JP2003141196A - ワイヤーハーネス設計方法 - Google Patents

ワイヤーハーネス設計方法

Info

Publication number
JP2003141196A
JP2003141196A JP2001341509A JP2001341509A JP2003141196A JP 2003141196 A JP2003141196 A JP 2003141196A JP 2001341509 A JP2001341509 A JP 2001341509A JP 2001341509 A JP2001341509 A JP 2001341509A JP 2003141196 A JP2003141196 A JP 2003141196A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
design data
dimensional
dimensional design
wire harness
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001341509A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3726737B2 (ja
Inventor
Koichi Sakakura
耕一 坂倉
Masahiro Imai
正弘 今井
Tsutomu Nakamura
中村  勉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2001341509A priority Critical patent/JP3726737B2/ja
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to EP02013451A priority patent/EP1267284B1/en
Priority to DE60218243T priority patent/DE60218243T2/de
Priority to EP02013453A priority patent/EP1267286A3/en
Priority to US10/171,244 priority patent/US6867768B2/en
Priority to EP02013452A priority patent/EP1267285A3/en
Priority to US10/171,264 priority patent/US6842173B2/en
Priority to US10/171,157 priority patent/US6970755B2/en
Publication of JP2003141196A publication Critical patent/JP2003141196A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3726737B2 publication Critical patent/JP3726737B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 設計作業等の一層の効率化が図れるワイヤー
ハーネス設計方法を提供する。 【解決手段】 このワイヤーハーネス設計方法では、ワ
イヤーハーネスの1種類の3次元設計データを表示装置
11によって表示される仮想3次元空間内で変形するこ
とにより作成された3次元形状の異なる複数の3次元設
計データがデータベース化されて記憶装置15に記憶さ
れており、その複数の3次元設計データのうちのいずれ
かの3次元設計データを選択して表示装置11を介して
仮想3次元空間内に表示するようになっているため、仮
想3次元空間内に表示する表示対象の3次元設計データ
を他の3次元設計データと容易に切り替えることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤーハーネス
の3次元設計データを表示手段に表示された仮想3次元
空間内に表示してワイヤーハーネスの設計を行うワイヤ
ーハーネス設計方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車や電化製品内の電気配線
としてワイヤーハーネスが使用される。このワイヤーハ
ーネスを製造するに当たっては、まず自動車や電化製品
と言った布線対象について、当該布線対象内の各種部品
の取付位置等に基づいて、ワイヤーハーネスの3次元的
な配線設計を行った後、その3次元的な配線設計結果に
基づいて、2次元としての設計用紙にワイヤーハーネス
の製図を設計する。そして、この製図に描かれたワイヤ
ーハーネスの設計に従って、図20に示したような図板
1上に複数の支持治具2を取り付け、この支持治具2で
複数の電線を束ねながら支持し、樹脂テープで巻締める
などしてワイヤーハーネス3を制作する。
【0003】このように作成されるワイヤーハーネス3
に対して、従来、その制作図面での設計に対する完成度
評価を行う場合、対象製品並びにワイヤーハーネスの2
次元図面をCAD等の設計支援システムで作成・出力
し、その図面を設計者がチェックして、問題点を摘出す
る方法がある。
【0004】その他、ワイヤーハーネス3の試作品を製
作し、その試作品を、図21のような自動車や電化製品
等の布線対象4に実際に配策してみて、ワイヤーハーネ
ス試作品3の布線対象4に対する適正を検討すること
で、ワイヤーハーネスの設計が適正であるか否かを検討
する方法もあった。
【0005】なお、図20および図21中の符号5は各
種部品に接続するためのコネクタを示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】設計者が図面を見て問
題点の評価を行う方法では、設計者の熟練度によって評
価基準が異なり、統一的な評価基準を作成しにくいとい
う問題がある。
【0007】これに対して、実際に試作品3を制作し、
その試作品3を布線対象4に布線する方法は、3次元的
な問題点の摘出を満足に行うことができる点で有利であ
る。
【0008】しかしながら、一般に、ワイヤーハーネス
の組み立て(アセンブリ)工程は、ほとんど手作業に依
存しており、したがって試作品の制作作業も人的資源集
約型の作業を要求されるため、多大な労力が必要になる
とともに、費やす時間も膨大なものとなる。
【0009】そして、試作品が布線対象に取り付けられ
た際に、寸法不足や取付角度に無理な負荷がかかるなど
の何らかの問題が発生した場合には、ワイヤーハーネス
の設計および試作品の製作を何度もやり直さなければな
らない。したがって、製図に設計されたワイヤーハーネ
スの布線状態の適否についての検討(布線検討)に際し
ては、極めて多大な手間および時間がかかり、その結
果、設計完成に至るまでの開発期間が長期化するという
問題があった。
【0010】そこで、本願出願人等は、特願2001−
178980および特願2001−208233にて、
効率の良い設計作業等を行い得る3次元仮想組立システ
ムおよびそれに関連する技術を提案している。
【0011】本発明の目的は、上記の出願に係る技術に
関連し、設計作業等の一層の効率化が図れるワイヤーハ
ーネス設計方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の技術的手段は、入力手段、記憶手段および表示手段を
備えたワイヤーハーネス設計システムを用いてワイヤー
ハーネスの設計を行うワイヤーハーネス設計方法であっ
て、前記入力手段を介して指示入力を行い、前記表示手
段によって表示される前記仮想3次元空間内に表示され
たワイヤーハーネスの3次元設計データを前記仮想3次
元空間内で3次元的に変形することにより、3次元形状
の異なる複数の3次元設計データを作成し、その複数の
3次元設計データをデータベース化して前記記憶手段に
記憶させ、前記入力手段を介した指示入力により、前記
記憶手段に記憶されている前記複数の3次元設計データ
のうちのいずれかの3次元設計データを選択して前記表
示手段を介して前記仮想3次元空間内に表示することを
特徴とする。
【0013】好ましくは、前記記憶手段に記憶された前
記複数の3次元設計データは、互いに共通するデータ構
造を有し、かつ互いに関連付けられており、前記入力手
段を介した指示入力により前記記憶手段に記憶された前
記複数の3次元設計データのうちのいずれか1つの3次
元設計データの一部の変更を行った場合に、その1つの
3次元設計データに対して行った変更内容を、前記1つ
の3次元設計データと関連付けられた前記複数の3次元
設計データのうちの前記1つの3次元設計データ以外の
3次元設計データに対して前記ワイヤーハーネス設計シ
ステムに反映させるのがよい。
【0014】また、好ましくは、前記記憶手段に記憶さ
れている前記複数の3次元設計データには、組立図板上
に設置されたワイヤーハーネスの形態に対応して前記仮
想3次元空間内において平面的に展開された基礎となる
