JP2003095824A - 害虫防除材 - Google Patents

害虫防除材

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JP2003095824A
JP2003095824A JP2001290832A JP2001290832A JP2003095824A JP 2003095824 A JP2003095824 A JP 2003095824A JP 2001290832 A JP2001290832 A JP 2001290832A JP 2001290832 A JP2001290832 A JP 2001290832A JP 2003095824 A JP2003095824 A JP 2003095824A
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yellow
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compound
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pest control
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Application number
JP2001290832A
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English (en)
Inventor
Masao Inoue
雅夫 井上
Hideo Kawanaka
秀夫 川中
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期間にわたり安定した品質を保持し、か
つ、安定した防除効果を有する優れた害虫防除材を提供
する。 【解決手段】 5−クロロ−6−(1−フルオロエチ
ル)−N−[2−[4−(トリフルオロメトキシ)フェ
ニル]エチル]ピリミジン−4−イルアミン、N−アル
キルピロリドン、害虫を誘引する色材、および基材から
なることを特徴とする害虫防除材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は害虫防除材に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、昆虫成長制御剤を担持させた害虫
防除材により、害虫密度の低下を図る方法(特開平5−
236856号公報)や、殺虫剤を担持させた害虫防除
材により害虫密度の低下を図る方法が提案されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、有効成
分の種類や配合組成によっては害虫防除材の品質が安定
せず、経時的に品質が劣化して効果が不安定になった
り、実使用に耐えなくなる場合があった。そのため、長
期間にわたり安定した品質を保持し、かつ、安定した防
除効果を有する優れた害虫防除材の開発が望まれてい
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる状況下、本発明者
らは害虫防除材につき検討を重ねた結果、特定の害虫防
除有効成分と特定の溶剤とを組み合わせて使用すること
により上述の課題を解決し得ることを見出し、本発明に
いたった。即ち本発明は、5−クロロ−6−(1−フル
オロエチル)−N−[2−[4−(トリフルオロメトキ
シ)フェニル]エチル]ピリミジン−4−イルアミン、
N−アルキルピロリドン、害虫を誘引する色材、および
基材からなることを特徴とする害虫防除材(以下、本防
除材と記す。)を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本防除材においては、害虫防除有
効成分として5−クロロ−6−(1−フルオロエチル)
−N−[2−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニ
ル]エチル]ピリミジン−4−イルアミン(以下、化合
物(1)と記す。)が用いられる。その含有量は防除対
象害虫の種類等により異なるが、本防除材1m2当た
り、通常0.0001 〜 100g程度、好ましくは0.001〜 10
g程度である。
【0006】用いられるN−アルキルピロリドンにおけ
るアルキル基の炭素数は、通常、1〜30であり、この
ましくは6〜20である。好ましく用いられるN−アル
キルピロリドンの具体例としては、N-ヘキシルピロリ
ドン、N-オクチルピロリドン、N-デシルピロリドン、
N-ドデシルピロリドンなどが挙げられる。その含有量
は本防除材1m2当たり、通常0.1 〜 100g程度、好ま
しくは0.1〜 10 g程度である。なお、本防除材中には
本発明の効果を損なわない範囲で、N-アルキルピロリ
ドン以外の溶剤を含有していても良い。N-アルキルピ
ロリドン以外の溶剤を用いる場合、かかる溶剤のN-ア
ルキルピロリドンに対する割合は、通常50重量%以下
である。
【0007】本発明において用いられる基材としては、
例えば、上質紙、中級紙、下級紙、中性紙、グラビア
紙、上更紙、更紙、包装紙、コート紙、ケント紙、クラ
フト紙、再生紙、新聞紙、パラフィン紙、ハトロン紙、
合成紙、加工紙、グラシン紙、耐油紙、クレイアート
紙、マニラ紙、段ボール紙、トレーシング紙、エンボス
紙、濾紙、和紙、板紙、インディア紙、印画紙、パルプ
