JP2003139201A - 遊星歯車装置 - Google Patents

遊星歯車装置

Info

Publication number
JP2003139201A
JP2003139201A JP2001337942A JP2001337942A JP2003139201A JP 2003139201 A JP2003139201 A JP 2003139201A JP 2001337942 A JP2001337942 A JP 2001337942A JP 2001337942 A JP2001337942 A JP 2001337942A JP 2003139201 A JP2003139201 A JP 2003139201A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
washer
gear
thrust washer
planetary
pillar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001337942A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3848560B2 (ja
Inventor
Koji Yoneyama
弘司 米山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Exedy Corp
Original Assignee
Exedy Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Exedy Corp filed Critical Exedy Corp
Priority to JP2001337942A priority Critical patent/JP3848560B2/ja
Publication of JP2003139201A publication Critical patent/JP2003139201A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3848560B2 publication Critical patent/JP3848560B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Retarders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊星歯車装置の組み立てにおいて、表裏を有
するスラストワッシャを組み付ける際の誤組を防ぐ。 【解決手段】 遊星歯車装置5の遊星キャリア13に
は、リングギア14と遊星キャリア13の外周部との軸
方向間に環状のスラストワッシャ54が設けられてい
る。スラストワッシャ54は、遊星キャリア13に設け
られた3つの柱状部51cのそれぞれ回転方向間を挟む
ように内周側に突出した3対のワッシャ側爪部54a
と、第2ピニオンギア62のスラストワッシャ54の内
周部近傍の歯先円の形状に対応するように外周側に凹ん
だワッシャ側凹部54bとを有している。スラストワッ
シャ54は、ワッシャ側爪部54aによって、遊星キャ
リア13に回転不能に係止されている。ピニオンギア6
1、62の軸中心P1及びP2は、柱状部51c間の中
心線O−Dから回転方向に偏倚して配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊星歯車装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】車両の自動変速機や無段変速機等におい
ては、サンギアと、サンギアの外周側に配置された複数
のプラネタリギアと、プラネタリギアの外周側に配置さ
れたリングギアと、プラネタリギアを軸支するための遊
星キャリアとから主に構成された遊星歯車装置が使用さ
れている。このような遊星歯車装置では、サンギアがプ
ラネタリギアと噛み合い、さらに、プラネタリギアがリ
ングギアに噛み合うことで、回転が伝達されるようにな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような遊星歯車装
置の一つとして、リングギアの軸方向の一側面が遊星キ
ャリアによって受けられる構造を有するものがある。こ
の遊星歯車装置において各ギアをはすば歯車にすると、
リングギアの軸方向の一側面と遊星キャリアとの間にス
ラスト荷重が作用するため、リングギアの軸方向の一側
面と遊星キャリアとの間にスラストワッシャを配置しな
ければならない。そして、このスラストワッシャのリン
グギアの軸方向の一側面と当接する面には、摺動性を高
めるためのコーティングが施されている。
【0004】このような片面にコーティング面を有する
スラストワッシャは、コーティング面が確実にリングギ
ア側に向くように組み付けされる必要がある。しかし、
従来のスラストワッシャは単純な環状部材であるため、
遊星歯車装置の組み立て時に、スラストワッシャの表裏
を識別し間違えて誤組が生じることがある。このため、
従来は、スラストワッシャの組み付け前にスラストワッ
シャに表裏の識別のための表示を付して、スラストワッ
シャの誤組を防いでいる。しかし、この方法では、スラ
ストワッシャの組み付け前に表裏の識別を付するための
工程が必要になってしまう。
【0005】本発明の課題は、遊星歯車装置の組み立て
において、表裏を有するスラストワッシャを組み付ける
際の誤組を防ぐことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の遊星歯
車装置は、回転軸に設けられたサンギアと、サンギアと
噛み合う複数のプラネタリギアと、プラネタリギアと噛
み合うリングギアと、遊星キャリアと、環状のスラスト
ワッシャとを備えている。複数のプラネタリギアは、サ
ンギアの外周側に回転方向に並んで配置されている。リ
ングギアは、複数のプラネタリギアの外周側に配置され
ている。遊星キャリアは、複数のプラネタリギアの軸方
向両側を挟むように軸支している。そして、遊星キャリ
アは、複数のプラネタリギアの回転方向間に配置された
複数の柱状部とリングギアを軸方向に受けるリングギア
受け部とを有している。スラストワッシャは、リングギ
ア受け部とリングギアとの間に配置されており、柱状部
に回転不能に係止されている。スラストワッシャの内周
部には、プラネタリギアのスラストワッシャ内周部近傍
の歯先円の形状に対応するように外周側に凹んだワッシ
ャ側凹部が形成されている。プラネタリギアの軸中心
は、複数の柱状部の回転方向間の中心から偏倚して配置
されている。
【0007】この遊星歯車装置では、スラストワッシャ
の内周部にはプラネタリギアのスラストワッシャ内周部
近傍の歯先円の形状に対応するように外周側に凹んだワ
ッシャ側凹部が形成されており、かつ、このワッシャ側
凹部に対応するプラネタリギアの軸中心が柱状部の回転
方向間の中心から偏倚して配置されているため、スラス
トワッシャの形状が表裏非対称となっている。これによ
り、スラストワッシャの表裏の識別性を向上させること
ができる。
【0008】また、このスラストワッシャの表裏を誤っ
て遊星キャリアに組み付けしようとしても、スラストワ
ッシャの内周部のワッシャ側凹部が形成されていない部
分がプラネタリギアに干渉してしまい、スラストワッシ
ャの組み付けができないようになっている。これによ
り、スラストワッシャの誤組を防ぐことができる。請求
項2に記載の遊星歯車装置は、請求項1において、スラ
ストワッシャは、複数の柱状部のそれぞれに対応するよ
うに配置され、柱状部の回転方向両側を挟むように内周
側に突出した1対のワッシャ側爪部を有している。
【0009】請求項3に記載の遊星歯車装置は、請求項
1又は2において、プラネタリギアは、サンギアと噛み
合う第1ピニオンギアと、第1ピニオンギアの外周側に
配置されリングギアと噛み合う第2ピニオンギアとから
なるダブルプラネタリギアである。そして、ワッシャ側
凹部は、第2ピニオンギアに対応して形成されている。
【0010】この遊星歯車装置では、スラストワッシャ
のワッシャ側凹部がダブルプラネタリギアを構成する2
つのピニオンギアのうち外周側に配置された第2ピニオ
ンギアに対応するように形成されている。このため、ス
ラストワッシャの表裏を誤って遊星キャリアに組み付け
しようとしても、スラストワッシャの内周部のうちワッ
シャ側凹部が形成されていない部分が第2ピニオンギア
に干渉して組み付けできないようになっている。これに
より、スラストワッシャの誤組を防ぐことができる。
【0011】請求項4に記載の遊星歯車装置は、回転軸
に設けられたサンギアと、サンギアと噛み合う複数のプ
ラネタリギアと、プラネタリギアと噛み合うリングギア
と、遊星キャリアと、環状のスラストワッシャとを備え
ている。複数のプラネタリギアは、サンギアの外周側に
回転方向に並んで配置されている。リングギアは、複数
のプラネタリギアの外周側に配置されている。遊星キャ
リアは、複数のプラネタリギアの軸方向両側を挟むよう
に軸支している。そして、遊星キャリアは、複数のプラ
ネタリギアの回転方向間に配置された複数の柱状部とリ
ングギアを軸方向に受けるリングギア受け部とを有して
いる。スラストワッシャは、リングギア受け部とリング
ギアとの間に配置されており、柱状部に回転不能に係止
するためのワッシャ側係合部を有している。複数の柱状
部のそれぞれは、ワッシャ側係合部に係止するための柱
側係合部をさらに有している。これら複数の柱側係合部
の少なくとも1つは、柱状部の回転方向中心から偏倚し
て配置されている。
【0012】この遊星歯車装置では、柱状部にワッシャ
側係合部に係止するための柱側係合部が形成されてお
り、かつ、これら複数の柱側係合部の少なくとも1つが
柱状部の回転方向中心から偏倚して配置されているた
め、スラストワッシャの形状が表裏非対称となってい
る。これにより、スラストワッシャの表裏の識別性を向
上させることができる。
【0013】また、このスラストワッシャの表裏を誤っ
て遊星キャリアに組み付けしようとしても、スラストワ
ッシャのワッシャ側係合部の少なくとも1つが柱側係合
部に合わなくなり、スラストワッシャの組み付けができ
ないようになっている。これにより、スラストワッシャ
の誤組を防ぐことができる。請求項5に記載の遊星歯車
装置は、請求項4において、柱側係合部は、柱状部の外
周側に突出した柱側凸部である。ワッシャ側係合部は、
柱側凸部に対応するように配置され、柱側凸部の回転方
向両側を挟むようにスラストワッシャの内周側に突出し
た1対のワッシャ側爪部である。
【0014】請求項6に記載の遊星歯車装置は、請求項
4において、柱側係合部は、柱状部の内周側に凹んだ柱
側凹部である。ワッシャ側係合部は、柱側凹部に対応す
るように配置され、柱状凹部によって回転方向両側が挟
まれるようにスラストワッシャの内周側に突出したワッ
シャ側凸部である。
【0015】
【発明の実施の形態】[第1実施形態] (1)構成 本発明の第1実施形態の遊星歯車装置を採用した無段変
速機の正逆転装置1を図1に示す。
【0016】全体構成 図1に示す正逆転装置1は、トルクコンバータ(図示せ
ず)から延びるシャフトである入力軸8からの回転を出
力軸9に出力する機能を有している。出力軸9は、無段
変速機(図示せず)から延びるシャフトである。また、
正逆転装置1は、車両を後退させるためにトルクコンバ
ータからの回転駆動方向を逆転するための機構でもあ
る。正逆転装置1は、前後進切換装置4と、前後進切換
装置4によって動力の伝達経路が切り換えられる遊星歯
車装置5とを備えている。前後進切換装置4は、トルク
コンバータからの動力が入力される前進用油圧クラッチ
装置6と、遊星歯車装置5の制御を行う後進用油圧ブレ
ーキ装置7とを有している。尚、図1のO−Oは、正逆
転装置1の回転軸である。
【0017】遊星歯車装置5は、入力軸8の先端に形成
されたサンギア11と、後進用油圧ブレーキ装置7によ
って回転の許容及び禁止が制御されるリングギア14
と、サンギア11及びリングギア14に噛み合うダブル
ピニオン式プラネタリギア12(以下、ダブルプラネタ
リギア12とする)とを有している。サンギア11とリ
ングギア14は同心に配置され、ダブルプラネタリギア
12はサンギア11とリングギア14に噛み合ってい
る。ダブルプラネタリギア12は遊星キャリア13に回
転可能に支持されており、遊星キャリア13は出力軸9
に連結されている。ここで、遊星歯車装置5を構成する
ギア11、12、14は、はすば歯車である。
【0018】入力軸8の先端には、フランジ部8aと、
その外周縁からさらに出力軸9側にのびる筒状部8bと
が形成されている。つまり、入力軸8の先端面に空洞部
が形成されていることになる。筒状部8bの外周面に
は、サンギア11が形成されており、その前進用油圧ク
ラッチ装置6側にスプライン17がさらに形成されてい
る。また、入力軸8の中心部には油路8cが形成されて
いる。さらに、筒状部8bのサンギア11とスプライン
17との軸方向間には、筒状部8bの内周から外周へ貫
通する複数の油路8dが放射状に形成されている。これ
らの油路8dから遊星歯車装置5及び前進用油圧クラッ
チ装置6へ潤滑油が供給されるようになっている。
【0019】出力軸9は無段変速機のプライマリプーリ
から延びるシャフトである。出力軸9の先端は入力軸8
の筒状部8b内に延びて配置されている。具体的には、
出力軸9の先端面は入力軸8のフランジ部8aに近接
し、出力軸9の先端部外周面と筒状部8bとの半径方向
間には隙間が確保されている。なお、出力軸9の先端側
外周面にはスプライン20が形成されている。また、出
力軸9は軸受70を介してミッションケース46に回転
自在に支持されている。
【0020】前進用油圧クラッチ装置の構成 前進用油圧クラッチ装置6は、クラッチドラム18と、
クラッチドラム18の内部に配置された遊星キャリア1
3の一部である第2キャリア部材52と、クラッチドラ
ム18と第2キャリア部材52との間の動力の伝達を制
御するクラッチ部22と、クラッチドラム18内に摺動
自在に配置されたピストン23とから主に構成されてい
る。
【0021】後進用油圧ブレーキ装置の構成 後進用油圧ブレーキ装置7は、ピストン41と、このピ
ストン41によって互いに圧接される複数のブレーキプ
レートを有するブレーキ部40とから主に構成されてい
る。ピストン41は、環状の部材であり、ブレーキ部4
0とミッションケース46の側壁部46aとの間に配置
されている。ピストン41の外周部及び内周部は、それ
ぞれミッションケース46の外壁部46b及び内壁部4
6cの間に摺接されている。ピストン41のリングギア
14側には、ピストン41をブレーキ部40から離れる
方向に付勢するためのリターンスプリング42が配置さ
れている。リターンスプリング42は、ミッションケー
ス46の内壁部46cに支持されたスプリングリティー
ナ43によって支持されている。このリターンスプリン
グ42は、環状のウェーブスプリングを軸方向に複数重
ねて形成されたものである。
【0022】遊星歯車装置の構成 遊星歯車装置5は、前述のように、サンギア11、ダブ
ルプラネタリギア12、リングギア14及び遊星キャリ
ア13から主に構成されている。リングギア14は、後
進用油圧ブレーキ装置7によって回転の禁止及び許容が
制御されるようになっている。つまり、リングギア14
は、後進用油圧ブレーキ装置7に連結されていない状態
では、自由に回転可能となっている。リングギア14は
内周側に内歯14aを有し、外周側にスプライン14b
を有している。スプライン14bは、後進用油圧ブレー
キ装置7のブレーキ部40に噛み合っている。内歯14
aは、ダブルプラネタリギア12に噛み合っている。そ
して、リングギア14と遊星キャリア13の外周部との
軸方向間には、環状のスラストワッシャ54がさらに設
けられている。
【0023】次に、図2及び図3を用いて、ダブルプラ
ネタリギア12及び遊星キャリア13について説明す
る。ここで、図2は遊星キャリア13を前進用油圧クラ
ッチ装置6側から見た平面図であり、図3は図2のA−
O−A断面図である。ダブルプラネタリギア12は、図
2に示すように、合計6個のピニオンギアからなり、互
いに噛み合う3対のダブルピニオンとなっている。ここ
で、ダブルプラネタリギア12のうち遊星キャリア13
の内周側に配置されたピニオンギアを第1ピニオンギア
61とし、第1ピニオンギア61よりも外周側に配置さ
れたピニオンギアを第2ピニオンギア62とする。ダブ
ルプラネタリギア12の各対において、第1ピニオンギ
ア61はサンギア11と噛み合い、第2ピニオンギア6
2はリングギア14の内歯14aと噛み合っている。
尚、前述のように、ピニオンギア61、62は、はすば
歯車であるため、スラストワッシャ54はリングギア1
4からのスラスト荷重を受けることになる。
【0024】ダブルプラネタリギア12は、遊星キャリ
ア13に回転可能に装着されている。この遊星キャリア
13は、後進用油圧ブレーキ装置7側に配置された第1
キャリア部材51と、前進用油圧クラッチ装置6の出力
部材を構成する第2キャリア部材52とから主に構成さ
れている。ダブルプラネタリギア12の第1ピニオンギ
ア61及び第2ピニオンギア62は、第1キャリア部材
51と第2キャリア部材52とによって、軸方向両側が
挟まれ、第1ピニオンギア61に対応する第1ピニオン
シャフト65及び第2ピニオンギア62に対応する第2
ピニオンシャフト66を介してそれぞれ軸支されてい
る。より詳細には、ピニオンギア61、62は、それぞ
れに対応する第1及び第2ピニオンシャフト65、66
の外周面とピニオンギア61、62の内周面との間に配
置された軸受63を介して回転可能に装着されている。
また、ピニオンギア61、62の軸方向両側とキャリア
部材51、52との間には、1対のピニオンワッシャ6
4が配置されている。
【0025】第1キャリア部材51は、出力軸9と連結
する出力ハブであり、環状の固定部51aと、その内周
縁から入力軸8側に延びるように形成された筒状部51
bと、固定部51aの外周縁から入力軸8側に延びるよ
うに形成された3つの柱状部51cとから構成されてい
る。固定部51aには、出力軸9を挿入するための中心
孔51fと、ピニオンシャフト65、66の出力軸9側
の端部が挿入される孔51dとが形成されている。筒状
部51bは、図1に示すように、入力軸8の筒状部8b
内に延びている。筒状部51bの先端と入力軸8のフラ
ンジ部8aとの間にはスラストニードルベアリング71
が配置されている。筒状部51bの内周面には、スプラ
イン孔51eが形成されている。スプライン孔51e
は、ブローチ加工で形成され、出力軸9のスプライン2
0に噛み合っている。すなわち、遊星キャリア13の出
力部である筒状部51bはサンギア11の内周側の同一
軸方向位置に形成されている。各プラネタリギア12は
キャリア部材51,52に挿入されたピニオンシャフト
65、66の回りに回転自在になっている。柱状部51
cは、ダブルプラネタリギア12の各対の回転方向間に
等間隔に形成されて第2キャリア部材52まで延び、第
2キャリア部材52に溶接固定されている。
【0026】第2キャリア部材52は、筒状部52a
と、筒状部52aの後進用油圧ブレーキ装置7側を内周
側にプレス曲げで一体で形成された環状の固定部52b
とを有している。筒状部52aの外周面には、前進用油
圧クラッチ装置6のクラッチ部22が係合する複数の係
合凹凸部52cが形成されている。また、固定部52b
には、ピニオンシャフト65、66の他端が挿入される
孔52dと、スラストワッシャ54が当接するスラスト
受け部52eとが形成されている。
【0027】スラストワッシャ54について、図1、図
3及び図4を用いて説明する。ここで、図4は、遊星キ
ャリア13を後進用油圧ブレーキ装置7側から見た平面
図であって、遊星キャリア13にスラストワッシャ54
を組み付けた状態を示す図である。スラストワッシャ5
4の前進用油圧クラッチ装置6側の面は第2キャリア部
材52のスラスト受け部52eに当接し、後進用油圧ブ
レーキ装置7側の面はリングギア14に当接している。
スラストワッシャ54は、3つの柱状部51cのそれぞ
れ回転方向間を挟むように内周側に突出した3対のワッ
シャ側爪部54aと、第2ピニオンギア62のスラスト
ワッシャ54の内周部近傍の歯先円の形状に対応するよ
うに外周側に凹んだワッシャ側凹部54bとを有してい
る。スラストワッシャ54は、このワッシャ側爪部54
aによって、遊星キャリア13に回転不能に係止されて
いる。これにより、スラストワッシャ54の後進用油圧
ブレーキ装置7側の面は、リングギア14と摺動するこ
とになる。スラストワッシャ54のリングギア14側の
面には、摺動性を向上させるための摺動材のコーティン
グが施されている。
【0028】次に、ダブルプラネタリギア12、柱状部
51c及びスラストワッシャ54の位置関係について説
明する。ここで、図4に示すように、第1ピニオンギア
61及び第2ピニオンギア62の軸中心をそれぞれP1
及びP2とし、ダブルプラネタリギア12の回転方向両
側の2つの柱状部51cの回転方向の中心線を中心線O
−B及び中心線O−Cとする。そして、中心線O−Bと
中心線O−Cとの回転方向の中心線を中心線O−Dとす
る。
【0029】ここで、ピニオンギア61、62の軸中心
P1及びP2は、中心線O−Dから回転方向に偏倚して
配置されている。つまり、スラストワッシャ54に形成
されたワッシャ側凹部54bは、中心線O−Dから回転
方向に偏倚して配置されていることになる。また、スラ
ストワッシャ54の内周部のうちワッシャ側凹部54b
を除く部分は、第2ピニオンギア62のスラストワッシ
ャ54の内周部近傍の歯先円の半径方向位置よりも内周
側に、かつ、第1ピニオンギア61のスラストワッシャ
54の内周部近傍の歯先円の半径方向位置よりも外周側
に位置している。
【0030】(2)特徴 本実施形態の遊星歯車装置の特徴について説明する。 柱状部を利用したスラストワッシャの回り止め 本実施形態の遊星歯車装置5では、従来から遊星キャリ
ア13に設けられている柱状部51cを利用して、スラ
ストワッシャ54を遊星キャリア13に対して回り止め
している。このため、スラストワッシャ54の回り止め
構造が簡単である。
【0031】ワッシャ側凹部によるスラストワッシャ
の表裏の識別性向上及び誤組防止 本実施形態の遊星歯車装置5では、図4に示すように、
スラストワッシャ54に形成されたワッシャ側凹部54
bは、中心線O−Dから回転方向に偏倚して配置されて
いるため、スラストワッシャ54の形状は表裏非対称と
なっている。これにより、スラストワッシャ54の表裏
の識別性が向上している。
【0032】また、スラストワッシャ54の表裏を誤っ
て遊星キャリア13に組み付けしようとしても、図4の
2点鎖線で示されたスラストワッシャ54のように、ス
ラストワッシャ54の内周部のワッシャ側凹部54bが
形成されていない部分が第2ピニオンギア62に干渉し
てしまい、スラストワッシャ54の組み付けができない
ようになっている。これにより、スラストワッシャ54
の誤組を防ぐことができる。
【0033】スラストワッシャの製造容易性 本実施形態の遊星歯車装置5では、ワッシャ側爪部54
aはスラストワッシャ54の内周側に突出した形状であ
るため、スラストワッシャ54の製造の際に、金属製の
板状部材の打ち抜き加工のみで製造することが可能であ
る。これにより、従来のスラストワッシャに設けられて
いた第2キャリア部材52の外周部に設けられた係合凹
凸部52cに係合可能な複数の折り曲げ部が不要にな
り、スラストワッシャ54の製造工程を減らすことがで
きる。
【0034】[第2実施形態]本発明の第2実施形態の
遊星歯車装置について説明する。尚、無段変速機の正逆
転装置としての全体構成については、第1実施形態と同
様であるため説明を省略し、遊星歯車装置を構成する遊
星キャリア及びスラストワッシャの第1実施形態との相
違点について以下に説明する。
【0035】図5を用いて、本実施形態の遊星キャリア
113及びスラストワッシャ154について説明する。
ここで、図5は、遊星キャリア113を後進用油圧ブレ
ーキ装置7側から見た平面図であって、遊星キャリア1
13にスラストワッシャ154を組み付けた状態を示す
図である。ここで、遊星キャリア113の回転方向を回
転方向Rとする。
【0036】遊星キャリア113の第1キャリア部材1
51は、3つの柱状部151cの外周側にさらに柱側凸
部151gを有している。柱側凸部151gは、柱状部
151cの曲げ成形と同時に成形されている。柱側凸部
151gと柱状部151cとの位置関係について、以下
に説明する。図5に示すように、3つの柱側凸部151
gは、それぞれに対応する柱状部151cの中心から偏
倚して配置されている。具体的には、柱側凸部151g
の1つは柱状部151cの回転方向間の中心線O−Eか
ら反R側に偏倚して配置されており、他の2つの柱側凸
部151gは柱状部151cの回転方向間の中心線O−
EからR側に偏倚して配置されている。
【0037】スラストワッシャ154は、柱側凸部15
1gの回転方向間を挟むように内周側に突出した3対の
ワッシャ側爪部154aを有している。これにより、ス
ラストワッシャ154は、遊星キャリア113に回転不
能に係止されている。本実施形態においては、柱側凸部
151gの1つのみが柱状部151cの回転方向間の中
心O−Eから反R側に配置されており、この配置に対応
するようにスラストワッシャ154のワッシャ側爪部1
54aが形成されているため、スラストワッシャ154
の形状が表裏非対称となっている。これにより、スラス
トワッシャ154の表裏の識別性が向上している。
【0038】また、スラストワッシャ154の表裏を誤
って遊星キャリア113に組み付けしようとしても、図
5の2点鎖線で示されたスラストワッシャ154のよう
に、スラストワッシャ154のワッシャ側爪部154a
の1つが柱側凸部151gの1つに干渉してしまい、ス
ラストワッシャ154の組み付けができないようになっ
ている。これにより、スラストワッシャ154の誤組を
防ぐことができる。
【0039】本実施形態においても、第1実施形態と同
様の効果が得られる。 [第3実施形態]本発明の第3実施形態の遊星歯車装置
について説明する。尚、無段変速機の正逆転装置として
の全体構成については、第1実施形態と同様であるため
説明を省略し、遊星歯車装置を構成する遊星キャリア及
びスラストワッシャの第2実施形態との相違点について
以下に説明する。
【0040】図6を用いて、本実施形態の遊星キャリア
213及びスラストワッシャ254について説明する。
ここで、図6は、遊星キャリア213を後進用油圧ブレ
ーキ装置7側から見た平面図であって、遊星キャリア2
13にスラストワッシャ254を組み付けた状態を示す
図である。ここで、遊星キャリア213の回転方向を回
転方向Rとする。
【0041】遊星キャリア213の第1キャリア部材2
51は、3つの柱状部251cの外周側にさらに柱側凹
部251gを有している。柱側凹部251gは、柱状部
151cの曲げ成形と同時に成形されている。柱側凹部
251gと柱状部251cとの位置関係について、以下
に説明する。図6に示すように、3つの柱側凹部251
gは、それぞれに対応する柱状部251cの中心から偏
倚して配置されている。具体的には、柱側凹部251g
の1つは柱状部251cの回転方向間の中心線O−Fか
ら反R側に偏倚して配置されており、他の2つの柱側凹
部251gは柱状部251cの回転方向間の中心線O−
FからR側に偏倚して配置されている。
【0042】スラストワッシャ254は、柱側凹部25
1gによって回転方向間が挟まれるように内周側に突出
したワッシャ側凸部254aを有している。これによ
り、スラストワッシャ254は、遊星キャリア213に
回転不能に係止されている。本実施形態においても、第
2実施形態と同様の効果が得られる。 [第4実施形態]本発明の第4実施形態の遊星歯車装置
について説明する。尚、無段変速機の正逆転装置として
の全体構成については、第1実施形態と同様であるため
説明を省略する。本実施形態は、第1実施形態におい
て、遊星歯車装置を構成するプラネタリギアをシングル
ピニオン式プラネタリギアとしている点が異なる。以
下、プラネタリギアをシングルピニオン式プラネタリギ
アに適用したこと伴う遊星キャリア及びスラストワッシ
ャの相違点について説明する。
【0043】図7を用いて、本実施形態のプラネタリギ
ア312、遊星キャリア313及びスラストワッシャ3
54について説明する。ここで、図7は、遊星キャリア
313を後進用油圧ブレーキ装置7側から見た平面図で
あって、遊星キャリア313にスラストワッシャ354
を組み付けた状態を示す図である。プラネタリギア31
2は、図7に示すように、シングルピニオン式である。
【0044】スラストワッシャ354は、3つの柱状部
351cのそれぞれ回転方向間を挟むように内周側に突
出した3対のワッシャ側爪部354aと、プラネタリギ
ア312のスラストワッシャ354の内周部近傍の歯先
円の形状に対応するように外周側に凹んだワッシャ側凹
部354bとを有している。スラストワッシャ354
は、このワッシャ側爪部354aによって、遊星キャリ
ア313に回転不能に係止されている。
【0045】プラネタリギア312、柱状部351c及
びスラストワッシャ354の位置関係について説明す
る。プラネタリギア312の軸中心をP3とし、プラネ
タリギア312の回転方向両側の2つの柱状部351c
の回転方向の中心線を中心線O−G及び中心線O−Hと
する。そして、中心線O−Gと中心線O−Hとの回転方
向の中心線を中心線O−Iとする。
【0046】ここで、プラネタリギア312の軸中心P
3は、中心線O−Iから回転方向に偏倚して配置されて
いる。つまり、前述のスラストワッシャ354に形成さ
れたワッシャ側凹部354bは、中心線O−Iから回転
方向に偏倚して配置されていることになる。また、スラ
ストワッシャ354の内周部のうちワッシャ側凹部35
4bを除く部分は、プラネタリギア312のスラストワ
ッシャ354の内周部近傍の歯先円の半径方向位置より
も内周側に位置している。
【0047】本実施形態においても、第1実施形態と同
様の効果が得られる。 [他の実施形態]以上、本発明の実施形態について説明
したが、具体的な構成は前記実施形態に限られるもので
はなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能であ
る。例えば、柱状部に対してスラストワッシャを回り止
めするための柱側凸部、柱側凹部、ワッシャ側爪部、ワ
ッシャ側凸部及びワッシャ側凹部の形状は、前記実施形
態に限られるものではない。
【0048】
【発明の効果】本発明にかかる遊星歯車装置では、表裏
を有するスラストワッシャを組み付ける際の誤組を防ぐ
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の遊星歯車装置が採用さ
れた無段変速機の正逆転装置の縦断面概略図。
【図2】図1の遊星歯車装置の遊星キャリアを前進用油
圧クラッチ装置側から見た平面図。
【図3】図1の遊星歯車装置の遊星キャリアの縦断面図
であって、図2のA−O−A断面図。
【図4】図1の遊星歯車装置の遊星キャリアを後進用油
圧ブレーキ装置側から見た平面図であって、遊星キャリ
アにスラストワッシャを組み付けた状態を示す図。
【図5】本発明の第2実施形態の図4に相当する図。
【図6】本発明の第3実施形態の図4に相当する図。
【図7】本発明の第4実施形態の図4に相当する図。
【符号の説明】
12 ダブルプラネタ
リギア 13、 113、 213、 313 遊星キャリア 14 リングギア 51、 151、 251、 351 第1キャリア部
材 51c、151c、251c、351c 柱状部 52、 152、 252、 352 第2キャリア部
材 54、 154、 254、 354 スラストワッシ
ャ 54a、154a、354a ワッシャ側爪
部 54b、354b ワッシャ側凹
部 61 第1ピニオンギ
ア 62 第2ピニオンギ
ア 151g 柱側凸部 251g 柱側凹部 254a ワッシャ側凸
部 312 プラネタリギ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸に設けられたサンギアと、 前記サンギアの外周側に回転方向に並んで配置され、前
    記サンギアと噛み合う複数のプラネタリギアと、 前記複数のプラネタリギアの外周側に配置され、前記プ
    ラネタリギアと噛み合うリングギアと、 前記複数のプラネタリギアの軸方向両側を挟むように軸
    支し、前記複数のプラネタリギアの回転方向間に配置さ
    れた複数の柱状部と前記リングギアを軸方向に受けるリ
    ングギア受け部とを有する遊星キャリアと、 前記リングギア受け部と前記リングギアとの間に配置さ
    れ、前記複数の柱状部に回転不能に係止されている環状
    のスラストワッシャとを備え、 前記スラストワッシャの内周部には、前記プラネタリギ
    アの前記スラストワッシャ内周部近傍の歯先円の形状に
    対応するように外周側に凹んだワッシャ側凹部が形成さ
    れており、 前記ワッシャ側凹部に対応するプラネタリギアの軸中心
    は、前記柱状部の回転方向間の中心から偏倚して配置さ
    れている、遊星歯車装置。
  2. 【請求項2】前記スラストワッシャは、前記複数の柱状
    部のそれぞれに対応するように配置され、前記柱状部の
    回転方向両側を挟むように内周側に突出した1対のワッ
    シャ側爪部を有している、請求項1に記載の遊星歯車装
    置。
  3. 【請求項3】前記プラネタリギアは、サンギアと噛み合
    う第1ピニオンギアと、前記第1ピニオンギアの外周側
    に配置されリングギアと噛み合う第2ピニオンギアとか
    らなるダブルプラネタリギアであり、 前記ワッシャ側凹部は、前記第2ピニオンギアに対応し
    て形成されている、請求項1又は2に記載の遊星歯車装
    置。
  4. 【請求項4】回転軸に設けられたサンギアと、 前記サンギアの外周側に回転方向に並んで配置され、前
    記サンギアと噛み合う複数のプラネタリギアと、 前記複数のプラネタリギアの外周側に配置され、前記プ
    ラネタリギアと噛み合うリングギアと、 前記複数のピニオンギアの軸方向両側を挟むように軸支
    し、前記複数のプラネタリギアの回転方向間に配置され
    た複数の柱状部と前記リングギアを軸方向に受けるリン
    グギア受け部とを有する遊星キャリアと、 前記リングギア受け部と前記リングギアとの間に配置さ
    れ、前記複数の柱状部に回転不能に係止されるための複
    数のワッシャ側係合部を有する環状のスラストワッシャ
    とを備え、 前記複数の柱状部のそれぞれは、前記ワッシャ側係合部
    を係止するための柱側係合部をさらに有し、 前記複数の柱側係合部の少なくとも1つは、前記柱状部
    の回転方向中心から偏倚して配置されている、遊星歯車
    装置。
  5. 【請求項5】前記柱側係合部は、前記柱状部の外周側に
    突出した柱側凸部であり、 前記ワッシャ側係合部は、前記柱側凸部に対応するよう
    に配置され、前記柱側凸部の回転方向両側を挟むように
    前記スラストワッシャの内周側に突出した1対のワッシ
    ャ側爪部である、請求項4に記載の遊星歯車装置。
  6. 【請求項6】前記柱側係合部は、前記柱状部の内周側に
    凹んだ柱側凹部であり、 前記ワッシャ側係合部は、前記柱側凹部に対応するよう
    に配置され、前記柱状凹部によって回転方向両側が挟ま
    れるように前記スラストワッシャの内周側に突出したワ
    ッシャ側凸部である、請求項4に記載の遊星歯車装置。
JP2001337942A 2001-11-02 2001-11-02 遊星歯車装置 Expired - Fee Related JP3848560B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001337942A JP3848560B2 (ja) 2001-11-02 2001-11-02 遊星歯車装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001337942A JP3848560B2 (ja) 2001-11-02 2001-11-02 遊星歯車装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003139201A true JP2003139201A (ja) 2003-05-14
JP3848560B2 JP3848560B2 (ja) 2006-11-22

Family

ID=19152507

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001337942A Expired - Fee Related JP3848560B2 (ja) 2001-11-02 2001-11-02 遊星歯車装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3848560B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006266373A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Honda Motor Co Ltd デファレンシャル装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006266373A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Honda Motor Co Ltd デファレンシャル装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3848560B2 (ja) 2006-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7316629B2 (en) Planetary gear apparatus
JP4423716B2 (ja) プラネタリキャリア
US8491440B2 (en) Planetary pinion carrier and one-way clutch
US8672800B2 (en) Carrier
JP4597138B2 (ja) 無段変速機の前後進切替装置
EP3106695A1 (en) Clutch and differential device with same
EP1803957A2 (en) Twin clutch device
JP2002243001A (ja) 無段変速機の正逆転装置
US6824494B2 (en) Planetary gear unit
JP4053528B2 (ja) シザーズギヤ
JPH10258324A (ja) 板状支持部材のシャフト取付孔加工方法
JP4096579B2 (ja) 遊星歯車機構
JP5023030B2 (ja) 摩擦クラッチの締結機構および該機構を備えるディファレンシャル装置
JP3730457B2 (ja) 自動変速機
JP4338796B2 (ja) 摩擦クラッチの締結機構および該機構を備えるディファレンシャル装置
JP2003139201A (ja) 遊星歯車装置
JP3180279B2 (ja) ダブルプラネタリキャリア
JP2005330990A (ja) 減速機構
JP3848561B2 (ja) 遊星歯車装置
JP7457489B2 (ja) 遊星歯車装置
JP6520056B2 (ja) 無段変速装置
JP5002413B2 (ja) 遊星歯車機構のピニオンシャフト取付構造
JP2003139225A (ja) 遊星歯車装置の遊星キャリア
CN112639336B (zh) 动力传递装置以及动力传递装置的制造方法
WO2020153332A1 (ja) 差動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040405

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060620

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060621

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060801

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060822

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060825

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090901

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120901

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees