JP2003136171A - コイルバネにおけるコイル外径の検出装置 - Google Patents

コイルバネにおけるコイル外径の検出装置

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coil
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bending
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Hiromi Hayashi
弘巳 林
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YAMANI HATSUJO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非常に簡単でありながら、コイルバネにおけ
るコイル外径を、全体のバラツキを考慮した検出とする
ことのできるコイル外径の検出装置を提供すること。 【解決手段】 線材を多数回湾曲形成してコイルバネと
し、そのコイルバネを撮像し、撮像した画像からコイル
バネのコイル外径を検出するようにした検出装置におい
て、上記コイルバネが所定のコイル外径を有するときの
コイルバネの湾曲先端位置を基準湾曲先端位置として予
め求めておき、撮像手段によって上記コイルバネの湾曲
先端位置を検出し、この湾曲先端位置を上記湾曲基準先
端位置と比較することにより、上記コイルバネが所定の
コイル外径を有するものであるかを検出するようにした
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、線材を多数回湾曲
形成して構成したコイルバネにおけるコイル外径の検出
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、コイルバネ製造機によって製
造されるコイルバネのコイル外径を画像処理によって検
出し、コイル外径の値が適正であるかどうかを検出する
技術が知られている。このような、画像処理を用いてコ
イル外径を検出するようにした技術として、特開平9−
269208号公報に記載の技術が上げられる。
【0003】この公報には、コイルバネがカッタにより
切断される直前、又はコイル成形加工途中の形状をCC
Dカメラで撮像してCRTの画面上に全体像を表示し、
予め記憶した基準となる同一形状のバネにおける登録範
囲内の部分像と現在表示されている被計測バネの全体像
の該当部分とのマッチング照合を計測範囲内において行
い、そのマッチング照合の結果からコイルバネに対する
補正値を求めて、次サイクル又は現行サイクル中に対応
する成形用ツールの補正を行うようにした技術が開示さ
れている。
【0004】上記公報に記載の技術においては、成形さ
れたコイルバネにおけるコイル径(コイルの外径)を具
体的に計測するために、2箇所で一組の計測ポイントに
2つの登録範囲を設定し、更にこれらの登録範囲の外側
にコイル部外径寸法の許容範囲幅だけ大きい計測範囲を
それぞれ固定枠として設定し、登録範囲内の部分像と全
体の取り込み画像とのマッチング照合をそれぞれ行っ
て、2箇所とも計測範囲内に登録範囲が入っているかど
うかを検出して、コイルバネにおけるコイル外径の良否
判定を行うものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術では、コイルバネにおけるコイルの外径の良否
を具体的に計測するのに、2箇所で一組の計測ポイント
に2つの登録範囲を設定し、2箇所とも計測範囲内に登
録範囲が入っているかどうかを計測している。このよう
な計測は複数箇所の計測を行っているにも係わらず、そ
の精度は必ずしも充分ではない。これは、成形されるコ
イルバネは、通常多数のコイル巻数を有するものである
が、形成されたコイルバネにおいて、1巻きごとのコイ
ル径は必ずしも一様に成形されるものではなく、多少の
バラツキを有しているのが普通である。これに対して、
上記従来の技術では、予め定められた外径位置において
計測を行うものであるから、この計測値が均一なズレを
表すものと仮定しての補正量であり、適正な補正量の算
出には不充分であった。
【0006】本発明は、従来技術の有するこのような問
題点を解決するためになされたものであり、非常に簡単
でありながら、コイルバネにおけるコイル外径を、全体
のバラツキを考慮した検出とすることのできるコイル外
