JP2003142615A - ハーメチックシールカバーの製造方法 - Google Patents

ハーメチックシールカバーの製造方法

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JP2003142615A
JP2003142615A JP2001336144A JP2001336144A JP2003142615A JP 2003142615 A JP2003142615 A JP 2003142615A JP 2001336144 A JP2001336144 A JP 2001336144A JP 2001336144 A JP2001336144 A JP 2001336144A JP 2003142615 A JP2003142615 A JP 2003142615A
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seal cover
brazing material
cut
plated
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Chiyuu Inoue
注 井上
Nobumoto Mori
伸幹 森
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/15Details of package parts other than the semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/161Cap
    • H01L2924/1615Shape
    • H01L2924/16195Flat cap [not enclosing an internal cavity]

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Abstract

(57)【要約】 【課題】安価であって効率的に大量生産することの可能
な半導体装置用のハーメチックシールカバーの製造方法
を提供すること。 【解決手段】第1の方法は、ロウ材とシールカバー材と
を、ロウ材の融点より20〜50℃低い温度に加温した
加圧ロールによって熱圧着させる。その後、プレス機に
よって製品サイズに打ち抜き、一回の打ち抜き工程によ
ってハーメチックシールカバーを複数個得る。第2の方
法は、ロウ材とシールカバー材とを熱圧着してから製品
幅に切断したコイル材とする。また、第3の方法は、逆
に、ロウ材とシールカバー材とを製品幅に切断したコイ
ル材としておいてから熱圧着する。そして、第2,第3
の方法は、その後、製品幅の切断と熱圧着とが行われた
コイル材を、製品の長さ寸法に合わせてカッティング
し、ハーメチックシールカバーを得るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に半導体装置の
製作に好適なハーメチックシールカバーの製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】半導体パッケージの一種にセラミックパ
ッケージというのがある。そこで、そのセラミックパッ
ケージの構成と従来の製造方法とを、図4〜図7を用い
て簡単に説明する。先ず、図4及び図5に示されている
セラミック基板1は、実際には、下層板,中間板,上層
板の三つの板が一体化された構造をしていて、下層板
は、中央部に半導体素子接合用のメタライズ層を有して
おり、中間板は、その表面にリードパターンが形成され
ていると共に、中央部に開口を有しており、上層板は、
上記リードパターンのリードの内側先端部が露出する大
きさの開口を有している。
【0003】また、セラミック基板1は、平面形状がほ
ぼ長方形をしていて、その長辺の側部に、上記リードパ
ターンのリードの外側先端に接合された金属リード2が
設けられている。そして、上記上層板の表面の開口周囲
部には、メタライズ層3が形成されているが、そのメタ
ライズ層3と上記リードパターンは、通常Mo―Mn系
の導電ペーストで形成され、それらと金属リード2には
金メッキが施されている。
【0004】次に、このセラミック基板1に対する半導
体素子4のパッケージング工程を説明するが、この種の
パッケージング工程は、通常、ハーメチックシール工程
と言われている。先ず、図5に示すように、半導体素子
4を、中央部の開口内において、上記半導体素子接合用
メタライズ層を介して下層板に接合し、半導体素子4の
電極と上記リードの内側先端部とを細いコネクター線で
結合した後、メタライズ層3の上にロウ材5付きシール
カバー6を載せ、ロウ材5の融点以上に加熱し、後冷却
することによって、シールカバー6をセラミック基板1
にロウ付けしている。
【0005】図6は、従来のハーメチックシールカバ
ー、即ち上記のロウ材5付きシールカバー6の製造工程
を示したものである。先ず、ロウ材5は、圧延材料に金
メッキを施してから、プレス機を用いた打ち抜きによっ
て所定の製品サイズに成形加工される。シールカバー6
は、圧延材料に、ロウ材5が熱圧着される側にのみ金メ
ッキを施してから、プレス機を用いた打ち抜きによって
所定の製品サイズに成形加工される。また、図7に示さ
れているダミー材7は、圧延材料から、プレス機を用い
た打ち抜きによって所定の製品サイズに成形加工され
る。そして、それらのロウ材5,シールカバー6,ダミ
ー材7を、図7に示した順番に積載整列させ、一定荷重
を加えながら特定雰囲気において、ロウ材5の融点以下
の温度に加熱し冷却するという熱圧着法を用いて接合
し、ダミー材7を取り除くためのばらし工程を経て上記
のロウ材5付きシールカバー6を得ている。
【0006】そして、上記のロウ材5としては、一般的
に金錫合金ロウ,鉛錫合金ロウなどが用いられ、シール
カバー6の材質としては、一般的に鉄ニッケル合金,コ
バール系合金,銅又は銅合金,セラミック等が用いら
れ、ダミー材7としては、コバール合金が用いられてい
る。また、ロウ材5とシールカバー6の接合方法として
は、上記の熱圧着法のほかに、溶融法、圧接法、スポッ
ト溶接法なども知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の熱圧
着法によるハーメチックシールカバーの製造工程におい
ては、ロウ材5は、プレス機を用いた打ち抜きによって
所定の寸法に成形加工されるため、収率が極めて低く、
また、打ち抜き残りからは有価金属を回収する必要があ
るため、非常にコスト高になるという問題点がある。ま
た、ロウ材5とシールカバー6の接合は、ロウ材5,シ
ールカバー6,ダミー材7を積載整列させ、一定荷重を
加えながら特定雰囲気においてロウ材の融点以下の温度
に加熱し冷却するものであるから、ダミー材7を用意し
ておかなければならず、また、積載整列のためや加熱・
冷却にかなりの時間を要するという問題点がある。
【0008】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、その目的とするところは、安
価であって効率的に大量生産することの可能なハーメチ
ックシールカバーの製造方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、ロウ材とシールカバー材とを、前記ロ
ウ材の融点よりも20〜50℃低い温度に加温した加圧
ロールによって熱圧着する。その場合、ロウ材を熱圧着
するシールカバー材の面に、予め金メッキを施しておく
のが望ましい。また、熱圧着時に加圧ロール付近を脱酸
化雰囲気にしておくと好適である。
【0010】本発明においては、ロウ材とシールカバー
材とを、加温した加圧ロールによって熱圧着した後に、
プレス機による打ち抜きによって製品サイズに加工する
ことが望ましい。また、ロウ材とシールカバーとを、加
温した加圧ロールによって熱圧着した後に、製品幅に切
断したコイル材としておき、それを所定の長さ寸法にカ
ッティングするようにしてもよいし、ロウ材とシールカ
バー材とを、製品幅に切断した後に、加温した加圧ロー
ラによって熱圧着したコイル材としておき、それを所定
の長さ寸法にカッティングするようにしてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図1〜図
3を用いて説明する。尚、図1は、本発明によって製作
されたハーメチックシールカバーを用いた半導体装置の
一例を示す断面図である。また、図2は、本発明のハー
メチックシールカバーの製造工程を示す流れ図であり、
図3は、本発明によって製作されたハーメチックシール
カバーの断面図である。そして、図1及び図3において
は、一部形態が異なるものの、上記の図4,図5,図7
において用いた符合をそのまま採用している。
【0012】先ず、図1に示されているセラミック基板
1は、上記の図4及び図5に記載のセラミック基板1と
全く同じ構成をしている。また、そのような構成のセラ
ミック基板1に半導体素子4を組み付ける工程も同じで
ある。従って、それらについての説明は、重複を避ける
ために省略する。そして、半導体素子4が組み付けられ
た後、本発明のハーメチックシールカバーが、メタライ
