JP2003144154A - 新規なadamtsファミリーポリペプチドおよびそれをコードする遺伝子 - Google Patents
新規なadamtsファミリーポリペプチドおよびそれをコードする遺伝子Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】多様な作用の原因物質となり得るADAMTS
ファミリーに属する新規な物質を見いだし、生体内にお
けるADAMTSファミリーに関連する物質の制御を可
能にすることである。 【課題解決手段】既知ヒトADAMTSクローンのアミ
ノ酸配列をクエリーとして、公共データベースのEST
クローンを検索し、アミノ酸レベルで約64%が一致す
るマウスESTクローンをヒットさせた。このアミノ酸
配列をクエリーとして、公共データベースのヒトゲノム
配列を検索して、アミノ酸レベルで約94%が一致する
ゲノム配列をヒットさせた。この遺伝子を新規ヒトAD
AMTSクローンと予測し、その全アミノ酸コード領域
をクローニングし、実在の新規遺伝子であること、及び
胎盤において本遺伝子の発現が特異的であることをを見
出し本発明を完成した。
ファミリーに属する新規な物質を見いだし、生体内にお
けるADAMTSファミリーに関連する物質の制御を可
能にすることである。 【課題解決手段】既知ヒトADAMTSクローンのアミ
ノ酸配列をクエリーとして、公共データベースのEST
クローンを検索し、アミノ酸レベルで約64%が一致す
るマウスESTクローンをヒットさせた。このアミノ酸
配列をクエリーとして、公共データベースのヒトゲノム
配列を検索して、アミノ酸レベルで約94%が一致する
ゲノム配列をヒットさせた。この遺伝子を新規ヒトAD
AMTSクローンと予測し、その全アミノ酸コード領域
をクローニングし、実在の新規遺伝子であること、及び
胎盤において本遺伝子の発現が特異的であることをを見
出し本発明を完成した。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、新規なADAMT
Sファミリーポリペプチド又はタンパク質、及び該ポリ
ペプチド又はタンパク質をコードするポリヌクレオチド
に関するものである。さらに詳しくは、該ポリペプチド
若しくはタンパク質のアミノ酸配列の全部若しくは一部
を有するペプチド、該ペプチド又はポリペプチドをコー
ドするポリヌクレオチド、該ポリヌクレオチドを含有す
る組換えベクター、該組換えベクターで形質転換された
形質転換体、該ペプチド又はポリペプチドに対する抗
体、これらを利用した化合物のスクリーニング方法でス
クリーニングされた化合物、該ポリペプチド若しくは該
ポリヌクレオチドに作用する活性阻害化合物又は活性賦
活化合物、これらに関係する医薬組成物、及びこれらに
関係する疾病診断方法、当該形質転換体を使ったペプチ
ド又はポリペプチドの製造方法、当該スクリーニング方
法に関する。
Sファミリーポリペプチド又はタンパク質、及び該ポリ
ペプチド又はタンパク質をコードするポリヌクレオチド
に関するものである。さらに詳しくは、該ポリペプチド
若しくはタンパク質のアミノ酸配列の全部若しくは一部
を有するペプチド、該ペプチド又はポリペプチドをコー
ドするポリヌクレオチド、該ポリヌクレオチドを含有す
る組換えベクター、該組換えベクターで形質転換された
形質転換体、該ペプチド又はポリペプチドに対する抗
体、これらを利用した化合物のスクリーニング方法でス
クリーニングされた化合物、該ポリペプチド若しくは該
ポリヌクレオチドに作用する活性阻害化合物又は活性賦
活化合物、これらに関係する医薬組成物、及びこれらに
関係する疾病診断方法、当該形質転換体を使ったペプチ
ド又はポリペプチドの製造方法、当該スクリーニング方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、レプロリシン型(reproly
sin type)亜鉛メタロプロテアーゼドメイン
(Zn−metalloprotease)(Hoop
er N.M. FEBS Lett.(1994)3
54:1−6)、ディスインテグリン様(disint
egrin−like)ドメイン及びTSP1(thr
ombospondin type 1 repeat
s)ドメインを有するユニークなタンパク質が見い出さ
れており(Kuno K.,et al., J.Bi
ol.Chem.(1997)272:556−56
2;Vazques.F., et al,
J. Biol.Chem.(1999)274:23
349−23357等)、これらの特徴的なドメインを
有するタンパク質はADAMTS(a disinte
grin and metalloprotease
with thrombospondin motif
s)ファミリーと総称されている(Tang B.
L.,et al., FEBS Lett.(199
9)445:223−225)。レプロリシン型亜鉛メ
タロプロテアーゼドメインは、ADAMTS及びADA
M(a disintegrin and metal
loprotease)ファミリー等に含まれ、活性中
心は一般にHEX1X2HXX1GX1XHD(通常、
X1;疎水性アミノ酸、X2;グリシンあるいは疎水性
アミノ酸)であり、3つのヒスチジン残基が1つの亜鉛
分子に配位していると考えられている(Hooper
N.M. FEBS Lett.(1994)354:
1−6)。TSP1ドメインは、トロンボスポンジン1
(thrombospondin−1)が有する繰り返
し配列として見い出され、そのCSVTCGモチーフは
CD36/LIMPII受容体に結合し、WSXWモチー
フは細胞表面のヘパラン硫酸プロテオグリカン(hep
aran sulfate proteoglyca
n)に結合することが知られている。ディスインテグリ
ン様ドメインは、システインに富み抗血液凝固作用を有
するヘビ毒のディスインテグリン(disintegr
in)に40%程度の相同性を有している。機能的にヘ
ビ毒のディスインテグリンと同等あるいは同様の作用を
有するかは未解明である。現在、ADAMTSファミリ
ーとしてADAMTS−1〜10、12〜13の12種
類(ADAMTS11も報告されているが、ADAMT
S5と同一分子であった)が報告されている。その中に
は、細胞外マトリックスのアグリカン(Aggreca
n)切断活性を持つADAMTS−4(Aggreca
nase−1)、ADAMTS−5(Aggrecan
ase−2)やプロコラーゲン切断活性をもつADAM
TS−2(procollagen I/II amin
o propeptidase)のように従来のマトリ
ックスメタロプロテアーゼ (matrix meta
lloprotease)とよく似た酵素活性をもつも
のが認められている反面、ADAMTS−1(METH
1)やADAMTS−8(METH2)のようにエンド
スタチン(endostatin)やTSPという従来
知られていた血管新生阻害因子よりも強い血管新生阻害
作用を持つものも発見されている(Vazques.
F.,et al, J.Biol.Chem.(19
99)274:23349−23357)。ADAMT
S−1については、血管新生阻害作用の他、炎症組織で
の発現上昇(Kuno K.,et al., J.B
iol.Chem.(1997)272:556−56
2)、性周期による発現変動と排卵への関与(Robk
erR.L.,et al., Proc.Natl.
Acad.Sci.USA.(2000)97:468
9−4694;Robker R.L.,et a
l., Steroids(2000)65:559−
570)等が報告されている。基質としては、アグリカ
ン(Kuno K.,et al., FEBSLet
t.(2000)478:241−245)及びバージ
カン(Versican)(Sandy J.D.,e
t al., J.Biol.Chem.(2001)
276:13372−13378)が報告されている。
ADAMTS−2は、その欠損が、プロコラーゲンIの
蓄積による皮膚の形成異常を特徴とするEhlers−
Danlos syndrome typeVIICの原
因であることが報告されている(Colige A.,
et al., Am.J.Hum.Genet.
(1999)65:308−317;Li S.W.,
et al., Biochem.J.(2001)3
55:271−278)。ADAMTS−3は、ドメイ
ン構造及び活性中心の配列がADAMTS−2と非常に
似ており、ADAMTS−2とともにプロコラーゲンII
を基質とすることが報告されている(Fernande
s R.J.,et al., J.Biol.Che
m.(2001)276:31502−31509)。
ADAMTS−4及びADAMTS−5は、基質として
アグリカンの373番目のグルタミン酸残基と374番
目のアラニン残基間(Glu373−Ala374 b
ond)を切断することが報告されている(Torto
rella M.D.,et al.,Science
(1999)284:1664−1666;Abbas
zade I.,et al., J.Biol.Ch
em.(1999)274:23443−2345
0)。同部位の切断は慢性関節リウマチや変形性関節症
のような関節軟骨破壊を伴う関節疾患の初期徴候の一つ
であり(Sandy J.D., J.Clin.In
vest.(1992)89:1512−1516)、
ADAMTS−4及びADAMTS−5の阻害剤がその
治療薬として着目されている。また、生体内におけるA
DAMTS−4及びADAMTS−5の強力な阻害剤と
してTIMP−3が報告されている(Hashimot
o G.,et al., FEBS Lett.(2
001)494:192−195;Kashiwagi
M.,et al., J.Biol.Chem.
(2001)276:12501−12504)。AD
AMTS−4については、アグリカン以外の基質とし
て、ブレビカン(brevican)(Matthew
s R.T.,et al., J.Biol.Che
m.(2000)275:22695−22703)、
バージカン(Sandy J.D.,et al.,
J.Biol.Chem.(2001)276:133
72−13378)が報告されている。最近同定された
ADAMTS−13については、血液凝固に関与するフ
ォンビルブランドファクター(von Willebr
and factor)の切断活性が認められている
(Fujikawa K.,et al., Bloo
d(2001)98:1662−1666;Zheng
X.,et al., J.Biol.Chem.
(2001)Sep13[epub aheadof
print];Soejima K.,et al.,
J.Biochem.(Tokyo)(2001)1
30:475−480)。同酵素活性の欠損は、血栓性
血小板減少性紫斑病(thrombotic thro
mbocytopenic purpura)の原因と
されており、ADAMTS−13が着目されている。
sin type)亜鉛メタロプロテアーゼドメイン
(Zn−metalloprotease)(Hoop
er N.M. FEBS Lett.(1994)3
54:1−6)、ディスインテグリン様(disint
egrin−like)ドメイン及びTSP1(thr
ombospondin type 1 repeat
s)ドメインを有するユニークなタンパク質が見い出さ
れており(Kuno K.,et al., J.Bi
ol.Chem.(1997)272:556−56
2;Vazques.F., et al,
J. Biol.Chem.(1999)274:23
349−23357等)、これらの特徴的なドメインを
有するタンパク質はADAMTS(a disinte
grin and metalloprotease
with thrombospondin motif
s)ファミリーと総称されている(Tang B.
L.,et al., FEBS Lett.(199
9)445:223−225)。レプロリシン型亜鉛メ
タロプロテアーゼドメインは、ADAMTS及びADA
M(a disintegrin and metal
loprotease)ファミリー等に含まれ、活性中
心は一般にHEX1X2HXX1GX1XHD(通常、
X1;疎水性アミノ酸、X2;グリシンあるいは疎水性
アミノ酸)であり、3つのヒスチジン残基が1つの亜鉛
分子に配位していると考えられている(Hooper
N.M. FEBS Lett.(1994)354:
1−6)。TSP1ドメインは、トロンボスポンジン1
(thrombospondin−1)が有する繰り返
し配列として見い出され、そのCSVTCGモチーフは
CD36/LIMPII受容体に結合し、WSXWモチー
フは細胞表面のヘパラン硫酸プロテオグリカン(hep
aran sulfate proteoglyca
n)に結合することが知られている。ディスインテグリ
ン様ドメインは、システインに富み抗血液凝固作用を有
するヘビ毒のディスインテグリン(disintegr
in)に40%程度の相同性を有している。機能的にヘ
ビ毒のディスインテグリンと同等あるいは同様の作用を
有するかは未解明である。現在、ADAMTSファミリ
ーとしてADAMTS−1〜10、12〜13の12種
類(ADAMTS11も報告されているが、ADAMT
S5と同一分子であった)が報告されている。その中に
は、細胞外マトリックスのアグリカン(Aggreca
n)切断活性を持つADAMTS−4(Aggreca
nase−1)、ADAMTS−5(Aggrecan
ase−2)やプロコラーゲン切断活性をもつADAM
TS−2(procollagen I/II amin
o propeptidase)のように従来のマトリ
ックスメタロプロテアーゼ (matrix meta
lloprotease)とよく似た酵素活性をもつも
のが認められている反面、ADAMTS−1(METH
1)やADAMTS−8(METH2)のようにエンド
スタチン(endostatin)やTSPという従来
知られていた血管新生阻害因子よりも強い血管新生阻害
作用を持つものも発見されている(Vazques.
F.,et al, J.Biol.Chem.(19
99)274:23349−23357)。ADAMT
S−1については、血管新生阻害作用の他、炎症組織で
の発現上昇(Kuno K.,et al., J.B
iol.Chem.(1997)272:556−56
2)、性周期による発現変動と排卵への関与(Robk
erR.L.,et al., Proc.Natl.
Acad.Sci.USA.(2000)97:468
9−4694;Robker R.L.,et a
l., Steroids(2000)65:559−
570)等が報告されている。基質としては、アグリカ
ン(Kuno K.,et al., FEBSLet
t.(2000)478:241−245)及びバージ
カン(Versican)(Sandy J.D.,e
t al., J.Biol.Chem.(2001)
276:13372−13378)が報告されている。
ADAMTS−2は、その欠損が、プロコラーゲンIの
蓄積による皮膚の形成異常を特徴とするEhlers−
Danlos syndrome typeVIICの原
因であることが報告されている(Colige A.,
et al., Am.J.Hum.Genet.
(1999)65:308−317;Li S.W.,
et al., Biochem.J.(2001)3
55:271−278)。ADAMTS−3は、ドメイ
ン構造及び活性中心の配列がADAMTS−2と非常に
似ており、ADAMTS−2とともにプロコラーゲンII
を基質とすることが報告されている(Fernande
s R.J.,et al., J.Biol.Che
m.(2001)276:31502−31509)。
ADAMTS−4及びADAMTS−5は、基質として
アグリカンの373番目のグルタミン酸残基と374番
目のアラニン残基間(Glu373−Ala374 b
ond)を切断することが報告されている(Torto
rella M.D.,et al.,Science
(1999)284:1664−1666;Abbas
zade I.,et al., J.Biol.Ch
em.(1999)274:23443−2345
0)。同部位の切断は慢性関節リウマチや変形性関節症
のような関節軟骨破壊を伴う関節疾患の初期徴候の一つ
であり(Sandy J.D., J.Clin.In
vest.(1992)89:1512−1516)、
ADAMTS−4及びADAMTS−5の阻害剤がその
治療薬として着目されている。また、生体内におけるA
DAMTS−4及びADAMTS−5の強力な阻害剤と
してTIMP−3が報告されている(Hashimot
o G.,et al., FEBS Lett.(2
001)494:192−195;Kashiwagi
M.,et al., J.Biol.Chem.
(2001)276:12501−12504)。AD
AMTS−4については、アグリカン以外の基質とし
て、ブレビカン(brevican)(Matthew
s R.T.,et al., J.Biol.Che
m.(2000)275:22695−22703)、
バージカン(Sandy J.D.,et al.,
J.Biol.Chem.(2001)276:133
72−13378)が報告されている。最近同定された
ADAMTS−13については、血液凝固に関与するフ
ォンビルブランドファクター(von Willebr
and factor)の切断活性が認められている
(Fujikawa K.,et al., Bloo
d(2001)98:1662−1666;Zheng
X.,et al., J.Biol.Chem.
(2001)Sep13[epub aheadof
print];Soejima K.,et al.,
J.Biochem.(Tokyo)(2001)1
30:475−480)。同酵素活性の欠損は、血栓性
血小板減少性紫斑病(thrombotic thro
mbocytopenic purpura)の原因と
されており、ADAMTS−13が着目されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題のひとつは、上記のように多様な作用の原因物
質となり得るADAMTSファミリーに属する新規な物
質を見いだし、生体内におけるADAMTSファミリー
に関連する物質の制御を可能にすることである。より具
体的には、本発明の課題はADAMTSファミリーに属
する新規な物質を提供することであり、それに伴い有用
性あるADAMTSファミリーに属する新規な物質由来
のペプチドまたはポリペプチドを提供することである。
また本発明の別の課題は、ADAMTSファミリーに属
する新規な物質由来のペプチドまたはポリペプチドをコ
ードするポリヌクレオチドを提供することであり、さら
にこれを利用して遺伝子工学手法によるADAMTSフ
ァミリーに属する新規な物質の製造法を提供することで
ある。さらに本発明の別の課題は、ADAMTSファミ
リーに属する新規な物質に対する抗体を提供することで
ある。その他の本発明の課題は、上記のものを利用して
ADAMTSファミリーに属する新規な物質の有する作
用の阻害剤・拮抗剤・賦活剤のスクリーニングを行なう
ことであり、スクリーニングされた化合物を提供するこ
とであり、またこれらを利用した医薬組成物および診断
方法を提供することである。
する課題のひとつは、上記のように多様な作用の原因物
質となり得るADAMTSファミリーに属する新規な物
質を見いだし、生体内におけるADAMTSファミリー
に関連する物質の制御を可能にすることである。より具
体的には、本発明の課題はADAMTSファミリーに属
する新規な物質を提供することであり、それに伴い有用
性あるADAMTSファミリーに属する新規な物質由来
のペプチドまたはポリペプチドを提供することである。
また本発明の別の課題は、ADAMTSファミリーに属
する新規な物質由来のペプチドまたはポリペプチドをコ
ードするポリヌクレオチドを提供することであり、さら
にこれを利用して遺伝子工学手法によるADAMTSフ
ァミリーに属する新規な物質の製造法を提供することで
ある。さらに本発明の別の課題は、ADAMTSファミ
リーに属する新規な物質に対する抗体を提供することで
ある。その他の本発明の課題は、上記のものを利用して
ADAMTSファミリーに属する新規な物質の有する作
用の阻害剤・拮抗剤・賦活剤のスクリーニングを行なう
ことであり、スクリーニングされた化合物を提供するこ
とであり、またこれらを利用した医薬組成物および診断
方法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
を重ねた結果、既知ヒトADAMTSクローンのアミノ
酸配列をクエリーとして、公共データベースのESTク
ローンを検索し、アミノ酸レベルで約64%が一致する
マウスESTクローンをヒットさせた。このアミノ酸配
列をクエリーとして、公共データベースのヒトゲノム配
列を検索して、アミノ酸レベルで約94%が一致するゲ
ノム配列をヒットさせた。この遺伝子を新規ヒトADA
MTSクローンと予測し、その全アミノ酸コード領域を
クローニングし、実在の新規遺伝子であること、及び胎
盤において本遺伝子の発現が特異的であることをを見出
し本発明を完成した。
を重ねた結果、既知ヒトADAMTSクローンのアミノ
酸配列をクエリーとして、公共データベースのESTク
ローンを検索し、アミノ酸レベルで約64%が一致する
マウスESTクローンをヒットさせた。このアミノ酸配
列をクエリーとして、公共データベースのヒトゲノム配
列を検索して、アミノ酸レベルで約94%が一致するゲ
ノム配列をヒットさせた。この遺伝子を新規ヒトADA
MTSクローンと予測し、その全アミノ酸コード領域を
クローニングし、実在の新規遺伝子であること、及び胎
盤において本遺伝子の発現が特異的であることをを見出
し本発明を完成した。
【0005】すなわち本発明は、
1.下記の群より選ばれるADAMTSファミリーに属
するポリペプチドまたは該ポリペプチドを有するタンパ
ク質; 配列表の配列番号4または配列番号6に記載のアミノ
酸配列からなるポリペプチド、 前記のポリペプチドを含有するポリペプチド、 前記のポリペプチドと少なくとも約60%のアミノ
酸配列上の相同性を有するポリペプチド、および 前記〜のアミノ酸配列において1ないし数個のア
ミノ酸の欠失、置換、付加あるいは挿入といった変異を
有するポリペプチド。 2.配列表の配列番号4または配列番号6に記載のアミ
ノ酸配列の一部を有する部分ペプチドであって、少なく
とも約8個の連続するアミノ酸配列を有するペプチド。 3.前項1に記載のポリペプチドをコードするポリヌク
レオチドまたはその相補鎖。 4.配列表の配列番号3または配列番号5に記載の塩基
配列からなるポリヌクレオチドまたはその相補鎖。 5.前項3または4に記載のポリヌクレオチドまたはそ
の相補鎖とストリンジェントな条件下でハイブリダイゼ
ーションするポリヌクレオチド。 6.前項2に記載のペプチドをコードするポリヌクレオ
チドまたはその相補鎖。 7.配列表の配列番号3または配列番号5に記載の塩基
配列からなるポリヌクレオチドまたはその相補的塩基配
列の少なくとも約15個の連続する塩基配列からなるポ
リヌクレオチド。 8.前項6または7に記載のポリヌクレオチドまたはそ
の相補鎖とストリンジェントな条件下でハイブリダイゼ
ーションするポリヌクレオチド。 9.前項3ないし8に記載のいずれか1つのポリヌクレ
オチドまたはその相補鎖を含有する組換えベクター。 10.前項9に記載の組換えベクターで形質転換された
形質転換体。 11.前項10に記載の形質転換体を培養する工程を含
む、前項1または2に記載のポリペプチドもしくは該ポ
リペプチドを有するタンパク質またはペプチドの製造方
法。 12.前項1または2に記載のポリペプチドもしくは該
ポリペプチドを有するタンパク質またはペプチドを免疫
学的に認識する抗体。 13.少なくともADAMTSファミリーポリペプチド
を認識する、前項12に記載の抗体。 14.前項1に記載のポリペプチドまたは該ポリペプチ
ドを有するタンパク質と相互作用してその活性を阻害も
しくは促進する作用を有する化合物、および/または前
項3ないし5に記載のいずれか1つのポリヌクレオチド
と相互作用してその発現を阻害もしくは促進する作用を
有する化合物のスクリーニング方法であって、前項1ま
たは2に記載のポリペプチドもしくは該ポリペプチドを
有するタンパク質またはペプチド、前項3ないし8に記
載のいずれか1つのポリヌクレオチド、前項9に記載の
ベクター、前項10に記載の形質転換体、前項12もし
くは13に記載の抗体のうちの少なくともいずれか1つ
を用いることを特徴とするスクリーニング方法。 15.前項1に記載のポリペプチドまたは該ポリペプチ
ドを有するタンパク質と相互作用してその活性を阻害も
しくは活性化する化合物、または前項3ないし5に記載
のいずれか1つのポリヌクレオチドと相互作用してその
発現を阻害もしくは促進する化合物のスクリーニング方
法であって、化合物とポリペプチドまたはタンパク質と
の間の相互作用を可能にする条件下で、ポリペプチドま
たはタンパク質とスクリーニングすべき化合物とを接触
させて化合物の相互作用を評価し(かかる相互作用はポ
リペプチドまたはタンパク質と化合物との相互作用に応
答した検出可能シグナルを提供し得る第2の成分に関連
したものである)、次いで、化合物とポリペプチドまた
はタンパク質との相互作用により生じるシグナルの存在
または不存在または変化を検出することにより、化合物
がポリペプチドまたはタンパク質と相互作用して、その
活性を活性化または阻害するかどうかを決定することを
含む方法。 16.前項14または15に記載の方法でスクリーニン
グされる化合物であって、前項1項に記載のポリペプチ
ドまたは該ポリペプチドを有するタンパク質と相互作用
してその活性を阻害または促進する化合物またはその
塩。 17.前項14または15に記載の方法でスクリーニン
グされる化合物であって、前項3ないし5に記載のいず
れか1つのポリヌクレオチドと相互作用してその発現を
阻害もしくは促進する化合物またはその塩。 18.前項1または2に記載のポリペプチドもしくは該
ポリペプチドを有するタンパク質またはペプチド、前項
3ないし前項8に記載のいずれか1つのポリヌクレオチ
ド、前項9に記載のベクター、前項10に記載の形質転
換体、前項12もしくは13に記載の抗体、または前項
16もしくは17に記載の化合物のうちの少なくともい
ずれか1つを含有することを特徴とする医薬組成物。 19.前項1に記載のポリペプチドまたは該ポリペプチ
ドを有するタンパク質の発現または活性に関連した疾病
の診断方法であって、(a)該ポリペプチドまたはタン
パク質をコードしている核酸、および/または(b)試
料中の該ポリペプチドまたはタンパク質をマーカーとし
て分析することを含む方法。 20.前項1または2に記載のポリペプチドもしくは該
ポリペプチドを有するタンパク質またはペプチド、前項
3ないし8に記載のいずれか1つのポリヌクレオチド、
または前項12もしくは13に記載の抗体のうちの少な
くともいずれか1つを含んでなる、(a)該ポリペプチ
ドまたはタンパク質をコードしている核酸、および/ま
たは(b)試料中の該ポリペプチドまたはタンパク質を
マーカーとして分析することを含む方法に使用する試薬
キット。からなる。
するポリペプチドまたは該ポリペプチドを有するタンパ
ク質; 配列表の配列番号4または配列番号6に記載のアミノ
酸配列からなるポリペプチド、 前記のポリペプチドを含有するポリペプチド、 前記のポリペプチドと少なくとも約60%のアミノ
酸配列上の相同性を有するポリペプチド、および 前記〜のアミノ酸配列において1ないし数個のア
ミノ酸の欠失、置換、付加あるいは挿入といった変異を
有するポリペプチド。 2.配列表の配列番号4または配列番号6に記載のアミ
ノ酸配列の一部を有する部分ペプチドであって、少なく
とも約8個の連続するアミノ酸配列を有するペプチド。 3.前項1に記載のポリペプチドをコードするポリヌク
レオチドまたはその相補鎖。 4.配列表の配列番号3または配列番号5に記載の塩基
配列からなるポリヌクレオチドまたはその相補鎖。 5.前項3または4に記載のポリヌクレオチドまたはそ
の相補鎖とストリンジェントな条件下でハイブリダイゼ
ーションするポリヌクレオチド。 6.前項2に記載のペプチドをコードするポリヌクレオ
チドまたはその相補鎖。 7.配列表の配列番号3または配列番号5に記載の塩基
配列からなるポリヌクレオチドまたはその相補的塩基配
列の少なくとも約15個の連続する塩基配列からなるポ
リヌクレオチド。 8.前項6または7に記載のポリヌクレオチドまたはそ
の相補鎖とストリンジェントな条件下でハイブリダイゼ
ーションするポリヌクレオチド。 9.前項3ないし8に記載のいずれか1つのポリヌクレ
オチドまたはその相補鎖を含有する組換えベクター。 10.前項9に記載の組換えベクターで形質転換された
形質転換体。 11.前項10に記載の形質転換体を培養する工程を含
む、前項1または2に記載のポリペプチドもしくは該ポ
リペプチドを有するタンパク質またはペプチドの製造方
法。 12.前項1または2に記載のポリペプチドもしくは該
ポリペプチドを有するタンパク質またはペプチドを免疫
学的に認識する抗体。 13.少なくともADAMTSファミリーポリペプチド
を認識する、前項12に記載の抗体。 14.前項1に記載のポリペプチドまたは該ポリペプチ
ドを有するタンパク質と相互作用してその活性を阻害も
しくは促進する作用を有する化合物、および/または前
項3ないし5に記載のいずれか1つのポリヌクレオチド
と相互作用してその発現を阻害もしくは促進する作用を
有する化合物のスクリーニング方法であって、前項1ま
たは2に記載のポリペプチドもしくは該ポリペプチドを
有するタンパク質またはペプチド、前項3ないし8に記
載のいずれか1つのポリヌクレオチド、前項9に記載の
ベクター、前項10に記載の形質転換体、前項12もし
くは13に記載の抗体のうちの少なくともいずれか1つ
を用いることを特徴とするスクリーニング方法。 15.前項1に記載のポリペプチドまたは該ポリペプチ
ドを有するタンパク質と相互作用してその活性を阻害も
しくは活性化する化合物、または前項3ないし5に記載
のいずれか1つのポリヌクレオチドと相互作用してその
発現を阻害もしくは促進する化合物のスクリーニング方
法であって、化合物とポリペプチドまたはタンパク質と
の間の相互作用を可能にする条件下で、ポリペプチドま
たはタンパク質とスクリーニングすべき化合物とを接触
させて化合物の相互作用を評価し(かかる相互作用はポ
リペプチドまたはタンパク質と化合物との相互作用に応
答した検出可能シグナルを提供し得る第2の成分に関連
したものである)、次いで、化合物とポリペプチドまた
はタンパク質との相互作用により生じるシグナルの存在
または不存在または変化を検出することにより、化合物
がポリペプチドまたはタンパク質と相互作用して、その
活性を活性化または阻害するかどうかを決定することを
含む方法。 16.前項14または15に記載の方法でスクリーニン
グされる化合物であって、前項1項に記載のポリペプチ
ドまたは該ポリペプチドを有するタンパク質と相互作用
してその活性を阻害または促進する化合物またはその
塩。 17.前項14または15に記載の方法でスクリーニン
グされる化合物であって、前項3ないし5に記載のいず
れか1つのポリヌクレオチドと相互作用してその発現を
阻害もしくは促進する化合物またはその塩。 18.前項1または2に記載のポリペプチドもしくは該
ポリペプチドを有するタンパク質またはペプチド、前項
3ないし前項8に記載のいずれか1つのポリヌクレオチ
ド、前項9に記載のベクター、前項10に記載の形質転
換体、前項12もしくは13に記載の抗体、または前項
16もしくは17に記載の化合物のうちの少なくともい
ずれか1つを含有することを特徴とする医薬組成物。 19.前項1に記載のポリペプチドまたは該ポリペプチ
ドを有するタンパク質の発現または活性に関連した疾病
の診断方法であって、(a)該ポリペプチドまたはタン
パク質をコードしている核酸、および/または(b)試
料中の該ポリペプチドまたはタンパク質をマーカーとし
て分析することを含む方法。 20.前項1または2に記載のポリペプチドもしくは該
ポリペプチドを有するタンパク質またはペプチド、前項
3ないし8に記載のいずれか1つのポリヌクレオチド、
または前項12もしくは13に記載の抗体のうちの少な
くともいずれか1つを含んでなる、(a)該ポリペプチ
ドまたはタンパク質をコードしている核酸、および/ま
たは(b)試料中の該ポリペプチドまたはタンパク質を
マーカーとして分析することを含む方法に使用する試薬
キット。からなる。
【0006】
【発明の実施の形態】(新規なADAMTSファミリー
タンパク質)本発明において提供される新規なADAM
TSファミリータンパク質をコードする遺伝子は、まず
以下の設計により分取した。すなわち、ヒトADAMTSクロ
ーンPJ01256のアミノ酸配列をクエリーとして、公共デ
ータベースGenBankのESTクローンを検索したところ、ア
ミノ酸レベルで約64%(44残基/68残基)が一致したマ
ウスESTクローンBF168752がヒットした。このBF168752
をクエリーとして、GenBankのヒトゲノム配列を検索し
たところ、アミノ酸レベルで約93%(64残基/69残基)
が一致したゲノム配列AC010548.8がヒットした。最初の
検索に用いたPJ01256のゲノム配列はAC010269.5であ
る。別のゲノム配列により高い相同性を示すことから、
BF168752はPJ01256に類似した新規遺伝子のマウスOrtho
logであり、同新規遺伝子はゲノム配列AC010548.8上に
存在すると仮定した。また、同新規遺伝子はマウスOrth
ologとPJ01256間で64%と高い相同性を有することから
新規ADAMTSクローンであると予測された。同遺伝子をWF
Zと命名した。この遺伝子の全アミノ酸コード領域をク
ローニングし、塩基配列決定の結果、完全な形でWFZが
えられ、WFZの実在を証明した。このWFZは、胎盤におい
て、特異的に発現しており、観察されたmRNAの大き
さは約6.0KbでWFZcDNAの全長とほぼ一致した。塩基配列
はWFZaが高頻度にあり、WFZbはスプライシングバリアン
トとして得た。WFZa及びWFZbの各々にコードされるアミ
ノ酸配列は各配列番号4及び配列番号6である。
タンパク質)本発明において提供される新規なADAM
TSファミリータンパク質をコードする遺伝子は、まず
以下の設計により分取した。すなわち、ヒトADAMTSクロ
ーンPJ01256のアミノ酸配列をクエリーとして、公共デ
ータベースGenBankのESTクローンを検索したところ、ア
ミノ酸レベルで約64%(44残基/68残基)が一致したマ
ウスESTクローンBF168752がヒットした。このBF168752
をクエリーとして、GenBankのヒトゲノム配列を検索し
たところ、アミノ酸レベルで約93%(64残基/69残基)
