JP2003141844A - 光ディスク再生装置 - Google Patents
光ディスク再生装置Info
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- JP2003141844A JP2003141844A JP2001340106A JP2001340106A JP2003141844A JP 2003141844 A JP2003141844 A JP 2003141844A JP 2001340106 A JP2001340106 A JP 2001340106A JP 2001340106 A JP2001340106 A JP 2001340106A JP 2003141844 A JP2003141844 A JP 2003141844A
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】 光ディスクを所望の位置で停止させることの
できる光ディスク再生装置を提供する。 【解決手段】 光ディスク（Ｄ）の情報記録面（Ｋ）に
記録されたデータを再生する光ディスク再生装置であっ
て、光ディスクを回転させる回転手段（スピンドルモー
タＭ）と、光ディスクを停止させる制動手段（ブレーキ
機構Ｂ）および制動手段の作動タイミングを制御する回
転制御手段（マイクロコンピュータ３）と、前記記録面
に記録されたデータを抽出して再生するデータ再生手段
（ピックアップ１およびマイクロコンピュータ３）と、
前記情報記録面と反対側のレーベル面（Ｌ）の文字を光
学的に読み取る文字検出手段２と、文字を認識する文字
認識手段と、レーベル面の文字の傾きを検出する文字傾
斜検出手段（マイクロコンピュータ３）とを備え、前記
回転制御手段は、文字の傾きに応じて前記回転手段およ
び制動手段を制御して、前記光ディスクを所定の位置で
停止させる。
できる光ディスク再生装置を提供する。 【解決手段】 光ディスク（Ｄ）の情報記録面（Ｋ）に
記録されたデータを再生する光ディスク再生装置であっ
て、光ディスクを回転させる回転手段（スピンドルモー
タＭ）と、光ディスクを停止させる制動手段（ブレーキ
機構Ｂ）および制動手段の作動タイミングを制御する回
転制御手段（マイクロコンピュータ３）と、前記記録面
に記録されたデータを抽出して再生するデータ再生手段
（ピックアップ１およびマイクロコンピュータ３）と、
前記情報記録面と反対側のレーベル面（Ｌ）の文字を光
学的に読み取る文字検出手段２と、文字を認識する文字
認識手段と、レーベル面の文字の傾きを検出する文字傾
斜検出手段（マイクロコンピュータ３）とを備え、前記
回転制御手段は、文字の傾きに応じて前記回転手段およ
び制動手段を制御して、前記光ディスクを所定の位置で
停止させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクの情報
記録面に記録されたデータを再生する光ディスク再生装
置に係り、特に所定位置で光ディスクを停止させること
のできる光ディスク再生装置に関する。
記録面に記録されたデータを再生する光ディスク再生装
置に係り、特に所定位置で光ディスクを停止させること
のできる光ディスク再生装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】音楽データや映像データあるいはコンピ
ュータ等の外部記憶装置の記録メディアとして、ＣＤデ
ィスク、ＤＶＤディスク等の光ディスクの再生装置が普
及している。この再生装置で再生可能な光ディスクに
は、一方の面をデータ記録面とし、他方の面をコンテン
ツ情報（例えば、アーチスト名、曲名、映画タイトル
等）を印刷したレーベル面としているものがある。
ュータ等の外部記憶装置の記録メディアとして、ＣＤデ
ィスク、ＤＶＤディスク等の光ディスクの再生装置が普
及している。この再生装置で再生可能な光ディスクに
は、一方の面をデータ記録面とし、他方の面をコンテン
ツ情報（例えば、アーチスト名、曲名、映画タイトル
等）を印刷したレーベル面としているものがある。
【０００３】ところで、光ディスク再生装置の光ディス
ク出入部は、トレー型の光ディスク載置部が進退するト
レーローディング方式、キャディと呼ばれる専用のケー
スに光ディスクを入れそのキャディをドライブに入れて
利用するキャディ方式、光ディスク自体を自動的に挿排
出するスロットローディング方式、簡易型のポータブル
ＣＤプレーヤー等に採用される開閉式の蓋を備えるタイ
プなどがある。
ク出入部は、トレー型の光ディスク載置部が進退するト
レーローディング方式、キャディと呼ばれる専用のケー
