAV、R、W、T、T 、そして、K1とK3の直線距離をSPT、計算式を簡略化するために、E=W/2、F=W/2+Wとしたとき、リバース領域のレンズ深さTは、下記式(3)で導出される。
Figure 0006458876
このリバース領域のレンズ深さTを用いたリバース領域の曲率半径Rは、その中心点Cがコンタクトレンズ中心軸M上に位置し、下記式(2)
Figure 0006458876
を満足する。このとき、ベース領域とリバース領域の移行点J1およびリバース領域とアライメント領域の移行点J2を通り、角膜の矯正に掛かる領域のレンズ深さSを一定にすることができる。これが本発明のトーリック用の角膜矯正コンタクトレンズである。
また、本発明によれば、角膜の最大曲率半径RKTが、アライメント領域の最大曲率半径RAVと同じであると仮定したとき、ベース領域の曲線とコンタクトレンズ中心軸Mが交わる点K1と、アライメント領域の曲率半径が最大値となる曲線の延長線とコンタクトレンズ中心軸Mが交わる点K3の直線距離SPTを、眼軸方向への角膜の押さえ量を仮定した設計値と置き換えることもできる。
このため、本発明のトーリック用の角膜矯正コンタクトレンズは、矯正したい度数に応じて、適切な角膜の押さえ量を仮定した設計値を基にした処方にも繋がる。これより、従来の角膜矯正コンタクトレンズと比べて、中心部を十分に押圧することができる形状を導出することができるので好ましい。
なお、正確に式(2)から式(4)に一致しなくても、式(2)から式(4)の値を中心値とする±10%の範囲内を通る曲面とすれば、実用上十分な効果を得ることができる。
以下本発明について、実施例を示して説明する。尚、それぞれの曲率半径の値および高さについては接触式の輪郭形状測定器(ミツトヨ社製)にて計測した。
[実施例1]
サンプルAについて、角膜の屈折力が42.00ジオプトリー、角膜曲率半径が8.04mm、屈折異常が−2.50であると仮定した眼を対象とする、角膜矯正コンタクトレンズを製作した。このとき、目標矯正度数は+0.75ジオプトリーとしたため、角膜矯正コンタクトレンズのベース領域の曲率半径Rは8.71mmである。また、角膜矯正コンタクトレンズ径Dを10.6mm、ベース領域の幅Wを6.20mm、リバース領域の幅Wを0.40mm、アライメント領域の曲率半径Rを8.04mm、ベース領域の曲線とコンタクトレンズ中心軸が交わる点と、アライメント領域の曲線の延長線とコンタクトレンズ中心軸が交わる点、との直線距離Sを0.03mmとし、計算式を省略するために、E=W/2、F=W/2+Wとした下記式(1)より、リバース領域のレンズ深さTを導出し、
Figure 0006458876
このリバース領域のレンズ深さTを用いて、下記式(2)よりリバース領域の曲率半径Rを求めた。
Figure 0006458876
この結果、サンプルAの角膜矯正コンタクトレンズのリバース領域のレンズ深さTおよびリバース領域の曲率半径Rは、それぞれ0.20mm、7.34mmであり、角膜の矯正に掛かるレンズの深さSは、0.77mmとなった。
[実施例2]
同様に、サンプルBについて、角膜の屈折力が42.00ジオプトリー、角膜曲率半径が8.04mm、屈折異常が−5.00であると仮定した眼を対象とする、角膜矯正コンタクトレンズを製作した。このとき、目標矯正度数は、サンプルAと同様に+0.75ジオプトリーとしたため、角膜矯正コンタクトレンズのベース領域の曲率Rは9.31mmである。また、角膜矯正コンタクトレンズ径Dを10.6mm、ベース領域の幅Wを6.20mm、リバース領域の幅Wを0.40mm、アライメント領域の曲率半径Rを8.04mm、ベース領域の曲線とコンタクトレンズ中心軸が交わる点と、アライメント領域の曲線の延長線とコンタクトレンズ中心軸が交わる点、との直線距離Sを0.03mmとし、計算式を省略するために、E=W/2、F=W/2+Wとした下記式(1)より、リバース領域のレンズ深さTを導出し、
Figure 0006458876
このリバース領域のレンズ深さTを用いて、下記式(2)よりリバース領域の曲率半径Rを求めた。
Figure 0006458876
この結果、サンプルBの角膜矯正コンタクトレンズのリバース領域のレンズ深さTおよびリバース領域の曲率半径Rは、それぞれ0.24mm、6.41mmであり、角膜の矯正に掛かるレンズの深さSは、0.77mmとなった。
[実施例3]
サンプルCについて、角膜の屈折力が42.00ジオプトリー、横方向の角膜曲率半径が8.04mm、縦方向の角膜曲率半径が7.76mm、屈折異常が−2.50であると仮定した眼を対象とする、トーリック用の角膜矯正コンタクトレンズを製作した。このとき、目標矯正度数は+0.75ジオプトリーとしたため、角膜矯正コンタクトレンズのベース領域の曲率Rは8.71mmである。また、角膜矯正コンタクトレンズ径Dを10.6mm、ベース領域の幅Wを6.20mm、リバース領域の幅Wを0.40mmとした。ここで、アライメント領域の曲率半径の数値が最大となる曲率半径RAVは8.04mm、ベース領域の曲線とコンタクトレンズ中心軸が交わる点と、アライメント領域の曲線の延長線とコンタクトレンズ中心軸が交わる点、との直線距離SPTを0.03mmとし、計算式を省略するために、E=W/2、F=W/2+Wとした下記式(3)より、リバース領域のレンズ深さTを導出し、
Figure 0006458876
このリバース領域のレンズ深さTを用いて、下記式(2)よりリバース領域の曲率半径Rを求めた。
Figure 0006458876
この結果、サンプルCの角膜矯正コンタクトレンズのリバース領域のレンズ深さTおよびリバース領域の曲率半径Rは、それぞれ0.20mm、7.34mmであり、角膜の矯正に掛かるレンズの深さSは、0.77mmとなった。
[実施例4]
サンプルDについて、角膜の屈折力が42.00ジオプトリー、横方向の角膜曲率半径が8.04mm、縦方向の角膜曲率半径が7.76mm、屈折異常が−5.00であると仮定した眼を対象とする、トーリック用の角膜矯正コンタクトレンズを製作した。このとき、目標矯正度数は、サンプルCと同様に+0.75ジオプトリーとしたため、角膜矯正コンタクトレンズのベース領域の曲率Rは9.31mmである。また、角膜矯正コンタクトレンズ径Dを10.6mm、ベース領域の幅Wを6.20mm、リバース領域の幅Wを0.40mmとした。ここで、アライメント領域の曲率半径の数値が最大となる曲率半径RAVは8.04mm、ベース領域の曲線とコンタクトレンズ中心軸が交わる点と、アライメント領域の曲線の延長線とコンタクトレンズ中心軸が交わる点、との直線距離SPTを0.03mmとし、計算式を省略するために、E=W/2、F=W/2+W とした下記式(3)より、リバース領域のレンズ深さTを導出し、
Figure 0006458876
このリバース領域のレンズ深さTを用いて、下記式(2)よりリバース領域の曲率半径Rを求めた。
Figure 0006458876
この結果、サンプルDの角膜矯正コンタクトレンズのリバース領域のレンズ深さTおよびリバース領域の曲率半径Rは、それぞれ0.24mm、6.41mmであり、角膜の矯正に掛かるレンズの深さSは、0.77mmとなった。
これらより、同じアライメント領域の曲率半径の下、トーリックを対象とする場合には同じ最大となるアライメント領域の曲率半径の下では、矯正したい度数が異なる場合においても、リバース領域の曲率半径を変化させることで、角膜の矯正に掛かる領域のレンズ深さが一定となる角膜矯正コンタクトレンズを得ることができた。
本発明は、角膜矯正用のコンタクトレンズとして適用できるものである。
1:角膜矯正コンタクトレンズ
2:角膜
3:眼軸
4:虹彩
5:水晶体
6:網膜
7:角膜表面
D:角膜矯正コンタクトレンズ径
B:ベース領域
R:リバース領域
A:アライメント領域
P:ペリフェラル領域
J1:ベース領域とリバース領域が交わる移行点
J2:リバース領域とアライメント領域とが交わる移行点
J3:アライメント領域とペリフェラル領域とが交わる移行点
K1:ベース領域の曲線とコンタクトレンズ中心軸が交わる点
K2:アライメント領域の曲線の延長線とコンタクトレンズ中心軸が交わる点
K3:アライメント領域の曲率半径が最大値となる曲線の延長線とコンタクトレンズ中心軸Mが交わる点
M:コンタクトレンズ中心軸
:ベース領域の曲率半径の中心点
:リバース領域の曲率半径の中心点
:アライメント領域の曲率半径の中心点
AV:アライメント領域の最大曲率半径の中心点
:ペリフェラレル領域の曲率半径の中心点
:角膜の平均曲率半径
KT:角膜の最大曲率半径
:ベース領域の曲率半径
:リバース領域の曲率半径
:アライメント領域の曲率半径
AH:トーリック用の角膜矯正コンタクトレンズにおけるアライメント領域の最小曲率半径
AV:トーリック用の角膜矯正コンタクトレンズにおけるアライメント領域の最大曲率半径
:ペリフェラル領域の曲率半径
PH:トーリック用の角膜矯正コンタクトレンズにおけるアライメント領域最小曲率半径をもつ方向のペリフェラル領域の曲率半径
:ベース領域のレンズ深さ
:リバース領域のレンズ深さ
:角膜の矯正に掛かる領域のレンズ深さ
:ベース領域の曲線とコンタクトレンズ中心軸が交わる点と、アライメント領域の曲線の延長線とコンタクトレンズ中心軸が交わる点、との直線距離
PT:ベース領域の曲線とコンタクトレンズ中心軸が交わる点と、アライメント領域の曲率半径が最大値となる曲線の延長線とコンタクトレンズ中心軸が交わる点、との直線距離
:ベース領域の幅
:リバース領域の幅
:アライメント領域の幅
AH:トーリック用の角膜矯正コンタクトレンズにおけるアライメント領域最小曲率半径をもつ方向の幅
AV:トーリック用の角膜矯正コンタクトレンズにおけるアライメント領域最大曲率半径をもつ方向の幅
:ペリフェラル領域の幅
PH:トーリック用の角膜矯正コンタクトレンズにおけるアライメント領域最小曲率半径をもつ方向のペリフェラル領域の幅

Claims (10)

  1. 角膜の形状を変えることにより視力を矯正するための角膜矯正コンタクトレンズであって、
    角膜と接するレンズ面が、
    中央に配置されて角膜を押圧するベース領域と称する中央部分、
    ベース領域の周囲に配置されてリバース領域と称する環状の部分、
    リバース領域の周囲に配置されてアライメント領域と称する環状の部分、
    アライメント領域の周囲に配置されてペリフェラル領域と称する環状の部分、を有してなり、
    ベース領域の曲率半径および幅、リバース領域の幅、アライメント領域の曲率半径および幅、ペリフェラル領域の曲率半径および幅、および、矯正したい度数
    が変化しても、リバース領域の曲率半径を変化させることで、角膜の矯正に必要なレンズの深さが一定であることを特徴とする角膜矯正コンタクトレンズ。
  2. 同じアライメント領域の曲率半径の下で、角膜の矯正に必要なレンズの深さが一定である請求項1に記載の角膜矯正コンタクトレンズ。
  3. リバース領域の曲率半径が、
    ベース領域の曲率半径および幅、リバース領域の幅、アライメント領域の曲率半径および幅、および、ペリフェラル領域の曲率半径および幅
    に応じて導出されてなる請求項1または2に記載の角膜矯正コンタクトレンズ。
  4. ベース領域の幅をW、リバース領域の幅をW、ベース領域の曲率半径をR、リバース領域の曲率半径をR、アライメント領域の曲率半径をR、ベース領域のレンズ深さをT、リバース領域のレンズ深さをT、ベース領域の曲線とコンタクトレンズ中心軸とが交わる点と、アライメント領域の曲線の延長線とコンタクトレンズ中心軸とが交わる点、との直線距離をSとしたとき、
    リバース領域のレンズ深さTが、下記式(1)で導出され、
    リバース領域の曲率半径Rが、Tを用いて下記式(2)で導出される請求項1から3のいずれかに記載の角膜矯正コンタクトレンズ。
    Figure 0006458876
    (式(1)中、E=W/2、F=W/2+Wを表す。)
    Figure 0006458876
    (式(2)中、E=W/2、F=W/2+Wを表す。)
  5. レンズ深さTおよび曲率半径Rが、それぞれ導出されたレンズ深さTおよび曲率半径Rを基準とする±10%の範囲内である請求項4に記載の角膜矯正コンタクトレンズ。
  6. アライメント領域の曲率半径および幅がコンタクトレンズ中心軸方向から見て縦方向と横方向で異なる請求項1に記載の角膜矯正コンタクトレンズ。
  7. アライメント領域の曲率半径の最大値が同じ下で、角膜の矯正に必要なレンズの深さが一定である請求項6に記載の角膜矯正コンタクトレンズ。
  8. リバース領域の曲率半径が、
    ベース領域の曲率半径および幅、リバース領域の幅、アライメント領域の曲率半径の最大値および幅の最大値、および、ペリフェラル領域の曲率半径および幅
    に応じて導出されてなる請求項6または7に記載の角膜矯正コンタクトレンズ。
  9. ベース領域の幅をW、リバース領域の幅をW、ベース領域の曲率半径をR、リバース領域の曲率半径をR、アライメント領域の曲率半径の最大値をRAV、ベース領域のレンズ深さをT、リバース領域のレンズ深さをT、ベース領域の曲線とコンタクトレンズ中心軸とが交わる点と、アライメント領域の曲率半径の最大値となる曲線の延長線とコンタクトレンズ中心軸とが交わる点、との直線距離をSとしたとき、
    リバース領域のレンズ深さTが、下記式(3)で導出され、
    リバース領域の曲率半径Rが、Tを用いて下記式(2)で導出される請求項6から8のいずれかに記載の角膜矯正コンタクトレンズ。
    Figure 0006458876
    (式(3)中、E=W/2、F=W/2+Wを表す。)
    Figure 0006458876
    (式(2)中、E=W/2、F=W/2+Wを表す。)
  10. レンズ深さTおよび曲率半径Rが、それぞれ導出されたレンズ深さTおよび曲率半径Rを基準とする±10%の範囲内である請求項9に記載の角膜矯正コンタクトレンズ。
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