が一致したゲノム配列AC010548.8がヒットした。最初の
検索に用いたPJ01256のゲノム配列はAC010269.5であ
る。別のゲノム配列により高い相同性を示すことから、
BF168752はPJ01256に類似した新規遺伝子のマウスOrtho
logであり、同新規遺伝子はゲノム配列AC010548.8上に
存在すると仮定した。また、同新規遺伝子はマウスOrth
ologとPJ01256間で64%と高い相同性を有することから
新規ADAMTSクローンであると予測された。同遺伝子をWF
Zと命名した。この遺伝子の全アミノ酸コード領域をク
ローニングし、塩基配列決定の結果、完全な形でWFZが
えられ、WFZの実在を証明した。このWFZは、胎盤におい
て、特異的に発現しており、観察されたmRNAの大き
さは約6.0KbでWFZcDNAの全長とほぼ一致した。塩基配列
はWFZaが高頻度にあり、WFZbはスプライシングバリアン
トとして得た。WFZa及びWFZbの各々にコードされるアミ
ノ酸配列は各配列番号4及び配列番号6である。
【0007】(タンパク質、ポリペプチドまたはペプチ
ド)本発明に係る新規なADAMTSファミリータンパ
ク質は、配列表の配列番号4または配列番号6に記載の
アミノ酸配列と同一、または実質的に同一なアミノ酸配
列を含有するタンパク質である。当該新規なADAMT
Sファミリー含有タンパク質は、ヒトや哺乳動物のあら
ゆる細胞、またはそれらの細胞が存在するあらゆる組織
に由来するタンパク質であってもよく、また合成タンパ
ク質であってもよい。
ド)本発明に係る新規なADAMTSファミリータンパ
ク質は、配列表の配列番号4または配列番号6に記載の
アミノ酸配列と同一、または実質的に同一なアミノ酸配
列を含有するタンパク質である。当該新規なADAMT
Sファミリー含有タンパク質は、ヒトや哺乳動物のあら
ゆる細胞、またはそれらの細胞が存在するあらゆる組織
に由来するタンパク質であってもよく、また合成タンパ
ク質であってもよい。
【0008】配列表の配列番号4または配列番号6に記
載のアミノ酸配列と実質的に同一のアミノ酸配列として
は、少なくともADAMTSファミリータンパク質とし
ての特徴を維持する限りは特に限定されず、例えば、配
列表の配列番号4又は6に記載のアミノ酸配列と約60
%以上、好ましくは約70%以上、より好ましくは約8
0%以上、さらに好ましくは約90%以上、最も好まし
くは約95%以上の相同性を有するアミノ酸配列等が挙
げられる。
載のアミノ酸配列と実質的に同一のアミノ酸配列として
は、少なくともADAMTSファミリータンパク質とし
ての特徴を維持する限りは特に限定されず、例えば、配
列表の配列番号4又は6に記載のアミノ酸配列と約60
%以上、好ましくは約70%以上、より好ましくは約8
0%以上、さらに好ましくは約90%以上、最も好まし
くは約95%以上の相同性を有するアミノ酸配列等が挙
げられる。
【0009】また、配列表の配列番号4または配列番号
6に記載のアミノ酸配列と実質的に同一のアミノ酸配列
を含有するタンパク質としては、例えば、配列表の配列
番号4または配列番号6に記載のアミノ酸配列と実質的
に同一のアミノ酸配列を含有し、さらに、配列表の配列
番号4または配列番号6に記載のアミノ酸配列と実質的
に同一のアミノ酸配列を含有するタンパク質と実質的に
同質の活性を有するタンパク質等が例示される。
6に記載のアミノ酸配列と実質的に同一のアミノ酸配列
を含有するタンパク質としては、例えば、配列表の配列
番号4または配列番号6に記載のアミノ酸配列と実質的
に同一のアミノ酸配列を含有し、さらに、配列表の配列
番号4または配列番号6に記載のアミノ酸配列と実質的
に同一のアミノ酸配列を含有するタンパク質と実質的に
同質の活性を有するタンパク質等が例示される。
【0010】アミノ酸配列の相同性を決定する技術は、
自体公知であり、例えばアミノ酸配列を直接決定する方
法、cDNAの塩基配列を決定後これにコードされるア
ミノ酸配列を推定する方法等が可能である。
自体公知であり、例えばアミノ酸配列を直接決定する方
法、cDNAの塩基配列を決定後これにコードされるア
ミノ酸配列を推定する方法等が可能である。
【0011】本発明に係る新規なADAMTSファミリ
ーポリペプチドを含むタンパク質は「成熟」タンパクの
形態であってもよく、あるいは融合タンパクのごとき大
型のタンパクの一部であってもよい。分泌またはリーダ
ー配列、プロ配列、複数のヒスチジン残基のごとき精製
を促進する配列、または組換え生産を行っている間の安
定性のためのさらなる配列を含むものであってもよい。
ーポリペプチドを含むタンパク質は「成熟」タンパクの
形態であってもよく、あるいは融合タンパクのごとき大
型のタンパクの一部であってもよい。分泌またはリーダ
ー配列、プロ配列、複数のヒスチジン残基のごとき精製
を促進する配列、または組換え生産を行っている間の安
定性のためのさらなる配列を含むものであってもよい。
【0012】本発明に係るポリペプチドまたはペプチド
は、配列表の配列番号4または配列番号6に記載のアミ
ノ酸配列からなるポリペプチドの部分配列を有するポリ
ペプチドまたはペプチドを包含し、これらは例えば試薬
・標準物質・免疫原として利用できる。その最小単位と
しては8個以上のアミノ酸、好ましくは10個以上のア
ミノ酸、より好ましくは12個以上、さらに好ましくは
15個以上の連続するアミノ酸で構成されるアミノ酸配
列からなり、好ましくは免疫学的に同定し得るポリペプ
チドまたはペプチドを本発明の対象とする。これらのペ
プチドは、試薬もしくは標準物質、または後述するよう
に本発明に係る新規なADAMTSファミリータンパク
質に特異的な抗体を作製するための抗原として単独また
はキャリア(例えば、キーホールリンペイトヘモシアニ
ンまたは卵白アルブミン)と結合して使用できるが、こ
れらのように別種のタンパク質または物質を結合したも
のも本発明の範囲に包含される。部分配列は、「独立し
て存在するもの(free standing)」であるか、あるい
はより大きなポリペプチド内に含まれていてもよく、そ
の中で部分配列は一部分もしくはある領域を形成してい
てもよい。最も好ましくは、単一の連続した領域として
より大きなポリペプチドに含まれる。
は、配列表の配列番号4または配列番号6に記載のアミ
ノ酸配列からなるポリペプチドの部分配列を有するポリ
ペプチドまたはペプチドを包含し、これらは例えば試薬
・標準物質・免疫原として利用できる。その最小単位と
しては8個以上のアミノ酸、好ましくは10個以上のア
ミノ酸、より好ましくは12個以上、さらに好ましくは
15個以上の連続するアミノ酸で構成されるアミノ酸配
列からなり、好ましくは免疫学的に同定し得るポリペプ
チドまたはペプチドを本発明の対象とする。これらのペ
プチドは、試薬もしくは標準物質、または後述するよう
に本発明に係る新規なADAMTSファミリータンパク
質に特異的な抗体を作製するための抗原として単独また
はキャリア(例えば、キーホールリンペイトヘモシアニ
ンまたは卵白アルブミン)と結合して使用できるが、こ
れらのように別種のタンパク質または物質を結合したも
のも本発明の範囲に包含される。部分配列は、「独立し
て存在するもの(free standing)」であるか、あるい
はより大きなポリペプチド内に含まれていてもよく、そ
の中で部分配列は一部分もしくはある領域を形成してい
てもよい。最も好ましくは、単一の連続した領域として
より大きなポリペプチドに含まれる。
【0013】さらに、このように特定されたポリペプチ
ドまたはペプチドを基にして、ADAMTSファミリー
タンパク質の特性維持を指標とすることにより、1以
上、例えば1〜100個、好ましくは1〜30個、より
好ましくは1〜20個、さらに好ましくは1〜10個で
特に好ましくは1ないし数個のアミノ酸の欠失、置換、
付加あるいは挿入といった変異を有するアミノ酸配列か
らなるポリペプチドまたはペプチドも提供される。欠
失、置換、付加あるいは挿入の手段は自体公知であり、
例えば、部位特異的変異導入法、遺伝子相同組換え法、
プライマー伸長法またはポリメラーゼ連鎖増幅法(PC
R)を単独または適宜組み合わせて、例えば、Molecula
r Cloning; A Laboratory Manual、第2版、Sambrookら
編、コールド・スプリング・ハーバー・ラボラトリー・
プレス、コールド・スプリング・ハーバー、ニューヨー
ク、1989年;[ラボマニュアル遺伝子工学]、村松正實
編、丸善株式会社、1988年;[PCRテクノロジー、DN
A増幅の原理と応用]、Ehrlich,HE.編 ストックプレ
ス、1989年等の成書に記載の方法に準じて、あるいはそ
れらの方法を改変して実施することができ、例えばUl
merの技術(Science (1983) 219: 666)を利用す
ることができる。例えば、N末端を含む一連の残基が欠
失、またはC末端を含む一連の残基が欠失、あるいは一
方がN末端でもう一方がC末端を含む2種の一連の残基
が欠失していること以外は上記新規なADAMTSファ
ミリータンパク質のアミノ酸配列を有する末端切断ポリ
ペプチドを包含する。
ドまたはペプチドを基にして、ADAMTSファミリー
タンパク質の特性維持を指標とすることにより、1以
上、例えば1〜100個、好ましくは1〜30個、より
好ましくは1〜20個、さらに好ましくは1〜10個で
特に好ましくは1ないし数個のアミノ酸の欠失、置換、
付加あるいは挿入といった変異を有するアミノ酸配列か
らなるポリペプチドまたはペプチドも提供される。欠
失、置換、付加あるいは挿入の手段は自体公知であり、
例えば、部位特異的変異導入法、遺伝子相同組換え法、
プライマー伸長法またはポリメラーゼ連鎖増幅法(PC
R)を単独または適宜組み合わせて、例えば、Molecula
r Cloning; A Laboratory Manual、第2版、Sambrookら
編、コールド・スプリング・ハーバー・ラボラトリー・
プレス、コールド・スプリング・ハーバー、ニューヨー
ク、1989年;[ラボマニュアル遺伝子工学]、村松正實
編、丸善株式会社、1988年;[PCRテクノロジー、DN
A増幅の原理と応用]、Ehrlich,HE.編 ストックプレ
ス、1989年等の成書に記載の方法に準じて、あるいはそ
れらの方法を改変して実施することができ、例えばUl
merの技術(Science (1983) 219: 666)を利用す
ることができる。例えば、N末端を含む一連の残基が欠
失、またはC末端を含む一連の残基が欠失、あるいは一
方がN末端でもう一方がC末端を含む2種の一連の残基
が欠失していること以外は上記新規なADAMTSファ
ミリータンパク質のアミノ酸配列を有する末端切断ポリ
ペプチドを包含する。
【0014】また、構造的または機能的属性により特徴
づけられる部分配列、例えばアルファーヘリックスおよ
びアルファーヘリックス形成領域、ベータシートおよび
ベータシート形成領域、ターンおよびターン形成領域、
コイルおよびコイル形成領域、親水性領域、疎水性領
域、アルファー両親媒性領域、ベータ両親媒性領域、可
変領域、表面形成領域、基質結合領域、および高抗原性
指標領域を含む部分配列等も好ましい。また、生物学的
に活性な領域も好ましく、類似の活性もしくは改善され
た活性のある、または望ましくない活性を減じた部分配
列等がある。動物、とりわけヒトにおいて抗原的または
免疫原的な部分配列もまた含まれる。
づけられる部分配列、例えばアルファーヘリックスおよ
びアルファーヘリックス形成領域、ベータシートおよび
ベータシート形成領域、ターンおよびターン形成領域、
コイルおよびコイル形成領域、親水性領域、疎水性領
域、アルファー両親媒性領域、ベータ両親媒性領域、可
変領域、表面形成領域、基質結合領域、および高抗原性
指標領域を含む部分配列等も好ましい。また、生物学的
に活性な領域も好ましく、類似の活性もしくは改善され
た活性のある、または望ましくない活性を減じた部分配
列等がある。動物、とりわけヒトにおいて抗原的または
免疫原的な部分配列もまた含まれる。
【0015】本発明に係るタンパク質、ポリペプチドお
よびそれらの部分配列ペプチドのアミノ酸配列は保存的
アミノ酸置換により変化したものも含まれている。かか
る典型的な置換は、Ala、Val、LeuおよびIl
e間;SerおよびThr間;AspおよびGlu間;
AsnおよびGln間;ならびに塩基性残基Lysおよ
びArg間;あるいは芳香族残基Phe、Trpおよび
Tyr間におけるものである。数個、5ないし10個、
1ないし5個、または1ないし2個のアミノ酸がいずれ
かの組み合わせで置換、欠失または付加されているもの
が特に好ましい。
よびそれらの部分配列ペプチドのアミノ酸配列は保存的
アミノ酸置換により変化したものも含まれている。かか
る典型的な置換は、Ala、Val、LeuおよびIl
e間;SerおよびThr間;AspおよびGlu間;
AsnおよびGln間;ならびに塩基性残基Lysおよ
びArg間;あるいは芳香族残基Phe、Trpおよび
Tyr間におけるものである。数個、5ないし10個、
1ないし5個、または1ないし2個のアミノ酸がいずれ
かの組み合わせで置換、欠失または付加されているもの
が特に好ましい。
【0016】上記のような変異の導入において、当該タ
ンパク質の基本的な性質(物性、活性、または免疫学的
活性等)を変化させないという観点からは、例えば、同
族アミノ酸(極性アミノ酸、非極性アミノ酸、疎水性ア
ミノ酸、親水性アミノ酸、陽性荷電アミノ酸、陰性荷電
アミノ酸、芳香族アミノ酸等)の間での相互置換は容易
に想定される。
ンパク質の基本的な性質(物性、活性、または免疫学的
活性等)を変化させないという観点からは、例えば、同
族アミノ酸(極性アミノ酸、非極性アミノ酸、疎水性ア
ミノ酸、親水性アミノ酸、陽性荷電アミノ酸、陰性荷電
アミノ酸、芳香族アミノ酸等)の間での相互置換は容易
に想定される。
【0017】なお、本発明に係る新規なADAMTSフ
ァミリータンパク質はペプチド結合または修飾されたペ
プチド結合により互いに結合している2個またはそれ以
上のアミノ酸を含む任意のペプチドを意味する。また、
本明細書において、ペプチド、オリゴペプチドおよびオ
リゴマーとも称する短鎖をポリペプチド、また、長鎖の
ものをタンパク質ということもある。
ァミリータンパク質はペプチド結合または修飾されたペ
プチド結合により互いに結合している2個またはそれ以
上のアミノ酸を含む任意のペプチドを意味する。また、
本明細書において、ペプチド、オリゴペプチドおよびオ
リゴマーとも称する短鎖をポリペプチド、また、長鎖の
ものをタンパク質ということもある。
【0018】本発明に係る新規なADAMTSファミリ
ータンパク質は、20種の遺伝子によりコードされたア
ミノ酸とは異なるアミノ酸を含有することもできる。
「タンパク質」には、プロセッシングおよびその他の翻
訳後修飾のような天然のプロセッシングにより修飾され
たものが含まれるが、当業者に周知の化学修飾技術によ
っても修飾される。このような修飾は基礎的な参考書お
よびさらに詳細な論文ならびに多数の研究文献にも詳し
く記載されており、これらは当業者に周知である。
ータンパク質は、20種の遺伝子によりコードされたア
ミノ酸とは異なるアミノ酸を含有することもできる。
「タンパク質」には、プロセッシングおよびその他の翻
訳後修飾のような天然のプロセッシングにより修飾され
たものが含まれるが、当業者に周知の化学修飾技術によ
っても修飾される。このような修飾は基礎的な参考書お
よびさらに詳細な論文ならびに多数の研究文献にも詳し
く記載されており、これらは当業者に周知である。
【0019】修飾は、ペプチド骨格、アミノ酸側鎖およ
びN末端側またはC末端側等のポリペプチドの任意の部
位で行われ得る。同一の型の修飾は該ポリペプチドの幾
つかの部位で、同一または異なる程度で存在し得る。ま
た、タンパク質は多くの型の修飾をも含み得る。タンパ
ク質は、ユビキチネーションの結果として分枝状であっ
てもよく、分枝を伴うまたは伴わない環状のものであっ
てもよい。環状、分枝状および分枝状かつ環状のタンパ
ク質は翻訳後の天然プロセッシングにより生じるもので
あってもよく、あるいは合成法により製造されるもので
あってもよい。
びN末端側またはC末端側等のポリペプチドの任意の部
位で行われ得る。同一の型の修飾は該ポリペプチドの幾
つかの部位で、同一または異なる程度で存在し得る。ま
た、タンパク質は多くの型の修飾をも含み得る。タンパ
ク質は、ユビキチネーションの結果として分枝状であっ
てもよく、分枝を伴うまたは伴わない環状のものであっ
てもよい。環状、分枝状および分枝状かつ環状のタンパ
ク質は翻訳後の天然プロセッシングにより生じるもので
あってもよく、あるいは合成法により製造されるもので
あってもよい。
【0020】修飾には、アセチル化、アシル化、ADP
−リボシル化、アミド化、フラビンの共有結合、ヘム部
分の共有結合、ヌクレオチドまたはヌクレオチド誘導体
の共有結合、脂質または脂質誘導体の共有結合、ホスフ
ァチジルイノシトールの共有結合、交差架橋、環化、ジ
スルフィド結合形成、脱メチル化、交差架橋共有結合形
成、シスチン形成、ピログルタメート形成、ホルミル
化、ガンマーカルボキシル化、グリコシル化、GPIア
ンカー形成、水酸化、ヨウ素化、メチル化、ミリストイ
ル化、酸化、タンパク加水分解プロセッシング、リン酸
化、プレニル化、ラセミ化、グリコシル化、脂質結合、
硫酸化、およびセレノイル化、アルギニル化のようなト
ランスファーRNA媒介のタンパクへのアミノ酸の添
加、ならびにユビキチネーション等がある。
−リボシル化、アミド化、フラビンの共有結合、ヘム部
分の共有結合、ヌクレオチドまたはヌクレオチド誘導体
の共有結合、脂質または脂質誘導体の共有結合、ホスフ
ァチジルイノシトールの共有結合、交差架橋、環化、ジ
スルフィド結合形成、脱メチル化、交差架橋共有結合形
成、シスチン形成、ピログルタメート形成、ホルミル
化、ガンマーカルボキシル化、グリコシル化、GPIア
ンカー形成、水酸化、ヨウ素化、メチル化、ミリストイ
ル化、酸化、タンパク加水分解プロセッシング、リン酸
化、プレニル化、ラセミ化、グリコシル化、脂質結合、
硫酸化、およびセレノイル化、アルギニル化のようなト
ランスファーRNA媒介のタンパクへのアミノ酸の添
加、ならびにユビキチネーション等がある。
【0021】例えば、Proteins-Structure and Molecul
ar Properties、第2版、T.E.Creighton、W.H.Freeman
and Company、ニューヨーク、1993年およびPost-transl
ational Covalent Modification of Proteins、B.C.Joh
nson編、アカデミックプレス、ニューヨーク、1983年の
Wold,F.,Posttranslational Protein Modifications:Pe
rspective and Prospects、1-12頁;Seifter et al., M
eth.Enzymol.(1990)182:626-646およびRattan et a
l., Protein Synthesis:Post-translational Modificat
ions and Aging,Ann.N.Y.Acad.Sci.(1992)663:48-62
参照。
ar Properties、第2版、T.E.Creighton、W.H.Freeman
and Company、ニューヨーク、1993年およびPost-transl
ational Covalent Modification of Proteins、B.C.Joh
nson編、アカデミックプレス、ニューヨーク、1983年の
Wold,F.,Posttranslational Protein Modifications:Pe
rspective and Prospects、1-12頁;Seifter et al., M
eth.Enzymol.(1990)182:626-646およびRattan et a
l., Protein Synthesis:Post-translational Modificat
ions and Aging,Ann.N.Y.Acad.Sci.(1992)663:48-62
参照。
【0022】さらに、本発明に係るポリペプチド等の検
出もしくは精製を容易にするために、または別の機能を
付加するために、N末端側やC末端側に別のタンパク
質、例えばアルカリホスファターゼ、β−ガラクトシダ
ーゼ、IgG等の免疫グロブリンFc断片、Myc−t
ag、His−tag、またはFLAG−tag等のペ
プチドを直接またはリンカーペプチド等を介して間接的
に遺伝子工学的手法等を用いて付加することは当業者に
は容易であり、これらの別の物質を結合したポリペプチ
ド等も本発明の範囲に包含される。なお、ヒト以外の動
物種の相同遺伝子産物も当然本発明の範囲に包含され
る。
出もしくは精製を容易にするために、または別の機能を
付加するために、N末端側やC末端側に別のタンパク
質、例えばアルカリホスファターゼ、β−ガラクトシダ
ーゼ、IgG等の免疫グロブリンFc断片、Myc−t
ag、His−tag、またはFLAG−tag等のペ
プチドを直接またはリンカーペプチド等を介して間接的
に遺伝子工学的手法等を用いて付加することは当業者に
は容易であり、これらの別の物質を結合したポリペプチ
ド等も本発明の範囲に包含される。なお、ヒト以外の動
物種の相同遺伝子産物も当然本発明の範囲に包含され
る。
【0023】(ポリヌクレオチド)一つの態様におい
て、本発明に係るポリヌクレオチドおよびその相補鎖
は、本発明に係るポリペプチド等、例えば配列表の配列
番号4または配列番号6に記載のアミノ酸配列からなる
ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドおよび該ポ
リヌクレオチドに対する相補鎖を意味する。これらは例
えば上記新規なADAMTSファミリータンパク質の製
造に有用な遺伝子情報を提供するものであり、あるいは
核酸に関する試薬・標準品としても利用できる。好まし
いポリヌクレオチドの塩基配列は、配列表の配列番号3
または配列番号5に記載した。
て、本発明に係るポリヌクレオチドおよびその相補鎖
は、本発明に係るポリペプチド等、例えば配列表の配列
番号4または配列番号6に記載のアミノ酸配列からなる
ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドおよび該ポ
リヌクレオチドに対する相補鎖を意味する。これらは例
えば上記新規なADAMTSファミリータンパク質の製
造に有用な遺伝子情報を提供するものであり、あるいは
核酸に関する試薬・標準品としても利用できる。好まし
いポリヌクレオチドの塩基配列は、配列表の配列番号3
または配列番号5に記載した。
【0024】別の態様において本発明は、本発明に係る
ポリペプチドまたはペプチドのアミノ酸配列、例えば配
列表の配列番号4または配列番号6のアミノ酸配列から
なるポリペプチドをコードするポリヌクレオチド、好ま
しくは配列表の配列番号3または配列番号5の塩基配列
からなるポリヌクレオチドまたはその相補鎖の対応する
領域にストリンジェントな条件下でハイブリダイズする
ポリヌクレオチドを提供する。ハイブリダイゼーション
の条件は、例えば、Molecular Cloning;A Laboratory M
anual、第2版、Sambrookら編、コールド・スプリング
・ハーバー・ラボラトリー・プレス、コールド・スプリ
ング・ハーバー、ニューヨーク、1989年等に従うことが
できる。ストリンジェントなハイブリダイゼーション条
件は一般に知られたものであるが、その一例としては、
50%ホルムアミド、5×SSC(150mM NaC
l、15mM クエン酸三ナトリウム)、50mM リン
酸ナトリウム,pH7.6、5×デンハーツ溶液、10
%デキストラン硫酸、および20μg/mlの変性剪断
サケ・精子DNAを含む溶液中、42℃で一晩ハイブリ
ダイゼーションした後、室温で2×SSC・0.1%S
DS中で一次洗浄し、次いで、約65℃において0.1
×SSC・0.1%SDSで二次洗浄といった条件であ
ってもよい。
ポリペプチドまたはペプチドのアミノ酸配列、例えば配
列表の配列番号4または配列番号6のアミノ酸配列から
なるポリペプチドをコードするポリヌクレオチド、好ま
しくは配列表の配列番号3または配列番号5の塩基配列
からなるポリヌクレオチドまたはその相補鎖の対応する
領域にストリンジェントな条件下でハイブリダイズする
ポリヌクレオチドを提供する。ハイブリダイゼーション
の条件は、例えば、Molecular Cloning;A Laboratory M
anual、第2版、Sambrookら編、コールド・スプリング
・ハーバー・ラボラトリー・プレス、コールド・スプリ
ング・ハーバー、ニューヨーク、1989年等に従うことが
できる。ストリンジェントなハイブリダイゼーション条
件は一般に知られたものであるが、その一例としては、
50%ホルムアミド、5×SSC(150mM NaC
l、15mM クエン酸三ナトリウム)、50mM リン
酸ナトリウム,pH7.6、5×デンハーツ溶液、10
%デキストラン硫酸、および20μg/mlの変性剪断
サケ・精子DNAを含む溶液中、42℃で一晩ハイブリ
ダイゼーションした後、室温で2×SSC・0.1%S
DS中で一次洗浄し、次いで、約65℃において0.1
×SSC・0.1%SDSで二次洗浄といった条件であ
ってもよい。
【0025】これらのポリヌクレオチドは目的のポリヌ
クレオチド、特に配列表の配列番号3または配列番号5
の塩基配列からなるポリヌクレオチドまたはその相補鎖
にハイブリダイズするものであれば必ずしも相補的配列
でなくとも良い。例えば、配列表の配列番号3または配
列番号5の塩基配列またはその相補的配列に対する相同
性において、少なくとも約40%、例えば、約70%以
上、好ましくは約80%以上、より好ましくは約90%
以上、さらに好ましくは約95%以上である。また本発
明に係るポリヌクレオチドは、指定された塩基配列の領
域に対応する連続する10個以上の、好ましくは15個
以上の、より好ましくは20個以上のヌクレオチドから
なるポリヌクレオチドまたはオリゴヌクレオチドおよび
これらの相補鎖を包含する。ここで、本発明に係る新規
なADAMTSファミリータンパク質またはこれと同様
の特性を有するポリペプチドをコードするポリヌクレオ
チドの塩基配列の決定は、例えば公知のタンパク質発現
系を利用して発現タンパク質の確認を行い、そのADA
MTSファミリータンパク質としての特性を指標にして
選別することにより行なうことができる。無細胞タンパ
ク質発現系を利用する場合は、例えば胚芽、家兎網状赤
血球等由来のリボソーム系の技術を利用できる(Nature
(1957) 179: 160-161)。
クレオチド、特に配列表の配列番号3または配列番号5
の塩基配列からなるポリヌクレオチドまたはその相補鎖
にハイブリダイズするものであれば必ずしも相補的配列
でなくとも良い。例えば、配列表の配列番号3または配
列番号5の塩基配列またはその相補的配列に対する相同
性において、少なくとも約40%、例えば、約70%以
上、好ましくは約80%以上、より好ましくは約90%
以上、さらに好ましくは約95%以上である。また本発
明に係るポリヌクレオチドは、指定された塩基配列の領
域に対応する連続する10個以上の、好ましくは15個
以上の、より好ましくは20個以上のヌクレオチドから
なるポリヌクレオチドまたはオリゴヌクレオチドおよび
これらの相補鎖を包含する。ここで、本発明に係る新規
なADAMTSファミリータンパク質またはこれと同様
の特性を有するポリペプチドをコードするポリヌクレオ
チドの塩基配列の決定は、例えば公知のタンパク質発現
系を利用して発現タンパク質の確認を行い、そのADA
MTSファミリータンパク質としての特性を指標にして
選別することにより行なうことができる。無細胞タンパ
ク質発現系を利用する場合は、例えば胚芽、家兎網状赤
血球等由来のリボソーム系の技術を利用できる(Nature
(1957) 179: 160-161)。
【0026】上記本発明に係るポリヌクレオチドは、本
発明に係るポリペプチド等の製造において、本発明に係
る新規なADAMTSファミリータンパク質をコードす
る核酸、例えば、その遺伝子、もしくはmRNAの検出
のためのプローブもしくはプライマー(primer)とし
て、または遺伝子発現を調節するためのアンチセンスオ
リゴヌクレオチド等として有用である。その意味で、本
発明に係るポリヌクレオチドおよびオリゴヌクレオチド
は翻訳領域のみでなく、非翻訳領域に対応するものも包
含する。例えば、アンチセンスによって本発明に係る新
規なADAMTSファミリー含有タンパク質の発現を特
異的に阻害するためには、当該ADAMTSファミリー
タンパク質に固有な領域の塩基配列を用いることが想定
される。一方、保存配列を用いることにより当該ADA
MTSファミリータンパク質を含む複数のADAMTS
ファミリータンパク質またはTSP1含有タンパク質の
発現を同時に抑制することも可能と考えられる。
発明に係るポリペプチド等の製造において、本発明に係
る新規なADAMTSファミリータンパク質をコードす
る核酸、例えば、その遺伝子、もしくはmRNAの検出
のためのプローブもしくはプライマー(primer)とし
て、または遺伝子発現を調節するためのアンチセンスオ
リゴヌクレオチド等として有用である。その意味で、本
発明に係るポリヌクレオチドおよびオリゴヌクレオチド
は翻訳領域のみでなく、非翻訳領域に対応するものも包
含する。例えば、アンチセンスによって本発明に係る新
規なADAMTSファミリー含有タンパク質の発現を特
異的に阻害するためには、当該ADAMTSファミリー
タンパク質に固有な領域の塩基配列を用いることが想定
される。一方、保存配列を用いることにより当該ADA
MTSファミリータンパク質を含む複数のADAMTS
ファミリータンパク質またはTSP1含有タンパク質の
発現を同時に抑制することも可能と考えられる。
【0027】本発明に係るポリヌクレオチドは、一般的
には、修飾されていないRNA若しくはDNA、又は修
飾されたRNA若しくはDNAであってもよい。「修飾
されたRNA若しくはDNA」は、安定性又はその他の
理由により、修飾された塩基を有するDNA又はRN
A、並びに修飾された骨格を有するDNA又はRNAを
包含する。「修飾された」塩基は、例えば、トリチル化
塩基及びイノシンのごとき通常的でない塩基を包含す
る。また、「修飾された」骨格は、フォスフォジエステ
ル骨格が、例えばフォスフォロチオエート(phosp
horothioate)骨格及びモルフォリノ(mo
rpholino)骨格のごとき通常でない骨格を包含
する。種々の修飾がDNA及びRNAについて行われて
おり、典型的に天然において見いだされるポリヌクレオ
チドの化学的、酵素的又は代謝的に修飾された形態、並
びにウイルス及び細胞に特徴的なDNA及びRNAの化
学的形態を包含する。また、「RNA若しくはDNA」
は、しばしば「オリゴヌクレオチド」と称する短いポリ
ヌクレオチドを包含する。
には、修飾されていないRNA若しくはDNA、又は修
飾されたRNA若しくはDNAであってもよい。「修飾
されたRNA若しくはDNA」は、安定性又はその他の
理由により、修飾された塩基を有するDNA又はRN
A、並びに修飾された骨格を有するDNA又はRNAを
包含する。「修飾された」塩基は、例えば、トリチル化
塩基及びイノシンのごとき通常的でない塩基を包含す
る。また、「修飾された」骨格は、フォスフォジエステ
ル骨格が、例えばフォスフォロチオエート(phosp
horothioate)骨格及びモルフォリノ(mo
rpholino)骨格のごとき通常でない骨格を包含
する。種々の修飾がDNA及びRNAについて行われて
おり、典型的に天然において見いだされるポリヌクレオ
チドの化学的、酵素的又は代謝的に修飾された形態、並
びにウイルス及び細胞に特徴的なDNA及びRNAの化
学的形態を包含する。また、「RNA若しくはDNA」
は、しばしば「オリゴヌクレオチド」と称する短いポリ
ヌクレオチドを包含する。
【0028】本発明に係るポリヌクレオチドは、対象の
RNA、DNAによりコードされるアミノ酸配列を変化
させるものであってもよく、対象配列によりコードされ
るポリペプチドにおけるアミノ酸の置換、付加、欠損、
融合および末端切断を招く場合があるが、本発明はこれ
らのものも包含する。これらの変化は1またはそれ以上
の置換、付加、欠損が任意の組み合わせで起こることに
より、アミノ酸配列が変化し得るものであり、これらの
変化は、突然変異技術、直接的合成、および当業者に既
知のその他の組換え技術により製造できる。
RNA、DNAによりコードされるアミノ酸配列を変化
させるものであってもよく、対象配列によりコードされ
るポリペプチドにおけるアミノ酸の置換、付加、欠損、
融合および末端切断を招く場合があるが、本発明はこれ
らのものも包含する。これらの変化は1またはそれ以上
の置換、付加、欠損が任意の組み合わせで起こることに
より、アミノ酸配列が変化し得るものであり、これらの
変化は、突然変異技術、直接的合成、および当業者に既
知のその他の組換え技術により製造できる。
【0029】本発明に係るポリヌクレオチドの塩基配列
およびポリペプチドのアミノ酸配列の同一性は、本発明
に係るRNA、DNAまたは本発明に係るタンパク質の
同一性の尺度である。一般的には、最高の合致が得られ
るように配列を並置する。同一性はそれ自体当該分野に
おいて認識された意味を有し、公表された方法を用いて
算出できる。
およびポリペプチドのアミノ酸配列の同一性は、本発明
に係るRNA、DNAまたは本発明に係るタンパク質の
同一性の尺度である。一般的には、最高の合致が得られ
るように配列を並置する。同一性はそれ自体当該分野に
おいて認識された意味を有し、公表された方法を用いて
算出できる。
【0030】例えば、Computational Molecular Biolog
y, Lesk,A.M.編、オックスフォード・ユニバーシティー
・プレス、ニューヨーク、1988年;Biocomputing:Info
rmatics and Genome Projects, Smith,D.W.編、アカデ
ミック・プレス、ニューヨーク、1993年;Computer Ana
lysis of Sequence Data, パートI, Griffin,A.M.およ
びGriffin,H.G.編、ヒューマン・プレス、ニュージャー
ジー、1994年;Sequence Analysis in Molecular Biolo
gy, von Heijne,G.、アカデミック・プレス、1987年;
およびSequence Analysis Primer, Gribskov,M.およびD
evereux,J.編、エム・ストックトン・プレス、ニューヨ
ーク、1994年に記載の方法が利用できる。二つの配列の
同一性を測定する方法は多くあるが、用語「同一性」は
当業者によく知られている(Sequence Analysis in Mol
ecular Biology, von Heijne,G.、アカデミック・プレ
ス、1987年;Sequence Analysis Primer, Gribskov,M.
