JP2003137316A - 包装容器の注出口 - Google Patents

包装容器の注出口

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JP2003137316A
JP2003137316A JP2001339942A JP2001339942A JP2003137316A JP 2003137316 A JP2003137316 A JP 2003137316A JP 2001339942 A JP2001339942 A JP 2001339942A JP 2001339942 A JP2001339942 A JP 2001339942A JP 2003137316 A JP2003137316 A JP 2003137316A
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JP
Japan
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spout
packaging container
passage
cap
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JP2001339942A
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English (en)
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Masaaki Sato
正昭 佐藤
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Oshio Industry Co Ltd
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Oshio Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器から出る粘稠な内容物の断面を非円形に
することができるとともに、注出口端部にシール片を貼
りつけることなく、取着されるキャップとの間に優れた
密閉性を得ることができる包装容器の注出口を提供す
る。 【解決手段】 内容物を導出する管状の通路2に、円形
を除く所望の平面形状に形成した内容物通過部20を設
けるとともに、内容物通過部20に近接させて、注出口
1の出口側端部に円筒部30を立設する。内容物通過部
20は、平面視、円筒部30の内側に収まるように位置
する。円筒部30は、取着されるキャップ40の天井部
の内面に形成された凹部43に嵌入する充分な高さを有
して形成され、キャップとの密閉性を保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、包装容器の注出口
に関する。
【0002】
【従来の技術】液体飲料の包装袋として、ポリエチレン
その他の合成樹脂とアルミ箔等を積層した柔軟性を有す
るフィルムを包装材料とし、これを製袋したものが知ら
れており、このような包装袋の上部縁部の熱接着部に、
内容物を注出するための注出口を挟んで固定した包装容
器が知られている。このような包装容器に用いられる注
出口は、内容物を導出する円管状の通路を備えており、
キャップを螺着して封止される。しかし、仮に内容物を
粘稠物とした場合、円管状の通路であるため、絞り出さ
れる内容物は円柱状となる。
【0003】一方、絞り出される内容物の断面が星形等
になるようにするため、マヨネーズ等の容器では、注出
口端部面に星形等の開口部を形成した円板体を取り付け
たものが知られている。しかし、キャップとの密封性は
充分とはいえず、円板体にシール片を貼りつけた上でキ
ャップを取着する構成としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情を
考慮してなされたもので、容器から出る粘稠な内容物の
断面を非円形にすることができるとともに、注出口端部
にシール片を貼りつけることなく、取着されるキャップ
との間に優れた密閉性を得ることができる包装容器の注
出口を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】(1) 内容物を導出する管
状の通路を備え、キャップを取着して封止する包装容器
の注出口であって、前記通路に、円形を除く所望の平面
形状に形成した内容物通過部を設けるとともに、該内容
物通過部に近接させて、注出口の出口側端部に円筒部を
立設したことを特徴とする包装容器の注出口である。 (2) 前記内容物通過部は、平面視、前記円筒部の内側に
収まるように位置するものである。 (3) 前記円筒部は、取着されるキャップの天井部の内面
に形成された凹部に嵌入する充分な高さを有して形成さ
れ、キャップとの密閉性を保持するものである。 (4) 前記注出口は、合成樹脂を一体成形してなるもので
ある。 (5) 前記注出口は、入口側端部に取付部を有し、該取付
部において、柔軟性を有する袋の縁部に固着されるもの
である。 (6) 内容物を粘稠物とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の実施例であ
る包装容器の注出口1を示すもので、(a)は平面図、
(b)は正面図、(c)は底面図、(d)は側面図、
(e)はE−E線断面図、(f)はF−F線断面図、
(g)はG−G線断面図、(h)はH−H線断面図であ
る。図2はキャップ40を取着した状態の注出口1の断
面図、図3は注出口1を包装容器(袋)50の縁部51
に固着した状態を例示する正面図、図4は、図1の実施
例の注出口1の変形例を示すもので、(a)は正面図、
(b)は正面方向の断面図、(c)は側断面図である。
【0007】図1に示す包装容器の注出口1は、容器
(袋を含む)本体とは別体のものとして構成したもの
で、ポリエチレンその他の合成樹脂材の一体成形からな
る。注出口1の中心に、内容物を導出する管状の通路2
が貫通して形成されている。注出口1は、キャップが螺
着その他の適宜手段で取着される、外面が円筒状をなす
首部3と、第1のフランジ部5と、胴部6と、第2のフ
ランジ部7と、さらにその下の入口側端部には舟形ある
いは菱形状等の、袋本体への取付部8とを備えている。
首部3の外面にはキャップを螺着するためのネジ部4が
形成されている。首部3の下方には、ピルファープルー
フ形式のキャップ用の係止部9が設けられている。
【0008】管状の通路2は、図示の例では、その平面
形状(横断面形状)が正方形をなしており、該通路2全
体が同時に内容物通過部20となるものとして構成され
ている。つまり、内容物通過部20は、その横断面が正
方形をなして管状に延び、内容物の通路となるように構
成されている。このため、注出口1の成形は比較的簡単
であり、製造しやすい。内容物通過部20の平面形状
は、出てくる内容物の断面形状に合わせて決められるも
ので、円形を除く所望の平面形状に形成される。図示の
ような正方形の他、各種多角形、星形、*形、十字形
等、任意の平面形状に形成することができる。
【0009】注出口1の首部3の端部(出口側端部)
に、円筒部30が立設されている。円筒部30は、等し
い肉厚でリング状に形成され、その外面は首部3の周面
と一致して首部3の一部をなしている。円筒部30は、
内容物通過部20に近接して立設され、円筒部30と内
容物通過部20との間に段部22が形成されている。
【0010】内容物通過部20は、平面視、円筒部30
の内側に収まるように位置している。換言すると、円筒
部30は、平面視、内容物通過部20を囲むように配置
されている。図示の例では、円筒部30は、平面視、内
容物通過部20に外接するように形成されている。
【0011】図2に示すとおり、円筒部30は、取着さ
れる円形のキャップ40の天井部41の内面に形成され
た凹部43に嵌入する充分な高さを有して形成される。
これにより、円筒部30とキャップ40との間に優れた
密閉性が得られる。円筒部30の高さは、注出口1の大
きさや凹部43の深さ等によって異なり、特に限定され
るものではないが、良好な密閉性を得るため、好ましく
は1mm以上、さらに好ましくは2mm以上あるとよ
い。また、円筒部30の肉厚は、注出口1の大きさや凹
部43の深さ等によって異なるが、良好な密閉性や強度
や得るため、通常、1〜3mm程度である。なお、キャ
ップ40の取着は、通常、螺着によって行われるが、こ
れに限定されるものではなく、嵌着等により行うことも
できる。
【0012】図3は、注出口1を包装容器(袋)50の
縁部51に固着した状態を例示する正面図である。注出
口1は、その取付部8において、袋50の対向する正背
面をなす包装フィルムの間に挟まれて熱接着によって固
定されることにより、袋50の上部の縁部51に固着さ
れている。柔軟性を有する袋50としては、通常、ポリ
エチレン、ポリエステル、アルミニウム箔等の適宜素材
を積層した内面が熱接着性の包装フィルムが用いられ
る。
【0013】図3においては、いわゆるスタンディング
パウチとして製袋した例を示しており、底部には、折り
込まれた包装フィルムが挿入された折込部52を有し、
対向する包装フィルムの正背面の両側縁部53及び上部
の縁部51を熱接着して封止している。図中の斜線部は
熱接着部を示す。内容物が充填されると底部の折込部5
2が開いて自立する。なお、袋50は、上記構造に限ら
れるものではなく、ガセット袋、背張り合掌袋、三方シ
ール袋、四方シール袋等を用いてもよいし、また、袋以
外の容器を用いることもできる。
【0014】袋50内には、内容物として、味噌やマヨ
ネーズ等の粘稠な食品類をはじめ、各種の粘稠物を充填
することができる。袋50は柔軟性を有するので、手で
