JP2003141686A - 降車位置管理装置及び降車位置管理システム及び降車位置管理方法 - Google Patents

降車位置管理装置及び降車位置管理システム及び降車位置管理方法

Info

Publication number
JP2003141686A
JP2003141686A JP2001336770A JP2001336770A JP2003141686A JP 2003141686 A JP2003141686 A JP 2003141686A JP 2001336770 A JP2001336770 A JP 2001336770A JP 2001336770 A JP2001336770 A JP 2001336770A JP 2003141686 A JP2003141686 A JP 2003141686A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bus
user
card
route
exit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001336770A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Kudo
淳 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tamura Electric Works Ltd
Original Assignee
Tamura Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tamura Electric Works Ltd filed Critical Tamura Electric Works Ltd
Priority to JP2001336770A priority Critical patent/JP2003141686A/ja
Publication of JP2003141686A publication Critical patent/JP2003141686A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 路線上の任意の地点で乗客の降車が可能なバ
スを運転する運転者の負担を軽減し、かつ路線上の各地
点の名称などを知らない乗客の任意の地点での降車を可
能にする。 【解決手段】 バス1を利用する利用者のカード6に対
し、利用者の指示操作に基づく降車位置を記録し、利用
者がバスに乗車後にこのカードを管理装置5に挿入する
と、管理装置はカードから降車位置を読み取るととも
に、人工衛星7からの信号に基づいてバスの現在位置を
算出し、カードから読み取った降車位置と算出されたバ
スの現在位置とに基づき降車位置に対するバスの接近を
検出する。そして、降車位置に対するバスの接近を検出
すると利用者及びバス運転者に対し、降車位置へのバス
の接近の旨を報知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、降車位置管理装置
及び降車位置管理システム及び降車位置管理方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】バス会社が運営する路線上を運行するバ
スの運転者は、路線上に配置されているバス停に乗客が
いればそのバス停にバスを停車してバス内に乗客を乗車
させるとともに、バス内の乗客に対して次に停車するバ
ス停の名称をアナウンスし、このアナウンスに対し乗客
の降車指示操作が行われてブザーが鳴動したり、ランプ
が点灯したりすると、そのバス停に停車してバス内の乗
客を降車させるようにしている。
【0003】近年は、こうしたバス停のみに停車するバ
スの他に、バス路線上の任意の地点で停車して乗客の降
車を可能にするバスも運行されている。このようなバス
に乗り込んだ乗客は、自身の降車希望地点に間もなくバ
スが到着することを認識すると、バス運転者に対し、口
頭で例えば、「○○坂の上で降ろしてください。」旨、
或いは「○△店舗の前で降ろしてください。」旨を伝達
し、降車するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】路線上の任意の地点で
降車が可能なバスに乗り込んだ乗客は、所望の降車地点
に間もなくバスが到着することを認識すると、前述した
ように自身の降車地点を口頭でバス運転者に伝達してい
る。このため、降車地点の名称や、その降車地点付近の
目標建造物などを知らない乗客は、バス運転者に自身の
降車地点を的確に伝達できないことから、こうした乗客
は自身が希望する降車地点で降車できない恐れがある。
また、バスの運転操作は勿論、乗客の運賃支払いの確
認、ドアの開閉操作、及び路線案内などの業務を遂行す
るバス運転者は、こうした業務に加えて、自身の降車位
置を口頭で伝達する前述の乗客に対しても応対しなけれ
ばならず、バス運転者の負担が増大するという問題もあ
る。
【0005】したがって、本発明は、路線上の任意の地