ズ層3の上にロウ材5を下に向けて載せられ、ロウ材5
の融点以上に加熱し、後冷却して融着されている。
【0013】そこで、本発明のハーメチックシールカバ
ーの製造工程を、図2を用いて説明する。先ず、圧延さ
れたロウ材の両面に金メッキを施しておく。他方、圧延
されたシールカバー材には、ロウ材が熱圧着される面に
のみ金メッキを施しておく。その後、ロウ材とシールカ
バー材とを重ねておいて加工することになるが、その加
工方法は、次の三つのうちのどれかを選択することにな
る。
【0014】先ず、最初の加工方法は、ロウ材とシール
カバー材とを重ね、ロウ材の融点よりも20〜50℃低
い温度に加温した加圧ロールによって、両者を熱圧着さ
せる。この熱圧着方法は、後述する二つの加工方法の場
合も同じである。そして、その後、プレス機によって製
品サイズに打ち抜き、一回の打ち抜き工程によって、図
3に示すようなハーメチックシールカバーを複数個得る
ようにする。
【0015】第2の加工方法は、ロウ材とシールカバー
材とを重ねておいて、上記のようにして熱圧着した後、
製品幅に切断したコイル材とする。また、第3の加工方
法は、逆に、ロウ材とシールカバー材とを重ねておき、
製品幅に切断してコイル材としておいてから熱圧着す
る。従って、第2,第3の方法は、製品幅の切断と熱圧
着とが行われた段階では、コイル材となっているから、
その後は、製品の長さ寸法に合わせてカッティングし、
図3に示すようなハーメチックシールカバーを得るよう
にする。
【0016】尚、本発明で使用できるロウ材5の材質は
多岐にわたるが、ハーメチックシール工程における低融
点化という点では、特に鉛錫合金と金錫合金が優れてお
り、そのうち、経済性では鉛錫合金が特に優れ、ロウ付
けの信頼性では金錫合金が特に優れている。また、シー
ルカバー6の材料としては、ニッケル材を両側に圧接し
たコバール合金,42アロイ合金,コバール合金のいず
れかに片面に金メッキを施したものを使用するが、42
アロイ合金又はコバール合金を使用した場合は加工性と
経済性に優れ、ニッケル材を両側に圧接したコバール合
金を使用した場合は、耐酸化性に優れたものとなる。
【0017】このような本発明の製造方法によれば、加
圧ロールを、使用するロウ材の融点より20〜50℃低
い温度に加温するので、シールカバー6へのロウ材5の
接合力が増加し、信頼性に優れている。また、その場
合、加圧ロール付近が大気中であっても何ら問題はない
が、脱酸化雰囲気にすると、ロウ材の表面酸化によるヌ
レ不良への信頼性が特に向上する。
【0018】また、本発明によれば、所定の製品サイズ
に加工する前に、ロウ材とシールカバー料とを、加温し
た加圧ロールにより熱圧着させるので、熱圧着時に従来
必要とされていた上記のような積載整列工程が省力で
き、経済性に優れたものとなる。
【0019】また、本発明によれば、加温した加圧ロー
ルによって熱圧着してから製品幅に切断するようにした
場合は、熱圧着と切断の工数をそれぞれ削減することが
でき、経済性に優れたものとなる。また、製品幅に切断
した後、加温した加圧ローラによって熱圧着するように
した場合は、有価金属の回収が効果的であり、やはり経
済性に優れたものになる。
【0020】更に、本発明によれば、ロウ材とコイル材
とを、加温した加圧ロールによって熱圧着された製品幅
のコイル材に加工しておいてから、それを製品の長さ寸
法にカッティングしていくようにした場合、従来のよう
に、熱圧着する前にロウ材5とシールカバー6をそれぞ
れ所定の寸法に加工しておく場合に比較して、打ち抜き
残りを減少させることができるなど、収率向上を図るこ
とが可能になる。
【0021】
【実施例】次に、表1を参照しながら本発明の実施例1
〜15を説明する。表 1
【0022】[実施例1]両面に厚さ10μmのニッケ
ル材を圧接した厚さ0.25mmのコバール合金に対
し、厚さ0.1μmの金メッキを片面に施した後、その
金メッキを施した面側に、両面に金メッキを施した錫2
0%含有の金錫共晶合金を重ね、235℃に加温した加
圧ロールにて熱圧着した。そして、このようにして得ら
れたフォイルを、2.85mm角の板状にコバール合金
側から打ち抜き、ハーメチックシールカバーを50個作
製した。次に、それらのハーメチックシールカバーを用
いて連続炉により窒素雰囲気中にて最高温度320℃で
パッケージに封止した。そして、その封止した50個の
パッケージを用いて、0.45MPaで2時間のヘリウ
ムリーク試験を行ったが、その結果は、リーク不良がな
かった。
【0023】[実施例2]両面に厚さ10μmのニッケ
ル材を圧接した厚さ0.25mmのコバール合金のコイ
ル材に対し、厚さ0.1μmの金メッキを片面に施した
後、2.85mm幅に切断し、その金メッキを施した面
側に、2.85幅に切断され両面に金メッキを施した錫
20%含有の金錫共晶合金を重ね、245℃に加温した
加圧ロールにて熱圧着した。そして、このようにして得
られたフォイルをコバール合金側から打ち抜き切断し、
2.85mm角の板状のハーメチックシールカバーを5
0個作製した。次に、それらのハーメチックシールカバ
ーを用いて連続炉により窒素雰囲気中にて最高温度32
0℃でパッケージに封止した。そして、その封止した5
0個のパッケージを用いて、0.45MPaで2時間の
ヘリウムリーク試験を行ったが、その結果は、リーク不
良がなかった。
【0024】[実施例3]両面に厚さ10μmのニッケ
ル材を圧接した厚さ0.25mmのコバール合金のコイ
ル材に対し、厚さ0.1μmの金メッキを片面に施した
後、2.85mm幅に切断し、その金メッキを施した面
側に、2.85幅に切断され両面に金メッキを施した錫
20%含有の金錫共晶合金を重ね、245℃に加温した
加圧ロールにて熱圧着した。そして、このようにして得
られたフォイルから両刃切断により2.85mm角の板
状のハーメチックシールカバーを50個作製した。次
に、それらのハーメチックシールカバーを用いて連続炉
により窒素雰囲気中にて最高温度320℃でパッケージ
に封止した。そして、その封止した50個のパッケージ
を用いて、0.45MPaで2時間のヘリウムリーク試
験を行ったが、その結果は、リーク不良がなかった。
【0025】[実施例4]両面に厚さ10μmのニッケ
ル材を圧接した厚さ0.25mmのコバール合金のコイ
ル材に対し、厚さ0.1μmの金メッキを片面に施した
後、その金メッキを施した面側に、両面に金メッキを施
した錫20%含有の金錫共晶合金を重ね、245℃に加
温した加圧ロールにて熱圧着して得られたフォイルを、
コバール合金側から2.85mm幅に切断し、更にコバ
ール合金側から打ち抜き切断して、2.85mm角の板
状のハーメチックシールカバーを50個作製した。次
に、それらのハーメチックシールカバーを用いて連続炉
により窒素雰囲気中にて最高温度320℃でパッケージ
に封止した。そして、その封止した50個のパッケージ
を用いて、0.45MPaで2時間のヘリウムリーク試
験を行ったが、その結果は、リーク不良がなかった。
【0026】[実施例5]両面に厚さ10μmのニッケ
ル材を圧接した厚さ0.25mmのコバール合金のコイ
ル材に対し、厚さ0.1μmの金メッキを片面に施した
後、その金メッキを施した面側に、両面に金メッキを施
した錫20%含有の金錫共晶合金を重ね、245℃に加
温した加圧ロールによって熱圧着して得られたフォイル
を、コバール合金側から2.85mm幅に切断し、更に
両刃切断によって2.85mm角の板状のハーメチック
シールカバーを50個作製した。次に、それらのハーメ
チックシールカバーを用いて連続炉により窒素雰囲気中
にて最高温度320℃でパッケージに封止した。そし
て、その封止した50個のパッケージを用いて、0.4
5MPaで2時間のヘリウムリーク試験を行ったが、そ
の結果は、リーク不良がなかった。
【0027】[実施例6]厚さ0.25mmの42アロ
イ合金のコイル材に対し、厚さ0.1μmの金メッキを
片面に施した後、その金メッキを施した面側に、両面に
金メッキを施した錫20%含有の金錫共晶合金を重ね、
230℃に加温した加圧ロールにて熱圧着した。そし
て、このようにして得られたフォイルを、2.85mm
角の板状に42アロイ合金側から打ち抜き、ハーメチッ
クシールカバーを50個作製した。次に、それらのハー
メチックシールカバーを用いて連続炉により窒素雰囲気
中にて最高温度320℃でパッケージに封止した。そし
て、その封止した50個のパッケージを用いて、0.4
5MPaで2時間のヘリウムリーク試験を行ったが、そ
の結果は、リーク不良がなかった。
【0028】[実施例7]厚さ0.25mmの42アロ
イ合金のコイル材に対し、厚さ0.1μmの金メッキを
片面に施した後、2.85mm幅に切断し、その金メッ
キを施した面側に、2.85幅に切断され両面に金メッ
キを施した錫20%含有の金錫共晶合金を重ね、240
℃に加温した加圧ロールにて熱圧着した。そして、この
ようにして得られたフォイルを42アロイ合金側から打
ち抜き切断し、2.85mm角の板状のハーメチックシ
ールカバーを50個作製した。次に、それらのハーメチ
ックシールカバーを用いて連続炉により窒素雰囲気中に
て最高温度320℃でパッケージに封止した。そして、
その封止した50個のパッケージを用いて、0.45M