シート等の紙製基材;ナイロン繊維(例えばナイロン−
6、ナイロン−66)、ビニロン繊維、アセテート繊維
(例えばアセテート、トリアセテート)、ポリエステル
繊維(例えばポリエチレンテレフタレート、ポリヒドロ
キシブチレート、ポリ乳酸)、アクリル繊維(例えばポ
リメタクリル酸メチル、ポリアクリロニトリル)、ポリ
オレフィン繊維(例えば低密度ポリエチレン、高密度ポ
リエチレン、塩素化ポリエチレン、ポリプロピレン)、
フェノール繊維(例えばベークライト)、ポリウレタン
繊維、ポリウレア繊維、ビニル繊維(例えばポリスチレ
ン、ポリ酢酸ビニル)、アラミド繊維(例えばデュポン
社ケブラー、エンカ社トワロン、帝人社テクノーラ)、
キュプラ繊維(例えば旭化成社ベンベルグ)、ノボロイ
ド繊維、ビニリデン繊維(例えばポリ塩化ビニリデ
ン)、ポリスルホン繊維、ポリカーボネート繊維、ポリ
アセタール繊維、ポリクラール繊維、ポリノジック繊
維、木綿繊維、羊毛繊維、セルロース繊維、絹繊維、麻
繊維、レーヨン繊維等の繊維の織布、不織布、混紡など
の繊維基材が挙げられる。また、基材として樹脂製フィ
ルムを用いることもでき、樹脂製フィルムの材質として
は、例えば、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレ
ン、塩素化ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレ
フィン樹脂;ポリクロロエチレン、ポリ塩化プロピレン
等のハロゲン化ポリオレフィン樹脂;ポリアクリロニト
リル、ポリメタクリル酸メチル、ビニロン、ポリアクリ
ル酸、ポリヒドロキシエチルメタクリレート等のアクリ
ル樹脂;ポリエチレンテレフタレート、ポリ乳酸、ポリ
乳酸−グリコール酸共重合体、ポリグリコール酸等のポ
リエステル樹脂;ナイロン−6、ナイロン−11、ナイ
ロン−66等のナイロン樹脂;ベークライト等のフェノ
ール樹脂;ポリウレタン、ポリウレア等のウレタン樹
脂、ウレア樹脂;ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ
塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、アクリロニトリル−
ポリスチレン−ブタジエン共重合体、ポリ塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合体、塩素化塩化ビニルポリマー、ポリ
ビニルアルコール、ポリビニルアルコール部分鹸化物、
変性ポリビニルアルコール、ポリビニルエーテル、ポリ
ビニルピロリドン等のビニル樹脂;アセテート、トリア
セテート等のアセテート樹脂;デュポン社ケブラー、エ
ンカ社トワロン等のアラミド樹脂;ノボロイド樹脂、ポ
リスルホン樹脂、ポリカーボネート等のカーボネート樹
脂;カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロースナトリウム塩、ヒドロキシプロピルメチルセル
ロース、ニトロセルロース、酢酸セルロース、メチルセ
ルロース、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセル
ロース等のセルロース系樹脂;リグニン、リグニンスル
ホン酸ナトリウム、リグニンスルホン酸アンモニウム等
のリグニン系樹脂;ケトン−ホルマリン樹脂;フェノキ
シ樹脂;ポリブタジエン、ポリイソブチレン、ポリイソ
プレン等の合成ゴム;シリコ−ン樹脂;ポリフッ化ビニ
リデン、ポリトリフルオロエチレン等のフッ素樹脂;ポ
リイミド樹脂;ポリエチレンオキシド、ポリフェニレン
オキシド、ポリエチレングリコール、ポリプロピレング
リコール、ポリ(オキシエチレン−オキシプロピレン)
コポリマー等の酸化オレフィン樹脂;エポキシ樹脂;メ
ラミン樹脂;ポリアミノ酸、無水マレイン酸−エチレン
共重合体、無水マレイン酸−スチレン共重合体等のマレ
イン酸樹脂などが挙げられる。
【0008】中でも、ポリプロピレン、ポリアクリロニ
トリル、ポリメタクリル酸メチル、ポリエチレンテレフ
タレート等のポリエステル樹脂;ナイロン−6、ナイロ
ン−11、ナイロン−66等のナイロン樹脂;ポリアミ
ド樹脂;ポリ塩化ビニル;ポリ塩化ビニリデン;塩化ビ
ニル−プロピレン共重合体などの材質が好ましい。これ
らの基材の大きさや形は特に制限されず、厚さは、例え
ば0.0005 〜10mm、好ましくは 0.001〜2mmである。
【0009】害虫を誘引する色材としては、害虫を誘引
する色を有するものが幅広く用いられ、該色材の色調が
黄色〜青色であるものが好ましい。
【0010】色材としては、例えばニトロ系、ニトロソ
系、アゾ系、スチルベン系、カルボニウム系、キノリン
系、メチン系、チアゾール系、キノンイミン系、ラクト
ン系、アミノケトン系、ヒドロキシケトン系、アントラ
キノン系、インジゴ系、チオインジゴ系、フタロシアニ
ン系等の色材が用いられる。
【0011】アゾ系色材には、モノアゾ系染料、ジスア
ゾ系染料、トリスアゾ系染料、ポリアゾ系染料、アゾイ
ック系染料等のアゾ系染料、溶性アゾ系顔料、アゾレー
キ顔料、不溶性アゾ系顔料、縮合アゾ系顔料等のアゾ系
顔料がある。アゾ系染料としては、例えばスミノールミ
リングイエローO、ブリリアントスカーレット3R、ア
ミニルブルーE−2GL、スミノールミリングシアニン
5Rエクストラ(以上、住友化学工業製)等のアゾ系酸
性染料、スミカロンイエローSE−5G、スミカロンイ
エローSE−3GL、スミカロンオレンジSE−B、ス
ミカロンイエローブラウン2RL−S、スミカロンレッ
ドE−FBL、スミカロンルビンSE−GL(以上、住
友化学工業製)等のアゾ系分散染料、スミフィックスブ
リリアントイエローH−3G、スミフィックススカーレ
ットH−2G、スミフィックスターコイスブルーH−G
F、スミフィックスブリリアントブルーR(以上、住友
化学工業製)等のアゾ系反応染料、ダイレクトファース
トイエローGC、ダイレクトファーストオレンジS、ダ
イレクトファーストスカーレット4BS、スミライトス
ープラレッド4BL、ダイレクトスカイブルー5B、ス
ミライトスープラブルーBRR、ダイレクトコッパーブ
ルーBBS(以上、住友化学工業製)等のアゾ系直接染
料、スミアクリルレッドF−GTL(住友化学工業製)
等のアゾ系カチオン染料、アゾ系硫化染料、アゾ系油溶
染料、ビスアゾ系直接染料、Benzopurpurine、Chrysoph
enine 、Nippon、Sumilight (以上、住友化学工業製)
等のトリスアゾ系直接染料、アゾイック系分散染料など
が挙げられる。
【0012】アゾ系顔料としては、例えばアセト酢酸ア
ニリド系アゾ顔料、ピラゾロン系アゾ顔料、β−ナフト
ール系アゾ顔料、β−オキシナフトエ酸系アゾ顔料、β
−オキシナフトエ酸アニリド系アゾ顔料等の溶性アゾ系
顔料およびアゾレーキ顔料、アセト酢酸アニリド系モノ
アゾ顔料、アセト酢酸アニリド系ビスアゾ顔料、ピラゾ
ロン系モノアゾ顔料、ピラゾロン系ビスアゾ顔料、β−
ナフトール系アゾ顔料、β−オキシナフトエ酸アニリド
系モノアゾ顔料、β−オキシナフトエ酸アニリド系ビス
アゾ顔料等の不溶性アゾ系顔料、アセト酢酸アニリド系
アゾ顔料、β−オキシナフトエ酸アニリド系アゾ顔料等
の縮合アゾ系顔料、ベンズイミダゾロン系顔料、難溶性
金属塩モノアゾ顔料などが挙げられる。
【0013】アゾ系色材の具体名としては、ファースト
イエローG、ファーストイエロー10G、ジスアゾイエ
ローAAA、ジスアゾイエローAAMX、ジスアゾイエ
ローAAOT、ジスアゾイエローAAOA、ジスアゾイ
エローAAPT、ジスアゾイエローH10G、ジスアゾ
イエローHR、クロモフタルイエローGR、ファースト
イエローFGL、ファーストイエロー10GX、タート
ラジンレーキ、メチンイエロー、サンセットイエローレ
ーキ、ベンズイミダゾロンイエロー、ジニトロアニリン
オレンジ、ピラゾロンオレンジ、ジアニシジンオレン
ジ、ペルシアンオレンジレーキ、ベンズイミダゾロンイ
エローH2G、ベンズイミダゾロンイエローHL、パラ
レッド、ナフトールレッドFRR、ナフトールレッド4
R、ナフトールカーミンFB、ナフトールレッドM、レ
ーキレッド4R、ナフトールレッドBS、ナフトールレ
ッドRN、ブリリアントスカーレットG、ナフトールレ
ッド、クロモフタルスカーレット、ベンズイミダゾロン
カーミン、ハンザイエロー10G、ハンザイエロー5
G、ハンザイエロー3G、ハンザイエローG、ハンザイ
エローGR、ハンザイエローA、ハンザイエローRN、
ピグメントイエローL、ベンジジンイエロー、ベンジジ
ンイエローG、ベンジジンイエローGR、パーマネント
イエローNCG、バルカンファーストイエロー5G、バ
ルカンファーストイエローR、パーマネントイエローF
GL、パーマネントイエローHR、パーマネントイエロ
ーH10G(以上、標準名)、ファーストイエローG、
ファーストイエロー10G(以上、日本ピグメント
製)、ジスアゾイエローL3G−G、ジスアゾイエロー
3GR、ジスアゾイエロー3R、ジスアゾイエロー5
G、ジスアゾオレンジLG、ファーストスカーレットG
R−W、レーキボルドー10B−O(以上、住化カラー
製)、スミカプリントイエローST−O、スミカプリン
トイエローGFN、スミカファーストイエローGBF
N、スミカコートイエロー2RN、スミトーンファース
トイエローHRT、スミトーンオレンジG、ペルシャオ
レンジGR、スミカコートカーミンB、スミトーンスカ
ーレットA−5848、ファーストスカーレット2G−
W、スミトーンファーストスカーレットASG、スミト
ーンレッドPZ、スミカプリントレッドKF、スミカプ
リントレッド3BF、スミトーンイエローGB、レーキ
ファーストグリーンイエロー5G(以上、住友化学工業
製)、パーマネントレッドFRR、パーマネントオレン
ジHL、ノボパームイエローH2G、ハンザブリリアン
トイエロー10GX、パーマネントイエローGR、パー
マネントイエローH10G(以上、ヘキスト製)、クロ
モフタルイエロー2G、クロモフタルイエローGR、ク
ロモフタルイエロー3G(以上、チバガイギー製)、ジ
スアゾイエローFG−1700(以上、東洋インキ製)
等が挙げられる。
【0014】黄色の色材を用いる場合には、アゾ系顔料
の使用が好ましく、特に、ジスアゾ顔料、不溶性アゾ系
顔料、縮合アゾ系顔料が好ましい。
【0015】また、害虫を誘引する色調という点から、
黄色または青色アゾ系色材が好ましく用いられるが、黄
色アゾ系色素としては、マンセル表色系における表示法
においてマンセルヒューがYR、YまたはGYで表され
る色素、さらには 2.5YR〜7.5GYで表される色材が
挙げられる。また、マンセルバリューが通常4以上、好
ましくは5以上の色材が用いられ、マンセルクロマは通
常6以上の色材が用いられる。CIE−1931表色系
(Commision Internationale del'Eclariage-1931 表色
系)による色調表示における明るさの刺激度は、通常1
0以上、好ましくは25以上であり、主波長は通常 500
〜600nm 、好ましくは 550〜600nm であり、刺激純度は
通常50%以上、好ましくは70%以上である。青色ア
ゾ系色材としては、マンセル表色系における表示法にお
いてマンセルヒューがBG、BまたはPBで表される色
材、さらには 2.5BG〜 7.5PBで表される色材が挙げ
られる。また、マンセルバリューが通常4以上、好まし
くは5以上の色材が用いられ、マンセルクロマは通常6
以上の色材が用いられる。アゾ系色材は、一種単独で使
用しても、二種以上を混合して使用してもよい。本発明
における色材の使用量は、基材に塗布して使用する場合
またはシート状物等の薄片に使用する場合、本防除材1
2当たり、通常0.01 〜 100g程度、好ましくは0.1〜1
0g程度である。
【0016】本防除材は、その特徴を損なわない範囲
で、必要に応じて、バインダー、界面活性剤、安定化
剤、香料、撥水剤、フィラー、粘着剤等を含有していて
も良い。
【0017】バインダーとしては、例えば、ベントナイ
ト、モンモリロナイト、水ガラス、コロイダルシリカ等
の無機バインダー、澱粉、デキストリン、カゼイン、ゼ
ラチン、にかわ、寒天、コラーゲン、トラガントガム、
ペクチン、アラビアガム、コーンスターチ、天然ゴム、
パルプ液等の天然有機バインダー;カルボキシメチルセ
ルロース、アセチルセルロース、カルボキシメチルセル
ロースナトリウム、ベンジルセルロース、酪酸セルロー
ス、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ニトロセル
ロース、酢酸セルロース、メチルセルロース、エチルセ
ルロース、ヒドロキシプロピルセルロースなどのセルロ
ース系バインダー;リグニン、リグニンスルホン酸ナト
リウム、リグニンスルホン酸アンモニウムなどのリグニ
ン系バインダー等の半合成バインダー;高密度ポリエチ
レン、低密度ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリ
オレフィン、ポリクロロエチレン、ポリ塩化プロピレン
などのハロゲン化ポリオレフィン、ポリアクリロニトリ
ル、ポリメタクリル酸メチル、ポリアクリル酸、ポリヒ
ドロキシエチルメタクリレートなどのアクリル系高分
子、ポリスチレン、アクリロニトリル−ポリスチレン−
ブタジエン共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニ
ル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルアル
コール、ポリビニルアルコール部分鹸化物、ポリビニル
エーテル、ポリビニルピロリドンなどのビニル系高分
子、ポリ塩化ビニリデン、ケトン−ホルマリン樹脂、フ
ェノキシ樹脂、ポリブタジエン、ポリイソブチレン、ポ
リイソプレンなどの合成ゴム、シリコーン樹脂、ポリフ
ッ化ビニリデン、ポリトリフルオロエチレンなどのフッ
素樹脂、ポリアセタールなどのアセタール樹脂、ナイロ
ン−6、ナイロン−66、ポリエチレンテレフタレート
などのポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド
樹脂、ポリエチレンオキシド、ポリフェニレンオキシ
ド、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体
などの酸化オレフィン、ポリカーボネートなどのカーボ
ネート樹脂、ポリサルホン樹脂、ポリウレタン、ポリウ
レタン尿素などのウレタン樹脂、エポキシ樹脂、フェノ
ール樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、ポリアミノ酸、無
水マレイン酸−エチレン共重合体、無水マレイン酸−ス
チレン共重合体などのマレイン酸樹脂等の合成樹脂系バ
インダー;キャンデリラワックス、カルナバロウワック
ス、ライスワックス、木ロウ、ホホバ油、蜜ロウ、ラノ
リン、鯨ロウ、牛脂、オゾケライト、セレシンなどの天
然ワックス、パラフィンワックス、マイクロクリスタリ
ンワックスなどの石油ワックス、モンタンワックス、ポ
リエチレンワックス、フィッシャートロプシュワック
ス、サゾールワックス、硬化ひまし油、12−ヒドロキ
システアリン酸、ステアリン酸、ステアリルアルコー
ル、ラウロン、ステアロン、ミリスチン酸イソプロピ
ル、グリセリン脂肪酸エステル、グリコール脂肪酸エス
テル、ソルビタン脂肪酸エステルなどの合成ワックス等
のワックス等を挙げることができ、それらは単独である
いは2種以上を混合して使用することができる。これら
のバインダーの中でも、半合成バインダーまたは合成樹
脂系バインダーの使用が好ましい。
【0018】バインダーは使用される基材に応じて選択
され、加熱溶融物、水溶液、有機溶剤溶液、水中または
油中のエマルジョンまたはサスペンジョン等種々の形態
で使用できる。ポリオレフィン、ポリエステル、ポリア
ミド等のフィルム基材に対しては、塩素化ポリオレフィ
ン、マレイン酸樹脂、環化ゴム、ニトロセルロース、ポ
リアミド、ポリウレタン樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル
共重合体などのバインダーの使用が好ましい。
【0019】バインダーの使用量は特に制限されない
が、化合物(1)1重量部に対して一般に0.1〜50
重量部、好ましくは1〜50重量部である。
【0020】界面活性剤としては、例えば、ポリオキシ
エチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキ
ルアリールエーテル、ポリオキシエチレンラノリンアル
コール、ポリオキシエチレンアルキルフェノールホルマ
リン縮合物、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エス
テル、ポリオキシエチレングリセリルモノ脂肪酸エステ
ル、ポリオキシプロピレングリコールモノ脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、
ポリオキシエチレンひまし油誘導体、ポリオキシエチレ
ン脂肪酸エステル、高級脂肪酸グリセリンエステル、ソ
ルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリ
オキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体、ポリオ
キシエチレン脂肪酸アミド、アルキロールアミド、ポリ
オキシエチレンアルキルアミン等のノニオン系界面活性
剤;ドデシルアミン塩酸塩などのアルキルアミン塩酸
塩、アルキル四級アンモニウム塩、ドデシルトリメチル
アンモニウム塩などのアルキルトリメチルアンモニウム
塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、アルキ
ルピリジニウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、ジア
ルキルモルホリニウム塩、塩化ベンゼトニウム、ポリア
ルキルビニルピリジニウム塩などのカチオン系界面活性
剤;パルミチン酸ナトリウムなどの脂肪酸ナトリウム、
ポリオキシエチレンラウリルエーテルカルボン酸ナトリ
ウムなどのエーテルカルボン酸ナトリウム、ラウロイル
サルコシンナトリウム、N−ラウロイルグルタミン酸ナ
トリウムなどの高級脂肪酸のアミノ酸縮合物、高級アル
キルスルホン酸塩、ラウリン酸エステルスルホン酸塩な
どの高級脂肪酸エステルスルホン酸塩、ジオクチルスル
ホサクシネートなどのジアルキルスルホコハク酸、オレ
イン酸アミドスルホン酸塩などの高級脂肪酸アミドスル
ホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸塩、ジイソプロピ
ルナフタレンスルホン酸塩などのアルキルアリールスル
ホン酸塩、アルキルアリールスルホン酸塩のホルマリン
縮合物、ペンタデカン−2−サルフェートなどの高級ア
ルコール硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンドデシル
エーテル硫酸ナトリウムなどのポリオキシエチレンアル
キルエーテル硫酸エステル塩、ジポリオキシエチレンド
デシルエーテルリン酸エステルなどのポリオキシエチレ
ンアルキルリン酸エステル、スチレン−マレイン酸共重
合体、アルキルビニルエーテル−マレイン酸共重合体等
のアニオン系界面活性剤;N−ラウリルアラニン、N,
N,N−トリメチルアミノプロピオン酸、N,N,N−
トリヒドロキシエチルアミノプロピオン酸、N−ヘキシ
ル−N,N−ジメチルアミノ酢酸、1−(2−カルボキ
シエチル)ピリジニウムベタイン、レシチン等の両性界
面活性剤などを挙げることができ、それらは単独である
いは2種以上を混合して使用することができる。界面活
性剤の使用量は特に制限されないが、化合物(1)1重
量部に対して一般に0.01〜5重量部である。
【0021】安定化剤としては、例えば、フェノール系
酸化防止剤、アミン系酸化防止剤、リン系酸化防止剤、
イオウ系酸化防止剤などの酸化防止剤、ベンゾトリアゾ
ール系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、
ベンゾエート系紫外線吸収剤、シアノアクリレート系紫
外線吸収剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、ヒンダードア
ミン系系紫外線吸収剤などの紫外線吸収剤、有機ニッケ
ル系化合物などのクエンチャー、イソプロピルアシッド
ホスフェート、流動パラフィン、エポキシ化大豆油、エ
ポキシ化菜種油、エポキシ化アマニ油等を挙げることが
でき、それらは単独であるいは2種以上を混合して使用
することができる。安定化剤の使用量は特に制限されな
いが、化合物(1)1重量部に対して一般に0.05〜
2重量部、好ましくは0.05〜0.5重量部である。
【0022】香料としては、例えば、アセト酢酸エチ
ル、アントラニル酸メチル、イソ吉草酸イソアミル、エ
ナント酸エチル、桂皮酸エチル、酪酸イソアミルなどの
エステル、カプロン酸、桂皮酸などの有機酸、桂皮アル
コール、ゲラニオール、シトラール、デシルアルコール
などのアルコール、バニリン、ピペロナール、ペリルア
ルデヒドなどのアルデヒド、マルニトール、メチルβナ
フチルケトンなどのケトン、メントール等が挙げられ
る。
【0023】撥水剤としては、例えば、シリコーンオイ
ル、メチルスチレンシリコーンオイル、オレフィン変性
シリコーンオイル、ポリエーテル変性シリコーンオイ
ル、アルコール変性シリコーンオイル、フッ素変性シリ
コーンオイル、メルカプト変性シリコーンオイル、エポ
キシ変性シリコーンオイル、高級脂肪酸変性シリコーン
オイルなどのシリコーン系撥水剤、テックスガードTG
−620(ダイキン工業製)などのフッ素系撥水剤等が
挙げられる。
【0024】フィラーとしては、例えば、カオリンクレ
ー、モンモリロナイトクレー、ろう石、酸性白土、活性
白土、アタパルジャイトクレー、パイロフィライト、ベ
ントナイト、セリサイト、けいそう土、タルク、酸化チ
タン、炭酸カルシウム、軽石、ケイ砂、ひる石、ゼオラ
イトなどの鉱物質フィラー、湿式法シリカ、乾式法シリ
カ、湿式法シリカの焼成品などのホワイトカーボン、小
麦粉、ショ糖、デキストリン、木粉、澱粉、糠、ふす
ま、籾殻、大豆粉、カルナバロウ、油脂などの動植物性
フィラー、硫酸アンモニウム、尿素、塩化アンモニウ
ム、硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、塩化カリウム、
リン酸カリウム、硝酸アンモニウム等およびその混合物
が挙げられる。
【0025】粘着剤としては、例えば、天然ゴム系樹
脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、スチレン−ブタジ
エン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体、シリコ
ーン系共重合体、アクリル酸エステル共重合体、メタク
リル酸エステル共重合体、ポリアクリル酸、ポリアクリ
ルアミド、ポリビニルピロリドン、マレイン酸およびそ
の無水物の共重合体、ポリエチレンイミン、メラミン樹
脂、尿素樹脂、アクリル酸エステルまたはメタクリル酸
エステル−カルボキシル基、ヒドロキシ基、アミド基、
ジアルキルアミノ基またはエポキシ基含有モノマー−ビ
ニル基含有モノマー共重合体などが挙げられる。
【0026】本防除材は、例えば以下のようにして製造
される。化合物(1)、N-アルキルピロリドン、色
材、および基材、さらに必要に応じて、バインダー、界
面活性剤、安定化剤、香料、撥水剤、フィラー、粘着剤
等を、プロペラミキサー、タービンミキサー、デゾルバ
ー等の攪拌機、T.K.ホモミキサー(特殊機化工業)
等の高速回転高剪断型攪拌機、コロイドミルなどで混合
して液状物を得る。この液状物を、塗布、印刷、噴霧、
含浸等により基材に保持させる。
【0027】該液状物を基材に塗布する場合、その粘度
は平版インキとして使用するには、一般に500〜 3000ポ
イズ、凸版インキとして使用するには、一般に100〜100
0ポイズ、フレキソインキとして使用するには、一般に
0.5〜3ポイズ、グラビアインキとして使用するには、
一般に0.1〜3ポイズ、スクリーンインキとして使用す
るには、一般に5〜15ポイズ程度が好ましい。該液状
物を保持させる方法としては、ロールコーター、プレー
ドコーター、エアナイフコーター、キャストコーター、
ナイフコーター等のコーティング機によるコーティング
法、活版輪転機、銅版輪転機または樹脂版輪転機による
凸版印刷法、グラビア印刷機、ロートグラビア印刷機ま
たは彫刻凹版印刷機によるグラビア印刷法、オフセット
印刷機によるオフセット印刷法、タイプ平版印刷機、シ
ルクスクリーン、ドラム型スクリーン印刷機またはスク
リーン捺染機による平版印刷法、浸漬機によるディッピ
ング法、噴霧器によるスプレー法、静電噴霧器による静
電スプレー法などが挙げられ、特にグラビア印刷法が便
利である。
【0028】該液状物を基材に保持させた後は、必要に
より乾燥、加熱、スリット等の操作を行う。
【0029】本防除材は、通常、蔬菜、棉、花卉、茶、
果樹、キノコ等の農作物にて用いられ、主に防除対象と
なるのは農作物加害害虫であり、その具体例としてはオ
ンシツコナジラミ(Trialeurodes vaporariorum )、タ
バココナジラミ(Bemisia tabaci)、シルバーリーフコ
ナジラミ(Bemisia argentifolii)フタテンヒメヨコバ
イ(Arboridia apicalis)、アブラムシ類[ワタアブラ
ムシ(Aphis gossypii)、モモアカアブラムシ(Myzus
persicae)、ダイコンアブラムシ(Bervicorynebrassic
ae)、ニセダイコンアブラムシ(Lipaphis erysimi)、
ムギクビレアブラムシ(Rhopalosiphum padi)、コミカ
ンアブラムシ(Toxoptera aurantii)、エンドウヒゲナ
ガアブラムシ(Acrythosiphon pisum)等]などの半翅
目害虫;ミナミキイロアザミウマ(Thrips palmi)、チ
ャノキイロアザミウマ(Scirtothrips dorsalis )、ヒ
ラズハナアザミウマ(Frankliniella intonsa )などの
アザミウマ目害虫;コナガ(Plutella xylostella )、
イチモンジセセリ(Parnara guttata )などの鱗翅目害
虫;ウリミバエ(Dacuscucurbitae)、キノコバエ類(M
ycetophilidae)、マメハモグリバエ(Liriomyza trifo
lii)、タマネギバエ(Delia antiqua )などの双翅目
害虫等が挙げられる。これらの農作物加害害虫は、通常
黄色〜青色に誘引される。
【0030】ここで黄色〜青色とは、黄色、黄緑色、緑
色、青緑色、青色といった反射光線の主波長が約 580nm
〜約 420nmに対応する色のことである。特に、オンシツ
コナジラミ、タバココナジラミ、フタテンヒメヨコバ
イ、チャノキイロアザミウマ、ヒラズハナアザミウマ、
イチモンジセセリ、ウリミバエおよびマメハモグリバエ
は黄色で、コナガは黄色〜緑色で極めて効率的に誘引で
きる。また、ミナミキイロアザミウマは青色または白色
で、タマネギバエは薄青色または黄色で誘引できる。
【0031】このようにして製造される本防除材は、例
えば、作物の一部または全体をシート状物またはネット
状物として覆ったり、囲ったり、また、テープ状物とし
て張り巡らせたり、さらには作物の畝間についたて状物
を設置したり、温室出入り口に暖簾状物または簾状物を
設置したりすることにより施用される。すなわち、本防
除材の施用法としては、横断幕状、簾状、カーテン状、
蚊帳状、ついたて状、つりさげ状、短冊状、またはネッ
ト状に設置する方法が挙げられ、中でも施用の省力性や
効果の面からは、カーテン状や横断幕に設置するのが好
ましい。
【0032】本防除材は、化合物(1)の有効成分量に
換算して、通常1ヘクタール当たり1〜5000g、好
ましくは10〜500g程度使用されるが、施用方法、
害虫の種類、被害の程度等の条件により適宜変更され
る。
【0033】さらに、本防除材は、害虫の種類や作物の
種類によって、様々な時期に設置することができるが、
害虫密度が比較的低い時期に設置すると、長期間安定し
て害虫密度を抑えることができ、作物への加害も抑える
ことができるので好ましいが、本防除材は害虫密度が高
まった後であっても高い防除効果を示すので、そのよう
な時期に設置してもよい。
【0034】
【実施例】次に、製造例および試験例により本発明をさ
らに具体的に説明するが、本発明は以下の例のみに限定
されるものではない。尚、以下の例において特に断りの
無い限り、部は重量部を表わすものである。 製造例1 化合物(1)1部、N-オクチルピロリドン5部及びア
セトン100部を混合して得られた溶液を、黄色ケント
紙に均一に塗布し、化合物(1)を0.1g/m2含有
する害虫防除材を得る。
【0035】製造例2 化合物(1)1部、N-メチルピロリドン5部及びアセ
トン100部を混合して得られた溶液を、黄色ケント紙
に均一に塗布し、化合物(1)を0.1g/m2含有す
る害虫防除材を得る。
【0036】製造例3 化合物(1)1部、N−ドデシルピロリドン5部、アセ
トン100部を混合して得られた溶液を、黄色ケント紙
に均一に塗布し、化合物(1)を0.1g/m2含有す
る害虫防除材を得る。
【0037】製造例4 化合物(1)1部、N-オクチルピロリドン5部及びア
セトン100部を混合して得られた溶液を、厚さ100
μmのポリプロピレン製不織布に均一に塗布し、化合物
(1)を0.1g/m2 含有する害虫防除材を得る。
【0038】製造例5 化合物(1)1部、N-オクチルピロリドン5部及び黄
色インキ94部(ジスアゾイエロー6部、ニトロセルロ
ース5部、ポリアミド樹脂5部、トルエン45部、イソ
プロパノール15部、酢酸エチル8部およびメタノール
8部を含有)を混合して得られたインキ組成物を、白色
ケント紙に均一に塗布し、化合物(1)を0.1g/m
2含有する害虫防除材を得る。
【0039】製造例6 製造例5において、白色ケント紙にかえて、厚さ30μ
mのポリプロピレンフィルムを用いる以外は全て同様に
して、化合物(1)を0.1g/m2含有する害虫防除
材を得る。
【0040】製造例7 製造例5において、白色ケント紙にかえて、厚さ50μ
mのポリエチレンフィルムを用いる以外は全て同様にし
て、化合物(1)を0.1g/m2含有する害虫防除材
を得る。
【0041】製造例8 製造例5において、白色ケント紙にかえて、厚さ80μ
mのポリエチレンフィルムを用いる以外は全て同様にし
て、化合物(1)を0.1g/m2含有する害虫防除材
を得る。
【0042】製造例9 製造例5において、白色ケント紙にかえて、厚さ100
μmのポリプロピレン製不織布を用いる以外は全て同様
にして、化合物(1)を0.1g/m2含有する害虫防
除材を得る。
【0043】製造例10 製造例5において、白色ケント紙にかえて、厚さ30μ
mのポリ乳酸フィルムを用いる以外は全て同様にして、
化合物(1)を0.1g/m2含有する害虫防除材を得
る。
【0044】製造例11 製造例5において、白色ケント紙にかえて、厚さ30μ
mのポリ乳酸−ポリグリコール酸共重合体フィルムを用
いる以外は全て同様にして、化合物(1)を0.1g/
2含有する害虫防除材を得る。
【0045】製造例12 製造例5において、白色ケント紙にかえて、厚さ30μ
mのコロナ処理ポリプロピレンフィルムを用いる以外は
全て同様にして、化合物(1)を0.1g/m2含有す
る害虫防除材を得る。
【0046】製造例13 製造例5において、白色ケント紙にかえて、厚さ30μ
mのポリスチレンフィルムを用いる以外は全て同様にし
て、化合物(1)を0.1g/m2含有する害虫防除材
を得る。
【0047】製造例14 製造例5において、白色ケント紙にかえて、厚さ30μ
mのポリエチレンテレフタレートフィルムを用いる以外
は全て同様にして、化合物(1)を0.1g/m 2含有
する害虫防除材を得る。
【0048】製造例15 製造例5において、白色ケント紙にかえて、厚さ30μ
mのポリ塩化ビニリデンフィルムを用いる以外は全て同
様にして、化合物(1)を0.1g/m2含有する害虫
防除材を得る。
【0049】製造例16 製造例5において、白色ケント紙にかえて、厚さ25μ
mのナイロン6フィルムを用いる以外は全て同様にし
て、化合物(1)を0.1g/m2含有する害虫防除材
を得る。
【0050】製造例17 製造例5において、N-オクチルピロリドンにかえて、
N-ドデシルピロリドンを用いる以外は全て同様にし
て、化合物(1)を0.1g/m2含有する害虫防除材
を得る。
