JP2003142044A - 密閉型二次電池用電槽 - Google Patents
密閉型二次電池用電槽Info
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Abstract
性、耐溶剤性、機械的強度、加工性に優れた二次電池用
電槽の提供。 【解決手段】(A)ポリフェニレンエーテル系樹脂、
(B)シンジオタクチック構造を有するスチレン系重合
体および(C)シンジオタクチック構造を有さないスチ
レン系重合体を所定量で含み、下記(i)〜(iii)を満たす
樹脂組成物から形成されることを特徴とする密閉型二次
電池用電槽: (i) 該樹脂組成物より形成される成形体のASTM
D648で定義された荷重たわみ温度が100℃以上で
あり、(ii) 該樹脂組成物より形成される成形体のAS
TM D790で定義されたアイゾット衝撃強度が7k
g・cm/cm以上であり、かつ、(iii) 該樹脂組成物
より形成されるASTM−1号試験片に1%の引張り歪
みを加えた状態で、該試験片表面に自動車エンジン用オ
イルを塗布し、85℃で、72時間放置した後において
も該試験片に亀裂が発生しない。
Description
系樹脂、シンジオタクチック構造を有するスチレン系重
合体およびシンジオタクチック構造を有さないスチレン
系重合体を特定の配合量で含有する樹脂組成物より成形
されてなる、耐熱性、耐薬品性、耐溶剤性、機械的強
度、加工性に優れた密閉型二次電池用電槽に関する。
は、金属製のものが多く用いられていたが、金属製電槽
は、耐熱性、耐圧性、耐溶剤性には優れるものの、重量
が重く、防錆性、絶縁性に欠けるなどの問題があった。
したがって、近年は、軽量化などの観点から、電槽材料
としては、たとえばポリスチレン、ポリプロピレン、A
BS樹脂、ポリフェニレンエーテルなどのプラスチック
が主原料として用いられている。
レン、あるいはABSといった樹脂では、軽量で、成形
加工が容易であり、電気絶縁性が良好などの利点を有す
るものの、耐熱性、耐圧性、耐溶剤性に欠けるなどの問
題があった。また、ポリフェニレンエーテルでは、機械
的特性、電気特性、耐熱性、低温特性に優れ、吸水性が
低く、かつ寸法安定性に優れるものの、成形加工性や耐
衝撃性に劣るなどの問題があった。したがって、このよ
うな問題を解決するために、種々の試みがなされてき
た。
には、上記問題を解決する密閉型二次電池用電槽材料と
して、(A)シンジオタクチック構造を有するスチレン
系重合体50〜98重量%と、(B)ポリオレフィンお
よびスチレン系エラストマーの中から選ばれた少なくと
も一種2〜50重量%と、(C)ポリフェニレンエーテ
ル0〜10重量%を含有する樹脂組成物が挙げられてい
る。しかしながら、このような樹脂組成物は、耐熱性、
耐溶剤性の点で必ずしも十分ではなかった。
は、結晶性ポリプロピレンの耐熱性を改善した電槽ケー
ス材料として、結晶性ポリプロピレン、ポリフェニレン
エーテル、シンジオタクチックポリスチレンからなる電
槽ケース材料用樹脂組成物が開示されている。しかしな
がら、このような樹脂組成物においても、特に耐熱性、
耐溶剤性の点で必ずしも十分とはいえなかった。
脂、シンジオタクチック構造を有するスチレン系重合
体、および、シンジオタクチック構造を有さないスチレ
ン系重合体を特定の配合量で含有する樹脂組成物を用い
て、耐熱性、耐薬品性、耐溶剤性、機械的強度、加工性
に優れた二次電池用電槽を提供することを目的としてい
る。
(A)ポリフェニレンエーテル系樹脂、(B)シンジオ
タクチック構造を有するスチレン系重合体、(C)シン
ジオタクチック構造を有さないスチレン系重合体、なら
びに、必要に応じて、(D)スチレン系ブロック共重合
体を所定の配合量で含む樹脂組成物から成形される二次
電池用電槽が、軽量で、耐熱性、耐薬品性、耐溶剤性
(耐オイル・グリース性)、機械的強度、電気絶縁性、
加工性のすべての点において、バランスよく優れている
ことを見出し、本発明を完成するに至ったものである。