3次元設計データと、前記基礎となる3次元設計データ
を前記仮想3次元空間内において3次元的に変形するこ
とにより作成され、車体に配索されたワイヤーハーネス
の形態に対応して前記仮想3次元空間内において3次元
的に変形された車体配索状態の3次元設計データと、が
含まれているのがよい。
【0015】さらに、好ましくは、前記記憶手段に記憶
されている前記複数の3次元設計データには、前記基礎
となる3次元設計データを変形させて前記車体配索状態
の3次元設計データを作成する際の形状移行過程にて生
じる少なくとも1つの中間形状の3次元設計データがさ
らに含まれており、前記入力手段を介した指示入力によ
り、前記基礎となる前記3次元設計データ、前記少なく
とも1つの中間形状の3次元設計データ、および前記車
体配索状態の3次元設計データを、前記形状移行過程に
対応した順序で前記表示手段を介して前記仮想3次元空
間内に順番に切り替えて表示するのがよい。
【0016】また、好ましくは、前記3次元設計データ
の電線経路を表現する本体部分は、複数の関節を電線経
路に沿って繋ぎ合わせて構成されているのがよい。
【0017】
【発明の実施の形態】<前提となる技術構成の説明>図
1は、本発明の一実施形態に係るワイヤーハーネス設計
方法が適用されるワイヤーハーネス設計システムのブロ
ック図である。このワイヤーハーネス設計システムは、
ハードウェア資源として、図1のように、CRTディス
プレイ等の表示装置(表示手段)11、キーボード12
およびマウス13等の入力装置14、ハードディスクド
ライブ等の記憶装置15、およびCPU並びに主メモリ
等を備えるコンピュータ本体(制御手段)16とを備え
る。記憶装置15には、入力装置14からの入力操作に
基づいて、記憶装置15内の各種データを使用してコン
ピュータ本体16のCPUが演算処理する際の処理手順
を規定したソフトウェアプログラムが格納されている。
【0018】なお、図示は省略しているが、データを入
力するデータ入力手段としては、上記入力装置14の
他、例えば磁気ディスク等の記録媒体を読み込む媒体読
み込み装置や、LAN(ローカルエリアネットワーク)
等の通信経路を介在させて通信によりデータ受信を行う
通信装置等も含まれる。
【0019】これらのハードウェア資源11〜16を組
み合わせて使用することにより、本実施形態に係るワイ
ヤーハーネス設計方法が実現される。係るワイヤーハー
ネス設計方法は、記憶装置15内に予め記憶されたソフ
トウェアプログラムによって規律される。
【0020】図2は、本実施形態に係るワイヤーハーネ
ス設計方法によるワイヤーハーネス組立図板およびワイ
ヤーハーネスの設計時の工程図である。
【0021】まず、図2中のステップS01に示した自
動車メーカーまたは機器メーカー等の顧客先が、適用対
象(自動車や電気機器等)の種別及び部位の単位に分割
されたワイヤーハーネスの設計図面を出図する(ステッ
プS02)。後の工程では、この種別や部位毎にワイヤ
ーハーネスが設計されることになる。この設計図面に
は、電気回路、電線及び付属部品といった各種構成部品
の仕様についての情報が含まれる。また、出図される設
計図面の情報出力方式は、2次元座標または3次元座標
の電子情報と、その電子情報に基づいて製図として印刷
された図面とを含む。
【0022】次に、ステップS03において、ステップ
S02で得られた電子情報を、IHS(ワイヤーハーネ
ス製造設計システム)と呼ばれるコンピュータ用ソフト
ウェアプログラムに適したデータ形式になるようにデー
タ変換する。
【0023】そして、ステップS04において、熟練者
によってワイヤーハーネスの設計がコンピュータ上で行
われ、原寸の製造設計図面(原寸図)が設計される(ス
テップS05)。この原寸図は、実際の組立作業台上の
ワイヤーハーネスに対応して模したものであり、例えば
2次元座標上の図面として設計される。この原寸図に
は、組立作業台の板面を想定した2次元空間上におい
て、1本または複数本数の電線の集合体である回路の情
報、コネクタ及びアース端子等の端末の情報、クランプ
またはクリップ、チューブ、テープ巻き及びプロテクタ
ー等の保護材または外装部品等の各種付属部品の情報、
および製造に必要となる各種寸法と公差の情報などが含
まれている。
【0024】そして、ステップS06で、ステップS0
5で設計された原寸図について、原寸図設計データを抽
出する。
【0025】ここで、原寸図設計データは、各回路が経
路として通過する各ノードの情報(ノード情報)と、各
ノード間を結ぶスパンの情報(スパン情報)と、いくつ
かのノードに接続される付属部品の情報(部品情報)及
びその他の情報が含まれる。
【0026】具体的に、ノード情報は、各ノードのノー
ド番号及びノード座標を含む。
【0027】スパン情報は、互いに結線されるノードの
ノード番号、ハーネス径、通過点・折れ点座標等の情報
が含まれる。
【0028】部品情報は、各付属部品が接続されるノー
ドのノード番号、端末部品名称または部品コード等の情
報、部品種別、部品仕様及び取付け方向等の情報が含ま
れる。
【0029】その他の情報としては、電線情報、回路構
成情報及び回路加工情報等が含まれる。
【0030】続くステップS07およびS08にて、こ
れらの情報に基づいて、図1のワイヤーハーネス設計シ
ステムを用いて3次元的な電線経路データ(3次元設計
データ)を作成する。
【0031】まず、ステップS07において、ステップ
S06で得られた2次元的な原寸図設計データを原寸図
情報としてワイヤーハーネス設計システムに受信する。
【0032】次に、ステップS08で、3次元設計デー
タを作成する。
【0033】ここで、3次元設計データとは、2次元平
面状の図板上で製造する際の2次元的な電子データ(2
次元電子データ)を3次元座標表示した電子データを言
う。
【0034】まず、上記の2次元電子データ(原寸情報
を含む)に基づいて、ワイヤーハーネスの分岐から分岐
までの長さ寸法やコネクタ取付の位置等の各サイズをワ
イヤーハーネス設計システム上で設計した上で、実際に
図板上でワイヤーハーネスを製造することを念頭に置い
た当該ワイヤーハーネスの2次元図面(製図)をCAD
等の設計支援ソフトウェアプログラムを用いて2次元電
子データとして作成する。
【0035】次に、コンピュータ本体16内において、
入力された2次元電子データの座標平面(xy平面)に
対して法線方向の座標軸(z軸)を加えて、当該2次元
電子データを3次元設計データとして記憶装置15内に
記憶させておく。なお、2次元電子データのコンピュー
タ本体16に対する入力方法としては、入力装置14を
用いて手作業で入力してもよいが、他のCADシステム
で作成された3次元電子データを、通信または磁気ディ
スク等の所定の記録媒体を通じてコンピュータ本体16
に移管するようにしてもよい。
【0036】ここで、2次元電子データとして入力され
る情報としては、図3のように、ワイヤーハーネスを構
成する各電線の図板上での形状を特定するための各ノー
ドn01〜n20の2次元座標情報、各ノードn01〜
n20同士が結線されることを示す電線のリンク情報、
ノードn01〜n20間に結線される電線の径r01〜
r14等がある。
【0037】また、後述の3次元設計データ変形工程に
際して、ワイヤーハーネスの各電線の現実的な変形を可
能にするため、図4に示すような中心線21aを有する
電線21の長さ方向に沿って、図5のように複数の短い
長さaの線片(関節)22に分割し、この線片22を単
位として各電線21を変形することを考慮して、各線片
22の長さ寸法aを入力しておく。この長さaとしては
約10mm程度が望ましい。各線片22の長さは等しく
てもよく、または別々に異なる値として設定も可能とさ
れる。かかる複数の線片22により長さLの電線21が
細かく分割される。
【0038】さらに、ワイヤーハーネスを構成する複数
の電線のそれぞれの重み付けデータを入力しておく(後
述)。この重み付けデータは、後述の3次元設計データ
変形工程において、各電線の変形のしにくさを意味する
パラメータであり、重み付けデータの値が大きな電線ほ
ど、変形の際に移動が困難となり、また電線の湾曲変形
についても、重み付けデータの値が大きな電線ほど、変
形点のみが変形するのではなく、電線全体に渡って湾曲
するようになる。かかる重み付けデータは、各電線の径
等の諸因子に応じて経験的に求められたデータである。
【0039】また、そのワイヤーハーネスに設けられる
付属部品(コネクタ18(図3参照)、クランプ、およ
び外装部品(プロテクタ、ビニールチューブ、コルゲー
トチューブ等)等)の3次元形状データを作成してお
き、このようにワイヤーハーネスの電線経路を構成する
3次元設計データの本体部が形成できたら、付属部品の
3次元形状データを電線経路の対応する部分に付与し、
これによって3次元設計データが完成される。
【0040】さらに、このような3次元設計データの作
成に伴って、その3次元設計データに対応するワイヤー
ハーネスの組立を行うための組立図板の設計も、ワイヤ
ーハーネス設計システムを用いて行われる。
