JP2003141364A - 電子保険サービス証書システム、及び、電子保険サービス方法 - Google Patents

電子保険サービス証書システム、及び、電子保険サービス方法

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JP2003141364A
JP2003141364A JP2001331523A JP2001331523A JP2003141364A JP 2003141364 A JP2003141364 A JP 2003141364A JP 2001331523 A JP2001331523 A JP 2001331523A JP 2001331523 A JP2001331523 A JP 2001331523A JP 2003141364 A JP2003141364 A JP 2003141364A
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insurance
electronic
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mobile terminal
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JP2001331523A
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Kunio Shioda
邦夫 潮田
Eiji Otsuka
栄二 大塚
Yoshio Suzuki
義雄 鈴木
Hidetoshi Tsukamoto
英俊 塚本
Jiro Shimizu
二朗 清水
Hiroshi Suzuki
浩 鈴木
Akiko Hara
亜紀子 原
Kenichi Okubo
賢一 大久保
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NTT Docomo Inc
AIG Japan Holdings KK
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NTT Docomo Inc
AIU Insurance Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保険契約書類を持ち歩かなくても保険サービ
スを受けることができ、かつ、データ内容の改ざんによ
る悪用がなされる可能性の少ない電子保険サービス証書
システムを実現する。 【解決手段】 保険契約に基づくサービスを受けるため
に必要な保険契約データを保険会社のサーバからダウン
ロードして、ID情報を含む記憶媒体が接続された携帯
端末に記憶させ、この記憶させた保険契約データを表示
画面に表示させた携帯端末を提示することで保険サービ
スを受けられるようにする。 【効果】 保険サービスが必要となる都度、保険契約関
連の書類を用意することなく、保険サービスを受けるこ
とができるという効果がある。そして、ID情報を用い
て携帯端末についての認証を行った後、保険サービスを
受けられるようにすることで、データ内容の改ざんによ
る悪用がなされる可能性が少ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子保険サービス証
書システム、及び、電子保険サービス方法に関し、特に
傷害保険(海外旅行傷害保険や国内旅行傷害保険等)、
自動車保険、賠償責任保険、動産総合保険、盗難保険や
費用利益保険、火災保険、医療保険及び新種保険その他
の保険契約に基づく保険サービスを受けるための電子保
険サービス証書システム、及び、電子保険サービス方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に保険契約は、保険会社と保険契約
者との間で契約を交わすことによって成立する。この保
険契約には、傷害保険(海外旅行傷害保険や国内旅行傷
害保険等)、賠償責任保険、動産総合保険、盗難保険や
費用利益保険、火災保険、医療保険、新種保険等の種類
がある。従来、このような保険契約が交わされた場合、
保険会社側では保険契約内容をデジタルデータ化して管
理していた。一方、保険契約者に対しては、紙に記載さ
れた保険契約関連の書類を保険会社側で発行・送付する
だけであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】保険契約者が当該保険
契約に規定されている保険金の請求(事故通知)、支払
いや各種のサービス提供の要求を保険会社に行う際、保
険契約者は保険契約書類を保管場所から取り出し、その
書類の記載内容(保険種類、保険証券番号等)を保険会
社に伝えるか、提示しなければならない。このため、特
に海外旅行傷害保険や国内旅行傷害保険については、そ
の旅行期間中において保険契約書類を持ち歩かなくては
ならず、煩わしいという欠点がある。
【0004】ここで、特開2000−306032号公
報には、各種の契約書を電子化することが記載されてい
る。しかしながら、書類としての保険契約書そのものを
電子化することは、データの内容を改ざんされて悪用さ
れる可能性があり、同公報の記載内容を実現することは
現実的には無理がある。本発明は上述した従来技術の欠
点を解決するためになされたものであり、その目的は保
険契約書類を持ち歩かなくても保険サービスを受けるこ
とができ、かつ、データの内容を改ざんされても悪用さ
れる可能性が少ない電子保険サービス証書システム、及
び、電子保険サービス方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1による
電子保険サービス証書システムは、保険契約に関する書
類の内容をデジタル化したデータである証書データを記
憶保持するサーバと、前記サーバに記憶保持された証書
データをダウンロードして表示するための表示画面を有
し、かつ、ID情報を含む記憶媒体が接続された携帯端
末とを含み、前記証書データが表示された表示画面を提
示することによって前記ID情報を用いて前記携帯端末
についての認証を行った後、前記保険契約に基づく保険
サービスを受けるようにしたことを特徴とする。こうす
ることにより、保険契約書類を持ち歩かなくても保険サ
ービスを受けることができ、かつ、データの内容を改ざ
んされても悪用される可能性が少ない。
【0006】本発明の請求項2による電子保険サービス
証書システムは、請求項1において、前記保険契約の申
込み時において前記携帯端末についての電子メールアド
レスを登録し、前記電子メールアドレスを用いて前記携
帯端末に送信したURLに対応するサイトから前記証書
データをダウンロードするようにしたことを特徴とす
る。携帯端末に証書データをダウンロードするので、保
険契約書類を持ち歩かなくても保険サービスを受けるこ
とができる。
【0007】本発明の請求項3による電子保険サービス
証書システムは、請求項2において、前記URLは、前
記証書データのダウンロードを1回に限り行いうるワン
タイムURLであることを特徴とする。ダウンロードを
1回に限定するので、悪用される可能性が少ない。本発
明の請求項4による電子保険サービス証書システムは、
請求項1〜3のいずれか1項において、前記携帯端末
は、レンタルされた端末に、前記ID情報を含む記憶媒
体が接続されたものであることを特徴とする。いわゆる
第三世代の携帯端末をレンタルして利用することによ
り、例えば旅行出発時に携帯端末を持ち出さなくても、
保険サービスを受けることができる。
【0008】本発明の請求項5による電子保険サービス
証書システムは、請求項1〜4のいずれか1項におい
て、前記携帯端末は、前記証書データを記憶する記憶手
段と、前記記憶手段に記憶された証書データを外部指令
に応答して前記表示画面に表示する制御手段とを含むこ
とを特徴とする。証書データを記憶するためのメモリ等
の記憶手段と、証書データを表示制御する制御手段を有
していれば、各種の携帯端末を用いることができる。
【0009】本発明の請求項6による電子保険サービス
証書システムは、請求項2〜5のいずれか1項におい
て、前記サーバは、前記携帯端末を用いて行った保険金
の請求手続に応答して前記電子メールアドレスを用いて
電子メールを送信し、前記携帯端末への電子メールに応
答して前記携帯端末を用いて保険金の受取り方法を指定
するようにしたことを特徴とする。携帯端末を用いて保
険金請求手続を行うことができ、また携帯端末を用いて
保険金の受取り方法を指定できる。
【0010】本発明の請求項7による電子保険サービス
証書システムは、請求項6において、前記保険金の受取
り方法には、前記保険契約に係る保険会社の提携するフ
ァイナンス会社等が与信した金額の拡大を含むことを特
徴とする。保険金の受取り方法として、保険会社の提携
するファイナンス会社等が与信した金額の拡大を選択す
ることにより、旅行をより楽しむことができる。本発明
の請求項8による電子保険サービス証書システムは、請
求項6又は7において、前記携帯端末がカメラを有する
場合においては、該カメラを用いて撮影した画像や映像
と共に前記保険金の請求手続を行えることを特徴とす
る。カメラ付携帯端末を用いることにより、事故状況等
を画像データとして保険会社へ送ることができ、破損、
事故状況等を詳細かつ即時に把握できる。
【0011】本発明の請求項9による電子保険サービス
証書システムは、請求項7において、前記保険契約が旅
行保険契約である場合において、前記与信した金額の範
囲内において旅行中における支払いの代行を行うことを
特徴とする。保険金の受取り方法として、旅行中におけ
る与信金額の拡大を選択することにより、現地での支払
い能力が向上し旅行をより楽しむことができる。本発明
の請求項10による電子保険サービス証書システムは、