は、(A)ポリフェニレンエーテル系樹脂15〜30重
量%、(B)シンジオタクチック構造を有するスチレン
系重合体10〜70重量%、および、(C)シンジオタ
クチック構造を有さないスチレン系重合体15〜75重
量%(ただし、(A)〜(C)成分の合計を100重量
%とする)を含み、下記(i)〜(iii)の条件を満たす樹脂
組成物から形成されることを特徴としている: (i) 該樹脂組成物より形成される成形体のASTM
D648で定義された荷重たわみ温度が100℃以上で
あり、(ii) 該樹脂組成物より形成される成形体のAS
TM D790で定義されたアイゾット衝撃強度が7k
g・cm/cm以上であり、かつ、(iii) 該樹脂組成物
より形成されるASTM−1号試験片に1%の引張り歪
みを加えた状態で、該試験片表面に自動車エンジン用オ
イルを塗布し、85℃で、72時間放置した後において
も該試験片に亀裂が発生しない。
は、(A)成分が15〜25重量%、(B)成分が10
〜60重量%、および、(C)成分が20〜70重量%
であることが望ましく、さらに好ましくは、(A)成分
が15〜23重量%、(B)成分が10〜60重量%、
および、(C)成分が25〜67重量%(ただし、
(A)〜(C)成分の合計を100重量%とする)であ
ることが望ましい。
合計100重量部に対し、さらに、(D)スチレン系ブ
ロック共重合体0〜50重量部を含有していてもよい。
また、上記樹脂組成物は、上記(A)〜(C)成分およ
び必要に応じて加えられる(D)成分に加え、さらに、
(E)オレフィン系重合体を含んでいてもよい。
は、(A)ポリフェニレンエーテル系樹脂15〜30重
量%、(B)シンジオタクチック構造を有するスチレン
系重合体10〜70重量%、および、(C)シンジオタ
クチック構造を有さないスチレン系重合体15〜75重
量%(ただし、(A)〜(C)成分の合計を100重量
%とする)を含み、下記(i)〜(iii)の条件を満たす樹脂
組成物から形成される: (i) 該樹脂組成物より形成される成形体のASTM
D648で定義された荷重たわみ温度が100℃以上で
あり、(ii) 該樹脂組成物より形成される成形体のAS
TM D790で定義されたアイゾット衝撃強度が7k
g・cm/cm以上であり、かつ、(iii) 該樹脂組成物
より形成されるASTM−1号試験片に1%の引張り歪
みを加えた状態で、該試験片表面に自動車エンジン用オ
イルを塗布し、85℃で、72時間放置した後において
も該試験片に亀裂が発生しない。
合計100重量部に対し、さらに、(D)スチレン系ブ
ロック共重合体0〜50重量部を含有していてもよい。
また、上記樹脂組成物は、上記(A)〜(C)成分およ
び必要に応じて加えられる(D)成分に加え、さらに、
(E)オレフィン系重合体を含んでいてもよい。
いて、順次説明する。 [(A)ポリフェニレンエーテル系樹脂]本発明におい
ては、成分(A)のポリフェニレンエーテル系樹脂(P
PE系樹脂)として、公知のものが使用できる。すなわ
ち、PPE系樹脂とは、例えば、下記一般式(I):
それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、炭化水素
基、置換炭化水素基、アルコキシ基、シアノ基、フェノ
キシ基またはニトロ基を表し、nは重合度を表わす整数
である。)で示される重合体の総称である。このような
PPE系樹脂は、上記一般式で示される重合体の1種単
独であっても、2種以上が組合わされた共重合体であっ
てもよい。R1 、R2 、R3 およびR4 の具体例として
は、塩素、臭素、ヨウ素、メチル、エチル、プロピル、
アリル、フェニル、ベンジル、メチルベンジル、クロロ
メチル、ブロモメチル、シアノエチル、シアノ、メトキ
シ、エトキシ、フェノキシ、ニトロなどの基が挙げられ
る。
(2,6−ジメチル−1,4−フェニレン)エーテル、ポ
リ(2,6−ジエチル−1,4−フェニレン)エーテル、
ポリ(2−メチル−6−エチル−1,4−フェニレン)