Paで2時間のヘリウムリーク試験を行ったが、その結
果は、リーク不良がなかった。
【0029】[実施例8]厚さ0.25mmの42アロ
イ合金のコイル材に対し、厚さ0.1μmの金メッキを
片面に施した後、2.85mm幅に切断し、その金メッ
キを施した面側に、2.85幅に切断され両面に金メッ
キを施した錫20%含有の金錫共晶合金を重ね、240
℃に加温した加圧ロールにて熱圧着した。そして、この
ようにして得られたフォイルから両刃切断により2.8
5mm角の板状のハーメチックシールカバーを50個作
製した。次に、それらのハーメチックシールカバーを用
いて連続炉により窒素雰囲気中にて最高温度320℃で
パッケージに封止した。そして、その封止した50個の
パッケージを用いて、0.45MPaで2時間のヘリウ
ムリーク試験を行ったが、その結果は、リーク不良がな
かった。
【0030】[実施例9]厚さ0.25mmの42アロ
イ合金のコイル材に対し、厚さ0.1μmの金メッキを
片面に施した後、その金メッキを施した面側に、両面に
金メッキを施した錫20%含有の金錫共晶合金を重ね、
240℃に加温した加圧ロールにて熱圧着して得られた
フォイルを42アロイ合金側から2.85mm幅に切断
し、更に42アロイ合金側から打ち抜き切断して、2.
85mm角の板状のハーメチックシールカバーを50個
作製した。次に、それらのハーメチックシールカバーを
用いて連続炉により窒素雰囲気中にて最高温度320℃
でパッケージに封止した。そして、その封止した50個
のパッケージを用いて、0.45MPaで2時間のヘリ
ウムリーク試験を行ったが、その結果は、リーク不良が
なかった。
【0031】[実施例10]厚さ0.25mmの42ア
ロイ合金のコイル材に対し、厚さ0.1μmの金メッキ
を片面に施した後、その金メッキを施した面側に、両面
に金メッキを施した錫20%含有の金錫共晶合金を重
ね、240℃に加温した加圧ロールによって熱圧着して
得られたフォイルを、42アロイ合金側から2.85m
m幅に切断し、更に両刃切断によって2.85mm角の
板状のハーメチックシールカバーを50個作製した。次
に、それらのハーメチックシールカバーを用いて連続炉
により窒素雰囲気中にて最高温度320℃でパッケージ
に封止した。そして、その封止した50個のパッケージ
を用いて、0.45MPaで2時間のヘリウムリーク試
験を行ったが、その結果は、リーク不良がなかった。
【0032】[実施例11]厚さ0.25mmのコバー
ル合金に対し、厚さ0.1μmの金メッキを片面に施し
た後、その金メッキを施した面側に、両面に金メッキを
施した錫20%含有の金錫共晶合金を重ね、230℃に
加温した加圧ロールにて熱圧着した。そして、このよう
にして得られたフォイルを、2.85mm角の板状にコ
バール合金側から打ち抜き、ハーメチックシールカバー
を50個作製した。次に、それらのハーメチックシール
カバーを用いて連続炉により窒素雰囲気中にて最高温度
320℃でパッケージに封止した。そして、その封止し
た50個のパッケージを用いて、0.45MPaで2時
間のヘリウムリーク試験を行ったが、その結果は、リー
ク不良がなかった。
【0033】[実施例12]厚さ0.25mmのコバー
ル合金のコイル材に対し、厚さ0.1μmの金メッキを
片面に施した後、2.85mm幅に切断し、その金メッ
キを施した面側に、2.85幅に切断され両面に金メッ
キを施した錫20%含有の金錫共晶合金を重ね、240
℃に加温した加圧ロールにて熱圧着した。そして、この
ようにして得られたフォイルをコバール合金側から打ち
抜き切断し、2.85mm角の板状のハーメチックシー
ルカバーを50個作製した。次に、それらのハーメチッ
クシールカバーを用いて連続炉により窒素雰囲気中にて
最高温度320℃でパッケージに封止した。そして、そ
の封止した50個のパッケージを用いて、0.45MP
aで2時間のヘリウムリーク試験を行ったが、その結果
は、リーク不良がなかった。
【0034】[実施例13]厚さ0.25mmのコバー
ル合金のコイル材に対し、厚さ0.1μmの金メッキを
片面に施した後、2.85mm幅に切断し、その金メッ
キを施した面側に、2.85幅に切断され両面に金メッ
キを施した錫20%含有の金錫共晶合金を重ね、240
℃に加温した加圧ロールにて熱圧着した。そして、この
ようにして得られたフォイルから両刃切断により2.8
5mm角の板状のハーメチックシールカバーを50個作
製した。次に、それらのハーメチックシールカバーを用
いて連続炉により窒素雰囲気中にて最高温度320℃で
パッケージに封止した。そして、その封止した50個の
パッケージを用いて、0.45MPaで2時間のヘリウ
ムリーク試験を行ったが、その結果は、リーク不良がな
かった。
【0035】[実施例14]厚さ0.25mmのコバー
ル合金のコイル材に対し、厚さ0.1μmの金メッキを
片面に施した後、その金メッキを施した面側に、両面に
金メッキを施した錫20%含有の金錫共晶合金を重ね、
240℃に加温した加圧ロールにて熱圧着して得られた
フォイルを、コバール合金側から2.85mm幅に切断
し、更にコバール合金側から打ち抜き切断して、2.8
5mm角の板状のハーメチックシールカバーを50個作
製した。次に、それらのハーメチックシールカバーを用
いて連続炉により窒素雰囲気中にて最高温度320℃で
パッケージに封止した。そして、その封止した50個の
パッケージを用いて、0.45MPaで2時間のヘリウ
ムリーク試験を行ったが、その結果は、リーク不良がな
かった。
【0036】[実施例15]厚さ0.25mmのコバー
ル合金のコイル材に対し、厚さ0.1μmの金メッキを
片面に施した後、その金メッキを施した面側に、両面に
金メッキを施した錫20%含有の金錫共晶合金を重ね、
240℃に加温した加圧ロールによって熱圧着して得ら
れたフォイルを、コバール合金側から2.85mm幅に
切断し、更に両刃切断によって2.85mm角の板状の
ハーメチックシールカバーを50個作製した。次に、そ
れらのハーメチックシールカバーを用いて連続炉により
窒素雰囲気中にて最高温度320℃でパッケージに封止
した。そして、その封止した50個のパッケージを用い
て、0.45MPaで2時間のヘリウムリーク試験を行
ったが、その結果は、リーク不良がなかった。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、製造時における収率向
上と工数削減が可能になるから、ハーメチックシールカ
バーの製造コストを大幅に削減することができる。ま
た、従来品と同等の性能と信頼性を有するハーメチック
シールカバーを、大量に生産することも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によって製作されたハーメチックシール
カバーを用いている半導体装置の一例を示した断面図で
ある。
【図2】本発明のハーメチックシールカバーの製造工程
を示す流れ図である。
【図3】本発明によって製作されたハーメチックシール
カバーの断面図である。
【図4】セラミック基板を用いた一般的な半導体パッケ
ージを説明するためにその要部を示した斜視図である。
【図5】従来の方法で製作されたハーメチックシールカ
バーを用いている半導体装置の一例を示す断面図であ
る。
【図6】従来のハーメチックシールカバーの製造工程を
示す流れ図である。
【図7】従来の方法で製作されたハーメチックシールカ
バーの断面図である。
【符号の説明】
1 セラミック基板 2 金属リード 3 メタライズ層 4 半導体素子 5 ロウ材 6 シールカバー 7 ダミー材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロウ材とシールカバー材とを、前記ロウ
    材の融点よりも20〜50℃低い温度に加温した加圧ロ
    ールによって熱圧着することを特徴とするハーメチック
    シールカバーの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記ロウ材と前記シールカバー材とを前
    記加圧ロールによって熱圧着した後に、プレス機による
    打ち抜きによって製品サイズに加工することを特徴とす
    る請求項1に記載のハーメチックシールカバーの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記ロウ材と前記シールカバー材とを前
    記加圧ロールによって熱圧着した後に、製品幅に切断し
    たコイル材としておいてから所定の長さ寸法にカッティ
    ングすることすることを特徴とする請求項1に記載のハ
    ーメチックシールカバーの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記ロウ材と前記シールカバー材とを製
    品幅に切断した後に、加温した前記加圧ローラによって
    熱圧着し、その熱圧着された製品幅のコイル材を所定の
    長さ寸法にカッティングすることを特徴とする請求項1
    に記載のハーメチックシールカバーの製造方法。
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