点で乗客の降車が可能なバスを運転する運転者の負担を
軽減するとともに、バス路線上の各地点の名称やその地
点付近の目標建造物などを知らない乗客に対しても容易
にその乗客の所望地点での降車を可能にすることを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、バス路線上のバス停から乗車した利
用者のバス路線上における任意の位置での降車を可能に
するバスに降車位置管理装置を搭載し、降車位置管理装
置に、バスを利用する利用者の例えばICカードまたは
磁気カード等のカード(記録媒体)から降車位置を読み
取る読取手段と、人工衛星からの信号に基づいてバスの
現在位置を算出する算出手段と、読取手段により読み取
られた降車位置と算出手段により算出されたバスの現在
位置とに基づいて降車位置に対するバスの接近を検出す
る検出手段と、検出手段により降車位置に対するバスの
接近が検出されると、利用者及びバスの運転者に対し降
車位置へのバスの接近の旨を報知する報知手段とを設け
たものである。
【0007】この場合、管理装置は、バスの運転席側に
設けられた第1の表示部と、バスの客席側に設けられた
第2の表示部と、予めバス停の位置を含むバス路線の地
図を記憶するデータベースと、データベースに記憶され
たバス路線地図を読み出し、読み出したバス路線地図の
バス路線上に読取手段により読み取られた降車位置を付
加して1及び第2の表示部に表示する表示制御手段とを
有し、報知手段は、検出手段により降車位置に対するバ
スの接近が検出されると、第1及び第2の表示部に表示
されている降車位置を点滅表示するものである。また、
管理装置は、音声合成部を備え、報知手段は、検出手段
により降車位置に対するバスの接近が検出されると、音
声合成部を制御し、降車位置へのバスの接近の旨を音声
によりアナウンスするものである。
【0008】また、本発明は、バス路線上のバス停から
乗車した利用者のバス路線上における任意の位置での降
車を可能にするバスに搭載され、利用者の降車位置を管
理する管理装置と、カードに対して降車位置の記録が可
能な端末装置とからなり、管理装置は、端末装置により
降車位置が記録されたカードから降車位置を読み取る読
取手段と、人工衛星からの信号に基づいてバスの現在位
置を算出する算出手段と、読取手段により読み取られた
降車位置と算出手段により算出されたバスの現在位置と
に基づいて降車位置に対するバスの接近を検出する検出
手段と、検出手段により降車位置に対するバスの接近が
検出されると、利用者及びバス運転者に対し降車位置へ
のバスの接近の旨を報知する報知手段とを有するもので
ある。
【0009】この場合、端末装置は、表示部と、予めバ
ス停の位置を含むバス路線の地図を記憶するメモリと、
メモリに記憶されたバス路線地図を読み出し表示部に表
示する表示制御手段と、表示部に表示されたバス路線上
の任意の位置を指定する操作を検出する指定位置検出手
段と、指定位置検出手段により検出された指定位置を降
車位置としてカードに記録する記録手段とを有するもの
である。
【0010】また、本発明は、バスを利用する利用者の
カードに対し、利用者により指示されるバスの路線上の
降車位置を記録する第1のステップと、利用者がバスに
乗車後にこの利用者のカードから降車位置を読み取る第
2のステップと、人工衛星からの信号に基づいてバスの
現在位置を算出する第3のステップと、第2のステップ
の処理に基づき読み取られた降車位置と第3のステップ
の処理に基づき算出されたバスの現在位置とに基づいて
降車位置に対するバスの接近を検出する第4のステップ
と、第4のステップの処理に基づき降車位置に対するバ
スの接近が検出されると、利用者及びバス運転者に対し
降車位置へのバスの接近の旨を報知する第5のステップ
とを有する方法である。
【0011】この場合、予めバス停の位置を含むバス路
線の地図を記憶するデータベースからバス路線地図を読
み出し、読み出したバス路線地図のバス路線上に第2の
ステップの処理に基づき読み取られた降車位置を付加し
て、バスの運転席側に設けられた第1の表示部及びバス
の客席側に設けられた第2の表示部に表示する第6のス
テップを有し、第5のステップにおける処理は、第4の
ステップの処理に基づき降車位置に対するバスの接近が
検出されると、第1及び第2の表示部に表示されている
降車位置を点滅表示する第7のステップを含むものであ
る。
【0012】また、第5のステップにおける処理は、第
4のステップの処理に基づき降車位置に対するバスの接
近が検出されると、音声合成部を制御して降車位置への
バスの接近の旨を音声によりアナウンスする第8のステ
ップを含むものである。また、第1のステップにおける
処理は、メモリに予め記憶されたバス停の位置を含むバ
ス路線の地図を読み出し表示部に表示する第9のステッ
プと、第9のステップの処理に基づき表示部に表示され
たバス路線上の任意の位置を指定する操作を検出する第
10のステップと、第10のステップの処理に基づき検
出された指定位置を降車位置としてカードに記録する第
11のステップとを含むものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
して説明する。図2は、本発明に係る降車位置管理シス
テムを説明する図である。本降車位置管理システムは、
バス路線2上を運行するバス1内の乗客が降車する位置
を管理するシステムであり、バス路線2上に配置された
各バス停3A〜3Hからバス1に乗車した乗客が各バス
停3A〜3Hでの降車は勿論、バス路線2上の前記バス
停以外の地点4A,4B(任意の地点)においても降車
を可能にするとともにその降車位置を管理するものであ
る。
【0014】図1は、本降車位置管理システムを構成す
る降車位置管理装置及び降車カード端末の構成を示すブ
ロック図である。図1(a)に示す降車位置管理装置5
は、バス1に搭載されるものである。この降車位置管理
装置1には、装置1の全体を制御するCPU11が設け
られ、CPU11には、バス1の運転席側に配置され乗
客により挿入されたICカード6に対しデータのリード
・ライトを行うICカードR/W12と、同じくバス1
の運転席側に配置されバス運転者に対し乗客の降車位置
を報知するための表示部13と、同じくバス1の運転席
側に配置される操作部14と、メモリ15と、音声合成
部16とが接続される。
【0015】また、CPU11には、図2の路線2及び
各バス停3A〜3Hを含む路線地図を格納する路線DB
と、バス1のブレーキ・ドア開閉機構部18と、バス1
の客席側に配置される乗客用コントロール装置20と、
人工衛星7からの信号に基づきバス1の現在位置を演算
するGPS装置19とが接続される。なお、乗客用コン
トロール装置20は、運転席の後部に客席側に向けて配
置され路線地図を表示するとともにこの路線地図上に各
乗客の降車位置を表示して各乗客に降車位置を報知する
大画面の表示部22と、表示部22に隣接して配置され
る操作部23と、表示部22に隣接して配置され、挿入
されたICカード6に対しデータのリード・ライトを行
うICカードR/W21とから構成される。
【0016】図1(b)は、降車カード端末8の構成を
示すブロック図である。この降車カード端末8は、例え
ばバス停3に配設されるもので、同様にCPU81が設
けられ、CPU81には、ICカード6に対しデータの
リード・ライトを行うICカードR/W82と、メモリ
83と、操作部85及び表示部86からなるタッチパネ
ル装置84とが接続される。
【0017】さて、以上のように構成された降車位置管
理システムの概略動作を説明する。利用者はバス1に乗
車する場合、バス停3に配置された降車カード端末8に
ICカード6を挿入する。このICカード6は予め価値
情報が記録されたプリペイドカードである。利用者は自
身が購入し自身の名前が記録されたこのICカード6を
降車カード端末8に挿入すると、降車カード端末8では
予め記憶されている図2に示す路線地図(路線2と各バ
ス停3A〜3Hを含む地図)をタッチパネル装置84に
表示する。利用者はタッチパネル装置84に表示された
路線地図上で自身が降車する位置を指定する。すると、
降車カード端末8ではこの指定降車位置をICカードR
/W82によりICカード6に記録させる。
【0018】降車カード端末8により自身の降車位置が
記録されたICカード6を所持した利用者は、バス1が
バス停3に到着すると、バス1に乗り込み、バス1内に
設けられている降車位置管理装置5にそのICカード6
を挿入する。すると、降車位置管理装置5では、路線D
B17から路線地図(図2の路線地図)を読み出し、こ
の路線地図上にICカード6の降車位置を加えたデータ
を作成してメモリ15に記憶するとともに各表示部1
3,22に表示する。また、ICカード6に記録された
利用者の名前をメモリ15に記憶する。なお、降車位置
管理装置5にICカード6が挿入されると、メモリ15
に利用者名と対に降車位置(バス停情報)も記憶され
る。
【0019】その後、バス1が路線2上の次のバス停3
に向かって運行を開始すると、降車位置管理装置5は、
人工衛星7からの信号に基づきバス1の現在位置を緯度
・経度情報として算出するGPS装置22の算出出力を
入力し、メモリ15に記憶されている緯度・経度情報で
ある前記降車位置と比較する。
【0020】そして、バス1の現在位置がメモリ15の
降車位置に近づくと、降車位置管理装置5は音声合成部
16から、「○○(利用者名)さん、間もなく降車位置
に到着します。」旨の音声メッセージを送出させて乗客
及びバス運転者に報知するとともに、表示部13,22
に表示されている降車位置を点滅表示する。そして、バ
ス1の現在位置がメモリ15の降車位置に一致すると、
ブレーキ・ドア開閉機構部18を制御してバス1のブレ
ーキを作動させバス1を停車させるとともに、バス1の
ドアを開放する。これにより、乗客は自身が指定した降
車位置で降車することができる。
【0021】このように、バス1の利用者は、バス停3
に配設された降車カード端末8にICカード6を挿入し
て自身の降車位置をICカード6に記録させるととも
に、バス1に乗車したときにはこのICカード6をバス
1に搭載された降車位置管理装置5に挿入して降車位置