エーテル、ポリ(2−メチル−6−プロピル−1,4−
フェニレン)エーテル、ポリ(2,6−ジプロピル−
1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−エチル−6
−プロピル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ
(2,6−ジメトキシ−1,4−フェニレン)エーテル、
ポリ(2,6−ジクロロメチル−1,4−フェニレン)エ
ーテル、ポリ(2,6−ジブロモメチル−1,4−フェ
ニレン)エーテル、ポリ(2,6−ジフェニル−1,4−
フェニレン)エーテル、ポリ(2,6−ジトリル−1,4
−フェニレン)エーテル、ポリ(2,6−ジクロロ−1,
4−フェニレン)エーテル、ポリ(2,6−ジベンジル−
1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2,5−ジメチル
−1,4−フェニレン)エーテルなどが挙げられる。好
ましいPPE系樹脂は、上記式(I)におけるR1 およ
びR2 がアルキル基、特に炭素原子数1〜4のアルキル
基であるポリマーであり、nは通常50以上が好まし
い。このような中でも、ポリ(2,6−ジメチル−1,
4−フェニレン)エーテルが特に好ましく用いられる。
合、このようなPPE共重合体としては、上記ポリフェ
ニレンエーテル繰返し単位中にアルキル3置換フェノー
ル、例えば2,3,6−トリメチルフェノールから誘導
される基を一部含有する共重合体などを挙げることがで
きる。また、これらのPPE系樹脂に、スチレン系化合
物がグラフトした共重合体なども好適に使用することが
できる。スチレン系化合物グラフト化PPEの重合に用
いられるスチレン系化合物として、例えば、スチレン、
α−メチルスチレン、ビニルトルエン、クロロスチレン
などが挙げられる。
溶剤として30℃で測定した)固有粘度は、0.08〜
0.60dl/gであり、0.12〜0.51dl/g
であることが好ましい。固有粘度が上記範囲にあると、
得られる組成物の機械的強度および伸び、耐熱性、加工
性などの特性に優れる傾向にある。 [(B)シンジオタクチック構造を有するスチレン系重
合体]本発明で用いられるシンジオタクチック構造を有
するスチレン系重合体(B)(以下、「sPS」ともい
う)とは、立体構造が主としてシンジオタクチック構
造、すなわち、炭素−炭素結合から形成される主鎖に対
して側鎖であるフェニル基や置換フェニル基が交互に反
対方向に位置する立体構造を有するものをいう。
ィーは、核磁気共鳴法(13C−NMR法)により定量さ
れ、連続する複数個の構成単位(不斉中心の連なり)の
存在割合、たとえば2個の場合はダイアッド、3個の場
合はトリアッド、5個の場合はペンタッドによって示す
ことができる。本発明においては、このようなシンジオ
タクティシティーが、ラセミダイアッドで75%以上、
好ましくは85%以上、またはラセミペンタッドで30
%以上、好ましくは50%以上のsPSを用いることが
望ましい。
ンジオタクティシティーが上記範囲にある、ポリスチレ
ン;ポリ(p−メチルスチレン)、ポリ(m−メチルス
チレン)、ポリ(o−メチルスチレン)、ポリ(エチル
スチレン)、ポリ(i−プロピルスチレン)、ポリ(t
−ブチルスチレン)、ポリ(2,4−ジメチルスチレ
ン)、ポリ(2,5−ジメチルスチレン)、ポリ(3,
4−ジメチルスチレン)、ポリ(3,5−ジメチルスチ
レン)、ポリ(p−t−ブチルスチレン)などのポリ
(アルキルスチレン);ポリ(p−クロロメチルスチレ
ン)、ポリ(m−クロロメチルスチレン)、ポリ(o−
クロロメチルスチレン)などのポリ(ハロゲン化アルキ
ルスチレン);ポリ(p−クロロスチレン)、ポリ(m
−クロロスチレン)、ポリ(o−クロロスチレン)、ポ
リ(p−ブロモスチレン)、ポリ(m−ブロモスチレ
ン)、ポリ(o−ブロモスチレン)、ポリ(p−フルオ
ロスチレン)、ポリ(m−フルオロスチレン)、ポリ
(o−フルオロスチレン)、ポリ(o−メチル−p−フ
