JP2003139752A - 擬似移動床式クロマトグラフィー用試料供給装置 - Google Patents

擬似移動床式クロマトグラフィー用試料供給装置

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JP2003139752A JP2001333568A JP2001333568A JP2003139752A JP 2003139752 A JP2003139752 A JP 2003139752A JP 2001333568 A JP2001333568 A JP 2001333568A JP 2001333568 A JP2001333568 A JP 2001333568A JP 2003139752 A JP2003139752 A JP 2003139752A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 気相の混入がないように、また複
数の試料が混入し合うことによる試料の汚染の問題が生
じないように連続的に試料を擬似移動床式分離装置に供
給することのできる擬似移動床式クロマトグラフィー用
試料供給装置を提供すること。 【解決手段】 試料流出路を備えた複数の試料供
給槽と、試料供給槽から試料流出路を介して流出される
試料を収容し、その収容した試料を擬似移動床式クロマ
ト分離装置に供給し、その収容している試料の量が、そ
の試料供給槽から供給される試料の量に応じて変動する
試料量管理槽と、該試料量管理槽内の試料の量を検出す
る試料量検出手段と、前記複数の試料流出路のうちの1
つの試料流出路が試料量管理槽に対して開放状態にする
試料流出路開閉手段と、前記試料量検出手段から出力さ
れる検出信号に基づいて、前記試料流出路開閉手段の開
閉を制御する制御手段とを有することを特徴とすること
を特徴とする擬似移動床式クロマトグラフィー用試料供
給装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、擬似移動床式ク
ロマトグラフィー用試料供給装置に関し、さらに詳しく
は、厳密な原料ロットの履歴管理が可能であり、また気
相の混入のない擬似移動床式クロマトグラフィー用試料
供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年においては、原薬又は重要医薬中間
体の製造において大型クロマトグラフィーによる分離技
術を応用する例が急増している。特に、光学分割を大型
クロマトグラフィーにより効率的に行う方法として、連
続生産及び大量生産が可能なクロマトグラフィー法であ
る擬似移動床法が普及しつつある。
【0003】また、原薬又は重要医薬中間体等の化学物
質の製造においては、GMP(GoodManufacturing Prac
tice)に基づいた厳しい製造管理が求められる。GMP
においては、ロットごとの製造履歴が明確にされること
が要求される。その要求に応えるためには、ロットごと
の使用原料が明確にされる必要があるので、前記のよう
な化学物質は通常バッチプロセスで製造される。
【0004】したがって、擬似移動床法によりこれらの
化学物質を製造するときにも、これらの化学物質につい
てGMP管理が要求される場合には、GMPに基づき厳
格に原料ロットの使用履歴を管理することが必要である
ので、原料の調製はバッチ式で行う必要がある。
【0005】バッチ式により調製された複数の試料液を
連続的に擬似移動床に供給する方式としては、試料液を
調製する溶解槽、調製された試料液をホールドして仕込
むためのホールド槽及び擬似移動床を配管により直列に
接続して試料液の供給を行う方式(以下「直列式」とい
う)と、試料液を調製する溶解槽を2基用意して、その
うちの1基の溶解槽から擬似移動床に試料液を供給し、
その供給をしている間に他の1基の溶解槽で次に供給す
る試料液の調製を行って、これら2基の溶解槽を順次切
り換えながら試料液の供給を行う方式(以下「並列式」
という)との2方式が考えられる。
【0006】しかし、上記いずれの方式によっても、前
記溶解槽からその溶解槽が空になるまで試料液の供給を
継続することは困難である。なぜなら、前記溶解槽が空
になるまで試料液の供給を行うと、気相が配管を通って
擬似移動床内に混入する危険性が高くなるからである。
擬似移動床内に気相が混入すると、擬似移動床内の圧力
バランスが不安定になって、擬似移動床による安定した
分離操作を行うことが困難になる。このため、擬似移動
床の運転においては、擬似移動床への気相の混入は一切
許容することができない。
【0007】したがって、前述の従来技術においては、
擬似移動床へ気相が混入しないようにするために、擬似
移動床への配管に気相が混入するおそれのない範囲で、
できるだけ少ない試料液の量を溶解槽内に設定し、その
溶解槽内の試料液がその量に達したときに、直列式の場
合には、溶解槽からホールド槽への試料液の移液を行
い、並列式の場合には、溶解槽の切り換えを行うことに
より試料液の連続供給を行っていた。
【0008】しかし、この方法では、前回調製した試料
液がまだ溶解槽内に残っている状態で、その溶解槽で次
の試料液の調製を行うことになるので、その溶解槽で前
回調製された試料液が次の試料液に混入することを避け
ることができず、ロット管理が困難になるという欠点が
あった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、従来の擬
似移動床式クロマトグラフィー用試料供給装置における
前記の欠点を解消することを目的とする。すなわち、こ
の発明の目的は、気相の混入がないように、また複数の
試料が混入し合うことによる試料の汚染の問題が生じな
いように連続的に試料を擬似移動床式分離装置に供給す
ることのできる擬似移動床式クロマトグラフィー用試料
供給装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を解決するため
のこの発明は、試料流出路を備えた複数の試料供給槽
と、試料供給槽から試料流出路を介して流出される試料
を収容し、その収容した試料を擬似移動床式クロマト分
離装置に供給し、その収容している試料の量が、その試
料供給槽から供給される試料の量に応じて変動する試料
量管理槽と、該試料量管理槽内の試料の量を検出する試
料量検出手段と、前記複数の試料流出路の内の1つの試
料流出路だけが前記試料量管理槽に対して開放状態とな
り他の試料流出路はいずれも前記試料量管理槽に対して
閉鎖状態となるように流路の開閉状態を実現する試料流
出路開閉手段と、前記試料量検出手段から出力される検
出信号に基づいて、前記試料供給槽が実質的に空になっ
たと判断されたときに、その試料供給槽に設けられた前
記試料流出路に介装された前記試料流通路開閉手段を作
動させてその試料流通路を閉鎖状態にすると同時に、他
の前記試料流通路を開放状態にするように前記試料流出
路開閉手段を制御する制御手段とを有することを特徴と
する擬似移動床式クロマトグラフィー用試料供給装置で
あり、前記擬似移動床式クロマトグラフィー用試料供給
装置の好ましい態様として、前記試料供給槽は、その個
数が2であり、前記試料量管理槽は、静圧的作用によ
り、その収容している試料の量が、その試料供給槽から
供給される試料の量に応じて変動し、前記試料量管理槽
及び前記試料量管理槽は、これらの内部空間を連通させ
て、これらの内部空間内の圧力を等しくする均圧管を有
し、前記試料量検出手段は、液面位置を検出する液位計
である。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明に係る擬似移動床式クロ
マトグラフィー用試料供給装置の一具体例である擬似移
動床式クロマトグラフィー用試料供給装置1を図1に示
す。
【0012】擬似移動床式クロマトグラフィー用試料供
給装置1は、試料供給槽2、試料供給槽3、試料流出路
4、試料流出路5、バルブ6、バルブ7、試料量管理槽
8、試料量検出手段9、制御手段10、試料供給路1
1、均圧管12及び均圧管13を有する。擬似移動床式
クロマトグラフィー用試料供給装置1は、擬似移動床式
分離装置14に取り付けられる。
【0013】試料供給槽2及び試料供給槽3は、擬似移
動床式分離装置14に供給する試料液を貯蔵し、さらに
試料液を試料量管理槽8に供給する槽である。
【0014】試料供給槽2には、その下部に、その中に
貯留された試料液を試料量管理槽8に送液する試料流出
路4が設けられ、試料供給槽3には、その下部に、その
中に貯留された試料液を試料量管理槽8に送液する試料
流出路5が設けられている。
【0015】試料供給槽2と試料供給槽3とは、同様の
機能を有する槽であり、例えば、試料供給槽2から試料
液が試料量管理槽8に送液されている間に、試料供給槽
3において次の試料液の貯溜操作が行われ、試料供給槽
2からの試料液の供給が終了したときに、試料供給槽3
に貯溜されている試料液が試料量管理槽8に送液され、
その間に試料供給槽2においてさらに次の試料液の貯溜
操作が行われるようにして使用される。なお、この試料
供給槽2,3は、既に調製された試料を単に貯留するの
みならず、試料を調製するために使用される槽であって
も良い。
【0016】試料供給槽2及び試料供給槽3は、前記の
要件を満たす限りその構造には特に制限はなく、例えば
従来の擬似移動床式分離装置の試料供給装置に使用され
ている試料供給槽と同様の構造であってもよい。また、
試料供給槽2と試料供給槽3とは、目的に応じて同じ構
造としてもよく、異なる構造としてもよい。試料供給槽
2及び試料供給槽3の大きさについても、前記の要件を
満たす限り特に制限はなく、両者は同じ大きさでもよ
く、異なる大きさでもよい。
【0017】試料供給槽2及び試料供給槽3には、均圧
管12が設けられている。均圧管12は、その一端を試
料供給槽2の上面部に接続させ、他端を試料供給槽3の
上面部に接続させており、試料供給槽2の内部空間と試
料供給槽3の内部空間とを連通させている。
【0018】さらに均圧管12には、均圧管12から分
岐する均圧管13が設けられている。均圧管13は、均
圧管12に接続する端部とは反対側の端部が試料量管理
槽8の上部に接続する。したがって、試料供給槽2、試
料供給槽3及び試料量管理槽8のそれぞれの内部空間
は、均圧管12及び均圧管13によってつながってお
り、前記各内部空間内の圧力は等しくなっている。
【0019】試料流出路4は、その一端が試料供給槽2
に接続され、他端が試料量管理槽8に接続された管であ
り、試料流出路5は、その一端が試料供給槽3に接続さ
れ、他端が試料量管理槽8に接続された管である。試料
流出路4は、試料供給槽2内の試料液を試料量管理槽8
に導く機能を有し、試料流出路5は、試料供給槽3内の
試料液を試料量管理槽8に導く機能を有する。
【0020】試料流出路4及び試料流出路5は、前記の
要件を満たす限りその形状には特に制限はなく、例えば
従来の擬似移動床式分離装置の試料供給用に使用されて
いる管と同様の形状であってもよい。また、その直径及
び長さも、前記の要件を満たす限り特に制限はなく、目
的に応じて適宜決定することができる。
【0021】試料流出路4には、その試料供給槽2側に
槽底弁16が設けられ、試料流出路5には、その試料供
給槽3側に槽底弁17が設けられている。槽底弁16及
び槽底弁17は、遮断弁である。この槽底弁16及び槽
底弁17は、後述する制御手段により自動制御される。
この槽底弁16及び槽底弁17は、この試料供給槽2及
び3で試料が調製される場合に、試料供給槽2及び3に
投入した試料が試料流出路4及び5に流れ込んでしまう
ことにより部分的に不均一な濃度の試料液が調製される
ことを防止することを目的として設置される。換言する
と、試料供給槽2又は3において試料の調製が行われる
期間中は、この槽底弁16又は17は常に閉鎖状態とな
っている。
【0022】試料流出路4には、その試料量管理槽8側
に、試料流出路開閉手段の一要素であるバルブ6が設け
られ、試料流出路5には、その試料量管理槽8側に、試
料流出路開閉手段の一要素であるバルブ7が設けられて
いる。
【0023】バルブ6は、試料流出路4の流路を開放又
は閉塞する手段であり、バルブ6により試料流出路4の
流路が開放されると、槽底弁16が開放状態になってい
ることと相俟って試料流出路4を通って試料供給槽2か
ら試料量管理槽8に試料液が流出される。このとき、バ
ルブ7は閉鎖状態になっていて試料量管理槽8に流入し
た試料液が更に試料流出路5に流入するのが阻止され
る。バルブ6により試料流出路4が閉塞されると、試料
供給槽2から試料量管理槽8への試料液の流出は停止さ
れる。また、バルブ7は、試料流出路5の流路を開放又
は閉塞する手段であり、バルブ7により試料流出路5の
流路が開放されると、槽底弁17が開放状態になってい
ることと相俟って試料流出路5を通って試料供給槽3か
ら試料量管理槽8に試料液が流出される。このとき、バ
ルブ6は閉鎖状態になっていて試料量管理槽8に流入し
た試料液が更に試料流出路4に流入するのが阻止され
る。バルブ7により試料流出路5が閉塞されると、試料
供給槽3から試料量管理槽8への試料液の流出は停止さ
れる。図1に示される例にあっては、試料流出路開閉手
段は、このバルブ6とバルブ7とを含んで形成される。
【0024】バルブ6及びバルブ7の前記の開閉動作
は、制御手段10により自動制御されている。
【0025】バルブ6、及びバルブ7としては、前記の
機能を果たすことができる限り特に制限はなく、例え
ば、仕切り弁、玉形弁、アングル弁、及びボール弁を挙
げることができる。槽底弁16及び槽底弁17としては
例えばフラッシュ弁を使用することができる。
【0026】試料量管理槽8は、試料供給槽2又は試料
供給槽3内の試料液の量を管理する槽である。すなわ
ち、試料量管理槽8は、試料供給槽2から試料流出路4
によって供給される試料液又は試料供給槽3から試料流
出路5によって供給される試料液を収容し、これらを、
試料供給路11を介して擬似移動床分離装置14に供給
するとともに、そのとき試料量管理槽8内に収容されて
いる試料液の量から試料供給槽2又は試料供給槽3内の
試料液の量を把握するために設けられている。
【0027】試料量管理槽8は、例えば円筒状の容器で
ある。試料量管理槽8には、その側面部に試料流出路4
及び試料流出路5が接続され、その底部に擬似移動床分
離装置14につながる試料供給路11が接続され、さら
にその上面部に均圧管13が接続されている。また、こ
の実施の態様においては、試料量管理槽8は、試料供給
槽2及び試料供給槽3よりも低位に設けられている。
【0028】前述のように、試料量管理槽8、試料供給
槽2、及び試料供給槽3の各内部空間の圧力は、均圧管
12及び均圧管13の作用によって等しくなっている。
したがって、静圧的作用によって、試料量管理槽8及び
均圧管13内に存在している試料液の液面の高さは、試
料供給槽2及び試料流出路4内に存在している試料液の
液面の高さ、又は試料供給槽3及び試料流出路5内に存
在している試料液の液面の高さと等しくすることができ
る。このことにより、試料供給槽2及び試料流出路4内
にある試料液の量、並びに試料供給槽3及び試料流出路
5内にある試料液の量は、試料量管理槽8内に収容され
ている試料液の液面の高さ又は量によって把握すること
が可能である。すなわち、試料量管理槽8内に収容され
ている試料液の液面の高さ又は量を検出することによ
り、試料供給槽2及び試料流出路4内にある試料液の
量、並びに試料供給槽3及び試料流出路5内にある試料
液の量を管理することができる。
【0029】例えば、バルブ6によって試料流出路4が
開放され、バルブ7によって試料流出路5が閉塞されて
いる場合には、試料供給槽2から試料流出路4を通って
供給された試料液は、試料量管理槽8及び均圧管13に
収容される。このとき、静圧的作用によって、試料供給
槽2内における試料液の液面の高さと均圧管13内にお
ける試料液の液面の高さとは等しくなる。試料量管理槽
8から試料供給路11を介して擬似移動床分離装置14
に試料液が供給されると、試料供給槽2及び試料流出路
4、並びに試料量管理槽8及び均圧管13内に収容され
る試料液の量が減少し、これに伴い試料供給槽2内にお
ける試料液の液面と均圧管13内における試料液の液面
とは、その高さを等しくしながら下降してゆく。試料供
給槽2内の試料液がなくなると、試料供給槽2及び試料
流出路4側の試料液の液面は、試料流出路4内を下降し
てゆく。
【0030】一方、試料供給槽2及び試料流出路4側の
試料液の液面は、その高さを、試料流出路4内を下降し
ていく試料液の液面に一致させながら均圧管13内を下
降し、均圧管13内の試料液がなくなると、図2に示す
ように、試料液18の液面19は、試料量管理槽8内を
下降してゆく。したがって、このときの試料量管理槽8
内における試料液の液面の高さ又は量を検出することに
より、試料流出路4内に残存している試料液の量を把握
することができる。
【0031】このことにより、擬似移動床式分離装置1
4に供給する試料液の切り換え時に、切り換え前の試料
液が切り換え後の試料液に混入することによる試料液の
汚染の程度をできるだけ小さくすること、及び擬似移動
床式分離装置14に気相が入り込まないように試料液量
を管理することが可能になる。
【0032】前記試料液の汚染の程度をできるだけ小さ
くするには、試料供給槽から試料液を供給するときに、
試料供給槽2及び試料流出路4並びに試料量管理槽8及
び均圧管13内に残存する試料液の量をできるだけ少な
く必要があるが、その一方、前記試料液の全部を擬似移
動床式分離装置14に供給しきってしまうと、それに引
き続いて気相が擬似移動床式分離装置14に混入するこ
とが避けられない。そこで、試料量管理槽8内に、試料
供給槽2及び試料流出路4並びに試料量管理槽8及び均
圧管13内に残存する試料液の量が、できるだけ少な
く、かつ試料流出路4内におけるバルブ6が設けられた
位置よりも試料量管理槽8側の部分に気相が入り込むこ
とのないような量であるときに対応する試料量管理槽8
内の試料液量(以下「限界試料液量」という)又は試料
液の液面の高さ(以下「限界液面高さ」という)を試料
量管理槽8に設定し、試料量管理槽8内における試料液
の量が、前記限界試料液量に達したときに、又は試料量
管理槽8内における試料液の液面高さが、前記限界液面
高さに達したときに、バルブ6及びバルブ7を操作する
ようにする。このことにより、前述のような試料液の管
理が可能になる。
【0033】このような試料量管理槽8の機能を充分に
確保するためには、試料量管理槽8の内径及び高さは所
定の大きさの範囲にあることが好ましい。
【0034】試料量管理槽8の内径が大きすぎると、試
料量管理槽8内に残存する試料液の量が多くなるので、
バルブ6及びバルブ7を作動させて試料量管理槽8に供
給する試料液を切り換えたときに、試料量管理槽8に残
存している試料液が試料量管理槽8に新たに供給した試
料液に混入することによる試料液の汚染の程度が大きく
なる。試料量管理槽8の内径が小さすぎると、試料量管
理槽8内における試料液の液面の下降速度が大きくなる
ので、その液面の位置を検出することによる試料液量の
管理が難しくなり、試料供給槽2又は3内が空であるこ
とを検知してからバルブ6又は7の切替を完了するまで
のタイムラグによって気相が試料供給路11に混入する
可能性が生じる。
【0035】試料量管理槽8の前記機能を充分に確保す
るための試料量管理槽8の好ましい規模は次のような観
点から適宜に決定されることができる。すなわち、試料
量管理槽8は、前記汚染の程度小さくするためにできる
だけ小さく、かつ後述する試料量検出手段による液面の
検出時点からバルブ操作の完了時点までのタイムラグの
間に気相が試料供給路11に混入しないようにするため
の最小限の容量を有する必要がある。したがって、試料
量検出手段により検知される液面から擬似移動床式分離
装置までの液流通容積をV(L)とし、試料供給流量を
F(L/sec)とし、試料量検出手段による液面検知
からバルブ6、7の動作完了までの時間をT(sec)
とすると、V>FTの条件を満たすようにできるだけ小
さい容量となるように、試料量管理槽8の規模を設計す
るのが、好ましい。
【0036】なお、試料量管理槽8は、円筒形状である
が、試料量管理槽8の要求される前記要件を満たす限
り、その形状には特に制限はなく、例えば角柱形状であ
ってもよい。
【0037】試料量検出手段9は、試料量管理槽8に装
着されている。試料量検出手段9は、試料量管理槽8内
に収容されている試料液の量又は液面高さを測定する装
置である。試料量検出手段9によって試料量管理槽8内
に収容されている試料液の量を検出することにより、試
料量管理槽8についての前記説明で示したように、試料
供給槽2及び試料流出路4内にある試料液の量、並びに
試料供給槽3及び試料流出路5内にある試料液の量又は
液面高さを把握することが可能になる。
【0038】試料量検出手段9としては、前記機能を発
揮することができる限り特に制限はなく、公知の試料量
検出手段を使用することはでき、例えば、試料管理槽内
の所定位置にある液面の検知、すなわち気液界面を検出
することのできる計器を採用することができ、そのよう
な計器として例えば静電容量式液位計、密度を測定し、
出力することのできる質量流量計、誘電率計、光センサ
ー等を採用することができる。また、試料量検出手段9
として、試料管理槽内の液面そのものを検知する手段と
して、圧力式液位計、フロート式液位計等の液位計を採
用することができる。これらの中でも、特に静電容量式
液位計は、構造が簡単で安価であるという点、稼働部が
ないので故障が少なくて寿命が長いという点、及び適用
可能な液の範囲が広いという点で、好適である。
【0039】試料量検出手段9によって試料量管理槽8
内に収容されている試料液の液面が検出されると、それ
に対応する検出信号が制御手段10に送信される。
【0040】制御手段10は、試料量検出手段9から出
力される検出信号に基づいて、バルブ6及びバルブ7の
開閉、並びに槽底弁16及び槽底弁17の開閉を自動制
御する手段である。
【0041】具体的には、バルブ6によって試料流出路
4が開放され、バルブ7によって試料流出路5が閉塞さ
れていて、試料供給槽2内の試料液が試料流出路4によ
り試料量管理槽8に供給され、さらにこれが試料供給管
11を介して擬似移動床式分離装置14に供給されてい
る場合には、制御手段10は次のような制御を行う。
【0042】試料量管理槽8内における試料液の量が、
前記のように設定した限界試料液量又は限界液面高さに
達したことを試料量検出手段9が検知した時に、その検
出信号を受けた制御手段10が、操作信号を槽底弁16
及び槽底弁17並びにバルブ6及びバルブ7に送信し
て、バルブ6により試料流出路4の流路を閉じ、バルブ
7により試料流出路5を開く。このとき、槽底弁17が
閉鎖状態であるときには、前記制御手段による操作信号
により、槽底弁17は閉鎖状態から開放状態に切り替わ
る。
【0043】バルブ6によって試料流出路4が閉塞さ
れ、バルブ7によって試料流出路5が開放されていて、
試料供給槽3内の試料液が試料流出路5により試料量管
理槽8に供給され、さらにこれが試料供給管11を介し
て擬似移動床式分離装置14に供給されている場合に
も、前記と同様にして、試料量管理槽8内における試料
液の量が前記限界試料液量又は限界液面高さに達したこ
とを試料量検出手段9が検知した時に、その検出信号を
受けた制御手段10が、操作信号を槽底弁16及び槽底
弁17並びにバルブ6及びバルブ7に送信して、バルブ
7を閉鎖状態に切り替えて試料流出路5の流路を閉じ、
バルブ6を開放状態に切り替えて試料流出路4を開く。
このとき、槽底弁16が閉鎖状態であると、前記操作信
号により槽底弁16は閉鎖状態から開放状態に切り替わ
る。
【0044】制御手段10は、その他外部入力により、
適宜に、バルブ6及びバルブ7に信号を送信し、バルブ
6及びバルブ7の開閉を制御することもできる。
【0045】制御手段10としては、前記の機能を果た
すことができればその方式及び構造等には特に制限はな
く、例えば公知の制御手段を使用することができる。
【0046】試料供給路11は、試料量管理槽8と擬似
移動床式分離装置14とを結ぶ流管であり、その一端が
試料量管理槽8の底部に接続され、他端が擬似移動床式
分離装置14の試料液流入口に接続されている。バルブ
15は、試料供給路11に設けられた開閉弁である。
【0047】擬似移動床式クロマトグラフィー用試料供
給装置1は、以下のように作用する。
【0048】制御手段10から出力される操作信号によ
り、槽底弁16及び槽底弁17並びにバルブ6及びバル
ブ7により試料流出路4及び試料流出路5の流路を閉塞
する。試料供給槽2で試料液を調製する。試料液の調製
に際し、槽底弁16及び槽底弁17が閉鎖状態になって
いるので、試料流出路4又は試料流出路5内で高濃度の
試料が調製されると言った事態の発生が防止される。制
御手段10により槽底弁16及びバルブ6を操作して、
試料流出路4を開放する。試料供給槽2内の試料液は、
試料流出路4を通って、試料量管理槽8及び均圧管13
に収容され、その収容された試料液は、試料供給路11
を通って擬似移動床式分離装置14に供給される。
【0049】試料供給槽2内の試料液が擬似移動床式分
離装置14に供給されている間に、試料供給槽3におい
ては、試料供給槽2内の試料液に引き続いて連続的に擬
似移動床式分離装置14に供給される次の試料液が貯溜
される。
【0050】試料液が擬似移動床分離装置14に供給さ
れてゆくと、試料供給槽2及び試料流出路4並びに試料
量管理槽8及び均圧管13内に収容された試料液の量が
減少してゆく。これに伴い、試料量管理槽8及び均圧管
13側の試料液は、その高さが下降してゆく。試料量管
理槽8が試料供給槽2よりも下方に位置する時には、試
料供給槽2及び均圧管13内から試料液が流出し終わる
と、図2に示したように、試料供給槽2及び試料流出路
4側における試料液の液面は試料流出路4内を、試料量
管理槽8及び均圧管13側における試料液の液面は試料
量管理槽8内を、それぞれの高さを一致させながら下降
する。
【0051】前述のように、試料量管理槽8には限界試
料液量又は限界液面高さが設定されており、試料量管理
槽8内における試料液の量又は液面の高さがその限界試
料液量又は限界液面高さに達した時には、そのことが試
料量検出手段9により検知され、その検出信号が制御手
段10に送信される。その検出信号を受けた制御手段1
0は、操作信号を槽底弁16及び槽底弁17並びにバル
ブ6及びバルブ7に送信して、バルブ6により試料流出
路4の流路を閉じ、槽底弁17及びバルブ7により試料
流出路5を開く。
【0052】これにより試料供給槽2からの試料液の供
給が停止され、試料供給槽3から試料液が試料量管理槽
8に供給され、これが擬似移動床式分離装置14に供給
される。この間に、試料供給槽2においては、このとき
供給されている試料供給槽3内の試料液に引き続いて連
続的に擬似移動床式分離装置14に供給される次の試料
液が貯溜される。試料の調製に際し、制御手段10から
の操作信号により、槽底弁16が閉鎖される。
【0053】試料供給槽3内からの試料液の供給におい
ても、前記と同様にして、試料量管理槽8内における試
料液の液面の高さが前記限界試料液量又は限界液面高さ
に達した時に、そのことが試料量検出手段9により検知
され、その検出信号が制御手段10に送信され、その検
出信号を受けた制御手段10は、操作信号を槽底弁16
及び槽底弁17並びにバルブ6及びバルブ7に送信し
て、バルブ7により試料流出路5を閉じ、槽底弁16及
びバルブ6により試料流出路4の流路を開ける。
【0054】以上の操作を繰り返すことにより、擬似移
動床式クロマトグラフィー用試料供給装置1による連続
的な擬似移動床式分離装置14への試料の供給が可能で
ある。
【0055】試料量管理槽を使用せずに、試料供給槽を
擬似移動床式分離装置14に直接流管によって接続する
従来の擬似移動床式クロマトグラフィー用試料供給装置
においては、前記流管の内径は通常小さいので、前記流
管内を流通する試料液の線速度が大きい。したがって、
試料供給槽内の試料液を供給し終わり、試料液の液面が
前記流管内を移動しているときに、その試料液の量を管
理するのは困難である。このため、従来の擬似移動床式
クロマトグラフィー用試料供給装置では、前記流管に設
けられたバルブを操作して前記流管内における試料液の
流通を停止させる前に、前記試料液の液面が前記バルブ
を通過してしまい、その結果、擬似移動床式分離装置に
気相が混入する危険性が大きい。
【0056】また、このような従来の擬似移動床式クロ
マトグラフィー用試料供給装置において、試料液の液面
が試料供給槽内にある間にバルブ操作をして試料液の切
り換えを行うと、残存する試料液の量を管理するのは容
易であるが、試料供給槽の内径が大きいので、バルブの
切り換えを行った時点において試料供給槽内に残存する
試料液の量が多く、このため次の試料液をその試料供給
槽内で調製するときに、その試料液に前記残存する試料
液が混入することによる試料液の汚染の程度が大きくな
る。
【0057】これに対し、擬似移動床式クロマトグラフ
ィー用試料供給装置1においては、試料供給槽2及び試
料供給槽3と擬似移動床式分離装置14との間に試料量
管理槽8が設けられている。試料量管理槽8の内径は、
その中を降下する試料液の液面の速度を管理することが
可能な大きさに設定されている。このため、擬似移動床
式クロマトグラフィー用試料供給装置1では、試料量管
理槽8における試料液の量又は液面の高さを検出するこ
とが容易である。この液面の高さから試料液の残存量を
把握することが可能である。したがって、擬似移動床式
クロマトグラフィー用試料供給装置1においては、試料
量管理槽8に前述のように限界試料液量又は限界液面高
さを設定し、試料量管理槽8における試料液の量が前記
限界試料液量に達した時点又は試料量管理槽8における
試料液の液面の高さが前記限界液面高さに達した時点で
バルブ6及びバルブ7の開閉操作を行うことにより、気
相が擬似移動床式分離装置14内に流入するのを確実に
防止することができる。
【0058】また、擬似移動床式クロマトグラフィー用
試料供給装置1においては、試料量管理槽8の内径は、
その中に残存する試料の量が過大にならない程度の大き
さに設定されている。したがって、擬似移動床式クロマ
トグラフィー用試料供給装置1では、バルブの切り換え
時点において、試料供給槽2又は試料供給槽3から供給
されて試料量管理槽8内に残存する試料液の量が少ない
ので、前記のような異種試料液の混入による試料液の汚
染の程度を小さくすることができる。
【0059】この発明に係る擬似移動床式クロマトグラ
フィー用試料供給装置は、擬似移動床式クロマトグラフ
ィー用試料供給装置1に制限されることはなく、この発
明の目的を達成することができる範囲内で他の態様を採
用することができる。
【0060】擬似移動床式クロマトグラフィー用試料供
給装置1においては、試料供給槽は2個設けられている
が、この発明に係る擬似移動床式クロマトグラフィー用
試料供給装置においては、試料供給槽は3個以上設けら
れていてもよい。この場合にも、擬似移動床式クロマト
グラフィー用試料供給装置1と同様に、各試料供給槽を
試料流出管により試料量管理槽に接続することができ、
また各試料供給槽内の内部空間を連通させる均圧管を各
試料供給槽に設置することもできる。
【0061】試料量管理槽1は、静圧的作用を利用して
試料供給槽から供給される試料液の量を管理するが、こ
の発明に係る擬似移動床式クロマトグラフィー用試料供
給装置における試料量管理槽は、収容している試料の量
が試料供給槽から供給される試料の量に応じて変動し、
その収容している試料の量を前記試料量検出手段によっ
て検出することができれば特に制限はなく、静圧的作用
を利用した方式以外の方式であってもかまわない。
【0062】試料流出路開閉手段は、図1に示されるよ
うに、試料流出路毎に設けられたバルブの組合せである
必要はなく、前記複数の試料流出路の内の1つの試料流
出路だけが前記試料量管理槽に対して開放状態となり他
の試料流出路はいずれも前記試料量管理槽に対して閉鎖
状態となるように流路の開閉状態を実現することができ
るのであれば、1つのロータリーバルブを使用してなる
試料流出路開閉手段、三方切り替え弁を1つ又は複数用
いて形成されて成る試料流出路開閉手段等を挙げること
ができる。
【0063】
【発明の効果】この発明に係る擬似移動床式クロマトグ
ラフィー用試料供給装置は、試料量管理槽を有すること
により、気相が擬似移動床式分離装置内に流入するのを
確実に防止しながら、試料液の連続供給をすることがで
きる。
【0064】この発明に係る擬似移動床式クロマトグラ
フィー用試料供給装置は、試料量管理槽を有することに
より、試料液の切り換え時点において、残存する試料液
が次に供給される試料液に混入することによる試料液の
汚染の程度を小さくすることができる。このことによ
り、この発明に係る擬似移動床式クロマトグラフィー用
試料供給装置は、原料ロットの製造履歴を明確にするこ
とができるので、GMPに基づいた厳しい製造管理が求
められる原薬又は重要医薬中間体等の化学物質の製造に
おいて好適に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、擬似移動床式クロマトグラフィー用試
料供給装置1の概略説明図である。
【図2】図2は、試料供給槽2から試料液を供給してい
るときの、試料液の状態を示す擬似移動床式クロマトグ
ラフィー用試料供給装置1の概略断面説明図である。
【符号の説明】
1・・擬似移動床式クロマトグラフィー用試料供給装
置、2・・試料供給槽、3・・試料供給槽、4・・試料
流出路、5・・試料流出路、6・・バルブ、7・・バル
ブ、8・・試料量管理槽、9・・試料量検出手段、10
・・制御手段、11・・試料供給路、12・・均圧管、
13・・均圧管、14・・擬似移動床式分離装置、15
・・バルブ、16・・槽底弁、17・・槽底弁、18・
・試料液、19・・液面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // G01N 30/88 G01N 30/88 W

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料流出路を備えた複数の試料供給槽
    と、 試料供給槽から試料流出路を介して流出される試料を収
    容し、その収容した試料を擬似移動床式クロマト分離装
    置に供給し、その収容している試料の量が、その試料供
    給槽から供給される試料の量に応じて変動する試料量管
    理槽と、 該試料量管理槽内の試料の量を検出する試料量検出手段
    と、 前記複数の試料流出路の内の1つの試料流出路だけが前
    記試料量管理槽に対して開放状態となり他の試料流出路
    はいずれも前記試料量管理槽に対して閉鎖状態となるよ
    うに流路の開閉状態を実現する試料流出路開閉手段と、 前記試料量検出手段から出力される検出信号に基づい
    て、前記試料供給槽が実質的に空になったと判断された
    ときに、その試料供給槽に設けられた前記試料流出路に
    介装された前記試料流通路開閉手段を作動させてその試
    料流通路を閉鎖状態にすると同時に、他の前記試料流通
    路を開状態となるように前記試料流出路開閉手段を制御
    する制御手段とを有することを特徴とする擬似移動床式
    クロマトグラフィー用試料供給装置。
  2. 【請求項2】 前記試料供給槽は、その個数が2である
    請求項1に記載の擬似移動床式クロマトグラフィー用試
    料供給装置。
  3. 【請求項3】 前記試料量管理槽は、静圧的作用によ
    り、その収容している試料の量が、その試料供給槽から
    供給される試料の量に応じて変動する請求項1又は2に
    記載の擬似移動床式クロマトグラフィー用試料供給装
    置。
  4. 【請求項4】 前記試料量管理槽及び前記試料量管理槽
    は、これらの内部空間を連通させて、これらの内部空間
    内の圧力を等しくする均圧管を有する請求項3に記載の
    擬似移動床式クロマトグラフィー用試料供給装置。
  5. 【請求項5】 前記試料量検出手段は、液面位置を検出
    する液位計である請求項1〜4のいずれか1項に記載の
    擬似移動床式クロマトグラフィー用試料供給装置。
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