JP2003140116A - 液晶表示装置及びその製造方法 - Google Patents
液晶表示装置及びその製造方法Info
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- JP2003140116A JP2003140116A JP2001333996A JP2001333996A JP2003140116A JP 2003140116 A JP2003140116 A JP 2003140116A JP 2001333996 A JP2001333996 A JP 2001333996A JP 2001333996 A JP2001333996 A JP 2001333996A JP 2003140116 A JP2003140116 A JP 2003140116A
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- shield case
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 液晶パネルとシールドケース、さらにはフレ
キシブルプリント基板を所定の位置に接着固定して液晶
表示装置を完成させる工程において、組立工数が少な
く、組み立て精度の高い液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 液晶パネルを裏向きに設置後、シールド
ケースを液晶パネルの裏面側から載せて固定し、続けて
液晶パネルに接続されているフレキシブルプリント基板
を折り曲げて接着固定すると同時に、液晶パネルとシー
ルドケース、フレキシブルプリント基板の位置を組み立
て直後に確認可能な液晶表示装置の組み立て治具によ
り、工数と組み立て精度の課題を解決する。
キシブルプリント基板を所定の位置に接着固定して液晶
表示装置を完成させる工程において、組立工数が少な
く、組み立て精度の高い液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 液晶パネルを裏向きに設置後、シールド
ケースを液晶パネルの裏面側から載せて固定し、続けて
液晶パネルに接続されているフレキシブルプリント基板
を折り曲げて接着固定すると同時に、液晶パネルとシー
ルドケース、フレキシブルプリント基板の位置を組み立
て直後に確認可能な液晶表示装置の組み立て治具によ
り、工数と組み立て精度の課題を解決する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶テレビやパー
ソナルコンピュータ、携帯電話等の表示体として用いら
れる液晶表示装置に関する。
ソナルコンピュータ、携帯電話等の表示体として用いら
れる液晶表示装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、ノート型パーソナルコンピュータ
等の情報機器の表示装置、あるいは携帯型テレビやビデ
オムービー、携帯電話等の機器の表示装置において、軽
量、薄型、低消費電力という特徴を生かして液晶表示装
置が多く用いられるようになった。液晶表示装置には、
裏面側にバックライト等の光源を必要とする透過型と、
光源を必要とせず、外光を利用して表示する反射型があ
り、それぞれ用途に応じて使い分けている。
等の情報機器の表示装置、あるいは携帯型テレビやビデ
オムービー、携帯電話等の機器の表示装置において、軽
量、薄型、低消費電力という特徴を生かして液晶表示装
置が多く用いられるようになった。液晶表示装置には、
裏面側にバックライト等の光源を必要とする透過型と、
光源を必要とせず、外光を利用して表示する反射型があ
り、それぞれ用途に応じて使い分けている。
【０００３】図４に、従来の反射型液晶表示装置の斜視
図を示す。
図を示す。
【０００４】液晶パネルは二枚の薄いガラスを重ねた構
造となっており、下側をアレー側ガラス基板、上側をＣ
Ｆ側ガラス基板と称している。アレー側ガラス基板１上
に、液晶表示素子を駆動するためのＬＳＩ３と、外部信
号入力用フレキシブル配線基板４（以下、ＦＰＣと称
す。）が実装されるために、アレー側ガラス基板１の方
がＣＦ側ガラス基板２よりも大きなサイズになってい
る。ＦＰＣ４から入力された外部信号は、アレーガラス
基板１上に配線されたバスライン（図示せず）を通して
各ＬＳＩ３へ供給された後、液晶表示素子へ所定のタイ
ミングで出力され、画像を液晶パネルの画像表示領域７
へ映し出される。また、ＣＦ側ガラス基板２には偏光板
５が貼り付けられている。
造となっており、下側をアレー側ガラス基板、上側をＣ
Ｆ側ガラス基板と称している。アレー側ガラス基板１上
に、液晶表示素子を駆動するためのＬＳＩ３と、外部信
号入力用フレキシブル配線基板４（以下、ＦＰＣと称
す。）が実装されるために、アレー側ガラス基板１の方
がＣＦ側ガラス基板２よりも大きなサイズになってい
る。ＦＰＣ４から入力された外部信号は、アレーガラス
基板１上に配線されたバスライン（図示せず）を通して
各ＬＳＩ３へ供給された後、液晶表示素子へ所定のタイ
ミングで出力され、画像を液晶パネルの画像表示領域７
へ映し出される。また、ＣＦ側ガラス基板２には偏光板
５が貼り付けられている。
【０００５】この液晶パネルにシールドケース６を取り
付けて液晶表示装置が完成する。シールドケース６は、
液晶パネルを保護するとともに、液晶パネルから発生す
る電磁波をシールドする効果を併せ持ち、さらに、液晶
表示装置取り扱い時に、直接液晶パネルに触れることに
よる静電気ダメージを防止する役割を果たしている。
付けて液晶表示装置が完成する。シールドケース６は、
液晶パネルを保護するとともに、液晶パネルから発生す
る電磁波をシールドする効果を併せ持ち、さらに、液晶
表示装置取り扱い時に、直接液晶パネルに触れることに
よる静電気ダメージを防止する役割を果たしている。
【０００６】シールドケース６を液晶パネルに取り付け
る際には、液晶パネルの画像表示領域７がシールドケー
ス６に対して規定の位置に来るように精度よく取り付け
ることが重要であり、図に示すように、まず、固定治具
８にシールドケース６を設置することでシールドケース
６をしっかり固定し、シールドケース６の表面に予め取
り付けておいた接着用両面テープ９等により、液晶パネ
ルとシールドケース６をしっかりと固定する。この時、
シールドケース６に対する液晶パネルの位置を規制する
ために、シールドケース６の曲げ端Ｓ１及びＳ２に、液
晶パネルのガラス基板端Ｔ１とＴ２を各々押し当てた状
態で両者を接着固定する。
る際には、液晶パネルの画像表示領域７がシールドケー
ス６に対して規定の位置に来るように精度よく取り付け
ることが重要であり、図に示すように、まず、固定治具
８にシールドケース６を設置することでシールドケース
６をしっかり固定し、シールドケース６の表面に予め取
り付けておいた接着用両面テープ９等により、液晶パネ
ルとシールドケース６をしっかりと固定する。この時、
シールドケース６に対する液晶パネルの位置を規制する
ために、シールドケース６の曲げ端Ｓ１及びＳ２に、液
晶パネルのガラス基板端Ｔ１とＴ２を各々押し当てた状
態で両者を接着固定する。
【０００７】次に、図５に示すように、液晶パネルとシ
ールドケース６を固定治具８から取り外し、裏向きすな
わち、画像表示領域７が下向きとなるように設置した
後、ＦＰＣを１８０度折り曲げて、シールドケース６の
裏面に予め貼り付けておいた両面接着テープ１２によっ
て固定する。両者を接着する前に、別の治具等によって
ＦＰＣ４の先端を規制しておくことでＦＰＣ４の先端が
シールドケース６に対して所定の位置関係となるように
する必要がある。
ールドケース６を固定治具８から取り外し、裏向きすな
わち、画像表示領域７が下向きとなるように設置した
後、ＦＰＣを１８０度折り曲げて、シールドケース６の
裏面に予め貼り付けておいた両面接着テープ１２によっ
て固定する。両者を接着する前に、別の治具等によって
ＦＰＣ４の先端を規制しておくことでＦＰＣ４の先端が
シールドケース６に対して所定の位置関係となるように
する必要がある。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の従来の液晶表示装置においては、液晶パネルのガラ
ス基板と金属製のシールドケースを位置決めのために当
接させる必要があり、液晶表示装置の外から振動・衝撃
が加わった場合に、薄いガラスの端面に負荷がかかりガ
ラス基板が破損してしまう可能性を有するという課題が
ある。
成の従来の液晶表示装置においては、液晶パネルのガラ
ス基板と金属製のシールドケースを位置決めのために当
接させる必要があり、液晶表示装置の外から振動・衝撃
が加わった場合に、薄いガラスの端面に負荷がかかりガ
ラス基板が破損してしまう可能性を有するという課題が
ある。
【０００９】また、液晶表示装置全体の薄型化のために
は、ガラス基板と接しているシールドケースの曲げ端の
高さを十分大きくとれないため、組み立て時に、シール
ドケース側面に液晶パネルを寄せる際に、作業性が悪
く、かつ作業のばらつきも生じやすいために、シールド
ケースの側面と液晶パネルのガラス基板とが当接してい
ない状態で接着されてしまうことによる、液晶パネルの
位置精度の悪化という課題も抱える。
は、ガラス基板と接しているシールドケースの曲げ端の
高さを十分大きくとれないため、組み立て時に、シール
ドケース側面に液晶パネルを寄せる際に、作業性が悪
く、かつ作業のばらつきも生じやすいために、シールド
ケースの側面と液晶パネルのガラス基板とが当接してい
ない状態で接着されてしまうことによる、液晶パネルの
位置精度の悪化という課題も抱える。
【００１０】上記従来の組み立て方法では、液晶パネル
とシールドケースを接着固定するための治具と、シール
ドケースとＦＰＣを接着固定するための治具が必要にな
り、その二つの作業の間に、液晶パネルを反転させると
いう作業が必要となり、組み立てに時間がかかり、さら
に液晶パネルを移動する際にキズをつけたり、静電気破
壊を引き起こす可能性が増えてしまうという課題があ
る。
とシールドケースを接着固定するための治具と、シール
ドケースとＦＰＣを接着固定するための治具が必要にな
り、その二つの作業の間に、液晶パネルを反転させると
いう作業が必要となり、組み立てに時間がかかり、さら
に液晶パネルを移動する際にキズをつけたり、静電気破
壊を引き起こす可能性が増えてしまうという課題があ
る。
【００１１】そこで、本発明の目的は、液晶パネルとシ
ールドケース、さらにはＦＰＣを所定の位置に接着固定
して液晶表示装置を完成させる工程において、組立工数
が少なく、品質よく、かつ組み立て精度の高い液晶表示
装置及びその組み立て用治具を提供することにある。
ールドケース、さらにはＦＰＣを所定の位置に接着固定
して液晶表示装置を完成させる工程において、組立工数
が少なく、品質よく、かつ組み立て精度の高い液晶表示
装置及びその組み立て用治具を提供することにある。
【００１２】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、少なくとも外部信号入力用フレキシブルプリント基
板が接続された液晶パネルと、液晶パネルの裏面を覆う
シールドケースとから構成される液晶表示装置であっ
て、液晶パネルを裏向きに組み立て治具に設置後、シー
ルドケースを液晶パネルの裏面側から載せて固定するこ
とにより、液晶パネルに施されたマークと、シールドケ
ースのマークに該当する位置に設けられた孔または切り
欠きが合致したことを、組み立て治具に載せた状態で確
認可能な構成としている。
に、少なくとも外部信号入力用フレキシブルプリント基
板が接続された液晶パネルと、液晶パネルの裏面を覆う
シールドケースとから構成される液晶表示装置であっ
て、液晶パネルを裏向きに組み立て治具に設置後、シー
ルドケースを液晶パネルの裏面側から載せて固定するこ
とにより、液晶パネルに施されたマークと、シールドケ
ースのマークに該当する位置に設けられた孔または切り
欠きが合致したことを、組み立て治具に載せた状態で確
認可能な構成としている。
【００１３】また、液晶パネルを裏向きに組み立て治具
に設置した後、組み立て治具から液晶パネルを外すこと
なく、液晶パネルに接続されているフレキシブルプリン
ト基板を折り曲げて、シールドケースに対するフレキシ
ブルプリント基板の位置を前記組み立て治具により規制
した後、シールドケースに接着固定できるようにしてい
る。
に設置した後、組み立て治具から液晶パネルを外すこと