径の検出装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、線材を湾曲状に形成してコイルバネとし、
該コイルバネをCCDカメラ等からなる撮像手段によっ
て撮像し、撮像した画像から上記コイルバネのコイル外
径を検出するようにしたコイルバネにおけるコイル外径
の検出装置において、上記コイルバネが所定のコイル外
径を有するときの上記コイルバネの湾曲先端位置を基準
湾曲先端位置として予め求めておき、上記撮像手段によ
って形成された上記コイルバネの湾曲先端位置を検出
し、この湾曲先端位置を上記基準湾曲先端位置と比較す
ることにより、上記コイルバネが所定のコイル外径を有
するものであるかを検出するようにしたものである。
【0008】本発明は、線材を多数回湾曲形成して構成
したコイルバネが成形される上で、その外径寸法のバラ
ツキが集積され増幅されて現れる部分は、成形バネの湾
曲が終了した先端部(本発明においては「湾曲先端位
置」と呼ぶ)であることに着目したものである。例え
ば、湾曲形成部のみからなるコイルバネの場合は、切断
直後の端面位置が湾曲先端位置であり、湾曲形成部より
先端側にフック部等の直線部を設ける場合、湾曲部より
直線部に移る湾曲部の先端位置が湾曲先端位置となる。
【0009】本発明においては、基準とするコイルバネ
の湾曲先端位置を基準湾曲先端位置として予め求めて記
憶しておき、現在成形されている湾曲先端位置を計測し
比較することによって、コイルバネが所定のコイル外径
を有するものであるかを検出する。
【0010】このような本発明によれば、コイルバネの
外径寸法のバラツキが集積され増幅されて現れる部分で
あるコイルバネの湾曲先端位置を計測し、これを基準湾
曲先端位置と比較するから、予め定められた複数の外径
位置を計測する従来の技術に比較して非常に簡単である
だけでなく、その検出精度も高いものとなる。
【0011】上記本発明においては、前記コイルバネの
基準湾曲先端位置に対してコイルバネの湾曲先端位置を
比較するから、前記撮像手段は、前記コイルバネの基準
湾曲先端位置が上記コイルバネの外径を表す両側の外径
位置に対してその中央位置にあるように、前記画像を取
り込むのがよい。
【0012】なお、ここでいう中央位置とは、完全なる
中間位置を指すものではなく、例えば、基準湾曲先端位
置に対して比較される湾曲先端位置が、予め設定された
範囲内にあるかどうかを検出できればよく、より好まし
くは、基準位置に対してどれだけのズレを生じているか
が容易にわかる位置に設定しておくのがよい。
【0013】また、上記本発明においては、前記撮像手
段によって撮像した画像から、上記コイルバネにおける
一方のコイル外径の基準位置を検出するための外径位置
検出用ウインドと、上記コイルバネの形成方向における
先端位置を検出するための先端位置検出用ウインドと、
上記コイルバネの前記湾曲先端位置を検出する湾曲先端
位置検出用ウインドとを備えているのがよい。
【0014】また、上記本発明においては、予め登録し
てある基準コイルバネの基準湾曲先端位置とのズレ量を
算出し、このズレ量に基づいてコイルバネのコイル外径
を補正するようにすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。この実施形態におけ
るコイルバネは、全体が線材を多数回湾曲形成して構成
した湾曲部のみから構成されるコイルバネであり、この
コイルバネを用いた場合のコイル外径の検出装置を一実
施例として説明する。
【0016】図1は、本発明の一実施形態であるコイル
バネにおけるコイル外径の検出装置の概容を示す説明図
である。1は、コイルバネXを形成するための線材Aを
送り出す一対のフィードローラで、線材送りモータ2に
よって回転駆動される。この2つのフィードローラ1は
線材Aを挟み込み、線材Aをコイルバネ成形領域に送り
出す。このコイルバネ成形領域には、線材Aの送り出し
位置をガイドして位置固定する線材カイド部3と、線材
カイド部3から送り出される線材Aに当接して湾曲した
コイルバネXに成形するコイリングツール4と、成形さ
れたコイルバネXが所定の長さとなった時に上記線材A
を切断するためのカッタ5が設けられている。コイリン
グツール4は、コイリングモータ6によって駆動される
ようになっており、コイリングツール4の位置によって
コイルバネXのコイル外径が定められる。また、カッタ
5は、カッタモータ7により上下動されるようになって
いる。
【0017】このコイルバネ成形領域には、線材カイド
部3から送り出される線材Aが、湾曲されたコイルバネ