【0041】ステップS09では、ステップS08にて
作成されたワイヤーハーネスの3次元設計データおよび
組立図板データとに基づいて、ワイヤーハーネス組立図
板の設計時およびワイヤーハーネスの組立作業(布線作
業)工程の検討が行われる。その検討結果は、ステップ
S01の顧客先またはステップS04のハーネス設計工
程にフィードバックされ、ワイヤーハーネスの設計段階
の再検討や修正が行われる。
【0042】図6は、本実施形態に係るワイヤーハーネ
ス設計方法に係る仮想配索工程の工程図である。
【0043】ステップS11では、基準配策データのコ
ンピュータ本体16への入力が行われる。
【0044】ここでいう基準配策データとは、布線対象
をモデリングした3次元空間におけるワイヤーハーネス
の3次元的な布線形状の電子データ(3次元電子デー
タ)をいう。例えば、自動車や電化製品と言った布線対
象について、当該布線対象内の各種部品の取付位置等に
基づいて、予めワイヤーハーネスの3次元的な配線設計
を行っておき、そのときの3次元空間におけるワイヤー
ハーネスの形状の座標情報や、ワイヤーハーネスに取り
付けられる各種部品の座標情報等を、3次元図面として
CAD等の設計支援ソフトウェアプログラムを用いて3
次元電子データとして作成しておき、この3次元電子デ
ータをコンピュータ本体16に入力し記憶装置15内に
格納しておく(図1参照)。ここで使用するCADソフ
トウェアプログラムとしては、コンピュータ本体16内
と同一の機器を使用してもよく、この場合のワイヤーハ
ーネスの形状に関する入力データとして入力装置14を
用いて手作業で入力してもよいが、他のCADシステム
で作成された3次元電子データを、通信または磁気ディ
スク等の所定の記録媒体を通じてコンピュータ本体16
に移管するようにしてもよい。
【0045】続くステップS12においては、入力され
た基準配策データを、仮想的な3次元空間においてプロ
ットして表示装置11に3次元表示する。この仮想3次
元空間においては、例えばマウス13等の入力装置14
での操作に基づいて、その仮想的な3次元空間内で、仮
想的な視点変更を行うことが可能となっている。
【0046】なお、この基準配策データは、3次元設計
データを表示する際の背景画像となるものであって、3
次元設計データに対して識別するため、基準配策データ
で規定される仮想的なワイヤーハーネスの3次元形象表
示は、例えば無彩色で表示される。
【0047】そして、上述のステップS08で作成され
た3次元設計データを、3次元空間内において基準配策
データの上に重ねて表示する。
【0048】ここで、一般的な3次元設計データによる
形状表現では、例えば個々の電線21または複数の電線
の集合体(電線束)の各線片22を表現する場合、図4
および図5のように円柱形状を用いて表現することとな
る。
【0049】具体的には、図7に示すように、長さaの
線片22のデータに対し、円柱の中心を通る方向で且つ
長さを有するベクトルSを定義する。ベクトルSは、x
軸、y軸およびz軸からなる3次元空間内の方向情報お
よび長さ情報と、連続される他の線片との間の捻れ角
(線軸を中心とした回転角)θによる基準点からの回転
角情報を特定することで、唯一の絶対位置と捻れ度合い
を特定設定できる。
【0050】そして、個々の独立な線片22データが、
互いに連続的に接続(連続接続)されたものとして表示
する。ここで、連続接続の方法としては、図8のよう
に、線片22aと線片22bを接続させる場合に、お互
いの中心軸23a,23bの端点座標を一致させるよう
にする。
【0051】そして、マウス13等の入力装置14を用
いて3次元設計データ全体を仮想3次元空間内で移動さ
せ、3次元設計データと基準配策データの全体的な位置
関係を調整する。そして、設計者が望ましいと考える位
置に3次元設計データが調整(位置決め)された時点
で、ステップS12を終了する。
【0052】そして、ステップS13(3次元設計デー
タ変形工程)において、マウス13等の入力装置14を
用いて、3次元設計データによる電線21の形状を、背
景画像として表示されている基準配策データ画像に一致
するように、設計者が入力装置14を用いて手作業で変
形する。
【0053】通常の3次元シミュレーションシステムの
機能を用いて、この線片22の柔軟性をデータで表現し
て処理することも不可能ではないが、操作が極めて煩雑
であるため、操作の結果が設計者の意思通りになるとは
限らない。
【0054】そこで、このワイヤーハーネス設計システ
ムでは、設計者の意志通りに柔軟性ある特性表現を可能
とするため、次のような処理を行う。
【0055】コンピュータ本体16内での各線片22の
認識は、上述した通り、3次元空間内でのベクトルS
(x,y,z,θ)というベクトル変数で行う。なお、
変数θは、図9のように、互いに連続した線片22a,
22b同士の間で生じる捻れ角を意味している。なお、
図9では、簡便のため、z軸を省略してx,y平面上で
図示しているが、z軸を加えた3次元座標でも同様であ
ることはいうまでもない。
【0056】例えば図9において、5個の線片22のベ
クトルSが次の値を持っているとする。
【0057】 ベクトルS1=(X1、Y1、Z、θ) ベクトルS2=(X2、Y2、Z、θ) ベクトルS3=(X3、Y2、Z、θ) ベクトルS4=(X4、Y1、Z、θ) ベクトルS5=(X5、0、Z、θ) このようにベクトル設定を行っておき、各線片22の端
点をマウス13等の入力装置14で指定した状態で、マ
ウス13のドラッグと称される特別な操作により、当該
線片22の端点を3次元空間内で移動させる。
【0058】この場合においても、例えば図8のような
線片22a,22b同士の接続点24では、両側の一対
の線片22a,22bが連続した状態が保持されるた
め、各線片22の端点の位置移動処理を行うと、その連
続接続の結果は、ワイヤーハーネスの湾曲を表現するこ
とになる。即ち、互いに連続した線片22同士は、一方
にテンションが掛けられた場合に他方が引きずられるよ
うに移動するようになっており、そのときの他方の線片
の移動ベクトルは、一方の線片との連続接続点の変動ベ
クトルに依存するよう、経験則に基づいて所定の演算式
により設定される。かかる処理により、ワイヤーハーネ
スは全ての電線の連続性の情報を失わずに変形処理する
ことが可能となる。
【0059】ただし、例えば図9中の点(X5,0)の
位置をマウス13等の入力装置14で移動変更する場
合、これに伴う他の接続点への影響の度合いは各々異な
ることになる。即ち、マウス13等の入力装置14で移
動させた点に近い他の接続点に対する移動量の方が、遠
い他の接続点の移動量よりも大きくなる。ここで、各接
続点の位置変更後の値が次のようになるとする。
【0060】 ベクトルS1=(X1、Y1、Z、θ1) ベクトルS2=(X2、Y2、Z、θ2) ベクトルS3=(X3、Y2、Z、θ3) ベクトルS4=(X4、Y1、Z、θ4) ベクトルS5=(X5、0、Z、θ5) この場合、θ1<θ2<θ3<θ4<θ5となる。これ
により、ワイヤーハーネスの湾曲形状を、絶対座標と相
対的な捻れ度合いの両方について表現可能となるととも
に、撓み等の他の柔軟性ある表現も自由に行うことがで
きる。なお、θ1〜θ5までの関係式については、経験
則等に基づいて事前に設定されており、ワイヤーハーネ
ス設計システムの動作を規律するソフトウェアプログラ
ムとして予め定義されている。
【0061】また、ワイヤーハーネスにおいて、異なる
電線同士の影響については、各電線の変形のしにくさを
意味する重み付けのパラメータを考慮する。即ち、所定
の演算式を用いて、重み付けデータの値が大きな電線ほ
ど、変形の際に移動量を少なくし、また電線の湾曲変形
についても、重み付けデータの値が大きな電線ほど、変
形点のみが変形するのではなく、電線全体に渡って緩や
かに湾曲するようにする。
【0062】ところで、ワイヤーハーネスは電線の集合
体のみでなく、図10のように、各種の外装部品(例え
ば、ビニールチューブ、コルゲートチューブ、各種テー
プ巻き等)26が電線21の周囲に取り付けられること
が多い。したがって、これらの外装部品26も電線21
の形状データと連動した形状表現にする必要がある。
【0063】そこで、例えば、個々の外装部品26に対
しては電線21と同様のデータ構造、即ち、長さ寸法や
径の情報等について、外装部品26についても作成して
おき、外装部品26が取り付く範囲の線片22のデータ
を削除して、そこに外装部品26のデータを挿入する。
かかる方法により、外装部品26の直径、デザインおよ
び寸法形状等を電線21とは独立した処理で任意にデー
タ作成することができ、現物と同等の3次元ワイヤーハ
ーネス形状の表現を行うことができる。
【0064】ところで、この実施の形態では、上述のよ
うに、各線片の中心軸回りの相対的な捻れ角φ(上記の
θに相当)のパラメータを持たせているが、捻れ角φの
特性を持っていても、表示装置11に画面表示された3
次元形状を見た時に、捻れの状態が認識できないと、設