なく、液晶パネルに接続されているフレキシブルプリン
ト基板を折り曲げて、シールドケースに対するフレキシ
ブルプリント基板の位置を前記組み立て治具により規制
した後、シールドケースに接着固定できるようにしてい
る。
【００１４】液晶パネルとシールドケースを貼り合わせ
る上記組み立てに使用する組み立て治具においては、液
晶パネルの位置を組み立て治具の第１のガイドにより規
制して裏向きに設置し、組み立て治具の第２のガイドに
より、シールドケースの位置を規制して、液晶パネルの
裏面側から載せて固定し、さらに液晶パネルに接続され
ているフレキシブルプリント基板を折り曲げてシールド
ケースに固定する際に、組立治具の第３のガイドにより
フレキシブルプリント基板の先端を規制して組み立てを
行うとともに、液晶パネルに施されたマークと、このマ
ークに該当する位置に設けられたシールドケースの孔ま
たは切り欠きが合致したことを、組み立て治具から液晶
パネルを取り外すことなく、確認可能な構成としてい
る。
る上記組み立てに使用する組み立て治具においては、液
晶パネルの位置を組み立て治具の第１のガイドにより規
制して裏向きに設置し、組み立て治具の第２のガイドに
より、シールドケースの位置を規制して、液晶パネルの
裏面側から載せて固定し、さらに液晶パネルに接続され
ているフレキシブルプリント基板を折り曲げてシールド
ケースに固定する際に、組立治具の第３のガイドにより
フレキシブルプリント基板の先端を規制して組み立てを
行うとともに、液晶パネルに施されたマークと、このマ
ークに該当する位置に設けられたシールドケースの孔ま
たは切り欠きが合致したことを、組み立て治具から液晶
パネルを取り外すことなく、確認可能な構成としてい
る。
【００１５】さらに、上記組み立て治具において、シー
ルドケースの孔もしくは切り欠きに該当する部分に開口
部が設けられ、その下方に光源が設置された構成として
いる。
ルドケースの孔もしくは切り欠きに該当する部分に開口
部が設けられ、その下方に光源が設置された構成として
いる。
【００１６】また、少なくとも外部信号入力用フレキシ
ブルプリント基板が接続された液晶パネルと、液晶パネ
ルの裏面を覆うシールドケースとから構成される液晶表
示装置の製造方法であって、液晶パネルを裏向きに組み
立て治具に設置後、シールドケースを液晶パネルの裏面
側から載せて固定することにより、液晶パネルに施され
たマークと、シールドケースのマークに該当する位置に
設けられた孔または切り欠きが合致したことを、組み立
て治具に載せた状態で確認する液晶表示装置の製造方法
とする。
ブルプリント基板が接続された液晶パネルと、液晶パネ
ルの裏面を覆うシールドケースとから構成される液晶表
示装置の製造方法であって、液晶パネルを裏向きに組み
立て治具に設置後、シールドケースを液晶パネルの裏面
側から載せて固定することにより、液晶パネルに施され
たマークと、シールドケースのマークに該当する位置に
設けられた孔または切り欠きが合致したことを、組み立
て治具に載せた状態で確認する液晶表示装置の製造方法
とする。
【００１７】さらに、液晶パネルを裏向きに組み立て治
具に設置した後、組み立て治具から液晶パネルを外すこ
となく、液晶パネルに接続されているフレキシブルプリ
ント基板を折り曲げて、シールドケースに対するフレキ
シブルプリント基板の位置を組み立て治具により規制し
た後、シールドケースに接着固定する。
具に設置した後、組み立て治具から液晶パネルを外すこ
となく、液晶パネルに接続されているフレキシブルプリ
ント基板を折り曲げて、シールドケースに対するフレキ
シブルプリント基板の位置を組み立て治具により規制し
た後、シールドケースに接着固定する。
【００１８】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を、
反射型液晶表示装置の組み立てを例にとって、図面に基
づいて以下説明する。
反射型液晶表示装置の組み立てを例にとって、図面に基
づいて以下説明する。
【００１９】本実施の形態は、図１に示すように、液晶
パネルはアレー側ガラス基板１とＣＦ側ガラス基板２を
重ねた構造となっており、アレー側ガラス基板１上に、
液晶表示素子を駆動するためのＬＳＩ３と、外部信号入