請求項7において、前記保険契約が旅行保険契約である
場合において、前記与信した金額の範囲内において旅行
中における現地通貨の立替を行うことを特徴とする。保
険金の受取り方法として、旅行中における与信金額の拡
大を選択することにより、現地通貨購入能力が向上し旅
行をより楽しむことができる。
【0012】本発明の請求項11による電子保険サービ
ス証書システムは、請求項1〜10のいずれか1項にお
いて、前記保険契約が旅行保険契約である場合におい
て、前記証書データに含まれている旅行先情報に対応す
る現地情報を、前記サーバから前記携帯端末にダウンロ
ードできることを特徴とする。旅行先の現地情報を、携
帯端末にダウンロードすることにより、旅行をより楽し
むことができる。本発明の請求項12による電子保険サ
ービス証書システムは、請求項5〜11のいずれか1項
において、前記保険契約の内容について異動を行う際、
前記携帯端末の前記記憶手段に記憶された前記証書デー
タを前記サーバに対してアップロードし、このアップロ
ードした内容について前記サーバにおいて異動処理を行
うようにしたことを特徴とする。携帯端末に記憶された
証書データをアップロードし、このアップロードした内
容について異動処理を行うことにより、保険契約の内容
を容易に異動することができる。
【0013】本発明の請求項13による電子保険サービ
ス証書システムは、請求項1〜12のいずれか1項にお
いて、前記保険契約の有効期限満了前の所定期間におい
て、有効期限が迫っている旨の通知を前記電子メールア
ドレス及び電話番号の少なくとも一方を用いて前記携帯
端末に対して行うことを特徴とする。有効期限が迫って
いる旨を知らせることにより、保険契約の継続を促すこ
とができる。本発明の請求項14による電子保険サービ
ス証書システムは、請求項13において、前記通知を受
取った携帯端末は、前記サーバに記憶されている証書デ
ータを利用して、前記保険契約について更新を行うよう
にしたことを特徴とする。サーバに記憶されている証書
データを利用することにより、保険契約の更新を容易に
行うことができる。
【0014】本発明の請求項15による電子保険サービ
ス証書システムは、請求項1〜14のいずれか1項にお
いて、前記保険契約の締結に際し、法規上義務付けられ
ている保険契約者への重要事項の説明を前記携帯端末の
音声通信機能とデータ通信機能とを同時に用いて行うこ
とを特徴とする。保険加入手続を携帯端末からも可能と
することにより、保険契約を場所、時間を問わずに締結
することができる。本発明の請求項16による電子保険
サービス証書システムは、請求項1〜15のいずれか1
項において、前記サーバに記憶されている証書データを
利用して契約されている保険の解約を行うようにしたこ
とを特徴とする。保険契約の解約手続を携帯端末からも
可能とすることにより、保険契約を場所、時間を問わず
に解約することができる。
【0015】本発明の請求項17による電子保険サービ
ス方法は、保険契約に基づくサービスを受けるために必
要な証書データを保険会社のサーバからダウンロードし
て携帯端末に記憶させる記憶ステップと、前記記憶ステ
ップにおいて記憶された証書データを、ID情報を含む
記憶媒体が接続された携帯端末の表示画面に表示させる
表示ステップと、前記表示画面に表示させた証書データ
を提示する提示ステップとを含み、前記提示ステップに
おいて前記証書データが提示されたとき前記ID情報を
用いて前記携帯端末についての認証を行った後、前記保
険契約に基づく保険サービスを受けるようにしたことを
特徴とする。こうすることにより、保険契約書類を持ち
歩かなくても保険サービスを受けることができ、かつ、
データの内容を改ざんされても悪用される可能性が少な
い。
【0016】本発明の請求項18による電子保険サービ
ス方法は、請求項17において、前記保険契約の申込み
時において前記携帯端末についての電子メールアドレス
を登録するステップを更に含み、前記記憶ステップにお
いては、前記電子メールアドレスを用いて前記携帯端末
に送信したURLに対応するサイトから前記証書データ
をダウンロードするようにしたことを特徴とする。携帯
端末に証書データをダウンロードするので、保険契約書
類を持ち歩かなくても保険サービスを受けることができ
る。
【0017】本発明の請求項19による電子保険サービ
ス方法は、請求項18において、前記URLは、前記証
書データのダウンロードを1回に限り行いうるワンタイ
ムURLであることを特徴とする。ダウンロードを1回
に限定するので、悪用される可能性が少ない。本発明の
請求項20による電子保険サービス方法は、請求項17
〜19のいずれか1項に、前記携帯端末は、レンタルさ
れた端末に、前記ID情報を含む記憶媒体が接続された
ものであることを特徴とする。いわゆる第三世代の携帯
端末をレンタルして利用することにより、例えば旅行出
発時に携帯端末を持ち出さなくても、保険サービスを受
けることができる。
【0018】本発明の請求項21による電子保険サービ
ス方法は、請求項18〜20のいずれか1項に、前記携
帯端末を用いて行った保険金の請求手続に応答して前記
電子メールアドレスを用いて前記サーバから電子メール
を送信し、前記携帯端末への電子メールに応答して前記
携帯端末を用いて保険金の受取り方法を指定するステッ
プを更に含むことを特徴とする。携帯端末を用いて保険
金請求手続を行うことができ、また携帯端末を用いて保
険金の受取り方法を指定できる。
【0019】本発明の請求項22による電子保険サービ
ス方法は、請求項21において、前記保険金の受取り方
法には、前記保険契約に係る保険会社の提携するファイ
ナンス会社等が与信した金額の拡大を含むことを特徴と
する。保険金の受取り方法として、保険会社の提携する
ファイナンス会社等が与信した金額の拡大を選択するこ
とにより、旅行をより楽しむことができる。本発明の請
求項23による電子保険サービス方法は、請求項21又
は22において、前記携帯端末がカメラを有する場合に
おいては、該カメラを用いて撮影した画像や映像と共に
前記保険金の請求手続を行えることを特徴とする。カメ
ラ付携帯端末を用いることにより、事故状況等を画像や
映像データとして保険会社へ送ることができ、破損、事
故状況等を詳細かつ即時に把握できる。
【0020】本発明の請求項24による電子保険サービ
ス方法は、請求項22において、前記保険契約が旅行保
険契約である場合において、前記与信した金額の範囲内
において旅行中における支払いの代行を行うことを特徴
とする。保険金の受取り方法として、旅行中における与
信金額の拡大を選択することにより、現地での支払い能
力が向上し旅行をより楽しむことができる。本発明の請
求項25による電子保険サービス方法は、請求項22に
おいて、前記保険契約が旅行保険契約である場合におい
て、前記与信した金額の範囲内において旅行中における
現地通貨の立替を行うことを特徴とする。保険金の受取
り方法として、旅行中における与信金額の拡大を選択す
ることにより、現地通貨購入能力が向上し旅行をより楽
しむことができる。
【0021】本発明の請求項26による電子保険サービ
ス方法は、請求項17〜25のいずれか1項において、
前記保険契約が旅行保険契約である場合において、前記
証書データに含まれている旅行先情報に対応する現地情
報を、前記サーバから前記携帯端末にダウンロードでき
ることを特徴とする。旅行先の現地情報を、携帯端末に
ダウンロードすることにより、旅行をより楽しむことが
できる。本発明の請求項27による電子保険サービス方
法は、請求項17〜26のいずれか1項において、前記
保険契約の内容について異動を行う際、前記携帯端末に
記憶された前記証書データを前記サーバに対してアップ
ロードし、このアップロードした内容について前記サー
バにおいて異動処理を行うようにしたことを特徴とす
る。携帯端末に記憶された証書データをアップロード
し、このアップロードした内容について異動処理を行う
ことにより、保険契約の内容を容易に異動することがで
きる。
【0022】本発明の請求項28による電子保険サービ
ス方法は、請求項17〜27のいずれか1項において、
前記保険契約の有効期限満了前の所定期間において、有
効期限が迫っている旨の通知を前記電子メールアドレス
及び電話番号の少なくとも一方を用いて前記携帯端末に
対して行うステップを更に含むことを特徴とする。有効
期限が迫っている旨を知らせることにより、保険契約の
継続を促すことができる。
【0023】本発明の請求項29による電子保険サービ
ス方法は、請求項28において、前記通知を受取った携
帯端末を用い、前記サーバに記憶されている証書データ
を利用して、前記保険契約について更新を行うステップ
を更に含むことを特徴とする。本発明の請求項30によ
る電子保険サービス方法は、請求項17〜29のいずれ
か1項において、前記保険契約の締結に際し、法規上義
務付けられている保険契約者への重要事項の説明を前記
携帯端末の音声通信機能とデータ通信機能とを同時に用
いて行うことを特徴とする。保険加入手続が携帯端末か
らも可能となるため、保険契約を場所、時間を問わずに
締結することができる。
【0024】本発明の請求項31による電子保険サービ
ス方法は、請求項17〜30のいずれか1項において、
前記サーバに記憶されている証書データを利用して契約
されている保険の解約を行うようにしたことを特徴とす
る。保険契約の解約手続が携帯端末からも可能となるた
め、保険契約を場所、時間を問わずに解約することがで
きる。要するに本システムは、保険会社と携帯電話機
(代表的な携帯端末の1つ)の保有者との間で締結され
た各種の保険契約に関し、保険証券、約款、サービス案
内、コールセンタ番号等の保険契約関連書類の内容をデ
ジタル化したデータ(以下、電子保険サービス証書とい
う)として保険会社のサーバから携帯電話機にダウンロ
ードして蓄積させ、当該保険契約関連書類を常時保持す
