JP2003143555A - テレビジョン受信機 - Google Patents

テレビジョン受信機

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JP2003143555A
JP2003143555A JP2001337650A JP2001337650A JP2003143555A JP 2003143555 A JP2003143555 A JP 2003143555A JP 2001337650 A JP2001337650 A JP 2001337650A JP 2001337650 A JP2001337650 A JP 2001337650A JP 2003143555 A JP2003143555 A JP 2003143555A
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signal
detection
line
circuit
correlation
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Application number
JP2001337650A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Gotanda
力 五反田
Hideto Nakahigashi
秀人 中東
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 斜め検出信号拡張機能による効果向上を目指
した斜め相関適応I/P変換処理装置を提供する。 【解決手段】 斜め方向の相関性を検出し最も相関性の
強い方向を検出する斜め方向検出回路と、前記斜め方向
検出回路からの検出信号に対し誤り方向の訂正を行う誤
検出訂正回路と、斜め相関領域の拡大を行う検出信号拡
張回路と、斜め相関を利用した補間信号を作成し出力す
る斜め補正回路と、映像1ライン遅延メモリからの出力
信号と前記斜め補正回路からの出力信号を切換えて出力
することにより時間軸変換を行う時間軸変換回路を備
え、誤検出に対する誤り訂正によって斜め相関性なしと
判断された画素に対し、本来の斜め相関性が最も強い方
向に検出結果を修正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、I/P変換を行う
システムに関わり、さらに詳しくは斜め方向の相関性を
利用したI/P変換処理を行う映像信号処理装置に関わ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の斜め方向の相関性を利用したI/
P変換装置の構成例を図7に示す。以下、従来の斜め方
向の相関性を利用したI/P変換装置について図7を参
照しながら説明する。図7は従来の斜め方向の相関性を
利用したI/P変換装置のブロック図である。
【0003】入力されるインターレース信号をプログレ
ッシブ信号に変換(以降I/P変換という)して出力す
るI/P変換システムにおいて、101は入力されたイ
ンターレース信号を1ライン遅延させる映像1ライン遅
延メモリ1、102は入力されたインターレース信号及
び前記映像1ライン遅延メモリ1からの出力信号から斜
め方向の相関性を検出し最も相関性の強い方向を検出す
る斜め方向検出回路である。
【0004】103は前記斜め方向検出回路からの検出
信号に対し誤り方向の訂正を行う誤検出訂正回路、10
4は前記映像1ラインメモリ1からの出力信号と入力さ
れたインターレース信号と前記誤検出訂正回路からの出
力信号とから斜め相関を利用した補間信号を作成し出力
する斜め補正回路、105は前記映像1ライン遅延メモ
リ1からの出力信号と前記斜め補正回路からの出力信号
を切換えて出力することにより時間軸変換を行う時間軸
変換回路である。
【0005】以上のように構成された従来の斜め方向の
相関性を利用したI/P変換装置について、以下その動
作を説明する。
【0006】入力されたインターレース信号X1は、映
像1ライン遅延メモリ101及び斜め方向検出回路10
2に入力される。映像1ライン遅延メモリ101では入
力されたインターレース信号を1ライン遅延させた信号
X2を斜め方向検出回路102に出力する。斜め方向検
出回路102では入力された信号X1及びX2から補間
したい画素における斜め相関性を検出し最も相関性の高
い方向を斜め方向検出信号X3として誤検出訂正回路1
03に出力する。ここで、図6を用いて斜め相関性の検
出について簡単に述べる。
【0007】図6において、ラインNoAは入力された