ルオロスチレン)などのポリ(ハロゲン化スチレン);
ポリ(p−メトキシスチレン)、ポリ(m−メトキシス
チレン)、ポリ(o−メトキシスチレン)、ポリ(p−
エトキシスチレン)、ポリ(m−エトキシスチレン)、
ポリ(o−エトキシスチレン)などのポリ(アルコキシ
スチレン);ポリ(p−カルボキシメチルスチレン)ポ
リ(m−カルボキシメチルスチレン)、ポリ(o−カル
ボキシメチルスチレン)などのポリ(カルボキシエステ
ルスチレン);ポリ(p−ビニルベンジルプロピルエー
テル)などのポリ(アルキルエーテルスチレン);ポリ
(p−トリメチルシリルスチレン)などのポリ(アルキ
ルシリルスチレン);ポリ(ビニルベンゼンスルホン酸
エチル)、ポリ(ビニルベンジルジメトキシホスファイ
ド)などのその他のポリ(スチレン誘導体)が挙げられ
る。
ン、ポリ(p−メチルスチレン)、ポリ(m−メチルス
チレン)、ポリ(p−ターシャリーブチルスチレン)が
好ましい。このようなsPSは、1種単独であってもよ
く、また、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
ができ、たとえば、特開昭62−187708号公報に
記載の方法により製造することができ、また、上市もさ
れており、出光石油化学社製のザレック130ZC(商
品名)などとして入手可能である。また、sPSは、さ
らに、これらの重合体を主成分とする共重合体であって
もよい。
共重合体としては、たとえば、上記スチレンまたはスチ
レン誘導体70〜99重量%、好ましくは85〜95重
量%と、ジエンゴム1〜30重量%、好ましくは5〜1
5重量%とからなるゴム変性ポリスチレンが挙げられ
る。このようなゴム変性スチレンを構成するジエンゴム
としては、たとえば、ブタジエン、イソプレン、クロロ
プレンなどの共役ジエン系化合物の単独重合体、共役ジ
エン系化合物と不飽和ニトリル化合物または芳香族ビニ
ル化合物との共重合体、さらには天然ゴムなどが挙げら
れる。このようなジエンゴムは、1種または2種以上組
み合わせて用いることができる。中でも、特に、ポリブ
タジエン、ブタジエン−スチレン共重合体が好ましい。
合、塊状重合、溶液重合またはそれらの組合せの方法に
より得られる。また、その他にスチレン−p−メチルス
チレン共重合体、スチレン−アクリロニトリル−アクリ
レート共重合体、FPDM系ゴム変性ポリスチレン、ア
クリルゴム変性スチレン−アクリロニトリル共重合体な
どであってもよい。
ないが、通常、重量平均分子量(Mw)が、10,00
0以上、好ましくは50,000〜1,000,000
であり、融点が160℃以上、好ましくは200〜31
0℃であることが、耐熱性、機械的強度、耐溶剤性など
の観点から望ましい。 [(C)シンジオタクチック構造を有さないスチレン系
重合体]本発明に用いられるシンジオタクチック構造を
有さないスチレン系重合体としては、たとえば、アイソ
タクチック構造若しくはアタクチック構造を有するスチ
レン系重合体が挙げられる。
クチック構造のスチレン系重合体としては、シンジオタ
クチック構造を有しない以外(すなわち、アイソタクチ
ック若しくはアタクチック構造を有する以外)は、sP
Sとして上記に列挙したものと同様の重合体、またはそ
れらを主成分とする共重合体が挙げられる。このような
アイソタクチック若しくはアタクチック構造のスチレン
系重合体としては、1種単独または2種以上を組み合わ
せて用いてもよい。アイソタクチック若しくはアタクチ
ック構造のスチレン系重合体としては、特に、HIPS
(ゴム変性ポリスチレン)、α−メチルスチレンが、耐
衝撃性、耐熱性の点から好ましい。
造のスチレン系重合体は、たとえばラジカル重合等の従
来公知の方法により製造することができ、また、上市も
されており、日本ポリスチレン(株)社製の870ST
(商品名)などとして入手可能である。該シンジオタク
チック構造を有さないスチレン系樹脂の重量平均分子量
は、10,000以上、好ましくは50,000以上で
あるものが望ましい。
る樹脂組成物は、成分(A)と成分(B)と成分(C)
との合計を100重量%としたときに、(A)成分を1
5〜30重量%、(B)成分を10〜70重量%、
(C)成分を15〜75重量%、好ましくは、(A)成
分を15〜25重量%、(B)成分を好ましくは10〜
60重量%、(C)成分を20〜70重量%、さらに好
ましくは(A)成分を15〜23重量%、(B)成分を
10〜60重量%、(C)成分を25〜67重量%含む
ことが望ましい。成分(A)が上記範囲で含まれると、
特に成形性に優れる傾向にある。また、成分(B)が上
記範囲で含まれると、特に耐エンジンオイル性などの耐
溶剤性に優れる傾向にあり、(C)が上記範囲で含まれ
ると、特にアイゾット衝撃強度などの機械的強度に優れ
る傾向にある。
発明のスチレン系ブロック共重合体(D)は、スチレン
系単量体から構成される重合体ブロック1個以上と、共
役ジエン系単量体から構成される重合体ブロック1個以
上からなるブロック共重合体が用いられるが、共役ジエ
ン系単量体から構成される重合体ブロックは、一部また
は全部が水素添加されていてもよい。スチレン系ブロッ
ク共重合体は、スチレン系の硬質ブロックとジエン系の
軟質ブロックとを有するため、ゴム弾性が大きく、樹脂
組成物中に含めることで、該組成物から形成される成形
体の耐衝撃性などを改善し得る。
チレン系単量体としては、スチレンの他、たとえば、α
−メチルスチレン、α−メチル−p−メチルスチレン、
o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチル
スチレン、ビニルトルエン、エチルスチレン、イソブチ
ルスチレン、t−ブチルスチレンあるいはブロモスチレ
ン、クロロスチレン、インデンなどが挙げられるが、な
かでもスチレンが好ましい。
役ジエン系単量体としては、ブタジエン、イソプレン、
ピペリレン、メチルペンタジエン、フェニルブタジエン
などが挙げられるが、ブタジエンまたはイソプレンが好
ましい。スチレン系単量体および共役ジエン系単量体の
両方とも、それぞれ2種以上を組み合わせて使用するこ
とができる。
ち、特にスチレン−ブタジエンブロック共重合体が好ま
しく、さらにスチレン−ブタジエンブロック共重合体の
水素添加物(SEBS)が好ましい。このようなスチレン−
ブタジエンブロック共重合体としては、具体的には、ス
チレンブロック(S)とブタジエンブロック(B)を有するブ
ロック共重合体、(例、SB、SBS、SBSBSなどの線状ブロ
ック型、およびラジアルブロック型の共重合体)が挙げ
られる。また、スチレン系ブロック共重合体として、
酸、エポキシなどの官能基を含有する官能性単量体によ
り変性した変性ゴムを用いてもよい。なお、スチレン系
ブロック共重合体として水素添加物を使用する場合、ス
チレン含量が60重量%未満のスチレン・ジエン系水添
ブロック共重合体を耐衝撃性改良剤として用いる。
しては、多くの方法が提案されているが、代表的な方法
は、特公昭40−2798号公報に記載の方法である。この方
法では、リチウム触媒またはチーグラー型触媒を用い、
不活性溶媒中でビニル芳香族化合物と共役ジエンとを逐
次重合させる。必要であれば、逐次重合後にカップリン
グ反応で分子を結合する。
重合体の市販品の代表例は、クレイトンD1101(シ
ェル(株)製)、クレイトンG1651(シェル(株)
製)、CARIFLEX(米国シェルケミカル社製)である。ス
チレン系ブロック共重合体としては、該ブロック共重合
体の数平均分子量が10,000〜1,000,000 、好ましくは2
0,000〜300,000 であり、ブロック共重合体中のビニル
芳香族硬質ブロックの数平均分子量が 1,000〜200,000
、好ましくは 2,000〜100,000 、共役ジエン軟質ブロ
ックの数平均分子量が 1,000〜200,000 、好ましくは
2,000〜100,000 であり、ビニル芳香族系硬質ブロック
/共役ジエン系軟質ブロックの重量比が2/98〜60/4
0、好ましくは10/90〜40/60の範囲内のものが望まし
い。
重合体(D)は、上記成分(A)〜(C)の合計100
重量部に対し、0〜50重量部、好ましくは1.5〜3
0重量部、さらに好ましくは3〜20重量部の量で配合
することが望ましい。成分(D)の配合量が、上記範囲
にあると、組成物の剛性、耐衝撃性などに優れる傾向に
ある。
いて必要に応じて使用されるオレフィン系重合体(E)
としては、エチレン、プロピレン、1-ブテン、4-メチル
-1-ペンテンなどのα-オレフィンの含有率が50重量%
以上のホモポリマーまたはコポリマーであり、ポリエチ
レン樹脂およびポリプロピレン樹脂、またはエチレン-
プロピレン共重合体などが挙げられ、特にポリプロピレ
ン系樹脂が好適である。
マーを主成分として重合した結晶性のポリマーであり、
プロピレン以外に、エチレンなどの他のα−オレフィン
とのブロックコポリマーまたはランダムコポリマーであ
ってもよい。エチレンとの共重合体の場合、エチレンか
ら誘導される構成単位の含有量は1〜10重量%が好まし
い。このようなポリプロピレン系樹脂は、通常0.01〜10
0 g/10分のメルトフローレート(MFR, JIS K7210, 荷重
2.16 kg, 230℃) を有するものが望ましい。またポリプ
ロピレン系樹脂として、非共役ジエンコモノマーを含有
するプロピレンランダム共重合体(以下PPDMと呼ぶ)な
どを用いてもよい。
(E)の重量平均分子量は、2万以上のものが望まし
く、特に3万以上のものが好ましい。また、230℃、
2.16kg荷重で測定したときのMFRが0.1〜100g/
10分、好ましくは0.2〜80g/10分にあるものが望ま
しい。該オレフィン系重合体(E)は、上記成分(A)
〜(C)の合計100重量部に対し、0〜50重量部、
好ましくは0.5〜30重量部、さらに好ましくは1〜
20重量部の量で配合することが望ましい。成分(E)
の配合量が、50重量部以上であると、弾性率、耐熱性
が低下する傾向にあり、成分(E)の配合量が上記範囲
にあると、機械的強度、流動性、耐溶剤性に優れた組成
物を得ることができる。
用電槽の材料として用いられる樹脂組成物は、上記成分
の他に、本発明の効果を損なわない範囲内において、樹
脂組成物の混合時または成形時に、さらに、他の樹脂、
あるいは、安定剤、補強剤(例:ガラス繊維、炭素繊
維、ウィスカーなど)、充填剤(例:カーボンブラッ
ク、シリカ、酸化チタン、マイカ、タルク、炭酸カルシ
ウム、チタン酸カリウム、ワラスナイトなど)、酸化防
止剤、耐候剤、耐熱剤、造核剤、スリップ剤、可塑剤、
難燃剤、難燃助剤、帯電防止剤、離型剤、滑剤、相溶化
剤、抗菌剤、各種着色剤などの慣用的に用いられる添加
剤を添加することができる。
二次電池用電槽の材料として用いられる樹脂組成物は、
前記(A)〜(C)成分および必要に応じて(D)〜
(E)成分を所定量で含み、下記条件(i)〜(iii)を満た
す樹脂組成物であることを要する: (i) 該樹脂組成物より形成される成形体のASTM
D648で定義された荷重たわみ温度が100℃以上で
あり、(ii) 該樹脂組成物より形成される成形体のAS
TM D790で定義されたアイゾット衝撃強度が7k
g・cm/cm以上、好ましくは10kg・cm/cm
以上であり、かつ、(iii) 該樹脂組成物より形成される
ASTM−1号試験片に1%の引張り歪みを加えた状態
で、該試験片表面に自動車エンジン用オイルを塗布し、
85℃で、72時間放置した後においても該試験片に亀
裂が発生しない。
て用いられる樹脂組成物は、前記の必須成分および必要
に応じて用いられる任意成分を所定の割合で配合し、例
えばバンバリーミキサー、単軸スクリュー押出機、二軸
スクリュー押出機、ニーダ、多軸スクリュー押出機など
により、適当な温度、例えば200〜350℃、好まし
くは250〜330℃の範囲の温度で充分に混練するこ
とにより、調製することができる。なお、上記成分を混
合する際の順序は、特に制限はされないが、通常、簡便
性、生産効率、経済性等の観点から、(A)〜(C)成
分は同時に混練される。
うにして得られた樹脂組成物を、公知の方法、好ましく
は射出成形法により成形して作製したものである。本発
明の密閉型二次電池用電槽は、耐熱性の改良および残留
応力を取り除くために、所望により成形後に熱処理を行
ってもよい。この熱処理は、通常の熱風式のオーブンで
行ってもよく、130〜260℃程度の温度で、5秒〜
300分間程度大気圧下または減圧下で行うのが好まし
い。また、熱処理は、水蒸気または熱水中で行うことも
できる。このようにして得られた本発明の電槽は、軽量
で、耐熱性、耐薬品性(耐電解質性)、耐溶剤性(耐オ
イル・グリース性)、機械的強度、電気絶縁性などに優
れ、各種の密閉型二次電池用電槽、特に、自動車用の密
閉型二次電池用電槽として好適である。
フェニレンエーテル系樹脂、シンジオタクチック構造を
有するスチレン系重合体およびシンジオタクチック構造
を有さないスチレン系重合体を所定量で含む樹脂組成物
を用いて成形されるため、軽量で、耐熱性、耐薬品性、
耐溶剤性(特に耐エンジンオイル性)、機械的強度、電
気絶縁性、加工性などの点においてバランスよく優れて
おり、特に自動車のエンジンルームのような過酷な状況
下で用いられる密閉型二次電池用電槽として好適であ
る。
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
なお、実施例においては次の化合物を使用した。 (1)PPE系樹脂(成分(A)):固有粘度(クロロ
ホルム、25℃)0.40dl/gのポリ(2,6−ジメ
チル−1,4−フェニレン)エーテル(日本ジーイープ
ラスチックス社製、商品名:PPO640)。以下、こ
れをPPEと略す。 (2)シンジオタクチック構造を有するスチレン系重合
体(成分(B)):出光石油化学社製のザレック130
ZC(商品名)。以下、これをsPSと略す。 (3)シンジオタクチック構造を有しないスチレン系重
合体スチレン系樹脂(成分(C)):ハイインパクトポ
リスチレン(HIPS)(日本ポリスチレン社製、商品
名:870ST)。 (4)スチレン系ブロック共重合体(成分(D)):水
添・スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体
(シェル(株)製、商品名:クレイトンG1651)。
以下、これをSEBSと略す。
示す割合(重量比)で、40mmの二軸押出機を用い
て、混練設定温度280℃、スクリュー回転数250rp
mで溶融混練し、ペレットを作った。このペレットを用
いて、東洋機械金属社製の射出成形機により、設定温度
280℃、金型温度80℃の条件で試験片を成形した。
得られた試験片について以下の特性評価を行った。結果
を表1に示す。 [特性評価方法]物性試験 (1)荷重たわみ温度:ASTM D648に従って、
厚み(1/4)インチの試験片を荷重18.6kg/c
m2にて測定した。 (2)アイゾット衝撃強度(ノッチ付):ASTM D
256に従って、厚み(1/8)インチ、ノッチ付で、
23℃において測定を行った。 (3)曲げ弾性率:ASTM D790に従って測定し
た。 (4)メルトフローインデックス(MFI):ASTM
D1238に従って、280℃、5kg荷重にて測定し
た。 (5)耐エンジンオイル試験:ASTM−1号試験片に
1%の引張り歪み加えた状態で、該試験片表面に自動車
エンジン用オイル((株)シェル・プレミアム社製、商
品名:5W30)を塗布し、85℃で、72時間放置後
において、試験片の自動車エンジン用オイルに対する耐
性を調べた。評価基準は、以下のとおりである。
分に亀裂が認められない。 Ck:目視観察において、エンジンオイルを塗布した部
分に亀裂が認められる。
Claims (4)
- 【請求項1】(A)ポリフェニレンエーテル系樹脂15
〜30重量%、(B)シンジオタクチック構造を有する
スチレン系重合体10〜70重量%、および、(C)シ