ることなく、保険契約関連書類が必要となる都度、必要
とする相手に携帯電話機に蓄積された内容を提示するだ
けで、迅速な保険サービスの提供を可能とするものであ
る。
【0025】まず、保険契約者と保険会社との間で保険
契約が締結されると、保険契約者の携帯電話機に電子保
険サービス証書が用意されている保険会社の保険契約管
理サーバのアドレス(URL:uniform res
ource locator)が電子メールで通知され
る。このアドレスは1回限りのワンタイムURLであ
る。保険契約者は電子メールを受取ると、URLをクリ
ックしてインターネットを通じ保険契約管理サーバから
自分の契約した電子保険サービス証書の一部あるいは全
部(必要な部分)を携帯電話機にダウンロードする。ダ
ウンロードする部分は、携帯電話機内のメモリの記憶容
量を考慮して定めれば良い。
【0026】携帯電話機へダウンロードされた電子保険
サービス証書には、当該保険サービス提供に必要な(一
部あるいは全ての)デジタル化されたデータ(保険の種
類、保険証券番号、コールセンタ電話番号、保険期間中
有効な保険契約管理サーバのURL、契約者の氏名や生
年月日、保険会社から付与した契約者認証コード、サー
ビス案内記載内容の抜粋あるいは全部、保険の種類毎に
固有なデータ等)や保険契約管理サーバと携帯電話機と
の間でデータをやりとりするための通信プログラムが含
まれる。
【0027】正常にダウンロードが終了すると、電子保
険サービス証書を携帯電話機に蓄積した旨が携帯電話機
から保険契約管理サーバに携帯電話機固有の機体番号
(ID情報)とともに通知される。携帯電話機にダウン
ロードされた電子保険サービス証書を以後、当該保険契
約本人あるいは保険サービス対象者の証として用いるこ
とにより、保険契約者は保険会社および保険会社提携先
で保険会社が保証した各種保険サービスを受けることが
できる。
【0028】なお、保険サービス対象者(被保険契約
者)が保険契約者と異なる場合は、保険契約者が指定し
た保険サービス対象者の保有する携帯電話機に上記手順
により電子保険サービス証書がダウンロードされる。本
明細書中では保険サービス対象者を統一して保険契約者
という。また、保険契約内容の一部を異動する必要が生
じた場合は、ダウンロードされて携帯電話機に蓄積され
ている通信プログラムにより、一旦、電子保険サービス
証書の一部あるいは全部が保険契約管理サーバにアップ
ロードされ、保険会社側で異動処理した後、再びダウン
ロードする。この機構により電子保険サービス証書の内
容が契約者により勝手に改ざんされることが防止され
る。また、通信プログラムは保険契約管理サーバへアク
セスする際には、携帯電話機固有の機体番号(ID情
報)や契約者認証コードを保険契約管理サーバに送信
し、保険会社側で認証を行い、不正アクセスを防止す
る。なお、上記通信プログラムは、例えば、Java
(登録商標)技術を利用したプログラムとする。
【0029】更に、携帯電話会社の提供する国内で使用
される携帯電話機を海外に持ち出し、海外でも国内と同
様に使用できる国際ローミング通信サービスを利用し
て、保険契約者が海外旅行中や出張中あるいは海外駐在
等、国内に不在の間でも、保険契約関連書類を海外に持
参することなく海外から当該保険サービスを受けること
ができるだけでなく、国内で保険契約を締結後、電子保
険サービス証書自体は、保険契約者が移動した海外でダ
ウンロードすることもできる。
【0030】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。なお、以下の説明において
参照する各図においては、他の図と同等部分に同一符号
が付されている。 (A)システム全体の構成 図1は本発明による電子保険サービス証書システムの実
施の一形態を示すブロック図である。同図に示されてい
るように、本実施形態による電子保険サービス証書シス
テムは、移動端末通信網100に接続可能な携帯電話機
1と、移動端末通信網100を介して携帯電話機1と音
声通信可能なコールセンタ2と、移動端末通信網100
を介して携帯電話機1とメールの授受が可能なメールサ
ーバ3と、移動端末通信網100を介して携帯電話機1
とデータ通信可能な保険契約管理サーバ4とを含んで構
成されている。携帯電話機1は、電子保険サービス証
書、すなわち保険契約に関する書類の内容をデジタル化
したデータである証書データを記憶するためのメモリ等
と、その証書データを表示画面に表示するための制御回
路とを有しており、後述するように、外部指令に応答し
て電子保険サービス証書のデータをダウンロードする機
能を実現する。
【0031】保険契約管理サーバ4は、Webサーバと
しての機能を有している。この保険契約管理サーバ4に
は、コールセンタ2の他、メールサーバ3と、旅行情報
サービスサーバ7と、が接続されている。また、保険契
約管理サーバ4には、電子保険サービス証書データを含
む契約者情報データベース(以下、DBと称する)22
と、受付記録DB23と、書類様式DB24と、保険金
支払DB21とが接続され、これらDBの検索、登録が
できるようになっている。
【0032】図1に戻り、保険契約管理サーバ4は、ク
レジット会社8や、保険会社が提携するファイナンス会
社9と通信可能に構成されている。更に、コールセンタ
2には、貸出端末DB25と、保険会社の提携機関DB
26とが接続され、これらのDBの検索、登録ができる
ようになっている。また、契約者情報DB22と、受付
記録DB23と、保険金支払DB21とは、保険の加
入、保険内容の変更(保険業界用語における異動)、保
険の解約、保険金請求(事故通知という)等、申し込み
が保険契約者からあった場合に保険会社内部手続き処理
を行う査定システム5からも検索、登録ができるように
なっている。
【0033】更にまた、受付記録DB23は、書面やイ
ンターネット等、既存の保険加入方法による受付データ
を処理する既存保険加入受付システム6から書き込みで
きるようになっている。かかる構成からなる本システム
においては、保険契約の加入受付は携帯電話機1を用い
て行うか、書面やインターネット等の既存の保険契約方
法を用いて行う。 (B)各データベースの構成例 次に、契約者情報DB22、受付記録DB23、書類様
式DB24、保険金支払DB21、貸出端末DB25、
及び、提携機関DB26、のそれぞれの記憶内容につい
て図2〜図7を参照して説明する。 (1)契約者情報DB 契約者情報DB22には、契約毎に、以下の項目に関す
るデータが含まれている。すなわち、図2に示されてい
るように、1.保険契約者本人の名前、2.契約者認証
用の印影、自署あるいは声紋、3.被保険契約者の名
前、4.被保険契約者の性別、5.被保険契約者の生年
月日、6.保険証券番号、7.保険契約種類、8.保険
期間、9.契約約款、10.サービス案内、11.コー
ルセンタ番号、12.保険契約管理サーバのサービス受
付用URL、13.保険会社発行の認証コード、14.
保険金支払先の銀行口座、15.保険契約種類別の固有
データ、16.保険契約者番号、17.携帯電話機番
号、18.メールアドレス、19.UIM(User
Identify Module)番号、20.機体番
号、21.FOMA登録番号、22.契約異動履歴、の
それぞれに関するデータが含まれている。なお、FOM
A(Freedom Of Mobile Multi
media Accessの略称)は、図1における携
帯電話機1に相当する第三世代携帯電話機(wide−
band CDMA方式を用いた携帯電話機)の登録商
標である(以下同様)。
【0034】また、後述するように、契約者情報DB2
2のうち、上記項目1.から15.までのデータは、電
子保険サービス証書データとして、携帯電話機1にダウ
ンロードされる。 (2)受付記録DB 受付記録DB23には、受付毎に、以下の項目に関する
データが含まれている。すなわち、図3に示されている
ように、1.受付番号、2.受付年月日時刻、3.受付
区分(加入、異動、解約、事故通知等の種別)、4.受
付区分毎の受付内容(加入区分の場合には、保険契約者
の名前、生年月日、携帯電話機の番号、メールアドレ
ス、加入保険種類等)、5.受付内容添付情報(印影、
声紋、事故状況画像等)、のそれぞれに関するデータが
含まれている。 (3)書類様式DB 書類様式DB24には、保険種類毎に、以下の項目に関
するデータが含まれている。すなわち、図4に示されて
いるように、1.保険契約加入様式、2.保険契約異動
様式、3.保険契約解約様式、4.事故通知様式、5.
その他保険サービス申込様式、のそれぞれに関するデー
タが含まれている。 (4)保険金支払DB 保険金支払DB21には、支払処理単位に、以下の項目
に関するデータが含まれている。すなわち、図5に示さ
れているように、1.契約者番号、2.保険金支払承認
番号、3.事故通知受付年月日時刻、4.支払金額、
5.支払可能日、6.指定支払先方法(銀行口座、クレ
ジット口座、与信口座)、7.支払先口座番号、8.支
払完了年月日時刻、のそれぞれに関するデータが含まれ
ている。 (5)貸出端末DB 貸出端末DB25には、貸出端末毎に、以下の項目に関
するデータが含まれている。すなわち、図6に示されて
いるように、1.端末管理番号、2.貸出状態(貸出可
能、貸出中、修理中)、3.貸出可能場所、4.端末種
類、5.機体番号、6.貸出先契約者番号、7.貸出予
定日、8.返却予定日、9.返却場所、10.貸出先保
険証書番号、のそれぞれに関するデータが含まれてい
る。 (6)提携機関DB 提携機関DB26には、提携機関毎に、以下の項目に関
するデータが含まれている。すなわち、図7に示されて
いるように、1.提携機関名、2.提携機関番号3.提
携内容(病院、旅行会社、銀行、デパート、ファイナン
ス会社、代理店等)、4.所在地、5.連絡番号、6.
営業時間、7.所在地地図、8.日本語対応の有無、
8.提携条件、のそれぞれに関するデータが含まれてい
る。 (C)携帯電話機を用いて保険契約を行う場合 図1において、保険契約者が携帯電話機1からコールセ
ンタ2に対して電話をかけ、契約希望の意志と携帯電話
機1の電話番号とメールアドレスを音声101で伝え
る。なお、携帯電話機1が自動的に自携帯電話機番号を
通知できる設定(発番号通知設定)されている場合は音
声101に携帯電話番号を含む必要はない。
【0035】コールセンタ2はメールサーバ3に対し、
保険契約者から伝えられた携帯電話機1のメールアドレ
スへ、保険契約手続きの窓口となる保険契約管理サーバ
4の保険加入受付用URL10aを含んだメールの送信
指示111を送る。メールサーバ3は、移動端末通信網
100を介して携帯電話機1にメール103を送信す
る。保険契約者は受取ったメール103を携帯電話機1
に表示し、指定されたURLをクリックし、保険契約管理
サーバ4の保険加入受付URL10aへサービス要求1
04を送る。
【0036】保険契約管理サーバ4は書類様式DB24
に対し保険契約加入に必要な書類請求124aを入力
し、書類様式DB24からは保険契約加入様式がデータ
124bとして保険契約管理サーバ4に送出される。保
険契約管理サーバ4はデータ124bを携帯電話機1の
表示形式に変換したデータを応答105として携帯電話
機1に送信する。保険契約者は携帯電話機1の画面に応
答105の内容を表示した上で、表示された保険契約加
入様式の項目にしたがって、必要な契約情報の内容をコ
ールセンタ2へ音声101で伝える。
【0037】コールセンタ2側からは保険契約者から伝
えられる契約情報の各項目内容を会話形式で音声102
により応答確認しながら、伝えられた項目内容を保険契
約管理サーバ4に記録指示113として送出する。保険
契約管理サーバ4は記録指示113の内容を受付記録D
B23に受付データ123aとして送出後、受付けた項
目の内容を、携帯電話機1に受付確認の応答105とし
て送信する。
【0038】携帯電話機1は受信した受付確認の応答1
05を該当する表示画面上の保険契約加入様式の項目欄
に表示する。このように音声101と音声102による
会話形式で、保険契約に必要な全ての契約情報が保険契
約者とコールセンタ2(保険会社)との間で相互確認さ
れ、さらに、確認内容は、携帯電話機1の表示画面上に
ある保険契約加入様式の項目欄へ記入表示されることに
より目視確認され、保険業法上義務付けられている重要
事項説明が実現される。
【0039】全ての契約情報が目視確認も含めて相互確
認されると携帯電話機1とコールセンタ2および保険契
約管理サーバ4との通信を終了する。コールセンタ2は
保険契約者の音声101を分析した声紋を本人認証デー
タとして、受付け日時等とともに登録するように、保険
契約管理サーバ4に記録指示113を送出する。保険契
約管理サーバ4は声紋データや受付け日時等、保険契約
処理に必要なデータを付加した受付データ123aを受
付記録DB23に送出し、保険加入受付けを終了する。
【0040】保険会社では受付記録DB23から読み出
した受付記録123cをもとに査定システム5を用いて
保険契約加入審査等の社内手続き行う。 (D)保険契約成立の通知 上記(C)による携帯電話機を用いた保険契約加入受付
や、それ以外の書面やインターネットを利用した既存保
険加入受付システム6が受付記録DB23にデータ登録
123bをした契約情報をもとに、査定システム5で審
査した結果、保険契約を行うことになると、査定システ
ム5は、電子保険サービス証書を含む契約データを作成
し、その内容を契約者情報DB22に登録122aす
る。
【0041】保険契約管理サーバ4は、契約データが契
約者情報DB22に登録されると、ダウンロード用のワ
ンタイムURL10bを生成し、携帯電話機1に通知す
る指示119をメールサーバ3に送出する。仮に、審査
結果が契約不可の場合には、査定システム5は契約不成
立の内容を携帯電話機1のメールアドレスに通知する指
示112をメールサーバ3に送出する。
【0042】メールサーバ3は、移動端末通信網100
を介して、保険契約の審査結果のメール103を携帯電
話機1に送信する。保険契約者は、携帯電話機1に受信
した保険契約成立の通知メールを画面上に表示し、指定
された電子保険サービス証書データのダウンロード用ワ
ンタイムURL10bをクリックして保険契約管理サー
バ4にダウンロードの要求106を行う。
【0043】保険契約管理サーバ4は、契約者情報DB
22から、ワンタイムURLに対応して登録されている
電子保険サービス証書データを抽出122cし、携帯電
話機1へのダウンロード107を行う。ダウンロードさ
れた電子保険サービス証書データは携帯電話機1のメモ
リに蓄積される。携帯電話機1はUIM番号や機体番号
等、予め携帯電話機に記憶されている固有の識別IDを
電子保険サービス証書の受領確認の要求106として保
険契約管理サーバ4に送信する。
【0044】保険契約管理サーバ4は受信した識別ID
を、電子保険サービス証書の項目データとして契約者情
報DB22に追加登録122bする。以後、保険契約管
理サーバ4は携帯電話機1から移動端末通信網100を
介してサービス受付用URL10cに最初のアクセスを
受付ける毎に、アクセス内容に含まれている識別ID
と、契約者情報DB22に登録されている、識別IDデ
ータとを照合する。 (E)コールセンタの役割 コールセンタ2は以下の役割を有している。 (1)保険契約加入の音声受付 上述の(C)で説明したように、携帯電話機1から移動
端末通信網100を介して保険契約者からの保険加入希
望を最初に受付ける。 (2)事故通知の受付 盗難や交通事故等の事故通知が、携帯電話機1から移動
端末通信網100を介して最初に電話でなされた場合に
受付ける。その際、保険契約者が通訳サービスを要求し
た場合には、緊急対応用の日本語通訳サービスも提供で
きる。 (3)端末貸出 保険契約者が旅行先で携帯電話機1を借りた上で、電子
保険サービス証書データを借りた携帯電話機1にダウン
ロードすることができる。
【0045】コールセンタ2は、端末貸出要求を受付け
ると、貸出端末DB25に検索用のデータ125aを送
る。データ125aには、保険契約者名、貸出希望の場
所、貸出期間、希望端末種類、UIM番号に関するデー
タが含まれている。貸出端末DB25から検索結果12
5bがコールセンタ2に送られ、その結果は保険契約者
に伝えられる。検索結果125bには、貸出予約番号、
貸出場所、返却場所等のデータのデータが含まれてい
る。
【0046】次に、コールセンタ2は、保険契約成立後
の通知を、端末が貸出されて移動端末通信網100で使
用可能となるまで、一時的保留する指示111をメール
サーバ3に送る。保険契約者が空港等の貸出場所で携帯
電話機1を借り、自らのUIMカードを装着した時点
で、携帯電話機1が使用可能となる。そして携帯電話機
1が移動端末通信網100で使用可能となると、メール
サーバ3から上述した(D)保険契約成立の通知手順に
したがってメール103が携帯電話機1に送信され、電
子保険サービス証書データが保険契約管理サーバ4から
貸出された携帯電話機1にダウンロードされる。
【0047】自らのUIMカードが装着できない携帯電
話機1の場合は、あらためてコールセンタ2に電話を
し、借りた携帯電話機1の電話番号とメールアドレスと
を伝えた上で、上記(D)が実行される。 (4)提携機関の案内 例えば、保険契約者が旅行中、病気やけがを負った際、
保険契約者からの求めに応じて、提携機関DB26から
保険契約者がいる近くの病院や日本語対応可能な診療所
等を検索して、該当情報を引出し、保険契約者に伝え
る。
【0048】コールセンタ2から提携機関DB26に送
られる検索データ126aには、国名や都市名、診療区
分(内科、外科、耳鼻科等)が含まれている。提携機関
DB26からはコールセンタ2に検索結果データ126
bが送られ、検索結果データ126bには、病院名や所
在地の他に、日本語対応の有無、診療時間帯等の情報が
含まれる。保険契約者が希望すれば、コールセンタ2か
ら提携病院に診察予約を行う。 (F)具体的な動作例 次に、本実施形態の電子保険サービス証書システムにお
ける、保険契約の加入と電子保険サービス証書のダウン
ロード、現地レンタル携帯電話機による電子保険サービ
ス証書のダウンロード、携帯電話機と利用者の認証、電
子保険サービス証書の閲覧、提示、内容確認と有効期限
通知、保険金の請求(事故通知)と支払い、旅行中の支
払い代行、旅行中の現地通貨立替、保険契約内容の変
更、海外旅行中の現地情報掲示板、保険契約期間満了通
知と継続・更新手続き、及び保険の解約について説明す
る。 (1)保険契約の加入と電子保険サービス証書のダウン
ロード 保険契約者が携行する携帯電話機を用いた保険契約の加
入から電子保険サービス証書のダウンロードまでは以下
の手順で行われる。 新規に保険契約申し込み(保険加入)を行うとき、保
険契約者は携行する携帯電話機1を用い移動端末通信網
100を介してコールセンタ2に電話をかけ、携帯電話
機1の電話番号および電子メール(以下、単にメールと
呼ぶ)アドレスとともに保険加入の希望をコールセンタ
2のオペレータに伝える。第三世代携帯電話の特徴であ
る同時に音声通信とインターネット型のデータ通信がで
きる機能を利用して、コールセンタ2では保険加入受付
用URL10aのアドレスを含んだメールを伝えられた
メールアドレスの携帯電話機1に送信する。 コールセンタ2からのメールを受信した保険契約者
は、メールに含まれている保険契約管理サーバ4の保険
加入受付用URL10aのアドレスをクリックし、保険
契約管理サーバ4にアクセスする。 保険契約管理サーバ4は保険加入書類様式の画面デー
タを書類様式DB24から読み出し、携帯電話機1にダ
ウンロードする。 保険契約者は携帯電話機1に装着されたイヤホンやマ
イクロホンを使ってオペレータと音声通話により保険加
入手続きを進める。保険契約者が希望した保険加入内容
は、オペレータから保険契約管理サーバ4に投入され、
投入内容は保険契約管理サーバ4から携帯電話機1に送
信され、携帯電話機1の画面の保険加入様式上に表示さ
れる。保険契約者は自分が伝えた保険加入内容を目視に
よっても確認することができ、オペレータ(保険会社)
にとっても保険業法上義務付けられている重要事項の説
明が可能となる。 保険加入手続きに必要なデータが全て保険契約者によ
って確認されると、加入した保険サービスを受けるため
に必要な電子保険サービス証書をダウンロードする携帯
電話機(この場合は、携帯電話機1)のメールアドレス
と電話番号とともに、保険契約管理サーバ4配下の受付
記録DB23に登録される。なお、その際には保険契約
者本人認証用データとして声紋データも登録される。
【0049】一般の紙ベースでの保険加入手続きにおい
ては、印影や自署イメージが保険契約者本人認証用デー
タとして登録される。また、インターネットを利用した
保険加入手続きにおいては、周知の方法によりパスワー
ド等が保険契約者本人認証用データとして登録される。 保険会社は契約手続きを完了した後、電子保険サービ
ス証書を契約者情報DB22内に用意する。そして、電
子保険サービス証書をダウンロードする保険契約管理サ
ーバ4のワンタイムURLを含んだ契約手続き完了通知
メールを、登録されたメールアドレスにメールサーバ3
から送信する。 保険契約者の操作により、携帯電話機1は、メールサ
ーバ3から送信されたメールを受信し、内部のメモリに
記憶する。そして、受取ったメールの内容を携帯電話機
1の表示画面に表示させ、そのメールに含まれているU
RLをクリックする。こうすることにより、その保険契
約に対応する電子保険サービス証書、すなわち保険契約
に関する書類の内容をデジタル化したデータである証書
データを契約者情報DB22より抽出し、保険契約管理
サーバ4から自分の携帯電話機1にダウンロードする。 ここで、ダウンロードされる電子保険サービス証書に
は、保険契約者本人の名前、契約者の印影、自署あるい
は声紋、被保険契約者の名前(保険契約者本人の名前で
も良い)、被保険契約者の性別、被保険契約者の生年月
日、保険証券番号、保険種類、保険期間、契約約款、サ
ービス規定、コールセンタ番号、保険契約管理サーバの
URL、保険会社発行の認証コード、保険金支払い先銀
行口座、の必須項目がデータとして含まれている。ま
た、保険契約管理サーバ4へ上記データ、携帯電話機の
利用者情報や機体番号(ID情報)をアップロードする
ための通信プログラムもダウンロードされる電子保険サ
ービス証書に含まれている。
【0050】なお、保険契約管理サーバ4のURLは、
保険契約期間中に各種の保険サービス要求を受付けるた
めのアドレスであり、電子保険サービス証書のダウンロ
ード用ワンタイムURLとは異なる。また、傷害保険
(海外旅行傷害保険や国内旅行傷害保険等)の場合に
は、海外旅行先又は国内旅行先、保険金支払い先のクレ
ジットカード(口座)番号、クレジットカードの有効期
限、保険会社の提携するファイナンス会社等が与信した
旅行中に引き落せる円貨限度額、等の固有なデータが含
まれる。
【0051】さらにまた、自動車保険の場合には、被保
険対象車輌型式、被保険対象車輌登録番号、被保険対象
事柄保有者名、等の固有なデータがそれぞれ含まれる。
この他、賠償責任保険、動産総合保険、盗難保険や費用
利益保険、火災保険、医療保険及び新種保険その他の保
険契約の場合にもその保険種類に応じて、必要なデータ
や固有なデータが含まれる。 電子保険サービス証書のダウンロードは、国内だけで
はなく国際ローミングサービスを用いて海外においても
保険契約者が任意の場所から行うことができる。 (2)現地レンタル携帯電話機による電子保険サービス
証書のダウンロード 一般に第三世代と呼ばれる携帯電話機は、携帯電話機本
体から携帯電話機の利用者情報(ID情報)を記録した
カードを装着した状態で用いる。このカードには、電話
番号やUIM番号が記録されている(以下、このカード
自体をUIMと略称する)。このUIMを本来の携帯電
話機から抜き出し、そのUIMを別の携帯電話機本体に
装着するだけで本来の携帯電話機と同じ使い方ができ
る。したがって、自己所有の携帯電話機本体を持たなく
ても、UIMだけ持って出かければ、旅行先でレンタル
した携帯電話機を利用することで、本システムの保険サ
ービスを受けることができる。
【0052】そのため、海外を含む旅行先に自分の保有
する携帯電話機のUIMのみを持ち出し、予め保険会社
に予約した別の携帯電話機を現地でレンタルし、そのU
IMを装着すれば、上述した(1)の以下と同様の手
順で電子保険サービス証書をダウンロードすることがで
きる。このレンタル処理は、貸出端末DB25を利用し
て行われるため、ダウンロードする携帯電話機が現地で
貸出されるまで、保険会社では、ダウンロード用のUR
Lを含むメールの送信を一時的に保留している。 (3)携帯電話機と利用者の認証 保険会社は、保険サービスを提供する際に、提供先の携
帯電話機が正しいか否かを認証する必要がある。このた
め、最初に電子保険サービス証書をダウンロードした時
点で、電子保険サービス証書を蓄積した携帯電話機の機
体番号とUIM番号とを保険契約管理サーバ4にアップ
ロードし登録する。そして、これら機体番号やUIMを
用いて認証を行う。
【0053】以後、保険契約者が保険契約管理サーバ4
を通じて保険サービスを要求する都度、電子保険サービ
ス証書のアップロードプログラムにより電子保険サービ
ス証書に含まれている保険会社発行の認証コードとID
情報である機体番号及びUIM番号を保険契約管理サー
バ4に送信し、保険契約管理サーバ4配下の契約者情報
DB22に登録されている認証コード、機体番号及びU
IM番号を照合して認証した上で、サービスの提供を開
始する。
【0054】ところで、海外旅行に出発する前に(すな
わち国内において)ダウンロードし、UIMのみを取り
外してその旅行に出発した場合には、上記(2)で説明
したように、旅行先で携帯電話機をレンタルすることに
なる。その場合には、UIM番号は登録されたものと一
致するが、機体番号は登録されたものと一致しない。こ
の場合、上述したとおり、再度ダウンロードできないの
で、先ず、レンタルした携帯電話機にUIMを装着した
上で、コールセンタ2を呼出し、電子保険サービス証書
の再送信を依頼する。この際、既に発行されている認証
コードもコールセンタに伝える。
【0055】コールセンタ2では、UIM、認証コード
及び確認に必要な既契約内容を保険契約者から受けた上
で、上述した(1)の以下と同様の手順で再度ダウン
ロードを行いうる。この際、再度ダウンロードされる電
子保険サービス証書には、新たな認証コードが含まれ、
以前に発行された認証コードは失効される。なお、コー
ルセンタ2での確認項目として既に登録されている声紋
照合が含まれることもある。 (4)電子保険サービス証書の閲覧、提示、内容確認と
有効期限通知 保険契約者は、保険契約期間中いつでも、どこでも、
保険契約している内容を、保持している携帯電話機1に
蓄積された電子保険サービス証書からその携帯電話機の
画面に呼出して表示させ、閲覧することができる。 保険契約者は、保険契約期間中に保険サービスが必要
となった場合、その保険内容を携帯電話機1の画面に呼
出し、保険サービスを提供する側(保険会社又は保険会
社の提携先等)や保険内容を確認する必要とする相手に
対し提示する。
【0056】例えば、海外旅行中に病気、けが、盗難等
の緊急事態に遭遇し、病院、警察等の所管機関から海外
旅行傷害保険証券の提示を求められた際、携帯電話機に
蓄積されている電子保険サービス証書を携帯電話機1の
画面に表示させ、これを提示する。なお、所管機関にお
いて電子保険サービス証書内容の確認が必要となった場
合には、電子保険サービス証書に含まれている国内(日
本)コールセンタ番号に電話をかけ、以後は電子保険サ
ービス証書の発行元である保険会社と所管機関との間で
確認処理が行われる。この確認処理は、例えばファクシ
ミリの相互授受等によって行われることが多い。 電子保険サービス証書に含まれる有効期限(保険期
間)が失効する場合、メールサーバ3から保険契約者に
電子メールでその旨を通知する。この場合、保険契約の
有効期限満了前の所定期間において、有効期限が迫って
いる旨を電子メールで通知する。この通知後の手続につ
いては、後述する(10)において説明する。 (5)保険金の請求(事故通知)と支払い 保険契約に則り保険金を請求し、保険金を支払うまでの
手順は以下の通りである。 事故が発生した場合、携帯電話機1の表示画面に電子
保険サービス証書を表示させ、それに含まれているコー
ルセンタ番号あるいは保険契約管理サーバ4のURLを
参照し、携帯電話機1からコールセンタ2あるいは保険
契約管理サーバ4にアクセスする。そして、保険会社所
定の様式を表示画面上に呼出し、事故通知の作成を、携
帯電話機1から行う。 保険会社では、直ちに事態の有無や詳細を確認の上、
査定システム5による査定処理を行うと共に保険金請求
の案内を行う。 支払い金額が確定すると、その金額や支払予定日を保
険金支払DB21に登録すると共に、保険契約者の携帯
電話機1にメールサーバ3から電子メールで通知する。
保険契約者はこの電子メールを携帯電話機1によって受
信する。 支払い通知を受けた保険契約者は、携帯電話機1から
保険契約管理サーバ4にアクセスし、保険会社からの支
払い方法を指定する。支払い方法の指定が無い場合は、
電子保険サービス証書の支払い先銀行口座(保険契約者
の銀行口座)に振り込まれる。 支払い方法がクレジットカード口座の場合は、当該ク
レジット会社8へ保険金額の払い込み依頼117を送信
する。与信限度額拡大の場合は、提携するファイナンス
会社9へ保険金額相当の与信限度額拡大依頼118を送
信する。 支払方法が与信限度額拡大の場合は、ファイナンス会
社9への依頼送信後、同じ金額(円貨換算)をそれまで
の与信限度額に加算した上で、その値を新たな与信限度
額として携帯電話機1にダウンロードして電子保険サー
ビス証書の当該項目のデータをアップデートする。 <旅行保険の例>特に、旅行保険については、以下のよ
うになる。 ア.海外・国内旅行中に携行品の破損や盗難等の事故が
発生した場合、保険契約者は、電子保険サービス証書に
含まれている国内(日本)コールセンタ番号に電話をか
け、破損や盗難等の状況詳細を口頭で申告する。携帯電
話機1がカメラ機能を有している場合は、カメラを用い
て撮影した映像と共に請求手続を行うことができる。す
なわち、その状況を撮影した画像を保険契約管理サーバ
4にアップロードした上で保険会社に対し事故通知を行
う。 イ.保険会社では査定システム5による保険金査定処理
を行うと共に、保険金請求についての案内を行う。 ウ.支払い金額が確定すると、その金額を保険金支払D
B21に登録すると共に、その旅行者が保持している携
帯電話機1にメールサーバ3から電子メールで通知す
る。 エ.支払い通知を受けた旅行者は、保険契約管理サーバ
4にアクセスし、支払い方法を選択する。支払い方法に
は、電子保険サービス証書に含まれている銀行口座への
振込み、電子保険サービス証書に含まれているクレジッ
トカード口座への振込み、電子保険サービス証書に含ま
れている保険会社の提携するファイナンス会社等が与信
した旅行中に引き落せる円貨限度額の拡大、がある。旅
行者は、これらの中から支払い方法を選択する。 オ.旅行者が、電子保険サービス証書に含まれている保
険会社の提携するファイナンス会社等が与信した旅行中
に引き落せる円貨限度額の拡大を選択した場合、保険契
約管理サーバ4は、円貨限度額に支払い保険金額(日本
円)を加えた額を新たな円貨限度額とし、その携帯電話
機1にダウンロードする。
【0057】なお、ダウンロードに先立ち、電子保険サ
ービス証書の一部として含まれている現在の円貨限度額
のデータを一旦保険契約管理サーバ4にアップロード
し、受取った円貨額と保険契約管理サーバ4上での円貨
額と照合する手順が行われる。 カ.電子保険サービス証書に含まれている保険会社の提
携するファイナンス会社等が与信した旅行中に引き落せ
る円貨限度額の拡大の方法によって海外・国内旅行中に
支払いを受けた保険金と後述するファイナンス会社等か
ら支払い代行等を受けた金額の差額については、海外・
国内旅行から帰宅後、日本円にて精算を行う。 (6)旅行中の支払い代行 保険会社が提携する海外・国内のデパート、商店、レス
トラン、お土産物屋、ホテル等を保険契約者が利用し、
支払いを行う際、電子保険サービス証書に含まれている
保険会社の提携するファイナンス会社等が与信した旅行
中に引き落せる円貨限度額から支払いを行うことができ
る。この与信処理は、ファイナンス会社9と保険会社と
の間の処理によって行われる。 支払い額(現地通貨)が確定した場合、旅行者は保険
契約管理サーバ4にアクセスし、支払い代行サービスを
選択する。 支払い代行サービスメニューにおいて、支払い額と通
貨種別(ドル、ポンド、フラン等の種別)とを、携帯電
話機1の画面表示を参照しつつボタン操作により投入す
る。なお、国内旅行傷害保険契約の場合は、自動的に円
貨が選択される。 海外旅行傷害保険契約の場合、保険契約管理サーバ4
は、投入された額と通貨種別を保険会社が定める換算レ
ートに従って円貨に換算した額を携帯電話機1に送信す
る。すると、それらが携帯電話機1の画面上に表示され
る。 旅行者は、円貨限度額を利用して支払い代行を行うこ
とを指定する。 旅行者は、支払うべき現地通貨額(国内旅行傷害保険
契約の場合は円貨)が画面表示されている携帯電話機1
を支払い先の業者に手渡す。 支払い先の業者は、予め保険会社及びファイナンス会
社等と取り決められた手順に従って業者コード等を、携
帯電話機1のボタンを操作して投入し、支払い代行を了
承する。 保険契約管理サーバ4は、支払い先の業者による支払
い代行の承認が終了すると、円貨限度額から円換算の支
払い代行額を減算した値を新たな円貨限度額として携帯
電話機1にダウンロードし、支払い代行サービスを終了
する。なお、このダウンロードに先立ち、電子保険サー
ビス証書の一部として含まれている現在の円貨限度額の
データを携帯電話機1から保険契約管理サーバ4に一旦
アップロードし、受取った円貨額と保険契約管理サーバ
上での円貨額と照合する。 円貨限度額の増減の記録については保険契約管理サー
バ4で全て記録される。なお、与信した旅行中に引き落
せる円貨限度額は、この保険システムの利用回数に応じ
て増加するようにしても良い。 (7)旅行中の現地通貨立替 保険会社の海外・国内支店や保険会社が提携する海外・
国内の銀行、ローン会社や旅行代理店等の現地通貨取扱
業者において、電子保険サービス証書に含まれている保
険会社の提携するファイナンス会社等が与信した旅行中
に引き落せる円貨限度額から現地通貨の立て替え払いを
受けることができる。この立替処理は、ファイナンス会
社9と保険会社との間の処理によって行われる。 立替額(現地通貨)が確定すると、旅行者は保険契約
管理サーバ4にアクセスし、立替サービスを選択する。 立替サービスメニューにおいて、立替額及び通貨種別
を、携帯電話機1の画面表示を参照しつつボタン操作に
より投入する。国内旅行傷害保険契約の場合は、自動的
に円貨が選択される。 海外旅行傷害保険契約の場合、保険契約管理サーバ4
は、投入された額を通貨種別及び保険会社が定める換算
レートに従って円貨に換算し、この換算した額を携帯電
話機1に送信する。すると、その額が携帯電話機1に画
面に表示される。 旅行者は、円貨限度額を利用して立替を受けることを
指定する。 旅行者は、立替を受ける現地通貨額(国内旅行優者保
険契約の場合は円貨)が画面表示されている携帯電話機
1を現地通貨取扱業者に手渡す。 現地通貨取扱業者は、予め保険会社及びファイナンス
会社等と取り決められた手順に従って業者コード等を、
携帯電話機1のボタンを操作して投入し、立替払いを了
承し、旅行者に現地通貨額を払う。 保険契約管理サーバ4は、現地通貨取扱業者による立
替払いの承認が終了すると、円貨限度額から円換算の立
替払い額を減算した値を新たな円貨限度額として携帯電
話機1にダウンロードさせ、立替サービスを終了する。
なお、このダウンロードに先立ち、電子保険サービス証
書の一部として含まれている現在の円貨限度額のデータ
を一旦保険契約管理サーバにアップロードし、受取った
円貨額と保険契約管理サーバ4上での円貨額とを照合す
る手順が行われる。 円貨限度額の増減の記録については保険契約管理サー
バ4で全て記録される。 (8)保険契約内容の変更(異動) 保険業法上では、保険の加入の他、保険の異動に関して
は契約者本人への重要事項の説明が義務付けられてい
る。海外を含む旅行先での旅行傷害保険期間の延長等、
保険契約を異動しなければならなくなった場合、第三世
代と呼ばれる携帯電話機の音声通話機能に加えて同時に
インターネット接続できる機能(マルチコール)を利用
し、以下の手順で保険契約の異動を行うことができる。 保険契約者は、電子保険サービス証書に含まれるコー
ルセンタ番号に電話をかけるか、保険契約管理サーバ4
にアクセスし、保険契約異動サービスのメニューを選択
して異動申し込み様式のページを開く。 先にコールセンタ2に電話をかけた場合は、コールセ
ンタの指示にしたがって、マルチコール機能により保険
契約管理サーバ4にアクセスし、保険契約異動サービス
のメニューを選択して異動申し込み様式のページを開
く。 先に保険契約費理サーバ4にアクセスした場合は、そ
の旨がサーバ4よりコールセンタ2に通知され、保険契
約時に登録されている携帯電話機1の番号にコールセン
タ2から電話をかける。 保険契約者とコールセンタ2との間で電話が通じた
後、コールセンタ2では音声通話により、申し込み本人
(保険契約者)から異動内容を口頭で確認しながら、異
動申し込み様式のページの所定個所に記入する。 コールセンタ2で記入されたデータは、上記(1)の
保険加入時と同様、携帯電話機1の画面上に表示され保
険契約書も確認できる。 保険契約内容の異動申し込みが終了し、保険会社内で
の異動手続きが完了すると、新たな電子保険サービス証
書を作成し、携帯電話機1にその旨の電子メールをメー
ルサーバ3から送信する。 保険契約者は、保険契約時と同じ手順で新たな電子保
険サービス証書を保険契約管理サーバ4から保持してい
る携帯電話機1にダウンロードする。 (9)海外旅行中の現地情報掲示板 海外旅行者は、電子保険サービス証書を用い、保険契約
管理サーバ4を通じ、保険会社が用意した現地情報の取
得あるいは海外旅行者自らが情報を保険会社に提供でき
る。 海外旅行者は保険契約管理サーバ4にアクセスし、現
地情報掲示板のページを開く。 保険契約管理サーバ4は電子保険サービス証書に含ま
れている渡航先をキーとして、接続している旅行情報サ
ービスサーバ7に検索依頼115を送出し、検索結果1
16の内容を現地情報の掲示ページとして携帯電話機1
にダウンロードする。 現地情報掲示板には、食事、買い物、見所、気象等の
各情報、同じ地域を旅行中の旅行者から提供された現地
情報(レストランの味、価格、バーゲン、イベント、ニ
ュース、穴場、注意事項等)、チャット申し込みと連絡
方法、が記入されている。 海外旅行者自らも現地情報掲示板に現地情報を記入す
ることもでき、同じ現地を旅行中の他の旅行者との間で
情報が共有される。 海外旅行者の記入情報は、電子保険サービス証書にあ
る保険期間終了後に保険契約管理サーバ4が自動消去す
る。 (10)保険契約期間満了通知と継続・更新手続き 保険会社は、従来書面による郵便通知を行っていた保険
契約期間満了通知に代わり、携帯電話機1のメールアド
レスを用いて直接その保険契約書に通知することができ
る。 保険会社は、保険契約管理サーバ4上に蓄積・管理し
ている保険契約データから保険契約期間満了が近づいた
保険契約を随時検索する。 検索した結果から、電子保険サービス証書をダウンロ
ードした携帯電話機に1対し、保険契約期間満了通知メ
ールを登録されているメールアドレスへ事前に送信す
る。 保険契約の継続や更新手続きを希望する既保険契約者
は、保険契約管理サーバ4にアクセスし、継続・更新の
メニューを選択する。 継続・更新のメニューに既保険契約内容を予め記入し
ておくことにより、保険契約書は保険期間とその他変更
部分だけを携帯電話機から投入し、継続・更新の申し込
みを行う。 保険会社は継続・更新の申し込みを受付けると、新規
の保険契約時と同じ手順で新たな電子保険サービス証書
を保険契約管理サーバから保持している携帯電話機にダ
ウンロードする。 (11)盗難防止策 保険会社の発行した認証コードは重要事項であるので、
通常時は表示させずに隠しておき、パスワードが入力さ
れた場合にのみ表示するようにするのが望ましい。同様
に、プライバシーに関連する項目についても、パスワー
ドが入力された場合にのみ表示するようにしても良い。
【0058】このようにすれば、たとえ携帯電話機が盗
まれた場合であっても、盗難者はそのパスワードを知ら
ないので、本システムを悪用されることはない。 (12)保険契約の解約 携帯電話機1を携行している保険契約者は、保険契約期
間中に保険契約を場所、時間を問わず解約することがで
きる。 保険契約者は保険契約管理サーバ4にアクセスし、サ
ービスメニューから解約手続きを選択し、所定の保険契
約解約申し込み様式をダウンロードして携帯電話機1の
画面に表示する。 保険契約者は携帯電話機1を操作して、解約手続きに
必要な項目を様式に記入した上で、記入データを保険契
約管理サーバ4に送信する。 保険会社では、解約申し込み内容を確認し、解約返戻
し金計算等の解約手続きを行った上で、解約手続き処理
完了案内を携帯電話機1ヘメールにより通知する。 以後、電子保険サービス証書は無効となる。
【0059】なお、以上(1)〜(12)においては携
帯電話機を用いて本システムを実現する場合について説
明したが、携帯電話機に限らず表示画面を有する携帯端
末全般について本システムを広く適用できることは明ら
かである。 (G)電子保険サービス方法 以上説明した電子保険サービス証書システムにおいて
は、以下のような電子保険サービス方法が実現されてい
る。すなわち、保険契約に基づくサービスを受けるため
に必要な保険契約データを保険会社のサーバからダウン
ロードして携帯端末に記憶させる記憶ステップと、上記
記憶ステップにおいて記憶された保険契約データを、I
D情報を含む記憶媒体が接続された携帯端末の表示画面
に表示させる表示ステップと、上記表示画面に表示させ
た保険契約データを提示する提示ステップとを含み、上
記提示ステップにおいて上記保険契約データが提示され
たとき上記ID情報を用いて上記携帯端末についての認
証を行った後、上記保険契約に基づく保険サービスを受
けるようにした電子保険サービス方法が実現されてい
る。
【0060】また、上記保険契約の申込み時において上
記携帯端末についての電子メールアドレスを登録するス
テップを更に含み、上記記憶ステップにおいては、上記
電子メールアドレスを用いて上記携帯端末に送信したU
RLに対応するサイトから上記証書データをダウンロー
ドするようにした電子保険サービス方法も実現されてい
る。なお、上記URLは、上記証書データのダウンロー
ドを1回に限り行いうるワンタイムURLとする。上記
携帯端末は、レンタルされた端末に、上記ID情報を含
む記憶媒体が接続されたものであっても良い。
【0061】さらにまた、上記携帯端末を用いて行った
保険金の請求手続に応答して上記電子メールアドレスを
用いて上記サーバから電子メールを送信し、上記携帯端
末への電子メールに応答して上記携帯端末を用いて保険
金の受取り方法を指定するステップを更に含んでも良
い。上記保険金の受取り方法には、上記保険契約に係る
保険会社の提携するファイナンス会社等が与信した金額
の拡大を含むものとする。そして、上記携帯端末がカメ
ラを有する場合においては、そのカメラを用いて撮影し
た画像や映像と共に上記保険金の請求手続を行える。
【0062】また、上記保険契約が旅行保険契約である
場合において、上記与信した金額の範囲内において旅行
中における支払いの代行を行ったり、上記与信した金額
の範囲内において旅行中における現地通貨の立替を行っ
たりしても良い。さらにまた、上記保険契約が旅行保険
契約である場合において、上記証書データに含まれてい
る旅行先情報に対応する現地情報を、上記サーバから上
記携帯端末にダウンロードできるようにしても良い。上
記保険契約の内容について異動を行う際、上記携帯端末
に記憶された上記証書データを上記サーバに対してアッ
プロードし、このアップロードした内容について上記サ
ーバにおいて異動処理を行うようにしても良い。上記保
険契約の有効期限満了前の所定期間において、有効期限
が迫っている旨の通知を上記電子メールアドレス及び電
話番号の少なくとも一方を用いて上記携帯端末に対して
行うステップを更に含んでいても良い。
【0063】なお、上記通知を受取った携帯端末を用
い、上記サーバに記憶されている証書データを利用し
て、上記保険契約について更新を行うステップを更に含
んでいても良い。さらにまた、上記保険契約の締結に際
し、法規上義務付けられている保険契約者への重要事項
の説明を上記携帯端末の音声通信機能とデータ通信機能
とを同時に用いて行っても良い。すなわち上記保険に加
入する手続きを上記携帯端末のマルチコール機能(音声
とデータとを同時に通信できる機能)を用いて、保険会
社のコールセンタに音声で加入内容を伝え、保険会社が
受付けた加入内容を保険会社のサーバからインターネッ
ト等のデータ通信により上記携帯端末の画面上に表示さ
せ、保険契約者が確認するステップを更に含んでいても
良い。
【0064】また、上記サーバに記憶されている証書デ
ータを利用して契約されている保険の解約を行うように
しても良い。すなわち、上記保険契約を解約する手続き
を上記携帯端末から保険会社のサーバを用いて行うステ
ップを更に含んでも良い。 (H)まとめ 以上説明した電子保険サービス証書システム及び電子保
険サービス方法は、以下のような特長を有している。 (1)従来から保険会社側では保険契約内容をデジタル
データ化して管理していたが、保険契約者に対しては、
紙に記載された保険契約関連の書類を発行・送付するだ
けであった。そのため、保険契約者が当該保険契約に規
定されている保険金の請求(事故通知)、支払いや各種
のサービス提供の要求を保険会社に行う際、保険契約者
は保険契約書類を保管場所から取り出し、その書類の記
載内容(保険種類、保険証券番号等)を保険会社に伝え
るか、提示しなければならなかった。
【0065】これに対し本システムにおいては、保険契
約者が常時携行する携帯電話機に蓄積されているため、
保険サービスが必要となる都度、保険契約関連の書類を
用意することなく、携行している携帯電話機の画面上に
保険契約内容を呼出すだけで、当該保険サービスを受け
ることが実現される。 (2)保険サービスが必要となった場合、従来、保険契
約者はいちいち連絡先を記入したメモを探し出してから
保険会社に連絡しなければならなかった。
【0066】これに対し本システムにおいては、保険サ
ービス証書の一部として保険会社のコールセンタの電話
番号又はURLを携帯電話機に蓄積することにより、い
わゆるPhoneto機能又はWebto機能を利用す
ることで、いつでも、どこでも迅速に連絡を行うことが
できる。例えば、国内において自動車運転中に交通事故
に遭遇した場合に、付近の公衆電話を探し出したり、海
外において盗難にあった場合に外国語表示の国際電話を
用いたりする等の手間をかけることなく、その場で容易
に保険会社の日本のコールセンタを呼出し、日本語での
会話による保険サービスを受けることができる。
【0067】もちろん、インターネットを通じて海外に
おいても保険会社が提供するサービスを即時に日本語で
利用でき、保険サービスの利便性も向上する。 (3)従来の海外旅行保険や自動車保険等では、旅先で
の盗難や病気、運転中の交通事故等保険サービスが必要
となった時点で迅速な対応を行うことが困難であった。
これに対し本システムにおいては、電子保険サービス証
書を保険契約者が常時携行する携帯電話機に蓄積してい
るため、いつでも、国内外問わず保険契約者から保険会
社へ連絡することができ、保険会社側にとってもサービ
ス要求に即応することができるため、サービス品質が著
しく向上される。
【0068】例えば、ショッピングプロテクションにも
対応することができる。すなわち、海外で購入品を破損
した場合、当該海外旅行者は帰国後、その旨の申告を行
い、保険会社の査定審査を経た上で保険金が支払われて
いたのに対し、本システムでは破損した直後にも携帯電
話で直接国内の保険会社コールセンタに日本語で申告す
ることが可能である。また、国内において高速自動車道
で自動車事故に遭遇した場合にも、即座にその場から保
険会社へ事故報告が可能である。
【0069】さらに、カメラ付携帯電話機では破損、事
故状況等を画像や映像データとして保険会社へインター
ネットを通じて送ることが可能であり、保険会社として
も破損、事故状況等を詳細かつ即時に把握できる。した
がって、破損、事故が発生した時点から支払いに至るま
での時間を大福に短縮することができ、保険会社の業務
効率も向上される。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、保険契約
に基づくサービスを受けるために必要な保険契約データ
を保険会社のサーバからダウンロードし、ID情報を含
む記憶媒体が接続された携帯端末に記憶させ、この記憶
させた保険契約データを表示画面に表示させた携帯端末
を提示することで、ID情報を用いて携帯端末について
の認証を行った後で保険サービスを受けられるようにし
たことにより、保険サービスが必要となる都度、保険契
約関連の書類を用意することなく、保険サービスを受け
ることができるという効果がある。そして、ID情報を
用いて携帯端末についての認証を行っているので、デー
タの内容を改ざんされても悪用される可能性が少ないと
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態による電子保険サービス
証書システムの主要部分の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】契約者情報データベースの構成例を示す図であ
る。
【図3】受付記録データベースの構成例を示す図であ
る。
【図4】書類様式データベースの構成例を示す図であ
る。
【図5】保険金支払データベースの構成例を示す図であ
る。
【図6】貸出端末データベースの構成例を示す図であ
る。
【図7】提携機関データベースの構成例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 携帯電話機 2 コールセンタ 3 メールサーバ 4 保険契約管理サーバ 5 査定システム 6 既存保険加入受付システム 7 旅行情報サービスサーバ 8 クレジット会社 9 ファイナンス会社 10a 保険加入受付用URL 10b ダウンロード用ワンタイムURL 10c サービス受付用URL 21 保険金支払DB 22 契約者情報DB 23 受付記録DB 24 書類様式DB 25 貸出端末DB 26 提携機関DB 100 移動端末通信網
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 潮田 邦夫 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 (72)発明者 大塚 栄二 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 (72)発明者 鈴木 義雄 東京都千代田区丸の内一丁目1番3号 エ イアイユーインシュアランスカンパニー (エイアイユー保険会社)内 (72)発明者 塚本 英俊 東京都千代田区丸の内一丁目1番3号 エ イアイユーインシュアランスカンパニー (エイアイユー保険会社)内 (72)発明者 清水 二朗 東京都千代田区丸の内一丁目1番3号 エ イアイユーインシュアランスカンパニー (エイアイユー保険会社)内 (72)発明者 鈴木 浩 東京都千代田区丸の内一丁目1番3号 エ イアイユーインシュアランスカンパニー (エイアイユー保険会社)内 (72)発明者 原 亜紀子 東京都千代田区丸の内一丁目1番3号 エ イアイユーインシュアランスカンパニー (エイアイユー保険会社)内 (72)発明者 大久保 賢一 東京都千代田区丸の内一丁目1番3号 エ イアイユーインシュアランスカンパニー (エイアイユー保険会社)内

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保険契約に関する書類の内容をデジタル
    化したデータである証書データを記憶保持するサーバ
    と、前記サーバに記憶保持された証書データをダウンロ
    ードして表示するための表示画面を有し、かつ、ID情
    報を含む記憶媒体が接続された携帯端末とを含み、前記
    証書データが表示された表示画面を提示することによっ
    て前記ID情報を用いて前記携帯端末についての認証を
    行った後、前記保険契約に基づく保険サービスを受ける
    ようにしたことを特徴とする電子保険サービス証書シス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記保険契約の申込み時において前記携
    帯端末についての電子メールアドレスを登録し、前記電
    子メールアドレスを用いて前記携帯端末に送信したUR
    Lに対応するサイトから前記証書データをダウンロード
    するようにしたことを特徴とする請求項1記載の電子保
    険サービス証書システム。
  3. 【請求項3】 前記URLは、前記証書データのダウン
    ロードを1回に限り行いうるワンタイムURLであるこ
    とを特徴とする請求項2記載の電子保険サービス証書シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記携帯端末は、レンタルされた端末
    に、前記ID情報を含む記憶媒体が接続されたものであ
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載
    の電子保険サービス証書システム。
  5. 【請求項5】 前記携帯端末は、前記証書データを記憶
    する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された証書データ
    を外部指令に応答して前記表示画面に表示する制御手段
    とを含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項
    に記載の電子保険サービス証書システム。
  6. 【請求項6】 前記サーバは、前記携帯端末を用いて行
    った保険金の請求手続に応答して前記電子メールアドレ
    スを用いて電子メールを送信し、 前記携帯端末への電子メールに応答して前記携帯端末を
    用いて保険金の受取り方法を指定するようにしたことを
    特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の電子保
    険サービス証書システム。
  7. 【請求項7】 前記保険金の受取り方法には、前記保険
    契約に係る保険会社の提携するファイナンス会社等が与
    信した金額の拡大を含むことを特徴とする請求項6記載
    の電子保険サービス証書システム。
  8. 【請求項8】 前記携帯端末がカメラを有する場合にお
    いては、該カメラを用いて撮影した画像や映像と共に前
    記保険金の請求手続を行えることを特徴とする請求項6
    又は7記載の電子保険サービス証書システム。
  9. 【請求項9】 前記保険契約が旅行保険契約である場合
    において、前記与信した金額の範囲内において旅行中に
    おける支払いの代行を行うことを特徴とする請求項7記
    載の電子保険サービス証書システム。
  10. 【請求項10】 前記保険契約が旅行保険契約である場
    合において、前記与信した金額の範囲内において旅行中
    における現地通貨の立替を行うことを特徴とする請求項
    7記載の電子保険サービス証書システム。
  11. 【請求項11】 前記保険契約が旅行保険契約である場
    合において、前記証書データに含まれている旅行先情報
    に対応する現地情報を、前記サーバから前記携帯端末に
    ダウンロードできることを特徴とする請求項1〜10の
    いずれか1項に記載の電子保険サービス証書システム。
  12. 【請求項12】 前記保険契約の内容について異動を行
    う際、前記携帯端末の前記記憶手段に記憶された前記証
    書データを前記サーバに対してアップロードし、このア
    ップロードした内容について前記サーバにおいて異動処
    理を行うようにしたことを特徴とする請求項5〜11の
    いずれか1項に記載の電子保険サービス証書システム。
  13. 【請求項13】 前記保険契約の有効期限満了前の所定
    期間において、有効期限が迫っている旨の通知を前記電
    子メールアドレス及び電話番号の少なくとも一方を用い
    て前記携帯端末に対して行うことを特徴とする請求項1
    〜12のいずれか1項に記載の電子保険サービス証書シ
    ステム。
  14. 【請求項14】 前記通知を受取った携帯端末は、前記
    サーバに記憶されている証書データを利用して、前記保
    険契約について更新を行うようにしたことを特徴とする
    請求項13記載の電子保険サービス証書システム。
  15. 【請求項15】 前記保険契約の締結に際し、法規上義
    務付けられている保険契約者への重要事項の説明を前記
    携帯端末の音声通信機能とデータ通信機能とを同時に用
    いて行うことを特徴とする請求項1〜14のいずれか1
    項に記載の電子保険サービス証書システム。
  16. 【請求項16】 前記サーバに記憶されている証書デー
    タを利用して契約されている保険の解約を行うようにし
    たことを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記
    載の電子保険サービス証書システム。
  17. 【請求項17】 保険契約に基づくサービスを受けるた
    めに必要な証書データを保険会社のサーバからダウンロ
    ードして携帯端末に記憶させる記憶ステップと、前記記
    憶ステップにおいて記憶された証書データを、ID情報
    を含む記憶媒体が接続された携帯端末の表示画面に表示
    させる表示ステップと、前記表示画面に表示させた証書
    データを提示する提示ステップとを含み、前記提示ステ
    ップにおいて前記証書データが提示されたとき前記ID
    情報を用いて前記携帯端末についての認証を行った後、
    前記保険契約に基づく保険サービスを受けるようにした
    ことを特徴とする電子保険サービス方法。
  18. 【請求項18】 前記保険契約の申込み時において前記
    携帯端末についての電子メールアドレスを登録するステ
    ップを更に含み、前記記憶ステップにおいては、前記電
    子メールアドレスを用いて前記携帯端末に送信したUR
    Lに対応するサイトから前記証書データをダウンロード
    するようにしたことを特徴とする請求項17記載の電子
    保険サービス方法。
  19. 【請求項19】 前記URLは、前記証書データのダウ
    ンロードを1回に限り行いうるワンタイムURLである
    ことを特徴とする請求項18記載の電子保険サービス方
    法。
  20. 【請求項20】 前記携帯端末は、レンタルされた端末
    に、前記ID情報を含む記憶媒体が接続されたものであ
    ることを特徴とする請求項17〜19のいずれか1項に
    記載の電子保険サービス方法。
  21. 【請求項21】 前記携帯端末を用いて行った保険金の
    請求手続に応答して前記電子メールアドレスを用いて前
    記サーバから電子メールを送信し、前記携帯端末への電
    子メールに応答して前記携帯端末を用いて保険金の受取
    り方法を指定するステップを更に含むことを特徴とする
    請求項18〜20のいずれか1項に記載の電子保険サー
    ビス方法。
  22. 【請求項22】 前記保険金の受取り方法には、前記保
    険契約に係る保険会社の提携するファイナンス会社等が
    与信した金額の拡大を含むことを特徴とする請求項21
    記載の電子保険サービス方法。
  23. 【請求項23】 前記携帯端末がカメラを有する場合に
    おいては、該カメラを用いて撮影した画像や映像と共に
    前記保険金の請求手続を行えることを特徴とする請求項
    21又は22記載の電子保険サービス方法。
  24. 【請求項24】 前記保険契約が旅行保険契約である場
    合において、前記与信した金額の範囲内において旅行中
    における支払いの代行を行うことを特徴とする請求項2
    2記載の電子保険サービス方法。
  25. 【請求項25】 前記保険契約が旅行保険契約である場
    合において、前記与信した金額の範囲内において旅行中
    における現地通貨の立替を行うことを特徴とする請求項
    22記載の電子保険サービス方法。
  26. 【請求項26】 前記保険契約が旅行保険契約である場
    合において、前記証書データに含まれている旅行先情報
    に対応する現地情報を、前記サーバから前記携帯端末に
    ダウンロードできることを特徴とする請求項17〜25
    のいずれか1項に記載の電子保険サービス方法。
  27. 【請求項27】 前記保険契約の内容について異動を行
    う際、前記携帯端末に記憶された前記証書データを前記
    サーバに対してアップロードし、このアップロードした
    内容について前記サーバにおいて異動処理を行うように
    したことを特徴とする請求項17〜26のいずれか1項
    に記載の電子保険サービス方法。
  28. 【請求項28】 前記保険契約の有効期限満了前の所定
    期間において、有効期限が迫っている旨の通知を前記電
    子メールアドレス及び電話番号の少なくとも一方を用い
    て前記携帯端末に対して行うステップを更に含むことを
    特徴とする請求項17〜27のいずれか1項に記載の電
    子保険サービス方法。
  29. 【請求項29】 前記通知を受取った携帯端末を用い、
    前記サーバに記憶されている証書データを利用して、前
    記保険契約について更新を行うステップを更に含むこと
    を特徴とする請求項28記載の電子保険サービス方法。
  30. 【請求項30】 前記保険契約の締結に際し、法規上義
    務付けられている保険契約者への重要事項の説明を前記
    携帯端末の音声通信機能とデータ通信機能とを同時に用
    いて行うことを特徴とする請求項17〜29のいずれか
    1項に記載の電子保険サービス方法。
  31. 【請求項31】 前記サーバに記憶されている証書デー
    タを利用して契約されている保険の解約を行うようにし
    たことを特徴とする請求項17〜30のいずれか1項に
    記載の電子保険サービス方法。
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