およびDevereux,J.編、Mストックトン・プレス、ニュ
ーヨーク、1991年;ならびにCarillo,H. and Lipman,
D., SIAM J.Applied Math.(1988)48:1073)。
y, Lesk,A.M.編、オックスフォード・ユニバーシティー
・プレス、ニューヨーク、1988年;Biocomputing:Info
rmatics and Genome Projects, Smith,D.W.編、アカデ
ミック・プレス、ニューヨーク、1993年;Computer Ana
lysis of Sequence Data, パートI, Griffin,A.M.およ
びGriffin,H.G.編、ヒューマン・プレス、ニュージャー
ジー、1994年;Sequence Analysis in Molecular Biolo
gy, von Heijne,G.、アカデミック・プレス、1987年;
およびSequence Analysis Primer, Gribskov,M.およびD
evereux,J.編、エム・ストックトン・プレス、ニューヨ
ーク、1994年に記載の方法が利用できる。二つの配列の
同一性を測定する方法は多くあるが、用語「同一性」は
当業者によく知られている(Sequence Analysis in Mol
ecular Biology, von Heijne,G.、アカデミック・プレ
ス、1987年;Sequence Analysis Primer, Gribskov,M.
およびDevereux,J.編、Mストックトン・プレス、ニュ
ーヨーク、1991年;ならびにCarillo,H. and Lipman,
D., SIAM J.Applied Math.(1988)48:1073)。
【0031】配列間の同一性または類似性を測定するた
めに通常用いられる方法はCarillo,H. and Lipman,D.,
SIAM J.Applied Math.(1998)48:1073等に開示されて
いるが、これらに限定するものではない。同一性および
類似性を決定する方法は、公に入手できるコンピュータ
ープログラムに集成されている。二つの配列間の同一性
および類似性を測定する好ましいコンピュータープログ
ラム法には、GCGプログラムパッケージ(Devereux,
J.,et al., Nucleic Acids Research(1984)12(1):3
87)、BLASTP、BLASTN、およびFASTA
(Atschul,S.F.et al., J.Molec.Biol.(1990)215:40
3)等があるが、これらに限定するものではない。
めに通常用いられる方法はCarillo,H. and Lipman,D.,
SIAM J.Applied Math.(1998)48:1073等に開示されて
いるが、これらに限定するものではない。同一性および
類似性を決定する方法は、公に入手できるコンピュータ
ープログラムに集成されている。二つの配列間の同一性
および類似性を測定する好ましいコンピュータープログ
ラム法には、GCGプログラムパッケージ(Devereux,
J.,et al., Nucleic Acids Research(1984)12(1):3
87)、BLASTP、BLASTN、およびFASTA
(Atschul,S.F.et al., J.Molec.Biol.(1990)215:40
3)等があるが、これらに限定するものではない。
【0032】(形質転換体)本発明は、大腸菌、酵母、
枯草菌、昆虫細胞、動物細胞、並びにカイコ、マウス、
ラット、ウシ、ヒツジ、ウマ等の実験動物等の自体公知
の宿主を利用した遺伝子組換え技術によっても、または
本発明に係るDNA由来のRNAを用いた無細胞タンパ
ク質合成法により、本発明に係る新規なADAMTSフ
ァミリータンパク質およびその由来物からなるペプチド
およびポリペプチドは提供可能である。
枯草菌、昆虫細胞、動物細胞、並びにカイコ、マウス、
ラット、ウシ、ヒツジ、ウマ等の実験動物等の自体公知
の宿主を利用した遺伝子組換え技術によっても、または
本発明に係るDNA由来のRNAを用いた無細胞タンパ
ク質合成法により、本発明に係る新規なADAMTSフ
ァミリータンパク質およびその由来物からなるペプチド
およびポリペプチドは提供可能である。
【0033】形質転換は、自体公知の手段が応用され、
例えばレプリコンとして、プラスミド、染色体、ウイル
ス等を利用して宿主の形質転換が行われる。より好まし
い系としては、遺伝子の安定性を考慮するならば、染色
体内へのインテグレート法であるが、簡便には核外遺伝
子を利用した自律複製系の利用である。ベクターは、選
択した宿主の種類により選別され、発現目的の遺伝子配
列と複製そして制御に関する情報を担持した遺伝子配列
とを構成要素とする。組合せは原核細胞、真核細胞によ
って分別され、プロモーター、リボソーム結合部位、タ
ーミネーター、シグナル配列、エンハンサー、マーカー
配列、転写配列、非翻訳配列、スプライシングおよびポ
リアデニル化シグナル、mRNAを安定化する配列のご
とき非コーディング5′および3′配列等を自体公知の
方法によって組合せ利用できる。なお、マーカー配列
は、pQEベクター(QIAGEN社製)中に提供されるよう
なヘキサ−ヒスチジンペプチド(Gentz et al., Proc.N
atl.Acad.Sci.,USA(1989)86:821-824に記載される)
またはHAタグ(Wilson et al., Cell (1984) 37:76
7)が好適に例示される。
例えばレプリコンとして、プラスミド、染色体、ウイル
ス等を利用して宿主の形質転換が行われる。より好まし
い系としては、遺伝子の安定性を考慮するならば、染色
体内へのインテグレート法であるが、簡便には核外遺伝
子を利用した自律複製系の利用である。ベクターは、選
択した宿主の種類により選別され、発現目的の遺伝子配
列と複製そして制御に関する情報を担持した遺伝子配列
とを構成要素とする。組合せは原核細胞、真核細胞によ
って分別され、プロモーター、リボソーム結合部位、タ
ーミネーター、シグナル配列、エンハンサー、マーカー
配列、転写配列、非翻訳配列、スプライシングおよびポ
リアデニル化シグナル、mRNAを安定化する配列のご
とき非コーディング5′および3′配列等を自体公知の
方法によって組合せ利用できる。なお、マーカー配列
は、pQEベクター(QIAGEN社製)中に提供されるよう
なヘキサ−ヒスチジンペプチド(Gentz et al., Proc.N
atl.Acad.Sci.,USA(1989)86:821-824に記載される)
またはHAタグ(Wilson et al., Cell (1984) 37:76
7)が好適に例示される。
【0034】DNAの宿主細胞への導入は、例えば、Da
visら、Basic Methods in Molecular Biology、1986
年;Molecular Cloning; A Laboratory Manual、第2
版、Sambrookら編、コールド・スプリング・ハーバー・
ラボラトリー・プレス、コールド・スプリング・ハーバ
ー、ニューヨーク、1989年のごとき多くの標準的な実験
マニュアルに記載される方法により行なうことができ、
例えばリン酸カルシウムトランスフェクション、DEA
E−デキストラン媒介トランスフェクション、トランス
ベクション、マイクロインジェクション、陽イオン脂質
媒介トランスフェクション、エレクトロポレーション、
形質導入、スクレープ負荷(scrape loading)、バリス
ティック導入(ballistic introduction)および感染等
がある。
visら、Basic Methods in Molecular Biology、1986
年;Molecular Cloning; A Laboratory Manual、第2
版、Sambrookら編、コールド・スプリング・ハーバー・
ラボラトリー・プレス、コールド・スプリング・ハーバ
ー、ニューヨーク、1989年のごとき多くの標準的な実験
マニュアルに記載される方法により行なうことができ、
例えばリン酸カルシウムトランスフェクション、DEA
E−デキストラン媒介トランスフェクション、トランス
ベクション、マイクロインジェクション、陽イオン脂質
媒介トランスフェクション、エレクトロポレーション、
形質導入、スクレープ負荷(scrape loading)、バリス
ティック導入(ballistic introduction)および感染等
がある。
【0035】適当な宿主の代表的なものには、細菌細
胞、例えば連鎖球菌属(streptococci)、ブドウ球菌属
(staphylococci)、大腸菌(E.coli)、ストレプトミ
セス(Streptomyces)および枯草菌(Bacillus subtili
s)細胞;真菌細胞、例えば酵母細胞およびアスペルギ
ルス属(Aspergillus)細胞;昆虫細胞、例えばドロソ
フィラS2(Drosophila S2)およびスポドプテラSf
9(Spodoptera Sf9)細胞;動物細胞例えばCHO、C
OS、HeLa、C127、3T3、BHK、293お
よびボウズ(Bows)メラノーマ細胞;ならびに植物細胞
等がある。
胞、例えば連鎖球菌属(streptococci)、ブドウ球菌属
(staphylococci)、大腸菌(E.coli)、ストレプトミ
セス(Streptomyces)および枯草菌(Bacillus subtili
s)細胞;真菌細胞、例えば酵母細胞およびアスペルギ
ルス属(Aspergillus)細胞;昆虫細胞、例えばドロソ
フィラS2(Drosophila S2)およびスポドプテラSf
9(Spodoptera Sf9)細胞;動物細胞例えばCHO、C
OS、HeLa、C127、3T3、BHK、293お
よびボウズ(Bows)メラノーマ細胞;ならびに植物細胞
等がある。
【0036】ベクターには、染色体、エピソームおよび
ウイルス由来のベクター、例えば細菌プラスミド由来、
バクテリオファージ由来、トランスポゾン由来、酵母エ
ピソーム由来、挿入エレメント由来、酵母染色体エレメ
ント由来、例えばバキュロウイルス、パポバウイルス、
例えばSV40、ワクシニアウイルス、アデノウイル
ス、鶏痘ウイルス、仮性狂犬病ウイルスおよびレトロウ
イルス等のウイルス由来のベクター、ならびにそれらを
組み合わせたベクター、例えばプラスミドおよびバクテ
リオファージの遺伝学的エレメント由来のベクター、例
えばコスミドおよびファージミド等がある。
ウイルス由来のベクター、例えば細菌プラスミド由来、
バクテリオファージ由来、トランスポゾン由来、酵母エ
ピソーム由来、挿入エレメント由来、酵母染色体エレメ
ント由来、例えばバキュロウイルス、パポバウイルス、
例えばSV40、ワクシニアウイルス、アデノウイル
ス、鶏痘ウイルス、仮性狂犬病ウイルスおよびレトロウ
イルス等のウイルス由来のベクター、ならびにそれらを
組み合わせたベクター、例えばプラスミドおよびバクテ
リオファージの遺伝学的エレメント由来のベクター、例
えばコスミドおよびファージミド等がある。
【0037】発現系の構築物には発現を制御および引き
起こす調節領域を含有させることができる。通常、宿主
中にDNAを保持、伸長または発現するためには、タン
パク質を発現するのに適した任意の系またはベクターを
選択することが必要となる。これらは周知の技術により
適当なDNA配列を発現系に挿入することができ、例え
ば、Molecular Cloning;A Laboratory Manual、第2
版、Sambrookら編、コールド・スプリング・ハーバー・
ラボラトリー・プレス、コールド・スプリング・ハーバ
ー、ニューヨーク、1989年に記載されている。また、翻
訳タンパクを、小胞体内腔、ペリプラスミックスペース
または細胞外環境へ分泌させるために、適当な分泌シグ
ナルを発現するタンパク質に組み込むことができる。こ
れらのシグナルはタンパク質に本来的なものであっても
よく、あるいは異種性のシグナルであってもよい。
起こす調節領域を含有させることができる。通常、宿主
中にDNAを保持、伸長または発現するためには、タン
パク質を発現するのに適した任意の系またはベクターを
選択することが必要となる。これらは周知の技術により
適当なDNA配列を発現系に挿入することができ、例え
ば、Molecular Cloning;A Laboratory Manual、第2
版、Sambrookら編、コールド・スプリング・ハーバー・
ラボラトリー・プレス、コールド・スプリング・ハーバ
ー、ニューヨーク、1989年に記載されている。また、翻
訳タンパクを、小胞体内腔、ペリプラスミックスペース
または細胞外環境へ分泌させるために、適当な分泌シグ
ナルを発現するタンパク質に組み込むことができる。こ
れらのシグナルはタンパク質に本来的なものであっても
よく、あるいは異種性のシグナルであってもよい。
【0038】形質転換体は、自体公知の各々の宿主の培
養条件に最適な条件を選択して培養される。培養は、発
現産生される本発明に係る新規なADAMTSファミリ
ータンパク質およびその由来物からなるペプチドおよび
ポリペプチドのADAMTSファミリータンパク質の特
質をマーカーにして行なってもよいが、培地中の形質転
換体量を指標にして継代培養またはバッチ培養によって
行ってもよい。
養条件に最適な条件を選択して培養される。培養は、発
現産生される本発明に係る新規なADAMTSファミリ
ータンパク質およびその由来物からなるペプチドおよび
ポリペプチドのADAMTSファミリータンパク質の特
質をマーカーにして行なってもよいが、培地中の形質転
換体量を指標にして継代培養またはバッチ培養によって
行ってもよい。
【0039】目的とするタンパク質、ポリペプチドまた
はペプチドが上記形質転換体の培養培地中に分泌される
場合は、該培地を回収し、該培地から精製することによ
りそれらを得ることができる。さらに、それらが上記形
質転換体の細胞内に生成される場合は、まず細胞を溶解
し、次いで、タンパク質を回収することによって目的の
タンパク質、ポリペプチドまたはペプチドを得ることが
できる。また、目的とするタンパク質、ポリペプチドま
たはペプチドをスクリーニングアッセイのために発現さ
せる場合、一般的には、細胞表面にタンパク質を生産さ
せるのが好ましい。この場合、スクリーニングアッセイ
に使用する前に細胞を集めてもよい。また、カイコ、マ
ウス、ラット、ウシ、ヒツジ、ウマ等の実験動物等に本
発明に係る遺伝子を導入して組換え動物を作製し、目的
とするタンパク質を当該動物の生体内で発現させること
も可能である。このような技術は、当該分野においては
公知である。
はペプチドが上記形質転換体の培養培地中に分泌される
場合は、該培地を回収し、該培地から精製することによ
りそれらを得ることができる。さらに、それらが上記形
質転換体の細胞内に生成される場合は、まず細胞を溶解
し、次いで、タンパク質を回収することによって目的の
タンパク質、ポリペプチドまたはペプチドを得ることが
できる。また、目的とするタンパク質、ポリペプチドま
たはペプチドをスクリーニングアッセイのために発現さ
せる場合、一般的には、細胞表面にタンパク質を生産さ
せるのが好ましい。この場合、スクリーニングアッセイ
に使用する前に細胞を集めてもよい。また、カイコ、マ
ウス、ラット、ウシ、ヒツジ、ウマ等の実験動物等に本
発明に係る遺伝子を導入して組換え動物を作製し、目的
とするタンパク質を当該動物の生体内で発現させること
も可能である。このような技術は、当該分野においては
公知である。
【0040】(新規なADAMTSファミリータンパク
質およびその由来物の精製・回収)本発明に係る新規な
ADAMTSファミリータンパク質及びその由来物から
なるペプチド及びポリペプチドは、ヒトやその他哺乳動
物の細胞、組織、培養された該細胞若しくはその培養培
地(細胞培養物)、上記遺伝子組換え技術により作製し
た細胞又はその培養物、又は上記遺伝子組み換え技術に
より作製した組換え動物由来の試料、例えば細胞、組
織、乳汁、血液、尿等から周知の精製方法により得るこ
とができる。その方法には例えば硫酸アンモニウムまた
はエタノール沈殿、酸抽出、陰イオンまたは陽イオン交
換クロマトグラフィー、ホスホセルロースクロマトグラ
フィー、疎水性相互作用クロマトグラフィー、親和性ク
ロマトグラフィー、ヒドロキシルアパタイトクロマトグ
ラフィーおよびレクチンクロマトグラフィー等がある。
これらの方法は適宜組み合わせて行ってもよい。好まし
くは、アミノ酸配列の情報に基づき、該アミノ酸配列に
対する抗体を作成し、ポリクローナル抗体またはモノク
ロ−ナル抗体によって、特異的に吸着回収する方法を用
いる。また、高速液体クロマトグラフィーを精製に用い
るのが最も好ましい。簡便には、へパリンを利用した親
和性クロマトグラフィーが利用できる。さらに、精製過
程において、生理活性(例えば血管新生抑制能)を指標
にして、精製の確認を行うこともできる。タンパク質が
単離および/または精製中に変性した場合、再び活性な
立体配座にするために、タンパク再生のための周知の技
法を用いることができる。
質およびその由来物の精製・回収)本発明に係る新規な
ADAMTSファミリータンパク質及びその由来物から
なるペプチド及びポリペプチドは、ヒトやその他哺乳動
物の細胞、組織、培養された該細胞若しくはその培養培
地(細胞培養物)、上記遺伝子組換え技術により作製し
た細胞又はその培養物、又は上記遺伝子組み換え技術に
より作製した組換え動物由来の試料、例えば細胞、組
織、乳汁、血液、尿等から周知の精製方法により得るこ
とができる。その方法には例えば硫酸アンモニウムまた
はエタノール沈殿、酸抽出、陰イオンまたは陽イオン交
換クロマトグラフィー、ホスホセルロースクロマトグラ
フィー、疎水性相互作用クロマトグラフィー、親和性ク
ロマトグラフィー、ヒドロキシルアパタイトクロマトグ
ラフィーおよびレクチンクロマトグラフィー等がある。
これらの方法は適宜組み合わせて行ってもよい。好まし
くは、アミノ酸配列の情報に基づき、該アミノ酸配列に
対する抗体を作成し、ポリクローナル抗体またはモノク
ロ−ナル抗体によって、特異的に吸着回収する方法を用
いる。また、高速液体クロマトグラフィーを精製に用い
るのが最も好ましい。簡便には、へパリンを利用した親
和性クロマトグラフィーが利用できる。さらに、精製過
程において、生理活性(例えば血管新生抑制能)を指標
にして、精製の確認を行うこともできる。タンパク質が
単離および/または精製中に変性した場合、再び活性な
立体配座にするために、タンパク再生のための周知の技
法を用いることができる。
【0041】(抗体)抗体は、本発明に係る新規なAD
AMTSファミリータンパク質およびその由来物からな
るペプチドまたはポリペプチド、あるいはそれらの抗原
決定基を含むペプチドを選別し、これらを抗原として用
いて作製する。抗原は当該ADAMTSファミリータン
パク質またはその断片でもよく、少なくとも8個、好ま
しくは少なくとも10個、より好ましくは少なくとも1
2個、さらに好ましくは15個以上のアミノ酸で構成さ
れる。当該ADAMTSファミリータンパク質に免疫特
異的な抗体を作製するためには、新規なADAMTSフ
ァミリータンパク質に固有な配列からなる領域を用いる
ことが好ましい。このアミノ酸配列は、必ずしも配列表
の配列番号4または配列番号6と相同である必要はな
く、タンパク質の立体構造上の外部への露出部位が好ま
しく、露出部位がアミノ酸の一次配列上で不連続部位で
あったとしても当該露出部位について連続的なアミノ酸
配列であればよい。抗体は、当該ADAMTSファミリ
ータンパク質およびその由来物からなるペプチドまたは
ポリペプチドを免疫学的に結合または認識する限り特に
限定されない。この結合または認識の有無は、公知の抗
原抗体結合反応によって決定される。「免疫特異的」と
は、先行技術の他の関連タンパク質に対する親和性より
も、当該ADAMTSファミリータンパク質に対する親
和性が実質的に大きいことを意味する。
AMTSファミリータンパク質およびその由来物からな
るペプチドまたはポリペプチド、あるいはそれらの抗原
決定基を含むペプチドを選別し、これらを抗原として用
いて作製する。抗原は当該ADAMTSファミリータン
パク質またはその断片でもよく、少なくとも8個、好ま
しくは少なくとも10個、より好ましくは少なくとも1
2個、さらに好ましくは15個以上のアミノ酸で構成さ
れる。当該ADAMTSファミリータンパク質に免疫特
異的な抗体を作製するためには、新規なADAMTSフ
ァミリータンパク質に固有な配列からなる領域を用いる
ことが好ましい。このアミノ酸配列は、必ずしも配列表
の配列番号4または配列番号6と相同である必要はな
く、タンパク質の立体構造上の外部への露出部位が好ま
しく、露出部位がアミノ酸の一次配列上で不連続部位で
あったとしても当該露出部位について連続的なアミノ酸
配列であればよい。抗体は、当該ADAMTSファミリ
ータンパク質およびその由来物からなるペプチドまたは
ポリペプチドを免疫学的に結合または認識する限り特に
限定されない。この結合または認識の有無は、公知の抗
原抗体結合反応によって決定される。「免疫特異的」と
は、先行技術の他の関連タンパク質に対する親和性より
も、当該ADAMTSファミリータンパク質に対する親
和性が実質的に大きいことを意味する。
【0042】抗体の生産は、本発明に係る新規なADA
MTSファミリータンパク質、その由来物からなるペプ
チドまたはポリペプチドを、アジュバントの存在または
非存在下で、単独または担体に結合して、動物に対して
体液性応答および/または細胞性応答等の免疫誘導を行
なうことによって行われる。担体は、それ自体が宿主に
対して有害作用をおこさなければ、特に限定されず例え
ばセルロース、重合アミノ酸、アルブミン等が例示され
る。免疫される動物は、マウス、ラット、ウサギ、ヤ
ギ、ウマ等が好適に用いられる。ポリクローナル抗体
は、自体公知の血清からの抗体回収法によって取得され
る。好ましい手段としては、免疫アフィニティークロマ
トグラフィー法である。
MTSファミリータンパク質、その由来物からなるペプ
チドまたはポリペプチドを、アジュバントの存在または
非存在下で、単独または担体に結合して、動物に対して
体液性応答および/または細胞性応答等の免疫誘導を行
なうことによって行われる。担体は、それ自体が宿主に
対して有害作用をおこさなければ、特に限定されず例え
ばセルロース、重合アミノ酸、アルブミン等が例示され
る。免疫される動物は、マウス、ラット、ウサギ、ヤ
ギ、ウマ等が好適に用いられる。ポリクローナル抗体
は、自体公知の血清からの抗体回収法によって取得され
る。好ましい手段としては、免疫アフィニティークロマ
トグラフィー法である。
【0043】モノクロ−ナル抗体の生産は、上記の免疫
手段が施された動物から抗体産生細胞(例えば、脾臓ま
たはリンパ節由来)を回収し、自体公知の永久増殖性細
胞(例えば、P3X63Ag8株等のミエローマ株)へ
の形質転換手段を導入することによって行われる。例え
ば、上記抗体産生細胞と永久増殖性細胞とから作成され
たハイブリドーマをクローン化し、本発明に係る新規な
ADAMTSファミリータンパク質を特異的に認識する
抗体を産生しているハイブリドーマを選別し、該ハイブ
リドーマの培養液から抗体を回収する。実例としては、
ハイブリドーマ法(Kohler,G. and Milstein,C., Natur
e(1975)256:495-497);トリオーマ法(Kozbor et a
l., Immunology Today (1983) 4: 72);およびEB
V−ハイブリドーマ法(Cole et al., Monoclonal Anti
bodies and Cancer Therapy, AlanR Liss,Inc., (198
5) :77-96)に記載されるような種々の技法がある。
手段が施された動物から抗体産生細胞(例えば、脾臓ま
たはリンパ節由来)を回収し、自体公知の永久増殖性細
胞(例えば、P3X63Ag8株等のミエローマ株)へ
の形質転換手段を導入することによって行われる。例え
ば、上記抗体産生細胞と永久増殖性細胞とから作成され
たハイブリドーマをクローン化し、本発明に係る新規な
ADAMTSファミリータンパク質を特異的に認識する
抗体を産生しているハイブリドーマを選別し、該ハイブ
リドーマの培養液から抗体を回収する。実例としては、
ハイブリドーマ法(Kohler,G. and Milstein,C., Natur
e(1975)256:495-497);トリオーマ法(Kozbor et a
l., Immunology Today (1983) 4: 72);およびEB
V−ハイブリドーマ法(Cole et al., Monoclonal Anti
bodies and Cancer Therapy, AlanR Liss,Inc., (198
5) :77-96)に記載されるような種々の技法がある。
【0044】一本鎖抗体の産生のために記載された技術
(米国特許第4946778号)は、本発明に係るタン
パク質に対する一本鎖抗体を産生するのに適用できる。
また、トランスジェニックマウス、または他の哺乳動物
を包含する他の生物を用いて、哺乳動物における免疫学
的反応を誘起する方法によりヒト化抗体を発現させても
よい。
(米国特許第4946778号)は、本発明に係るタン
パク質に対する一本鎖抗体を産生するのに適用できる。
また、トランスジェニックマウス、または他の哺乳動物
を包含する他の生物を用いて、哺乳動物における免疫学
的反応を誘起する方法によりヒト化抗体を発現させても
よい。
【0045】上記抗体は、本発明に係る新規なADAM
TSファミリータンパク質を発現するクローンの単離ま
たは同定、あるいは親和性クロマトグラフィーによる該
タンパク質の精製に使用することができる。また、上記
抗体を、当該新規なADAMTSファミリータンパク質
が関与する疾患、とりわけ、胎盤との関係が推定される
疾患等の診断・治療に用いることができる。
TSファミリータンパク質を発現するクローンの単離ま
たは同定、あるいは親和性クロマトグラフィーによる該
タンパク質の精製に使用することができる。また、上記
抗体を、当該新規なADAMTSファミリータンパク質
が関与する疾患、とりわけ、胎盤との関係が推定される
疾患等の診断・治療に用いることができる。
【0046】(スクリーニングおよびスクリーニングさ
れた化合物)かくして調製された新規なADAMTSフ
ァミリータンパク質およびその由来物からなるペプチド
またはポリペプチド、これらをコードするポリヌクレオ
チドおよびその相補鎖、これらのアミノ酸配列および塩
基配列の情報に基づき形質転換させた細胞、またはこれ
らを用いるタンパク質合成系並びに当該ADAMTSフ
ァミリータンパク質およびその由来物からなるペプチド
またはポリペプチドを免疫学的に認識する抗体は、単独
または複数手段を組合せることによって、当該ADAM
TSファミリータンパク質およびその由来物からなるペ
プチドおよびポリペプチドに対する活性阻害剤または活
性賦活剤のスクリーニングに有効な手段を提供する。例
えば、ペプチドまたはポリペプチドの立体構造に基づく
ドラッグデザインによる拮抗剤の選別、タンパク質合成
系を利用した遺伝子レベルでの発現調整剤の選別、抗体
を利用した抗体認識物質の選別等を、自体公知の医薬品
スクリーニングシステムを利用して実施可能である。A
DAMTSファミリータンパク質は哺乳動物宿主に広く
存在し、多くの生物学的機能に関与しており、多くの疾
患にも関わっている。したがって、本発明に係る新規な
ADAMTSファミリータンパク質を、その活性を阻害
または促進する作用を有する化合物を見出すためのスク
リーニングに用いることは有用である。
れた化合物)かくして調製された新規なADAMTSフ
ァミリータンパク質およびその由来物からなるペプチド
またはポリペプチド、これらをコードするポリヌクレオ
チドおよびその相補鎖、これらのアミノ酸配列および塩
基配列の情報に基づき形質転換させた細胞、またはこれ
らを用いるタンパク質合成系並びに当該ADAMTSフ
ァミリータンパク質およびその由来物からなるペプチド
またはポリペプチドを免疫学的に認識する抗体は、単独
または複数手段を組合せることによって、当該ADAM
TSファミリータンパク質およびその由来物からなるペ
プチドおよびポリペプチドに対する活性阻害剤または活
性賦活剤のスクリーニングに有効な手段を提供する。例
えば、ペプチドまたはポリペプチドの立体構造に基づく
ドラッグデザインによる拮抗剤の選別、タンパク質合成
系を利用した遺伝子レベルでの発現調整剤の選別、抗体
を利用した抗体認識物質の選別等を、自体公知の医薬品
スクリーニングシステムを利用して実施可能である。A
DAMTSファミリータンパク質は哺乳動物宿主に広く
存在し、多くの生物学的機能に関与しており、多くの疾
患にも関わっている。したがって、本発明に係る新規な
ADAMTSファミリータンパク質を、その活性を阻害
または促進する作用を有する化合物を見出すためのスク
リーニングに用いることは有用である。
【0047】具体的には、本発明に係る新規なADAM
TSファミリータンパク質およびその由来物からなるペ
プチドまたはポリペプチドを用いて、スクリーニングの
対象とされる化合物とこれらペプチドまたはポリペプチ
ドとの間の相互作用を可能にする条件を選別し、この相
互作用の有無を検出することのできるシグナルおよび/
またはマーカー(第2の成分)を使用する系を導入し、
次いで、このシグナルおよび/またはマーカーの存在ま
たは不存在またはその変化(量的変化および/または質
的変化を含む)を検出することにより、当該ADAMT
Sファミリータンパク質およびその由来物からなるペプ
チドおよびポリペプチドの活性を賦活または阻害する化
合物をスクリーニング可能である。例えば、当該ADA
MTSファミリータンパク質を用いて、スクリーニング
の対象とされる化合物中で小型分子基質およびリガンド
の結合を評価してもよい。これらの基質およびリガンド