スに光ディスクを入れそのキャディをドライブに入れて
利用するキャディ方式、光ディスク自体を自動的に挿排
出するスロットローディング方式、簡易型のポータブル
ＣＤプレーヤー等に採用される開閉式の蓋を備えるタイ
プなどがある。
【０００４】何れの方式においても、光ディスクを装填
した後は、外部からレーベル面を直接確認することがで
きないため、当該光ディスクを装填した者であっても時
間が経って何のディスクを使用していたのか判らなくな
った場合には、光ディスクを一旦取り出し可能な状態
（即ち、レーベル面が見える状態）にしてレーベル面の
表示内容を確認する必要があった。
した後は、外部からレーベル面を直接確認することがで
きないため、当該光ディスクを装填した者であっても時
間が経って何のディスクを使用していたのか判らなくな
った場合には、光ディスクを一旦取り出し可能な状態
（即ち、レーベル面が見える状態）にしてレーベル面の
表示内容を確認する必要があった。
【０００５】また、光ディスクの停止位置はランダムで
あるため、レーベル面の文字列が斜めになった位置や、
文字の上下が反対になった位置で停止することもあり、
これらの文字を読み取るために、操作者は光ディスクを
手動で見易い位置に調整する必要があり手間が掛かって
いた。
あるため、レーベル面の文字列が斜めになった位置や、
文字の上下が反対になった位置で停止することもあり、
これらの文字を読み取るために、操作者は光ディスクを
手動で見易い位置に調整する必要があり手間が掛かって
いた。
【０００６】そこで、このような不便を解消すべく、光
ディスク再生装置にレーベル面の文字確認用の透視窓を
設け、その透視窓の位置にレーベル面のタイトル等の文
字が到来するように光ディスクを停止させるようにした
ディスク再生装置が提案されている（特開平７−６４９
４号公報等）。
ディスク再生装置にレーベル面の文字確認用の透視窓を
設け、その透視窓の位置にレーベル面のタイトル等の文
字が到来するように光ディスクを停止させるようにした
ディスク再生装置が提案されている（特開平７−６４９
４号公報等）。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記特開平
７−６４９４号公報等で提案される再生装置では、光デ
ィスクの位置を検出する手段に停止位置情報を提供する
マーカーをレーベル面に設けた光ディスクを用意しなけ
ればならないという不都合があった。
７−６４９４号公報等で提案される再生装置では、光デ
ィスクの位置を検出する手段に停止位置情報を提供する
マーカーをレーベル面に設けた光ディスクを用意しなけ
ればならないという不都合があった。
【０００８】このマーカーは、光ディスクのレーベル面
の一部に、反射用のシールを貼付したり、印刷によって
形成されたりするが、シールを貼付した場合にはシール
の重量によって光ディスクの重心位置が偏心してしまう
ため、光ディスクを高速で回転させた際に回転ブレ等の
不具合を発生させる要因となり、また、印刷して設ける
場合には手間がかかると共に例えばレンタルＣＤなどレ
ーベル面への加工が禁じられる場合には適用できないと
いう問題があった。
の一部に、反射用のシールを貼付したり、印刷によって
形成されたりするが、シールを貼付した場合にはシール
の重量によって光ディスクの重心位置が偏心してしまう
ため、光ディスクを高速で回転させた際に回転ブレ等の
不具合を発生させる要因となり、また、印刷して設ける
場合には手間がかかると共に例えばレンタルＣＤなどレ
ーベル面への加工が禁じられる場合には適用できないと
いう問題があった。
【０００９】この発明は、上記問題点を解決すべく案出
されたものであり、光ディスクのレーベル面に何等加工
を施すことなく、光ディスクを所望の位置で停止させる
ことのできる光ディスク再生装置を提供することを目的
としている。
されたものであり、光ディスクのレーベル面に何等加工
を施すことなく、光ディスクを所望の位置で停止させる
ことのできる光ディスク再生装置を提供することを目的
としている。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、光ディスク（Ｄ）の情報記録面（Ｋ）に
記録されたデータを再生する光ディスク再生装置であっ
て、光ディスクを回転させる回転手段（スピンドルモー
タＭ）と、光ディスクの回転を停止させる制動手段（ブ
レーキ機構Ｂ）と、前記回転手段による回転状況および
制動手段の作動タイミングを制御する回転制御手段（マ
イクロコンピュータ３）と、前記情報記録面に記録され