計者にとって扱いづらいものとなる。即ち、実際の3次
元シミュレーションを効果的に行うためには「捻れ特
性」を表示装置11にビジュアルに表現することが望ま
しい。そこで、線片22のデータを作成する初期段階に
おいて、線片22の外周表面の長さ方向に直線を付加す
る。この場合、図11の電線21の3次元モデルで説明
する。なお、ベクトルSのパラメータである捻れ角φ
は、任意の固定値に設定しておくものとする。
【0065】まず、各線片22の形状を円柱状として表
示することとし、各線片22の中心軸とは別に、その円
柱状の各線片22の外周表面に、長さ方向に沿って直線
(以下「表面直線」と称す)を付加する。初期的には、
各電線21において、全ての線片22の表面直線は一直
線状に設定される。
【0066】ここで、連続接続された線片22におい
て、全ての線片22データの捻れ角φが同一である場合
には、全ての円柱の外周表面の長さ方向の直線は、連続
直線の表現となって「捻れ」のないビジュアルな表現を
実現できる。
【0067】一方、いくつかの線片22において捻れ角
φを変化させると、その変化量の度合いに応じて、各線
片22の外周に描写された表面直線は、図12のように
捻れて表示される。即ち、例えば分岐線の移動等により
或る線片22が捻れた場合、これに隣接する線片につい
ても、捻れ角φを所定の法則で減じた状態で捻れが発生
したように表示する。このように円柱状の線片22の外
周に表面直線を描くだけで、「捻れ特性」をビジュアル
に表現することができる。
【0068】このように、このステップS13では、こ
れらの電線21の3次元設計データの変形結果が背景画
像として表示されている基準配策データの画像に重ねて
表示装置11に表示され、これによってその一致度/不
一致度が容易に視認される。
【0069】続くステップS14では、ステップS13
での3次元設計データの変形結果およびその表示内容に
基づいて、基準配索データと変形された3次元設計デー
タとの整合性の検討が行われるとともに、仮想的に行わ
れるステップS13でのワイヤーハーネスの布線作業に
おいて不都合は無いか等が検討される。その検討結果
は、ステップS01の顧客先またはステップS04のハ
ーネス設計工程にフィードバックされ、ワイヤーハーネ
スの設計段階の再検討や修正が行われる。
【0070】例えば、図13のように、背景画像である
基準配策データの画像28に対して、3次元設計データ
の画像29の弛みが大幅に大きい場合は、その電線の設
計寸法が過度に長尺であることを意味する。
【0071】また、図14のように、背景画像である基
準配策データにおける枝線28aに対して、3次元設計
データ中の枝線29aが基幹電線28,29に対して逆
方向に引き出されている場合は、その枝線29aの基幹
電線29に対する形成方向を変更する設計変更を行う。
【0072】その他、電線が過度に短尺である場合や、
過度に捻れが生じている場合など、表示装置11での表
示結果に基づいて容易に視認することができる。
【0073】<本実施形態の特徴部の説明>本実施形態
に係るワイヤーハーネス設計方法は、表示装置11によ
って表示される仮想3次元空間内に表示されたワイヤー
ハーネスの基礎となる3次元設計データを前述のように
仮想3次元空間内で3次元的に変形することにより、デ
ータ構造が互いに共通(データ互換性を有し)し、3次
元形状の異なる複数の3次元設計データを作成し、その
複数の3次元設計データをデータベース化して記憶装置
15に記憶させ、その記憶されている複数の3次元設計
データのうちのいずれかの3次元設計データを選択して
表示装置11を介して仮想3次元空間内に表示すること
を特徴としている。
【0074】すなわち、上述のステップS08にて作成
されたワイヤハーネスの基礎となる3次元設計データA
(図15参照)は、ワイヤーハーネスが組立図板(治具
も含む)上に配索された状態に対応し、ワイヤーハーネ
スの製造時におけるワイヤーハーネスの生産性および品
質の向上に向けた各種改善、および組立作業の成立性な
どを検証するために用いられる。このため、図15のよ
うに、ステップS08で作成された3次元設計データA
は、仮想3次元空間内において平面的に展開された形態
を有している。なお、図15中において、符号C1〜C
5はコネクタを示している。また、図15の図示例で
は、3次元設計データAが、組立図板31上に設置され
た状態で表示されているが、組立図板の表示は設定によ
り消すことができる。
【0075】一方、上述のステップS13で基準配索デ
ータの配索経路に沿うように基礎となる3次元設計デー
タAが3次元的に変形されて作成された車体配索状態の
3次元設計データB(図16参照)は、ワイヤーハーネ
スの取付状態の検証などに用いられる。
【0076】これらの3次元設計データA,Bは、例え
ば図17に示すようなデータ互換性を有する共通のデー
タ構造Zを有し、互いに関連付けられ、データベース化
されて記憶装置15に保存されている。3次元設計デー
タAについてデータ構造Zの内容について簡単に説明す
る。データ項目H1は、3次元設計データAの電線経路
に沿って所定のピッチで設けられる各ノード番号等に関
する情報が含まれており、その下のデータ項目H2に
は、対応する各ノードの仮想3次元空間内における座標
に関する情報が含まれている。
【0077】データ項目H3〜H10には、3次元設計
データAに付与される付属部品の設計データである付属
部品データに関する情報が含まれている。データ項目H
3には、付属部品を特定するための部品コードが含ま
れ、データ項目H4には、付属部品データのスパン情報
が含まれており、データ項目H6には、付属部品データ
の3次元形状に関する情報が含まれており、データ項目
H7には、付属部品データの仮想3次元空間内での表示
位置を特定するための基準となる取付け原点座標に関す
る情報が含まれており、データ項目H5には、付属部品
データを仮想3次元空間内に表示する際にその表示方向
(向き)を特定するための情報(取付け方法を指定する
ための単位方向ベクトルに関する情報等)が含まれてい
る。データ項目H8〜H10には、付属部品データの表
示仕様に関する情報(例えば、表示デザインおよび表示
色等)に関する情報が含まれている。
【0078】データ項目H11〜H15には、3次元設
計データAの電線経路に対応する各スパン情報に関する
情報が含まれている。データ項目H11には、3次元設
計データ中の対応するスパンを特定するための情報(対
応するノード番号の情報等)が含まれており、データ項
目H12には、各スパンの線片22(関節)に関する情
報のデータアドレスに関する情報が含まれており、デー
タ項目H13には各線片22の仮想3次元空間内におけ
る表示座標および表示方法(向き)を特定するための情
報が含まれており、データ項目H14には、各スパンの
径に関する情報が含まれており、データ項目H15に
は、各スパンの長さa(ピッチ)に関する情報が含まれ
ている。データ項目H16は、各スパンが構成する回路
に関する情報が含まれている。
【0079】また、本実施形態では、上述のステップS
13で3次元設計データAを変形して3次元設計データ
Bを作成する形状移行過程において生じる少なくとも1
つ(ここでは3つ)の中間形状の3次元設計データE
(図18(a)ないし図18(c)参照)が、形状移行
プロセスを示すプロセス形状データとして設計者の入力
装置14を介した指示入力に応じて記憶装置15に適宜
保存されるようになっている。この中間形状の3次元設
計データEも、上述の3次元設計データA,Bと共通の
データ構造Zを有し、データベース化されて記憶装置1
5に保存されている。
【0080】ここで、3次元設計データA,B,Eは、
図19に示すように、データA,B,Eごとにデータフ
ァイルZ1,Z2,・・・としてファイル化され、識別
データ(ここではNO1,NO2等の識別番号)が付与
されて記憶装置15に保存されている。また、各3次元
設計データB,Eは基礎となる3次元設計データAを3
次元的に変形して作成されたものであるため、各3次元
設計データA,B,E間において、データ構造Zのデー
タ内容の異なるデータ項目H1〜H16は、仮想3次元
空間内における3次元設計データA,B,Eを構成する
線片22(関節)や部品等の表示位置(座標)および向
きに関するデータ項目(例えばH2,H5,H7,H1
3等)のみである。
【0081】そして、表示装置11に表示させるべき3
次元設計データA,B,Eに対応する識別番号を入力装
置14を介して入力すると、その識別番号に対応する3
次元設計データA,B,Eが記憶装置15から読み出さ
れて表示装置11を介して仮想3次元空間内に表示され
る。
【0082】これによって、表示させたい3次元設計デ
ータA,B,Eに対応する識別番号を入力することによ
り、表示装置11に表示される3次元設計データA,
B,Eを容易に切り替えつつ、設計内容等の検討を行う
ことができるようになっている。
【0083】また、本実施形態では、入力装置14を介