は天然の基質およびリガンドであってもよく、あるいは
構造または機能を模倣したものであってもよい(Coliga
n et al., Current Protocols in Immunology(1991)1
(2):Chapter5参照)。
TSファミリータンパク質およびその由来物からなるペ
プチドまたはポリペプチドを用いて、スクリーニングの
対象とされる化合物とこれらペプチドまたはポリペプチ
ドとの間の相互作用を可能にする条件を選別し、この相
互作用の有無を検出することのできるシグナルおよび/
またはマーカー(第2の成分)を使用する系を導入し、
次いで、このシグナルおよび/またはマーカーの存在ま
たは不存在またはその変化(量的変化および/または質
的変化を含む)を検出することにより、当該ADAMT
Sファミリータンパク質およびその由来物からなるペプ
チドおよびポリペプチドの活性を賦活または阻害する化
合物をスクリーニング可能である。例えば、当該ADA
MTSファミリータンパク質を用いて、スクリーニング
の対象とされる化合物中で小型分子基質およびリガンド
の結合を評価してもよい。これらの基質およびリガンド
は天然の基質およびリガンドであってもよく、あるいは
構造または機能を模倣したものであってもよい(Coliga
n et al., Current Protocols in Immunology(1991)1
(2):Chapter5参照)。
【0048】さらにまた、本発明に係る新規なADAM
TSファミリータンパク質のcDNA、タンパク質およ
び該タンパク質に対する抗体を用いて、細胞における当
該ADAMTSファミリータンパク質のmRNAおよび
タンパク質の産生に対する添加化合物の影響を調べるた
めのスクリーニングアッセイを行ってもよい。例えば、
当該分野で知られた一般的方法により、モノクローナル
およびポリクローナル抗体を用いて、当該ADAMTS
ファミリー含有タンパク質の分泌または細胞結合レベル
を測定するための酵素免疫固相法(Enzyme Linked Immu
no Sorvent Assay)(ELISA)を構築してもよく、ま
た、これを用いて当該ADAMTSファミリータンパク
質の産生を阻害または促進し得る因子を適当に処理され
た細胞または組織から見いだすこともできる。スクリー
ニングアッセイを行なうための一般的方法は当該分野に
おいてよく知られたものである。
TSファミリータンパク質のcDNA、タンパク質およ
び該タンパク質に対する抗体を用いて、細胞における当
該ADAMTSファミリータンパク質のmRNAおよび
タンパク質の産生に対する添加化合物の影響を調べるた
めのスクリーニングアッセイを行ってもよい。例えば、
当該分野で知られた一般的方法により、モノクローナル
およびポリクローナル抗体を用いて、当該ADAMTS
ファミリー含有タンパク質の分泌または細胞結合レベル
を測定するための酵素免疫固相法(Enzyme Linked Immu
no Sorvent Assay)(ELISA)を構築してもよく、ま
た、これを用いて当該ADAMTSファミリータンパク
質の産生を阻害または促進し得る因子を適当に処理され
た細胞または組織から見いだすこともできる。スクリー
ニングアッセイを行なうための一般的方法は当該分野に
おいてよく知られたものである。
【0049】スクリーニングの対象とされる化合物とし
ては、例えば細胞、無細胞調製物、化学ライブラリーお
よび天然産物混合物などが挙げられる。
ては、例えば細胞、無細胞調製物、化学ライブラリーお
よび天然産物混合物などが挙げられる。
【0050】このようにしてスクリーニングされた化合
物は、本発明に係る新規なADAMTSファミリータン
パク質およびその由来物からなるペプチドおよびポリペ
プチドについての活性阻害剤、活性拮抗剤、活性賦活剤
の候補化合物として利用可能である。また、遺伝子レベ
ルでの当該ADAMTSファミリータンパク質およびそ
の由来物に対する発現阻害剤、発現拮抗剤、発現賦活剤
の候補化合物としても利用可能である。それらは、AD
AMTSファミリータンパク質に由来する各種症状の予
防・治療効果を期待できる。上記スクリーニング方法に
より選別された候補化合物は、生物学的有用性と毒性と
のバランスを考慮してさらに選別することによって、医
薬組成物として調製可能である。
物は、本発明に係る新規なADAMTSファミリータン
パク質およびその由来物からなるペプチドおよびポリペ
プチドについての活性阻害剤、活性拮抗剤、活性賦活剤
の候補化合物として利用可能である。また、遺伝子レベ
ルでの当該ADAMTSファミリータンパク質およびそ
の由来物に対する発現阻害剤、発現拮抗剤、発現賦活剤
の候補化合物としても利用可能である。それらは、AD
AMTSファミリータンパク質に由来する各種症状の予
防・治療効果を期待できる。上記スクリーニング方法に
より選別された候補化合物は、生物学的有用性と毒性と
のバランスを考慮してさらに選別することによって、医
薬組成物として調製可能である。
【0051】(医薬組成物)本発明において提供される
新規なADAMTSファミリータンパク質およびその由
来物からなるペプチドまたはポリペプチド、これらをコ
ードするポリヌクレオチドおよびその相補鎖、これらの
塩基配列を含むベクター、当該ADAMTSファミリー
タンパク質およびその由来物からなるペプチドまたはポ
リペプチドを免疫学的に認識する抗体、ならびに上記ス
クリーニング方法により選別された化合物は、当該AD
AMTSファミリー含有タンパク質の活性阻害・拮抗・
賦活等の機能を利用した治療薬等の医薬手段として使用
可能である。なお、製剤化にあたっては、自体公知のペ
プチドまたはポリペプチド、タンパク質、ポリヌクレオ
チド、または抗体等それぞれに応じた製剤化方法を導入
すればよい。
新規なADAMTSファミリータンパク質およびその由
来物からなるペプチドまたはポリペプチド、これらをコ
ードするポリヌクレオチドおよびその相補鎖、これらの
塩基配列を含むベクター、当該ADAMTSファミリー
タンパク質およびその由来物からなるペプチドまたはポ
リペプチドを免疫学的に認識する抗体、ならびに上記ス
クリーニング方法により選別された化合物は、当該AD
AMTSファミリー含有タンパク質の活性阻害・拮抗・
賦活等の機能を利用した治療薬等の医薬手段として使用
可能である。なお、製剤化にあたっては、自体公知のペ
プチドまたはポリペプチド、タンパク質、ポリヌクレオ
チド、または抗体等それぞれに応じた製剤化方法を導入
すればよい。
【0052】例えば、本発明は、抗体および/またはT
細胞を産生させるに十分な上記新規なADAMTSファ
ミリータンパク質またはそのフラグメントを哺乳動物に
接種して、哺乳動物における免疫学的反応を誘起する方
法による治療、とりわけ、胎盤との関係が推定される疾
患にも使用できる。
細胞を産生させるに十分な上記新規なADAMTSファ
ミリータンパク質またはそのフラグメントを哺乳動物に
接種して、哺乳動物における免疫学的反応を誘起する方
法による治療、とりわけ、胎盤との関係が推定される疾
患にも使用できる。
【0053】本発明はさらに、本発明に係る新規なAD
AMTSファミリータンパク質をインビボで発現させる
ための核酸ベクターを送達して、かかる免疫学的応答を
誘導し、該動物を疾患から保護する抗体を生じさせるこ
とに使用することもできる。
AMTSファミリータンパク質をインビボで発現させる
ための核酸ベクターを送達して、かかる免疫学的応答を
誘導し、該動物を疾患から保護する抗体を生じさせるこ
とに使用することもできる。
【0054】さらに、本発明は、哺乳動物宿主中に導入
された場合、上記新規なADAMTSファミリータンパ
ク質に対する哺乳動物の免疫学的応答を誘導させる免疫
学的ワクチン処方(組成物)にも使用することができ
る。該組成物は当該新規なADAMTSファミリータン
パク質または該タンパク質をコードする遺伝子を含んで
なる。ワクチン処方は、さらに適当な担体を含んでいて
もよい。当該ADAMTSファミリータンパク質は胃で
分解される可能性があるので、好ましくは非経口投与す
る。非経口投与としては、例えば皮下筋肉内、静脈、皮
内等への注射による投与が挙げられる。非経口投与に適
した処方は、抗酸化剤、バッファー、制細菌剤および処
方をレシピエントの血液と等張にする溶質を含んでいて
もよい水性または非水性滅菌注射用溶液;ならびに懸濁
剤または増粘剤を含んでいてもよい水性または非水性滅
菌懸濁液を包含する。処方を1回量または複数回量とし
て容器に入れて提供してもよく、例えば、密封アンプル
およびバイアルに入れて提供してもよく、また使用直前
に滅菌液体担体の添加のみを必要とする凍結乾燥状態と
して保存してもよい。またワクチン処方は、水中油系お
よび当該分野で知られた他の系のごとき処方の免疫原性
を高めるためのアジュバント系を含んでいてもよい。用
量は、個々のワクチンの活性に左右され、通常の実験に
より容易に決定することができる。
された場合、上記新規なADAMTSファミリータンパ
ク質に対する哺乳動物の免疫学的応答を誘導させる免疫
学的ワクチン処方(組成物)にも使用することができ
る。該組成物は当該新規なADAMTSファミリータン
パク質または該タンパク質をコードする遺伝子を含んで
なる。ワクチン処方は、さらに適当な担体を含んでいて
もよい。当該ADAMTSファミリータンパク質は胃で
分解される可能性があるので、好ましくは非経口投与す
る。非経口投与としては、例えば皮下筋肉内、静脈、皮
内等への注射による投与が挙げられる。非経口投与に適
した処方は、抗酸化剤、バッファー、制細菌剤および処
方をレシピエントの血液と等張にする溶質を含んでいて
もよい水性または非水性滅菌注射用溶液;ならびに懸濁
剤または増粘剤を含んでいてもよい水性または非水性滅
菌懸濁液を包含する。処方を1回量または複数回量とし
て容器に入れて提供してもよく、例えば、密封アンプル
およびバイアルに入れて提供してもよく、また使用直前
に滅菌液体担体の添加のみを必要とする凍結乾燥状態と
して保存してもよい。またワクチン処方は、水中油系お
よび当該分野で知られた他の系のごとき処方の免疫原性
を高めるためのアジュバント系を含んでいてもよい。用
量は、個々のワクチンの活性に左右され、通常の実験に
より容易に決定することができる。
【0055】本発明は、ADAMTSファミリータンパ
ク質の関与する生体機能の解明、とりわけ、胎盤に関連
する疾患の解明、予防、治療および診断を可能とする上
で非常に有用なものになると期待される。また、本発明
はADAMTSファミリータンパク質の過剰または不十
分な量に関連した疾患、特に胎盤との関係における疾患
等の治療方法を提供する。
ク質の関与する生体機能の解明、とりわけ、胎盤に関連
する疾患の解明、予防、治療および診断を可能とする上
で非常に有用なものになると期待される。また、本発明
はADAMTSファミリータンパク質の過剰または不十
分な量に関連した疾患、特に胎盤との関係における疾患
等の治療方法を提供する。
【0056】本発明に係る新規なADAMTSファミリ
ータンパク質およびその活性が過剰な場合、有効量の上
記阻害剤化合物を医薬上許容される担体とともに対象に
投与して、当該ADAMTSファミリータンパク質の活
性を阻害し、そのことにより異常な症状を改善すること
もできる。
ータンパク質およびその活性が過剰な場合、有効量の上
記阻害剤化合物を医薬上許容される担体とともに対象に
投与して、当該ADAMTSファミリータンパク質の活
性を阻害し、そのことにより異常な症状を改善すること
もできる。
【0057】さらに、発現ブロック法を用いて内在性の
上記ADAMTSファミリータンパク質をコードしてい
る遺伝子の発現を阻害してもよい。細胞内で生成した、
あるいは別個に投与されたアンチセンス配列を、かかる
知られた方法に使用する(例えば、Oligodeoxynucleoti
des as Antisense Inhibitors of Gene Expression ,CR
C Press,Boca Raton, FL(1988)中、O'Coccor,J.Neuro
chem(1991)56:560参照)。別法として、遺伝子ととも
に三重らせんを形成するオリゴヌクレオチドを用いても
よい(例えば、Lee et al., Nucleic Acids Res(197
9)6:3073;Cooney et al., Science(1988)241:456;
Dervan et al., Science(1991)251:1360参照)。これ
らのオリゴヌクレオチドはそれ自体投与することがで
き、あるいは関連オリゴマーをインビボで発現させるこ
ともできる。
上記ADAMTSファミリータンパク質をコードしてい
る遺伝子の発現を阻害してもよい。細胞内で生成した、
あるいは別個に投与されたアンチセンス配列を、かかる
知られた方法に使用する(例えば、Oligodeoxynucleoti
des as Antisense Inhibitors of Gene Expression ,CR
C Press,Boca Raton, FL(1988)中、O'Coccor,J.Neuro
chem(1991)56:560参照)。別法として、遺伝子ととも
に三重らせんを形成するオリゴヌクレオチドを用いても
よい(例えば、Lee et al., Nucleic Acids Res(197
9)6:3073;Cooney et al., Science(1988)241:456;
Dervan et al., Science(1991)251:1360参照)。これ
らのオリゴヌクレオチドはそれ自体投与することがで
き、あるいは関連オリゴマーをインビボで発現させるこ
ともできる。
【0058】本発明に係る新規なADAMTSファミリ
ータンパク質およびその活性の発現不足に関連する異常
な症状の治療には、1つの方法として当該ADAMTS
ファミリータンパク質自体あるいはこのタンパク質をコ
ードする遺伝子を活性化する治療上有効量の化合物(促
進剤)を医薬上許容される担体とともに投与し、そのこ
とにより異常な症状を改善することを特徴とする方法が
挙げられる。別法として、遺伝子治療を用いて、対象中
の細胞による当該ADAMTSファミリータンパク質の
細胞内での生成を有効ならしめてもよい。例えば、上記
のごとく本発明に係るポリヌクレオチドを処理加工して
複製欠損レトロウイルスベクターに入れて発現するよう
にしてもよい。次いで、レトロウイルス発現構築物を単
離し、本発明に係る新規なADAMTSファミリータン
パク質をコードしているRNAを含むレトロウイルスプ
ラスミドベクターで形質導入したパッケージング細胞中
に導入して、今度はパッケージング細胞が目的遺伝子を
含む感染性ウイルス粒子を生成するようにしてもよい。
インビボでの細胞の処理加工およびインビボでのタンパ
ク質の発現のために、これらのプロデューサー細胞を対
象に投与してもよい。遺伝子治療の概説としては、Huma
n Molecular Genetics,T.Strachan and A.P.Read,BIOS
Scientific Publishers Ltd(1986)中、第20章、Gen
e Therapy and other Molecular Genetic-based Therap
eutic Approaches(およびその中の引用文献)参照。も
う1つの方法は、適当な医薬担体と混合して治療量の上
記新規なADAMTSファミリータンパク質を投与する
ことである。
ータンパク質およびその活性の発現不足に関連する異常
な症状の治療には、1つの方法として当該ADAMTS
ファミリータンパク質自体あるいはこのタンパク質をコ
ードする遺伝子を活性化する治療上有効量の化合物(促
進剤)を医薬上許容される担体とともに投与し、そのこ
とにより異常な症状を改善することを特徴とする方法が
挙げられる。別法として、遺伝子治療を用いて、対象中
の細胞による当該ADAMTSファミリータンパク質の
細胞内での生成を有効ならしめてもよい。例えば、上記
のごとく本発明に係るポリヌクレオチドを処理加工して
複製欠損レトロウイルスベクターに入れて発現するよう
にしてもよい。次いで、レトロウイルス発現構築物を単
離し、本発明に係る新規なADAMTSファミリータン
パク質をコードしているRNAを含むレトロウイルスプ
ラスミドベクターで形質導入したパッケージング細胞中
に導入して、今度はパッケージング細胞が目的遺伝子を
含む感染性ウイルス粒子を生成するようにしてもよい。
インビボでの細胞の処理加工およびインビボでのタンパ
ク質の発現のために、これらのプロデューサー細胞を対
象に投与してもよい。遺伝子治療の概説としては、Huma
n Molecular Genetics,T.Strachan and A.P.Read,BIOS
Scientific Publishers Ltd(1986)中、第20章、Gen
e Therapy and other Molecular Genetic-based Therap
eutic Approaches(およびその中の引用文献)参照。も
う1つの方法は、適当な医薬担体と混合して治療量の上
記新規なADAMTSファミリータンパク質を投与する
ことである。
【0059】本発明に係る新規なADAMTSファミリ
ータンパク質およびその由来物からなるペプチドまたは
ポリペプチドあるいは化合物の処方および投与形態は、
適当な医薬担体と組み合わせて処方することが好まし
い。かかる処方は、治療上有効量のタンパク質または化
合物、および医薬上許容される担体または賦形剤を含
む。かかる担体としては、セイライン、緩衝化セイライ
ン、デキストロース、水、グリセロール、エタノール、
およびそれらの混合物が挙げられるが、これらに限らな
い。処方は投与経路に適したものとすべきであり、当業
者によく知られている。さらに本発明は、上記本発明成
分の1種またはそれ以上を充填した、1個またはそれ以
上の容器を含んでなる医薬パックおよびキットにも関す
る。
ータンパク質およびその由来物からなるペプチドまたは
ポリペプチドあるいは化合物の処方および投与形態は、
適当な医薬担体と組み合わせて処方することが好まし
い。かかる処方は、治療上有効量のタンパク質または化
合物、および医薬上許容される担体または賦形剤を含
む。かかる担体としては、セイライン、緩衝化セイライ
ン、デキストロース、水、グリセロール、エタノール、
およびそれらの混合物が挙げられるが、これらに限らな
い。処方は投与経路に適したものとすべきであり、当業
者によく知られている。さらに本発明は、上記本発明成
分の1種またはそれ以上を充填した、1個またはそれ以
上の容器を含んでなる医薬パックおよびキットにも関す
る。
【0060】本発明に係るタンパク質およびその由来物
からなるペプチドまたはポリペプチドおよび化合物は単
独で使用してもよく、あるいは治療に必要な他の化合物
と一緒に使用してもよい。医薬組成物の全身投与の好ま
しい形態は、注射であり、とりわけ静脈注射である。皮
下、筋肉内または腹腔内のような他の注射経路を用いる
こともできる。全身投与のための別の手段は、胆汁酸塩
またはフシジン酸または他の界面活性剤のような浸透剤
を用いる経粘膜または経皮投与である。さらに、腸溶処
方またはカプセル処方がうまく処方されるならば、経口
投与も可能である。これらのタンパク質または化合物の
投与は局所的なものであってもよく、膏薬、パスタ、ゲ
ル等の形態であってもよい。
からなるペプチドまたはポリペプチドおよび化合物は単
独で使用してもよく、あるいは治療に必要な他の化合物
と一緒に使用してもよい。医薬組成物の全身投与の好ま
しい形態は、注射であり、とりわけ静脈注射である。皮
下、筋肉内または腹腔内のような他の注射経路を用いる
こともできる。全身投与のための別の手段は、胆汁酸塩
またはフシジン酸または他の界面活性剤のような浸透剤
を用いる経粘膜または経皮投与である。さらに、腸溶処
方またはカプセル処方がうまく処方されるならば、経口
投与も可能である。これらのタンパク質または化合物の
投与は局所的なものであってもよく、膏薬、パスタ、ゲ
ル等の形態であってもよい。
【0061】必要な用量範囲は、ペプチド、投与経路、
処方の性質、対象の症状の性質、および担当医師の判断
による。しかしながら、適当な用量は対象の体重1kg
あたり0.1ないし100μgの範囲である。しかしな
がら、種々の使用タンパク質および化合物、種々の投与
経路のさまざまな有効性を考慮すれば、必要な用量はさ
らに広範囲なものである。例えば、経口投与には静脈注
射よりも多い用量が必要である。当該分野においてよく
知られた最適化のための一般的な常套的実験を用いてこ
れらの用量の変更を行なうことができる。
処方の性質、対象の症状の性質、および担当医師の判断
による。しかしながら、適当な用量は対象の体重1kg
あたり0.1ないし100μgの範囲である。しかしな
がら、種々の使用タンパク質および化合物、種々の投与
経路のさまざまな有効性を考慮すれば、必要な用量はさ
らに広範囲なものである。例えば、経口投与には静脈注
射よりも多い用量が必要である。当該分野においてよく
知られた最適化のための一般的な常套的実験を用いてこ
れらの用量の変更を行なうことができる。
【0062】遺伝子治療において、治療に使用するタン
パク質を対象中において生成させることもできる。例え
ば、タンパク質をコードしているDNAまたはRNAを
用いて、例えばレトロウイルスプラスミドベクターを用
いることによりエクスビボ(ex vivo)において対象由
来の細胞を処理加工し、次いで、細胞を対象に導入する
こともできる。
パク質を対象中において生成させることもできる。例え
ば、タンパク質をコードしているDNAまたはRNAを
用いて、例えばレトロウイルスプラスミドベクターを用
いることによりエクスビボ(ex vivo)において対象由
来の細胞を処理加工し、次いで、細胞を対象に導入する
こともできる。
【0063】(診断薬および診断方法)また本発明から
なる新規なADAMTSファミリータンパク質およびそ
の由来物からなるペプチドまたはポリペプチド、これら
をコードするポリヌクレオチドおよびその相補鎖、なら
びに当該ADAMTSファミリータンパク質およびその
由来物からなるペプチドまたはポリペプチドを免疫学的
に認識する抗体は、それ自体を単独で、診断マーカーや
試薬等として使用可能である。また、これらのうちの1
種またはそれ以上を充填した、1個またはそれ以上の容
器を含んでなる試薬キットも提供する。なお、製剤化に
あたっては、自体公知のペプチドまたはポリペプチド、
タンパク質、ポリヌクレオチド、または抗体等それぞれ
に応じた製剤化手段を導入すればよい。
なる新規なADAMTSファミリータンパク質およびそ
の由来物からなるペプチドまたはポリペプチド、これら
をコードするポリヌクレオチドおよびその相補鎖、なら
びに当該ADAMTSファミリータンパク質およびその
由来物からなるペプチドまたはポリペプチドを免疫学的
に認識する抗体は、それ自体を単独で、診断マーカーや
試薬等として使用可能である。また、これらのうちの1
種またはそれ以上を充填した、1個またはそれ以上の容
器を含んでなる試薬キットも提供する。なお、製剤化に
あたっては、自体公知のペプチドまたはポリペプチド、
タンパク質、ポリヌクレオチド、または抗体等それぞれ
に応じた製剤化手段を導入すればよい。
【0064】診断方法としては、例えば本発明に係る新
規なADAMTSファミリータンパク質およびその由来
物からなるペプチドまたはポリペプチドをコードしてい
る核酸との相互作用・反応性を利用して、相応する核酸
の存在量、および/または当該タンパク質およびその由
来物からなるペプチドまたはポリペプチドについて個体
中の生体内分布、および/または個体由来の試料中の存
在、および/または個体由来の試料中の存在量を、自体
公知の方法を利用して測定し、それらの存在の有無およ
び/または存在量の変化(増加または減少)により、本
発明に係る当該ADAMTSファミリータンパク質およ
びその由来物からなるペプチドまたはポリペプチドの発
現または活性に関連する疾患の有無および/またはその
変化(増悪または軽減)を判定できる。詳しくは、当該
ADAMTSファミリータンパク質および/または核酸
をマーカーとして検査するのである。その測定法は、自
体公知の抗原抗体反応系、酵素反応系、またはPCR反
応系等を利用すればよい。
規なADAMTSファミリータンパク質およびその由来
物からなるペプチドまたはポリペプチドをコードしてい
る核酸との相互作用・反応性を利用して、相応する核酸
の存在量、および/または当該タンパク質およびその由
来物からなるペプチドまたはポリペプチドについて個体
中の生体内分布、および/または個体由来の試料中の存
在、および/または個体由来の試料中の存在量を、自体
公知の方法を利用して測定し、それらの存在の有無およ
び/または存在量の変化(増加または減少)により、本
発明に係る当該ADAMTSファミリータンパク質およ
びその由来物からなるペプチドまたはポリペプチドの発
現または活性に関連する疾患の有無および/またはその
変化(増悪または軽減)を判定できる。詳しくは、当該
ADAMTSファミリータンパク質および/または核酸
をマーカーとして検査するのである。その測定法は、自
体公知の抗原抗体反応系、酵素反応系、またはPCR反
応系等を利用すればよい。
【0065】診断用の核酸は、個体由来の細胞、例えば
血液、尿、唾液、組織生検または剖検材料から得てもよ
い。ゲノムDNAを検出に直接使用してもよく、あるい
は分析前にPCRもしくはその他の増幅法を用いること
により酵素的に増幅してもよい。RNAまたはcDNA
を同様に用いてもよい。正常遺伝子型との比較におい
て、増幅生成物のサイズ変化により欠失および挿入を検
出することができる。増幅DNAを標識した上記ADA
MTSファミリータンパク質をコードするDNAにハイ
ブリダイゼーションさせることにより点突然変異を同定
することができる。RNアーゼ消化により、または融解
温度の差により、完全に対合した配列を誤対合二重らせ
んから区別することができる。DNA配列の相違はま
た、変性物質含有または不含のゲル中のDNAフラグメ
ントの電気泳動の移動度の変化を検出することにより、
または直接的なDNA配列決定により検出できる(例え
ば、Meyers et al., Science(1985)230:1242参照)。
特異的な位置での配列の変化はまた、ヌクレアーゼ保護
アッセイ、例えばRNアーゼおよびS1保護または化学
的切断法によっても明らかにすることができる(例え
ば、Cotton et al., Proc.Natl.Acad.Sci.,USA(1985)
85:4397-4401参照)。また、上記ADAMTSファミリ
ータンパク質をコードするDNAまたはそのフラグメン
トを含むオリゴヌクレオチドプローブのアレイ(arra
y)を構築して、例えば遺伝学的変異の効果的なスクリ
ーニングを行なうことができる。アレイ法はよく知られ
ており、広い適用範囲を有し、遺伝子発現、遺伝学的連
関、および遺伝学的変異可能性を包含する分子遺伝学に
おける種々の問題を調べるために用いられ得る(例え
ば、M.Chee et al., Science(1996)274:610参照)。
血液、尿、唾液、組織生検または剖検材料から得てもよ
い。ゲノムDNAを検出に直接使用してもよく、あるい
は分析前にPCRもしくはその他の増幅法を用いること
により酵素的に増幅してもよい。RNAまたはcDNA
を同様に用いてもよい。正常遺伝子型との比較におい
て、増幅生成物のサイズ変化により欠失および挿入を検
出することができる。増幅DNAを標識した上記ADA
MTSファミリータンパク質をコードするDNAにハイ
ブリダイゼーションさせることにより点突然変異を同定
することができる。RNアーゼ消化により、または融解
温度の差により、完全に対合した配列を誤対合二重らせ
んから区別することができる。DNA配列の相違はま
た、変性物質含有または不含のゲル中のDNAフラグメ
ントの電気泳動の移動度の変化を検出することにより、
または直接的なDNA配列決定により検出できる(例え
ば、Meyers et al., Science(1985)230:1242参照)。
特異的な位置での配列の変化はまた、ヌクレアーゼ保護
アッセイ、例えばRNアーゼおよびS1保護または化学
的切断法によっても明らかにすることができる(例え
ば、Cotton et al., Proc.Natl.Acad.Sci.,USA(1985)
85:4397-4401参照)。また、上記ADAMTSファミリ
ータンパク質をコードするDNAまたはそのフラグメン
トを含むオリゴヌクレオチドプローブのアレイ(arra
y)を構築して、例えば遺伝学的変異の効果的なスクリ
ーニングを行なうことができる。アレイ法はよく知られ
ており、広い適用範囲を有し、遺伝子発現、遺伝学的連
関、および遺伝学的変異可能性を包含する分子遺伝学に
おける種々の問題を調べるために用いられ得る(例え
ば、M.Chee et al., Science(1996)274:610参照)。
【0066】また、本明細書記載の方法により上記AD
AMTSファミリータンパク質をコードするDNAの変
異・減少・増加を検出することにより、胎盤との関連が
原因となる疾患の診断方法を提供する。また、本発明に
係るDNAの変異・減少・増加を検出することで、細胞
・組織の癌化のレベルの診断方法も提供する。
AMTSファミリータンパク質をコードするDNAの変
異・減少・増加を検出することにより、胎盤との関連が
原因となる疾患の診断方法を提供する。また、本発明に
係るDNAの変異・減少・増加を検出することで、細胞
・組織の癌化のレベルの診断方法も提供する。
【0067】さらに、対象由来の試料の異常に上昇また
は低下した上記ADAMTSファミリータンパク質また
は当該ADAMTSファミリータンパク質のmRNAレ
ベルを調べることを特徴とする方法によって、特に、胎
盤との関係が原因となる疾患を診断することができる。
また、本発明に係る新規なADAMTSファミリータン
パク質のmRNAのレベルを検出することで、細胞・組
織の癌化のレベルの診断方法も提供する。
は低下した上記ADAMTSファミリータンパク質また
は当該ADAMTSファミリータンパク質のmRNAレ
ベルを調べることを特徴とする方法によって、特に、胎
盤との関係が原因となる疾患を診断することができる。
また、本発明に係る新規なADAMTSファミリータン
パク質のmRNAのレベルを検出することで、細胞・組
織の癌化のレベルの診断方法も提供する。
【0068】本発明に係る新規なADAMTSファミリ
ータンパク質をコードするDNAの発現の増加または低
下を、ポリヌクレオチドの定量法として当該分野で周知
の方法の任意の方法、例えば増幅、PCR、RTPC
R、RNアーゼ保護、ノーザンブロッティングおよびそ
の他のハイブリダイゼーション法を用いてRNAレベル
で測定することができる。また、試料中の当該ADAM
TSファミリータンパク質レベルを決定するために用い
ることができるアッセイ法は当業者に周知である。この
ようなアッセイ法には、ラジオイムノアッセイ、競争結
合アッセイ、ウェスタンブロット分析およびELISA
アッセイ等がある。
ータンパク質をコードするDNAの発現の増加または低
下を、ポリヌクレオチドの定量法として当該分野で周知
の方法の任意の方法、例えば増幅、PCR、RTPC
R、RNアーゼ保護、ノーザンブロッティングおよびそ
の他のハイブリダイゼーション法を用いてRNAレベル
で測定することができる。また、試料中の当該ADAM
TSファミリータンパク質レベルを決定するために用い
ることができるアッセイ法は当業者に周知である。この
ようなアッセイ法には、ラジオイムノアッセイ、競争結
合アッセイ、ウェスタンブロット分析およびELISA
アッセイ等がある。
【0069】本発明に係るポリヌクレオチドの染色体の
同定(染色体アッセイ)にも価値がある。該ポリヌクレ
オチドの配列は、個々のヒト・染色体上の特定の位置を
標的とし、これにハイブリダイゼーションし得る。本発
明による重要な配列の染色体へのマッピングは、それら
の配列を遺伝子関連疾病と関連づける重要な第1工程で
ある。配列を正確な染色体位置にマッピングしたなら
ば、染色体上の配列の物理的位置を遺伝学的地図のデー
タと関連づけることができる。かかるデータは、例え
ば、V.McKusick,Mendelian Inheritance in Man(Johns
Hopkins University Welch Medical Libraryからオン
ラインで利用できる)に見いだされる。次いで、連関
(物理的に近接した遺伝子の同時遺伝)の分析により、
同じ染色体領域にマッピングされた遺伝子と疾病との関
係を同定する。罹病個体と未罹病個体との間のcDNA
またはゲノム配列の相違も調べることができる。罹病個
体のいくつかまたは全部において変異が観察されるが正
常個体においては観察されない場合、その変異は疾病の
原因である可能性がある。
同定(染色体アッセイ)にも価値がある。該ポリヌクレ
オチドの配列は、個々のヒト・染色体上の特定の位置を
標的とし、これにハイブリダイゼーションし得る。本発
明による重要な配列の染色体へのマッピングは、それら
の配列を遺伝子関連疾病と関連づける重要な第1工程で
ある。配列を正確な染色体位置にマッピングしたなら
ば、染色体上の配列の物理的位置を遺伝学的地図のデー
タと関連づけることができる。かかるデータは、例え
ば、V.McKusick,Mendelian Inheritance in Man(Johns
Hopkins University Welch Medical Libraryからオン
ラインで利用できる)に見いだされる。次いで、連関
(物理的に近接した遺伝子の同時遺伝)の分析により、
同じ染色体領域にマッピングされた遺伝子と疾病との関
係を同定する。罹病個体と未罹病個体との間のcDNA
またはゲノム配列の相違も調べることができる。罹病個
体のいくつかまたは全部において変異が観察されるが正
常個体においては観察されない場合、その変異は疾病の
原因である可能性がある。
【0070】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき具体的に説明
するが、本発明は下記の実施例に限定されない。
するが、本発明は下記の実施例に限定されない。
【実施例1】(新規なADAMTSファミリータンパク
質をコードする遺伝子の設計)ヒトゲノム配列より、新
規ADAMTSクローンWFZを同定する目的で以下の検討をお
こなった。ヒトADAMTSクローンPJ01256のアミノ酸配列
をクエリーとして、公共データベースGenBankのESTクロ
ーンを検索したところ、アミノ酸レベルで約64%(44残
基/68残基)が一致したマウスESTクローンBF168752がヒ
ットした。BF168752をクエリーとして、GenBankのヒト
ゲノム配列を検索したところ、アミノ酸レベルで約93%
(64残基/69残基)が一致したゲノム配列AC010548.8が
ヒットした。
質をコードする遺伝子の設計)ヒトゲノム配列より、新
規ADAMTSクローンWFZを同定する目的で以下の検討をお
こなった。ヒトADAMTSクローンPJ01256のアミノ酸配列
をクエリーとして、公共データベースGenBankのESTクロ
ーンを検索したところ、アミノ酸レベルで約64%(44残
基/68残基)が一致したマウスESTクローンBF168752がヒ
ットした。BF168752をクエリーとして、GenBankのヒト
ゲノム配列を検索したところ、アミノ酸レベルで約93%
(64残基/69残基)が一致したゲノム配列AC010548.8が
ヒットした。
【0071】最初の検索に用いたPJ01256のゲノム配列
はAC010269.5である。別のゲノム配列により高い相同性
を示すことから、BF168752はPJ01256に類似した新規遺
伝子のマウスOrthologであり、同新規遺伝子はゲノム配
列AC010548.8上に存在すると仮定した。また、同新規遺
伝子はマウスOrthologとPJ01256間で64%と高い相同性
を有することから新規ADAMTSクローンであると予測され
た。同遺伝子をWFZと命名した。
はAC010269.5である。別のゲノム配列により高い相同性
を示すことから、BF168752はPJ01256に類似した新規遺
伝子のマウスOrthologであり、同新規遺伝子はゲノム配
列AC010548.8上に存在すると仮定した。また、同新規遺
伝子はマウスOrthologとPJ01256間で64%と高い相同性
を有することから新規ADAMTSクローンであると予測され
た。同遺伝子をWFZと命名した。
【0072】PJ01256でAC010548.8を検索したところ、
相同性を有している部分が21個所存在した。同21箇所は
Exonであるとの仮定の上で、GT-AGルールに則りExon-In
tronジャンクションを推定した(図1A、表1 Exon3〜Ex
on23)。
相同性を有している部分が21個所存在した。同21箇所は
Exonであるとの仮定の上で、GT-AGルールに則りExon-In
tronジャンクションを推定した(図1A、表1 Exon3〜Ex
on23)。
【0073】NCBIのEntrez Genome Viewer(http://ww
w.ncbi.nlm.nih.gov/cgi-bin/Entrez/hum_srch?chr=hum
_chr.inf&query)上でAC010548.8と重複するゲノム配列
を検索したところ、AC025284.4がヒットした。AC02528
4.4とAC010548.8の重複した領域には、表1のExon3が含
まれていた。また、同領域にUniGeneのESTクラスターH
s.283570(ESTs, Weakly similar to ATS6_HUMAN ADAM-
TS 6 PRECURSOR、http://www.ncbi.nlm.nih.gov/UniGen
e/clust.cgi?ORG=Hs&CID=283570)が存在し、4つのヒト
EST配列が登録されていた。同EST配列から、上記のExon
3を含む3つの領域をExon1〜Exon3と推定した(図1B、表
1 Exon1〜Exon3)。
w.ncbi.nlm.nih.gov/cgi-bin/Entrez/hum_srch?chr=hum
_chr.inf&query)上でAC010548.8と重複するゲノム配列
を検索したところ、AC025284.4がヒットした。AC02528
4.4とAC010548.8の重複した領域には、表1のExon3が含
まれていた。また、同領域にUniGeneのESTクラスターH
s.283570(ESTs, Weakly similar to ATS6_HUMAN ADAM-
TS 6 PRECURSOR、http://www.ncbi.nlm.nih.gov/UniGen
e/clust.cgi?ORG=Hs&CID=283570)が存在し、4つのヒト
EST配列が登録されていた。同EST配列から、上記のExon
3を含む3つの領域をExon1〜Exon3と推定した(図1B、表
1 Exon1〜Exon3)。
【0074】上記のExon1〜Exon23のゲノム配列上およ
び近傍にはHs.283570以外に2つのUniGene ESTクラスタ
ーHs.202512およびHs.188746が存在した。Hs.202512は
ゲノム配列のExon11とExon12の間に位置し、同部位の直
下流にアデニン(A)リッチな領域があったことから、c
DNAライブラリ作製時のゲノム配列の混在と推定した。H
s.188746はExon23のアミノ酸コード領域の下流約500bp
から約1.3Kbpに渡ってゲノム配列と一致し、その3'末端
にはポリA付加シグナルが存在した。ポリA付加シグナル
が存在したことから、Hs.188746が本仮想遺伝子の3'末
端と仮定し、また、上流のExon23との間隔が約500bpと
短かったことより、Exon23の開始点からHs.188746まで
を1つのExonと推定した(図1A、表1 Exon23)。
び近傍にはHs.283570以外に2つのUniGene ESTクラスタ
ーHs.202512およびHs.188746が存在した。Hs.202512は
ゲノム配列のExon11とExon12の間に位置し、同部位の直
下流にアデニン(A)リッチな領域があったことから、c
DNAライブラリ作製時のゲノム配列の混在と推定した。H
s.188746はExon23のアミノ酸コード領域の下流約500bp
から約1.3Kbpに渡ってゲノム配列と一致し、その3'末端
にはポリA付加シグナルが存在した。ポリA付加シグナル
が存在したことから、Hs.188746が本仮想遺伝子の3'末
端と仮定し、また、上流のExon23との間隔が約500bpと
短かったことより、Exon23の開始点からHs.188746まで
を1つのExonと推定した(図1A、表1 Exon23)。
【0075】上記の仮定によって得られた新規仮想遺伝
子WFZの塩基配列(WFZ-010807)および塩基配列の85〜3
747bpにコードされる推定アミノ酸配列をそれぞれ配列
番号1、配列番号2に示した。
子WFZの塩基配列(WFZ-010807)および塩基配列の85〜3
747bpにコードされる推定アミノ酸配列をそれぞれ配列
番号1、配列番号2に示した。
【0076】また、2001年9月28日現在、AC010548.8お
よびAC025284.4は16番染色体長腕23.2(16q23.2)に存
在していた(図2)。
よびAC025284.4は16番染色体長腕23.2(16q23.2)に存
在していた(図2)。
【0077】
【表1】
【0078】
【実施例2】ヒト新規仮想遺伝子WFZの全長cDNAクロー
ニング 前項で予測したヒト新規仮想遺伝子WFZの全アミノ酸コ
ード領域をクローニングし、実在の新規遺伝子であるこ
とを証明するため、以下の検討をおこなった。
ニング 前項で予測したヒト新規仮想遺伝子WFZの全アミノ酸コ
ード領域をクローニングし、実在の新規遺伝子であるこ
とを証明するため、以下の検討をおこなった。
【0079】WFZをPCR法にてクローニングするため、以
下のプライマーを合成した。なお、WFZ-S01はWFZ-01080
7(配列番号1)の263〜292bpに、WFZ-S11は同配列の1〜
20bpに完全一致する配列からなるプライマーであり、WF
Z-A01は同配列の3752〜3781bpの相補鎖に、WFZ-A02は同
配列の3786〜3815bpの相補鎖に完全一致する配列からな
るプライマーである。
下のプライマーを合成した。なお、WFZ-S01はWFZ-01080
7(配列番号1)の263〜292bpに、WFZ-S11は同配列の1〜
20bpに完全一致する配列からなるプライマーであり、WF
Z-A01は同配列の3752〜3781bpの相補鎖に、WFZ-A02は同
配列の3786〜3815bpの相補鎖に完全一致する配列からな
るプライマーである。
【0080】WFZ-S01; 5'- ATTACGTCTTTGTCACGCCAGTAGA
AGTAG -3' WFZ-S11; 5'- CGGGGCCGCGGAAAGAATGC -3' WFZ-A01; 5'- TGGCCCTAAGGTGCTGGGGAGGACACCAAG -3' WFZ-A02; 5'- AGCTGGTCTCTCTAGAGGTTGAAAGGTAAG -3'
AGTAG -3' WFZ-S11; 5'- CGGGGCCGCGGAAAGAATGC -3' WFZ-A01; 5'- TGGCCCTAAGGTGCTGGGGAGGACACCAAG -3' WFZ-A02; 5'- AGCTGGTCTCTCTAGAGGTTGAAAGGTAAG -3'
【0081】上記のプライマーを適時組み合わせ、市販
のcDNAあるいは市販のRNAから逆転写反応によって調製
したcDNAを鋳型としてPCRをおこなった。用いたcDNA
は、「Human Placenta Marathon-Ready cDNA、Clontech
社製、CodeNo.S0632、LotNo. 0060551」および「Human
Lung 4 Mached Tumor cDNA、Clontech社製、CodeNo.S25
09、LotNo. 0040279」、用いたRNAは「Human Lung mRN
A、Life Technologies社(現Invitrogen社)製、CodeN
o.11436-011、LotNo. KFQ134」である。逆転写反応には
「Power Script(登録商標) Reverse Transcriptase、
Clontech社製」を、PCR用耐熱性酵素には「KOD PLUS、
東洋紡製」あるいは「KOD Dash、東洋紡製」を用い、添
付プロトコルに従い反応をおこなった。
のcDNAあるいは市販のRNAから逆転写反応によって調製
したcDNAを鋳型としてPCRをおこなった。用いたcDNA
は、「Human Placenta Marathon-Ready cDNA、Clontech
社製、CodeNo.S0632、LotNo. 0060551」および「Human
Lung 4 Mached Tumor cDNA、Clontech社製、CodeNo.S25
09、LotNo. 0040279」、用いたRNAは「Human Lung mRN
A、Life Technologies社(現Invitrogen社)製、CodeN
o.11436-011、LotNo. KFQ134」である。逆転写反応には
「Power Script(登録商標) Reverse Transcriptase、
Clontech社製」を、PCR用耐熱性酵素には「KOD PLUS、
東洋紡製」あるいは「KOD Dash、東洋紡製」を用い、添
付プロトコルに従い反応をおこなった。
【0082】PCR産物は、常法に従いプラスミドベクタ
ーに連結し、大腸菌形質転換体としてクローン化した
後、数クローンずつプラスミドを抽出し、塩基配列を決
定した。なお、得られたPCR産物のうち、鋳型として「H
uman Placenta Marathon-ReadycDNA」あるいは「Human
Lung mRNA」の逆転写産物を用いたものについてはWFZ-S
11/WFZ-A01のプライマーペアで増幅した約3.8Kbpの増幅
産物を、鋳型として「Human Lung 4 Mached Tumor cDN
A」を用いたものについてはWFZ-S01/WFZ-A02のプライマ
ーペアで増幅した約3.6Kbpの増幅産物を、プラスミドベ
クターへの連結に用いた。それぞれの増幅産物から得ら
れたクローンのうち、順に4クローン、5クローン、5ク
ローンを全塩基配列の決定に用い、順に7クローン、1ク
ローン、0クローンを部分塩基配列の決定に用いた。
ーに連結し、大腸菌形質転換体としてクローン化した
後、数クローンずつプラスミドを抽出し、塩基配列を決
定した。なお、得られたPCR産物のうち、鋳型として「H
uman Placenta Marathon-ReadycDNA」あるいは「Human
Lung mRNA」の逆転写産物を用いたものについてはWFZ-S
11/WFZ-A01のプライマーペアで増幅した約3.8Kbpの増幅
産物を、鋳型として「Human Lung 4 Mached Tumor cDN
A」を用いたものについてはWFZ-S01/WFZ-A02のプライマ
ーペアで増幅した約3.6Kbpの増幅産物を、プラスミドベ
クターへの連結に用いた。それぞれの増幅産物から得ら
れたクローンのうち、順に4クローン、5クローン、5ク
ローンを全塩基配列の決定に用い、順に7クローン、1ク
ローン、0クローンを部分塩基配列の決定に用いた。
【0083】塩基配列決定の結果、数箇所の塩基置換は
存在したが、前項で予測したWFZ-010807が完全な形で得
られた。また、数種のスプライシングバリアントも存在
したが、WFZ-010807が最も高頻度であった。このことよ
り、前項でおこなったExon予測は完全であり、新規仮想
遺伝子WFZが実在することが証明された。
存在したが、前項で予測したWFZ-010807が完全な形で得
られた。また、数種のスプライシングバリアントも存在
したが、WFZ-010807が最も高頻度であった。このことよ
り、前項でおこなったExon予測は完全であり、新規仮想
遺伝子WFZが実在することが証明された。
【0084】最も高頻度で得られた塩基配列をWFZa、WF
Zaに比べると低頻度であるがいずれの鋳型からも得られ
たスプライシングバリアントをWFZbとした。それぞれの
塩基配列は配列番号3および配列番号5に示した。WFZaの
85〜3747bpおよびWFZbの605〜3751bpにコードされる推
定アミノ酸配列を、それぞれ配列番号4および配列番号6
に示した。WFZbおよびその他の低頻度で観察されたスプ
ライシングバリアントは表2にまとめ、WFZb以外の塩基
配列が付加されたバリアントに関しては、付加された部
分の配列を、配列番号7〜11にまとめた。複数のクロー
ンより得られた塩基多型は表3にまとめた。
Zaに比べると低頻度であるがいずれの鋳型からも得られ
たスプライシングバリアントをWFZbとした。それぞれの
塩基配列は配列番号3および配列番号5に示した。WFZaの
85〜3747bpおよびWFZbの605〜3751bpにコードされる推
定アミノ酸配列を、それぞれ配列番号4および配列番号6
に示した。WFZbおよびその他の低頻度で観察されたスプ
ライシングバリアントは表2にまとめ、WFZb以外の塩基
配列が付加されたバリアントに関しては、付加された部
分の配列を、配列番号7〜11にまとめた。複数のクロー
ンより得られた塩基多型は表3にまとめた。
【0085】
【表2】
【0086】
【表3】
【0087】
【実施例3】WFZ遺伝子のノーザンハイブリダイゼーシ
ョン解析WFZ遺伝子の発現組織分布およびmRNAの解析を
行うため、ノーザンハイブリダイゼーションを行った。
ョン解析WFZ遺伝子の発現組織分布およびmRNAの解析を
行うため、ノーザンハイブリダイゼーションを行った。
【0088】プローブは、アガロースゲル電気泳動法に
より分離・精製したWFZ cDNAのNspV / Xba I消化断片
(配列番号3;WFZaの2458〜3800bp、1343bp)を用い
た。プローブDNAのラベリングは、アマシャム ファル
マシア バイオテク社の「DNALabelling Beads (-dC
TP)、Cat .No. 27-9240-01」と、「32P-dCTP、Cat .N
o. PB10205」を用いて行った。プローブに取り込まれな
かった32P-dCTPの除去は、アマシャム ファルマシア
バイオテク社の「Probe QuantTM G-50 MicroColumn
s、Cat .No .27-5335-01」により行った。各種組織由来
mRNAをブロットしたフィルターは、クローンテック社よ
り購入したHuman MTN Blot (Cat. No.7760-1, Lot. 01
00422)、Human MTN Blot II (Cat. No. 7759-1, Lot.
0090991)、Human MTN Blot III (Cat. No. 7767-1,
Lot. 0060601)を用い、ハイブリダイゼーションの条件
はクローンテック社のプロトコールに従って行った。
より分離・精製したWFZ cDNAのNspV / Xba I消化断片
(配列番号3;WFZaの2458〜3800bp、1343bp)を用い
た。プローブDNAのラベリングは、アマシャム ファル
マシア バイオテク社の「DNALabelling Beads (-dC
TP)、Cat .No. 27-9240-01」と、「32P-dCTP、Cat .N
o. PB10205」を用いて行った。プローブに取り込まれな
かった32P-dCTPの除去は、アマシャム ファルマシア
バイオテク社の「Probe QuantTM G-50 MicroColumn
s、Cat .No .27-5335-01」により行った。各種組織由来
mRNAをブロットしたフィルターは、クローンテック社よ
り購入したHuman MTN Blot (Cat. No.7760-1, Lot. 01
00422)、Human MTN Blot II (Cat. No. 7759-1, Lot.
0090991)、Human MTN Blot III (Cat. No. 7767-1,
Lot. 0060601)を用い、ハイブリダイゼーションの条件
はクローンテック社のプロトコールに従って行った。
【0089】図3で示した結果から、WFZ遺伝子は胎盤に
おいて特異的に発現していることが示された。観察され
たmRNAの大きさは約6.0Kbで、予測したWFZcDNAの全長
(WFZ-010807、配列番号1)の約5.6Kbpとほぼ一致し
た。また、WFZcDNAのクローニング過程では、種々のス
プライシングバリアントが観察されているが、本検討で
は明瞭なスプライシングバリアントは検出されなかっ
た。WFZbについてはメインの増幅産物であるWFZaと4bp
の差異しかなく検出は不可能であり、他のバリアントに
ついても差異が小さい(9〜160bp)あるいは発現頻度が
非常に少ないため、検出されなかったと考えられる。
おいて特異的に発現していることが示された。観察され
たmRNAの大きさは約6.0Kbで、予測したWFZcDNAの全長
(WFZ-010807、配列番号1)の約5.6Kbpとほぼ一致し
た。また、WFZcDNAのクローニング過程では、種々のス
プライシングバリアントが観察されているが、本検討で
は明瞭なスプライシングバリアントは検出されなかっ
た。WFZbについてはメインの増幅産物であるWFZaと4bp
の差異しかなく検出は不可能であり、他のバリアントに
ついても差異が小さい(9〜160bp)あるいは発現頻度が
非常に少ないため、検出されなかったと考えられる。
【0090】
【実施例4】WFZaのホモロジー検索
WFZaの全長アミノ酸配列を既知配列(NCBI-NRDB 2001/9
/27版)に対して解析プログラム(BLAST 2.1.2)(Alts
chul, Stephen F., Thomas L. Madden, Alejandro A. S
chaffer, Jinghui Zhang, Zheng Zhang, Webb Miller,
and David J.Lipman (1997), "Gapped BLAST and PS
I-BLAST: a new generation of protein database sear
ch programs",Nucleic Acids Res. 25:3389-3402) を
用いて検索したところ、表4に示す配列とホモロジーを
有することが明らかになった。WFZはADAMTSファミリー
と相同性を有する遺伝子であることが明らかになった。
また、PJ01256に対して同様の検索を行なうと、相同性5
5%となり、 既知のどのADAMTSファミリーよりも高い相
同性を示した。
/27版)に対して解析プログラム(BLAST 2.1.2)(Alts
chul, Stephen F., Thomas L. Madden, Alejandro A. S
chaffer, Jinghui Zhang, Zheng Zhang, Webb Miller,
and David J.Lipman (1997), "Gapped BLAST and PS
I-BLAST: a new generation of protein database sear
ch programs",Nucleic Acids Res. 25:3389-3402) を
用いて検索したところ、表4に示す配列とホモロジーを
有することが明らかになった。WFZはADAMTSファミリー
と相同性を有する遺伝子であることが明らかになった。
また、PJ01256に対して同様の検索を行なうと、相同性5
5%となり、 既知のどのADAMTSファミリーよりも高い相
同性を示した。
【0091】
【表4】
【0092】
【実施例5】 WFZaのドメイン検索
WFZaのアミノ酸配列をクエリーとし、プロファイル検索
ツール(HMMPFAM)(Sonnhammer EL, Eddy SR, Birney
E, Bateman A, Durbin Pfam: multiple sequence align
ments and HMM-profiles of protein domains. Nucleic
Acids Res 1998 Jan 1;26(1):320-322)を用いて検
索した。用いたHMMPFAMのバージョンはHMMER2.1.2(htt
p://hmmer.wustle.edu)およびPFAM6.6(http://pfam.w
ustl.edu)である。 この結果、表5に示すように、WFZ
aはReprolysinファミリープロペプチド(Pep_M12Bprope
p)およびzinc metalloproteaseドメイン(Reprolysi
n)および6つのTSP1ドメイン(tsp_1)を有することが
判明した。
ツール(HMMPFAM)(Sonnhammer EL, Eddy SR, Birney
E, Bateman A, Durbin Pfam: multiple sequence align
ments and HMM-profiles of protein domains. Nucleic
Acids Res 1998 Jan 1;26(1):320-322)を用いて検
索した。用いたHMMPFAMのバージョンはHMMER2.1.2(htt
p://hmmer.wustle.edu)およびPFAM6.6(http://pfam.w
ustl.edu)である。 この結果、表5に示すように、WFZ
aはReprolysinファミリープロペプチド(Pep_M12Bprope
p)およびzinc metalloproteaseドメイン(Reprolysi
n)および6つのTSP1ドメイン(tsp_1)を有することが
判明した。
【0093】
【表5】
【0094】
【実施例6】WFZa, PJ01256と既知ADAMTSファミリーの
アラインメント Clustalw1.81(Thompson, J.D., Higgins, D.G. and Gi
bson, T.J. (1994)CLUSTAL W: improving the sensit
ivity of progressive multiple sequence Alignment t
hrough sequence weighting, positions-specific gap
penalties andweight matrix choice. Nucleic Acids R
esearch, 22:4673-4680)を用いてWFZaおよびPJ01256と
既知のADAMTSファミリーとのアミノ酸配列のアライメン
トをおこなった(表6〜表35)。表6から表35はWF
Zaと既知のADAMTSファミリー遺伝子のアミノ酸配列をN
末端側からC末端側までアラインメントした一連の表で
ある。表中「*」はその位置で全ての配列で完全に保存
されていることを意味する。「:」はその位置で{STA},
{NEQK},{NHQK},{NDBQ},{QHRK},{MILV},{MILF},{HY},{FY
W}のグループの内のいずれかが保存されている事を意味
する。「.」はその位置で{CSA},{ATV},{SAG},{STNK},{S
TPA},{SGND},{SNDEQK},{NDEQHK},{NEQHRK}のグループの
内のいずれかが保存されている事を意味する。ADAMTSフ
ァミリーは、TSP1ドメイン、zinc metalloprotease dom
ainおよびCystein-rich region(disintegrin-like)か
らなることが知られており(M.D.Tortorella, et al Sc
ience1999,284,1664-1666, F.Vazquez et al, J. Biol.
Chem. 1999,274,23349-23357)、アライメントの結果
から、507から579アミノ酸(太字、#で印をつけた部
分)がCystein-rich region(disintegrin-like)であ
ることが判明した。この結果得られたドメインと実施例
5にて同定したドメインを表36にまとめた。
アラインメント Clustalw1.81(Thompson, J.D., Higgins, D.G. and Gi
bson, T.J. (1994)CLUSTAL W: improving the sensit
ivity of progressive multiple sequence Alignment t
hrough sequence weighting, positions-specific gap
penalties andweight matrix choice. Nucleic Acids R
esearch, 22:4673-4680)を用いてWFZaおよびPJ01256と
既知のADAMTSファミリーとのアミノ酸配列のアライメン
トをおこなった(表6〜表35)。表6から表35はWF
Zaと既知のADAMTSファミリー遺伝子のアミノ酸配列をN
末端側からC末端側までアラインメントした一連の表で
ある。表中「*」はその位置で全ての配列で完全に保存
されていることを意味する。「:」はその位置で{STA},
{NEQK},{NHQK},{NDBQ},{QHRK},{MILV},{MILF},{HY},{FY
W}のグループの内のいずれかが保存されている事を意味
する。「.」はその位置で{CSA},{ATV},{SAG},{STNK},{S
TPA},{SGND},{SNDEQK},{NDEQHK},{NEQHRK}のグループの
内のいずれかが保存されている事を意味する。ADAMTSフ
ァミリーは、TSP1ドメイン、zinc metalloprotease dom
ainおよびCystein-rich region(disintegrin-like)か
らなることが知られており(M.D.Tortorella, et al Sc
ience1999,284,1664-1666, F.Vazquez et al, J. Biol.
Chem. 1999,274,23349-23357)、アライメントの結果
から、507から579アミノ酸(太字、#で印をつけた部
分)がCystein-rich region(disintegrin-like)であ
ることが判明した。この結果得られたドメインと実施例
5にて同定したドメインを表36にまとめた。
【0095】
【表6】
【0096】
【表7】
【0097】
【表8】
【0098】
【表9】
【0099】
【表10】
【0100】
【表11】
【0101】
【表12】
【0102】
【表13】
【0103】
【表14】
【0104】
【表15】
【0105】
【表16】
【0106】
【表17】
【0107】
【表18】
【0108】
【表19】
【0109】
【表20】
【0110】
【表21】
【0111】
【表22】
【0112】
【表23】
【0113】
【表24】
【0114】
【表25】
【0115】
【表26】
【0116】
【表27】
【0117】
【表28】
【0118】
【表29】
【0119】
【表30】
【0120】
【表31】
【0121】
【表32】
【0122】
【表33】
【0123】
【表34】
【0124】
【表35】
【0125】
【表36】
【0126】
【実施例7】 WFZaのドメインごとのホモロジー検索
実施例5および6で同定したWFZaのドメインのアミノ酸
配列(表37)を既知配列に対して解析プログラム(BL
AST2.1.2)を用いて検索したところ、表38に示す配列
とホモロジーを有することが明らかになった。
配列(表37)を既知配列に対して解析プログラム(BL
AST2.1.2)を用いて検索したところ、表38に示す配列
とホモロジーを有することが明らかになった。
【0127】
【表37】
【0128】
【表38】
【0129】
【実施例8】WFZa, PJ01256および既知ADAMTSファミリ
ーの分子進化的解析 PJ01256および既知のADAMTSファミリーにWFZaを加えた1
4遺伝子のアミノ酸配列を用いて分子進化系統樹を作成
した(図4)。使用ソフトウェアはVectorNTI5.2(Info
rMax)のAlignXである。WFZaはPJ01256と最も近く、 AD
AMTS6、7、10、12で構成されるクラスターに含まれるこ
とが分かった。
ーの分子進化的解析 PJ01256および既知のADAMTSファミリーにWFZaを加えた1
4遺伝子のアミノ酸配列を用いて分子進化系統樹を作成
した(図4)。使用ソフトウェアはVectorNTI5.2(Info
rMax)のAlignXである。WFZaはPJ01256と最も近く、 AD
AMTS6、7、10、12で構成されるクラスターに含まれるこ
とが分かった。
【0130】
【発明の効果】多様な作用の原因物質となり得るADA
MTSファミリーに属する新規な物質を見いだし、生体
内におけるADAMTSファミリーに関連する物質の制
御を可能にする一手段を提供した。
MTSファミリーに属する新規な物質を見いだし、生体
内におけるADAMTSファミリーに関連する物質の制
御を可能にする一手段を提供した。
【0131】
【配列表フリーテキスト】配列番号7:新規遺伝子WF
Zスプライシングバリアント付加部分の塩基配列 配列番号8:新規遺伝子WFZスプライシングバリアン
ト付加部分の塩基配列 配列番号9:新規遺伝子WFZスプライシングバリアン
ト付加部分の塩基配列 配列番号10:新規遺伝子WFZスプライシングバリア
ント付加部分の塩基配列 配列番号11:新規遺伝子WFZスプライシングバリア
ント付加部分の塩基配列
Zスプライシングバリアント付加部分の塩基配列 配列番号8:新規遺伝子WFZスプライシングバリアン
ト付加部分の塩基配列 配列番号9:新規遺伝子WFZスプライシングバリアン
ト付加部分の塩基配列 配列番号10:新規遺伝子WFZスプライシングバリア
ント付加部分の塩基配列 配列番号11:新規遺伝子WFZスプライシングバリア
ント付加部分の塩基配列
【0132】
【配列表】
SEQUENCE LISTING
<110> MITSUBISHI PHARMA CORPORATION
<120> A novel ADAMTS family polypeptide and polynucleotide
coding it
<130> NP01-1112
<140>
<141>
<160> 11
<170> PatentIn Ver. 2.1
<210> 1
<211> 5576
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<400> 1
cggggccgcg gaaagaatgc gcgccgcccg tgcgctccgc ctgccgcgtc tggccacccg 60
cagccgccgc gtccgcacct gaccatggag tgcgccctcc tgctcgcgtg tgccttcccg 120
gctgcgggtt cgggcccgcc gaggggcctg gcgggactgg ggcgcgtggc caaggcgctc 180
cagctgtgct gcctctgctg tgcgtcggtc gccgcggcct tagccagtga cagcagcagc 240
ggcgccagcg gattaaatga tgattacgtc tttgtcacgc cagtagaagt agactcagcc 300
gggtcatata tttcacacga cattttgcac aacggcagga aaaagcgatc ggcgcagaat 360
gccagaagct ccctgcacta ccgattttca gcatttggac aggaactgca cttagaactt 420
aagccctcgg cgattttgag cagtcacttt attgtccagg tacttggaaa agatggtgct 480
tcagagactc agaaacccga ggtgcagcaa tgcttctatc agggatttat cagaaatgac 540
agctcctcct ctgtcgctgt gtctacgtgt gctggcttgt caggtttaat aaggacacga 600
aaaaatgaat tcctcatctc gccattacct cagcttctgg cccaggaaca caactacagc 660
tcccctgcgg gtcaccatcc tcacgtactg tacaaaagga cagcagagga gaagatccag 720
cggtaccgtg gctaccccgg ctctggccgg aattatcctg gttactcccc aagtcacatt 780
ccccatgcat ctcagagtcg agagacagag tatcaccatc gaaggttgca aaagcagcat 840
ttttgtggac gacgcaagaa atatgctccc aagcctccca cagaggacac ctatctaagg 900
tttgatgaat atgggagctc tgggcgaccc agaagatcag ctggaaaatc acaaaagggc 960
ctcaatgtgg aaaccctcgt ggtggcagac aagaaaatgg tggaaaagca tggcaaggga 1020
aatgtcacca catacattct cacagtaatg aacatggttt ctggcctatt taaagatggg 1080
actattggaa gtgacataaa cgtggttgtg gtgagcctaa ttcttctgga acaagaacct 1140
ggaggattat tgatcaacca tcatgcagac cagtctctga atagtttttg tcaatggcag 1200
tctgccctca ttggaaagaa tggcaagaga catgatcatg ccatcttact aacaggattt 1260
gatatttgtt cttggaagaa tgaaccatgt gacactctag ggtttgcccc catcagtgga 1320
atgtgctcta agtaccgaag ttgtaccatc aatgaggaca caggacttgg ccttgccttc 1380
accatcgctc atgagtcagg gcacaacttt ggtatgattc acgatggaga agggaatccc 1440
tgcagaaagg ctgaaggcaa tatcatgtct cccacactga ccggaaacaa tggagtgttt 1500
tcatggtctt cctgcagccg ccagtatctc aagaaattcc tcagcacacc tcaggcgggg 1560
tgtctagtgg atgagcccaa gcaagcagga cagtataaat atccggacaa actaccagga 1620
cagatttatg atgctgacac acagtgtaaa tggcaatttg gagcaaaagc caagttatgc 1680
agccttggtt ttgtgaagga tatttgcaaa tcactttggt gccaccgagt aggccacagg 1740
tgtgagacca agtttatgcc cgcagcagaa gggaccgttt gtggcttgag tatgtggtgt 1800
cggcaaggcc agtgcgtaaa gtttggggag ctcgggcccc ggcccatcca cggccagtgg 1860
tccgcctggt cgaagtggtc agaatgttcc cggacatgtg gtggaggagt caagttccag 1920
gagagacact gcaataaccc caagcctcag tatggtggct tattctgtcc aggttctagc 1980
cgtatttatc agctgtgcaa tattaaccct tgcaatgaaa atagcttgga ttttcgggct 2040
caacagtgtg cagaatataa cagcaaacct ttccgtggat ggttctacca gtggaaaccc 2100
tatacaaaag tggaagagga agatcgatgc aaactgtact gcaaggctga gaactttgaa 2160
tttttttttg caatgtccgg caaagtgaaa gatggaactc cctgctcccc aaacaaaaat 2220
gatgtttgta ttgacggggt ttgtgaacta gtgggatgtg atcatgaact aggctctaaa 2280
gcagtttcag atgcttgtgg cgtttgcaaa ggtgataatt caacttgcaa gttttataaa 2340
ggcctgtacc tcaaccagca taaagcaaat gaatattatc cggtggtcct cattccagct 2400
ggcgcccgaa gcatcgaaat ccaggagctg caggtttcct ccagttacct cgcagttcga 2460
agcctcagtc aaaagtatta cctcaccggg ggctggagca tcgactggcc tggggagttc 2520
cccttcgctg ggaccacgtt tgaataccag cgctctttca accgcccgga acgtctgtac 2580
gcgccagggc ccacaaatga gacgctggtc tttgaaattc tgatgcaagg caaaaatcca 2640
gggatagctt ggaagtatgc acttcccaag gtcatgaatg gaactccacc agccacaaaa 2700
agacctgcct atacctggag tatcgtgcag tcagagtgct ccgtctcctg tggtggaggt 2760
tacataaatg taaaggccat ttgcttgcga gatcaaaata ctcaagtcaa ttcctcattc 2820
tgcagtgcaa aaaccaagcc agtaactgag cccaaaatct gcaacgcttt ctcctgcccg 2880
gcttactgga tgccaggtga atggagtaca tgcagcaagg cctgtgctgg aggccagcag 2940
agccgaaaga tccagtgtgt gcaaaagaag cccttccaaa aggaggaagc agtgttgcat 3000
tctctctgtc cagtgagcac acccactcag gtccaagcct gcaacagcca tgcctgccct 3060
ccacaatgga gccttggacc ctggtctcag tgttccaaga cctgtggacg aggggtgagg 3120
aagcgtgaac tcctctgcaa gggctctgcc gcagaaaccc tccccgagag ccagtgtacc 3180
agtctcccca gacctgagct gcaggagggc tgtgtgcttg gacgatgccc caagaacagc 3240
cggctacagt gggtcgcttc ttcgtggagc gagtgttctg caacctgtgg tttgggtgtg 3300
aggaagaggg agatgaagtg cagcgagaag ggcttccagg gaaagctgat aactttccca 3360
gagcgaagat gccgtaatat taagaaacca aatctggact tggaagagac ctgcaaccga 3420
cgggcttgcc cagcccatcc agtgtacaac atggtagctg gatggtattc attgccgtgg 3480
cagcagtgca cagtcacctg tgggggaggg gtccagaccc ggtcagtcca ctgtgttcag 3540
caaggccggc cttcctcaag ttgtctgctc catcagaaac ctccggtgct acgagcctgt 3600
aatacaaact tctgtccagc tcctgaaaag agagaggatc catcctgcgt agatttcttc 3660
aactggtgtc acctagttcc tcagcatggt gtctgcaacc acaagtttta cggaaaacaa 3720
tgctgcaagt catgcacaag gaagatctga tcttggtgtc ctccccagca ccttagggcc 3780
aggggcttac ctttcaacct ctagagagac cagctgcctt tgagaccagg agctgagcac 3840
cgagaaccat ctgtgagctg ccgctgtgat gaaggagcct gctctgagga acagacaggt 3900
tgccagtagg cttctagctc aattccctga agcacgtggt actctgaagc acttgaaaat 3960
gggaagcgat gacaaatctg actttaaaaa aaatctttga tttgcactgt tatatgcaag 4020
aagtggtgaa tcacactgag atacgtcgat ttggggagag accccctttt gaacttcaaa 4080
gggttcaagg gcaaagacat ctgttttaaa aaggtccttt atgacttcag gtcaaagact 4140
gagactcaga actttcaaat ctggatggaa taccttgcct aactgttgcg tggagttcac 4200
agttcgacta accctgtgaa cacccaagcc aggagttcta tgagaagcca aatggtgctc 4260
gcaattgtgc ttgctgctgg actggcaagc ttcatgttat gtttatttgg tgtgcgtgtg 4320
tctttattat tttgtgtaaa ctatattctg cttatagaga gtctctgaga ctaaaattga 4380
caacttgaaa agtattccaa ggaatattat gaaaataggg caacatggac tgtttaagat 4440
ctccatgtaa ttgaaattca tgcaaggaaa caactcatag aaaagataaa tatggatgcc 4500
cttcacatgt tatcaacctc gtaacttttg gtgcttgctg aatcagtcca tgaaaagcta 4560
cagcccgctc tttgggaatg ctacataccc atttctggta tttaaaaaat atctaggagg 4620
agctaaatga caaaacacag cagtgttttg agggagaaag gaccatcatt tataatgctc 4680
tgtacatact accagagctg cttggaaaat taaaggccac ttgtggcttt ttcctaccaa 4740
ctgatacgtt taaatttgcc ctaggattga gctaacagca aaaaaaaaaa aaaaaaaaga 4800
gagaaagaaa ggagtaaaca gtggtaataa aaaaatccat ctgtcttctt gctatgttaa 4860
tattaataaa tcataatatg acaagaccct cactgaataa gagtattttc agtcatcaga 4920
agccagctgt tggtaggcat taatgagttt aaaattgttc tcaattgaaa aaacatcaca 4980
ctattttgcc aaaaccaaag taattataat actgtgtcct cctgtaattt tttgagaagt 5040
ggttataaag ggcatattta cataaattct actttattcc tcaacttctt tgatgaatgt 5100
aacccaattt tacttcttta aaaagtctca attcaagctg gattagccag ctcagcataa 5160
tcaactagac agtggtttgt taaatttagc agcatacttc gttcccattc taattaaagt 5220
catgagttct tgaatcccag agaaataatg cttaggaact tctctcaatc tgcttggctt 5280
ggcctagaga agtggccatt ttatcaacag gaaaaaaaaa aattttctct actacaaccc 5340
cgttgccttc tgaaaaacag caagttattt ctttatataa ttatcatttt attattttat 5400
ggaaaattaa tttattaatt aatagcctat tatgtgttct cacttgcttc tctaagtaat 5460
attttgagat aaaatgttga ataaaaccat ggattataga gaaaagtcaa aatatatgtg 5520
taatatttaa ttattttata agttttataa taaagtattc catttcttta tctttg 5576
<210> 2
<211> 1221
<212> PRT
<213> Homo sapiens
<400> 2
Met Glu Cys Ala Leu Leu Leu Ala Cys Ala Phe Pro Ala Ala Gly Ser
1 5 10 15
Gly Pro Pro Arg Gly Leu Ala Gly Leu Gly Arg Val Ala Lys Ala Leu
20 25 30
Gln Leu Cys Cys Leu Cys Cys Ala Ser Val Ala Ala Ala Leu Ala Ser
35 40 45
Asp Ser Ser Ser Gly Ala Ser Gly Leu Asn Asp Asp Tyr Val Phe Val
50 55 60
Thr Pro Val Glu Val Asp Ser Ala Gly Ser Tyr Ile Ser His Asp Ile
65 70 75 80
Leu His Asn Gly Arg Lys Lys Arg Ser Ala Gln Asn Ala Arg Ser Ser
85 90 95
Leu His Tyr Arg Phe Ser Ala Phe Gly Gln Glu Leu His Leu Glu Leu
100 105 110
Lys Pro Ser Ala Ile Leu Ser Ser His Phe Ile Val Gln Val Leu Gly
115 120 125
Lys Asp Gly Ala Ser Glu Thr Gln Lys Pro Glu Val Gln Gln Cys Phe
130 135 140
Tyr Gln Gly Phe Ile Arg Asn Asp Ser Ser Ser Ser Val Ala Val Ser
145 150 155 160
Thr Cys Ala Gly Leu Ser Gly Leu Ile Arg Thr Arg Lys Asn Glu Phe
165 170 175
Leu Ile Ser Pro Leu Pro Gln Leu Leu Ala Gln Glu His Asn Tyr Ser
180 185 190
Ser Pro Ala Gly His His Pro His Val Leu Tyr Lys Arg Thr Ala Glu
195 200 205
Glu Lys Ile Gln Arg Tyr Arg Gly Tyr Pro Gly Ser Gly Arg Asn Tyr
210 215 220
Pro Gly Tyr Ser Pro Ser His Ile Pro His Ala Ser Gln Ser Arg Glu
225 230 235 240
Thr Glu Tyr His His Arg Arg Leu Gln Lys Gln His Phe Cys Gly Arg
245 250 255
Arg Lys Lys Tyr Ala Pro Lys Pro Pro Thr Glu Asp Thr Tyr Leu Arg
260 265 270
Phe Asp Glu Tyr Gly Ser Ser Gly Arg Pro Arg Arg Ser Ala Gly Lys
275 280 285
Ser Gln Lys Gly Leu Asn Val Glu Thr Leu Val Val Ala Asp Lys Lys
290 295 300
Met Val Glu Lys His Gly Lys Gly Asn Val Thr Thr Tyr Ile Leu Thr
305 310 315 320
Val Met Asn Met Val Ser Gly Leu Phe Lys Asp Gly Thr Ile Gly Ser
325 330 335
Asp Ile Asn Val Val Val Val Ser Leu Ile Leu Leu Glu Gln Glu Pro
340 345 350
Gly Gly Leu Leu Ile Asn His His Ala Asp Gln Ser Leu Asn Ser Phe
355 360 365
Cys Gln Trp Gln Ser Ala Leu Ile Gly Lys Asn Gly Lys Arg His Asp
370 375 380
His Ala Ile Leu Leu Thr Gly Phe Asp Ile Cys Ser Trp Lys Asn Glu
385 390 395 400
Pro Cys Asp Thr Leu Gly Phe Ala Pro Ile Ser Gly Met Cys Ser Lys
405 410 415
Tyr Arg Ser Cys Thr Ile Asn Glu Asp Thr Gly Leu Gly Leu Ala Phe
420 425 430
Thr Ile Ala His Glu Ser Gly His Asn Phe Gly Met Ile His Asp Gly
435 440 445
Glu Gly Asn Pro Cys Arg Lys Ala Glu Gly Asn Ile Met Ser Pro Thr
450 455 460
Leu Thr Gly Asn Asn Gly Val Phe Ser Trp Ser Ser Cys Ser Arg Gln
465 470 475 480
Tyr Leu Lys Lys Phe Leu Ser Thr Pro Gln Ala Gly Cys Leu Val Asp
485 490 495
Glu Pro Lys Gln Ala Gly Gln Tyr Lys Tyr Pro Asp Lys Leu Pro Gly
500 505 510
Gln Ile Tyr Asp Ala Asp Thr Gln Cys Lys Trp Gln Phe Gly Ala Lys
515 520 525
Ala Lys Leu Cys Ser Leu Gly Phe Val Lys Asp Ile Cys Lys Ser Leu
530 535 540
Trp Cys His Arg Val Gly His Arg Cys Glu Thr Lys Phe Met Pro Ala
545 550 555 560
Ala Glu Gly Thr Val Cys Gly Leu Ser Met Trp Cys Arg Gln Gly Gln
565 570 575
Cys Val Lys Phe Gly Glu Leu Gly Pro Arg Pro Ile His Gly Gln Trp
580 585 590
Ser Ala Trp Ser Lys Trp Ser Glu Cys Ser Arg Thr Cys Gly Gly Gly
595 600 605
Val Lys Phe Gln Glu Arg His Cys Asn Asn Pro Lys Pro Gln Tyr Gly
610 615 620
Gly Leu Phe Cys Pro Gly Ser Ser Arg Ile Tyr Gln Leu Cys Asn Ile
625 630 635 640
Asn Pro Cys Asn Glu Asn Ser Leu Asp Phe Arg Ala Gln Gln Cys Ala
645 650 655
Glu Tyr Asn Ser Lys Pro Phe Arg Gly Trp Phe Tyr Gln Trp Lys Pro
660 665 670
Tyr Thr Lys Val Glu Glu Glu Asp Arg Cys Lys Leu Tyr Cys Lys Ala
675 680 685
Glu Asn Phe Glu Phe Phe Phe Ala Met Ser Gly Lys Val Lys Asp Gly
690 695 700
Thr Pro Cys Ser Pro Asn Lys Asn Asp Val Cys Ile Asp Gly Val Cys
705 710 715 720
Glu Leu Val Gly Cys Asp His Glu Leu Gly Ser Lys Ala Val Ser Asp
725 730 735
Ala Cys Gly Val Cys Lys Gly Asp Asn Ser Thr Cys Lys Phe Tyr Lys
740 745 750
Gly Leu Tyr Leu Asn Gln His Lys Ala Asn Glu Tyr Tyr Pro Val Val
755 760 765
Leu Ile Pro Ala Gly Ala Arg Ser Ile Glu Ile Gln Glu Leu Gln Val
770 775 780
Ser Ser Ser Tyr Leu Ala Val Arg Ser Leu Ser Gln Lys Tyr Tyr Leu
785 790 795 800
Thr Gly Gly Trp Ser Ile Asp Trp Pro Gly Glu Phe Pro Phe Ala Gly
805 810 815
Thr Thr Phe Glu Tyr Gln Arg Ser Phe Asn Arg Pro Glu Arg Leu Tyr
820 825 830
Ala Pro Gly Pro Thr Asn Glu Thr Leu Val Phe Glu Ile Leu Met Gln
835 840 845
Gly Lys Asn Pro Gly Ile Ala Trp Lys Tyr Ala Leu Pro Lys Val Met
850 855 860
Asn Gly Thr Pro Pro Ala Thr Lys Arg Pro Ala Tyr Thr Trp Ser Ile
865 870 875 880
Val Gln Ser Glu Cys Ser Val Ser Cys Gly Gly Gly Tyr Ile Asn Val
885 890 895
Lys Ala Ile Cys Leu Arg Asp Gln Asn Thr Gln Val Asn Ser Ser Phe
900 905 910
Cys Ser Ala Lys Thr Lys Pro Val Thr Glu Pro Lys Ile Cys Asn Ala
915 920 925
Phe Ser Cys Pro Ala Tyr Trp Met Pro Gly Glu Trp Ser Thr Cys Ser
930 935 940
Lys Ala Cys Ala Gly Gly Gln Gln Ser Arg Lys Ile Gln Cys Val Gln
945 950 955 960
Lys Lys Pro Phe Gln Lys Glu Glu Ala Val Leu His Ser Leu Cys Pro
965 970 975
Val Ser Thr Pro Thr Gln Val Gln Ala Cys Asn Ser His Ala Cys Pro
980 985 990
Pro Gln Trp Ser Leu Gly Pro Trp Ser Gln Cys Ser Lys Thr Cys Gly
995 1000 1005
Arg Gly Val Arg Lys Arg Glu Leu Leu Cys Lys Gly Ser Ala Ala Glu
1010 1015 1020
Thr Leu Pro Glu Ser Gln Cys Thr Ser Leu Pro Arg Pro Glu Leu Gln
1025 1030 1035 1040
Glu Gly Cys Val Leu Gly Arg Cys Pro Lys Asn Ser Arg Leu Gln Trp
1045 1050 1055
Val Ala Ser Ser Trp Ser Glu Cys Ser Ala Thr Cys Gly Leu Gly Val
1060 1065 1070
Arg Lys Arg Glu Met Lys Cys Ser Glu Lys Gly Phe Gln Gly Lys Leu
1075 1080 1085
Ile Thr Phe Pro Glu Arg Arg Cys Arg Asn Ile Lys Lys Pro Asn Leu
1090 1095 1100
Asp Leu Glu Glu Thr Cys Asn Arg Arg Ala Cys Pro Ala His Pro Val
1105 1110 1115 1120
Tyr Asn Met Val Ala Gly Trp Tyr Ser Leu Pro Trp Gln Gln Cys Thr
1125 1130 1135
Val Thr Cys Gly Gly Gly Val Gln Thr Arg Ser Val His Cys Val Gln
1140 1145 1150
Gln Gly Arg Pro Ser Ser Ser Cys Leu Leu His Gln Lys Pro Pro Val
1155 1160 1165
Leu Arg Ala Cys Asn Thr Asn Phe Cys Pro Ala Pro Glu Lys Arg Glu
1170 1175 1180
Asp Pro Ser Cys Val Asp Phe Phe Asn Trp Cys His Leu Val Pro Gln
1185 1190 1195 1200
His Gly Val Cys Asn His Lys Phe Tyr Gly Lys Gln Cys Cys Lys Ser
1205 1210 1215
Cys Thr Arg Lys Ile
1220
<210> 3
<211> 3815
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220>
<221> CDS
<222> (85)..(3747)
<400> 3
cggggccgcg gaaagaatgc gcgccgcccg tgcgctccgc ctgccgcgtc tggccacccg 60
cagccgccgc gtccgcacct gacc atg gag tgc gcc ctc ctg ctc gcg tgt 111
Met Glu Cys Ala Leu Leu Leu Ala Cys
1 5
gcc ttc ccg gct gcg ggt tcg ggc ccg ccg agg ggc ctg gcg gga ctg 159
Ala Phe Pro Ala Ala Gly Ser Gly Pro Pro Arg Gly Leu Ala Gly Leu
10 15 20 25
ggg cgc gtg gcc aag gcg ctc cag ctg tgc tgc ctc tgc tgt gcg tcg 207
Gly Arg Val Ala Lys Ala Leu Gln Leu Cys Cys Leu Cys Cys Ala Ser
30 35 40
gtc gcc gcg gcc tta gcc agt gac agc agc agc ggc gcc agc gga tta 255
Val Ala Ala Ala Leu Ala Ser Asp Ser Ser Ser Gly Ala Ser Gly Leu
45 50 55
aat gat gat tac gtc ttt gtc acg cca gta gaa gta gac tca gcc ggg 303
Asn Asp Asp Tyr Val Phe Val Thr Pro Val Glu Val Asp Ser Ala Gly
60 65 70
tca tat att tca cac gac att ttg cac aac ggc agg aaa aag cga tcg 351
Ser Tyr Ile Ser His Asp Ile Leu His Asn Gly Arg Lys Lys Arg Ser
75 80 85
gcg cag aat gcc aga agc tcc ctg cac tac cga ttt tca gca ttt gga 399
Ala Gln Asn Ala Arg Ser Ser Leu His Tyr Arg Phe Ser Ala Phe Gly
90 95 100 105
cag gaa ctg cac tta gaa ctt aag ccc tcg gcg att ttg agc agt cac 447
Gln Glu Leu His Leu Glu Leu Lys Pro Ser Ala Ile Leu Ser Ser His
110 115 120
ttt att gtc cag gta ctt gga aaa gat ggt gct tca gag act cag aaa 495
Phe Ile Val Gln Val Leu Gly Lys Asp Gly Ala Ser Glu Thr Gln Lys
125 130 135
ccc gag gtg cag caa tgc ttc tat cag gga ttt atc aga aat gac agc 543
Pro Glu Val Gln Gln Cys Phe Tyr Gln Gly Phe Ile Arg Asn Asp Ser
140 145 150
tcc tcc tct gtc gct gtg tct acg tgt gct ggc ttg tca ggt tta ata 591
Ser Ser Ser Val Ala Val Ser Thr Cys Ala Gly Leu Ser Gly Leu Ile
155 160 165
agg aca cga aaa aat gaa ttc ctc atc tcg cca tta cct cag ctt ctg 639
Arg Thr Arg Lys Asn Glu Phe Leu Ile Ser Pro Leu Pro Gln Leu Leu
170 175 180 185
gcc cag gaa cac aac cac agc tcc cct gcg ggt cac cat cct cac gta 687
Ala Gln Glu His Asn His Ser Ser Pro Ala Gly His His Pro His Val
190 195 200
ctg tac aaa agg aca gca gag gag aag atc cag cgg tac cgt ggc tac 735
Leu Tyr Lys Arg Thr Ala Glu Glu Lys Ile Gln Arg Tyr Arg Gly Tyr
205 210 215
ccc ggc tct ggc cgg aat tat cct ggt tac tcc cca agt cac att ccc 783
Pro Gly Ser Gly Arg Asn Tyr Pro Gly Tyr Ser Pro Ser His Ile Pro
220 225 230
cat gca tct cag agt cga gag aca gag tat cac cat cga agg ttg caa 831
His Ala Ser Gln Ser Arg Glu Thr Glu Tyr His His Arg Arg Leu Gln
235 240 245
aag cag cat ttt tgt gga cga cgc aag aaa tat gct ccc aag cct ccc 879
Lys Gln His Phe Cys Gly Arg Arg Lys Lys Tyr Ala Pro Lys Pro Pro
250 255 260 265
aca gag gac acc tat cta agg ttt gat gaa tat ggg agc tct ggg cga 927
Thr Glu Asp Thr Tyr Leu Arg Phe Asp Glu Tyr Gly Ser Ser Gly Arg
270 275 280
ccc aga aga tca gct gga aaa tca caa aag ggc ctc aat gtg gaa acc 975
Pro Arg Arg Ser Ala Gly Lys Ser Gln Lys Gly Leu Asn Val Glu Thr
285 290 295
ctc gtg gtg gca gac aag aaa atg gtg gaa aag cat ggc aag gga aat 1023
Leu Val Val Ala Asp Lys Lys Met Val Glu Lys His Gly Lys Gly Asn
300 305 310
gtc acc aca tac att ctc aca gta atg aac atg gtt tct ggc cta ttt 1071
Val Thr Thr Tyr Ile Leu Thr Val Met Asn Met Val Ser Gly Leu Phe
315 320 325
aaa gat ggg act att gga agt gac ata aac gtg gtt gtg gtg agc cta 1119
Lys Asp Gly Thr Ile Gly Ser Asp Ile Asn Val Val Val Val Ser Leu
330 335 340 345
att ctt ctg gaa caa gaa cct gga gga tta ttg atc aac cat cat gca 1167
Ile Leu Leu Glu Gln Glu Pro Gly Gly Leu Leu Ile Asn His His Ala
350 355 360
gac cag tct ctg aat agt ttt tgt caa tgg cag tct gcc ctc att gga 1215
Asp Gln Ser Leu Asn Ser Phe Cys Gln Trp Gln Ser Ala Leu Ile Gly
365 370 375
aag aat ggc aag aga cat gat cat gcc atc tta cta aca gga ttt gat 1263
Lys Asn Gly Lys Arg His Asp His Ala Ile Leu Leu Thr Gly Phe Asp
380 385 390
att tgt tct tgg aag aat gaa cca tgt gac act cta ggg ttt gcc ccc 1311
Ile Cys Ser Trp Lys Asn Glu Pro Cys Asp Thr Leu Gly Phe Ala Pro
395 400 405
atc agt gga atg tgc tct aag tac cga agt tgt acc atc aat gag gac 1359
Ile Ser Gly Met Cys Ser Lys Tyr Arg Ser Cys Thr Ile Asn Glu Asp
410 415 420 425
aca gga ctt ggc ctt gcc ttc acc atc gct cat gag tca ggg cac aac 1407
Thr Gly Leu Gly Leu Ala Phe Thr Ile Ala His Glu Ser Gly His Asn
430 435 440
ttt ggt atg att cac gac gga gaa ggg aat ccc tgc aga aag gct gaa 1455
Phe Gly Met Ile His Asp Gly Glu Gly Asn Pro Cys Arg Lys Ala Glu
445 450 455
ggc aat atc atg tct ccc aca ctg acc gga aac aat gga gtg ttt tca 1503
Gly Asn Ile Met Ser Pro Thr Leu Thr Gly Asn Asn Gly Val Phe Ser
460 465 470
tgg tct tcc tgc agc cgc cag tat ctc aag aaa ttc ctc agc aca cct 1551
Trp Ser Ser Cys Ser Arg Gln Tyr Leu Lys Lys Phe Leu Ser Thr Pro
475 480 485
cag gcg ggg tgt cta gtg gat gag ccc aag caa gca gga cag tat aaa 1599
Gln Ala Gly Cys Leu Val Asp Glu Pro Lys Gln Ala Gly Gln Tyr Lys
490 495 500 505
tat ccg gac aaa cta cca gga cag att tat gat gct gac aca cag tgt 1647
Tyr Pro Asp Lys Leu Pro Gly Gln Ile Tyr Asp Ala Asp Thr Gln Cys
510 515 520
aaa tgg caa ttt gga gca aaa gcc aag tta tgc agc ctt ggt ttt gtg 1695
Lys Trp Gln Phe Gly Ala Lys Ala Lys Leu Cys Ser Leu Gly Phe Val
525 530 535
aag gat att tgc aaa tca ctt tgg tgc cac cga gta ggc cac agg tgt 1743
Lys Asp Ile Cys Lys Ser Leu Trp Cys His Arg Val Gly His Arg Cys
540 545 550
gag acc aag ttt atg ccc gca gca gaa ggg acc gtt tgt ggc ttg agt 1791
Glu Thr Lys Phe Met Pro Ala Ala Glu Gly Thr Val Cys Gly Leu Ser
555 560 565
atg tgg tgt cgg caa ggc cag tgc gta aag ttt ggg gag ctc ggg ccc 1839
Met Trp Cys Arg Gln Gly Gln Cys Val Lys Phe Gly Glu Leu Gly Pro
570 575 580 585
cgg ccc atc cac ggc cag tgg tcc gcc tgg tcg aag tgg tca gaa tgt 1887
Arg Pro Ile His Gly Gln Trp Ser Ala Trp Ser Lys Trp Ser Glu Cys
590 595 600
tcc cgg aca tgt ggt gga gga gtc aag ttc cag gag aga cac tgc aat 1935
Ser Arg Thr Cys Gly Gly Gly Val Lys Phe Gln Glu Arg His Cys Asn
605 610 615
aac ccc aag cct cag tat ggt ggc tta ttc tgt cca ggt tct agc cgt 1983
Asn Pro Lys Pro Gln Tyr Gly Gly Leu Phe Cys Pro Gly Ser Ser Arg
620 625 630
att tat cag ctg tgc aat att aac cct tgc aat gaa aat agc ttg gat 2031
Ile Tyr Gln Leu Cys Asn Ile Asn Pro Cys Asn Glu Asn Ser Leu Asp
635 640 645
ttt cgg gct caa cag tgt gca gaa tat aac agc aaa cct ttc cgt gga 2079
Phe Arg Ala Gln Gln Cys Ala Glu Tyr Asn Ser Lys Pro Phe Arg Gly
650 655 660 665
tgg ttc tac cag tgg aaa ccc tat aca aaa gtg gaa gag gaa gat cga 2127
Trp Phe Tyr Gln Trp Lys Pro Tyr Thr Lys Val Glu Glu Glu Asp Arg
670 675 680
tgc aaa ctg tac tgc aag gct gag aac ttt gaa ttt ttt ttt gca atg 2175
Cys Lys Leu Tyr Cys Lys Ala Glu Asn Phe Glu Phe Phe Phe Ala Met
685 690 695
tcc ggc aaa gtg aaa gat gga act ccc tgc tcc cca aac aaa aat gat 2223
Ser Gly Lys Val Lys Asp Gly Thr Pro Cys Ser Pro Asn Lys Asn Asp
700 705 710
gtt tgt att gac ggg gtt tgt gaa cta gtg gga tgt gat cat gaa cta 2271
Val Cys Ile Asp Gly Val Cys Glu Leu Val Gly Cys Asp His Glu Leu
715 720 725
ggc tct aaa gca gtt tca gat gct tgt ggc gtt tgc aaa ggt gat aat 2319
Gly Ser Lys Ala Val Ser Asp Ala Cys Gly Val Cys Lys Gly Asp Asn
730 735 740 745
tca act tgc aag ttt tat aaa ggc ctg tac ctc aac cag cat aaa gca 2367
Ser Thr Cys Lys Phe Tyr Lys Gly Leu Tyr Leu Asn Gln His Lys Ala
750 755 760
aat gaa tat tat ccg gtg gtc atc att cca gct ggc gcc cga agc atc 2415
Asn Glu Tyr Tyr Pro Val Val Ile Ile Pro Ala Gly Ala Arg Ser Ile
765 770 775
gaa atc cag gag ctg cag gtt tcc tcc agt tac ctc gca gtt cga agc 2463
Glu Ile Gln Glu Leu Gln Val Ser Ser Ser Tyr Leu Ala Val Arg Ser
780 785 790
ctc agt caa aag tat tac ctc acc ggg ggc tgg agc atc gac tgg cct 2511
Leu Ser Gln Lys Tyr Tyr Leu Thr Gly Gly Trp Ser Ile Asp Trp Pro
795 800 805
ggg gag ttc ccc ttc gct ggg acc acg ttt gaa tac cag cgc tct ttc 2559
Gly Glu Phe Pro Phe Ala Gly Thr Thr Phe Glu Tyr Gln Arg Ser Phe
810 815 820 825
aac cgc ccg gaa cgt ctg tac gcg cca ggg ccc aca aat gag acg ctg 2607
Asn Arg Pro Glu Arg Leu Tyr Ala Pro Gly Pro Thr Asn Glu Thr Leu
830 835 840
gtc ttt gaa att ctg atg caa ggc aaa aat cca ggg ata gct tgg aag 2655
Val Phe Glu Ile Leu Met Gln Gly Lys Asn Pro Gly Ile Ala Trp Lys
845 850 855
tat gca ctt ccc aag gtc atg aat gga act cca cca gcc aca aaa aga 2703
Tyr Ala Leu Pro Lys Val Met Asn Gly Thr Pro Pro Ala Thr Lys Arg
860 865 870
cct gcc tat acc tgg agt atc gtg cag tca gag tgc tcc gtc tcc tgt 2751
Pro Ala Tyr Thr Trp Ser Ile Val Gln Ser Glu Cys Ser Val Ser Cys
875 880 885
ggt gga ggt tac ata aat gta aag gcc att tgc ttg cga gat caa aat 2799
Gly Gly Gly Tyr Ile Asn Val Lys Ala Ile Cys Leu Arg Asp Gln Asn
890 895 900 905
act caa gtc aat tcc tca ttc tgc agt gca aaa acc aag cca gta act 2847
Thr Gln Val Asn Ser Ser Phe Cys Ser Ala Lys Thr Lys Pro Val Thr
910 915 920
gag ccc aaa atc tgc aac gct ttc tcc tgc ccg gct tac tgg atg cca 2895
Glu Pro Lys Ile Cys Asn Ala Phe Ser Cys Pro Ala Tyr Trp Met Pro
925 930 935
ggt gaa tgg agt aca tgc agc aag gcc tgt gct gga ggc cag cag agc 2943
Gly Glu Trp Ser Thr Cys Ser Lys Ala Cys Ala Gly Gly Gln Gln Ser
940 945 950
cga aag atc cag tgt gtg caa aag aag ccc ttc caa aag gag gaa gca 2991
Arg Lys Ile Gln Cys Val Gln Lys Lys Pro Phe Gln Lys Glu Glu Ala
955 960 965
gtg ttg cat tct ctc tgt cca gtg agc aca ccc act cag gtc caa gcc 3039
Val Leu His Ser Leu Cys Pro Val Ser Thr Pro Thr Gln Val Gln Ala
970 975 980 985
tgc aac agc cat gcc tgc cct cca caa tgg agc ctt gga ccc tgg tct 3087
Cys Asn Ser His Ala Cys Pro Pro Gln Trp Ser Leu Gly Pro Trp Ser
990 995 1000
cag tgt tcc aag acc tgt gga cga ggg gtg agg aag cgt gaa ctc ctc 3135
Gln Cys Ser Lys Thr Cys Gly Arg Gly Val Arg Lys Arg Glu Leu Leu
1005 1010 1015
tgc aag ggc tct gcc gca gaa acc ctc ccc gag agc cag tgt acc agt 3183
Cys Lys Gly Ser Ala Ala Glu Thr Leu Pro Glu Ser Gln Cys Thr Ser
1020 1025 1030
ctc ccc aga cct gag ctg cag gag ggc tgt gtg ctt gga cga tgc ccc 3231
Leu Pro Arg Pro Glu Leu Gln Glu Gly Cys Val Leu Gly Arg Cys Pro
1035 1040 1045
aag aac agc cgg cta cag tgg gtc gct tct tcg tgg agc gag tgt tct 3279
Lys Asn Ser Arg Leu Gln Trp Val Ala Ser Ser Trp Ser Glu Cys Ser
1050 1055 1060 1065
gca acc tgt ggt ttg ggt gtg agg aag agg gag atg aag tgc agc gag 3327
Ala Thr Cys Gly Leu Gly Val Arg Lys Arg Glu Met Lys Cys Ser Glu
1070 1075 1080
aag ggc ttc cag gga aag ctg ata act ttc cca gag cga aga tgc cgt 3375
Lys Gly Phe Gln Gly Lys Leu Ile Thr Phe Pro Glu Arg Arg Cys Arg
1085 1090 1095
aat att aag aaa cca aat ctg gac ttg gaa gag acc tgc aac cga cgg 3423
Asn Ile Lys Lys Pro Asn Leu Asp Leu Glu Glu Thr Cys Asn Arg Arg
1100 1105 1110
gct tgc cca gcc cat cca gtg tac aac atg gta gct gga tgg tat tca 3471
Ala Cys Pro Ala His Pro Val Tyr Asn Met Val Ala Gly Trp Tyr Ser
1115 1120 1125
ttg ccg tgg cag cag tgc aca gtc acc tgt ggg gga ggg gtc cag acc 3519
Leu Pro Trp Gln Gln Cys Thr Val Thr Cys Gly Gly Gly Val Gln Thr
1130 1135 1140 1145
cgg tca gtc cac tgt gtt cag caa ggc cgg cct tcc tca agt tgt ctg 3567
Arg Ser Val His Cys Val Gln Gln Gly Arg Pro Ser Ser Ser Cys Leu
1150 1155 1160
ctc cat cag aaa cct ccg gtg cta cga gcc tgt aat aca aac ttc tgt 3615
Leu His Gln Lys Pro Pro Val Leu Arg Ala Cys Asn Thr Asn Phe Cys
1165 1170 1175
cca gct cct gaa aag aga gag gat cca tcc tgc gta gat ttc ttc aac 3663
Pro Ala Pro Glu Lys Arg Glu Asp Pro Ser Cys Val Asp Phe Phe Asn
1180 1185 1190
tgg tgt cac cta gtt cct cag cat ggt gtc tgc aac cac aag ttt tac 3711
Trp Cys His Leu Val Pro Gln His Gly Val Cys Asn His Lys Phe Tyr
1195 1200 1205
gga aaa caa tgc tgc aag tca tgc aca agg aag atc tgatcttggt 3757
Gly Lys Gln Cys Cys Lys Ser Cys Thr Arg Lys Ile
1210 1215 1220
gtcctcccca gcaccttagg gccaggggct tacctttcaa cctctagaga gaccagct 3815
<210> 4
<211> 1221
<212> PRT
<213> Homo sapiens
<400> 4
Met Glu Cys Ala Leu Leu Leu Ala Cys Ala Phe Pro Ala Ala Gly Ser
1 5 10 15
Gly Pro Pro Arg Gly Leu Ala Gly Leu Gly Arg Val Ala Lys Ala Leu
20 25 30
Gln Leu Cys Cys Leu Cys Cys Ala Ser Val Ala Ala Ala Leu Ala Ser
35 40 45
Asp Ser Ser Ser Gly Ala Ser Gly Leu Asn Asp Asp Tyr Val Phe Val
50 55 60
Thr Pro Val Glu Val Asp Ser Ala Gly Ser Tyr Ile Ser His Asp Ile
65 70 75 80
Leu His Asn Gly Arg Lys Lys Arg Ser Ala Gln Asn Ala Arg Ser Ser
85 90 95
Leu His Tyr Arg Phe Ser Ala Phe Gly Gln Glu Leu His Leu Glu Leu
100 105 110
Lys Pro Ser Ala Ile Leu Ser Ser His Phe Ile Val Gln Val Leu Gly
115 120 125
Lys Asp Gly Ala Ser Glu Thr Gln Lys Pro Glu Val Gln Gln Cys Phe
130 135 140
Tyr Gln Gly Phe Ile Arg Asn Asp Ser Ser Ser Ser Val Ala Val Ser
145 150 155 160
Thr Cys Ala Gly Leu Ser Gly Leu Ile Arg Thr Arg Lys Asn Glu Phe
165 170 175
Leu Ile Ser Pro Leu Pro Gln Leu Leu Ala Gln Glu His Asn His Ser
180 185 190
Ser Pro Ala Gly His His Pro His Val Leu Tyr Lys Arg Thr Ala Glu
195 200 205
Glu Lys Ile Gln Arg Tyr Arg Gly Tyr Pro Gly Ser Gly Arg Asn Tyr
210 215 220
Pro Gly Tyr Ser Pro Ser His Ile Pro His Ala Ser Gln Ser Arg Glu
225 230 235 240
Thr Glu Tyr His His Arg Arg Leu Gln Lys Gln His Phe Cys Gly Arg
245 250 255
Arg Lys Lys Tyr Ala Pro Lys Pro Pro Thr Glu Asp Thr Tyr Leu Arg
260 265 270
Phe Asp Glu Tyr Gly Ser Ser Gly Arg Pro Arg Arg Ser Ala Gly Lys
275 280 285
Ser Gln Lys Gly Leu Asn Val Glu Thr Leu Val Val Ala Asp Lys Lys
290 295 300
Met Val Glu Lys His Gly Lys Gly Asn Val Thr Thr Tyr Ile Leu Thr
305 310 315 320
Val Met Asn Met Val Ser Gly Leu Phe Lys Asp Gly Thr Ile Gly Ser
325 330 335
Asp Ile Asn Val Val Val Val Ser Leu Ile Leu Leu Glu Gln Glu Pro
340 345 350
Gly Gly Leu Leu Ile Asn His His Ala Asp Gln Ser Leu Asn Ser Phe
355 360 365
Cys Gln Trp Gln Ser Ala Leu Ile Gly Lys Asn Gly Lys Arg His Asp
370 375 380
His Ala Ile Leu Leu Thr Gly Phe Asp Ile Cys Ser Trp Lys Asn Glu
385 390 395 400
Pro Cys Asp Thr Leu Gly Phe Ala Pro Ile Ser Gly Met Cys Ser Lys
405 410 415
Tyr Arg Ser Cys Thr Ile Asn Glu Asp Thr Gly Leu Gly Leu Ala Phe
420 425 430
Thr Ile Ala His Glu Ser Gly His Asn Phe Gly Met Ile His Asp Gly
435 440 445
Glu Gly Asn Pro Cys Arg Lys Ala Glu Gly Asn Ile Met Ser Pro Thr
450 455 460
Leu Thr Gly Asn Asn Gly Val Phe Ser Trp Ser Ser Cys Ser Arg Gln
465 470 475 480
Tyr Leu Lys Lys Phe Leu Ser Thr Pro Gln Ala Gly Cys Leu Val Asp
485 490 495
Glu Pro Lys Gln Ala Gly Gln Tyr Lys Tyr Pro Asp Lys Leu Pro Gly
500 505 510
Gln Ile Tyr Asp Ala Asp Thr Gln Cys Lys Trp Gln Phe Gly Ala Lys
515 520 525
Ala Lys Leu Cys Ser Leu Gly Phe Val Lys Asp Ile Cys Lys Ser Leu
530 535 540
Trp Cys His Arg Val Gly His Arg Cys Glu Thr Lys Phe Met Pro Ala
545 550 555 560
Ala Glu Gly Thr Val Cys Gly Leu Ser Met Trp Cys Arg Gln Gly Gln
565 570 575
Cys Val Lys Phe Gly Glu Leu Gly Pro Arg Pro Ile His Gly Gln Trp
580 585 590
Ser Ala Trp Ser Lys Trp Ser Glu Cys Ser Arg Thr Cys Gly Gly Gly
595 600 605
Val Lys Phe Gln Glu Arg His Cys Asn Asn Pro Lys Pro Gln Tyr Gly
610 615 620
Gly Leu Phe Cys Pro Gly Ser Ser Arg Ile Tyr Gln Leu Cys Asn Ile
625 630 635 640
Asn Pro Cys Asn Glu Asn Ser Leu Asp Phe Arg Ala Gln Gln Cys Ala
645 650 655
Glu Tyr Asn Ser Lys Pro Phe Arg Gly Trp Phe Tyr Gln Trp Lys Pro
660 665 670
Tyr Thr Lys Val Glu Glu Glu Asp Arg Cys Lys Leu Tyr Cys Lys Ala
675 680 685
Glu Asn Phe Glu Phe Phe Phe Ala Met Ser Gly Lys Val Lys Asp Gly
690 695 700
Thr Pro Cys Ser Pro Asn Lys Asn Asp Val Cys Ile Asp Gly Val Cys
705 710 715 720
Glu Leu Val Gly Cys Asp His Glu Leu Gly Ser Lys Ala Val Ser Asp
725 730 735
Ala Cys Gly Val Cys Lys Gly Asp Asn Ser Thr Cys Lys Phe Tyr Lys
740 745 750
Gly Leu Tyr Leu Asn Gln His Lys Ala Asn Glu Tyr Tyr Pro Val Val
755 760 765
Ile Ile Pro Ala Gly Ala Arg Ser Ile Glu Ile Gln Glu Leu Gln Val
770 775 780
Ser Ser Ser Tyr Leu Ala Val Arg Ser Leu Ser Gln Lys Tyr Tyr Leu
785 790 795 800
Thr Gly Gly Trp Ser Ile Asp Trp Pro Gly Glu Phe Pro Phe Ala Gly
805 810 815
Thr Thr Phe Glu Tyr Gln Arg Ser Phe Asn Arg Pro Glu Arg Leu Tyr
820 825 830
Ala Pro Gly Pro Thr Asn Glu Thr Leu Val Phe Glu Ile Leu Met Gln
835 840 845
Gly Lys Asn Pro Gly Ile Ala Trp Lys Tyr Ala Leu Pro Lys Val Met
850 855 860
Asn Gly Thr Pro Pro Ala Thr Lys Arg Pro Ala Tyr Thr Trp Ser Ile
865 870 875 880
Val Gln Ser Glu Cys Ser Val Ser Cys Gly Gly Gly Tyr Ile Asn Val
885 890 895
Lys Ala Ile Cys Leu Arg Asp Gln Asn Thr Gln Val Asn Ser Ser Phe
900 905 910
Cys Ser Ala Lys Thr Lys Pro Val Thr Glu Pro Lys Ile Cys Asn Ala
915 920 925
Phe Ser Cys Pro Ala Tyr Trp Met Pro Gly Glu Trp Ser Thr Cys Ser
930 935 940
Lys Ala Cys Ala Gly Gly Gln Gln Ser Arg Lys Ile Gln Cys Val Gln
945 950 955 960
Lys Lys Pro Phe Gln Lys Glu Glu Ala Val Leu His Ser Leu Cys Pro
965 970 975
Val Ser Thr Pro Thr Gln Val Gln Ala Cys Asn Ser His Ala Cys Pro
980 985 990
Pro Gln Trp Ser Leu Gly Pro Trp Ser Gln Cys Ser Lys Thr Cys Gly
995 1000 1005
Arg Gly Val Arg Lys Arg Glu Leu Leu Cys Lys Gly Ser Ala Ala Glu
1010 1015 1020
Thr Leu Pro Glu Ser Gln Cys Thr Ser Leu Pro Arg Pro Glu Leu Gln
1025 1030 1035 1040
Glu Gly Cys Val Leu Gly Arg Cys Pro Lys Asn Ser Arg Leu Gln Trp
1045 1050 1055
Val Ala Ser Ser Trp Ser Glu Cys Ser Ala Thr Cys Gly Leu Gly Val
1060 1065 1070
Arg Lys Arg Glu Met Lys Cys Ser Glu Lys Gly Phe Gln Gly Lys Leu
1075 1080 1085
Ile Thr Phe Pro Glu Arg Arg Cys Arg Asn Ile Lys Lys Pro Asn Leu
1090 1095 1100
Asp Leu Glu Glu Thr Cys Asn Arg Arg Ala Cys Pro Ala His Pro Val
1105 1110 1115 1120
Tyr Asn Met Val Ala Gly Trp Tyr Ser Leu Pro Trp Gln Gln Cys Thr
1125 1130 1135
Val Thr Cys Gly Gly Gly Val Gln Thr Arg Ser Val His Cys Val Gln
1140 1145 1150
Gln Gly Arg Pro Ser Ser Ser Cys Leu Leu His Gln Lys Pro Pro Val
1155 1160 1165
Leu Arg Ala Cys Asn Thr Asn Phe Cys Pro Ala Pro Glu Lys Arg Glu
1170 1175 1180
Asp Pro Ser Cys Val Asp Phe Phe Asn Trp Cys His Leu Val Pro Gln
1185 1190 1195 1200
His Gly Val Cys Asn His Lys Phe Tyr Gly Lys Gln Cys Cys Lys Ser
1205 1210 1215
Cys Thr Arg Lys Ile
1220
<210> 5
<211> 3819
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220>
<221> CDS
<222> (605)..(3751)
<400> 5
cggggccgcg gaaagaatgc gcgccgcccg tgcgctccgc ctgccgcgtc tggccacccg 60
cagccgccgc gtccgcacct gaccatggag tgcgccctcc tgctcgcgtg tgccttcccg 120
gctgcgggtt cgggcccgcc gaggggcctg gcgggactgg ggcgcgtggc caaggcgctc 180
cagctgtgct gcctctgctg tgcgtcggtc gccgcggcct tagccagtga cagcagcagc 240
ggcgccagcg gattaaatga tgattacgtc tttgtcacgc cagtagaagt agactcagcc 300
gggtcatata tttcacacga cattttgcac aacggcagga aaaagcgatc ggcgcagaat 360
gccagaagct ccctgcacta ccgattttca gcatttggac aggaactgca cttagaactt 420
aagccctcgg cgattttgag cagtcacttt attgtccagg tacttggaaa agatggtgct 480
tcagagactc agaaacccga ggtgcagcaa tgcttctatc agggatttat cagaaatgac 540
agctcctcct ctgtcgctgt gtctacgtgt gctggcttgt caggtttaat aaggacacga 600
aaaa atg aat tcc tca tct cgc cat tac ctc agc ttc tgg ccc agg aac 649
Met Asn Ser Ser Ser Arg His Tyr Leu Ser Phe Trp Pro Arg Asn
1 5 10 15
aca acc aca gct ccc ctg cgg gtc acc atc ctc acg tac tgt aca aaa 697
Thr Thr Thr Ala Pro Leu Arg Val Thr Ile Leu Thr Tyr Cys Thr Lys
20 25 30
gga cag cag agg aga aga tcc agc ggt acc gtg gct acc ccg gct ctg 745
Gly Gln Gln Arg Arg Arg Ser Ser Gly Thr Val Ala Thr Pro Ala Leu
35 40 45
gcc gga att atc ctg gtt act ccc caa gtc aca ttc ccc atg cat ctc 793
Ala Gly Ile Ile Leu Val Thr Pro Gln Val Thr Phe Pro Met His Leu
50 55 60
aga gtc gag aga cag agt atc acc atc gaa ggt tgc aaa agc agc att 841
Arg Val Glu Arg Gln Ser Ile Thr Ile Glu Gly Cys Lys Ser Ser Ile
65 70 75
ttt gtg gac gac gca aga aat gta tat gct ccc aag cct ccc aca gag 889
Phe Val Asp Asp Ala Arg Asn Val Tyr Ala Pro Lys Pro Pro Thr Glu
80 85 90 95
gac acc tat cta agg ttt gat gaa tat ggg agc tct ggg cga ccc aga 937
Asp Thr Tyr Leu Arg Phe Asp Glu Tyr Gly Ser Ser Gly Arg Pro Arg
100 105 110
aga tca gct gga aaa tca caa aag ggc ctc aat gtg gaa acc ctc gtg 985
Arg Ser Ala Gly Lys Ser Gln Lys Gly Leu Asn Val Glu Thr Leu Val
115 120 125
gtg gca gac aag aaa atg gtg gaa aag cat ggc aag gga aat gtc acc 1033
Val Ala Asp Lys Lys Met Val Glu Lys His Gly Lys Gly Asn Val Thr
130 135 140
aca tac att ctc aca gta atg aac atg gtt tct ggc cta ttt aaa gat 1081
Thr Tyr Ile Leu Thr Val Met Asn Met Val Ser Gly Leu Phe Lys Asp
145 150 155
ggg act att gga agt gac ata aac gtg gtt gtg gtg agc cta att ctt 1129
Gly Thr Ile Gly Ser Asp Ile Asn Val Val Val Val Ser Leu Ile Leu
160 165 170 175
ctg gaa caa gaa cct gga gga tta ttg atc aac cat cat gca gac cag 1177
Leu Glu Gln Glu Pro Gly Gly Leu Leu Ile Asn His His Ala Asp Gln
180 185 190
tct ctg aat agt ttt tgt caa tgg cag tct gcc ctc att gga aag aat 1225
Ser Leu Asn Ser Phe Cys Gln Trp Gln Ser Ala Leu Ile Gly Lys Asn
195 200 205
ggc aag aga cat gat cat gcc atc tta cta aca gga ttt gat att tgt 1273
Gly Lys Arg His Asp His Ala Ile Leu Leu Thr Gly Phe Asp Ile Cys
210 215 220
tct tgg aag aat gaa cca tgt gac act cta ggg ttt gcc ccc atc agt 1321
Ser Trp Lys Asn Glu Pro Cys Asp Thr Leu Gly Phe Ala Pro Ile Ser
225 230 235
gga atg tgc tct aag tac cga agt tgt acc atc aat gag gac aca gga 1369
Gly Met Cys Ser Lys Tyr Arg Ser Cys Thr Ile Asn Glu Asp Thr Gly
240 245 250 255
ctt ggc ctt gcc ttc acc atc gct cat gag tca ggg cac aac ttt ggt 1417
Leu Gly Leu Ala Phe Thr Ile Ala His Glu Ser Gly His Asn Phe Gly
260 265 270
atg att cac gac gga gaa ggg aat ccc tgc aga aag gct gaa ggc aat 1465
Met Ile His Asp Gly Glu Gly Asn Pro Cys Arg Lys Ala Glu Gly Asn
275 280 285
atc atg tct ccc aca ctg acc gga aac aat gga gtg ttt tca tgg tct 1513
Ile Met Ser Pro Thr Leu Thr Gly Asn Asn Gly Val Phe Ser Trp Ser
290 295 300
tcc tgc agc cgc cag tat ctc aag aaa ttc ctc agc aca cct cag gcg 1561
Ser Cys Ser Arg Gln Tyr Leu Lys Lys Phe Leu Ser Thr Pro Gln Ala
305 310 315
ggg tgt cta gtg gat gag ccc aag caa gca gga cag tat aaa tat ccg 1609
Gly Cys Leu Val Asp Glu Pro Lys Gln Ala Gly Gln Tyr Lys Tyr Pro
320 325 330 335
gac aaa cta cca gga cag att tat gat gct gac aca cag tgt aaa tgg 1657
Asp Lys Leu Pro Gly Gln Ile Tyr Asp Ala Asp Thr Gln Cys Lys Trp
340 345 350
caa ttt gga gca aaa gcc aag tta tgc agc ctt ggt ttt gtg aag gat 1705
Gln Phe Gly Ala Lys Ala Lys Leu Cys Ser Leu Gly Phe Val Lys Asp
355 360 365
att tgc aaa tca ctt tgg tgc cac cga gta ggc cac agg tgt gag acc 1753
Ile Cys Lys Ser Leu Trp Cys His Arg Val Gly His Arg Cys Glu Thr
370 375 380
aag ttt atg ccc gca gca gaa ggg acc gtt tgt ggc ttg agt atg tgg 1801
Lys Phe Met Pro Ala Ala Glu Gly Thr Val Cys Gly Leu Ser Met Trp
385 390 395
tgt cgg caa ggc cag tgc gta aag ttt ggg gag ctc ggg ccc cgg ccc 1849
Cys Arg Gln Gly Gln Cys Val Lys Phe Gly Glu Leu Gly Pro Arg Pro
400 405 410 415
atc cac ggc cag tgg tcc gcc tgg tcg aag tgg tca gaa tgt tcc cgg 1897
Ile His Gly Gln Trp Ser Ala Trp Ser Lys Trp Ser Glu Cys Ser Arg
420 425 430
aca tgt ggt gga gga gtc aag ttc cag gag aga cac tgc aat aac ccc 1945
Thr Cys Gly Gly Gly Val Lys Phe Gln Glu Arg His Cys Asn Asn Pro
435 440 445
aag cct cag tat ggt ggc tta ttc tgt cca ggt tct agc cgt att tat 1993
Lys Pro Gln Tyr Gly Gly Leu Phe Cys Pro Gly Ser Ser Arg Ile Tyr
450 455 460
cag ctg tgc aat att aac cct tgc aat gaa aat agc ttg gat ttt cgg 2041
Gln Leu Cys Asn Ile Asn Pro Cys Asn Glu Asn Ser Leu Asp Phe Arg
465 470 475
gct caa cag tgt gca gaa tat aac agc aaa cct ttc cgt gga tgg ttc 2089
Ala Gln Gln Cys Ala Glu Tyr Asn Ser Lys Pro Phe Arg Gly Trp Phe
480 485 490 495
tac cag tgg aaa ccc tat aca aaa gtg gaa gag gaa gat cga tgc aaa 2137
Tyr Gln Trp Lys Pro Tyr Thr Lys Val Glu Glu Glu Asp Arg Cys Lys
500 505 510
ctg tac tgc aag gct gag aac ttt gaa ttt ttt ttt gca atg tcc ggc 2185
Leu Tyr Cys Lys Ala Glu Asn Phe Glu Phe Phe Phe Ala Met Ser Gly
515 520 525
aaa gtg aaa gat gga act ccc tgc tcc cca aac aaa aat gat gtt tgt 2233
Lys Val Lys Asp Gly Thr Pro Cys Ser Pro Asn Lys Asn Asp Val Cys
530 535 540
att gac ggg gtt tgt gaa cta gtg gga tgt gat cat gaa cta ggc tct 2281
Ile Asp Gly Val Cys Glu Leu Val Gly Cys Asp His Glu Leu Gly Ser
545 550 555
aaa gca gtt tca gat gct tgt ggc gtt tgc aaa ggt gat aat tca act 2329
Lys Ala Val Ser Asp Ala Cys Gly Val Cys Lys Gly Asp Asn Ser Thr
560 565 570 575
tgc aag ttt tat aaa ggc ctg tac ctc aac cag cat aaa gca aat gaa 2377
Cys Lys Phe Tyr Lys Gly Leu Tyr Leu Asn Gln His Lys Ala Asn Glu
580 585 590
tat tat ccg gtg gtc atc att cca gct ggc gcc cga agc atc gaa atc 2425
Tyr Tyr Pro Val Val Ile Ile Pro Ala Gly Ala Arg Ser Ile Glu Ile
595 600 605
cag gag ctg cag gtt tcc tcc agt tac ctc gca gtt cga agc ctc agt 2473
Gln Glu Leu Gln Val Ser Ser Ser Tyr Leu Ala Val Arg Ser Leu Ser
610 615 620
caa aag tat tac ctc acc ggg ggc tgg agc atc gac tgg cct ggg gag 2521
Gln Lys Tyr Tyr Leu Thr Gly Gly Trp Ser Ile Asp Trp Pro Gly Glu
625 630 635
ttc ccc ttc gct ggg acc acg ttt gaa tac cag cgc tct ttc aac cgc 2569
Phe Pro Phe Ala Gly Thr Thr Phe Glu Tyr Gln Arg Ser Phe Asn Arg
640 645 650 655
ccg gaa cgt ctg tac gcg cca ggg ccc aca aat gag acg ctg gtc ttt 2617
Pro Glu Arg Leu Tyr Ala Pro Gly Pro Thr Asn Glu Thr Leu Val Phe
660 665 670
gaa att ctg atg caa ggc aaa aat cca ggg ata gct tgg aag tat gca 2665
Glu Ile Leu Met Gln Gly Lys Asn Pro Gly Ile Ala Trp Lys Tyr Ala
675 680 685
ctt ccc aag gtc atg aat gga act cca cca gcc aca aaa aga cct gcc 2713
Leu Pro Lys Val Met Asn Gly Thr Pro Pro Ala Thr Lys Arg Pro Ala
690 695 700
tat acc tgg agt atc gtg cag tca gag tgc tcc gtc tcc tgt ggt gga 2761
Tyr Thr Trp Ser Ile Val Gln Ser Glu Cys Ser Val Ser Cys Gly Gly
705 710 715
ggt tac ata aat gta aag gcc att tgc ttg cga gat caa aat act caa 2809
Gly Tyr Ile Asn Val Lys Ala Ile Cys Leu Arg Asp Gln Asn Thr Gln
720 725 730 735
gtc aat tcc tca ttc tgc agt gca aaa acc aag cca gta act gag ccc 2857
Val Asn Ser Ser Phe Cys Ser Ala Lys Thr Lys Pro Val Thr Glu Pro
740 745 750
aaa atc tgc aac gct ttc tcc tgc ccg gct tac tgg atg cca ggt gaa 2905
Lys Ile Cys Asn Ala Phe Ser Cys Pro Ala Tyr Trp Met Pro Gly Glu
755 760 765
tgg agt aca tgc agc aag gcc tgt gct gga ggc cag cag agc cga aag 2953
Trp Ser Thr Cys Ser Lys Ala Cys Ala Gly Gly Gln Gln Ser Arg Lys
770 775 780
atc cag tgt gtg caa aag aag ccc ttc caa aag gag gaa gca gtg ttg 3001
Ile Gln Cys Val Gln Lys Lys Pro Phe Gln Lys Glu Glu Ala Val Leu
785 790 795
cat tct ctc tgt cca gtg agc aca ccc act cag gtc caa gcc tgc aac 3049
His Ser Leu Cys Pro Val Ser Thr Pro Thr Gln Val Gln Ala Cys Asn
800 805 810 815
agc cat gcc tgc cct cca caa tgg agc ctt gga ccc tgg tct cag tgt 3097
Ser His Ala Cys Pro Pro Gln Trp Ser Leu Gly Pro Trp Ser Gln Cys
820 825 830
tcc aag acc tgt gga cga ggg gtg agg aag cgt gaa ctc ctc tgc aag 3145
Ser Lys Thr Cys Gly Arg Gly Val Arg Lys Arg Glu Leu Leu Cys Lys
835 840 845
ggc tct gcc gca gaa acc ctc ccc gag agc cag tgt acc agt ctc ccc 3193
Gly Ser Ala Ala Glu Thr Leu Pro Glu Ser Gln Cys Thr Ser Leu Pro
850 855 860
aga cct gag ctg cag gag ggc tgt gtg ctt gga cga tgc ccc aag aac 3241
Arg Pro Glu Leu Gln Glu Gly Cys Val Leu Gly Arg Cys Pro Lys Asn
865 870 875
agc cgg cta cag tgg gtc gct tct tcg tgg agc gag tgt tct gca acc 3289
Ser Arg Leu Gln Trp Val Ala Ser Ser Trp Ser Glu Cys Ser Ala Thr
880 885 890 895
tgt ggt ttg ggt gtg agg aag agg gag atg aag tgc agc gag aag ggc 3337
Cys Gly Leu Gly Val Arg Lys Arg Glu Met Lys Cys Ser Glu Lys Gly
900 905 910
ttc cag gga aag ctg ata act ttc cca gag cga aga tgc cgt aat att 3385
Phe Gln Gly Lys Leu Ile Thr Phe Pro Glu Arg Arg Cys Arg Asn Ile
915 920 925
aag aaa cca aat ctg gac ttg gaa gag acc tgc aac cga cgg gct tgc 3433
Lys Lys Pro Asn Leu Asp Leu Glu Glu Thr Cys Asn Arg Arg Ala Cys
930 935 940
cca gcc cat cca gtg tac aac atg gta gct gga tgg tat tca ttg ccg 3481
Pro Ala His Pro Val Tyr Asn Met Val Ala Gly Trp Tyr Ser Leu Pro
945 950 955
tgg cag cag tgc aca gtc acc tgt ggg gga ggg gtc cag acc cgg tca 3529
Trp Gln Gln Cys Thr Val Thr Cys Gly Gly Gly Val Gln Thr Arg Ser
960 965 970 975
gtc cac tgt gtt cag caa ggc cgg cct tcc tca agt tgt ctg ctc cat 3577
Val His Cys Val Gln Gln Gly Arg Pro Ser Ser Ser Cys Leu Leu His
980 985 990
cag aaa cct ccg gtg cta cga gcc tgt aat aca aac ttc tgt cca gct 3625
Gln Lys Pro Pro Val Leu Arg Ala Cys Asn Thr Asn Phe Cys Pro Ala
995 1000 1005
cct gaa aag aga gag gat cca tcc tgc gta gat ttc ttc aac tgg tgt 3673
Pro Glu Lys Arg Glu Asp Pro Ser Cys Val Asp Phe Phe Asn Trp Cys
1010 1015 1020
cac cta gtt cct cag cat ggt gtc tgc aac cac aag ttt tac gga aaa 3721
His Leu Val Pro Gln His Gly Val Cys Asn His Lys Phe Tyr Gly Lys
1025 1030 1035
caa tgc tgc aag tca tgc aca agg aag atc tgatcttggt gtcctcccca 3771
Gln Cys Cys Lys Ser Cys Thr Arg Lys Ile
1040 1045
gcaccttagg gccaggggct tacctttcaa cctctagaga gaccagct 3819
<210> 6
<211> 1049
<212> PRT
<213> Homo sapiens
<400> 6
Met Asn Ser Ser Ser Arg His Tyr Leu Ser Phe Trp Pro Arg Asn Thr
1 5 10 15
Thr Thr Ala Pro Leu Arg Val Thr Ile Leu Thr Tyr Cys Thr Lys Gly
20 25 30
Gln Gln Arg Arg Arg Ser Ser Gly Thr Val Ala Thr Pro Ala Leu Ala
35 40 45
Gly Ile Ile Leu Val Thr Pro Gln Val Thr Phe Pro Met His Leu Arg
50 55 60
Val Glu Arg Gln Ser Ile Thr Ile Glu Gly Cys Lys Ser Ser Ile Phe
65 70 75 80
Val Asp Asp Ala Arg Asn Val Tyr Ala Pro Lys Pro Pro Thr Glu Asp
85 90 95
Thr Tyr Leu Arg Phe Asp Glu Tyr Gly Ser Ser Gly Arg Pro Arg Arg
100 105 110
Ser Ala Gly Lys Ser Gln Lys Gly Leu Asn Val Glu Thr Leu Val Val
115 120 125
Ala Asp Lys Lys Met Val Glu Lys His Gly Lys Gly Asn Val Thr Thr
130 135 140
Tyr Ile Leu Thr Val Met Asn Met Val Ser Gly Leu Phe Lys Asp Gly
145 150 155 160
Thr Ile Gly Ser Asp Ile Asn Val Val Val Val Ser Leu Ile Leu Leu
165 170 175
Glu Gln Glu Pro Gly Gly Leu Leu Ile Asn His His Ala Asp Gln Ser
180 185 190
Leu Asn Ser Phe Cys Gln Trp Gln Ser Ala Leu Ile Gly Lys Asn Gly
195 200 205
Lys Arg His Asp His Ala Ile Leu Leu Thr Gly Phe Asp Ile Cys Ser
210 215 220
Trp Lys Asn Glu Pro Cys Asp Thr Leu Gly Phe Ala Pro Ile Ser Gly
225 230 235 240
Met Cys Ser Lys Tyr Arg Ser Cys Thr Ile Asn Glu Asp Thr Gly Leu
245 250 255
Gly Leu Ala Phe Thr Ile Ala His Glu Ser Gly His Asn Phe Gly Met
260 265 270
Ile His Asp Gly Glu Gly Asn Pro Cys Arg Lys Ala Glu Gly Asn Ile
275 280 285
Met Ser Pro Thr Leu Thr Gly Asn Asn Gly Val Phe Ser Trp Ser Ser
290 295 300
Cys Ser Arg Gln Tyr Leu Lys Lys Phe Leu Ser Thr Pro Gln Ala Gly
305 310 315 320
Cys Leu Val Asp Glu Pro Lys Gln Ala Gly Gln Tyr Lys Tyr Pro Asp
325 330 335
Lys Leu Pro Gly Gln Ile Tyr Asp Ala Asp Thr Gln Cys Lys Trp Gln
340 345 350
Phe Gly Ala Lys Ala Lys Leu Cys Ser Leu Gly Phe Val Lys Asp Ile
355 360 365
Cys Lys Ser Leu Trp Cys His Arg Val Gly His Arg Cys Glu Thr Lys
370 375 380
Phe Met Pro Ala Ala Glu Gly Thr Val Cys Gly Leu Ser Met Trp Cys
385 390 395 400
Arg Gln Gly Gln Cys Val Lys Phe Gly Glu Leu Gly Pro Arg Pro Ile
405 410 415
His Gly Gln Trp Ser Ala Trp Ser Lys Trp Ser Glu Cys Ser Arg Thr
420 425 430
Cys Gly Gly Gly Val Lys Phe Gln Glu Arg His Cys Asn Asn Pro Lys
435 440 445
Pro Gln Tyr Gly Gly Leu Phe Cys Pro Gly Ser Ser Arg Ile Tyr Gln
450 455 460
Leu Cys Asn Ile Asn Pro Cys Asn Glu Asn Ser Leu Asp Phe Arg Ala
465 470 475 480
Gln Gln Cys Ala Glu Tyr Asn Ser Lys Pro Phe Arg Gly Trp Phe Tyr
485 490 495
Gln Trp Lys Pro Tyr Thr Lys Val Glu Glu Glu Asp Arg Cys Lys Leu
500 505 510
Tyr Cys Lys Ala Glu Asn Phe Glu Phe Phe Phe Ala Met Ser Gly Lys
515 520 525
Val Lys Asp Gly Thr Pro Cys Ser Pro Asn Lys Asn Asp Val Cys Ile
530 535 540
Asp Gly Val Cys Glu Leu Val Gly Cys Asp His Glu Leu Gly Ser Lys
545 550 555 560
Ala Val Ser Asp Ala Cys Gly Val Cys Lys Gly Asp Asn Ser Thr Cys
565 570 575
Lys Phe Tyr Lys Gly Leu Tyr Leu Asn Gln His Lys Ala Asn Glu Tyr
580 585 590
Tyr Pro Val Val Ile Ile Pro Ala Gly Ala Arg Ser Ile Glu Ile Gln
595 600 605
Glu Leu Gln Val Ser Ser Ser Tyr Leu Ala Val Arg Ser Leu Ser Gln
610 615 620
Lys Tyr Tyr Leu Thr Gly Gly Trp Ser Ile Asp Trp Pro Gly Glu Phe
625 630 635 640
Pro Phe Ala Gly Thr Thr Phe Glu Tyr Gln Arg Ser Phe Asn Arg Pro
645 650 655
Glu Arg Leu Tyr Ala Pro Gly Pro Thr Asn Glu Thr Leu Val Phe Glu
660 665 670
Ile Leu Met Gln Gly Lys Asn Pro Gly Ile Ala Trp Lys Tyr Ala Leu
675 680 685
Pro Lys Val Met Asn Gly Thr Pro Pro Ala Thr Lys Arg Pro Ala Tyr
690 695 700
Thr Trp Ser Ile Val Gln Ser Glu Cys Ser Val Ser Cys Gly Gly Gly
705 710 715 720
Tyr Ile Asn Val Lys Ala Ile Cys Leu Arg Asp Gln Asn Thr Gln Val
725 730 735
Asn Ser Ser Phe Cys Ser Ala Lys Thr Lys Pro Val Thr Glu Pro Lys
740 745 750
Ile Cys Asn Ala Phe Ser Cys Pro Ala Tyr Trp Met Pro Gly Glu Trp
755 760 765
Ser Thr Cys Ser Lys Ala Cys Ala Gly Gly Gln Gln Ser Arg Lys Ile
770 775 780
Gln Cys Val Gln Lys Lys Pro Phe Gln Lys Glu Glu Ala Val Leu His
785 790 795 800
Ser Leu Cys Pro Val Ser Thr Pro Thr Gln Val Gln Ala Cys Asn Ser
805 810 815
His Ala Cys Pro Pro Gln Trp Ser Leu Gly Pro Trp Ser Gln Cys Ser
820 825 830
Lys Thr Cys Gly Arg Gly Val Arg Lys Arg Glu Leu Leu Cys Lys Gly
835 840 845
Ser Ala Ala Glu Thr Leu Pro Glu Ser Gln Cys Thr Ser Leu Pro Arg
850 855 860
Pro Glu Leu Gln Glu Gly Cys Val Leu Gly Arg Cys Pro Lys Asn Ser
865 870 875 880
Arg Leu Gln Trp Val Ala Ser Ser Trp Ser Glu Cys Ser Ala Thr Cys
885 890 895
Gly Leu Gly Val Arg Lys Arg Glu Met Lys Cys Ser Glu Lys Gly Phe
900 905 910
Gln Gly Lys Leu Ile Thr Phe Pro Glu Arg Arg Cys Arg Asn Ile Lys
915 920 925
Lys Pro Asn Leu Asp Leu Glu Glu Thr Cys Asn Arg Arg Ala Cys Pro
930 935 940
Ala His Pro Val Tyr Asn Met Val Ala Gly Trp Tyr Ser Leu Pro Trp
945 950 955 960
Gln Gln Cys Thr Val Thr Cys Gly Gly Gly Val Gln Thr Arg Ser Val
965 970 975
His Cys Val Gln Gln Gly Arg Pro Ser Ser Ser Cys Leu Leu His Gln
980 985 990
Lys Pro Pro Val Leu Arg Ala Cys Asn Thr Asn Phe Cys Pro Ala Pro
995 1000 1005
Glu Lys Arg Glu Asp Pro Ser Cys Val Asp Phe Phe Asn Trp Cys His
1010 1015 1020
Leu Val Pro Gln His Gly Val Cys Asn His Lys Phe Tyr Gly Lys Gln
1025 1030 1035 1040
Cys Cys Lys Ser Cys Thr Arg Lys Ile
1045
<210> 7
<211> 100
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220>
<223> base sequence of the additional region of the
splicing valiant of the novel gene WFZ
<400> 7
gcaggtgccg ccgagcggag ctccgagagc gggtggcagg gggcgcccga cgccagcccc 60
gccgcgcccc tcacgcgcga tgtcaccttt tctcttgcag 100
<210> 8
<211> 27
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220>
<223> base sequence of the additional region of the
splicing valiant of the novel gene WFZ
<400> 8
gattttgttt tcttcattct gtttcag 27
<210> 9
<211> 40
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220>
<223> base sequence of the additional region in the
splicing variant of the novel gene WFZ
<400> 9
gcacatgtaa gcaaacatgt gtttgacaga ctcacatacc 40
<210> 10
<211> 9
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220>
<223> base sequence of the additional region in the
splicing valiant of the novel gene WFZ
<400> 10
cactgaaag 9
<210> 11
<211> 52
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220>
<223> base sequence of the additional region in the
splicing valiant of the novel gene WFZ
<400> 11
aagatgtgat cctggcagtc ttcactttta cacatcctgt cttggctcct ag 52
【0133】
【図1】AC010548.8およびAC025284.4からのWFZ遺伝子E
xon推定部位である。
xon推定部位である。
【図2】AC010548.8およびAC025284.4(WFZ遺伝子)の
染色体マッピングの図である。
染色体マッピングの図である。
【図3】WFZ遺伝子のノーザンハイブリダイゼーション
解析による発現組織分布図である。
解析による発現組織分布図である。
【図4】WFZa、 PJ01256および既知ADAMTSファミリーの
分子進化系統樹である。
分子進化系統樹である。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
A61K 39/395 A61K 48/00 4C085
45/00 A61P 37/02 4C086
48/00 43/00 111 4H045
A61P 37/02 C07K 16/40
43/00 111 C12N 1/15
C07K 16/40 1/19
C12N 1/15 1/21
1/19 9/64 ZNA
1/21 C12Q 1/02
5/10 1/68 Z
9/64 ZNA C12N 15/00 A
C12Q 1/02 5/00 A
1/68 A61K 37/14
(72)発明者 神さき康次
東京都中央区日本橋本町二丁目2番6号
三菱ウェルファーマ株式会社東京本社内
(72)発明者 保田慎一郎
東京都中央区日本橋本町二丁目2番6号
三菱ウェルファーマ株式会社東京本社内
(72)発明者 橋本英美
東京都中央区日本橋本町二丁目2番6号
三菱ウェルファーマ株式会社東京本社内
(72)発明者 鹿島亜季子
東京都中央区日本橋本町二丁目2番6号
三菱ウェルファーマ株式会社東京本社内
Fターム(参考) 4B024 AA01 AA11 BA14 CA04 CA11
DA06 HA11 HA17
4B050 CC03 DD07 LL01
4B063 QA13 QA18 QQ08 QQ36 QQ44
QQ52 QQ95 QR16 QR33 QR35
QR55 QR62 QR67 QR77 QS25
QS34
4B065 AA93Y AB01 BA01 CA33
CA44 CA46
4C084 AA01 AA07 AA13 AA17 BA01
BA02 BA08 BA22 BA23 CA18
CA29 DC50 NA14 ZB071
ZC022 ZC202
4C085 AA13 AA14 BB02 CC02 CC03
CC27 DD62 EE01
4C086 AA01 EA16 MA01 MA04 NA14
ZB07 ZC02 ZC20
4H045 AA10 AA11 AA20 AA30 BA10
CA40 DA75 DA89 EA20 EA50
FA74
Claims (20)
- 【請求項1】下記の群より選ばれるADAMTSファミ
リーに属するポリペプチドまたは該ポリペプチドを有す
るタンパク質; 配列表の配列番号4または配列番号6に記載のアミノ
酸配列からなるポリペプチド、 前記のポリペプチドを含有するポリペプチド、 前記のポリペプチドと少なくとも約60%のアミノ
酸配列上の相同性を有するポリペプチド、および 前記〜のアミノ酸配列において1ないし数個のア
ミノ酸の欠失、置換、付加あるいは挿入といった変異を
有するポリペプチド。 - 【請求項2】配列表の配列番号4または配列番号6に記
載のアミノ酸配列の一部を有する部分ペプチドであっ
て、少なくとも約8個の連続するアミノ酸配列を有する
ペプチド。 - 【請求項3】請求項1に記載のポリペプチドをコードす
るポリヌクレオチドまたはその相補鎖。 - 【請求項4】配列表の配列番号3または配列番号5に記
載の塩基配列からなるポリヌクレオチドまたはその相補
鎖。 - 【請求項5】請求項3または4に記載のポリヌクレオチ
ドまたはその相補鎖とストリンジェントな条件下でハイ
ブリダイゼーションするポリヌクレオチド。 - 【請求項6】請求項2に記載のペプチドをコードするポ
リヌクレオチドまたはその相補鎖。 - 【請求項7】配列表の配列番号3または配列番号5に記
載の塩基配列からなるポリヌクレオチドまたはその相補
的塩基配列の少なくとも約15個の連続する塩基配列か
らなるポリヌクレオチド。 - 【請求項8】請求項6または7に記載のポリヌクレオチ
ドまたはその相補鎖とストリンジェントな条件下でハイ
ブリダイゼーションするポリヌクレオチド。 - 【請求項9】請求項3ないし8に記載のいずれか1つの
ポリヌクレオチドまたはその相補鎖を含有する組換えベ
クター。 - 【請求項10】請求項9に記載の組換えベクターで形質
転換された形質転換体。 - 【請求項11】請求項10に記載の形質転換体を培養す
る工程を含む、請求項1または2に記載のポリペプチド
もしくは該ポリペプチドを有するタンパク質またはペプ
チドの製造方法。 - 【請求項12】請求項1または2に記載のポリペプチド
もしくは該ポリペプチドを有するタンパク質またはペプ
チドを免疫学的に認識する抗体。 - 【請求項13】少なくともADAMTSファミリーポリ
ペプチドを認識する、請求項12に記載の抗体。 - 【請求項14】請求項1に記載のポリペプチドまたは該
ポリペプチドを有するタンパク質と相互作用してその活
性を阻害もしくは促進する作用を有する化合物、および
/または請求項3ないし5に記載のいずれか1つのポリ
ヌクレオチドと相互作用してその発現を阻害もしくは促
進する作用を有する化合物のスクリーニング方法であっ
て、請求項1または2に記載のポリペプチドもしくは該
ポリペプチドを有するタンパク質またはペプチド、請求
項3ないし8に記載のいずれか1つのポリヌクレオチ
ド、請求項9に記載のベクター、請求項10に記載の形
質転換体、請求項12もしくは13に記載の抗体のうち
の少なくともいずれか1つを用いることを特徴とするス
クリーニング方法。 - 【請求項15】請求項1に記載のポリペプチドまたは該
ポリペプチドを有するタンパク質と相互作用してその活
性を阻害もしくは活性化する化合物、または請求項3な
いし5に記載のいずれか1つのポリヌクレオチドと相互
作用してその発現を阻害もしくは促進する化合物のスク
リーニング方法であって、化合物とポリペプチドまたは
タンパク質との間の相互作用を可能にする条件下で、ポ
リペプチドまたはタンパク質とスクリーニングすべき化
合物とを接触させて化合物の相互作用を評価し(かかる
相互作用はポリペプチドまたはタンパク質と化合物との
相互作用に応答した検出可能シグナルを提供し得る第2
の成分に関連したものである)、次いで、化合物とポリ
ペプチドまたはタンパク質との相互作用により生じるシ
グナルの存在または不存在または変化を検出することに
より、化合物がポリペプチドまたはタンパク質と相互作
用して、その活性を活性化または阻害するかどうかを決
定することを含む方法。 - 【請求項16】請求項14または15に記載の方法でス
クリーニングされる化合物であって、請求項1項に記載
のポリペプチドまたは該ポリペプチドを有するタンパク
質と相互作用してその活性を阻害または促進する化合物
またはその塩。 - 【請求項17】請求項14または15に記載の方法でス
クリーニングされる化合物であって、請求項3ないし5
に記載のいずれか1つのポリヌクレオチドと相互作用し
てその発現を阻害もしくは促進する化合物またはその
塩。 - 【請求項18】請求項1または2に記載のポリペプチド
もしくは該ポリペプチドを有するタンパク質またはペプ
チド、請求項3ないし請求項8に記載のいずれか1つの
ポリヌクレオチド、請求項9に記載のベクター、請求項
10に記載の形質転換体、請求項12もしくは13に記
載の抗体、または請求項16もしくは17に記載の化合
物のうちの少なくともいずれか1つを含有することを特
徴とする医薬組成物。 - 【請求項19】請求項1に記載のポリペプチドまたは該
ポリペプチドを有するタンパク質の発現または活性に関
連した疾病の診断方法であって、(a)該ポリペプチド
またはタンパク質をコードしている核酸、および/また
は(b)試料中の該ポリペプチドまたはタンパク質をマ
ーカーとして分析することを含む方法。 - 【請求項20】請求項1または2に記載のポリペプチド
もしくは該ポリペプチドを有するタンパク質またはペプ
チド、請求項3ないし8に記載のいずれか1つのポリヌ
クレオチド、または請求項12もしくは13に記載の抗
体のうちの少なくともいずれか1つを含んでなる、
(a)該ポリペプチドまたはタンパク質をコードしてい
る核酸、および/または(b)試料中の該ポリペプチド
またはタンパク質をマーカーとして分析することを含む
方法に使用する試薬キット。
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ID=19162000
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JP2001349315A Withdrawn JP2003144154A (ja) | 2001-11-14 | 2001-11-14 | 新規なadamtsファミリーポリペプチドおよびそれをコードする遺伝子 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2001
- 2001-11-14 JP JP2001349315A patent/JP2003144154A/ja not_active Withdrawn
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