たデータを抽出して再生するデータ再生手段（ピックア
ップ１およびマイクロコンピュータ３）と、前記情報記
録面と反対側のレーベル面（Ｌ）の文字を光学的に読み
取る文字検出手段（文字認識用センサ２）と、該文字検
出手段で読み取られたイメージデータから文字を認識す
る文字認識手段（マイクロコンピュータ３およびソフト
ウェア）と、該文字認識手段によって認識されたレーベ
ル面の文字の傾きを検出する文字傾斜検出手段（マイク
ロコンピュータ３）とを少なくとも備え、前記回転制御
手段は、前記文字傾斜検出手段で検出された文字の傾き
に応じて前記回転手段および制動手段を制御して、前記
光ディスクを所定の位置で停止させるようにした。
に、本発明は、光ディスク（Ｄ）の情報記録面（Ｋ）に
記録されたデータを再生する光ディスク再生装置であっ
て、光ディスクを回転させる回転手段（スピンドルモー
タＭ）と、光ディスクの回転を停止させる制動手段（ブ
レーキ機構Ｂ）と、前記回転手段による回転状況および
制動手段の作動タイミングを制御する回転制御手段（マ
イクロコンピュータ３）と、前記情報記録面に記録され
たデータを抽出して再生するデータ再生手段（ピックア
ップ１およびマイクロコンピュータ３）と、前記情報記
録面と反対側のレーベル面（Ｌ）の文字を光学的に読み
取る文字検出手段（文字認識用センサ２）と、該文字検
出手段で読み取られたイメージデータから文字を認識す
る文字認識手段（マイクロコンピュータ３およびソフト
ウェア）と、該文字認識手段によって認識されたレーベ
ル面の文字の傾きを検出する文字傾斜検出手段（マイク
ロコンピュータ３）とを少なくとも備え、前記回転制御
手段は、前記文字傾斜検出手段で検出された文字の傾き
に応じて前記回転手段および制動手段を制御して、前記
光ディスクを所定の位置で停止させるようにした。
【００１１】これにより、光ディスクのレーベル面にマ
ーカーを付する等の加工を施すことなく光ディスクを所
定の位置で停止させることができ、シールの貼付に伴う
光ディスクの回転ブレや、マーカーの印刷に伴う手間等
を解消することができる。
ーカーを付する等の加工を施すことなく光ディスクを所
定の位置で停止させることができ、シールの貼付に伴う
光ディスクの回転ブレや、マーカーの印刷に伴う手間等
を解消することができる。
【００１２】また、前記光ディスクが停止される所定位
置は、前記レーベル面の文字が装置前面に正対する位置
であるようにできる。これにより、レーベル面の文字を
読み取るために、操作者が手動で見易い位置に調整する
手間を省くことができる。
置は、前記レーベル面の文字が装置前面に正対する位置
であるようにできる。これにより、レーベル面の文字を
読み取るために、操作者が手動で見易い位置に調整する
手間を省くことができる。
【００１３】また、前記文字検出手段は、前記レーベル
面と対向する所定位置に固設されて前記レーベル面の所
定領域をスキャンするイメージセンサで構成されるよう
にできる。これにより、所定領域に存在する文字のみの
検出で光ディスクの停止位置を制御することができ、低
コストで目的を達成することができる。
面と対向する所定位置に固設されて前記レーベル面の所
定領域をスキャンするイメージセンサで構成されるよう
にできる。これにより、所定領域に存在する文字のみの
検出で光ディスクの停止位置を制御することができ、低
コストで目的を達成することができる。
【００１４】また、前記文字検出手段は、前記レーベル
面と対向する所定位置に光ディスクの半径方向に移動可
能に設けられて前記レーベル面の全領域をスキャンする
イメージセンサで構成されるようにしてもよい。これに
より、レーベル面に存在する文字を確実に検出して光デ
ィスクの停止位置の制御を精度良く行うことができる。
面と対向する所定位置に光ディスクの半径方向に移動可
能に設けられて前記レーベル面の全領域をスキャンする
イメージセンサで構成されるようにしてもよい。これに
より、レーベル面に存在する文字を確実に検出して光デ
ィスクの停止位置の制御を精度良く行うことができる。
【００１５】また、前記回転制御手段は、前記文字検出
手段によるレーベル面のスキャンを実行する際に、光デ
ィスクの回転を一時的に停止させるように前記回転手段
および制動手段を制御するようにするとよい。これによ
り、文字の検出および認識を精度良く行うことができ
る。
手段によるレーベル面のスキャンを実行する際に、光デ
ィスクの回転を一時的に停止させるように前記回転手段
および制動手段を制御するようにするとよい。これによ
り、文字の検出および認識を精度良く行うことができ
る。
【００１６】また、前記文字認識手段は、アルファベッ
ト文字のみを認識可能な認識エンジンを備えるようにし
てもよい。これにより、比較的容易に認識可能なアルフ
ァベット文字についての文字認識処理を行うことによ
り、安価に装置を構成できると共に処理速度を速めるこ
とができる。なお、本発明者等が調査したところでは、
一般に市販されている光ディスクのレーベル面に記録さ
れた文字列には高い確率でアルファベット文字が含まれ
ることが確認されている。
ト文字のみを認識可能な認識エンジンを備えるようにし
てもよい。これにより、比較的容易に認識可能なアルフ
ァベット文字についての文字認識処理を行うことによ
り、安価に装置を構成できると共に処理速度を速めるこ
とができる。なお、本発明者等が調査したところでは、
一般に市販されている光ディスクのレーベル面に記録さ
れた文字列には高い確率でアルファベット文字が含まれ
ることが確認されている。
【００１７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
図面に基づいて説明する。図１は実施形態に係る光ディ
スク再生装置の概略構成を示す構成図、図２は文字認識
センサと光ディスクの位置関係を示す側面図である。図
１に示すように、光ディスク再生装置１００は、光ディ
スクＤを回転させるスピンドルモータＭと、光ディスク
Ｄの回転を制動するブレーキ機構Ｂと、光ディスクＤの
情報記録面Ｋからデータを読み取るピックアップ１と、
光ディスクＤのレーベル面から文字を読み取る文字認識
用センサ２と、これらの装置を統括して制御すると共に
データ再生処理および文字認識処理を司るマイクロコン
ピュータ３とを少なくとも備えている。
図面に基づいて説明する。図１は実施形態に係る光ディ
スク再生装置の概略構成を示す構成図、図２は文字認識
センサと光ディスクの位置関係を示す側面図である。図
１に示すように、光ディスク再生装置１００は、光ディ
スクＤを回転させるスピンドルモータＭと、光ディスク
Ｄの回転を制動するブレーキ機構Ｂと、光ディスクＤの
情報記録面Ｋからデータを読み取るピックアップ１と、
光ディスクＤのレーベル面から文字を読み取る文字認識
用センサ２と、これらの装置を統括して制御すると共に
データ再生処理および文字認識処理を司るマイクロコン
ピュータ３とを少なくとも備えている。
【００１８】光ディスクＤとしては、情報記録面Ｋに音
楽データ等を記録したＣＤディスクや、映像データ等を
記録したＤＶＤディスク等が適用可能である。
楽データ等を記録したＣＤディスクや、映像データ等を
記録したＤＶＤディスク等が適用可能である。
【００１９】光ディスクＤのレーベル面Ｌには、通常、
コンテンツ情報（例えば、アーチスト名、曲名、映画タ
イトル等）を示す文字が印刷されている。なお、本発明
者等の調査によれば、一般に市販されている光ディスク
Ｄのレーベル面Ｌに印刷された文字列には高い確率でア
ルファベット文字が含まれるとの結果が出ている。この
調査結果に基づき、本実施形態では、マイクロコンピュ
ータ３は、文字認識用センサ２で検出された文字のうち
アルファベット文字についてのみ文字認識処理が可能な
ソフトウェアもしくはハードウェアからなる文字認識手
段（以下、文字認識エンジンと表示する）を搭載してい
る。これにより、比較的容易に認識可能なアルファベッ
ト文字についての文字認識処理を行うことにより、安価
に装置を構成できると共に処理速度を速めることができ
る。
コンテンツ情報（例えば、アーチスト名、曲名、映画タ
イトル等）を示す文字が印刷されている。なお、本発明
者等の調査によれば、一般に市販されている光ディスク
Ｄのレーベル面Ｌに印刷された文字列には高い確率でア
ルファベット文字が含まれるとの結果が出ている。この
調査結果に基づき、本実施形態では、マイクロコンピュ
ータ３は、文字認識用センサ２で検出された文字のうち
アルファベット文字についてのみ文字認識処理が可能な
ソフトウェアもしくはハードウェアからなる文字認識手
段（以下、文字認識エンジンと表示する）を搭載してい
る。これにより、比較的容易に認識可能なアルファベッ
ト文字についての文字認識処理を行うことにより、安価
に装置を構成できると共に処理速度を速めることができ
る。
【００２０】但し、昨今はマイクロコンピュータ３の処
理能力の向上と、文字認識技術の進歩により、漢字等の
複雑な文字の認識精度や認識速度も向上しているので、
アルファベット文字に加えて漢字等を認識可能な認識エ
ンジンを搭載するようにしてもよい。なお、アルファベ
ット文字および漢字等の文字認識エンジンおよび文字認
識処理は、周知の技術であるので詳細な説明は省略す
る。また、ピックアップ１および音楽データあるいは映
像データの再生処理についても、既存の技術と変わると
ころはないので説明は省略する。
理能力の向上と、文字認識技術の進歩により、漢字等の
複雑な文字の認識精度や認識速度も向上しているので、
アルファベット文字に加えて漢字等を認識可能な認識エ
ンジンを搭載するようにしてもよい。なお、アルファベ
ット文字および漢字等の文字認識エンジンおよび文字認
識処理は、周知の技術であるので詳細な説明は省略す
る。また、ピックアップ１および音楽データあるいは映
像データの再生処理についても、既存の技術と変わると
ころはないので説明は省略する。
【００２１】文字認識用センサ２としては、ＣＣＤ（Ch
arge Coupled Device）やＣＭＯＳセンサ等のイメージ
センサが用いられる。文字認識用センサ２は、図２に示
すように光ディスクＤのレーベル面Ｌと対向する所定位
置に固設される。文字認識用センサ２の固定位置（即
ち、文字を検出する領域）は、光ディスクＤの半径上に
あれば特に限定されないが、多数の光ディスクＤのレー
ベル面Ｌに記録された文字列の位置の統計をとり、文字
が存在する確率の高い位置に設けることが望ましい。
arge Coupled Device）やＣＭＯＳセンサ等のイメージ
センサが用いられる。文字認識用センサ２は、図２に示
すように光ディスクＤのレーベル面Ｌと対向する所定位
置に固設される。文字認識用センサ２の固定位置（即
ち、文字を検出する領域）は、光ディスクＤの半径上に
あれば特に限定されないが、多数の光ディスクＤのレー
ベル面Ｌに記録された文字列の位置の統計をとり、文字
が存在する確率の高い位置に設けることが望ましい。
【００２２】ここで、マイクロコンピュータ３によって
行われる光ディスク停止制御処理の処理手順を図４のフ
ローチャートを参照して説明する。光ディスクＤの停止
操作が行われると、ますステップＳ１でスピンドルモー
タＭおよびブレーキ機構Ｂの制御により光ディスクＤを
一時停止させてからステップＳ２に移行し、文字認識用
センサ２によりレーベル面Ｌをスキャンしてイメージデ
ータの取り込みを行う。ここで、光ディスクＤを一時的
に停止させているのは、光ディスクＤを回転させながら
文字認識用のイメージデータを取得するのは困難なため
である。
行われる光ディスク停止制御処理の処理手順を図４のフ
ローチャートを参照して説明する。光ディスクＤの停止
操作が行われると、ますステップＳ１でスピンドルモー
タＭおよびブレーキ機構Ｂの制御により光ディスクＤを
一時停止させてからステップＳ２に移行し、文字認識用
センサ２によりレーベル面Ｌをスキャンしてイメージデ
ータの取り込みを行う。ここで、光ディスクＤを一時的
に停止させているのは、光ディスクＤを回転させながら
文字認識用のイメージデータを取得するのは困難なため
である。
【００２３】次いでステップＳ３に移行して、光ディス
クＤの全領域（例えば図３（ａ）に示すような環状の領
域２００）のスキャンが終了したか否かを判定する。具
体的には、例えば最初にスキャンを行った領域から３６
０度回転したか否かを判定する。そして、未だ全領域の
スキャンが終了していないと判定した場合にはステップ
Ｓ４に移行して光ディスクＤを所定角度（例えば３０
度）回転させた後、ステップＳ２に戻ってスキャンを継
続する。ステップＳ３で、全領域のスキャンが終了した
と判定された場合にはステップＳ５に進んで、イメージ
データを分析して文字を抽出すると共に文字認識処理を
実行する。なお、本実施形態では、先に述べた通りアル
ファベット文字についてのみ文字認識処理を行うように
なっているため、その他の漢字等の文字については認識
不能となるので、それらのイメージデータは無視するか
或いは文字とはみなさないように処理する。図３（ａ）
に示す例では、レーベル面Ｌの文字列「ＡＢＣＤＥＦＧ
Ｈ」のうち文字全体が正確にスキャンされた「Ｅ」のみ
を認識可能である。
クＤの全領域（例えば図３（ａ）に示すような環状の領
域２００）のスキャンが終了したか否かを判定する。具
体的には、例えば最初にスキャンを行った領域から３６
０度回転したか否かを判定する。そして、未だ全領域の
スキャンが終了していないと判定した場合にはステップ
Ｓ４に移行して光ディスクＤを所定角度（例えば３０
度）回転させた後、ステップＳ２に戻ってスキャンを継
続する。ステップＳ３で、全領域のスキャンが終了した
と判定された場合にはステップＳ５に進んで、イメージ
データを分析して文字を抽出すると共に文字認識処理を
実行する。なお、本実施形態では、先に述べた通りアル