した所定の指示入力を行うことにより、基礎となる3次
元設計データA、少なくとも1つの中間形状の3次元設
計データE、および車体配索状態の3次元設計データB
が、形状移行過程に対応した順序で表示装置11を介し
て仮想3次元空間内に順番に切り替えて表示されるよう
になっている。この3次元設計データA,B,Eの表示
の切り替えタイミングは、入力装置14を介した指示入
力により調節可能となっている。
【0084】ここで、3次元設計データA,B,Eを表
示装置11に表示する際の表示位置の設定方法について
説明する。例えば、3次元設計データAの場合は、図1
5の矢印Dで示す位置がデータ原点座標として定めさ
れ、そのデータ原点座標が3次元仮想空間内の所定の基
準位置(例えば中心位置)に位置するように3次元設計
データAが表示される。すなわち、3次元設計データA
中の各部分の座標位置は、前記データ原点座標を基準と
してそのデータ原点座標からの相対座標によって規定さ
れる。他の3次元設計データBの場合も同様に、データ
原点座標が設定されており、そのデータ原点座標を基準
にデータ構成および表示が行われる。
【0085】また、本実施形態では、入力装置14を介
した指示入力により複数のハーネス設計データA,B,
Eのうちのいずれか1つの3次元設計データA,B,E
の一部が変更された場合には、コンピュータ本体16の
処理により、その変更内容が、変更されたその3次元設
計データAと関連付けられた他の複数の3次元設計デー
タA,B,Eに対して自動的に反映されるようになって
いる。
【0086】その具体例としては、例えば、3次元設計
データAについて入力装置14を介した指示入力により
その一部の区間の長さ変更が行われた場合には、その長
さ変更された区間に対する他の3次元設計データB,E
の対応区間の長さが、コンピュータ本体16の処理によ
り、3次元設計データAに対する長さ変更量に応じて自
動的に変更される。他の具体例としては、ハーネス設計
データAに付与されているコネクタ、外装部品(プロテ
クタ等)およびクランプ等の付属部品データが入力装置
14を介した指示入力により変更(付属部品の種類の変
更、設置位置の変更、追加、削除等)された場合に、他
のハーネス設計データB,Eについても、その変更内容
が自動的に反映されるようになっている。
【0087】以上のように、本実施形態によれば、ワイ
ヤーハーネスの1種類の3次元設計データAを仮想3次
元空間内で変形することにより作成された3次元形状の
異なる複数の3次元設計データB,Eが3次元設計デー
タAとともにデータベース化されて記憶装置15に記憶
されており、その複数の3次元設計データA,B,Eの
うちのいずれかの3次元設計データA,B,Eを選択し
て表示装置11を介して仮想3次元空間内に表示するよ
うになっているため、仮想3次元空間内に表示する表示
対象の3次元設計データA,B,Eを他の3次元設計デ
ータA,B,Eと容易に切り替えることができる。この
ため、3次元仮想空間内に表示する表示対象の3次元設
計データA,B,Eを切り替えつつ設計内容の検証作業
を行うことができ、これによってワイヤーハーネスの設
計作業等の一層の効率化が図れる。
【0088】特に、平面的に展開された基礎となる3次
元設計データAは、ワイヤーハーネスの製造時における
ワイヤーハーネスの生産性および品質の向上に向けた各
種改善、および組立作業の成立性などを検証するのに適
しており、車体配索状態の3次元設計データBは、ワイ
ヤーハーネスの車体への配索状態の検証などに適してい
る。このため、仮想3次元空間内に表示する3次元設計
データを基礎となる3次元設計データAと車体配索状態
の3次元配索データBとの間で切り替えつつ検証作業を
行うことにより、設計作業等の一層の効率化が図れる。
【0089】また、互いに関連付けられて保存された複
数の3次元設計データA,B,Eのうちのいずれか1つ
の3次元設計データA,B,Eについて、入力装置14
を介した指示入力によりその1つの3次元設計データA
の一部の変更を行えば、その1つの3次元設計データ
A,B,Eについての変更内容がその1つの3次元設計
データA,B,Eに関連付けられた他の3次元設計デー
タA,B,Eにも自動的に反映されるため、関連する複
数の3次元設計データA,B,Eの変更を一度に容易に
行うことができる。これによって、表示装置11に表示
されている1つの3次元設計データA,B,Eに対して
データの一部変更を行った際に、その変更によって他の
3次元設計データA,B,Eがどのように変更(自動変
更)されたかを、表示装置11に表示する3次元設計デ
ータA,B,Eを切り替えることにより容易に確認する
ことができ、3次元設計データA,B,Eの設計内容の
変更および検討をより効率よく行うことができる。
【0090】さらに、関連付けられた複数の3次元設計
データA,B,Eのデータ構造が共通化されているた
め、いずれかの3次元設計データA,B,Eの一部が設
計者により変更された場合に、それに伴って自動的に行
われる他の3次元設計データA,B,Eの対応部分の変
更処理を容易に実行させることができるとともに、デー
タの更新(修正も含む)、削除等のデータ管理も容易に
行うことができる。
【0091】また、3次元設計データAの形状移行過程
で生成される複数の3次元設計データA,B,Eが、形
状移行過程に対応した順序で表示手段を介して仮想3次
元空間内に順番に切り替えて表示されるため、この順番
に切り替え表示される3次元設計データA,B,Eによ
りワイヤーハーネスの車体への配索作業時の検証やデモ
ンストレーションを行うことができる。
【0092】さらに、3次元設計データA,B,Eの電
線経路に対応する本体部分が、複数の線片22を電線経
路に沿って繋ぎ合わせて構成されているため、本体部分
の特定区間の長さを変更するには、その特定区間の関節
数を増減する、あるいはその特定区間の関節の関節長を
増減することにより、電線経路の特定区間の長さ変更を
容易に行うことができるとともに、実物の電線の変形特
性等をリアルに表現することができる。
【0093】
【発明の効果】請求項1ないし5に記載の発明によれ
ば、ワイヤーハーネスの1種類の3次元設計データを仮
想3次元空間内で変形することにより作成された3次元
形状の異なる複数の3次元設計データがデータベース化
されて記憶手段に記憶されており、その複数の3次元設
計データのうちのいずれかの3次元設計データを選択し
て表示手段を介して仮想3次元空間内に表示するように
なっているため、仮想3次元空間内に表示する表示対象
の3次元設計データを他の3次元設計データと容易に切
り替えることができる。このため、3次元仮想空間内に
表示する表示対象の3次元設計データを切り替えつつ設
計内容の検証作業を行うことができ、これによってワイ
ヤーハーネスの設計作業等の一層の効率化が図れる。
【0094】請求項2に記載の発明によれば、互いに関
連付けられて保存された複数の3次元設計データのうち
のいずれか1つの3次元設計データについて、入力手段
を介した指示入力によりその1つの3次元設計データの
一部の変更を行えば、その1つの3次元設計データにつ
いての変更内容がその1つの3次元設計データに関連付
けられた他の3次元設計データにも自動的に反映される
ため、関連する複数の3次元設計データの変更を一度に
容易に行うことができる。これによって、表示手段に表
示されている1つの3次元設計データに対してデータの
一部変更を行った際に、その変更によって他の3次元設
計データがどのように変更(自動変更)されたかを、表
示手段に表示する3次元設計データを切り替えることに
より容易に確認することができ、3次元設計データの設
計内容の変更および検討をより効率よく行うことができ
る。
【0095】さらに、関連付けられた複数の3次元設計
データのデータ構造が共通化されているため、いずれか
の3次元設計データの一部が設計者により変更された場
合に、それに伴って自動的に行われる他の3次元設計デ
ータの対応部分の変更処理を容易に実行させることがで
きるとともに、データの更新(修正も含む)、削除等の
データ管理も容易に行うことができる。
【0096】請求項3に記載の発明によれば、平面的に
展開された基礎となる3次元設計データは、ワイヤーハ
ーネスの製造時におけるワイヤーハーネスの生産性およ
び品質の向上に向けた各種改善、および組立作業の成立
性などを検証するのに適しており、車体配索状態の3次
元設計データは、ワイヤーハーネスの車体への配索状態
の検証などに適している。このため、仮想3次元空間内
に表示する3次元設計データを基礎となる3次元設計デ
ータと車体配索状態の3次元配索データとの間で切り替
えつつ検証作業を行うことにより、設計作業等の一層の
効率化が図れる。
【0097】請求項4に記載の発明によれば、3次元設
計データの形状移行過程で生成される複数の3次元設計
データが、形状移行過程に対応した順序で表示手段を介
して仮想3次元空間内に順番に切り替えて表示されるた
め、この順番に切り替え表示される3次元設計データに
よりワイヤーハーネスの車体への配索作業時の検証やデ