Xに成形された状態を検出するため、成形されたコイル
バネXの所定位置を撮像するためのCCDカメラ8が設
けられている。
【0018】このCCDカメラ8は、成形されたコイル
バネの湾曲先端端面位置X0を検出するためのもので、
コイルバネの湾曲先端端面位置X0、具体的には、予め
定められた基準となるコイルバネの基準湾曲先端端面位
置が、撮像した画像において、コイルバネの外径を表す
外径位置に対してその中央位置となるようにカメラ8の
位置が設定されており、実際にコイルバネXが撮像され
た場合、その基準湾曲先端端面位置に対するズレ量を検
出できるようになっている。
【0019】上記CCDカメラ8による撮像領域は、コ
イルバネXの先端部全体であるが、データ処理を容易に
するため、必要な箇所がウインドとして設定されてお
り、設定されたウインドに対して画像処理が行われる。
このためのウインドは、図2に示すように設定されてい
る。
【0020】なお、CCDカメラ8からのコイルバネX
の画像は、図1においては、下側にコイル形成された状
態を示しているが、図2においては、画面上これを右方
向に形成されたものとして説明するが、実質的な差異は
ない。
【0021】図2に示すように、上記CCDカメラ8の
撮像領域には、3つのウインドが設定されている。即
ち、バネの外径を測定するときの外径基準を検出する外
径位置検出用ウインド9と、バネの形成方向における長
さを測定し、バネの形成方向全体における先端位置を検
出するための先端位置検出用ウインド10と、湾曲成形
されたコイルバネXの湾曲部における湾曲先端端面位置
X0を検出するための湾曲先端位置検出用ウインド11
とが設けられている。
【0022】上記外径位置検出用ウインド9では、図2
において、形成されたコイルバネXの一方の外径位置X
1を示す上下方向の位置基準となるウインドであり、図
2において外径方向であるY軸方向の基準位置を検出す
るためのものである。この外径位置検出用ウインド9に
より求められたコイルバネの外径位置X1を基準とし
て、湾曲先端位置検出用ウインド11により求められた
湾曲先端端面位置X0の値を比較する。
【0023】先端位置検出用ウインド10は、図2にお
いて、形成されたコイルバネXの形成方向であるX軸方
向の先端位置X2を測定するウインドであり、この実施
形態においては、全体が湾曲形成されたコイルバネであ
るから、先端傾斜部の一部を検出して判定するものであ
る。この先端位置検出用ウインド10では、コイルバネ
の先端位置X2が所定の長さであるかどうかを検出す
る。
【0024】湾曲先端位置検出用ウインド11は、湾曲
成形されたコイルバネXの湾曲先端端面位置X0を検出
するためのもので、図において、Y軸方向におけるバネ
先端端面の位置を測定することにより、コイルバネXの
外径の大きさを間接的に測定するためのウインドであ
る。このウインド11は、同一の外径を有するように多
数湾曲形成されたコイルバネXの外径が基準の値より異
なる場合、例えば、コイルバネXの外径が基準値より大
きくなったとき、ウインド11では、Y軸方向のバネ先
端端面X0の位置が下側に下がることになる。また、コ
イルバネXの外径が基準値より小さくなったとき、Y軸
方向のバネ先端端面の位置X0は上側に移動することに
なる。このためのズレ量を検出できるようにウインド1
1のY軸方向の大きさを設定しておく。
【0025】本発明においては、同一の外径を有するよ
うに多数湾曲形成されたコイルバネXの外径が基準の値
よりズレを生じた場合、そのズレの値に多少のバラツキ
が含まれたとしても、コイルバネXの外径寸法のズレ
は、その湾曲先端端面位置X0に集積され増幅されて現
れるから、このコイルバネXの湾曲先端端面位置X0の
ズレを計測すれば、全体的なコイルバネXの外径寸法の
ズレを検出できるものである。
【0026】図3は、本発明におけるコイル外径の検出
装置の概略のブロック構成を示すブロック図である。既
に説明したように、コイルバネXの画像はCCDカメラ
8により撮像される。CCDカメラ8により撮像された
画像は、CPU等により構成される検出制御部12内に
送り込まれ、検出制御部12内に設けられたウインド分
割部13により、全体画像から、図2に示す外径位置検
出用ウインド9、先端位置検出用ウインド10、湾曲先
端位置検出用ウインド11に対応する部分の画像のみが
取り出され、それぞれ外径位置検出用ウインド9の画像
は外径位置検出部14に、先端位置検出用ウインド10
の画像は先端位置検出部15に、湾曲先端位置検出用ウ
インド11の画像は湾曲先端位置検出部16に送られ
る。
【0027】湾曲先端位置検出部16内には、湾曲先端
位置検出用ウインド11の画像から湾曲先端端面位置を
検出する先端位置検出部17と、成形しようとするコイ
ルバネXにおける基準となる湾曲先端端面位置が、基準
湾曲先端端面位置として予め求められ記憶された基準メ
モリ18と、先端位置検出部17と基準メモリ18との
双方に接続された比較部19とが設けられている。上記
基準メモリ18における基準湾曲先端端面位置は、図2
において、Y軸方向におけるある所定の範囲として設定
しておいてもよいし、ある値を設定しておき、比較部1
9においては、この値よりどの程度離れているかを検出
するようにしてあってもよい。
【0028】比較部19より出力される基準湾曲先端端
面位置からのズレ量は、制御部20に入力される。制御
部20では、比較部19より出力される比較出力を用い
て、基準湾曲先端端面位置からのズレ量を算出し、補正
が必要な場合には、コイリングモータ6を所定方向に駆
動し、コイリングツール4の位置を変更してコイルバネ
Xの外径寸法を補正する。コイリングツール4の位置の
変更は、成形するコイルバネの巻数が予めわかっている
から、基準湾曲先端端面位置からのズレ量とコイルバネ
の巻数を用いて一巻き分のズレ量を制御部20において
計算し、その一巻き分のズレ量の値を用いてコイルバネ
Xの外径寸法を補正すればよい。
【0029】従って、予め設定された湾曲位置検出用ウ
インド11に設定されたY軸方向のバネ先端に関する基
準位置に対して、コイルバネの外径が大きすぎる場合
は、図2において、Y軸方向のバネ先端の位置を上側
(Y軸方向)に上げるように修正し、コイルバネの外径
が小さければ、Y軸方向のバネ先端の位置を下側に下げ
るように修正すれば、コイルバネの外径を所定の値に設
定することができる。
【0030】なお、形成されるコイルバネは、CCDカ
メラ8の撮像領域に予め位置制御された状態で位置する
ようになっているので、それぞれの位置検出用ウインド
9、10、11内にバネの検出部分が位置するものであ
るが、各ウインド内でバネが検出されない場合は、不良
と判断し選別することができる。これらの判断は、外径
位置検出部14、先端位置検出部15、湾曲先端位置検
出部16からの出力に基づいて、制御部20にて行われ
る。このような選別器の具体例は、特開平9−2692
08号公報にも説明されているように公知の手段を用い
ることができるので、その詳細についての説明は省略す
る。
【0031】上記実施の形態においては、コイルバネ
が、同一の外径を有する多数の湾曲形成された部分のみ
からなるコイルバネに対して説明したが、本発明は、こ
のようなコイルバネに限らず、図4に示すように、例え
ば、コイルバネXの前後にフック部X3等が形成されて
いるコイルバネにも適用することができる。この場合、
検出する部分は先端端面とはならないので、湾曲部が直
線部に変わる変曲位置X4を湾曲先端位置として検出す
るように、その変曲部を湾曲先端位置検出用ウインド1
1の中央に位置させるようにすればよい。
【0032】また、上記実施の形態においては、コイル
バネが、同一の外径を有する多数の湾曲形成された部分
が密着したコイルバネに対して説明したが、本発明は、
密着したコイルバネに限らず、あるピッチでそれぞれ離
間しながら湾曲形成されたコイルバネにも適用すること
ができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載のコ
イル外径の検出装置は、線材を湾曲状に形成してコイル
バネとし、該コイルバネを撮像手段によって撮像し、撮
像した画像から上記コイルバネのコイル外径を検出する
ようにしたコイルバネにおけるコイル外径の検出装置に
おいて、上記コイルバネが所定のコイル外径を有すると
きの上記コイルバネの湾曲先端位置を基準湾曲先端位置
として予め求めておき、上記撮像手段によって形成され
た上記コイルバネの湾曲先端位置を検出し、この湾曲先
端位置を上記基準湾曲先端位置と比較することにより、
上記コイルバネが所定のコイル外径を有するものである
かを検出するようにしたものであるから、コイルバネの
外径寸法のバラツキが集積され増幅されて現れる部分に
おいて比較することになり、非常に簡単な比較ができる
とともに、その検出精度も高いものとすることができ
る。
【0034】また、請求項2記載のコイル外径の検出装
置は、上記発明において、撮像手段は、コイルバネの基
準湾曲先端位置が上記コイルバネの外径を表す両側の外
径に対してその中央位置にあるように、前記画像を取り
