JP2003137708A - 害虫防除材 - Google Patents

害虫防除材

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JP2003137708A
JP2003137708A JP2002304119A JP2002304119A JP2003137708A JP 2003137708 A JP2003137708 A JP 2003137708A JP 2002304119 A JP2002304119 A JP 2002304119A JP 2002304119 A JP2002304119 A JP 2002304119A JP 2003137708 A JP2003137708 A JP 2003137708A
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Japan
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pyriproxyfen
pest control
production example
yellow
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Application number
JP2002304119A
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English (en)
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Masao Inoue
雅夫 井上
Masao Ogawa
雅男 小川
Toshiro Otsubo
敏朗 大坪
Tomoshi Nakamura
知史 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期間にわたって害虫を充分に誘引し、優れ
た害虫防除効力を有する害虫防除材を提供する。 【解決手段】 アゾ系色素により害虫誘引色(例えば、
黄色)を呈する基材に、防虫活性成分が保持されてなる
ことを特徴とする害虫防除材、およびアゾ系色素により
害虫誘引色を呈する基材により、害虫を誘引する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は害虫防除材に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、害虫を誘引する色調を有する
粘着リボン等を用いて害虫を誘引、捕殺する害虫防除方
法が知られている(植物防疫第36巻第10号第38〜
41頁、1982年)。また、昆虫成長制御剤を担持さ
せた害虫誘引色を呈する基材を用いて害虫を不妊化し、
害虫密度の低下を図る方法も提案されている(特開平5
−236856号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実用場
面においては温度、湿度、光照射等の変化する種々の条
件下において常に害虫を充分に誘引すると共に、長期間
にわたって誘引効力を維持する必要があり、環境条件の
変化に左右されない害虫防除材の開発が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するものであり、基材に害虫誘引色を着けるに際し
てアゾ系色素を用いるものである。即ち、本発明は、ア
ゾ系色素、例えばアゾ系黄色色素により害虫誘引色を呈
する基材に、防虫活性成分が保持されてなる害虫防除
材、およびアゾ系色素により害虫誘引色を呈する基材に
より害虫を誘引する方法を提供するものである。
【0005】そもそも、色素は化学構造上、ニトロ系、
ニトロソ系、アゾ系、スチルベン系、カルボニウム系、
キノリン系、メチン系、チアゾール系、キノンイミン
系、ラクトン系、アミノケトン系、ヒドロキシケトン
系、アントラキノン系、インジゴ系、チオインジゴ系、
フタロシアニン系等の多種の系統に分類されるが、本発
明において用いられるアゾ系色素とは、その化学構造中
にアゾ基−N=N−を有する色素全般を意味するもので
ある。
【0006】アゾ系色素には、モノアゾ系染料、ジスア
ゾ系染料、トリスアゾ系染料、ポリアゾ系染料、アゾイ
ック系染料、溶性アゾ系顔料、アゾレーキ顔料、不溶性
アゾ系顔料、縮合アゾ系顔料等がある。アゾ系染料とし
ては、例えばスミノールミリングイエローO、ブリリア
ントスカーレット3R、アミニルブルーE−2GL、ス
ミノールミリングシアニン5Rエクストラ(以上、住友
化学工業製)等のアゾ系酸性染料、スミカロンイエロー
SE−5G、スミカロンイエローSE−3GL、スミカ
ロンオレンジSE−B、スミカロンイエローブラウン2
RL−S、スミカロンレッドE−FBL、スミカロンル
ビンSE−GL(以上、住友化学工業製)等のアゾ系分
散染料、スミフィックスブリリアントイエローH−3
G、スミフィックススカーレットH−2G、スミフィッ
クスターコイスブルーH−GF、スミフィックスブリリ
アントブルーR(以上、住友化学工業製)等のアゾ系反
応染料、ダイレクトファーストイエローGC、ダイレク
トファーストオレンジS、ダイレクトファーストスカー
レット4BS、スミライトスープラレッド4BL、ダイ
レクトスカイブルー5B、スミライトスープラブルーB
RR、ダイレクトコッパーブルーBBS(以上、住友化
学工業製)等のアゾ系直接染料、スミアクリルレッドF
−GTL(住友化学工業製)等のアゾ系カチオン染料、
アゾ系硫化染料、アゾ系油溶染料、ビスアゾ系直接染
料、Benzopurpurine、Chrysophenine 、Nippon、Sumili
ght (以上、住友化学工業製)等のトリスアゾ系直接染
料、アゾイック系分散染料などが挙げられる。アゾ系顔
料としては、例えばアセト酢酸アニリド系アゾ顔料、ピ
ラゾロン系アゾ顔料、β−ナフトール系アゾ顔料、β−
オキシナフトエ酸系アゾ顔料、β−オキシナフトエ酸ア
ニリド系アゾ顔料等の溶性アゾ系顔料およびアゾレーキ
顔料、アセト酢酸アニリド系モノアゾ顔料、アセト酢酸
アニリド系ビスアゾ顔料、ピラゾロン系モノアゾ顔料、
ピラゾロン系ビスアゾ顔料、β−ナフトール系アゾ顔
料、β−オキシナフトエ酸アニリド系モノアゾ顔料、β
−オキシナフトエ酸アニリド系ビスアゾ顔料等の不溶性
アゾ系顔料、アセト酢酸アニリド系アゾ顔料、β−オキ
シナフトエ酸アニリド系アゾ顔料等の縮合アゾ系顔料、
ベンズイミダゾロン系顔料、難溶性金属塩モノアゾ顔料
などが挙げられる。
【0007】本発明において用いられるアゾ系色素の具
体名としては、ファーストイエローG、ファーストイエ
ロー10G、ジスアゾイエローAAA、ジスアゾイエロ
ーAAMX、ジスアゾイエローAAOT、ジスアゾイエ
ローAAOA、ジスアゾイエローAAPT、ジスアゾイ
エローH10G、ジスアゾイエローHR、クロモフタル
イエローGR、ファーストイエローFGL、ファースト
イエロー10GX、タートラジンレーキ、メチンイエロ
ー、サンセットイエローレーキ、ベンズイミダゾロンイ
エロー、ジニトロアニリンオレンジ、ピラゾロンオレン
ジ、ジアニシジンオレンジ、ペルシアンオレンジレー
キ、ベンズイミダゾロンイエローH2G、ベンズイミダ
ゾロンイエローHL、パラレッド、ナフトールレッドF
RR、ナフトールレッド4R、ナフトールカーミンF
B、ナフトールレッドM、レーキレッド4R、ナフトー
ルレッドBS、ナフトールレッドRN、ブリリアントス
カーレットG、ナフトールレッド、クロモフタルスカー
レット、ベンズイミダゾロンカーミン、ハンザイエロー
10G、ハンザイエロー5G、ハンザイエロー3G、ハ
ンザイエローG、ハンザイエローGR、ハンザイエロー
A、ハンザイエローRN、ピグメントイエローL、ベン
ジジンイエロー、ベンジジンイエローG、ベンジジンイ
エローGR、パーマネントイエローNCG、バルカンフ
ァーストイエロー5G、バルカンファーストイエロー
R、パーマネントイエローFGL、パーマネントイエロ
ーHR、パーマネントイエローH10G(以上、標準
名)、ファーストイエローG、ファーストイエロー10
G(以上、日本ピグメント製)、ジスアゾイエローL3
G−G、ジスアゾイエロー3GR、ジスアゾイエロー3
R、ジスアゾイエロー5G、ジスアゾオレンジLG、フ
ァーストスカーレットGR−W、レーキボルドー10B
−O(以上、住化カラー製)、スミカプリントイエロー
ST−O、スミカプリントイエローGFN、スミカファ
ーストイエローGBFN、スミカコートイエロー2R
N、スミトーンファーストイエローHRT、スミトーン
オレンジG、ペルシャオレンジGR、スミカコートカー
ミンB、スミトーンスカーレットA−5848、ファー
ストスカーレット2G−W、スミトーンファーストスカ
ーレットASG、スミトーンレッドPZ、スミカプリン
トレッドKF、スミカプリントレッド3BF、スミトー
ンイエローGB、レーキファーストグリーンイエロー5
G(以上、住友化学工業製)、パーマネントレッドFR
R、パーマネントオレンジHL、ノボパームイエローH
2G、ハンザブリリアントイエロー10GX、パーマネ
ントイエローGR、パーマネントイエローH10G(以
上、ヘキスト製)、クロモフタルイエロー2G、クロモ
フタルイエローGR、クロモフタルイエロー3G(以
上、チバガイギー製)、ジスアゾイエローFG−170
0(以上、東洋インキ製)等が挙げられる。
【0008】本発明において用いられるアゾ系色素の中
ても、アゾ系顔料の使用が好ましく、特に、ジスアゾ顔
料、不溶性アゾ系顔料、縮合アゾ系顔料が好ましい。ま
た、害虫を誘引する色調という点から、一般に黄色また
は青色アゾ系色素が用いられる。黄色アゾ系色素として
は、マンセル表色系における表示法においてマンセルヒ
ューがYR、YまたはGYで表される色素、さらには
2.5YR〜 7.5GYで表される色素が挙げられる。ま
た、マンセルバリューが通常4以上、好ましくは5以上
の色素が用いられ、マンセルクロマは通常6以上の色素
が用いられる。CIE−1931表色系(Commision In
ternationale del'Eclariage-1931 表色系)による色調
表示における明るさの刺激度は、通常10以上、好まし
くは25以上であり、主波長は通常 500〜600nm 、好ま
しくは 550〜600nm であり、刺激純度は通常50%以
上、好ましくは70%以上である。青色アゾ系色素とし
ては、マンセル表色系における表示法においてマンセル
ヒューがBG、BまたはPBで表される色素、さらには
2.5BG〜 7.5PBで表される色素が挙げられる。ま
た、マンセルバリューが通常4以上、好ましくは5以上
の色素が用いられ、マンセルクロマは通常6以上の色素
が用いられる。アゾ系色素は、一種単独で使用しても、
二種以上を混合して使用してもよく、その使用量は、基
材に塗布して使用する場合またはシート状物等の薄片に
使用する場合、一般に本発明の害虫防除材1m2 当たり
0.01 〜 100g程度、好ましくは 0.1〜 20 g程度であ
る。
【0009】本発明において用いられる防虫活性成分
は、誘引した害虫を薬殺する殺虫活性成分、例えばピレ
スロイド化合物、有機リン化合物、カーバメート化合物
等であってもよいし、誘引した害虫を不妊化して次世代
の害虫密度を減少させるための昆虫成長制御活性成分、
例えば幼若ホルモン活性化合物、キチン合成阻害化合物
等であってもよい。
【0010】以下に、防虫活性成分の具体例のいくつか
を示す。 (1) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2−
(4−クロロフェニル)−3−メチルブチラート (2) (S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル
(S)−2−(4−クロロフェニル)−3−メチルブ
チラート (3) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2,
2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシラ
ート (4) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 3−
(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロ
プロパンカルボキシラート (5) α−シアノ−3−フェノキシベンジル クリサ
ンテマート (6) 3−フェノキシベンジル クリサンテマート (7) 3−フェノキシベンジル (1R)−クリサン
テマート (8) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2−
(4−tert−ブチルフェニル)−3−メチルブチラート (9) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2−
(3,4−メチレンジオキシフェニル)−3−メチルブ
チラート (10) (S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジ
ル (1R,3R)−3−(2,2−ジブロモビニル)
−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート
【0011】(11) α−シアノ−3−フェノキシベ
ンジル 2−クロロ−4−(トリフルオロメチル)アニ
リノ−3−メチルブチラート (12) α−シアノ−4−フルオロ−3−フェノキシ
ベンジル 3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−
ジメチルシクロプロパンカルボキシラート (13) シアノ−(5−フェノキシ−2−ピリジル)
メチル 3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジ
メチルシクロプロパンカルボキシラート (14) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2,
2−ジメチル−3−(1,2,2,2−テトラブロモエ
チル)シクロプロパンカルボキシラート (15) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 1−
(4−エトキシフェニル)−2,2−ジクロロシクロプ
ロパンカルボキシラート (16) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 3−
〔2−クロロ−2−(トリフルオロメチル)ビニル〕−
2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート (17) α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2−
(4−ジフルオロメトキシフェニル)−3−メチルブチ
ラート (18) 3−フェノキシベンジル 3−(2,2−ジ
クロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカル
ボキシラート (19) 2−メチル−3−フェニルベンジル (1
R,トランス)−3−〔2−クロロ−2−(トリフルオ
ロメチル)ビニル〕−2,2−ジメチルシクロプロパン
カルボキシラート (20) 2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチ
ルベンジル (1R,トランス)−3−〔2−クロロ−
2−(トリフルオロメチル)ビニル〕−2,2−ジメチ
ルシクロプロパンカルボキシラート
【0012】(21) 3,4,5,6−テトラヒドロ
フタルイミドメチル クリサンテマート (22) 3,4,5,6−テトラヒドロフタルイミド
メチル (1R)−クリサンテマート (23) 3−アリル−2−メチル−4−オキソシクロ
ペント−2−エンイルクリサンテマート (24) 3−アリル−2−メチル−4−オキソシクロ
ペント−2−エンイル(1R)−クリサンテマート (25) 2−メチル−4−オキソ−3−(2−プロピ
ニル)シクロペント−2−エンイル クリサンテマート (26) (S)−2−メチル−4−オキソ−3−(2
−プロピニル)シクロペント−2−エンイル (1R)
−クリサンテマート (27) 1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル
クリサンテマート (28) 1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル
(1R)−クリサンテマート (29) 5−ベンジル−3−フリルメチル クリサン
テマート (30) 5−ベンジル−3−フリルメチル (1R)
−クリサンテマート
【0013】(31) O,O−ジメチル S−〔1,
2−ジ(エトキシカルボニル)エチル〕 ホスホロジチ
オエート (32) O,O−ジメチル O−(4−シアノフェニ
ル) ホスホロチオエート (33) O,O−ジメチル S−(α−エトキシカル
ボニルベンジル) ホスホロジチオエート (34) O,O−ジメチル O−(2−イソプロピル
−4−メチル−6−ピリミジニル) ホスホロチオエー
ト (35) O,O−ジメチル O−〔3−メチル−4−
(メチルチオ)フェニル〕 ホスホロチオエート (36) O−(4−ブロモ−2,5−ジクロロフェニ
ル) O,O−ジエチルホスホロチオエート (37) 2−メトキシ−4H−1,3,2−ベンゾオ
キサホスホリン−2−スルフィド (38) O,O−ジメチル O−(2,4,5−トリ
クロロフェニル) ホスホロチオエート (39) O,O−ジメチル O−(3,5,6−トリ
クロロ−2−ピリジル)ホスホロチオエート (40) O,O−ジエチル O−(3,5,6−トリ
クロロ−2−ピリジル)ホスホロチオエート
【0014】(41) O,O−ジメチル O−(4−
ブロモ−2,5−ジクロロフェニル)ホスホロチオエー
ト (42) ジメチル 2,2−ジクロロビニルホスフェ
ート (43) O,S−ジメチル N−アセチルホスホロア
ミドチオエート (44) O−(2,4−ジクロロフェニル) O−エ
チル S−プロピル ホスホロジチオエート (45) O,O−ジメチル S−(5−メトキシ−
1,3,4−チアジアゾリン−2−オン−3−イルメチ
ル) ホスホロチオエート (46) ジメチル 2,2,2−トリクロロ−1−ヒ
ドロキシエチルホスホネート (47) O,O−ジメチル S−(N−メチルカルバ
モイルメチル) ホスホロジチオエート (48) O−エチル O−(5−メチル−2−ニトロ
フェニル) sec−ブチルホスホロアミドチオエート (49) O,O−ジメチル O−〔3−メチル−4−
(メチルスルフィニル)フェニル〕 ホスホロチオエー
ト (50) O,O−ジメチル O−(3−メチル−4−
ニトロフェニル) ホスホロチオエート
【0015】(51) O,O−ジメチル O−(2−
ジエチルアミノ−6−メチルピリミジン−4−イル)
ホスホロチオエート (52) O,O−ジエチル O−(5−フェニル−3
−イソキサゾール) ホスホロチオエート (53) O,O−ジエチル O−(3−オキソ−2−
フェニル−2H−ピリダジン−6−イル) ホスホロチ
オエート (54) O,O−ジメチル S−(2−エチルチオ)
エチル ホスホロジチオエート (55) O,O−ジメチル S−(2−イソプロピル
チオ)エチル ホスホロジチオエート (56) O,O−ジメチル S−フタルイミドメチル
ホスホロジチオエート (57) 2−クロロ−1−(2,4,5−トリクロロ
フェニル)ビニル ジメチルホスフェート (58) 2−クロロ−1−(2,4−ジクロロフェニ
ル)ビニル ジメチルホスフェート (59) O,O−ジプロピル O−〔4−(メチルチ
オ)フェニル〕 ホスホロチオエート (60) O−エチル O−(4−ニトロフェニル)
ベンゼンホスホノチオエート
【0016】(61) O−エチル O−(2,4−ジ
クロロフェニル) ベンゼンホスホノチオエート (62) 1−ナフチル N−メチルカーバメート (63) 2−イソプロポキシフェニル N−メチルカ
ーバメート (64) 3−メチルフェニル N−メチルカーバメー
ト (65) 2−sec−ブチルフェニル N−メチルカ
ーバメート (66) 3,4−ジメチルフェニル N−メチルカー
バメート (67) 3,5−ジメチルフェニル N−メチルカー
バメート (68) 2−ジメチルアミノ−5,6−ジメチルピリ
ジン−4−イル N,N−ジメチルカーバメート (69) 2−(エチルチオメチル)フェニル N−メ
チルカーバメート (70) S−メチル N−〔(メチルカルバモイル)
オキシ〕チオアセトイミデート
【0017】(71) 2−イソプロピルフェニル N
−メチルカーバメート (72) 2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチル−7−
ベンゾフラニル N−ジブチルアミノチオ−N−メチル
カーバメート (73) エチル 2−(4−フェノキシフェノキシ)
エチルカーバメート (74) S−4−フェノキシブチル ジメチルチオカ
ーバメート (75) エチル N−〔2,3−ジヒドロ−2,2−
ジメチルベンゾフラン−7−イルオキシカルボニル(メ
チル)アミノチオ〕−N−イソプロピル−β−アラニナ
ート (76) 4−フェノキシフェニル 2−(2−ピリジ
ルオキシ)プロピル エーテル (77) イソプロピル 11−メトキシ−3,7,1
1−トリメチル−2,4−ドデカジエノエート (78) 4−クロロ−2−(2−クロロ−2−メチル
プロピル)−5−(6−ヨード−3−ピリジルメトキ
シ)ピリダジン−3(2H)−オン (79) 1−(4−クロロフェニル)−3−(2,6
−ジフルオロベンゾイル)ウレア (80) 1−〔3,5−ジクロロ−2,4−ジフルオ
ロフェニル)−3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)
ウレア
【0018】(81) 1−〔3,5−ジクロロ−4−
(3−クロロ−5−トリフルオロメチルピリジン−2−
イルオキシ)フェニル〕−3−(2,6−ジフルオロベ
ンゾイル)ウレア (82) 1−(4−トリフルオロメトキシフェニル)
−3−(2−クロロベンゾイル)ウレア (83) 1−〔4−(2−クロロ−4−トリフルオロ
メチルフェノキシ)−2−フルオロフェニル〕−3−
(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア (84) 1−〔α−(4−クロロ−α−シクロプロピ
ルベンジリデンアミノオキシ)−p−トリル〕−3−
(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア (85) 1−〔3,5−ジクロロ−4−(1,1,
2,2−テトラフルオロエトキシ)フェニル〕−3−
(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア (86) 1−(2−フルオロ−4−トリフルオロメチ
ルフェニル)−3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)
ウレア (87) 2−tert−ブチルイミノ−3−イソプロピル
−5−フェニル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H
−1,3,5−チアジアジン−4−オン (88) 3−メチル−1,5−ビス(2,4−キシリ
ル)−1,3,5−トリアザペンタ−1,4−ジエン (89) 1,1−ビス(クロロフェニル)−2,2,
2−トリクロロエタノール (90) 4−クロロフェニル 4−クロロベンゼンス
ルホナート
【0019】(91) 2,4,5,4’−テトラクロ
ロジフェニルスルホン (92) 2−(4−tert−ブチルフェノキシ)シクロ
ヘキシル 2−プロピルスルフィド (93) 1,3−ビス(カルバモイルチオ)−2−
(N,N−ジメチルアミノ)プロパン塩酸塩 (94) 1−〔(6−クロロ−3−ピリジニル)メチ
ル〕−N−ニトロ−2−イミダゾリジンイミン 本発明において用いられる防虫活性成分は、一種単独で
使用しても、二種以上を混合して使用してもよく、その
混合割合は任意に選択できる。防虫活性成分の使用量
は、該活性成分の種類、防除対象害虫の種類等により異
なるが、通常、本発明の害虫防除材1m2 当たり 0.01
〜 100g程度、好ましくは0.05〜 20 g程度である。
【0020】本発明において、アゾ系色素により着色さ
れて用いられる基材としては、例えば、上質紙、中級
紙、下級紙、中性紙、グラビア紙、上更紙、更紙、包装
紙、コーティド紙、ケント紙、クラフト紙、再生紙、新
聞紙、パラフィン紙、ハトロン紙、合成紙、加工紙、グ
ラシン紙、耐油紙、クレイアート紙、マニラ紙、段ボー
ル紙、トレーシング紙、エンボス紙、濾紙、和紙、板
紙、インディア紙、印画紙、パルプシート等の紙製基
材、ナイロン繊維(例えばナイロン−6、ナイロン−6
6)、ビニロン繊維、アセテート繊維(例えばアセテー
ト、トリアセテート)、ポリエステル繊維(例えばポリ
エチレンテレフタレート、ポリヒドロキシブチレート、
ポリ乳酸)、アクリル繊維(例えばポリメタクリル酸メ
チル、ポリアクリロニトリル)、ポリオレフィン繊維
(例えば低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、塩
素化ポリエチレン、ポリプロピレン)、フェノール繊維
(例えばベークライト)、ポリウレタン繊維、ポリウレ
ア繊維、ビニル繊維(例えばポリスチレン、ポリ酢酸ビ
ニル)、アラミド繊維(例えばデュポン社ケブラー、エ
ンカ社トワロン、帝人社テクノーラ)、キュプラ繊維
(例えば旭化成社ベンベルグ)、ノボロイド繊維、ビニ
リデン繊維(例えばポリ塩化ビニリデン)、ポリスルホ
ン繊維、ポリカーボネート繊維、ポリアセタール繊維、
ポリクラール繊維、ポリノジック繊維、木綿繊維、羊毛
繊維、セルロース繊維、絹繊維、麻繊維、レーヨン繊維
等の繊維の織布、不織布、混紡などの繊維基材が挙げら
れる。また、基材として樹脂製フィルムを用いることも
でき、樹脂製フィルムの材質としては、例えば、低密度
ポリエチレン、高密度ポリエチレン、塩素化ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、ポリクロ
ロエチレン、ポリ塩化プロピレン等のハロゲン化ポリオ
レフィン樹脂、ポリアクリロニトリル、ポリメタクリル
酸メチル、ビニロン、ポリアクリル酸、ポリヒドロキシ
エチルメタクリレート等のアクリル樹脂、ポリエチレン
テレフタレート等のポリエステル樹脂、ナイロン−6、
ナイロン−11、ナイロン−66等のナイロン樹脂、ベ
ークライト等のフェノール樹脂、ポリウレタン、ポリウ
レア等のウレタン樹脂やウレア樹脂、ポリスチレン、ポ
リ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、
アクリロニトリル−ポリスチレン−ブタジエン共重合
体、ポリ塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩素化塩化
ビニルポリマー、ポリビニルアルコール、ポリビニルア
ルコール部分鹸化物、ポリビニルエーテル、ポリビニル
ピロリドン等のビニル樹脂、アセテート、トリアセテー
ト等のアセテート樹脂、デュポン社ケブラー、エンカ社
トワロン等のアラミド樹脂、ノボロイド樹脂、ポリスル
ホン樹脂、ポリカーボネート等のカーボネート樹脂、カ
ルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロー
スナトリウム塩、ヒドロキシプロピルメチルセルロー
ス、ニトロセルロース、酢酸セルロース、メチルセルロ
ース、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロー
ス等のセルロース系樹脂、リグニン、リグニンスルホン
酸ナトリウム、リグニンスルホン酸アンモニウム等のリ
グニン系樹脂、ケトン−ホルマリン樹脂、フェノキシ樹
脂、ポリブタジエン、ポリイソブチレン、ポリイソプレ
ン等の合成ゴム樹脂、シリコ−ン樹脂、ポリフッ化ビニ
リデン、ポリトリフルオロエチレン等のフッ素樹脂、ポ
リイミド樹脂、ポリエチレンオキシド、ポリフェニレン
オキシド、ポリエチレングリコール、ポリプロピレング
リコール、ポリ(オキシエチレン−オキシプロピレン)
コポリマー等の酸化オレフィン樹脂、エポキシ樹脂、メ
ラミン樹脂、ポリアミノ酸、無水マレイン酸−エチレン
共重合体、無水マレイン酸−スチレン共重合体等のマレ
イン酸樹脂などが挙げられる。中でも、ポリプロピレ
ン、ポリアクリロニトリル、ポリメタクリル酸メチル、
ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、ナ
イロン−6、ナイロン−11、ナイロン−66等のナイ
ロン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化
ビニリデン、塩化ビニル−プロピレン共重合体などの材
質が好ましい。
【0021】これらの基材の大きさや形は特に制限され
ず、例えば、厚さ 0.0005 〜10mm、好ましくは 0.001〜
2mmの基材を用い、害虫から保護したい植物の周囲にテ
ープ状物として張り巡らしたり、暖簾状物、簾状物、カ
ーテン状物、蚊帳状物、ついたて状物またはネット状物
として設置したりする。
【0022】防虫活性成分を基材に保持させるに際して
は、該活性成分に必要によりバインダー、可塑剤、溶
剤、界面活性剤、安定化剤、香料、撥水剤、フィラー、
粘着剤等を添加して保持させる。用いられるバインダー
としては、例えば、ベントナイト、モンモリロナイト、
水ガラス、コロイダルシリカ等の無機バインダー、澱
粉、デキストリン、カゼイン、ゼラチン、にかわ、寒
天、コラーゲン、トラガントガム、ペクチン、アラビア
ガム、コーンスターチ、天然ゴム、パルプ液等の天然有
機バインダー、カルボキシメチルセルロース、アセチル
セルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、
ベンジルセルロース、酪酸セルロース、ヒドロキシプロ
ピルメチルセルロース、ニトロセルロース、酢酸セルロ
ース、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキ
シプロピルセルロースなどのセルロース系バインダー、
リグニン、リグニンスルホン酸ナトリウム、リグニンス
ルホン酸アンモニウムなどのリグニン系バインダー等の
半合成バインダー、高密度ポリエチレン、低密度ポリエ
チレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリク
ロロエチレン、ポリ塩化プロピレンなどのハロゲン化ポ
リオレフィン、ポリアクリロニトリル、ポリメタクリル
酸メチル、ポリアクリル酸、ポリヒドロキシエチルメタ
クリレートなどのアクリル系高分子、ポリスチレン、ア
クリロニトリル−ポリスチレン−ブタジエン共重合体、
ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビ
ニル共重合体、ポリビニルアルコール、ポリビニルアル
コール部分鹸化物、ポリビニルエーテル、ポリビニルピ
ロリドンなどのビニル系高分子、ポリ塩化ビニリデン、
ケトン−ホルマリン樹脂、フェノキシ樹脂、ポリブタジ
エン、ポリイソブチレン、ポリイソプレンなどの合成ゴ
ム、シリコーン樹脂、ポリフッ化ビニリデン、ポリトリ
フルオロエチレンなどのフッ素樹脂、ポリアセタールな
どのアセタール樹脂、ナイロン−6、ナイロン−66、
ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル樹脂、
ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリエチレンオキシ
ド、ポリフェニレンオキシド、ポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、ポリオキシエチレンポ
リオキシプロピレン共重合体などの酸化オレフィン、ポ
リカーボネートなどのカーボネート樹脂、ポリサルホン
樹脂、ポリウレタン、ポリウレタン尿素などのウレタン
樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、
尿素樹脂、ポリアミノ酸、無水マレイン酸−エチレン共
重合体、無水マレイン酸−スチレン共重合体などのマレ
イン酸樹脂等の合成樹脂系バインダー、キャンデリラワ
ックス、カルナバロウワックス、ライスワックス、木ロ
ウ、ホホバ油、蜜ロウ、ラノリン、鯨ロウ、牛脂、オゾ
ケライト、セレシンなどの天然ワックス、パラフィンワ
ックス、マイクロクリスタリンワックスなどの石油ワッ
クス、モンタンワックス、ポリエチレンワックス、フィ
ッシャートロプシュワックス、サゾールワックス、硬化
ひまし油、12−ヒドロキシステアリン酸、ステアリン
酸、ステアリルアルコール、ラウロン、ステアロン、ミ
リスチン酸イソプロピル、グリセリン脂肪酸エステル、
グリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル
などの合成ワックス等のワックスなどおよびその混合物
が挙げられる。
【0023】これらのバインダーの中でも、半合成バイ
ンダーまたは合成樹脂系バインダーの使用が好ましい。
バインダーは使用される基材に応じて選択され、加熱溶
融物、水溶液、有機溶剤溶液、水中または油中のエマル
ジョンまたはサスペンジョン等種々の形態で使用でき
る。ポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミド等のフ
ィルム基材に対しては、塩素化ポリオレフィン、マレイ
ン酸樹脂、環化ゴム、ニトロセルロース、ポリアミド、
ポリウレタン樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体な
どのバインダーの使用が好ましい。バインダーの使用量
は特に制限されないが、一般に防虫活性成分1重量部に
対して0.1〜50重量部、好ましくは1〜50重量部
である。
【0024】用いられる可塑剤としては、例えば、リン
酸トリブチル、リン酸フェニルクレジル、リン酸トリフ
ェニル、リン酸トリクレジルなどのリン酸エステル系可
塑剤、フタル酸ジメチル、フタル酸ジエチル、フタル酸
ジブチル、フタル酸ジイソブチル、フタル酸ジオクチ
ル、フタル酸ブチルベンジル、フタル酸ジ−2−エチル
ヘキシル、フタル酸ジイソデシルなどのフタル酸エステ
ル系可塑剤、オレイン酸ブチル、グリセリンモノオレイ
ン酸エステル、アジピン酸ジブチル、アジピン酸ジヘキ
シル、アジピン酸ジイソオクチル、セバシン酸ジブチ
ル、ジエチレングリコールジベンゾエート、トリエチレ
ングリコールジ−2−エチルブチラート、アセチルリシ
ノール酸メチル、ブチルフタリルブチルグリコレートな
どのその他のエステル系可塑剤、塩素化パラフィン、ジ
ノリルナフタレン等およびその混合物が挙げられる。可
塑剤の使用量は特に制限されないが、一般に本発明の害
虫防除材全重量の0.5〜20重量%程度である。
【0025】用いられる溶剤としては、例えば、ペンタ
ン、ヘキサン、ヘプタン、デカン、ウンデカン、ドデカ
ン、テトラデカン、オクタデカン、シクロヘキサンなど
の飽和脂肪族または脂環式炭化水素、1−ウンデセン、
1−ヘンエイコセンなどの不飽和脂肪族炭化水素、セレ
クロールS45、セレクロールS50(以上、ゼネカ社
製溶剤)などのハロゲン化炭化水素、トルエン、キシレ
ン、エチルベンゼン、ジエチルベンゼン、トリエチルベ
ンゼン、メチルナフタレン、エチルナフタレン、フェニ
ルキシリルエタンなどの芳香族炭化水素、アセトン、メ
チルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘ
キサノンなどのケトン、メタノール、エタノール、イソ
プロパノール、ブタノール、グリセリンなどのアルコー
ル、オレイン酸、カプリル酸、エナント酸などの脂肪
酸、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸
イソブチル、吉草酸エチル、オレイン酸メチル、ラウリ
ン酸メチル、フタル酸ジメチル、パルミチン酸エチル、
コハク酸ジオクチルなどのエステル、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、テトラエチレングリコー
ル、エチレングリコールモノメチルエーテル、2−エト
キシエタノール、2−ブトキシエタノールなどのグリコ
ール誘導体、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−
ジエチルホルムアミドなどの酸アミド、N−メチルピロ
リドン、N−オクチルピロリドン、ひまし油、大豆油、
オリーブ油、菜種油、アマニ油等およびその混合物が挙
げられる。溶剤の使用量は特に制限されないが、一般に
防虫活性成分1重量部に対して0.2〜50重量部、好
ましくは1〜50重量部である。
【0026】用いられる界面活性剤としては、例えば、
ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチ
レンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレンラ
ノリンアルコール、ポリオキシエチレンアルキルフェノ
ールホルマリン縮合物、ポリオキシエチレンソルビタン
脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリルモノ脂
肪酸エステル、ポリオキシプロピレングリコールモノ脂
肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレンひまし油誘導体、ポリオ
キシエチレン脂肪酸エステル、高級脂肪酸グリセリンエ
ステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エス
テル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合
体、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、アルキロールア
ミド、ポリオキシエチレンアルキルアミン等のノニオン
系界面活性剤、ドデシルアミン塩酸塩などのアルキルア
ミン塩酸塩、アルキル四級アンモニウム塩、ドデシルト
リメチルアンモニウム塩などのアルキルトリメチルアン
モニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム
塩、アルキルピリジニウム塩、アルキルイソキノリニウ
ム塩、ジアルキルモルホリニウム塩、塩化ベンゼトニウ
ム、ポリアルキルビニルピリジニウム塩などのカチオン
系界面活性剤、パルミチン酸ナトリウムなどの脂肪酸ナ
トリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテルカルボ
ン酸ナトリウムなどのエーテルカルボン酸ナトリウム、
ラウロイルサルコシンナトリウム、N−ラウロイルグル
タミン酸ナトリウムなどの高級脂肪酸のアミノ酸縮合
物、高級アルキルスルホン酸塩、ラウリン酸エステルス
ルホン酸塩などの高級脂肪酸エステルスルホン酸塩、ジ
オクチルスルホサクシネートなどのジアルキルスルホコ
ハク酸、オレイン酸アミドスルホン酸塩などの高級脂肪
酸アミドスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸塩、
ジイソプロピルナフタレンスルホン酸塩などのアルキル
アリールスルホン酸塩、アルキルアリールスルホン酸塩
のホルマリン縮合物、ペンタデカン−2−サルフェート
などの高級アルコール硫酸エステル塩、ポリオキシエチ
レンドデシルエーテル硫酸ナトリウムなどのポリオキシ
エチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、ジポリオキ
シエチレンドデシルエーテルリン酸エステルなどのポリ
オキシエチレンアルキルリン酸エステル、スチレン−マ
レイン酸共重合体、アルキルビニルエーテル−マレイン
酸共重合体等のアニオン系界面活性剤、N−ラウリルア
ラニン、N,N,N−トリメチルアミノプロピオン酸、
N,N,N−トリヒドロキシエチルアミノプロピオン
酸、N−ヘキシル−N,N−ジメチルアミノ酢酸、1−
(2−カルボキシエチル)ピリジニウムベタイン、レシ
チン等の両性界面活性剤などおよびその混合物が挙げら
れる。界面活性剤の使用量は特に制限されないが、一般
に防虫活性成分1重量部に対して0.01〜5重量部で
ある。
【0027】用いられる安定化剤としては、例えば、フ
ェノール系酸化防止剤、アミン系酸化防止剤、リン系酸
化防止剤、イオウ系酸化防止剤などの酸化防止剤、ベン
ゾトリアゾール系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外
線吸収剤、ベンゾエート系紫外線吸収剤、シアノアクリ
レート系紫外線吸収剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、ヒ
ンダードアミン系系紫外線吸収剤などの紫外線吸収剤、
有機ニッケル系化合物などのクエンチャー、イソプロピ
ルアシッドホスフェート、流動パラフィン、エポキシ化
大豆油、エポキシ化菜種油、エポキシ化アマニ油等およ
びその混合物が挙げられる。安定化剤の使用量は特に制
限されないが、一般に防虫活性成分1重量部に対して
0.05〜2重量部、好ましくは0.05〜0.5重量
部である。
【0028】用いられる香料としては、例えば、アセト
酢酸エチル、アントラニル酸メチル、イソ吉草酸イソア
ミル、エナント酸エチル、桂皮酸エチル、酪酸イソアミ
ルなどのエステル、カプロン酸、桂皮酸などの有機酸、
桂皮アルコール、ゲラニオール、シトラール、デシルア
ルコールなどのアルコール、バニリン、ピペロナール、
ペリルアルデヒドなどのアルデヒド、マルニトール、メ
チルβナフチルケトンなどのケトン、メントール等が挙
げられる。
【0029】用いられる撥水剤としては、例えば、シリ
コーンオイル、メチルスチレンシリコーンオイル、オレ
フィン変性シリコーンオイル、ポリエーテル変性シリコ
ーンオイル、アルコール変性シリコーンオイル、フッ素
変性シリコーンオイル、メルカプト変性シリコーンオイ
ル、エポキシ変性シリコーンオイル、高級脂肪酸変性シ
リコーンオイルなどのシリコーン系撥水剤、テックスガ
ードTG−620(ダイキン工業製)などのフッ素系撥
水剤等が挙げられる。
【0030】用いられるフィラーとしては、例えば、カ
オリンクレー、モンモリロナイトクレー、ろう石、酸性
白土、活性白土、アタパルジャイトクレー、パイロフィ
ライト、ベントナイト、セリサイト、けいそう土、タル
ク、酸化チタン、炭酸カルシウム、軽石、ケイ砂、ひる
石、ゼオライトなどの鉱物質フィラー、湿式法シリカ、
乾式法シリカ、湿式法シリカの焼成品などのホワイトカ
ーボン、小麦粉、ショ糖、デキストリン、木粉、澱粉、
糠、ふすま、籾殻、大豆粉、カルナバロウ、油脂などの
動植物性フィラー、硫酸アンモニウム、尿素、塩化アン
モニウム、硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、塩化カリ
ウム、リン酸カリウム、硝酸アンモニウム等およびその
混合物が挙げられる。
【0031】用いられる粘着剤としては、例えば、天然
ゴム系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、スチレン
−ブタジエン共重合体、スチレン−イソプレン共重合
体、シリコーン系共重合体、アクリル酸エステル共重合
体、メタクリル酸エステル共重合体、ポリアクリル酸、
ポリアクリルアミド、ポリビニルピロリドン、マレイン
酸およびその無水物の共重合体、ポリエチレンイミン、
メラミン樹脂、尿素樹脂、アクリル酸エステルまたはメ
タクリル酸エステル−カルボキシル基、ヒドロキシ基、
アミド基、ジアルキルアミノ基またはエポキシ基含有モ
ノマー−ビニル基含有モノマー共重合体などが挙げられ
る。
【0032】本発明の害虫防除材は通常以下のようにし
て製造される。防虫活性成分およびアゾ系色素、さらに
必要により、バインダー、可塑剤、溶剤、界面活性剤、
安定化剤、香料、撥水剤、フィラー、粘着剤等をプロペ
ラミキサー、タービンミキサー、デゾルバー等の攪拌
機、T.K.ホモミキサー(特殊機化工業)等の高速回
転高剪断型攪拌機、コロイドミルなどで混合して得た液
状物を、塗布、印刷、噴霧、含浸等により基材に保持さ
せる。該液状物を基材に塗布する場合、一般にその粘度
は平版インキとして使用するには 500〜 3000 ポイズ、
凸版インキとして使用するには 100〜 1000 ポイズ、フ
レキソインキとして使用するには 0.5〜3ポイズ、グラ
ビアインキとして使用するには 0.1〜3ポイズ、スクリ
ーンインキとして使用するには5〜15ポイズ程度が好
ましい。該液状物を保持させる方法としては、ロールコ
ーター、プレードコーター、エアナイフコーター、キャ
ストコーター、ナイフコーター等のコーティング機によ
るコーティング法、活版輪転機、銅版輪転機または樹脂
版輪転機による凸版印刷法、グラビア印刷機、ロートグ
ラビア印刷機または彫刻凹版印刷機によるグラビア印刷
法、オフセット印刷機によるオフセット印刷法、タイプ
平版印刷機、シルクスクリーン、ドラム型スクリーン印
刷機またはスクリーン捺染機による平版印刷法、浸漬機
によるディッピング法、噴霧器によるスプレー法、静電
噴霧器による静電スプレー法などが挙げられ、特にグラ
ビア印刷法が便利である。該液状物を基材に保持させた
後は、必要により乾燥、加熱、スリット等の操作を行
う。
【0033】このようにして製造される本発明の害虫防
除材は、例えば、作物の一部または全体をシート状物ま
たはネット状物として覆ったり、囲ったり、また、テー
プ状物として張り巡らせたり、さらには作物の畝間につ
いたて状物を設置したり、温室出入り口に暖簾状物また
は簾状物を設置したりすることにより用いられる。本発
明の害虫防除材は、防虫活性成分量に換算して、通常1
ヘクタール当たり1〜5000g、好ましくは10〜5
00g程度使用されるが、防虫活性成分の種類、施用方
法、害虫の種類、被害の程度等の条件により適宜変更さ
れる。
【0034】本発明の害虫防除材は、主に農作物加害害
虫の防除に有効であり、その具体例としては、オンシツ
コナジラミ(Trialeurodes vaporariorum )、タバココ
ナジラミ(Bemisia tabaci)、フタテンヒメヨコバイ
(Arboridia apicalis)、アブラムシ類等の半翅目害
虫、ミナミキイロアザミウマ(Thrips palmi)、チャノ
キイロアザミウマ(Acirtothrips dorsalis )、ヒラズ
ハナアザミウマ(Frankliniella intonsa )等のアザミ
ウマ目害虫、コナガ(Plutella xylostella )、イチモ
ンジセセリ(Parnara guttata )等の鱗翅目害虫、ウリ
ミバエ(Dacus cucubitae )、キノコバエ類(Mycetoph
ilidae)、マメハモグリバエ(Liriomyza trifolii)、
タマネギバエ(Delia antiqua )等の双翅目害虫などが
挙げられる。これらの農作物加害害虫は、黄色〜青色に
誘引され、特にオンシツコナジラミ、タバココナジラ
ミ、フタテンヒメヨコバイ、チャノキイロアザミウマ、
ヒラズハナアザミウマ、イチモンジセセリ、ウリミバエ
およびマメハモグリバエは黄色によく誘引され、コナガ
は黄色〜緑色に、ミナミキイロアザミウマは青色に、タ
マネギバエは薄青色または黄色によく誘引される。
【0035】
【実施例】次に、本発明の害虫防除材について製造例お
よび試験例を挙げてより具体的に説明するが、本発明は
以下の例のみに限定されるものではない。尚、以下の例
において、部は重量部を表わすものである。 製造例1 ジスアゾイエロー10部、ニトロセルロース10部、フ
タル酸ジエチル2部およびトルエン70部を高速高剪断
型攪拌機で混合し、フェニトロチオン(有機リン系殺虫
化合物)10部を加えてさらに混合してインキ組成物を
得た。得られたインキ組成物を、上質紙の両面にグラビ
ア印刷機により塗布し、フェニトロチオンを3g/m2
含有する害虫防除材(1)を得た。
【0036】製造例2 ジスアゾイエロー10部、ニトロセルロース10部、フ
タル酸ジエチル2部、トルエン70部、酢酸エチル15
部およびイソプロパノール30部を高速高剪断型攪拌機
で混合し、フェニトロチオン10部を加えてさらに混合
してインキ組成物を得た。得られたインキ組成物を、上
質紙の両面にグラビア印刷機により塗布し、フェニトロ
チオンを5g/m2 含有する害虫防除材(2)を得た。
【0037】製造例3 ファーストイエロー10G 10部、ポリアミド樹脂1
0部、フタル酸ジブチル2部、トルエン70部、酢酸エ
チル15部およびイソプロパノール30部を高速高剪断
型攪拌機で混合し、エスフェンバレレート(ピレスロイ
ド系殺虫化合物)5部を加えてさらに混合してインキ組
成物を得た。得られたインキ組成物を、ケント紙の両面
にグラビア印刷機により塗布し、エスフェンバレレート
を1g/m2 含有する害虫防除材(3)を得た。
【0038】製造例4 ジスアゾイエロー10部、ポリアミド樹脂10部、アジ
ピン酸ジブチル2部、トルエン70部およびフェニルキ
シリルエタン4部を高速高剪断型攪拌機で混合し、エス
フェンバレレート1部を加えてさらに混合してインキ組
成物を得た。得られたインキ組成物を、ケント紙の両面
にグラビア印刷機により塗布し、エスフェンバレレート
を0.2g/m2 含有する害虫防除材(4)を得た。
【0039】製造例5 ファーストイエロー10G 10部、塩化ビニル−酢酸
ビニル共重合体樹脂10部、フタル酸ジブチル2部、ト
ルエン70部、酢酸エチル15部およびイソプロパノー
ル30部を高速高剪断型攪拌機で混合し、フェンプロパ
トリン(ピレスロイド系殺虫化合物)5部を加えてさら
に混合してインキ組成物を得た。得られたインキ組成物
を、上質紙の両面にグラビア印刷機により塗布し、フェ
ンプロパトリンを2g/m2 含有する害虫防除材(5)
を得た。
【0040】製造例6 ジスアゾイエロー10部、ポリウレタン樹脂10部、フ
タル酸ジブチル2部、トルエン70部、酢酸エチル15
部、イソプロパノール30部およびフェニルキシリルエ
タン2部を高速高剪断型攪拌機で混合し、フェンプロパ
トリン1部を加えてさらに混合してインキ組成物を得
た。得られたインキ組成物を、上質紙の両面にグラビア
印刷機により塗布し、フェンプロパトリンを0.1g/
2 含有する害虫防除材(6)を得た。
【0041】製造例7 ジスアゾイエロー10部、ニトロセルロース5部、ポリ
アミド樹脂5部、フタル酸ジエチル2部、トルエン70
部、酢酸エチル15部およびイソプロパノール30部を
高速高剪断型攪拌機で混合し、ピリプロキシフェン(幼
若ホルモン活性化合物)30部を加えてさらに混合して
インキ組成物を得た。得られたインキ組成物を、ケント
紙の両面にグラビア印刷機により塗布し、ピリプロキシ
フェンを3g/m2 含有する害虫防除材(7)を得た。
【0042】製造例8 ジスアゾイエロー10部、ニトロセルロース5部、ポリ
アミド樹脂5部、フタル酸ジエチル2部、トルエン70
部、酢酸エチル15部およびイソプロパノール30部を
高速高剪断型攪拌機で混合し、ピリプロキシフェン20
部を加えてさらに混合してインキ組成物を得た。得られ
たインキ組成物を、上質紙の両面にグラビア印刷機によ
り塗布し、ピリプロキシフェンを2g/m2 含有する害
虫防除材(8)を得た。
【0043】製造例9 ジスアゾイエロー10部、ニトロセルロース5部、ポリ
アミド樹脂5部、フタル酸ジエチル2部、トルエン70
部、酢酸エチル15部およびイソプロパノール30部を
高速高剪断型攪拌機で混合し、ピリプロキシフェン10
部を加えてさらに混合してインキ組成物を得た。得られ
たインキ組成物を、ケント紙の両面にグラビア印刷機に
より塗布し、ピリプロキシフェンを1g/m2 含有する
害虫防除材(9)を得た。
【0044】製造例10 ジスアゾイエロー10部、ニトロセルロース5部、ポリ
アミド樹脂5部、フタル酸ジエチル2部、トルエン70
部、酢酸エチル15部およびイソプロパノール30部を
高速高剪断型攪拌機で混合し、ピリプロキシフェン5部
を加えてさらに混合してインキ組成物を得た。得られた
インキ組成物を、ケント紙の両面にグラビア印刷機によ
り塗布し、ピリプロキシフェンを0.5g/m2 含有す
る害虫防除材(10)を得た。
【0045】製造例11 ジスアゾイエロー10部、ニトロセルロース5部、ポリ
アミド樹脂5部、フタル酸ジエチル2部、トルエン70
部、酢酸エチル15部およびイソプロパノール30部を
高速高剪断型攪拌機で混合し、ピリプロキシフェン1部
を加えてさらに混合してインキ組成物を得た。得られた
インキ組成物を、ケント紙の両面にグラビア印刷機によ
り塗布し、ピリプロキシフェンを0.1g/m2 含有す
る害虫防除材(11)を得た。
【0046】製造例12 ジスアゾイエロー10部、ニトロセルロース5部、ポリ
アミド樹脂5部、フタル酸ジエチル2部、トルエン70
部、酢酸エチル15部およびイソプロパノール30部を
高速高剪断型攪拌機で混合し、ピリプロキシフェン0.
1部を加えてさらに混合してインキ組成物を得た。得ら
れたインキ組成物を、ケント紙の両面にグラビア印刷機
により塗布し、ピリプロキシフェンを0.01g/m2
含有する害虫防除材(12)を得た。
【0047】製造例13 ジスアゾイエロー10部、ニトロセルロース5部、ポリ
アミド樹脂5部、フタル酸ジエチル2部、トルエン70
部、酢酸エチル15部、イソプロパノール30部および
フェニルキシリルエタン5部を高速高剪断型攪拌機で混
合し、ピリプロキシフェン5部を加えてさらに混合して
インキ組成物を得た。得られたインキ組成物を、ケント
紙の両面にグラビア印刷機により塗布し、ピリプロキシ
フェンを0.5g/m2 含有する害虫防除材(13)を
得た。
【0048】製造例14 ジスアゾイエロー10部、塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体樹脂10部、フタル酸ジブチル2部、トルエン70
部、酢酸エチル15部およびイソプロパノール30部を
高速高剪断型攪拌機で混合し、ピリプロキシフェン5部
を加えてさらに混合してインキ組成物を得た。得られた
インキ組成物を、ケント紙の両面にグラビア印刷機によ
り塗布し、ピリプロキシフェンを0.5g/m2 含有す
る害虫防除材(14)を得た。
【0049】製造例15 ジスアゾイエロー10部、ニトロセルロース5部、ポリ
ウレタン樹脂5部、フタル酸ジブチル2部、トルエン7
0部、酢酸エチル15部およびイソプロパノール30部
を高速高剪断型攪拌機で混合し、ピリプロキシフェン5
部を加えてさらに混合してインキ組成物を得た。得られ
たインキ組成物を、ケント紙の両面にグラビア印刷機に
より塗布し、ピリプロキシフェンを0.5g/m2 含有
する害虫防除材(15)を得た。
【0050】製造例16 ジスアゾイエロー10部、ニトロセルロース8部、ポリ
アミド樹脂2部、アジピン酸ジブチル2部、トルエン7
0部、酢酸エチル15部、イソプロパノール30部およ
びフェニルキシリルエタン10部を高速高剪断型攪拌機
で混合し、ピリプロキシフェン5部を加えてさらに混合
してインキ組成物を得た。得られたインキ組成物を、ケ
ント紙の両面にグラビア印刷機により塗布し、ピリプロ
キシフェンを0.5g/m2 含有する害虫防除材(1
6)を得た。
【0051】製造例17 ジスアゾイエロー10部、ニトロセルロース8部、ポリ
アミド樹脂2部、アジピン酸ジブチル2部、トルエン7
0部、酢酸エチル15部、イソプロパノール30部およ
びフェニルキシリルエタン1部を高速高剪断型攪拌機で
混合し、ピリプロキシフェン5部を加えてさらに混合し
てインキ組成物を得た。得られたインキ組成物を、ケン
ト紙の両面にグラビア印刷機により塗布し、ピリプロキ
シフェンを0.5g/m2 含有する害虫防除材(17)
を得た。
【0052】製造例18 ジスアゾイエロー10部、ニトロセルロース8部、ポリ
アミド樹脂2部、フタル酸ジブチル2部、トルエン70
部、酢酸エチル15部およびイソプロパノール30部を
高速高剪断型攪拌機で混合し、ピリプロキシフェン10
部を加えてさらに混合してインキ組成物を得た。得られ
たインキ組成物を、ケント紙の両面にグラビア印刷機に
より塗布し、ピリプロキシフェンを1g/m2 含有する
害虫防除材(18)を得た。
【0053】製造例19 ジスアゾイエロー10部、ニトロセルロース5部、ポリ
アミド樹脂5部、フタル酸ジブチル2部、トルエン70
部、酢酸エチル15部およびイソプロパノール30部を
高速高剪断型攪拌機で混合し、ピリプロキシフェン10
部を加えてさらに混合してインキ組成物を得た。得られ
たインキ組成物を、ケント紙の両面にグラビア印刷機に
より塗布し、ピリプロキシフェンを1g/m2 含有する
害虫防除材(19)を得た。
【0054】製造例20 ジスアゾイエロー10部、ニトロセルロース2部、ポリ
アミド樹脂8部、フタル酸ジブチル2部、トルエン70
部、酢酸エチル15部およびイソプロパノール30部を
高速高剪断型攪拌機で混合し、ピリプロキシフェン10
部を加えてさらに混合してインキ組成物を得た。得られ
たインキ組成物を、ケント紙の両面にグラビア印刷機に
より塗布し、ピリプロキシフェンを1g/m2 含有する
害虫防除材(20)を得た。
【0055】製造例21 ジスアゾイエロー20部、ニトロセルロース5部、ポリ
アミド樹脂5部、フタル酸ジブチル2部、トルエン70
部、酢酸エチル15部およびイソプロパノール30部を
高速高剪断型攪拌機で混合し、ピリプロキシフェン10
部を加えてさらに混合してインキ組成物を得た。得られ
たインキ組成物を、上質紙の両面にグラビア印刷機によ
り塗布し、ピリプロキシフェンを1g/m2 含有する害
虫防除材(21)を得た。
【0056】製造例22 ジスアゾイエロー5部、ニトロセルロース5部、ポリア
ミド樹脂5部、フタル酸ジブチル2部、トルエン70
部、酢酸エチル15部およびイソプロパノール30部を
高速高剪断型攪拌機で混合し、ピリプロキシフェン10
部を加えてさらに混合してインキ組成物を得た。得られ
たインキ組成物を、上質紙の両面にグラビア印刷機によ
り塗布し、ピリプロキシフェンを1g/m2 含有する害
虫防除材(22)を得た。
【0057】製造例23 ジスアゾイエロー10部、ニトロセルロース5部、ポリ
アミド樹脂5部、フタル酸ジブチル2部、トルエン70
部、酢酸エチル15部およびイソプロパノール30部を
高速高剪断型攪拌機で混合し、ピリプロキシフェン10
部を加えてさらに混合してインキ組成物を得た。得られ
たインキ組成物を、ケント紙の両面にグラビア印刷機に
より塗布し、ピリプロキシフェンを1g/m2 含有する
害虫防除材(23)を得た。
【0058】製造例24 ジスアゾイエロー10部、ニトロセルロース5部、ポリ
アミド樹脂5部、フタル酸ジブチル2部、トルエン70
部、酢酸エチル15部およびイソプロパノール30部を
高速高剪断型攪拌機で混合し、ピリプロキシフェン10
部を加えてさらに混合してインキ組成物を得た。得られ
たインキ組成物を、コート紙の両面にグラビア印刷機に
より塗布し、ピリプロキシフェンを1g/m2 含有する
害虫防除材(24)を得た。
【0059】製造例25 ジスアゾイエロー10部、ニトロセルロース5部、ポリ
アミド樹脂5部、フタル酸ジブチル2部、トルエン70
部、酢酸エチル15部およびイソプロパノール30部を
高速高剪断型攪拌機で混合し、ピリプロキシフェン10
部を加えてさらに混合してインキ組成物を得た。得られ
たインキ組成物を、木綿布の両面にグラビア印刷機によ
り塗布し、ピリプロキシフェンを1g/m2 含有する害
虫防除材(25)を得た。
【0060】製造例26 ジスアゾイエロー10部、ニトロセルロース5部、ポリ
アミド樹脂5部、フタル酸ジブチル2部、トルエン70
部、酢酸エチル15部およびイソプロパノール30部を
高速高剪断型攪拌機で混合し、ピリプロキシフェン10
部を加えてさらに混合してインキ組成物を得た。得られ
たインキ組成物を、ポリエステル布の両面にグラビア印
刷機により塗布し、ピリプロキシフェンを1g/m2
有する害虫防除材(26)を得た。
【0061】製造例27 ジスアゾイエロー10部、ニトロセルロース5部、ポリ
アミド樹脂5部、フタル酸ジブチル2部、トルエン70
部、酢酸エチル15部およびイソプロパノール30部を
高速高剪断型攪拌機で混合し、ピリプロキシフェン10
部を加えてさらに混合してインキ組成物を得た。得られ
たインキ組成物を、ポリプロピレン製不織布の両面にグ
ラビア印刷機により塗布し、ピリプロキシフェンを1g
/m2 含有する害虫防除材(27)を得た。
【0062】製造例28 ジスアゾイエロー10部、ニトロセルロース5部、ポリ
アミド樹脂5部、フタル酸ジブチル2部、トルエン70
部、酢酸エチル15部およびイソプロパノール30部を
高速高剪断型攪拌機で混合し、ピリプロキシフェン10
部を加えてさらに混合してインキ組成物を得た。得られ
たインキ組成物を、ポリエステル製不織布の両面にグラ
ビア印刷機により塗布し、ピリプロキシフェンを1g/
2 含有する害虫防除材(28)を得た。
【0063】製造例29 ジスアゾイエロー10部、塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体樹脂10部、フタル酸ジエチル2部、トルエン70
部、酢酸エチル15部およびイソプロパノール30部を
高速高剪断型攪拌機で混合し、ピリプロキシフェン10
部を加えてさらに混合してインキ組成物を得た。得られ
たインキ組成物を、ケント紙の両面にプレードコーター
により塗布し、ピリプロキシフェンを1g/m2 含有す
る害虫防除材(29)を得た。
【0064】製造例30 ジスアゾイエロー10部、ポリウレタン樹脂10部、ア
ジピン酸ジブチル2部、トルエン70部、酢酸エチル1
5部およびイソプロパノール30部を高速高剪断型攪拌
機で混合し、ピリプロキシフェン10部を加えてさらに
混合してインキ組成物を得た。得られたインキ組成物
を、木綿布の両面にスプレーコーティングにより塗布
し、ピリプロキシフェンを1g/m2 含有する害虫防除
材(30)を得た。
【0065】製造例31 ジスアゾイエロー10部、ニトロセルロース5部、ポリ
アミド樹脂5部、フタル酸ジブチル2部、トルエン70
部、酢酸エチル15部およびイソプロパノール30部を
高速高剪断型攪拌機で混合し、ピリプロキシフェン10
部を加えてさらに混合してインキ組成物を得た。得られ
たインキ組成物を、ポリプロピレン製不織布の両面にグ
ラビア印刷機により塗布し、ピリプロキシフェンを0.
1g/m 2 含有する害虫防除材(31)を得た。
【0066】製造例32 ジスアゾイエロー10部、ニトロセルロース5部、ポリ
アミド樹脂5部、フタル酸ジブチル2部、トルエン70
部、酢酸エチル15部およびイソプロパノール30部を
高速高剪断型攪拌機で混合し、ピリプロキシフェン10
部を加えてさらに混合してインキ組成物を得た。得られ
たインキ組成物を、ポリプロピレン製不織布の両面にグ
ラビア印刷機により塗布し、ピリプロキシフェンを10
g/m2含有する害虫防除材(32)を得た。
【0067】製造例33 ジスアゾイエロー10部、ニトロセルロース5部、ポリ
アミド樹脂5部、フタル酸ジブチル2部、トルエン70
部、酢酸エチル15部およびイソプロパノール30部を
高速高剪断型攪拌機で混合し、ピリプロキシフェン10
部を加えてさらに混合してインキ組成物を得た。得られ
たインキ組成物を、ポリプロピレン製不織布の両面にグ
ラビア印刷機により塗布し、ピリプロキシフェンを20
g/m2含有する害虫防除材(33)を得た。
【0068】製造例34 ジスアゾイエロー10部、ニトロセルロース5部、ポリ
アミド樹脂5部、フタル酸ジブチル2部、トルエン70
部、酢酸エチル15部およびイソプロパノール30部を
高速高剪断型攪拌機で混合し、ピリプロキシフェン10
部を加えてさらに混合してインキ組成物を得た。得られ
たインキ組成物を、ポリプロピレン製不織布の片面にグ
ラビア印刷機により塗布し、ピリプロキシフェンを1g
/m2 含有する害虫防除材(34)を得た。
【0069】製造例35 ジスアゾイエロー10部、ニトロセルロース5部、ポリ
アミド樹脂5部、フタル酸ジブチル2部、トルエン70
部、酢酸エチル15部およびイソプロパノール30部を
高速高剪断型攪拌機で混合し、ピリプロキシフェン10
部を加えてさらに混合してインキ組成物を得た。得られ
たインキ組成物を、ポリプロピレン製不織布の片面にグ
ラビア印刷機により塗布し、ピリプロキシフェンを0.
5g/m 2 含有する害虫防除材(35)を得た。
【0070】製造例36 ジスアゾイエロー10部、ニトロセルロース20部、フ
タル酸ジブチル5部、トルエン70部、酢酸エチル15
部およびイソプロパノール5部を高速高剪断型攪拌機で
混合し、ピリプロキシフェン5部を加えてさらに混合し
てインキ組成物を得た。得られたインキ組成物を、厚さ
50μmのポリエチレンフィルムの両面にグラビア印刷
機により塗布し、ピリプロキシフェンを0.5g/m2
含有する害虫防除材(36)を得た。
【0071】製造例37 製造例36において、厚さ50μmのポリエチレンフィ
ルムにかえて厚さ30μmのポリプロピレンフィルムを
用いる以外は全て製造例36と同様にして、ピリプロキ
シフェンを0.5g/m2 含有する害虫防除材(37)
を得た。
【0072】製造例38 製造例36において、厚さ50μmのポリエチレンフィ
ルムにかえて厚さ30μmのコロナ処理ポリプロピレン
フィルムを用いる以外は全て製造例36と同様にして、
ピリプロキシフェンを0.5g/m2 含有する害虫防除
材(38)を得た。
【0073】製造例39 製造例36において、厚さ50μmのポリエチレンフィ
ルムにかえて厚さ50μmのポリスチレンフィルムを用
いる以外は全て製造例36と同様にして、ピリプロキシ
フェンを0.5g/m2 含有する害虫防除材(39)を
得た。
【0074】製造例40 製造例36において、厚さ50μmのポリエチレンフィ
ルムにかえて厚さ10μmのポリエチレンテレフタレー
トフィルムを用いる以外は全て製造例36と同様にし
て、ピリプロキシフェンを0.5g/m2 含有する害虫
防除材(40)を得た。
【0075】製造例41 製造例36において、厚さ50μmのポリエチレンフィ
ルムにかえて厚さ20μmのポリ塩化ビニリデンフィル
ムを用いる以外は全て製造例36と同様にして、ピリプ
ロキシフェンを0.5g/m2 含有する害虫防除材(4
1)を得た。
【0076】製造例42 製造例36において、厚さ50μmのポリエチレンフィ
ルムにかえて厚さ30μmのポリアクリロニトリルフィ
ルムを用いる以外は全て製造例36と同様にして、ピリ
プロキシフェンを0.5g/m2 含有する害虫防除材
(42)を得た。
【0077】製造例43 製造例36において、厚さ50μmのポリエチレンフィ
ルムにかえて厚さ30μmのナイロン6フィルムを用い
る以外は全て製造例36と同様にして、ピリプロキシフ
ェンを0.5g/m2 含有する害虫防除材(43)を得
た。
【0078】製造例44 製造例36において、厚さ50μmのポリエチレンフィ
ルムにかえて厚さ5μmのポリエチレンテレフタレート
フィルムを用いる以外は全て製造例36と同様にして、
ピリプロキシフェンを0.5g/m2 含有する害虫防除
材(44)を得た。
【0079】製造例45 製造例40において、ジスアゾイエロー10部にかえて
ファーストイエローG10部を用いる以外は全て製造例
40と同様にして、ピリプロキシフェンを0.5g/m
2 含有する害虫防除材(45)を得た。
【0080】製造例46 製造例40において、ジスアゾイエロー10部にかえて
パーマネントイエローHR10部を用いる以外は全て製
造例40と同様にして、ピリプロキシフェンを0.5g
/m2 含有する害虫防除材(46)を得た。
【0081】製造例47 製造例40において、ジスアゾイエロー10部にかえて
ジスアゾイエロー20部を用いる以外は全て製造例40
と同様にして、ピリプロキシフェンを0.5g/m2
有する害虫防除材(47)を得た。
【0082】製造例48 ファーストイエローG10部、ポリアミド樹脂20部、
フタル酸ジブチル5部、トルエン70部、酢酸エチル1
5部およびイソプロパノール5部を高速高剪断型攪拌機
で混合し、ピリプロキシフェン5部を加えてさらに混合
してインキ組成物を得た。得られたインキ組成物を、厚
さ30μmのコロナ処理ポリプロピレンフィルムの両面
にグラビア印刷機により塗布し、ピリプロキシフェンを
0.5g/m2 含有する害虫防除材(48)を得た。
【0083】製造例49 製造例48において、ポリアミド樹脂20部にかえてポ
リウレタン樹脂20部を用いる以外は全て製造例48と
同様にして、ピリプロキシフェンを0.5g/m2 含有
する害虫防除材(49)を得た。
【0084】製造例50 製造例48において、ポリアミド樹脂20部にかえて塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合体20部を用いる以外は全
て製造例48と同様にして、ピリプロキシフェンを0.
5g/m2 含有する害虫防除材(50)を得た。
【0085】製造例51 製造例48において、ポリアミド樹脂20部にかえてポ
リアミド樹脂10部とニトロセルロース10部とを用い
る以外は全て製造例48と同様にして、ピリプロキシフ
ェンを0.5g/m2 含有する害虫防除材(51)を得
た。
【0086】製造例52 ジスアゾイエロー10部、ニトロセルロース10部、ポ
リアミド樹脂10部、フタル酸ジブチル5部、トルエン
70部、酢酸エチル15部およびイソプロパノール5部
を高速高剪断型攪拌機で混合し、ピリプロキシフェン1
0部を加えてさらに混合してインキ組成物を得た。得ら
れたインキ組成物を、厚さ30μmのコロナ処理ポリプ
ロピレンフィルムの両面にグラビア印刷機により塗布
し、ピリプロキシフェンを1g/m2 含有する害虫防除
材(52)を得た。
【0087】製造例53 製造例52において、ピリプロキシフェン10部にかえ
てピリプロキシフェン20部を用いる以外は全て製造例
52と同様にして、ピリプロキシフェンを2g/m2
有する害虫防除材(53)を得た。
【0088】製造例54 製造例52において、ピリプロキシフェン10部にかえ
てピリプロキシフェン1部を用いる以外は全て製造例5
2と同様にして、ピリプロキシフェンを0.1g/m2
含有する害虫防除材(54)を得た。
【0089】製造例55 製造例52において、ピリプロキシフェン10部にかえ
てピリプロキシフェン0.1部を用いる以外は全て製造
例52と同様にして、ピリプロキシフェンを0.01g
/m2 含有する害虫防除材(55)を得た。
【0090】製造例56 製造例52において、ピリプロキシフェン10部にかえ
てピリプロキシフェン0.01部を用いる以外は全て製
造例52と同様にして、ピリプロキシフェンを0.00
1g/m2 含有する害虫防除材(56)を得た。
【0091】製造例57 ジスアゾイエロー10部、ニトロセルロース20部、ポ
リアミド樹脂20部、フタル酸ジブチル5部、トルエン
70部、酢酸エチル15部およびイソプロパノール5部
を高速高剪断型攪拌機で混合し、ピリプロキシフェン4
0部を加えてさらに混合してインキ組成物を得た。得ら
れたインキ組成物を、厚さ30μmのコロナ処理ポリプ
ロピレンフィルムの両面にグラビア印刷機により塗布
し、ピリプロキシフェンを4g/m2 含有する害虫防除
材(57)を得た。
【0092】製造例58 ファーストイエローG10部、ニトロセルロース5部、
ポリアミド樹脂15部、フタル酸ジブチル5部、トルエ
ン70部、酢酸エチル15部およびイソプロパノール5
部を高速高剪断型攪拌機で混合し、ピリプロキシフェン
10部を加えてさらに混合してインキ組成物を得た。得
られたインキ組成物を、厚さ30μmのコロナ処理ポリ
プロピレンフィルムの両面にグラビア印刷機により塗布
し、ピリプロキシフェンを1g/m2 含有する害虫防除
材(58)を得た。
【0093】製造例59 製造例58において、ニトロセルロース5部とポリアミ
ド樹脂15部とにかえてニトロセルロース15部とポリ
アミド樹脂5部とを用いる以外は全て製造例58と同様
にして、ピリプロキシフェンを1g/m2 含有する害虫
防除材(59)を得た。
【0094】製造例60 ジスアゾイエロー10部、ニトロセルロース5部、ポリ
アミド樹脂5部、ポリウレタン樹脂10部、フタル酸ジ
ブチル5部、トルエン70部、酢酸エチル15部および
イソプロパノール5部を高速高剪断型攪拌機で混合し、
ピリプロキシフェン5部を加えてさらに混合してインキ
組成物を得た。得られたインキ組成物を、厚さ30μm
のコロナ処理ポリプロピレンフィルムの両面にグラビア
印刷機により塗布し、ピリプロキシフェンを0.5g/
2 含有する害虫防除材(60)を得た。
【0095】製造例61 ジスアゾイエロー10部、ニトロセルロース10部、ポ
リアミド樹脂10部、フタル酸ジブチル5部、トルエン
70部、酢酸エチル15部およびイソプロパノール5部
を高速高剪断型攪拌機で混合し、ピリプロキシフェン5
部を加えてさらに混合してインキ組成物を得た。得られ
たインキ組成物を、厚さ10μmのポリエチレンテレフ
タレートフィルムの両面にグラビア印刷機により塗布
し、ピリプロキシフェンを0.5g/m2 含有する害虫
防除材(61)を得た。
【0096】製造例62 製造例61において、厚さ10μmのポリエチレンテレ
フタレートフィルムにかえて厚さ20μmのポリ塩化ビ
ニリデンフィルムを用いる以外は全て製造例61と同様
にして、ピリプロキシフェンを0.5g/m2 含有する
害虫防除材(62)を得た。
【0097】製造例63 製造例61において、厚さ10μmのポリエチレンテレ
フタレートフィルムにかえて厚さ30μmのナイロン6
フィルムを用いる以外は全て製造例61と同様にして、
ピリプロキシフェンを0.5g/m2 含有する害虫防除
材(63)を得た。
【0098】製造例64 製造例61において、厚さ10μmのポリエチレンテレ
フタレートフィルムにかえて厚さ5μmのポリエチレン
テレフタレートフィルムを用いる以外は全て製造例61
と同様にして、ピリプロキシフェンを0.5g/m2
有する害虫防除材(64)を得た。
【0099】製造例65 ジスアゾイエロー10部、ニトロセルロース10部、ポ
リアミド樹脂10部、フタル酸ジブチル5部、トルエン
70部、酢酸エチル15部およびイソプロパノール5部
を高速高剪断型攪拌機で混合し、ピリプロキシフェン2
0部を加えてさらに混合してインキ組成物を得た。得ら
れたインキ組成物を、厚さ50μmのポリエチレンフィ
ルムの両面にグラビア印刷機により塗布し、ピリプロキ
シフェンを2g/m2 含有する害虫防除材(65)を得
た。
【0100】製造例66 製造例65において、厚さ30μmのポリエチレンフィ
ルムにかえて厚さ10μmのポリエチレンテレフタレー
トフィルムを用いる以外は全て製造例65と同様にし
て、ピリプロキシフェンを2g/m2 含有する害虫防除
材(66)を得た。
【0101】次に、後述の試験例において比較試験用と
して使用する害虫防除材の製造例を比較製造例として示
す。 比較製造例 ピリプロキシフェン5部と綿実油95部とを攪拌、混合
して得た溶液を黄色ケント紙(カドミウムイエローによ
り着色済)にグラビア印刷機により塗布し、ピリプロキ
シフェンを2g/m2 含有する比較用害虫防除材を得
た。
【0102】次に、試験例を示す。 試験例1 網室内にキャベツ幼苗10株を5株ずつ2列(株間20
cm、列間30cm)に配置した。また、幅10cm、長さ1
mのテープ状に裁断した本発明の害虫防除材と比較用害
虫防除材とをキャベツ幼苗の列間の地上30cmの位置に
設置した。このとき、テープ状物の長辺が地面と平行
に、短辺が地面と垂直になるように設置した。次に、網
室内に200頭のタバココナジラミ成虫を放飼し、経時
的にキャベツ1葉当たりのタバココナジラミの幼虫数を
調査した。結果を表1に示す。
【0103】
【表1】 上表の結果に見られるように、同量の活性成分(ピリプ
ロキシフェン)を使用したにもかかわらず、本発明の害
虫防除材の方が長期間にわたってより高い防除効果を示
した。
【0104】試験例2 温室内に幅5cmのテープ状に裁断した本発明の害虫防除
材をトマト畝に沿って地上 1.5mの位置に水平に設置
し、設置5日後に500頭のタバココナジラミ成虫を放
飼し、経時的にトマトに寄生しているタバココナジラミ
の成虫数を調査してトマト10葉当たりの成虫数の平均
値を求めた。結果を表2に示す。
【0105】
【表2】 上表の結果に見られるように、本発明の害虫防除材は極
めて長期間にわたり害虫を防除し得るものである。
【0106】
【発明の効果】本発明の害虫防除材は、長期間にわたっ
て害虫を充分に誘引することから、優れた害虫防除効力
を有するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A01N 57/14 A01N 53/00 508Z (72)発明者 大坪 敏朗 兵庫県宝塚市高司4丁目2番1号 住友化 学工業株式会社内 (72)発明者 中村 知史 兵庫県加西市岸呂町塩ノ山636の2 住友 化学工業株式会社内 Fターム(参考) 2B121 AA11 CC02 DA29 EA26 4H011 AC01 AC07 BA08 BB09 BB15 BB17 BC01 BC03 BC06 BC19 BC23 DA07 DF03 DG02 DH10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アゾ系色素により害虫誘引色を呈する基材
    に、防虫活性成分が保持されてなることを特徴とする害
    虫防除材。
  2. 【請求項2】アゾ系黄色色素により着色された基材に、
    防虫活性成分が保持されてなることを特徴とする害虫防
    除材。
  3. 【請求項3】害虫が、半翅目害虫、アザミウマ目害虫、
    鱗翅目害虫または双翅目害虫である請求項1または2に
    記載の害虫防除材。
  4. 【請求項4】アゾ系色素により害虫誘引色を呈する基材
    により、害虫を誘引することを特徴とする害虫誘引方
    法。
  5. 【請求項5】アゾ系黄色色素で着色された基材により、
    害虫を誘引することを特徴とする害虫誘引方法。
  6. 【請求項6】害虫が、半翅目害虫、アザミウマ目害虫、
    鱗翅目害虫または双翅目害虫である請求項4または5に
    記載の害虫誘引方法。
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JP2007217306A (ja) * 2006-02-14 2007-08-30 Takashimashi Nogyo Kyosai Kumiai 徐放性忌避材
JP2009060822A (ja) * 2007-09-05 2009-03-26 Lintec Corp 捕虫用粘着シート
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