力用のＦＰＣ４が実装されている。ＦＰＣ４から入力さ
れた外部信号は、アレー側ガラス基板１上に配線された
バスライン（図示せず）を通して各ＬＳＩ３へと供給さ
れた後、液晶表示素子へ所定のタイミングで出力され、
画像を液晶パネル上の画像表示領域７へ映し出す。ま
た、ＣＦ側ガラス基板２には、液晶パネルへの入出力光
を偏光させるための偏光板５が貼り付けられている。
パネルはアレー側ガラス基板１とＣＦ側ガラス基板２を
重ねた構造となっており、アレー側ガラス基板１上に、
液晶表示素子を駆動するためのＬＳＩ３と、外部信号入
力用のＦＰＣ４が実装されている。ＦＰＣ４から入力さ
れた外部信号は、アレー側ガラス基板１上に配線された
バスライン（図示せず）を通して各ＬＳＩ３へと供給さ
れた後、液晶表示素子へ所定のタイミングで出力され、
画像を液晶パネル上の画像表示領域７へ映し出す。ま
た、ＣＦ側ガラス基板２には、液晶パネルへの入出力光
を偏光させるための偏光板５が貼り付けられている。
【００２０】この液晶パネルに板金をプレス成形されて
形成されたシールドケース６を取り付ける。シールドケ
ース６は、外部からの衝撃等から液晶パネルを保護する
とともに、液晶パネル及びＬＳＩ３から発生する電磁波
をシールドする効果を併せ持ち、さらに、液晶表示装置
取り扱い時に、直接液晶パネルに触れることによる静電
気ダメージを防止する役割も果たしている。
形成されたシールドケース６を取り付ける。シールドケ
ース６は、外部からの衝撃等から液晶パネルを保護する
とともに、液晶パネル及びＬＳＩ３から発生する電磁波
をシールドする効果を併せ持ち、さらに、液晶表示装置
取り扱い時に、直接液晶パネルに触れることによる静電
気ダメージを防止する役割も果たしている。
【００２１】シールドケース６を液晶パネルに取り付け
る際には、図２に示すように、組み立て治具１０に対し
て表示画面が下側へ来るように、まず液晶パネルのみを
組み立て治具１０に設置する。この時、液晶パネルの基
準辺となるアレーガラス端二辺ａ，ｂが、組み立て治具
の第１のガイド１０ａに押し当てられるように、液晶パ
ネルのａ，ｂ辺の反対側の辺ｃ，ｄを、バネ等を利用し
た組み立て治具の弾性ガイド１０ｂにより第１のガイド
１０ａの方向へ押圧する。
る際には、図２に示すように、組み立て治具１０に対し
て表示画面が下側へ来るように、まず液晶パネルのみを
組み立て治具１０に設置する。この時、液晶パネルの基
準辺となるアレーガラス端二辺ａ，ｂが、組み立て治具
の第１のガイド１０ａに押し当てられるように、液晶パ
ネルのａ，ｂ辺の反対側の辺ｃ，ｄを、バネ等を利用し
た組み立て治具の弾性ガイド１０ｂにより第１のガイド
１０ａの方向へ押圧する。
【００２２】このようにすることにより、液晶パネルの
外形寸法がばらついていたとしても、液晶パネルの基準
辺ａ，ｂが組み立て治具１０に対して規定の位置精度で
設置することができ、すなわち、組み立て治具１０に対
する画面表示領域７の相対位置が精度良く決定される。
外形寸法がばらついていたとしても、液晶パネルの基準
辺ａ，ｂが組み立て治具１０に対して規定の位置精度で
設置することができ、すなわち、組み立て治具１０に対
する画面表示領域７の相対位置が精度良く決定される。
【００２３】次に、組み立て治具１０から液晶パネルを
取り外さずに、シールドケース６を裏向きに、液晶パネ
ルを覆うように組み立て治具１０に設置する。この時、
組み立て治具１０の第２のガイド１０ｃによりシールド
ケース６の外形が規制されるため、組み立て治具１０に
対するシールドケース６の位置が精度良く決定される。
取り外さずに、シールドケース６を裏向きに、液晶パネ
ルを覆うように組み立て治具１０に設置する。この時、
組み立て治具１０の第２のガイド１０ｃによりシールド
ケース６の外形が規制されるため、組み立て治具１０に
対するシールドケース６の位置が精度良く決定される。
【００２４】シールドケース６の表面には、予め接着用
の両面テープ９が貼り付けられており、これにより液晶
パネルとシールドケース６が固定される。
の両面テープ９が貼り付けられており、これにより液晶
パネルとシールドケース６が固定される。
【００２５】さらに、シールドケース６と液晶パネルの
位置が所定の精度にあることを確認するために、液晶パ
ネル裏面から見えるようにアレー側ガラス基板１に予め
形成された十字マーク１ａとシールドケース６に予め設
けられたパネル位置確認用の孔６ａとが合致しているこ
とを確認する。液晶パネルとシールドケース６は組み立
て治具１０に対して所定の位置関係を保って設置される
ことにより、液晶パネルの表示画像領域７がシールドケ
ース６に対して適切な位置に来た際に、液晶パネルのマ
ーク１ａがシールドケース６の孔６ａと合致する。万一
これがずれていた場合には、組み立てた直後にすぐに認
識することができるため、組み立て不良品の流出を防止
することにつながる。
位置が所定の精度にあることを確認するために、液晶パ
ネル裏面から見えるようにアレー側ガラス基板１に予め
形成された十字マーク１ａとシールドケース６に予め設
けられたパネル位置確認用の孔６ａとが合致しているこ
とを確認する。液晶パネルとシールドケース６は組み立
て治具１０に対して所定の位置関係を保って設置される
ことにより、液晶パネルの表示画像領域７がシールドケ
ース６に対して適切な位置に来た際に、液晶パネルのマ
ーク１ａがシールドケース６の孔６ａと合致する。万一
これがずれていた場合には、組み立てた直後にすぐに認
識することができるため、組み立て不良品の流出を防止
することにつながる。
【００２６】液晶パネルとシールドケース６の位置関係
を規定するために、このマーク１ａ及び孔６ａは少なく
とも二箇所以上設けられている。
を規定するために、このマーク１ａ及び孔６ａは少なく
とも二箇所以上設けられている。
【００２７】また、組み立て治具１０においては、シー
ルドケース６の孔６ａに対応する部分に孔１０ｄが開け
られており、アレーガラス基板１上のマーク１ａを認識
しやすいように、組み立て治具１０の孔１０ｄの下方に
照明用の光源１１を設置している。
ルドケース６の孔６ａに対応する部分に孔１０ｄが開け
られており、アレーガラス基板１上のマーク１ａを認識
しやすいように、組み立て治具１０の孔１０ｄの下方に
照明用の光源１１を設置している。
【００２８】次に、図３に示すように、組み立て治具１
０からシールドケース６及び液晶パネルを取り外さず、
ＦＰＣ４を１８０度折り曲げて、シールドケース６の裏
面に予め貼り付けておいた両面接着テープ１２により接
着固定する。液晶パネルへの信号入力用のＦＰＣ４の位
置は、液晶表示装置を使用するセットの設計に応じて、
任意の方向へ出しておく必要が生じるため、ＦＰＣ４の
全長を長くしておいて１８０度折り曲げて使用するケー
スが多々ある。
０からシールドケース６及び液晶パネルを取り外さず、
ＦＰＣ４を１８０度折り曲げて、シールドケース６の裏
面に予め貼り付けておいた両面接着テープ１２により接
着固定する。液晶パネルへの信号入力用のＦＰＣ４の位
置は、液晶表示装置を使用するセットの設計に応じて、
任意の方向へ出しておく必要が生じるため、ＦＰＣ４の
全長を長くしておいて１８０度折り曲げて使用するケー
スが多々ある。
【００２９】ＦＰＣ４を折り曲げて接着する際に、ＦＰ
Ｃ４の先端がシールドケース６に対して所定の位置にく
るように、組み立て治具１０の第３のガイド１０ｅによ
ってＦＰＣ４の先端及び幅方向が規制される。
Ｃ４の先端がシールドケース６に対して所定の位置にく
るように、組み立て治具１０の第３のガイド１０ｅによ
ってＦＰＣ４の先端及び幅方向が規制される。
【００３０】シールドケース６には、予め、けがき線６
ｂが形成されており、シールドケース６に対してＦＰＣ
４が所定の位置精度にあることを、ＦＰＣ４を貼り付け
ると同時に確認できるようになっている。
ｂが形成されており、シールドケース６に対してＦＰＣ
４が所定の位置精度にあることを、ＦＰＣ４を貼り付け
ると同時に確認できるようになっている。
【００３１】その後、組み立て治具１０から、シールド
ケースと組み合わされた液晶パネルを取り外すことで、
組み立て精度の良い液晶表示装置の組み立てが完了す
る。
ケースと組み合わされた液晶パネルを取り外すことで、
組み立て精度の良い液晶表示装置の組み立てが完了す
る。
【００３２】以上、上記の実施例の形態では、反射型の
液晶パネルを使用した液晶表示装置に本発明を適用した
場合について説明したが、本発明は、反射型液晶パネル
のみならず、透過型液晶パネルを使用した様々な形態の
液晶表示装置にも適用することができる。
液晶パネルを使用した液晶表示装置に本発明を適用した
場合について説明したが、本発明は、反射型液晶パネル
のみならず、透過型液晶パネルを使用した様々な形態の
液晶表示装置にも適用することができる。
【００３３】
【発明の効果】以上のように、本発明の液晶表示装置、
その製造方法、および液晶表示装置の組み立て治具によ
れば、簡単な組み立て治具を用いることで、組立工数の
削減と組み立て精度の向上を実現することが可能とな
り、さらに、組み立て治具から一度も各部材を取り外す
ことなく組み立てを完了させることができるため、組み
立て途上に静電気破壊や傷等の不良低減を図ることがで
きる。
その製造方法、および液晶表示装置の組み立て治具によ
れば、簡単な組み立て治具を用いることで、組立工数の
削減と組み立て精度の向上を実現することが可能とな
り、さらに、組み立て治具から一度も各部材を取り外す
ことなく組み立てを完了させることができるため、組み
立て途上に静電気破壊や傷等の不良低減を図ることがで
きる。
【００３４】また、一つの工程で組み立てを完了できる
ため、組み立てスペースの節減及び仕掛品在庫の発生防
止効果が期待できる。
ため、組み立てスペースの節減及び仕掛品在庫の発生防
止効果が期待できる。
【図１】本発明の一実施の形態の構成を示す断面図
【図２】上記一実施の形態の構成を示す分解斜視図
【図３】従来の構成を示す裏面からの斜視図
【図４】従来の構成を示す分解斜視図
【図５】従来の構成を示す裏面からの斜視図
【符号の説明】
１ アレー側ガラス基板
２ ＣＦ側ガラス基板
４ フレキシブルプリント基板
６ シールドケース
１０ 組み立て治具
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Ｆターム(参考） 2H088 FA10 FA16 FA19 FA24 FA30
HA05 HA06 MA16
2H089 HA40 KA17 QA03 QA04 QA11
QA12 QA13 TA03 TA07 TA20
5C094 AA43 AA48 BA43
5G435 AA06 AA16 AA17 BB12 BB15
EE47 GG32 GG33 KK03 LL07
LL08
Claims (6)
- 【請求項１】少なくとも外部信号入力用フレキシブルプ
リント基板が接続された液晶パネルと、前記液晶パネル
の裏面を覆うシールドケースとから構成される液晶表示
装置であって、 前記液晶パネルを裏向きに組み立て治具に設置後、前記
シールドケースを前記液晶パネルの裏面側から載せて固
定することにより、前記液晶パネルに施されたマーク
と、前記シールドケースの前記マークに該当する位置に
設けられた孔または切り欠きが合致したことを、前記組
み立て治具に載せた状態で確認可能な構成とした液晶表
示装置。 - 【請求項２】液晶パネルを裏向きに組み立て治具に設置
した後、前記組み立て治具から前記液晶パネルを外すこ
となく、前記液晶パネルに接続されているフレキシブル
プリント基板を折り曲げて、シールドケースに対する前
記フレキシブルプリント基板の位置を前記組み立て治具
により規制した後、前記シールドケースに接着固定した
請求項１記載の液晶表示装置。 - 【請求項３】少なくとも外部信号入力用フレキシブルプ
リント基板が接続された液晶パネルと、前記液晶パネル
の裏面を覆うシールドケースとから構成される液晶表示
装置の組み立て治具であって、 前記液晶パネルの位置を前記組み立て治具の第１のガイ
ドにより規制して、裏向きに設置し、前記組み立て治具
の第２のガイドにより、シールドケースの位置を規制し
て、液晶パネルの裏面側から載せて固定し、さらに前記
液晶パネルに接続されているフレキシブルプリント基板
を折り曲げてシールドケースに固定する際に、前記組立
治具の第３のガイドによりフレキシブルプリント基板の
先端を規制して組み立てを行うとともに、前記液晶パネ
ルに施されたマークと、前記マークに該当する位置に設
けられた前記シールドケースの孔または切り欠きが合致
したことを、前記組み立て治具から前記液晶パネルを取
り外すことなく、確認可能な構成とした液晶表示装置用
組み立て治具。 - 【請求項４】前記シールドケースの孔または切り欠きに
該当する部分に開口部が設けられ、その下方に光源が設
置された請求項３記載の液晶表示装置用組み立て治具。 - 【請求項５】少なくとも外部信号入力用フレキシブルプ
リント基板が接続された液晶パネルと、前記液晶パネル
の裏面を覆うシールドケースとから構成される液晶表示
装置の製造方法であって、 前記液晶パネルを裏向きに組み立て治具に設置後、前記
シールドケースを前記液晶パネルの裏面側から載せて固
定することにより、前記液晶パネルに施されたマーク
と、前記シールドケースの前記マークに該当する位置に
設けられた孔または切り欠きが合致したことを、前記組
み立て治具に載せた状態で確認する液晶表示装置の製造
方法。 - 【請求項６】液晶パネルを裏向きに組み立て治具に設置
した後、組み立て治具から前記液晶パネルを外すことな
く、前記液晶パネルに接続されているフレキシブルプリ
ント基板を折り曲げて、シールドケースに対する前記フ
レキシブルプリント基板の位置を前記組み立て治具によ
り規制した後、前記シールドケースに接着固定する請求
項５記載の液晶表示装置の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001333996A JP2003140116A (ja) | 2001-10-31 | 2001-10-31 | 液晶表示装置及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001333996A JP2003140116A (ja) | 2001-10-31 | 2001-10-31 | 液晶表示装置及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003140116A true JP2003140116A (ja) | 2003-05-14 |
Family
ID=19149190
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001333996A Pending JP2003140116A (ja) | 2001-10-31 | 2001-10-31 | 液晶表示装置及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003140116A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006235453A (ja) * | 2005-02-28 | 2006-09-07 | Sanyo Epson Imaging Devices Corp | 液晶表示装置 |
| JP2007078929A (ja) * | 2005-09-13 | 2007-03-29 | Sanyo Epson Imaging Devices Corp | 電気光学装置、電気光学装置の製造方法、及び電子機器 |
| CN100397162C (zh) * | 2004-04-30 | 2008-06-25 | 株式会社日立显示器 | 显示装置 |
| CN102501620A (zh) * | 2011-10-31 | 2012-06-20 | 苏州金牛精密机械有限公司 | 注塑件表面激光打字用治具 |
| CN106061235A (zh) * | 2016-07-08 | 2016-10-26 | 深圳市信维通信股份有限公司 | 一种fpc装配治具及其装配方法 |
| KR20200049113A (ko) * | 2018-10-31 | 2020-05-08 | 주식회사 포휴 | 플렉서블 디스플레이 폴딩장치 및 이를 이용한 평탄 조절 방법 |
-
2001
- 2001-10-31 JP JP2001333996A patent/JP2003140116A/ja active Pending
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