インターレース信号の1ライン遅延信号(X2に相
当)、ラインNoCは入力されたインターレース信号
(X1に相当)、ラインNoBはプログレッシブ変換す
る際のNoAとNoCの間の補間ラインであり、画素A
1〜A7・B4・C1〜C7はラインNoA・NoB・
NoC上の画素である。
【0008】また、方向0〜方向7は相関性を検出する
斜めの各方向である。方向の検出手法とは本発明には関
係ないので詳しい説明は省略するが、例えば各方向に存
在する画素の差分値が最小となる方向を斜め方向とする
方法などがある。図6の場合では、方向0であればA1
−C7・方向1であればA2−C6の大きさを各方向で
算出し最小値を求めその最小値が存在する方向を補間画
素(B4)の斜め方向とする方法である。
【0009】誤検出訂正回路103では、斜め方向検出
回路から出力された斜め方向検出信号に対しノイズ等に
より誤検出された可能性のあると判断した場合誤り訂正
を行う。誤り訂正の手法も本発明には関係ないので詳し
い説明は省略するが、例えば隣り合う画素の方向を元に
本画素における斜め方向の信頼性を求め誤りであると判
断した場合には相関方向を垂直方向(図6における方向
3)にするという方法がある。
【0010】斜め補正回路104では、入力されたイン
ターレース信号X1と前記映像1ライン遅延メモリ1か
らの出力信号X2から前記誤検出訂正回路からの出力信
号X4を用いて補間画素を作成し斜め補正後補間信号X
8として時間軸変換回路105に出力する。図6におい
ては補間画素B4における斜め方向検出信号が方向0で
あった場合には,その方向に存在する画素A1及びC7
を用いて補間画素B4を作成する。作成方法には例え
ば、平均法(B4=(A1+C7)/2)がある。
【0011】時間軸変換回路105では、前記映像1ラ
イン遅延メモリ1からの出力信号X2と前記斜め補正回
路104からの出力信号X8とを時間的に切換えてプロ
グレッシブ信号X9として出力する。
【0012】以上のような動作により入力されたインタ
ーレース信号X1からプログレッシブ信号X9を出力す
る斜め相関性を利用したI/P変換装置を構成してい
る。
【0013】このように従来の斜め相関性を利用したI
/P変換装置では、斜め方向の検出をした後ノイズなど
の影響によって誤検出した画素についてはラインと垂直
な方向になるように誤り訂正を行っている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な斜め相関性を利用したI/P変換装置では、ノイズ等
による誤った方向の検出結果はラインと垂直の方向に誤
り訂正されるため、誤検出による誤動作(誤った方向に
よる斜め相関性を用いた補間処理)は回避することが可
能であるが、斜め方向を示す信号が本来の斜め相関性が
最も強い方向には修正されないという課題があった。
【0015】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の映像信号処理装置は、入力されたインターレ
ース信号を1ライン遅延させる映像1ライン遅延メモリ
1と、入力されたインターレース信号及び前記映像1ラ
イン遅延メモリ1からの出力信号から斜め方向の相関性
を検出し最も相関性の強い方向を検出する斜め方向検出
回路と、前記斜め方向検出回路からの検出信号に対し誤
り方向の訂正を行う誤検出訂正回路と、前記誤検出訂正
回路からの訂正後検出信号を1ライン遅延させる1ライ
ン遅延メモリ1と、前記訂正後検出信号と前記1ライン
遅延メモリ1からの出力信号から斜め相関領域の拡大を
行う検出信号拡張回路と、前記映像1ラインメモリ1か
らの出力信号と入力されたインターレース信号と前記検
出信号拡張回路からの出力信号とから斜め相関を利用し
た補間信号を作成し出力する斜め補正回路と、前記映像
1ライン遅延メモリ1からの出力信号と前記斜め補正回
路からの出力信号を切換えて出力することにより時間軸
変換を行う時間軸変換回路を備え、前記検出信号拡張回
路では、入力される訂正後検出信号の1ライン遅延信号
X5や入力される訂正後検出信号X4の結果をもとに入
力される訂正後検出信号X4に対し本来の斜め方向に最
も相関性が強い方向に検出結果を修正することを特徴と
する。
【0016】本発明によれば、誤検出に対する誤り訂正
によって斜め相関性なしと判断された画素に対し、本来
の斜め相関性が最も強い方向に検出結果を修正すること
により、斜め相関性を用いた補間処理の効果領域を拡張
することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、入力されるインターレース信号をプログレッシブ信
号に変換(以降I/P変換という)して出力するI/P
変換システムにおいて、入力されたインターレース信号
を1ライン遅延させる映像1ライン遅延メモリ1と、入
力されたインターレース信号及び前記映像1ライン遅延
メモリ1からの出力信号から斜め方向の相関性を検出し
最も相関性の強い方向を検出する斜め方向検出回路と、
前記斜め方向検出回路からの検出信号に対し誤り方向の
訂正を行う誤検出訂正回路と、前記誤検出訂正回路から
の訂正後検出信号を1ライン遅延させる1ライン遅延メ
モリ1と、前記訂正後検出信号と前記1ライン遅延メモ
リ1からの出力信号から斜め相関領域の拡大を行う検出
信号拡張回路と、前記映像1ラインメモリ1からの出力
信号と入力されたインターレース信号と前記検出信号拡
張回路からの出力信号とから斜め相関を利用した補間信
号を作成し出力する斜め補正回路と、前記映像1ライン
遅延メモリ1からの出力信号と前記斜め補正回路からの
出力信号を切換えて出力することにより時間軸変換を行
う時間軸変換回路を備えたことを特徴としたものであ
り、前記検出信号拡張回路では、入力される訂正後検出
信号の1ライン遅延信号X5や入力される訂正後検出信
号X4の結果をもとに入力される訂正後検出信号X4に
対し本来の斜め方向に最も相関性が強い方向に検出結果
を修正することにより斜め相関性を用いた補間処理の効
果領域を拡張することが可能になるという作用を有す
る。
【0018】(実施の形態1)以下に本発明の請求項1
に記載された発明の実施の形態について図1及び図4を
用いて説明する。
【0019】図1において、11は入力されたインター
レース信号を1ライン遅延させる映像1ライン遅延メモ
リ1、12は入力されたインターレース信号及び前記映
像1ライン遅延メモリ1からの出力信号から斜め方向の
相関性を検出し最も相関性の強い方向を検出する斜め方
向検出回路、13は前記斜め方向検出回路からの検出信
号に対し誤り方向の訂正を行う誤検出訂正回路である。
【0020】14は前記誤検出訂正回路からの訂正後検
出信号を1ライン遅延させる1ライン遅延メモリ1、1
5は前記訂正後検出信号と前記1ライン遅延メモリ1か
らの出力信号から斜め相関領域の拡大を行う検出信号拡
張回路、17は前記映像1ラインメモリ1からの出力信
号と入力されたインターレース信号と前記検出信号拡張
回路からの出力信号とから斜め相関を利用した補間信号
を作成し出力する斜め補正回路である。
【0021】18は前記映像1ライン遅延メモリ1から
の出力信号と前記斜め補正回路からの出力信号を切換え
て出力することにより時間軸変換を行う時間軸変換回路
である。
【0022】以上のように構成された図1の斜め相関性
を利用したI/P変換装置について以下にその動作を説
明する。従来例と同じ動作を行う部分や本発明に直接関
連しない部分は説明を省略あるいは簡略化する。
【0023】入力されたインターレース信号X1は、映
像1ライン遅延メモリ111及び斜め方向検出回路12
に入力される。映像1ライン遅延メモリ11では入力さ
れたインターレース信号を1ライン遅延させた信号X2
を斜め方向検出回路12に出力する。斜め方向検出回路
12では入力された信号X1及びX2から補間したい画
素における斜め相関性を検出し最も相関性の高い方向を
斜め方向検出信号X3として誤検出訂正回路13に出力
する。
【0024】誤検出訂正回路13では、斜め方向検出回
路から出力された斜め方向検出信号X3に対しノイズ等
により誤検出された可能性のある信号に対し誤り訂正を
行う。
【0025】1ライン遅延メモリ114では、誤検出訂
正回路から出力された訂正後検出信号X4を1ライン遅
延させ出力する。
【0026】検出信号拡張回路15では、入力される訂
正後検出信号の1ライン遅延信号X5と入力される訂正
後検出信号X4の結果をもとに入力される訂正後検出信
号X4に対し本来の斜め方向に最も相関性が強い方向に
検出結果を修正する。
【0027】検出信号拡張回路での動作について図4を
用いてさらに詳しく説明する。図4において、ラインN
oAは入力されたインターレース信号の2ライン遅延信
号、ラインNoCは入力されたインターレース信号の1
ライン遅延信号(X2に相当)、ラインNoEは入力さ
れたインターレース信号(X1に相当)、ラインNoB
はプログレッシブ変換する際のNoAとNoCの間の補
間ラインであり、ラインNoDはプログレッシブ変換す
る際のNoCとNoEの間の補間ラインである。
【0028】画素A1〜A7・B1〜B7・C1〜C7
・D4・E1〜E7はラインNoA・NoB・NoC・
NoD・NOE上の画素である。
【0029】また、方向0〜方向7は相関性を検出する
斜めの各方向である。図4においては、補間するべき画
素はラインNoD上のD4であり、NoBはNoDに対
し1ライン前の補間ラインである。
【0030】以上の状態で図4を用いて検出信号拡張回
路の動作を説明する。補間画素D4における斜め方向検
出信号が方向3であった場合、この画素は垂直方向(方
向3)に最も斜め相関性が最も高いかあるいは誤り訂正
されたかのどちらかである。
【0031】しかし,B2の斜め方向検出信号が方向2
を示し且つB2周辺及びD4周辺の画素の斜め方向検出
信号が方向2を示している場合は、D4における方向3
という斜め方向検出信号はノイズ等による誤検出が誤り
訂正された結果であると判断することができ、本来の斜
め方向に最も相関性が強い方向は方向2である可能性が
高い。
【0032】よって、このような場合は方向3という斜
め方向検出信号を方向2に修正することによって斜め相
関性を用いた補間処理の効果領域を拡張することができ
る。ここでは斜め方向検出信号を方向2で修正する場合
について説明したが、他の方向でも同様である。
【0033】斜め補正回路17では、入力されたインタ
ーレース信号X1と前記映像1ライン遅延メモリ1から
の出力信号X2から前記検出信号拡張回路からの出力信
号X6を用いて補間画素を作成し斜め補正後補間信号X
8として時間軸変換回路18に出力する。
【0034】時間軸変換回路18では、前記映像1ライ
ン遅延メモリ1からの出力信号X2と前記斜め補正回路
17からの出力信号X8とを時間的に切換えてプログレ
ッシブ信号X9として出力する。
【0035】このようにして、誤検出に対する誤り訂正
によって斜め相関性なしと判断された画素に対し、本来
の斜め相関性が最も強い方向に検出結果を修正すること
により、斜め相関性を用いた補間処理の効果領域を拡張
することができる。
【0036】なお、以上の実施の形態1での説明は、一
例を説明したものであり、これ以外の実現方法も可能で
ある。
【0037】(実施の形態2)以下に本発明の請求項2
に記載された発明の実施の形態について図2及び図5を
用いて説明する。従来例及び実施の形態1と同じ回路及
び同じ動作を行う部分や本発明に直接関連しない部分は
説明を省略あるいは簡略化する。
【0038】図2において、14は誤検出訂正回路から
の訂正後検出信号を1ライン遅延させる1ライン遅延メ
モリ1、19は前記1ライン遅延メモリ1からの出力信
号をさらに1ライン遅延させる1ライン遅延メモリ2、
15は前記訂正後検出信号と前記1ライン遅延メモリ1
と前記1ライン遅延メモリ2からの出力信号から斜め相
関領域の拡大を行う検出信号拡張回路である。
【0039】16は前記映像1ライン遅延メモリ1から
の出力信号をさらに1ライン遅延させる映像1ライン遅
延メモリ2、17は前記映像1ラインメモリ1からの出
力信号と前記映像1ライン遅延メモリ2からの出力信号
と前記検出信号拡張回路からの出力信号とから斜め相関
を利用した補間信号を作成し出力する斜め補正回路であ
る。
【0040】以上のように構成された図2の斜め相関性
を利用したI/P変換装置について以下にその動作を説
明する。ここでは、実施の形態1と異なる部分について
のみ説明する。
【0041】検出信号拡張回路15では、入力される訂
正後検出信号の1ライン遅延信号X5及び入力される訂
正後検出信号の2ライン遅延信号X10と入力される訂
正後検出信号X4の結果をもとに入力される訂正後検出
信号の1ライン遅延信号X5に対し本来の斜め方向に最
も相関性が強い方向に検出結果を修正する。
【0042】検出信号拡張回路での動作について図5を
用いてさらに詳しく説明する。図5において、ラインN
oAは入力されたインターレース信号の3ライン遅延信
号、ラインNoCは入力されたインターレース信号の2
ライン遅延信号(X7に相当)、ラインNoEは入力さ
れたインターレース信号の1ライン遅延信号(X2に相
当)、ラインNoGは入力されたインターレース信号
(X1に相当)、ラインNoBはプログレッシブ変換す
る際のNoAとNoCの間の補間ラインであり、ライン
NoDはプログレッシブ変換する際のNoCとNoEの
間の補間ラインであり、ラインNoFはプログレッシブ
変換する際のNoEとNoGの間の補間ラインである。
画素A1〜A7・B1〜B7・C1〜C7・D4・E1
〜E7・F1〜F7・G1〜G7はラインNoA・No
B・NoC・NoD・NoE・NoF・NoG上の画素
である。この場合は、実施の形態1に対し検出信号拡張
回路の処理の重心が1ライン遅延している。
【0043】また、方向0〜方向7は相関性を検出する
斜めの各方向である。図5においては、補間するべき画
素はラインNoD上のD4であり、NoBはNoDに対
し1ライン前の補間ラインであり、NoFはNoDに対
し1ライン後の補間ラインである。
【0044】以上の状態で図5を用いて検出信号拡張回
路の動作を説明する。補間画素D4における斜め方向検
出信号が方向3であった場合、この画素は垂直方向(方
向3)に最も斜め相関性が最も高いかあるいは誤り訂正
されたかのどちらかである。
【0045】しかし,B2の斜め方向検出信号が方向2
を示し且つF6の斜め方向検出信号が方向2を示してい
る場合は、D4における方向3という斜め方向検出信号
はノイズ等による誤検出が誤り訂正された結果であると
判断することができ、本来の斜め方向に最も相関性が強
い方向は方向2である可能性が高い。
【0046】よって、このような場合は方向3という斜
め方向検出信号を方向2に修正することによって斜め相
関性を用いた補間処理の効果領域を拡張することができ
る。ここでは斜め方向検出信号を方向2で修正する場合
について説明したが、他の方向でも同様である。
【0047】映像1ライン遅延メモリ216では、映像
1ライン遅延メモリ1から出力された信号をさらに1ラ
イン遅延して斜め補正回路17に出力する。
【0048】斜め補正回路17では、前記映像1ライン
遅延メモリ2からの出力信号X7と前記映像1ライン遅
延メモリ1からの出力信号X2から前記検出信号拡張回
路からの出力信号X6を用いて補間画素を作成し斜め補
正後補間信号X8として時間軸変換回路18に出力す
る。この場合も、実施の形態1に対し斜め補正回路の処
理の重心が1ライン遅延している。
【0049】このようにして、誤検出に対する誤り訂正
によって斜め相関性なしと判断された画素に対し、本来
の斜め相関性が最も強い方向に検出結果を修正すること
により、斜め相関性を用いた補間処理の効果領域を拡張
することができる。
【0050】なお、以上の実施の形態2での説明は、一
例を説明したものであり、これ以外の実現方法も可能で
ある。
【0051】(実施の形態3)以下に本発明の請求項3
に記載された発明の実施の形態について図3を用いて説
明する。従来例及び実施の形態1及び実施の形態2と同
じ回路及び同じ動作を行う部分や本発明に直接関連しな
い部分は説明を省略あるいは簡略化する。
【0052】図3において、13は訂正後検出信号に加
え誤検出訂正を行った画素の場所情報を出力する誤検出
訂正回路、15は前記誤検出訂正回路からの訂正後検出
信号を1ライン遅延させる1ライン遅延メモリ1と、前
記誤検出訂正からの訂正後検出信号及び誤検出訂正画素
情報と前記1ライン遅延メモリ1からの出力信号から斜
め相関領域の拡大を行う検出信号拡張回路である。
【0053】以上のように構成された図3の斜め相関性
を利用したI/P変換装置について以下にその動作を説
明する。ここでは、実施の形態1及び実施の形態2と異
なる部分についてのみ説明する。
【0054】検出信号拡張回路15では、入力される訂
正後検出信号の1ライン遅延信号X5及び入力される誤
検出訂正画素情報X11の結果をもとに入力される訂正
後検出信号X4に対し本来の斜め方向に最も相関性が強
い方向に検出結果を修正する。
【0055】具体的には、入力される誤検出訂正画素情
報X11において誤検出訂正が行われたと判断できる補
間画素についてのみ、入力される訂正後検出信号の1ラ
イン遅延信号X5を用いて入力される訂正後検出信号X
4に対し本来の斜め方向に最も相関性が強い方向に検出
結果を修正する。
【0056】このようにして、誤検出に対する誤り訂正
によって斜め相関性なしと判断された画素に対し、本来
の斜め相関性が最も強い方向に検出結果を修正すること
により、斜め相関性を用いた補間処理の効果領域を拡張
することができる。
【0057】
【発明の効果】以上のように本発明の映像信号処理装置
によれば、誤検出に対する誤り訂正によって斜め相関性
なしと判断された画素に対し、本来の斜め相関性が最も
強い方向に検出結果を修正することにより、斜め相関性
を用いた補間処理の効果領域を拡張することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における請求項1記載の映像信号処理装
置のブロック図
【図2】本発明における請求項2記載の映像信号処理装
置のブロック図
【図3】本発明における請求項3記載の映像信号処理装
置のブロック図
【図4】本発明の一実施の形態における斜め相関補間処
理領域の拡大の一例を示す図
【図5】本発明の一実施の形態における斜め相関補間処
理領域の拡大の一例を示す図
【図6】従来の斜め方向の相関性を検出する一例を示す
【図7】従来の斜め方向の相関性を利用したI/P変換
装置のブロック図
【符号の説明】
11 映像1ライン遅延メモリ1 12 斜め方向検出回路 13 誤検出訂正回路 14 1ライン遅延メモリ1 15 検出信号拡張回路 16 映像1ライン遅延メモリ2 17 斜め補正回路 18 時間軸変換回路 19 1ライン遅延メモリ2 101 映像1ライン遅延メモリ1 102 斜め方向検出回路 103 誤検出訂正回路 104 斜め補正回路 105 時間軸変換回路 X1 インターレース信号 X2 映像1ライン遅延信号 X3 斜め方向検出信号 X4 訂正後検出信号 X5 訂正後1ライン遅延信号 X6 拡張後検出信号 X7 映像2ライン遅延信号 X8 斜め補正後補間信号 X9 プログレッシブ信号 X10 訂正後2ライン遅延信号 X11 誤検出訂正画素情報

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されるインターレース信号をプログ
    レッシブ信号に変換(以降I/P変換という)して出力
    するI/P変換システムにおいて、入力されたインター
    レース信号を1ライン遅延させる映像1ライン遅延メモ
    リ1と、入力されたインターレース信号及び前記映像1
    ライン遅延メモリ1からの出力信号から斜め方向の相関
    性を検出し最も相関性の強い方向を検出する斜め方向検
    出回路と、前記斜め方向検出回路からの検出信号に対し
    誤り方向の訂正を行う誤検出訂正回路と、前記誤検出訂
    正回路からの訂正後検出信号を1ライン遅延させる1ラ
    イン遅延メモリ1と、前記訂正後検出信号と前記1ライ
    ン遅延メモリ1からの出力信号から斜め相関領域の拡大
    を行う検出信号拡張回路と、前記映像1ラインメモリ1
    からの出力信号と入力されたインターレース信号と前記
    検出信号拡張回路からの出力信号とから斜め相関を利用
    した補間信号を作成し出力する斜め補正回路と、前記映
    像1ライン遅延メモリ1からの出力信号と前記斜め補正
    回路からの出力信号を切換えて出力することにより時間
    軸変換を行う時間軸変換回路を備えることを特徴とする
    映像信号処理装置。
  2. 【請求項2】 入力されるインターレース信号をプログ
    レッシブ信号に変換(以降I/P変換という)して出力
    するI/P変換システムにおいて、誤検出訂正回路から
    の訂正後検出信号を1ライン遅延させる1ライン遅延メ
    モリ1と、前記1ライン遅延メモリ1からの出力信号を
    さらに1ライン遅延させる1ライン遅延メモリ2と、前
    記訂正後検出信号と前記1ライン遅延メモリ1と前記1
    ライン遅延メモリ2からの出力信号から斜め相関領域の
    拡大を行う検出信号拡張回路と、前記映像1ライン遅延
    メモリ1からの出力信号をさらに1ライン遅延させる映
    像1ライン遅延メモリ2と、前記映像1ラインメモリ1
    からの出力信号と前記映像1ライン遅延メモリ2からの
    出力信号と前記検出信号拡張回路からの出力信号とから
    斜め相関を利用した補間信号を作成し出力する斜め補正
    回路を備えることを特徴とする請求項1記載の映像信号
    処理装置。
  3. 【請求項3】 入力されるインターレース信号をプログ
    レッシブ信号に変換(以降I/P変換という)して出力
    するI/P変換システムにおいて、訂正後検出信号に加
    え誤検出訂正を行った画素の場所情報を出力する誤検出
    訂正回路と、前記誤検出訂正回路からの訂正後検出信号
    を1ライン遅延させる1ライン遅延メモリ1と、前記誤
    検出訂正からの訂正後検出信号及び誤検出訂正画素情報
    と前記1ライン遅延メモリ1からの出力信号から斜め相
    関領域の拡大を行う検出信号拡張回路を備えることを特
    徴とする請求項1記載の映像信号処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008166872A (ja) * 2006-12-26 2008-07-17 Fujitsu Ltd 補間方法を決定するプログラム、装置、および方法
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