ンジオタクチック構造を有さないスチレン系重合体15
〜75重量%(ただし、(A)〜(C)成分の合計を1
00重量%とする)を含み、下記(i)〜(iii)の条件を満
たす樹脂組成物から形成されることを特徴とする密閉型
二次電池用電槽: (i) 該樹脂組成物より形成される成形体のASTM
D648で定義された荷重たわみ温度が100℃以上で
あり、(ii) 該樹脂組成物より形成される成形体のAS
TM D790で定義されたアイゾット衝撃強度が7k
g・cm/cm以上であり、かつ、(iii) 該樹脂組成物
より形成されるASTM−1号試験片に1%の引張り歪
みを加えた状態で、該試験片表面に自動車エンジン用オ
イルを塗布し、85℃で、72時間放置した後において
も該試験片に亀裂が発生しない。 - 【請求項2】上記(A)〜(C)成分の配合割合が、
(A)ポリフェニレンエーテル系樹脂15〜25重量
%、(B)シンジオタクチック構造を有するスチレン系
重合体10〜60重量%、および、(C)シンジオタク
チック構造を有さないスチレン系重合体20〜70重量
%(ただし、(A)〜(C)成分の合計を100重量%
とする)であることを特徴とする請求項1に記載の密閉
型二次電池用電槽。 - 【請求項3】上記(A)〜(C)成分の配合割合が、
(A)ポリフェニレンエーテル系樹脂15〜23重量
%、(B)シンジオタクチック構造を有するスチレン系
重合体10〜60重量%、および、(C)シンジオタク
チック構造を有さないスチレン系重合体25〜67重量
%(ただし、(A)〜(C)成分の合計を100重量%
とする)であることを特徴とする請求項1に記載の密閉
型二次電池用電槽。 - 【請求項4】上記樹脂組成物が、(A)〜(C)成分の
合計100重量部に対し、さらに、(D)スチレン系ブ
ロック共重合体0〜50重量部を含有することを特徴と
する請求項1〜3のいずれかに記載の密閉型二次電池用
電槽。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001336920A JP2003142044A (ja) | 2001-11-01 | 2001-11-01 | 密閉型二次電池用電槽 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001336920A JP2003142044A (ja) | 2001-11-01 | 2001-11-01 | 密閉型二次電池用電槽 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003142044A true JP2003142044A (ja) | 2003-05-16 |
Family
ID=19151662
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001336920A Pending JP2003142044A (ja) | 2001-11-01 | 2001-11-01 | 密閉型二次電池用電槽 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003142044A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102810658A (zh) * | 2012-08-22 | 2012-12-05 | 江苏理士电池有限公司 | 铅酸蓄电池的铅端子防护方法 |
-
2001
- 2001-11-01 JP JP2001336920A patent/JP2003142044A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN102810658A (zh) * | 2012-08-22 | 2012-12-05 | 江苏理士电池有限公司 | 铅酸蓄电池的铅端子防护方法 |
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