ファベット文字についてのみ文字認識処理を行うように
なっているため、その他の漢字等の文字については認識
不能となるので、それらのイメージデータは無視するか
或いは文字とはみなさないように処理する。図３（ａ）
に示す例では、レーベル面Ｌの文字列「ＡＢＣＤＥＦＧ
Ｈ」のうち文字全体が正確にスキャンされた「Ｅ」のみ
を認識可能である。
【００２４】次に、ステップＳ６に移行して文字の傾き
程度を演算処理により算出する。図３（ａ）に示す例で
は、文字列「ＡＢＣＤＥＦＧＨ」は水平位置から約４５
度傾いている。
程度を演算処理により算出する。図３（ａ）に示す例で
は、文字列「ＡＢＣＤＥＦＧＨ」は水平位置から約４５
度傾いている。
【００２５】次いでステップＳ７では、文字の傾き情報
に基づいて、図３（ｂ）に示すようにレーベル面Ｌの文
字列を操作者３００に正対する位置で停止させるための
ブレーキ機構Ｂの制動タイミングを決定し、ステップＳ
８でその制動タイミングでブレーキ機構Ｂを作動させ
て、光ディスクＤのレーベル面Ｌの文字列が操作者３０
０に正対する位置で停止させて処理を終了する。
に基づいて、図３（ｂ）に示すようにレーベル面Ｌの文
字列を操作者３００に正対する位置で停止させるための
ブレーキ機構Ｂの制動タイミングを決定し、ステップＳ
８でその制動タイミングでブレーキ機構Ｂを作動させ
て、光ディスクＤのレーベル面Ｌの文字列が操作者３０
０に正対する位置で停止させて処理を終了する。
【００２６】これにより、光ディスクＤを取り出し可能
な状態（例えば、光ディスクＤを載置したトレーが操作
者側に突出するように移動された状態）にした場合おい
て、レーベル面Ｌの文字列は操作者３００に正対する位
置で停止されているので、レーベル面Ｌの文字を読み取
るために、操作者が手動で見易い位置に調整する手間を
省くことができる。
な状態（例えば、光ディスクＤを載置したトレーが操作
者側に突出するように移動された状態）にした場合おい
て、レーベル面Ｌの文字列は操作者３００に正対する位
置で停止されているので、レーベル面Ｌの文字を読み取
るために、操作者が手動で見易い位置に調整する手間を
省くことができる。
【００２７】また、従来にように光ディスクＤのレーベ
ル面Ｌに位置検出用のマーカーを付するなどの加工を施
すことなく所望の位置で停止させることができ、マーカ
ーとしてのシールを貼付した場合に生じる光ディスクの
回転ブレや、マーカーの印刷に伴う手間等を解消するこ
とができる。
ル面Ｌに位置検出用のマーカーを付するなどの加工を施
すことなく所望の位置で停止させることができ、マーカ
ーとしてのシールを貼付した場合に生じる光ディスクの
回転ブレや、マーカーの印刷に伴う手間等を解消するこ
とができる。
【００２８】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形
態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で変更可能である。例えば、本実施形態では、文字認
識用センサ２を光ディスクＤのレーベル面Ｌと対向する
所定位置に固設する場合について説明したが、これに限
らず、例えば図５に示すように文字認識用センサ２’を
半径方向に移動させる構造にして、光ディスクＤのレー
ベル面Ｌの全面の文字を検出するようにしてもよい。こ
れにより、レーベル面Ｌに存在する文字を確実に検出し
て光ディスクＤの停止位置の制御をより高精度に行うこ
とができる。
形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形
態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で変更可能である。例えば、本実施形態では、文字認
識用センサ２を光ディスクＤのレーベル面Ｌと対向する
所定位置に固設する場合について説明したが、これに限
らず、例えば図５に示すように文字認識用センサ２’を
半径方向に移動させる構造にして、光ディスクＤのレー
ベル面Ｌの全面の文字を検出するようにしてもよい。こ
れにより、レーベル面Ｌに存在する文字を確実に検出し
て光ディスクＤの停止位置の制御をより高精度に行うこ
とができる。
【００２９】
【発明の効果】本発明によれば、光ディスクの情報記録
面に記録されたデータを再生する光ディスク再生装置で
あって、光ディスクを回転させる回転手段と、光ディス
クの回転を停止させる制動手段と、前記回転手段による
回転状況および制動手段の作動タイミングを制御する回
転制御手段と、前記情報記録面に記録されたデータを抽
出して再生するデータ再生手段と、前記情報記録面と反
対側のレーベル面の文字を光学的に読み取る文字検出手
段と、該文字検出手段で読み取られたイメージデータか
ら文字を認識する文字認識手段と、該文字認識手段によ
って認識されたレーベル面の文字の傾きを検出する文字
傾斜検出手段とを少なくとも備え、前記回転制御手段
は、前記文字傾斜検出手段で検出された文字の傾きに応
じて前記回転手段および制動手段を制御して、前記光デ
ィスクを所定の位置で停止させるようにしたので、光デ
ィスクのレーベル面にマーカーを付する等の加工を施す
ことなく光ディスクを所定の位置で停止させることがで
き、シールの貼付に伴う光ディスクの回転ブレや、マー
カーの印刷に伴う手間等を解消することができるという
効果がある。
面に記録されたデータを再生する光ディスク再生装置で
あって、光ディスクを回転させる回転手段と、光ディス
クの回転を停止させる制動手段と、前記回転手段による
回転状況および制動手段の作動タイミングを制御する回
転制御手段と、前記情報記録面に記録されたデータを抽
出して再生するデータ再生手段と、前記情報記録面と反
対側のレーベル面の文字を光学的に読み取る文字検出手
段と、該文字検出手段で読み取られたイメージデータか
ら文字を認識する文字認識手段と、該文字認識手段によ
って認識されたレーベル面の文字の傾きを検出する文字
傾斜検出手段とを少なくとも備え、前記回転制御手段
は、前記文字傾斜検出手段で検出された文字の傾きに応
じて前記回転手段および制動手段を制御して、前記光デ
ィスクを所定の位置で停止させるようにしたので、光デ
ィスクのレーベル面にマーカーを付する等の加工を施す
ことなく光ディスクを所定の位置で停止させることがで
き、シールの貼付に伴う光ディスクの回転ブレや、マー
カーの印刷に伴う手間等を解消することができるという
効果がある。
【００３０】また、前記光ディスクが停止される所定位
置は、前記レーベル面の文字が装置前面に正対する位置
とすることにより、レーベル面の文字を読み取るため
に、操作者が手動で見易い位置に調整する手間を省くこ
とができるという効果がある。
置は、前記レーベル面の文字が装置前面に正対する位置
とすることにより、レーベル面の文字を読み取るため
に、操作者が手動で見易い位置に調整する手間を省くこ
とができるという効果がある。
【図１】実施形態に係る光ディスク再生装置の概略構成
を示す構成図である。
を示す構成図である。
【図２】文字認識センサと光ディスクの位置関係を示す
側面図である。
側面図である。
【図３】光ディスクＤのレーベル面Ｌの文字列の検出例
および停止例を示す説明図である。
および停止例を示す説明図である。
【図４】光ディスク停止制御処理の処理手順を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図５】文字認識センサの他の構成例を示す概略側面図
である。
である。
１ ピックアップ
２，２’ 文字認識用センサ
３ マイクロコンピュータ
Ｍ スピンドルモータ
Ｂ ブレーキ機構（制動手段）
Ｄ 光ディスク
Ｌ レーベル面
Ｋ 情報記録面
３００ 操作者
Claims (7)
- 【請求項１】光ディスクの情報記録面に記録されたデー
タを再生する光ディスク再生装置であって、 光ディスクを回転させる回転手段と、 光ディスクの回転を停止させる制動手段と、 前記回転手段による回転状況および制動手段の作動タイ
ミングを制御する回転制御手段と、 前記情報記録面に記録されたデータを抽出して再生する
データ再生手段と、 前記レーベル面と対向する所定位置に固設されて前記レ
ーベル面の所定領域をスキャンするイメージセンサと、 該イメージセンサで読み取られたイメージデータから文
字を認識する文字認識手段と、 該文字認識手段によって認識されたレーベル面の文字の
傾きを検出する文字傾斜検出手段と、 を少なくとも備え、 前記回転制御手段は、前記文字傾斜検出手段で検出され
た文字の傾きに応じて前記回転手段および制動手段を制
御して、前記光ディスクを前記レーベル面の文字が装置
前面に正対する位置で停止させることを特徴とする光デ
ィスク再生装置。 - 【請求項２】光ディスクの情報記録面に記録されたデー
タを再生する光ディスク再生装置であって、 光ディスクを回転させる回転手段と、 光ディスクの回転を停止させる制動手段と、 前記回転手段による回転状況および制動手段の作動タイ
ミングを制御する回転制御手段と、 前記情報記録面に記録されたデータを抽出して再生する
データ再生手段と、 前記情報記録面と反対側のレーベル面の文字を光学的に
読み取る文字検出手段と、 該文字検出手段で読み取られたイメージデータから文字
を認識する文字認識手段と、 該文字認識手段によって認識されたレーベル面の文字の
傾きを検出する文字傾斜検出手段と、 を少なくとも備え、 前記回転制御手段は、前記文字傾斜検出手段で検出され
た文字の傾きに応じて前記回転手段および制動手段を制
御して、前記光ディスクを所定の位置で停止させること
を特徴とする光ディスク再生装置。 - 【請求項３】前記光ディスクが停止される所定位置は、
前記レーベル面の文字が装置前面に正対する位置である
ことを特徴とする請求項２に記載の光ディスク再生装
置。 - 【請求項４】前記文字検出手段は、前記レーベル面と対
向する所定位置に固設されて前記レーベル面の所定領域
をスキャンするイメージセンサで構成されることを特徴
とする請求項２または請求項３に記載の光ディスク再生
装置。 - 【請求項５】前記文字検出手段は、前記レーベル面と対
向する所定位置に光ディスクの半径方向に移動可能に設
けられて前記レーベル面の全領域をスキャンするイメー
ジセンサで構成されることを特徴とする請求項２または
請求項３に記載の光ディスク再生装置。 - 【請求項６】前記回転制御手段は、前記文字検出手段に
よるレーベル面のスキャンを実行する際に、光ディスク
の回転を一時的に停止させるように前記回転手段および
制動手段を制御することを特徴とする請求項４または請
求項５に記載の光ディスク再生装置。 - 【請求項７】前記文字認識手段は、アルファベット文字
のみを認識可能な認識エンジンを備えることを特徴とす
る請求項１から請求項５の何れかに記載の光ディスク再
生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001340106A JP2003141844A (ja) | 2001-11-06 | 2001-11-06 | 光ディスク再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001340106A JP2003141844A (ja) | 2001-11-06 | 2001-11-06 | 光ディスク再生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003141844A true JP2003141844A (ja) | 2003-05-16 |
Family
ID=19154357
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001340106A Pending JP2003141844A (ja) | 2001-11-06 | 2001-11-06 | 光ディスク再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003141844A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7483184B2 (en) * | 2003-10-09 | 2009-01-27 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Method and system for using an optical sensor array to control a labeling device |
-
2001
- 2001-11-06 JP JP2001340106A patent/JP2003141844A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7483184B2 (en) * | 2003-10-09 | 2009-01-27 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Method and system for using an optical sensor array to control a labeling device |
| US7676119B2 (en) | 2003-10-09 | 2010-03-09 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Method and system for using an optical sensor array to control a labeling device |
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