押して内容物を簡単に絞り出すことができる。内容物は
注出口1の通路2(内容物通過部20)を通ることによ
り、注出口1から、内容物通過部20の平面形状に相当
する断面形状の内容物が導出される。
【0015】図4は、図1の実施例の注出口1の変形例
を示すもので、(a)は正面図、(b)は正面方向の断
面図、(c)は側断面図である。この注出口1では、実
施例1と異なり、内容物通過部20が、管状の通路2に
部分的に設けられている。内容物通過部20は、通路2
の出口側端部近傍において、通路2内に張り出すように
設けられている点が実施例1とは異なっている。円筒部
30その他の構成は、実施例1と特に異なるところはな
いため、重複する説明を省略する。注出口1の通路2の
入口から来る内容物は、内容物通過部20を経ることに
より、注出口1から、内容物通過部20の平面形状に相
当する断面形状の内容物が導出される。
【0016】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
本発明は上記のものに限定されるものではなく、本発明
の要旨の範囲において適宜変更、付加等して実施するこ
とができるものである。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、容
器から出る粘稠な内容物の断面を所望の非円形形状にす
ることができるとともに、注出口端部にシール片を貼り
つけることなく、立設された円筒部と取着されるキャッ
プとの間で優れた密閉性が得られ、内容物の漏れあるい
は外部からの空気の侵入を防ぐことができる。
【0018】注出口は、合成樹脂を一体成形してなるも
のとすることが可能であり、そうすることにより、製造
も簡単かつ低廉に行うことができる。また、入口側端部
に取付部を有し、該取付部において、柔軟性を有する袋
の縁部に固着されるものとすることにより、粘稠な内容
物を絞り出しやすく、最後に袋内に内容物を残留させず
に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】注出口1の実施例を示すもので、(a)は平面
図、(b)は正面図、(c)は底面図、(d)は側面
図、(e)はE−E線断面図、(f)はF−F線断面
図、(g)はG−G線断面図、(h)はH−H線断面図
である。
【図2】キャップ40を取着した状態の注出口1の断面
図である。
【図3】注出口1を包装容器(袋)50の縁部51に固
着した状態を例示する正面図である。
【図4】図1の実施例の注出口1の変形例を示すもの
で、(a)は正面図、(b)は正面方向の断面図、
(c)は側断面図である。
【符号の説明】
1 包装容器の注出口 2 通路 8 取付部 20 内容物通過部 30 円筒部 40 キャップ 50 袋 51 縁部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内容物を導出する管状の通路を備え、キ
    ャップを取着して封止する包装容器の注出口であって、 前記通路に、円形を除く所望の平面形状に形成した内容
    物通過部を設けるとともに、該内容物通過部に近接させ
    て、注出口の出口側端部に円筒部を立設したことを特徴
    とする包装容器の注出口。
  2. 【請求項2】 前記内容物通過部は、平面視、前記円筒
    部の内側に収まるように位置する請求項1に記載の包装
    容器の注出口。
  3. 【請求項3】 前記円筒部は、取着されるキャップの天
    井部の内面に形成された凹部に嵌入する充分な高さを有
    して形成され、キャップとの密閉性を保持する請求項2
    に記載の包装容器の注出口。
  4. 【請求項4】 前記注出口は、合成樹脂を一体成形して
    なる請求項1〜3のいずれかに記載の包装容器の注出
    口。
  5. 【請求項5】 前記注出口は、入口側端部に取付部を有
    し、該取付部において、柔軟性を有する袋の縁部に固着
    される、請求項4に記載の包装容器の注出口。
  6. 【請求項6】 内容物を粘稠物とする請求項1〜5のい
    ずれかに記載の包装容器の注出口。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59163167A (ja) * 1983-02-28 1984-09-14 東洋製罐株式会社 内容物の押出用包装体
JPH09188340A (ja) * 1996-01-12 1997-07-22 Toppan Printing Co Ltd 粘性物押出容器
JPH11180463A (ja) * 1997-12-22 1999-07-06 Dainippon Printing Co Ltd 袋等に用いる蓋付き注出口

Patent Citations (3)

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