【0051】製造例18 製造例5において、N-オクチルピロリドンにかえて、
N-ヘキシルピロリドンを用いる以外は全て同様にし
て、化合物(1)を0.1g/m2含有する害虫防除材
を得る。
【0052】製造例19 製造例5において、N-オクチルピロリドンにかえて、
N-デシルピロリドンを用いる以外は全て同様にして、
化合物(1)を0.1g/m2含有する害虫防除材を得
る。
【0053】製造例20 製造例5において、N-オクチルピロリドンにかえて、
N-オクタデシルピロリドンを用いる以外は全て同様に
して、化合物(1)を0.1g/m2含有する害虫防除
材を得る。
【0054】製造例21 製造例5において、N-オクチルピロリドンにかえて、
N-メチルピロリドンを用いる以外は全て同様にして、
化合物(1)を0.1g/m2含有する害虫防除材を得
る。
【0055】製造例22 化合物(1)1部、N-オクチルピロリドン5部及び製
造例5で使用した黄色インキ94部を混合して得られた
インキ組成物を、厚みが25ミクロンのポリエステルフ
ィルムに均一に塗布し、化合物(1)を0.1g/m2
含有する害虫防除材を得た。
【0056】製造例23 製造例22において、化合物(1)の量を0.5部とし
た以外は全て同様にして、化合物(1)を0.05g/
2含有する害虫防除材を得た。
【0057】製造例24 製造例22において、化合物(1)の量を0.25部と
した以外は全て同様にして、化合物(1)を0.025
g/m2含有する害虫防除材を得た。
【0058】製造例25 製造例22において、化合物(1)の量を0.1部とし
た以外は全て同様にして、化合物(1)を0.01g/
2含有する害虫防除材を得た。
【0059】製造例26 製造例22において、化合物(1)の量を5部、N-オ
クチルピロリドンの量を25部とした以外は全て同様に
して、化合物(1)を0.5g/m2含有する害虫防除
材を得た。
【0060】製造例27 製造例22において、インキ組成物の塗布量を10倍
(10回繰り返し塗布)とした以外は全て同様にして、
化合物(1)を1g/m2含有する害虫防除材を得た。
【0061】製造例28 化合物(1)1部、N-オクチルピロリドン5部及びア
セトン100部を混合して得られた溶液を、黄色布に均
一に塗布し、化合物(1)を0.1g/m2含有する害
虫防除材を得る。
【0062】製造例29 化合物(1)5部、N-オクチルピロリドン25部及び
アセトン100部を混合して得られた溶液を、黄色布に
均一に塗布し、化合物(1)を0.5g/m2含有する
害虫防除材を得る。
【0063】製造例30 化合物(1)10部、N-オクチルピロリドン20部及
びアセトン100部を混合して得られた溶液を、黄色布
に均一に塗布し、化合物(1)を1g/m2含有する害
虫防除材を得る。
【0064】製造例31 化合物(1)20部、N-オクチルピロリドン40部及
びアセトン100部を混合して得られた溶液を、黄色布
に均一に塗布し、化合物(1)を2g/m2含有する害
虫防除材を得る。
【0065】比較製造例1 化合物(1)1部及び製造例5で使用した黄色インキ9
9部を混合して得られたインキ組成物を、厚みが25ミ
クロンのポリエステルフィルムに均一に塗布し、化合物
(1)を0.1g/m2含有する害虫防除材を得た。
【0066】比較製造例2 化合物(1)10部、製造例5で使用した黄色インキ9
0部を混合して得られたインキ組成物を、厚みが25ミ
クロンのポリエステルフィルムに均一に塗布し、化合物
(1)を1g/m2含有する害虫防除材を得た。
【0067】試験例1 表1に記載の害虫防除材をアルミラミネート袋に入れて
ヒートシールし、40℃および60℃の恒温機内で1ヶ
月間保存した。保存後に害虫防除材を取り出し、防除材
表面の物理的状態を光学顕微鏡で観察した。結果を表1
に示す。
【0068】
【表1】
【0069】この試験結果からも明らかなように、本防
除材は虐待保存後においても優れた品質安定性を示すも
のである。また、本防除材は、生物効力試験の結果、作
物近傍に設置することにより、優れた防虫効果を発揮し
た。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、長期間にわたり安定し
た品質を保持し、かつ、安定した防除効果を有する優れ
た害虫防除材を提供できる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】5−クロロ−6−(1−フルオロエチル)
    −N−[2−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニ
    ル]エチル]ピリミジン−4−イルアミン、N−アルキ
    ルピロリドン、害虫を誘引する色材、および基材からな
    ることを特徴とする害虫防除材
  2. 【請求項2】害虫を誘引する色材の色調が黄色〜青色で
    ある請求項1に記載の害虫防除剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013058580A2 (ko) * 2011-10-18 2013-04-25 경상대학교산학협력단 쌀벌레 방제용 소형 패치 및 젤
JP2022088619A (ja) * 2016-06-08 2022-06-14 クラリアント・インターナシヨナル・リミテツド 農薬活性成分の浸透を促進するためのn-置換ピロリドンの使用

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