管理装置5の表示部に路線地図とともにその降車位置を
表示し、降車位置管理装置5は、バス1が降車位置に近
づくと、「バスが間もなく降車位置に到着する」旨をバ
ス運転者及び乗客に報知するようにしたので、バス運転
者の負担を軽減できるとともに、乗客はバス路線上の各
地点の名称やその地点付近の目標建造物などを知らなく
ても容易に所望地点で降車することができる。
【0022】次に図3及び図4は本降車位置管理システ
ムの要部動作を示すフローチャートである。このフロー
チャートにしたがって本発明の動作を詳細に説明する。
まず、図3のフローチャートに基づき降車カード端末8
の動作を説明する。利用者はバス1に乗車する場合、前
述したように、バス停3に配置された降車カード端末8
にICカード6を挿入する。すると、このICカード6
の挿入がICカードR/W82からCPU81に伝達さ
れる。この場合、CPU81は、ステップS1の「IC
カード挿入?」を「Y」と判定し、予めメモリ83に記
憶された図2に示す路線地図を読み出してタッチパネル
84の表示部86に表示する。
【0023】ここで、利用者が表示部86に表示された
路線地図上で自身が降車する位置を、タッチパネル84
の操作部85により指定する。すると、CPU81はス
テップS3でこの指定降車位置をICカードR/W82
に送ってICカードR/W82によりICカード6に記
録させる。
【0024】一方、操作部85の図示しない保存キーに
よりICカード6には複数の降車位置が記録可能であ
り、このように既に複数の降車位置がICカード6に記
録されている場合は、CPU81は、メモリ83から読
み出した路線地図上にICカード6から読み取った複数
の降車位置を加えて表示部86に表示する。ここで、利
用者が操作部85の操作により何れかの降車位置を選択
すると、ステップS4の「降車位置選択操作?」が
「Y」と判定され、この場合CPU81はステップS5
でこの選択降車位置をICカードR/W82に送ってI
CカードR/W82により、ICカード6に記録させ
る。
【0025】こうして、降車カード端末8により自身の
降車位置が記録されたICカード6を所持した利用者
は、バス1がバス停3に到着すると、図4のステップS
11でバス1に乗車した後、バス1内に設けられている
降車位置管理装置5の乗客用コントロール装置20のI
CカードR/W21にそのICカード6を挿入する。す
ると、図4のステップ12の「ICカード挿入?」が
「Y」と判定される。
【0026】この場合、ICカード6に記録されている
降車位置データが、ICカードR/W21により読み出
されてCPU11に伝達される。すると、CPU11
は、ステップS13でICカード6に降車位置が記録済
みか否かを判断する。ここで、降車位置データがICカ
ード6に記録されていなければ、路線DB17から路線
地図データを読み出し表示部22に表示し、ステップS
14へ移行して利用者の操作部23による降車位置指定
操作の有無を判断する。ここで、利用者が表示部22に
表示された路線地図上で自身が降車する位置を、操作部
23により指定する。すると、CPU11はステップS
15でこの指定降車位置をICカードR/W21に送っ
てICカードR/W21によりICカード6に記録させ
る。そして、その後ステップS18の処理に移行する。
【0027】一方、利用者によりICカードR/W21
に挿入されたICカード6に降車位置データが記録され
ていれば、ステップS16でその記録データを取消する
取消操作の有無をステップS16で判断する。ここで、
利用者により取消操作が行われれば、ステップS17で
ICカードR/W21を制御し、利用者のICカード6
の降車位置データを消去して処理を終了する。また、取
消操作が行われなければ、ステップS18の処理へ移行
する。
【0028】ステップS18では、CPU11は、路線
DB17から路線地図データを読み出し、この路線地図
データ上に利用者のICカード6から読み取った前記降
車位置データを付加したデータを作成してメモリ15に
記憶するとともに表示部13(運転席側表示部)及び表
示部22(客席側表示部)の双方に表示する。また、こ
の際に利用者の名前をICカード6から読み取ってメモ
リ15に記憶する。こうした降車位置の表示が行われた
後、利用者である乗客は自身のICカード6をICカー
ドR/Wから引き抜いて所持する。
【0029】その後、バス1が路線2上の次のバス停3
に向かって運行を開始すると、バス1はGPS装置22
の制御に基づくナビゲーション機能により降車位置まで
誘導されるとともに、このとき降車位置管理装置5のC
PU11は、人工衛星7からの信号に基づきバス1の現
在位置を演算するGPS装置22からの信号(即ち、バ
ス1の現在位置を示す緯度・経度情報)を入力し、メモ
リ15に記憶されている前記降車位置を示す緯度・経度
情報と比較する。
【0030】そして、バス1の現在位置がメモリ15の
降車位置に近づきステップS19の「バスが降車位置に
接近?」を「Y」と判定すると、CPU11はメモリ1
5から該当の利用者名を読み出し音声合成部16を駆動
し、「○○さん、間もなく降車位置に到着します。」旨
の音声メッセージを送出させて乗客及びバス運転者に報
知するとともに、表示部13及び22に表示されている
降車位置を点滅表示する接近ガイダンス処理をステップ
S20で実行する。
【0031】そして、バス1の現在位置がメモリ15の
降車位置に一致すると、CPU11はステップS21で
ブレーキ・ドア開閉機構部18を制御してバス1のブレ
ーキを作動させバス1を停車させるとともに、乗客を降
車させるべくバス1のドアを開放する。ここで、このバ
ス1の例ではドアは運転席側に設けられており、したが
ってこのバス1の降車口と乗車口は共通で運転席側に設
けられている。
【0032】前述のようにバス1が停車し前記ドアが開
放されると、乗客である利用者は、バス1の降車口から
降車することになるが、この場合、自身のICカード6
を、降車口(即ち、乗車口)付近に設けられたICカー
ドR/W12(運転席側のICカードR/W)に挿入す
る。すると、CPU11はステップS22でICカード
R/W12によりICカード6の価値情報から所定の運
賃額(乗車位置と降車位置をもとに図示しない料金テー
ブルから演算する)を減算する。そして所定の運賃額が
減算できた場合には表示部13(運転席側の表示部)に
例えば「降車OK」と表示することにより、運転者に乗
客の降車が可能なことを報知するとともに、利用者が降
車口から降車したことを図示しないセンサで検出して当
該センサからの出力をもとに降車人数を認識し、メモリ
15に記憶された当該降車位置での降車人数との一致を
検出したCPU11は、ステップS23の「乗客降車
?」を「Y」と判定し、これによりステップS24でブ
レーキ・ドア開閉機構部18を制御して、バス1のドア
を閉にしかつブレーキを解除する。
【0033】なお、利用者の任意の降車位置が表示部2
2に表示された後、利用者が降車位置を変更したい場合
は、操作部23により変更操作を行うことができる。こ
の場合、操作部23から変更操作を行うと、変更された
降車位置がメモリ15に記憶された降車位置に代わって
更新記憶され表示部22,13に表示される。このよう
な変更処理がなされた後は図4のステップS19に移行
する。
【0034】また、前記バス停3以外の降車位置で降車
した場合の運賃精算は降車口に設けた図示しない精算機
で行うようにしても良い。また、降車位置が記録されな
いICカード6を所持した乗客、またはICカード6を
所持しない乗客が途中下車したい場合は、バス1が降車
位置に接近して前述のように降車位置アナウンスが行わ
れ、その終了後の一定時間内に操作部23の降車ボタン
を押下すれば、アナウンスされた前記降車位置で降車す
ることができる。また、前記降車ボタンの押下回数を計
数してその計数結果を運転席側の表示部13に表示すれ
ば、バス運転者は同一降車位置で降車する人数を把握す
ることができる。
【0035】また、本実施の形態では、前述の乗客用コ
ントロール装置20を各乗客が共通に使用するように構
成したが、この乗客用コントロール装置20の他に、I
CカードR/Wと、小画面の表示部と、操作部とからな
る装置を、乗客用コントロール装置として各客席毎に設
け、各客席の乗客によりそれぞれ使用させるようにすれ
ば、乗客の利便性をさらに高めることができる。また、
本実施の形態では利用者がバス停間の任意の降車位置で
降車する場合の例を説明したが、利用者がバス停で降車
する場合についても同様に適用できる。また、本実施の
形態では、ICカード6に利用者の降車位置を記録する
ようにしたが、磁気カードに降車位置を記録するように
してもよい。この場合、図1の各ICカードR/Wは、
磁気カードR/Wにより構成される。
【0036】また、降車カード端末8では利用者の操作
部85の図示しないキー操作により、前記利用者の例え
ば「△○屋のそばがおいしい」等の伝言を表示部86に
表示し他の利用者に知らせることができる。この結果、
この降車カード端末8が設置されているバス停で自身の
降車位置をICカード6に登録しバス1に乗車しようと
する利用者は、表示部86に表示されているこの伝言を
みてそばを食べたい場合は表示部86に表示されている
バス路線2上の△○店の位置を自身の降車位置として登
録することにより、その降車位置でバス1から降り△○
屋に行くことができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、バ
スに降車位置管理装置を搭載し、降車位置管理装置は、
バスを利用する利用者のカードから降車位置を読み取る
読取手段と、人工衛星からの信号に基づいてバスの現在
位置を算出する算出手段と、読取手段により読み取られ
た降車位置と算出手段により算出されたバスの現在位置
とに基づいて降車位置に対するバスの接近を検出する検
出手段とを備え、検出手段により降車位置に対するバス
の接近が検出されると、利用者及びバスの運転者に対し
降車位置へのバスの接近の旨を報知するようにしたの
で、バス運転者の負担が軽減され、かつバス路線上の各
地点の名称やその地点付近の目標建造物などを知らない
乗客(利用者)に対しても容易にその乗客を所望の降車
位置で降車させることができる。
【0038】この場合、予めバス路線地図を記憶するデ
ータベースからバス路線地図を読み出し、読み出したバ
ス路線上に、カードから読み取った降車位置を付加し
て、バスの運転席側に設けられた第1の表示部及びバス
の客席側に設けられた第2の表示部に表示し、降車位置
に対するバスの接近が検出されると、第1及び第2の表
示部に表示されている降車位置を点滅表示するようにし
たので、バス運転者及び利用者である乗客に対し、バス
が降車位置に接近したことを的確に報知できる。
【0039】また、降車位置に対するバスの接近が検出
されると、音声合成部を制御して降車位置へのバスの接
近の旨を音声によりアナウンスするようにしたので、バ
ス運転者や乗客に対し、バスが降車位置に接近したこと
を同様に的確に報知できる。また、本発明は、利用者に
より指示されるバスの路線上の降車位置をカードに記録
し、利用者がバスに乗車後にこのカードを管理装置に挿
入すると、管理装置はカードから降車位置を読み取ると
ともに、人工衛星からの信号に基づいてバスの現在位置
を算出し、カードから読み取った降車位置と算出された
バスの現在位置とに基づいて降車位置に対するバスの接
近を検出する一方、降車位置に対するバスの接近が検出
されると、バス運転者や利用者に対し、前記降車位置へ
のバスの接近の旨を報知するようにしたので、同様にバ
ス運転者の負担が軽減され、かつバス路線上の各地点の
名称やその地点付近の目標建造物などを知らない乗客で
あっても容易に所望の降車位置で降車することができ
る。
【0040】ここで、カードに降車位置を記録する場合
は、予めメモリに記憶されたバス路線地図を読み出し表
示部に表示するとともに、表示部に表示されたバス路線
上の任意の位置を指定する操作を検出すると、この位置
を降車位置としてカードに記録するようにしたので、利
用者は自身のカードに降車位置を的確に記録できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る降車位置管理システムを構成す
る降車位置管理装置のブロック図(図1(a))及び降
車カード端末のブロック図(図1(b))である。
【図2】 バス路線の地図を示す図である。
【図3】 降車カード端末の動作を示すフローチャート
である。
【図4】 降車位置管理装置の動作を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1…バス、2…バス路線、3A〜3H…バス停、4A,
4B…降車位置、5…降車位置管理装置、6…ICカー
ド、7…人工衛星、8…降車カード端末、11,81…
CPU、12,21,82…ICカードR/W、13,
22,86…表示部、14,23,85…操作部、16
…音声合成部、17…路線DB、20…乗客用コントロ
ール装置。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バス路線上のバス停から乗車した利用者
    の前記バス路線上における任意の位置での降車を可能に
    するバスに搭載され、前記利用者の降車位置を管理する
    降車位置管理装置であって、 降車位置が記録された前記利用者の記録媒体から前記降
    車位置を読み取る読取手段と、 人工衛星からの信号に基づいて前記バスの現在位置を算
    出する算出手段と、 前記読取手段により読み取られた降車位置と前記算出手
    段により算出された前記バスの現在位置とに基づいて前
    記降車位置に対する前記バスの接近を検出する検出手段
    と、 前記検出手段により前記降車位置に対する前記バスの接
    近が検出されると、前記利用者及び前記バスの運転者に
    対し前記降車位置への前記バスの接近の旨を報知する報
    知手段とを備えたことを特徴とする降車位置管理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記バスの運転席側に設けられた第1の表示部と、 前記バスの客席側に設けられた第2の表示部と、 予め前記バス停の位置を含むバス路線の地図を記憶する
    データベースと、 前記データベースに記憶されたバス路線地図を読み出
    し、読み出したバス路線地図のバス路線上に前記読取手
    段により読み取られた降車位置を付加して前記1及び第
    2の表示部に表示する表示制御手段とを備え、 前記報知手段は、前記検出手段により前記降車位置に対
    する前記バスの接近が検出されると、前記第1及び第2
    の表示部に表示されている降車位置を点滅表示すること
    を特徴とする降車位置管理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 さらに音声合成部を備え、 前記報知手段は、前記検出手段により前記降車位置に対
    する前記バスの接近が検出されると、前記音声合成部を
    制御し、前記降車位置への前記バスの接近の旨を音声に
    よりアナウンスすることを特徴とする降車位置管理装
    置。
  4. 【請求項4】 バス路線上のバス停から乗車した利用者
    の前記バス路線上における任意の位置での降車を可能に
    するバスに搭載され、前記利用者の降車位置を管理する
    管理装置と、 前記バスを利用する利用者の記録媒体に前記降車位置の
    記録が可能な端末装置とからなり、 前記管理装置は、請求項1ないし3の何れかに記載され
    た降車位置管理装置であって、 前記読取手段は、前記端末装置により降車位置が記録さ
    れた記録媒体から前記降車位置を読み取ることを特徴と
    する降車位置管理システム。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記端末装置は、 表示部と、 予め前記バス停の位置を含むバス路線の地図を記憶する
    メモリと、 前記メモリに記憶されたバス路線地図を読み出し前記表
    示部に表示する表示制御手段と、 前記表示部に表示されたバス路線上の任意の位置を指定
    する操作を検出する指定位置検出手段と、 前記指定位置検出手段により検出された指定位置を前記
    降車位置として前記記録媒体に記録する記録手段とを備
    えたことを特徴とする降車位置管理システム。
  6. 【請求項6】 バスを利用する利用者の記録媒体に対
    し、前記利用者により指示される前記バスの路線上の降
    車位置を記録する第1のステップと、 前記利用者が前記バスに乗車後にこの利用者の記録媒体
    から前記降車位置を読み取る第2のステップと、 人工衛星からの信号に基づいて前記バスの現在位置を算
    出する第3のステップと、 前記第2のステップの処理に基づき読み取られた降車位
    置と前記第3のステップの処理に基づき算出された前記
    バスの現在位置とに基づいて前記降車位置に対する前記
    バスの接近を検出する第4のステップと、 前記第4のステップの処理に基づき前記降車位置に対す
    る前記バスの接近が検出されると、前記利用者及び前記
    バスの運転者に対し前記降車位置への前記バスの接近の
    旨を報知する第5のステップとを有することを特徴とす
    る降車位置管理方法。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 予め前記バス停の位置を含むバス路線の地図を記憶する
    データベースから前記バス路線地図を読み出し、読み出
    したバス路線地図のバス路線上に第2のステップの処理
    に基づき読み取られた降車位置を付加して、前記バスの
    運転席側に設けられた第1の表示部及び前記バスの客席
    側に設けられた第2の表示部に表示する第6のステップ
    を有し、 前記第5のステップにおける処理は、前記第4のステッ
    プの処理に基づき前記降車位置に対する前記バスの接近
    が検出されると、前記第1及び第2の表示部に表示され
    ている降車位置を点滅表示する第7のステップを含むこ
    とを特徴とする降車位置管理方法。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記第5のステップにおける処理は、前記第4のステッ
    プの処理に基づき前記降車位置に対する前記バスの接近
    が検出されると、音声合成部を制御して前記降車位置へ
    の前記バスの接近の旨を音声によりアナウンスする第8
    のステップを含むことを特徴とする降車位置管理方法。
  9. 【請求項9】 請求項6または7において、 前記第1のステップにおける処理は、 メモリに予め記憶された前記バス停の位置を含むバス路
    線の地図を読み出し前記表示部に表示する第9のステッ
    プと、 前記第9のステップの処理に基づき表示部に表示された
    バス路線上の任意の位置を指定する操作を検出する第1
    0のステップと、 前記第10のステップの処理に基づき検出された指定位
    置を前記降車位置として前記記録媒体に記録する第11
    のステップとを含むことを特徴とする降車位置管理方
    法。
JP2001336770A 2001-11-01 2001-11-01 降車位置管理装置及び降車位置管理システム及び降車位置管理方法 Pending JP2003141686A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001336770A JP2003141686A (ja) 2001-11-01 2001-11-01 降車位置管理装置及び降車位置管理システム及び降車位置管理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001336770A JP2003141686A (ja) 2001-11-01 2001-11-01 降車位置管理装置及び降車位置管理システム及び降車位置管理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003141686A true JP2003141686A (ja) 2003-05-16

Family

ID=19151535

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001336770A Pending JP2003141686A (ja) 2001-11-01 2001-11-01 降車位置管理装置及び降車位置管理システム及び降車位置管理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003141686A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006338297A (ja) * 2005-06-01 2006-12-14 Railway Technical Res Inst 運行車両と乗換駅との連携システム
JP2007179573A (ja) * 2004-03-31 2007-07-12 Kyocera Corp 携帯端末による降車予約方法
JP2010262348A (ja) * 2009-04-30 2010-11-18 Harada Denshi Kogyo Kk タクシーメータ

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007179573A (ja) * 2004-03-31 2007-07-12 Kyocera Corp 携帯端末による降車予約方法
JP2006338297A (ja) * 2005-06-01 2006-12-14 Railway Technical Res Inst 運行車両と乗換駅との連携システム
JP4574451B2 (ja) * 2005-06-01 2010-11-04 財団法人鉄道総合技術研究所 運行車両と乗換駅との連携システム
JP2010262348A (ja) * 2009-04-30 2010-11-18 Harada Denshi Kogyo Kk タクシーメータ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8532923B2 (en) Navigation system for determining a route to a destination
JP2003141686A (ja) 降車位置管理装置及び降車位置管理システム及び降車位置管理方法
JP6871004B2 (ja) タクシーメータシステム
JP2004334581A (ja) 乗合車両の乗降支援装置およびその通信方法
JP2001091293A (ja) 案内装置
JP6901926B2 (ja) タクシーメータシステム
JP2005349898A (ja) 列車分散乗車交通システム、サーバ、乗車率算出方法およびプログラム
JP4501841B2 (ja) ナビゲーション装置およびプログラム
JPH0283661A (ja) タクシー予約システム
JP4153479B2 (ja) 路線情報提供装置、路線情報提供システム
JP2002367089A (ja) 渋滞情報提供センタ及び方法
JP2682591B2 (ja) タキシーメータ
JPH08263711A (ja) 列車の座席管理装置
KR100801239B1 (ko) 승차권 발행이 가능한 버스 단말기 및 그 버스 단말기를이용한 승차권 발행 방법
JPH06208665A (ja) カード式乗車券精算装置
KR101005029B1 (ko) 작동 알림기능 및 영수증처리기능이 구비된 택시미터기
JP2012103035A (ja) 安全運転支援システム
JP2005234710A (ja) 料金精算システム及び料金精算装置
KR20110098528A (ko) 택시 행선지 안내 시스템 및 그 방법
JP4679946B2 (ja) 鉄道車両等の駅舎に配置される多機能自動券売機
JP2858723B2 (ja) タクシー用運行管理装置
JP4705338B2 (ja) 乗降処理システム、方法及び制御プログラム、コントローラ並びにバス車両
JP2962230B2 (ja) タクシーの料金演算装置
JP2020042395A (ja) 運賃算出システム
TWM654431U (zh) 座艙窗景服務系統

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20040506

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20040616

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041001

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060713

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060725

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061212