込むようにしたものであるから、コイルバネの基準湾曲
先端位置に対して外径が大きい場合と小さい場合の双方
に対して誤差の量を把握しやすくでき、補正が非常に容
易となる。
【0035】また、請求項3記載のコイル外径の検出装
置は、前記撮像手段によって撮像した画像から、上記コ
イルバネにおける一方のコイル外径の基準位置を検出す
るための外径位置検出用ウインドと、上記コイルバネの
形成方向における先端位置を検出するための先端位置検
出用ウインドと、上記コイルバネの前記湾曲先端位置を
検出する湾曲先端位置検出用ウインドとを備えたもので
あるから、それぞれのウインドを用いて、成形したコイ
ルバネの良否を的確に検出することができる。
【0036】また、請求項4記載のコイル外径の検出装
置は、前記コイルバネの基準湾曲先端位置が予め記憶さ
れた湾曲位置基準メモリと、この基準湾曲先端位置と検
出された前記湾曲先端位置とを比較する比較部と、該比
較部の出力に基づいて前記検出されたコイルバネにおけ
る湾曲先端位置の上記基準湾曲先端位置とのズレ量を算
出し、このズレ量に基づいてコイルバネのコイル外径を
補正する制御部とを有するものであるから、基準コイル
バネの湾曲先端位置とのズレ量を算出し、このズレ量に
基づいて、コイルバネのコイル外径を補正するようにし
たものであるから、その後の補正を精度良く行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるコイルバネにおけるコイル径の
検出装置の概容を示す説明図である。
【図2】本発明におけるCCDカメラ8の撮像領域を説
明する説明図である。
【図3】本発明におけるコイル外径の検出装置の概略の
ブロック構成を示すブロック図である。
【図4】本発明が適用される他のコイルバネを示す一部
側面図である。
【符号の説明】
8 CCDカメラ 9 外径位置検出用ウインド 10 先端位置検出用ウインド 11 湾曲先端位置検出用ウインド 16 湾曲先端位置検出部 17 先端位置検出部 18 基準メモリ 19 比較部 20 制御部 X コイルバネ X0 湾曲先端端面位置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線材を多数回湾曲形成してコイルバネと
    し、該コイルバネを撮像手段によって撮像し、撮像した
    画像から上記コイルバネのコイル外径を検出するように
    したコイルバネにおけるコイル外径の検出装置におい
    て、 上記コイルバネが所定のコイル外径を有するときの上記
    コイルバネの湾曲先端位置を基準湾曲先端位置として予
    め求めておき、上記撮像手段によって形成された上記コ
    イルバネの湾曲先端位置を検出し、この湾曲先端位置を
    上記湾曲基準先端位置と比較することにより、上記コイ
    ルバネが所定のコイル外径を有するものであるかを検出
    するようにしたことを特徴とするコイルバネにおけるコ
    イル外径の検出装置。
  2. 【請求項2】 前記撮像手段は、前記コイルバネの基準
    湾曲先端位置が上記コイルバネの外径を表す両側の外径
    位置に対してその中央位置にあるように、前記画像を撮
    像するようになっていることを特徴とする請求項1記載
    のコイルバネにおけるコイル外径の検出装置。
  3. 【請求項3】 前記撮像手段によって撮像された画像に
    は、上記コイルバネにおける一方のコイル外径の基準位
    置を検出するための外径位置検出用ウインドと、上記コ
    イルバネの形成方向における先端位置を検出するための
    先端位置検出用ウインドと、上記コイルバネの前記湾曲
    先端位置を検出する湾曲先端位置検出用ウインドとが設
    定されることを特徴とする請求項2記載のコイルバネに
    おけるコイル外径の検出装置。
  4. 【請求項4】 前記コイルバネの基準湾曲先端位置が予
    め記憶された湾曲位置基準メモリと、この基準湾曲先端
    位置と検出された前記湾曲先端位置とを比較する比較部
    と、該比較部の出力に基づいて前記検出されたコイルバ
    ネにおける湾曲先端位置の上記基準湾曲先端位置とのズ
    レ量を算出し、このズレ量に基づいてコイルバネのコイ
    ル外径を補正する制御部とを有することを特徴とする請
    求項2記載のコイルバネにおけるコイル外径の検出装
    置。
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