モンストレーションを行うことができる。
【0098】請求項5に記載の発明によれば、3次元設
計データの本体部分が、複数の関節を電線経路に沿って
繋ぎ合わせて構成されているため、本体部分の特定区間
の長さを変更するには、その特定区間の関節数を増減す
る、あるいはその特定区間の関節の関節長を増減するこ
とにより、電線経路の特定区間の長さ変更を容易に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一本実施形態に係るワイヤーハーネス
設計方法が適用されるワイヤーハーネス設計システムの
ブロック図である。
【図2】ワイヤーハーネス設計方法によるワイヤーハー
ネス組立図板およびワイヤーハーネスの設計時の工程図
である。
【図3】2次元データの画像を示す図である。
【図4】3次元空間内での電線のモデルを示す図であ
る。
【図5】電線を複数の線片に分割した状態を示す図であ
る。
【図6】本実施形態に係るワイヤーハーネス設計方法に
係る仮想配索工程の工程図である。
【図7】線片のベクトル情報を示す図である。
【図8】線片が連続接続している状態を示す図である。
【図9】電線を湾曲変更した状態を示す図である。
【図10】線片に代えて外装部品を適用した状態を示す
図である。
【図11】各線片の外周に表面直線が描写された状態を
示す図である。
【図12】各線片の外周に表面直線が描写された状態で
電線が捻られた状態を示す図である。
【図13】過度に長尺であることが判明した場合の図で
ある。
【図14】分岐線が逆方向であることが判明した場合の
図である。
【図15】平面的に展開された表示形態の3次元設計デ
ータを示す図である。
【図16】車体への配索形態に対応した表示形態の3次
元設計データを示す図である。
【図17】3次元設計データのデータ構造を示す図であ
る。
【図18】図18(a)ないし図18(c)は形状移行
プロセスの中間段階の3次元設計データを示す図であ
る。
【図19】3次元設計データがデータベース化されて保
存される際の保存形態を示す図である。
【図20】図板上でワイヤーハーネスを制作する動作を
示す図である。
【図21】ワイヤーハーネスを布線対象に3次元的に配
策した状態を仮想的に示す図である。
【符号の説明】
11 表示装置 14 入力装置 15 記憶装置 16 コンピュータ本体 A,B,E 3次元設計データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 勉 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 Fターム(参考) 5B046 AA04 KA05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力手段、記憶手段および表示手段を備
    えたワイヤーハーネス設計システムを用いてワイヤーハ
    ーネスの設計を行うワイヤーハーネス設計方法であっ
    て、 前記入力手段を介して指示入力を行い、前記表示手段に
    よって表示される前記仮想3次元空間内に表示されたワ
    イヤーハーネスの3次元設計データを前記仮想3次元空
    間内で3次元的に変形することにより、3次元形状の異
    なる複数の3次元設計データを作成し、その複数の3次
    元設計データをデータベース化して前記記憶手段に記憶
    させ、 前記入力手段を介した指示入力により、前記記憶手段に
    記憶されている前記複数の3次元設計データのうちのい
    ずれかの3次元設計データを選択して前記表示手段を介
    して前記仮想3次元空間内に表示することを特徴とする
    ワイヤーハーネス設計方法。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段に記憶された前記複数の3
    次元設計データは、互いに共通するデータ構造を有し、
    かつ互いに関連付けられており、 前記入力手段を介した指示入力により前記記憶手段に記
    憶された前記複数の3次元設計データのうちのいずれか
    1つの3次元設計データの一部の変更を行った場合に、
    その1つの3次元設計データに対して行った変更内容
    を、前記1つの3次元設計データと関連付けられた前記
    複数の3次元設計データのうちの前記1つの3次元設計
    データ以外の3次元設計データに対して前記ワイヤーハ
    ーネス設計システムに反映させることを特徴とする請求
    項1に記載のワイヤーハーネス設計方法。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段に記憶されている前記複数
    の3次元設計データには、 組立図板上に設置されたワイヤーハーネスの形態に対応
    して前記仮想3次元空間内において平面的に展開された
    基礎となる3次元設計データと、 前記基礎となる3次元設計データを前記仮想3次元空間
    内において3次元的に変形することにより作成され、車
    体に配索されたワイヤーハーネスの形態に対応して前記
    仮想3次元空間内において3次元的に変形された車体配
    索状態の3次元設計データと、が含まれていることを特
    徴とする請求項1または2に記載のワイヤーハーネス設
    計方法。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段に記憶されている前記複数
    の3次元設計データには、 前記基礎となる3次元設計データを変形させて前記車体
    配索状態の3次元設計データを作成する際の形状移行過
    程にて生じる少なくとも1つの中間形状の3次元設計デ
    ータがさらに含まれており、 前記入力手段を介した指示入力により、前記基礎となる
    前記3次元設計データ、前記少なくとも1つの中間形状
    の3次元設計データ、および前記車体配索状態の3次元
    設計データを、前記形状移行過程に対応した順序で前記
    表示手段を介して前記仮想3次元空間内に順番に切り替
    えて表示することを特徴とする請求項3に記載のワイヤ
    ーハーネス設計方法。
  5. 【請求項5】 前記3次元設計データの電線経路を表現
    する本体部分は、複数の関節を電線経路に沿って繋ぎ合
    わせて構成されていることを特徴とする請求項1ないし
    4のいずれかに記載のワイヤーハーネス設計方法。
JP2001341509A 2001-06-13 2001-11-07 ワイヤーハーネス設計システム Expired - Fee Related JP3726737B2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001341509A JP3726737B2 (ja) 2001-11-07 2001-11-07 ワイヤーハーネス設計システム
DE60218243T DE60218243T2 (de) 2001-06-13 2002-06-13 Dreidimensionales, virtuelles Designverfahren , Computerprogramm und System
EP02013453A EP1267286A3 (en) 2001-06-13 2002-06-13 A wiring harness designing method, computer program and system
US10/171,244 US6867768B2 (en) 2001-06-13 2002-06-13 Three-dimensional virtual assembling method, computer program and system, wiring harness designing method, computer program and system
EP02013451A EP1267284B1 (en) 2001-06-13 2002-06-13 Three-dimensional virtual method, computer program and system
EP02013452A EP1267285A3 (en) 2001-06-13 2002-06-13 Method, computer program and system for designing a wiring harness assembling table
US10/171,264 US6842173B2 (en) 2001-06-13 2002-06-13 Wiring harness designing method, computer program and system
US10/171,157 US6970755B2 (en) 2001-06-13 2002-06-13 Method, computer program and system for designing a wiring harness assembling table

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001341509A JP3726737B2 (ja) 2001-11-07 2001-11-07 ワイヤーハーネス設計システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003141196A true JP2003141196A (ja) 2003-05-16
JP3726737B2 JP3726737B2 (ja) 2005-12-14

Family

ID=19155524

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001341509A Expired - Fee Related JP3726737B2 (ja) 2001-06-13 2001-11-07 ワイヤーハーネス設計システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3726737B2 (ja)

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004362542A (ja) * 2003-05-15 2004-12-24 Yazaki Corp ワイヤー様構造物におけるねじれ角計算方法、その装置及びそのプログラム
KR101420294B1 (ko) * 2012-10-12 2014-07-16 주식회사 경신 와이어링 하네스에서의 물의 흐름 예측 방법
JP2015088015A (ja) * 2013-10-31 2015-05-07 トヨタ自動車株式会社 設計支援方法及び設計支援装置
JP2018067431A (ja) * 2016-10-18 2018-04-26 矢崎総業株式会社 製造支援方法及び製造支援プログラム
KR20190017100A (ko) * 2017-08-09 2019-02-20 주식회사 경신 와이어링 설계요청서 업로드 장치 및 방법
KR20190025884A (ko) * 2019-03-05 2019-03-12 주식회사 경신 와이어링 설계요청서 업로드 장치 및 방법
KR20190025885A (ko) * 2019-03-05 2019-03-12 주식회사 경신 와이어링 설계요청서 업로드 장치 및 방법
KR20190025890A (ko) * 2019-03-05 2019-03-12 주식회사 경신 와이어링 설계요청서 업로드 장치 및 방법
KR20190025887A (ko) * 2019-03-05 2019-03-12 주식회사 경신 와이어링 설계요청서 업로드 장치 및 방법
KR20190025891A (ko) * 2019-03-05 2019-03-12 주식회사 경신 와이어링 설계요청서 업로드 장치 및 방법
KR20190025892A (ko) * 2019-03-05 2019-03-12 주식회사 경신 와이어링 설계요청서 업로드 장치 및 방법
KR20190025893A (ko) * 2019-03-05 2019-03-12 주식회사 경신 와이어링 설계요청서 업로드 장치 및 방법
KR20190025888A (ko) * 2019-03-05 2019-03-12 주식회사 경신 와이어링 설계요청서 업로드 장치 및 방법
KR20190025889A (ko) * 2019-03-05 2019-03-12 주식회사 경신 와이어링 설계요청서 업로드 장치 및 방법
KR20190025894A (ko) * 2019-03-05 2019-03-12 주식회사 경신 와이어링 설계요청서 업로드 장치 및 방법
KR20190025886A (ko) * 2019-03-05 2019-03-12 주식회사 경신 와이어링 설계요청서 업로드 장치 및 방법
JP2019133499A (ja) * 2018-02-01 2019-08-08 日立金属株式会社 ワイヤハーネスの設計支援方法
KR20220163016A (ko) * 2021-06-02 2022-12-09 한국항공우주산업 주식회사 자동변환 시스템을 갖춘 와이어 하니스 보드 제작장치 및 제작방법

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6597287B2 (ja) * 2015-12-24 2019-10-30 株式会社オートネットワーク技術研究所 車両のワイヤリングシステム

Cited By (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004362542A (ja) * 2003-05-15 2004-12-24 Yazaki Corp ワイヤー様構造物におけるねじれ角計算方法、その装置及びそのプログラム
JP4542791B2 (ja) * 2003-05-15 2010-09-15 矢崎総業株式会社 ワイヤー様構造物におけるねじれ角計算方法、その装置及びそのプログラム
KR101420294B1 (ko) * 2012-10-12 2014-07-16 주식회사 경신 와이어링 하네스에서의 물의 흐름 예측 방법
JP2015088015A (ja) * 2013-10-31 2015-05-07 トヨタ自動車株式会社 設計支援方法及び設計支援装置
JP2018067431A (ja) * 2016-10-18 2018-04-26 矢崎総業株式会社 製造支援方法及び製造支援プログラム
KR20190017100A (ko) * 2017-08-09 2019-02-20 주식회사 경신 와이어링 설계요청서 업로드 장치 및 방법
KR101956902B1 (ko) * 2017-08-09 2019-03-12 주식회사 경신 와이어링 설계요청서 업로드 장치 및 방법
JP7021547B2 (ja) 2018-02-01 2022-02-17 日立金属株式会社 ワイヤハーネスの設計支援方法
JP2019133499A (ja) * 2018-02-01 2019-08-08 日立金属株式会社 ワイヤハーネスの設計支援方法
KR20190025886A (ko) * 2019-03-05 2019-03-12 주식회사 경신 와이어링 설계요청서 업로드 장치 및 방법
KR101980115B1 (ko) 2019-03-05 2019-05-20 주식회사 경신 와이어링 설계요청서 업로드 장치 및 방법
KR20190025892A (ko) * 2019-03-05 2019-03-12 주식회사 경신 와이어링 설계요청서 업로드 장치 및 방법
KR20190025893A (ko) * 2019-03-05 2019-03-12 주식회사 경신 와이어링 설계요청서 업로드 장치 및 방법
KR20190025888A (ko) * 2019-03-05 2019-03-12 주식회사 경신 와이어링 설계요청서 업로드 장치 및 방법
KR20190025889A (ko) * 2019-03-05 2019-03-12 주식회사 경신 와이어링 설계요청서 업로드 장치 및 방법
KR20190025894A (ko) * 2019-03-05 2019-03-12 주식회사 경신 와이어링 설계요청서 업로드 장치 및 방법
KR20190025887A (ko) * 2019-03-05 2019-03-12 주식회사 경신 와이어링 설계요청서 업로드 장치 및 방법
KR20190025890A (ko) * 2019-03-05 2019-03-12 주식회사 경신 와이어링 설계요청서 업로드 장치 및 방법
KR101980120B1 (ko) 2019-03-05 2019-05-20 주식회사 경신 와이어링 설계요청서 업로드 장치 및 방법
KR101980121B1 (ko) 2019-03-05 2019-05-20 주식회사 경신 와이어링 설계요청서 업로드 장치 및 방법
KR20190025891A (ko) * 2019-03-05 2019-03-12 주식회사 경신 와이어링 설계요청서 업로드 장치 및 방법
KR101980113B1 (ko) 2019-03-05 2019-05-20 주식회사 경신 와이어링 설계요청서 업로드 장치 및 방법
KR101980122B1 (ko) 2019-03-05 2019-05-20 주식회사 경신 와이어링 설계요청서 업로드 장치 및 방법
KR101980116B1 (ko) 2019-03-05 2019-05-20 주식회사 경신 와이어링 설계요청서 업로드 장치 및 방법
KR101980117B1 (ko) 2019-03-05 2019-05-20 주식회사 경신 와이어링 설계요청서 업로드 장치 및 방법
KR101980118B1 (ko) 2019-03-05 2019-05-20 주식회사 경신 와이어링 설계요청서 업로드 장치 및 방법
KR101980114B1 (ko) 2019-03-05 2019-05-20 주식회사 경신 와이어링 설계요청서 업로드 장치 및 방법
KR101980112B1 (ko) 2019-03-05 2019-05-20 주식회사 경신 와이어링 설계요청서 업로드 장치 및 방법
KR101980119B1 (ko) 2019-03-05 2019-05-20 주식회사 경신 와이어링 설계요청서 업로드 장치 및 방법
KR20190025885A (ko) * 2019-03-05 2019-03-12 주식회사 경신 와이어링 설계요청서 업로드 장치 및 방법
KR20190025884A (ko) * 2019-03-05 2019-03-12 주식회사 경신 와이어링 설계요청서 업로드 장치 및 방법
KR20220163016A (ko) * 2021-06-02 2022-12-09 한국항공우주산업 주식회사 자동변환 시스템을 갖춘 와이어 하니스 보드 제작장치 및 제작방법
KR102608152B1 (ko) * 2021-06-02 2023-12-01 한국항공우주산업 주식회사 자동변환 시스템을 갖춘 와이어 하니스 보드 제작장치 및 제작방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP3726737B2 (ja) 2005-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003141196A (ja) ワイヤーハーネス設計方法
US7200537B2 (en) Wire harness design supporting method and program
US6970755B2 (en) Method, computer program and system for designing a wiring harness assembling table
US7480596B2 (en) Harness design supporting apparatus and method, and computer readable recording medium which stores harness design supporting program therein
EP2570949B1 (en) Device for designing a branch angle at a branch point of a wire harness
JP4235180B2 (ja) ハーネス設計支援装置並びにハーネス設計支援プログラムおよび同プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体
JP4164785B2 (ja) 線条材の配線設計支援装置及び配線設計支援方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP4199076B2 (ja) ワイヤーハーネスの経路設計支援装置,支援方法、支援プログラム、及びそのプログラムが格納されている記憶媒体
JP2001250438A (ja) 線条材の配線設計支援装置及び配線設計方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP2000011778A (ja) ワイヤハーネス用電線の切断寸法設定方法
JP3726738B2 (ja) ワイヤーハーネス設計システム
JP3692971B2 (ja) 3次元仮想組立システム
US10635777B2 (en) Method for generating and using a two-dimensional drawing having three-dimensional orientation information
JP3693005B2 (ja) ワイヤーハーネス設計システム
US20040176862A1 (en) Wire harness design aiding apparatus, method and computer readable recording medium storing program
JP2002178998A (ja) 航空機機関ハーネスの電子モデルを作成する方法とシステム
JP3959006B2 (ja) ワイヤーハーネスの2次元展開方法及びその装置
JP7239303B2 (ja) 配索状態提示方法、配索状態提示装置および図面データ変換方法
JP7239302B2 (ja) 配索状態提示方法および配索状態提示装置
EP4184373A1 (en) Flattening an electrical harness assembly design with connector backshells
JP5341703B2 (ja) クランプ製作方向設計支援装置、クランプ製作方向設計支援方法、及び、クランプ製作方向設計支援プログラム
JP6209347B2 (ja) 解析方法、及びプログラム
JP4851542B2 (ja) ルート曲線生成システム、方法、及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041214

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050906

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050919

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081007

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091007

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101007

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111007

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121007

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131007

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees